KURUMAG. | No.15 by KURUMAG.

KURUMAG. N̊15

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S U M M E R 2 017 CONTE NTS

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#ROADTRIP

[ 特集 ] ロードトリップ

Event

ハイウェイモーターショー2017

Movie 映画スクランブル

www.kurumag.net www.kurumag-store.net

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Culture / Book

カルチャーホットドッグカー / ブックトヨタ博物館写真集

Hobby ホビースフィロアルティメット・ライトニング・マックイーン

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Test Course / Tire

テストコーススバル美深試験場 / タイヤブリヂストンアレンザ

Gasoline / Color

ガソリンシェル V-Power / カラーフィットルージュアメジスト

Motomag. バイクホンダレブル

credit

KURUMAG.プレゼント＆アンケート

Editor in chief :

制作／

Shigeyuki Ishikawa

株式会社クロモ・コミュニケーションズ

Editor : Yuki Inoue

制作協力／

Brian Oldfield

株式会社コバルト株式会社ターミナル

Photographer :

中日本高速道路株式会社

Yujiro Otsuki

©Disney/Pixar

アンケートに答えて当たるプレゼントを実施中！今号はスフィロスター・ウォーズ Special Edition を Battle - Wor n BB - 8 + Force Band（セット）抽選で1 名様にプレゼント

Art Director / Designer :

印刷／

Yoshio Nakada（ terminal Inc. ）

大日本印刷株式会社

Designer : Chihiro Wakai（ terminal Inc. ） Project Coordinator : Masami Kurosawa

応募期間： 2017 年 7 月16日∼２０１７年 9 月30日

応募方法： PC・スマートフォン・ケータイから下記サイトへ

当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます

広告掲載に関するお問い合わせ／ KURUMAG. 編集部広告担当宛 info@kurumag.net

https: // www.ank.bz / kurumag

取材した時点での情報です。掲載内容は変更される可能性がございますので、ご了承ください。

KURUMAG No. 015 My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

My thoughts, My experience, My Life,

ROAD TRIP [ 特集 ]

ロードトリップ

text=Shigeyuki Ishikawa, KURUMAG. photo=Shigeyuki Ishikawa, Discover New England, Ben & Jerry's, Honda, Bose, NASA

新緑溢れる初夏のアメリカ東海岸へ目指したのは美しい自然と歴史的な街並みが楽しめるニューイングランド地方＆ニューヨーク新型マツダ CX-5とともに走った 2000km クルマ旅の魅力を再発見するためのロードトリップへ

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KURUMAG

No. 015 My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

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KURUMAG No. 015

Maine

Vermont

Augusta Montpelier Concord

New York

New Hampshire

Boston

Albany

Providence Hartford

Massachusetts Rhode Island Connecticut

My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

Driving New England 感動に溢れるアメリカ東海岸ニューイングランド地方へロードトリップはいつも人生に発見と感動を与えてくれる。

プシャー州やコネチカット州、ロードアイランド州といったその

その発見や感動という経験はレイヤーとして重なり、クルマ

他の州でもその土地ならではの素晴らしい景色や文化、そし

との旅は走るほどに素晴らしい思い出へと変わっていく。

て人々に出会うことができる。ニューイングランド地方はどこ

見知らぬ土地、そこで暮らす人々、古くから伝わる伝統や文化、

を切り取っても旅人に感動を与えてくれるのだ。

空気の香りや空の色・・・クルマに乗り込み走り出せばいつ

2014年、 KURUMAG.はアメリカのカーカルチャーのルーツ

だって発見や感動と出会える刺激的な時間が始まる。

を遡りながらカリフォルニア州ロサンゼルスからニューメキシコ

アメリカ東海岸ニューイングランド地方は感動に溢れるエ

州サンタフェまでルート66をメインとしたロードトリップに出か

リアだ。アメリカ全土のなかでも古い歴史があるうえ、ヨーロッ

けた。あれから3年、その続編となる今回はこのニューイングラ

パから伝わりこの地で育った様々な文化と何百年も前から

ンド地方をロードトリップの舞台として選ぶことにした。目的

変わらぬ美しい自然に出会うことができる場所。この地方

地を目指すドライブなど面白くない。あえて仕込みなし、予習

の玄関となるマサチューセッツ州では昔ながらの古い町並

なしの自由なドライブへ。偶発的な出会いと発見、その感動

みと近代的な大都市、そして自然が共存している様子を見

をカメラに収めながらの2000km 。

ることができ、メイン州では美しい海と空、そして海辺で暮ら

今回はマツダCX-5とともに旅をしたニューイングランド地方

す人々の文化に触れることができる。少しだけ西に移動しバー

各州とニューヨーク州マンハッタンでのスナップを中心に

モント州に行けば小川にかかる橋に素敵な木の屋根がつけ

それぞれのエリアの魅力を伝えながら、この地とカーカルチャー＆

られたカバード・ブリッジを見ることができるだろう。ニューハン

カーライフとの関係について紹介をしていこう。

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KURUMAG

N 42- 44 TO 45-1° / W 71-28 TO 73-26°

No. 015

Vermont

美しい紅葉が人気のバーモント州は新緑の季節もまた格別なドライブ体験ができる場所である。美しい森のなかのワインディングを楽しむならぜひ 17 号線へ。またこのエリアをドライブするなら様々な形や色があるカバード・ブリッジを巡るルートもおすすめしたい。静かな小川にかかる可愛らしい橋は眺めているだけでも癒される。また周辺エリアではオーストリアを亡命したトラップ男爵一家のリゾートがあるサウンド・オブ・ミュージックの街ストウに立ち寄ってみるのもおすすめだ。ここではメイプルシロップを製造するシュガーハウスを覗いてみることもできる。そしておやつはもちろんアイスクリーム。ウォーターベリーにあるベン＆ジェリーズの本社工場へクルマを走らせてみよう。ここでしか食べられないフレーバーに出会えるほか工場見学も楽しめる。

My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

Ben & Jerry’s

人気アイスクリームブランドの原点はロードトリップ

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世界 3 8ヵ国で販売されている人気アイスクリームブランド、ベン＆ジェリーズ。その歴史はここバーモント州バーリントンのガソリンスタンド跡で1978年に始まった。ベン・コーエンとジェリー・グリーンフィールド、二人の若者は自ら生み出したとびきりの味をもっと多くの人に知ってもらいたいと、1986 年に COW CARと呼ぶ移動式店舗でロードトリップへ出かけた。店舗と言ってもアイスクリームは全て無料。彼らはアメリカ中を自らドライブしてその味を広めた。これがきっかけとなり大人から子供までその美味しさの虜になっていったのだという。ベン＆ジェリーズのアイスクリーム成功の原点にはロードトリップがあったのだ。残念ながらこのオリジナル COW CARはオハイオ州クリーブランドでのアクシデントにより全焼してしまったが、ウォーターベリーにあるベン＆ジェリーズの工場には同社の歴史を語るうえで欠かせない COW CAR のレプリカが展示されている。

KURUMAG

Maine

N 42-58 TO 47-28° / W 66-57 TO 71-5°

No. 015 My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

ニューイングランド地方のほぼ半分の面積を占めるのがメイン州。長く伸びた海岸線を北上していくと入り組んだ岩の多い独特な風景に出会うことができる。ボストンからのアクセスであれば 9 5 号を北上し、ビスカタクア川を渡ればメイン州なのでアクセスも簡単だ。同州南部へのドライブならケープ・ネディックにあるナブラ・ライトハウスへクルマを走らせよう。小さな島に佇む可愛らしい紅白の灯台は1879 年に建てられたもの。近くには美しい砂浜もあり、ゆったりとした時間を過ごすことができるエリアだ。またメイン州は年間を通し美味しいシーフードを楽しめる場所としても知られている。なかでもロブスターはこの地の名物。道沿いにはカラフルなロブスター用のブイを販売するお店も。クルマでのドライブなら多少かさばるお土産も問題なし。ぜひ立ち寄ってみよう。

Project Drive-in

カーカルチャーを育んだドライブイン・シアターを救え！アメリカのカーカルチャーを語るうえで欠かせないのがドライブイン・シアターだ。ドライブイン・シアターのルーツはここ東海岸にあり、1 9 3 3 年にニュージャージー州カムデンで誕生した。ドライブイン・シアターの人気は 1950 年代から1960 年代にかけピークを迎えその数は全米で4000ヵ所を超えたという。しかしその後人気は衰退、追い打ちをかけるように映画会社は 3 5 m mフィルムからデジタルデータへと供給素材を切り替え、シアターは 700 万円を超えるデジタルプロジェクターを導入できなければ存続できないという厳しい状況になっていた。そんな時、アメリカのカーカルチャーの 1 ページを作ったこのドライブイン・シアターを救おうと立ち上がったのはホンダだった。2013 年に「プロジェクト・ドライブイン」キャンペーンをスタート。全米投票により選ばれた 5 つのシアターにデジタルプロジェクターを提供しその命を救ったのだ。メイン州にあるSacoドライブインも選ばれたシアターのひとつ。1939 年から始まった彼らのシアターには今夜も多くの家族づれが愛車で訪れ映画鑑賞を楽しんでいる。

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KURUMAG

N 41-14 TO 42-53° / W 69-56 TO 73-30°

My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

日本からだとニューイングランド地方への入り口となるのがマサチューセッツ州ボストンとなるだろう。ボストン空港でレンタカーを受け取ったら、北へ南へこの町から自分だけのロードトリップが始まる。高層ビルが立ち並ぶ大都市と昔ながらの雰囲気が残る街並み、そして緑溢れる公園とボストンはとても美しい町だが、中心地のドライブは慣れるまで東京以上に運転が難しい町でもある。車線変更の多いフリーウェイ、ほとんど動かない渋滞、そして駐車にも気を使う。旅の目的をロードトリップとするならばすぐに郊外へ移動するというプランも考えておいて損はない。すぐ近くにあるハルという半島には海を眺める観光地があるし、もう少しだけ南下をすれば美しい砂浜が続くウェルフリートというビーチシティもある。まずは海辺でゆったり過ごし美しい日の出を眺めた後、郊外へのロングドライブにでかけるというプランもおすすめだ。

No. 015

Massachusetts

Bose

ボーズサウンドの原点は名門大学 MTI の研究室楽しいロードトリップに音楽は欠かせない要素のひとつ。なかでも人の耳にどのように音を届けるべきか心理音響学からアプローチしサウンドシステムの開発を行うボーズには多くのファンがいる。今では家でもクルマでも、より身近な存在になったボーズだが、このブランドはここマサチューセッツで生まれ、現在もその本拠はこの地にある。ボーズの歴史は M I T（マサチューセッツ工科大学）の教授を勤めていたボーズ博士が 1964 年に教え子とともに自身の研究室にボーズ社を設立したことに始まる。そしてそのサウンドをクルマでも楽しめるようにと、業界初となるOEM 専用設計・工場装着サウンドシステムをキャデラックに搭載したのは 1 9 8 2 年のこと。自動車メーカーと開発段階から密接に関わり理想的な音響空間を作り上げるというボーズの自動車領域での音作りはここから始まった。その後、1 9 9 8 年にはロードノイズや風切り音など走行ノイズを補正するAUDIOPILOT 走行ノイズ補償システムを、2003 年にはサウンドに包まれるようなリスニング体験ができるC e nt e rp oi ntも開発。ボーズはロードトリップをより気持ちよく、さらに楽しませるための音作りに力を注いでいる。

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KURUMAG No. 015 My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

Connecticut N 40-98 TO 42-04° / W 71-08 TO 73-72°

コネチカット州はニューイングランド地方の最も南部にある州だ。マサチューセッツ州のボストンやニューヨーク州のマンハッタンエリアなど都市へのアクセスもよく、また州内の海側と山側への移動も簡単なのでロードトリップの拠点としてもおすすめできるエリア。またワイン愛好家であればワイントレイルを巡るドライブも楽しめる。州の東側と西側にはワイナリーを周遊できるルートが存在。各ワイナリーに立ち寄りながら地元ならではワインを手に入れ、ゆったりと滞在先のホテルで味わう。こんな旅ができるのもクルマ移動ならでは。もちろん目的地を決めずにクルマを走らせるというスタイルもOK 。交通量も少ない郊外はのんびりと美しい田舎風景を楽しめる。

American Optical

現代サングラスの原点はサウスブリッジにあり

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マサチューセッツとコネチカットの州境にある小さな町、サウスブリッジは現代サングラスの発祥の地として知られる場所。1 8 3 3 年にウィリアム・ビーチャーによって設立された眼鏡メーカー、アメリカン・オプティカルこそそのルーツだ。同社は現存する最古の眼鏡メーカーとしても広く知られている。サングラスは 1 8 7 6 年に同社が作り上げた強い日差しを遮ることができる色付きレンズ付き眼鏡がその原点とされている。1910 年代には米軍への供給が始まり、1930 年代には多くのパイロットがこのサングラスを使うようになったという。そして 1 9 6 0 年代には N A S A の宇宙飛行士たちも愛用。アポロ計画に参加した宇宙飛行士たちもこのサングラスを宇宙へ持参し、月面探索車ローバーを走らせたアポロ16 号の宇宙飛行士たちも使用していたことから、地球から最も離れた場所へのドライブにでかけたサングラスということになる。現在もアメリカン・オプティカルの本拠はここサウスブリッジにある。

KURUMAG

New Hampshire N 42-42 TO 45-18° / W 70-36 TO 72-33°

N 41-09 TO 42-01° / W 71-07 TO 71-53°

リトルローディと呼ばれることもあるほどの小さな州。小さいながらも美しい景色が楽しめるエリアで、マサチューセッツ州やコネチカット州を訪れるならぜひルートに加えておきたい。なかでも静かな海岸線を走るルートは東海岸ドライブの醍醐味を味わえるルート。またクレイボーン・ペル・ニューポート橋やジェームスタウン・ベラザーノ橋はニューイングランド地方でも指折りの美しい橋として知られている。夕日を浴びるその姿は写真集などでもよく見かけるほど。美しい時間を狙ってドライブにでかけてみるのも良いだろう。さらに橋を渡った先のニューポートは超高級別荘エリア。まるで宮殿のような別荘の一部は有料とはなるが一般公開されているのでドライブついでに豪邸の中へ足を踏み入れてみるのも良い思い出になるだろう。

My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

Rhode Island

No. 015

北東部一の高さを誇るワシントン山や 1200mを超える48 の山頂からなるホワイト山地、さらにウィニペソーキー湖はじめ 2 7 0を超える池や湖を持つ自然豊かなこのエリア。典型的なニューイングランドの村々、何キロも続く美しい森林や公園、魅力的な湖、絵葉書のような田園風景など自然と歴史を気軽に楽しむことができる。クルマから眺める風景もいいが、ラムニーにある5 万年前に氷河の侵食でできたポラー・ケイブス・パークや歴史あるキャッスル・イン・ザ・クラウズなど観光スポットを訪ねるのもオススメ。また、リンゴで有名なこの地域、農村にある水車小屋で販売されているリンゴジュースを飲みながらのドライブも楽しい。

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KURUMAG No. 015

New York N 40-30 TO 45-1° / W 71-51 TO 79-46°

My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

コネチカット州までクルマを走らせればニューヨーク州はすぐ隣。ニューイングランド地方からはいったん離れることになるが、ロードトリップの思い出づくりにマンハッタンに飛び込んでみるというのも面白い。北部からハドソン川沿いに南下をしていくと次第に左手に高い建物が見えてくる。そこまでくればもうマンハッタンだ。もちろん世界屈指の大都会ゆえ、渋滞は必至。黄色いタクシーに囲まれ、その間をメッセンジャーがすり抜けていく。昼夜クラクションが鳴り響く町でのドライブは決してラクなものではないが特別な体験になることは間違いない。特にのどかなニューイングランド地方からこの地へ来ると、あまりの人とクルマの多さと空の狭さに改めて驚かされる。それでもあえてここへ飛び込んでよかったと思わせる何かがニューヨークにはある。

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KURUMAG

SUV SELECTION

個性的なモデルが揃うSUV 市場 No. 015

どんな相棒とロードトリップへ？いま、世界的なブームとなっているのが SUV のカテゴリーだ。SUV にはコンパクトからプレミアムまで様々なタイプがあるが、グローバルで見ると新車で販売されるクルマの

1/4をこのSUVが占めるほどの人気ぶり。もちろん日本の自動車メーカーからも数多くのオリジナリティ溢れるSU V がリリースされており、国内においてもその注目度は急上昇中だ。そこで数あるSUVのなかから週末にロードトリップに出かけたくなるモデル6 台をピックアップ。あなたならどの SUVを手に入れる？

アウトドアを楽しみ尽くす人のためのタフギア。悪路の走破性を考慮した車体振動抑制システムやトルク配分を固定できるインテリジェント 4×4も採用。また高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」も採用、帰り道も安心＆快適

Subaru Forester スバル伝統の水平対抗エンジン＆シンメトリカル AWD 、そして運転支援システムアイサイトVer.3を搭載するSUV 。雪道や悪路でエンジンやミッション、 A W D や V D C を総合制御し優れた走破性と安心感を実現するX-MODEも設定

Mazda CX-5

Toyota C-HR

美しいスタイリングと質感の高いインテリア、人馬一体を目指し開発された G ベクタリングコントールに高次元の安全装備・・・これぞマツダ渾身のSUV 。エンジンは2L 及び 2.5Lのガソリンと 2 . 2 L のクリーンディーゼルからセレクトできる

今年上半期、国内でもっとも売れた SUV がこのモデル。デザインスケッチそのままの独創的なスタイリングが魅力のコンパクトクロスオーバー S U V 。メカニズム面ではプリウスと同じ 1 . 8 L ハイブリリッドを搭載している点が特徴

Mitsubishi Outlander PHEV

Suzuki Escudo

プラグインハイブリッドシステム P H E V のテクノロジーを採用する三菱の S U V 。優れた環境性能＆経済性だけでなく、P H E V の外部給電システムを活用すればアウトドアシーンでも大活躍間違いなしの 1500Wもの電力を取り出せる

4 世代目で小型化、1 . 6 L エンジンを搭載するコンパクトSUVとして販売されているエスクード。

My thoughts, My experience, My Life, RoadTrip

Nissan X-Trail

欧州でも販売されるモデルとあって走りの味付けは欧州仕込み。またスズキ独自の四輪制御システム ALLGRIPも採用し悪路にも自信あり

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KURUMAG

No. 015

EVENT

Event

見て、触れて、楽しめる、体感型自動車イベントハイウェイモーターショー、今年も開催 text=KURUMAG.

2017年もハイウェイモーターショーの開催が決定した。

も新登場し、カーライフが楽しくなるグッズやアパレルなどの

K U R U M A G . の世界観を立体化したイベントとして

購入も可能に。館内テナントとのコラボレーション企画も

新東名の NEOASA 清水で夏休み期間に開催している

計画中なのでぜひお楽しみに。

このイベントも今年で 4 回目の開催。昨年同様、話題の

開催期間は８月11日（金曜日）から8 月16日（水曜日）、

クルマや誌面に登場したクルマが施設に集合。今年は

朝 9 時から夜 9 時までの開催。イベントに関する詳細は

ホンダ NSX やマツダロードスター RF の同乗体験や世界

ハイウェイモーターショーのオフィシャルサイトで確認を。

各国の自動車関連映像をお楽しみいただけるナイト

参加ブランドや展示車両、イベントスケジュールなど

シアター（日没 ∼ 2 1 時頃まで）、ホットウィールによる

随時こちらで公開予定。

キッズゾーンの展開など参加型・体験型のカーライフが楽しくなるコンテンツが盛りだくさん。さらに今年は施設

ハイウェイモーターショーオフィシャルサイト

前面にマーケットプレイス“ kurumarché（クルマルシェ）”

www.highwaymotorshow.com

Highway Motor Show 2017 家族全員でクルマの楽しさを体感・体験できるハイウェイモーターショー。高速道路で帰省予定のある方は、行きがけに、そして帰りも立ち寄れる上下線集約の NEOPASA 清水へぜひ足を運んでほしい。

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[ 開催期間］2017 年 8 月 11 日（金曜日）∼ 8 月16 日（水曜日） [ 開催時間］9:00~21:00（天候により変更になる場合があります） [ 開催場所］新東名高速道路 NEOPASA 清水

M MOVIE

Movie

アクションとドラマ、ユーモアとスリルが交錯観る者までも欺くカー・クライムサスペンス text=KURUMAG.

南仏マルセイユを舞台にクルマ泥棒たちの大きな賭けが

したスコット・イーストウッドを迎え、人気急上昇中のアナ・

始まる。彼らのターゲットは 3 8 0 0 万ドルもの価値がある

デ・アルマスとガイア・ワイスという2 人の美女も華を添える。

歴史的名車フェラーリ250GTO 。持ち主であるマフィアと

この作品の監督を務めたのはアントニオ・ネグレ。1982 年

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このクルマの強奪を依頼した敵対するマフィア、両者の

生まれという若手ながら1960年代のスティーブ・マックイーンや

間で腕利きクルマ泥棒のアンドリュー＆ギャレット兄弟は

ポール・ニューマンが主演した映画のようなアクションだけに

観る者までも欺く驚くべきトリックを仕掛ける。

とどまらない人間ドラマを見事に演出。またワイルド・スピード

9月22日より公開される映画「スクランブル」は2017 年を

X2も手がけたマイケル・ブラント＆デレク・ハースによる脚本は

代表するクライム・エンタテインメントの 1 本になるだろう。

ユーモアとスリルが交錯、観ている者をどんどんその世界に

主役はブガッティ、アストンマーティン、フェラーリ・・・自動車

引き込んでいくものになっている。

史にその名を刻み今では芸術品として評価されるまでに

冒頭のアクションシーンからあっという間の 94 分。そして

なった名車たち。主演にワイルド・スピード最新作に登場

最後には誰も予想できない結末に！

全米を笑顔にする“ホットドック艦隊 ”にサイドカーとドローンが新加入

No. 015

CULTURE

KURUMAG

text=KURUMAG. photo=Oscar Mayer

数あるコマーシャルビークルのなかでも、これほどまでに

Oscar Mayer Wienermobile

見る人を幸せにするものは存在しないだろう。イリノイ州

全米各地をロードトリップするウィンナー艦隊。このクルマをドライブできるのは卒業見込みの大学 4 年生のみ。幸運にもドライバーに選ばれるとホットドッガー”として全米各地への旅に出かけることになるのだ

シカゴを本拠とするオスカー・メイヤーのウィンナーモービルは 1 9 3 6 年に作られた初代モデル以来、数回のモデルチェンジを行いながら実に 8 0 年以上に渡り全米各地をロードトリップし、多くの人々を笑顔にしてきた。現在、北米では計 8 台の "ホットドックカーが走っているが、このたび新たな仲間が加わることになった。それがサイドカーにアツアツのホッドドックを搭載するウィンナーサイクル（ベースとなるのはオレンジと黄色に塗り分けられた

Culture / Book

ベスパ）と、出来たての美味しさを空から届けるウィンナードローンだ。これらの登場により体制を一層強化したホッドドック艦隊 ”はこれからもアメリカ各地に美味しいホットドックと笑顔を届けてくれるはずだ。

B BOOK

30 の組み合わせで収蔵車を紹介トヨタ博物館初の本格写真集が完成 text=KURUMAG. photo= Toyota Automobile Museum

トヨタ博物館が初の本格写真集「 The museum of

MOTION 」を発行した。かねてより「モノ語る博物館」をテーマに展示内容を充実させ、数多くのイベントを開催してきた同館が、実に2 年もの月日をかけて作り上げたのがこの写真集。収蔵車のなかから85 台の車両を選出、歴史的テーマによる3 0 の組み合わせにより、単体車の紹介に留まらない立体的なストーリー構成としているのが特徴。それぞれの写真はトヨタ博物館の敷地内やそのモデルに深い関わり合いがある場所で丁寧に時間をかけて撮影され、その掲載写真点数は226 枚にものぼる。またクラシックカーの質感や独特の艶を忠実に再現するため発色性の高いカレイドインクや紙質にも徹底的にこだわった。A 3 変形、全 296 ページの「 The museum of MOTION 」はトヨタ博物館で販売中。価格は10,800 円（税込）。 page. 17

H HOBBY

先進技術によって誕生したこれまでで最もリアルなマックイーン text=KURUMAG. photo= Disney/Pixar

映画そのままのライトニング・マックイーンが全長 25cmに

大事にしています。製品に触れてもらうことで、次世代のクリ

スケールダウンし現実の世界に！これまで登場したどのモデル

エイターにインスピレーションを与えること、これこそ使命だと

よりもリアルな「アルティメット・ライトニング・マックィーン」が

考えています」と、語るのはスフィロ社のチーフ・マーケティング・

スフィロ社から登場した。

オフィサーを務めるケリー・ギアさんだ。

箱を開け、電源を入れれば、誰もがこのリアルさに驚か

「アルティメット・ライトニング・マックィーン」は、これまでに

されるはず。フロントウィンドウには液晶画面が内臓されて

培った技術に新たな技術を組み合わせ、アプリで自在に

Hobby

おり映画さながらイキイキとした表情を見せてくれる。それに

操作する「フリー・ドライブ」や、あらかじめ用意されたマッ

あわせてアニマトロニクス技術でまるで本当に会話を

クイーンのセリフを組みわせ演技をさせる「アクティング・ス

しているかのように口まで動くのだ。もちろん音声認識を

タジオ」、ピットクルーになりタイヤ交換や給油を素早く行う

するので話かければ応えてくれるし、車体には5 箇所にセン

「ピットストップパニック」など様々な楽しみかたができるが、

サーが取り付けられており軽く触れるとインタラクティブに

特に面白いのが「ドライブイン（ Watch with me ）」という

反応してくれる。そしてアプリを介して操縦すれば迫力のある

モードだ。これは「アルティメット・ライトニング・マックィーン」と

V8サウンドを轟かせながらドリフトやドーナツなど豪快な走りも

一緒にカーズの映画を見ると、シーンごとに様々なリアクションを

披露してくれる。小さなボディに先進の技術がいっぱいに

してくれるというもの。つまりマックイーンと一緒に映画鑑賞が

詰まった「アルティメット・ライトニング・マックィーン」は、コネク

楽しめるのだ。触れて、楽しみ、学び、発見する、スフィロの

クテッド・トイの未来を感じさせてくれるものになっている。

想いはまさにこの1 台に詰め込まれている。

これを作り上げたのはコロラド州ボールダーに本拠を置く

今回登場した「アルティメット・ライトニング・マックィーン」は

スフィロ社だ。2010 年にイアン・バースティンとアダム・ウィル

ディズニー/ピクサーで「カーズ」シリーズのクリエイティブ・

ソンという2 人の若者によって設立された同社は、球体の

ディレクターを務めるジェイ・ワードやアニメーション監督で

ロボット「スフィロ」を皮切りに「オーリー」やディズニーと

あるボビー・ポデスタとも連携し、キャラクターの動きや性格を

共同開発したスターウォーズのキャラクター「 BB-8 」など、

忠実に再現。さらにマックイーンの声は、オリジナル声優の

これまでにないロボットを次々に開発。それらは世界的なヒットと

ものとし、日本語モードでは日本語吹き替えを担当した土田

なり、現在までに実に300 万個ものロボットを世界 80ヵ国で

大さんが担当するなど徹底している点にもぜひ注目したい。

販売。さらに教育の場でも活用されはじめている。

グローバルな話題となっているカーズ最新作「カーズ /

「私たちは単にアプリで動くおもちゃを作ってきたのでは

クロスロード」（日本公開は7月15日）だが、それとあわせて

ありません。真のコネクテッド・トイを作り続けているのです。

スフィロ社の「アルティメット・ライトニング・マックィーン」も

スフィロ社はエンターテインメント、コネクション、エデュケー

この機会にぜひチェックを。この一台がコネクテッド・トイの

ション、そしてインスピレーションという4 つの価値をとても

価値観を大きく変えてくれることになるだろう。

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KURUMAG

No. 015 Hobby

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Â©Disney/Pixar

T TEST COURSE

テストコース内にサービスエリアまで！スバルがテストコースを大規模リニューアル text=KURUMAG. photo=Subaru

運転支援技術の世界でリードするスバルのアイサイト。すでに V e r . 3 へと進化しているアイサイトに、新たに高速道路での全ての車速域でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストする新機能「ツーリングアシスト」が追加され、レヴォーグとW R X S 4 に搭載された。スバルはこの搭載とあわせさらに運転支援技術を磨き続けるために北海道の美深試験場に約 30 億円を投資し、テストコースを大規模改修を行うことを発表。この改修では高速道路のカーブだけでなく、I C やサービスエリア Test Course / Tire

など高速道路の分合流も再現。また市街地を想定した交差点のほか、北米のフリーウェイを模したコンクリート路面なども新設するという。すでに改修はスタートしており

2 0 1 7 年下期には運用が始まる。アイサイトはさらなる進化を目指し、その開発スピードをあげている。

T TIRE

多様化するSU V のニーズに応えるプレミアム SU V 用タイヤ、アレンザ登場 text=KURUMAG. photo= Bridgestone

昨今、コンパクトルからプレミアムまで世界中のメーカーから様々なSUVが登場している。それとあわせ多様化する

SU Vカテゴリーにおいてタイヤへの要求も高まり、SU V にふさわしい走行性能と環境性能、そして静粛性能を高次元でバランスさせたタイヤを求める声も増えてきた。このような背景からブリヂストンは新ブランド「アレンザ」を立ち上げ、プレミアム SUV にふさわしい性能を持つタイヤ開発をスタート。しっかり走るドライ性能と雨の日でも安心なウェット性能の両立はかつて F 1タイヤの開発も行った「 ULTIMAT EYE 」を活用しシミュレーション。また優れた環境性能とライフ性能を実現する素材開発は分子制御技術「ナノプロ・テック」によって進められてきた。そしてアレンザシリーズの第一弾として「 ALENZA 001 」が完成、２０１７年からその販売をスタートさせている。 page. 20

国内導入開始から4 年目を迎えた愛車のためのハイオクガソリン

No. 015

GASOLINE

KURUMAG

text=KURUMAG. photo=Shell

走るほどにエンジンを綺麗にしてくれるガソリンとして注目を集める昭和シェルのシェル V - P o w e r 。全世界

2 0 0 名以上の科学者とエンジニアが力を合わせ作り上げた高性能燃料は 2 0 1 4 年 7 月から国内での販売を開始。この夏、4シーズン目を迎えた。出力やレスポンスの低下などエンジンの持つ本来の性能を引き出すことができなくなるエンジン内部の汚れを、独自のクリーン＆プロテクト・テクノロージーによって洗浄・除去するのがこのガソリンの特徴。走りながらエンジン内部を綺麗にできるとあって、普段レギュラーガソリンを使っているクル Gasoline / Color

マにこそオススメしたい燃料だ。開発者に聞けば数回の満タン給油でその効果は現れるという。ロングドライブが増える夏の時期こそ、愛車のメンテナンスを兼ねシェル V - P o w e rをセレクトしてみてはいかがだろう。

C COLOR

進化し続けるN E Wフィットに登場した新色ルージュアメジスト開発秘話 text=KURUMAG. photo= Honda

質感の向上、ホンダ・センシング搭載による安全性能の向上とあらゆる面で商品力に磨きをかけたNEWフィット。コマーシャルで謳われる"DON'T STAY" の言葉通り、理想を追い求め進化を続けるホンダのチャレンジは随所に現れている。新色ルージュアメジスト・メタリックもそのひとつ。「これまでにない色域に挑戦しました。フィットはカタチが強く男性的なイメージなので、そこに女性にも受け入れられる色を新たに開発することになりました。ルージュアメジスト・メタリックはピンク系ではありますが、甘ったるくならず、彩度もあり、そしてこのカテゴリーにはない色です。この新色でクルマのイメージを変えることができたのではないかと思います」とカラーデザインを担当した三浦義和さん。魅力的な新色が加わり、N E Wフィットのボディカラーは好みにあわせて選べる全 12 色のラインナップとなっている。 page. 21

KURUMAG

No. 015

31 年ぶりの世代交代を果たしたエントリークルーザーモデル、レブル text=KURUMAG. photo=Honda

SIMPLE & RAWを極めたスタイリングは

カリフォルニアの外国人デザイナーによるもの

デザインスタジオに在籍するエドワード・ビアトリックスによるもの。ホイールベースは 1490mm 、シート高は 690mmとし、ステップはミッドコントロールにレイアウト。「ライダーが跨った時、見て、見

1 9 8 5 年のデビュー以来 3 1 年もの間、世界中で愛され続け

られてカッコいいポジションになっています」。

てきたクルーザーモデル「レブル」がモデルチェンジを果たした。

新車の状態でも十分にスタイリッシュなレブルだが、カスタマ

Motomag.

「コンセプトは変えていませんが、現代風にアレンジしています」と語るのはこのモデルの開発を取りまとめた三倉圭太さん。「 1980 年代以降に生まれたジェネレーション Y 、ミレニアム世代

イズの楽しさにもこだわっている。パッセンジャーシートやリアペグはボルトひとつで脱着でき、いつでもシングルシートスタイルに。またスチール製のリアフェンダーを外せば個性的な丸パイプを用いた

と言われている層は価値観を大きく変えてきています。そういう世

スイングアームが強調されボバーらしさをアピールできる。

代にも、そして私たちの世代にも受け入れられる、ごく自然にライフ

「レブルは多くの人に、いろいろな楽しみ方をしてもらいたいと

スタイルに溶け込むモーターサイクルを目指して作りこみました」。

思って作り上げました。この一台でバイクそのものの楽しさを知って

スリムなタンクに太い前後タイヤ、そして余計なものを削ぎ

もらいたいですね。レブルは 3 0 年も愛されてきたモデルです。

落としながらも随所に質感表現にこだわった新世代のレブル。

私たち開発メンバーも、長く付き合える、そして長く愛してもらえる

SIMPLE＆RAW（ロウ）な個性的なデザインはカリフォルニアの

モデルにじっくり育てていきたいと思っています」。

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搭載されるエンジンは単気筒 2 50ccと2 気筒 500cc エンジンの 2 種類。どちらもクルーザーらしく低回転域のトルク感ある加速とスロットル操作の楽しさを併せ持つセッティングとなっている。ガラスヘッドライトにアルミダイキャストによるライトステーなどディテールの仕上げにも注力。メインキーをタンク左下に配したのもとことんカッコ良さにこだわったゆえのデザインなのだという