ソトノバHEADLINE vol.1 2016

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FACT

数字で見る。ソトノバの1年。

ソトノバのユーザーは、若干ですが、女性が多 いというのが特徴です。 ソトノバTABLEの参加 者を見ても女性は目立ちます。何より、 ソトノバ ・ライター陣も女性の方が多いです。ソトと女 性、少し突き詰めたいですね。世代は、25-44歳 の若い世代のユーザーが多いのが特徴的で すね。

ソトノバの読者は、半数がdesktop(PC)で、残りの半数がmobile(スマホ)、 少数派にtabletという状況です。 ブラウザは、chrome、safariなどを利用して いる状況のようです。

ソーシャルメディアは、facebookユーザ ーが多く、主に実務者を中心にビジネス 利用をしている人が多く見ていることが わかります。一方で、海外ユーザーや世 代(特に若年層)によっては、twitterや Instagramの利用が多いので、今後は積 極的に活用していこうと思います。

2


ソトノバは、1年で200記事以上を更新してきました。 記事のカテゴリの内訳を見ると、一番多いのは、 ストリート|道路空間です。 ソトノバ記事のビュー数やシェア数、 ソトノバTABLE参加者の関心を 見ても、道路空間に関心が高いのは実感しています。 次に多いのは、 プラザ|広場と、 ワールド・トレンド|海外。 プラザは、 「あいうえお広場ニスト入門」の連載が25記事というのが大きく影響してい ます。広場の記事が他には多くはないのですが、 まちなか広場の広がりもあるので、今後もソトノバとして追っていきたいですね。 また、海外記事 は、翻訳して紹介するのはソトノバの1つの特徴。海外の事例やアイデアをたくさん紹介していきたいですね。 他は、パーク|公園、 リバー・ウォーターフロント|水辺、オープンスペース|空地は、それぞれビュー数が高い記事はあるものの、記事数が全体 の割合としては少なく留まっています。 この分野に関心ある書き手(ライターやコラムニスト)を今後、増やしていきたいです。

ソトノバTABLE。 ソトノバが読者とリアルに つながる場であり、ソトやパブリックスペ ースについて楽しく語る座談会です。 これまで述べ9回(9回目は延期)開催し、 こ れまでの参加者は245名です。毎回テーマ は異なりますが、最も集まったのは、6回目 で52名!パークレットをテーマにした回で 、道路空間やパークレットについて、関心 の高さが伺えます。8回目には初の大阪開 催も実現しました。

3


HISTORY

ソトノバの1年を振り返る。

WEBマガジンサイトオープン

アメリカのソトとは?アメリカ視察報告会 椛田 泰行(株式会社コトラボ)  やまさき まさき(森ビル株式会社)

Co-ba SHIMOKITA ¦ The Association

WEBマガジン構想スタート

荒井 詩穂那・ライターデビュー 公園をまちのリビングに!  ∼パークキャラバン/ アウトドア・リビングの可能性∼

2014.12.27

2015.11.1

2015.9.14

2015 8.17

2015.11.13

WEBマガジン サイトプレオープン

アウトドア雑誌 BE-PAL掲載

PARKable SHARE !!  ∼パークを楽しむアイデアミーティング∼ 西田 司(パークキャラバン/オンデザインパートナーズ) 岡部 祥司(NPO法人ハマのトウダイ/アップテラス) 野原 卓(横浜国立大学准教授:当日ゲスト)

パブリックスペース論文・プロジェクト発表会 国土交通省「自立的・継続的な 公民連携まちづくりの積極的 推進を図るための基礎的調査」 に関するヒアリング

株式会社横浜DeNAベイスターズ

研究・プロジェクト発表数:11タイトル 世田谷ものづくり学校

1000Like!

2016.5.1

2016 4.25

2016 4.12

2016 3.5

に ナー ート パ 営

運 ボの きラ ま みな

本目

ん1 央さ

美 る! ットの 鈴木 変え スト・ 日常を マーケ の。 ニ ム が リート くるも コラ ット

ト えて ケ マー ドンのス ら見 か ン ー ロ ーリ スト

2016.6.3

パブリックライフ学入門」刊行記念トーク!

Public Parklet Japan! 道路をパークする仮設空間プロジェクト パークレット とは

鈴木 俊治氏(アーバンデザイナー、ハーツ環境デザイン代表) 高松 誠治氏(スペースシンタックス・ジャパン代表) 川尻 大介氏(鹿島出版会・本書編集者)

遠藤 新(工学院大学建築学部まちづくり学科教授) 渡邉 真理(名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻) 中野 竜(株式会社コトブキ)

鹿島出版会

IMPACT HUB TOKYO

bird代官山

三栗野 鈴菜・ライターデビュー

本目 ? ん1 の ズムとは 悟さ ロード ニ 橋 土 ル ーバ スト・ シンボ ル・ア カ ムニ ィ 葉 ラ コ タクテ 発青

新たな広場「久留米シティプラザ・六角堂広場」 で 「サトイス・ツナガル」開催レポート! 「学生」がソトの場をつくる時の「支えビト」の存在とは?

静岡 カシー型 ボ アド

2016.6.7

2016 6.27

2016.7.19

1

6.6.

201

2016.3

! と ト! ISM スター N A G B KIN L UR ICA ACEMA T C TA PL

2016.4.10

+B BALLPARK COFFEE(横浜市・横浜公園)

2016 7.22


GEST

MAPPING PARTY & NEW YEAR PARTY  ―パブリックスペースをマッピングしよう!− 三浦 詩乃氏(横浜国立大学助教) 椛田 泰行氏(株式会社コトラボ) 岩本 唯史氏(ミズベリングディレクター/水辺荘/水辺総研)

ストリートマーケット・ストリートマネジメント  ∼道路空間の魅力と可能性∼ 三浦 詩乃(横浜国立大学助教) 鈴木 美央(慶応義塾大学大学院博士後期課程)

COOPERATION

SITE

下野 弘樹・ライターデビュー 福岡・博多の1ヶ月限定のストリートコンテナショップ! そこに見る新たな歩道活用法!

SodaCCo

IKI-BA

三浦 詩乃・ライターデビュー クリチバのストリートデザイン―半世紀 にわたって賑わい続けるストリートとは?

お  うえ い 「あ

ソトノバWEBサイト

2016.1.15

2016 1.9

2016.1.13

山下

2015.12.12

2015 12.1

ト 」 ター 入門 載ス 連 スト ん ニ さ 広場 裕子

2016.1.17

リニューアル

2016.1.20 根本 春奈・ライターデビュー パブリックスペース×ペイント=人がつながる居場所 ─NPOシティ・リペア主催のペイントパーティで生まれ変わったポートランドの交差点─

渡邉 真理・ライターデビュー

路上のアクティビティでまちの賑わいをつくり出す! オーストラリア・アデレードの歩行者専用道: 「ランドルモール」の現地訪問レポート

2016 2.1

500Like!

コラ ム 公共 ニスト・ ヌ 空間 を遊 ノカワ ユ び尽 くそう ウスケさ !ピク ん1

遠藤 翼・ライターデビュー 池袋GREEN BLVD MARKETの路上活用 サイドストーリー!路上のピザ屋さんから感じたこと

本 ニッ クの 目 スス メ

2016.3.3 渋谷ヒカリエ

ミズベリ ングジャ パン ブース 出展! !

2016.2.20 三谷 繭子・ライターデビュー 大学キャンパスの「ソト」を使い尽くす! ポートランド州立大学ファーマーズマーケット

2016.3.3

2016.2.24

語 ス用 ペー ス ク リッ パブ

林 奈美・ライターデビュー 気づけば数時間経過!? 居心地良すぎる イスラムの庭園はまるでアラジンの世界

2016.2.24

設! 集開

2016.2.15

ソトノバCAMP2016@KOBE&OSAKA ? ? ! ズ! イズ ライ プラ サ サプ

NIICC CCN N PPII A AN B B R R U U

LOCAL

座 講座 真講 写 写真 ・ ・ ト ト ォ フォ ムフ ナ ナム

大阪で考えるパブリックライフとは? 『パブリックライフ学入門』出版記念トーク!

自分たちでやってみる 『場』の運営とは

ナムフォト

南万騎が原駅前広場

侑子さん

目 1本 ? とは さん 広 理由 将 た 岸 き 片 編)∼ み 現で 間の歩 ート(前 スト・ 実 ニ ム を 3年 」レポ コラ 2万灯 返る ス

験 目 る実 1本 さん 楽しくす 一 瑛 と

大阪中央公会堂 大会議室

2016 8.5

編集長 happy birhday!!

で り ラ 水辺 フが振 かりテ ッ あ スタ イガワ ∼「サ

2016.10.12

2016 8.3

2016.8.3

ニュ 変え 多摩 まちを ン実習」 で ザイ DIY 型デ 参加

2016.8.13-14

泉 っ 京 ト・小 ンをちょ 大学東 ニス 都 ウ ム 首 ータ コラ る「

2000Like! 2016 7.29

special thanks: URBAN PICNIC 村上豪英さん、福岡孝則さん、稲葉滉星さん

西山 芽衣(株式会社マイキー)

武田 重昭(大阪府立大学助教・本書翻訳者) 高松 誠治(スペースシンタックスジャパン・本書翻訳者)   福岡 孝則(神戸大学特命准教授) 八木 弘殼(日建設計シビル)

議 会議 想会 構想 来構 将 将来

Second year

First year


REVIEW

ソトノバで掲載した記事をソトの場所別にランキング化してご紹介!

ストリート 道路空間 NO.1

NO.2

下野 弘樹

福岡・博多の1ヶ月限定のストリートコ ンテナショップ!そこに見る新たな歩道 活用法!

泉山 塁威

日本の道路空間でパークレット ができないワケとは?池袋・ GREEN BLVD MARKETの経験か ら見えた日本の道路空間の課題

最近、道路空間の活用の検討や、社会実験や国家戦略特区でオープンカフェやマーケッ トを行うなど、道路を面白く楽しく使おうという機運が、起きていますね。 しかし、道路空間 の活用事例を見ていると、パターンが少し限られていることを懸念する声を聞くことが多 く、新しいアイデアはないかと、相談に連絡がくるのも少なくはありません。なぜ、道路空 間の活用は苦戦しているのか、私自身が昨年度関わっていた、池袋・GREEN BLVD MARKETの経験を踏まえて、お知らせしたいと思います。…

Editor s Comment

2015年11月に福岡・博多駅前の大通りにいきなり 「コンテナカフェ」が歩道上に現 れました。 これは11月6日から約1ヶ月間、 「はかた駅前通り」においてMICE参加者の おもてなし空間の形成と新たな都心のにぎわいづくりを目的に、国家戦略特区道 路占用事業として開催された企画で、内外から注目を集めていました。…

NO.3

泉山 塁威

ついに、日本初!車道版パークレットが 登場!「KOBEパークレット社会実験の実 施 ∼道路のリデザイン∼」開催!

パークレットは、 アメリカのサンフランシスコやオーストラリアのアデレードなど、世 界中で広がりを見せています。今回、神戸市三宮中央通りが注目する、KOBEパーク レットは、歩道と車道に3箇所設置した社会実験を10月13日に実施するようですよ !日本の道路空間活用のステージが1つあがるかどうか、注目な社会実験です。…

ストリートは、制約の悩みが多いため、 ソトノバの読者の中でも最も関心の高いテーマです。1位の池袋・GREEN BLVD MARKETの事例は、編集長自ら関わった経験から、空間の紹介の みならず、実務的課題や道路空間の制約などに踏み込んだ内容です。2位のハカタコンテナストリートは、国家戦略特区という新しい制度活用の事例に加え、木を基調とした洗練され たデザインに惹かれた方も多いと思います。3位の神戸のパークレット事例は、パークレットという、サンフランシスコ市中心に広がる仕組みを、完全ではないものの、車道に展開した 日本初の事例で、注目をされています。各地の事例をソトノバが紹介することで、実践に関わる読者の方々のヒントを届けていきたいです。

パーク 公園

NO.2

泉山 塁威

ブライアントパークでは日々何が起こっ ている?─2015年のアメリカ・ブライア ントパークの主なできごと─

NO.1

荒井 詩穂那

日本でもだんだんと耳にすることが多くなったアメリカ、ニューヨーク市マンハッタ ン区にあるブライアントパーク (Bryant Park)。犯罪の巣窟だった地区を1980年代 に復活させたことで有名で、芝生広場に思い思い座る可動椅子が特徴的です。冬は スケートリンクとクリスマスマーケットなどが行われる小屋がある様子なんです。…

公園をまちのリビングに!∼パ ークキャラバン/アウトドア・ リビングの可能性∼

早くも第3弾となった公園革命・パークキャラバン!パークキャラバンとは、NPO法人・ハマ のトウダイによる街区公園活用プロジェクト。 これまでに横浜市内にある『保土ヶ谷駅前 公園』 『高島水際線公園』で一泊二日の防災キャンプを行うなど、公園の新たな活用を提 案してきました。今回の舞台となったのは、前回のパークキャラバンが行われた高島水際 線公園の対岸に位置する 『ポートサイド公園』。今回のパークキャラバンは、11月7日にこ の公園フェスタ実行委員会との共催で開催されました。…

Editor s Comment

NO.3

泉山 塁威

アメリカを変えた10の公園とは? (10 Parks That Changed America)

日本でも、都市公園のあり方について議論がなされていますが、 アメリカでは、 日本 とは事情が違いつつも、公園がこれまでのアメリカを大きく変えてきました。有名な 公園もあれば、あまり知られていない公園もあります。その10の公園は、WTTWと専 門委員によって選ばれました。…

パークは、他分野から関心も高く、 また揺れ動いているテーマでもあります。特に、 これからの日本のパークを、稼ぐ公園を推していくのか、住民の居心地やカルチャーを推していくのか 、やや風潮が分かれるテーマです。1位のパークキャラバンは、横浜市内で地元の方(愛護会) と連携して、パークを楽しくする場づくりをしている事例で、かなりの頻度で横浜市内のパ ークに展開している勢いのある事例でした。2位のアメリカ・ブライアントパークは、可動椅子と天然芝の風景が有名ですが、冬の仮設マーケットの様子や各種パークプログラムを紹 介した点がポイントでした。3位のアメリカの10の公園を紹介した記事で、パーク先進国のアメリカで注目の公園を紹介しました。

プラザ 広場

NO.2

駅前広場を真の「広場」にするには? 社 会人大学院ならではのリアルな提案続々

NO.1

泉山 塁威

駅前広場では初!自由が丘の道 路空間が国家戦略特区の道路占 用事業を取得の見込み!

目されている、国家戦略特区の特例道路占用事業(国家戦略特別区域法)。 東京でも区域計画認定事例が増えてきましたが、11月26日の東京圏区域会議で、 自由が 丘商店街振興組合が区域計画案を提出しました。今後、近日開催が予想される区域会議 で、内閣総理大臣認定を受ける見込みになります。…

Editor s Comment

樋口 トモユキ

駅前広場に、人の豊かなアクティビティを生み出すにはどうすれば良いか?こんな テーマが、東大まちづくり大学院の演習で出題されました。出題者は都市工学専攻 准教授の中島直人さん。JRの秋葉原、有楽町、高田馬場、田町の各駅前広場を対象 に、現地での調査・分析を踏まえて、改良の提案まで落とし込むというものです。…

NO.3

やまさき まさき

最新のまちなか広場に迫る!第3回全国ま ちなか広場研究会 IN 姫路レポート

今年で3回目となる全国まちなか広場研究会が11月6日 (金)に姫路市で開催され、 約200人の広場ファンが集まりました。人を中心とした駅前広場へと整備した旬の 姫路を訪れ、全国まちなか広場研究会に参加し、 またプログラムの一部を担当させ ていただきましたので、その内容をお伝えします。…

広場は、近年概念も広がり、注目を集めています。1位の自由が丘は駅前広場ですが、国家戦略特区の制度活用で注目されています。2位は東大まちづくり大学院での広場提案の発表 会、3位は、 まちなか広場のムーブメントとしてのまちなか広場研究会レポートでした。 ソトノバとしても、広場の広がりには引き続き注目したいです。

6


リバー・ウォーターフロント 水辺 NO.1

遠藤 翼

高架下にプロジェクションやって みた「ミズベリング×大手町川端 緑道プレイスメイキング社会実験 日本橋川高架下映像照射実験カ ンファレンス」

先日ソトノバでご案内しました「ミズベリング×大手町川端緑道プレイスメイキング社会 実験 日本橋川高架下映像照射実験カンファレンス」に参加してきましたので、 レポートを お伝えします。 このイベントは、3/3(木)に実施されるミズベリングジャパンのプレイベン トとして開催されるもので、先日のゲール・アーキテクツのディビッド・シム氏からの提案 のひとつである 「日本橋川の首都高高架下へのプロジェクションアート」を行いました。…

Editor s Comment

NO.2

遠藤 翼

水辺を街の回遊拠点のコアに変える34コ のダイナミック活用!「おとがワ!ンダ ーランド2016」現地レポート!

近年、国交省が進めるミズベリングなど、巷の注目を集めている水辺空間の活用。今 回は、先日イベント案内しました愛知県岡崎市にある乙川(おとがわ) で行われてい る社会実験「おとがワ!ンダーランド2016(以下、おとがワ!ンダーランド)」につ いてレポートします!…

NO.3

遠藤 翼

岡崎・おとがわプロジェクトの仕組みと プロセスを聞いてきた!「おとがワ!ン ダーランド2016」インタビューレポート!

先日、 「おとがワ!ンダーランド2016」の現場レポートを公開しましたが、今回は この社会実験がそもそも始まった経緯や仕組み、今後の展望をお伝えします!お話 を伺ったのは、 この社会実験の運営主体「チーム・おとがワ!ンダーランド」のメンバ ーのおふたり。…

水辺は、近年、制度の規制緩和も多く、 ミズベリングプロジェクトの影響もあり、各地でプロジェクトがたくさん増えたり、水辺を楽しくという機運が高まっています。1位の川端緑道のプ ロジェクションマッピングも様々な制約や条件の中で、非日常的な事件を起こすというものでした。2位、3位は、愛知県岡崎市という地方都市の河川で社会実験を実施した、現地レポ ートと実践者レポート。 どうゆう想いで実践しているか、人に焦点を当てた記事でした。 ソトノバでももっと人に焦点を当てた記事は増やしたいですね。

オープンスペース 空地 NO.1

NO.2

やまさき まさき

まちなかに憩いの空間を!松山「みんな のひろば」約1年半の社会実験から見えて きたもの

吹野 紗絵

空き地で挑戦する新たな暮らし の実験 ∼ HELLO TABLE にお 邪魔してきました∼

JR西千葉駅の周辺に広がる住宅地の中に、とある空き地があります。ここは『HELLO GARDEN』 という空き地で、暮らしを自分たちで楽しく、豊かにしてくための「生きる力」を 身につけるために、菜園や自家発電、お祭りの開催など、暮らしにまつわるさまざまな実 験を行う場として開かれている場所です。空き地には畑があり、無農薬・無化学肥料の野 菜が育てられています。 また、農具などを保管する倉庫やむき出しのシンクなどが置かれ ています。…

Editor s Comment

最近、全国各地で行われている公共空間活用に関する社会実験。街で過ごす時間 を楽しく居心地をよくすることで、その地域に対する愛着を育む。そして街に関わる ことが人々の生活をより豊かにし、その街自身も持続的に素敵な街になっていく、そ んな将来像を目標としているのではないでしょうか。…

NO.3

泉山 塁威

日建設計・国際コンペ受賞の「レールコ リドー展 パブリックスペースがまちを つなぐ」に行ってきました!

先日、 ソトノバでもお伝えしました、 「日建設計・レールコリドー展 パブリックスペ ースがまちをつなぐ」 ですが、昨日 (2/4)に泉山が行ってきましたので、 レポートとし てお伝えします!会場では、日建設計の金香昌治さん、岡田惇史さんにご案内いた だきました!…

空地は、特に地方都市で注目されるテーマ。1位の千葉のhello gerdenは、空地にオシャレな家具と日々女性が暮らしの挑戦をしている点に共感を得ました。2位の松山は、 ドラえもん の昔からの空地を連想するドカンを基調とし、象徴的な空地です。3位は、 シンガポールのレールコリドー。貨物線跡地のマスタープランを日本の設計事務所が手がけることになり、近 隣住宅地とコミュニケーションをとりながら、国を縦断する長い空地のあり方を議論している事例です。

ワールド・トレンド 海外 NO.1

泉山 塁威

タクティカル・アーバニズムとは何 か?ーバンクーバーのストリートが 影響された「タクティカル・アーバ ニズム」の10の方法ー

日本のパブリックスペースの流れを捉えると共に、 アメリカで注目される概念、 タクティカ ル・アーバニズム(TACTICAL URBANISM)について、 カナダ・バンクーバーの事例をベー スに紹介します。2011年の都市再生特別措置法の改正によって、河川法改正による河川 敷地許可準則の緩和と道路法改正による道路占用許可の特例、2014年の国家戦略特別 区域法制定による国家戦略道路占用事業による公共空間活用を指向した規制緩和が起 こりました。…

Editor s Comment

NO.2

泉山 塁威

都市は人々のボトムアップによってつくら れる!ベルギー・へントの「Leefstraten」 アイデアで変わるストリート

世界中で車から人への流れが起きています。ベルギー・へントでは、Leefstraten(リ ーフストラテン) というアイデアで、住宅地の道路は、住民たちの手によって居場所 に変わっているそうです。へントのLeefstratenという社会実験の取り組みを紹介し ます。…

NO.3

三谷 繭子

パブリックスペースを「人の居場所」に変 えていく! J・ジェイコブズから脈々と続 く「プレイスメイキング」前編

よく耳にするようになった「プレイスメイキング」。時流もあり、現在は公共空間活用 の文脈で語られることが多くなりました。 アメリカで生まれたプレイスメイキングは 、直訳すると 「居場所づくり」。パブリックスペースを、 プレイス=人の居場所に変えて いくとはどういうことでしょうか?…

ソトノバの1つの特徴として、海外で情報発信されている記事を翻訳し、 日本で紹介しています。1位は、 タクティカルアーバニズム(TU)。 このキーワードは今年のパブリックスペース界 の流行語大賞といっても過言ではない注目のワードです。バンクーバーでのTUの事例紹介の記事でした。2位は、ベルギーの事例、空間が緑を中心に綺麗なものもありますが、市民 自らパブリックスペースにアクションする点が共感を得ました。3位は、 プレイスメイキング。キーワードこそ、昔から、 また最近になって注目されていますが、理解している人は少ないで す。詳しく解説しています。

7


MEMBER

多岐にわたるメンバーとそんなメンバー同士が選ぶソトノバ記事ランキング! editor

集長

編 ノバ ソト

編集

副 ノバ ソト

泉山 塁威

口 トモユキ

ソトノバ編集長 明治大学理工学部建築学科助教 (一社)パブリック・プレイス・パートナーズ代表理事 博士(工学)

ソトノバ副編集長 修士(建設工学, 都市工学 人々が集まり営む都市というものに対する飽くなき 好奇心を胸に、新たな発見を求めて夜な夜な街に繰 り出す。

パブリックスペースとエリアマネジメントを専門と するタクティカル・アーバニスト。

writer

荒井 詩穂那

遠藤 翼

(株)首都圏総合計画研究所/パークキャラバン   都市計画コンサルタントで勤務しながら、休みの 日は地元・横浜で公園をはじめとしたパブリック スペースでのプロジェクトを実施。 行動派・現場派の欲張り女子。

三浦 詩乃

柏の葉アーバンデザインセンター/ディレクター 前職では住民参加のまちづくりや公共空間活用 を支援、現在は施設企画・地域連携を担当。 休日はハンモックとSUPを持ち歩いて、公園や水 辺の可能性について模索中。

三谷 繭子

三栗野 鈴菜

横浜国立大学都市イノベーション大学院交通と 都市研究室助教、博士(環境学)

都市計画コンサル勤務/修士(デザイン学)/広 島県福山市出身科

千葉大学工学部建築学科  ヒトコトがウチソトの交わりによってにぎわいが 生まれる空間に好意を持ち、そんな空間を探し求 めている。学生ならではの視線を大事にしながら 、様々なソトの在り方を学習中。

歩行者空間に着目し、旭川市、東京都、 アメリカ・ ニューヨーク市など国内外のストリートデザイン と、そのマネジメントに関する研究を行う。

下野 弘樹

まちにおける人の居場所と都市活動の循環を編 み直し、パブリックスペース活用を通じて愛され るまちづくりを目指す。 専門は環境デザイン、 プレイスメイキング。

渡邉 真理

全国リトル商店街ネットワーク

名古屋大学大学院環境学研究科都市環境学専攻 (在学中)

まちとひとの未来の発明家。場の発明や小商い、 小屋というキーワードで、1坪ショップが集まった 清川リトル商店街など色々なパターンで空きス ペース活用を手掛ける。

海外の公共空間に魅せられ、 まちづくり活動に参 加しながら、Parkletの研究を行う。

columnist 山下 裕子

鈴木 美央

広場ニスト/全国まちなか広場研究会理事 /2007年富山市ま ちなか賑わい広場グランドプラザ運営事務所/2010年(株)ま ちづくりとやまグランドプラザ担当/現在、NPO法人GPネットワ ーク理事/(株)ハイマート久留米にてひと・ネットワーククリエ イター。

早稲田大学理工学部建築学科卒業後、渡英し、横浜大さん橋を 設計した設計事務所Foreign Office Architects ltd にて、2006 年 より2011年まで勤務。帰国後はアカデミックな環境に身をおき、 小さな建築の集積でどのようにまちを変化できるかを研究。二 人の娘を育てながら親と子の居場所早稲田大学理工学部建築 学科卒業後、渡英し、横浜大さんとしてのまちの在り方も探求中

土橋 悟 (株)都市環境研究所主任研究員/A.P.S.推進会議運営幹事/ 日本建築学会空地デザイン小委員会委員/一級建築士 東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻修了後、 (株) 日建設計シビルにて、広場・公園設計、海外マスタープラン業務 に従事。英国ロンドンのClaudio Silvestrin Architects勤務を経 て、2009年より現職。土木・建築・都市計画各分野を横断的に都 市デザインに取り組む。

ヌノカワ ユウスケ

小泉 瑛一

ESRIジャパン株式会社/京王線ピクニッククラブ主宰/修士( 都市科学)/「都市空間をハックする」 という言葉が好き。 大学院にて、 グラフィティの分布と都市要素の関係からグラフィ ティライターの行動特性を導き出す研究を行ってきた。現在は、 研究で利用していた GIS ソフトウェアベンダーにて働く傍ら、学 生時代から続けているピクニッククラブにて新しい公共空間の 使い方・遊び方を実践している。

1985年群馬県生まれ愛知県育ち/横浜国立大学工学部建設学 科卒業/オンデザイン所属/201516年首都大学東京特任助教 宮城県石巻市の草の根的復興まちづくりプロエジェクISHINOM AKI 2.0の立ち上げに参画。 まちづくりや参加型でつくる建築の プロジェクトに携わっている。

片岸 将広 1985年群馬県生まれ愛知県育ち/横浜国立大学工学部/大阪 府大阪市出身(第二故郷:島根県松江市)/(株)日本海コンサ ルタント社会事業本部計画研究室/金沢市公共レンタサイクル 「まちのり」企画・運営担当/金沢片町まちづくり会議事務局ス タッフ学生時代に都市計画を学び、現在は建設コンサルタント として都市・地域計画や自転車交通計画等を担当。

ソトノバ記事ランキング(writer ) BEST3

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ソトノバHEAD LINE vol.1

2016年11月5日発行

編集・制作=泉山塁威、荒井詩穂那、遠藤翼、三栗野鈴菜


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