いつもの私、新しい私
左から
ノーテイルアジャスタブル
カヤックやクライミングのようなアクティブなスポーツには、フィット感の 高いリテイナーが必須。尻尾のないリテイナーを好む方にも最適だ。1320円
アップサイクルドコットン
アップサイクルコットンを52%、リサイクルペットボトル48%の高性能混 合素材から作られた、エコなリテイナー。 1540円
チャムスオリジナルリミテッド
水上から陸上、雪上、そして空中でも! ほとんどの標準的なフレームに固定 できるリテイナーは、どんな冒険でも機能を発揮する。1540円
チャムスオリジナルスタンダードエンド
1983年の登場以来の大定番であり続けるCHUMSのオリジン。今季は12の カラーバリエーションで展開されている。1320円
チャムスオリジナルキッズスタンダードエンド 大人同様、子どもにとってもメガネの落下は悩みの種。キッズサイズのリテ イナーを使って、思う存分外遊びを楽しもう。 1210円
キュートなカツオ鳥のマスコットキャラクター「ブービー バード」でもお馴染みのアウトドア・カジュアルブランド 「CHUMS」。その歴史の始まりは1983年。コロラド川でリ バーガイドをしていたブランド創業者が、ラフティングの最 中に激流で揺れてもサングラスをホールドできるよう、リテ イナー(サングラスストラップ)を作ったことが発端。シン プルで機能的なデザインはアウトドア好きから支持されるよ うになり、今やグローバルブランドに。その後40年以上の間 にアパレルも展開されて世界中でファンを獲得しているが、 いまだにリテイナーは不動の人気となっている。
オリジンを大切にしているCHUMS は、一部を除くほとん どのリテイナーをいまだにアメリカ・ユタ州の工場で生産。
初期のモデルは、ナイロンコードやコットンなどのシンプル な素材を使用したものだったが、現在では多彩なラインナッ プが展開されており、定期的にニューカラー、ニューモデル を発表している。
CHUMS カラーもデザインも大充実 年中活躍するリテイナー https://www. chums.jp/
左から
ハンドワウンド グアテマラン グアテマラで手作りされたコットン製のリテイナー。テンプルにゴムを通す タイプで、さまざまなフレームに対応できる。1540円
スリップフィット3㎜ロープ
テンプルに通して最適な場所を見つけ、調節可能なビーズで固定できるタイ プ。強度と耐久性があるナイロン製ロープを使用している。1320円
ユニバーサルフィット3mmロープ
特許取得済みの成形チップで作られた部分にエンドを差し込む構造。本体に は耐久性に優れる、直径3mmのナイロンロープを採用した。1320円
フィッシュティップ
魚の形に成形された先端パーツがフレームを飲み込んでしっかりと固定。高 耐久のパーロン3mmロープ使用で、調節可能なスライダーも付属。1320円
バハ
メキシコと中米からインスピレーションを得たカラフルなリテイナー。音楽 フェスやバカンスにぴったりなデザインだ。1980円
ブライデッドレザー
本革を編み込んで作られた、上質な雰囲気のリテイナー。ファッションとし て普段使いしたいシックなデザインの一本。1980円
ビーデッド
ナチュラルなウッド系と、色とりどりのガラスビーズを使用した質感のよい エレガントな一本。天然素材とスタイルを好む方に最適。1540円
世界中のワクワクするアイウェアを届ける 次世代のバイイングプラットフォームが誕生 “まだ見ぬアイウェアとあなたをつなぐ、次世代のバイイングプラッ トフォーム”をコンセプトに2024年秋にローンチされた「Scents Optical Studio」。これはScents Optical Studioを通じて、世界中のア イウェアに携わる人々と地域の小売店を繋ぐ新たなBtoBのサービス で、アイウェアのブランドやファクトリーと、バイヤー双方に開かれ た新たな選択肢として注目を集めている。
通常、アイウェアのバイヤーはブランドの展示会を訪れたり、サンプ ルを借りたり、カタログを見ながら次のシーズンの仕入れ商品を決定し ている。しかし、新たに始まった次世代のバイイングプラットフォーム を使えば、WEB上でそれらの仕入れ業務が完結するのだという。
「Scents Optical Studioは、お店様に向けた単なるオンラインでのバイ イングシステムではありません。そこはツールとして、より利便性の高 いシステムとしてご利用いただければと考えていますが、真意は別の ところにあります。私たちが望んでいるのは、このプラットフォームを 通じて、地域のお店様に“自店の未来へ投資”していただくことなので す」そう語るのは、株式会社Scentsのファウンダーである細井氏。
Scents Optical Studioでは、プラットフォームを通じて購入される バイヤー・企業に対して年間仕入額に応じたポイントが還元され、そ のポイントは仕入に使えるだけでなく、店舗を彩る什器製作やフラ ワーアレンジメント、SNS用写真撮影など、同社が提供する特典プロ
https://scentsoptical-studio.jp/
グラムを利用して“未来へ投資”できるという。
「Scentsが提供する新しいプラットフォームによって、お店の方にワ クワクして貰いたい。そして、わたしたちも仕事にワクワクしたい。 その結果として業界を盛り上げて行ければと考えています」。と、細井 氏は続ける。
彼らがサービス開始時点で取り扱うのは、Scentsとしてのオリジナ ル第1弾、Seacret Remedyの小向真由美氏がディレクションする「to hers」。同ブランドはEssential & Effortlessをコンセプトとし、“彼女 のお気に入り”になる“今ちょうどいい”デザインのアイウェアを展 開する。そのほかには、第37回 国際メガネ展iOFTメガネ大賞のデザ イン部門で優秀賞を受賞した、レトロ感と近未来感が絶妙にフュー ジョンしたデザインが特徴の「SPACE TRIBE」。さらに日本初上陸と なるオランダのブランド「C ZONE」や小顔女性に向けた「trico」な どが並ぶ。
「国内外のブランドやファクトリー、気鋭のデザイナーとも協力しな がら、ワクワクするアイウェアをどんどんお届けします」。とサービス 全体を統括するディレクターの藤田氏も語っている。
このScentsのサービスはVmagazine読者の一般ユーザーには少し 馴染みの薄い話。しかし、アイウェア業界の未来を切り開く新しい取 り組みが始まっているということは、ぜひ覚えておいていただきたい。
Suzanne with tonysame: 地元・熊本を拠点に、タレント、母、大学生として、多忙な日々を過ごしているスザンヌさん。熊本・河内の魅力を伝える施設を作る予定だという。今年は海辺の元旅館を購入。リノベーションを経て昨年は自身のアパレルブランドを立ち上げ、 今号はそんな活動的なスザンヌさんをモデルに起用し熊本の魅力あふれるスポットで撮影を実施。 「 Connect
tonysame: の新作アイウェアの魅力をお伝えする。
つながる」というコンセプトを持つ
市内の中心地からも望むことができる熊本城は、熊本 市のシンボルであり、日本を代表する名城。壮麗な天 守閣や石垣は訪れる人々を魅了している。市内を走る 熊本市電(路面電車)は、歴史ある街並みとともに地 元住民や観光客に親しまれている重要な交通手段。通 町筋からは、市民に愛される熊本城と市電、2つのシ ンボルが調和する風景を目にすることができる。
Model: Suzanne Photo: Takayuki
tonysame: TS-10783-562
2010年、「共感」をキーワードにスタート したグローバルアイウェアブランド。ユー ザーに寄り添う、豊富なカラーバリエーショ ンと顔馴染みの良いレンズシェイプが特徴 で、日本のみならず海外での評価が高い。ま た、柔軟性の高いβチタンを採用したオリ ジナルの丁番などの機能パーツもブランド の真骨頂となっている。 https://www.tonysame.jp/
発色豊かで美しい生地の質感と、板バネ構造の機能性パーツを かけ合わせた、リガメントアセテートシリーズの新作。こちら はややラウンド気味のスクエアシェイプでやわらかな印象。国 内工場で施された繊細なカッティングにより上質感が感じられ る。4万1800円
TS-134-504
2024年に初登場した、トニーセイムのサングラス。シャープな見た目のVカットシリーズのフレームは、大げさすぎないので日常使いにもぴったり。UVカット率 99.9%を誇る日本製レンズを標準搭載するほか、両面マルチコートも施されているので視界もクリア。2万7500円
Suzanne
1986年、熊本市生まれ。中学生の頃からタレント、 モデルとしてバラエティー番組やCM、雑誌などで 活躍。2008年、熊本県宣伝部長に就任。2015年に は再び拠点を熊本に移し、タレント業と子育てを両 立させながら、現在は大学にてリスキリング中。ア パレルブランド「Style Reborn」の 立ち上げや、「KAWACHI BASE-龍 栄荘-」のプロデュースなど、活躍の 幅も幅広い。 @suzanneeee1028
TS-136-569
今号の表紙でもスザンヌさんが着用したTS-136は、 リムの外周をV字型にそぎ落とすことで、軽くスリ ムなルックスをつくりあげたV-cutシリーズの新作。 クラシックな印象のクラウンパントシェイプを、程 よいサイズ感とやさしいレンズシェイプで現代的に アレンジしている。2万5300円
テレビの画面や雑誌の誌面越しか らでも人柄の良さが伝わってくる、 明るく快活なスザンヌさん。モデル であり、ブランドのプロデュースも 手がける言わずもがなのファッショ ン好きとしても知られるが、実はア イウェアもお好きで、過去にはメガ ネベストドレッサー賞に選ばれたこ とも。Vmagazineは、そんなスザンヌ さんにさらにアイウェアの魅力を発 信していただければと願い、一路熊 本へ。“ポジティブな感情を共有する アイウェアカンパニー”tonysame:の フレームを着用していただきながら、 彼女が熊本で行っている活動につい てもお話を伺った。
タレントでありながら、一児の母、 大学生という顔もお持ちのスザンヌ さん。昨年からは自身で会社を立ち 上げ、ブランド展開や施設運営にも 乗り出しているが、そんな彼女を突 き動かす原動力はなんなのだろうか。
「そもそも自分で会社を始めたのは、 大人になってから学ぶことの楽しさ を知ったからなんです。私は35歳に して高校から学び直すことにしたの ですが、新しいことを知ったり、自分 でやってみることに興味を覚えたん です。そして大学生になり、ビジネス にも興味を持ち始めて、今なら困っ ても先生とかに相談できるし、起業 するチャンスでもあるのかなって感 じて。それに息子に対して、新しい夢
とか目標を見つけて頑張っているお 母さんの姿を見せたいと思ったんで すよね。それが一番強いモチベーショ ンになっているのかもしれません。 結婚出産が第二の人生だとしたら、 今はもう第三の人生の始まりにいる ような感じなんです」 そんなバイタリティ溢れるスザン ヌさんが目下取り組んでいるのが、 熊本市西部・河内町での、有明海を 望む元旅館のリノベーションだ。 「私がしたいことってなんだろうと考 えたときに、真っ先に思いついたの が地域の魅力を感じられるような複 合型施設の構想でした。それで熊本 にあるビルや物件などを探していた ら、廃業してしまった温泉旅館『龍 栄荘』に出会ったんです。海沿いの 素敵なロケーション、風格ある建物、 そして温泉。ここなら楽しいことが できそうだと一目惚れをして、まるっ と購入。今はうちの社員と頼れる仲 間たちの協力のもと改装中です。せっ かくなら県内外、海外の方も来てい ただける場所になればと思っていて、 旅館という宿泊機能を持たせながら も、複合施設として日帰り温泉や、美 と健康をテーマにしたレストランも 併設予定。また、宴会場だったスペー スでヨガをやったり、お料理講座を 開いたり、お庭を使ってイベントを したりして、人と人がつながれる場 所にしたいんです」
の の 始 KAWACHI BASE-龍栄荘-
熊本市河内町に佇む「龍栄荘」は、有明海 に突き出した岬に位置する温泉旅館。惜 しまれつつも2021年に閉館してしまった が、有明海の対岸に島原半島・雲仙岳が はっきり一望できるロケーションと、肌 に優しいアルカリ性の河内温泉に惚れ込 んだスザンヌさんは、一念発起して土地 ごと購入。全面リノベーションを行い、 KAWACHI BASEとして宿泊者だけでは なく、多くの方に地域の魅力を伝える場 所にするべく、現在奮闘中。プレオープン イベントは2024年12月21日〜。翌年よ り順次レストランや宿泊 サービスもオープン予定。
@kawachibase_ryueisou
工事前だから まだいたる所が ボロボロ(笑)
感 じ TS-10923-282
繊細な線でボストンシェイプを描いている、メタルフロント のコンビネーションフレーム。オン・オフ問わずにかけられ るデザインながら、コーディネートに合わせて選べるよう色 展開が豊富なのも特徴。もちろん機能パーツによるかけ心地 も魅力だ。4万700円
きな で、
TS-10783-548
ウエリントンシェイプをベースにしながら、やさしい丸みとリフトアップ効果の あるラインを取り入れ、可憐な印象を加えた一本。角度によって見え方に変化の あるミックスカラーが楽しい。4万1800円
私のお気に入りの スコーン屋さんも この近くにあるの!
河原町繊維問屋街 かつて繊維業が盛んだった時代には多くの問屋が並んで賑わった、熊本市中央区 に位置する歴史ある問屋街。現在はその独特の雰囲気を残した建物に、若者に人 気のお店が数多く入居、クリエイターやアーティストが集うユースカルチャーの 発信地として注目されている。一帯にはアートギャラリーやカフェもあり、伝統 と新しい文化が交差する、熊本ならではの魅力を体感できる。
今回撮影で着用いただいた衣装 は、スザンヌさんが手がける「Style Reborn」の新作。同ブランドは“な んでもない毎日が身につけると ちょっと元気になる”をコンセプト に、熊本にゆかりのあるクリエイター や、ブランドとコラボしながら、スザ ンヌさんのやりたい・欲しいと思う アパレルを展開しているという。
「お仕事柄たくさんのお洋服を着せ てもらっているのですが、そのたび に一点一点にメーカーさんの想いや 努力が詰まっていることを感じてい ます。そんな方々のように、私も私 自身の感性や想いを形にしたいと思 い、Style Rebornを立ち上げました。 今日着たワンピースに使われている カラフルなプリント生地は、売上の 一部がナイジェリアの孤児院に寄付 されていたり。これはあくまで一例 ですが、お洋服を通じて誰かの幸せ につながったり、地域貢献につなげ られたらうれしいなって思います」 オシャレは毎日楽しめる気軽な遊 び。また、コーディネート次第で自分 のモード切り替えてくれたり、気分 を盛り上げてくれるパワーもある。 そんなファッションの力を信じるス ザンヌさんは、アイウェアに対して もポジティブな視点をお持ちだった。 「私はサングラスも好きですし、視力
はいいのですが伊達メガネもよくか けます。私にとってはアクセサリー やメイクに近い存在かもしれません ね。正直コロナ禍では出番が減って いたのですが、マスクをしなくなっ てからは、そういえば私ってメガネ が好きだったよねって思い出して大 復活(笑)。今年の夏も紫外線も強 かったのでサングラスが手放せず、 今まで持ってなかったデザインに挑 戦しながら楽しんでいました」 オシャレの一部として日頃からア イウェアを取り入れているというス ザンヌさん。今回かけていただいた tonysame:のフレームは彼女の目に どう映ったのか、その感想を伺った。 「撮影しながら驚いたのは、かけてい るのを忘れるぐらい軽かったことで すね。実際に軽量設計ですし、何より 優しく顔にフィットしている感覚が ありました。手持ちのものに、長時間 かけていると耳の上あたりが痛くな るメガネがあるのですが、その点 tonysame:のメガネなら心配いらな いと思いました。なにせ、かけている のを忘れるほどのフィット感なので (笑)。それにラインナップが豊富で、 女性の顔に馴染むモデルも多い印 象。個人的には他のブランドではあ まり見かけない、美しいカラーリン グの数々にトキメキました」
Suzanne
TS-10925-076 3mm厚のチタン板材から切り出した継ぎ目のないチタンリム。その内側に、 角度を変えつつ極薄のプラスチックリムをあしらったダブルリム構造。しな やかなフィット感と、変形、破損を防ぐ「T-cut」ヒンジも備える、テクノロジー 満載な一本。6万6000円
有明オレンジ園
「KAWACHI BASE-龍栄荘-」の 隣にある、自然豊かな海辺の観 光農園。温暖な気候のなかで元 気に育った甘い果物が有名で、 ぶどう狩りやみかん狩りの シーズンは多くの家族連れや 観光客で賑わう。また園内の丘 を上がると広いBBQ場があり、 新鮮な魚介類に舌鼓。美しい有 明海を眺めながらゆっくり浸 かれる天然温泉の足湯も人気 で、自然豊かな環境で、心も身 体もお腹も満たされる。スザン ヌさんも常連で、自家製レモ ネードも大のお気に入り。 https://www.ariake-orange. com/
待ちに待った みかんの季節が はじまるね!
Behind The AD 広告がただのプロモーション手段ではなく、 ブランドの哲学やアイデンティティを象徴する重要な要素であることは、 今や誰もが知るところだ。
しかし、その表現の意図や暗黙のメッセージを読み解くには、 さらに一歩踏み込む必要があるのかもしれない。 特集企画「Behind The AD」では、アイウェアブランドが仕掛ける広告や、 イメージヴィジュアルの舞台裏を掘り下げていく。
Ray-Ban 「トップガン」でトム・クルーズが着用したアビエーター ボブディランが愛用したウェイファーラーなど、映画や音楽シーンでも着目され、 世界中に熱狂的なファンを持つアイウェアブランド「レイバン」。 有名人が着用したことも多大な影響を与えているが、
ブランド自身のプロモーションによる、メッセージ訴求の影響も多大だ。 ここでは彼らが行った広告の一部を例に挙げ、その彼らの真髄に迫る。 https://www.ray-ban.com
0RBR0502S
タイムレスに時代を超越する象徴性、正統 な伝統を受け継ぐDNAを、ブランドの価値観 とするレイバン。日本でいえば、ブランドアン バサダーである木村拓哉氏を起用したプロ モーションで注目を集めたことも記憶に新し いが、2024年にはラッパーのAwich氏がアン バサダーに就任し、彼女が登場するヴィジュ アルを展開。本物であること、アイコニックで あること、時代を超越すること、そして勇気を 持つことといった価値観を、強烈なインパク トと共に発信している。
そんなクールな広告戦略を展開するレイバ ンの長い歴史を振り返ると、映画やミュージッ クシーンでスターたちがレイバンのサングラ スを着用。それによってブランドイメージを 強固なものとしているが、意外にも彼らがセ レブリティを起用したプロモーションは多く はない。そんな中でも広告が新鮮だったのは、 そこに彼らは放つピュアなメッセージと、ア イデアに満ちたヴィジュアルがあったため。
特に印象的だったのは2007年から約10 年にわたって世界展開された「Never Hide」 キャンペーン。これは「ありのままの自分で いる勇気」をテーマにしており、個性を尊重す る現代の人々に強く訴求された。このように レイバンは常に新鮮な目線で広告クリエイ ティブを制作し続け、「自己表現と個性の尊重」 というメッセージを一貫して発信している。
音楽業界にとどまらず、ファッション シーンでも注目を集めるAwich氏のスタ イルと力強いメッセージに共感し、レイ バンは彼女をブランドを体現するアン バサダーに指名。2024年春夏のキャン ペーンビジュアルでは数々のアイコン 的モデルを着用し、その力強い眼差しで レイバンのスピリットを表現した。この 「ラウンドメタル」は、1960年代のユー スカルチャーにインスパイアされて誕 生したサングラス。2万7610円 ラウンドメタル RB3447
右に掲載したヴィジュアルは、 レイバンの75周年のタイミング で制作されたもので、フォトグ ラファーのマーク・セリガーが 撮影を担当。1930年代から90 年代を10年単位で区切り、例え ば1930年代はパイロットのグ ループ、ブルーデビル。1940年 代はアメリカで関心の的だった ある作家の「関係」。1950年代 はエルビス・プレスリーに曲を 提供したシンガーソングライ ター。というように物語を設定 し、その時代背景のなかでのレ イバンの存在をストーリー仕立 てで描いている。
CUTLER AND GROSS 1969年にロンドンで創業したアイウェアブランド「カトラーアンドグロス」
彼らは視力矯正のツールをファッションアイテムの地位に押し上げたパイオニア。
イタリアの自社工場でハンドメイドされるフレームは上質であることはもちろん、 大胆で洗練されたスタイルが魅力で、ファッション好きから絶大な支持を集めている。
また同ブランドは、インラインのコレクションだけでなく広告戦略の一貫として、 セレブリティや気鋭アーティストとコラボも頻繁に行い、話題を提供し続けている。
https://www. cutlerandgross.com/
LAが育んだ華やかで特異な時代 にフォーカスしながら、カトラー アンドグロスのアーカイブとも紐 付けた「Hollywood Hideaway」 コレクション。70年代の著名人が 着用していた顔を覆うようなサン グラスなど、個性的な新形が多数 発表された。
Kingsman Aviator 0847V2
映画「キングスマン:シークレット・サービス」 でコリン・ファースがかけたオリジナルフレー ムを再構築。 クラシックなアビエーターサング ラスをややタイトフィットにすることで、スマー トさも強調されている。 ヴィンテージのカシメ 飾りや上質なイタリアンアセテート生地の表情 もたまらない。 6万9300円
Kingsman Square 0868
こちらも「キングスマン」とのコラボレーショ ンモデルで、時代を超越したフレームを作るこ とに重点を置いて企画された。ありふれたウェ リントンシェイプのようでいて、しっかりと重 厚感を感じさせるモデル0868は、伝統と格式漂 う英国らしいデザイン。長方形のレンズと繊細 なラグが特徴的だ。6万9300円
Cat Eye 9261
流れるような滑らかなカッティングと、カトラー アンドグロスらしい極厚生地が特徴的なモデル 9261。1950年代のハリウッドの女性をイメー ジしてデザインされたそうで、ブロウラインで 丸みを強調しながら、目尻にかけてさりげなく つりあがり、キャットアイのシェイプに仕上げ られている。8万1400円
シーズンやコラボレーションごとに、刺激 的なプロモーションを行っている「カトラー アンドグロス」。華やかでありながらも激動 だった 1970年代のロサンゼルスを意識した 新作コレクション、「Hollywood Hideaway」 を発表している2024年は、その世界観を反映 したヴィジュアルで話題となっている。
このコレクションは、「大ヒット映画がハリ ウッドのイメージを形作った時代、詮索好き なパパラッチの目から逃れるためにスターが 求めた隠れ家」がインスピレーション源。その 結果、煌びやかな当時のスタイルを反映した、 表情豊かな新作がラインナップされた。 この新作のプロモーションに際し、彼らは 実際にアメリカ西海岸・パームスプリングに 飛び、豪華な別荘や隠れ家でルックを撮影。ハ リウッドライフスタイルの排他的かつ神秘的 な空気を、写真で写そうと試みた。
カトラーアンドグロスのアイウェアの魅力 を引き立てるパートナーとして選ばれたのは、 スイス出身でLAを拠点とする著名なポート レートフォトグラファーである、フレデリッ ク・アウエルバッハ。完成したルックでは、フォ トジェニックな建物や美しい気候とともに、 ハリウッド黄金時代の優雅さを感じさせるア イウェアを見事に描写。光と影のコントラス トでドラマチックな雰囲気を作り出しながら、 巧みに主人公の魅力を引き出した。
FJP-005
F少しラウンドがかったウェリントンシェイプをもつ「FJP-005」。枠やテンプルが細くかける人の印象を大きく変えず、それでいてシャープな 印象を与えるため、ビジネスシーンでも活躍してくれるはず。カラーはヴィンテージチタンと、マットブラックの2色をラインナップしている。 3万9600円
長きに渡ってメガネ・サングラスの企画に従事している 鯖江のアイウェアメーカーが生み出す新たな挑戦。
2020年に誕生した「F」は、日常に溶け込むクラシックなデザインながらも アウトドアでの使用に耐えうる機能性を持つフレームが特徴のブランドだ。 一本一本、鯖江の熟練職人の手によって丁寧に作られるその誠実なモノづくりを 彼らはどのような想いでアウトプットしているのだろうか。
https://f-glasses.jp/
「F」のフレームが持つ軽量感や着け心地といった機能は、手にとって顔にかけてみればその違いがすぐわ かるだろう。だからこそ、手にとってもらうまでのアプローチは非常に重要。彼らのイメージビジュアルで は、自然と日常を楽しみながら自分の内面に向き合うような人物像を描いている。
FJP-006
好調のFJP-005の玉型違いとして新たに登場した
FJP-006は、より目元をスタイリッシュに飾ってくれ るスクエアシェイプ。軽さやフィット感をそのまま に、より硬派な印象の一本に仕上げられている。カ ラー展開は、ヴィンテージチタンとマットネイビーの 2色。各3万9600円
F-T MODEL
ブランドの立ち上げから続くF-Pモデル(プラスチッ クモデル)で採用している構造を、βチタン素材にし て再構築。プラスチック樹脂よりもさらに耐久性が高 く、やわらかいかけ心地の一本を作り上げた。畳んだ 状態では変哲の無いように見えるが、少し開くだけ で、彼らの特徴でもあるロングカーブテンプル構造が わかるだろう。研究の末にたどり着いたこの形状は、 メガネをかけたときに痛みを感じやすいこめかみ、側 頭部をかわして後頭部で支えられるよう考案された もの。フレームのみではなんと12gという軽さを実現 しているからこそ、この構造が活きてくる。さらには テンプル内側には雨や汗で滑らないラバロンのヘッ ドパッドを配置し、アクティブな動きでもズレにいよ う配慮してされている。
「F」は「フロート」を手がける福井県鯖江の アイウェアメーカー・アルファが企画、デザイ ンを行っているブランド。軽くて疲れにくく、 なおかつおしゃれなリーディンググラスに始 まった彼らのメガネ作りのノウハウは、やが てアウトドアサングラスに派生。そして、アク ティブなライフスタイルと日常の架け橋とな る「F」の開発につながっている。
彼らが「F」で目指したのは、スポーツ用・ アウトドア用のサングラスのような流線型デ ザインではなく、アクティブシーンでも自分 らしさを大切にできる、スタンダードなデザ イン。「クラシックスタイル × アウトドアシ ステム」というコンセプトを掲げ、普段使いで きるクラシックなデザインと、非常に軽量で 激しい動きにも追随する高いフィット感を両 立することにフォーカスしている。
「身に付ければ動きたくなる」そんなメッ セージが込められた「F」のアイウェアは、メ ガネに関するさまざまな負担を軽減すること で、気持ちまで軽やかにしてくれるのだ。
実際に語りどころの多い彼らの魅力を視覚 的に伝えているイメージビジュアルは、彼ら のモノづくりのように実直。使用シーンを想 像させる写真を用い、対象ユーザーなら共感 してくれるであろう何気ないシーンを切り取 ることで、日常とアウトドアの両方で使える アイウェアであることを訴求している。
Farben × HUSKY NOISE 魅力が重なる特別なコレクション
この秋、「HUSKY NOISE」ブランド創立20周年を記念し、アイウェアブランド「Farben」とのコラボレーションが実現。 「女性が美しく掛けられること」をテーマに、シルエットやサイズ感、柔らかいフォルムを意識した特別なフレームがラインナップされた。
Model:Sakiko Furuhata
Photo:Kentaro Minami
Hair&Make: Shihomi Nishio
上質でシンプルな大人の女性のためのアイ ウェアブランドとして、洗練されたデザインと軽 快なかけ心地を両立させたフレームを数多く生 み出してきた「HUSKY NOISE」。女性の顔を引 き立てる繊細かつ柔らかなデザインが特徴で、日 常のさまざまなシーンに溶け込む上品さとかわ いらしさが、多くのファンの心をつかんできた。 そんな同ブランドが創立20周年を迎えること
を記念して、この秋はアイウェアブランド同士の コラボレーションを行い、双方の魅力を引き立 てる特別なコレクションが発表された。今回手 を組んだ「Farben」はオールチタンフレームの 開発で名を馳せたマルマンオプティカルが手が けるブランドで、日本の職人技を感じられる精 緻な加工、そして鮮やかな色彩を取り入れたデ ザインが特徴。HUSKY NOISEのシンプルであ
FH-001 カッティングにこだわりインナーメ タルも取り入れたリムは、角度によっ てキラリと反射。まるでアクセサリー のように目元を彩ってくれる、繊細 な作りの一本。小ぶりなボストンシェ イプ、丸みを持たせてデザインされ たヨロイやテンプルが、柔らかな印 象を与える。5万9400円
りながら考え抜かれたデザインに、Farbenが得 意とする手塗りの七宝、マツケリの生地による 豊かな色彩が合わさることで、装う人の個性を 引き出すアイウェアが完成した。この珠玉のコ レクションは、3種の異なるデザインにそれぞれ 2種のシェイプが用意され、合計6モデルをライ ンナップ。2024年12月から取扱店舗にデリバ リーされる予定だ。
FH-006
シャープな雰囲気のあるβチタンの シートリムを鮮やかなアセテート製ブ ローパーツで挟み込んだコンビネー ションフレーム。今回のコレクション の特徴である、熟練の職人による手塗 り七宝がβチタンのテンプルに施さ れ、正面だけでなく横顔にも華やかな 雰囲気をもたらす。5万9400円
チタンシートリムとチタンバックバー を組み合わせた、スタイリッシュなメ タル同士のコンビネーション。フロン トリムに重厚で繊細な手塗り七宝、テ ンプルを色彩豊かなマツケリ社のア セテートでサイドを彩ることで、上品 かつ鮮やかな目元を演出してくれる。 5万9400円
https://www. maruman-opt.co.jp/ brand/farben/
https://huskynoise.com/
FH-004
(左)縄手テンプルの丸メガネは、本作のデザインソー スとなったヴィンテージ。澤田氏がアンティーク ショップで見つけた、激レアのデッドストック品。 (右)15周年を記念して作られた「309 Peace 」。レ ジェンドミュージシャンに敬意を表して作られたラ ウンドフレームで、クリップオンも付属。フロントに はチタン、フラットでワイドなテンプルには軽く弾力 のあるゴムメタル素材を採用し、軽やかなかけ心地を 実現している。5万9400円。
DIGNA Classic クリエイションを支える秘密基地 PARIS MIKI BASEとモノづくり
都内某所、ヴィンテージマンションの一室に広がっている「パリミキベース」は、 同社のクリエイティブを支えるアトリエ的存在。今回はこの秘密基地的な空間を舞 台に、ディグナクラシックのプロデューサーである澤田将広氏にインタビュー。モ ノづくり、ブランド作りに対する想いを伺った。
Photo: Takayuki Haneta
www.digna-classic.com
パリミキが手掛ける「ディグナクラシック」 は、クラシカルで色褪せないデザインを追求 するブランド。ヴィンテージスタイルを現代 に再現し、最新の技術や素材を取り入れつ つ、鯖江の自社工場で培われた職人技による 細部へのこだわりから、高品質なアイウェア を提供している。
ヴィンテージの雰囲気を残しながらも最新の素材や 技術を用い、いかに魅力的で心地よくかけらる一本 に仕上げるか。澤田氏はここで思索に耽る。
定番のウェリントンシェイ プ「Jimmy」、そしてそのパ ントシェイプ「Jett」が今季 リニューアル。ミル打ちも 美しい独自開発の丁番を用 いることで、フロントの傾 斜が8°から10°に変更さ れ、より凛々しい雰囲気に。 また、クリアと色生地のレ イヤーパターンのカラーバ リエーションも登場した。
貴重な私物の中から一部を紹介。(左)ドイツの質実剛健な作りが魅力的な60's マルヴィッツ。ツァイスの高精度レンズ・プ ンクタールも輝きを放っている。(右)ジョンレノンに憧れて買い求めたヴィンテージの丸メガネは、澤田氏がメガネに陶酔 するきっかけを作った。80年代当時は大ぶりのシェイプばかりで、出会うまで相当な苦労があったという。
本物からしか得られないインスピレーションを
フローリングに家具、照明に至るまで、ディ グナクラシックのショップさながらの世界観 に統一されている「PARIS MIKI BASE」。こ こはアイウェアの歴史にも触れられる同社の クリエイティブスペースとして、ディグナの 開発が進められるほか、さまざまなプロジェ クトの計画や、会議、スタッフとの面談など、 さまざまな使い方がされているという。
「私がMDをしていた10数年前は、デザイン業 務などをおこなうアトリエのようなものが本 部と別にあったんです。しばらくはそういう 場がなかったのですが、風格漂う空間だから こそ生まれるアイデアもあるだろうと思いま して、2022年にヴィンテージマンションの一 室をリノベーションして、PARIS MIKI BASE を作りました」
ここにはこれまで作ったディグナクラシッ
クのすべてのアーカイブを揃えるほか、アイ ウェアに関する書籍や資料、そして澤田氏が 長年かけて集めてきたアイウェアコレクショ ンの一部もショーケースに収められている。 実はこのショーケースやテーブルなどは店 舗で使うために用意された什器。方々で買い 付けられてきたヴィンテージ品が並ぶラック は、この場所を秘密基地たらしめているディ スプレイのようでいて、実はストックを置い ておく流動的な物置的存在なのだという。 「私はやっぱりモノが好きで、よくアンティー クショップや蚤の市なんかに足を運んでは、 什器やアイデアソースに使えそうなものを探 しているんです。昔の眼鏡店で使われていた 道具や、楽器にオーディオ関係、カメラなんか も買ったり。というのも、私はお店の空間作り にもこだわりたくて、ディスプレイもなんで
もよいとは考えていないんです。例えば渋谷 のパリミキにはこだわった楽器がたくさん。 知らない人には楽器があるな、程度かもしれ ませんが、『お、ヴィンテージのスペースエコー R E-201だ!』なんて、刺さる人には刺さるん です。そういう方々が来られたときにも、ここ には本物が置いてあると思っていただけるこ とが大切だと考えています。やはりモノに興 味がある方は、ストーリーや背景を大切にさ れているので」
澤田氏がこの姿勢を続けてきたことで、店 舗の販売スタッフにもその価値観が波及。「モ ノへの情熱を持つと、自ずとお客さまとのコ ミュニケーションも近くなりますしね」と、澤 田氏は微笑む。大手眼鏡店らしからぬ空間・モ ノづくりへこだわりは、確かに蓄積されてユー ザーの満足度につながっている。
ディグナクラシックの15周年を 祝う限定アイテムたち。(左)周 年モデルのアイウェアには、高 級なフレンチカーフを採用した レザーのセミハードケースと、 クリップオン専用ケースが付 属。(中)ヴァーグウォッチとコ ラボした、バブルバックスタイ ルの自動巻きの腕時計。6万500 円〜6万5450円(右)50'sのUS ヴィンテージをもとにしたボス トンシェイプ「310」と、下部に 角を設けた“シモカク”のシェ イプの「311」。全体に至極細か な彫金模様をあしらったほか、 付属のクリップオンもクラシッ クさを引き立てる。各600本限 定、各5万9400円。
メイクアップアーティスト・江口洋樹氏が指揮をとり アイウェアとヘアメイクの妙を探る毎号恒例の企画。
今回は女優でありながら、写真作家として活動する 成瀬凜さんとコラボレーション。鏡写しの世界を切り取った。
Photo & Model: Rin Naruse Hair & Make: Hiroki Eguchi
女優。2004年7月1日生 まれ/東京都出身。mol-74 「BACKLIT」MVや映画『記 憶の居所』、YouTube10分 ドラマ『東京彼女』10月 号出演。フォトグラファーと しても活動し、2021年 写 真コンテスト「IMA next」 テーマ「WOMAN」グラン プリ受賞。
「ありのままを写してくれる鏡と素直に向き合い、多方面に変化し ていくビジュアルを楽しみながら撮影しました。今回はヘアメイク やアイウェアとのコラボレーション。どの写真も予想できない面白 さがあり、見た目が変わるというシンプルな構成だからこそ、鏡 との融合で非日常的に写そうと試みました。鏡の反射や角度な ど、自分1人では限界がある部分も、皆さんと試行錯誤して作り 上げることができました。表現の可能性に出会えるようなこの企 画に参加できたことを嬉しく思います」(成瀬凜)
YY WC1-24 ¥48,400
https://www.yinyear.com/
GROOVER×A$AP TWELVYY
SEDONA ¥55,000
GROOVER
FOKKER ¥37,400 https://groover.tv/
HIROKI EGUCHI
SEKAI NO OWARIのヘアメイクとして、ま たフリーランスとして各種広告、雑誌媒体で 活躍するメイクアップアーティスト。真骨頂 は個性を引き立たせるスタイリング。 Instagram:@hair.makeup_hiroki_eguchi
香港日本
East Meets East Photo & Interview: Masataka Nakajima
The New Black Optical 日本の眼鏡工場を探訪し、その製造過程や背後に迫った書籍「職人の手造眼鏡」 その本の著者であるジョナサンさんは、香港一の日本製メガネフリークであり、
気鋭の眼鏡店「The New Black Optical」のオーナーでもある。
香港で新たな潮流を生む彼に、日本製アイウェアの興隆について尋ねた。
Jonathan Lam いちから築き上げた
香港の老舗眼鏡店
情熱と発展の物語
「日本の職人が手作業で仕 上げたフレームが高価で ある理由は、実物をご覧い ただければ一目瞭然です。 当店は香港で最大級の日 本製メガネを取り扱う店 舗として、職人技の美しさ を丁寧にご紹介していま す。日本の皆さんも香港に 来られた際はぜひお立ち 寄りいただき、当店の品揃 えをご覧ください」
香港のアイウェア業界、さらには日本のブランド 関係者から有望視されている、若き眼鏡店オーナー、 ジョナサン・ラムさん。彼が手がける「The New Black Optical」は、この10年のうちに香港の主要な エリアに続々と出店し、ハンドメイドの日本製メガ ネというユニークな目線で厳選したアイウェアを販 売。そこには生粋のメガネ好きである、ジョナサン さんのこだわりが詰め込まれている。
「私がメガネをファッションとして楽しむようになっ たのは、大学生の頃。洋服に興味を持ち出し、RayBanを買ったのが私の運命の分かれ道でした。最初は アメリカのブランドが好きで、TART OPTICALや SHURONといった老舗ブランドに夢中になり、学生 だったのでそれらを安く手に入れる方法はないかと 模索したんです。そしていき着いたのが共同購入。 ネットで希望者を募り、ボリュームディスカウントで 品物を安価に購入していました」
この経験からアイウェアにのめり込み、業界にビ
ジネスチャンスを見出した彼はメガネのネット販売 を開始。経済学の修士課程に進む頃には、就職せず に自分で眼鏡店を経営することを決断したという。 「大学院を卒業してからすぐに、旺角地区の古い商 業ビルにお店を借りて、『The New Black Optical』 をオープン。15㎡ほどの小さな店内でしたが、およ そ2ヶ月ほどで開業資金を回収できるほど、順調な スタートを切ることができました。当初はアメリカ のブランドが中心で、日本のブランドは谷口眼鏡や 増永眼鏡などを代理店から少し仕入れる程度でし た。しかしお店を続けているうちに、徐々に日本で 手作りされたメガネの上質さと美しい佇まいに魅了 されていったんです。しかし、こうした高級なハン ドメイドブランドと取引をするには、店の規模や知 名度も必要でした。それで彼らからの信用を得られ るようさまざまな施策をしたのですが、結果的にそ れが会社の成長にもつながったんです」
ジョナサンさんが最初に考えた戦略は、まだ香港 での取引先が少なかった日本ブランドとの提携。彼 が販売代理店となることで日本のブランドは香港市 場で拡大でき、一方ジョナサンさんもその人気を背 景に、日本製品も丁寧な説明をすれば予想以上に売 れるという手応えを感じたという。さらに、小規模 の店であるにもかかわらず、芸能人を起用したヴィ ジュアルも作成することで、ショップのメジャー感 を演出。このマーケティングも功を奏し、売上を大 幅に増やすことに。そして、ブランド取引条件やロッ トを満たすために、さらに店舗を増やすという拡大 戦略に繋がっていった。
ジョナサン・ラム/2003年、香 港で最も活気のある繁華街の一 つである旺角(モンコック)に、 アイウェアセレクトショップ 「The New Black Optical」を旗 揚げ。日本の職人が手がけるハン ドメイドアイウェアに魅せられ、 品揃えを日本製の商品に特化。創 業11年を迎える現在は、香港の 大型ショッピングセンターなど に、5店舗を展開している。
増永眼鏡やEYEVANなどの老舗ブランドから、RIGARDS、 guepardなどの気鋭ブランドまで、そのラインナップは幅広い。
The New Black Optical 上質な世界観とともに 日本製アイウェアを 展開する
「New Black」という英語は ファッション業界などでよく使わ れる慣用句で、「新たな定番」とい う意味。「The New Black Optical」 という名前には、高品質でラグジュ アリーなアイウェアを提供し、トレ ンドの先を創造するという目指す という想いが込められている。その 意思が本物であると実感させるの は、彼らが誇るエッジの効いた品揃 えだ。販売されている9割以上が日 本製のハンドメイドで、各店30〜 40ブランドを展開中。今では香港 での日本製メガネの人気を牽引す るショップとしてその名が知られ ている。
「日本のブランドはもちろん、DITA やThom Browneなど欧米のブラン ドであっても、日本でハンドメイド されたものは積極的に取り扱って います。実は私が日本製のメガネに 興味を抱き始めたのは、実は OLIVER PEOPLESの繊細な彫金が 施されたメガネを手にしてからで した。もちろんイタリアや中国もア イウェアの生産国として有名です が、実際手に取れば、細部や完成度、 フレームの磨きなどから違いがわ かっていただけるはずです。私たち は他の多くの眼鏡店と比べてラグ ジュアリーな商品を扱っているた め、店舗内装にもこだわり、ウッ ディで落ち着きのある雰囲気に仕 上げています。現在は香港で5店舗 を展開していますが、大型ショッピ ングモールに出店している眼鏡店 というのは香港では稀。優雅な空間 で、幅広い層のお客様に、最上級の アイウェアをお届けしています」
内藤熊八作 × The New Black Optical
The New Black Opticalの創業10周年を記念時には、内藤熊八作とのコラボレーションモ デル「N-112 藍金」をリリース。エレガントなゴールドのテンプルやブリッジには細かな 彫金模様があしらわれ、ネイビーのフロントプレートが全体を引き締めている。
ここにしかない出会い
特別なユーザー 体験が 人々を魅了する
The White Screen × The New Black Optical
「高水準な工業品質と現代的な ファッション感覚のハイブリッド」 をテーマに掲げるブランド、「The White Screen」とのコラボレーショ ンモデル「CLAP」。8mm厚のフロ ント生地に複雑なカッティングを 施すことで、全体の立体感と反射面 に変化がつき、奥行きのある目元を 演出してくれる。
MASUNAGA since 1905 × The New Black Optical
アセテートプラスチックとチタンパーツを組み合わせたコンビネーションフレームGMS805 は、増永眼鏡のMASUNAGAの定番人気フレーム。こちらはThe New Black Opticalのみで 展開されている、新鮮でファッショナブルな青べっ甲+ローズゴールドカラーの限定モデル。
「当店の強みは在庫が豊富で、一つのモデルにつき50〜60本の在庫があ り、すぐにお客様に提供できる点です。手作り眼鏡は高価なのでショー ケースに入れて、店員が取り出して試着していただくのが一般的なので すが、当店ではお客様が自由に手に取って試着できる環境を整えていま す。また、香港のなかでも両手で数えられるほどしか導入されていない ツァイスの最新測定機器を設置した店舗も増やしており、ここでしか味
わえない体験を提供しています」
さらに特筆すべきは、日本では手に入らないジャパンブランドとのコ ラボレーションモデルを頻繁に展開している点である。これも長年にわ たって築いてきた強固な協力関係と、ジョナサンさんのコミュニケー ションの賜物。日本製メガネに対する彼らの熱い想いは、我々日本人が 見習うべきところも多い。
Vmagazine Hong Kong 2015年に創刊した弊誌Vmagazine Japanの兄貴分であり、 アジアのアイウェアシーンを牽引しているのが、香港の雑誌「Vmagazine」。今回の香港取材の折に、 同誌を創刊から支える編集長のジョーダンさんのもとを訪ね、昨今のアイウェア事情を聞いた。
Jordan Chun ジョーダンさんは雑誌Vmagazineのディレクター であり、香港の名物アイウェア展示会として20年の 歴史を持つVOS(Visionaries of Style)のオーガナ イザー。近年は上海と北京でもVOSを開催している ため、香港のみならず、世界的なアイウェアトレン ドは常に彼の目と耳に届く。そうしてブランドや小 売店との強力なネットワークから得た情報が、 Vmagazineの記事に深く反映されるのだ。
そんな彼も、メガネに(いい意味で)大きく人生 を狂わされた人間の1人で、長きに渡り、世界のアイ ウェア業界の変化を目の当たりにしてきた。 「メガネ業界に入ってもう20年。私が弊社に入った 2003年当時は香港にアイウェア専門雑誌はなく、 アイウェア業界の人々は海外の雑誌から情報を得て いた時代でした。そこで、社長は『釣り雑誌のよう 固定ファンのいる趣味の雑誌はヒットする』と考え、 Vmgazineを創刊することになったんです」 そして入社間もないジョーダンさんは、右も左も わからぬままにメガネの取材をすることに。最初は 知識が浅かったものの、デザインから製造、販売、 そしてユーザーに届くまでの一連のプロセスを当事 者目線で捉えることができたときに、この業界の奥 深さの虜になったと彼は振り返る。
「社長の読み通り、Vmagazineは創刊号から好調な 売れ行きで、2022年には創刊100号を数えるまで に。そして現在は年2回の発行とWEBマガジンの更 新を続けています」
業界の生き字引である彼だが、アイウェア目線で 日本と香港の関係はどのように変化していると感じ ているのだろうか、意見を聞いてみた。
「そもそも香港は過去数十年、日本のカルチャーを フォローしてきたところがあって、いまだアジアの 中のクールな国という認識。メガネに関してもメイ ドインジャパンはやはり絶対的な安心感があり、丁 寧に作られた日本製のメガネフレームはますます人 気が高まっています。ただし、もちろん全てのブラ ンドがというではありませんけどね」
「初期の号では有名な俳優を表紙に起用し、人々の注目を集める ことに成功しました。しかしこのアプローチでは、私たちが期 待するほどアイウェアを目立たせることができないことに気づ きました」なんて裏話も。中面ではデザイナーや眼鏡店オーナー にインタビュー。新進気鋭として紹介した方も、今では大御所 になっていることが多いという。
アイウェア業界
激動のこの時代を
どう生き抜くか
「雑誌は新作発表の場という意味合いでも続ける必要があると考えていますが、やはりネットで情報が手に入る時代では 雑誌の存在も問われている」とジョーダンさん。時代の移り変わりでアイウェアブランドのあり方が変化してくなかで、 我々は何を表現するか。これまで以上に幅広い層にメガネの魅力を伝え、より深い情報を届ける必要性を確認しあった。
「展示会を年3回主催して、世界各地の展示会も見に いっている私からみると、どこのマーケットもモノ に対してシビアな目線になっている印象です。うま くいっているブランドというのは、丁寧なモノづく りをしている前提で、さらに届けるエリアにあった アイウェアを提案できているところ。最近は高級路 線のブランドが多くなっている分、品質と独創性の 差はは顕著に現れているような気がしますね」
ジョーダンさん曰く、日本のなかでも自分たちの したいことが明確なブランド、オリジナリティのあ るデザインを持っているブランドが少なくなってい るのではないかと感じているという。
彼らが毎年発行する年鑑「Eyewear Annual」は、アイウェア愛 好家に向けて、美しく、実用的な情報を提供する一冊。アイウェ アブランドの最新のモデルや基本情報を詳しく紹介している。 https://www.vmagazine.hk/
IIマークに込められた想い ブランドのシンボルであり、TIDOU製品のヨロイ飾りに用いられている「II」は、慌ただしいときを過ごす人々 に彼らが投げかけるメッセージ。「ファッションや流行は絶えず変化し、気まぐれなもの。しかしときどき予 測可能なものでもある。TIDOUはそれらの不規則な揺れを“一時停止”させ、本質と機能性を引き出します」。 彼らのモノづくりの原点は、シンプルさ、品質、そして耐久性。長く愛用できる製品を作ることで、この過剰 で止められない消費主義に待ったをかけているのだ。
特許技術のネジなしヒンジ TIDOUのアイウェアを象徴するヒンジパー ツは、「Minimalist Innovation」を体現する 唯一無二のギミック。実用化まで2年を費や した特殊な構造で、まるでバックパックの バックルのようにテンプルをフロントに圧 入して接続する仕組み。この高度な技術よっ て、溶接やネジを使わずにフレームを構成 している。負荷のかかりやすいヒンジの稼 働部をシンプルにすることは、フレーム全 体の耐久性につながり、そして、しなやかな かけ心地も提供してくれるのだ。
香港に本拠地を置く「TIDOU」は、2014年にミ ラノアイウェアショーでデビューをした、モダンか つミニマルなデザインが特徴のアイウェアブラン ド。機能的かつ独創的な構造に定評があり、ヨーロッ パやアメリカの市場でも話題に。設立10年目を迎え た現在は、世界20か国以上に1,000を超える販売拠 点を持つ人気ブランドとなっている。
そんな彼らは「Minimalist Innovation」をデザイ ン哲学に掲げ、シンプルながらも流麗なラインと、 独創的な構造を合わせ、従来のアイウェアでは飽き 足らないコダワリを持つユーザーたちを魅了。世界 を股にかけるTIDOUのアイウェアはすべて日本製 で、チタン製アイウェアのメッカとして名高い日本 の技術が、彼らの求める高いクオリティを満たして いる。
彼らはこれまでに約100種類に及ぶモデルを世に 送り出しているが、その真骨頂といえるのは、なん といっても軽量で耐久性に優れたβチタンを用いた フレーム。近年は日本人の好みや顔に最適化された ジャパンコレクションも展開し、カラーリングが美 しいコンビネーションフレームにも注目が集まって いる。ちなみにブランドロゴに使われている「II」の マークは、着用者に静けさと瞑想のひとときをもた らし、落ち着いた快適なライフスタイルをサポート するという理念を表すもの。美しいデザインとかけ 心地を両立したヒンジパーツも、彼らのオリジナリ ティを象徴するものとなっている。
East Meets East
TIDOU 信念をデザインに落とし込む、 ミニマルな機能派アイウェア タイムレスなアイウェアを世界中で展開している、 香港発のブランド「TIDOU」。
そのデザイン哲学を形にしているのは実は日本の工場であり、 近年では逆輸入的に日本の眼鏡店でも高い人気を誇っている。
TT76 現代の男のためにデザインされた、大人の色気が漂うコン ビネーションフレーム。ヴィンテージのような魅力漂うブ ロウラインやモダンパーツには艶やかなアセテート素材を 用い、やさしい印象とやさしいかけ心地を実現した。また、 全体を構成するのは耐久性のあるフェザーライトフレーム。 ベータチタン素材で軽く柔軟性も備えるほか、丁寧な仕上 げが上質さを際立たせる。
TIDOUのデザインの卓越性は国際的にも認められ、2020年 のグッドデザイン賞、2022年のiFデザイン賞、そして2023 年のGerman Design Awardを獲得している。
TTJ806 ベストセラーモデル「TTJ801」は、クラシックとモダンな雰囲気 をミックスしたサーモントデザイン。ブロウパーツはシート状の βチタンから切り出したもので、他にはないシャープな印象だ。テ ンプルも同様にβチタンで、同ブランドの真骨頂である頭部を包 み込むようなフィット感が味わえる。
ベストセラーモデル「TTJ801」は、ク ラシックとモダンな雰囲気をミックス したサーモントデザイン。ブロウパー ツはシート状のβチタンから切り出し たもので、他にはないシャープな印象 だ。テンプルも同様にβチタンで、同 ブランドの真骨頂である頭部を包み込 むようなフィット感が味わえる。
https://www. tidoueyewear.com/
TTJ801
Tokyo Eyewear Snap in Kichijoji SNAP by MISAKI TSUGE
Vmagazine恒例ストリートスナップ企画。 今号では、さまざまな人が行き交い、 そして思い思いの時間を過ごしている ダイバーシティ・吉祥寺へ! フィルムカメラのシャッターを切るのは、 注目の若手写真家・柘植美咲。
ファッション誌の撮影も多く、アイウェアへの興味も高まって いるという柘植さん。「最近自分のなかでメガネブームが来てい て。ダブルブリッジは抵抗があったのですが、STEADYのSTD116はどこか上品で、かけてみると今っぽいんですよ」 2000年三重県生まれ。高校1年生の時から写真を撮り 始め、在学中の2018年ポカリスエットの広告撮影に参 加。2020年、IMA nextの「LOVE」をテーマにした回で グランプリを受賞。現在は東京と三重を拠点に活動し、 メディアや広告、アーティスト写真を撮影。今年9月に は自身初となる写真展「健全」を開催。 https://33ki2ge. tumblr.com/ 写真家 柘植美咲
切り絵師/絵本作家/ 漫画家 チャンキー松本さん
JINS BRAND
吉祥寺の路上でオーラを 放っていたチャンキー松本 さんは、ビッグコミックオ リジナルにて「ひげとパン ダ」を連載中の漫画家。「こ の極太な丸メガネはJINSと 『サンクチュアリ -聖域-』が コラボしたときのもの。メ ガネはパンチ力重視でいろ いろ持っています」
会社員
KIYOSHI さん(左)
Zoff BRAND
普段はコンタクトだが、休日の遊び用に度入りで作ったサン グラスは、ちょうど今日引き取りに行ったばかりだという、 新調したてホヤホヤのもの。「普通のメガネは持っているの で、カラーレンズの入ったチャラい感じのに挑戦しました」
会社員
RYOTA さん(中)
Zoff BRAND
「先日、友人がメガネを作るというのでつい ていったら、ヴィンテージライクなフレー ムに一目惚れして。ちょうど『地面師たち』 で綾野剛がメガネをかけている姿がかっこ いいなと思っていたこともあり、ノリでお しゃれメガネを一本作ってみました」
会社員 54さん(右)
Ray-Ban BRAND
ストリートやアメカジファッションが好き で、その服装に合わせられるようなサング ラスをいくつも持っているという54さん。 「今日かけているのは、王道のサングラスが 欲しいと思って春に購入したニューウェイ ファーラー。日本人の顔にも馴染むんです」
学生 石本丈陽さん
UNKNOWN BRAND
オールブラックのコーデをメ ガネで引き締めていた石本さ んは、吉祥寺在住の学生さ ん。「今日かけているメガネ は、下北沢の雑貨屋か古着屋 で買ったものです。細めのプ ラスチックフレームで、薄い カラーレンズが入っているの が惹かれたポイントですね」
美容師経営 こうすけさん
UNKNOWN BRAND
午前中は高尾山に登り、夕方 を井の頭公園で過ごしていた 休み満喫派のこうすけさん。 「メガネは御殿場アウトレッ トで買ったものなんですが、 刻印が消えてブランド名がわ からなくなっちゃいました (笑)淡いブルーのカラーレ ンズは夕日が眩しくないから チルタイムにも最適」
心のばんそうこう RYO さん
UNKNOWN BRAND
ギターで伴奏し、ハーモニカ で巧みに主旋律を奏でてい たRYOさん。「演奏している 間の自分の目線隠しの意味合 いもあって、人前で弾く時は サングラスをかけるようにし てます(笑)。ドン・キホーテ で買ったものだけど、結構こ れで重宝しているんですよ」
Tokyo Eyewear Snap in Kichijoji 会社員 トシオさん ミナコさん
JULIUS TART OPTICAL BRAND 夕暮れどきの井の頭公園を、 ワンちゃん連れで散歩してい たおしゃれな夫婦。「アメカ ジやヴィンテージファッショ ンが好きで、クラシックなア イウェアが好み。ジュリアス タートのこのモデルは、ボス トンとウェリントンの中間的 な形が気に入っています」
会社員 RYO さん
UNKNOWN BRAND 「フェスに行ったりするとす ぐなくしちゃうから、サング ラスは安価なものにしてま す。これはZOZOで2500円 くらいで売ってたもので、八 角形のシェイプが気に入っ て、いつ無くしてもいいよう に5個一気に買いました」と 語るファンキーなRYOさん。 フェスで購入したというT シャツの後ろ姿には、メガネ の男性のイラストが!
ショップスタッフ 桐原瑠久さん
UNKNOWN BRAND
古着屋と雑貨屋、飲食店が 立ち並ぶ七井橋通りで声を かけさせていただいた桐原 さん。「メガネがあるとコー ディネートが締まる感じが して、今日はこれを。働いて いる古着屋で買った伊達メ ガネで、プラスチックとメ タルのコンビネーションの タイプです」
学生 かなたさん
OWNDAYS BRAND 「コンタクトだと目が疲れ ちゃうので、私は断然メガネ 派。このメガネを選んだの は、四角っぽくも丸っぽくも ある形が可愛いなって思っ たからです。大ぶりのメガネ だと小顔効果? もある気が するのと、視界をフレームに 邪魔されないのがいい(笑)」
会社員 としやさん
JINS BRAND
これからライブを見に行くと ころだった、としやさん。「視 力はめちゃめちゃいいんです けど、ファッションアイテム としてメガネは毎日のように かけています。プラスチック 系もあるのですが、このメタ ルフレームは上品な感じが してよく使っています」
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2025年春 発刊予定
Tokyo Eyewear Snap in Kichijoji