アクティベート ・ リーフ No.701
A MEDITATIVE PAUSE 年の瀬の黙想 サリー・ガルシア 12 月は、私にとって間違いなく一年で最も忙し
の内に失われ、それらの出来事によって織り成される
もたちにあげるおもちゃの修理手配、プレゼントの
いのです。何年にもわたり、私はそうやって年末に回
い月です。連日、イベントの企画、貧困家庭の子ど
購入、家の飾り付け、クリスマス会やクリスマスイ
ブの夕食会の計画など、することが山ほどあります。 そうしているうちに、新年のお祝いの時となり、そ
れまでの一年に別れを告げて、新しい一年を迎える わけです。
でも、海のように絶え間なく揺れ動くそんな日々 にあっても、静かに浮かぶ島の隠れ家のような特別 な数日があります。それは、クリスマスから大晦日
までの 12 月 26 日~ 30 日です。この期間、私は黙 想を行います。年末までには、まだまだやることが あるので、5 日間の静養をするというわけではありま せん。そうではなく、この数日の間に、私はこの一
年がどんな年だったのか、そしてこれからの新年に
何を望むのか、じっくりと考える時間を取るのです。 まず、スケジュール帳を取り出して、一年に起き
た最も重大な出来事を振り返ります。明らかな祝福 を感謝するとともに、困難や辛い経験を通して学ん
だ教訓というような、 「災いのように見えるが実は祝 福である」ことについても感謝します。12 か月の
間にどれほど多くのことが起こるものか、また、そ
のいくつかがどんなに昔のことのように思えるかに、 いつも驚かされます。
もし時間を取って振り返らないなら、私の人生のタ
ペストリーに使われるべき重要な糸のいくつかが忘却
はずだった絵柄が完成しなくなってしまうかもしれな 想したことを書き記してきました。
それが終わると、これからの一年に目を向けます。 すでに様々な予定が組まれている年もあれば、漠然と
している年もありますが、どちらにせよ、思いがけな いことが起こるのは人生の常です。私は新しい一年を
神に捧げ、導かれるままに祈りを書き留めます。そし て、その祈りに関連した聖書の言葉も探してみます。
今年の聖句は、 「山上の説教」にあるマタイ 6 章
33 節のイエスの言葉です。 「まず神の国と神の義とを
求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添 えて与えられるであろう。 」この言葉を何度も思い返 し、自分の人生において「まず神の国を求める」とは どういうことなのかを学んでいけたらと願います。ま
た、神にとって「義」とは何を意味するのかを考えて みたいと思います。おそらく、完璧になろうとする私 のつまらない努力のことではなく、愛や信仰、恵みに 関係しているのでしょう。そして、最後に、天の父
が約束されているとおり、 「これらのものは、すべて」 与えられるという信仰を持ちたいものです。
毎年、クリスマスから新年までのこの期間に、12 月の忙しさから一歩離れ、過ぎゆく年を振り返って 多くの祝福を数えたり、来たるべき年を神の素晴ら しいお世話におまかせするためのこの時間を楽しみ にしています。
「アクティベート・リーフ」は、英語の「Activated」誌からの記事を翻訳したものです。その他の記事は、ホームページでご覧頂けます。 http://www.activate.jp
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Translated from English Activated Magazine Vol.20-12 p11
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