アクティベート ・ リーフ No.702
BROKEN DECEMBERS 傷心の12月 マリー・アルベロ
ホールマークの映画チャンネル が、2019 年の番組表に 40 本の新 しいクリスマス映画を付け加える と発表しましたが、それを聞いて 私はふと、クリスマスほど期待と 興奮を呼び起こすイベントはない と思いました。クリスマスは一年 の締めくくりとして、美と祝宴と 贈り物と友情と喜びが頂点に達す る季節です。そこで私たちは、毎 年同じ伝統を守り、過去にあった 完璧なクリスマスを再現するつも りでいるのです。 でも、そんな楽しい季節が、離 婚や恐ろしい診断結果、死亡、絶 望という暗い影に覆われたとした ら、どうでしょう。どんな伝統も 虚しく思え、この季節のせいでか えって、めちゃめちゃな人生、破 綻した恋愛関係、残高ゼロの銀行 口座、砕け散った夢を思い出すだ けだとしたら、祝う気分になどな れません。 誰もが、そういった「傷心の 12 月」とも言えるクリスマス・シー ズンを経験したことがあるかと思 います。 でも、そんな経験をしたからと 言って、イエスが私たちと同じ人
間の姿になって、痛みと病気と罪 に満ちた世界、神から離れてしまっ たこの世界に、私たちへの神の愛 を示すため、無力な赤ん坊として 生まれてこられたという事実に変 わりはありません。イエスは、私 たちの罪のために犠牲となり、 「あ がない」となることを選ばれたの で、そのおかげで、私たちは神と の関係を回復することができるの です。イエスがこの世に来られた ことによって、死と恐れと憎しみ の力に終わりが告げられました。 そのようなことは、今もこの世界 にあふれてはいるものの、それで すべてが終わりではないことが、 イエスの誕生によって保証されま した。最終的には、死と恐れと憎 しみが勝つことはないのです。 たとえ、心が傷つき、落胆して いる時にも、イエスがもたらされ た希望を祝うことができます。私 は、皆さんがクリスマスに家族や 友人と過ごしたり、祝宴、贈り物、 きれいな飾り付けなどのすべてを 楽しめるよう祈ります。でも、た とえ一緒に過ごす人がおらず、こ の季節を祝うために特別なことを するわけでなかったとしても、あ
なたがイエスに望みをかけられる ようにと願います。あなたへのイ エスの愛に深く気づくことが、ど んな期待にも勝る贈り物となりま すように。クリスマスの虚飾や営 利化の影が心から消え、救いの物 語の素晴らしさによって、私たち の人生についた傷が癒されますよ うに。 イエスが生まれた夜、ベツレヘ ムの町のはずれで羊の群れの番を していた羊飼いたちがいました。 おそらく彼らは、寒さを感じ、お 腹がすいていただろうし、快適な 気分ではなかったと思います。仕 事上でも、他の面でも、さほど大 したことが起きていないと感じて いたことでしょう。でも、そんな 彼らに天使が現れて、イエスが生 まれたという「大きな喜びの知ら せ」を伝え、さらに、おびただし い天使の群れが空を埋め尽くした 時には、愛と希望、喜び、興奮を 感じて、単調な人生が一変したに 違いありません。 その「大きな喜びの知らせ」は、 私たちのためでもあります。今年 のクリスマスは、イエスのくださ る希望を共にお祝いしましょう。
「アクティベート・リーフ」は、英語の「Activated」誌からの記事を翻訳したものです。その他の記事は、ホームページでご覧頂けます。 http://www.activate.jp
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Translated from English Activated Magazine Vol. 20-12 p15
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