アクティベート ・ リーフ No.713
WAIT on HIM 神を待ち望む エルサ・シクロフスキー 大学を卒業した私は、教科書
や課題とお別れできることが嬉しく、就職先
で私を待っている新しい経験の数々に飛び込みたく
てウズウズしていました。在学中は成績も良かったし、
私の外国語能力や高い勤労意欲があれば、きっと一番興 味のある分野でやりがいのある仕事につけるものと信じ ていたのです。しかし、いくつもの会社に履歴書を提出 したものの、色よい返事はなく、私が望んでいたような
可能性が開けました。給料
も勤務時間も最初の会社より良く、夢に
描いていたような職ではないものの、就労経
験の手始めとしては良い仕事です。両親の言っ
ワクワクする仕事につくのは思っていたほど簡単ではな
た通りでした。 「果報は寝て待て」ということわ
ようやく、ある会社から採用通知が来ました。勤務時
振り返ってみると、待つことが怖かったのは、
いと気づかされました。
間も職場環境も悪くはありません。通勤に時間とお金が かかるわりに、給料はさほど良いものではなかったので すが、もうこれ以上待つのは嫌だったので、やめたほう
がいいという家族の忠告に耳を貸すことなく、次の月曜 に伺いますと返信しました。
送信ボタンをクリックした瞬間、自分が大きな間違い を犯したことに気づきました。両親の言葉が蘇ってきた のです。 「もっと良い仕事があるんじゃないかな。この 条件で働くのはエルサにとって時間の無駄だし、ゴー ルから遠ざかってしまうだけだよ。 」それからさらに 検討を重ね、最終的に、仕事開始予定日の数日前、 辞退させてもらいました。
しばらくして、家の近くで別の
ざはたしかに真実だと思いました。
神が私の人生のために持っておられる計画をあま
り信頼しておらず、自分の思い通りに物事を進め
たいという気持ちが強かったためだと分かりまし た。神が私を愛し、完璧なタイミングを用意して おられると確信していれば、より良い仕事が得ら れるまで辛抱できたことでしょう。私は、これ以 上待つのは嫌だと急いで飛びつくのではなく、神
は人生のそれぞれの段階ごとに特別な学びを与え てくださるのだと理解して、喜んで待っているべ きでした。この教訓を覚えていられるよう、次 の聖書の言葉を暗記しました。 「主を待ち望 め、強く、かつ雄々しくあれ。主を待 ち望め。 」 （詩篇 27:14）
「アクティベート・リーフ」は、英語の「Activated」誌からの記事を翻訳したものです。その他の記事は、ホームページでご覧頂けます。 http://www.activate.jp
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Translated from English Activated Magazine Vol. 21-3 p7
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