アクティベート ・ リーフ No.720
THE MEASURE OF FAITH
信仰の度合い 私の友人が、食料雑貨店の経営者に、 はじめての客から不渡小切手をつかま されたことがあるか尋ねてみたところ、 こんな答えが返ってきたそうです。 「一 度もないですね。私はいつも、小切手 ではなく相手の人をよく見るんですよ。 信じられそうな人なら、小切手を受け 付けます。 」これは、信仰の良い教訓で はありませんか。 ヘブル 10:23 には、 「約束をして下 さったのは忠実なかたである」と書か れています。神の言葉にある約束をし てくださったのは誰でしょうか。神で す。約束をしてくださった方をよく見 るなら、その約束は疑いなく絶対に信 頼できるものであると分かるのです。 神の言葉には、 「あなたは神と和らいで、 平安を得るがよい。そうすれば幸福が 1 あなたに来るでしょう」とあります。 あなたが神を知っているなら、神は ご自身の約束を必ず守ってくださると 確信できます。アブラハムも神を知っ ており、 「神の約束を不信仰のゆえに疑 うようなことはせず、 ・・・神はその約束 されたことを、また成就することがで 2 きると確信した」と書かれています。 信仰について、不可思議で手の届か ないところにあるものと考える人もい
バージニア・ブラント・バーグ
れば、信仰のあるなしは生まれた時に 決まり、人によって大きな信仰を持っ ていたり、何も持っていなかったりす るのだと考える人もいます。しかし、 いずれの考え方も誤っています。 神はそれぞれの人に一定の度合いの 3 信仰を分け与えておられるのですが、 多くの人はただその信仰を用いていな いのです。自分に与えられた信仰を用 いないなら、使わない筋肉と同じで、 たるんで弱ってしまいます。信仰を育 てるには、鍛えなければいけません。 信仰は、私たちの五感とはまったく 違う領域で機能するものですが、いく つかの原則は両者に当てはまります。 物質に関する事実が五感によって確認 されるように、霊的事柄に関する事実 は信仰によって確認されます。つまり、 五感で認識することを事実として受け 入れるように、信仰によって認識する ことも事実として受け入れなければい けません。そうやって信じた時に、私 たちの信仰はそれを実現させるのです。 「イエスは・・・ 『あなたの信じたとおり 4 になるように』と言われた。 」 神の約束をそのまま信じてください。 問題や試練に見舞われた時、それが悪 化するままにしておくのではなく、聖
書を開き、何か約束を見つけて、それ が果たされるよう、イエスの名で求め ましょう。私はよく、自分の理解を超 えるほど素晴らしい次の約束を果たし てくださるよう主に祈ります。 「わたし の名によって願うことは、なんでもか なえてあげよう。父が子によって栄光 5 をお受けになるためである。 」 他にも こんな約束があります。 「わたしに呼び 求めよ、そうすれば、わたしはあなたに 答える。そしてあなたの知らない大き 6 な隠されている事を、あなたに示す。 」 聖書がこれらの約束を「尊く、大いな る約束」と呼び、それによって私たち が「神の性質にあずかる者となる」と 7 告げているのはもっともなことです。 （バージニア・ブラント・バーグ、1886－1968、 アメリカの福音伝道師・牧師）
1. ヨブ 22:21 2. ローマ 4:20 -21 3. 参照：ローマ 12:3 4. マタイ 8:13 5. ヨハネ 14:13 6. エレミヤ 33:3 7. 2 ペテロ 1: 4
「アクティベート・リーフ」は、英語の「Activated」誌からの記事を翻訳したものです。その他の記事は、ホームページでご覧頂けます。 http://www.activate.jp
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Translated from English Activated Magazine Vol.21-4 p6
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