アクティベート ・ リーフ No.724
THE UNSELFISH LIFE
利他的な生き方 ピーター・アムステルダム 利他的とは、ただお金を与える
喜びの表現として贈り物を交換す
る方が、自分自身を与えるよりも
クリスマスの朝になると、学生の
ことではありません。お金を与え 容易なことだってあります。自分 の時間や関心、同情や理解、ある
いは祈りを誰かに与える時、それ
るのだと話していました。
える方法を探してみませんか。そ
一人がその宣教師のために光沢の美
間や奉仕やお金を利他的に与える
しい貝殻を持ってきました。そんな
にも珍しい貝殻をどこで見つけたの
をうわべだけでしてはいけません。 かと尋ねられた学生は、何マイルも 助けの手を差し伸べ、相手を理解 して同情し、さらにそのために何
1 周りの人に何かを与 るからです。 」
歩いて、ある入り江まで行ってきた と答えました。このような貝殻があ
かをしなければならないのです。 るのは、そこだけなのだと。
れを習慣とするのです。自分の時 ことを、私たちの個人的な「倫理
規範」の一部としましょう。そう すれば、乏しくなって困ることは ありません。神が豊かに与え返し てくださるし、利他的な人生は祝
福された人生となるからです。与
多くの場合、利他的とは、休みの
「この素敵な贈り物をくれるのに、 えたことを悔やむことなど、現世
したり、病気の人を見舞うなどし
君は素晴らしい人だね。 」教師はいか
てないでしょう。
すると学生は目を輝かせて、こ
単なる説教から、イエスの寛大さと
日に地元の慈善団体の活動に参加
て、自分の時間を犠牲にすること を意味します。
そんな遠くまで行ってくれたなんて、 においても来世においても、決し にも嬉しそうに、そう言いました。
それはお金だけの問題ではなく、 う答えたのです。 「遠くまで歩くこ 何であれ、愛を動機として心から
とも、贈り物の一部ですから。 」
アフリカで教師をしていたある
もあります。聖書にはこう書かか
与えることが大切なのです。
宣教師について、素晴らしい逸話 があります。クリスマスが近づい た頃、彼は現地の学生たちに、ク
リスチャンはキリストの誕生日に
他の人を助ける機会はいくらで れています。 「各自、いやいやなが
あなたのクリスチャンとしての愛が、 思いやりと憐れみの生きた手本とな ることへと移り変わるなら、それは 愛に作業着を着せて、美しい何かを
作り出そうとしているようなもので す。人々の注意を引くのは、そのよ
ら で な く、 強 い ら れ て で も な く、 うに日々の生活の中で実践される愛 心に決めたとおりにしなさい。喜 んで与える人を神は愛してくださ
です。それこそが、イエスの無条件の 愛の生きた手本なのですから。
1. 2 コリント 9 : 7〈聖書協会共同訳〉
「アクティベート・リーフ」は、英語の「Activated」誌からの記事を翻訳したものです。その他の記事は、ホームページでご覧頂けます。 http://www.activate.jp
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Translated from English Activated Magazine Vol. 21-5 p6
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