アクティベート ・ リーフ No.748
1 CORINTHIANS 13 FOR TODAY 第 1 コリント13章を 現代に当てはめる 1 イエスは、 「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」 という言葉によって、真の 目的と調和への鍵を与えてくださいました。それは実際のところ、日常生活では何を意 味するのでしょうか。その一番いい説明は、聖書で「愛の章」と呼ばれる第 1 コリント 13 章にあります。時代や表現の仕方は変わったとしても、根底にある原則は今も変わ らず真実です。以下は、第 1 コリント 13 章を現代向けに書き換えたものです。
1.
たとえ私が、5 か国語を話し、数多くの主
題について知的な話ができたとしても、う
わさ話や人をけなす言動を自制するだけの愛を
持っていないなら、私は無益な声を発している ばかりか、完全に有害な存在となっている。
4.
愛は、大変で苦しく長い一日を職場で過ごした としても、不機嫌で短気になることはない。愛
は、他の人が幸運をつかんだ時に、一緒に喜ぶ。愛は、 誰よりも派手な車を運転し、誰よりも大きな家に住み、
2.
たとえまた、聖書を読むことを習慣とし、 その幾つもの箇所を暗記していたとして
も、また、日々祈りを捧げ、大きな信仰や他の
霊的賜物を持っていたとしても、時には他の人 のために自分の願望を犠牲にするだけの愛を
持っていないなら、私の霊性は何の価値もない。
目新しい小物をそろえなければとは考えない。愛は、 常に物事を取り仕切り、最終決定権を持たなければと は考えない。
5.
愛は、無礼でも無作法でもなく、わがままでも なく、自分が欲しい物を手に入れようと相手に
無理強いすることもない。愛は、他の人が必要とする
ものを気遣うことに忙しく、自分の必要とするものに ついて心配する時間があまりない。愛は、自分の思い
3.
通りに事が運ばなくても、取り乱すことはない。愛は、 たとえまた、家族を養うために 2 つの仕
事を掛け持ちしても、また、慈善事業に寄
付し、社会事業に出会うたびに志願したとして も、自分が一緒に住んでいる人や働いている人 に愛と親切を示していないなら、私の重労働や 自己犠牲はいっさい無益である。 1. マタイ 22:39
人の最善の部分をすぐさま信じ、そうでない部分を信 じることには慎重である。
6.
愛は、うわさ話を聞くのを嫌い、むしろその人 がどれほど素晴らしく、どんないいことをした
のかについて話したい。たゆむことなく真実を求め、 偽りを受け入れない。たとえ受け入れる方が楽な偽り であっても。
愛の力
充分な愛に克服できない困難はな い。充分な愛に癒やせない病はない。 充分な愛に開けられない扉はない。 充分な愛に橋をかけられない溝はな い。充分な愛に打ち倒せない壁はな い。充分な愛にあがなえない罪はな い。問題がどれほど深く根ざしてい ようと、見通しがどれほど悲観的で あろうと、混乱がどれほどひどいも のであろうと、間違いがどれほど大 きかろうと、何の違いもない。充分 な愛は、そのすべてを消し去る。 ―エメット・フォックス(1886 -1951)
7.
愛の人
あなたの過去をゆるし、現在を一変させ、未来を明るくし、 いつまでも続く天国の幸せを与えてくださる「愛の人」イエ スにまだ出会っていないなら、どうぞ次の祈りを心から 祈ってください。 「イエス様、私が本当の愛を知り、永遠の命を得られるよ うにと、私のために死んでくださったことを感謝します。私 が今までに犯したすべての過ちや、愛に欠けた行為をおゆ るしください。私の心の中に入って、永遠の命というあなた の贈り物をお与えください。そして、あなたの愛と平安を知 ることができるよう助けてください。この祈りを聞き、かな えてくださること、そして今この瞬間からいつも私と共にい 」 ると約束してくださったことを感謝します。アーメン。
愛は、常に人に有利な解釈をし、相手のうち にある最善の部分を探す。愛は、人が最大の
可能性を発揮するのを望み、その実現を助けるた めに全力を尽くす。愛は、すぐに要領をつかめな
い人や、すべきことがなかなかできない人に対し ても、愛想をつかすことがない。愛は、人が話し ている時に、時計を見続けない。
8.
愛は、失望させない。私は人を失望させる
ことがあるし、人からも失望させられるこ
とがある。誤解され、欺かれ、惑わされることは
誰にでもある。私たちの言動は十分でないことが 多く、素晴らしいことを思いついても、常に望み 期待するとおりに実行できるわけではない。
11.
真の愛を実践することに関して言えば、私 たちは未熟な子どもであるが、神は私たち
が成長して子どもっぽいやり方から脱するよう助け てくださる。
12.
人生で最も大切な愛や他の物事に関して言
えば、私たちは、今はかなり無知であるが、
神の御国に住む時には、神とそのご計画をはるかに よく知り、理解するようになる。
9.
私たちは誘惑に陥りやすく、誤りを犯しが
ちだし、愚かなことも多い。また、今生き
るこの世界、ましてや来るべき世界についての理 解は、せいぜい部分的なものに過ぎない。
13.
神への信仰と、神の言葉にある約束にも
10.
とづく希望は、養っていくべき重要な徳
し か し 私 た ち が 神 と お 会 い す る 時、 す べてが理解できるようになる。
ではあるが、愛を抱くことはそれよりさらに重要 なのだ。
「アクティベート・リーフ」は、英語の「Activated」誌からの記事を翻訳したものです。その他の記事は、ホームページでご覧頂けます。 http://www.activate.jp
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Translated from English Activated Magazine Vol.21-8 p12-13
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