アクティベート ・ リーフ No.757
ト ラ ウマ
か らの解放 築 紫 裕 子
最初は、祈ってもらうだけ でそんなに簡単にトラウマか ら解放されるものだろうかと
思 い ま し た が、 そ の 夜 か ら、
ずっとよく眠れるようになり、 同じ音や場面に遭遇してもそ
んなに辛くなくなったのです。 完全にトラウマから解放され るにはしばらく時間がかかり
ましたが、それでも、祈って もらったその日を境に、私の 心の状態は大きく変化しまし
た。これは本当に奇跡でした。 どんなに解放されたいと思っ
シ
ョッキングな出来事や、ひどい災害や事故、 大きな失敗や辛い人間関係、身近な人に起
こった悲しい出来事、また、実生活あるいは映画な どで出くわした悲惨な光景が頭から離れず、時が 経っても、その時の辛い気持ちが心の傷やトラウマ となって残っている人は大勢いるのではないでしょ うか。
私は長い人生でそういうトラウマを抱えたことは
なかったのですが、最近、悲しい出来事を経験して からというもの、それに関連した映像や音を見聞き するだけで、心が重くなり悲しい気持ちが溢れ出て くるようになりました。もう思い出さないようにし ようと決めても、どうしても頭にいろいろなことが よぎってしまうのです。トラウマがこんなに辛いと は思ってもいませんでした。
でも、こういう経験は、そう簡単に人に話せるわ けではなく、祈りのリクエストをすることもできま
ても、自分の力ではできなかっ
たからです。そして、そのような祈りのリクエスト でも頼める友人がいることを心から感謝しました。
この類の悩みは、体の痛みや病気よりも辛い場合 があります。体の痛みなら痛み止めを飲むこともで きるし、病気だったらお医者さんにかかることもで きます。トラウマの治療法もいろいろあるようです が、真に心を解放し、心の傷を癒すのは、なかなか
人間にはできないものです。トラウマは、「恐れ」 という重たい鎖で魂がしばられているようなもので
す。でも、誰よりも人の心を理解してくださる神様
とイエス様なら、それを解決することができます。 どんな恐れをも追い出し、その鎖を断ち切ってくだ さるのです。聖書にもこう書いてあります。
「神の子が現れたのは、悪魔のわざを滅ぼしてし まうためである。」 - 聖書 第一ヨハネ 3 章 8 節
せんでした。でも幸い、心をゆるして何でも話せる
信仰の友が何人かいるおかげで、とうとうある日、 そのトラウマから解放されるよう祈ってほしいとお 願いすることができました。
「わたしが主に求めたとき、主はわたしに答え、 すべての恐れからわたしを助け出された。」 - 聖書 詩篇 34 篇 4 節
そして、イエスがされた業と同じことができるように
最後に勝利の秘訣は、イエスという「光」を
がれました。だから、現代のクリスチャンにも同じこと
れも束縛も暗闇も、「光」に勝つことはできな
と、イエス様はご自分を信じる者たちにその力を引き継 ができるのです。
前面に押しだすことです。なぜなら、どんな恐 いからです。考えてもみてください。暗闇がど
んなに光を覆おうとしても、不可能です。逆に、
「そこで、イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊 を追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいや
ほんの小さな光でさえ、闇を貫きます。そして 聖書には、イエスこそ神が人類のために送って くださった命の光であり、闇に勝った者である
す権威をお授けになった。」 - 聖書 マタイ 10 章 1 節
ことが書かれています。
「信じる者には、このようなしるしが伴う。すなわち、彼
「初めに言があった。言は神と共にあった。言
らはわたしの名で悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、 」
は神であった。この言は初めに神と共にあっ
- 聖書 マルコ 16 章 17 節
た。すべてのものは、これによってできた。 できたもののうち、一つとしてこれによらな
私は、この経験を通して、自分が神の子どもであるこ
との素晴らしさを再認識し、信仰がとても励まされまし た。聖書には、イエスを信じて救われた者は、神の家族
の一員、神の子どもになったのだから、何も恐れる必要
いものはなかった。この言に命があった。そ してこの命は人の光であった。光はやみの中 に輝いている。そして、やみはこれに勝たな かった。」
はないし、何ものにも束縛されなくていいとあります。
- 聖書 ヨハネ 1 章 1- 5 節
「あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰に
だから何かのトラウマや心の傷で悩んでいる
よって、神の子なのである。」 - 聖書 ガラテヤ 3 章 26 節
人がいるなら、まず、次の祈りでイエス・キリ
ストを救い主として信じ受け入れてください。 それから、自分で祈るか、または誰かに祈って
「あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受け たのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのであ る。その霊によって、わたしたちは(神に対して)「ア バ、父よ」と呼ぶのである。御霊みずから、わたした
もらい、過去の罪や失敗、そしてあらゆる恐れ やトラウマからも解放されるように神様に求 め、その偉大な神様からの助けを受け取ってく ださい。
ちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあか 祈り: 神様、あなたが救い主としてイエス様を
しして下さる。」 - 聖書 ローマ 8 章 15 -16 節
地上に送ってくださったことを感謝します。今 私
は、心の扉を開きますので、イエス様、どうぞ 「わたしたちが神の子と呼ばれるためには、どんなに 大きな 愛を父(神)から賜わったことか、よく考えて みなさい。わたしたちは、すでに神の子なのである。 世がわたしたちを知らないのは、父を知らなかったか らである。愛する者たちよ。わたしたちは今や神の子
私の心に入り、これからの人生を導いてくださ
い。そして、私が引きずってきたすべての恐れ やトラウマ、過去の傷から解放し、私の心を天 国の愛と喜びと平安で満たしてください。イエス 様の名前で祈ります。アーメン。
である。」 - 聖書 第一ヨハネ 3 章 1- 2 節
「神がわたしたちに下さったのは、臆する霊ではなく、 力と愛と慎みとの霊なのである。」 - 聖書 第二テモテ 1 章 7 節
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