772:光を輝かせよう

Page 1

アクティベート ・ リーフ No.772

光を輝かせよう

LET IT SHINE

リリア・ポッターズ

このクリスマス・シーズン、私たちの世界は痛み でうめき声を上げています。今年はたくさんのもの が失われ、悲惨なことが起きてきたからです。多く の生活が破綻し、多くの夢が打ち砕かれました。そ んな中にあって、世界中の人が目にする必要のある もの、それは、彼らの人生を照らすために、あの最 初のクリスマスの日(イエス・キリストの誕生の日) に天から下ってきた愛の光です。この光について、 預言者イザヤはこう書いています。「暗やみの中に歩 んでいた民は大いなる光を見た。暗黒の地に住んで いた人々の上に光が照った。」(イザヤ 9 : 2) 今日では、暗やみがさらに深まり、この光は遮ら れて見えなくなっているように思えるとしても、暗や みが光に打ち勝つことはありません。照明のスイッチ を入れるか、ろうそくに火をつけるだけで、暗やみ は部屋から追い払われます。 人生もそれと同じです。私たちは、まずイエスの 光と愛で心を照らしていただき、次にその輝きで周 りの人を照らし、親切と気づかいを示すことができ ます。イエスの愛は、苦しみと悲惨さを味わい、多 くを失ってきた世界の至るところで明るく輝き、将 来の希望と明るい見込みを与えます。 小さな親切をしたところで、何の役にも立たず、 誰にも気づかれないし、意味がないと思えるかもし れません。でも、驚くことに、たった 1 本のろうそく でさえ、闇が深い時には 1 マイル離れたところから でも見えるのです。

こんな話があります。ある男の人が海辺を歩きな がら、打ち上げられたヒトデ を拾っては、海に戻し ていました。通りすがりの人が不思議に思って、こ う尋ねました。「どうしてそんなことをしているんで すか。この海岸にはヒトデが何百もいるんだから、 そんなことをしたって、何の意味もないでしょう。」 男の人はかがんで、またヒトデ を拾い、海に投げ入 れながら、こう答えました。「あのヒトデにとっては、 意味がありましたよ。」 あなたも、誰かの人生を変えるような、意味ある ことができます。自分を通して神の愛を輝かせ、そ れによって誰かの人生に触れたなら、その人は励ま され、新しい年に向けて希望を取り戻すかもしれま せん。ヒトデ の話と同じで、私たちはすべての人に 助けの手を差し伸べられるわけではありませんが、 何人かの人生に触れることができたなら、それがそ の人にとって意味あることとなります。そして、そ れで 終わりではありません。 なぜなら、その人も、 また別の人の人生を変えるような、 意味あることを するようになるかもしれないのです。 それはたしかに起こり得るし、私たちは今すぐに それを起こし始めることができます。 次の祈りを、 私たちのクリスマスのための祈りとしましょう。 「イエス様、私たちの心をクリスマスの光と愛で満 たしてください。そして、私たちを、あなたの愛と 希望でまわりを照らす光としてください。アーメン。」

「アクティベート・リーフ」は、英語の「Activated」誌からの記事を翻訳したものです。その他の記事は、ホームページでご覧頂けます。 http://www.activate.jp

© 2020 Aurora Production, Ltd. All Rights Reserved

Translated from English Activated Magazine Vol. 21-12 p3

http://www.activated.org


Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.