788:バレンタインチョコ、誰にあげましょう?

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アクティベート ・ リーフ No.788

、 コ ョ チ ン ? う イ ょ タ し ン ま レ バ 誰にあげ

築 紫 裕 子 日本では、バレンタインと言えば、チョコです

よりも大切で、何よりもほしいものは、「愛」では

ね。私が子どもだった頃は、女性が男性に愛の告

ないでしょうか。

白をするためにチョコをプレゼントするのが主流

赤ちゃんや子どもは愛なしでは順調に育ちませ

でしたが、今では必ずしも愛の告白というわけで

んし、大人になってくると、多くの人は「本当の愛」

はなく、日頃の感謝を示すためや、友だちのしる

を探し求めます。私も学生の頃、「本当の愛」につ

しとして、友人や職場の同僚、またはお世話になっ

いてよく考えました。そして、ありのままの自分

ている人にあげる、友チョコや義理チョコという

を愛してくれる人なんているのだろうか、もしそ

ものもあります。

んな人が いるなら、どんなにいいだろうか、と考

でも相手が 誰であれ、バレンタインといえば、

えたものでした。

女性が男性にチョコをあげるもの、と思っている

そんな時に私は、キリストの愛こそ、そういう

人が多いと思いますが、調べてみると、バレンタ

愛だと知りました。神様もイエス様も、ありのま

インにこんなにチョコをあげるのは、日本と韓国

まの自分を愛してくれる、その愛は本物であり、

ぐらいで、他の国々では、バレンタインはもっと

永遠に途切れることがない、と知ったのです。

広い意味で「愛の日」として認識されており、チョ

そのことは、私の人生を大きく変えました。そ

コよりも花やカードや、相手が喜びそうなプレゼ

れまでの私は、常に何かを恐れ、いつも人の目を

ントを贈ることが多いようです。また欧米では、

気にして生きていましたが、キリストの愛を知れ

女性から男性というより、むしろ男性から女性に

ば知るほど、心が解放され、自由で幸せになって

贈ることが多く、さらには、友達や家族の間でも

いったのです。まさに、次の聖句にある通りです。

カードやプレゼントを贈り合うそうです。 でも、どこの国でも、バレンタインが「愛の日」

「愛には恐れがない。

であることには変わりがないようです。「愛の日」

完全な愛は恐れをとり除く。」

いい響きですね。詰まるところ、人間にとって何

- 聖書 ヨハネ第一の手紙 4 章 18

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❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ ❤❤ さて、バレンタインのことを調べている内に、

イエス様に興味を持つ前から私たち愛し、その愛

私は今まで一番チョコをあげるべき相手のことを

を告げるために来てくださいました。今度は私た

すっかり忘れていたことに気づきました。普段か

ちが、イエス様に愛を告げ、イエス様がされたよ

ら、その人のことをとても感謝し、とても愛して

うに、周りの人たちにも愛を告げる番です。今年

いるのに、バレンタインには何もしていなかった

のバレンタインは、いつもと違った角度から愛に

のです。

ついて考えてみましょう。

例年、バレンタインに大げさなことはしていま

最後に、バレンタインにぴったりの聖書の言葉

せんでしたが、主人と息子にはチョコをあげてい

をご紹介します。

ました 。大切な家族に、「大好きだよ! 愛してい るよ!」ということを伝える良いチャンスですか

「愛する者たちよ。わたしたちは互に愛し合

ら。

おうではないか。愛は、神から出たものな

でも、誰よりも私を愛し、いつも見守り、助け、

のである。すべて愛する者は、神から生れ

私の一生を大きく変えてくれた命の恩人であるイ

た者であって、神を知っている。愛さない

エス様には、何もしていなかったことに気づいた

者は、神を知らない。神は愛である。

のです。ぜひ今年は、愛の祭典であるバレンタイ

神はそのひとり子を世につかわし、彼に

ンの日に、イエス様のためにも何かしたいと思い

よってわたしたちを生きるようにして下

ます。

さった。それによって、わたしたちに対す

といっても、イエス様にチョコをあげるわけに

る神の愛が明らかにされたのである。

もいかないので、何か本当にイエス様が喜ばれる

わたしたちが神を愛したのではなく、神

ことをしたいと思っています。まだ何をするかは

がわたしたちを愛して下さって、わたした

決めていませんが、このことを思いついてからと

ちの罪のためにあがないの供え物として、

いうもの、バレンタインが今までとは違って、何

御子をおつかわしになった。ここに愛があ

かクリスマスのような特別な時に思えてきました。

る。愛する者たちよ。神がこのようにわた

考えてみたら、聖書の真髄もバレンタインの真

したちを愛して下さったのであるから、わ

髄も、「愛」なのです。それなら、バレンタインの

たしたちも互に愛し合うべきである。

時に、神様の愛について考えてみるのもいいので

- 聖書 ヨハネの第一の手紙 4 章 7-11 節

はないでしょうか。神は愛そのものであり、イエ ス様は私たちにその愛をもたらし、私たちの永遠 の愛となるためにこの地上に来てくださったので すから。 そして神様が何よりも望んでいるのは、私たち 人間が皆、共に愛し合い、感謝し合って、仲良く 生きることです。だから、バレンタインを機に、 愛について考え、誰に愛と感謝を示せるかについ て祈ってみましょう。 自分を愛し、自分に良くしてくれる人に限定す る必要はありません。イエス様は、まだ私たちが

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