アクティベート ・ リーフ No.795
ENCOUNTERING THE COMFORTER 慰め主を体験する スティーブ・ハーツ
イエスはヨハネの福音書 14 章
味わうのは普通のことですが、私
それまでの長い間、十字架のよ
弟子たちを慰めるために聖霊を送
られませんでした。
解放された瞬間です。涙を頬に伝
なわち、父がわたしの名によって
べきだと神は教えてくださってお
26 節で、自分がこの世を去った後、 はその悲しみをなかなか乗り越え ると約束されました。 「慰め主、す お遣わしになる聖霊は、あなたが
たにすべてのことを教えてくださ 1 る。 」
この約束は、幼い頃から私の記 憶に深く刻まれてきましたが、こ
の「慰め主」の存在を実感したの
は、20 代半ばになってからのこと です。
私が 20 歳の時、母が他界しま
母が神と共にいることを感謝す り、しばらくして、私はついに委 ねてそうしました。 すると、神に 2
対して抱いていた怒りの気持ちが 消え去ったのです。
それから間もなく、母の召天10
うに背負ってきた悲嘆の重荷から わせながら、私は聖霊に何度も何
度もこう言いました。 「あなたがく ださる慰めを、無条件で心からお
受けします。 」そう言うたびに、私
の内にある慰めの感覚がますます 強まり、それ以降も消えずに残っ ています。
周年の日が訪れました。それまで、 あなたも、悲嘆の重荷を背負っ 召天日（天に召された日）は一年
で最も辛い日だったのですが、そ
ているでしょうか。 そうする必要 はありません。 たった今も、 慰め
の年、私は例年になく幸せに感じ、 主である聖霊があなたの心の扉を
した。悲痛な出来事が起きたり、 心が安らかでした。その夜、ベッド
叩き、中に入りたいと願っておら
めが心を満たしていく感じがしま
たを抱きしめようとされているの
れます。その両腕を伸ばし、あな
家族を失ったりすると、人は慰め
に横たわりながら、ものすごい慰
とがよくあります。私の場合もそ
した。それが 癒やしの香油となり、 です。あなたがしなければ いけな
を拒むほど悲嘆に暮れてしまうこ
うでした。表向きは平静を保って いましたが、それはただの見せか
けにすぎず、母を失って以来、引
きずっている悲しみと痛みを心の 中に隠していました。
本当のことを言うと、私は母が
死んだことで腹を立てていたので す。そのような時に深い悲しみを
悲嘆によって長いあいだ蝕まれて
いのは、ただ祈ってイエスを受け
まるで私の心が力強く愛に満ちた
です。
いた箇所に流れていったのです。 入れ、聖霊で満たされることだけ 両腕に抱きしめられていたようで、 安心 感があり、ほっとしました。
何が起きているのかを神に尋ね ると、 「慰め主を体験しているんだ よ」と言われました。
1. 英語欽定訳聖書より 2. 参照：アクティベートリーフ No.208 『見えるものを超えて』
「アクティベート・リーフ」は、英語の「Activated」誌からの記事を翻訳したものです。その他の記事は、ホームページでご覧頂けます。 http://www.activate.jp
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Translated from English Activated Magazine Vol. 22-3 p5
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