台灣東亞歷史資源交流協會 會刊 東アジア歴史資源交流協会ニューズレター East Asia Popular History Exchange, Taiwan (EAPHET)
No.26 日文版 2019/4/1 eaphet@gmail.com Tel/Fax:886-4-2251-9593 台灣台中市西屯區黎明路二段972巷40號
http://eaphet.myweb.hinet.net
特集:フィリピン・スタディ・ツアー2018 女性と先住民と国家
<目次> 特集:フィリピン・スタ ディ・ツアー 2018 女性 と先住民と国家
p1
ツアー日程の概要 阿川 p2-3 ガブリエラに聞くフィ リピン慰安婦像撤去の 顛末 阿川 p4-7 ベティー・リスティーノ 氏に聞く コルディ エーラ先住民族運動の 現在 阿川 p7-12 Eaphet フィリピン 2018 参加記 武藤泰子 p13-19
Eaphet主催で、2018年7月7日から 15日まで、メトロ・マニラ~ブラカ ン~バギオ~キブンガン~イトゴン ~マニラをめぐり、女性と先住民と 国家というテーマを立てて参加者を 募集し、会員5人の参加を得てスタ ディ・ツアーを行いました。 女性と先住民と国家 「女性」というテーマは、この4 月にマニラの慰安婦像が不可解な撤 去処分に遭う事件があり、その事情 を現地の団体(マニラのガブリエラ)に 聞きたい、そういうことがあったので、 掲げました。 ガブリエラはフィリピンの女性運動の 最大の連合体です。マニラのガブリエラ
9 日間のフィリピンツ アーに参加して うきき p19-22 第 10 回会員大会
報告 p22
地洞
図書室開室
p23
辺野古、中文ウエッブサ イト立ち上げに Eaphet も協力!
p24
今年の反核行動
p24
バギオの食堂の女将さん
本部に何度か面会の依頼をメールで入れまし たが返事がなかったため、バギオで女性運動 にかかわっている友人からガブリエラのバギ オ支部の方を紹介してもらい、その方から本 部に一声かけてもらうことで、やっとアポが とれました。今回、マニラでガブリエラの 方に会って、慰安婦像撤去の顛末を聞くこ とができました。 「先住民」のほうは、前回のフィリピン ツアー「先住民と鉱山開発」(2014年3月29 日~4月5日)のときから継続したテーマで す。貨幣経済に飲み込まれ、開発され、抵 抗し、でも開発され、農地を奪われ、それ でも「売れる」専門性を求めて学校に行
Romeo Ranoco, Reuters/File
き、そういう人たちがまた「開発」を 引っ提げて自分の故郷を荒廃させてい く… そうした悪循環をなんとか減速さ せ、どこかで断ち切っていくための種々 の小さな努力というものを確認していく というのが、2014年のツアーから引き継 がれてきた目的です。主な訪問地は先回 からの続きでコルディエーラ地方です。 コルディエーラ・グリーン・ネットワー クさんのご協力を得て、部落巡りをしま した。 これまでのフィリピンツアーで、いつ もお世話になっているブラカンのNGO
1
楽しそうなバギオの食堂の娘さん
「キボ―パガサ(Kibohpagasa) 」の高藤辰子 さんに、今年もまたお世話になりました。 バリワグの川沿いのスコーター地域が政府 によって撤去されたので「見せるものがな