IFMSA-‐Japan Annual Report 国際医学⽣生連盟
⽇日本
年年次報告書
2016-‐‑‒2017
0. Table of Contents|⽬目次 1. Greeting of the Representation|代表挨拶
…P2
2. Introduction|組織概要
…P3
I. 理理事・役員挨拶 3. Greeting of Team of officials|理理事・役員挨拶
…P6
II. 委員会活動報告 4. SCOPE/SCORE|臨臨床/基礎研究交換留留学に関する委員会
…P24
5. SCOME|医学教育に関する委員会
…P34
6. SCOPH|公衆衛⽣生に関する委員会
…P46
7. SCORA|性と⽣生殖・HIV/AIDS に関する委員会
…P70
8. SCORP|⼈人権と平和に関する委員会
…P92
9.臨臨時プロジェクト
…P104
III. 会議報告 10. National General Assembly|⽇日本総会
…P109
11. Internatinonal Conference|国際会議
…P118
IV. 運営報告 12. Executive Board|理理事会
…P127
13. Internal affairs|内務部⾨門
…P131
14. External affairs|外務部⾨門
…P144
15. Secretariat|事務局部⾨門
…P151
16. Treasurer|会計部⾨門
…P153
17. Local Activity|加盟⼤大学 地域活動
…P156
V. 会計報告 18. Financial Report|会計報告
…P169
19. Auditing Report|監査報告
…P180
20. Media Information|メディア情報
…P182
21. Sponsorship|スポンサーシップ情報
…P183
22. Special Thanks|お世話になった⽅方々
…P186
23. Local Organization|加盟⼤大学⼀一覧
…P187
24. Abbreviation|IFMSA-Japan 略略語
…P188
25. Editorʼ’s Note|編集後記
…P190 1
1. Greeting of the Representation|代表挨拶 この度度は IFMSA-Japan 2016 年年度度年年次報告書をお⼿手に取っていただき、誠に有難うご ざいます。 IFMSA-Japan は「社会貢献や国際社会とのつながりの下、幅広い視野を持った医療療⼈人 を育成し、より良良い社会を⽬目指す」という理理念念のもと、医療療系学⽣生が社会の⼀一員として、 世界をよりよい場所にすべく様々な活動に取り組んでいます。また IFMSA-Japan は、 医療療系学⽣生が⾃自らを成⻑⾧長させるための様々な機会を得られる場でもあります。 私たちは、医療療や社会における様々な課題に問題意識識を持ち、性と⽣生殖・AIDS、⼈人権と 平和、医学教育、公衆衛⽣生、交換留留学など、多岐に渡る分野と異異なる視点から、それら の問題にアプローチすべく考え⾏行行動しています。 様々な学⽣生団体がある中で、IFMSA-Japan の⼤大きな特徴は、学⽣生が主体となって企画運営を⾏行行い、体系的にリ ーダーシップや組織運営を学ぶことができる点です。私たちがひとりで出来ることは限られています。社会にと ってより良良いものを作るためには、多くの⼈人と協⼒力力し、その技術と知識識と経験とを結集させることが求められま す。⼈人と⼀一緒に何かを作る上げるプロセスを様々な段階で経験することができるのが、私たちの団体の強みです。 そして、企画運営を進める中で学⽣生同⼠士が学び合い教え合う環境があるのも、団体の魅⼒力力のひとつでしょう。ま た IFMSA-Japan は、60 年年以上の歴史を持つ国際学⽣生 NGO IFMSA の⽇日本⽀支部であり、その豊かな国際ネット ワークも団体の特⾊色のひとつです。 IFMSA-Japan で出来ることは多岐に渡ります。私たちの活動の中⼼心となっている常設委員会は、6 つの異異なる 視点・価値観から、現代の医療療系学⽣生の私たちを取り巻く社会の様々な問題について学び、考える場を提供し、 メッセージを発信しています。IFMSA-Japan 最⼤大のイベントである⽇日本総会では、組織の⽅方針を決定する総会 本会議という重要な会議が開かれる他、全国から集う医療療系学⽣生と互いの価値観を交わし合うことができます。 また種々の国際会議へ赴き、⽇日本の学⽣生として世界を舞台に活動することも出来ます。そして、このような様々 な活動を学⽣生がサポートし合い、展開しているのです。 私は常々この団体が、⾎血の通ったあたたかい愛のある組織であってほしい、と思ってきました。それは私⾃自⾝身が IFMSA-Japan で過ごした⽇日々が、あたたかく愛のあるものだったからだと思います。IFMSA-Japan と出会って から今⽇日までの約 4 年年の⽉月⽇日を振り返えると、魅⼒力力的な⼈人々との出会いに溢れており、沢⼭山の貴重な機会に恵ま れていました。どれも、この団体に所属していなければ出会わなかっただろう⼈人々や、体験できなかったような ことばかりです。そこには常に、⼈人の想いや情熱があり、あたたかく、活き活きとしていました。 より良良い医療療を提供するために必要なものは、私たちが学校で学ぶ知識識や技術だけではありません。医療療が⼈人や 社会とのつながりの中で実践されるものだからこそ、そこで活躍する⼈人材には、多分野に興味を持つ⼒力力や、問題 解決のために仲間と協⼒力力し、思いを形にする⼒力力が求められます。⽇日々医療療を取り巻く環境が⽬目まぐるしく変わる 今⽇日の社会だからこそ、ことさらにこうした能⼒力力は重要視されていくことでしょう。そして、このような⼒力力を培 うことができるのは、柔軟に過ごすことのできる学⽣生時代ならではでないでしょうか。 IFMSA-Japan には前述したような様々な活動を通して、将来のリーダーとなる⼈人材を育む⼟土壌があります。そ してそれは、⼈人のあたたかみという⾎血が通った豊かな⼟土壌だと、私は信じています。IFMSA-Japan が多くの医 療療系学⽣生にとって、何事にも代え難い貴重な機会や、ここでしか得られない⼈人との出会い、そして⾃自分⾃自⾝身の成 ⻑⾧長のきっかけを提供出来ていれば、とても嬉しく思います。 IFMSA-Japan は、学⽣生である私たちにこそ⾒見見えてくるもの、伝えられる思いを⼤大切切にしながら、⽇日本の医療療系 学⽣生を代表する団体として社会にメッセージを発し続けることを使命とし、今年年度度も尽⼒力力して参りました。2016 年年度度も IFMSA-Japan として活動することができましたことを、IFMSA-Japan 及び IFMSA に関わってくださっ た全ての皆様に⼼心より感謝を申し上げますとともに、IFMSA-Japan の益々の発展を願い、挨拶の結びとさせて 頂きます。 2
IFMSA-Japan 2016 年年度度 President / 代表
| 福島県⽴立立医科⼤大学 5 年年 齋藤惠理理⼦子
2. Introduction|組織概要 ◆IFMSA (国際医学⽣生連盟)
International Federation of Medical Students’ Associations (略略称︓:IFMSA、⽇日本語名︓:国際医学⽣生連盟)は、 第2次世界⼤大戦後の 1951 年年にヨーロッパで設⽴立立され、本部をアムステルダムに置いています。WHO(世界保健 機関)、WMA(世界医師会)によって医学⽣生を代表する国際フォーラムとして認められ、ECOSOC(国連経済社会 理理事会)の会員資格をも持つ、⾮非営利利・⾮非政治の国際 NGO です。2017 年年 3 ⽉月時点で、122 の国と地域から 130 の団体が加盟し、130 万⼈人以上の医学⽣生を代表しています。 その他、様々な国際学⽣生団体・国際機関、UNESCO や UNICEF などの国連機関とも公式な関係を結んでおり、 代表は様々な会議に招かれ、医学⽣生を代表して発現しています。IFMSA には、臨臨床交換留留学、基礎研究交換留留 学、公衆衛⽣生、性と⽣生殖・HIV/AIDS、⼈人権と平和、医学教育の 6 つの常設委員会があり、世界各国で様々なプ ロジェクトやワークショップを運営しています。
◆IFMSA-Japan (国際医学⽣生連盟 ⽇日本)
1961 年年に IFMSA に加盟した⽇日本⽀支部は、2000 年年頃に体制を⼀一新し、名称を IFMSA-Japan(国際医学⽣生連盟 ⽇日 本)として現在に⾄至ります。全国の医学部・医科⼤大学の ESS や医療療系サークルなどの団体会員、および個⼈人会員 によって構成されています。2017 年年 3 ⽉月現在、団体会員 58 校、個⼈人会員約 700 名、IFMSA-Japan の中で最 ⼤大のメーリングリストには約 2500 名が参加しています。毎年年⽇日本総会にて開催される総会本会議が IFMSA-Japan の最⾼高意志決定機関です。理理事会は、代表、副代表内務担当、副代表外務担当、副代表国際業務 担当、事務局⻑⾧長、会計と各委員会責任者 8 名の計 14 名(定員を満たさない場合もあります)から成り、年年 4 回程 度度の理理事会議を開催して団体の運営に関わる事項を決定しています。 IFMSA-Japan は、上記の 6 つの常設委員会と各種 Office を設置し、⽇日々活動を⾏行行っています。⾮非営利利・⾮非政治 の原則のもと、各⼤大学のご協⼒力力のもと年年間 150 件以上の交換留留学を実施、⼦子どもを対象とした健康増進プロジ ェクト、⽣生活習慣予防啓発活動、ピア・エデュケーション、貧困問題や死⽣生観・医療療倫倫理理・地域医療療について学 ぶ勉強会などの国内活動や、東南アジア・アフリカでの保健衛⽣生活動、平和について考えることをテーマとした 国際サマーキャンプ、アジア地域での災害医療療分野での⼈人材育成プロジェクトなど、様々な国際活動も⾏行行ってい ます。2007 年年には第 59 回保健⽂文化賞を受賞しました。
3
◆委員会活動 IFMSA-Japan は、6 つの常設委員会を設置し、年年間を通じて活動を⾏行行っています。 SCOPE: Standing Committee on Professional Exchange 臨臨床交換留留学に関する委員会。臨臨床交換留留学プログラムでは、⽇日本の医学 ⽣生が海外の病院で臨臨床研修を⾏行行うと共に、現地の医学⽣生との交流流を通じて相互理理解を深めます。 SCORE: Standing Committee on Research Exchange 基礎研究交換留留学に関する委員会。医学研究に興味を持つすべての医学⽣生 に、海外における様々な⼤大学の基礎教室・研究所で研究に関わる機会を提 供します。 ※上記 2 種類の交換留留学では、各⼤大学の協⼒力力のもと年年間計 100 名以上が海外で研修・研究を⾏行行うと同時に、同 数の医学⽣生を国内で受け⼊入れています。またこの 2 つの交換留留学に関する委員会に「Incoming Care and Outgoing Training Project」が含まれています。
SCOME: Standing Committee on Medical Education 医学教育に関する委員会。学⽣生ひとりひとりが⾃自分たちの受ける教育に意 識識を向けることで、⽇日本の医学教育をより良良いものにしていくことが出来 るという信念念のもと活動しています。「Life Lesson Project」 「チーム医療療 Project」が含まれます。 SCOPH: Standing Committee on Public Health 公衆衛⽣生に関する委員会。『公衆衛⽣生を通して地域社会に貢献し、幅広い 視野を持った医療療⼈人を⽬目指す』を Vision として掲げています。「Africa Village Project 」「 Asia Community Health Project 」「Community Medicine Tour Project」「Healthy Lifestyle Project」「ぬいぐるみ病院 プロジェクト」の他、様々なキャンペーンデーに際して啓発活動を⾏行行っています。 SCORA: Standing Committee on Sexual and Reproductive Health Including HIV/AIDS 性と⽣生殖・AIDS に関する委員会。⼀一般市⺠民、特に若若者の性感染症(STI) の知識識と性に関する⾃自⼰己決定能⼒力力の向上を⽬目指し、医療療系学⽣生を中⼼心に HIV/AIDS や LGBTs、⽣生殖医療療についての知識識を深めるための活動をし ています。「Peer Education Project」 「Rainbow Flag Project」が含まれます。 SCORP: Standing Committee on human Rights and Peace ⼈人権と平和に関する委員会。⼈人権と平和をテーマとして、紛争や災害時の ⼈人権侵害の防⽌止、知識識向上などに取り組んでいます。 「ACTION Project」 「Hiroshima Nagasaki Peace Project」 「Learn about Refugee Project」 「Law and Medicine Project」が含まれます。 4
◆会員制度度
IFMSA-Japan には下記の⼆二つの会員制度度があります。 個⼈人会員︓:年年会費 1500 円 団体会員︓:年年会費 10000 円 現在世界には 130 万⼈人以上の IFMSA 会員が存在し、⽇日本では約 700 名の個⼈人会員、58 の団体会員が IFMSA-Japan を構成しています。会員は以下のような権利利を持ち、同時に IFMSA もしくは IFMSA-Japan のメ ンバーとしてその活動に積極的に参加し運営に寄与することが求められます。 【個⼈人会員の権利利とメリット】 1. IFMSA-Japan の活動のうち個⼈人単位で参加するものへの参加資格 (交換留留学や各種プロジェクト、サマースクールへの申し込みなど) 2. IFMSA-Japan ⽇日本総会参加費の割引 3. 年年次報告書(Annual Report)の無料料配布 4. 卒後3年年間の世界医師会(WMA)の準会員資格 5. 会員専⽤用メーリングリスト参加 6. Staff としての活動 7. 役員への⽴立立候補 8. IFMSA 世界総会への参加申し込み 9. ⽇日本団体会員総会でのオブザーバー権
【団体会員の権利利とメリット】 1.
IFMSA-Japan の活動のうち、団体単位で参加するものへの参加資格
2.
総会での投票権
3.
IFMSA 臨臨床交換留留学プログラム参加権(SCOPE)
4.
IFMSA 研究交換留留学プログラム参加権(SCORE)
5.
各種報告書、広報ツールの配布
6.
団体会員メーリングリスト登録
7.
代表者1名の⽇日本総会参加交通費の補助
◆スタッフ制度度
スタッフとは IFMSA-Japan の運営に積極的に携わる⼈人材のことで、2017 年年 3 ⽉月の時点で約 350 名がスタッ
フとして活動しています。具体的には各委員会の活動、広報活動、ウェブサイトの管理理、⽇日本総会の企画運営な ど活動の幅は多岐に渡ります。個⼈人会員登録をした後、理理事により実施されるスタッフインターンシップを終了了 することで、スタッフとして正式に認められ活動をすることができます。
5
Ⅰ.理理事・役員挨拶 Greeting of Team of officials
3. Greeting of Team of official|理理事・役員挨拶 【Executive Board|理理事 】 President / 代表 | 福島県⽴立立医科⼤大学 5 年年 齋藤惠理理⼦子 2000 年年頃に体制を⼀一新してから今年年度度で約 15 年年⽬目となった IFMSA-Japan。近年年急速に 発展してきた IFMSA-Japan の基盤を整えるべく、今年年度度はこれまでの運営⽅方針や団体の あり⽅方を⾒見見直し、改変すべく尽⼒力力した、未来への架け橋となるような 1 年年であったと思い ます。今後も IFMSA-Japan が益々発展し、多くの学⽣生にとって有意義な、そして社会に 貢献出来る団体へと成⻑⾧長していくことを願っています。今年年度度お世話になった全ての皆様 に、⼼心より感謝申し上げます。今後とも弊団体をよろしくお願い致します。
Vice President for Internal Affairs / 副代表内務担当 │
東京⼥女女⼦子医科⼤大学4年年 ⾦金金美希
内務部⾨門は各地域のスタッフや団体加盟⼤大学との連携、OB・OG との連携、スタッフのス キル向上を図る役割を担っています。今年年度度は特に、各地域での新歓の開催、⽇日本総会で の総会本会議の運営を通じて、全国のスタッフや加盟⼤大学のみなさんとのつながりを強化 して参りました。IFMSA-Japan の活動の多様性は年年々広がり、⽇日本全国での知名度度、影響 ⼒力力は⾼高まっています。⼀一⽅方で団体の信頼度度を保ちながら様々な学⽣生が活動しやすい環境を 整えるためにも、団体内部の基盤をしっかり固めることは必要不不可⽋欠です。IFMSA-Japan が「誰もが輝ける場」であり続けることを⽬目指し、今後も良良い環境作りに努めて参ります。 Vice President for External Affairs / 副代表外務担当│ 杏林林⼤大学 4 年年 塚本雄太 外務部⾨門は IFMSA-Japan の活動をはじめ、活動しているスタッフの魅⼒力力を外部に伝える 役割を担っています。広報媒体の作成・改善・検討を⾏行行ったり、外部の団体や企業様と協 ⼒力力関係を築いたりすることで、IFMSA-Japan の活動をより豊かに、社会に対する影響⼒力力 を促進することに努めて参りました。特に今年年度度は、IFMSA-Japan が社会に発信してい くための基盤づくりに努めました。今後もスタッフ全員が、⾃自分の活動に⾃自信と誇りを持 って活動していけるよう、団体の魅⼒力力を伝えていきたいと思います。
Vice President for International Affairs / 副代表国際業務担当 │
北北⾥里里⼤大学 3 年年 棚元なな
国際業務では、IFMSA の国際性を活かし、IFMSA-Japan の団体運営を改善する⼯工夫をし たり、会員に国際的な活動機会を提供し、活動のサポートを⾏行行ったりしています。今年年度度 は、⽇日本総会で IFMSA の外部発信の取り組みを体験してもらうワークショップを開催し ました。また、世界総会の魅⼒力力を伝えるために報告書の形式を⼀一新しました。IFMSA の仕 組みや活動の広報を⾏行行うことで、多くの学⽣生が国際的なことに興味をもってくれ、⼤大変や りがいを感じました。そして 3 ⽉月の世界総会では、2017 年年アジア太平洋地域会議の⽇日本 開催が決定しました。これからより多くの学⽣生が、IFMSA の国際性を通して成⻑⾧長し活躍す ることを願っています。 7
Secretary General / 事務局⻑⾧長 | 事務局⻑⾧長 杏林林⼤大学3年年 ⽯石川駿 事務局は、個⼈人会員登録の対応やメーリングリストの管理理、各種名簿の取扱と、外部から の問い合わせの対応などを⾏行行います。主に、IFMSA-Japan に関わる⼈人々の最初の窓⼝口と なる役割であることから、皆さまがスムーズに活動に参加し始められるような対応を⼼心が けて業務にあたっています。スタッフが活動に専念念できるよう組織全体を⽀支える裏裏⽅方とし て⽇日々の業務に努めてきました。今年年度度は、事務局員4⼈人が無理理なく仕事の出来る状態を つくり、昨年年度度は同役職が空席だった為に分散した仕事の整理理を⾏行行いました。
Treasurer / 会計 | ⻑⾧長崎⼤大学4年年 荒倉由佳 会計部⾨門は IFMSA-Japan 全体の財政管理理を担当し、各委員会や管理理部⾨門および NGA な
7
ど全活動の予算の配分と運⽤用、ならびに付随する通帳管理理や国際送⾦金金等の実務を⾏行行います。 今年年度度は「組織の持続可能性を⾼高める仕組みづくり」を⽬目標に活動しました。具体的には、 新しい予算配分⽅方法の導⼊入、事務処理理の試験的オンライン化、現場への権限委譲、会計ル ールの⾒見見直しです。年年間数千万円を扱う会計管理理はそれだけでチャレンジングで、新たな 仕組みづくりは試⾏行行錯誤の連続でしたが、総勢 18 名を超える各会計担当の尽⼒力力や寄付等 のご厚意により、無事に年年度度を終えられ深謝しております。
National Exchange Officer / 臨臨床交換留留学に関する委員会責任者 │
福島県⽴立立医科⼤大学4年年 ⾼高橋光⼀一郎郎
臨臨床交換留留学に関する委員会の責任者を務めさせていただきました。主な仕事は、交換 留留学において各国の学⽣生の受け⼊入れをし、また⽇日本の学⽣生を海外に送り出すことです。 ⼤大きな責任を伴う仕事ですが、⽇日本と世界のIFMSAをつなぐことにおいてとても⼤大切切な 役割を果たしています。これからもたくさんの医学⽣生が積極的に留留学をしてますます貴 重な経験を積んでくれることを期待しています。
National Exchange Officer / 臨臨床交換留留学に関する委員会責任者 │ 秋⽥田⼤大学 3年年 ⽥田中ジョン寛顕 臨臨床交換留留学に関して⽇日本の医学⽣生が他国で臨臨床研修を⾏行行うための⼿手続きのサポートを させていただきました。⽇日本および他国からの問い合わせに対し常⽇日頃から迅速かつ丁 寧な対応を⼼心がけるとともに、⽇日本の医学⽣生にいっそう交換留留学に興味を持ってもらう ことのできるよう努めて来ました。今後もより多くの医学⽣生が臨臨床交換留留学に参加し、 活躍してくれることを願っています。
8
National Officer on Research Exchange / 基礎研究交換留留学に関する委員会 責任者 │
富⼭山⼤大学 3 年年 菅原⾥里里郁
交換留留学は IFMSA がインターナショナルのネットワークを持つからこそ⾏行行える⼤大変魅⼒力力 的なプログラムです。Exchange office は留留学⽣生のためにメールのやり取りを各国・各⼤大 学と取り次ぎ、書類の管理理をします。この1年年で特に感じたのは、「信頼関係を築くこと の難しさ・重⼤大さ」です。顔が⾒見見えない相⼿手と良良い関係を築くのは容易易いことではないこ とを痛感しました。多くの医学⽣生が留留学を経験することで、その⼈人⽣生に彩を与えることに なるのであれば私の本望です。今後も本プログラムがより⼀一層充実したものになることを 願っています。
National Officer on Medical Education / 医学教育に関する委員会責任者 │
東北北⼤大学 4 年年 瀨堂川 拓拓
医学教育に関する委員会では今年年度度、「きく⼒力力、つたえる⼒力力」というモットーの元、それ ぞれの Staff の興味関⼼心をみんなで深め、共有するための企画作成をしてまいりました。 特に、1 ⽉月の被災地企画や毎年年恒例例となってまいりました宗教企画では、参加者からのニ ーズも多く、深い学びを得ることができました。来年年度度以降降も、様々な形で学⽣生同⼠士が学 び合う場を提供し続けることができるよう、Staff ⼀一同努めてまいりたいと思いますので、 これからも IFMSA-Japan SCOME をどうぞよろしくお願いいたします。 National Public health Officer / 公衆衛⽣生に関する委員会責任者 │
産業医科⼤大学 4 年年 塚⽥田凪歩
公衆衛⽣生に関する委員会(以下 SCOPH)の責任者を務めさせていただきました。SCOPH は 5 つのプロジェクトを有する IFMSA-Japan 最⼤大規模の委員会であり、地域医療療から国際 保健まで幅広いトピックを扱っています。 今年年度度は”Better Health, Better World”を掲げ、 軸である委員会としてのあり⽅方を今⼀一度度⾒見見直し、⽇日本や世界の情勢や⾵風潮を捉えた新たな 試みも取り⼊入れることで活動を⾶飛躍させる年年となりました。学⽣生ならではの柔軟なアイデ アで効果的に社会へ発信する⽅方法を多くのスタッフと共に追求していきました。今年年度度ご 協⼒力力いただいた全ての皆様に⼼心より感謝申し上げます。今後も SCOPH がさらに可能性を 広げ、社会に貢献していくことを願っております。 National Officer on Sexual and Reproductive Health including HIV/AIDS / 性と⽣生殖・AIDSに関する委員会 │ 摂南⼤大学5年年 ⼭山崎琢真 性と⽣生殖・AIDSに関する委員会(以下SCORA)の責任者を1年年間務めさせていただきまし た。今年年度度のSCORAは多くの⼈人が性に関わる正しい知識識を持ってもらうこと、そして多く の⼈人の性が認められ少しでも⽣生きやすくなるように活動してまいりました。また思春期学 会でピアエデュケーションの実施、GID(性同⼀一性障害)学会への参加、学習指導要領領の パプリックコメントを提出と社会に向けて多くの発信も⾏行行ってきました。このように SCORAが活動できましたのも、多くの先輩・スタッフの応援があったからだと思っており ます。本当にありがとうございました。最後に、少しでも多くの⼈人が性に関することで悩 むことなく⽣生きていけること、SCORAが更更なる発展をすることを祈っています。
9
National Officer on human Rights and Peace / ⼈人権と平和に関する委員会責任者 │千葉葉⼤大学医学部 5 年年新真⼤大 ⼈人権と平和に関する委員会(以下 SCORP)の責任者を 2016 年年度度も努めさせていただき ました。今年年度度は、SCORP の活動に関わるスタッフの能⼒力力の向上や、将来の選択肢を増 やすこと、新しい活動への挑戦をバックアップすることをメインに活動してきました。イ ベントやミーティングを通して⽇日本では馴染みの薄い⼈人権と平和の諸問題について、⾃自⼒力力 で課題を⾒見見つけ解決策を⾒見見つけ出せるような⼈人材を育ててきました。運営にあたりスタッ フや社会⼈人の⽅方々など様々な⼈人々に協⼒力力をいただき感謝しております。この先も SCORP がさらに前進していくことを願っています。 【 Officials|役員 】 [内務部⾨門] Seniors Club Manager │ 旭川医科⼤大学 5 年年 ⼤大和⽥田舞 Seniors Club は OB/OG と現役スタッフの橋渡しをする活動を⾏行行っています。今年年度度も 恒例例の Seniors club meeting・懇親会を開催しました。また、昨年年度度 seniors club が主 催した卒業⽣生を送る会のイベント企画にも携わりました。また、OB/OG が団体運営に多 く関わっている JMA-JDN のオンラインミーティングに参加させていただき活動を共有 させて頂くことができました。今後も IFMSA-Japan での経験が世代を超えて縦につなが ることで団体のさらなる発展に貢献できることと期待しております。
北北海道 Regional Officer / 北北海道地域担当官 | 北北海道⼤大学 2 年年 ⾼高桑雅弘 北北海道地域担当官は、IFMSA-Japan が主催する北北海道新歓の運営や、⽇日本総会における 北北海道地域の取りまとめを⾏行行います。また、IFMSA-Japan に加盟している北北海道の 3 ⼤大 学の連携を円滑滑にするため、今年年は 3 ⼤大学合同での新歓や、各⼤大学に来ている Exchange の留留学⽣生も交えてのイベントなどを実施しました。今年年の北北海道新歓には 3 ⼤大学から 80 名の参加がありました。 「ヨコとタテで繋がれる新歓をつくる」というテーマのもと、規 模が⼤大きい新歓を⾏行行えたのは、北北海道と全国のスタッフが⼀一丸となったおかげです。今年年 できたつながりが、来年年以降降もつながり、より北北海道地域の活動が活性化していくことが 楽しみです。
東北北 Regional Officer / 東北北地域担当官 │
東北北⼤大学 2 年年 林林明澄
東北北 Regional Officer は、東北北新歓の企画や運営、⽇日本総会の地域企画や⼤大学代表者向 け企画の運営を⾏行行います。東北北地域は、数年年前から徐々に活発になってきた地域であり、 今年年の東北北新歓は 100 ⼈人近い医療療系学⽣生が参加しました。また、今年年度度は団体加盟して いない⼤大学の学⽣生も、多くスタッフになり活動を開始してくれました。これからも、東北北 地域担当官としてさらなる東北北地域の発展のために寄与していきます。
10
北北陸陸Regional Officer / 北北陸陸地域担当官 │ ⾦金金沢医科⼤大学4年年 梁梁祐輔 北北陸陸 Regional Officer(以下 RO)として、北北陸陸新歓や⽇日本総会の企画・運営、加盟⼤大学 や地域のスタッフをサポートしてまいりました。今年年度度は「魅⼒力力ある新歓づくり」 「地域 でのつながりの強化」を⼤大きな⽬目標にかかげ、活動してまいりました。RO として微⼒力力な がら地域の活性化に貢献でき、⼤大変光栄に思います。北北陸陸のスタッフをはじめ、多くの 皆さまにお世話になりました。この場を借りて⼼心より感謝申し上げます。今後、北北陸陸で の活動がさらに活性化し、多くの学⽣生の活躍の場となることを切切に願っております。
関東 Regional Officer / 関東地域担当官 │ 帝京⼤大学3年年 柿原杏那 関東 Regional Officer は、関東地域のリーダーとして、新歓の運営や加盟⼤大学との連携、 ⽇日本総会の運営のサポートなどを⾏行行うことが主な役割です。関東は医療療系学部をもつ⼤大 学の数が最も多い地域で IFMSA-Japan における活動の要となるので、より多くの⼈人に IFMSA-Japan を知ってもらいスタッフとして活動してもらう事とスタッフ間の結びつ きを強くする事を⽬目標として活動してきました。今年年度度は関東新歓の参加者、⽇日本総会 の関東地⽅方からの参加者ともに 200 名近くに登りたくさんの⽅方が IFMSA-Japan に関わ ってくださり、そして新規スタッフも獲得できました。また、関東スタッフの交流流会も 開催しつながりを作る機会を設けることができました。たくさんのスタッフに⽀支えられ ながら貴重な経験をさせていただき、感謝しています。1年年間本当にありがとうござい ました。 東海信州 Regional Officer / 東海信州地域担当官 | 信州⼤大学 2 年年 清⽔水樹 東海信州 Regional Officer は主に IFMSA-Japan(以下 I-J)の主催する東海信州新歓の企 画と運営や、加盟⼤大学代表者との連絡を⾏行行います。また、⽇日本総会や地域イベントを通 して地域での I-J のつながりを強めることを仕事としています。今年年は、名古屋だけでな く東海信州全体で I-J を活発にすること、⼀一昨年年から⾏行行われている地域イベントを残すこ とを⽬目標としていました。東海信州のスタッフをはじめとする多くの⽅方にお世話になり、 本当に感謝しています。今後東海信州地域での活動がさらに活性化することを願ってい ます。
関⻄西 Regional Officer / 関⻄西地⽅方地域担当官 | 関⻄西医科⼤大学2年年 天野晶望 関⻄西地域の IFMSA-Japan の認知度度向上、スタッフの増員、活動の活性化を⽬目標に掲げ、 活動してきました。6⽉月の関⻄西新歓では医学⽣生のみならず看護学⽣生や薬学部⽣生が参加し、 医療療系学⽣生の交流流が活発になりました。多くのスタッフの皆さまのご協⼒力力があったから こそ⼀一年年間がんばることができました。来年年度度も引き続き、新歓活動と会員やスタッフ の増員に努めていきます。
11
中国 Regional Officer / 中国地域担当官 | 島根⼤大学4年年 荒⾕谷総⼀一 中国Regional Officerは中国地⽅方におけるIFMSA-Japanの新歓、⽇日本総会における⼤大学 代表者WSや地域ごとの集まり、その他の地域イベントの企画と運営を⾏行行います。これら を通して地域のスタッフの活動とスタッフ間交流流のサポート、⼤大学代表者が IFMSA-Japanへ積極的に関わるサポートを⾏行行いました。未来のIFMSA-Japanを担うで あろうモチベーションの⾼高い⼈人も加わり⼤大変嬉しく思っています。来年年度度以降降も中国地 ⽅方の学⽣生が⽇日本、そして世界と繋がれる機会作りを陰ながらサポートする所存です。
四国 Regional Officer/四国地域担当官 │ 徳島⼤大学 2 年年 ⽔水⼝口貴⾹香⼦子 四国 Regional Officer(以下 RO)は他地域 RO 同様に,主に IFMSA-Japan(以下 I-J) 主催の新歓や⽇日本総会の運営,地域イベントの企画などを⾏行行います。今年年度度は,四国地 域の⼤大学代表者をはじめとする I-J メンバー間の連携はもちろん,平素より「さらに⼤大 学間の距離離を縮め,四国での I-J の活動を盛んにするためには」を考え,RO の任務に励 みました。今後は四国 RO の活動でできたつながりを⼤大切切にし,四国での活動を深めて いきたいです。最後ではありますが,このような医療療系学⽣生の活躍する場を⽀支えてくだ さっている皆様に⼼心から感謝いたします。 九⼭山 Regional Officer/九⼭山地域担当官 │ ⼤大分⼤大学 4 年年 ⻑⾧長⼭山理理依 九州・⼭山⼝口(九⼭山)地域では、ここ数年年 IFMSA-Japan スタッフの数や質、活動内容と もに充実してきています。今年年の九⼭山地域は理理事 2 名・多数の Officials を含む勢いのあ るメンバーが揃い、チーム⼀一丸となって活動を⾏行行いました。中でも、関東に次ぐ 124 名 の参加者を集めた九⼭山新歓、昨年年の 2 ⼤大学から 5 ⼤大学へと規模を拡⼤大した交換留留学⽣生と の合同ソーシャルプログラムでは、九⼭山の輪輪の広がりを実感できました。イベントを共 に盛り上げてくれた最⾼高の九⼭山の仲間たちに⼼心より感謝するとともに、さらなる九⼭山の 輪輪の広がりを期待します。
Training Officer │ 福井⼤大学2年年 藤本⼀一希 Training Office とは IFMSA-Japan の会員やスタッフのソフトスキルの向上に努める部 ⾨門です。Training Officer はその部⾨門の総括をします。教える⽴立立場にある以上、Training や Trainers の質の担保は絶対に妥協することができないポイントです。Training のチェ ックや Trainers の育成には細⼼心の注意を払って活動してきました。まだまだ我々も⾄至ら ないところが多いので⾃自⾝身等の成⻑⾧長に努めながらではありますが、皆様に Training とい う学びと気付きに溢れた場を提供できますよう頑張っていきます。Training を通して皆 様にお会いできることを楽しみにしております。
12
[外務部⾨門] Fundraising Officer │ 東京⼥女女⼦子医科⼤大学 2 年年⽣生 櫻井 さくら Fundraising Officer は IFMSA-Japan の団体全体としての資⾦金金調達を始め、SCO や Project の資⾦金金調達のサポートを⾏行行います。今年年度度は企業様に直接出向き 2 社からの GoldSponsorship という形でのご協賛を頂くことができました。昨年年度度よりはご協賛 いただいた企業様の数は少なかったものの、2 社では昨年年に引き続き継続してご協賛を 頂くことができより企業様との繋がりを深めることができました。ご協賛頂いた企業様、 そして資⾦金金調達にご協⼒力力頂いた⽅方々、1 年年間ありがとうございました。
New Technology Officer │ 旭川医科⼤大学2年年 ⼩小⼭山裕基 New Technology Officer は、IFMSA-Japan(以下 I-J)の Web サイトの管理理、及び PC のテクニカルサポートなどを⾏行行います。今年年度度は他にも、全国新歓のポスター作成や、 広報スキルを⾼高めるための外務イベントの運営など、I-J の発信⼒力力を強化すべく様々な取 り組みを⾏行行いました。今後は Web サイトのリニューアルにも着⼿手し、その流流れを更更に加 速させる予定です。I-J を⽀支えて下さる全ての皆様への感謝を込めて、活動内容をより多 くの⼈人に伝えて⾏行行けるよう、引き続き努⼒力力して参ります。
Publication Officer | 福井⼤大学 3 年年 若若園依未 外務部⾨門の Publication Officer はリーフレットの発⾏行行や、役員の名刺刺の作成と発⾏行行、ア ニュアルレポートの発⾏行行などを主に担当しています。また、今年年度度からはリーフレット の管理理も開始しました。Publication Officer はコンピューター上での作業が多く、役割 を果たしながら⾃自分のスキルも同時に上げることができ、学んだことがたくさんありま した。今後も IFMSA-Japan(以下、I-J)の役員の円滑滑な活動をサポートするとともに、 企業や外部団体の皆様への I-J の活動報告を発信できることを期待しています。
Liaison Officer │ 富⼭山⼤大学 1 年年 志村優⾄至 リエゾンは、外部学⽣生団体との連携を図ったりします。提携を結ぶ 4 団体はもちろん、 それ以外の医療療系の団体や、他分野の団体ともコラボを視野につながり始めました。様々 なところで関わりを広げることにフィーチャーして外務イベントでの WS を⾏行行いました。 外務全体として他学部の学⽣生団体とのアンテナをのばす⼀一助にもなったと思います。今 後、広報や連携の部分でさらなるネットワークを構築できるように願っています。
13
[事務局部⾨門] Vice Secretary General / 副事務局⻑⾧長
│ 旭川医科⼤大学3年年 宮崎由⾐衣
副事務局⻑⾧長を1年年間務めさせていただきました。副事務局⻑⾧長は個⼈人会員登録の受付と個⼈人 会員名簿の管理理を主に⾏行行います。常に迅速な対応を⼼心がけ、IFMSA-Japan の⽀支え役とな ることができるよう努めてきました。おかげさまで今年年度度も約700名の⽅方々から個⼈人会 員登録をいただきました。今年年度度からは作業の効率率率化を⽬目指して、個⼈人会員名簿をオンラ インで管理理できるようにいたしました。ご⽀支援いただいた皆様には⼼心より感謝申し上げま す。今後も IFMSA-Japan がさらに発展していくことを願っています。
Mailing List Manager | 東北北⼤大学 3 年年 笠笠井俊佑 Mailing List Manager は IFMSA-Japan のメーリングリスト(以下 ML)の管理理を司る役 職で、ML への登録や ML への投稿を⾏行行います。今年年度度は外務部⾨門と共に外部団体・企業 の広報対応を⾒見見直し、ML Manager が広報依頼の受諾諾から報告までを請け負うこととなり ました。最も登録数の多い IFMSA-Japan 無料料メーリスの登録者は 2000 ⼈人を超し、ML は IFMSA-Japan において⽋欠かすことの出来ないメディアであると⾔言えます。今後もより 迅速かつ正確に情報を発信する場でありたいです。
[Exchange] Vice Exchange Officer / 交換留留学に関する委員会 副責任者 会計 | 愛知医科⼤大学 3 年年 ⼩小郷愛 Exchange Office の会計は、Exchange Office が円滑滑に運営を⾏行行えるよう会計⾯面から⽀支 えるものです。具体的には SCOPE/SCORE の運営費の管理理や、⽇日本へ来る留留学⽣生のため の留留学受け⼊入れ⾦金金の各⼤大学への振込、⼤大学の団体登録費の管理理などを⾏行行います。今年年は⼤大 きなトラブルもなく、多くの留留学⽣生を受け⼊入れ、また⽇日本から留留学⽣生を送り出すことがで きました。今後も Exchange Office の運営が円滑滑に⾏行行われ、多くの留留学⽣生の受け⼊入れや 送り出しができるよう願っています。
ICOT Project Coordinator | ⽇日本⼤大学4年年
⾚赤崎功治
今年年度度、Incoming Care and Outgoing Training Project (以下ICOT)の責任者とし て活動させていただきました⾚赤崎です。ICOTは、⽂文字通りIncoming Care (留留学⽣生と のソーシャルイベントなど)とOutgoing Training(留留学する際に必要な英語表現を学 ぶイベントなど)の2つをメインとして活動しています。それに加えて、個⼈人の英語⼒力力 に焦点を当てた勉強会なども⾏行行っています。今後もICOTのさらなる発展を祈ってい ます。
14
[SCOME] Vice NOME / 医学教育に関する委員会 副責任者 | 福島県⽴立立医科⼤大学 2 年年 ⼤大塚天⼼心 副責任者は主に、医学教育に関する委員会責任者の補佐にあたる役割です。委員会全体 の統率率率、管理理、また、理理事として膨⼤大な仕事をこなしている責任者の⽀支えとなれるよう に活動してきました。今年年は Newcomer 担当としての役割もあり、新歓期間に私達の 委員会に興味を持ってくれた学⽣生、新しく委員会のスタッフとなってくれた学⽣生の活動 におけるアドバイザーとしても活動してきました。今後も SCOME の活動を通して、多 くの医療療系学⽣生が学び、考え、個々⼈人がスキルアップできることを願っております。
Vice NOME / 医学教育に関する委員会 副責任者 会計 | 東京⼥女女⼦子医科⼤大学3年年 辻野 温⼦子 医学教育に関する委員会(以下 SCOME)の会計担当は、SCOME 全体の財政管理理を通 し、スタッフの活動が滞りなく進められるように環境の整備を⾏行行います。また、SCOME の副責任者として、医学教育に関する委員会責任者や各プロジェクトコーディネーター と連携し、新たな試み等を受け⼊入れられる柔軟な運営を⼼心がけ、会計という仕事を通し、 SCOME のスタッフが⼗十分に⼒力力を伸ばせる環境を作れるよう努めてまいりました。 SCOME での活動を通し、多くの医療療学⽣生が共に学び合い、成⻑⾧長することを願っていま す。 Life Lesson Project Coordinator | 東北北⼤大学 4 年年 梅⽊木⾹香歩 Life Lesson Project(以下LLP)は、将来出会う患者さんの多様な価値観を受け⽌止めら れる⾃自分を⾒見見据えて、学⽣生が主体的に⼈人⽣生観や死⽣生観を学ぶプロジェクトです。様々な トピックのワークショップや講演を通じて、⼀一⼈人⼀一⼈人が答えのない問題に向き合い、考 える時間を⼤大切切にしました。Project Coordinatorという⽴立立場として、スタッフの声を拾拾 いながらLLPの活動を進めるよう努めましたが、周りに助けられることもあり、本当に 感謝しています。今後もLLPでの活動が、皆さん⾃自⾝身の成⻑⾧長、そして将来出会う患者さ んの笑顔へ少しでもつながることを願っています。
チーム医療療プロジェクト Coordinator │東北北⼤大学 4 年年 池⽥田 正俊 チーム医療療プロジェクトは、医学科、栄養学科、看護学科、作業療療法学科、⻭歯学科、社 会福祉学科、薬学科、理理学療療法学科などの学⽣生が参加するプロジェクトです。チーム医 療療が必要となる場⾯面についてのディスカッション、イベントでのワークショップ、Skype での各職種への質問会などを⾏行行う中で、学⽣生の間からそれぞれの職種についての理理解を 深めるとともに、将来の医療療現場で必要な、仲間としての関係性を築くことを⽬目標に活 動していました。今後も現場からのフィードバックを取り⼊入れながら医療療について学ん でいければと思っています。⽀支えてくれた皆さん、⼀一年年間本当にありがとうございまし た。 15
[SCOPH] Vice NPO / 公衆衛⽣生に関する委員会 副責任者 │ ⼭山形⼤大学4年年 ⽊木庭毅⼈人 私は公衆衛⽣生に関する委員会(以下 SCOPH)の副責任者として、SCOPH スタッフの活 動のサポート、特に SCOPH の各プロジェクト運営のリスクマネジメントに対するアド バイスや実務能⼒力力向上のためのトレーニングに取り組みました。各プロジェクト活動が ⾮非常に活発な動きを⾒見見せたこの 1 年年は、それに伴う社会的責任や学⽣生としての活動姿勢 の在り⽅方が改めて問われる 1 年年でもありました。今後もこうした問題に真摯に向き合い、 より効果的で有意義な活動を実現できる団体になっていけるよう願っています。
Vice NPO / 公衆衛⽣生に関する委員会 副責任者 │ 東北北⼤大学4年年 櫻井芳騎 私は公衆衛⽣生に関する委員会(以下 SCOPH)の副責任者として、SCOPH スタッフの活 動のサポートのほか、IFMSA-Japan 外の SCOPH の活動に⽬目を向けて国内のスタッフへ その多岐に渡る活動を共有・報告することに努めました。SCOPH は世界各地で様々なイ ベントを⾏行行ったり、 「世界〇〇デー」に合わせた啓発キャンペーンを⾏行行ったりしています が、昨年年まで IFMSA-Japan のスタッフがそれらを認知する機会はほぼありませんでした。 私の活動によって国外での SCOPH の活動に興味を抱くスタッフが増え、来年年度度以降降 SCOPH がよりグローバルに展開できることを願っています。
Vice NPO / 公衆衛⽣生に関する委員会 副責任者 │ 徳島⼤大学4年年 ⾼高礒甫隆 私は公衆衛⽣生に関する委員会(以下 SCOPH)の副責任者・会計担当として、SCOPH ス タッフの活動のサポートと SCOPH 及び SCOPH に所属する 5 つのプロジェクトの会計 の取りまとめを⾏行行いました。昨年年度度より会計のルールが⼤大幅に改正され、さらに今年年度度 も公正な会計を⽬目指し様々な変更更がありました。その中で SCOPH スタッフが円滑滑に活動 できるよう私もサポートしてきました。来年年度度以降降もより公正かつ円滑滑な会計になるこ とを願っております。
Vice NPO / 公衆衛⽣生に関する委員会 副責任者 | 福島県⽴立立医科⼤大学 4 年年 佐々⽊木太⼠士 私は公衆衛⽣生に関する委員会(以下 SCOPH)の副責任者として活動してまいりました。 SCOPH は IFMSA-Japan の中でもスタッフ数が多く、各プロジェクトが活発に活動して いますが、その活動を評価し次の活動に活かしていくことを忘れがちです。私は各プロ ジェクトの活動がより社会に貢献できる活動になるように、そして公衆衛⽣生の重要性を 知りそれに基づき前の活動を次に活かしていけるようサポートして参りました。今後も SCOPH の活動がより発展し、より社会に有益な活動になっていくことを願っています。
16
Asia Community Health Project Coordinator │福島県⽴立立医科⼤大学3年年 飯島⾄至乃 Asia Community Health Project(以下ACHP)は、アジアの貧困地域に住む⼈人々の健康 増進のために⾃自分たちが出来ることを学び、考え、 実践するプロジェクトです。 今年年度度は、 インドのNGO“Institute for Indian Mother and Child”と提携し、現地へ学⽣生ボランティ アを派遣しました。それに加え、同NGOの創設者かつ代表であるインド⼈人医師を⽇日本に 招き、愛知・群⾺馬・福島の3ヶ所で講演会を開催しました。また、⽇日本各地のイベントや 学祭にてフェアトレード商品の販売を⾏行行い、⽇日本にいながらできる国際貢献のあり⽅方を広 めることができました。
Africa Village Project Coordinator | 杏林林⼤大学 3 年年 藤井彩乃 Africa Village Project(以下 AVP)責任者は活動が⼀一プロジェクトとしてまとまるよう スタッフを統率率率し、またその活動が常に AVP の理理念念に従って⾏行行われるよう努めてきまし た。ひとつひとつの活動が何を⽬目的として、誰のために⾏行行われるのか問いかけていくこ とで、AVP の活動は私たちスタッフの学びにとどまらず、何らかの形でアフリカに還元 されていくことを⽬目指しています。私たちの活動は微⼒力力ですが関わった⼈人にとってアフ リカに想いを馳せるきっかけとなり、巡り巡ってアフリカに届くことを願っています。
Community Medicine Tour Project Coordinator / 地域医療療ツアープロジェクト 責任者│ 岩⼿手医科⼤大学3年年 ⼩小幡健太 Community Medicine Tour Project(以下 CoMT)は、 「地域医療療」を感じ、広め、医療療 を変えることを⽬目指し活動しています。今年年度度は夏ツアーとして、⼭山形県の“⾶飛島”でフィ ールドワークを⾏行行い、無医村離離島での地域医療療を学びました。また春ツアー2つを計画 中です。今年年度度は CoMT のスタッフ数を増やすために、IFMSA-Japan 全国新歓での勧誘、 プライマリ・ケア学会での発表、オンラインツアー報告会の実施を精⼒力力的に⾏行行いました。 そして、嬉しいことに沢⼭山の新しいスタッフが増えました。新しいスタッフと共に、今 後ともどうぞよろしくお願いします。 Healthy Lifestyle Project Coordinator │
久留留⽶米⼤大学4年年 勝⾒見見英徳
Healthy Lifestyle Project(以下HLP)はNCDs(⾮非感染性疾患)の予防をするために、実践 形式のヘルスプロモーションをしています。⾝身体的、精神的、社会的に健康な社会の実 現のために、健康教育を通じてより多くの⼈人に⾏行行動変容を起こしていきたいと思ってい ます。そのために私たちは、⾷食事・運動・睡眠・⽣生活習慣・メンタルヘルス・禁煙・ア ルコール・東洋医学をテーマとして健康的な⽣生活の提案をしています。調理理実習や勉強 会を通して、実践しながら学び合える環境作りをHLPの中で実現していくことで、公衆衛 ⽣生と健康的な⽣生活の提案との結びつきを発信し、発展していくことを願っています。 17
ぬいぐるみ病院 Project Coordinator │ 名古屋市⽴立立⼤大学 3 年年 近藤彩乃 ぬいぐるみ病院 Project coordinator として、全国各地のぬいぐるみ病院がそれぞれに 持つ強みや特⾊色を発揮できるようにサポートを⾏行行い、プロジェクト全体の活性化を図っ てきました。そのため、毎年年開催しているイベントに加え、各ぬいぐるみ病院の代表の 顔合わせや地域単位でのイベントの開催など、全国に広がり続けるぬいぐるみ病院のネ ットワーク作りに⼒力力を⼊入れて取り組みました。これらの活動を⽀支えてくださった、スタ ッフをはじめとする各ぬいぐるみ病院の皆様に⼼心から感謝します。これからもぬいぐる み病院が「⼦子どもたちのためにできることは何か」を考える場であり続けることを願っ ています。今後ともぬいぐるみ病院プロジェクトをよろしくお願いします。 [SCORA] Vice NORA / 性と⽣生殖・AIDS に関する委員会 副責任者 │
愛知医科⼤大学 3 年年 澤⼭山初⾳音
性と⽣生殖・AIDS に関する委員会(以下 SCORA)の会計担当として、1 年年間 SCORA の 財政管理理を⾏行行い、スタッフが快適に活動できるよう、サポートしてきました。また、SCORA の 1 スタッフとして、たくさんの⽅方々に SCORA の想いが伝わるように、活動してきま した。これからも、SCORA スタッフそれぞれの知識識やスキルを⾼高め、スタッフ間の結び つきを強めることで、より多くの⼈人に「性」について発信し、みなさまの「⽣生」が豊か になるよう、努めて参ります。1 年年間ありがとうございました
Vice NORA / 性と⽣生殖・AIDS に関する委員会副責任者 |
横浜市⽴立立⼤大学2年年 ⻄西川裕⾥里里⾹香 Vice National Officer on Sexual and Reproductive health including AIDS(以下 vice
NORA )として⼀一年年間、性と⽣生殖・AIDS に関する委員会(以下、SCORA)で精⼒力力的に活動 して参りました。⽉月 2 回程度度⾏行行う SCORA Officials ミーティングで SCORA のイベント 等運営に関わる事項について話し合い、実際に運営責任者または中⼼心的スタッフとして 準備、実⾏行行、反省省を⾏行行います。今年年度度は5⽉月に IDAHOT(国際反ホモフォビアの⽇日)キャ ンペーンの運営責任者を務め、8⽉月の SCORA スタッフミーティングおよび10⽉月の⽇日本 総会ではワークショップを⾏行行いました。
SCORA Peer Education Project 責任者 │ 群⾺馬⼤大学医学科 5 年年 ⼤大和美寿々 Peer Education Project(以下 Peer)は、⼤大学⽣生が中学校・⾼高校・⼤大学やその他発表の 場に赴き、世代の近い⼤大学⽣生という⽴立立場や医療療系学⽣生の知識識を活かした性教育を⾏行行うと いうプロジェクトです。地域ごとの活動が多く⾏行行われており、連携や運営が円滑滑に⾏行行え るようお⼿手伝いをしてきました。また、本プロジェクトの活動から学んだことを通して 社会に働きかけることも意識識して活動してきました。最後になりますが、学校や⾏行行政関 係者の皆様、全国の SCORA スタッフには⼼心から感謝しております。今後も Peer の益々 の発展を願っております。 18
Rainbow Flag Project Coordinator │⽇日本医科⼤大学3年年 鮫島甲太 Rainbow Flag Project は、医療療系学⽣生をメインターゲットに、LGBTs、つまり多様な性 について知る・考える・啓発する活動を⾏行行うプロジェクトです。今年年度度は、ただ LGBTs についての表⾯面的な知識識を得るだけではなく、 「より⼀一歩深い学び」を意識識して運営を⾏行行 ってきました。⽇日本各地での Rainbow Pride Parade に積極的に参加したり、LGBTs 当 事者の⽅方のお話を聞くイベント⾏行行ったりすることで、より LGBTs を⾝身近な物としてとら えることが出来たのではないかと思います。性の多様性を理理解し受け⼊入れるということ は、 「互いの壁を取り払う」という事です。これは⾮非常に難しく、勇気のいることで、ス タッフ間で正しく信頼関係が築かれていなければ出来ることではありません。今後も、 どんなときでも相⼿手の話にしっかりと⽿耳を傾け、誰に対しても開かれた、温かい SCORA であって欲しいと思います。 [SCORP]
Vice NORP / ⼈人権と平和に関する委員会 副責任者 │ ⽇日本⾚赤⼗十字看護⼤大学4年年 ⼩小笠笠原智⼦子 私は今年年度度、Vice National Officer on Human Rights and Peace(以下 Vice NORP) として活動しました。Vice NORP は、委員会責任者の補佐、また SCORP に所属するス タッフ⼀一⼈人⼀一⼈人が輝ける場所であるために SCORP 全体の活動を把握し、サポートする⽴立立 場にあります。委員会全体の活動、そして各プロジェクトの活動が円滑滑に⾏行行うことができ るよう下⽀支えすることに努めてきました。活動を⾏行行う上で先輩⽅方をはじめ多くの⽅方が関わ り⽀支えていただき⼼心から感謝しています。今後も SCORP が、⾃自らの考えだけでなく互い の意⾒見見を取り⼊入れ、様々な視点から⼈人権と平和について考えることのできる場であり続け ることを願っています。 Vice NORP / ⼈人権と平和に関する委員会 副責任者 | 東北北⼤大学 2 年年 ⽥田代和加 今年年度度、Vice National Officer on Human Right and Peace(以下 Vice NORP)として 活動しました。私は Vice NORP として、Standing Committee On human Right and Peace(以下 SCORP)に所属するスタッフ名簿の作成において、補助をさせていただき ました。SCORP には 4 つのプロジェクトがあり、それぞれ特⾊色は違いますがどれも“⼈人 権と平和”を基盤とした活動を⾏行行っています。SCORP の活動において、1 ⼈人でも多くの ⽅方が、⽣生きていくうえで⾒見見逃されてはならない“⼈人権と平和”に触れる機会に出会うことを 願っております。
19
ACTION-Project Coordinator / 災害・感染症・難⺠民に関するプロジェクト |
名古屋⼤大学 3 年年 社本賢昭
Asian Collaborative Training on Infectious disease, Outbreak, Natural disaster, and refugee management(以下 ACTION)-Project は災害・感染症・難⺠民に関する プロジェクトです。今年年度度は「“現場の⼈人”の声を聞く」 、「より広い視点での活動」、 「ア ジアとのつながりの強化」 、「社会への発信と還元」の4つを活動⽅方針として掲げて活動 いたしました。またスタッフ⼀一⼈人⼀一⼈人が⽬目的意識識を持って活動に取り組むべく、⾃自分た ちの考えや活動の原点を⾒見見つめ直せるよう意識識しました。今後 ACTION-Project を通し て災害などに関⼼心を持ち、将来災害が起こった際にはリーダーシップを発揮できる⼈人材 が⼀一⼈人でも多く輩出されることを願っております。 Hiroshima Nagasaki Peace Project Coordinator │ 杏林林⼤大学3年年 ⼤大⽊木美⾥里里 Hiroshima Nagasaki Peace Project の責任者は夏の広島サマースクール、春の⻑⾧長崎ス プリングスクール、その他勉強会のコーディネートをします。夏の広島サマースクール では国内外の医療療系学⽣生を集め、⽇日本だけではなく海外の戦争や平和についてもフォー カスし多⾓角的な視点を得ることで平和についてよりじっくりと考えることができまし た。医療療系学⽣生が平和について考える機会をこれからも提供していけるよう努⼒力力させて いただきます。
Law and Medicine Project Coordinator │ 帝京⼤大学3年年 上垣怜怜央 Law and Medicine Project(以下、LAMP)はアジア法学⽣生協会ジャパン(ALSA Japan) とともに医療療系学⽣生と法学部系学⽣生とがお互いの交流流を深められる勉強会を開催してい ます。昨今、国⺠民の関⼼心が医療療に向かい医療療訴訟も珍しいことではなくなりました。こ のことを鑑み、医学と法学を学ぶ学⽣生がお互いの理理解を深め合う必要があると深く感じ、 交流流の機会を多くとれるよう LAMP の運営に努めてまいりました。専⾨門性の⾼高い両学部 の学⽣生が、座学だけでは得ることのできない視点をお互いから得て、LAMP が今後も⽇日 常では到達できない視野に触れることができるきっかけになることを切切に願っています。 [臨臨時プロジェクト]
災害時におけるヘルスリテラシー向上のための啓発プロジェクト | ⽇日本⻭歯科⼤大学5年年 ⽯石倉枝美⾥里里 平成 28 年年 4 ⽉月の熊本地震の発災をきっかけに発⾜足以来、『⾃自分がメディアになる×⾃自分 たちは医療療系学⽣生』を掛け合わせた、”ジブメディ”を合⾔言葉葉に、被災地での⼆二次災害予 防の為の啓発活動、⼆二次災害についてのオンライン勉強会やワークショップを⾏行行いまし た。いざ有事の際の⾏行行動指針案作成をしたことで、災害が起こった際、そして平時から、 IFMSA-Japan として私達医療療系学⽣生ができることとは何かを考え⾏行行動に移すという在 り⽅方を体現することができました。このプロジェクトをきっかけとし、IFMSA-Japan か らいざ有事の際にも、そして平時から⾃自分達の⽴立立場や強みを活かし、対応できる機会が より⼀一層増えていくことを願っています。
20
[⽇日本総会] OCC / ⽇日本総会 運営委員⻑⾧長 |久留留⽶米⼤大学 3 年年 笹栗栗誠 こんにちは。第 14 回⽇日本総会運営委員⻑⾧長を拝命いたしました久留留⽶米⼤大学の笹栗栗誠です。 第 14 回⽇日本総会のスローガンは「Follow Your Heart 〜~⼼心の赴くままにやりたいこと をやる〜~」です。総会の様々なプログラムに参加し対話を深めることが、⾃自分のやりた いことを⾒見見つけ実⾏行行する機会となれば幸いです。また今回の⽇日本総会では議論論主体のプ ログラムを⾏行行うこと、より円滑滑な運営を⾏行行うこと、地域や委員会を超えた交流流・連携を 図ること、スタッフとゲストの交流流をより密なもににすることの 4 点に特に注⼒力力して参 りました。
Vice OCC / ⽇日本総会 副運営委員⻑⾧長 │ ⿃鳥取⼤大学3年年 前部都 ⽇日本総会は、IFMSA-Japan(以下、I-J)のスタッフ、全国の加盟⼤大学の⼤大学代表者が⼀一同 に会し、 今後の I-J や各委員会の活動⽅方針について意⾒見見を交わし話し合う重要な場です。 困難なことも少なくはありませんでしたが、I-J スタッフ全員が⼀一丸となって⽇日本総会に 向けて取り組めるよう、全⼒力力を尽くして参りました。⽇日本総会での出会いをきっかけに、 I-J がより良良い団体になっていくことを願っています。そして来年年度度の⽇日本総会がより⼀一 層すばらしいものになるよう、今年年度度の反省省を引き継いで参ります。
Vice OCC / ⽇日本総会 副運営委員⻑⾧長 │ 秋⽥田⼤大学2年年 ⼩小原元⽂文 ⽇日本総会はIFMSA-Japanのすべてが集まるが故に多様性に富んだイベントです。様々な 活動をして来た、性格もバラバラな⼈人々が、様々な参加⽅方式で、但し⼀一つだけのテーマ ーー「Follow Your Heart〜~⼼心の赴くままに」のために、幅広い視野を持った医療療⼈人に なりたいという志の下で、⼀一同に集まりました。その中で、私は、運営委員や理理事、⼀一 般スタッフを含む⽇日本総会を作り上げることに貢献したすべての⼈人の間の架け橋とな らんとし、⽇日本総会副運営委員⻑⾧長として務めました。この度度の⽇日本総会で築かれた絆が さらに深まり、作られた輪輪がさらに広がることを祈っています。
Vice OCC / ⽇日本総会 副運営委員⻑⾧長 │ 札幌医科⼤大学 5 年年 森川敏治 ⽇日本総会副運営委員⻑⾧長として、IFMSA-Japan(以下 I-J)のスタッフが余すことなく⼒力力 を発揮できるように尽⼒力力して参りました。I-J 最⼤大のイベントである⽇日本総会で、その規 模の⼤大きさゆえ要求されるマネジメントや計画の緻密さに難儀致しましたが、スタッフ ⼀一丸となって素晴らしい⽇日本総会を作り上げることができました。滞りなく盛会裏裏に閉 会できましたことに改めて感謝申し上げます。今回の⽇日本総会での反省省を踏まえて今後 の⽇日本総会がより⼀一層良良いものになるとともに、今回の出会いや学びが皆様の今後の糧糧 になればこの上ない喜びです。 21
Ⅱ.委員会活動報告 Standing Committee Report
基礎交換留留学に関する委員会 臨臨床交換留留学に関する委員会
4. SCOPE/SCORE│臨臨床/基礎研究 交換留留学に関する委員会 SCOPE/SCORE 運営総括 1.活動理理念念 臨臨床交換留留学部⾨門では海外の病院で臨臨床実習を⾏行行う機会を、基礎研究交換留留学部⾨門では世界最先端の医学研究 に触れる経験を留留学⽣生に提供しています。どちらも留留学に関わる委員会として共通に、留留学先で学術的にも⽂文化 的にも様々な経験をし、新しい⾒見見聞を広げ、その将来に何らかの影響を与えられると信じて活動しています。 IFMSA の交換留留学では、語学留留学のように現地の⽣生活を体験したり⽂文化を肌で感じたりすることはもちろん、 海外の臨臨床実習や基礎研究活動に実際に参加し、⽇日本と異異なる現地の医療療事情を直接⾒見見て・聞いて・学ぶことが できます。留留学期間は 4 週間と限られてはいますが、⽇日本にいるだけでは考えられないような多くのことを体験 できます。 さらに、交換留留学の形を取っているので毎年年のように多くの留留学⽣生が来⽇日しています。その際には⽇日常⽣生活の お世話は受け⼊入れ⼤大学の学⽣生が主体となって⾏行行っています。⽇日本にいながら海外の医学⽣生と交流流を持てるという ことも IFMSA の交換留留学の⼤大きな魅⼒力力の⼀一つです。 私たちはこのような経験が留留学⽣生にとって新たな価値観の創出につながり、さらにそれが周りの学⽣生に伝わる ことでこれからの世界がより素晴らしいものになると信じています。⽂文化や⼈人種、技術などは異異なっていても多 くの患者を医療療で救いたい、と考えているのは全世界共通です。海外の学⽣生がどのような⽣生活をしているのか知 り、どのような医療療サービス・研究を⾏行行っているかを学ぶことは将来の⼤大きな糧糧となるでしょう。そのような留留 学の機会をより広く⾼高い質で医学⽣生に提供できるよう、⽇日々活動に邁進しています。
[九⼭山合同 Social Program の様⼦子]
25
2.今年年度度の主な活動 Exchange 部⾨門には、留留学の運営を⾏行行う Exchange office と留留学における⽂文化や⾔言語のバリアをなくすという Vision のもとに活動している Incoming Care and Outgoing Training Project(以下 ICOT)があります。 ICOT Project の活動はプロジェクト報告のページをご覧ください。
SCOPE/SCORE 全体の活動 今年年度度 Exchange 部⾨門全体の活動としては IFMSA-Japan 新歓ツアーと IFMSA-Japan ⽇日本総会(National General Assembly;以下 NGA)でのワークショップが挙げられます。 IFMSA-Japan 新歓ツアーでは、関東・関⻄西新歓と2回ワークショップを担当しました。留留学経験をより実の あるものにするには、英語でのコミュニケーション⼒力力が⽋欠かせません。そこで両回では、海外に紹介したい⽇日本 の⽂文化を選択し、その説明をできるようにするといった内容のワークショップを参加者に提供しました。表現と しては知っていても上⼿手く組み合わせてニュアンスを伝えるのは容易易いことではありません。参加者は苦戦しな がらも様々な趣向を凝らした発表を披露露していました。 また NGA では Exchange 部⾨門として SCO セッションと留留学報告会を⾏行行いました。SCO セッションでは新歓 時のワークショップと同様に⽇日本の⽂文化を海外に発信する練習を⾏行行いました。実際に英語で伝えるとなると⼿手間 取っていた参加者も⾒見見受けられましたが、実際に留留学や旅⾏行行で海外に⾏行行く際に役⽴立立ちそう、との反響をいただき ました。留留学報告会では、NGA 参加者に対して IFMSA 交換留留学を紹介するとともに、実際に昨年年度度/今年年度度の SCOPE(臨臨床)2名・SCORE(基礎研究)1名の留留学⽣生に⾃自⾝身の留留学経験についてプレゼンテーションしていただ きました。朝⼀一番のプログラムにも関わらず、三者三様の経験談を聴くことで IFMSA の交換留留学を知ってもら い、関⼼心を⽰示してもらうことができました。
26
Exchange office の活動 Office の活動として週1~2回の Skype ミーティングが挙げられます。留留学⽣生の受け⼊入れ打診や留留学希望者の 取りまとめ、各⼤大学や各国からの留留学に関する問い合わせのメール対応を中⼼心として、緊急で起こったトラブル の対応を協議したり、ワークショップ・LTP(LEO/LORE Training Program; LEO/LORE に対する留留学説明会) の内容を話し合ったりしています。 加えて例例年年 Exchange office の2⼤大イベントとして、General Assembly(GA)と LTP があります。 GA は年年2回8⽉月と3⽉月に開催され、世界中から各国の NEO/NORE が⼀一同に会します。2016 年年 8 ⽉月のメキ シコでの GA では各国と交換留留学の契約を交渉し締結するという⾮非常に重要なタスクがあります。今年年度度は SCOPE で Bilateral 58 件, Unilateral(In) 23 件 (Out) 1 件の合計 82 件、SCORE では Bilateral 42 件, Unilateral(In) 5 件の計 47 件の契約を結びました。契約成⽴立立時には IFMSA-Japan オリジナルのステッカーと ⽸缶バッジをプレゼントし、⽇日本らしいデザインで喜んでもらえました。また今年年初の試みとして Poster Fair が 開催され、各国が⾃自⾝身の留留学プログラムの PR を⾏行行いました。⽇日本はポケモンやキティちゃん、ワンピースのル フィなど世界的にも⼈人気のあるキャラクター、東京の夜景や京都の寺社の写真などを掲載し各国の参加者から興 味を引きました。2017 年年 3 ⽉月のモンテネグロでの GA では Exchange Fair が⾏行行われ、各国の留留学に関して説明 を受けました。まるで世界旅⾏行行をしているようで楽しい時間でした。 LTP は Local Exchange Officer(LEO)や Local Officer on Research Exchange(LORE)に対して留留学のシステ ムを説明する場です。2016 年年度度は 10 ⽉月と 3 ⽉月に⾏行行われ、⼤大学間で統⼀一した認識識を持ってもらえるように各種 書類の提出⽅方法や受け⼊入れ時の⼿手続きのやり⽅方を説明しました。また、10 ⽉月の LTP は NGA と同時開催され、 IFMSA-Japan の Exchange 部⾨門以外の活動にも触れてもらうことができました。 ◇LEO/LORE Skype の開催 今年年度度は⽉月 1 回を⽬目安に LEO/LORE とのコミュニケーションをメールだけではなく Skype でも図ろうと開催 しました。⽂文⾯面では伝えきれなかった内容のフォローアップを中⼼心として、LEO/LORE と Exchange office ス タッフとでより⼀一層良良い関係性が築けた点で⾏行行って良良かったです。 ◇Book of Exchange の解体、Regulation 制定および各種 Manual 作成 今年年度度下半期は既存の留留学に関する説明資料料 Book of Exchange から Exchange Regulation, LEO/LORE Manual, Outgoing Manual へと⽬目的や⽤用途を分け、留留学に関するルールや How to を分かりやすくまとめ直す ことに精⼒力力的に取り組みました。Exchange Regulation では明確なルールとして提⽰示することで従来の不不透明 さ・不不信感を払しょくできると期待しています。各種 Manual では LEO/LORE や留留学⽣生個⼈人のやるべきことが 分類され、より分かりやすい形にすることでスムーズな留留学運営が可能になると考えています。秋の LTP で今後 の⾒見見通しが詳しく説明され、その後 Exchange office スタッフ⼀一丸となってオフラインでミーティングを⾏行行うな どして各種資料料制作に取り組みました。
27
[春の LTP での集合写真]
[August Meeting in Mexico での写真(Contract Fair)]
28
3.イベント⼀一覧 9⽉月
2016 年年
Incoming: 9 (PE: 7, RE: 2)
4⽉月
Outgoing: 3 (PE: 0, RE: 3)
Incoming: 2 (PE: 1, RE: 1) Outgoing: 6 (PE: 6, RE: 0)
10 ⽉月 Incoming: 3 (PE: 3, RE: 0)
5⽉月
Outgoing: 0
Incoming: 1 (PE: 1, RE: 0) Outgoing: 2 (PE: 2, RE: 0) 14
北北海道新歓
北北海道
21
東海信州新歓
愛知県
22
北北陸陸新歓 富⼭山県
28
東北北新歓 宮城県
29
関東新歓(WS)
8-10
NGA(WS・留留学報告会)
東京都
9
LTP(NGA と同時開催)
東京都
11 ⽉月 Incoming, Outgoing: 0
東京都
6⽉月
12 ⽉月 Incoming, Outgoing: 0 10 スタッフミーティング
Incoming: 9 (PE: 6, RE: 3) Outgoing: 1 (PE: 1, RE: 0)
宮城県
2017 年年
11
四国新歓 徳島県
12
関⻄西新歓(WS)
18
中国新歓 ⿃鳥取県
1⽉月
26
九⼭山新歓 福岡県
Incoming: 3 (PE: 2, RE: 1)
⼤大阪府
Outgoing: 3 (PE: 3, RE: 0)
7⽉月 Incoming: 40 (PE: 20, RE: 20)
2⽉月
Outgoing: 13 (PE: 10, RE: 3)
Incoming: 3 (PE: 3, RE: 0)
17 スタッフミーティング
Outgoing: 5 (PE: 4, RE: 1)
東京都
8⽉月
3⽉月
Incoming: 22 (PE: 14, RE: 8)
Incoming: 3 (PE: 3, RE: 0)
Outgoing: 18 (PE: 14, RE: 4)
Outgoing: 17 (PE: 6, RE: 11)
1-7
2-8
世界総会
メキシコ
Exchange Fair
Contract Fair Poster Fair
世界総会 モンテネグロ
27
LTP
東京都
29
4.今後の展望・課題 今年年度度は Exchange office と ICOT それぞれが活躍しました。⼀一⽅方で、両者間での連携が上⼿手く⾏行行えませんで した。また、GA では 2020 年年までの向こう 3 年年間の展望が提案され、留留学の運営をスムーズに⾏行行うことはもち ろん、留留学の質をより⼀一層向上していく必要性を実感しています。
Exchange office 今後の課題として、スタッフの充実・コミュニケーションの強化・留留学の質の向上の 3 点が挙げられます。 今年年度度新たに Exchange office で活躍するスタッフは加わりましたが、来年年度度の留留学契約数に⽐比して更更なるス タッフの確保は不不可⽋欠です。新たな取り組みをするためにも多くの仲間を迎えて活発な意⾒見見交換を図り、より円 滑滑で安定した Exchange office を構築していきたいです。 コミュニケーションに関しては、LEO/LORE と Exchange office・LEO/LORE 同⼠士・⽇日本と各国の NEO/NORE の 3 段階に分けて改善の余地があると考えます。LEO/LORE と Exchange office 間では NEO/NORE が率率率先し てスタッフにメール対応のノウハウを教えるとともに、リスク回避のためコミュニケーションルールの浸透を LEO/LORE に対して働きかけます。LEO/LORE 間では LTP や LEO/LORE Skype での出会いをきっかけに連携 を取ってもらい、九⼭山地域のように地域レベルでの合同 Social Program 開催を推奨します。各国の NEO/NORE とは英語の得意なスタッフの⼒力力を借り、より良良好な関係を築きます。 IFMSA 交換留留学の質の向上は International team の指⽰示の下、できる範囲で取り込んでいこうと考えていま す。Handbook や Logbook 使⽤用の徹底、Research Project の登録内容の吟味、また Upon Arrival Training の 導⼊入を検討中です。
30
⽂文責│福島県⽴立立医科⼤大学 4 年年
⾼高橋光⼀一郎郎
秋⽥田⼤大学 3 年年
⽥田中ジョン寛顕
富⼭山⼤大学 3 年年
菅原⾥里里郁
Incoming Care and Outgoing Training│Exchange 1.活動理理念念 我々Incoming Care and Outgoing Training (以下 ICOT)は、⽇日本の医療療系学⽣生が英語や留留学に対して抱いて いたり、感じたりしている壁(バリアー)をなくすことをモットーとして活動しています。壁とは⼈人によって様々 です。ある⼈人は留留学⽣生を受け⼊入れる際に感じたり、またある⼈人は留留学をする際に感じたりします。これらの不不安 や⼼心配ともいえる壁を取り除くために、我々は様々なシチュエーションを想定したワークショップを⾏行行ったり、 留留学報告会を⾏行行ったり、留留学⽣生の交流流イベントを⾏行行ったりしています。このように Incoming Care や Outgoing Training に焦点を置いているため、ICOT というプロジェクト名になりました。ICOT を通して、留留学⽣生と緊張 せずにコミュニケーションができ、⾃自分の考えをしっかり伝えられるだけでなく相⼿手のこともしっかりと理理解で きるようになっていただけると信じています
2.今年年度度の主な活動 昨年年度度までは、関東 ICOT と関⻄西 ICOT の2つの⽀支部がありました。今年年度度になって、各々にいたほとんどの スタッフが上級⽣生になり頻繁にイベントをすることが難しくなっているのが現状です。ICOT が創設されてから 6年年が経ちました。昨年年度度までは、Outgoing Training の⼀一環として医療療⾯面接の基本となるような英語表現を勉 強したり、海外の学⽣生に⽇日本の分化を説明したりしました。また、Incoming Care の⼀一環としては、⽇日本に来 た留留学⽣生と⼀一緒に観光をしたり、⾷食事に⾏行行ったりしました。 昨年年にマルタ共和国で⾏行行われた、March Meeting 2016(以下 MM16)に参加させていただきました。元々、こ の ICOT は⽇日本以外の主に欧州圏で開催されている Professional and Research Exchange Training (以下 PRET) を参考に創設したと聞きました。PRET はこの先 Exchange を通して留留学したい学⽣生を対象として、約 2⽇日かけて⾏行行う Training です。内容としては、IFMSA とは何かなどのベーシックなことから始まり、IFMSA に おける留留学の仕組みや、ルールを学んだりします。また、MM16 で出会った学⽣生 2,3 ⼈人に⽇日本からの留留学⽣生はど うであったかを聞ききました。1番最初に⾔言われたことが皆マジメであるということでした。ただ、もう少し英 語をしゃべって欲しいとも⾔言っていました。そこで、今年年度度は”Express”という⾔言葉葉を掲げて、間違ってもいい からどんどん英語を使って⾃自分を、思っていることを、考えていることを⾔言うイベントをしようと強く思いまし た。 5 ⽉月には新歓があり、多くのニューカマーの学⽣生さんに興味を持っていただきました。その後、ニューカマ ーを含めたオンラインイベントを2回開きました。今年年度度の活動は主に Skype でのオンラインイベントをしま した。オンラインイベントは3回⾏行行いました。この3回のオンラインイベントは約1時間で、最初の 10~15 分 程で動画を⾒見見ます。その後の時間は⾃自由に発現することができます。このイベントのルールは 1 つだけあり、そ れは全て英語で話すと⾔言うことです。わからない単語、フレーズが出てこなくても、それを英語で質問するとい った様に⾏行行いました。第1回⽬目の題材は “What would you do? Homeless man denied service by restaurant” でした。 第2回⽬目の題材は” Ran, Hide,Fight”でした。第3回⽬目の題材は”Pick up girls with cars”でした。ど の回とも予定の1時間を超して、熱い議論論ができました。また英語しか使えない分、⾃自分の⾔言いたいニュアンス がその通りに伝わっているのかどうかわからない等の意⾒見見もでました。3回を通してさらなる英語の勉強、特に 語集⼒力力、フレーズの勉強の必要性を参加者含め、スタッフ共に確認しました。
31
3.今後の展望・課題 今後の展望は、ICOT の活動理理念念である⽇日本の医療療系学⽣生が英語に対して抱いたり感じたりしている壁(バリ アー)をなくそうということを根本として、英語⼒力力の強化をすることです。さらに、スタッフの英語⼒力力も上げな ければいけないと思っています。さらにプレゼンやファシリテーションを上⼿手くする必要もあります。私たち ICOT スタッフ⼀一同がしっかりとした Incoming Care や Outgoing Training に関連したワークショップを他 の地域に⽰示すことができれば、たとえ⼈人数が少なくても有意義なワークショップを⾏行行うことができると考えたか らです。ICOT の様々な地域への発展は⻑⾧長い⽬目で⾒見見て、まずはワークショップの質を⾼高めることが最優先になり ます。来年年度度は医学英語だけでなく、TOEFL や TOEIC などを活⽤用して⼀一般英語能⼒力力の向上にさらに⼒力力を⼊入れる ようです。 また、 医学⽣生だけのプロジェクト創設当初とは違い、 現在の ICOT には医学⽣生の他に看護や薬学の学⽣生など様々 な医療療系学⽣生がいます。チーム医療療で使える英語表現を学べる環境でもあります。 来年年度度も、経験のあるスタッフと新しいスタッフがお互いに⽀支え合って、助け合いながら楽しくて有意義なイ ベントを開いてくれるでしょう。また ICOT はスタッフ同⼠士の結束⼒力力を⾼高めるために懇親会も⼤大切切にしています。 真⾯面⽬目なワークショップの後はフリートークを楽しめる懇親会もしてくれるでしょう。今後も ICOT のさらなる 発展、活躍を願っています。
⽂文責│⽇日本⼤大学4年年
32
⾚赤崎功治
5. SCOME│医学教育に関する委員会 SCOME 運営統括 1.活動理理念念 SCOME:Standing Committee on Medical Education (医学教育に関する委員会)では、より良良い医療療者となる ために必要な医学教育について考え、⾃自ら⾏行行動しております。「⽇日本中の医療療系学⽣生が普段⾃自分たちの受けてい る教育にほんのすこし意識識を向けるだけで、現在の医学教育、さらには未来の医療療は必ず良良くなる」という理理念念 のもと活動を⾏行行っております。
2.今年年度度の主な活動 ※各プロジェクトの詳細は、SCOME プロジェクト報告ページをご覧ください。 [AI1]2010 年年に SCOME が常設委員会として活動を展開して以来、着実な発展を遂げてまいりました。2016 年年
度度は昨年年度度より⼤大幅に Staff 登録者が増加し、約 60 名、8 学部の多様な⼈人材が SCOME 運営に携わってまいり ました。特に今年年度度は低学年年の Staff が意欲的に活動する場⾯面が多く存在し、今後の活動において各々が⾃自ら考 え、⾃自ら学びとっていくというあるべき環境に⼀一歩ずつ近づいていることが⽬目に⾒見見えてわかる 1 年年でありました。 またそのため、多様な価値観や⼈人⽣生観に裏裏打ちされた Staff たちの要望にできる限りこたえていくためには、現 存の体制のままの維持でよいのかについて、⾸首脳部⼀一同再考を迫られるような 1 年年ともなりました。 *MEDxTokyo@⾸首都⼤大学東京 8 ⽉月 13-‐‑‒14 ⽇日 新歓期間を通して様々な興味関⼼心を抱いてくださった NewComer のみなさんたちに向けた SCOME のいろはを 体験していただく企画を⾏行行っていきました。その中でスタッフは「⾃自分たちの活動を通して社会的メッセージを 送ることの意義」を意識識しつつ、現代の医学教育では補完しきれていないニッチな分野について、精⼒力力的に探究 を進めることで、「主体的に医学教育を形成していくことの⼤大切切さ」を理理解することを⽬目標としました。本企画 では以上の⽬目標の元、以下のつのワークショップ(以下 WS)を⾏行行っていきました。 キャリア育成 WS 参加者の皆さんやスタッフが現在の学部や⼤大学に⼊入学するに⾄至った経緯や、その職種を⽬目標としていたころ の⾃自分を振り返り、その思いや経緯をお互いにシェアしていくことによって、過去の⾃自分を⾒見見つめ直し、こ れからの⾃自分のキャリアをどのように形成していくべきなのか、どうありたいと考えるのかを整理理していき ました。 プレゼン技術向上を⽬目指した WS 普段の授業では決して体系的に触れられていない、「⼈人前でプレゼンをより分かりやすく伝えていくための コツやその⼿手段」について、ある本を題材としたロールプレイングを参加者の皆さんと⾏行行いながら、あるべ きプレゼンの姿をディスカッションしていきました。 LLP WS 「⾃自分を⾒見見つめ直し、⾃自分を知る」 普段の⼈人とのかかわりの中における⾃自分の⽴立立ち位置を客観的に⾒見見つめなおすこと、また場⾯面ごとにおける⾃自 分の⾔言動の背景にあるものに⽬目を向けることで⾃自⼰己理理解を促すことを通じて、⼈人との関係性をより良良いもの とするために私たちにできる⾏行行動などについてひとつの事例例を通して学んでいきました。 TMP WS「あの職種のやりがい・不不満ってなんだろう」 各職種における仕事の内容を理理解することを通して、その職種ごとに持つ患者様やクライアントへの思いを 35
考え深める時間をもち、このことを通して他者理理解を⾏行行っていく⼒力力を芽吹かせることを⽬目的として、それぞ れの職種の観点から議論論を深めていきました。 *未来へ繋ぐ〜~6年年⽬目の被災地を⾒見見て、聴いて、感じて〜~
1 ⽉月 14〜~15 ⽇日
前年年度度に⾏行行われました被災地企画「被災地の今を知る・考える」に続きまして、第 2 弾を福島県南相⾺馬地区を中 ⼼心に実施しました。昨年年度度同様に、年年を経るごとに少しずつ「過去の出来事」として記憶の彼⽅方へと消えゆくこ の忌まわしき⼤大震災を、⼼心新たに考え学ぶことによって、来る次の⼤大地震にどのように対応していくべきなのか を医療療従事者になるものとして考えるべく、以下の4つの企画を⾏行行っていきました。 ⼩小⾼高徒歩ツアー 「⼩小⾼高を応援する会」代表であられる廣畑様のご協⼒力力のもと、⼩小⾼高町内の徒歩ツアーを⾏行行った後、福島第⼀一 原発における⽔水素爆発とその後の⼩小⾼高地区における苦悩をメインとしたご講和を頂戴し、不不安に押しつぶさ れそうになりながらも⾃自分の気持ちと向き合いながら、街の⼈人がそれぞれ、できることをできる範囲で動き 出し、少しずつではあるけれど⼀一歩⼀一歩復復興への道を歩んでいらっしゃられることを実感しました。 FM ラジオ局 講演 「⼩小さな放送局の伝える、南相⾺馬のいま」という題のもと、現地放送局でラジオパーソナリティを務められ ている今野様にご講演を頂戴しました。今野様の⽬目線から⾒見見られた現在までに⾄至る南相⾺馬とローカルラジオ の関係性や、放送に携わる上での困難、苦労などについてお伺いすることができ、また放送を通して考えさ せられる「正しい情報の⼤大切切さ」を痛感させられるようなお話でした。 福島医⼤大整形外科教授 ⼤大⾕谷教授 腰痛治療療の名医であられるとともに、福島医科⼤大学の震災当時の担当官でもあられた⼤大⾕谷先⽣生に、腰痛にお ける慢性疼痛管理理、被災地の⼤大学病院としての当時の活動の 2 点についてお話を伺いました。特に医⼤大病院 としての急性期の対応の迅速さや、葛藤や不不安を抱える医療療従事者たちと共に特殊な環境下で働く上で、い かにしてリーダーシップを発揮していくかについては、今後の震災対応においても⾮非常に有意義であると思 われる点が多数あり、⾮非常に勉強になりました。 福島市⺠民 ⼤大澤様 IFMSA-Fukushima の留留学⽣生を震災以前より受け⼊入れてくださっているホストファミリーの⼤大澤様から、⼀一 般市⺠民の⽬目線から⾒見見た東⽇日本⼤大震災をありのままにお話しいただきました。⼤大澤様には⼦子供さんがいらっし ゃいましたが、その⼦子供さんの成育を考えていく過程で起こってくる様々な問題や、今もなお根強く残る⾵風 評被害による損害や、⼼心の揺れ動きなどをまるで震災当時の市⺠民の⼀一⼈人のような感覚でお伺いすることがで き、いまだ震災は終わっていないのだということを実感させられました。 *SCOME 総会@仙台 3 ⽉月 12 ⽇日 当年年度度の SCOME での活動の集⼤大成として、それぞれの project ごとの今年年度度のまとめを⾏行行っていきました。 それぞれのプロジェクトごとに活動する中で出てきた疑問や問題点などについて、各 project や相互の project を超えたミーティングを設けたほか、以下の講演会と2つの WS について参加者の皆さんと⼀一緒に議論論を深めて いきました。 豊⽥田雅彦先⽣生 ご講演会 慈恵医科⼤大の講師を務める傍ら、⽪皮膚科クリニックの院⻑⾧長をなさっている豊⽥田先⽣生からは、医師をはじめ医 療療者としてあるべき姿がいかなるものであり、その達成のためにはどのような取り組み・⾏行行動を常⽇日頃の診 療療の中で⾏行行っていくことが⼤大切切なのかを実感させられました。特に、実際の診療療の様⼦子をシュミレーション 36
することができた経験は、今後の医療療者⼈人⽣生の中で活かすべきであると感じました。 キャリア形成 WS 東北北⼤大学において地域医療療総合⽀支援部の先⽣生をなさられている⽥田中先⽣生や、宮城県内の有志の先⽣生⽅方にお越 しいただき、医療療者としての今後のキャリアをどのようにしていくべきなのか、またそれに向けてどのよう な⾏行行動を学⽣生のうちである今からとっていくべきなのかについて、WS を通して学習することができました。 写真を⽤用いた WS は⾮非常に独創的かつ、印象深いものであり、今後も様々な観点からお話を伺いたく感じる ものでありました。 LLP WS 「医療療系学⽣生のメンタルヘルス・レジリエンス」 「⾃自分⾃自⾝身を客観的に理理解したうえで、互助互信の関係を築いていくことを⽬目的として、社会の中で起きう るトラブルをいかに解決していくべきかを考える」という⽬目的の元、2 つの⽇日常起こりうるトラブルを基に して WS を⾏行行っていきました。それぞれの環境や考えには差があるなかで、如何にして相互の信頼関係を築 き、問題 を解決していくべきなのかをお互いに考える良良い機会となりました。 *オンライン企画「コミえもんカフェ」 毎⽉月 2 回、Skype での雑談形式の Online 企画を昨年年度度に引き続き実施してまいりました。⽬目的は、様々なテー マについて、背景が異異なる学⽣生が集まり、会話をすることで以下の⼒力力を養うためです。 ・粘り強く深く考える⼒力力を得ること ・多様な考え⽅方を得ること ・⾃自分の考えを相⼿手に伝える⼒力力をつけること ・⾃自分の考えを伝えることで、⾃自⾝身の意識識下にある興味を引き出し、⾏行行動を起こせるきっかけになること 今年年度度の具体的なテーマは「⼭山⾕谷での経験を踏まえて」 「部活について」 「テクノロジーと医療療の未来」等でした。 昨年年度度同様、Online 企画という⼀一種のデメリットがあるにもかかわらず、普段の学⽣生⽣生活や⽇日々の思考をお互 いに話し合う機会は⾮非常に貴重なものであるようで需要があると判断できました。上記⽬目的をより多くの⼈人たち に達成してもらうためにも、来年年度度も継続していくべきだと判断しています。
37
3.イベント⼀一覧[AI2] 2016 年年 4⽉月
10 ⽉月
15
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
8-10
NGA
30
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
15
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
30
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
5⽉月
東京都
14
北北海道新歓(WS)
北北海道
11 ⽉月
15
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
15
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
21
東海信州新歓
愛知県
30
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
22
北北陸陸新歓
富⼭山県
28
東北北新歓(WS)
宮城県
29
関東新歓(WS)
東京都
30
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
11
四国新歓
徳島県
12
関⻄西新歓
⼤大阪府
15
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
18
中国新歓
⿃鳥取県
23
発達障がい WS
オンライン(Skype)
26
九⼭山新歓
福岡県
30
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
7⽉月 15
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
30
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
8⽉月 宗教×医療療×学⽣生
東京都
〜~お寺で語る〜~ 13-14
MEDxTokyo
東京都
15
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
30
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
15
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
30
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
9⽉月
38
15
2016 年年
6⽉月
2-4
12 ⽉月
1⽉月 14-‐‑‒15
被災地企画
福島県
16
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
31
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
14
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
26
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
2⽉月
3⽉月 11
Staff MTG
宮城県
12
SCOME 総会
宮城県
14
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
30
コミえもん Cafe
オンライン(Skype)
4.今後の展望・課題 今年年度度、先述のように⼤大幅なスタッフの増加があり、その対応に関しては関係各所の皆様や、スタッフの皆様に 多⼤大なるご迷惑をおかけしますこと、多々あったかと思います。その中でも特に今後重点的に改善をしていく必 要のある点は以下の 3 点であると考えられます。 スタッフ教育の充実 スタッフの増加に伴って何よりも問題となったのが、この教育⾯面の充実についてです。今年年度度までの SCOME は所謂少数精鋭のような形をとっておりましたが、今年年度度になり⽅方針の変更更を決断したこともあり、より多 くのスタッフが親しみやすい活動を⼼心掛けてまいりました。その結果、スタッフの⼈人数は増加したものの、 その細部にいたるまで SCOME の精神を届けきることができたかという点については疑念念が残るものとなっ てしまいました。今後もますます増加の⼀一途をたどるであろうスタッフに対して、どのように教育を⾏行行き届 けるかは最優先で考えていくべき問題と考えています。 国際性の向上 今年年度度に⾄至るまで IFMSA-Japan SCOME は国内の活動がその⼤大半を占め、海外の SCOME との交流流はない に等しいものであったと理理解しております。その背景には、海外とのテーマの違いなど様々な理理由が考えら れますが、さらなる発展のためには多様な価値観・⽂文化に触れそれを感じ取り活かすことが⾮非常に⼤大切切にな ってくると予想されます。今年年度度は 1 名が IFMSA-Japan SCOME の代表として GA へ派遣されましたが、 今後はより多くの IFMSA-Japan SCOME のスタッフが海外へと⾜足を踏み出せるよう、何らかのアクション を取っていくことが必要になるであろうと考えられます。 [AI3]プロジェクト・委員会間の交流流
SCOME 発⾜足以降降年年々その活動の重要性は多⽅方⾯面において認識識されるようになっております。しかし、その 活動そのものは今年年度度に⾄至るまでほぼ SCOME 内部において完結するものが多かったように⾒見見受けられます。 これから先、更更なる SCOME としての⾶飛躍を遂げていくためには、委員会という枠や概念念にとらわれること なく、各 SCO や国外 IFMSA との情報交換、合同企画を⾏行行っていくことが重要だと考えられ、前年年度度 NGA で実施されました SCO ラボのような企画の再実施が求められるであろうと考えられます。 以上のように、今後の活動をより充実したものとするためには多くの困難があるとは予想されます。しかしその ⼀一⽅方で、新たに加わってくれたスタッフの皆さんたちの、それぞれの個⼈人的背景を踏まえた意⾒見見が、⾊色とりどり に輝きはじめていることも事実です。現在の活発な活動が続いていけば、SCOME の今後の発展は揺るぎないも のであるように感じております。
5.感想 1 年年間と短い期間ではありましたが、当年年度度の活動を⽀支えてくださった皆さん、誠にありがとうございました。 この先、更更なる⾶飛躍を遂げるであろう SCOME をこれからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
⽂文責│東北北⼤大学医学部医学科 4 年年 瀨堂川
拓拓
39
Life Lesson Project│SCOME 1.活動理理念念 将来出会う患者さんの多様な価値観を受け⽌止められる⾃自分を⾒見見据え、 学⽣生が主体的に⼈人⽣生観や死⽣生観をを学び、考える 私たちは今沢⼭山の病気やケガについて、治療療やケアについて、⼤大学で勉強していますが、将来私たちが向き合 うのは病だけではありません。患者さんの⽣生活や⼈人⽣生、ときには死とも向き合います。その⼈人の、⼈人⽣生観や死⽣生 観と直⾯面します。病気を治す、命を救う、ということだけでなく、その⼈人の幸せ、というものと向き合うことに なります。そのような将来において、⾃自分たちが出会う患者さんの多様な価値観を受け⽌止められるような医療療者 になりたい、寄り添える医療療者になりたい、という想いのもと私たちは活動しています。
2.今年年度度の主な活動 今年年度度のテーマ 1.⾃自分の⼼心と向き合うこと 答えのない問いに直⾯面したときに、どうしたらその⼈人の幸せにつながるのか、葛藤や迷いと向き合い考える、 そのような⾃自分の⼼心とじっくり向き合う姿勢を持ち続けることを⼤大切切にしました。 2. 「幸せ」ってなんだろう ⾃自分の「幸せ」とは何か︖?相⼿手の「幸せ」とは何か︖?活動を通じて、価値観によって異異なる⼈人それぞれの「幸 せ」について考えるため、2つ⽬目のテーマとしました。
今年年度度のイベント 1.発達障がいオンラインワークショップ〜~もしもうちの⼦子が発達障がいだったら〜~(2016/6/23) 昨年年度度の 3 ⽉月に⾏行行った「発達障がいがみえる」というワークショップからさらに発展させ、発達障がいについ て「考える」ところに重点を置いて企画を⾏行行いました。⾒見見えていないだけで意外と⾝身近にいる発達障がいを抱え る⽅方やその周りの⼈人々の⽣生活を考え、そして普段の⾃自分の⽣生活に還元し、共に暮らしやすい環境を作るための⼀一 歩とすることを⽬目的としました。 主なプログラム ①ワーク 元気な男の⼦子を授かった親という⽴立立場でストーリーが展開されます。わが⼦子の成⻑⾧長が少し遅いこと、周りに⼦子 育てについて指摘されること、「発達障がい」と診断されたこと、⼩小学校の先⽣生から注意を受けること、⾳音楽会 でわが⼦子が⼤大役を果たせたこと、いじめにきづくこと、…細かいストーリー展開の中、場⾯面を区切切って感じたこ とや⾃自分がとるであろう⾏行行動を考え、共有しました。親という視点を中⼼心にさまざまな視点から発達障がいをと らえ、ひとりひとりが深く考えられたワークでした。 ②発達障がいについての説明 発達障がいについて、総論論(定義や分類、動向)をはじめとして、⾃自閉症、アスペルガー症候群、ADHD、LD (学習障害)それぞれの特徴や⽣生活の中で困ることなどを最後におおまかに説明しました。 40
2.宗教×医療療×学⽣生〜~お寺で語る〜~(2016/8/2~8/4 北北海道願照寺) 「⾃自分はなぜ⽣生きているのか」 「あの⼈人はどうして死んでしまったのか」 「どうして病気になってしまったのか」 など、⽣生きることや死ぬことは私達にとって最も⾝身近であり、存在が⼤大きく、深く考えさせられることでもあり ます。それゆえに、私たちは⽇日々⽣生きていく中で⽣生きることや死ぬことによって、悩まされることも少なくあり ません。しかしながら、家族や友⼈人と過ごす⽇日常⽣生活において「⽣生」や「死」をテーマにして語り合うことはな かなかできず、それどころかそのような話題について語ることは嫌厭する⾵風潮さえも感じられます。 そこで、以下の 3 つを⽬目的として企画を⾏行行いました。 A.普段考えていても共有することの少ない「⽣生きること」 「死ぬこと」 「宗教」 「 (⽬目に⾒見見えないものを)信じる こと」について、同年年代の学⽣生や宗教者の⽅方々、地域の⽅方々と話しあい、考えを深める。 B.それらと医療療の関わりについて、話しあい考えを深める。 C.専⾨門家の⽅方々をお呼びし、お話を伺うことで、更更に学びを深める。 主なプログラム ①アイスブレイキング さまざまな⼤大学から集まった参加者が、3 ⽇日間⼀一緒に学んだり語ったりしていくために、まずは⾃自⼰己紹介に加え て、本イベント「宗教×医療療×学⽣生 〜~お寺で語る〜~」にどんな想いをもって参加したかを⼀一⼈人ずつお話をし、 想いを共有しました。 ②宗教者との対談 さまざまな宗派の宗教者の⽅方が集まり、まず、それぞれの宗教の簡単な説明をしていただきました。その後、普 段の⽣生活の中で参加者が学⽣生として考えていることを、他の参加者や宗教者の⽅方と少⼈人数のグループで共有し、 それについて話を深めました。対談のあとは、そのまま懇親会が⾏行行われ、美味しいごはんを頂きながらフランク に宗教者の⽅方と意⾒見見を交換することができ、貴重な経験となりました。 ③⼈人⽣生ワークショップ ⾃自分が思い描く今後の⼈人⽣生をグラフで描いてみたり、就職や結婚など⼈人⽣生における⼤大きな選択となることを2 択から選択したりし、⼩小⼈人数グループで⾃自分の考えとその理理由を共有し話を深めました。⾃自分とは違うさまざま な視点での考えを共有することができました。 ④仏教体験 願照寺に寝泊まりをさせていただくにあたり、仏教を肌で感じる体験をすることができました。ご住職の諸事 情により、次期ご住職である⽯石畠博⽂文さんのご厚意から、早朝のお勤めにご⼀一緒させていただきました。 ⑤ニセウ釣り 北北海道の⼤大⾃自然を感じる野外活動として釣り体験を⾏行行いました。今回は⿂魚の命を奪い・⾷食すことで、⼼心から「い ただきます」と⾔言い、その意味を痛感することができた貴重な体験となりました。 ⑥義経神社⾒見見学 フィールドワークの⼀一環として、地域の神社である義経神社を参拝しました。義経神社は、彼の源義経が不不死 伝説として主従揃って蝦夷へと逃れたとする伝説によって、寛政 11 年年(1798 年年)に近藤重蔵によって創設され た神社です。義経が蝦夷まで逃れてきたというのは伝説であるにもかかわらず、何故神社を建てるまでに⾄至った 41
のか、神主さんの答えは、事実か否かに関わらずそこに神社があるということがその地域の⼈人々にとっては⼤大切切 なのだというものでした。神道に根差したその回答に、参加者も納得という⾯面持ちでした。 ⑦穂別診療療所⾒見見学、診療療所所⻑⾧長・夏⽬目先⽣生のご講話 穂別診療療所の院内を⾒見見学した後、診療療所所⻑⾧長、夏⽬目先⽣生からお話をいただきました。地域医療療をはじめとして、 「幸せ」についての先⽣生の考えや死⽣生観についてなど、多岐にわたる学びが散りばめられていました。 ⑧市⽴立立札幌病院救急救命センター・⿅鹿鹿野先⽣生のご講話 『死の概念念について〜~究極の蘇⽣生法と看取りの医療療〜~』と題して、市⽴立立札幌病院救命救急センター医⻑⾧長⿅鹿鹿野恒 先⽣生にご講話いただきました。 死とは何かという問いから始まり、脳死へと話は展開されました。多くの脳死患者を⽬目の当たりにしてきた先 ⽣生は、決して脳死は⼈人の死だと思っていませんでした。親族との看取りをしっかりと⾏行行うことが⼤大切切であり、そ の中の選択肢の1つとして臓器移植があるということを学びました。亡くなりゆく患者と残されるものたちとの 最期の時間をいかに豊かにするかを真摯に考え抜いている様⼦子を⽬目の当たりにし、『正しい、正しくないという ことよりも幸せか否かが⼤大事』というメッセージを私たちは受け取りました。 ⑨宗教者と医療療者の対談 ⿅鹿鹿野先⽣生と宗教者の⽅方々の対談を⾏行行いました。 ⼈人の⽣生き死ににこれから関わっていく我々医療療系学⽣生に、⽣生死に関わる⼼心構え・覚悟はあるのだろうか、何が 必要なのだろうかというテーマにお話を伺いました。対談を通じて、医療療と宗教との連携の可能性を感じること ができました。 さいごに、「すべてのことが勉強になる。この世には、様々な⼈人がいる。なぜ⽣生きているのかを考え、⽣生命と は、⽣生かすとは、ということを考えながら今を⼤大切切に⽣生きていって欲しい」、といったメッセージを頂きました。 ⑩地域⾼高齢者との対談 地域の⾨門徒の⽅方々と⼀一緒に、普段の些細な悩みや⾝身の回りの幸せ、⽣生きること、死ぬことについてなど、さまざ まなお題で話し合いました。⼈人⽣生を⻑⾧長く⽣生きてきた⽅方々のお話は⼀一語⼀一語考えさせられるものでした。将来医療療 職に就いた時に、⼀一番お話しする機会が多い年年齢層の⽅方と価値観を共有することができたのは貴重な経験となり ました。 3. 「⾃自分を⾒見見つめ直し、⾃自分を知る」 (2016/8/14 MED×Tokyo) 普段の⽣生活の中における⾃自分をじっくり⾒見見つめ直す時間を、ワークショップという形としてつくりました。さ まざまな⼈人との関わりの中で、⾃自分はどんな⾔言葉葉を発したのか、どんな⾏行行動をとったのか、そしてそのとき背景 にあった⾃自分の思いや考えはどんなものなのか、⾃自分に向き合ってもらうとともに、グループワークを通じて、 ⾃自分とは違う視点を取り⼊入れるようにしました。⾃自分の「⼀一⾯面」や相⼿手の「背景」などに対して⼩小さな意識識を⽣生 み、⼈人との関わりにプラスの変化を少しでも⽣生むことを⽬目的としました。 主なプログラム ①導⼊入ワーク〜~どんな⾃自分がいる︖?〜~ ⾝身の回りの組織や関係性の中の⾃自分を思い浮かべ、それぞれの中でどのような⾃自分がいるか振り返り、グルー プ内で共有しました。 42
②ワーク〜~こんなときあなたは…︖?〜~ 企画側で準備したある⼀一つの場⾯面と、⼈人とのかかわりの中で失敗したと感じた個⼈人体験について、⾃自分はどう するか(どうしたか)、そのとき背景にある(あった)⾃自分の気持ちを考えました。共有する際には、⼀一⼈人ずつ 場⾯面と⾔言動だけ話し、周りの⼈人はその⼈人の⾔言動だけ聞いて背景にある気持ちを想像してみる、という段階を踏ん で共有しました。 4.あなたと医療療を結ぶ多⽂文化解釈(10/10 PH×ME SCO ラボ NGA) 現在、国際保健や地域医療療といった地域集団へのアプローチにおいて、相⼿手の⽂文化的背景を考慮せずにアプロ ーチを⾏行行った結果、トラブルを引き起こしたり悲劇を⽣生んだりすることがしばしばみられます。こうした事態を 防ぐためにも、医療療者は相⼿手の⽂文化的背景を尊重する⼼心構えをもつことが必要だと考えられます。しかし、医療療 系学⽣生が宗教や多様な⽂文化的背景について学んだり考えたりすることはほとんどありません。そのような問題意 識識から、以下の2つを⽬目的としてワークショップを企画しました。 A.⾃自分にとっての当たり前というものが必ずしも社会でいつも普通に通るわけではないことを感じる B.医療療において異異なる⽂文化背景を持つ⼈人が互いに尊重しあいながら1つのことを成し遂げるための⼼心構えを 考える 主なプログラム ①導⼊入〜~カルチャーショックについて〜~ ⽂文化的背景を意識識する⼀一歩として、3 つの事例例を取り上げ、⽂文化の違いというものを⾝身近なものとして感じて もらいました。 ②メインワーク エボラの事例例をもとに作成したストーリーに沿って、村の⼈人が⼤大切切にしていることに考えをめぐらせたり、グ ループで「村の⼈人」 「村の宗教者」 「医師」 「⼈人類学者」の⽴立立場に分かれてディスカッションを⾏行行ったりしました。 最後には⽇日本の⺠民間信仰にも⽬目を向け、改めて、さまざまな死・病に対する価値観や⽂文化的背景と今後向き合う 可能性があることを意識識し、ある地域にアプローチする際の⼼心構えを皆で考えました。 5.SCO ラボ企画延⻑⾧長戦︕!多⽂文化勉強会@オンライン (2016 年年 12 ⽉月〜~2017 年年 2 ⽉月にかけて) ⺠民間信仰や地域⾏行行事、宗教など、ある特定の地域に根付く⽂文化や慣習の背景を知ることを⽬目的として、気にな るトピックについて調べ、各⾃自でまとめてオンラインで共有しあいました。
3.今後の展望・課題 1.ワークを⾏行行う際の参加者への配慮 2.より多くのスタッフを巻き込む⼯工夫
4.感想 今年年度度はさらに企画が増え、想像以上に充実した活動を⾏行行うことのできた 1 年年でした。スタッフの⽅方々の想い と温かいサポートが、私にとって⼤大きな⼒力力となったことは⾔言うまでもありません。私⾃自⾝身、皆さんから刺刺激をも らうことも多々ありました。
⽂文責│東北北⼤大学 4 年年
梅⽊木⾹香歩 43
チーム医療療プロジェクト│SCOME 1.活動理理念念 チーム医療療の必要性が声⾼高に叫ばれる現代において、将来の医療療現場における円滑滑な協⼒力力と、他職種間の正確 な理理解のために、ワークショップを通して広く医療療系学⽣生に相互理理解の場を提供し、職種間における緊密な連携 の⽷糸⼝口を模索索すること。現場における問題点を、互いの職種について知ることを通して解決を試みること。
2.今年年度度の主な活動 今年年度度は「頭で気づき、⼼心で感じ、肌で知る」というテーマのもと、 「そもそもチーム医療療とは何なのか」に 焦点をおいた活動を⾏行行ってきました。このテーマに沿って新歓や新歓後イベント、⽇日々のスカイプでのミーティ ングにて staff や参加者と考えを深めてきました。 ▷頭で気づく まずはお互いの職種を知ることに焦点を置き、新歓にて⼀一つの症例例を通して様々な多職種の関わり⽅方を考えま した。このイベントを作るにあたり staff 間でどのような医療療者が現場で活躍しているのかを整理理し、各職種が 何をしているのか、各々どのように関わりうるのかについて理理解を深めることができました。 ▷⼼心で感じる 新歓でのワークショップにて上述のように各職種の仕事内容や関わり⽅方について考える機会を設けることが できましたが、医療療者も⼀一⼈人間であることから、単に各職種内容のみに焦点をおくだけではなく、各医療療者が⽇日 頃感じているやりがいや不不満を考える機会を新歓後イベントにて設けました。具体的には参加者間でブレストを ⾏行行なった後、あらかじめ staff が現役の医療療者にインタビューしたものを共有する形をとりました。このワーク ショップを通して現場の声を取り⼊入れることで各参加者が将来の姿を想像できたとともに、普段学校では話せな い学科の友⼈人が持つ将来への不不安(例例︓:調剤薬局での⼈人⼯工知能の導⼊入(薬学部の staff より) )をお互いに共有す ることができました。
新歓でのワークショップの様⼦子
新歓後イベントでのワークショップの様⼦子
チーム医療療プロジェクトには医学科、栄養学科、看護学科、作業療療法学科、⻭歯学科、社会福祉学科、薬学科、 理理学療療法学科の 8 つの学科のスタッフがいます。このように学科・学年年・学校の異異なる学⽣生が集まっているため、 様々な形のチーム医療療について議論論できるとともに、お互いに異異なる価値観を⽰示しあうことができます。それに 44
より、普段の学⽣生⽣生活では学ぶことのできない、上述のような他職種理理解を⾏行行うことができています。 この機会を定期的に確保するために 11 ⽉月以降降のスカイプミーティングでは「職種質問会」と題して、1ミーテ ィング1学科で各学科の staff に⾃自⾝身の職種内容・将来像を語っていただき、staff 間でお互いの理理解を深めてき ました。
3.今後の展望・課題 今年年度度のテーマの最後である「肌で感じる」は実際に医療療現場を⾒見見学し、現場の医療療者と議論論を深めることを 考えていました。学⽣生間で議論論を深めることや、先に述べたようにインタビューを通して現場を考えることはで きました。しかしながら直接議論論をできていないので、活動理理念念にあります「現場における問題点」を抽出しき れておりません。今後は今までのように学⽣生間の相互理理解を深めていくとともに、積極的に現場と関わる機会を 設けることで、より多くの将来の医療療現場における円滑滑な協⼒力力と他職種間の正確な理理解が⾏行行える医療療者を⽣生み出 すことのできるプロジェクトになれればと考えております。
⽂文責│東北北⼤大学 4 年年 池⽥田 正俊
45
公衆衛⽣生に関する委員会
6. SCOPH│公衆衛⽣生に関する委員会 SCOPH 運営総括 1.活動理理念念 Better Health, Better World ―地域とヒトを⾒見見つめ、"健康"を創造する。― Better Health, Better World. 「世界の⼈人々、ひとりひとりがもっと健康になれば、世界はもっと素敵になる。 」 私たち SCOPH-Japan はそんな想いを胸に、公衆衛⽣生を通して地域社会に貢献し、幅広い視野を持った医療療⼈人を ⽬目指します。
2.今年年度度の主な活動 SCOPH-Japan は 2000 年年に発⾜足され、5 つのプロジェクト、約 200 名のスタッフを抱える IFMSA-Japan 最⼤大 規模の委員会です。個性溢れるプロジェクト活動を始めとして、この 16 年年間で様々な活動が広がり、育ってき ました。そんな中迎えた 17 年年⽬目の 2016 年年度度は、今⼀一度度「公衆衛⽣生」とは何なのかを⾒見見つめ直し、現代社会に おける私たちの役割を柔軟に捉え、委員会として社会に発信できることを追求していく⼀一年年となりました。
<5 つのプロジェクト> ※詳細は SCOPH プロジェクト報告ページを参照 ・ Africa Village Project (AVP) ・ Asia Community Health Project (ACHP) ・ Healthy Lifestyle Project (HLP) ・ ぬいぐるみ病院プロジェクト (TBH) ・ 地域医療療ツアープロジェクト/Community Medicine Tour Project (CoMT)
■
「公衆衛⽣生を通して地域社会に貢献し、幅広い視野を持った医療療⼈人を⽬目指す」
Vision Mission ̶—SCOPH が⽬目指すもの― VISION MISSION 1. 公衆衛⽣生的な視点
「活動対象の現状や特性を公衆衛⽣生の視点から捉える。 」
2. ⾝身近な活動
「⾝身近な視点から公衆衛⽣生に基づく活動を実⾏行行する。」
3. 対象に貢献する
「活動対象の健康へ貢献できる⽅方法を考え実⾏行行する。」
4. 発信する
「公衆衛⽣生の現状および SCOPH の活動を社会に発信する。 」
5. 活動の⽬目標設定と評価
「各活動において、明確な⽬目標設定とその達成度度の評価を⾏行行う。」
今年年度度は特に、4 の社会への発信と 5 の活動に対する評価の視点を強化すべく委員会としての活動を展開してい きました。「発信」に関しては、初の試みとして①”Infographics Team”を新設、②オンライン講演会を実施し ました。また IFMSA-Japan 最⼤大のイベント、⽇日本総会では世界メンタルヘルスデーのキャンペーンを⾏行行いまし た。さらに今年年で 5 回⽬目となる SCOPH-Japan の年年に⼀一度度の合宿型イベント、SCOPH Fes では「活動に対する 評価」の視点を養うべく”Public Health Training”と題し、公衆衛⽣生に置いて重要な観点を参加者と共に学んで 47
いきました。 加えて夏にメキシコで⾏行行われた IFMSA の世界総会には SCOPH Session に⽇日本から 5 名が参加し、 世界の各⽀支部の SCOPH で⾏行行われている活動から様々な気づきが得られたと共に、SCOPH-Japan として出来る ことの可能性が⼤大いに広がりました。
■
Infographics Team ̶—1 枚のグラフィックで正しい情報を市⺠民へ―
初の試みとして”Infographics Team”を始動させました。このチームでは、情報を視覚的にわかりやすくデザイ ンする「インフォグラフィック」を作成し、⽇日本や世界の医療療に関するトピックをタイムリーに⼀一般の⼈人々に発 信しています。⼀一⾒見見難しく捉えられがちで誤解もされやすい医療療知識識を、いかにわかりやすく⼀一⽬目で理理解できる 形で表現できるかを毎回試⾏行行錯誤しています。今年年度度は関⻄西空港から流流⾏行行した「はしか」、国際デ̶—に合わせた 「糖尿尿病」 「HIV/AIDS」に関するグラフィックを作成し Facebook を通じて拡散させました。毎回リーチ数やク リック率率率の⽬目標を設定し、期間を決めて実施することで評価も⾏行行っています。
[11 ⽉月 14 ⽇日 世界糖尿尿病デーにちなんだインフォグラフィック]
[12 ⽉月 1 ⽇日 世界エイズデーにちなんだインフォグラフィック]
■
オンライン講演会/勉強会 ―学校では教わらない学びを、より多くの医療療系学⽣生へ― ◇ オンライン勉強会「災害医療療×公衆衛⽣生」 (2016 年年 6 ⽉月 15 ⽇日) 2016 年年 4 ⽉月に発⽣生した熊本地震を受け、現地にボラン ティアに⾏行行った医学⽣生や熊本⼤大学の学⽣生が実体験を発表 する「災害医療療×公衆衛⽣生」をテーマにした勉強会を実 施し、約 30 名の医療療系学⽣生が参加しました。 [オンライン講演会 宣伝画像]
◇ オンライン講演会「学校では教わらない真実〜~不不登校児に潜む疾患 編〜~」 (全 4 回) (2016 年年 10 ⽉月 21・22 ⽇日、11 ⽉月 4・5 ⽇日) まだ医療療関係者の間でも認知度度が低い「脳脊髄液減少症」を患い、なかなか病名がわからず苦しんだ経験を もつ医学⽣生が講師として医療療系学⽣生向けの Skype 講演会を⾏行行いました。この病気の認知度度を上げると同時に 医療療者としての⼼心構えを考えさせられる時間となりました。全 4 回で約 50 名が参加し、⾮非常に⾼高い満⾜足度度 を得ることができました。 48
■
キャンペーン活動 ̶—お⺟母さんのメンタルヘルス― (2016 年年 10 ⽉月 10 ⽇日、東京)
10 ⽉月 10 ⽇日は「世界メンタルヘルスデー」でした。私たちは WHO が発表している「世界の妊婦の 10%、出産した⼥女女性の 13%がう つ病などの精神疾患を持つ」という事実に着⽬目し、今回は「お⺟母 さんのメンタルヘルス」を扱いました。この⽇日に向けて、スタッ フ内で資料料を集め、⼦子育てに悩む⼥女女性とその相談をうける⼥女女性の 電話での会話⾵風⾳音声動画を制作しました。
[会話⾵風動画を視聴する様⼦子]
[メッセージを掲げる様⼦子]
10 ⽉月 8-10 ⽇日に東京で⾏行行われた IFMSA-Japan ⽇日本総会にて、全 国から集まった医療療系学⽣生にこの動画を視聴してもらい、将来の ⾃自分や同世代の学⽣生、そして今⼦子育て中の⼈人々に向けたメッセー ジを集めました。その様⼦子やメッセージを写真に撮り編集した動 画を IFMSA-Japan 公式 Youtube、SCOPH-Japan の Facebook ページで公開しました。
■
Public Health Training ̶—教科書の向こうに、フィールドを診る― (2016 年年 11 ⽉月 19-20 ⽇日、⾦金金沢)
今年年度度で第 5 回⽬目となる SCOPH-Japan 最⼤大の合宿型イベントである SCOPH Fes。今回は SCOPH の Mission の 1 つである「評価」の視点について実践を通して重要性を知り、⾝身につけることをテーマとしました。そのた めに「教室の外に出て、実際に街を歩きながら公衆衛⽣生を学ぶ」ことをプログラム中に取り⼊入れ、⾦金金沢という地 ⽅方開催にも係らずイベントには北北海道から福岡まで全国各地から、1 年年⽣生から 6 年年⽣生まで 30 名以上の医療療系学 ⽣生にご参加いただきました。
<イベント到達⽬目標> ①現代の公衆衛⽣生分野の問題を知る ②解決に必要なスキルを知る ③今後に活かせるようになる とし、1⽇日⽬目︓:⾝身の回りの公衆衛⽣生、2⽇日⽬目︓:世界の公衆衛⽣生を体感するプログラムを組みました。学びがより 充実したものになるよう、イベント前の1週間では当⽇日の班⾏行行動に向けた参加者向けのオンラインでの事前打ち 合わせ・勉強会も⾏行行い、当⽇日に臨臨みました。 ◇⾝身の回りの公衆衛⽣生 〜~実体験からプロセスを⾝身につける〜~ 公衆衛⽣生において⽋欠かせない「地域診断⇒施策の選定⇒実施⇒施策の評価」というプロセスを押さえた上で、5~6 ⼈人の班ごとに⾦金金沢市で実際に⾏行行われている施策を「評価」する街頭アンケート作りやインタビューを⾏行行いました。
49
その後のアンケート結果分析や今回⾏行行ったプロセスに対するセルフフィードバックを通して頭と体をふんだん に使い学んで⾏行行きました。机上で考えたことと、実際に街に出て⼈人に触れて感じたことのギャップや、普段何気 なく歩いている時には気づかない発⾒見見も多々あり、有意義な時間となりました。 ◇世界の公衆衛⽣生 〜~グローバル社会に置ける役割とは〜~ 2016年年8⽉月の世界総会(後述)で⾏行行われた"外交Simulation Game"というSDGs(持続可能な開発⽬目標)をもとにし たゲームを⽇日本語バージョンにアレンジして⾏行行い、現代の「公衆衛⽣生とグローバルヘルスの関係性」を体感しま した。実在する某企業や団体に扮した交渉⼈人も登場し、様々な利利害関係や国の現状を踏まえて優先順位を考えな がら動かなければならないこのゲーム。同時に世界で公衆衛⽣生として扱われているトピックも知ることができる 盛りだくさんな内容となっていました。苦戦しながらも実社会をよりリアルに反映した内容に参加者・スタッフ ⼀一同⾮非常に盛り上がりました。
[2 ⽇日⽬目 外交シミュレーションゲームの様⼦子]
■
[イベント導⼊入時の雰囲気]
世界総会 ―世界の活動を知り、発信する― (2016 年年 8 ⽉月 1-7 ⽇日、メキシコ)
2016 年年夏にメキシコで開催された IFMSA 世界総会には、スタッフ 3 名、個⼈人会員 2 名が SCOPH-Japan とし て参加しました。世界の各⽀支部で⾏行行われている SCOPH の興味深い活動をお互いに発表し合ったり、感染症や医 療療者のメンタルヘルス、タバコの害、臓器移植など様々な公衆衛⽣生のトピックを扱ったワークショップに参加し たりしました。その他 SDGs を踏まえた公衆衛⽣生上の世界的トピックについてや、Project development の基 本プロセス、Capacity Building などのソフトスキルを学ぶプレゼンテーションやワーク、去年年から今年年にかけ て流流⾏行行したジカ熱について議論論する時間などもありました。こうした⽇日々の SCOPH Session は晴天の中、屋外 テントで⾏行行われました。また、委員会の枠を超えて活動を紹介し合う Activities Fair では、SCOPH-Japan から Healthy Lifestyle Project(HLP)が出展し、⽇日本の活動も世界に発信することができました。
50
[屋外テントで⾏行行われた SCOPH Session の様⼦子]
[Activities Fair で出展した HLP スタッフ]
[SCOPH Session のワークショップ⾵風景]
[SCOPH Session 集合写真]
51
3.イベント⼀一覧
10 ⽉月
2016 年年
8-10
第 14 回 ⽇日本総会
東京都
SCOPH Session(WS)
4 ⽉月 3
HLP アーユルヴェーダ 東京都
18
AVP OB による Skype 講演会
5⽉月 7
ACHP 世界フェアトレードデー出店 愛知県
9-12
ACHP インド⼈人医師 来⽇日講演会 愛知県、群⾺馬県、福島県
SCO ラボ(WS×3) 10
世界メンタルヘルスデー ・キャンペーン
東京都
21-22 オンライン講演会①② 29-30 AVP ⼤大学祭 写真展
徳島県
11 ⽉月 4-5
オンライン講演会③④
13
ぬいぐるみ病院 地域イベント
14
北北海道新歓
北北海道
21
東海信州新歓(WS)
愛知県
22
北北陸陸新歓
富⼭山県
28
東北北新歓
宮城県
29
関東新歓(WS)
東京都
6/11-11/23 ACHP ⼤大学祭フェアトレード
11
四国新歓
徳島県
14
12
関⻄西新歓
⼤大阪府
12
CoMT 第 7 回プライマリ・ケア
6⽉月
連合学会学術⼤大会発表 東京都
15
⿃鳥取県
20-7/2 AVP 写真展(02 Cafe) 東京都 九州⼭山⼝口新歓(WS)
福岡県
7 ⽉月 9
26-8/12 AVP 夏派遣
東京都 スーダン
HLP ツラい夏バテを予防しよう 〜~中医学と薬膳から学ぶ予防法〜~ 東京都
30-31 ACHP 禅合宿
福井県
8⽉月 1-7
世界総会
メキシコ
(Activities Fair 出展) 11-9/30 ACHP 夏派遣
インド
20-22 第 10 回ぬいぐるみ総会 東京都
9⽉月 21
インフォグラフィックス① 〜~はしか予防キャンペーン〜~
23-24 CoMT 夏ツアー in ⼭山形 52
北北海道、⽯石川県、⾹香川県、愛知県、福岡県、佐賀県 インフォグラフィックス② 〜~世界糖尿尿病デー〜~ 23
ACHP ⺟母⼦子保健⼿手帳会議 東京都
12 ⽉月
7
インフォグラフィックス③(SCOPH×SCORA) 〜~World AIDS Day〜~ オンライン勉強会 (SCOPH×SCOME) 〜~あなたと医療療を結ぶ多分化解釈〜~
11
HLP Healthy Lifestyle を提案する 〜~カラダを温める薬膳と睡眠〜~ 愛知県
ACHP/AVP とちのきセミナー出展
30
19-20 Public Health Training! ⽯石川県
オンライン勉強会〜~災害×公衆衛⽣生を語ろう〜~ 1
18-19 中国新歓(WS) 26
〜~Dr.BUNBUN〜~ 福岡県
26
なごやぬいぐるみ病院 実施 愛知県
2017 年年 2 ⽉月 11 20
HLP カラダを内側から健康にする⽅方法 北北海道 ぬいぐるみ病院北北陸陸イベント 富⼭山県
28-3/1 札幌医科⼤大学ぬいぐるみ病院 実施 北北海道 13-14
CoMT 春ツアー in ⻑⾧長野
27-28
CoMT 春ツアー in 福岡
30-31
第 4 回ぬいぐるみーてぃんぐ 福岡県
3 ⽉月 11
ウィーンのぬいぐるみ病院 Skype 報告会
12
くるめぬいぐるみ病院 実施 福岡県
4.今後の展望・課題 今年年度度はオンライン上での企画にもいくつか初挑戦し、これまでアプローチできていなかった層にもリーチさせ ることができました。しかし SNS などのメディアを使った発信はスタッフ⼀一同まだまだ⼿手探り状態であり、タ ーゲットとしている層に届くべき情報が届くように客観的な評価・分析を通した改善は今後さらに必要になって きます。 また、世界各国の SCOPH で⾏行行われるイベント情報の共有をスタッフメーリングリストやイベントで紹介してき ましたが、次年年度度はそれをさらに活性化させ、より世界との繋がりを意識識し、各プロジェクト活動に活かしてい けるようバックアップしていければと思います。アジア地域の他⽀支部との合同オンラインミーティングにも積極 的に参加し、他国から刺刺激を受けるだけでなく⽇日本からも情報をより発信し、国境を超えたコラボレーション等 さらに活動の幅を広げて⾏行行ってくれることを願っています。 ⽂文責│産業医科⼤大学 4 年年 塚⽥田凪歩
53
Asia Community Health Project│SCOPH 1.活動理理念念 Asia Community Health Project (以下 ACHP)は⽇日本とアジアの国々をつなぐ架け橋となり、アジアの貧困 地域に住む⼈人々が健康に暮らせるようになることを⽬目指し、年年間を通して様々な活動に取り組んでいます。 「今 できることを今しよう」という活動理理念念のもと、学⽣生という枠にとらわれず幅広い視野を持って⾃自分たちにでき ることを考え、⾏行行動しています。
2.今年年度度の主な活動 5⽉月7⽇日 5⽉月7-‐‑‒8⽇日 5⽉月9⽇日
世界フェアトレードデーにて出店(愛知) 旭川合同⽂文化祭にて出店 Dr.Sujit 来⽇日講演会(愛知)
5⽉月11⽇日
Dr.Sujit 来⽇日講演会(群⾺馬)
5⽉月12⽇日
Dr.Sujit 来⽇日講演会(福島)
6⽉月29⽇日
フェアトレード勉強会(1)
7⽉月9⽇日
とちのきセミナーにて出展
7⽉月11⽇日
⺟母⼦子保健プロジェクト始動
7⽉月30-‐‑‒31⽇日
ゆる ZEN 合宿(福井)
8⽉月11⽇日-‐‑‒9⽉月30⽇日 第10回インド派遣(3名) 9⽉月23⽇日
フェアトレード勉強会(2)
6⽉月11⽇日-‐‑‒11⽉月13⽇日 Fair trade in school festival(北北海道、⽯石川、⾹香川、愛知、福岡、佐賀) 11⽉月23⽇日
⺟母⼦子⼿手帳国際会議
ACHP は2012年年より、インド・コルカタにある NGO 団体 Institute for Indian Mother and Child(以下 IIMC)を提携しました。それ以来、毎年年学⽣生ボランティアをコルカタへ派遣しています。IIMC は診療療所、⼩小学 校・中学校・⾼高校の建設及び運営、マイクロクレジットによる貧困家庭への⼩小額融資、⼥女女性の社会的地位確⽴立立に 向けた取り組みなど、あらゆる⽅方⾯面からコルカタの貧困地域に住む⼈人々の健康と⽣生活をサポートしている NGO です。 ■Dr.Sujit 来⽇日講演会 2013年年より、IIMC の創設者及び代表である Dr.Sujit の来⽇日講演会を開催しています。以前は東京、⼤大阪、 福岡などの都市部で開催していましたが、今年年度度は愛知、群⾺馬、福島での開催となりました。地⽅方での開催は、 普段海外の医療療について知る機会が少ない⼈人にとって貴重な講演となりました。福島では、医学⽣生・看護学⽣生の みならず地元の⾼高校⽣生や⼩小学⽣生、市中病院の職員も参加し、参加者の幅も広がりました。
54
■インド派遣 今年年度度は、夏期に3名の学⽣生ボランティアがコルカタに派遣されました。学⽣生ボランティアは、現地の医療療スタ ッフの指導のもと、診療療所での医療療ボランティア(⾎血圧測定、⽪皮膚炎・怪我に対する消毒など)や離離島での合宿、 学校訪問などを⾏行行っています。 ■Fair trade in school festival IIMC では⼥女女性の⾃自⽴立立⽀支援の⼀一環として、インドの⼥女女性が⼿手作りした雑貨を販売しています。昨年年度度より、Fair trade in school festival として⽇日本の学⽣生がデザインした雑貨をインドの⼥女女性たちが製作し、その雑貨を適正な 価格で⽇日本全国の学祭で販売し、経費を差し引かず売上の全額を⽣生産者に還元しています。今年年度度は第2回⽬目の 開催となりました。旭川医科⼤大学、愛知医科⼤大学、⾹香川⼤大学、⾦金金沢⼤大学、産業医科⼤大学、佐賀⼤大学の計6⼤大学で ⾏行行われました。それに加えて、世界フェアトレードデーと旭川合同⽂文化祭でも出展し、学祭以外でもフェアトレ ードという形の国際協⼒力力のあり⽅方を広めることができました。
3.今後の展望・課題 □フェアトレード 商品のデザインが派⼿手で⽇日本⼈人にとっては使いづらいという意⾒見見が多数あり、⽇日本でのニーズを把握した上で 商品製作を⾏行行う。 ⽂文責|福島県⽴立立医科⼤大学3年年 飯島⾄至乃
55
Africa Village Project│SCOPH 1.活動理理念念 私たち Africa Village Project(以下 AVP)は「アフリカと⽇日本をつなぐ地球⼈人になる」というビジョンの下、 様々な活動を⾏行行っています。アフリカを学び発信していくことで⾃自分⾃自⾝身の価値観を広げ、さらに⼀一般社会に向 け発信することで AVP の活動が少しでも多くの⼈人にとってアフリカを感じ考えるきっかけとなるよう努めてい ます。また寄付などの直接的な還元に加え、国内における活動が間接的に還元されアフリカ発展の⼀一助となるこ とを⽬目指しています。
2.今年年度度の主な活動 ⽉月⼆二回程度度︓:Skype ミーティング 4 ⽉月 18 ⽇日︓:パワーポイント講座(Skype) 4 ⽉月 25 ⽇日︓:OB によるプチ講演会〜~世界⼀一周しながら妊婦体験(Skype) 4 ⽉月 27 ⽇日︓:Skype 勉強会①〜~NGO について 5 ⽉月 12 ⽇日︓:Skype 勉強会②〜~宗教 6 ⽉月 18 ⽇日︓:英語 Skype 6 ⽉月 20 ⽇日〜~7 ⽉月 2 ⽇日︓:写真展(東京 02cafe) 7 ⽉月 2 ⽇日︓:写真展イベント 7 ⽉月 21 ⽇日︓:Skype 勉強会③〜~古代医療療 7 ⽉月 26 ⽇日〜~8 ⽉月 12 ⽇日︓:スーダン夏派遣 10 ⽉月 8,9,10 ⽇日︓:⽇日本総会にてブース出展 10 ⽉月 29,30 ⽇日︓:写真展(徳島⼤大学学祭) 11 ⽉月 9 ⽇日︓:夏派遣報告(Skype) 11 ⽉月 25 ⽇日︓:Skype 勉強会④〜~NGO について 11 ⽉月 30 ⽇日予定︓:Skype 勉強会⑤ 12 ⽉月 26,27 ⽇日予定︓:イベント『7882 マイルへの第⼀一歩〜~アフリカに触れよう、国際保健を学ぼう〜~』 (東京) 2 ⽉月 26 ⽇日〜~3 ⽉月 19 ⽇日予定︓:ザンビア春派遣 ビジョンに含まれている「アフリカを吸収」し「価値観を広げる」ことを⽬目的に定期的な勉強会を実施しました。 テーマは多岐にわたり、それぞれ担当者が事前学習しそれを Skype 上でスタッフに共有することで互いに学び を深める機会を作りました。 また「発信」を意識識し、AVP 紹介ムービーや HP 作成も⾏行行いました。 東京での写真展は、年年⼆二回実施しているザンビア共和国への派遣事業の際にスタッフが撮影した写真を使い、新 宿のカフェで⾏行行いました。最終⽇日にはイベントを開催し、ザンビア共和国での⼈人々の暮らしを感じてもらうワー クショップや派遣を通じて考えたことを伝える場を持ちました。徳島⼤大学学祭では TIFMSA のスタッフの協⼒力力の 下、⼆二⽇日間の展⽰示を⾏行行いました。 夏派遣にはスタッフ⼆二名をスーダンに送りました。派遣事業は年年⼆二回ザンビア共和国に派遣し、現地の医療療の現 状を⾃自らの⽬目を通して視察し、村での⼈人々の⽣生活を体験する貴重な学びの場です。今年年の夏はザンビア共和国の 治安悪化を考慮し、派遣希望者が⾃自ら新しくスーダンを派遣先として選び⼀一からの企画作りとなりました。夏派 56
遣は新しい試みに挑戦する⾯面⽩白さと同時にその難しさを経験する良良い機会となりました。
学⽣生の運営する 02cafe にて 2 週間の展⽰示
スーダン夏派遣にて
3.今後の展望・課題 ・運営 それぞれの活動の意義をスタッフ間でさらに議論論し深めることでより意味のあるものにしていきます。 新しくスタッフとなった⼈人が関わりやすい体制を作ります。 ・新しい取り組み 今年年度度はフェアトレードに関する取り組みを議題に取り上げました。昨年年度度までは雑貨販売という形で資⾦金金を集 め孤児院に寄付をしていましたが、本格的に⼀一つの事業として⽴立立ち上げたいという意⾒見見が出てきています。今後 さらなる議論論がなされより良良い形での取り組みが⽣生み出されることを期待しています。
⽂文責│杏林林⼤大学 3 年年
藤井彩乃
57
地域医療療ツアープロジェクト│SCOPH 1.活動理理念念 地域医療療ツアープロジェクト(以下 CoMT)は、 「『地域医療療』を感じ、広め、医療療を変える」ことを⽬目指して、活動をしています。 具体的には、 ① 私たちの興味がある“地域医療療ツアー”を計画し、 ② 実際にツアーに⾏行行き、五感をフル活動させ、体感する。 ③ そして、①や②で学んだことを⽇日常⽣生活、ツアー報告会、勉強会などを通じ、多くの⼈人に広め、 ④ 私たちやその多くの⼈人が、将来医療療に関わる時に、学んだことを活かして、より良良い医療療に変えていく。 です。 また、多くの⽅方の地域医療療=僻地医療療のイメージも変えていくことも⽬目指しています。
2.今年年度度の主な活動 6 ⽉月 第 7 回プライマリ・ケア連合学会学術⼤大会(東京)に IFMSA-Japan CoMT として参加発表 オンライン ツアー報告会 「2015 年年春ツアー in ⿃鳥⽻羽 (テーマ︓:離離島医療療) 」 7 ⽉月 オンライン ツアー報告会 「2016 年年春ツアー in 鎌倉・平塚(テーマ︓:家庭医、開業)」 9 ⽉月 オンライン ツアー報告会 「2016 年年春ツアー in 鎌倉・平塚(テーマ︓:家庭医、開業)」 夏ツアー in ⼭山形(テーマ︓:地域医療療のカタチ “無医村”離離島×⾏行行政×地域住⺠民) 10 ⽉月 ⽇日本総会(東京)ブース出展、活動紹介 *2週間に⼀一度度のペースで定期ミーティングを⾏行行っています。 ■第 7 回プライマリ・ケア連合学会学術⼤大会で発表 プライマリ・ケアや家庭医療療に関わる学⽣生団体の活動内容発表会に、IFMSA-Japan の CoMT として参加しま した。 「地域医療療・家庭医療療の魅⼒力力を知るには〜~そうだ ツアー、⾏行行こう。〜~」と題して、CoMT がどのような組 織なのか、どのような問題意識識があると考えているのか、CoMT の活動紹介、成功点、問題点、そして、これか らの展望・課題について発表しました。 CoMT を客観的にスタッフ⼀一同で⾒見見ることができ、スタッフが CoMT を改めて考えるとても良良い機会となりまし た。また、国内外のプライマリ・ケア、家庭医療療、地域医療療に関わる学⽣生団体の活動内容も知ることができ、刺刺 激となると共に、今後の活動の参考になりました。
58
発表を終えた後の CoMT スタッフで写真
プライマリ・ケア学術発表会の様⼦子
■オンライン ツアー報告会 CoMT のメイン活動であり、そして魅⼒力力であるのはツアーです。しかし、ツアーという性質上、参加⼈人数が限 られてしまうことが CoMT の知名度度やスタッフ数が上らない⼀一因なのかもしれない…という意⾒見見が上記のプラ イマリ・ケア学会発表準備を通してスッタフ間で出ました。そこで、オンライン ツアー報告会をやって⾏行行こう という流流れになりました。写真や資料料を沢⼭山使⽤用し、また地域医療療の魅⼒力力も詰め込んでパワーポイントを作成し、 Skype や LINE で報告会を⾏行行っています。オンラインという形で敷居を下げて、ツアーで私たちが感じた印象に 残ったことや、⾯面⽩白かったこと、ためになったことなどを、より多くの⼈人たちに伝え、広げていきます。2か⽉月 に2回ほどのペースで⾏行行っています。
オンライン ツアー報告会のパワーポイントの⼀一部
オンライン ツアー報告会のパワーポイントの⼀一部
59
■夏ツアー in ⼭山形(テーマ︓:地域医療療のカタチ “無医村”離離島×⾏行行政×地域住⺠民) ⽇日本には無医地区が650地区もあります。その中の1地区が、⼭山形県酒⽥田市の離離島、“⾶飛島”です。船は1⽇日 に⼀一便便のみ。島内には診療療所が1か所ありますが、常駐は看護師さん 2 ⼈人のみ。薬剤師さんや薬局はなく、医師 は1週間で1⽇日半しか島に滞在していません。そのうえ、秋冬は医師がまったく来なくなってしまう…それが⾶飛 島です。そのような無医村地区の離離島医療療とはどのようなものか…︖?それを体感するための、“⾶飛島”へのツアー を計画し実⾏行行しました。 島内の医療療や福祉施設の⾒見見学、島内のフィールドワークを⾏行行い、診療療所、福祉⾏行行政施設、⺠民間企業、地域住⺠民 の⽅方々へのインタビューなどを⾏行行いました。インターネットや本には載っていない、かつて島に住んで働いてい た医師の⽅方々の経緯、現在も島内で働いている看護師の⽅方々のお話、また島無医地区に住む地域住⺠民の⽅方々の本 ⾳音などは、これからの学⽣生⽣生活・社会⼈人⽣生活を送る上で是⾮非活かしていきたいものとなりました。ツアー報告会 などを通し、多くの⽅方に広げ、伝えていこうと考えています。
⺠民宿で島の名物のトビウオ料料理理に満⾜足した様⼦子 島の無料料貸出⾃自転⾞車車で、島内のフィールドワーク
■Skype ミーティング 2週間に⼀一度度のペースで、Skype ミーティングを ⾏行行っています。 ツアーの計画準備、 勉強会の計画準備、 地域医療療や興味ある医療療について話し合いなど、アッ トホームな雰囲気で和気あいあいと⾏行行っています。
⽇日本総会(NGA)にて、全国に散らばる CoMT スタッフの⼀一部で記念念撮影
60
3.今後の展望・課題 スタッフ数が、嬉しいことに増えました(約10⼈人⇒約30⼈人) 。そのような変化から、今後の CoMT に必要 な対応・課題として、①スタッフのマネージメント、②仕事の分担化、③CoMT の伝統や活動マニュアル等の資 料料蓄積、④新たな CoMT を考える、があげられます。 ①は、今後も CoMT の活動に関わってもらえるために、どのように CoMT のスタッフをマネージメントして いくかということです。 ②は、今までは少数の⼈人に仕事が集中してしまい負担になることもあったため、仕事の細分化が必要であるとい うことです。 ③は、今までの活動の資料料は残ってはいるものの、それだけでなく、より効率率率よく CoMT の活動をスタッフが引 き継げるようにしていくということです。 そして最後の④は、CoMT が⼤大⼈人数になったことで、既存の活動に加え、他にどのような可能性があるのかなど を考えて、新たな CoMT を考えるということです。
4.感想 プロジェクトコーディネーターとしての仕事は慣れないこともあり、またスタッフが少ないこともあり、⼤大変 でした。特に、先導して何かを進めていくことは、取りかかりが遅く腰が重い私には辟易易するものでした。しか し、⾮非常に多くの先輩やスタッフに⽀支えて頂き、やっていくことができました。“CoMT の活動と地域医療療は似 ている、限られた⼈人材・資材の中でいかに⼯工夫してやっていくかは同じなんじゃないかな。”という先輩スタッ フのアドバイスには、はっとさせられました。将来やっていきたいと思っている地域医療療で必要な能⼒力力を、この CoMT の活動で伸ばしていくことができると考えると、とてもポジティブになることができました。毎年年スタッ フ数が少なかった CoMT ですが、嬉しいことにスタッフの⼈人数が多くなりました。1年年間、地域医療療、CoMT の 魅⼒力力を伝え続けてきて良良かったです。今後も CoMT の⼀一員として、今度度は⼤大⼈人数になった CoMT の活動を⽀支え ていけるように貢献していきたいです。これからも CoMT をよろしくお願いいたします。
⽂文責│岩⼿手医科⼤大学 3 学年年 ⼩小幡健太
61
Healthy Lifestyle Project│SCOPH 1.活動理理念念 Healthy Lifestyle Project(以下 HLP)は⽣生活習慣病をはじめとする Non-communicable diseases(NCDs:⾮非 感染性疾患)の予防をするために何をすれば良良いのかを考え、実践形式でヘルスプロモーションをしていくこと を⽬目的とする団体です。 「すべての⼈人々が⾝身体的、精神的、社会的に健康に⽣生活できる世界を実現する。 」という 理理念念のもと、 「NCDs の予防を広めるために、学んで、実践し、発信する。⾏行行動を変える。 」を掲げて健康的な⽣生 活の提案をしてきました。今年年度度はこれまでよりも多くの地域にその考えを広め、更更にスタッフの知識識とプレゼ ンテーション能⼒力力の向上に重きを置きました。また⽇日本での HLP の活動は世界的にも稀であり、この活動の重 要性を世界にも発信していく活動にも取り組み、各国からの意⾒見見も取り込みながらより良良い活動にすべく⼯工夫し てきました。
2.今年年度度の主な活動 ① 実践を意識識したイベント開催 ② ⽉月1回でのスタッフの勉強会の開催 ③ 世界総会参加による発信と学び ④ IFMSA-Japan 新歓・⽇日本総会参加者への健康教育 今年年度度の取り組みは⼤大きく以上の 4 つです。この HLP の活動は昨年年度度代表を務めた川島亮亮により育てられた優 秀なスタッフたちの協⼒力力のもと開催できました。睡眠、⼝口腔衛⽣生、適度度な飲酒、禁煙、運動習慣、⾷食⽣生活、これ らすべての⽣生活習慣が私たちのカラダ、ひいては健康を作っています。⽣生活の中で⾏行行動変容により健康的な⽣生活 ができるようになるテーマを取り扱い、勉強会を⾏行行いました。 ① 実践を意識識したイベント開催 ⑴ 2016 年年 04 ⽉月 03 ⽇日 アーユルヴェーダ(東京) インドの伝統医学であるアーユルヴェーダやヨガ、調理理実習を中⼼心とした勉強会を企画していました。アーユル ヴェーダ、糖尿尿病のプレゼンに加え、インド留留学でヨガを学んできた Shun Ishikawa によるヨガの基礎講座で 運動習慣の⼤大切切さを学びました。さらに 4 ⽉月 7 ⽇日の世界糖尿尿病 Day に向けた Movie 作りの撮影も⾏行行い、Facebook において投稿し啓発活動の発信を⾏行行いました。
実際にヨガを⾏行行なっている様⼦子です。 62
⑵ 2016 年年 7 ⽉月 30 ⽇日 ツラい夏バテを予防しよう〜~中医学と薬膳から学ぶ予防法〜~@東京 勉強会を通して体系的に中医学と薬膳の基礎について学ぶ機会がなかなか取れなかったので、今回はその基 礎学習をするという位置付けでのイベント開催でしました。さらに⻄西洋医学と中医学の観点から夏バテの諸 症状の原因を考察、対策を提案しました。また調理理実習を通して薬膳を活かした夏バテを予防する料料理理のテ クニックを学びました。 夏 【
材
料
×
薬膳
】1 人分
~枝豆ごは ~ ごはん…160g 枝豆…30g 生 姜…10g 昆布茶…2g 準備 → ごは 炊いておく。 塩…少々 ~枝豆ごは ~ 料理酒…少々 水…材料が浸る程度 準備
→
ポ ント ごは
ごはんを炊いておく
炊くとき に
調味料 加え な 調味料が浸漬中の 米の吸水 妨げ の で、加熱直前に調味
①
枝豆は下茹でし、さ
鍋に調味料を入れて火にかけ汁
②
③
ボウルに炊きたての
やから出しておく。生 姜
気を飛ばし、①の枝豆を加えてサッ
ごはんと②を混ぜあわせ
は皮をむいては千切りに
と煮る(※水は煮詰めるので、食材が
て器に盛り付ける。
する。
浸る程度。)
【
~鯵の梅しそ巻き~ 準備 →
材
料
】1 人分
鯵(三枚卸し)…3 枚 大葉…3 枚
ーブン余熱 200℃
し う。
梅びしお…適量
玉 ねぎ…1/2 個
ポン酢…適量
鯵 酒につけ 。(10 分程度)
豆知識
線維を 断つ
魚臭の除去には
よ う に切る
酒・塩・レモン汁・ 酢・醤油・
そ・
牛乳に漬け 法があ
方
す。
①
玉 ねぎはスライスし
②
鯵の水分を拭き
③
②の鯵を半分
④
器に 玉 ねぎ
冷水に漬ける。大葉は洗
取る。梅肉を薄く塗っ
に折り、オーブン
と鯵を盛り付け
って茎を取り水気を拭き
たら大葉をのせる。
で 15 分間焼く。
る。 (好みでポン
取る。
~夏野菜の
酢をかける。 )
ラ
~
【
材
料
】1 人分
レタス…2~3 枚 海藻ミックス…2g
ミニトマト…2 個 コーン缶…大匙 1
きゅうり…1/6 本
ドレッシング…適量 ポ ント 水にさ す時間は 5 ~10 分程 度が ◎。レ
は包丁
手で ちぎ
①
海藻ミックスは水
②
コ ー ン缶 は 水を 切っ
③
器に、レタス、トマト、
で戻し、野菜を水洗い
ておき、レタスは一口大に
コーン、海藻ミックスを盛り
しておく。
ちぎる。
付け、ドレッシングをかける。
方
が変色しにくい。
左)献⽴立立表、右上)夏バテ解消薬膳、右下)プレゼンの様⼦子 ⑶ 2016 年年 12 ⽉月 11 ⽇日 Healthy Lifestyle を提案する〜~カラダを温める薬膳と睡眠〜~@名古屋 ⼈人⽣生の 1/3 を費やしている睡眠。この時間を有意義に過ごせていないとうつ病やメタボリックシンドローム といった NCDs のリスクとなると⾔言われています。不不眠もれっきとした⽣生活習慣病なのです。今回はその睡 眠について⽣生理理学と公衆衛⽣生の観点からそれぞれプレゼンを⾏行行い、理理解を深めました。また冬の寒い季節に 体を温める薬膳についても勉強し実際にみんなで作りました。 ② スタッフ勉強会
63
普段の活動をしていく中でスタッフ間の医学的知識識と栄養や薬膳、中医学の蓄積は必要不不可⽋欠です。それを 補完するために定期的にオンラインにおける勉強会を開催してきました。主にイベントで扱うテーマなどを 背景にスタッフ間の学ぶ刺刺激となったと思います。その集⼤大成としてオフラインでの勉強会を3⽉月に企画し ています ③ 世界総会参加による発信と学び 年年2回開催されている世界総会では Activities Fair と いうセッショがあります。そこでは IFMSA 加盟の世 界 130 の国と地域の NMO(⽀支部)から国内外でのプ ロジェクトやキャンペーンが出展し、その場でディス カッションすることでそれぞれの活動をより活発に したり、協⼒力力者を募り規模を広げたりすることができ ます。夏のメキシコの世界総会では84のプロジェク トが出展していました。出展の際にも事前にフォーム を記⼊入し、承認されなければいけません。 HLP では右のようなチラシを作成し、⽇日本の NCDs に関する統計から問題提起し、その問題解決として実 際にやっていること(Healthy Lifestyle の提案)につ いて話し、その場の参加者約 100 ⼈人に対して意⾒見見交 換をしながら健康の啓発ができました。
Activities Fair の様⼦子 ④ IFMSA 新歓・⽇日本総会参加者への健康教育
左)カブの葉葉シチューと温野菜、 真ん中)調理理の様⼦子、右)プレゼンの様⼦子
HLP の活動紹介をする上で、参加者に持ち帰って普段の⽣生活で実践できることをその場でも提供しようとい うのを意識識付けていました。おかげで全国にアクティブなスタッフが多く加⼊入しました。昨年年度度同様、対外 的な勉強会を多くこなし、将来の医療療者に必須な知識識とプレゼンテーション能⼒力力を⾝身につけることを⽬目標と しました。
3.今後の展望・課題 ・医療療系学⽣生のみならず、⼀一般の⽅方、そして世界に発信できるようにする。 ・今後もスタッフの育成に重きを置く。 ・勉強会の機会・⼀一つ⼀一つの質を維持・向上に努める。
64
・まだ取り扱っていないテーマを取り扱う。 睡眠、⼝口腔衛⽣生、適度度な飲酒、禁煙、運動習慣、⾷食⽣生活、これらすべては私たちの⽣生活の⼀一部であり、私たち のカラダ、ひいては健康を作っています。健康的な⽣生活を提案し、⾏行行動変容へと導くためにはやはり、「⾃自分ご と」として捉えることが必要です。その意識識改⾰革に HLP のイベントにおける《実践》が結びつけるよう今後と もイベントの質を担保し、より多くの⼈人に参加してもらえるようにしなければなりません。 それを達成するためにはアクティブなスタッフ、知識識を持つスタッフを保つことが⼤大切切です。医学⽣生は時間が なく、学年年が上がるにつれ忙しくなってしまいます。HLP は特殊な知識識をレクチャーしなければならないので、 どうしてもベースとなる医学的知識識を必要とします。そのため低学年年を育成するのみならず、⾼高学年年のスタッフ を維持することも課題となります。そのために定期的に勉強会を開催する機会をこれからも維持することが⼤大切切 になると考えます。
⽂文責│久留留⽶米⼤大学 4 年年
勝⾒見見英徳
65
ぬいぐるみ病院プロジェクト│SCOPH 1.活動理理念念 Vision 「⼦子どもたちがより健康になれるよう広く働きかけ、ぬいぐるみ病院に参加した⼦子どもたちが将来にわ たって周囲も巻き込んで健康に近づけることを⽬目指す」 Mission ・ 各⼤大学のぬいぐるみ病院の問診や保健教育、勉強会のアイデアを共有できる機会を継続的に持つ。 ・ ぬいぐるみ病院実施者を対象に、⼦子どもへのアプローチに必要なことについて学ぶ機会をつくり各⼤大学 での活動に還元する。 ・ 全国の実施⼤大学にぬいぐるみ病院の理理念念を浸透させるとともに活動する⼤大学を広げ、実施⼤大学の運営を サポートするシステムを構築する。 ・ ⽇日本の⼦子どもたちの現状を社会に知ってもらい、問題解決のためのヘルスプロモーションを⾏行行う。 ・ ⽇日本の⼦子どもたちの現状を知り、ぬいぐるみ病院活動に活かす。
2.今年年度度の主な活動 以下の 2 つを軸に、全国各地の⼤大学で部活・サークルとして活動を⾏行行っています。 ・ 医療療への恐怖⼼心を軽減し、医療療に興味を持ってもらうための「模擬診察(ぬいぐるみ病院、お医者さん ごっこ) 」 ・ 正しい健康知識識を伝え、⼦子どもたちの⽣生活に還元できるようにする「保健教育」
[ぬいぐるみ病院活動 実施⼤大学⼀一覧 (2017 年年 1 ⽉月時点)] 66
◯プロジェクト活動スケジュール 2016 年年 5 ⽉月 31 ⽇日
第 1 回新歓 Skype ミーティング
6 ⽉月 29 ⽇日
第 2 回新歓 Skype ミーティング
8 ⽉月 20〜~22 ⽇日
第 10 回ぬいぐるみ総会(東京)
11 ⽉月 13 ⽇日
地域イベント︓:Dr.BUNBUN 実施(福岡)
12 ⽉月 3 ⽇日
地域イベント︓:⽇日本薬学⽣生連盟 公衆衛⽣生委員会の Pharmacy Profession Awareness Campaign
薬剤師職業認知向上&医薬品適正使⽤用推進運動
(PPAC)活動を⾏行行う学⽣生との交流流会(京都) 12 ⽉月 18 ⽇日
地域イベント︓:関東スタッフ交流流会(東京)
12 ⽉月 26 ⽇日
地域イベント︓:なごやぬいぐるみ病院実施(愛知)
12 ⽉月 28 ⽇日
第 1 回ぬいぐるみ病院⼤大学代表オンラインミーティング
2017 年年 2 ⽉月 20 ⽇日
地域イベント︓: 「北北陸陸 3 県横断企画」SCOPH ぬいぐるみ病院北北陸陸イベント (富⼭山)
2 ⽉月 25〜~26 ⽇日
地域イベント︓: 「北北のほう交流流会」 (福島)
2 ⽉月 28 ⽇日〜~3 ⽉月 1 ⽇日
地域イベント︓:札幌医科⼤大学ぬいぐるみ病院実施、交流流会(北北海道)
3 ⽉月 11 ⽇日
ウィーンのぬいぐるみ病院 Skype 報告会
3 ⽉月 12 ⽇日
地域イベント︓:くるめぬいぐるみ病院実施(福岡)
3 ⽉月 19 ⽇日
第 2 回ぬいぐるみ病院⼤大学代表オンラインミーティング
3 ⽉月 30〜~31 ⽇日
第 4 回ぬいぐるみーてぃんぐ(福岡)
◯第 10 回ぬいぐるみ総会 年年に 1 度度、全国のぬいぐるみ病院活動を⾏行行う仲間が集ま るイベントです。今年年度度は、『考えよう︕!⼦子どもたちの視点 広げよう︕!ぬいぐらーの輪輪』〜~みんなで⼦子どもの視点を意識識 して⼦子どもについて考え、同じ仲間を全国規模で増やしませ んか︖?〜~をテーマとして東京の国⽴立立オリンピック記念念⻘青少 年年総合センターにて 2 泊 3 ⽇日の⽇日程で開催しました。⼤大学 でぬいぐるみ病院の実施を⾏行行なっている学⽣生だけではなく、 新しく⼤大学でぬいぐるみ病院を⽴立立ち上げようと考えている、 ⼦子どもが好き、⼩小児科志望など幅広い学⽣生が約 50 名参加し、 下記に⽰示すプログラムにて開催しました。
[活動共有の様⼦子]
67
・How to ぬい︓:ぬいぐるみ病院の実施を⾏行行ったこ とがない学⽣生を対象に、どのようにしてぬいぐる み病院の実施を⾏行行うかについて説明しました。 ・学習プログラム︓:⼦子どもとのコミュニケーショ ンの⽅方法を学び、わかりやすい健康教育や診察を できるようになることを⽬目標に学⽣生が主体となっ て講義及び実施を⾏行行いました。 ・シェアぬい︓:⼤大学によってさまざまな⼯工夫があ るため、実施に使うグッズや台本の共有を⾏行行いま した。 ・お悩み相談会︓:各⼤大学の実施で悩んでいること などをお互いに相談し、全員で問題解決に取組 みました。 ・実施︓:3⽇日間での準備を踏まえ、4 つの保育園・ 幼稚園で実際に実施を⾏行行いました。
◯地域イベント 全国各地の多くの実施⼤大学同⼠士が交流流する機会を増やすために、IFMSA-Japan の地域分類にもとづいて地 域イベントを⾏行行いました。都合がつかずぬいぐるみ総会に⾏行行けなかった⼈人も参加することができ、ぬいぐるみ 総会からの更更なるスキルアップトレーニングを⾏行行うことができました。今年年度度が初めての試みでしたが、来年年 度度は良良かった点や改善点を抽出し、さらに充実した地域イベントを開催する予定です。 ・北北海道 1 泊 2 ⽇日のプログラムにて、保育園実施・北北海道観光を⾏行行いました。1 ⽇日⽬目は、実施準備、観光を通 じて交流流を⾏行行いました。2 ⽇日⽬目は、保育園にて実施を⾏行行いました。参加してくれた⽅方の多くは初めてぬ いぐるみ病院の実施を体験した学⽣生であり、活動の輪輪を広げることができました。 ・東北北 1 泊 2 ⽇日のプログラムで、勉強会と保育園実施を⾏行行いました。「北北のほう交流流会」という名称で、1 ⽇日⽬目は、各⼤大学の活動共有やお悩み相談を⾏行行いました。2 ⽇日⽬目は、実施の反省省を共有して診察の⼿手技⼿手 法を徹底的に⾒見見直し、最後は⼦子ども遊び体験で童⼼心に帰り遊ぶことができました。普段はなかなか集ま らない東北北、北北関東で活動を⾏行行っている学⽣生が顔合わせをすることができました。 ・関東 ⼤大学の異異なる約 10 名で交流流会を開き、アットホームな雰囲気で気軽にお悩み相談や活動共有をする ことができました。普段会う機会が少ない学⽣生同⼠士で楽しく有意義な時間を過ごすことができました。 ・北北陸陸 他のプロジェクトと連携し、地域活性化イベントの1つとしてぬいぐるみ病院の保育園実施とワーク ショップを⾏行行いました。このイベントを機に、今後も活動を共有していきます。 ・東海信州 なごやぬいぐるみ病院主催で、保育園実施を⾏行行いました。約 20 ⼈人の学⽣生が参加し、約 50 ⼈人の⼦子ど もに紙芝居と劇、お医者さんごっこを⾏行行いました。 ・関⻄西 ぬいぐるみ病院プロジェクト所属の学⽣生と、⽇日本薬学⽣生連盟(英語名称︓:The Association of 68
Pharmaceutical Studentsʼ’-Japan 英語略略称︓:APS-Japan)で⼦子ども対象に保健教育を⾏行行う学⽣生で交 流流会を⾏行行いました。関⻄西における今後のお互いの活動連携について話し合いました。 ・中国 今年年度度の実施にはたどり着きませんでしたが、現在打ち合わせを進めており、2017 年年 5〜~6 ⽉月に実 施する予定です。 ・四国 中国と同様に、今年年度度の実施にはたどり着来ませんで したが、現在打ち合わせを進めています。 ・九⼭山 くるめぬいぐるみ病院主催で、Dr.BUNBUN にテディ ベア病院として出展および実施を⾏行行いました。九州圏か ら幅広く約 30 ⼈人の学⽣生が集まり、⼦子ども約 280 ⼈人に対 して、模擬診察を⾏行行いました。現在、⻑⾧長崎⼤大学が⽴立立ち上 げを検討しており、ノウハウを伝達することができまし た。
[九⼭山地域イベントでの集合写真]
◯ぬいぐるみーてぃんぐ 毎年年年年度度末に開催される、全国からぬいぐるみ病院プロジェ クトに携わる学⽣生が集まるイベントです。今年年度度は学⽣生の主体 性に重きを置き、2 ⽇日にわたり福岡で⾏行行いました。全国から約 40 名の学⽣生が参加し、ぬいぐるみ病院プロジェクト活動の意 義について深く考えました。また、学⽣生の⼦子ども⼼心を⼤大切切にし ながら、参加中に⼼心から楽しめるような下記に⽰示すプログラム などを設定しました。 ・世界のぬい紹介︓:世界各地で⾏行行われているぬいぐるみ病院の 活動を調査し、⽇日本の学⽣生に共有しました。
[公園にて Back to the children の様⼦子]
・Back to the children︓:全⼒力力で遊び、童⼼心にかえることで⼦子どもの⽬目線に⽴立立ちました。 ・ぬい⾒見見え製作委員会︓:ぬいぐるみ病院プロジェクトの公式マニュアルや policy statement の作成に取り掛か りました。 ・⼦子どもの⽬目線でプログラム︓:発達障害について、いくつかの具体的なエピソードを踏まえながら皆様と⼀一緒に 考えました。
3.今後の展望・課題 全国のぬいぐるみ病院活動を実施している⼤大学の数は 38 ⼤大学に広がり、現在⽴立立ち上げに向けて準備を⾏行行って いる⼤大学もあり、今後もさらに増えていくことが予想されます。各⼤大学の部活・サークルとして独⾃自に発展し、 個性豊かな活動を⾏行行っているという現在の強みを⽣生かしながらも、プロジェクト全体でよりよい活動の実現を⽬目 指し、理理念念の共有と交流流を継続的に⾏行行うことが求められます。各⼤大学同⼠士が連携し、お互いの活動が⾒見見えるよう な体制作りを実現させていきます。
⽂文責│名古屋市⽴立立⼤大学 3 年年
近藤彩乃 69
性と⽣生殖・HIV/AIDS に関する委員会
7. SCORA│性と⽣生殖・AIDS に関する委員会 SCORA 運営総括 1.活動理理念念 性と⽣生殖・HIV/AIDS に関するワークショップ、勉強会、フィールドワークなどを通じ、医学⽣生 / 医療療系 学⽣生同⼠士の学び、交流流の場を提供する。 医学⽣生 / 医療療系学⽣生が性と⽣生殖・HIV/AIDS ついて深く考え、互いに問題意識識を⾼高め合う。 性と⽣生殖・HIV/AIDS に関する問題に対する解決⽅方法をスタッフ⾃自らで模索索し、⾏行行動に移す。医療療系学⽣生 が HIV/AIDS 問題に関⼼心を持つことで、今⽇日の⽇日本医療療にみられる HIV/AIDS への偏⾒見見を改めることを⽬目 指す。 ⽇日本国内の HIV 感染爆発防⽌止に貢献する。
2.今年年度度の主な活動 ◇SCORA スタッフ MTG (⽇日時)2016/08/20 12:00~19:00 (場所)東京⼥女女⼦子医科⼤大学 (対象)SCORA スタッフ (⽬目的)普段オンライン越しでしか顔を合わせるこ とのできないスタッフ間でのコミュニケーション改 善・性に関する知識識の向上/定着 [LGBT×教育の様⼦子] (内容) 1.LGBT×教育 1-1 ⽇日本の中での LGBT 教育に関して触れながら海 外ではどのように LGBT 教育を⾏行行っているのかを学びま した。そしてスタッフ間で LGBT 教育の形がどのような ものであるのべきか話し合いました。 2.GA 報告会 2-1 実際に夏の世界会議に参加したスタッフから [全体集合写真] 3.こころによりそうとは 3-1 私たち SCORA は性に関する話しを⾏行行っているの
SCORA の session がどのように⾏行行われていたのか説 明しました。また、各国の SCORA がどのような活動 を⾏行行っているのかを説明しました。
で、性に関する悩みを抱え、傷ついたことのある⼈人と出会 うことがあります。その時にどのように接するのが⼼心に寄 り添っているのか WS を通してスタッフ内で考えて話し合 った。 4.お悩み相談室 4-1 スタッフが常に抱えている悩みを無記名で発表して [グループ発表の様⼦子]
71
スタッフ内でその悩みについて考え解決した。 5.しあわせの形とは 5-1 幸せを感じる時をスタッフ内で共有し、各々の幸せの形について発表し話し合った。そして、多様な性の 形があるように、⼈人それぞれにも幸せのかたちがあること知り他⼈人のことを知り理理解することの⼤大切切さを知った。 ◇skypeeer (定例例オンライン勉強会) (⽇日時)毎⽉月 11・22 ⽇日 (場所)オンライン(skypeeer) (対象)SCORA スタッフ (⽬目的)スタッフ間のコミュニケーション・ 知識識向上
[第 7 回 skypeeer の様⼦子]
[第 6 回 skypeeer の様⼦子]
(内容) 1.近況報告 1-1 各メンバーが状態を把握したりコミュニケーションをとるた めに⾏行行う。 2.プレゼン 2-1 ホストのスタッフが 1 テーマについてパワーポイントなどを [第 11 回 skypeeer の様子]
⽤用いて説明する。 (テーマ例例)避妊・HIV/AIDS・デート DV・LGBT・カミングアウト・ 障害者の性・性と恋愛を取り巻く環境について・⼦子供に⾚赤ちゃんは どうやって⽣生まれるのと聞かれたら etc 3.ディスカッション 3-1 テーマについてスタッフ間で話し合い内容を深める。 4.チェックアウト 4-1 あるお題の答えを共有してスタッフ間の価値観・考え⽅方を 共有する。
[第 8 回 skypeeer の様⼦子] ◇外部への発信 今年年度度も、多くの外部団体・学会から依頼を多数いただき ました。ピアエデュケーション・HIV/AIDS・セクシャル マイノリティに対する考え⽅方や取り組みなど、 ⽇日頃私たち SCORA の活動についてお話しさせていただくことで多 くの⼈人に SCORA を知ってもらうことができました。また、 多くの⼈人が性に関わる正しい知識識を持ってもらうこと、 そ して多くの⼈人の性が認められ少しでも⽣生きやすくなるよ うに活動してまいりました。
[東京ガルリ放送の様⼦子] 72
テレビ東京「東京ガルリ」 【放送⽇日時】2016/06/13 21:54〜~22:00 【内容】 「HIV/エイズ、正しい知識識を伝えたい」 HIV/AIDS について多くの⼈人が正しい知識識を⾝身に着けてもらうこと、HIV/AIDS 検査を保健所で無料料・匿匿名で受 けれることを多くの⼈人に伝えた。
第 35 回⽇日本思春期学会総会・学術集会 市⺠民公開講座 【⽇日時】2016/8/28
15︓:30 - 17︓:40
【場所】浅草ビューホテル 【内容】医師・⾼高校教師・医学⽣生の三者の代表者が登壇 し、実際に⾏行行う性教育を⾏行行い、今後の性教育の在り⽅方な どについてパネルディスカッションを⾏行行った。 [第 35 回思春期学会市⺠民公開講座の パネルディスカッションの様⼦子] GID(性同⼀一性障害)学会 第 19 回研究⼤大会 【⽇日時】2017 年年 3 ⽉月 18-19 ⽇日 【場所】札幌医科⼤大学 【内容】2014 年年度度から 2015 年年度度までに当団体ってきた性 教育/ピアエデュケーションについて報告しました。また多く の第⼀一線で働く先⽣生⽅方・当事者さんとの意⾒見見交換を⾏行行いまし た。 ◇Peer Education Project (詳しくは Peer Education Project の活動報告をご覧くだ さい。) SCORA は年年齢の近い同世代の「なかま」だからこその強み を⽣生かし、中・⾼高・⼤大学⽣生に向けて全国各地で Peer Education
[GID(性同⼀一性障害)学会 第 19 回研究⼤大会のポスター発表の様⼦子]
を実施してまいりました。また、性に関する正しい知識識を持ってもらうこと、そして多くの⼈人の性が認められ少 しでも⽣生きやすくなるように活動してまいりました。これも多 くの先⽣生⽅方・先輩⽅方・スタッフのお⼒力力添えのおかげて⾏行行えまし た。今後も更更なる御⽀支援・ご協⼒力力のもと実施してまいります。 愛知サマーセミナーPeer Education 【⽇日時】2016/07/17 11:30~12:30 【場所】東海学園⾼高校 【内容】思春期である⾼高校⽣生の多くが抱える性に関する悩みの 中でデート DV・妊娠・中絶・出産と普段私たちが聞きにくい 内容を年年齢の近い⼤大学⽣生から教えた。また、実際にコンドーム の付け⽅方についてレクチャーを⾏行行い多くの⾼高校⽣生にコンドーム に対して正しい知識識・使⽤用⽅方法を知ってもらった。
[愛知サマーセミナーPeer Education の様⼦子] [愛知での Peer Education の様⼦子] 73
苫⼩小牧⼯工業⾼高等専⾨門学校 Peer Education 【⽇日時】2016/05/13 【場所】洞洞爺サンパレス 宴会場 【内容】「性」の話は恥ずかしいことはない、とい うことを伝えながら⾼高校⽣生が聞きやすくなるよう に⼼心掛け⾏行行った。妊娠・避妊・中絶・コンドーム・ 性感染症について、それぞれのテーマを関連させな がら話を進めていった。 また、性に関する話が⾝身近であることに気付いても らいながら、恋愛の形についても考えてもらった。
[北北海道での Peer Education の様⼦子] ◇Rainbow Flag Project
(詳しくは Rainbow Flag Project の活動報告をご覧ください。 ) 多様な性の在り⽅方や LGBTsを取り巻く問題について多くの⼈人に知ってもらい、考えてもらうためにレクチャー とワークショップを実施してまいりました。また、各地域のレインボーパレードに参加し、全てのセクシャルマ イノリティの⼈人にとって居⼼心地のよい社会を考えて発信していきました。 東京レインボーパレード・事前勉強会 (考えてみよう、HIV/AIDS〜~歩くことから⾒見見えてく ること〜~) 【⽇日時】2016/05/08 09︓:00〜~18︓:00 【場所】代々⽊木公園 【内容】事前勉強会として LGBTs・HIV/AIDS につい て勉強した。その後、実際に東京レインボーパレードの 出展ブースに赴き多くの当事者団体の⽅方々と話して、勉 強させていただきました。 「AIDS is NOT OVER」とい うプレイス東京さんのフロートに参加させていただき 実際にパレードに参加しで歩きました
[東京レインボーパレイドの様⼦子] IDAHOT キャンペーン 【⽇日時】2016/05/17 【場所】ネット上で動画公開・Facebook バナー・カ レンダー作成 【内容】多様な性の在り⽅方について考えてもらうため に動画・Facebook バナー・カレンダーを作成した。 SNS を利利⽤用し多くの⼈人に IDAHOT のこと、セクシャ ルマイノリティのことについて知ってもらい考えて もらえるように啓発活動を実施した。 ※
IDAHOT
︓:
International
Day
Against
Homophobia and Transphobi 国際反ホモフォビアの⽇日
74
[IDAHOT キャンペーンの Facebook バナー]
虹⾊色どまんなかパレード 【⽇日時】2016/09/17 12:00〜~17:00 【場所】名古屋、ナディアパーク 【内容】虹⾊色どまんかパレードの会場に赴き多くの当事 者団体の⽅方々と話し、勉強をさせていただきました。そ して実際にパレードにフロートを SCORA-Japan とし て出展してパレードに参加した。社会に向けて セクシャルマイノリティの認知度度。理理解向上に努めた。
[虹⾊色どまんなかパレードの様⼦子] ◇World AIDS Day 2016 年年度度は、SCOPH(公衆衛⽣生に関する委員会)と SCORA の Infographics Team が共同でキャンペー ンを⾏行行ないました。 ※Infographics(インフォグラフィックス)とは、情 報やデータを視覚的にエザインすることでシンプル にわかりやすく内容を伝えることができる⼿手段のこ とです。 SCORAFacebook ページで 12/1 から 3 ⽇日間、オリジ ナルの infographics を HIV/AIDS の知識識とともに伝 えました。 [11 ⽉月 29 ⽇日の投稿の様⼦子]
[11 ⽉月 30 ⽇日の投稿の様⼦子]
[12 ⽉月 1 ⽇日の投稿の様⼦子]
75
9 ⽉月
3.イベント⼀一覧 5 ⽉月 8
東京レインボーパレイド
11
第 1 回 skypeeer
オンライン
12
第 1 回 SCORA 会
徳島県
13
苫⼩小牧⼯工業⾼高専 PeerEducation
北北海道
14
北北海道新歓 WS
17
IDAHOT キャンペーン
21
東海信州新歓
愛知県
22
北北陸陸新歓
富⼭山県
23
第 2 回 skypeeer
28
東北北新歓
宮城県
29
関東新歓 WS
東京都
17
虹⾊色どまんなかパレード参加
北北海道⼤大学医学展出展
北北海道
7
⾦金金沢⼤大学 peer education
11
四国新歓 WS
徳島県
12
関⻄西新歓
⼤大阪府
⽯石川県
11-12 札幌医科⼤大学医祭出展
北北海道
13
第 3 回⽬目 skypeeer
オンライン
13
テレビ東京「東京ガルリ」出演
東京都
18
中国新歓 WS
⿃鳥取県
18
ゆずりは学園 peer education
22
第 4 回⽬目 skypeeer
26
九⼭山新歓
29
⽯石川県⽴立立内灘⾼高校 peer education
静岡県 オンライン 福岡県 ⽯石川県
7 ⽉月 9
東北北 SCORA 勉強会
宮城県
11
第 5 回⽬目 skypeeer
オンライン
13
第 2 回 SCORA 会
17
愛知サマーセミナーpeer education 愛知県
22
第 6 回⽬目 skypeeer
徳島県
オンライン
8 ⽉月 1-7
世界総会
メキシコ
11
第 7 回⽬目 skypeeer
オンライン
20
スタッフ MTG
22
第 8 回⽬目 skypeeer
オンライン
27
seniors club 懇親会
東京都
28
思春期学会 peer education
東京都
東京都
オンライン
愛知県
10 ⽉月 8-10
NGA(⽇日本総会)
東京都
SCOsession SCO ラボ(SCORA×SCOME SCORP×SCORA×Exchange)
全国各地
オンライン
オンライン
学習指導要領領パブリックコメント提出
北北海道
4-5
76
第 9 回⽬目 skypeeer
東京都
6 ⽉月
22 第 10 回目 skypeeer
11
12
第 3 回 SCORA 会
21
第 11 回⽬目 skypeeer
30
蔵本祭出展
徳島県 オンライン 徳島県
11 ⽉月 1 ⽯石川県⽴立立⾦金金沢錦丘⾼高校 peer education
⽯石川県
11
第 12 回⽬目 skypeeer
オンライン
22
第 13 回⽬目 skypeeer
オンライン
12 ⽉月 1
World AIDS Day キャンペーン
全国各地
4
福岡市⺠民フォーラム
福岡県
11
第 14 回⽬目 skypeeer
オンライン
26
叩き愛イベント
北北海道
2017 年年 1 ⽉月 28
第 15 回⽬目 skypeeer
28
第 3 回どま fes
オンライン ⻑⾧長野県
2 ⽉月 11
第 16 回⽬目 skypeeer
オンライン
22
第 17 回⽬目 skypeeer
オンライン
25
⻄西遠学園 peer education
27
南⼭山⼥女女⼦子学園 peer education
28
狛江四中 peer education
静岡県 愛知県 東京都
3 ⽉月 5
SCORA 総会
東京都
11
第 18 回⽬目 skypeeer
14
4COMi スコラ WS 徳島県
14
神奈奈川県⽴立立厚⽊木北北⾼高等学校
オンライン
peer education 17
神奈奈川県
琴似⼯工業⾼高校 peer education
18-19
北北海道
GID(性同⼀一性障害)学会
北北海道
21
愛知県少年年鑑別所 peer education
愛知県
22
第 19 回⽬目 skypeeer
オンライン
4.今後の展望・課題 ◇インターナショナルチームとの連携・環境作り これまでに SCORA-Japan として GA・APRM 参加、Asia Pasific Regional Assistant を輩出、IPET (International Peer Education Training)の参加などがありましたが、個⼈人の能⼒力力・モチベーション・環境に依存をしていた のは否めません。今後は、VPN(Vice President for International affairs)と協⼒力力をしながらインターナショ ナルチームと組織的な関わりを⾏行行っていくことが今後の課題です。また、インターナショナルチームからの情報 をスタッフ内に向けて定期的に発信していき、多くのスタッフがインターナショナルの場で活躍していける環境 作りも求められる。 ◇ローカルの在り⽅方 SCORA-Japan の活動でなく、各⼤大学独⾃自のサークル活動として根付きつつある⼤大学も存在しています。今後は そうした⼤大学のサークルに対して積極的に働きかけより良良い活動の理理念念を共有し、交流流を図ることが求められて いる。また、全国各地で活動を⾏行行っている中での各⼤大学サークル同⼠士での連携・交流流を図り、よりよい活動の実 現に向けて働きかけるのが可能になる体制作りが求められる。 ◇継続的な外部への発信 今年年度度は思春期学会・東京ガルリ・GID 学会など多くの場で外部への発信をしてまいりました。これが単年年度度だ けで終わることなく、引継ぎを正確に⾏行行い外部団体との協⼒力力が途絶えることないようにするべきである。また、 継続的に外部学会・団体の場をお借りしながら SCORA-Japan が発信をしていくことが求められる。
5.感想 この 1 年年間に全国の⾄至る所で SCORA が活動できましたのは、SCORA を⽀支援してくださる⽅方々・OB/OG の⽅方々・ SCORA スタッフの皆様いてのおかげだと思っております。SCORA は、この 1 年年で確実に成⻑⾧長しております。 外部への発表⼀一つとっても、今年年は、テレビ東京の東京ガルリに出演、第 35 回思春期学会における市⺠民公開講 座の参加、第 19 回 GID 学会・研究会・総会におけるポスター発表がありました。常に変わりやすくデリケート なトピックを扱うからこそ今後もこのように外部に多くの発信ができますことを願っております。そして、多く の偉⼤大な先輩⽅方から脈々と受け継がれる思いを、優しさが来年年・再来年年と受け継がれていき、この成⻑⾧長が⽌止まる ことなく加速していき、いつか多くの⼈人が性に悩むことなく、⾃自分⾃自⾝身に⾃自信をもち、多様性を認め合える世の 中になることを切切に願っております。
⽂文責│摂南⼤大学 5 年年
⼭山崎琢真
77
Peer Education Project│SCORA 1. 活動理理念念 Peer Education Project では、⼤大学⽣生が中学校・⾼高校・⼤大学やその他発表の場に赴き、世代の近い⼤大学⽣生という ⽴立立場や医療療系学⽣生の知識識を活かした性教育(ピアエデュケーション)を⾏行行っています。その他にも、若若者を主な 対象に性に関する啓発活動等も⾏行行っており、これらの活動を通して⼀一般市⺠民、特に若若者の性に関する知識識や意識識 を向上させることを⽬目的としています。 性に関する知識識をもとに、⾃自ら考え判断し共に学ぶ教育を提供することを⽬目標とし活動してきました。
2.今年年度度の主な活動 今年年度度は実際のピアエデュケーション以外にも、この活動を通して若若者世代以外にも性教育の必要性を伝える活 動にも⼒力力を⼊入れて活動しました。 ▶SCORA-Japan ●第 35 回⽇日本思春期学会・学術集会内 市⺠民公開講座 「あなたはだれから性教育を受けたいですか︖?」 【対象・⼈人数】⼀一般市⺠民、学会参加者 【⽇日時】2016 年年 8 ⽉月 28 ⽇日(⽇日)15︓:30-17︓:40 【内容】実際に⾏行行っているピアエデュケーションの内容を⾏行行い、テーマはデート DV についてお話しました。 SCORA の活動理理念念などを伝えました。また、上記のテーマに対するパネルディスカッションにも参加しました。 ▶SCORA 北北海道 ●苫⼩小牧⾼高等専⾨門学校ピアエデュケーション 性のはなしは「じぶんごと」 【対象・⼈人数】苫⼩小牧⾼高等専⾨門学校 1 年年⽣生 210 名 【⽇日時】2016 年年 5 ⽉月 13 ⽇日(⾦金金) 【内容】妊娠・避妊・中絶・コンドーム・性感染症・デート DV・LGBT についてゲーム等も織り込みながら話 をしました。 ●北北海道札幌琴似⼯工業⾼高校ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】 琴似⼯工業⾼高校 1 年年⽣生 320 ⼈人 【⽇日時】2017 年年 3 ⽉月 17 ⽇日(⾦金金) 【内容】毎年年⾏行行われているこちらの学校で、今年年はデート DV・避妊・中絶・コンドーム・性感染症・妊娠出産・ LGBTs について話をしました。 ●SCORA 北北海道 叩き愛 【対象・⼈人数】SCORA 北北海道 10 名ほど 【⽇日時】2016 年年 12 ⽉月 26 ⽇日(⽉月) 【内容】参加スタッフがそれぞれ性に関するプレゼンテーションを⾏行行い、その内容に関して意⾒見見を出し合いプレ ゼン技術や知識識の向上を⽬目的としました。 78
▶SCORA 東京 ●狛江市⽴立立狛江第四中学校ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】狛江第四中学校三年年⽣生 100 ⼈人 【⽇日時】2017 年年 2 ⽉月 28 ⽇日(⽕火) 【内容】HIV/AIDS のレクチャーと、もしも⼤大切切な友達に HIV に感染していると⾔言われたら、という問いにつ いて考えるワークショップを⾏行行いました。 ●神奈奈川県⽴立立厚⽊木⾼高等学校ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】厚⽊木北北⾼高等学校⾼高校⼀一年年⽣生 278 名 【⽇日時】2017 年年 3 ⽉月 14 ⽇日(⽕火) 【内容】LGBTs・妊娠出産・中絶・避妊といったテーマを通して性について⾃自分ごととして考えてもらえるよう に話をしました。 ▶SCORA はままつ ●⻄西遠⼥女女⼦子学園ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】⻄西遠⼥女女⼦子学園⾼高校⼀一年年⽣生 143 ⼈人 【⽇日時】2017 年年 2 ⽉月 27 ⽇日(⼟土) 【内容】⽉月経についての基礎知識識(⽉月経の仕組みや周期について)、⽣生理理痛とその対策について、⽣生理理の時に起こ る症状についてのグループワークを⾏行行いました。 ●ゆずりは学園ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】ゆずりは学園⽣生徒約 60 ⼈人 【⽇日時】2016 年年 6 ⽉月 18 ⽇日(⼟土) 【内容】⽉月経・妊娠・出産・避妊について、コンドームの付け⽅方と実演、性感染症についてのピアエデュケーシ ョンを⾏行行いました。 ▶SCORA 名古屋 ●愛知サマーセミナー2016 ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】愛知県内の在学の中学⾼高校⽣生および全市⺠民 約 40 名 【⽇日時】2016 年年 7 ⽉月 17 ⽇日(⽇日) 80 分間 【内容】中学⽣生⾼高校⽣生、⼀一般市⺠民の⽅方に向けて、デート DV、コンドームの付け⽅方、妊娠中絶について恋愛の流流 れで話をしながらピアエデュケーション・レクチャーを⾏行行いました。 ●南⼭山⼥女女⼦子⾼高校ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】南⼭山⼥女女⼦子⾼高校⽣生徒 193 名 【⽇日時】2017 年年 2 ⽉月 27 ⽇日(⽉月) 【内容】5 クラスに対し 1 クラス 45 分で⽇日記や⼿手記を使ったグループワークを⾏行行い、LGBTs について学んでも らいました。 79
●名古屋少年年鑑別所ピアエデュケーション 【対象⼈人数】名古屋少年年鑑別所内の⻘青少年年 8 名 【⽇日時】2017 年年 3 ⽉月 21 ⽇日(⽕火) 【内容】⼥女女⼦子 2 名にはコンドームについて、男⼦子 6 名にはデート DV をテーマに各回 2 名づつにお話しました。 ▶SCORA 北北陸陸 ●⾦金金沢⼤大学医薬保健学域医学類 1 年年⽣生 ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】 ⾦金金沢⼤大学医薬保健学域医学類 1 年年⽣生 112 ⼈人 【⽇日時】2016 年年 6 ⽉月 7 ⽇日(⽕火) 【内容】中絶、性感染症とその予防、避妊、病院・保健所についてのピアエデュケーションを⾏行行いました。 ●⽯石川県⽴立立内灘⾼高校 ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】⾼高校 1 年年⽣生 74 ⼈人 【⽇日時】2016 年年 6 ⽉月 29 ⽇日(⽔水) 【内容】思春期、中絶、性感染症とその予防、避妊、病院・保健所についてピアエデュケーションを⾏行行いました。 ●⽯石川県⽴立立⾦金金沢錦丘⾼高校 ピアエデュケーション 【対象・⼈人数】⾼高校 1 年年⽣生 400 ⼈人 【⽇日時】2016 年年 11 ⽉月 1 ⽇日(⽕火) 【内容】思春期、中絶、性感染症とその予防、避妊、病院・保健所についてピアエデュケーションを⾏行行いました。 ▶SCORA 徳島 ●SCORA 徳島 SCORA 会 【対象・⼈人数】徳島⼤大学 IFMSA-Japan 会員を始めとする⼤大学⽣生約 10 名 【⽇日時】2016 年年 5 ⽉月 12 ⽇日・7 ⽉月 13 ⽇日・10 ⽉月 12 ⽇日・12 ⽉月 7 ⽇日 【内容】定期的に性に関するトピックスの中から 1 つ選びプレゼンテーションなどを通して理理解を深めています。 本年年度度は LGBTs を始めとしたセクシュアルマイノリティについてや妊娠・出産・HIV/AIDS などについて取り 扱いました。 ▶SCORA 九州⼭山⼝口 ●第 15 回福岡市⺠民フォーラム 分科会 「本気で語ろう 思春期の性のこと」 【対象・⼈人数】⻘青少年年に関わる専⾨門職の⽅方や⼀一般市⺠民の⽅方 15 名程度度 【⽇日時】2016 年年 12 ⽉月 4 ⽇日(⽇日 【内容】中⾼高⽣生を対象にした性(LGBTs、男⼥女女の違い、性感染症、避妊)に関する啓発をワークショップ形式を ⽤用いて⾏行行いました。
80
ゆずりは学園でのピアエデュケーション
⽣生徒様の関⼼心を集められる⼯工夫をしています
愛知サマーセミナーの様⼦子
先⽣生を⼦子宮に⾒見見⽴立立てて説明する場⾯面も
3.今後の展望・課題 今年年度度も、学校や⾏行行政関係者の⽅方々のお⼒力力や、全国の SCORA スタッフの協⼒力力のもとピアエデュケーションを⾏行行 っていくことができました。活動報告にも挙げました通り、地域ごとの活動が主になっているプロジェクトです ので、今後はより地域間の連携を取り、ピアエデュケーションの質の向上を測っていくことが必要であります。 また、今年年度度は学習指導要綱の改訂に対するパブリックコメントの提出にも Rainbow Flag Project と共に着⼿手 し、私たちの活動を通して教育現場や教育に携わる⽅方々へも性教育のあり⽅方について提⾔言する機会を得ました。 今後はピアエデュケーションの機会を増やすことや質の向上に加えて、前述したようなピアエデュケーションの 対象となる若若者をとりまく環境や社会への発信などにも⼒力力を⼊入れ活動の幅を広げていくべきだと考えています。
⽂文責│群⾺馬⼤大学医学科 5 年年 ⼤大和美寿々
81
Rainbow Flag Project│SCORA 1.活動理理念念 Rainbow Flag Project は、医療療系学⽣生をメインターゲットとし、LGBTs をはじめとする多様な性の問題につい て啓発活動を⾏行行うプロジェクトです。2016 年年度度は、 「より⼀一歩踏み込んだリアルな学び」を意識識して活動を⾏行行っ てきました。なかなか⾝身近な存在として認識識しづらい LGBTs などの様々な問題を、 「他⼈人事」ではなく「⾃自分事」 としてとらえ、より深く考え、多様性を受け⼊入れる姿勢を養っていくことが何よりも⼤大切切だと感じています。 特に、性の多様性を理理解し受け⼊入れるということは、「互いの壁を取り払う」という事です。これは⾮非常に難し く、勇気のいることであり、相⼿手と正しく信頼関係が築かれていなければ出来ることではありません。これは LGBTs に限らず、様々なバックグラウンドをもった患者さんたちと将来接していかなければならない、私たち医 療療系学⽣生にとって、最も重要な能⼒力力の⼀一つであるいえるでしょう。Rainbow Flag Project は、性の多様性を考 えることをきっかけに、⾃自分とは異異なる様々な価値観に触れ、柔軟でしなやかな感性を育むことを⽬目的としてい ます。このプロジェクトに参加してくれる全ての⼈人たちが、LGBTs をはじめとする多くの⼈人の「性」と「⽣生」を ⼤大切切にし続ける、温かなすこらぶを感じ取ってくれたら嬉しいです。
2.今年年度度の主な活動 Rainbow Flag Project ・考えてみよう、HIV/AIDS〜~歩くから、みえてくること〜~東京レインボープライドパレード勉強会(LGBTs 勉強会) 【対象・⼈人数】⼀一般⼈人、主に医療療系学⽣生 18 名 【⽇日時】2016 年年 5 ⽉月 8 ⽇日(⽇日) 【内容】今回の東京レインボープライドパレードは、外部団体のぷれいす東京さん、コミュニティーセンターakta さんが共同で出展したフロートに参加させてもらうこととなりました。 フロートのテーマが”AIDS IS NOT OVER”であったことから、 事前勉強会では最低限必要な知識識を補うために、会場のすぐ⽬目 の前にある代々⽊木公園でブルーシートを広げ、LGBTs とは何か、 HIV/AIDS とは何か、というような基本的な内容のワークショ ップを⾏行行いました。幸い天気にも恵まれ、春の⽊木漏漏れ⽇日の下ピ クニックの様な雰囲気で楽しく勉強することができました。
事前勉強会終了了後、パレードが始まるまでの間に各団体 や企業などのブースを⾒見見学する時間を設けました。 その際、1⽇日の学習のテーマとして、 ①︓:「セクシャルマイノリティの⼈人たちの間に特に HIV 感染が多い理理由はなぜだと思いますか︖?」 ②︓: 「HIV 陽性の⽅方たちや LGBTs の⼈人たち向けに、どの ようなサポートが必要だと思いますか︖?/具体的にどん な活動が⾏行行なわれていますか︖?」 82
③︓: 「今⽇日のイベントに参加する前と後で、何か考え⽅方は変わりましたか︖?」 の3つを設定し、各⾃自でブースの⽅方に声をかけてお話を聞くなど、積極的にリサーチを⾏行行いました。 その後、”AIDS IS NOT OVER”のフロートでプライドパレードに参加しました。5 ⽉月初旬とは思えない炎天下の 中、代々⽊木公園から原宿、表参道を抜け、渋⾕谷のスクランブル交差点を通り、およそ 2 時間かけてぐるっと渋⾕谷 の街を⼀一周して戻って来るルートでした。沿道には⼤大勢の⾒見見物客の他に、事情をいまいち飲み込めない⼀一般の ⽅方々も⼤大勢いて、派⼿手な⾐衣装とパフォーマンスで楽しそうに練り歩く私たちを興味深そうに⾒見見ていました。
パレード終了了後は LGBTs に関する様々なブースを⾒見見学しま した。みんな楽しみながら、あちこちのブースで「どんな活 動をされているんですか」 、「私たちは IFMSA-Japan といっ て、医学⽣生の団体で…」などと積極的に話をしていました。 パレードの前後に合計 2 時間ほど⾒見見学する時間を設けました が、みんなで楽しく⾒見見学しているうちにあっという間に時間 は過ぎてしまいました。 最後に再び代々⽊木公園のブルーシートにもう⼀一度度みんなで集 まり、この⽇日の反省省会を⾏行行いました。事前に設定した3つの 学習テーマ、 ①︓: 「セクシャルマイノリティの⼈人たちの間に特に HIV 感染 が多い理理由はなぜだと思いますか︖?」 ②︓: 「HIV 陽性の⽅方たちや LGBTs の⼈人たち向けに、どのよう 83
なサポートが必要だと思いますか︖?/具体的にどんな活動が⾏行行なわれていますか︖?」 ③︓: 「今⽇日のイベントに参加する前と後で、何か考え⽅方は変わりましたか︖?」 を中⼼心に、この⽇日⾒見見たこと、聞いたこと、学んだこと等をそれぞれ厚紙に書き出し、⼩小グループで発表し合う形 で共有し、意⾒見見を交わし合いました。 普段あまり⾝身近ではない⼈人達が周りに⼤大勢いて、パレード前こそ少し緊張した⾯面持ちでしたが、みんなで楽しく 歩くことで、1 ⽇日が終わる頃には当事者の⽅方もそれ以外の⽅方も打ち解けて和やかな雰囲気になっていたように思 います。
LTBTs や HIV/AIDS などの問題について、私たち未来の医療療者が「知らない」ということはとても恐ろしいこと です。この⽇日私たちが⾒見見たこと、聞いたこと、学んだことはみんな、⼤大学の講義では教えてくれないことばかり でした。⾒見見たことのない新しい世界へ⼀一歩を踏み出すことは、⾮非常に勇気がいることですが、みんなで⼀一緒なら きっと⼤大丈夫。その先には、LGBTs をはじめとする様々な価値観が待っていて、私たちの視野を広げてくれます。 今回の東京レインボープライドパレードが参加者 さんの視野を広げるきっかけになってくれたら嬉 しいです。 IDAHOT ( International
Day
Against
Homophobia and Transphobia)キャンペーン 【対象・⼈人数】の⼀一般⼈人、不不特定多数 【⽇日時】2016 年年 5 ⽉月 17 ⽇日(⽕火) 【内容】今回イベントは、⽇日程的に実際に集まるこ 84
とが難しく、オンライン上での啓発キャンペーンが中⼼心となりました。LGBTs について全く知らないという⼈人達 は当然のことながら、それに加えて LGBTs は聞いたことあるけど IDAHOT そのものについてはよく知らない、 という⼈人達をメインターゲットとし、この機会に LGBTs や Homophobia などについて詳しく知ってもらうこと を⽬目的としました。 まず、IDAHOT 当⽇日までに今年年の IDAHOT カレンダーを作成しました。 このカレンダーは、昨年年度度の物をベースに 2016→2017 年年度度版として新しく作り直した物です。5 ⽉月 17 ⽇日から 来年年の IDAHOT までの 1 年年間を SCORA スタッフのメッセージと LGBTs 等にまつわる簡単なトピックスをまと めた内容となっています。
次に、IDAHOT イベント⽤用の Facebook カバー写真を作成しました。これは、全国各地の SCORA スタッフに、 LGBTs や IDAHOT に関するメッセージを画⽤用紙に書いてもらい、⼀一緒に笑顔の写真を撮ってもらってコラージ ュにしたものです。 さらに、カバー写真に使⽤用したメッセージの写真を使って⼀一本のメッセージムービーを作りました。 また、2016 年年 5 ⽉月 9 ⽇日から、カウントダウン型式で ①IDAHOT について ②東京レインボープライドパレードについて ③LGBTs について ④IDAHOT カレンダーについて ⑤Rainbow Flag について ⑥カミングアウトについて
IDAHOT カレンダー
IDAHOT キャンペーンムービー
⑦HIV/AIDS について ⑧Facebook バナー/キャンペーンムービーについて の 8 つのテーマについて Facebook 上で SCORA の IDAHOT 特設ページに投稿し、スタッフにシェアしてもら 85
いました。 IDAHOT 当⽇日、SCORA スタッフを中⼼心に⼀一⻫斉に Facebook のイベント⽤用カバー写真に変更更し、カレンダーやキ ャンペーンムービーをシェアして不不特定多数の⼈人に向けて啓発を⾏行行いました。 Homophobia や Transphobia の根底にあるのは、 「⾃自分には理理解のできない未知への恐怖」です。こうした恐怖 ⼼心が啓発キャンペーンなどで対象を「知る」ことを通して少しでも和らげばいいな、と思います。 名古屋虹⾊色どまんなかパレード 【対象・⼈人数】⼀一般⼈人、主に医療療系学⽣生 13 名 【⽇日時】2016 年年 9 ⽉月 17 ⽇日(⼟土) 【内容】今回の名古屋虹⾊色どまんなかパレードは、今年年初 めて SCORA として参加するイベントでした。5 ⽉月に⾏行行わ れた東京レインボープライドパレードの報告メールや Facebook 上の楽しそうな写真をみて、全国各地から『う ち の 地 元 で も プ ラ イ ド パ レ ー ド や っ て る か ら 、 是 ⾮非 SCORA のイベントをやってほしい』という要望をたくさ んいただき、⽇日程的に無理理がなく多くの参加者が⾒見見込める、 この名古屋虹⾊色どまんなかパレードに参加することとなり ました。 しかし、東京レインボープライドパレードに⽐比べて会場な どの規模が⼩小さく、場所の確保が難しいことなどから、当 ⽇日全員集まって⾏行行う勉強会を省省きました。代わりにオンラ インの事前学習⽤用フォームを⽤用いて、LGBTs の基礎知識識な ど、イベントに参加する上で最低限必要な知識識を共有しま した。受動的な学習ではなく、簡単なクイズや採点を盛り 込むなど楽しく取り組める内容でした。 イベントに参加するにあたって、設定した⽬目標は以下の5つの通りです。 ①SCORA 以外の参加者さん5⼈人とお話しする︕! ②SCORA 以外の参加者さん1⼈人に SCORA の活動⽬目的と内容を簡単に説明する︕! ③3つのブースを覗いてみる︕! ④どこか1つのブースで詳しくお話を聞いてみる︕! ⑤いっぱい楽しむ︕!
86
当⽇日は、お昼頃から名古屋の中⼼心部にあるナディアパークに集まり、栄町のあたりを 1 時間以上かけて練り歩き ました。東京レインボープライドパレードの時は、かなり⼤大規模なイベントであるため、沿道に関係者の⼈人達や、 応援してくれる⼈人たちがたくさんいましたが、このパレードではそういう⼈人たちはほとんどおらず、名古屋の⽇日 常の街並みに賑やかな⾳音楽や踊りとともに切切り込みを かけていく形となりました。 沿道の⼈人々は、少し驚いた様⼦子でしたが、パレード参 加側としては LGBTs など性の多様性を社会に訴えてい るという⼿手ごたえを感じることができました。 パレード終了了後も、ブース展⽰示を⾒見見学したりなど、⼤大 変興味深いお話をたくさん聞くことができました。参 加者さんのほとんどが、⽬目標の⼤大部分を達成すること ができ、⼤大満⾜足でイベントを終えることができました。 レインボープライドパレードは第 1 に参加する⼈人達、 それに関わる⼈人達にとって「楽しいこと」が⾮非常に重 要です。それは、何かとネガティブに受け取られがち な LGBTs について関わる出来事を、 「楽しいこと」と して関連づけされれば、その経験はその⼈人にポジティ ブな印象として刻まれ、少しずつ LGBTs への偏⾒見見な どの解消につながっていくと考えられるからです。 東京レインボープライドパレードに⽐比べて規模は⼩小 さいですが、その分ブース出展などの制約も少なく、 来年年以降降は SCORA としてのブース出展も視野に⼊入れ て参加していけたらいいなと思っています。 NGA SCO セッション「LGBTs×⾃自分」 【対象・⼈人数】⼀一般⼈人、主に医療療系学⽣生 32 名 【⽇日時】2016 年年 10 ⽉月 8 ⽇日(⼟土) 87
【内容】NGA1 ⽇日⽬目の SCO セッションで、SCORA では「LGBTs×⾃自分」というテーマで参加型のワークショッ プを⾏行行いました。 このテーマでセッションを⾏行行うに⾄至った理理由は、近年年⽇日本でも急激に LGBTs の認知が進み、特に若若い世代では LGBTs に対して強い拒否反応を⽰示す⼈人達が減ってきている現状が背景にあります。 確かに、LGBTs の認知は昔よりも⼤大分進んでいますが、 『LGBTs のこと、ある程度度知っている。嫌悪感もそれほ どない。だけどそれは⾃自分には関係ない、TV の中とか、どこか遠くの世界の話で、⾃自分にはあまり関係ない。 』 そんな⾵風に LGBTs の問題を無意識識のうちにどこか「他⼈人事」としてとらえてしまっている⼈人達に、より⼀一歩踏 み込んで LGBTs について「⾃自分事」として考えてみて欲しい、という願いからでした。 そこで私たちは、 『どうしたら LGBTs を⾃自分にも関係あることとして考えられるだろう』と考え、たどり着いた のが『LGBTs 当事者をすぐ⾝身近に持つ⼈人達について考える』ことでした。 確かに、この先⾃自分の性指向や性⾃自認が⼤大きく変わることはないかもしれませんが、⾃自分の⾝身近な⼈人、例例えば兄 弟や友⼈人、いずれは⾃自分たちの⼦子供達が LGBTs であることがわかるかもしれません。 そうした、⾝身近な⾃自分にとって⼤大切切な⼈人達が LGBTs であったら、私たちは何を思い、彼らに何を伝えるか。そ して彼らに何を願うか。 そうした内容について考えるという切切り⼝口でセッションを構成していくことになりました。 内容は、セッションを⼤大きく ①『LGBTs×⾃自分』 ②『LGBTs×⼤大切切な⼈人』 ③『LGBTs×幸せ』 の3つのパートに分け、なかなか考えにくい LGBTs のことを「⾃自分事」として考えられるように、順を追って 進めていくこととしました。 ①『LGBTs×⾃自分』ではセッションの導⼊入 として、性がそれぞれの個性であり、多様 性に満ちていることを改めて実感しても らうことを⽬目標としました。まず、性から 離離れて⾃自分⾃自⾝身を⾒見見直して簡単な「トリセ ツ(取扱説明書)」を作りました。その上 で、⾃自分⾃自⾝身の「性」についても性⾃自認、 性表現、⽣生物学的性、性指向などのいくつ かの性の構成要素に分けて⾒見見つめ直して もらい、全く同じ⼈人はほとんどいないということを確認してもらいました。 ②『LGBTs×⼤大切切な⼈人』ではこのセッションの核として、LGBTs を「⾃自分事」として考えてもらうことを⽬目標としました。 まず息⼦子にゲイであるとカミングアウトを受けるシーンの事 例例を⽤用いて、何を思うか話し合ってもらいました。その上で、 実際に息⼦子からカミングアウトを受けた⺟母親の⼿手記の⼀一部を 読んで、感想や意⾒見見を共有してもらいました。
88
この⼿手記の⺟母親は、息⼦子からカミングアウトを受けたときのこ とを振り返り、 「あの時はただ、 『⺟母さん、俺、⼈人を殺してしま った』と⾔言われたみたいに怖くて怖くて、ただ、あなたが壊れ てしまわないように引き留留めるために聞いていた。」と綴って います。 ただ単に、 「ゲイである」と告⽩白しただけなのに、 「殺⼈人を犯し てしまった」という告⽩白と同じくらいの衝撃を受けてしまった のはなぜなのか、果たしてこれが⾃自分の息⼦子ではなく⾚赤の他⼈人 だったらここまで衝撃を受けただろうか、ということを考えて もらいました。 そして、この⺟母親が次第に事実を受け⼊入れ、そして最後には息 ⼦子の幸せを願う、という⼿手記の続きを読み、また改めて考えを 共有してもらいました。 ⾃自分にとって⼤大切切な⼈人だからこそ、その⼈人⾃自⾝身の幸せを願うか らこそ、この⺟母親は様々な葛藤に悩み苦しんだのでしょう。 このパートを通して、⾃自分にとっ て⼤大切切な⾝身近な⼈人達 が LGBTs であったときのことを考えてもらい、LGBTs の問題を 少しでも「⾃自分事」 として感じてもらえたら、と思っています。 ③『LGBTs×幸せ』では、 『LGBTs×⼤大切切な⼈人』パー トの最後の「幸せ」というワードを拾拾い上げ、 「幸 せってどんなカタチがあるだろう」 「⾃自分にとって、 ⾃自分の⼤大切切な⼈人達にとって、幸せってなんだろう」 ということを考えてもらうことを⽬目標としました。 このパートを設定した理理由は、 『LGBTs×⼤大切切な⼈人』 パートで⽤用いた⼿手記の⺟母親が悩み苦しんだのはな ぜなのか、という疑問に始まります。きっとそれは、 ⾃自分が息⼦子に対して無意識識に抱いていた、 「いつか そのうち素敵な⼥女女性と結婚して、⼦子供が⽣生まれて、 温かな家庭を築く」というような、いわゆる世間⼀一 般が思い描くであろう「幸せのカタチ」から、⾃自分 の愛する息⼦子が外れてしまったためでしょう。です が、最終的にこの⺟母親は息⼦子⾃自⾝身が望む「幸せのカ タチ」を尊重し、彼が幸せであることを願います。 このように、⼤大切切なのは⾃自分にとって、また⾃自分の ⼤大切切な⼈人達にとっての本当の「幸せのカタチ」とは 何か、ということを考えることだと思います。 参加者さん達には、いくつかの細かい設定を施した 事例例を配布し、それぞれについてその事例例に登場す る⼈人物にとっての「幸せのカタチ」を考えてもらい 89
ました。 事例例をリアルに考えてもらうために、⾮非常に細 かい設定を施したため、事例例の⼈人物が直⾯面して いる様々な壁を実感できたのではないかと思 います。 このセッション全体を通して、伝えたかったこ とは LGBTs に関して知ること、考えることは、 結局は⾃自分⾃自⾝身や⾃自分の⼤大切切な⼈人の「幸せ」を 考えることと同意であり、決して「他⼈人事」な どではなく「⾃自分事」である、ということです。 少し難しかったかもしれませんが、今回のきっ かけが⾃自分⾃自⾝身や⾃自分にとって⼤大切切な⼈人につ いて考えるきっかけとなってくれたら嬉しい です。
3.今後の展望・課題 Rainbow Flag Project を 1 年年間運営してきて特に感じたことは、 『本当に理理解してほしい、わかってほしい⼈人た ちは、なかなかプロジェクトに参加してくれない』というジレンマです。そもそも LGBTs って何︖?LGBTs なん て興味がない、どこか遠いところの話でしょう、という⼈人たちにこそ、ぜひ参加してほしいプロジェクトなので すが、なかなかそうした⼈人たちに伝えるのは難しいのが現状です。 SCORA のスタッフが、どんなに素晴らしいプレゼンテーションをしてくれても、みんなで協⼒力力して素敵なワー クショップを完成させたとしても、そうした⼈人たちにこそ参加してもらえなかったら意味がない、そんな⾵風に強 く感じました。 そこで、私が考える Rainbow Flag Project の今後の展望と課題は、 『いかにして無関⼼心な⼈人たちに関⼼心を持って もらうか』ということです。そのためには、できる限りイベントへの参加の敷居を低くし、広報活動に積極的に ⼒力力を⼊入れていくことが必要であると思います。 90
具体的には、プレゼンテーションやワークショップを動画などの形に残し、誰でも簡単に閲覧できるようにする こと、そしてイベントなどの予定をできる限り早く決定し、早いうちから様々なソーシャルメディアやツールを 利利⽤用して広報活動を⾏行行っていくことが、今後 Rainbow Flag Project がよりインパクトの⼤大きいプロジェクトに 成⻑⾧長していくために必要だと考えます。 そして何よりも、全国各地で活動しているスタッフ同⼠士の壁をなくし、頻繁に連絡を取り合って繋がりを強めて いくことこそがもっとも重要なことであるとおもいます。
4.感想 私は、1 年年⽣生の時から SCORA スタッフとして活動していますが、この 1 年年間 Rainbow Flag Project の Project Coordinator という役職を務めさせていただいて、これまでよりもずっとずっと⾃自分の世界が広くなりました。 様々な⼈人たちと共にプロジェクトを進めていくことで、良良いところは取り⼊入れ、失敗や悪かったことを反省省・改 善し、全国各地のスタッフさんたちとの繋がりが増えていくことで、⾃自分の世界がどんどん広がっていくのを強 く感じました。狭い世界で、⾃自分とよく似た価値観の中で⽣生きていくことは⾮非常に楽な選択ですが、将来医療療者 として仕事をしていくからには、嫌でも⾃自分と異異なる価値観を持つ⼈人たちと関わっていかざる負えません。今後 もこのプロジェクトが、参加者の皆さんの世界を広げ、多様な価値観を受け⼊入れる姿勢を持つことの重要性につ いて気づくきっかけとなってくれたら嬉しいです。
⽂文責│⽇日本医科⼤大学 3 年年 鮫島 甲太
91
⼈人権と平和に関する委員会
8. SCORP│⼈人権と平和に関する委員会 SCORP 運営総括 1.活動理理念念 ⼈人権と平和に関するワークショップ、勉強会、フィールドワークなどを通じ、医学⽣生 / 医療療系学⽣生同⼠士の 学び、交流流の場を提供する。 医学⽣生 / 医療療系学⽣生が⼈人権と平和に関する国内外の問題について深く考え、互いに問題意識識を⾼高め合う。 これらの問題に対する解決⽅方法をスタッフ⾃自らで模索索し、⾏行行動に移す。 ⼈人権と平和を取り巻く課題に対して、幅広い視野を持った医療療⼈人を⽬目指し、国内外で活躍できる⼈人材を育成 する。
2.今年年度度の主な活動 ■オンラインスタッフミーティング 【⽇日時】不不定期 【場所】オンライン(Skype) 【対象】SCORP スタッフ 【⽬目的】スタッフ間及びプロジェクト間のコミュニケーション 【内容】各プロジェクトの近況・状態を把握するとともに、課題を解決するためのディスカッションを⾏行行いまし た。新歓時期においては、ニューカマー向けの学習企画を企画し、⽇日本総会前の準備期間においては SCO Session の内容を詰めるための話し合いを⾏行行いました。 ■国際会議〜~世界総会 IFMSA August Meeting 2017 in Mexico 夏の GA はメキシコで⾏行行われました。SCORP-Japan からは新真⼤大(SCORP 責任者)が参加しました。Pre GA という GA の数⽇日前から⾏行行われる企画から参加し、TNHRT(=Training for New Human Rights Trainer)とい うトレーニングを通して、SCORP として各国で活躍するメンバーと共に⼈人権と平和について理理解を深めました。 ■第 14 回 IFMSA-Japan ⽇日本総会 <SCORP Session> 【⽇日時】2016 年年 10 ⽉月⽇日 【場所】千葉葉県 幕張国際研修センター 【対象】医療療系学⽣生約30名 【⽬目的】⾝身近な⼈人の⽬目に⾒見見えない苦労・困難に⽬目を向け、尊重する 【内容】⽬目に⾒見見えない苦労・困難として、精神疾患を取り上げ、⼩小グループに分かれて「うつ病」 「障害児」 「摂 ⾷食障害」それぞれのワークショップを⾏行行った。精神疾患を抱えた⼈人たちを保護するのではなく、医学⽣生物学的に、 あるいは社会的に、そして⼼心理理的にサポートする術について考察しました。
93
■SCORP 総会 【⽇日時】2017 年年 2 ⽉月 18-19 ⽇日 【場所】神奈奈川県 横浜市 【対象】IFMSA-Japan スタッフ 【⽬目的】課題意識識から⼀一歩前へ踏み出すこと 【内容】平和に関するワークショップでは、”平和”という⾔言葉葉を多⾓角的に捉え直す場を作りました。その後、難 ⺠民についてのレクチャーを踏まえて、SCORP として新しい試みとなるディベートを⾏行行い、難⺠民の受け⼊入れの是 ⾮非などをテーマに、物事を両⾯面から考えるワークを⾏行行いました。翌⽇日はプロジェクトコンテストを⾏行行いました。 プロジェクトコンテストとは、⼀一年年⽣生が⾃自ら考えた課題意識識を元に、プロジェクト案を発表してもらう企画で、 今年年度度の課題であった実践的活動の強化に結びついた企画となりました。
3.イベント⼀一覧 2015 年年 5⽉月 14
北北海道新歓
北北海道
21
東海信州新歓
愛知県
22
北北陸陸新歓 WS
28
東北北新歓
29
関東新歓 WS
1-7
GA(世界総会)
メキシコ
富⼭山県
27
seniors club 懇談会
東京都
東京都
10 ⽉月
宮城県
8-10
6⽉月 11
四国新歓 WS
12
関⻄西新歓
⼤大阪府
18
中国新歓
⿃鳥取県
26
九⼭山新歓 WS
94
8⽉月
NGA(⽇日本総会) 東京都
徳島県
2016 年年 福岡県
2⽉月 18-19
SCORP 総会
神奈奈川県
4.今後の展望・課題 前年年度度に引き続き、「実践的活動の強化」「Sustainability の強化」「地域活動の促進」 「海外への発信⼒力力の強化」 は課題だと感じています。SCORP 総会を通して実践的活動の強化への⾜足がかりを作ったり、LAMP の活動を広 げるために、オンライン勉強会を企画したりと新しいことへと挑戦した⼀一年年ではありましたが、まだ⼗十分ではな いと感じています。来年年度度も引き続きこの4つの⽬目標は継続する必要があるでしょう。 また、組織の存続のためには、層の厚みも重要だと感じる⼀一年年間でした。多様な学部・多様な学年年・多様な価値 観の⼈人がいるからこそ、SCORP が⼈人権と平和を取り扱う価値を持ちます。⼈人権や平和を守る根底にはまず他者 への敬意と理理解が不不可⽋欠だからです。SCORP のスタッフ⾃自らがよく学び、よく発信していくことで、同じよう な志を持つ仲間が増えると共に、学びを深めていく…その循環を組織として作っていくことが今後の課題と⾔言え るでしょう。
5.感想 責任者としては2期⽬目であり、前年年度度に課題として掲げた「実践的活動の強化」「Sustainability の強化」「地域 活動の促進」「海外への発信⼒力力の強化」を意識識して活動を運営してきました。しかし、前項の通りこの4つの⽬目 標の全てを満⾜足できるほどに達成できたとは思っておりません。しかし、2年年間 SCORP として活動する中で、 ⼒力力を合わせればたとえ学⽣生でお⾦金金も⼈人脈もなくとも、⼈人を巻き込むことで、⼈人権と平和に関する諸問題の解決に 向けて⼀一歩踏み出すことができるということを実感する2年年間でした。 「現場はどうなっているのか」 「当事者は どう思うのか」を意識識する SCORP-Japan の価値観は今後も受け継がれて⾏行行くことでしょう。今後とも⼈人権と平 和に関する委員会 SCORP をよろしくお願いします。
⽂文責│千葉葉⼤大学5年年
新真⼤大
95
ACTION Project(Asian Collaborative Training on Infectious disease, Outbreak, Natural disaster and refugee management Project)│SCORP 1.活動理理念念 ACTION- Project はアジア太平洋地域において災害時にイニシアティブを発揮できる医療療者を育成することを ビジョンとしています。そしてアジア太平洋地域における災害時の危機管理理の際に必要な技術や知識識を医療療系学 ⽣生に提供することをミッションとしております。
2.今年年度度の主な活動 スタッフミーティング 【開催期間】2016 年年 5 ⽉月 4 ⽇日〜~5 ⽉月 5 ⽇日 【場所】東北北⼤大学星稜稜キャンパス 【対象】IFMSA-Japan スタッフ 【内容】年年度度初めに ACTION- Project のスタッフがワークショプやプレゼンテーションをし、九州⼭山⼝口での新 歓ワークショップや 11 ⽉月でのイベントに向けた話し合いをした。 ①ACTION- Project のロゴを作製するためのワークショップ、②東北北でのイベントに向けた話し合い、③熊本 地震について考えるワークショップ④九州⼭山⼝口新歓ワークショップの話し合い⑤避難所運営に関するワークシ ョップ
集合写真
知っていますか︖?⽇日本の災害〜~医療療者になるあなたへ伝えたい〜~ 【開催期間】2016 年年 7 ⽉月 18 ⽇日 【場所】慶応義塾⼤大学信濃町キャンパス 【対象】災害に興味を持っている⼈人 【内容】⽇日本の災害現場における活動を知り学ぶ。そして起こりうる災害に対して、医療療系学⽣生の⽴立立場から何が できるか考える。更更にその知識識をアジアの学⽣生に広く発信していけるようにすることを⽬目的として以下 4 つのコ ンテンツを⾏行行いました。 ① DMAT の近藤祐史先⽣生による熊本地震での活動と医療療体制の変化についてのご講演、②災害現場で迫られる 選択を考えるワークショップ、③⽇日本だけでなく海外の災害教育についてインターナショナルな観点から考 えるワークショップ、④災害時の避難所における感染症について具体的に考えるワークショップ
96
近藤祐史先⽣生との集合写真
災害時における⼦子供のメンタルケアを学ぼう︕!〜~Dr.河嶌讓×Ms.⾚赤坂美幸 Present 徹底的に極める 7 時間〜~ 【開催期間】2016 年年 10 ⽉月 22 ⽇日 【場所】慶応義塾⼤大学信濃町キャンパス 【対象】災害時における「⼦子供の⼼心のケア」に興味を持っている⼈人 【内容】国⽴立立病院機構災害医療療センター精神科医⻑⾧長の河嶌譲先⽣生と、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの⾚赤坂 美幸先⽣生をお招きし、被災現場での「⼦子供たちの⼼心理理的応急処置(Psychological First Aid:PFA)」について学 ぶことのできる研修を開催しました。7 時間の中で PFA の基本的概念念から⼦子供の発達段階に合わせた適切切な対応 まで考え参加者同⼠士で実践までを⾏行行いました。
集合写真
ACTION in 仙台・⽯石巻〜~⾒見見て聴いて考える被災地のいま〜~ 【開催期間】2016 年年 11 ⽉月 19 ⽇日〜~11 ⽉月 20 ⽇日 【場所】東北北⼤大学星稜稜キャンパス 【対象】災害に興味を持っている⼈人 【内容】以下4つの⽬目的を掲げ、当時活躍された⽅方のご講演や被災された⽅方のお話を聞いたり、⽯石巻を⾒見見て回り ました。 ⽬目的︓:1.将来医療療者となるにあたり、社会の⼀一員としての視点から被災地を⾒見見て感じる 2.⽇日々の勉強会をよ り現場に沿ったものにするために、被災地で今後に⽣生かせる事を学ぶ 3.現場で活躍した⼈人の話を近くで聞く 4. 次の発信者となれるように震災で得た教訓を学ぶ。学⽣生だからこそ地域に貢献できることを考える。 19 ⽇日(⼟土) ・⽯石井正教授(東北北⼤大学病院総合地域医療療教育⽀支援部⻑⾧長)の講演 ・⾨門間千詠⼦子さん(⽯石巻市役所に勤務する保健師)の講演 ・PFA(Psychological First Aid)に関するワークショップ ・⽯石巻の宿「⼩小松壮」の⽅方の 3.11 に関する講話と仮設住宅宅での問題点や何ができるか考えるワークショップ 20 ⽇日(⽇日) ・⽯石巻仮設⼤大森第四団地訪問 97
・⽯石巻語り部バスツアー ・⼆二⽇日間を通した活動の振り返りとまとめ
⽯石井正先⽣生との集合写真
⾨門間千詠⼦子さんとの集合写真
防災-Know⇄Act-発災から復復興まで、世界基準で考える⽇日本の取り組み 【開催期間】2016 年年 12 ⽉月 17 ⽇日〜~12 ⽉月 18 ⽇日 【場所】慶応義塾⼤大学信濃町キャンパス 【対象】災害に興味を持っている⼈人 【内容】タイで開催されました Summer Camp にて仙台防災枠組についてや防災の概念念を知り、その上でどの ように⾏行行動すべきかということを⽇日本でも発信し、知識識を深めていきたいという思いから、仙台防災枠組を軸と して以下のコンテンツを扱いました。 17 ⽇日 Summer Camp 報告 ⼩小美野剛先⽣生(特定⾮非営利利活動法⼈人 CWS Japan 事務局⻑⾧長)ご講演 ⽇日本の防災って︖?〜~仙台防災枠組みから考える〜~ 18 ⽇日 トリアージって︖?〜~実践から学ぼう〜~ 感染症 1 から 10 まで〜~災害前だからこそ学ぶべき実践的予防〜~ 医学⽣生の MISSION〜~復復興⽀支援の在り⽅方を考える〜~
3.今後の展望・課題 今年年度度は熊本や⿃鳥取での震災をはじめ多くの災害がありました。そうした中でいつ発⽣生するかわからない災害に 備えるべく、⼀一⼈人⼀一⼈人が⽇日々災害に対して常に関⼼心を持ち考え続ける姿勢が⼤大切切です。 災害時には⼈人命救助や避難所運営などにおいて多くの⼈人⼿手を必要とされます。将来医療療者になったのちにリーダ ーシップを発揮して活躍することはもちろん、学⽣生の⽴立立場からも何ができるか⾃自分たちで考え率率率先して⾏行行動でき るような⼈人材が求められています。 コミュニケーション能⼒力力やチームビルディング⼒力力、災害時に発⽣生する問題に対し短時間で判断しやり遂げる決断 ⼒力力や実⾏行行⼒力力など、求められるスキルは多岐にわたります。この ACTION-Project においてそれらのスキルを包括 的に学べる機会を設け、⼈人権と平和の委員会に所属する Project としてより全⼈人的に広い視野を持ったリーダー を輩出していくことが求められます。
⽂文責│名古屋⼤大学3年年 98
社本貴昭
HiNaP(Hiroshima Nagasaki Peace Project)│SCORP 1.活動理理念念 Hiroshima Nagasaki Peace Project(以下 HiNaP)は、第⼆二次世界⼤大戦で原爆が落落ちた地でもある広島・⻑⾧長崎で 核や戦争・平和を学ぶスタディツアーを毎年年開いております。夏の広島サマースクールでは世界中から参加者を 募集しております。国内外の参加者同⼠士で平和や戦争に対する考え・想いを共有することで医療療と平和の可能性 を更更に探求することができます。HiNaP の活動を通して多⾓角的な視点を得ることや平和の重要性を学ぶことで将 来にわたって平和を維持する⼈人材を育成することを⽬目標としています。
2.今年年度度の主な活動 〇Skype 勉強会(7/21) 広島サマースクール前に広島サマースクール参加者とともにオンライン上で勉強会を開催しました。 【⽇日本の平和教育】や【戦時中の医療療】、 【広島の原爆】の3つをテーマに、参加者・プレゼンターで意⾒見見交換を しました。参加者からは知らないことを知れて平和に向けて⼀一歩踏み出せた、との声をいただきました。 〇第 11 回広島サマースクール ・開催期間 7/25~7/28 ・場所 広島市内 ・対象 国内外の医療療系学⽣生 ・内容 国内外の医療療系学⽣生とともに平和学習ツアーを⾏行行いました。広島の原爆に纏わる場所をボランティアガ イドの村上⽒氏に案内していただき、知識識ももちろんのこと、同年年代の村上⽒氏から聞くお話に刺刺激を受けました。 他にも被爆者からお話を伺う機会や広島⼤大学平和科学研究センター教授の川野先⽣生から原爆の被害について詳 しくお話を頂き原爆・平和について⼤大いに学びました。また、呉に⾏行行き⼤大和ミュージアムで戦艦⼤大和や戦争時に 使われていた武器を⾒見見学しました。
99
3.今後の展望・課題 インプットの場は多いのですが、アウトプットの場が少ないので⾃自分の平和に関する考えをアウトプットできる 場を多くしていくことが課題です。 世界情勢は⽬目まぐるしく変わっていきますが、その時々に合わせて平和に対する思いを深めていければと考えて います。普段から平和について考えて⾃自分の意⾒見見を⾔言える場所をこれからも作っていけるよう努⼒力力していきたい と考えています。
⽂文責│杏林林⼤大学 3 年年
100
⼤大⽊木美⾥里里
LAMP(Law and Medicine Project)│SCORP 1.活動理理念念 IFMSA-Japan(国際医学⽣生連盟 ⽇日本)の学⽣生が ALSA Japan(アジア法学⽣生協会ジャパン)の学⽣生と合同で運 営しており、他団体と協⼒力力して運営している唯⼀一のプロジェクトです。医療療系学⽣生と法学部系学⽣生という⽇日常の 学⽣生⽣生活ではほとんど接点を持たない学⽣生間の交流流の場を提供し、お互いについて知り、視野を拡げています。 また、勉強会では社会的問題から倫倫理理的問題まで幅広く扱い、⾃自⾝身の医療療社会問題に対する知識識を医学的、法学 的両側⾯面から深めることを⽬目標としています。
2.今年年度度の主な活動 ▶2016 年年度度 第1回 LAMP 法×医学⽣生学術交流流会 【⽇日時】 ︓:2016 年年 6 ⽉月 18 ⽇日(⼟土) 10:00〜~18:00 【場所】 ︓:東京⼥女女⼦子医科⼤大学 【⼈人数】 ︓:30 名 【内容】 ︓:医療療制度度・災害医療療 医療療系学⽣生と法学部系学⽣生の新⼊入⽣生に LAMP を認知してもらうための合同新歓を兼ねて開催しました。 LAMP らしい王道テーマの⼀一つである「医療療制度度」と、熊本地震を契機に考えておきたい「災害医療療」をトピッ クとして選びました。 新⼊入⽣生でもわかりやすいレクチャーやワークショップを⾏行行い、知識識を深めました。 ▶2016 年年度度 オンライン LAMP 【⽇日時】 ︓:2016 年年 7 ⽉月 15 ⽇日(⾦金金) 21:30〜~23:00 【場所】 ︓:Skype にて 【⼈人数】 ︓:9 名 【内容】 ︓:電⼦子カルテの功罪 LAMP の中では初めての試みである、Skype というツールを利利⽤用したオンライン上での勉強会を開催しました。 北北海道からの参加者もおり、距離離や時間という壁を越えた LAMP のイベントの形態の新たな可能性を開拓拓しまし た。 ▶2016 年年度度 第2回 LAMP 法×医学⽣生学術交流流会 【⽇日時】 ︓:2016 年年 10 ⽉月 23 ⽇日(⽇日) 10:00〜~18:10 【場所】 ︓:東京⼥女女⼦子医科⼤大学 【⼈人数】 ︓:50 名 【内容】 ︓:障害者福祉・安楽死・精神疾患・事例例検討(割りばし事件) 様々なテーマについて考えることができるアラカルトな勉強会を企画しました。 障害者福祉については、障害をもつこととはどういうことかについて、SCORP の掲げる⼈人権というテーマを念念 頭にディスカッションをしました。安楽死については、ディベートをすることで参加者同⼠士がより深い議論論をし ていました。精神疾患・事例例検討では参加者の興味のあるレクチャーを聞いていただき、専⾨門性の⾼高い話を⾝身近 に聞くことができました。 101
▶2016 年年度度 第3回 LAMP 法×医学⽣生学術交流流会 【⽇日時】 ︓:2016 年年3⽉月末 【場所】 ︓:東京⼥女女⼦子医科⼤大学 【内容】 ︓:少⼦子⾼高齢化 参加者さんからの意⾒見見を元に、これまで扱ったことのないテーマを抽出し、投票によって決まったテーマが、こ の「少⼦子⾼高齢化」です。今や⼈人⼝口の4⼈人に1⼈人が⾼高齢者である国を⽣生きている私たちにとって、今は勿論論、私た ち⾃自⾝身が⾼高齢者と呼ばれる世代になったときも避けては通れない問題について扱います。
2016 年年度度 第2回 LAMP 法×医学⽣生学術交流流会のディベートの様⼦子
3.今後の展望・課題 今年年度度は今までの LAMP にはない運営形態や企画を盛り込むことで、LAMP の魅⼒力力を更更に広げることができまし た。これは、事前に予定の共有や把握を綿密に⾏行行うことで、安定した余裕のある運営や、新規スタッフの加⼊入に よる多様性が⽣生み出した賜物でしょう。来年年度度も参加者さんのニーズに出来るだけ則したイベントを開催できる よう、深みのある勉強会が開催できることを期待しております。
⽂文責│帝京⼤大学3年年
102
上垣怜怜央
LARF(Learn About Refugee Project)│SCORP 1.活動理理念念 LARF は貧困について考えるプロジェクトです。近年年は主に⽇日本の貧困について考えています。現在⾒見見えている 貧困だけではなく、貧困の裏裏に存在する原因、⼈人々の関係、社会的背景を考察します。
2.今年年度度の主な活動 スタディツアー ・釜歩きツアー 【⼈人数】9 ⼈人 【⽇日時】7 ⽉月 18 ⽇日 【内容】⽇日本の3⼤大ドヤ街である「釜ヶ崎」を訪問し、釜ヶ崎の成り⽴立立ちや、実際に釜ヶ崎で活動されている団 体のスタッフの⽅方にご講演いただき、街歩きをしました。 ・⼭山⾕谷スタディツアー 【⼈人数】7⼈人 【⽇日時】3⽉月28⽇日 【内容】多くの簡易易宿泊所が⽴立立ち並ぶ地域の1つである「⼭山⾕谷」を訪問し、⼭山⾕谷の成り⽴立立ちや、実際に⼭山⾕谷で活 動されている⼭山友会様のお話をお聞きしました。⼭山⾕谷の街を案内していただいたり、 「いきがいプロジェクトの ⼀一つである⼈人形作りを体験したり、また実際に⼭山友会様の事務所を訪問されている⽅方と⼀一緒に昼⾷食をいただきま した。
3.今後の展望・課題 イベント開催の回数が少なかったためもあって、スタッフの数も減ってしまいました。2017 年年度度は回数をふや し、もっと多くの⽅方に貧困について考える場を提供していき、またドヤ街以外にも訪問していきたいです。 ⽂文責 | 旭川医科⼤大学 2 年年 飯沼実⾹香
103
9. 臨臨時プロジェクト 災害時におけるヘルスリテラシー向上のための啓発プロジェクト 1. 本プロジェクトの概要 現在、⽇日本では地震によって避難所⽣生活中に命を落落としてしまう⼈人が多くいます。その原因としてエコノミーク ラス症候群や感染症が挙げられるが、それらは知識識があれば予防できるものです。しかしながら、その予防の知 識識は平時並びに災害時にも市⺠民に正確に提供されにくいことが多くあります。また市⺠民に正確に提供されたとし ても、実際にその予防の重要性が伝わりいくことが多く、予防法実践のきっかけを被災者の⽅方々がつかめず状況 が悪化してしまうことが⾒見見受けられます。 このような状況を踏まえて、IFMSA-Japan、そして医療療系学⽣生という⽴立立場を活かし、被災者や他の⼤大学⽣生を始 め、より多くの⽅方々を対象に⾃自分達が発信する機会を持つことで、被災者の⽴立立場になった時にその⽅方々⾃自⾝身の⾏行行 動を促すきっかけづくりをしたいと考えました。それゆえ、「急性期から中⻑⾧長期を⾒見見据えた⽀支援を⾏行行い、被災者 のヘルスリテラシーの向上させることで、⼆二次災害を予防すること」を⽬目標にプロジェクトを⽴立立ち上げました。
2. 今年年度度の主な活動 2-1. 時期別の活動 7 ⽉月 キックオフミーティング 8 ⽉月 ⾷食中毒、エコノミークラス症候群、誤嚥性肺炎、サルコペニアについてオンライン勉強会を開催 9 ⽉月 熊本県益城町にて避難所での啓発活動を計画するが台⾵風にて中⽌止 10 ⽉月 NGA で SCO ラボとして 『平時から考える、いざ有事に対応できる医療療の場をより増やすためには (SCOPH ×SCORP)』ワークショップを開催 11 ⽉月 ⾏行行動指針案について議論論、12 ⽉月の熊本での啓発活動への準備 12 ⽉月 熊本県南阿蘇村にて福井⼤大学⼭山村先⽣生ご引率率率のもと深部静脈⾎血栓症検診にて啓発活動を実施 1 ⽉月 ACTION-Project のイベントで知り合った CWS Japan ⼩小美野剛⽒氏を招いてプレゼンの⼿手法の学習、⾏行行動 指針案の推敲を⽬目的にしたイベントを開催 2 ⽉月 啓発資料料の改定や⾏行行動指針案の作成、インフォグラフィックスチームとの共同制作 2-2. 主たる活動ごとの報告 ■NGA での WS について 参加者︓:スタッフ 5 名、全体約 20 名 概要︓:避難所での状況を踏まえて、被災地と被災地以外で、避難所で重要になる疾患に対してできることを考え てもらい、ディスカッションしました。それらの意⾒見見は⾏行行動指針案の参考にもします。 成果︓:ワークショップでは、現地での⼩小規模チームでの活動、企業との協⼒力力、物資や募⾦金金を送ることなどについ て、疾患の特徴を踏まえた具体的かつ建設的な意⾒見見が多く出され、⾏行行動指針案を考える際の参考となりました。 ■熊本での啓発活動について 参加者︓:6 名 概要︓:福井⼤大学の⼭山村修先⽣生が阿蘇で⾏行行う深部静脈⾎血栓症の検診のお⼿手伝いをしながら、啓発活動を⾏行行いました。 成果︓:啓発活動では避難者の⽅方の優しさも相まって、資料料を配るだけにとどまらず、その説明したり運動を⼀一緒 にしたりすることができました。また、避難者の⽅方たちとのコミュニケーションを通じて、被災地での⽣生活で何 が困るのかもっと聞きたい、啓発活動の時間的な効率率率化をより図りたいなどと今後の活動に向けてのヒントも各 ⾃自得られたように思われました。 104
■CWS Japan ⼩小美野⽒氏を招いたイベントについて 参加者︓:5 名 概要︓:この⾏行行動指針案について、ゆくゆくは外部団体へのマーケティングも視野に⼊入れています。それに向けて 不不⾜足しているプレゼン能⼒力力や資料料のまとめ⽅方などを⼩小美野⽒氏にご教授いただくイベントです。 成果︓:既存の⾏行行動指針案を更更に改善し、外部団体へのマーケティングも視野に⼊入れる⽅方法とその道筋を知ること ができました。今後はこれらのことをプロジェクト内で共有し、さらに意⾒見見を出し合い推敲していく必要があり ます。
3. ⽬目標の達成度度合いと活動の評価 ■⽬目標 1. 現地にてご活躍されている医療療従事者の⽅方々と I-J 臨臨時プロジェクトメンバーとともに、 被災情報の共有・現状 把握並びに⼆二次災害予防に関する情報収集を⾏行行います。 (結果) 啓発資料料を作るにあたり様々な資料料、⽂文献を参照し、前述した 4 つの疾患に関して重要性を理理解し、正確な知識識 を⼿手に⼊入れられました。また福井⼤大学の⼭山村先⽣生からのご助⾔言、7 ⽉月の ACTION-Project イベントでお会いした DMAT の先⽣生のお話などから、より幅広い知識識や被災地での組織体制についての理理解も深めることができました。 被災地でのアンケートは実施できず、被災者の⽅方との会話を通じた情報収集についても不不⼗十分に感じたメンバー がおり、⼀一次情報へのアクセスには課題がありました。 ■⽬目標 2 上記の情報を総合した被災者向けの啓発資料料を作成またはすでに現地に配布されている資料料を活⽤用します。 (結果) 12 ⽉月の熊本での啓発活動に向けて、重要疾患についての啓発資料料を作ることができました。また。そのときの 反省省やメンバー間の話し合いを通して、それからさらに視覚に訴える資料料作りを⽬目標に改定しました。 その他、動画の作成などもメンバー間で提案があったが、それについては実現できていません。また、医療療系学 ⽣生、その協⼒力力者が動くためのマニュアルも作成できませんでした。 ■⽬目標 3 I-J 臨臨時プロジェクトメンバー内共有し、彼らと協⼒力力して被災者への啓発活動を⾏行行います。 (結果) 12 ⽉月に熊本での啓発活動を⾏行行いました。⽬目標は達成できたと⾔言えるが、3 回の企画のうち 1 回のみの実施とな ってしまったことが残念念です。 ■⽬目標 4 啓発時にエコノミークラス症候群についての認知度度を図るためのアンケートを⾏行行い、この啓発活動の効果を図り ます。 (結果) 実施できていません。 ■⽬目標 5 今回⾏行行ったアンケートをもとに、熊本地震の被災者におけるエコノミークラス症候群の認知度度を集計し、次の災 105
害が起こった際の医療療系学⽣生としての⾏行行動マニュアル作成の⼀一環につなげます。 (結果) アンケートを実施していません 。
4. 今後の展望 今年年度度の⽬目標のうち、達成できたものは半分程度度であったが、その中でも啓発資料料を完成させ実際に啓発活動に 結び付けられたことはとても⼤大きな成果でした。また、インフォグラフィックスチームとのコラボ企画で新たな データや資料料のみやすさについても考えることができました。この経験をもとに現在の資料料をより完成度度を⾼高め、 今後被災地のために何かしたいと思う医療療系学⽣生に対して、IFMSA-Japan としてこのノウハウを提供・共有し たいと考えます。 現在、⾏行行動指針案は形になってきているが、有事の際に現地⼊入りするために外部団体と協⼒力力を取る段階には⾄至ら ず、また IFMSA 内に有事の際に学⽣生が動けるための仕組みを敷くための現実的な⼿手段には移すことができてい ません。 特に NGA の SCO ラボ以降降、プロジェクト内メンバーで⽬目的意識識を⾼高めるために、キャッチフレーズとしてこの プロジェクトの呼び名を、 「ジブメディ=⾃自分がメディアになる×⾃自分達は医療療系学⽣生」とし、 「ジブメディプロジェクト」と呼称しました。もともとプロジェクト名は⽬目的を⽰示していたが、⻑⾧長すぎたことも あり、メンバーでさえ、正式名称をいうことができにくく、またメンバー全員の⽅方向性が⼀一致しにくいことも考 えらました。したがって、この「ジブメディプロジェクト」と呼称することで、メンバー全員の⽅方向性が⼀一致す るように努めたことは、チームビルディングをしていく上で、⼤大きな成果となったと考えられます。 今年年度度は疾患に関する学習や⾏行行動指針を作成する上での周辺事項を知ること、プロジェクト内で共有することに 主となってしまい、なかなか現実的なフェーズに駒を進めることができませんでした。 そのため、今年年度度の経験を元に来年年度度にまた臨臨時プロジェクトとして申請をすることを考えています。主観です が、今年年度度の反省省点としてメンバーの問題意識識をうまく踏まえられなかったこと、メンバー間でプロジェクトの 理理想像を明確に共有できなかったことが挙げられます。さらに、臨臨時プロジェクトということで、理理事も含めた 資料料等の共有をどのようにし、プラットフォーム構築に多くの時間が割かれてしまいました。今後、今年年度度の活 動を無駄にせず⽬目的を完結させるために、今まで⾏行行ってきた啓発活動の内容充実とその実⾏行行のための体制つくり を主体とし、メンバーの問題意識識をそこに組み込んだ上でシンプルなイメージでゴールを共有したいと考えます。 そして最終的には、医療療系学⽣生がいざ有事の際に、⾃自ら積極的に動いていけるようなノウハウを共有し、実践の ためのきっかけづくりの場を提供できる機会を少しでも増やしていけるようにしたいと思います。 ⽂文責 | 新潟⼤大学 5 年年 ⽯石倉枝美⾥里里
106
Ⅲ.会議報告 Conference Report
10. National General Assembly│⽇日本総会 第 14 回 ⽇日本総会 活動報告 1.⽇日本総会について 「⽇日本総会」は⼀一年年に⼀一度度、⽇日本全国から医療療系の学⽣生が約 400 ⼈人以上集まる IFMSA-Japan 最⼤大のイ ベントです。今年年度度で 14 回⽬目を迎え、IFMSA-Japan の活動を⼀一つに凝縮させた、密度度の⾼高いものとなっ ております。 様々なフィールドで活躍される特別講師の先⽣生によるレクチャー、お互いに意⾒見見を交換し⾼高め合うワーク ショップなど⾃自⼰己をスキルアップする様々なプログラムをご⽤用意しています。もちろん、例例年年⼤大好評をいた だいているパーティー、⾷食事会といった楽しいプログラムを通して全国から集う仲間たちと親睦も深められ ます。 このように、⽇日本総会にはあらゆるプログラムを通して”仲間と共に学び、考え、語り合う場”があります。 様々な医療療の分野で学ぶスタッフが、⽇日本全国、そして世界をフィールドに活躍し得た経験を注ぎ込み、皆 さまに新しい出会いを提供いたします。 今年年のテーマは「Follow Your Heart」 ⽬目まぐるしく変化していく今⽇日の社会では、ふと⽴立立ち⽌止まって⾃自分を振り返る時間はなかなかありません。 今過ごしている⽇日常は「⾃自分のやりたいこと」に近づいているでしょうか。⾃自分の⼼心の赴くままに、やりた いことはできていますか。 そこで、私達スタッフとともに IFMSA-Japan の活動を通じて、「⾃自分のやりたいこと」ひいては「夢」へ の⼀一歩を踏み出してほしいという願いを込めてこのテーマにしました。
109
2.概要 企画名
第 14 回
IFMSA-Japan ⽇日本総会
14th National General Assembly 形態
学⽣生会議
分野
医学/医療療/社会学/教育/公衆衛⽣生/啓蒙活動
会期
2016 年年 10 ⽉月 8 ⽇日(⼟土)〜~10 ⽉月 10 ⽇日(⽉月)
会場
国⽴立立オリンピック記念念⻘青少年年総合センター 住所︓:〒151-0052 東京都渋⾕谷区代々⽊木神園町 3 番 1 号 公式 HP(URL)http://nyc.niye.go.jp
規模
403 名
参加者総数 主催
国際医学⽣生連盟 ⽇日本
(IFMSA-Japan)
運営
第 14 回⽇日本総会運営委員
後援
公益社団法⼈人
協賛企業
<ゴールドスポンサーシップ>
(Organiazing Committee)
⽇日本医師会
株式会社 メック様 株式会社 ⽺羊⼟土社様 <NGA ブース出展協賛> 株式会社 メック様 協⼒力力学⽣生団体
・ALSA Japan
アジア法学⽣生協会ジャパン
・Asian Medical Students' Association Japan(AMSA-J)アジア医学⽣生連絡協議会⽇日本⽀支部 ・Japan International Medical-ESS Students' Association(JIMSA)⽇日本国際医学 ESS 学⽣生連盟 ・jaih-s ⽇日本国際保健医療療学会・学⽣生部会 ・JPCA Student & Resident Section
⽇日本プライマリ・ケア連合学会 学⽣生・研修医部会
・Medical Future Fes ・医療療系学⽣生団体 Mi《みー》 ⽬目標
⽇日本中の医療療系学⽣生が⾃自信の⼤大学や学部、興味分野を超え全国の医療療系学⽣生と交流流することが出来る機会 を提供する。 また、さまざまなコンテンツを通して、⾃自分の活動をより豊かなものに、お互いに⾼高めあう機会を設ける。
期待される成果
⽇日本中の医療療系学⽣生が、⾃自信の⼤大学や学部、興味分野を超え全国の医療療系学⽣生と交流流することが出来る場 を提供する。
団体 Web サイト
110
特設 HP(URL)http://ifmsajapannga.wix.com/14thnga
3.⽇日程表 【1⽇日⽬目】
【2⽇日⽬目】
【3⽇日⽬目】
12:00-12:30
Welcome Session
7:00-8:00
朝ヨガ
7:00-8:30
朝⾷食
12:30-13:00
開会式
8:00-8:30
朝⾷食
8:30-9:30
留留学報告会
13:30-14:30
SCO祭り・企業外部団体
8:30-9:30
代表者WS
ブース
10:00-11:30
Training
10:00-11:00
テーマセッション
/I-Jの未来を考える
11:30-12:30
SCOラボ
/国際会議報告会
14:30-15:00
フリートーク
15:00-16:30
SCO Session
11:30-12:30
WS
12:30-13:30
昼⾷食
17:00-18:00
⼣夕⾷食
13:00-14:30
昼⾷食
14:00-15:30
マスターレクチャー
18:00-19:00
Pre総会本会議
15:00-16:30
テーマセッション
16:00-16:30
閉会式
19:00-20:00
総会本会議
20:00-21:30
Party(学年年集会)/総会
17:00-18:00
マスターレクチャー
本会議
18:00-19:00
/LTP
21:30-22:00
総会本会議
19:30-20:30
外部団体プレゼン
22:00-
ナイトセッション
20:30-21:30
/LTP
21:30-22:00
地域別Dinner
22:00-
Party
/LTP
Party/総会本会議 総会本会議 ナイトセッション
4.各プログラムの概要
1 ⽇日⽬目 Welcome Session 初めて⽇日本総会または I-J に参加する学⽣生向けのセッションで、IFMSA や 6 つの委員会だけでなく、 ⽇日本総会そのものについても説明を⾏行行いました。また、ワークショップを⾏行行い、IFMSA イベント初参加 者同⼠士の交流流の場となりました。 開会式 参加者が⼀一堂に会し、⽇日本総会運営委員⻑⾧長が⽇日本総会の開会宣⾔言を⾏行行いました。続けて、代表挨拶、医 師会会⻑⾧長挨拶が読み上げられました。 SCO 祭 IFMSA-Japan の 6 つの常設委員会(SCO: Standing Committee On の略略)がブース形式で参加者に説 明します。各常設委員会がテーブルごとにそれぞれで興味を持った少数の参加者に対して活動紹介、魅⼒力力 などをプレゼンテーション形式でアピールしました。SCO 祭りの終盤では外部企業 MEC 様による参加者 に対するプレゼンテーションも⾏行行われました。
111
SCO Session SCOPE/SCORE 留留学に⾏行行くには、何が必要でしょうか︖?英語⼒力力はもちろんですが、やはり向こうの⼈人たちと仲良良くなる には話のネタを準備しておく必要があります︕!海外の⼈人に聞かれそうなトピックを⼀一つ考え、それについ て発表し合いました。普段英語でこのようなことをやることがないながら、参加者も意⾒見見を出し合って頑 張っていました。 SCORP SCORP では、⾝身近な⼈人の困難に⽬目を向け、尊重・共感する意識識を持ってもらうために、精神疾患を題 材としてセッションを提供しました。 SCORA ⾃自分は LGBTs ではないから関係ない、まわりにいないから考えなくていい、そう感じている⽅方々に、 ⾃自分の⾝身近にあることとして考えてもらうために、もし⼤大切切な⼈人が LGBTs だったら︖?という問いかけを 通してより深く考える機会を提供しました。また、性と向き合いながら⾃自分について考えることができま した。 SCOME SCOME の Session では、「相⼿手の気持ちを考え寄り添う」というテーマの元、即興演劇を通したグル ープディスカッションを⾏行行い、⾝身近な⽣生活の場⾯面から実際の医療療現場を想定した場⾯面まで、多様な解決の 難しい場⾯面での思いやりのあり⽅方を学ぶことができました。 SCOPH SCOPH は肺癌検診の受診率率率向上をめざすワークショップを通じて、ソーシャルマーケティングの⼿手法とそ の重要性について学ぶ機会を提供し、公衆衛⽣生という分野の意義や⾯面⽩白さを参加者に体感してもらいました。
SCO Dinner 各 SCO Session で顔を合わせた参加者同⼠士の親睦を深め、またより SCO のことを知ってもらう機会 として、それぞれの SCO Session に参加したメンバーごとに集まって⼣夕⾷食をとりました。 Pre 総会本会議 総会本会議に参加する⼤大学代表者を対象に、総会本会議の意義や⽬目的、投票や選挙の仕組みなどをわか りやすく説明し、総会本会議にコミットしやすくしました。また、総会本会議の進⾏行行そのものをスムーズ で有意義なものにすることができました。 Party 学年年集会 参加者全員が⼀一同に集まり、パーティーの実⾏行行委員による催し物やフリートークなどを通じて、学年年別、 地域別に分ける、⼆二⽇日⽬目は仮装⼤大会にするなどの⼯工夫も加えながら、参加者のさらなる交流流を深める事が できました。
112
総会本会議 1 ⽇日⽬目 総会本会議とは団体会員によって構成される I-J の最⾼高意思決定機関であり、I-J の運営の基盤である 定款・細則の変更更、次年年度度理理事の選出、新規加盟団体承認など I-J 最重要項⽬目の変更更や決定を⾏行行う会議で す。各加盟⼤大学の代表が出席し、各⼤大学が⼀一票ずつの投票権を持ちます。 詳しくは総会本会議議事録を参照ください。 ナイトセッション ⼀一⽇日話しても、話し⾜足りない参加者のために、クリエイター達が幅広くて、多様なテーマを⽤用意して、 テーマごとに集まり、夜な夜な話す機会を与えるコンテンツです。ナイトセッション 1 ⽇日⽬目は、カワイ イはつくれる︕!#Beauty & Makeup、コミえもんカフェ〜~⼈人⽣生のターニングポイントとは〜~、Music Bar BUNBUN、〜~旅友を全国に作ろう〜~写真好きも集まれ︕!、医療療系学⽣生のための恋愛♡講座〜~初級編〜~、 SCORA とあなたのアブナイ夜会〜~はじめての♡♡はいつですか︖?〜~、うさぎとかめと浪浪⼈人と〜~ガラクタ 話しから⾒見見える各々の⼈人⽣生、ぬいぐらー部屋
以上の 8 つのテーマがあり、参加者は興味のあるテーマ
の部屋に参加し夜な夜な語りあうことができました。
2 ⽇日⽬目 朝ヨガ 朝からヨガをすることで、寝ている体を⽬目覚めさせ、気持ちのいい⼀一⽇日のスタートを切切ることができま した。更更に、⼼心⾝身を整える、集中⼒力力が⾼高まる、頭が冴える、気持ちが前向きになるといったヨガの効果を 活かして、⽇日本総会中の様々なセッションに取り組むことができました。 代表者 WS 普段はメーリスのみの交流流しかない⼤大学代表者と地域担当官がオフラインで顔合わせして話すことで、 I-J に関わっている 1 ⼈人だということを意識識してもらうことができました。また、⼤大学代表者同⼠士の交流流 をより密なものとし、今後の地域イベント等で連携が取れるようになりました。 Training リーダーシップ、マネジメント、モチベーション、プレゼンテーションなどといった、将来社会⽣生活を 送る上で実⽤用性の⾼高いソフトスキルを、座学ではなく、実践で、体を使って感じて学ぶことができました。 今年年は、プレゼンテーション、⼈人材育成、モチベーション①、モチベーション②、リーダーシップ、ファ シリテーション、Negotiation、マネジメントの 8 つのセッションが提供されました。 IFMSA-Japan の未来を考える WS IFMSA-Japan は団体の理理念念に「社会貢献や国際社会とのつながりの下、幅広い視野を持った医療療⼈人を育成 し、より良良い社会を⽬目指す」を掲げており、その理理念念を実現するために種々の活動を⾏行行っています。今後 I-J が より社会に貢献していくためには、学⽣生の声を発信する機会を増やしていく必要があると考え、そのためには I-Jとしてどのような⽅方法が取り⼊入れることが出来るのかを、⼤大学代表者を交えて話し合うことができました。 113
テーマセッション
①
『愛〜~⾃自分と繋がる〜~』というテーマで、普段はじっくりと考えることのない⾃自分のことを考えてみま した。過去の⾃自分に⼿手紙を書いたり、未来の夢についてみんなと語ったりして、今を⽣生きる⼤大切切さを感じ、 愛が溢れた時間となりました。 マスターレクチャー
2 ⽇日⽬目
2 ⽇日⽬目のマスターレクチャーは、柏⽊木祥太⽒氏による「もっと、⾃自由に⽣生きる」、庄司茂⽒氏による「⾃自分 の殻の破り⽅方
〜~グローバル・マネジメントの視点から考える」、鎌⽥田華乃⼦子⽒氏による「People, Power,
Change ⼈人々の⼒力力で社会を変えるコミュニティオーガナイジング」、⻄西川礼華⽒氏による「⽇日本の⼥女女⼦子⼒力力が 世界をかえる」の 4 名の講師による講演が⾏行行なわれました。医療療系だけではなく様々なフィールドの第 ⼀一線で活躍される先⽣生⽅方のお話は、我々医療療系学⽣生にとって新鮮で、しかし充実したものでした。 LTP LEO/LORE Training Program の略略称で、各⼤大学の留留学⽣生の受け⼊入れや、送り出しを担当する、 LEO/LORE を対象に講習会が⾏行行なわれました。通常は⽇日本総会とは異異なった時期に⾏行行なっていますが、 ⽇日本総会を知ってもらい留留学以外の I-J にも興味を持ってもらえるように同⽇日開催にしました。 外部団体プレゼンテーション I-J と提携している外部の学⽣生団体の活動もぜひ⽇日本総会に来た⽅方にも知ってほしいもらいたく、8 つ の学⽣生団体にプレゼンを⾏行行ってもらいました。協⼒力力頂いた学⽣生団体は、前項の 2.概要︔;協⼒力力学⽣生団体の 項⽬目をご参照ください。 地域別 Dinner 2 ⽇日⽬目の夜ご飯は、I-J が定めた地域区分に従って地域担当官を中⼼心に集まって⾷食べました。普段は地 域を意識識することがないものと、この場で改めてその重要性を認識識し、交流流を深めることができました。 また、このプログラムの後に続く Party 地域別集会での作戦会議を⾏行行いました。 Party
地域別集会
地域別集会では各々が仮装して⾃自分を覆う壁を⾃自ら取り払い、より密接な交流流ができました。さらに代 表を地域ごとに輩出し、代表たちのなかから仮装⼤大賞を選びました。 総会本会議 総会本会議とは団体会員によって構成される I-J の最⾼高意思決定機関であり、I-J の運営の基盤である 定款・細則の変更更、次年年度度理理事の選出、新規加盟団体承認など I-J 最重要項⽬目の変更更や決定を⾏行行う会議で す。各加盟⼤大学の代表が出席し、各⼤大学が⼀一票ずつの投票権を持ちます。 詳しくは総会本会議議事録を参照ください。 ナイトセッション 2⽇日⽬目の夜も1⽇日⽬目と同様に、8つのテーマから夜な夜な語り合う場を提供しました。2⽇日⽬目になると内容も より濃いものになり、より⼀一層楽しむことができました。コミえもんカフェ 〜~シンプルに⽣生きよう︕!嫌われ る勇気〜~、Music Bar BUNBUN、SCORAとあなたのアブナイ夜会〜~はじめての♡♡はいつですか︖?〜~、うさ 114
ぎとかめと浪浪⼈人と〜~ガラクタ話から⾒見見える各々の⼈人⽣生、ナースのたまご図鑑、⽇日曜討論論〜~草⾷食系からの脱却を ⽬目指して、【必修】アイドル学総論論、どんぐり森〜~ジブリ好き集まれ︕!〜~
3 ⽇日⽬目 留留学報告会 SCOPE でノルウェーとポルトガル、SCORE でロシアへ留留学に⾏行行かれた 3 名の⽅方に留留学経験を話して いただきました。参加者に質問も募集し、それに対して答えていただきました。IFMSA の留留学の良良い PR になったと信じています。 国際会議報告会 IFMSA-Japan は、IFMSA を通して 122 カ国の医療療系団体との繋がりをもって活動しています。IFMSA の国際会議(世界総会とアジア太平洋地域会議)に参加して世界と繋がるからこそ得られる刺刺激や学びを 知ってもらうため、国際会議報告会を開催致しました。会議の説明と、会議参加者からの報告がありまし た。 テーマセッション
②
『勇気〜~みんなと繋がる〜~』というテーマで、⾃自分の夢の実現⽅方法を他⼈人に考えてもらうという違った 切切り⼝口から考え、最後に折り紙に書いた夢を1つのハートのドリームアートを作りました。いつもは意識識 しない”みんな”という存在を改めて感謝し、それぞれが勇気の湧いた空間となりました。 SCO ラボ ⽇日本総会は I-J すべての委員会が集結するにもかかわらず、これまでは独⽴立立したセッションしか持たず、 合同で何かするということはありませんでした。そこで今年年より、各委員会合同でセッションを⾏行行い、参 加者だけでなくスタッフにも有意義な時間を送れる機会を提供いたしました。 PH×RP ジブメディ いざ有事というとき、医療療系学⽣生がその強みを活かして助かる命を助けることが出来る機会を増やすため に、急性期における医療療系学⽣生の⾏行行動指針のマニュアルを⼀一緒に作成し、有事が起こった際には積極的に 何かを出来るようなきっかけづくりを提供しました。 PH×RP 健康権〜~予防医療療の限界を考える〜~ 『健康権〜~予防医療療の限界を考える〜~』という SCOPH×SCORP のコラボセッションを⾏行行いました。健 康を提供する医療療者として 21 世紀には予防なくして医療療は語れなくなるでしょう。ここで健康権という切切 り⼝口からその予防医療療について考えてみました。 ME×RA あなた以外あなたじゃないの〜~当たり前と思っていませんか︖?私とあなたの価値観〜~ ME×RA では⾃自分の価値観を⾒見見つめ直すセッションをしました。恋⼈人・⼈人⽣生・死などの普段はあまり考 えない質問を通して⾃自分の意⾒見見を整理理し、グループで話し合うことで、価値観の多様性を考え理理解する⼒力力 を培いました。 115
PH×ME
あなたと医療療を結ぶ多⽂文化解釈
医療療の知識識や技術、命を救うことは絶対的な善など、⾃自分にとっての当たり前というものが必ずしも社 会で通⽤用するわけではなく、医療療において異異なる⽂文化背景をもつ者が互いを尊重し合いながら 1 つのこ とを成し遂げるための⼼心構えを考えるきっかけを⼀一緒に考えることができました。 Ex×RP×RA 世界の性と⼈人権 Power of steps という⼿手法を⽤用いて、各国の(10 カ国)多様な性の⼈人物に成りきってその⼈人の⼈人権につ いて想像し、考えました。普段考えないようなトピックかとは思いますが、驚きを感じていた参加者が多 いように思います。今後、世界にも⽬目を向けて問題意識識を向けることにつながればと思います。 マスターレクチャー 様々な分野でご活躍されている以下の 3 ⼈人の先⽣生をお招きし、ご⾃自⾝身の経験を交えた特別講義をして いただきました。⼤大住⼒力力⽒氏による「⼀一⽣生の仕事が⾒見見つかるディズニーの教え」、⼩小川美農⾥里里⽒氏による「そ こに在る いのちの輝きに”気づく”歓び」〜~ホリスティック・コミュニティでの実践〜~、森尚⼦子⽒氏による 「⽣生と死の狭間で⽣生きること・愛すること〜~病と闘う⼦子どもと家族が教えてくれたこと〜~」。 閉会式 3 ⽇日間の⽇日本総会を締めくくり、各々、この総会で得たものを振り返る時間となりました。
5.今後の展望と課題 今年年の⽇日本総会は去年年のものを踏襲しつつ、新しいものも増やすのを⽬目標にして運営しました。具体的に は、 ・より参加型のものとするためにすべてのセッションの於いて原則討論論を中⼼心としたものとし、 ・スタッフと参加者間の交流流を増やすために SCO Dinner、地域別 Dinner、ナイトセッションと全体とし ての交流流時間を増やし、 ・異異なる委員会間でのスタッフの交流流意⾒見見交換を活発にするための SCO ラボ、 ・総会本会議とは別に、I-J の今後を⼤大学代表者と現理理事、次期理理事を中⼼心に考える時間、I-J 未来のワー クショプ などと、様々な点で、プログラムの変更更追加を⾏行行いました。いずれも、⾮非常に好評で、来年年度度以降降も続けて ⾏行行く予定です。 ⼀一⽅方で全体のタイムテーブルは⼈人の流流れを充分に考慮できていないものになり、運営スタッフには迷惑を 掛けてしまたこと、会場のことが直前の 2 週間前までわからなかったことが⼤大きな反省省点、課題となりま した。 IFMSA-Japan では⽇日本総会が各地域で⾏行行なわれるイベントに参加する契機となります。⽇日本総会後もス タッフが懸命に各プロジェクトに取り組むためにも、⽇日本総会をその報告、宣伝の場としていきたいです。 加えて、毎年年、イベントを開催していくうえで後進の育成に励んでいくことを合わせて課題としていきます。
116
6.振り返り、感想 今年年の⽇日本総会は、会場は変わりコンテンツを変え、など新たなことがたくさんあり、運営委員会全体が なれない環境下での運営を⾏行行う事となってしまいました。しかしそんな状態の中でも運営委員や I-J スタッ フが懸命に今の⾃自分に出来ることを模索索し⾏行行動に移してもらった結果、今年年の⽇日本総会も参加者に⼤大好評で 素晴らしものを残すことができました。本当に感謝の⾔言葉葉しかできません。ありがとうございます。 最後に、⽇日本総会の運営に協⼒力力してくださった、外部団体、講師の先⽣生⽅方、協賛企業様にはこの場を借り て厚く御礼申し上げます。 ⽂文責
|
久留留⽶米⼤大学 3 年年
笹栗栗誠
117
11. International Conferences|国際会議 General Assembly│世界総会 General Assembly(以下 GA) とは、毎年年2回、3 ⽉月と8⽉月に開催される IFMSA の国際会議であり、世界 122 カ国で活動している 130 の IFMSA 加盟団体(2016 年年 11 ⽉月現在)からそれぞれ最⼤大 16 名の代表団が参加しま す。IFMSA という世界的な連盟の運営⽅方針や理理念念達成のための議論論と会議を⾏行行う最⾼高意思決定の場であり、総 会本会議(Plenary)を始め、各委員会のセッションや交換留留学の契約、トレーニング、そしてテーマに沿った 講演などが⾏行行われます。
IFMSA General Assembly 65th August Meeting (AM2016) 1.概要 [⽇日程]: 2016 年年 8 ⽉月 1 ⽇日~7 ⽇日 [開催地]: プエブラ市、メキシコ [参加⼈人数]: 約 800 ⼈人 [テーマ]: Global Vaccine Action Plan [概要]: IFMSA-Japan からは理理事を中⼼心とした 13 名が代表団として参加しました。
2.⽇日程
118
3.各プログラム概要 Opening Ceremony | 開会式 メキシコ厚⽣生省省⼤大⾂臣そしてプエブラ市⻑⾧長の来賓始め、IFMSA President や AM2016 運営委員⻑⾧長などによる挨拶 と共に盛⼤大な開会式が⾏行行われました。会場は 17 世紀の修道院の建物で現在は美術館として有名なプエブラ市観 光名所、Museo Arte Virreinal でした。 Plenary|総会本会議 MM2016 で選出されなかった IFMSA Executive Board の役職と、それ以外の役員 Team of Officials(各 Regional Director, SCO Director, Support Division Director, Liaison Officer)、そして Supervising Council (監査)が選挙によって決定されました。AM2017 の開催地としてタンザニアが⽴立立候補し、選出されました。新 たに IFMSA 加盟団体として、トーゴ( AEMP-Togo)、コソボ(EMSA-Prishtina Kosovo)、ニカラグア (IFMSA-Nicaragua)、レソト(LEMSA-Lesotho)、シリア(SMSA Syria)、ナミビア(MESANA Namibia) 、 インド(MSAI India) 、そしてジンバブエ(ZIMSA Zimbabwe)が投票により認められました。IFMSA では、 様々な医療療保健問題に対し連盟としての正式な意⾒見見書を Policy Statement という形で外部に広く発信していま す。今回新たに採択された Policy Statement は、Comprehensive Policy Statement on Sexuality and Gender (性とジェンダー)/Ending AIDS by 2030(AIDS 撲滅)/Indigenous Health(先住⺠民族の健康)/ Mental Health (メンタルヘルス)/ Organ, Tissue and Marrow Donation & Transplantation(臓器提供と移植)に関する ものでした。また、今回可決された細則の新項⽬目の中で特に IFMSA-Japan にとって、そして IFMSA の価値観 にとっても重要であったのが Solidarity Fund という基⾦金金を規定するものです。これは、ベネズエラの加盟団体 FEVESOCEM が国内の経済状況によって団体加盟費が 5 年年間払えないという状況に対し、中⻑⾧長期的な解決策と して提案されていました。加盟団体には、加盟費を 2 年年間⽀支払わなければ IFMSA から脱退させられる危機があ ります。Solidarity Fund はベネズエラのように国の状況により脱退を余儀なくされている団体を救うため、各 加盟団体が加盟費の 3%分の⾦金金額を基⾦金金に寄付してその⽀支払いに充てよう、という計画です。新たな加盟団体も 加わり、またベネズエラのような団体を救うことにより、IFMSA が真に世界中の医学⽣生を代表している、とい う理理想に近づく⼀一歩となりました。会議に参加した IFMSA-Japan の代表団は、IFMSA-Japan への利利益や不不利利 益、そして IFMSA という国際社会に対する責任を果たすべく、議論論を重ねた上で投票しました。
Plenary での投票の様⼦子 119
Standing Committee Sessions|委員会セッション それぞれの委員会で扱われているテーマを中⼼心にレクチャーやワークショプに取り組みました。⼩小グループでの ディスカッションが活発に⾏行行われ、ディベートを⾏行行うこともありました。他にも、委員会合同で Joint Session を⾏行行ったり、IFMSA のトレーナーによるトレーニングも⾏行行われ、委員会の枠を超えての学びがありました。ト レーニングでは、IFMSA-Japan で取り組んでいるようなソフトスキルの修得に加えて、委員会別のスキルを磨 くコンテンツも提供されました。
セッションの様⼦子 Regional Meeting|地域会議 IFMSA の 5 地域のうち、IFMSA-Japan は Asia-Pacific Region (アジア太平洋地域)に属しています。 Asia-Pacific の加盟団体の参加者が集まり、地域特有の IFMSA の運営問題や、医療療・社会問題、そしてこれらの問題に対し て地域で協⼒力力して解決するための案を出し合うディスカッションを⾏行行いました。さらに、地域内で委員会ごとに 分かれてアジア太平洋地域にフォーカスした、委員会テーマにそったワークショップを⾏行行いました。また、 AM2016 からの新しい取り組みとして、Regional Meeting において Asia-Pacific Region の規約の改正などを ⾏行行うための地域版総会本会議を⾏行行いました。2017 年年のアジア太平洋地域会議(APRM)の開催国として当選し たカザフスタンによる招致プレゼンテーションもありました。 Theme Event|テーマイベント 今回の世界総会テーマである Global Vaccine Plan に関して、メキシコや世界で活躍する講師による講演と学⽣生 を交えたディスカッションがありました。イタリアやカナダから医療療政策、そして公衆衛⽣生のスペシャリストが 参加し、またメキシコからは教育や法律律、そして感染症や疫学の専⾨門家も交えた他分野のディスカッションとな りました。 Contract Fair|留留学契約 各国の留留学や⽂文化をアピールするためのポスターセッションがあり、IFMSA-Japan も⽇日本の魅⼒力力などを伝えま した。IFMSA-Japan の基礎研究交換留留学に関する委員会責任者と臨臨床交換留留学に関する委員会責任者の活躍に より、今年年は 82 件の臨臨床交換留留学と 45 件の基礎研究交換留留学の契約を結ぶ事が出来ました。
120
Contract Fair で契約を結ぶ臨臨床交換留留学に関する委員会責任者 Activities Fair|活動ポスターセッション Activities Fair では各国で実施されているプロジェクト紹介を、ポスター発表形式で⾏行行います。IFMSA-Japan からは ACTION と HLP が出展しました。コロンビアでは、アスペルガー症候群の⼦子ども達に乗⾺馬テラピーを実 施したり、リトアニアでは妊婦による飲酒率率率を減少するための活動 Mum, I want to be born sober などを⾏行行 っているそうです。エジプトでは、⼦子どもや⺟母親の喫煙が重⼤大な公衆衛⽣生問題であるとして、⼀一般市⺠民に対して 国内の⺟母⼦子の喫煙率率率の⾼高さとともに、喫煙のリスクの深刻さを啓発するイベントを各地で開催しているそうです。 それと同時に、医学部⽣生に対してタバコや受動喫煙のリスクを的確に説得⼒力力をもって患者に伝えるためのトレー ニングを、国中のキャンパスで⾏行行っているそうです。Rex Crossley Awards と⾔言い、選ばれた 10 個のプロジ ェクトが⼝口頭でのプレゼンテーションを⾏行行いその中から優秀な 3 プロジェクトが選ばれる賞がありますが、エジ プトは最優秀賞を獲得しました。 Social Program | ソーシャルプログラム 世界総会中は毎晩様々なソーシャルプログラムが準備されます。毎回開催される National Food and Drinks Party (NFDP)では、各国の参加者が飲⾷食物を持ち寄り、また伝統的な⾐衣装などに⾝身を包んで⽂文化交流流を楽しみ した。メキシコの踊りや⾷食べ物を楽しむ夜や、市内の観光ツアーもありました。
4.感想 メキシコという遠い地で治安の不不安も多少ありましたが、開催地のプエブラ市は安全で美しい町であり、現地の 学⽣生や市⺠民の⽅方達がとてもフレンドリーであったため⽇日本⼈人メンバーも 1 週間を楽しむことができました。今回 は、全てのメンバーと共に総会本会議での議題や投票について議論論を交わすという徹底した体制で臨臨んだため、 IFMSA-Japan として責任ある投票が出来たと感じています。また委員会セッションや Activities Fair にて世界 の学⽣生の活動に良良い刺刺激を受けることが出来たメンバーが多かったようです。今回の参加で得たことを IFMSA-Japan での活動に反映させているメンバーもいるので、こうして世界での学びを IFMSA-Japan に持ち 帰りより良良い活動をしていけたら、と思います。参加後は各参加者を対象にアンケート評価を⾏行行ったのでその結 果を元に、次回以降降の世界総会への参加がさらに実りある経験になるよう、そして今まで以上に IFMSA-Japan への還元ができるよう対策を練っていきます。 121
IFMSA-Japan 代表団メンバー
⽂文責│北北⾥里里⼤大学 3 年年
122
棚元なな
IFMSA General Assembly 67th March Meeting (MM2017) 1. 概要 〔⽇日程〕2017 年年 3 ⽉月 2 ⽇日〜~7 ⽇日 〔開催地〕Montenegro, Budva 〔参加⼈人数〕⼈人 〔テーマ〕NCDs(Non Communicable Diseases) 〔概要〕IFMSA-Japan からは 10 名が⽇日本代表団として参加しました。
2. ⽇日程
3.各プログラム概要 ◇Opening Ceremony|開会式 IFMSA の役員や運営委員の紹介、ポドゴリツァ⼤大学の理理事やモンテネグロ政府の⽅方々からの挨拶があり、参加 者を歓迎するモンテネグロの⽂文化芸能を堪能しました。 ◇Plenary|総会本会議 2017 年年 8 ⽉月に⾏行行われる世界総会を主催するタンザニアの学⽣生からのプレゼンテーションや、IFMSA を運営する 次年年度度の本部役員の選挙、選出が⾏行行われたりしました。IFMSA 本部の毎年年発⾏行行している Policy Statement の採 択も⾏行行われました。 ◇Standing Committee Session|委員会セッション 各委員会で扱うテーマに沿って、International Team による講義を聴いたり、ワークショップに取り組んだり しました。同じテーマを取り扱っていても、各国の抱える問題や事情はかなり多様で、深い学びを得ることがで きました。委員会合同で⾏行行われる Joint Session や公認トレーナーによるトレーニングも⾏行行われました。
123
◇Regional Meeting|地域会議 IFMSA-Japan はアジア太平洋地域に参加しました。各 NMO の直⾯面していることやその解決⽅方法について議論論 したり、SCO ごとに集まり同じテーマに取り組んだりしました。2017 年年度度 APRM の開催候補国として⽇日本が ⽴立立候補し、副代表国際業務の棚元がプレゼンテーションを⾏行行いました。選挙によって⽇日本での開催が決定し、会 議室は歓声に包まれました。 ◇Theme Event|テーマイベント 今回のテーマ(NCDs)に沿って外部講師(WHO インターンを経験した IFMSA 役員や NCDs に取り組んでいる NGO など)による講演をお聞きし、パネルディスカッションを⾏行行いました。その後、⼩小グループでディスカッ ションを⾏行行いました。 ◇Activities Fair|アクティビティーズフェア 各国の Project がブースを出展し、活動の紹介をする時間です。⽇日本では取り扱わない興味深いテーマに取り組 んでいることに加え、活動⾃自体の Sustainability や Evaluation まで⼯工夫していることは、⽇日本でも取り⼊入れる べきだと感じました。他国の活動紹介は、⾃自国での活動の良良いモチベーションとなりました。 ◇National Food and Drinking Party 100 カ国以上の世界総会参加国が各国のお菓⼦子や⾷食べ物、お酒を持ち寄って交流流する時間です。参加者は各国の ⺠民族⾐衣装に⾝身を包み、お互いの⽂文化に触れることができました。⾳音楽にのせて参加者皆で楽しく踊る姿が印象的 でした。
⽂文責 | MM17 ⽇日本代表団代表 福島県⽴立立医科⼤大学 3 年年 ⼤大塚天⼼心
124
Asia-Pacific Regional Meeting│アジア太平洋地域会議 Asia-Pacific Regional Meeting(以下 APRM)とは、IFMSA の公式地域区分である 5 つの地域において年年に 1 度度開催される地域会議のうちアジア太平洋地域で開催されるものです。アジア太平洋地域の IFMSA 加盟団体か ら代表団(今年年は定員各 16 名)が参加します。地域で取り組むテーマイベントを中⼼心に、各委員会のセッショ ンやトレーニング、活動紹介などが⾏行行われます。
1.概要 [⽇日程]︓:2016 年年 6 ⽉月 3 ⽇日~7 ⽇日 [開催地]︓:バンコク、タイ王国 [規模] ︓:200 ⼈人程度度 [テーマ]︓:Economic Medicine(医療療経済) [概要]︓:今回の APRM 開催は、IFMSA-Japan 新歓などと時期が被ったため⽇日程の調整が難しく IFMSA-Japan からの参加者はいませんでした。APRM の⽇日程調整は開催国に委ねられているため、今後の⽇日程は事前に各国の 都合を調査した上で決定してもらうよう、世界総会のアジア太平洋地域会議にて提案しました。各委員会セッシ ョンのプログラム資料料(Survival Kit)を共有してもらうなどして多少の情報は集まったものの、実際に参加す ることによって得られるものは⼤大きいので来年年以降降は IFMSA-Japan として参加できるようにもっと⼯工夫できた ら、と思います。今回の会議では APRM において初めて、総会本会議のアジア太平洋版が開催されました。本総 会では、来年年度度の APRM 開催国に⽴立立候補していたカザフスタンが投票により選出されました。
⽂文責│北北⾥里里⼤大学 3 年年
棚元なな
125
Ⅳ.運営報告 Management
Report
12. Executive Board|理理事会 理理事会 運営総括 1. 活動理理念念 IFMSA-Japan は、2000 年年頃に体制を⼀一新してから今年年度度で約 15 年年⽬目を迎えました。2016 年年度度は、近年年急速 に発展してきた団体の基盤をより盤⽯石なものにすべく、「社会貢献や国際社会とのつながりの下、幅広い視野を 持った医療療⼈人を育成し、より良良い社会を⽬目指す」という団体の理理念念に今⼀一度度⽴立立ち返り、これまでの運営の課題を ⾒見見直し、改変すべく尽⼒力力してまいりました。
2. 今年年度度の主な活動 (1)団体内の課題点の洗い出し 理理事⼀一同で、改めて現時点で団体内に散在している課題を洗い出しました。挙げられた課題は、スタッフ育成・ 団体のサスティナビリティ・加盟団体との連携・国際⾯面での発展など多岐に渡り、これらを解決すべく⽇日頃の業 務内容を組み⽴立立てていきました。今年年度度内に全てを解決は出来ませんでしたが、年年度度をまたぎ解決へ⼒力力を注ぐべ く、次年年度度の理理事へこれらの課題点を引き継ぎました。 (2)スタッフミーティングの開催 昨年年度度に引き続き⾏行行ったスタッフミーティングですが、今年年度度はスタッフのスキルアップを主な⽬目的とし、2 ⽇日 間に渡り開催しました。各スタッフの経験値・レベルによって異異なるニーズ応じるべく、種々のコンテンツを提 供しました。具体的な内容としては、複数のレベル別トレーニング、Support Office の活動紹介、来年年度度に向け たディスカッション(⽇日本総会、アジア太平洋地域会議誘致、2017 年年度度理理事の紹介と年年次活動計画について) などを⾏行行いました。 (3)総会本会議の活性化 IFMSA-Japan の最⾼高意思決定機関である総会本会議をわかりやすく、更更に、IFMSA-Japan と加盟団体の双⽅方に とってより有意義なものにすべく尽⼒力力しました。具体的には、総会本会議前に「Pre 総会本会議ワークショップ」 を⾏行行い、総会本会議の意義やルールについて詳しく説明しました。 (4)定款・細則の改訂 団体の公平性を担保し活動の幅を広げるべく、⼀一部定款・細則に⼤大幅な変更更を加えたほか、昨年年度度に引き続き、 各委員会・各部署の業務を効率率率化し、曖昧な部分を減らすため、細部に⾄至る修正案を総会本会議に提出いたしま した。
127
(5)⽇日本総会におけるワークショップ主催 ⽇日本総会にて、IFMSA-Japan にとって新たなツールとなる Policy Statement について会員に提案すべく、 「IFMSA-Japan の未来を考えるワークショップ」を⾏行行いました。Policy Statement とは、ある特定の社会・保 健医療療問題に対する、団体の⽴立立場を表明する公式な⽂文書のことで、IFMSA 本部でも取り⼊入れられています。 IFMSA-Japan から社会へ働きかける新たな⽅方法として Policy Statement というツールの導⼊入を⾏行行いました。 (6)スタッフインターンの⾃自動化 これまで、スタッフ登録希望者に対して理理事が⼿手作業で⾏行行ってきましたスタッフインターン(スタッフ登録希望 者に対して⾏行行う講習)を、今年年度度半ばより⾃自動化しました。これにより、より短時間で円滑滑にスタッフインター ンに取り組むことが可能になり、また理理事業務の軽減につながりました。
3. イベント⼀一覧 2016 年年 4 ⽉月 19, 22
5 ⽉月
第 1 回定例例理理事会
9 ⽉月
Skype
12
2017 年年度度理理事選挙公募公⽰示 ML
14
北北海道新歓
北北海道
21
第 3 回定例例理理事会
21
東海信州新歓
愛知県
24
2017 年年度度理理事選挙再公募公⽰示 ML
22
北北陸陸新歓
富⼭山県
28
東北北新歓
宮城県
29
関東新歓
東京都
10 ⽉月 8-10
3-7
アジア太平洋地域会議
11
四国新歓
⿃鳥取県
12
関⻄西新歓
18 26
タイ
12 ⽉月 9
2017 年年度度 Officials 公募公⽰示 ML
⼤大阪府
18
卒業⽣生を送る会
中国新歓
徳島県
29
2017 年年度度 Officials 再公募公⽰示 ML
九州新歓
福岡県
16
第2回定例例理理事会
24-30
第1回臨臨時総会本会議
東京都
2-8 ML
8⽉月 第 65 回 IFMSA 夏の世界総会 メキシコ Seniors Club Meeting
東京都
2017 年年 3 ⽉月
7 ⽉月
128
第 14 回 IFMSA-Japan ⽇日本総会 東京都
6 ⽉月
1-7 27
Skype
東京都
第 67 回 IFMSA 春の世界総会 モンテネグ
ロ 18-27
第2回臨臨時総会本会議
ML
25
第 4 回定例例理理事会
25-26
第 1 回スタッフミーティング 東京都
東京都
4. 今後の展望・課題 (1)団体理理念念の浸透と、それに基づく活動の展開 IFMSA-Japan は近年年、個⼈人会員約 750 名・スタッフ約 300 名の⾮非常に⼤大規模な団体へと成⻑⾧長してきました。 活動は国内外で多岐に渡り、会員は様々なレベルで活動へ関わっています。それ故、私たちの活動の原点である 理理念念「社会貢献や国際社会とのつながりの下、幅広い視野を持った医療療⼈人を育成し、より良良い社会を⽬目指す」を 浸透させることの重要性を、今年年度度強く感じました。団体として結束し堅実な活動を展開していくためにも、今 後、IFMSA-Japan に関わる全ての⼈人にこの理理念念がしっかりと伝わって⾏行行くことを切切に願います。 (2)スタッフの育成 スタッフのスキルアップについて、現在の IFMSA-Japan では主に、それぞれの活動を通して各々が学んでゆく という形を取っています。この場合スタッフのモチベーションだけでなくその部署の意向に⼤大きく左右されるた め、流流動的になりやすい点が課題です。⼈人材育成システムを作ることでスタッフの活動の質を向上させること、 また団体の継続性という⾯面において IFMSA-Japan を担うスタッフを育てることが、⾮非常に重要だと考えます。 (3)⽇日本総会の意義・⽬目的の⾒見見直し 今年年度度で 14 回⽬目の開催となった⽇日本総会は、これまで、幅広い参加者層に合わせて様々なテーマに基づいたプ ログラムを提供してきましたが、それ故に会全体のまとまりに⽋欠ける部分や、企画が似通ってしまうなどの問題 点が挙げられるようになりました。来年年度度で 15 回⽬目の開催を迎えるにあたり、今⼀一度度、⽇日本総会の最終⽬目標や ターゲット層を明確化し、今以上に有意義な会を作り上げてくれることと期待しています。 (4)⼤大学代表者・加盟団体との連携強化 IFMSA-Japan には⽇日本全国から多くの⼤大学が団体会員として加盟しており、これが団体としての発⾔言⼒力力の基盤 となっていると考えています。団体が⼀一丸となって社会へ働きかけるためにも、加盟団体との連携を強化してい くことが今後⾮非常に重要と考えています。また、団体会員から「IFMSA-Japan に加盟していることのメリット がわかり⾟辛い」という声を聞くこともしばしばあり、団体会員と IFMSA-Japan の双⽅方がメリットを⾒見見出せる新 たな価値の創出も、⻑⾧長期的には検討すべきと考えています。 (5)情報発信の強化・コミュニケーションの円滑滑化 理理事会では⽇日頃から様々な活動を⾏行行っていますが、個⼈人会員・スタッフから「何をしているのかわかり⾟辛い」と いう声を聞くこともありました。これを受けて年年度度末に開催したスタッフミーティングでは、Support Office(副 代表 3 名、会計、事務局⻑⾧長)から活動内容を紹介する時間を設けました。また、団体会員からは「交換留留学制度度 以外にどんな活動をしているのか良良くわからない」という意⾒見見をもらうこともありました。団体の透明性を担保 し繋がりを強固なものにするためにも、様々なレベルで、関わっている⽅方たちに対する積極的な活動内容の発信 が必要と考えます。
129
(6)国際⾊色より豊かな団体へ 今年年度度末に、2017 年年度度アジア太平洋地域会議(Asia Pacific Regional Meeting; APRM)の主催予定国が辞退 したことを受けて、急遽 IFMSA-Japan が 2017 年年度度 APRM を主催することとなりました。IFMSA-Japan の APRM 主催は実に 10 年年ぶりとなります。また今年年度度は、理理事に副代表国際業務担当/VPN が加わって 3 年年⽬目で あり、国際会議の参加者選考の基準を設けるなど、国際業務の⾯面で整備が⼤大きく進んだ 1 年年でもありました。来 年年度度の APRM 主催と併せて、団体の国際性がより豊かになっていくことと期待しています。 ⽂文責| 福島県⽴立立医科⼤大学 5 年年 齋藤惠理理⼦子
130
13. Internal affairs|内務部⾨門 内務部⾨門│運営統括 1.活動理理念念 「IFMSA-Japan 内の組織基盤を⽀支え、スタッフや団体会員、個⼈人会員、ひいては IFMSA-Japan に関わる全て の⼈人が活動をしやすくなるように内部の強化に努めること」を⽬目指します。 また、地域連携を担う Regional Office、OB・OG との連携を担う Seniors Club Office、スタッフのスキル向上 を図る Training Office を管轄し、相互に連携をとって運営を⽀支えています。
2.今年年度度の主な活動 内務部⾨門全体の活動 内務部⾨門は VPI と各 Officer が協⼒力力しながら各 Office の運営と Office 間の連携を⾏行行って参りました。各 Office で連携を⾏行行っている新歓ツアー、seniors club 懇親会、TNT に加え加盟団体とのやりとり、総会本会議の運営を ⾏行行ってきました。 ◇総会本会議の運営 今年年度度は、オンライン上で⾏行行う臨臨時総会本会議を2回開催しました。これは年年度度の区切切りと毎年年の総会本会議の 時期がずれているため、前年年度度の総会本会議で審議できなかったもしくは今年年度度の総会本会議では間に合わない 事項について迅速に⼤大学代表者に審議してもらい運営⽅方針を決定することを⽬目的に⾏行行ったものです。Regional Officer と協⼒力力し各地域の⼤大学代表者への呼びかけを⾏行行いながら、オンラインでもなるべく多くの⼤大学代表者に 確実に参加してもらえるよう最⼤大限の努⼒力力を⾏行行ってきました。また、議⻑⾧長団の選出も、本来は総会本会議で⾏行行い ますが、総会本会議の運営がスムーズに進⾏行行するように、例例年年より早く、臨臨時総会本会議で選出しました。 ◇⼤大学代表者との連携の強化 ⽇日本総会中で、総会本会議以外に「Pre 総会本会議 WS」 「⼤大学代表者 WS」を⾏行行いました。前者は、議⻑⾧長団、理理 事と連携し、総会本会議の仕組みがよくわかるように、海外の IFMSA での総会本会議前に⾏行行われている説明を 参考にして、楽しいプレゼンテーション、アイスブレーキングを⾏行行いました。また、後者は、Regional Officer と連携し、全国の代表者、代表者と Regional Officer が気軽に打ち解けることができるようなゲーム、加盟団体 運営に関してディスカッションを⾏行行いました。2つの取り組みにより、代表者も議⻑⾧長団、理理事、Regional Officer も気軽に、コミットしやすい雰囲気で総会本会議に参加することができました。 ◇イベントカレンダーの共有 各委員会、部⾨門で開催されるイベントを共有し、IFMSA-Japan としてよりまとまりのある運営を⾏行行うことがで きるように、スタッフ専⽤用メーリングリストを活⽤用してスタッフ向けのイベントカレンダー共有を実施しました。 この取り組みは、通年年のイベントスケジュールがいち早く把握でき、地⽅方の学⽣生にとっても予定が⽴立立てやすく、 参加率率率の向上にもつながりました。
131
3.今後の展望・課題 IFMSA-Japan の加盟団体数やスタッフの数が増え、活動範囲の幅が広がっている今、改めて内部の運営⽅方針を ⾒見見直す必要性が出てきています。理理事だけでなくスタッフ全体で運営について考えていけるよう、前年年度度を参考 に、スタッフミーティングを開催したり、Skype やアンケートフォームを⽤用いてヒアリングを⾏行行ったりすること により、今現在活動をしているスタッフの意⾒見見を⼤大事にして、現状をしっかり把握してから課題に対して⼀一つ⼀一 つ対処していくべきだと思っています。 また、加盟団体の代表者たちからは、総会本会議で初めて顔を合わせるので、発⾔言をしづらいといった声も聞き ました。これを踏まえ、今後はスタッフ同⼠士だけでなく、加盟団体の代表者と理理事、Regional Officer との定期 的に Skype をしたりして1年年を通じて交流流を深めていく必要があると痛感しました。
4.感想 私は2年年前から⼤大学代表者として、また前年年度度は関東 Regional Officer として活動した経歴があり、内務部⾨門に ついて⼗十分に経験した状態で VPI に就任しました。そこで気付いたことが、「リーダーは⾃自分で仕事を全部やっ てしまうのではなく、組織のメンバーを信頼し、周りのメンバーを頼り、仕事をうまく振ることができることが ⼤大事」ということでした。その気づきを⽣生かし、今年年度度内務部⾨門を運営することで、地域を活性化することはも ちろんですが、Regional Officer や Training Officer をも成⻑⾧長させることができるような運営ができたと⾃自負し ております。また、例例年年総会本会議が⼤大学代表者にとってわかりにくい、という声も⼤大学代表者である頃から聞 いていたため、なるべくわかりやすく楽しんでもらえるような WS も⾏行行うことができ、例例年年より柔らかい雰囲気 で運営もできたのではと思います。今後とも内務部⾨門での活動が、スタッフ全員、団体代表者のみなさんが楽し く成⻑⾧長していき、 「輝ける場」であり続けることを願っています。
⽂文責│東京⼥女女⼦子医科⼤大学4年年
132
⾦金金美希
Regional Office 1.活動理理念念 「各地域における IFMSA-Japan 加盟⼤大学のサポート、⼤大学間連携、地域内メンバーの交流流を通じ、Local と IFMSA-Japan をつなげる」
2.今年年度度の主な活動 Regional Office は5⽉月から始まる新歓ツアーに向け、他の部署より早く3⽉月から動き始めました。新歓の場所 や⽇日程については、各 Regional Officer が地域内の各⼤大学の試験や学祭の⽇日程を考慮して最適なスケジュール調 整を⾏行行いました。今年年度度は前年年度度勧められた Regional Office のチームビルディング化の⽅方針を引き継ぎ、 「新歓 たすきリレー」というテーマのもと、各 Regional Officer が⾃自分の地域の新歓だけを考えるのではなく、終わっ た新歓の反省省を次に始まる新歓の運営につなげることができるよう、Regional Officer 間のつながりを強化しま した。この結果、新歓が始まる頃には毎⽇日 Skype ミーティングが開かれ、助け合いながら和気あいあいと終始 良良い雰囲気で準備を進めることができました。 また、今年年度度の Regional Officer は昨年年と同様に低学年年が多くスタッフ歴もまだ浅いスタッフが多くいたため、 運営に苦戦する場⾯面も⾒見見られましたが、⼀一⽅方で⾼高学年年のメンバーも例例年年より多く、困ったときに解決⽅方法を提⽰示 したり、⼿手助けをしながらチームが⼀一丸となって成⻑⾧長していくことができました。 ◇全国新歓ツアーの統括 今年年度度は、北北海道地域(札幌医科⼤大学) 、東北北地域(東北北⼤大学)、北北陸陸地域(富⼭山⼤大学)、関東地域(⽇日本医科⼤大 学)、東海信州地域(名古屋⼤大学) 、関⻄西地域(関⻄西医科⼤大学)、中国地域(⿃鳥取⼤大学) 、四国地域(徳島⼤大学) 、 九⼭山地域(九州⼤大学)の計9回の新歓を開催しました。 ◇地域イベントの企画 北北海道地域、東海信州地域、四国地域、九⼭山地域にてそれぞれ地域イベントを開催し、委員会の壁を超え、”Act Locally”につなげるために地域間での交流流を図りました。また、この他にも北北陸陸地域、関東地域、中国地域では 交流流会などを企画し、様々な形での交流流を深めました。
3.今後の展望・課題 スタッフからの「地域イベントをもっと開催してほしい」という声にこたえるため、Regional Officer が率率率先し て地域イベントの開催を企画していましたが、企画する過程で、①各⼤大学のスケジュールを合わせること②地域 で活動するスタッフのモチベーションを維持すること、にそれぞれ難しい点があることを実感しました。”Think Globally, Act Locally”の”Act Locally”をスタッフ間により浸透させるために、興味のベクトルが異異なるスタッフ をどのようにまとめあげ運営を⾏行行っていくべきか、今後 Regional Officer のより強いリーダーシップが必要とさ れてきます。 また、今年年度度は九⼭山地域の Regional Officer が先頭にたって、各⼤大学の留留学責任者間のつながりをつくりました。 留留学⽣生の受け⼊入れを⾏行行う際、①留留学⽣生を遠⽅方の観光地に案内をすることが難しい②交換留留学のことで何かわから ないことや困ったことがあったときに IFMSA-Japan 本部に気軽に相談しにくい、などの問題点が発⽣生します。 133
このとき各⼤大学の留留学責任者同⼠士のつながりがあれば、観光の相談をできたり、留留学システムの相談が気軽に⾏行行 えたりなど問題に早急に対応できることが可能になります。今後は九⼭山地域だけでなく、他の Regional Officer も九⼭山地域の取り組みを参考に運営を⾏行行うことが望まれます。
4.感想 IFMSA-Japan 内にある部⾨門の中でも Officials が最も多く存在する Office です。その分、普段のコミュニケーシ ョンやミーティングを⾏行行うのに⼤大変苦労しました。また、Officer 同⼠士の⼤大学が遠いため、⼀一度度もあったことの ないスタッフと⼀一緒にチームをつくらなければならず、チームビルディングの点でも⾮非常に難しい運営となりま した。しかし、今年年度度の Regional Officer は“地域の顔”として新⼊入⽣生や各地域のスタッフの前でいつも明るく楽 しそうに活動を続けていた印象を受けました。そのような Regional Officer の⼈人柄や努⼒力力もあり、役職としての 知名度度や⼈人気もより⾼高まったことと思います。今後も、地⽅方を盛り上げることで、IFMSA-Japan 全体も盛り上 がっていくことができるような雰囲気作りに努めていきたいです。
⽂文責│東京⼥女女⼦子医科⼤大学4年年
⾦金金美希
5.地域報告 北北海道 │ 北北海道⼤大学 2 年年 ⾼高桑 雅弘 北北海道地域は、北北海道⼤大学、札幌医科⼤大学、旭川医科⼤大学の3つの加盟⼤大学が中⼼心に活動を⾏行行っています。札幌 と旭川の距離離は⼤大きいですが、時に札幌で、時に旭川でイベントを⾏行行うことで、3 ⼤大学誰もが活動に積極的に参 加できる環境が実現できています。また、各⼤大学の IFMSA 加盟団体としての活動も盛んで、IFMSA が⼤大切切にし ている Local での活動が充実している地域でもあります。今年年の北北海道新歓に 80 名の参加があり、各⼤大学から 新しいスタッフが⽣生まれたことは、地域担当官として嬉しいことです。また、3 ⼤大学の間の連携を円滑滑にするた めに、地域担当官として、交流流をメインとしたイベントを開いてきました。今年年、北北海道地域の個々⼈人が⾒見見つけ、 作ったつながりが、来年年以降降⼤大きく花開くことを期待しています。温かいスタッフにあふれる北北海道地域が、も っともっと活発になり、今までの常識識を越えた新しい流流れが⽣生まれることを願うとともに、その⼀一助となれるよ うこれからも尽⼒力力してまいります。
134
東北北地域 │ 東北北⼤大学 2 年年 林林明澄 東北北地域担当官(以下東北北 RO)は、東北北地域における IFMSA-Japan(以下 I-J)の活動を⽀支えています。東北北 地域は、ここ数年年で I-J による活動が活発になった地域であり、東北北新歓の参加者は年年々増え、多くの⼤大学から 学⽣生が参加してくれています。今年年度度も新歓後、今年年新設された東北北医科薬科⼤大学医学部の学⽣生を含め、多くの 学⽣生が新たにスタッフになってくれました。今年年度度は、性と⽣生殖、AIDS に関する委員会、医学教育に関する委 員会や⼈人権と平和に関する委員会など、様々な委員会のイベントが東北北地⽅方で開かれました。来年年度度も東北北地域 のスタッフがさらに増え活性化していくことを期待しております。また、今は⼤大学代表者が交流流する機会が少な いので、今後さらにそのような機会を増やしていきたいです。 関東 │ 帝京⼤大学3年年 柿原杏那 関東地域では関東新歓をはじめ、⽇日本総会、そして各プロジェクトのイベントも多数開催されました。関東新歓 では約 200 名もの参加者が集まり、多くの学⽣生に IFMSA-Japan を知ってもらうことができました。昨年年度度から 新しい試みとして取り⼊入れたワークショップも、形態を変えて引き続き⾏行行い、IFMSA-Japan が普段どのような 活動をしているのかを体験していただきました。そして、関東新歓をきっかけに新規スタッフ、イベントに⾜足を 運んでくださる⼈人も増え、関東地域の活性化に繋がったと確信しております。そして、夏には秋の⽇日本総会に向 けて関東スタッフ交流流会も⾏行行いました。 関東地域は IFMSA-Japan の中でもスタッフ数が最も多く、それゆえに、 スタッフ間での交流流が希薄になりがちです。交流流会では委員会の壁を超えて、実際に顔を⾒見見て話し合って互いの 事をよく知ることで、これから関東地域で活動するにあたっての良良い雰囲気作りが出来ました。これからは、今 年年度度に表⾯面化された反省省や良良い点を⽣生かせるように来年年度度に引き継ぎ、関東地域のさらなる発展に協⼒力力していき たいと考えております。
東海信州 │ 信州⼤大学 2 年年 清⽔水樹 東海信州地域では信州⼤大学、岐⾩阜⼤大学、浜松医科⼤大学、愛知医科⼤大学の 4 ⼤大学が団体加盟しているほか、名古屋 ⼤大学、藤⽥田保健衛⽣生⼤大学、三重⼤大学などのスタッフが活動しています。今年年度度は 5 ⽉月 21 ⽇日に地域の最⼤大のイベ ントである新歓を名古屋⼤大学の鶴舞キャンパスで⾏行行いました。70 名弱が参加し、懇親会にも 30 名以上来てくれ るなど、様々な⼈人と交流流することができました。また 10 ⽉月の⽇日本総会の参加者は関東に次いで多く、とてもう れしく思います。 また、東海信州地域は⽇日本のどまんなかであるということで、⼀一昨年年から「どまんなかフェス」と呼ばれる地域 135
イベントを開催しております。今年年で第 3 回を迎えるどまんなかフェスですが、1 ⽉月に初めて松本で開催する予 定で、現在準備を進めております。来年年度度も、地域⼀一丸となって IFMSA-Japan を盛り上げていきたいと思いま す。
北北陸陸 │ ⾦金金沢医科⼤大学4年年 梁梁祐輔 北北陸陸地域は⾦金金沢⼤大学、福井⼤大学、富⼭山⼤大学の3⼤大学が団体加盟しております。今年年度度は 5 ⽉月 22 ⽇日に「北北陸陸新歓」 が富⼭山⼤大学にて開催されました。総勢 50 名もの参加があり、地域最⼤大のイベントとなりました。10 ⽉月の IFMSA-Japan 最⼤大のイベントでもある「⽇日本総会」では、北北陸陸からも幅広い学年年の参加があり、地域対抗のゲ ームやご飯の時間などを通して地域を超えて仲を深められました。北北陸陸地域からの IFMSA-Japan スタッフはま だ多くありませんが、スタッフ⼀一⼈人ひとりが積極的に活動しています。今年年度度は北北陸陸地域でのローカルイベント の開催には⾄至りませんでしたが、SCOPH の合宿が⾦金金沢で開催されるなど、今までにない賑わいをみせておりま す。これからもつながりを⼤大切切に、ますます発展していくことを期待しております。
136
関⻄西 │ 関⻄西医科⼤大学2年年 天野晶望 関⻄西地域では、滋賀医科⼤大学、関⻄西医科⼤大学、⼤大阪医科⼤大学、⼤大阪市⽴立立⼤大学、兵庫医科⼤大学、奈奈良良県⽴立立医科⼤大 学、和歌⼭山県⽴立立医科⼤大学、神⼾戸⼤大学の8⼤大学が団体加盟しています。6⽉月には関⻄西医科⼤大学で関⻄西新歓を開催し、 IFMSA-Japan の活動に興味のある多くの学⽣生やスタッフが参加しました。薬学部⽣生、看護学部⽣生など医学部⽣生 以外の学⽣生も⼤大勢参加し、お互いの経験などを語り合ういい機会となりました。来年年度度も引き続き新歓活動に⼒力力 を⼊入れて会員及びスタッフの増員につなげ、さらなる関⻄西地域の活性化を図っていきます。
中国 │ 島根⼤大学 4 年年 荒⾕谷総⼀一 中国地⽅方では、⿃鳥取⼤大学、島根⼤大学、岡⼭山⼤大学、川崎医科⼤大学の計 4 ⼤大学が団体加盟をしています。中国地⽅方で は 6 ⽉月に IFMSA-Japan の中国新歓を開催し、11 ⽉月の中旬にスタッフ間の交流流会を⾏行行いました。中国地⽅方は各 ⼤大学間の距離離も遠い上、主要なスタッフが⼭山陰に多く交通の便便が悪いためプロジェクトのイベントを開催するハ ードルが⾼高いのが現実です。そのため、今年年は地域で継続的なイベントが出来る場を作ることを⽬目的に活動しま した。定期的に参加出来る機会を作ることで IFMSA-Japan へのハードルを下げることができます。最終的に島 根⼤大学、⿃鳥取⼤大学が現在継続してぬいぐるみ病院を開催できています。また、スタッフの数が増えたため来年年度度 には島根⼤大学で Training Office のイベントを定期的に⾏行行うコミュニティを作る予定です。今までより中国地⽅方 の学⽣生が IFMSA-Japan へ関わるハードルが下がっているということを確信しています。
137
四国 │ 徳島⼤大学 2 年年 ⽔水⼝口貴⾹香⼦子 四国地域は愛媛⼤大学,⾹香川⼤大学,徳島⼤大学の 3 つの⼤大学が加盟しています。四国は⾯面積的には広くありませんが, 交通網が発達しておらず,⼤大学を越えスタッフ同⼠士が集まり交流流する機会を気軽に設けることができません。し かし,今年年度度は「つながる」をモットーに各⼤大学での I-J の活動などを通して,交流流し親睦を深める場を増やし ました。 6 ⽉月中旬に徳島⼤大学で開催した四国新歓では,IFMSA-Japan に興味のある学⽣生やスタッフ総勢 59 名が集まりま した。他にも各⼤大学での I-J の活動などを通して,交流流し親睦を深める場を増やしました。年年度度末には昨年年に引 き続き,各⼤大学での活動報告会や今後の活動についての話し合いを⾏行行う予定です。この 1 年年で新しくスタッフと して加盟⼤大学以外の学⽣生や薬学部⽣生も加わり,四国での I-J の活動の広がりが期待できそうです。 今後もこのつながりを⼤大切切にし,イベントや交流流を通してお互いに協⼒力力・切切磋琢磨し,I-J の四国での活動を深 めていきたいです。
138
九⼭山 │⼤大分⼤大学 4 年年 ⻑⾧長⼭山理理依 九⼭山地域は、九州 8 県と⼭山⼝口県を対象に活動しています。琉琉球⼤大学が新たに加盟し、現在の団体加盟校は 10 校 です。今年年度度は“熱い九⼭山から⽇日本を元気に”という⽬目標どおりの攻めの⼀一年年となりました。6 ⽉月の九⼭山新歓では 今までの反省省を活かした運営により参加者・スタッフ双⽅方の満⾜足度度の⾼高いイベントを実現し、7 ⽉月の⼭山⼝口での 5 ⼤大学合同ソーシャルプログラムでは、IFMSA の交換留留学で九州⼭山⼝口に来た留留学⽣生と各⼤大学の⽇日本⼈人学⽣生の貴重 な交流流を⾏行行うことができました。また、10 ⽉月の⽇日本総会では九⼭山スタッフ各々が積極的に活動する姿が⾒見見られ、 スタッフの成⻑⾧長が感じられました。その後も SCORA・SCOPH を中⼼心に精⼒力力的に活動を⾏行行い、活動の成果や反 省省を地域内だけではなく、全国にも還元できました。九⼭山地域の今後の課題は活動の地域間格差を減らし、より 多くの⽅方に IFMSA-Japan の活動に親しんでいただくことです。九⼭山の攻めの姿勢はこれからも続きます。
139
Seniors Club Office 1.活動理理念念 OB/OG と現役スタッフの交流流、OB/OG 間の連携強化を⽬目標として活動しています。
2.今年年度度の主な活動 8 ⽉月に seniors club meeting・親睦会を開催しました。先⽣生⽅方の近況報告や現役スタッフによる今年年度度の活 動報告を⾏行行いました。昨年年度度も参加した OB/OG と現役スタッフからの「参加 OB/OG が現在・過去にどの ような活動をしているのか知りたい」という意⾒見見が多かったため今年年度度はその反省省をいかし、参加 OB/OG による即興の⾃自⼰己紹介を⾏行行いました。OB/OG と現役スタッフの⾃自由な意⾒見見交換が活発に⾏行行われている様⼦子 も⾒見見ることができ、2時間という時間があっという間のように感じた親睦会となりました。
3.今後の展望・課題 今年年度度は seniors club meeting・親睦会をきっかけにつながった OB/OG が現役スタッフ向けにオンライ勉 強会を開催したり、イベントに講師として参加したり、OB/OG 会を開催したりする委員会があり、形は様々 ではありますが seniors club が提供するイベントをきっかけに各委員会で縦のつながりを増やすことができ ました。まだまだ seniors club の会員登録数は少ないのが現状ではありますが、クレジットカードによる⾃自 動引き落落とし制度度など気軽に⼊入会できる体制作りを考えていく必要があります。
4.感想 私が⽴立立候補時に掲げていた活動⽬目標の多くは達成できませんでしたが、各委員会でそれぞれ OB/OG との交 流流を増やして頂くことができ⾮非常に有意義な任期だったと感じています。また、個⼈人的にも OB/OG との交 流流をつくることができたのも、充実した時間となりました。
⽂文責│旭川医科⼤大学5年年
140
⼤大和⽥田舞
141
Training Office 1.活動理理念念 Training Office は IFMSA-Japan(国際医学⽣生連盟⽇日本)のサポートオフィスの⼀一つで、I-J の会員やスタッフの技 術向上に努める部⾨門です。 コミュニケーションやプレゼンテーションといったソフト⾯面の技術を「Training」を通して理理解、定着させ、医 療療系学⽣生に医学のみならず全ての分野に共通する能⼒力力を⾝身に着け、⾃自⾝身の成⻑⾧長に繋げてもらうことを使命として います。Training は Interactive な学びの場であり、多くの気づきと発⾒見見に満ちた場を提供しています。 当然教える側である Trainers の教育には⼒力力を⼊入れています。
2.今年年度度の主な活動 今年年度度は New Trainer の獲得に⼒力力を⼊入れました。その甲斐もあって、今年年は例例年年より多く 24 ⼈人の New Trainer を獲得できました。しかも皆向上⼼心が⾼高く、これからも⼤大きな可能性を秘めた⼈人たちばかりです。優秀な彼らを Training Office に迎え⼊入れられたことが今年年度度の何よりの成果です。彼らとともに、Training Office を盛り上 げていきたいと思います。
3.イベント⼀一覧 2016 年年 5⽉月 21 東海信州新歓(WS) 愛知県 22 北北陸陸新歓(WS) 富⼭山県 29 関東新歓(WS) 東京都
8⽉月 6-8 Training for New Trainer 関東(以下 TNT) 東京都 26-28 TNT 関⻄西 ⼤大阪府
9⽉月
10 ⽉月 ⽇日本総会(以下 NGA)での Training セッ ション
12 ⽉月 23 先輩 Training 東京都
2017 年年 1⽉月
17-18 Training for Great Trainer (以下 TGT) ⼤大阪府 14-15 TGT 福井県
3⽉月 4-5 TGT 徳島県 6-7 TGT 滋賀県 26-28 TNT 北北海道 142
4.今後の展望・課題 先述のように、Training Office は⼈人数が増えつつあります。だからこそ求められる管理理、質の担保、などなど今 までと同じやり⽅方では上⼿手くいかないことも増えてくるかと思われます。 そのことを、Training Office にいる Trainers で理理解し解決していくとともに、各々ではスキルの向上を⽬目指し ていきたいと思います。まだまだ我々は⾄至らないところが多いですが、尽⼒力力して参ります。
5.感想 ワークショップを開くと誰しも気づくことですが、そこで⼀一番多くを教わるのは前に⽴立立つ⼈人間です。 そしてまた、膨⼤大な時間を奪っている事にも気づくでしょう。それは準備の段階でも例例外ではありません。 それらに気づいたとき、参加者に対して全てを尽くす以外の選択は不不可能でしょう。 僕たちがすべきは、共感を与える事でも正解を与える事でもないはずです。共感を与えればその先にあるのは感 想で、正解を与えればそれは既に傲慢です。 Training Officer という仕事についたことで気づけたことが沢⼭山ありました。これらは全て、イベントを開く度度 に⼿手を動かし⾜足を運んでくれた⼼心強い仲間のおかげに他なりません。感謝してもしきれません。これらを返しき れる⾃自信もありません。ですがこれからも⾃自分に出来る限りのことを続けていきたいと思います。
⽂文責│福井⼤大学2年年 藤本⼀一希
143
外務部⾨門 運営総括
14. External affairs|外務部⾨門
1.活動理理念念
「IFMSA-Japan がより広く社会と関わりを持ち成⻑⾧長していくため、そして団体が社会へとメッセージを発信し ていくためのベースを作ること」を⽬目指します。 外務が担当する Office には Liaison Office・Fundraising Office・Publication Office・New Technology Office の4つが存在し、各 Office には担当責任者(Liaison Officer(1 名)・Fundraising Officer(1 名)・Publication・ Officer(1 名)・New Technology Officer(1 名))が配属され、それぞれのオフィスの職務に当たっています。
2.今年年度度の主な活動 今年年は外務部⾨門として、スタッフからの視点を意識識し、IFMSA-Japan の活動がよりやりやすくなることを中⼼心 に活動しました。 ◇外務イベント︓: 「+α」の⼒力力 外務スタッフが活動の中で⾝身につけた、様々な外務スキルを多くの⽅方に知っていただくことを⽬目的に、外務イベ ントを開催しました。沢⼭山の⽅方にご参加いただき、IFMSA-Japan のスタッフ全体の広報やデザインやコミュニ ケーションといった外務スキルの向上に⼤大きく貢献しました。
「+α」の⼒力力の集合写真 ◇スタッフインターンのオンライン化、スタッフ名簿の作成 煩雑だったスタッフインターンを⼀一新し、全てオンライン上で完結するようになりました。またこれと同時に、 全てのスタッフに対して再度度インターンを実施し、IFMSA-Japan の理理念念や全体の活動を再度度認識識し直してもら うと共に、スタッフ名簿を作成しました。 144
スタッフインターンページ ◇ウェブメディアの利利⽤用ルールの制定 最近、様々なウェブメディアが使われるようになり、その利利⽤用⽅方法について多くのスタッフの混乱を招いていた ため、外務部⾨門でガイドラインを作成しました。各委員会が Facebook ページを作成し、イベントの広報などの 投稿を各委員会の責任で管理理して頂くことになりました。 ◇メーリングリストの整理理 IFMSA-Japan にはたくさんのメーリングリストが存在し本来の⽬目的から外れた投稿も⾒見見受けられたため、外務 部⾨門でメーリングリストの整理理をしました。これにより提携団体や協賛企業からのメーリス依頼の告知を投稿す る体制が整いました。 ◇リーフレット発送の外注化 新歓のリーフレットを元々⼿手作業で発送していましたが、多くの⽅方に迅速にお届けするために発送を外注するこ とになりました。また、これにより新歓の時期に集中していた外務スタッフの負担が減るので、他の業務に集中 出来るようになりました。 145
リーフレット発注のオンラインページ
3.今後の展望・課題 現在、世の中が多くの情報で溢れ、欲しい情報がすぐに得られるようになりました。また、SNS も急速に広がり、 世界中の⼈人と簡単に情報交換出来るようになりました。外務部⾨門はそういった社会の状況を敏感に感じ取り、I-J と社会との繋がりを強化し、情報発信していくのが⼤大きな役割だと思っています。 社会に広く発信をしていくためには、⾃自分たちが何をしている団体なのか、何をどう発信するのかを知らなくて はなりません。そのためにこの⼀一年年は I-J の理理念念や活動を再確認してもらったり、ウェブメディアやメーリング リストを整理理したり、広報スキルを周知したりと、スタッフが外部に発信するための基盤作りに⼒力力を注いできま した。 もちろんまだ体制は完全には整っていませんが、発信するためのベースを作り上げることは出来たと思っていま す。これからは、このベースを強化するとともに最⼤大限活⽤用し、社会への発信⼒力力を強めていければ、IFMSA-Japan がより社会から認められる団体になっていくと思っています。その結果として、すべてのスタッフが⾃自分の活動 に誇りをもって活動していける団体となれば、それは素晴らしいことだと思っています。
⽂文責│杏林林⼤大学4年年
146
塚本雄太
Liaison Office 1.活動理理念念 外部学⽣生団体とのコンタクトや、IFMSA-Japan の紹介などを⾏行行うこと、を⽬目的とした Office です。
2.今年年度度の主な活動 ◇外部学⽣生団体とのコネクション 外部学⽣生団体との連絡等を主に担いました。提携団体のみならず、多様な団体とのつながりから新たな企画のベ ースもできました。 ◇コミュニケーションの輪輪の促進 外務イベントにて「関わりを広げる WS」を⾏行行い、関係を広げるポイントや、外部団体等のイベントに参加する 魅⼒力力を伝えました。
3.今後の展望・課題 Liaison Office は外務部⾨門に属する Office の中で最も柔軟性に満ちた Office です。今後も外務部⾨門の円滑滑な運 営に努めるとともに、社会や IFMSA-Japan という団体の中で外務部⾨門に求められるニーズをその都度度把握し、 柔軟かつ魅⼒力力的なコンテンツを提供していくことを意識識して活動していきます。
⽂文責│富⼭山⼤大学 1 年年
志村優⾄至
147
Fundraising Office 1.活動理理念念 外部企業・外部財団とコンタクトを取り、協賛していただくことで IFMSA-Japan の資⾦金金調達をします。VPE を はじめ、President、会計の⽅方々と連携を図り IFMSA-Japan 全体の資⾦金金の⼀一部を管理理します。
2.今年年度度の主な活動 (1)スポンサーシップの獲得 今年年度度は、Gold Sponsorship を 2 社(株式会社 MEC、株式会社 ⽺羊⼟土社) 、⽇日本総会ブース出展を 1 社(株 式会社 MEC)、メーリングリスト協賛を 1 社(株式会社 CB News)の計 3 社の企業様とご契約をさせてい ただきました。実際に企業様の元に出向き、担当者様とお話しをし、IFMSA-Japan の魅⼒力力をお伝えしたり、 昨年年度度の⽇日本総会の報告をしたりしました。昨年年度度に引き続きご契約を結ばせていただいた企業様とは、今 後とも連携をとっていくことができるような関係を今年年度度も築きあげることができました。 (2)外務イベント「+αの⼒力力」 今年年度度 7 ⽉月に開催された外務イベント「+αの⼒力力」にて、Fundraising Officer として⼈人との関わり⽅方に関す るプレゼンをさせていただきました。アドラー⼼心理理学を⽤用いた⼈人との関わり⽅方の本を読み、⾃自分なりにまと めて皆様にお伝えすることができました。
3.今後の展望・課題 昨年年度度よりもご契約いただけた企業様の数が減少してしまったため、次年年度度では特に⽇日本総会や APRM にて 協賛していただけるような企業様を⾒見見つけていきたいです。 昨年年度度から引き続きご契約いただいている企業様もいるため、次年年度度も引き続きは直接ご訪問し、丁寧にヒ アリングを⾏行行いさらなるスポンサーシップ形態の改良良を⾏行行っていきます。
4.感想 Fundraising Officer に就任して、初めて企業様とのお話しなどをする機会をいただきました。普段の⼤大学⽣生 活ではなかなか体験ができないような社会勉強をすることができ⼤大変感謝しております。 VPE を始め、様々な役職の⽅方々の⼿手伝ってもらいながらの 1 年年間でした。本当にありがとうございました。
⽂文責│東京⼥女女⼦子医科⼤大学 2 年年 櫻井さくら
148
Publication Office 1.活動理理念念 Publication Office は年年次報告書やポスター、リーフレットなどの IFMSA-Japan 全体の刊⾏行行物を VPE とともに 作成し、また各 SCO、各部⾨門の刊⾏行行物作成に際し、助⾔言と協⼒力力を⾏行行います。
2.今年年度度の主な活動 ◇広報物や刊⾏行行物の作成 Officials(役員)名刺刺のデータ作成、IFMSA-Japan リーフレット増刷、年年次報告書作成を主な業務として⾏行行いま した。今年年度度は昨年年度度とは違う新しいデザインを作成し、名刺刺を発⾏行行しました。 また、⽇日本総会におけるクリアファイルの発注もしました。 ◇デザインについてのプレゼンテーション 外務イベントにて、Publication Officer がデザインについてのプレゼンテーションを⾏行行いました。伝えたい内容 をいかに効率率率よく、わかりやすく伝えるかをテーマとして、デザインの基本となる字体、形、配置、⾊色彩などに ついてレクチャーしました。
3.今後の展望・課題 仕事が集中する期間に⼤大きく偏りがあることから、負担を分散するようにできたらより他の仕事もできるように なります。特にアニュアルレポートの作成は原稿の回収時期を⼤大幅に早め、提出期間に余裕を持たせました。ア ニュアルレポートに関しては役員全員の協⼒力力がないと進めることができないので、未回収のものなどに関しては 外務全体が協⼒力力してこれからもますます連携が深まっていくことを期待します。そしてたくさんのスタッフの理理 解と協⼒力力に感謝しています。
⽂文責│福井⼤大学 3 年年
若若園依未
149
New Technology Office 1.活動理理念念 New Technology Office は「IFMSA-Japan の運営のために組織全体の Web page やインターネット上のサー ビスを管理理し、各委員会やイベントの Web 管理理者に対し助⾔言を⾏行行う。また、随時新しいサービスを提供する」 ことを⽬目的とした Office です。
2.今年年度度の主な活動 ◇ホームページやインターネットサービスの管理理・運営 ホームページや IFMSA-Japan が利利⽤用しているインターネットサービスの管理理・運営を⾏行行いました。今年年度度は、 ホームページに存在しているものの適切切に運⽤用出来ていなかったメディア掲載、イベントなどの機能を積極的に 活⽤用し、情報発信を強化しました。また、本年年度度も引き続きホームページの⾒見見直しについての検討を⾏行行いました。 ホームページが作られた 5 年年前と⽐比べて現在の IFMSA-Japan の活動の幅は⼤大いに広がり、今の団体を適切切に広 報するに⾒見見合う形へ変更更する⽅方法について検討を重ねました。その結果、外部委託や現⾏行行ページの継続運⽤用に⽐比 べ、スタッフによる新規作成が最もメリットが⼤大きいという結論論に達し、その旨次期に引き継ぎを⾏行行いました。 ◇スタッフの広報スキルの増進 外務イベント「+αの⼒力力」では、New Technology Officer がデザインワークショップを⾏行行い、デザインは敷居が⾼高いと 感じるスタッフに対し、気軽にデザインに取り組めるように するための導⼊入を⾏行行いました。また、株式会社秋⽥田書店の滝 川洋平様、株式会社メルカリの中澤理理⾹香様を外部講師として お迎えし、インターネットを活⽤用した広報に関するレクチャ ーを⾏行行っていただきました。さらに、SCORP の ACTION や SCOPH の INFOGRAPHICS チームのオフライン MTG にお いて出張デザインワークショップを⾏行行い、スタッフのスキル アップのために尽⼒力力しました。
外務イベントでのワークショップの様⼦子
◇ウェブメディアガイドラインの策定 IFMSA-Japan の運営上での問題発⽣生を未然に防ぎ、また広報効果を最⼤大化するべく、ウェブメディア利利⽤用のガ イドラインを作成しました。ガイドライン上にはホームページ、Facebook、Twitter、YouTube の活⽤用上の基本 的なルールを記載し、理理事の承認をもって発⾏行行しました。
3.今後の展望・課題 IFMSA-Japan の認知度度を⾼高めて活動をより充実させていく上で、適切切、安全、かつ魅⼒力力的に情報を発信してい くことは極めて重要であり、その⼟土台を担う New Technology Office の役割はますます⼤大きくなってきていま す。New Technology Office は来年年度度以降降も、情報発信媒体の適切切な利利⽤用や改善・⾒見見直し、およびスタッフの 広報スキル向上に努めるべく注⼒力力して参ります。
⽂文責│旭川医科⼤大学 2 年年 150
⼩小⼭山裕基
15.Secretariat|事務局部⾨門
事務局部⾨門
運営統括
1.活動理理念念 「作業の効率率率化」 事務局の仕事は、事務作業が多くを占めます。これらの仕事の作業を効率率率化します。これまでは各事務局員が独⽴立立 して作業に当たっていた内容を共有し、互いに代替しあえる状態をつくります。また、昨年年度度同役職が空席であった ため分散した業務を整理理し、他部署との役割分担を進めます。 「理理事をはじめとするスタッフのバックアップ」 事務局⻑⾧長は、他の理理事とは異異なり、縦割り式ではなく、横断的に組織を⾒見見渡すことができる⽴立立場にあり、ワイルド カード的役割を担うことができるものだと捉えています。そのため、各委員会のプロジェクトに対して、客観的⽴立立場 から意⾒見見したり、VPE、VPIと協⼒力力しIJ組織全体としての仕事を担ったりできると考えています。
2.今年年度度の主な活動 ・ 各種事務対応 個⼈人会員登録の申請の対応を副事務局⻑⾧長が中⼼心となり⾏行行いました。通常の対応は、副事務局⻑⾧長が中⼼心となり、問い 合わせを含むもの、各部署からの情報照会の依頼は、事務局メンバーで協⼒力力して対応しました。今年年度度は12⽉月時 点で685⼈人の個⼈人会員登録を受付けました。 外部団体や、企業、個⼈人からの問い合わせを受付け、事務局内で解決できる案件は事務局で対応し、各部署の理理事 へと対応を引き継ぎました。 ・ ユニフォーム類の管理理 理理事⽤用のポロシャツを作成し発注しました。また、希望するOfficialsメンバーにもポロシャツの作成を⾏行行いました。 また、スタッフTシャツを管理理し、新歓、NGAにおいて販売しました。 ・ メーリングリストの整理理 7〜~8⽉月に、メーリングリストの整理理を⾏行行いました。スタッフ登録の更更新がなされなかったスタッフのアドレスを 整理理し、各メーリングリストが現状に相応しい形で運⽤用できるようにしました。 ・ IFMSA-Japanメーリングリストとスタッフメーリングリストのルールの整理理 これまで、様々な学⽣生団体からメーリングリストの利利⽤用依頼を受けた際、IFMSA-Japanメーリングリストに転載 をしていましたが、スポンサー企業との公平性の担保や、スタッフ向けに告知を届けた⽅方が⽬目的に即しているとい った点を考慮して、スタッフメーリングリストに転載するように変更更しました。IFMSA-Japanメーリングリスト はスポンサー企業や提携団体からのメール、IFMSA-Japanのイベントに関する情報を主に掲載することとしまし た。 ・ スタッフ名簿の管理理 外務部⾨門、内務部⾨門と協⼒力力のもと、スタッフインターンを利利⽤用して、作成されたスタッフ名簿を事務局で管理理する こととしました。 ・ イベントや会議のサポート
151
新歓、⽇日本総会などイベントがスムーズに開催できるように、サポートしました。また、議事録の作成を担当し、EBM の議事録や臨臨時総会本会議等で使⽤用する資料料のとりまとめを⾏行行いました。
3.今後の展望・課題 事務局は活動理理念念でも提⽰示したように、横断的に組織を⾒見見渡し必要なサポートを⾏行行うことができる⽴立立場にあります。 そのため、どこまで事務局としての仕事の分担を定めるかは、理理事始めOfficialsとも相談の元決めていく必要がありま す。業務を確定しなければ、事務局として何をやってくれるのかが他の部署からみてわかりません。⼀一⽅方で、事務局 としての業務を確定させてしまい過ぎると、臨臨機応変な対応をする柔軟性を失ってしまいます。今年年度度は、前年年事務 局⻑⾧長が不不在だったこともあり、各部署に分担されていた業務を引き戻しながらの1年年となりましたが、今後はどこま で事務局として動くのか、検討していく必要がありそうです。 また、仕事のチェック機構をつくる必要があることがわかりました。ポロシャツの⼿手配、スタッフTシャツの⼿手配な ど、事務局⻑⾧長が個⼈人のみで状態を把握していることが多くなってしまうため、そのような情報を各スタッフや他の理理 事にも共有することで、在庫の管理理やユニフォーム類の⼿手配にミスがなくなっていくと思います。
4.感想 私⾃自⾝身⼤大変貴重な経験をさせていただき、たくさんの学びを得ることが出来ましたが、⼒力力不不⾜足を思い知ることも多 く、どれだけIFMSA-Japanに貢献出来たかという点に関しては⾃自信をもって答えることは出来ません。唯⼀一誇れるこ とがあるとするならば、業務⾯面のみならず、⼈人として尊敬できる仲間に事務局のメンバーとして、⼀一年年間の役⽬目を引 き受けてもらったことが挙げられると思います。改めて、この場をお借りして、宮崎さん、笠笠井君、修さんに感謝を 伝えたいと思います。 ⽂文責│杏林林⼤大学医学部医学科
152
3年年
⽯石川駿
16.Treasurer|会計部⾨門
会計部⾨門│運営統括 1.活動理理念念 会計部⾨門は IFMSA-Japan(以下 I-J)全体の財政管理理を担当し、各委員会や管理理部⾨門および⽇日本総会など全活動 の予算の配分と運⽤用、ならびに付随する通帳管理理や国際送⾦金金等の実務を⾏行行います。規約には、会計および Financial Office はすべての予算策定や決算報告に責任を持つことと定められています。
2.今年年度度の主な活動 今年年度度は「組織の持続可能性を⾼高める仕組みづくり」を⽬目標に活動しました。 過去 2 年年間のスタッフならびに九⼭山 Regional Officer の経験から、予算配分の透明性の低さ、会計処理理が特 定のマンパワーに⼤大きく依存する点や、予算運⽤用のばらつきに、会計⾯面の持続可能性の脆弱性が感じられました。 今後も I-J の活動を継続・発展させていくために、特に下記4点に注⼒力力しました。 ◇共通の指標を⽤用いた、新しい予算配分⽅方法の導⼊入 年年度度初めに新旧の各 NO、プロジェクトコーディネーター及び会計担当と個別にディスカッションを⾏行行った結 果、予算配分の是正を求める声が多く聞かれました。これまでの委員会・プロジェクト予算は、過年年度度使⽤用額や 希望額がほぼそのまま次年年度度の予算となっていました。この慣例例は、該当年年度度の活動性やスタッフ数の増減に対 応できず、少なからずスタッフ間の不不公平感や活動の制限につながっていました。また内務・外務・会計・事務 局の理理事以外のオフィシャルズや Regional Officer の交通費補助には、そもそも予算が割り当てられておらず、 管理理部⾨門のスタッフへの経済的サポートが不不⼗十分でした。 そこで本年年度度は、出来る限り共通の指標を⽤用いて公平に配分すべく試みました。まず委員会とプロジェクトは、 前年年度度のスタッフ登録数・イベント参加者数を元に配分し、海外との関わりがあるものや新しい試みを⾏行行う予定 があるプロジェクトには追加⼿手当を、縮⼩小傾向だが活動を継続するものには最低保障額を充当しました。このよ うにスタッフ数やイベント参加者数といった各部⾨門に共通する指標を⽤用いて予算のベースを作り、その他の要素 を補⾜足的に追加することで、より現実と理理想に即した分かりやすい予算配分が実現しました。同様に内務・外務・ 会計・事務局の理理事以外オフィシャルズの交通費補助は、その他の交通費補助実績をベースとした単価に⼈人数を 乗じて概算し、新たに予算を配分しました。共通指標をベースとして⽤用いることで、予算組みを極⼒力力煩雑にしな い形で公平性と透明性を向上させることが出来ました。 ◇事務処理理の試験的オンライン化 正確さが求められる会計の成果は、煩雑な事務処理理と地道な記録の上に成り⽴立立ちます。⼀一⽅方で I-J は、全国に スタッフが散在し直接顔を合わせることは限られており、担当者は毎年年交代し、そもそも会計のプロは存在しま せん。そのような状況下での従来の紙媒体ベースの作業では、各スタッフの領領収書をイベントごとに⼀一つずつチ ェックすることは⼀一苦労で、さらに保管の⼿手間や、それをデータに書き起こしまとめる労⼒力力が会計担当に重くの しかかっていました。またこの作業⽅方法では、⼀一次データは担当者の⼿手元にしかなく、決算集計時や過年年度度に遡 って別の担当者が詳細を確認する際、客観性を担保することが⾮非常に困難でした。 そこで今年年から無料料オンラインフォームを利利⽤用した経費申請を⼀一部導⼊入しました。これは経費申請者がオンラ インで申請フォームに必要事項を記⼊入し領領収書の写真をアップロードすることで、会計担当者は申請内容がデー タでダウンロードでき、領領収書も⾃自動的にオンラインにストアされるしくみです。これにより会計担当者のデー 153
タ⼊入⼒力力の⼿手間が省省け、領領収書データのオンライン上での確認とストアが同時に出来るようになり、返⾦金金の効率率率と 正確性が上昇しました。このことは、結果的に組織の透明性の向上にも寄与します。 ◇会計ルールの⾒見見直しと再周知 I-J ではスタッフ登録時に領領収書を会計に提出することはしっかり教育されていますが、予算運⽤用の実際は統 ⼀一感に⽋欠けていました。例例えば交通費補助の⽀支給割合や、講師を招聘した際の謝礼⽅方法は、委員会・プロジェク トや年年度度によってまちまちでした。そこで今年年度度から、交通費補助は原則 3 割を⽬目処(⽀支給額が規約で定められ ている理理事以外)とし、どの委員会・プロジェクトや部署に属していても極⼒力力不不公平感が減るようにしました。 また講師謝礼は、⾦金金額の上限と交通費補助の算定⽅方法を、各会計担当と協議の上決定しました。また新たに「謝 礼受領領書」を作成し、そちらに講師から署名をもらうことで、煩雑な領領収書のやり取りを廃⽌止つつ、⾦金金銭授受の 根拠を残すことで会計的リスクを軽減しました。 また会計担当者の会計知識識の増強を図り、決算書と現⾦金金残⾼高の齟齬を解消しました。これまでの決算は、領領収 書の確認と決算書の作成はできていましたが、現⾦金金との整合性が確認されておらず、実際の残⾼高との乖離離が存在 していました。つまり、会計の基本中の基本である「現⾦金金(通帳残⾼高)と決算報告書(エクセル等の記録)が⼀一 致しなければならない」ということが徹底できていない現状が、残念念ながら存在していました。そこで去年年度度と 本年年度度の決算作業を通じて、その概念念を会計担当者に理理解してもらうよう働きかけ、難しい場合には会計主導で 再計算と決算の修正を⾏行行うことを繰り返しました。その結果、百万単位が過年年度度の修正額として洗い出され本年年 度度計上することになりました。⻑⾧長い時間と労⼒力力がかかりましたが、現状(実際の残⾼高)と記録(決算)が⼀一致し、 組織の現状が齟齬なく把握でき、本来あるべき正しい決算書で年年度度を終えることが出来ました。 ○現場への権限委譲 予算を付与したチームに専属会計担当を置いてもらうことを条件に、チーム内での柔軟かつ責任のある予算運 ⽤用を促しました。予算運⽤用において頻回に会計の承認を必要とするのではなく、現場のことがよくわかる各担当 会計と NO やプロジェクトコーディネーターなど核となるリーダーに権限委譲することで、迅速かつ実状に即し た資⾦金金の使い⽅方をしてもらえるよう配慮しました。
3.今後の展望・課題 I-J に専属の会計担当が置かれたのは実は歴史が浅いのですが、今年年度度もその挑戦が続きました。2014 年年度度に プロジェクト通帳廃⽌止など改⾰革の決定がなされ、翌年年 2015 年年度度に実施、今年年度度は予算配分⽅方法の公平性と決算 の正確性に注⼒力力すべく上記のような様々な新しい試みがなされました。しかし今年年度度は現状把握に時間と労⼒力力が かかり、結果として予算配分や決算の遅れが⽣生じてしまいました。今後は今年年度度に試みた新しい⽅方法を迅速に運 ⽤用することで根付かせること、必要に応じて標準化に向けた改⾰革が継続されることが望まれます。 I-J には 50 を超える加盟⼤大学、6 委員会と多数のプロジェクト、9つのリージョンがありますが、それらのマ ネジメントは世界の IFMSA 加盟団体(NMO)を⾒見見てもおそらく 1 位 2 位を争う規模と複雑さであり、それゆえ 会計管理理も煩雑かつ⼤大量量です。今後はスタッフの会計基礎知識識の徹底はもちろん、I-J の活動範囲の拡⼤大に応じ てプロの知恵も拝借することを考慮し、効率率率的かつ適切切に運⽤用する⼿手⽴立立てを講じる必要性があると思われます。
4.感想 1 年年間、困難と試⾏行行錯誤の連続でした。私は予算実績管理理や組織の効率率率化プロジェクトの経験は少なからずあ りましたが、I-J での理理事会計としての経験は毎回チャレンジングでした。I-J は毎年年メンバーが⼊入れ替わり、特 154
に会計に関しては専⾨門性を持たないボランティアであり、資⾦金金も潤沢にあるわけではなく、⽇日々活動をつつがな く運営していくのは並⼤大抵なことではありません。限られたリソースの中で組織の透明性と機動⼒力力を⾼高めるため に何が出来るか、⾃自分なりに精⼀一杯尽⼒力力させていただきました。それが出来たのは、I-J やそのメンバーの可能 性を信じ、未来に希望を抱く同志たちの頑張りやサポートのおかげです。⼀一⼈人では決してできませんでした。 巷では⼤大企業の粉飾決算やデータ改ざんが世間を賑わせています。I-J は 2000 年年前後に国際医学⽣生連盟の⽇日 本⽀支部として本格的に活動を開始して以来、活動実績と所属学⽣生数を含め、名実ともに国内最⼤大の医療療系学⽣生団 体の⼀一つとなりました。今後は会計⾯面でも組織の持続可能性を担保できる運営がなされることを願っています。
⽂文責│⻑⾧長崎⼤大学4年年
荒倉由佳
155
17. Local Activitiy|加盟団体 地域活動 [北北海道地域] 北北海道⼤大学 │ 3 年年 東條真有 北北海道⼤大学 IFMSA は、今年年度度は新⼊入部員の数も増え、例例年年以上に活気のある年年となりました。週⼀一度度のミーテ ィングでは IFMSA のイベントの告知や交代でのプレゼンテーションを⾏行行っています。近年年しばらく下⽕火だった ぬいぐるみ病院の再興にも⼒力力を⼊入れ、学祭・地域のお祭り・近所の幼稚園で無事実施をすることができました。 8 ⽉月には台湾とスペインから留留学⽣生が来てくれて、交流流を⾏行行うことができました。これからも、札幌医⼤大・旭川 医⼤大をはじめとするほかの⼤大学とも協⼒力力しつつ、部員それぞれが興味を持ったことに主体的に取り組み、周りが それを応援できるようなサークルを⽬目指していけたら、と思います。
旭川医科⼤大学 │ 2年年 東⼭山望 旭川医科⼤大学 IFMSA は昨年年度度から⼤大きくメンバーが増え、計 62 名になりました。今年年度度は週に 1 回、プレゼ ンテーションなどを⾏行行う勉強会を設けており、各々が道内をはじめ全国各地でのイベントで得たものを還元し、 伝えるスキルを⾝身につけています。そのほかにも学内では Exchange での交換留留学、ぬいぐるみ病院、キッズス クール(⼩小学⽣生を対象にした健康教育)、HIV/AIDS の勉強会などを⾏行行いました。さらに今年年度度は初めて学校祭 でフェアトレード商品の販売を⾏行行いました。今後も各々が⾃自分の興味に従って様々な活動に取り組み、互いに刺刺 激を受け、学び合う場を作っていきたいです。今後ともよろしくお願いします。
札幌医科⼤大学 │ 3 年年 ⼤大⼭山和紗 札幌医科⼤大学 IFMSA では部員約 30 名で活動しています。活動は主に留留学部⾨門、SCORA 部⾨門、ぬいぐるみ病院 部⾨門、⼩小児科部⾨門の 4 つに分かれており、毎週⽔水曜⽇日に部会を⾏行行うなかで各部⾨門の活動報告やプレゼン等を⾏行行っ ています。 今年年度度は現在までに、留留学部⾨門では留留学⽣生の受け⼊入れを 2 ⼈人、SCORA 部⾨門では⾼高等学校での性教育を 1 回、近 隣隣保育園でのぬいぐるみ病院実施を 1 回、附属病院⼩小児科病棟での季節イベントを 3 回⾏行行いました。 イベントなどを通じてさまざまな繋がりを広め、近く、インターナショナルスクールでのぬいぐるみ病院の実施 も⾏行行う予定です。今後とも、多⽅方⾯面の分野に関⼼心を持ち交流流するなかで、実りある活動をしていきたい思います。 どうぞよろしくお願いします。 [東北北地域] 岩⼿手医科⼤大学 │3年年 ⼩小幡健太 IMU-IFMSA(Iwate Medical University - IFMSA)が設⽴立立されて、今年年が 3 年年⽬目でした。まだ⾮非公認同好会 (設⽴立立準備クラブ)という位置づけですが、20⼈人ほどで活動しています。 「IFMSA-Japan の魅⼒力力を校内に伝え、 IFMSA-Japan で得たことを、岩⼿手県内などのローカルへ還元し活かしていく」という⽅方針で活動しています。 現在は、学内の留留学⽣生や外国⼈人の先⽣生⽅方と⼀一緒にお昼をしながら英会話をしたり、IFMSA-Japan のイベント にみんなで⼀一緒に参加したり、そして⼤大学内での IFMSA-Japan の広報活動をメインに⾏行行っています。また、岩 ⼿手医科⼤大学内での交換留留学制度度の早期実現に向けて準備も進めています。課題は、学内での IFMSA-Japan の認 知を更更に上げることと、今後を担ってくれる後輩の育成です。
156
IFMSAKT(秋⽥田⼤大学)│ 2 年年 ⼩小原元⽂文 IFMSAKT は 30 名程度度の部員が参加しており、ぬいぐるみ病院部⾨門、留留学部⾨門、SCOME 部⾨門、SCORA 部⾨門を 中⼼心に活動をしております。ぬいぐるみ病院部⾨門は⽉月⼀一以上に保育園や施設で出張活動や、学園祭でも活動をし ており、そのための準備会はほぼ週⼀一で⾏行行われています。また、留留学部⾨門は設⽴立立2年年⽬目で来年年から受け⼊入れるこ とが可能になり、これから outgoing のための交渉を⼤大学としております。また、SCOME と SCORA は不不定期 に部⾨門を構わず部員を集めてワークショップや勉強会を開いております。 [関東地域] ESS (杏林林⼤大学) │ 4 年年 ⼀一迫星来 私たちは、IFMSA の SCOPE や SCORE を通した交換留留学⽣生のサポートを主な活動として、部員総勢 85 名 で活動 をしています。今年年度度は、6~9 ⽉月を通して計 9 名の留留学⽣生を受け⼊入れました。また、外国語学部を 含む他学部の キャンパスの移転に伴い、アジア圏からの留留学⽣生との交流流や英語学習のための施設の利利⽤用な ど、医学部と他学 部間の交流流を深める⼤大きな⼀一歩を踏み出しました。医学部内での英語学習の新たなステ ップとして、海外医療療 ドラマ鑑賞や医局での英語学習にも取り組みました。今後は、学内でのディベート やスピーチコンテストなど、 部員の主体的な英語⼒力力向上にアプローチできる活動を始められたらと思って います。 北北⾥里里⼤大学 │ 3 年年 棚元なな 北北⾥里里⼤大学 MESS 部は IFMSA-Japan に団体加盟をしています。MESS は総部員数 100 ⼈人、主⼒力力メンバーは 20 ⼈人 程度度で、定期的に英語スピーチコンテストやディベート⼤大会に出場したりその準備をしたりしています。北北⾥里里⼤大 学 MESS は IFMSA-Japan の留留学プログラムに参加しています。今年年度度はギリシャから⼀一名の留留学⽣生を受け⼊入れ ました。留留学⽣生とは週末に東京観光をしたり、相模原の花⽕火⼤大会に⾏行行ったりして、⽇日本らしい体験を楽しんでも らいました。 留留学⽣生に「充実した体験ができた」と⾔言ってもらい、私たち部員も英語を使って楽しむ機会を得 る事ができました。来年年度度は、他校の学⽣生や留留学⽣生との交流流もできれば、と思います。
157
IMC 国際⽂文化医療療研究会(⾃自治医科⼤大学) | 5 年年 熊⽥田裕美 今年年度度 SCOPE では 3 ⼈人がオーストリア、ポルトガル、クロアチアに留留学予定です。また、incoming ではオー ストリアから 2 ⼈人、イタリアから 1 ⼈人の留留学⽣生を受け⼊入れました。 留留学⽣生は⼤大学敷地内にあるレジデントハウスに滞在し病棟で実習を⾏行行います。私たちの⼤大学は全寮寮制であるため 留留学⽣生との交流流を持ちやすく、1〜~6 年年⽣生が協⼒力力しながら受け⼊入れを⾏行行っています。今年年は柔道部や⼸弓道部の練 習に混ぜてもらい、武道を楽しんでもらうことが出来ました。 また、ぬいぐるみ病院は、じぬびーという名で活動しており、学園祭では毎年年多くの⼦子供たちに楽しくお医者さ ん体験をしてもらっています。 今後は、留留学とぬいぐるみ病院以外の IFMSA の活動に参加する⼈人が増えればと思っています。 千葉葉⼤大学 |2 年年 上⽥田 聖 千葉葉⼤大学に属する国際交流流サークル『世界の医療療を考える会』が主に SCOPE, SCORE といった留留学関係を 担 当しています。ぬいぐるみ病院等は別サークルが存在し、そこが活動の起点となっている相互交流流はあまり活発 ではありませんが、所属⼈人数は 100⼈人を超え、希望者のみ参加するという形式をとっています。例例年年、規模の問 題からか他⼤大学より⽐比較的多くの留留学⽣生を受け⼊入れています。主な仕事は宿泊先の斡旋・病院にお ける事務⼿手 続きの代理理・観光に付き添うなど多岐に渡ります。 前述の活動が基本となり、留留学⽣生との相互交流流がメインで す。⾃自⾝身は留留学部署のみしか担当していないため、他の活動がどのように⾏行行われているかなどはあまり詳細には 把握していません。参加を義務付けることがないため、どうしても⼀一部の学⽣生のみが交流流するという形に落落ち着 いてしまっています。また、本サークルでは部費の徴収を⼀一切切⾏行行っていないため、資⾦金金⾯面での困難もあります。 外⾯面的な規模縮⼩小 は致し⽅方ないものの、より強固な団体をつくることが今後の課題となるでしょう。IFMSA 役 員の⽅方々、⼀一年年間お疲れ様です。⼤大学内でも様々な仕事をこなしつつなので、あまり業務に時間を割くことがで きず、⼤大変ご迷惑をお掛けしました。⼈人⽣生で初めての国際交流流の機会を得られ、⾃自⾝身の英語⼒力力を伸ばすだけでな く、海外にたくさんの友達をつくることができました。今後も⾊色々と不不⼿手際あるかと存じますが、どうぞよろし くお願い申し上げます。 筑波⼤大学 │ 2 年年 川井恵 筑波⼤大学では、TIMSA(Tsukuba International Medical Student Association)という団体で、IFMSA に関わっ ています。活動場所は筑波⼤大学の医学棟で、規模としては現在、⼀一年年⽣生から六六年年⽣生までの 50 名程で活動してい ます。 普段の活動としては、平⽇日の昼休みや放課後に英語チャットや英語診察の練習などを⾏行行っています。 TIMSA では、IFMSA 交換留留学⽣生の受け⼊入れを⾏行行っています。具体的には、7,8 ⽉月や 1,2,3 ⽉月に留留学⽣生を4 週間受け⼊入れ、その間留留学⽣生の東京、つくば観光をお⼿手伝いしたり、歓迎のイベントを催したりしています。ま た受け⼊入れに際し、宿泊場所の確保や、留留学⽣生と連絡を取り、何か困ったことがあれば⼿手助けしたりしています。 また受け⼊入れ時以外でも、IFMSA 交換留留学で outgoing したメンバーの、留留学報告会や、IFMSA の活動紹介な ども⾏行行っています。 課題としては、7,8⽉月の受け⼊入れ時には、部員が夏季⻑⾧長期休暇のために留留学⽣生イベントへの参加率率率が低く、ま た留留学⽣生が観光の希望を⾔言ってくれても付き添える学⽣生がいなかったりと、留留学⽣生を充分にもてなすことができ なかった点が挙げられます。失敗の原因としては、留留学⽣生イベントの企画が初めてで企画周知が直前になってし まったことがあったので、次の受け⼊入れに向けての改善点として、留留学⽣生の予定と企画の希望を早めに聞き、企 158
画⽇日を早めに周知して準備を進めることが挙げられます。 帝京⼤大学 JIMSA 部 │ 3年年 柿原杏那 帝京⼤大学 JIMSA 部は、約50名のメンバーで主に医学英語を学ぶことを⽬目的として活動しております。普段は 放課後を利利⽤用して週に1回のペースで部会を⾏行行い、勉強会、英会話、リスニングなどを学⽣生主体で取り組んでい ます。また、IFMSA-Japan の姉妹団体である JIMSA で医学英語の⼤大会に積極的に参加し、英語の能⼒力力の向上に 部員⼀一同努めております。IFMSA-Japan では勉強会やイベントへの参加、そして部員内の10名程度度がプロジ ェクトや運営に、スタッフとして精⼒力力的に活動しています。さらに、⼩小児科の先⽣生にご協⼒力力いただきこども学習 教室のお⼿手伝いなどを⾏行行い、こどもに関する教育について学ぶ活動も⾏行行っております。これからも、医療療英語を 中⼼心に多岐にわたる活動を部員全体でより活発に活動していくことを⽬目指していく所存です。 東海⼤大学 │ 3年年 ⽴立立川茉⾥里里絵 私たち東海⼤大学 MESS 部は 3 年年以下低学年年が中⼼心となり、今年年度度は計 44 ⼈人で活動を⾏行行ってきました。 姉妹団体である JIMSA において定期的に開催される、スピーチコンテストや基礎医学の研究発表会を活動の⼤大 きな柱として位置付け、それらを⽬目標に⽇日ごろから少しずつ準備を進めています。また、医療療においても英語の 需要が増している中、今年年度度から週に2回ほどのペースでネイティブの先⽣生を招いての勉強会を始め、⽣生の英語 に触れ、話す機会を増やそうと努⼒力力しています。 東海⼤大学の⼤大きな特徴として、5年年次に海外の提携⼤大学において3か⽉月という⻑⾧長期間にわたり臨臨床実習を⾏行行える ことが挙げられます。部員は特にその留留学を⽬目標としている⼈人や留留学経験者が多く、MESS は学年年の垣根を越え た英語の勉強や交流流の場となっています。そうした海外に⽬目を向けている⼈人が多い中、IFMSA の活動をまだ広 めきれていない部分もあるので、今後はより⼀一層 IFMSA の活動を紹介していけたらと考えています。 東京医科⼤大学 | 2 年年 林林萌菜美 私たち東京医科⼤大学 English Speaking Society は医療療に関わってゆく者として、英語に親しみ、会話・ディス カッションのための能⼒力力向上を⽬目標としています。具体的な活動は週 2 回で、ネイティブの先⽣生をお招きしての 発⾳音練習や、留留学⽣生と共に⾷食事や観光に⾏行行き交流流することで、⾃自然な会話の⽅方法を楽しみながら学んでいます。 ハロウィンやクリスマスでは、より英語という⾔言語に親しめるよう、イベントに合わせた英語を⽤用いたゲームな どをしています。国際医学⽣生連盟(以下 IFMSA)では総本会議に出席し、他校の学⽣生と交流流を深めるとともに 情報交換することができました。部員の中には IFMSA の会員として活動している学⽣生もいます。 東京⼥女女⼦子医科⼤大学 | 3年年 前川雪菜 東京⼥女女⼦子医科⼤大学 MESS 部は、今年年度度現役部員 56 ⼈人で活動してきました。 IFMSA-Japan(以下 I-J)のスタッフが中⼼心となり、新歓など各イベントに積極的に参加したり、本校へやってき た留留学⽣生と交流流会を開催しました。I-J 新歓を通じて本校の新⼊入⽣生スタッフも多く誕⽣生しました。 その他にも、姉妹団体の JIMSA で基礎医学分野の研究発表会やディベートなどといった医学英語の⼤大会に出場 したり、学内活動として、洋画鑑賞会なども⾏行行っています。 今後も積極的に活動していきますので、東京⼥女女⼦子医科⼤大学 MESS 部をどうぞよろしくお願いします。
159
獨協医科⼤大学│ 2 年年 野島⼤大輔 今年年度度、IFMSA に個⼈人会員登録をしている学⽣生は、6 名となっており、獨協医科⼤大学では 1 名の SCOPE 留留学⽣生 を受け⼊入れました。SCOPE 留留学⽣生に対しては、2 年年⽣生が中⼼心となって東京案内をし、学内・学外共に充実した 留留学⽣生活になったようでした。6 名という限られた⼈人員ではありますが、各⼈人がそれぞれの所属している SCO において活動の場を広げています。 ① ESS ② 週 1 回の外国⼈人教師による英会話レッスン・映画鑑賞会・外国⼈人留留学⽣生受け⼊入れの際の歓迎会 ③ 交換留留学・ぬいぐるみ病院(Remedy という部活内で⾏行行われています) ④ IFMSA 活動をする学⽣生増加(リクルート) ⽇日本⼤大学 │ 3 年年 林林⽥田真吾 私達 IFMSA ⽇日⼤大には英語部⾨門とぬいぐるみ病院部⾨門の⼆二つがあります。英語部⾨門では留留学⽣生との交流流及び海外 ⼤大学への短期留留学を主な活動をし、また学園祭では1⽇日総合病院に参加し地域の⽅方々とも交流流を深めてます。ま たぬいぐるみ病院部⾨門では地域の保育園や⼤大学の⼩小児病棟で保健教育をしており、昨年年に続き今年年度度も⽇日本⼤大学 薬学部とのコラボレーション企画を⼩小児病棟で⾏行行いました。このように IFMSA ⽇日⼤大は英語と⼩小児医療療どちらも 学ぶことができ、⾊色々な⽅方と交流流を持てるのが特徴です。今年年度度は⽇日本総会に参加する部員が少なかったため、 来年年はより多くの部員が IFMSA-Japan の活動に関われたらと考えております 東邦⼤大学 │ 3 年年 ⼭山⼝口莉世、3 年年 ⼋八⽊木真梨梨絵 私たち東邦⼤大学医学部 ESS は 80 ⼈人規模で活動しています。常時の活動は⾏行行っていませんが、部員の希望があれ ばネイティブの先⽣生と交えて英語でゲームを⾏行行ったり、留留学⽣生が来た時はソーシャル活動を⾏行行ったりしています。 今年年から東邦⼤大学では SCORE での受け⼊入れを始め、SCORE と SCOPE それぞれ⼀一⼈人ずつ留留学⽣生を受け⼊入れまし た。今年年のソーシャルでは留留学⽣生が希望した場所(フクロウカフェ、ジブリ美術館、⽇日本科学未来館など)に⾏行行 き、留留学⽣生や部員との交流流を深めました。ESS では活動を強制していないため固定のメンバーになりがちですが、 今後は様々な部員が参加しやすいように活動内容を⼯工夫していきます。
160
⽇日本医科⼤大学 │ 4 年年 森川敬介 ⽇日本医科⼤大学 Medical English Speaking Society(MESS)では、今年年いくつかの変⾰革がありました。その内、 IFMSA-Japan と⼤大きく関係する点として挙げられるのが、留留学⽣生受け⼊入れの条件変更更です。これは医学部とい うより病院や⼤大学規模での変更更であり、まだ過渡期にある為、その条件の仔細は未だ不不明ですが、次の留留学⽣生受 け⼊入れまでには把握し、システムを整える次第です。 この変更更故、今年年度度は留留学⽣生の受け⼊入れをせず、代わりに、個⼈人的に本学を訪れた留留学⽣生との交流流や、ボーリ ング⼤大会などのレクリエーションを通しての英会話の実践が主な活動と相成りました。 次の幹部代では留留学⽣生受け⼊入れが再開できそうですので、これを⽬目標に部員全員で協⼒力力して受け⼊入れ準備に精 励する所存です。 聖マリアンナ医科⼤大学 │ 4 年年 ⽥田中佑 聖マリアンナ医科⼤大学 MESS では現在 50 名ほどのメンバーで活動を⾏行行っています。主な内容としては、ぬいぐ るみ病院、留留学⽣生受け⼊入れ、英語による研究発表などがあります。今年年度度は毎年年恒例例となったぬいぐるみ病院で、 和気あいあいと⼦子どもたちに健康の⼤大切切さを教えることができました。また留留学部⾨門では、スウェーデンより留留 学⽣生を受け⼊入れ、⼀一緒に⾷食事や市内観光を⾏行行いました。来年年度度の課題としては活動をより多くの⼈人に紹介するこ とで参加しやすい雰囲気を作ることです。また、新⼊入⽣生に向けた各種活動の紹介や経験者の感想などを伝えてい き、今年年度度の反省省を踏まえた上で各活動をより良良いものとしていくこととします。 IFMSA-Yamanashi | 4 年年 ⽊木村徳秀 ⼭山梨梨⼤大学では社会貢献及び⾃自⼰己実現を⽬目標に、Exchange 部⾨門、SCORA 部⾨門、ぬいぐるみ病院部⾨門の三団体で IFMSA-Yamanashi というサークルとして活動しています。部員は 50 名ほどで、各団体が別々に活動をしてお ります。Exchange 部⾨門では、毎年年7⽉月に留留学⽣生を数名受け⼊入れており、今年年度度は⼆二名の⼥女女性を受け⼊入れ、観光 やパーティーなどで盛り上がりました。また今年年度度は⼆二名が留留学をします。SCORA 部⾨門では⾼高校⽣生を対象に性 に関する講座を開いたりし、性教育に貢献しました。ぬいぐるみ病院部⾨門ではぬいぐるみを使い、⼦子供を対象に ⼿手洗いの⼤大切切さなどを指導しました。全体の今度度の⽬目標としては部員を増やしたり、各団体間の交流流を増やした りしていきたいです。 FORS(群⾺馬⼤大学) │ 5 年年 ⽔水﨑徹太 本年年度度より IFMSA の加盟団体となりました、FORS(国際医療療ボランティアの会)です。群⾺馬⼤大学内のセミナー 室を使い活動しております。部員は 20 名ほどが参加しており、⽉月 1 回の勉強会では TED Talks を⽤用いたディベ ートや⼤大学の交換留留学参加者による留留学報告会を⾏行行っています。また、今年年度度は夏季にフィリピンのセブ島にて ボランティア活動をいたしました。本年年度度から加盟団体となったこともあり、まだ IFMSA-Japan を通しての活 動は実現していませんが、来年年度度より IFMSA-Japan の活動に参加していきます。 [東海信州地域] HIAMU(愛知医科⼤大学) │ 3 年年 澤⼭山初⾳音 HIAMU は、ボランティア部⾨門、留留学部⾨門、アカデミック部⾨門の 3 つに分かれており、さまざまな分野において 活動しています。ボランティア部⾨門では、⼩小児科、学童、災害などに関するボランティアを⾏行行なっています。留留 学部⾨門のうちの 1 つに IFMSA-Japan SCORE の交換留留学も含まれており、受け⼊入れや送り出しを⾏行行なっていま 161
す。また、アカデミック部⾨門の中には SCOPH の ACHP も含まれており、学祭でフェアトレード商品を販売した り、勉強会を⾏行行なったりしています。IFMSA-Japan に興味を持つ部員が増えてきており、これからは⼀一層盛り 上がっていくことが予想されます。今後ともよろしくお願い致します。 [北北陸陸地域] 福井⼤大学 │ 3年年 若若園依未 福井⼤大学では、FEAL というサークルでの交換留留学を主に扱う部⾨門として IFMSA-Japan に団体加盟しています。 今年年度度は、7 ⽉月に 3 名の留留学⽣生受け⼊入れ、9 ⽉月に 2 名の基礎医学研究にける派遣を⾏行行いました。来年年度度も 4 名の 交換留留学が決まっており、これからますます国際的に活動していくメンバーが増えるように努⼒力力していきます。 [四国地域] 愛媛⼤大学 │ 3年年 豊澤摩耶 愛媛では、EMSA(Ehime Medical Studentsʼ’ Association)部として IFMSA の活動を⾏行行っています。現在部員は 約25名で、活動内容は主に Exchange とぬいぐるみ病院を⾏行行っています。今年年度度は、EMSA が部として⼤大きく 前進した年年となりました。Exchange では、EMSA として初めて交換留留学⽣生を受け⼊入れ、三名の留留学⽣生と交流流を 持ちました。またぬいぐるみ病院では、医学祭でブースを出し、⼆二⽇日間で約70名の⼦子供たちに遊んでもらうこ とができました。秋には⼀一年年⽣生が中⼼心となって、⼤大学の敷地内にある保育所でのぬいぐるみ病院も⾏行行いました。 今後は、他⼤大学との交流流も含めて、さらに部としての活動が広がるようにしていければと思います。 ⾹香川⼤大学 │ 4年年 酒井善紀 ⾹香川⼤大学では、今年年度度 IFMSA には IRM が所属団体として、かがわぬいぐるみ病院と Exchange 部⾨門がそれぞ れ関連団体として活動しました。 IRM では毎週⼀一回、勉強会を開き、その週の担当者による医療療に関する事柄のプレゼンや、そのテーマに関す るディベートなどを⾏行行っています。かがわぬいぐるみ病院は、お医者さんごっこをする模擬診察や劇・紙芝居を 通しての保健教育を、⼤大学祭や保育所、地域のお祭りなどで⾏行行なっています。Exchange 部⾨門は今年年度度から開始 し、2018 年年には 2 名の留留学が内定し、今後のさらなる発展を⾒見見込んでいます。また、個⼈人単位で IFMSA のス タッフとして関わっている者もいます。今後は、この 3 つの団体が合体して、より充実した活動を⾏行行っていく予 定です。 TIFMSA(徳島⼤大学) | 4年年 吉原美沙⼦子 TIFMSA は、設⽴立立から8年年が経ち、部員は約50名で活動しています。2016年年度度は、ぬいぐるみ病院、SCORA に加え、世界を学ぶ君という新たなプロジェクトもスタートしました。世界を学ぶ君は、世界の医療療や価値観に ついて学ぶ勉強会です。また、SCORA では新たな試みとしてスコラ会という勉強会を学内で定期的に開催し、 ⼤大学⽣生に性と⽣生殖に関して真剣に考えてもらうきっかけを増やしました。ぬいぐるみ病院では、⼦子どもたちが楽 しみながら学べる保健教育の⼯工夫を⾏行行いました。このように、TIFMSA では徳島⼤大学内だけでなく、地域を巻き 込んだ活動をし、多くの学びを得ることができます。今後も、これまでの活動を⼤大切切にしながらますます活動の 幅を広げていきたいと考えています。
162
[関⻄西地域] 滋賀医科⼤大学 │ 4 年年 浅賀航平 私たち SUMS ESS は、定期的に留留学⽣生を交えての交流流会を開催しています。季節に合わせて毎回テーマを設定 し企画を考え、ESS メンバーだけでなく初めての⽅方も参加しやすいよう⼼心がけています。会は毎回盛り上がりを ⾒見見せ、それぞれが新たな⼈人との交流流で新たな発⾒見見をしてくれているようです。参加してくれる留留学⽣生も回を増す ごとに増え国籍も豊かになり、⽇日本⼈人学⽣生からのイベントに関する問い合わせも増えてきました。 来年年度度からの基礎交換留留学受け⼊入れ開始を⽬目指し、準備も進めています。 ⼤大阪市⽴立立⼤大学 │5 年年 服部真⼈人 本学は世界で活躍できる医師の育成を⽬目指し、英語教育に積極的に取り組んでいます。中でも留留学⽣生の受け⼊入れ に特に⼒力力を⼊入れております。IFMSA を通しての留留学⽣生 12 名以外にも、学部間で提携を結ばせていただいている、 アジアを中⼼心とした医学部からの留留学⽣生 47 名の受け⼊入れを⾏行行っています。また、受け⼊入れだけではなく、IFMSA を通して 12 名を、それ以外に 23 名を、基礎研究、臨臨床実習を含めて海外に派遣しています。IFMSA には、SCOPE と LORE の 2 部⾨門にお世話になっています。今後は他の部⾨門にも関わっていきながら、関⻄西での IFMSA の活動 の発展に貢献させていただければ幸いです。 [中国地域] 岡⼭山⼤大学 │ 4 年年 佐々⽊木啓太 私たち、岡⼭山⼤大学国際医療療勉強会 ILOHA(Internationally and Locally Oriented Health Association) は、IFMSA-Japan に団体加盟をしています。ILOHA の活動⽬目的は、国内及び海外各国の学⽣生と共に保健医療療の 向上とよりよい社会の構築を⽬目指し、ヒューマンネットワークを創り上げていくことです。かみ砕いて表現すれ ば、医療療に関する事柄もそれ以外の事柄も、国際的な広い視点と地域的な⾝身近な視点の両⽅方で学ぶ活動をしてい ます。現在の部員は、30 名で、具体的な活動としては、毎週⽊木曜⽇日の勉強会、⻑⾧長期休暇でのスタディツアー、 その学びを岡⼭山に還すという活動という 3 つを軸としています。また、IFMSA-Japan では、その留留学プログ ラムを通じて、昨年年までに数名の学⽣生を海外から受け⼊入れてきました。それぞれの国の⽂文化や考えを共有し、新 たな視野を持ち合わせることができるようになるということが、国際交流流の⼤大きなメリットだと考えており、今 年年も現在、新しい留留学⽣生の受け⼊入れを検討している段階です。 ⼭山⼝口⼤大学 │ 3年年 ⻄西郷奈奈津⼦子 ⼭山⼝口⼤大学 ESS は現在30名程度度が所属しており、交換留留学を中⼼心に活動を⾏行行っております。今年年度度はベルギー より1名の留留学⽣生を受け⼊入れ、welcome party をはじめとした⾷食事会や、近隣隣の観光に⾏行行くなどの活動を⾏行行い ました。また⼭山⼝口⼤大学からも2名がロシア、イタリアへの交換留留学に参加しました。留留学⽣生受け⼊入れ、留留学者の 活動報告どちらからも異異⽂文化理理解や英語の必要性などについて刺刺激を受け、部員のモチベーションが⾼高まりまし た。今後は他⼤大学の活動を参考にさせていただき、交換留留学以外にも活動の幅を広げていきたいと思います。 川崎医科⼤大学 ESS 部(川崎医科⼤大学) │ 2年年 諫⾒見見直樹 私たち川崎医科⼤大学 ESS 部は 34 名の部員から成り、国際医療療に⽬目を向け、将来私たちが担う医療療の質を上げる ことを⽬目標にしています。そのため、週に1度度の活動では、ネイティブの先⽣生⽅方を招き、医療療単語の習得や TOFEL の対策を⾏行行っています。夏には交換留留学を⾏行行い、各々の⽂文化や医療療の違いを話し合いました。また、国際化への 163
抵抗をなくすため、ハロウィンやクリスマスに、異異⽂文化に触れて楽しめる機会を設けています。今年年度度は学校⾏行行 事の都合で⽇日本総会に参加できませんでしたが、次回以降降は多くの部員での積極的な参加を⽬目指してゆきます。
[Halloween Party の様⼦子] ⼭山⼝口⼤大学 | 3 年年 ⻄西⼭山 慧⼦子 ①⼭山⼝口⼤大学 ESS 部として IFMSA-Japan に所属。 現在部員約 30 名で⼭山⼝口⼤大学医学部校舎や図書館等で活動。 ②IFMSA 交換留留学、留留学⽣生との交流流会、 週 1 回、⼭山⼝口⼤大学医学部留留学⽣生(現在はインド⼈人)との Conversation lunch。 隔週で、ESS 部として国際交流流を⽬目的とした活動(英会話練習、英語⼒力力向上に向けたプレゼン、海外⽂文化を学 ぶ等) ③基礎交換留留学を主として活動に参加。 昨年年度度は 7 ⽉月に、フランス⼈人1⼈人の受け⼊入れ。 同時期に久留留⽶米⼤大学などから来た留留学⽣生 2 ⼈人も含め、広島観光など交流流会も実施。 8 ⽉月に 2 ⼈人イタリア、ロシアへ 1 か⽉月留留学。 ④IFMSA の活動に交換留留学や総会に関しては積極的に参加しているが、他の活動に関しては全体ではなく個⼈人 単位での参加となっている。 ⑤ 基礎交換留留学に関しては積極的に参加。
個⼈人での IFMSA 活動に関しても情報共有を⾏行行い、交換留留学以外の活動に対しても周知していく。
164
[九⼭山地域] ⼤大分⼤大学 │ 3 年年 峯 陽⼦子 IFMSA-Oita は現在 43 名で活動しております。交換留留学が主な活動で、本年年度度は 3 名が Exchange program を 通じて臨臨床留留学をしました。また、留留学⽣生受け⼊入れはできなかったものの、7 ⽉月に九州のあらゆる⼤大学による九 州合同ソーシャルを開催し、他校との交流流や留留学⽣生との交流流、意⾒見見交換などを⾏行行いました。昨年年度度まではほとん ど参加者のいなかった九⼭山新歓にも、IFMSA-Oita から 20 名参加し、部員の多くが今までよりも IFMSA の活動 に興味をもち、積極的に活動を⾏行行なっていきたいというのが伺えます。今後の⽬目標として、本年年度度受け⼊入れがで きなかったことも踏まえ、毎年年留留学⽣生を受け⼊入れて⾏行行きたいです。
久留留⽶米⼤大学 JIMSA │ 3年年 宮崎路路⼦子 久留留⽶米⼤大学医学部 JIMSA は、約70⼈人の部員から成り、低学年年を中⼼心に活動を続けています。主な活動は IFMSA-Japan(以下 I-J)を通じた交換留留学(2016年年度度︓:In coming 2 名、Out going 2 名)や、I-J イベン トへの参加、福岡⼤大学 ESS と合同で⾏行行っているスピーチコンテストへの出場、⼤大学の学園祭での医学展⽰示、ぬ いぐるみ病院、ディベート⼤大会への参加など、多岐に渡っています。今後も、学内外とのつながりを⼤大切切に良良き 医師の礎となる活動を続けていきたいと考えています。 福岡⼤大学 │ 3年年 ⾦金金⼦子竣 福岡⼤大学医学部英語研究会 ESS は各部員が医療療の国際化に対応できる医師になることを⽬目指し、毎週ネイティ ブの講師を招いて活動しております。毎週の活動では、ひとこと英会話やニュースのリスニング、英語の問診練 165
習などを⾏行行い英語の学習に取り組んでいます。 春には久留留⽶米⼤大学との JIMSA スピーチコンテストへ毎年年出場し、 表現の幅を広げています。また、IFMSA の Exchange による留留学⽣生の受け⼊入れおよび海外への留留学を⾏行行い、世 界中の医学⽣生と⾔言葉葉や⽂文化を超えた交流流を⾏行行っています。留留学⽣生の受け⼊入れでは部全体で活動に取り組んでおり、 部活動に参加したり休⽇日に観光や⾷食事に⾏行行ったりと貴重な時間を共に過ごしております。特に今年年は他⼤大学と合 同で観光を⾏行行い、さまざまな⼤大学の学⽣生や留留学⽣生と交流流をしました。そのような活動を通して、⾃自分たちとは異異 なる価値観や留留学⽣生の医学に対する意識識の⾼高さに気づかされました。私たちも留留学⽣生に負けないよう、⽇日々の努 ⼒力力を⼤大切切にしようと考えております。The only place where success comes before work is in a dictionary. 国際保健医療療研究会(宮崎⼤大学)│ 3 年年 鈴鈴⽊木佑奈奈 宮崎⼤大学国際保健医療療研究会は、25 名ほどのメンバーで活動しています。今年年度度は受け⼊入れ予定であった留留 学⽣生が直前に諸事情により来⽇日できなくなってしまいましたが、宮崎⼤大学に留留学している⼤大学院⽣生との交流流会を 開き、様々な国籍の留留学⽣生と英語で交流流する機会を設けました。また例例年年通り⼤大学祭での活動紹介展⽰示企画なら びにフェアトレード商品の販売を⾏行行いました。 来年年度度は再び留留学⽣生の受け⼊入れを希望しています。また、 これまでよりも IFMSA-Japan の個⼈人会員を増やし、 学内にとどまらず他⼤大学の⽅方たちとの交流流や IFMSA-Japan の活動への積極的な参加を⽬目指して体制を強化して いこうと考えています。 IFMSA 沖縄(琉琉球⼤大学) | 3年年 新崎直輝 IFMSA 沖縄は今年年度度から発⾜足し、IFMSA-Japan に団体加盟を認められました新しいサークルです。沖縄県内に は医学部は琉琉球⼤大学のみしかなく、また琉琉球⼤大学内に多くの勉強会・サークル等は存在しますが、他の医学部と の交流流がほとんど無いのが現状です。この状況を打開するため、県外医学部との交流流をより増やし、沖縄の医学 ⽣生の視野を広げることを⽬目的に IFMSA 沖縄を設⽴立立しました。現在の部員はわずか3名ですが、学内のサークル と提携し部員を集め、定期的に県外医学部との交流流の機会を作り、来年年度度からは IFMSA-Japan の交換留留学部⾨門 に⼒力力を⼊入れる予定です。
166
19. Auditing Report|監査報告 ◇監査委員とは 定款 8. 監査委員会 8.1. 監査委員会は理理事及び役員の監査をする。 8.2. 監査委員会は少なくとも 3⼈人の委員により構成され、総会本会議により選出されなければならない。 8.3. 委員は本連盟の他の役職に就くことはできない。 8.4. 監査委員会は細則に述べられている事由により理理事会の決定を無効にすることができる。その後、無効に した事項を議案として総会本会議に提出し、最終的な判断を⾏行行う。 8.5. 監査委員会は細則に述べられている事由により、理理事及び役員を⼀一時停職させることができる。 細則 8.4.7. Supervising Council (SC) 監査委員会 8.4.7.1. Supervising Council(SC)は 3 名以上の委 員によって構成される。但し少なくとも 1 名は EB 経験 者でなくてはならない。これ らのメンバーは総会本会議において選出 される。 8.4.7.2. 3 ⼈人以上の前年年度度 EB によって構成され る。これらのメンバーは総会本会議にお いて選出される。 8.4.7.3. SC のメンバーは、IFMSA-Japan での他 の役職と兼任することはできない。 8.4.7.4. IFMSA-Japan の会計は、その年年度度の会計 報告の監査を SC から受ける。 8.4.7.5. EB または officials が、規約に反する内容 の⾏行行動をした際に、SC はそのレポート とともにその者 を⼀一時停職させることが できる。なお、これらは、現職の他の役 員いずれかが SC に調査を依頼したとき に 限る[若園依未4]。 8.4.7.6. SC が規約に違反したと EB が判断した 場合、前年年度度 SC の助⾔言をもとに EB 決 定により EB が活 動を停⽌止させることが できる。
◇監査報告書 監査委員より IFMSA-Japan 代表宛に発⾏行行された監査報告書を次ページに⽰示します。
180
平成 29 年年 3 ⽉月 31 ⽇日 IFMSA-Japan 代表 殿 監査委員長 伊東 歌菜
内部監査報告書 平成 28 年 4 月 1 日より 3 月 31 日までの期間実施した IFMSA-Japan 理事における内部監査の結果を下記のと おりご報告いたします。
記 1.監査対象
監査対象部門:IFMSA-Japan 理事 監査対象業務:IFMSA-Japan 運営全般
2.監査実施日
平成 28 年 4 月 1 日〜平成 29 年 3 月 31 日
3.監査担当者
監査委員長 伊東歌菜 監査委員 田中都 吉岡俊樹
4.監査目的
IFMSA-Japan 運営上にうける「透明性」と「信頼性」の確保
5.監査項目
2016 年度 IFMSA-Japan 運営全般 2016 年度 IFMSA-Japan 会計報告
6.監査結果
重点項目
監査結果
APRM2017 誘致
APRM2017 誘致の際に資金面を含め十分 な検討を行うように勧告。
定款細則変更
定款細則の変更を勧告。
財務管理
問題なし。
2016 年度代表
181
20. Media Information|メディア情報 ♢テレビ東京 東京ガルリ
エイズ予防週間にあわせ、IFMSA-Japan SCORA の活動の啓発活動に関して、代表の齋藤がテレビ取材を受け ました。 ♢南⼭山堂 国際保健医療療のキャリアナビ 代表の齋藤が、IFMSA-Japan の活動に関して取材を受けた内容が掲載されました。 ♢GID 学会雑誌第 10 巻 ⽣生と⽣生殖・AIDS による委員会の副責任者 澤⼭山による、2014 年年度度から 2015 年年度度までの SCORA の⾏行行ってきた 性教育/ピアエデュケーションについて GID 学会で発表した内容が掲載されました。 ♢メディカルプリンシプル社 ドクターズマガジン 2016 年年 7 ⽉月号 代表の齋藤による、IFMSA-Japan の紹介記事が掲載されました。 ♢メディカルプリンシプル社 ドクターズマガジン 2016 年年 9 ⽉月号 HLP プロジェクト責任者 勝⾒見見による、HLP を始めとする啓発活動の記事が掲載されました。 ♢メディカルプリンシプル社 ドクターズマガジン 2016 年年 11 ⽉月号 副代表外務 塚本による、外務活動の紹介と今後のあり⽅方と展望に関する記事が掲載されました。 ♢メディカルプリンシプル社 ドクターズマガジン 2017 年年 1 ⽉月号 ACTION プロジェクト責任者 社本による、ACTION プロジェクトの災害医療療への取組みに関する記事が 掲載 されました。 ♢メディカルプリンシプル社 ドクターズマガジン 2017 年年 3 ⽉月号 基礎医学交換留留学に関する委員会の責任者 菅原による、交換留留学の各⼤大学での受け⼊入れ活動に関する記事が掲 載されました。
182
22. Special Thanks|お世話になった⽅方々 ●⼤大会後援及び助成⾦金金
公益社団法⼈人
⽇日本医師会 様
⽇日本医師会会⻑⾧長|横倉義武先⽣生 ⽇日本医師会国際課|能登裕⼆二様
●提携団体
AMSA Japan(アジア医学⽣生連絡協議会)様 ALSA Japan(アジア法学⽣生協会)様 JIMSA(⽇日本国際医学 ESS 学⽣生連盟)様 APS Japan(⽇日本薬学⽣生連盟)様
186
23. Local Organization|加盟団体⼀一覧 2016 年年
東海信州
北北海道 札幌医科⼤大学 IFMSA
札幌医科⼤大学
部
医学部・保健医療療学部
IFMSA 北北⼤大
北北海道⼤大学医学部
旭川医科⼤大学 IFMSA
旭川医科⼤大学医学部
HOPE
浜松医科⼤大学医学部
MESS
信州⼤大学医学部
HIAMU
愛知医科⼤大学
GIFMSA
岐⾩阜⼤大学医学部
えみふる
関⻄西
東北北
ISAO
⼤大阪市⽴立立⼤大学医学部
IFMSAKT
秋⽥田⼤大学医学部
⼤大阪医科⼤大学国際交流流部
⼤大阪医科⼤大学医学部
IMU-IFMSA 部
岩⼿手医科⼤大学医学部
MESS
関⻄西医科⼤大学医学部
TiMSA
東北北⼤大学医学部
社会医学研究会
奈奈良良県⽴立立医科⼤大学医学
IFMSA-Fukushima
福島県⽴立立医科⼤大学医学部
YMSA
⼭山形⼤大学医学部
関東 IMC(国際⽂文化医療療研
⾃自治医科⼤大学医学部
究会)
部 IFMSA-Kobe
神⼾戸⼤大学医学部
兵庫医科⼤大学(英語部)
兵庫医科⼤大学医学部
IFMSA-KINDAI-Exchange
近畿⼤大学医学部
SUMS E.S.S.
滋賀医科⼤大学医学部
TIMSA
筑波⼤大学医学群
中国・四国
ESS 部
獨協医科⼤大学部医学部
SMILE
島根⼤大学医学部
FORS
群⾺馬⼤大学医学部
国際保健友の会ハクナマタ
⿃鳥取⼤大学医学部
世界の医療療を考える会
千葉葉⼤大学医学部
タ
JIMSA/IFMSA 部
帝京⼤大学医学部
ESS 部
川崎医科⼤大学医学部
SSIA
東京医科⻭歯科⼤大学医学部
国際医療療勉強会 ILOHA
岡⼭山⼤大学医学部
⽇日⼤大-IFMSA
⽇日本⼤大学医学部
TIFMSA
徳島⼤大学医学部
MESS
⽇日本医科⼤大学医学部
EMSA
愛媛⼤大学医学部
東海⼤大学
東海⼤大学医学部
国 と 国 と の 医 療療 を 学 ぶ 会
⾹香川⼤大学医学部
杏林林⼤大学医学部 ESS
杏林林⼤大学医学部
MESS
聖マリアンナ医科⼤大学医
(IRM) 九州・⼭山⼝口
学部
ESS 部
⼭山⼝口⼤大学医学部
ESS
東京医科⼤大学医学部
ESS
福岡⼤大学医学部
MESS
東京⼥女女⼦子医科⼤大学医学部
ESS 部
産業医科⼤大学医学部
ESS
東邦⼤大学医学部
熱帯医学研究会
⻑⾧長崎⼤大学医学部
MESS
北北⾥里里⼤大学医学部
国際保健医療療研究会
宮崎⼤大学医学部
英語会(MESS)
慶應義塾⼤大学医学部
ifmsa Oita
⼤大分⼤大学医学部
IFMSA-Yamanashi
⼭山梨梨⼤大学医学部
久留留⽶米⼤大学 JIMSA 部
久留留⽶米⼤大学医学部
IFMSA-SAGA
佐賀⼤大学医学部
北北陸陸 FEAL
福井⼤大学医学部
国際社会医療療研究会
熊本⼤大学医学部
IFMSA ⾦金金沢
⾦金金沢⼤大学医学部
IFMSA 琉琉球⼤大学
琉琉球⼤大学医学部
国際医療療研究会
富⼭山⼤大学医学部
加盟⼤大学︓:58校
(2017 年年 3 ⽉月現在)
187
24. Abbreviation|IFMSA-Japan 略略語 APRM
Asia-Pacific Regional Meeting
アジア太平洋地域会議
EB
Executive Board
理理事
GA
General Assembly
世界総会
IFMSA
International Federation of Medical Studentsʼ’
国際医学⽣生連盟
Associations I-J
IFMSA-Japan
国際医学⽣生連盟 ⽇日本
LEO
Local Exchange Officer
各⼤大学の臨臨床交換留留学責任者
LORE
Local Officer on Research Exchange
各⼤大学の基礎研究交換留留学責任者
LTP
LEO/LORE Training Program
⼤大学留留学責任者トレーニングプログラム
(M)ESS
(Medical) English Speaking Society
(医学)英会話部
ML
Mailing List
メーリングリスト
NMOs
National Member Organizations
加盟国・加盟地域団体
NO
National Officer
各委員会の責任者
NEO
National Exchange Officer
臨臨床交換留留学に関する委員会責任者
NORE
National Officer on Research Exchange
基礎研究交換留留学に関する委員会責任者
NOME
National Officer on Medical Education
医学教育に関する委員会責任者
NORA
National Officer on Sexual and Reproductive
性と⽣生殖・AIDS に関する委員会責任者
health including HIV/AIDS NORP
National Officer on Human Rights and Peace
⼈人権と平和に関する委員会責任者
NPO
National Public Health Officer
公衆衛⽣生に関する委員会責任者
NGA
National General Assembly
⽇日本総会
NGO
Non Governmental Organization
⾮非政府組織
OC
Organizing Committee
運営委員
SCO
Standing Committee On
常設委員会
SCOPE
Standing Committee On Professional Exchange
臨臨床交換留留学に関する委員会
SCORE
Standing Committee On Research Exchange
基礎研究交換留留学に関する委員会
SCOME
Standing Committee On Medical Education
医学教育に関する委員会
SCORA
Standing Committee On Sexual and Reproductive
性と⽣生殖・AIDS に関する委員会
health
including HIV/AIDS
SCORP
Standing Committee On human Rights and Peace
⼈人権と平和に関する委員会
SCOPH
Standing Committee On Public Health
公衆衛⽣生に関する委員会
VPE
Vice President for External affairs
副代表外務担当
VPI
Vice President for Internal affairs
副代表内務担当
188
VPN
Vice President for International affairs
副代表国際業務担当
AVP
Africa Village Project
アフリカの公衆衛⽣生向上を⽬目指すプロジェクト
CoMT
Community Medicine Tour project
地域医療療ツアープロジェクト
HiNaP
Hiroshima Nagasaki Peace project
原爆・放射能について学ぶプロジェクト
HLP
Healthy Lifestyle Project
健康的な⽣生活と促進を学ぶプロジェクト
ICOT
Incoming Care and Outgoing Training Project
留留学トレーニングを⾏行行うプロジェクト
LAMP
Law and Medicine Project
法と医学の関わりを学ぶプロジェクト
LARF
Learn About Refugee Project in Japan
⽇日本に於ける難⺠民問題を学ぶプロジェクト
LLP
Life Lesson Project
⽣生命倫倫理理について学ぶプロジェクト
略略語無し
Peer Education Project
中⾼高⽣生への性教育を⾏行行うプロジェクト
略略語無し
Rainbow Flag Project
性の多様性を伝え、偏⾒見見を無くすことを⽬目指す プロジェクト
TMP
Team-medicine Project
チーム医療療プロジェクト
TBH
Teddy Bear Hospital project
ぬいぐるみ病院プロジェクト︓:⼦子どもたちへの 健康意識識向上を⽬目指すプロジェクト
189
25. Editorʼ’s Note|編集後記 IFMSA-Japan の報告書であるアニュアルレポート記事の依頼、回収、編集を⾏行行いました。たくさんのスタッフ がいる中で、なかなか⼿手を付ける時間がなかったという⼈人も多くかったと思いますが、スタッフの理理解と協⼒力力の もと遂に完成いたしました。ここに集まった記事を読むことで今年年度度を振り返り、来年年度度以降降の IFMSA-Japan の発展に繋がれば幸いです。またアニュアルレポートの作成に携わったすべての皆様に⼼心から感謝いたします。 ⽂文責|Publication Officer 福井⼤大学 3 年年
190
若若園依未
編集・構成 ︓:
IFMSA-Japan(国際医学⽣生連盟 ⽇日本) President / 代表︓:齋藤惠理理⼦子(福島県⽴立立医科⼤大学 5 年年) Vice President For External Affairs / 副代表外務担当 : 塚本雄太(杏林林⼤大学 3 年年) Publication Officer :若若園依未(福井⼤大学 3 年年)
公式ウェブサイト︓:http://ifmsa.jp お問い合わせ︓:IFMSA-Japan 事務局 secretariat@ifmsa.jp
191