国際医学生連盟 日本 ◇IFMSAとは? ◇ IFMSA(International Federation of Medical Students Associations)はWHO(世界保健機関)やWMA(世界医師 会)によって正式に認められた医学生による非営利・非政治 の国際学生NGOです。 1951年にヨーロッパで発足し、現在は全世界140の国と地 域、130万人以上の医療系学生が参加しています。 IFMSAには、 【臨床交換留学】 【基礎研究交換留学】【公衆衛生】 【性と生殖・AIDS】【人権と平和】【医学教育】 の6つの常設委員会があり、世界各国で様々なプロジェクト やワークショップを運営しています。
◇ IFMSA-Japanとは? ◇ IFMSA日本支部であるIFMSA-Japanは、 「社会貢献や国際社会とのつながりの下、幅広い視野をもっ た医療人を育成し、よりより社会を目指す」 ことを理念に活動している団体です。全国の医学部・医科大 学のESSや医療系サークルなどの団体会員、個人会員および 運営スタッフによって構成され、現在、52校の団体会員、約 570名の個人会員、約400名の運営スタッフが参加していま す。各委員会の下、様々なテーマを扱ったプロジェクトが存 在し、医療系学生が自分の興味に合わせて学際的に学びなが ら、リーダーシップをはじめとしたコミュニケーションスキ ルを身につけていきます。
◇IFMSA-Japan 国内イベント◇ 日本総会(NGA:National General Assembly) IFMSA-Japan年間最大行事である日本総会には、全国から300名の医療系学生が 参加します。総会のテーマのもと、IFMSA-Japanが日々取り組んでいる活動を参 加者に体験していただいたり、外部より講師を招いての講演や授業など様々な学 びの機会が提供されます。また交流会を通して日本全国に仲間ができます。 ※2020年度はオンラインで開催しました。
◇IFMSA 世界単位イベント◇ アジア太平洋地域会議(APRM:Asia Pacific Regional Meeting) IFMSAは全世界で5つの地域に分かれており、IFMSA-Japanはアジア太平洋地域に属していま す。毎年夏∼秋にIFMSA本部主催の地域会議が開催され、アジア太平洋地域の各国から医療系 学生が200名程集まり、地域の医療問題について話し合ったり、国毎に活動の共有を行ったり しています。IFMSA-Japanは会員から希望者を募り日本代表団として毎年参加しています。 2021年度は日本も運営に関わっており、多くのスタッフが参加しています。 世界総会(GA:General Assembly) 年に2回3月と8月に行われ、全世界の140の国と地域から約1000人の医療系学生が参加します。IFMSAにお ける運営方針を決定する会議や、各委員会のセッション、世界中で行われている活動を共有する場などがあり、 国を超えて様々な知識やアイディアを得ることができる貴重な機会です。IFMSA-Japanの理事をはじめスタッ フを中心に最大16名の代表団で参加しています。
性と生殖・AIDS に関する委員会
Peer Education Project
共に学ぶ、性 様々な学校で性の出張授業を⾏っています。 2019年度は16校約2000⼈、2020年度は オンラインで5校約1000⼈に⾏いました。 ⾃分たちが教えるだけでなく、学び、 共感し、伝えられる活動です。
性を知り、⽣をゆたかに Rainbow Flag Project
みんな、ありのままで ⽇本⼈のセクシャルマイノリティーの割合 は約13%。実は、左利きの割合と同じ なんです。LGBTsには収まらない、多様な性が あることを知り、伝え、そして受け⼊れるため にレインボーパレード参加などの活動を ⾏っています。
STI Prevention Project
他⼈事って思ってない? 最近⽇本で患者が増えている、性感染症。 それがなぜ問題なのか知っていますか︖ 友達が、パートナーが、そして⾃分が いつ感染するかわからない。そんな 性感染症の正しい知識を⾝に着けるため に、勉強会やワークショップを⾏ってい ます。
お問い合わせ先︓nora@ifmsa.jp
医学教育に関する委員会
あなたにとって良い医療者とは。 考えたことはありますか? 多様な価値観にふれ、
SCOME では、
⾃分⾃⾝の価値観を深めるプロジェクト。 良き医療者が相⼿にするのは、病では
良い医療者になるために必要な
なく⼈そのものではないでしょうか。
「医学教育」自体に焦点を当て、
つまり、良き医療者とは、深みのある
活動しています。
⼈間だと考えることもできます。 時間のある学⽣のうちだからこそ 医療以外のことに寄り道 してみませんか?
伝える力、聴く力を養い、
授業では詳しく教わらない
幅広い価値観を持つための
他職種連携について
『対話』を大切にしています。 プロジェクトとは別に、 ZoomやLINEを用いた様々な
学ぶプロジェクト。 各職業の専⾨性を理解することで、 他職種とどのように連携しながら
コンテンツを用意しています。
患者さんに寄り添っていくかを 学ぶことを⽬的としています。 *2021年度から英語名称が Interprofessional Education Project(IPEP)に なりました
将来の私たちを形作る教育⾃体について 学び、考え、学⽣ならではの⽴場から 発信していくプロジェクト。 普段⾃分が受けている教育
医療系学生ならではの 問題を考える。
の問題点やその改善策、 あるべき姿に関する ワークショップを ⾏っています。
お問い合わせ先
nome@ifmsa.jp (SCOME責任者)
臨床交換留学に関する委員会 基礎研究交換留学に関する委員会
留学で、世界を変える! SCOPE/SCOREの理念・活動方針 SCOPE/SCOREでは、IFMSAの世界中に広がるネットワークを利用して、医学生の手によって世界中の医学部・病院を繋ぎ、各国の医学生に最 先端の基礎研究や最前線となっている臨床現場へ参加する機会を提供しています。また臨床/基礎研究交換留学への参加を通して、国内外の医 療はもちろんのこと、外国の教育や文化に触れ、同時に日本の教育や文化を改めて見つめ直し、日本という国を世界へ発信していくことを目標とし て活動しています。
<SCOPE/臨床交換留学>
実際の留学について
現地の病院で実際に臨床現場に参加し 臨床実習を行います。海外の医療の現状を 自分の経験として学ぶことができます。 対象学年:4年生以上
・費用:約8万円 (宿泊費・1日1食を含む) ・期間:約4週間 ・使用言語:英語 (TOEIC、TOEFL、IELTSいずれかのスコアが 必要)
※航空券代などは自己負担
100か国以上の国が参加!
チア ロア ク PE@ SCO
<SCORE/基礎研究交換留学> 各国の大学の研究室に所属し、世界の最先端 の研究に参加できます。実際に研究をしてい る先生方の下でしっかりと学ぶことができます。 対象学年:全学年
海外の留学生と受け入れ大学、日本の留学生 と海外の間の橋渡しとなり、留学のマネジメント を行っています。活動が表面化することは少な いですが、IFMSA-Japanの留学全体を支える 大事な役割を担っています。 海外とのやり取りも盛んなので英語をバリバリ 使いたい人や海外とのネットワークに興味の ある人はぜひ私たちと一緒に留学を自分の手 で動かしてみませんか?
過去の価値観を覆し、これからのあなたの人生すら揺るがす ほどの大きなイベント。それが留学です。 世界に飛び出し、自身の目で耳で肌で感じた体験は、 きっと今後の人生においてかけがえのない財産となることでしょう。 世界へ飛び立つみなさんに充実した留学生活を送ってもらうため、 そして、世界各国から日本を訪れる留学生に 日本の良さをお伝えするため、trainingを行います。 世界を知ることは日本を知ること! 日本にいながらもオンラインで国際交流活動をしています! ぜひ、みなさんも私たちと一緒にこの活動に参加しませんか?
留学⽣とのイベント
お問い合わせ neo@ifmsa.jp (SCOPE) / nore@ifmsa.jp (SCORE)
ワークショップイメージ
人権と平和に関する委員会
十人十色の背景や考えを受け止めた上で、 自分の考えを伝え、周囲を変えていくことのできる医療者を育成し、 人権の守られた社会、平和な世界を目指す
<公式プロジェクト> Asian Collaborative Training on Infectious diseases, Outbreak, Natural disasters and refugee management
災害医療の現場でリーダーシップ を発揮する人材の育成を目標とし たアジア太平洋地域唯一の 多国籍プロジェクトです。 年に1回開催するサマーキャンプでは アジアの医療系学生が集まり、1週間 交流を深め災害医療について学び合 います。国内でも勉強会を開き災害 について幅広い知識を得ます。
Hiroshima Nagasaki Peace Project 広島・長崎を中心としたフィールドワークや 通年のskype勉強会を通して歴史を学びな がら平和や核問題について主にフィールド ワークを行う、日本独自のプロジェクトです。 世界各国で紛争や核保有 について議論が絶えない今、唯一の被爆 国である日本の医学生として見識を深め、 世界に発信できる意見を持った人材の育 成を目標としています。
Project for Overcoming Your and Our Prejudice and INhospitality against challenged people Project
Learn About ReFugee Project 「様々な背景をもつ社会的弱者に 寄り添いながら貧困の解決に向け て行動することのできる人材の育 成」を目指すプロジェクトです。 どうしたら彼らに寄り添えるのか。 どうしたら日本の貧困を改善できるの か。当事者にお会いしたり、専門家を お呼びしたり、仲間と話し合いながら 日本の貧困の現実を学びます。
<SCORP全体での取り組み>
International Team
SCORPの国際イベントへの参加のサポート、 海外のSCORPとの交流・共同活動、 ICRC(赤十字国際委員会)とのコラボ企画、 SCORP insights(SCORP本部からの活動紹介)を 発信、勉強会などを行います。 海外の問題を身近に捉え 海外の人々との討論でも 自分の意見を言えるような 世界で通用する『マインド』 を持った人材を育成します。
<お問い合わせ> norp@ifmsa.jp まで
障害のある方への偏見、差別、冷遇をなくすことを目 指すプロジェクトです。 精神疾患のある方やそのご家族 との交流会や、障害のある 子どもたちとの 交流会を実施 予定です。
『やりたい』実⾏チャレンジ 公式プロジェクトで扱わない テーマだけど、やりたい! そんなイベント・活動も企画・ 実行します。
学生の今だからこそ、失敗を恐れず様々なことに挑戦し 将来社会を変える『行動力』を身につけましょう!
オンラインSCORPeer 人権・平和の勉強会 他の委員会とも合同で行う ことで、一つの問題に多方面から アプローチできる力を身につけます。
すこるぷとーく。 月1回 フリートーク テーマを決め、自由に話します。 自分の考えを発信する力、他の人の意見を 受け止める力を身につけます。 自分の夢や将来についても語りませんか?
公衆衛生に関する委員会
Better Health,Better World! 〜⼈々が健康になればよりよい世界が実現できる〜 「公衆衛⽣を通して地域社会に貢献し、幅広い視野を持った医療⼈を⽬指す」ことを⽬標として掲げ、啓発 活動や健康教育などを通して様々な視点から⼈々の健康に対してアプローチする活動を⾏っています。 5つのプロジェクトで活動を⾏うほかに、SCOPH全体でもSNSを使った情報発信や勉強会を⾏っています。
Africa Village Project
Asia Community Health Project
アフリカの国事情、感染症、治安などアフリカに関する 知識や考えを深めていくプロジェクトです。 ザンビア派遣、勉強会、中規模イベント、交換⽇記など1 年を通してアフリカに触れる事ができます。 ホームページやブログを開設し、全世界への発信も積極 的に⾏なっています。
アジアの貧困地域における現状を学び、発信するプロ ジェクトです。 ⽇本とアジアをつなぐ「架け橋」となることを⽬指して 活動しています。インドへの派遣やチャイルドスポン サーシップを⾏っており、今後は、アジアの様々なこと を学べる勉強会等も⾏っていく予定です。
Teddy Bear Hospital Project
Healthy Lifestyle Project
ぬいぐるみを使って、⼦どもたちと模擬診察や保健教育 を⾏うプロジェクトです。 ⼤学単位の実施がメインであることから、全国をつなぐ 活動として、ノウハウを共有する勉強会やイベントも ⾏っています。 昨年度は、新型コロナの影響で、保育園などへの訪問が できませんでした。それに代わり、保育園などへの紙芝 居制作など、オンラインで可能な限りの活動を⾏いまし た。
健康的な⽣活を送るために実践形式で取り組むプロジェ クトです。 バランスの良い⾷事や減塩料理、睡眠や運動など、健康 的な⽣活を送るために必要な知識を学ぶ学習会やイベン トを開催し、⽇々の⽣活の中に⽣かしています。その上 で今年度はNCDsの予防に繋がる有意義なコミュニティ作 りをすることを⽬標に活動します。 オンライン学習会や、可能であれば後学期、健康⾷に関 する料理教室などのイベントを開催する予定です。
InciSioN-Japan Project 世界中のすべての⼈が、必要なときに⼿頃な価格の、安全 でより適切な外科⼿術や⿇酔、産科ケアを受けられること を推進するGlobal Surgeryを学びます。国際デーに合わせて 勉強会やインフォグラフィックを⽤いた啓発活動などを ⾏っています。
お問い合わせ先:npo@ifmsa.jp
National Training Office は、IFMSA-Japanの Staff や会員を初めとした 将来医療に携わる学生に対して、スキルや知識を伝授することを 使命とする部署です。
National Training OfficeではIFMSAJapanの会員及びStaffがIFMSAの活動 を通して培われた能力を伸ばし、育み、 共有する事を通してTrainer自身の成長 もはかることをモットーに日々Trainingづ くりに励んでおります。
National Trainingとは? スキルを習得するにあたって、必要な理 論(Theory)を理解し実践(Exercise) することで身につける、IFMSA独自の 学習形態。
活動内容
コミュニケーション・プレゼンテーション・ リーダーシップといったスキルを 『Training』を通して理解、定着させ、医 学生・ 医療系学生に医学のみならず全 ての分野に共通する能力を身に付け、 自身の成長に繋げてもらうことを使命と しています。TrainingはInteractiveな学び の場であり、多くの気づきと発見に満ち た場を提供しています。
IFMSA-Japan National Training Office が主催する2泊3日の研修(National TNT: National Training for New Trainers)を受けて課題をクリアして頂く 事で公式にNational Trainerとして認め られます。 また、オンライン時代にいち早く対応し、 オンライン上でNational TNTを行うこと ができるようになりました。これによって I-Jの全てのStaffが「いつでも・どこで も」行うことができ、今までより身近な存 在になりました。自分の能力の向上を 目指す全ての人を歓迎します。
質問、問い合わせ等は 以下の連絡先までお願いいたします。 メールアドレス national-training@ifmsa.jp
IFMSA-Japanに興味を持ったあなたへ IFMSA-Japanの活動が気になるけれど、何から始めたらいいのかわからない… そんなとき、まずは関わり度合いにあわせて「登録」をしてみましょう。各種登録はすべてウェブサイトから行うことができます。 Ø IFMSA-Japanからのお知らせを受け取りたい方に
Ø IFMSA-Japanのイベントに参加する方に
メーリングリスト(ML)登録
個人会員登録
メールアドレスを入力するだけでどなたでも無料で登 録ができます。IFMSA-Japanからのお知らせはもちろ ん、医療系の学生にとって有益になりそうな様々な情 報が流れるので、医療系学生なら登録しておいて損は ありません!
JOIN US!
ウェブサイトの登録フォームに必要事項を記入し、年 会費1500円を支払うことで個人会員になることができ ます。 個人会員専用のMLに加入したり、個人会員専用の データフォルダにアクセスすることができます。また、 IFMSA-Japanが主催するイベントの参加費の割引を受 けることができるので、個人会員になったほうが結果 的にお得なことも多いです。 交換留学や国際会議への参加、スタッフ登録をするた めには個人会員登録をしている必要があります。 Ø IFMSA-Japanの活動を一緒に作っていきたい方に
スタッフ登録
▲IFMSA-Japan
Webpage
https://ifmsa.jp サイト内「会員登録」より各種登録ができます ▲お問い合わせ先
secretariat@ifmsa.jp ご意見・ご質問などお気軽に ご連絡ください
スタッフ登録のフォームを送信すると、IFMSA-Japanか らインターン資料が送られてきます。課題に回答し、 メールで担当者への提出が完了するとスタッフとして 登録され、各委員会などのスタッフ用MLに参加するこ とができるようになります。インターンは、IFMSA-Japan についての基本的な事柄や、IFMSA-Japanスタッフの 普段の活動で利用することの多いウェブツールについ て知ることができる内容となっています。 複数の委員会で活動をすることも可能ですし、スタッフ になったからといってタスクが生じるわけではなく、自 分がやりたい時期にやりたい活動をすることができま す。活動開始の時期は問いませんので、皆さんの登録 をお待ちしています!
全国の医学生と交流し, その悩みと向き合ってきた志水太郎先生の集大成!
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系統的に網羅されています。伝統である実用的で明快な解説はそのままに、国内の多数の専門家の監修に より、学会公式用語に準拠した高精度な日本語翻訳を実現しています。また、デジタル事典の特長を活かし、 日々進歩する最新医学を速やかに掲載するとともに、豊富な画像や動画、学習ツールが疾患の理解を助けます。 MSDマ ュアルは、1899年より120年以上にわたって続く、信頼できる医学知識を共有するための世界的な 非営利の社会貢献事業です。
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ダでは「Merck Manual」として、その他の国と地域では「MSDマ ュアル」として公開されています。
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[ 編集長]
Robert S. Porter
MSDマニュアル
MSDマニュアル 公式チャンネル
[日本語版総監修]
Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A. Clinical Assistant Professor, Department of Emergency Medicine, Jefferson Medical College
福島 雅典
京都大学名誉教授
MSD 株式会社 東京都千代田区九段北 1-13-12 北の丸スクエア