アクティベート ・ リーフ No.752
FEELING
UNSETTLED? 不安を感じる時
使徒パウロは、ピリピ 4 章 6 - 7 節でこのように教えています。 「何 事も思い煩ってはならない。ただ、 事ごとに、感謝をもって祈と願いと をささげ、あなたがたの求めるとこ ろを神に申し上げるがよい。そうすれ ば、人知ではとうてい測り知ることの できない神の平安が、あなたがたの 心と思いとを、キリスト・イエスに 1 あって守るであろう。 」 私たちの世界はますます急速に変 化しており、変化は不安定をもたら すものです。不安定でいると、気苦 労やストレスが生じ、全体的に落ち 着きを失う傾向があります。気持ち が落ち着かず、不安や心配を抱えて いると、喜びと信仰が徐々に奪われ てしまいがちであり、その結果、疲れ 果ててイライラしたり、取り乱し、精 神的に参ってしまうこともあります。 聖書には、この主題に関して霊的・ 実際的なアドバイスを与えてくれる 素晴らしい約束がいくつもあります。 「あなたの荷を主にゆだねよ。主 はあなたをささえられる。主は正し い人の動かされるのを決してゆるさ 2 れない。 」 「 神はあなたがたをかえりみてい て下さるのであるから、自分の思い わずらいを、いっさい神にゆだねる 3 がよい。 」 「わたしは平安をあなたがたに残 して行く。わたしの平安をあなたが たに与える。わたしが与えるのは、 世が与えるようなものとは異なる。 あなたがたは心を騒がせるな、また 4 おじけるな。 」 「自分の思いわずらいを、いっさ い神にゆだね」 、 「何事も思いわずら
わない」ようになるのは、口で言う ほど簡単なことではないし、思いわ ずらいに屈しないようになりたいな ら、具体的なステップをしっかり踏 み進めていく必要があるかもしれま せん。まず、主に重荷をゆだねると いう意識的な努力をし、恐れや心配 ごとを主におまかせしていかなけれ ばなりません。そして、神の言葉を 黙想して、称賛に値することや気高 いこと、ほまれあること、真実なこ と、尊ぶべきこと、正しいことを心 に留める術を身につける必要があり 5 ます。 また、悪習慣を断ち、それ に代えて、健全なライフスタイルへ と導いてくれる良い習慣を身につけ なければいけません。 いったんクリスチャンになって主 に信頼をおけば、主が自動的に私た ちを悪いことから守ってくださると 思い込んでいる人たちがいますが、 信頼とはそういうものではありませ ん。信頼したからといって、問題や ストレスや困難が完全に取り除かれ るわけではないのです。そうではな く、私たちが自信を持てるようにし てくれる堅固な土台が与えられるの であり、それは神ご自身です。信頼 するなら、心配のはけ口が与えられ るのであり、それもまた神です。 私にとっては、神の約束を振り 返って、自分に対する神の無条件の 愛を思い出すことが助けになってい ます。神は私を愛し、あなたを愛し ています。私たちを気にかけ、助け たいと思っています。私たちの世話 をすると約束しています。私たち自 身や愛する人たちを神の忠実な世話 にゆだねる時、私たちは最善の環境
ピーター・アムステル ダム に身を置いたのだと分かります。 他にも、役立つ秘訣はいろいろと あります。たとえば、心配事や不安 の種を書き出してみると、特に悩み で頭がいっぱいの時は、助けになり ます。ただリストにするだけで、い くらか気が楽になるものです。心配 事を書き留めて、それをイエスにお まかせし、毎日そのリストにあるこ とを祈りましょう。それぞれの項目 のため、あるいはリスト全体のため に、神に果たしていただきたい約束 を見つけておくといいでしょう。 天国的な見方で物事を捉えられる ようになればなるほど、私たちは人 生の旅をより楽しめるようになりま す。確かに、この人生で直面する問 題は対処しやすいものとは限りませ んが、イエスは私たちに、そのよう な問題を負うための強さを与えると 約束しています。 「わたしのくびき は負いやすく、わたしの荷は軽い」 6 主の強さを頼みとする時、嵐 と。 の最中でも平安を、また困難な状況 においても深い喜びを、感じること ができます。 イエスは私たちの平安の源です。 主の名は「堅固なやぐら」であり、 私たちは「その中に走って行って安 7 全」を感じるのです。 1. 聖書の引用箇所は、特に注記のない場合、 口語訳聖書からです。 2. 詩篇 55:22 3. 1 ペテロ 5:7 4. ヨハネ 14 :27 5. ピリピ 4:8 6. マタイ 11:30 7. 箴言 18 :10(新改訳)
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