アクティベート ・ リーフ No.790
わが岩、わがあがないぬし なる主よ、どうか、わたし の口の言葉と、心の思いが、 あなたの前に喜ばれますよ うに。― 詩篇 19:14
THE IDLE THOUGHT 私はもともと、考え込む性格で す。どんな主題であれ出来事であ れ、それが現実のことか勝手な想 像か関係なく、考え込んでしまう のです。ただ、自分でも驚きです が、私の考え込むくせが、他の人 たち、特に夫との関係にいかに強 い影響を与えているか、最近にな るまで気づいていませんでした。 女性は皆、人の表情や仕草や言外 の意味を読み取ろうとするものだ とは思いますが、私の場合は、思 い込みが独り歩きするまで延々と 考え続ける傾向があります。正し い結論に至ることも時々はありま すが、見当違いであるか、全体像 をつかめていない場合が多く、そ うやって、意味もなく精神的エネ ルギーや感情の無駄使いをしてき ました。 ある日の朝、私は頭の中で激怒 していました。夫とちょっと言い 合いをして、腹を立てたのです。 実際には、ほんの二言三言しか言
無益な考え
葉を交わしていないのですが、夫 が本当はどう思っているのかを考 え、分析しようと、私の頭はフル 回転していました。夫の主張を勝 手に想像して、それに頭の中で答 えて反論している内に、私はます ます頭にきました。頭の中で戦争 をしていたわけですが、夫はそん なことを知りもしません。その内 に、夫が外出する時間となって、 私のところに来ました。そして、 私の体に腕を回して、愛している と言ってくれ、一日の出だしが台 無しになったことを謝ってきた 時、私は自己嫌悪を覚えました。 自分が考え込んでしまうこと で、これまでに何度、夫への接し 方やコミュニケーションに悪い影 響がもたらされたのだろうと考え ずにはおられませんでした。私は 通常、怒ってもそれを言葉にしな いよう気をつけていますが、こう して頭の中では、口論をしまくっ ていました。自分の無益な考えに
チャンドラ・リーズ
よって、愛する人の言い分を聞く こともせずに、相手に対して歪ん だ見方をしていたのです。 イエスは聖書の中で、自分の語 るあらゆる無益な言葉について言 い開きをしなければならなくなる と警告されています。でも、口に されない無益な言葉が、心の内に わだかまって、自分の行動や、現 実の認識を捻じ曲げてしまう場合 がどれだけ多いことでしょう。そ ういう「言葉」についても、言い 開きを求められるのでしょうか。 私はその日以来、考え込んだり、 愛のない考え方をしたりしている 時には、自分で気づくようにし、 それを肯定的な考え方に置き換え るよう努めています。この新しい 思考プロセスを完全に実行できて いるわけではありませんが、それ に取り組んでいるところであり、 すでにそのいい影響が私の人生に あらわれています。
「アクティベート・リーフ」は、英語の「Activated」誌からの記事を翻訳したものです。その他の記事は、ホームページでご覧頂けます。 http://www.activate.jp
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Translated from English Activated Magazine Vol. 22-2 p15
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