857:信仰とは

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THE FAITH WAY

もし、から し種一粒ほど の信仰があるなら、 この山に向かって、 「ここから、あそこに 移れ」と言えば、移る だろう。 あなたがたに できないことは何もない。 ―マタイ 17: 20

ಙ௮࡜ࡣ キース・フィリップス

キリストの内に根を下ろ し、その上に建てられ、 教えられたとおり信仰 によって強められ、 れるばかりに感謝 しなさい。 ―コロサイ2 :7

多くの人がそうだと思いますが、新年が近づくと、私は

神に感謝すべきことに、また、神が巡り合わせてくださっ

もそうしようとしていた頃、友人からジョニー・エレクソン・

にしています。道のりは容易なものではありませんでした

一年を振り返ると共に、新しい年の目標を立てます。今回

「信仰とは、はる タダ のこんな言葉が送られてきました。 1

か先にある、かすみのかかった未来を信じる能力ではあり ません。ただ、神の御言葉をそのまま信じて、次の一歩を 踏み出すことなのです。 」この言葉は私にとって大いに励み

となりました。これまでの年に当てはめてみると、確かに そのとおりだったからです。

いずれの年においても、不安を抱えながら未知の経験に 足を踏み入れなければいけないことがありました。たとえ

ば、妻の健康状態が突然急激に悪化したことがあります。 それから数年にわたり、何人もの医者が問題の診断を試み た結果、完治はしないけれど抑制しておくことのできる疾 患をいくつか抱えているということが分かりました。そし

て、効果的な治療法を見出すのに、さらに何年もかかって います。困難だったその時期に私たちができることといえ

ば、ただ祈って、一歩ずつ進み続けることでした。でも、 それこそが、神が 私たちに望んでおられたことだったので す。

た良い医者の皆さんのおかげで、妻は前よりもずっと元気 が、今になってみれば、私たち二人ともためらわずに、こ

れは私たちにとって良い経験だったと言えます。より深み

のある人間にしてくれたし、自分の持っているものをもっ と感謝したり、一日一日を大切にしたりすることを教えて くれました。そして何よりも、神の愛と慈しみに対する信 仰を増してくれたと思います。

そのような視点から見れば、新しい年のことを考えてひ るんでしまう必要はなさそうです。また、過去に味わった 困難は、今はただの記憶となっていますが、そこから得ら

れたものが生き生きとした力となって、私を勇気づけてく れます。そして、私にこう告げるのです。 「もっと大きく考

えなさい。恐れるものなど何もないじゃないか。ほら、次 の一歩を踏んでごらん。神は良きお方であり、あなたと共 におられるのだから。 」

( 聖書の言葉は、聖書協会共同訳からです) 1. 四肢麻痺で車いす生活を送る作家、画家。

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Translated from English Activated Magazine Vol.23 -1 p12

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