THE FAITHFUL ONE
私のお気に入りの聖句の一つは、聖書の真ん中あたり にある、「主に寄り頼むは人にたよるよりも良い」という 言葉です。 1 この節は、感謝と感嘆、喜び、そして神への 賛美を表現する詩篇の一部であり、神がいかに頼れる方 であるかを伝えています。
たとえ相手が家族や親友であっても、人に頼れない時 はありますが、神には常に頼ることができます。神は無 限の存在であり、遍在し、全知全能で、愛の霊そのもの です。一方、私たちには限界があり、人生を生きながら (通常は間違いを通して)学んでいきます。どれだけ素晴 らしい意図を持って始めても、それをどのように達成す
ればいいのかわからず、うまく行かなくなってしまうこ とはよくあります。それに、正直なところ、私たち人間
の動機は私欲に影響されて、純粋なものではないことも よくあるのです。
聖書の出だしから、臨在する神が私たちの人生ドラマ に積極的に関わっておられる様子が書かれています。想
像してみてください。エデンの園を神と一緒に散歩した り、 2 アブラハムのように、主と食事をしながら家族のこ
3 他にも主は、荒野 の中を進むヘブル民族を導き、 4 モーセと顔を合わ せて語り、 5 少年サムエルを夜中に起こして預言の メッセージを与えるといったことをされました。 6 旧約聖書には、そういった話がたくさん記されて います。
そして、福音書ではイエスが弟子たちと共に生 活し、市場や湖岸を一緒に歩き、権威 7 と愛 8 をもっ て教えられました。十字架にかけられていた時で さえ、ご自分が神であることや、私たちがいかに 不十分な存在であるかを示されました。 9
また、「誰が救われることができるのだろう」と 言われた時には、「人にはそれはできないが、神に はなんでもできない事はない」と答えられました。 10
私たちの最高で最も輝かしい瞬間でさえ、人間 に頼るよりも、神を信頼するほうがいいのは確か です。
そして神は、最初からそのことをご存じでした。 喜ばしいことに、主は今も私たちと共に歩んでく ださいます。それどころか、私たちのところに来て、 一緒に住みたいと望んでおられるのです。イエス はこう言われました。「もしだれでもわたしを愛す るならば、わたしの言葉を守るであろう。そして、 わたしの父はその人を愛し、また、わたしたちは その人のところに行って、その人と一緒に住むで あろう。」 11
他にどんな選択肢があっても、主を信頼するこ とを選びましょう。そうすれば、詩篇118篇8節 の「主に寄り頼むは人にたよるよりも良い」とい う真理の意義が理解できることでしょう。
7. マタイ7:29
8. ヨハネ13:1
9. マタイ27:46-54
10. マタイ19:26
11. ヨハネ14:23
とを話したりしているところを。1. 詩篇118:8 2. 創世記3:8-10 3. 創世記18章 4. 出エジプト記13:21 5. 出エジプト記33:11 6. サムエル記上3章
アブラハムのように 、主 と食 事を しながら 家族 のこ
サリー・ガルシア