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目に見えない事の研究と相互作用モニ・アイジック

Mo n i A i z i k

C o m m a n d o K r a v Ma g a コマンド・クラヴ・マガ

フスト・ディエゲス：ケイシ・オリジナル

K E Y S I B y J u s t o D i e g u e z マーシャルテクニック

イルストリシモ・スタイルの剣術は非常に洗練されたものである。非常に効果的、直接的かつ機能的である。繊細な動き、戦略的な立ち位置と絶妙なタイミングに満ちている。一見簡単そうであるが、実際に練習してみるとかなり難しい技である。しかしながらこの技の素晴らしさは、その効果性と機能性にある。この練習ドリルは、ロスアンジェルスとラス・ベガスのメンバーが参加、プノン・グーロとクリストファー・リケッツ監修の下に製作された。ラバン・ラロとは遊ぶ、模擬試合の意味がある。このDVD ではイルストリシモの技をベースに練習ドリル方式で生徒達の副教材として製作された。これまでの作品と違い、今回のDVDでは中距離、立ち位置、アナリシスとタイミングについてより多く扱われている。どれもこの格闘技を深く理解するために重要な要素である。

Ref.: • DVD/floRes-3 武道インターナショナルによって製作されたＤＶＤはすべて DVD-５、ＭＰＥＧ‐２multiplex にのみ対応しております。（ＶＣＤ、DivＸなどは不可）またDVDのジャケットやラベルは、用紙、印刷とも最高品質を使用しております。また、オンラインのオークションサイトなどでは一切販売しておりません。したがってDVD が上記以外の方式であったりジャケットのデザインが一致しない場合は違法コピーであると思われます。

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「砂漠を美しくするのは、そのどこかに泉が隠されているからだ」アントワーヌ・サン・テグジュペリ「魔術とは、現実の世界と目に見えない世界の間にある架け橋で、この二つの世界を学ぶことができるものだ。」パオロ・コエーリョ

人間にとって最も興味深いボーダーラインを選ぶとしたら、それは間違いなく「目に見えない世界」であろう。攻めようがなく、あらゆる簡素化にも動じない、我々人類はあらゆるやり方で、扉の向こうに隠された秘密を垣間見ようと努力してきた。我々は、意識の数独ともいえる、非常に興味深い瞬間を生きている。人類は様々な公式や原理を駆使して科学などを発展させてきた。それまで解明されていなかった事を明らかにし、それまで包まれていた霧を晴らすように文明を開いてきた。しかしながら、これらのパラダイムの神聖化は、あらゆる研究を独占し、占有してしまう危険性が含まれる。また、宗教で起こったことと同様、その原理と相いれないものを糾弾するという事態が起こり得る。幸運なことに人間は好奇心を有するだけでなく、その頭脳に相反し補完する２つの部分を持つ。一方は卓越した理論性を司るのに対し、もう一方は謎、不条理、無意識を育む。この非常にユニークな情報の受信・保存・分析方法により、それぞれの部分が有する特徴を合わせた以上の結果で満たされる。一般的に我々が直感、インスピレーション、詩的霊感と呼んでいるものは、この無限大の組み合わせがもたらす素晴らしい結果である。ある時は知的に、またある時は体験的な方法で、ジグザグの道を歩くように、今まで想像もつかなかったような事象を発見できる。脳は、魔術的部分に対し理論的部分がある。女性的と男性的にも分けられる。知能が生物学的に２つの部分に分けられた器官であるとはいえ、研究を重ねるほどに、その混沌とした法則を思い知らされ、以前は救いようがないと思われていた限界やバリケードに挑み続ける。直感を司る側の脳においては、非理論的選択肢が制定され、時には失敗し、時には驚異的に正確である。そこではスピリチュアルな考察が思考力や確信を得るが、一方で理論的な知能には不条理な事も起きる。このメカニズムは間違いなく感情に左右され、感情に関わるものと直結している。見えざるものについて語ることには、間違いを犯す危険に陥りかねない。ほとんどの人間は精神性と宗教という２つの全く異なったコンセプトを混同しがちである。精神性とは見えざるものに対する探求と相互作用全てを指す。宗教は信仰の先

験的システムで、独自の道徳観に倫理と儀式を伴うことがほとんどである。宗教のなかに、精神性を見出すことは可能である。しかしながら、それは常に特定の教義によって制約されている。この条件の軸により、先入観なしに見えざるものへの接触を限定的な物にしてしまう。つまり物事を見ようとする時に、色眼鏡をかけてしまうのである。一方で道徳観というものは、物事を善悪に分けてしまいがちである。見えざるものの世界では、現実の世界と同様物事は白黒ではない、それは無限大のグラデーションを有するグレーである。そして、見えざるものの世界というのは、文字通り目に見えないものであり、これを鑑みると、精神性＝宗教という等式が成り立たないのはおわかりであろう。今世紀に入って、我々は狂信的行為とは関わりのない規範の枠組みを垣間見ることを始めている。それは疑うことなしに我々の見えざるものに対するビジョンの再考を可能にする。物質には無の部分がその物質そのものより多く含まれているという事を理解し、またすべてはエネルギーであると言うことを理解することにより、より有能な人々が違った観点から精神性を研究する道への扉を開く事となるであろう。思考の伝達、バイロケーション、予知能力といった実証済みの現象、多次元の存在や時空の褶曲などといった新しいコンセプトと関連付けることで、視野を広げることができるであろう。我々はまだ暗闇の中にいるのか？その通りだ。宇宙の物質のなかで、近代物理学で説明できることはそのわずか３５％、それに対して暗黒物質と呼ばれる、いまだ何物かも解明されていたいものが、目に見えるものよりもずっと多くを占める。我々の頭脳の半分だけを見て、もう一方を無視してかすかに見える反面の真理に居座ることは、傲慢であると言えよう。道具はすべてではないが、条件付けの上では避けることのできないものである。むしろこの分野においては、我々はめくら滅法に測ったりするだけで、何もわかっていないのだ。将来的には霊媒であるとか、断続的な予知能力といったものが認知されるであろう。このような現象に現在は疑念の目を向けている人々からも反響が起こるであろう。面白い事にこれらの現象は、皆さんが思っておられる以上に日常的に起こっていることなのである。あまりにも日常に組み込まれていて、それをあえて取り上げる事をしないだけなのである。直感や無意識のせいにして、それが起きた理由やメカニズムについて深く掘り下げようとせず、そのチャンスを逃しているのである。精神性と言うのは古来のものでありながら、今日最も新しい研究対象でもある。なぜなら最新のテクノロジーや研究結果をもってすれば、その可能性は無限大であるからだ。

ブラジルではこのような現象を患者を扱う上で重要視しない精神科医は稀である。壁は崩されてきている。なぜなら、常識だけに捕らわれた世界は、固い骨格だけの弾みのないものであるからだ。精神性は最も魅力的な部分、謎が潜み、全てが解き明かされる部分に存在している。物質的なことというのは結局、食べる、飲む、眠る、排せつする、繁殖する（またはその意志）と死ぬことといった行為を平面的に映し出す鏡にすぎない。物質的なものは、目に見えるものにおいてのみ一致するという世界の地図にすぎない。なぜなら、日常のパラメータから出た時、法則の転換に落ち込み、混乱に陥ると、無理につじつまを合わせようとして、それを感じることができる事を忘れるのだ。そこに留まりたいという者がいるのであろうか？精神性に対する新しいビジョンは、必ずしも神秘的、宗教的である必要はない。パラドクス的な事であるが、私は日本の古い伝統の道でそれを発見した。それは「自然」文化と呼ばれるものである。私は右脳も左脳も、そして私のアイデンティティも失うことなく( むしろその逆である) そして古人は、昔の人々ではあるが、古臭いというわけではなく、むしろ我々に多くの事を教えてくれると理解した。非常に開かれた精神で未知と遭遇し、そしてその世界を伝えようとする根性のすばらしさは目を見張るものがある。しかし、そのことを身に着けるために通りすがりの誰かがその道を教えてくれるなどと信じてはならない、そんなことが起きるのは映画の世界だけである。その道が本物であれば、改宗させたり、誰かを変えたと思う必要性は全くない。むしろ、秘密主義という壁にぶつかり、その叡智を得たいと思えば、そのために精進するしか道はない。現実の世界と同様、タダでくれようとする者は、何かを売りつけようと目論んでいる。魔法の香油を売りつけようとする者にご注意あれ。突然の変異、熱狂的な神秘主義や素晴らしい精神性を謳う者を。もし精神性の本質を知りたいのであれば、作業着に着替えて、その時に備えられよ。勇気を持って、闘いを！

ケイシ・オリジナルケイシｂｙフスト・ディエゲスフスト・ディエゲスと知り合ったのはもうずいぶんと前の事になります。当時はジー・クン・ドーを学んでいた活発で探求心旺盛なこの青年の人生はある日、スペインの炭鉱に数日間閉じ込められてから急展開を遂げました。彼は格闘技を教えたり、映画「バットマン」のアクションの振付などで活躍していた彼の人生はある使命を果たす運命に導かれていました。彼は不思議な力に守られているのです

フスト・ディエゲス

ケイシ・オリジナルが、だからと言って決して失望を味わったことがないわけではありません。むしろ逆です。彼の同士たちは、途中でその夢を諦めていきましたが、その道中には欺きや裏切りもあったのです。ケイシという名前の起源さえもろくに説明できない者が、これを悪用するケースさえあります。

フスト・ディエゲスケイシは、フストの子供の時のあだ名で、スペイン語のQué y si…（もしこうしたら、どうなる？）という彼の口癖からきており、活発で繊細な少年が母親に繰り返し尋ねた言葉でした。単純かつ、ほほえましい話です。なかなかこのようにシンプルかつ率直な下地を作ることはできません。

ケイシ・オリジナルさて、今回は初めてオリジナルのケイシのビデオを皆さんにお届けいたします。もうこれで模倣品に惑わされることはありません。数年の時を費やしてやっとこのビデオを皆さんに提供させて頂けることをうれしく思います。最初に撮影を始めてから１５年近く経ちましたが、完璧主義の彼は自分で納得できる作品ができるまで待つよう求めてきました。そして今やっとここにその作品が完成したのです。どうぞお楽しみください！アルフレッド・トゥッツイケイシとは？皆さんこんにちは、私の名前はフスト・ディエゲスです。ケイシ・メソッドの創始者です。このメソッドと他のシステムの違いは、評価がベースとなっていることです。護身術は自己評価から始まり、自分が誰であるか、いつから評価を始めるかそして他の人々についての評価を。護身術は自分を信じ、自分が誰かを確信する所から始まります。本当に自分の内面を生きている時、自分が自分である時です。より筋肉質になりたいとか、他人より

フスト・ディエゲス優れているとか、他人とは違う特性があるからと言った理由で始めるのではありません。自分を信じられるようになった時に始めるのです。ケイシの特徴を見分けるのは簡単です。他の格闘技は技の上達が目的で、ケイシももちろん技を使いますが、それはあくまで方法であって目的ではありません。

ケイシ・オリジナル

ケイシは私と共に生まれます。私の一部であり、私自身なのです。ケイシ創設者である私は炭鉱街に生まれたということを皆さんにお伝えしていますが、それは幸か不幸か私がこの事実から逃れることはできないからです。私は炭鉱という仕事としても生き方としても非常に危険な環境で育ちました。この町で生まれ育った私は、格闘技を始めたのも危険に晒されるという現実を私独自の視点から見るようになったからで、技術主義は体の使い方を学ぶには役立つが、戦うことはできないと言うことを理解しました。

ケイシ・オリジナル闘いは直感や本能に基づくもので、技術主義に基づくものではありません。教養があり、賢明であることは可能ですが、これら二つは違う物です。技術的になることは可能です。私はあらゆる格闘技を愛していますし、多くを学びました。そして世界に格闘技を広める尽力をされてきた師範の方々に大変感謝しております。私もそれに少しは貢献したいと思います。ケイシは、護身術の世界に対する私の見方、理解の仕方を通したささやかな寄与といえます。ケイシで使われる武器や道具はすべて自然のものです。私たち自身の手や体。体のあらゆる部分が武器になるのです。体の外側の部分はすべて武器となり得るのです。我々自身が媒体なのです。もし私が危険に晒されたら、目の前にある木の

フスト・ディエゲス柱を敵ではなく味方にするにはどうすれば良いのでしょうか？この柱で害を受けるのは私ではなく、対戦相手であるようにするには？石や、ネジや、つるはしなど、身の回りにある物を使って、これらの物を自己防衛の一部とするのです。それは武器そのものではなく、あなたのメンタルにあるものなのです。ケイシは常にクリエイティブな護身術です。あなたは技で自己を

フスト・ディエゲス

ケイシ・オリジナル

表現します。体のメカニズムは、技で表現されるからです。しかしながら、実際にこのメソッドが起こり、その力が存在するのはあなたの思考の部分なのです。どのように決断を下し、それをどのように捉えるか、そしてそれを道具である体の外側に伝達するのです。腕、肘、膝、脚、頭、肩、全てが武器となるのです。しかし、単に体の部分だけでなく、周りにある物も武器に変えるのです。ただ棒を拾ってそれを武器にするという話ではなく、オープンマインドで臨むのです。聴覚も視覚も研ぎ澄まされた状態で、本能の声に従うのです。このビデオをご覧になれば、私がネジやナイフをどのように扱っているかがわかります。道具は何でも構いません。重要なのはどのように扱うかです。

ケイシ・オリジナル

では、どのようにしてこれらの物を武器にするのでしょうか？ナイフはそこに置いたままにしておいても、何もしません。戦え、といっても勝手には動きません。武器はナイフではなく我々自身なのです。ケイシにおいては、武器を理解すると言うことは非常に重要な点です。なぜなら、対戦相手と武器と我々の間にある空間と時間を示すものだからです。武器は、棒、ナイフ、、と言ったように特定されていないことに注意しなければなりません。全てが「武器」なのです。我々の空間にあるものは全てが自分にとっても相手にとっても武器となり得るのです。空間とどのように扱

フスト・ディエゲス

ケイシ・オリジナルうかを考えなければなりません。ここで武器は対戦相手と我々の間の空間・時間に対する指令を出すのです。武器が教えてくれるのは、その状況で武器を使ってどのように行動すべきかを理解する事です。ただし、武器はあくまで我々のメンタルから発生する物であると言う事を考慮しなければなりません。武器そのものではないのです。たとえば棒を武器として使用する場合、この棒は我々に何を教えてくれるのでしょうか？その状況における空間と時間に適合した用法を教えてくれるのです。危険な状況はコインの裏と表のようなものです。好機か否か、最悪のライバルにもなり得るのです。たとえ武器を手にしていても、敵がこれを手に入れて反撃しないという保証はありません。従って学ぶべきは武器の使用法だけでなく、周りにあるその他の道具も利用できるようにすることです。棒を使って攻撃する時、その棒の長さの分敵との距離ができ、これを利用した相手への攻撃を考えることができます。

フスト・ディエゲスこれが時間と空間を把握して、敵を挑発し、安全な距離を測り、自分の強さを感じ、目的に達することができる瞬間なのです。この目的というのは非常に明確です。我々の間に武器があり、それをコントロールする必要があり、できれば自分の有利になるように使いたい、という事です。ケイシの要素のひとつであり、訓練によって得られる事があります。それは路上の掟を理解する事、すなわちルールが通用しない実戦です。技だけでは通用しません。技は目的への橋渡し役となりますが、目的そのものではありません。危険に晒された時、本能的な反撃能力は、技に勝るものです。路上では立ち位置は一つだけではありません。

ケイシ・オリジナル

立っていることもあれば、床に倒れていることもあります。ぶつかったり、転んだり、押されたりなど、、。ルールはなく、ただ起こるのです。本能的反応が一瞬にして起こるのと同様、いわゆる敗者の状態になるのも１秒以下で起こり得るのです。ですから地面で戦うと言うことはコントロールと捕獲のベースではありません。床に着いてもかまいませんが、そこから「急いで」立ち上がらなければなりません。なぜかって？それはストリート・ファイティングの敵はひとりやふたりとは限らないからです。多くの敵、場合によっては見えない相手も。ですから、地面での闘いは機能的、速攻で安全なものである必要があり、そこから出来るだけ早く脱出するのが得策です。ケイシでは床には長所と短所があると考えます。長所は、自分の立ち位置、体のメカニズムやバネの利用、相手の有利さの度合いを理解することができる事です。

ケイシ・オリジナルケイシでは、スポーツを行うのではなく、床から出来るだけ早く脱出する能力を学ぶのです。なぜなら、敵に掴まれて、不利な状態にいるからです。路上では時間も辛抱も相手を操る余地もないのです。床は、多くの敵を相手にしているという不利な状況から一刻も早く逃げ出す事を学ぶための状況であると考えます。もし敵が一人であれば、我々のトレーニングは何を教えてくれるでしょう？それはエリアのコントロールです。どこにいても、どのような状況にあっても、我々の目的は一刻も早く相手を倒し、その状況から逃れる事なのです。ケイシの基本で最も大切なのは体の仕組みを知ることです。これは我々にあらゆる距離から道具を使うことを教え

フスト・ディエゲスてくれます。短距離では握りこぶし、肘や掴みなど、距離の短さに応じますが、重要なのは体の仕組みがスペースの利用の仕方を教えてくれることです。この場合のスペースとは、電車の客室のようなもので、限られたスペースに様々なものがあり、これらの物もまた自分や対戦相手が武器として利用できるものです。ここで言いたい事は体のメカニズムがこの状況で自分の能力を十分に発揮できるための助けとなることです。ケイシのトレーニングではどの武器も同様に強力です。すべては我々が動いている距離によるものですが、敢えて特筆するとすれば、それは至近距離での肘技で、非常に俊敏な動きをします。ここではどのような肘使いをしているかがご覧になれます。ただ打つだけでなく、破壊したり、距離を取ったり、目標に到達して実力を最大限に発揮することができます。これらはすべて体の仕組みを理解しなければ出来ない事です。体の仕組みとはこの場合、他のスポーツのように殴打、殴打と蹴り、などのようにブロックに考えるだけで

ケイシ・オリジナル

フスト・ディエゲスなく、真剣勝負や路上での喧嘩など危険な状況を把握し、どのように肘や膝やげんこつを使うかを即断できる能力を身に着ける事です。ケイシでは、この武器を使えば、この体の部分を使えば、とか、もっと脚を上げれば、私は柔軟だからもっと効果を高められる、などといったことは言えません。むしろ逆で、男女に関わらず、柔軟性や運動神経や力の強さに関係なく危険な状況から身を守ることができるのです。ケイシはスポーツ的なものではありません。運動神経の良し悪しに関わらず路上で何か起こった時の事を想定しているのです。ここで重要なのは、己を知ること、自分の体を知ることによってより早く、効果的で機能的な技を身に着け、上達していく事です。ケイシのトレーニングでは距離や殴打の威力を理解するためにフォーカスを利用します。これはリズムや距離、いつどのように入るか等を知るのにとても重要な事です。それは無意味に何百回も打ったり蹴ったり掴んだりするフォームを避けるためです。３連のシークエンスを行ったからと言ってそれは６連のシーク

ケイシ・オリジナルエンスとの関わりがないというわけではありません。すべてのシークエンスは交互にあらゆる場合に摘要されるのです。フォーカスは最も重要な武器と言えるでしょう。なぜならこれにより我々の技を最大限に発揮することができるからです。ただし常に考慮しなければいけないのはフォーカスが単に基準となるだけでなく、自分自身がそれを自在に操作できなければならないという事です。この場合、一つのフォーカスに対して一人の敵という観点から説明していますが、相手が３人、４人の時にも適用したら、どのような効果があるのでしょうか？一つ重要な事があります。実戦では最大でパンチ３回程度しか行うことはできません。もちろん何百回でもやろうと思えばできます。しかし結局は振付を行っているだけと言うことになってしまいます。リズムを保ちながら正確かつ早いパンチを繰り出し続けるには３回がせいぜいです。ケイシでは、脚、膝、坐位、床の４つのエリアを全て想定して構築されています。もちろん距離の事も忘れていません、長・中・短距離さらに最短距離、常にこれを念頭に置いて動くのです。ナイフは、危機的状況で遭遇し得る最も攻撃的で残虐な武器の一つです。一度もナイフのトレーニングをした事がない人でも大惨事を起こせるからです。

フスト・ディエゲスナイフを扱う際の時間・空間を学ぶことで、これは遊びではなく実戦なのだと言うことが理解できます。我々は武器を捨てることは想定していません。実戦で武器を捨てたり、相手から奪おうとする人は見た事がありません。もちろん、不可能ではありません。ですが、実戦でナイフを持った人が丸腰の人より９９％の確率で有利なのは火を見るよりも明らかです。映画のようにはいかないのです。

ケイシ・オリジナルケイシでは、ナイフを取り上げることは不可能ではないと考えています。ただし９９％その可能性はないと言えるでしょう。小さくて、切ったり、刺したり、目に見えない速さで素早く動かすことができるからです。そのような賭けはしません。ナイフを手にした敵と対戦するときには必要な距離をおき、どうしても戦わなければならないという最悪のケースに遭遇した場合は、覚悟を決めて挑む事になるでしょう。ただし、ほぼ確実に切り傷を負うでしょう。ケイシにおいて我々が得意とする展開は、２人の敵を同時に相手にすることです。このことは、ただ敵の事を考えるだけでなく、この敵をどうやって味方に変えられるかという思考を身につけるのに有益です。周りの状況を理解することは、この結論にたどり着くための重要な要素です。例えば壁は敵にも見方にもなり得ます。壁に対してあ

る種のコントロールを敷き、相手にダメージを与えられるようであれば味方に、もちろん、敵が同じことを我々に対して行えば、壁は敵となるのです。二人の敵を相手にしているとき、いくつかの要素があります。２人の敵に対してどのような視角で見るか、また我々が盾と呼んでいるライン上のどこに彼らを置くか。フルコンタクトの状態に達するとケイシの全ての技でこの盾を使うので、これは我々の原理と言えるでしょう。この場合、敵の一人を盾にして、自分の味方に変えるのです。彼はもちろんそれを知りませんが、我々は彼を利用して、もう一人の敵の攻撃から守ってもらうのです。ここでは、例の限りないパンチの連打はあり得ないと言うことに気づかされます。我々のパンチが炸裂するのはせいぜ

ケイシ・オリジナルい２～３回までで、それは素早く、非常に体系化されたものでなければならない。我々の頭脳は今起きている事より先に進んだ状態で、そして我々の反射神経はさらにその先を行っていなければなりません。なぜなら状況を我々の味方につけることができるからです。我々の周囲は敵にも見方にもなり得るのです。ケイシでは、自身の精神状態について理解することを学べます。我々の感情は理解することはできますが、コントロールすることはできません。しかしながら、自身の行動や反応を把握し、それがその状況に勝るものである事を理解するのです。今起きている事をコントロールできずに感情を爆発させるのか、それとも状況を分析して即座に反応し、同時に周囲の状況も把握するのか。現時点での敵の人数も把握し、どの時点で反撃するか、どのような敵や状況に直面するかを分析するのです。どうやってその敵を利用するのか？どのように周囲を利用するのか？これは分析の結果であり、感情の結果ではないのです。

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フスト・ディエ自分の感情を理解することで、周りで起きている事を認知する能力を鍛え、ひいてはそれを自分の味方にすることができるのです。ストリート・ファイティングには掟がなく、非常に困難な状況です。そのため我々の感情は起こり得ることをキャッチできなくなりがちです。ひとりで道を歩くのと、妻や子供と共に歩くのは感情面の上で大きな違いがあります。路上ということで、あらゆる状況に対処する必要があるのです。感情のコントロールを失ってしまうと、最悪の結果を招き兼ねません。ではここで、ケイシについての簡単な例をご紹介しましょう。氷山のほんの一角にすぎませんが。皆さんお愉しみ頂けたと思いますが、ひとつ念を押しておきたいのは、ケイシは身の安全を売り物にしてはいません。誰も安全を保障する事はできないのです。でも重要なのは、それが我々の目指すものであり、それに向かって努力し成長していくことです。そして我々が伝えたいのはその価値観なのです。肉体的な点だけでなく、倫理観においてもです。人が精神的に評価されていると感じる事が重要で、我々の所には闘いを習いに来るのではないと感じてもらうのです。これまでお話してきたことは、すべてこの価値観の産物なのです。自分を信じる事ができれば、男であれ女であれ関係ないのです。自分に自信を持てた時点で、自分自身となり、成長していくのです。なにも怖い物はなくなります。怖がるなといっているのではありません。恐怖は我々の感情の中に存在し続けます。でもそれを認知することによって自分が誰か、どんな体なのか、どのように考え、感情がどのように機能しているかを理解するのです。コントロールはしませんが、それを認知することによってより強くなり、自分が誰であるかを感じるようになるのです。そしてその自分に対する信頼感が、安全ではなく信頼感です、いかなる状況にあっても自分らしさを保ち、元気で、落ち着いてその瞬間を楽しむことができるのです。そしてこのビデオもあなたがその瞬間を生き、楽しめるために役立つことを期待しています。

ケイシ・オリジナル

ウィン・トゥンは確実に生き残る事に焦点を置いたコンパイルです。ルールのない路上では、引き離したり、反則処分にしてくれるレフェリーはいません。ウィン・トゥンはあらゆるタイプの攻撃に応戦できる精錬されたシステムです。もちろんその習得とマスターにはハードな訓練を必要とします。私の目的は最もスタンダードなウィン・トゥンを教えることで、この格闘技自体の本質が機能することを望みます。早急に緊急事態に対処するには、効果性と一貫性を組み合わせる必要があります。現在ウィン・トゥンに対する認識は、様々な師範により異なったスタイルや概念で教えられたため、分裂しています。私は陰陽論の二元性を追随しています。もし対戦相手がハードであれば、私はソフトになりますし、その逆の場合も起こります。その時に与えられた条件に適応するのがカギです。イップ・マン大師範の言葉に、「力に対して戦うな！吸収せよ。そうすれば流れが起こり、それを利用するのだ！」というのがあります。これを根底にモハメッド・インセ師範が４０を超えるストリート・ファイティングの攻略法とウィン・トゥンが提供するレプリカをご紹介します。

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キュウショ術（急所）は、それ自体が格闘技なのではなく、様々な格闘技の発展した部分であるといえる。そして、もちろんマーク・クライン師範の今回のDVDは各々の格闘技の有効性を高める助けとなるであろう。ジョージ・ディルマン、ウォリー・ジェイやレミー・プレサスらに師事した事は、素手及び武器による護身術に対する彼の理解力に大きな影響を与えた。そして彼によって効率的にコード化されたこのメソッドは、格闘技の種類や練習時間に関わらず効果を上げるための助けとなる。ピンポイント・メソッドは効率的にポイントを押さえていくもので、学びやすく、すぐに適用できる。この作品では１０のステップであらゆる格闘技の効果を高めることができる。 DVD１中心のコントロール、相手の中心をコントロール、体の動き、ボディ・アラインメント、真逆の真理、動作における複数のプラン。 DVD2 解剖学的直感、転換、陰陽論、プレッシャーポイント/人体工学的目標。

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ケイシ・メソッドと他のシステムの違いは、評価がベースとなっていることです。護身術は自己評価から始まり、自分が誰であるか、いつから評価を始めるか、そして他の人々についての評価を。護身術は自分を信じ、自分が誰かを確信する所から始まります。本当に自分の内面を生きている時、自分が自分である時です。より筋肉質になりたいとか、他人より優れているとか、他人とは違う特性があるからと言った理由で始めるのではありません。自分を信じられるようになった時に始めるのです。ケイシの特徴を見分けるのは簡単です。他の格闘技は技の上達が目的で、ケイシももちろん技を使いますが、それはあくまで方法であって目的ではありません。闘いは直感や本能に基づくもので、技術主義に基づくものではありません。ケイシで使われる武器や道具はすべて自然のものです。私たち自身の手や体。体のあらゆる部分が武器になるのです。体の外側の部分はすべて武器となり得るのです。これら全ては、体のメカニズム、距離、自己制御などの基本要素と組み合わせてこの新しくて効果的なメソッドを構成するのです。創始者のフスト・ディエゲスはこの作品で、素手、フォーカス・グローブス、棒の使い方や護身術における様々な状況、素手、棒やナイフなどの武器への対処や床、狭い場所での闘いといったあらゆるシーンでの対応を教授してくれます。

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コマンド・クラヴ・マガ

コマンド・クラヴ・マガこの革新的で常にクリエイティブなモニ・アイジック師匠と初めて仕事をしたのは１７年前のことです。この度、クラヴ・マガの最高の技の数々をふんだんにご紹介した素晴らしいビデオを皆さんにご紹介いたします。「ベスト・オブ・クラヴ・マガ」は様々な自己防衛の状況に応じて、最良の答えをアイジック師匠が理論的に教授してくれます。

コマンド・クラヴ・マガ

彼のスタイルの特徴のひとつは、そのシンプルさで、それがかえって優美さを感じさせます。シンプルというのは必ずしも簡単であるとは限りません。試行錯誤、経験と常識的な観察を必要とします。このようにうまくまとめることはそうたやすい事ではありません。アイジック師匠はこのビデオでその熟練の技を見せ、これこそが、効果的な護身術に興味がある世界中の格闘家を魅了する所以なのです。ぜひお楽しみを！アルフレッド・トゥッツィ Alfredo Tucci

コマンド・クラヴ・マガマットと難所の間でファイティング・クラブの第一のルール：「ルールなし」君は敵を倒そうとしている。そのためにトレーニングしているし、かなり上手であるし、経験もある。君の両手は本能的に動く。ジムの畳で長い時間練習した後は手も脚も勝手に動くように感じるだろう。もう手なずけたも同然だ。でも、うわばみに体を締め付けられたときのような痛みが体を走るあろう。こいつは今かみつきやがった！レフェリーさんよ！隠したナイフで刺しやがった！これは公正な戦いとはいえないよね。そうだ。これは路上の喧嘩で、君の体と固い地面の間にマットはない、そして間違いなくレフェリーのいない喧嘩だ。今の君には誰かが医者を呼んでくれて、敵とその仲間たちが自分に飽きて、そのナイフの一刺し以上の傷を負わせない事を期待しているであろう。従って、床に突っ伏して体の冷えを感じながら、君は自問するだろう。「何を間違ったんだ？」と。君は混乱している。君のトレーニングは統制されたものだった。君のトレーニングは、スポーツ競技に勝つためのものだが、これは生きるか死すかの戦いだったのだ。ルールは異なっている、いや、正確に言えばルールなど全くない世界なのだ。自分で問題を提起し、その答えを出す時が来た。

コマンド・クラヴ・マガ今日では世界中で多くの人が、お上品なフルコンタクト格闘技を学んでいる。多くの人は厳しいトレーニングを行い、試合に出場する人もいる。しかしそれは、洗練された技や能力を競い、一定のルールに基づいて行われる。勝利は最も重要であるが、敗北を喫してもそれを持ち帰るまでだ。敗戦者が死の制裁を受けることはもうない。そんな事があったのは千年も前の事だ。満足してその場を離れるか、悲嘆にくれて行くか、いずれにせよ帰宅する事ができる。ルール為しの試合でさえも禁止事項はある。リングに台所用ナイフを持ち込むことはできない！従って、お互いに転げまわって、多少のダメージを受け、競技を行い、勝つか負けるか、いずれにせよ、よほどのアクシデントでも起きない限りは、遺体搬送用の袋に入れられて帰宅することはない。一方で、突然生きるか死ぬかの諍いに巻き込まれた場合、その結果は全く不明で、あるべきルールはひとつだけ。「生き残る」事である。対戦相手は、どんな汚い手を使っても君を傷つけ、殺そうとさえするだろう。そしてその後二人で一緒にシャワーを浴

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コマンド・クラヴ・マガびると言うことは絶対にない。そしてほぼ間違いなく、少なくともどちらかが重傷を負うことになるだろう。なぜならそれが、重要な点であり、目的だからだ。それは「敵の動きを封じること」なのだ。そこには、ポイントもトロフィーも称賛の目を向ける観客もおらず、ただ生き残る能力と明日を生きられる事だけである。もちろん、全てのストリート・ファイティングで死傷者がでるわけではないが、今回でなければ、次回に起きるかもしれない。このように危険度が高い状況では、結果を予測することは難しい。皆が勝者になれるわけではない。状況を分析している暇はない、生き延びなければならないのだ。さて、ではなぜ負けたのだろう？

コマンド・クラヴ・マガ路上では床は非常に危険な場所である。路上で生き延びるための最良の方法は、可能な限り闘いを避け、逃げる事である。もし闘いが避けられず、どうしても応戦が必要であるならば、その時は恐ろしいほどの速さで、効果的に破壊力を発揮しなければならない。相手に印象を与えている場合ではないのだ。絶対にそこにいてはいけない！今すぐ逃げなけれなならない。いうまでもなく、床にいたらこれを行うのは困難である。さて、君は自分がそこでやっていることをよくわかっているとしよう。しかし、たとえ君にとって見慣れたテリトリーに見えても実際は極めて違うのだ。ひょっとしたら、敵はナイフは持っていないかもしれない。君に噛みついたり、目を殴っただけかもしれない。もしくは、君は非常に強くて、相手は太刀打ちできず、真っ赤になってただ黙っているだけかもしれない。でも、彼の仲間たちが黙っていると思うかい？床に倒れた仲間を起こして、どこでトレーニングしてるんだ？って訊くと思うかい？そうじゃない！サッカーボールのように君の頭を蹴りまくり、バーのスツールで殴りかかったり、ぶつけたりするだろう。割れた瓶を振りかざしたり、ナイフやバットなどその場にある物を手にして応戦するだろう。これはフィクションではなく至る所にある現実で、このようなエピソードが多くの無実の人々の人生を破綻させたり終わらせたりしている。不愉快なことではあるし、起こるべきではなことだが、これまでも、これからも起こり続けていくことで、そのルールも常に同じ。「ルールが無いのがルール」である。

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コマンド・クラヴ・マガ畳と困難な場所の間ででは格闘家はフルコンタクトで何ができるのか？もちろん闘い続けることはできる。格闘技を身に着けていることは非常に有益である。たとえ路上であってもだ。ただし、違った思考を学び、その地の状況を把握せよ。A地点からB地点まで車で行くのは良い選択肢である。ミヒャエル・シューマッハーは運転に長けていたよね？サーキットから自宅までの道のりとサーキット内で行うことは似ていると思うかい？もちろんそれは異なるし、それぞれのルールを守らなければならない。もしその素晴らしい技巧を使って時速１５０キロで右に曲がったら、歩行者を死なせてし

コマンド・クラヴ・マガまうだろう。彼の能力の素晴らしさは疑う余地がないが、その状況に応じて選択されなければならない。君もオールマイティな四輪駆動でなければならない。なぜならこのような事態はあらゆる時と場面で起こり得るからだ。君は何かに気を取られているかもしれない、白昼夢をみているかもしれない、リラックスしているか、ぼんやりしているかもしれないし、病気か、さもなくば酔っぱらっているかもしれないのだ。車から出入りしたりベッドにいたり（誰かのベッドにいることだってあるだろう）。真っ暗闇や薄暗い所だったり、地面があり得ないくらい滑りやすい所かもしれない。エレベーターや他の狭い空間にいるかもしれない。これらの状況に対して心身ともに準備ができていないだろう。従ってこれまでトレーニングしてきたことが、君の全てと言うことになるだろう。現実に即した訓練は世界中に広まっている、でもこの分野で最も遅れを取っているのは誰かわかるかい？それは格闘家達なんだ！しかもそれぞれの分野ではかなり評価されている人たちもいる。長い苦行を行った末に、自身の安全が最も心もとないものとなってしまった。間違いなく彼らは、一度路上で訓練を行えば、その能力や有効性が十分に生かされ、生き残りをかけるという新たな目標ができるであろう。マットと困難な場所との違いを学ぶであろう。ここではグラブもなく、打ち合いが始まれば試合終了のベルもない。ただ生き残るために気違いじみた押し合いをして、重量も技も制限はない。そして忘れてはならないのは、全く時間制限がないことだ。床を叩いても、闘いを中断させることはできない、そして重傷を負うか、もしくは死ぬまで続くのだ。試合と違うのは、路上の敵はほとんどの場合、見ず知らずの人間であることだ。プロテイン飲料よりも、アルコールや薬物を服用し、その効果により、より強く、痛みを感じず、そして予想外の動きをするだろう。これは非常に複雑で、不愉快かつ汚い闘いとなるであろう。

コマンド・クラヴ・マガ畳＋現実＝コマンド・クラヴ・マガモニ・アイジックはコマンド・クラヴ・マガの創始者で、イスラエル軍精鋭特殊部隊の元メンバーである。実戦で３０年以上の経験を持ち、格闘技の訓練は８歳から開始、若い時に柔道と柔術で７つの国内タイトルを獲得している。１８歳で入隊したモニは、反テロリズムと最前線で活動する諜報部の責任者であり、ジョム・キプールで戦った。兵役の後もモニはイスラエル軍特殊部隊や治安部隊、そして民間人にもフルコンタクトを教え続けた。勉強熱心なモニは日本に渡り、世界チャンピオンの岡野功と柏崎克彦の下で修業した。その間、彼の設立したマカビ・テルアビブは国のトレーニング施設として認定され、１００人を超す生徒がコマンド・クラヴ・マガ、柔道や柔術を学ぶまでになっていた。その中でモニの最も優秀な生徒であったヤエル・アラッドはイスラエル初のオリンピック及び世界選手権チャンピオンである。その後モニは北

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米に渡り、クラヴ・マガを初めてカナダのトロントで紹介した。その２年後にはその能力を買われ、カナダで最も有望な精鋭部隊向けの訓練学校を開設、これはイスラエル部隊システムと柔術を教える最初の学校であった。モニの学校はクラヴ・マガと柔術を学ぶ新しい世代を輩出していった。モニの生徒たちは地域や全国レベルの試合を文字通り制覇していった。その中にはカルロス・ニュートンやジョエル・ガーソンといったルール無しの格闘における世界的チャンピオンが多く含まれていた。長年にわたる、軍隊、スポーツ選手や一般向

コマンド・クラヴ・マガけの教育のおかげで、比類なき知識を築き上げ、この武術を大きく発展させた。生物力学を深く研究することによって、反撃、リラックス、力と速さや技の数々が改良され、洗練されていった。 CKMは、イスラエル軍の最もハードな訓練、ルールなき闘い、オリンピックレベルの格闘技とメンタル・トレーニングの要素を組み合わせている。 CKMの目的はあらゆる人を対象に路上でも人生でも生き残り、勝利を手にすることを教える事である。

コマンド・クラヴ・マガ基本原則のゲームにのっとっとたその動きは、厳しい審査と新しい採点法を伴い、世界中の軍隊、公安から一般市民まで多くのひとに選択される理由となっている。これらの原理は生存競争の基本的要素であり、心理学的及び生理学的要素も含まれている。護身術におけるメンタル面の分析は大袈裟な事ではない。路上では感情もリアクションも違ったものとなり、それに合わせてトレーニングしなければならない。CKMでは、生徒達は動きで学ぶだけでなく、路上には何を持ち込み、ジムの畳には何を置いていくべきかということも理解するのである。まず第一には、「降参する」ことである。

地面の際にある危険性もし地面に転倒する必要があるなら、そうすればよい。敵を倒すために自ら倒れる事もあるだろう。但しいかなる場合であっても、なるべくこの脆弱な態勢から一刻も早く逃れる必要がある。敵は凶器を持っているかもしれないし、君は一人かもしれない、ぼんやりしていると噛みつかれたり怪我をさせられるかもしれない。だから、床に転んだら、立ち上がってできるだけ早くその態勢から逃れよ。相手の弱点を見極めてCKMの生徒は常に逃げる道を模索する。こうして再び立ち上がる正しい方法を見つけ、バランスを整えて回りを見まわし、速く退散できるようにする。これは５秒ルールと呼ばれるもので、それ以内に立ち上がっていなければ、危険に晒される事になる。地面に留まって、相手を封じる技をかけろ、という悪魔の囁きが聞こえるかもしれない。だが言うことを聞いてはだめだ！起きろ、立ち上がれ、そして逃げるんだ。CKMでは立

コマンド・クラヴ・マガった状態が最良であると考えているが、いつもこの状態でいられるわけではないため、フルコンタクトでそれに相当する闘い方を検討する。このシステムでは緊迫した際の体幹の強調された大きな動きにも注目する。従って逃げる直前に相手の頭を強く踏みつけることで、追跡される可能性を減らすことができる。邪魔なものは取り払え、起き上がれ、足蹴にしろ、障害は取り除くのだ！洗練さを忘れろ、大事な時に役に立たない複雑な動きも忘れるのだ！どのようにしたら最低限の動きでこの相手を負かせられるか？を考えよ！これはチェスではない。ボードを奪って相手に叩きつけろ、そして走れ！

コマンド・クラヴ・マガ作業用具作業って何のこと？殴れば手の骨が折れるかもしれない。廻し蹴りは必ずしも有効とは限らない、アルミ製の剣に身を任せるのも常識的とはいえない、ジョン・ウーの振付でもない限りはね。生き残るという事はそれとは違う作業で、何もしないと言うことがより重要なんだ。経験豊かな格闘家で、ジムの外でその経験を広げたいと言う人は、厳しい訓練によって本能的な感覚を緩めてマーシャルよりもアーツに近づくことができる。CKMの生徒達はあらゆる不測の事態に備えて訓練し、生き残りの戦いといった非常に緊迫した事態で、最適に反応する事を学ぶのだ。「経済的」であることがキーポイントで、無駄な動きを省くことで、より速くて効果的な反撃を行うことが可能となる。

「戦わない」という術挨拶をした後に裸足で走ってジムを後にして通りにでるというのは、変な感じがするよね？対戦相手に戦いたくない、と告げるのも同様だ。君はこの相手と戦いたくない。だったら今すぐエゴを捨てて逃げる事だ。テストステロンのことは心配しなくていい。それはベッドルームのために取っておくことだ。うちに帰るのだ、そして奴（奴ら）は運が良かったと考えるのだ。もし戦っていたのなら、、、、ってね。

戦うな、そして生きることを選べ CKMにおいて、君と敵との距離は非常に重要な要素である。君の目的はその距離を広げてできる限りそれを維持することだ。銃器を持っていない限りは、負傷させられることはないよね？（敵から武器を奪うことはもちろん最終手段だが、できる限り相手に近づいて実行されるべきであるが、これは例外的な措置である。）ほとんどのストリートファイティングの始まりは、格闘試合とは異なる事に留意しなければならない。ウォームアップも存在しない。いきなり殴られる可能性もあり、その多くは口喧嘩から始まり、騙しあい、そして突然のパンチ。攻撃者の視点に立って、向こうの目的を考えよ。なぜ君はそうしないのか？まず握手するのか？簡単なストレッチも？

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さて、君は逃げることもできなければ、相手との距離を保つこともできないかもしれない。その場合は次の手を実行せよ。ここでは素早い決断が必要だ。この相手と転げまわったり、殴りあったり、組み合ったりしたくない。できるだけ早く永遠のお別れをしたいわけである。従って、さっさと家に帰る方策を練るのである。中に入り、相手を打ち、そして出てくる。内側ではない。君が殴打し、相手が殴る、君が殴り、相手の仲間が君を殴る、そして君はひたすら殴り続ける、相手にわからせるまで。わかったかな？彼らとは会話をしない、交渉もしない、ただ違う所へ行くことを欲するだけだ。障害物を取り除いて先に進め。そして自分は映画の登場人物ではないということを忘れるな。ジャッジ・ドレッドは裁きを下してくれない。それは法律に任せるしかないのだ。君がそこにいるのは、非常に不運な事なのだ。できる限り短時間で、やるべきことを行って逃げよ！時間は短いに越したことはない。

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緊張の維持緊張状態に出くわした時に現実的に対処できる精神をトレーニングする必要がある。命がけで戦っている時との決定的な違いを生物学的に理解する必要がある。ストレス下における試験は CKMにおいて最も重要なものであり、決して添え物ではない。

コマンド・クラヴ・マガ毎回クラスでは生徒たちが、あらゆるタイプの敵を相手に、屋内、屋外、寒さ、暑さ、暗闇、大音量の音楽に惑わされながら障害物を乗り越えるなど、様々な試練に立ち向かう姿が見られるだろう。彼らは循環器系の鍛錬に憔悴し、その後回転を繰り返して目を回し、息を詰まらせ、立っていられなくなるほどキックを浴びせられ続けるのだ。これが最も現実に近い訓練なのだ。ジム向けの柔らかいマットの上で行われる緩やかで快適な訓練は、全く役に立たないよね？あらゆる不測の事態に備え、予測できない事を予測しなければならないのだ。もし最初のクラスで素早く立ち上がる事ができなければ、突然パンチが飛んでくるだろう。すぐにこのメソッドの根底にある物が理解できるであろう。トレーニング用のパッドで殴られるほうが、バーのスツールよりもよっぽどマシだ。そうだろう？

地上的ビジョン経験豊かな格闘家であり、最近CKMのレベル２のインストラクターとなったリトル・トニーことアンソニー・パセンスキーは、現実に即したトレーニングで自分の知識をより深めようとする格闘家の一人である。トニーはブラジリアン柔術の黒帯保持者で、ロドリゴ・メデイロやエリオ・グ

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レイシーをはじめとしたグレイシー一家に師事し、この武道で大活躍した。すなわち、戦える男だ！だったらなぜ、その知識をより広げようとし、CKMを選んだのか？トニーによれば、ブラジリアン柔術の構成要素の発展は素晴らしいものであるが、（着物あり、無しのトレーニング、 MMAなど）ここ１０年ほど、１０校中７校が護身術を扱っていないというのである。この格闘技はフルコンタクトを重要視しているにも関わらず、トニーからすれば護身術の訓練や動きのテストがないというのである。これらの訓練は、武器を使った護身術も含めて彼がもたらしたもののひとつである。以前にも触れた敵対の心理学やモラルと法則と言った面が決定的な選択理由だったという。彼は人気の高い学校に出向き、現実に基づいたシステムを受け入れ、たくさんいる生徒たちにそれを提供することに熱心だった。探してたものを見つけたのは間違いなく、そして今では両方の世界に脚を踏み入れたことになる。モニの選手として、そして教師としての経験から、なぜ格

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闘技の世界の人々を多く魅了するのかを理解するのはたやすいことである。常に自分の考え方に疑問を持つように促しているにもかかわらずだ。彼自身も激しいトレーニングと自己分析、人生を通した勉強を経てこの理念に到達したのだ。トニーのような柔軟な考えの格闘家たちにとって、心地の良い場所を離れ、自己探求をする者たちにとっては願ってもない場所を見つけたという事になる。現実に直面する時親しみやすく信頼度も高いCKMは自分の能力を高め、生徒達に現実に即した訓練を提供したいという世界中の様々な格闘技のインストラクターの人気が高い。「シンプルさの中に素晴らしさがある」というのがモニのスローガンだが、この謙虚さの裏にはその奥深い要素を抽出するに至る厳しい訓練と達観した考え方が隠されている。今日最も洗練されたシステムであり、教師にも生徒にも、軍人、民間人、経験者、素人などあらゆる層に適合した。

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その理由は単に、機能的であるからである。基本理念に基づき、誰もが魅了されるその訓練で、運が良ければ路上で命拾いすることができる。従って、君の能力を違うレベルに引き上げる時が来たのかもしれない。自分の弱点を感じる時を自問してみるのもいいだろう。少し正直になる時が来た。今行えば、ジムのマットでもアスファルトでも勝利を手にできるだろう。または自分自身にびんたを食らわせてるかもしれない。そうなるとこれはもうジムの外でも中でも悪い動きと言うことになる。

コマンド・クラヴ・マガ CKMインストラクター集中コース、トレーニング・キャンプや自宅付近での公開セミナーもしくはセミナー開催の詳細については、 www.commandokravmaga.com まで。このサイトでは他にビデオクリップやセミナー参加者の声、CKMについての膨大な情報やその哲学や適用についての情報が満載されている。筆者について：ライン・ケリーは英国シェフィールドのCKMレベル２のインストラクターである。彼はこのイスラエル武道に出会う以前、空手と柔道、さらにはカンフーの様々なスタイルを学んだ。クラヴ・マガを学び、教える以外にもカパップのレベル１のインストラクターであり、トニー・ソマーと共に学んだ。現在は執筆業と共にCKM のレベル３のインストラクターの準備をしている。

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チン・ナの技を使うには関節についてだけでなく、解剖学全般の深い知識が必要です。チンは捕まえる、ナは制御するという意味です。つまりチン・ナは敵から身を守るために相手を掴み、押し、外し、コントロールするということです。少林拳ではチン・ナの技は相手の攻撃を封じるために使われます。この技の起源はほぼ少林寺創設時からと言われていますので、長期にわたって一般の人々の間でも広めれれてきた技と言えます。チン・ナの適用には相手を無力にするために緻密なコントロールが必要となります。チン・ナの基本技は次の５つです。筋肉や腱の裂傷、骨はずし、呼吸のブロック、血管ブロック、気の道を押す。

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護身術

現実に基づいた戦術

ジム・ワグナー

このボビナムについての新しいＤＶＤで、パトリック・レベットがベトナム棒術をご紹介いたします。あまり知られてはいませんが、ベトナムの伝統格闘技のなかで棒術は最も重要な武器のひとつです。ボビナムの学校では棒の使い方と棒に対する反撃の技だけを教えています。でもマエストロレベットは棒術に関する様々な動きを２巻のＤＶＤで教えてくれます。第１巻ではウォームアップや棒術用の特別な筋トレ、基本理論、扱い方、防御、ブロック、逃げ方や闘いのテクニックなどを教えます。このビデオはとてもユニークな方法で、ベトナム棒術をくまなく、完全にレクチャーしてくれます。

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