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BudoI nt er nat i onal

阿久澤先生：「阿吽会」

ビリー・ブランクス、タエボーの天才ドミトリー・スコゴレフ：「システマ」ロシアの武道が世界を席巻末吉明司：居合道キュウショ術：急所のポイント

ジャン・クロード・ヴァン・ダム：

J e a n C l a u d e V a n D a m m e 勝者のバイオグラフィー

戸山流居合道最後の忠者たち

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地球上で最強のエキスパートたちによる30以上の技のコンピネーション！！

『無限なものは二つあります。宇宙と人間の愚かさ。前者については断言できませんが。』アルバート・アインシュタイン『もう、教育も尊厳もなくなった。』杖に持たれて話すフローレスおじさんの言葉

ラテン語のエドゥカーレ「教育する」という言葉の語源は、「外から導く」「内側にあるものを引き出す。」である。教育は最も高尚な職業のひとつで、医師と同様、聖職以外のなにものでもない。私の祖父は教師だったが、色々な意味で教育者であった。祖父は、当時何年も勉強させられていたラテン語を指導してくれた。その時でさえ、死語としてなんの役にも立たないものという扱いを受けていたラテン語であるが、不思議なことに、私にとってはその後の人生において役に立った数少ない教科のひとつである。（もちろん、無理やり暗記させられた、一連の教科とは比較するまでもない。）情報を得たということは知識を得たということにならない。その情報をうまく使い、分別を持って利用することである。教育においては、その性質について細心の注意を払うべきである。植物を育てるように、明らかに間違った方向を修正するために、注意深く愛情をもってあちこちを剪定する。だが、最も重要なのは水をやり、栄養を与えて育てる事である。しかし、何を持って「間違った方向」とするのだろう？その時代、文化によって異なったタブーが存在した。教育者は、聖職の限界を見極めることができなければ、失敗を犯すであろう。良きマエストロは、自分の限界を知っているだけでなく、自分自身の失敗を最初の功績であると理解することである。生徒がどのような可能性と能力を秘めているかは知りえないからである。集められた情報というのは、目的でもなければそれ自体に機能性があるわけでもない。なぜなら教育においては結果がすべてではないからである。外向きにだけ生きている者にとってはそれでも良いかもしれない。だが、人間というものは内側と外側の両方向に向かって生きている。もちろん、愚かで、不幸でありながら社会的成功を得ている者もいるのであるが。教師というのは常に予測不可能な事と向き合っているということを忘れてはいけない。言うまでもなく私にとって教育とは情報を学ぶだけではない。教育とは、生き方を教える事である。教師は柳の小枝をきれいにして、磨き上げ、素晴らしい材質にし仕上げることから始める。そしてこれを使って椅子を作るのか、大型客船を作るのかは、その人次第である。それは個人の自由という点だけでなく、それ以外の方法で干渉する事は多くの場合惨憺たる結果を生むからである。我々のフラストレーションが伝わったり、他人に自分の願望を押し付けたりするような行為は大きな対価を支払うことになる。自分の不幸と他人の不幸。だからこそ、賢明で愛情深い父親、（または母親）のような師匠は、深くかかわりつつも突き放すことも知らねばならない。骨の折れる仕事ではある。だがそれは満足を伴うものである。なぜなら自分が植えたものが花開くのを見る事ほどの喜びはないからで、また、どんなに知識や知恵を得ても教える事ほど学べることはないからである。教えるといえば、実例ほど教えてくれるものはない、というが、これは間違いである。実例はなにも教えてくれない。強いて言えば、実例によって学ぶことはある。この言葉を信じる師範は、自分を反映させようとして失敗する。なぜなら、教え子たちはそれぞれが自分なりの物の見方や感じ方で受け取り、理解するからで、誰もが知っていることであるが、ある者にとっては素晴らしいことが他の者にとってはひどい代物になりうる。賢者はこの違いを重んじる。なぜならこれを理解しなければ進歩は得られないからである。

だが、教えの限界とはどこにあるのだろう？残念ながら、その境界が示された地図は存在しない。なぜなら、それぞれが、異なった性格、長所・短所、好みや目的を持っているからだ。乗馬ができるということは、全ての馬に乗れるという意味ではない。私の友人、故ラモス・アルカラス大佐はエンデュランス馬術の名手であったが、調教された馬に乗ることを嫌がった。なぜなら下手な機械よりもよっぽどたくさんバネがあるからだという。彼にとって乗馬とは、ステップ、トロット、ギャロップとジャンプではなく、この気品あふれる動物にまたがってたわむれながら野原を行き来することである。調教馬は、彼にとっては無用なだけでなく、むしろ危険なことさえあるという。なぜなら自分では前へ進めと命令しているつもりでも、馬は後ろに行こうとすることもあるからだ。これらの事に共通するのは、謙虚さは何物にも代えがたいという事である。頭の中が、単に知識や雑事や憶測で埋まっており、まるで水がいっぱいの器のような人は、誰かの道を示したり、良くしたり、自由にしたり、賢人にしたり、幸せにすることはできないのである。知識は過大評価される一方で、賢明さは過少評価されている。教育という聖職において完璧であるということは、義務感と無関心さのバランスが正確でなければ困難である。やりすぎ、または不足というのがよく陥りやすい点である。失敗したことのない教師はいない、皆挫折を経験しているのだ。我々は人間であり、自分自身をコントロールし、自分自身を愛し、愛され、尊重してほしいと願うのである。これらのことはどの民族であれ、部族であれ、我々の遺伝子に刻まれた本質的なことである。人生は個々が生きる者であるとはいえ、我々をとりまく社会というものを忘れたり、相反したりすることはできない。集団のために骨を折ったり、自分の事を後回しにしてもだ。皇帝のものは皇帝に、、、である。今日、教育と呼ばれているのは見せかけと虚勢だけで機能性だけを追求しがちである。大学を卒業した者はその嘘を理解している。その分野に対する経験と努力がその人を専門家にする。師匠とは知力に対するあくなき追究心のなせる業である。きちんと教えることができたときに初めて知識を得たといえると言われる。これは、なぜ師匠は弟子を必要とするのかというあまり説明されない事実である。このポイントは常に違った方向にアクセントがつけられてしまう。だが、全力を尽くして分析し、習得したと思った事を説明しようとする時、自分の限界を知り、欠点に気づき、そして稀に、教わった以上の知識があることに驚かされる。そして、「愚か者が賢者に学ぶより、賢者が愚か者から学ぶ事の方が多い」という諺を忘れるべきでない。良い経験から来る感情的な評価は、公正とはいえない。私は徴兵制度を評価しているが、それを良しとしているわけではなく、自分の経験が良いものであったことに準じている。私の仲間の多くは全く私と反対の意見である。これを万人共通の考えとするのはうぬぼれも甚だしいことである。あまりに感傷主義に走るものは、自分を叩いた棒に接吻するようなものだが、真のマエストロにとっては、「技は力に何千倍も勝る」である。棒きれは日々の蓄えではなく、例外的な物である。根拠もなく与えられた苦痛はどんな正当性も受け入れない。しかしそれは常に教育における我々の欠点の証である。今日、些細な話で恐縮だが、飼い犬だったエレウテリアに、どうしようもない時には軽く叩いていたことを思い出す。彼女はそれで学んだろうか？そうかもしれない。だが、必要だったのか？または私の無能さを表しただけか？彼女に対する私の限りない愛情だけが、その性格形成に報いたのではないか。なぜなら、すでに気品があり、立派で、勇敢で、とてつもなくスィートであったから。子供というのは繊細で、柔軟性がある子だからとってすべてを受け入れられるわけではない。彼らを教育するには知恵、穏やかさとユーモアが必要である。大人については、もっと難しいが、子供が大きくなっただけのことである。そんなに大きな違いはない。「蠅は酢よりも密のほうがたくさん捕れる」という諺のとおり、厳しくするよりも優しいほうが効果がある、ということだ。

日本語翻訳：西田礼子

戸山流居合道

執筆全日本戸山流居合道連盟スペイン支部長セルヒオ・エルナンデス・ベルトラン Sergio Hernández Beltrán Spain Branch Director Zen Nihon Toyama-Ryu Iaido Renmei

籏谷会長（範士九段）は、全日本戸山流居合道会長をつとめ全日本小太刀護身道連盟教士八段直心影流の薙刀の上級者竹田流流鏑馬（馬上弓道）の上級者であられる。『振りかざす太刀の下こそ地獄なれ一足進めば先は極楽』柳生新陰流柳生石舟斎宗厳の名言

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戸山流居合道

戸山流居合道最後の忠誠東京の町田市は大都会東京の３０ｋｍ南西部にあり、横浜からは２０ｋｍに位置する。西東京とよばれている東京のベッドタウンエリアである。町田市は神奈川県との県境にあり、商工業のさかんな市で、特に機械部品やテクノロジー関係の種々製品を生産する工場地帯である。羽田空港から、直通バスで、町田のバスターミナルまで１時間２０分。そこから、昔ながらの小路をぬって１０数分剣の道をめざしているものにとっては古典の世界へいざなわれるようだ。そしてその町田市の旧市街の一角の道路に面した３階建ての建物の１階が籏谷嘉辰砥ぎ師の仕事場と店舗になっている。まるで封建時代の日本にいる気分になれる。何百もの刀剣が店内に並び、何百年の歴史をもつ刀があれば、実際に利用できる現代の刀、それらが先祖代々の武器類と共にある。蒐集家にとってはここは必須の場であるし、侍の芸をめざす現代の人や戸山流の師弟にとってはもちろん総本山といえる。

同店舗の外付けの階段を３階まで上がると全日本戸山流居合道連盟の本部道場になっている。そのあまりの狭さにはじめてみる人は驚くであろう。更衣室も受付すらもない。通りに面した階段を登ったところにいきなり４０平米ほどの道場があるわけだ。ただこれは日本の古来からの道場の形としては一般的といえる。そしてそこが戸山流の本部であり、今も師弟にとっては研鑽の場であり、２０世紀の日本帝国陸軍の学校からはじまったそこで刀剣の術は受け継がれている。平成１２年（２０００年）籏谷嘉辰先生はＺＮＴＩＲ（全日本戸山流居合道連盟）の会長に就任。６７歳の現在も心身ともに流派を受け継ぎ鍛錬。籏谷先生曰く、「私は日本人の魂は刀に深く結びついているとおもう。我々の文化の根源は武術に見れる。そしてそれを伝え、それを誇りに感じるのです。」各々仕事を終えて、週に３回道場で稽古をする。２０時になると稽古着や伝統的な着物をすっきりときこなした門下生が研がれた剣を収めた長い鞘を腰に挿し通りを歩く姿が見れる。道場の片隅か、もしくは、２階のもの置き場で着替えをすませると慣習どおり準備体操をして始まる。そして上座にすえられた神道の大

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東京都町田市原町田3-14-14 建物の１階は刀剣はたやで、３階が全日本戸山流居合道連盟の本部道場全日本戸山流居合道連盟の本部道場玄関砥ぎ師であり、刀剣はたやの店長である籏谷嘉辰先生本部道場内部神棚の横には明治天皇の御真影

戸山流居合道

きなすばらしい神棚に向かい礼をする。そして生徒は武器の安全を確認した後、その狭い空間でまずは１０回八方切りを始める。真剣を使うため、正確さと安全を心がけねばならないため一時も気が抜けない。また籏谷先生は、「刀というものは、目前の敵を意識して使うものだ。」そして「それを念頭におき、私は『美』や『誇示』といった概念ははずして真剣勝負あるのみ

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戸山流居合道

「戸山流には３つの要素がある。形、撃剣、そして試し切り」

戸山流居合道だとおもう。戸山流の流派はこの真剣勝負のかたである。」という。実際に稽古の次の段階はまさにこの格言が実証される。全門下生は階上階から道場まで人間リレーで、順番に手から手へ筒状に巻いた畳表（ござ）を渡す。ただしこのござは、最低４８時間水に漬けられ人一人位の重さにする。このござを支えるための木製の試斬台を立て、並べ終えたら正座をし、かわるがわる立ち上がり、試し切りの稽古を開始する。この際技量の上下や経験の長短などを問わず全員が同様に試し切りをする。上級者が下級者のかたを修正する。注意力、強い確信を一番に心がけないと薄く研がれた刀の刃が事故をまきおこす可能性があるからだ。神棚はもちろん、道場の窓枠や柱は全て長い木製の板で防御し万が一の刀傷にそなえている。道場内部は興奮と荘厳が混在する環境になる。「江戸時代の侍は、闘いの敵対者たちに勝ち抜くための技として居合いを利用していた。」「これは刀の原理体系を学んでいたからこそである。刀の性質からみれば、試し切りとは刃をまっすぐに斬る方法で

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、まっすぐに斬り込めば切れますがぶれてしまうとまったく斬れません。一直線に斬りこむ原理が試し切りです。ただし試し切りは訓練をしなければ習得できるものではありません。」と籏谷先生は説明される。夜10時半、道場の畳をきちんとつみあげて稽古は終了する。下級者の生徒は道場を箒と濡れ雑巾で清掃する。その間上級者は緑茶を飲みながら歓談。床がピカピカになるまで磨き上げられた後、全員巻き藁をかかえて正座し、次の斬試用に水につけるためきれいに巻きなおす作業をせねばならない。「稽古は楽しくなければならない。」「我々にとって友好が不可欠であるように日本文化や日本史を学ぼうとする同輩にとっても同じことが言える。我々は我々の祖先が築き上げたものを見せ、次の世代へと伝承する義務があります。」と籏谷先生は強調される。 23時頃最上級者が帰還。しかしながら籏谷先生は常に模範となるべく交戦できるよう待機されている。体力を充電しなおした若者たちや熟練の猛者が撃剣を練習するために道場に礼賛する。撃剣とは袋刀でおこなう。このスポーツは子供のために考えられたものではない。袋刀は硬く、正確に対戦に使えるようになっている。このことから撃剣試合の厳しさが汲み取れる。日本の撃剣トーナメントの最終段階では上級者は鋼の落とし刃の剣と重い武具での試合に臨む。籏谷三男先生は、撃剣とは剣さばきの本物と偽物の勉強をするものだと表現されている。戸山流では形、撃剣、試し切りの３つの要素を鍛錬します。侍は居合（一度の動作のみで鞘を抜き斬ること）を戦いに勝つために利用してきました。正しい姿勢を確保するためと一直線に刀がおろせるために試し切りで訓練していました。そうしなければ、きっちりと斬ることができなかったからです。最後にこの３つは実践を学ぶため剣術にもちいていました。３つの要素でひとつとなるのです。戸山流は戸山陸軍学校の刀の教育法「軍刀操法」を元にしている。陸軍戸山学校明治6年（1873年）旧尾張藩下屋敷跡（東京新宿区にある現都立戸山公園）陸軍戸山学校が設立される。その後1937年に４０ｋｍ南東にある座間市に移転。第二次世界大戦後は戸山学校は座間キャンプと呼ばれるようになり、有名な米兵の駐屯地となる。

当時の３人の若き将校の写真。１９３０年代のタイプの制服着用。騎兵隊用のずぼんと乗馬用のブーツ。９８モデルの軍刀をさげている。

陸軍戸山学校の正門入り口のアーチ

戸山流居合道

１兵士と敵チームとの闘いでの軍刀による巻藁の試し斬りモデル９０の鉄兜をかぶっている。この写真の特徴は右袈裟斬りをしているところ。１９９４４年前後新武道という雑誌に戦闘服の兵士の写真が含まれており、モデル９０の鉄兜を着用している。軍刀で巻藁を斬っている。写真下に「陸軍戸山学校戦闘時の斬りかた」とある。正式な戦闘服とモデル９０の鉄兜を着用している将校が軍刀で左袈裟斬りをしている写真。軍刀の操法から抜粋した白の軍服とモデル９８の軍刀の士官候補生。ここでは形１本目をしているところ。軍刀の操法を実施している帝国陸軍将校。現戸山公園内の陸軍戸山学校のモニュメント。この場所に学校の校舎があった。

学校は歩兵戦技（射撃、銃剣術、剣術など）、歩兵部隊の戦術、体育などの育成を行っていた。また、軍楽の教育にも従事していた。１８７３年戸山陸軍学校が設立当初からの目的は、帝国陸軍が西洋の軍隊と一時でもはやく同レベルになることであった。そのため、フランス陸軍から教官を招聘し、必要な軍事訓練を行った。日本の将校が各連隊の基礎を形成し、得た知識をできるだけ多く統一、普及させることに力を注いだ。戸山学校の剣術帝国陸軍の軍術における体育教育はすべて富山陸軍学校で発案、養成されていた。最初は仏軍の技法をもとにした１対１の闘いを手本にしていた。剣術のクラスでは西洋風にフェンシングを登用することで片手だけで剣を使う方法を学んだ。しかし日清戦争時（１８９４～１８９５年）と日露戦争時（１９０４～１９０５年）に日本刀の正確さとその精神論が見直され、日本の祖先から受け継がれた魂を再び蘇らせることになった。これら戦争での勝利により、日本の帝国軍は一気に列強の諸国と肩を並べるまでにいたり、この時期の剣術の研究により、片手から両手を使っての剣術へと変貌する。これ以降大正４年（１９１５年）前後から、陸軍戸山学校での伝統的な剣術の研究が開始され、日本の軍隊のサーベルも軍隊に組み込まれるように同時に発達する。このことから、日本の居合術や剣術の由緒ある各流派、特に大森流や無双直伝英信流から師匠を招き研究した。大正８年から９年（１９１９～１９２０年）頃に一対一の闘いでの許容力を高める研究が進み、小刀や短剣術（銃からぬきとった剣）の技法を教育するようになる。大正１４年（１９２５年）森永清連隊長（陸軍大佐）は初代陸軍戸山学校剣術科科長を歴任されて剣術研究会の会長に就任。白兵戦における実践術をあみだした人でもある。日本刀を近代の野戦で使う方法は学校のひとつの課程に定められていた。帝国陸軍のつてにより鹿島神流の国井善弥先生と無双無双直伝英信流の中枢である中山博道、夢想神伝流の創始者とつながることができ、野戦で可能な刀の技法の助力を請う。剣術研究会と中山先生の研究結果は当初軍刀の操法と称して体系化される。それは立ち技の５つの型で成り立っていた。近代戦争を基本に考え、直立している状態からの動きのことをさしている。前へ右へ、左そして後ろへと現代の中山先生考案の居合道と試し切りと同じ動作を取り入れている。試し切りにかんしては、畳表を巻いた巻藁を水につけ硬くし湿らせることで人体のかわりとして使用していた。昭和１５年（１９４０年）学校の剣道の師として持田盛二範士と斎村五郎範士が任命される。選抜された伝統的な流派のすばらしい技術を見直し、あらたに二つの型を付け加え、全部で７つの型が完成する。１９２５年の５つの型の技法が改定され５つが６つになり、最終的に現在の正式な７つの型になる。この型は偕行社（帝国陸軍の学術研究組織）発行の手本にも掲載される。「１９４０年１１月の軍刀の技法と試し切り」という表題であった。

戸山流居合道

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戸山流居合道

Japón

「江戸時代の侍は敵対するものに勝つ方策として居合いを使った。」

戸山流居合道

この本は全将校へ配布され陸軍戸山学校で開発された軍刀の操法として帝国軍隊全体でも知られるようになる。昭和１７年１月（１９４２年）学校の責任者である田中久一中将が発案した技法で「一撃必殺（短期即製教育軍刀訓練）」が発行される。この教育の主目的は軍刀の操法を剣術の心得のある者達に教えることであった。同年抜き身の刀を持ちながら走り闘う方法も加えられている。陸軍戸山学校軍刀の操法７つの形１本目２本目３本目４本目５本目６本目７本目-

正面の敵右方の敵左方の敵後方の敵前面複数の敵前後の敵三人の敵

終戦後: 戸山流の形第二次大戦後、日本は占領軍により全ての武道を禁止される。戸山学校も閉鎖され、軍刀操法も軍の手引き書と判断され消滅。しかしながら、昭和２７年（１９５２年）和平条約が結

Japón ばれて多くの人の要望で武道の復帰が叫ばれ、独立後日本は武道を取り戻す。戸山流は戦後旧陸軍戸山学校出身だが、創家の出てはない鵜沢尚信、山口勇喜、森永清、中村泰三郎という人物により創設される。昭和５１年（１９７６年）に戸山学校で軍刀操法を指導していた徳富大三郎と中村泰三郎により戸山流振興会が創立され、初代会長に剣道と居合道範士の増田秀雄が就任。彼は全日本剣道連盟（戸山学校では昔指導員であった。）でもある。中村泰三郎先生は戦後すぐ戸山流を教え、左足で踏み込む陸軍の古い形を廃止し、古来の右足で踏み込む形、すなわち居合道の正式な形を取り入れ、その他残心や血振り（刀身から血をはらう）の細部を見直して新しい「戸山流」が誕生する。

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「侍は居合（抜くと同時に斬る）を実践のためにかつおうしていた。ただしい立ち位置をきめ、美しい切れ味になるよう試し切りを稽古したのは、それなしでは確実に斬ることができなかったからだ。」

富山記念公園

中村先生も軍刀操法の基本形７つの形を改変して、一刀両断形を加える。これで形は８つになる。この形は試し切りの技法と同じである。中村先生はこの８つの形に６つの形の組立ち（事前に決められた戦いかた、剣道の形に似ている）を加えられる。「戸山流振興会」は時を経て全日本戸山流居合道連盟と改名され、別組織として抜刀道という武道を定着させるために全日本抜刀道連盟（ZNBR）が作られる。長年に渡る成果でこの二つの連盟は並行して相互関連を持つことになる。２００１年より全日本抜刀道連盟と全日本戸山流居合道連盟はそれぞれ完全に独立することになり、全日本抜刀道連盟は居合道の様々な流派を含む連盟とし、全日本戸山流居合道連盟は、戸山流を継承する単独の流派のみの連命ということに定められた。

現在の全日本戸山流居合道連盟全日本戸山流居合道連盟は現在武道と日本文化を戸山流居合道の流儀を学び、訓練することによって日本国内のみならず、海外も含め広く振興する活動に従事している。連盟の活動内容は国際交流を含めた組織活動として、海外在住の日本人のみに限らず

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Iaido

Japón 「帝国陸軍の戦闘用の実践体育教育のほとんどは陸軍戸山学校の教育のなせるわざであった。」

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戸山流居合道

ZNTIRの支部が存在する合衆国、中国、香港、台湾、スペイン、ベネズエラ、アンドラなどの国々で行われている。毎年流派の門下生達が各々の国で日本人、もしくは日本の町田本部道場から技術の向上のためとその技法を実践で学ぶためのワークショップが開催されるのが慣習になっている。構成上２０１５年の８月に全日本戸山流居合道連盟は小派閥グループの会員がおこした小さな会員費用や職務の責任問題等で懲戒処分があるなど、不忠による連盟内の不安定な動きが引き金となり、臨時総会が設けられその投票の結果、連盟の NPO法人（日本政府の非営利団体）停止が決定する。会員の平等性という考え方は日本の伝統的な上下関係のある流派の構造から間逆になってしまう。門下生は会員ではなく、あくまでも生徒なのである。武道の世界は横つながりの組織の近代概念とはまったく相容れないものである。そういうことから現在は外因要素に従属しない構造をもつ私立の組織として成り立っている。このやり方の真髄は勧誘に力を注ぐのではなく、日本人の交流をもとめることが最大の目的で、継承しなければならないことを忠実に守ることなのである。終わりに現会長でもあり、最高責任者であられる籏谷先生が戸山流の全ての門下生に送る言葉は武道の真髄の精神を学び、師弟が偽りのない関係を保つことと言及されている。先生は熱烈に戸山流の門下生が皆笑顔で稽古をできることを望んでおられます。戸山流のホームペーじ http://toyamaryuiaido.jp/

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Japón

籏谷嘉辰先生本物を学ぶこのDVDは全日本戸山流居合道連盟（ZNTIR）のスペイン支部が東京の町田のZNTIRの本部道場で稽古をしているのとまったく同じように変更を加えずそのままをとりいれて戸山流の流派の技術を学べるように作ったものである。内容の信憑性は、技の総責任者である籏谷嘉辰先生みずからが現在の戸山流の技を直弟子と共に模範を見せていることでご理解いただけるはずです。このDVDにより制定されているウォームアップ時の演習から斬る技の基本構造を確かめる手立て、防備の流派の形まで陸軍戸山学校の書簡、軍刀の操法その説明、組立ち、撃剣組立ちにいたるまでが収録されている。そして戸山流の流派の基盤である試し切りや巻藁での試し斬りの演習ももちろん含まれている。現在の全日本戸山流居合道連盟（ZNTIR）見直しがされ、適切な内容そして実際の戦闘の訓練をする学校での技をもととし、その伝統を活かし続けて、元来どおり、肉体と精神をひとつにし、現実的かつ効果的な組織である。陸軍戸山学校の数少ない卒業生の合意のおかげで、禁じられていた技を廃らせず、日本のものとして取り戻し今日居合道の流派の中にひとつの剣術の流派として知りうることができている。数ヶ国語で作られている非常に親切なDVDなので、研究者や日本刀を練習している人や一般的な武道家日本史特に日本の近代史に残る戦争を学んでいる方にとっては価値の高い作品である。技を磨きたい方々にとっては必見の映像であり、そうでない研究者の方にとっても映像コレクションに加えて決して損のない作品といえる。戸山流門下生としてはこの流派の日本剣術の知識を忠実に分かち合うとともに自己の内側にある価値を見つけていただきたいと願っております。武道を心得る人々が新しい世代へその精神を浸透させ、現代の捉え方とは違った伝統的な日本古来の規律のあり形を少しでも垣間見てもらえるような手引きとなれば光栄です。

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REF.: • DVD/KYUSHO 25 武道インターナショナルによって製作されたＤＶＤはすべてDVD-５、ＭＰＥＧ‐２multiplexにのみ対応しております。（ＶＣＤ、DivＸなどは不可）またDVD のジャケットやラベルは、用紙、印刷とも最高品質を使用しております。また、オンラインのオークションサイトなどでは一切販売しておりません。したがってDVDが上記以外の方式であったりジャケットのデザインが一致しない場合は違法コピーであると思われます。

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ロシアの武道世界中の格闘技ファンがシステマに注目することに貢献したこのロシアの戦士は、今号の表紙を飾るのにふさわしい人物である事は言うまでもない。数多くの新しい格闘技のなかでも、システマがここ数十年で最も革新的存在であることは紛れもない事実である。その独創性は新鮮であると同時に効果的な着眼点も有している。それは、自己防衛の場において、より攻撃的な硬直に対抗するという定説である。ディミトリ―・スコゴレフは何年も前から世界中でこのシステムを広めており、格闘技界での知名度も高い。だが、本誌の読者のなかにはあまり知識のない方もおられるだろう。したがってこの新しいＤＶＤは、この格闘技をこれまでの作品よりもさらに掘り下げて学ぶのに適していると思う。このシステムの見解やコンセプトは他の格闘技と非常に異なるものであり、違うタイプの格闘技を学ぶ者を驚かせてきた。自然性、リラックスと効果が一つのシステムに組み込まれ、感覚的な防御との再会を果たす。あとは自分の心を開くだけ！皆さん、ぜひお試しあれ！ Alfredo Tucci アルフレッド・トゥッツィ

ロシアの武道人生を変える格闘技ロシア格闘技は、空手、テコンドーや中国拳法ほどポピュラーではない。しかしこれらはスラブの伝統としてはるか昔から行われているものである。「シヴリスキー・ヴィウン」代表のドミトリー・スコゴレフ氏に、この格闘技の特徴を語ってもらった。国際武道（以下ＢＩ）：素手で行われるロシア武道の特徴は？ドミトリー・スコゴレフ（以下ＤＳ）：特徴は、ロシアの伝統格闘技の様々な様相が基本となっていることです。それは軍隊の訓練的様相だけでなく、殴打や壁を使った格闘技など、さらにゲームとしての要素も含まれています。我々はこれを庶民のゲーム感覚でとらえることもありますが、一方で以前から祖国を守る兵士の育成手段として使われています。このゲームの中には長い棒を使い、実戦にも応用できます。剣、ナイフ、銃などで訓練することもできます。またこのゲームは昔から大人から子供まで参加しているのです。ロシア格闘技の歴史的背景は明確でなく、あまり知られておりません。むしろ映画などのおかげで、東洋の格闘技の方が有名です。でもどの国にも格闘技の伝統はあり、ロシアも例外ではありません。ただ、文書として残されたものがないというのももうひとつの問題なのです。民族舞踊が元になっていると推測していますが、完全に再現することは困難です。また、伝統舞踊と非常に複雑に絡み合っているため、その研究は困難ということでもあります。したがって、クラスではロシア格闘技

ロシアの武道

ディミトリ―・スコゴレフ

の哲学的側面およびロシア民衆の文化を研究します。これは護身術を学びに来る生徒たちにとって非常に興味をそそられるものです。なぜなら、ロシアの闘犬は、一つの哲学であることを理解するからです。もちろんこれは大人にとっての話で、子供の場合はそういった人生のコンセプトは持ち得ませんから、ただ新しいことを学ぶのが楽しくて来るのです。でも大人は違います。多くの場合単に格闘技を学ぶのではなく、我々の文化、歴史や哲学をも学べると自覚しています。我々のクラスでは格闘技そのものだけでなく、歴史、舞踊、哲学と言った民俗学を多く学びます。これは、非常に重要なことで、一見他の格闘技とよく似た動きをするようにみえても、研究や説明を重ねていくとその違いが分かるのです。これは我々の遺伝子や動き方の特徴などによるもので、こういった違いはどの民増にもあると思われます。ＢＩ：行うにあたって、年齢制限はありますか？ＤＳ：本校の生徒で、最も小さい子供は４～５歳、年長者は定年退職者ぐらいの年齢です。目標を定めたり、結果を出すためのスポーツではありません。したがって、多くの人は、単に体を動かしたり、他の人との触れ合いや健康のためにやって来ます。そしてこれは非常に健康によい武道なのです。それは三次元の動きをするからで、単に筋肉をつかうのでなく、体をねじったり、伸ばしたり、縮めたり、回したりと、あらゆる方向に広がっていくのです。まずは背骨を動かすことから始めますが、普段あまり使わない筋肉を含め、体中を動かすのです。ＢＩ：健康上の制限はありますか？ＤＳ：子供に関しては１２歳までを受け入れますが、唯一求めるのは、スポーツをしても問題はないという医師の証明書です。成人の場合は、自己責任ですね。自分の弱点を知り、それを悪化させるような動きをしないことです。例えば、背骨に痛みなどがある人は、固い床に倒れるような動きをしないといった具合です。誰でも参加できますよ。

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ディミトリ―・スコゴレフ

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ＢＩ：大人と子供、どちらが教えやすいですか？ＤＳ：どの年代にもそれぞれの特徴というものがあります。従って我々はそれぞれの年齢に合わせたプログラムを行っています。例えば、子供たちにはまだ理解のできない体の構造についての掘り下げた教育を行うことはできません。でも小さい子というのは隣にいる子とじゃれあったりすることがおおいので、ひたすら実技をさせます。１０代の若者の場合は、競争心が非常に旺盛で、人よりも際立ちたいという時期なので、それに見合ったプログラムを用意しています。我々は長年の経験に基づいて練られ、改訂を重ねてきた教育プログラムを有しています。９月の新学期になると多くの新入生が入学し、基本的なプログラムを習い始めます。動きを覚えたり、体の構造、正しい転び方、ショックの技術の基本、殴打の仕方やインパクトに耐えることなどを学びます。そして授業は徐々に複雑になっていきます。ナイフや棒から身を守ったり、相手の攻撃をかわすなど。ご覧のように我々のプログラムは非常に広範囲にわたり、従って一気に教えるのではなく、段階的に教授していきます。教室で行われる実技においても段階的に様々なコンセプトを学ぶのです。これは日常生活にこれらのコンセプトを適用するために非常に重要なことです。実技を積み重ね、様々な状況に対応していくことによって、やみくもに技を記憶するのでなく、個々の状況に対応することができます。練習の積み重ねによって体と心がひとつになり、状況に自然と反応することができるのです。ＢＩ：これが心と体の変化に対応するロシア武道の定義ですか？ＤＳ：はい、その通りです。物事の観点は人生が変化するのと同時に変化していきます。これは別に驚くことではありません。人間の内面が変化すれば、おのずとその周りも変わっていきます。我々の所に訪れる人はしばしばストレスを溜め込み、緊張状態でやってきます。我々はそのストレスから解放する術を教え、その人は自分の問題に違った形で向き合うことができるのです。それにより、この人の周囲にあった問題は解消されます。世界をありのままに受け入れ、それを操作する術を知る。決してあきらめないことです。

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ディミトリ―・スコゴレフクローズ・コンバットのセッション目的と習得メソッドこのセッションは敵と戦い、勇気、度胸、イニシアチブや才覚を伸ばす目的で行われる。カリキュラムにはスピード、強さ、耐久力、柔軟性を養うためのトレーニング、ロープを使った技（投げたり、回したりする）、ここでいう教授とは広義の意味で、知識を伝え能力を伸ばし、生徒の身体と精神両面を向上させることである。授業はグループまたは個人レッスンが行われる。クラスメートの選択はまず体重や身長が似通った者にまとめられる。その後実戦を考慮して様々な体形の者が交わるようになる。自己コントロールのための動きや技は初日から始められ、その後も続けられる。すべての技は不要な力を入れずに行われ、クラスメートの合図（声をあげたり、体やマットを打つ行為）で直ちに終了する。転び技はマットの中央から端で行われる。この格闘技の性質上、厳密なシークエンスの実行が望ましい。以下にあげる１３の題目は共通の展開である。１．姿勢、闘いの位置（意識・無意識）２．動きのメソッド３．体のバランスをなくすメソッド４．事故と紐５．掴みから解放されるメソッド６．殴打や蹴りから身を守るメソッド７．下に向かって手を攻撃するフォーム８．転び技, 解放９．トレーニングの関連付け

ロシアの武道１０．腕による攻撃のメソッド１１．武装解除１２．防衛と護衛のメソッド１３．訓練のユニット（２, ３,５）１～４は次に進むために最も基本的なものである。この格闘技の教育プロセスはプランニング、ロジスティック、インストラクターおよび教師の育成マテリアルの定期的なチェックなども含まれている。教育プランニングはオリエンテーション時のデータベースを基に作成される。我々のスクールは４年間の教授法についてのマニュアルを有している。セッションのオーガナイズについては、・教育プロセスになじみ、生徒の目的をよく理解すること。（軍事関係、警備会社、護衛、自己防衛、スポーツなど）・実技クラスの体系化と規則性・授業の期間中、トレーニング内容やマテリアルに一定性を保つこと。・教室の立地と生徒の上達状況の把握。交通手段の援助など。これらの教育において重要なのはいくつかの原理を重要視することである。以下３つのメソッド１説明と実演。２実演の繰り返し。３ビデオなどビジュアル教材を利用した説明。このメソッドのトレーニングにはある種の安定性を要する。新しい教材は古い物との間に一貫性を持たねばならない。また教材は正しくかつ計画的に運用されなければならない。メソッドは段階的かつやりやすいことが重要である。より簡単なものから少しづつ段階的に困難な

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道

コゴレフ

ロシアの武道ものへとレベルを上げていくことは基本である。また学んだことを常に復習していくことも重要である。また様々な状況を考慮してひとつの事を繰り返し行うことも基本である。定期的な試験で確認することも重要である。これらの基本は全て相互に関係しており、ひとつのレッスンに集約することも可能である。さらにこれらの基本のほかに、教授法における３つのポイントは、口頭、視覚、実技である。口頭では、会話のなかで、歴史やアクションのコンビネーションなどを説明する。視覚では視聴覚教材の利用のほか、闘いの実演を行うことも可能である。実技では動作学を基本とし、さまざまな動きや難易度を組み合わせて繰り返し行う。また互助システムや保険なども必要である。トレーニングでは決められたメソッドのシークエンスを行う。授業の進行については、他のスポーツなどと同様ウォームアップから始まる。授業内容はその生徒の目的により様々である。そのフォーマットはレッスンとの互換性があることが重要である。準備段階に含まれるものとして、レッスンの内容、目的などを説明する。ウォーキング、ランニング、型の動き、全体または特定の動きの練習、確認。準備段階で行われる動きは、授業内容と呼応していなければならない。副次的な運動はクラスメートの補助を必要とする場合が多い。背中に乗る、肩に押せる、支えるなど。特別な訓練を必要とするものは、宙返り、前方、後方、側面、跳躍つきや様々な方向に落ちるものがある。メインの授業に入ると、ここではより難関なテーマが選ばれる。平衡感覚を無くすメソッド、防衛術、殴打、掴み、投げ技など。また掴みから逃げたり、応急処置なども学ぶ。ほとんどのクラスはより難解な内容から始められるべきである。メイン授業の内容はそのレベル、年齢、難易度などを考慮せねばならない。

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ほとんどの場合、１クラスの時間は４５～６０分である。クラスの後半では緩やかな動き、呼吸、歩きなどで段階的に動きを弱めていく。授業の最後には必ずまとめを行う。生徒は各自自分の歩を測る。インストラクターは各セッションごとに生徒の上達状況などを確認しなければならない。これらは筋力測定で判定される。通常計測には、強さ、運動量などが指標となる。また、それ以外にも肌色の状態、呼吸や汗の質など外面的な指標も使われる。また一般的なのは心拍数の計測であるが、これは客観的な数値を得ることができる。これは授業の前、最中と直後に１５秒間測定、この数値に４をかける。平均的数値は、授業前が１分間６０～７０拍、授業中は８０～１４０、直後は７０～８０である。人の心拍数は年齢、健康状態などに左右される。格闘技によって受けた負荷を特定するには数値をコントロールする必要がある。低い数値は１分１２０～１３０拍、中くらいは１３０～１５０、高い物は１５０～１８０である。これらの指数は中高年のクラスではもっと重視されるべきものである。これらの年代のクラスでは激しい動きや強い力を要するものを避け、運動量を減らす。またメインの授業よりもウォームアップやその後の運動に力を入れる。

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『ブルース・リーは私にとって最大の英雄の一人であり、生涯一貫して変わらない姿は驚異的であった。』

『ブルース・リーは私にとって最大の英雄の一人であり、生涯一貫して変わらない姿は驚異的であった。』『多くの武道家は絶好調を存続できずにいるが、最高の武道家というのは、まず最高のコンディションを持ち合わせるということだとおもう。』

By Don Warrener

スポーツと武道

インタビュー

ミスタータエ・ボー、ミスターフィットネス、ミスター対抗者、ミスター事業主、ミスター親切、「タエ・ボー」考案者のビリー・ブランクスはこれら全て、もしくはそれ以上の人といえる。１時間以上に渡るビリーブランクスのタエ・ボーレッスンを見たあと、週４回１時間の私のしているコースは何の意味もなかったということに気づきました。６０歳にもなろうというビリーの肉体は年齢を聞いた人は驚くはずです。事実私は、この年齢でこんな肉体を持ち合わせている人にいまだかつてあったことがありません。彼の武道とフィットネスに関してのインタビューの間ですら、ゆっくりと座ることもできませんでした。ビリーはペンシルバニア州エリーでトム・メイヤーの下、格闘技に熱を入れ始め１４歳のときにはすでに黒帯を獲得している。ビリー・ブランクス古典格闘技黒帯 : 今までで最高の勝利と思えた対戦はどれですか？ビリー・ブランクス : 対戦しはじめてすぐに多くの勝利を得てきましたが、最も重要なのといえば、１９７５年の米アマチュア運動連合で優勝したことです。世界中の優秀な格闘家が参加しこのトーナメントで私は２４の対戦を勝ち抜きました。土曜日に１２試合、日曜日に残りの１２試合。このタイトルでの全米初の勝者となりました。その前まではアメリカ人ではない外国人が常に優勝者でした。ビクトール・ムーア級の格闘家が対戦していてこの時に私が対戦した相手の多くが当時では名の知れた人ばかりでした。ですから、私は勝てるはずのない有名な対戦相手のいるこのトーナメントに出場するのすらいやだったのです。しかし説得され出場してはじめて私は本当の意味での自分に自信というものをもつことができました。黒帯 : 他にどんな格闘技をしてこられましたか？ビリー : 幼少の頃はボクシングにかなり真剣に取り組んでいて、大会でゴールドグローブの賞をいただきました。黒帯 : 当時の格闘家で対戦相手に伝説的な人はいましたか？ビリー : 様々な大会で、有名な方の多くと対戦してきました。カナダ人のウォリー・スロッキーは私がみたこともないほどのキックの持ち主でした。後に私の学校でジョー・ルイスと。彼はボクシングをしに来ていましたね。あの当時キックボクシングをしていて、誰か普段とは違う対戦相手を探していましたから。ロサンジェルスに住んでいるときは、もちろんビル・ワラス。彼は私のジムに良く通っていました。私たち二人は訓練が大好きで本当によく対戦しました。

スポーツと武道

インタビュー黒帯 : 今、あなたにとってのヒーローは誰ですか？ビリー : わぁ、難しい質問ですねたくさんいますから。。古い順からあげれば、私に蹴りの形のヒントをくれたウォリー・スロッキー、彼は私が知る中で最強で最高のキックができる人でしたから。フィットネスの世界で言えば、疑いなく私の尊敬するヒーロー、ブルース・リー。生涯驚異的なまでにその肉体のコンディションがぶれることがなかったですから。それから山下タダシ。あんな素早さはみたことがありません。それから私の親友、ヤコブ・デ・トリニダード。彼はすばらしい格闘技家でその偉大なる実力にもかかわらず、名声を受けることがほとんどありません。彼のデモンストレーションに勝るものを私はみたことがないというほどの師でもあり、それだけでは事足らず、彼はまれに見る人格者で我々若者の進むべき道の手本のようでした。けれど、私の現在の師でもあり崇拝している偉大なる人はトロントにいるパークジョン・スヨン氏です。本物の紳士であるだけでなく、テッコンドーの闘いにおいての技術と許容力はこの人に勝るひとはいません。誰も勝てない！学校に通っていたとき、一度彼はこう言いました。「君の攻撃はとってもいい。けれどこれからはどうかわせるかを考えないとね。」そしてレッスンを受けました。彼は強く早く、とても狡猾でした。多くの格闘技でそれぞれ高いレベルを私に今まで与えようとしてくださいましたが、本当に心からありがたくいただいたのはこのパークジョン大先生からの８段でした。黒帯 : ＵＦＣ（アメリカ合衆国の総合格闘技団体）とＭＭＡ（総合格闘技）についてどうおもわれますか？ビリー : ＵＦＣが開設されたとき、一般人の格闘技に関するとらえかたがかわりました。実際今ではこれが格闘技のスタンダードだと皆がおもっているほどにさせたわけですから。ＵＦＣの格闘家は今日のグラディエーターとマーシャルアーツの混合のように感じます。本物の格闘技の学校の特徴はたとえUFCの中で目立った存在意義を見出せなかったとしても各格闘家にまず、規律、精神統一、自己意識を教えます。例えばリョート・マチダやジョージ・サンピエールといった格闘家が本当の格闘技の精神を持ち合わせていないということが見えるし、インタビューを聞いていると彼らがどのように形成されたかまたその人物像というのが伺えます。ただＵＦＣはテレビで何百万人もの人に観戦されるスポーツとなりかわってしまったのではないでしょうか。黒帯 : ハリウッドはなぜ、どのように、やめられたのですか？ビリー :私はいつも映画のブルース・リーのようになりたいと夢見てきました。そしてボストンに移り、タエ・ボーの番組を定着させることができました。２８歳の時にロスアンジェルスに引越し、映画業界へ介入を試みました。黒帯 : ハリウッドで大成功されましたか？ビリー :まずまずだったとおもいます。タエ・ボーが軌道にのり、ブルース・ウィルス主演の『ラスト・ボーイスカウト』、モーガン・フリーマン主演の『コレクター』などの名作も手がけてきました。黒帯 : もういちど映画業界に挑戦する計画はありますか？ビリー : はい。近々映画業界のビジネスに戻ることを考えています。今書き下ろしたばかりの台本があるのですが、私自身が主演をして製作するつもりでいます。黒帯 : もしハリウッド映画界であなたのもとに若者が訪ねてきて、出演したいという要望があったとき、その若者にあなたは何をすべきかと答えるでしょうか？ビリー :なによりもその若者は自分が何ができるかということが見えているのかどうか。そして目的に応じて自分の進む道というのをはっきりと自覚していなければなりません。個人の生活スタイルというものは絶対に自分の視界からはずさないこと。ハリウッドというところは不快な場所になるかもしれませんが、誰かが次期スーパースターになる可能性もあるところなのです。黒帯 : タエ・ボーのアイデアはどこからおもいつかれたのですか？ビリー :１９７５年にはすでに地下の部屋で私はイヤホンをつけて古いカセットテープで録音をして構想していました。ある日、コーチのチャック・メリマンに『トランスワールド・オイル・チーム』に自分が考案したエクセサイズを使ってもいいかということを提案し、多くのメンバーがリズムすら維持できないことがみえて、名案がうかんだのです。最初はカラエロビックスと名づけ、その後考えたんです。私はテッコンドーができますが、空手はできない。けれどボクシングはかなりするというところからタエ・ボーがいいのではないかと。多くの格闘家は身体を作れていないところから私は良い格闘家になるためにはまず身体作りをすべきだと確信しました。これが、私が試合で何度も優勝してきた理由なのです。私は他の格闘家と比べてかなりしっかりと身体をつくっていましたから。タエ・ボーの意味はわかりますか？黒帯 : いいえ。わかりません。どういう意味があるのでしょうか？ビリー :これは頭文字でできてるんです。 T = Total 完全 A = Awreness 意識 E = Excelencia 卓越 B = Body 身体 O = Obediencia 従順黒帯 : すばらしいですね。でも他のスタイルの格闘技はあなたの創造の中にありますか？

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『多くの武道家は絶好調を存続できずにいるが、最高の武道家というのは、まず最高のコンディションを持ち合わせるということだとおもう。』

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ビリー :別のスタイルというのはないですね。しかし１２年間バレエをしたことがあります。ロシア人の先生にどのように音楽についてゆくのかを学びました。私はタエ・ボーではどのエクセサイズにもこれを利用しています。バレエで使うストレッチは優れていてこれも利用しています。１２種類の違うバレエの作品を踊れるチャンスがありまして、くるみ割り人形や白鳥の湖、ビリー少年時代だね。黒帯 : タエ・ボーがもたらした成功はなんだったのでしょうか？ビリー :多くの要因はあるとおもいます。ひとつはとても大事なポイントですが、私が真実を告げたことです。ハードな練習で身体を作ることとその身体を維持するにはそれ以上のハードな鍛錬が必要だということです。二つ目は女性が実際に正しいエクセサイズをして汗を流したということ。どんな人でもタエ・ボーをすれば汗をかきますよ。黒帯 : 最近になって何か変えた部分はありますか？またどんな風に変わりましたか？ビリー :はい。タエ・ボーは時代のリズムを維持するように常に変更しています。変化が一番顕著にあらわれるのは、音楽です。やはりその時代のものでないといけませんからね。黒帯 : 成功のきっかけとなったものは何ですか？ビリー :ある日ひとりの男性がスタジオに入ってきてこのテープをかけてもらってもいいか？ときかれたので、そのとおりにしたら。即座に。。そのテープを聴いたらその他のものなど時代遅れでしたよ。黒帯 : そのあとどうなったのですか？それはもう消滅してしまったようにおもうのですが。。ビリー :全てのものには時期というのがあります。あれが新時代だったんです。我々はタエ・ボーで大成功をおさめました。１９９９年１億７千５百万枚以上のＤＶＤが売れ、今は２億枚以上になっているとおもいます。フィットネス関連のビデオでは史上最高の売り上げです。当時タイタニックの次に売れていたといわれています。今日までに１７５種のフィットネスのビデオを作りました。そうだ、シャーマンオークスの私の学校のことを覚えていますか？あなたが私に会いに来て、人でいっぱいで。。毎日朝から晩までクラスがありましたけれど、常に２００人くらいの生徒がいて、次のレッスンのために他に２００人は外で列を作って待っていましたよね。そういえばはじめて日本へ行ったときに空港に２万人のファンがつめかけていて、ビートルズが来日したときと同じくらいの人出だったといいます。本当にどこにいってもたくさんの人にかこまれました。黒帯 : なぜ日本へ移住されたんですか？ビリー : そうですね、ハリウッドにいたときにあちらでいろんなことがあって、あの場から離れざるをえなかったんですよ。私は日本の片田舎へ引っ越しました。そこで自分でエクセサイズをしたり毎日走っていました。私の私のためだけのエクセサイズを取り戻しました。ヘルシーな食生活をとって自分に大切なことをするよう心がけました。私はその時離婚したばかりだったので、ひとりでしたが、また新しい恋愛という気分ではありませんでした。最終的に本当にすばらしい女性と出会えたんですけれど。結局結婚して今では５歳の娘をもうけて、幸せな生活を送っています。

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黒帯 : 日本とアメリカの違いはなんだったんでしょうか？ビリー : 私にとってはまったく違うものでした。例えば、アメリカ人とは違い日本人は感情を表に出しませんし、そのことは、彼らの文化のほんの一部でしかありません。一度私がレッスンをしているとき、誰も私と一緒に声を出してカウントしていないことに気づきましので、動きをとめて私と大きな声でカウントするよう指示しました。生徒はショックをうけていたようですが、すこしづつ彼らの殻からでることができたようです。今私は妻と娘と一緒に年に３，４度まだその当時から続いている学校へレッスンをするために大阪を訪れています。黒帯 : 彼らから何を学ばれましたか？ビリー : 自分の感情をすぐに表に出さず、忍耐力をつけるなどの感情のコントロールです。黒帯 : 武道に関してはどうですか？ビリー : 少しだけ松濤館の空手と沖縄の空手をしました。忍者のまねごとも経験しました。本当にすばらしい体験で、この知識を高く評価しています。黒帯 : あなたにとって宗教はとても大切だとお聞きしていますが、神との出会いはどういうものでしたか？ビリー :こういう質問をしていただけて嬉しいです。私が若いときあしげく教会に通っていましたが、１８のときに二度と戻らないときめたんです。それからロスアンジェルスに移り、家でテレビを見ていたらフレデリック・ケーシーが説教をしていて、自分の知っている今までのまるで偽善者という説教とはまったく違うことを話しておられました。皆いつも御言葉のことばかり唱えていて、自分の道を行けというようなことをいう人はいませんでした。なので、次の日にはクラスで彼を知らないか、どこに教会があるのかなどを生徒にすぐに聞きまして、一人の１８歳の青年が連れて行ってくれました。教会について、私は説教を聞き、この場所から脱出するためには自分がこの殻から出なくてはならないんだと自問自答していました。お説教が終わって、立ち上がり、その場をさろうとしていたのですが、気がついたら、大なきしながら説教壇へかけていました。あのとき、キリストに自分をささげ、本気で聖書を勉強しはじめたんです。ご存知のように私はゲットーで生まれそしてゲットから出ることだけを夢見て、格闘技のチャンピオンになって、ブルース・リーのようになり、高級車に乗って超特急の人生を送る。けれどこれらすべてを手に入れた後、私は昔夢見ていたことを実現させてもなにも満足できていないことに気づきました。空っぽの自分が見えたとき、キリストにこの身をささげてさえいれば満足する自分がいるというこということに。黒帯 : ビリー・ブランクスの次の挑戦は？ビリー : 次のステップは『ビリー・ブランクスBilly Blanks®の古典格闘技センター』を２０１４年の９月にカリフォルニアのダナポイントに開設することです。健康のために日本風のスパランドも併設しますし、ジムのスペースは広く、そこで私がタエ・ボーと格闘技を私が常に伝えたかった方法で教えます。私の目的は規律正しいスタジオを作り、個人の意識レベルが高く、そしてもちろんフィットネスの教育に充実している空間にすることです。黒帯 : ビリー、君とは、４０年以上前、バッファロー市の試合でであってからのつきあいだね。あの頃の僕の古い雑誌のインタビューにこたえてくれて。多分僕は勝者を選抜するかんがはたらくほうだとおもうんだ。だってあの時勝つだろうなと直感的にわかったら本当に実行してくれた。またこんな機会をできればこれから先４０年間もてることを。ビリー : 私も同じ気持ちです。ありがとう。

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次のステップは『ビリー・ブランクス Billy Blanks®の古典格闘技センター』を２０１7 年の９月にカリフォルニアのダナポイントに開設することです。

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チン・ナの技を使うには関節についてだけでなく、解剖学全般の深い知識が必要です。チンは捕まえる、ナは制御するという意味です。つまりチン・ナは敵から身を守るために相手を掴み、押し、外し、コントロールするということです。少林拳ではチン・ナの技は相手の攻撃を封じるために使われます。この技の起源はほぼ少林寺創設時からと言われていますので、長期にわたって一般の人々の間でも広めれれてきた技と言えます。チン・ナの適用には相手を無力にするために緻密なコントロールが必要となります。チン・ナの基本技は次の５つです。筋肉や腱の裂傷、骨はずし、呼吸のブロック、血管ブロック、気の道を押す。

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このボビナムについての新しいＤＶＤで、パトリック・レベットがベトナム棒術をご紹介いたします。あまり知られてはいませんが、ベトナムの伝統格闘技のなかで棒術は最も重要な武器のひとつです。ボビナムの学校では棒の使い方と棒に対する反撃の技だけを教えています。でもマエストロレベットは棒術に関する様々な動きを２巻のＤＶＤで教えてくれます。第１巻ではウォームアップや棒術用の特別な筋トレ、基本理論、扱い方、防御、ブロック、逃げ方や闘いのテクニックなどを教えます。このビデオはとてもユニークな方法で、ベトナム棒術をくまなく、完全にレクチャーしてくれます。

Ref.: • DVD/VIeT7 武道インターナショナルによって製作されたＤＶＤはすべてDVD-５、ＭＰＥＧ‐２multiplexにのみ対応しております。（ＶＣＤ、DivＸなどは不可）またDVDのジャケットやラベルは、用紙、印刷とも最高品質を使用しております。また、オンラインのオークションサイトなどでは一切販売しておりません。したがってDVD が上記以外の方式であったりジャケットのデザインが一致しない場合は違法コピーであると思われます。

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ヴァン・ダム

決意の物語

文W=ヌリア・オルティス C=ペドロ・コンデ qÉñíçW==kìêá~=lêíáò=C=mÉÇêç=`çåÇÉ

次々にＣＭをヒットさせて。。もう何年に？最近のボルボのＣＭはもう輝かしいばかり（ボルボそしてこのアイデアを企画した人々に拍手です！）トラックの新型ステアリングの安定感を宣伝するための映像に登場。またまた出ましたこの人の股割り！格闘映画界の傑物、キックの『永遠のenfant terrible（仏語）』、完璧股裂き、と呼び名されるヴァン・ダムの成功の『生き抜いた』歴史。ヴァン・ダムは浮き沈みなどでは表現できないほどの忍耐と成功のあかしです。格闘映画界では数十年、そしてまた今この章で語ってもらいます。この道のエキスパートであるペドロ・コンデ氏。ヴァン・ダムとのインタビューを繰り返し核心にせまります。彼のたどってきた紆余曲折の道やその桁外れの人生を語ります。やってきました！ヴァン・ダム！彼こそ灰の中から蘇れる力を我々に何ども見せてくれるでしょう。心に残るリポートご期待ください。アルフレッド・トゥッチィ

ヴァン・ダムジャン・クロード・ヴァン・ダム決意の物語ジャン・クロード・カミーユ・フランソワ・ヴァン・ヴァレンバーグはベルギーの西に位置するサン・アガタ・ベルシェムのフランス系病院で１９６０年１０月１８日の午前１０時に生まれる。裕福なブルジョア家庭で育ち、父ウジェーヌはランジェリー工場の社長でした。ジャン・クロードは幼少の頃一人ですごす時間が長かったせいなのか内向的で繊細でした。両親は家業を成功させるため多忙を極めており、小さな息子をかまう時間がなかったといいます。そのせいか、ヴァン・ヴァレンバーグにいたスペイン人家政婦のマノラさんとは一日中共にしていたのですぐになついたといいます。ジャンの両親が、息子はフランス語よりスペイン語のほうがうまかったというほどなのです。学校に通うような年齢になると、絵画（小さな頃から絵を描くのが非常にうまかったといいます。）と体育の授業にのみ興味をしめしました。彼の父はすぐに彼をスポーツの世界へ進むよう薦めます。そうすれば、その極端な内向性や不安定感、虚弱体質が改善されるのではと期待したのです。

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ヴァン・ダム１９７３年ベルギーで格闘技熱が高まり、彼の父が空手の道場へ息子を連れて行きベルギー空手界の草分けといわれるクロード・グッツに師事することになります。１９５８年から空手家であるクロード・グッツがもったジャン・クロードの第一印象は痩せていたこともあり、身体的能力にかけるというものだった。この１２歳の内気な少年は、その当時まわりにいた多くの大人達が思っていた以上の意志力を発揮しはじめる。やはりクロード・グッツがすぐに彼をかわいがりはじめたからだなのでしょう。クロード・グッツはベルギーでは名の知れた人でした。ベルギー国内の空手界の草分けであり、松涛館の加瀬泰治や原田師範に学んだ後独自の道場を開いています。最初は現在のFFKAMA（フランス空手道連盟）のプレジデントのジャック・デルコーに師事。また彼はベルギーのフルコンタクトとライトコンタクトの指南書を考案した人の一人とも言われており、ヨーロッパの選手権に初出場している人出もあります。空手のヨーロッパ連盟の創設に積極的に参加した人物であり、その後ヨーロッパのフルコンタクトの連盟を結成させています。フルコンタクトの錚々たるメンバーを招聘、ドミニク・バレラ対マカルソなど。ヴァン・ダムはそんな環境におかれていました。

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決意の物語グッツの稽古は『日本式』、要するに軍隊そのもので、言い訳は許されず、稽古に耐えられない者は帯で吊るされ、ついてこれるものだけが前進しました。このやり方はもちろん、少年ジャン・クロードにも大変きつく、道場帰りはもうへとへとだったらしく、宿題はおろか、次の日の学校に遅れるほどだったらしい。１年後彼は肉体的にとても続けられないことで苦しみグッツの道場を退会します。長い間格闘技に戻るか戻るまいかと悩み続けて、ヴァン・ダムは伝統的な松涛館の宮崎先生につき、鉄の意志をもち、誰よりも早く的確な技を身につけます。しかし彼の中でなにか納得いかないものが残っていました。彼は細すぎたし、彼の技は迫力にかけ彼よりウエイトがある対戦相手になるとたちうちできなかったのです。この不確実さはすべてその痩身さゆえで、再びグッツ先生のもとへ戻り誇れる肉体作りを開始します。同時にマッスルジムにも通いはじめ、ウエイトリフティングをし、ダイエットをはじめビタミン、たんぱく質をとり、 "Pleine forme" や "Muscles & Fitness"の雑誌にも登録。こうしてようやく念願

の体重を増やすということに少しづつ近づき、ゆるがなき身体作りをし、最終的には、『ミスターベルギー』のタイトルをもらえるまでになります。彼の両親は協力をおしまず、彼を自由にさせて常に応援し、稽古から疲れ果てて帰宅しても食事を用意し、優しい言葉をかける理解者でした。しかしながら勉強のほうは、なかなかうまくいかず、あまり得意ではなかったので稽古の量を減らし学業のほうにも比重をかたむけていきました。彼の両親はいずれにせよ将来をそれほど不安がらず、空手の世界で最終的に名をあげなくとも家業のひとつである花屋さんの商売をつがせれば問題がないと思っていました。その後母が経営する花屋を手伝っている時に美しいモネットというダンスの教師をしている若い女性とめぐりあいます。ヴァン・ダムはすぐに興味を示し、体の柔軟性を極めるためにダンス教室に通い始めます。しかし彼自身も告白するとおり、本当の理由は女性たちを見るためだったといいます。「毎日優美で魅惑的な姿の女性ダンサーに囲まれて、その全員のダンサーに恋するほどでした！」実際はそれが全てではありませんが、４年もの間彼が格闘技とバレエを並行してレッスンしていた理由を理解するのは複雑なのです。何気ない衝動ではじめたはずの趣味のバレエがその後真剣なものへと変貌し、実際彼の超人的な柔軟性と手足の動きの調和はダンスとバレエを基礎にしているからこそなのです。徹底的な鍛錬でこのバレエの基礎が彼の将来の有望なシナリオを描いていくことになります。ヴァン・ダムは結局このダンスの世界で当時は格闘技より名を馳せる可能性があったのですが、この時彼は映画界のほうに傾倒しはじめていたので、様々な要請を断り映画の仕事へと歩み始めます。バレエダンサーというのは、ヒーローの名声が受けられないが、アクションスターなら有名になれる。いつかヒーローになりたいという望みがつのりはじめたのでした。こんな希望を抱いていた後、成功の時代が訪れます。空手ライトコンタクトの選手権で、２度もプロ空手ヨーロッパ

ヴァン・ダム協会（当時はフルコンタクトと呼ばれていた）の空手のミドル級での世界チャンピオンのタイトルを獲得しています。この後彼はカリフォルニアにジムを開設し、ビジネスは順調に進むがそれは彼が望んでいた夢ではありませんでした。１９８２年に幼馴染でグッツの師弟でもあったミカエル・オイシと共に再び映画界で「アメリカン・ドリーム」を追い求めることにします。彼のジムはたたみ、全財産８千ドルでロスアンジェルスへ向かいます。生活は厳しく、確固たるものも得れず、タクシードライバーやピザの宅配、リムジンの運転手、空手の先生、マッ

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サージ師等々職を変えていきました。そして彼の信じられないほどの身体機能と、マッスルとフィットネスに関しての知識のおかげで、チャック・ノーリスの個人的なスパーリングアシスタントになり、『地獄のヒーロー』の端役で出演。アメリカでの夢を追い続けて数年後夢の第一歩が開け始めます。当初は何の役も与えてもらえなかったので、役がもらえるならどんなものでもこばまずうけ、『 Mónaco Forever』という映画ではホモ役で出演。１９８５年、香港製作会社で、かの有名な（映画トランスポーター）コリー・ユン監督の映画『シンデレラ・ボーイ』に出演するものの願いむなしく彼が理想とするものとはほど遠いものでした。１９８８年、製作会社キャノンフィルムズの幹部の一人メナハム・ゴーランとの出会いで、彼の身体機能を披露することができ、『ブラッド・スポーツ』の主役に抜擢される。この映画はそれなりにヒットし時とともに名声を得ることになります。ついで『ブラック・イーグル』ではショー・コスギと共演。１９８９年、キャノンフィルムズの『サイボーグ』で主演したことで名前が売れ始め、『キック・ボクサー』でブレイク。この映画は１５００万ドルの制作費で

ヴァン・ダム

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ヴァン・ダム映画興行収入のみで北米では１千４５０万ドル、海外で２千５百万ドルの売り上げを記録。その後ビデオ配給で額はそれ以上に登ります。１９９０年、『ライオンハート』でジャン・クロード・ヴァン・ダムは初めて脚本をかき、ハリウッドの大手ユニバーサルピクチャーズにより配信。ジャンはこの映画の制作費に６百万ドルの予算を組むのだが、映画興行収入は北米以外だけでも２千４百万ドルに達する。当時映画俳優というのは、ビデオ界での収入が確約されていて、特にヨーロッパでは長編映画はヒットをとばしました。しかし彼はまだ野望があり、B級映画から脱出して、台詞や内容の充実したメディアへの進出をはかりました。もちろん格闘技の映画界でのアクションスターではあったのですが、ハリウッドのほかのスタジオへの門戸が開かれます。メトロ・ゴールドウィン・メイヤー製作会社の『ブルージーン・コップ』の主役に抜擢。刑務所関係の内容で、そこでのジャンの役柄は相手を蹴ったりするようなアクションだけのものではなく俳優として通用するものでした。興行収入は４６６６万５７７６ドル。新しい映画が公開されるたび前回のものをうわまわる収益をあげ、広告その他のメディア媒体にジャンの姿が登場する回数が多くなっていきました。１９９１年『ダブル・インパクト』のロケでは、『燃えよドラゴン』と同様に全て香港撮影。この映画にはボディビルダーでもある俳優ヤン・スエまでも登場しています。前回の映画の２倍の１万５千ドルの予算で興行収入は偶然にもやはり二倍で８千万３９９１５ドルを記録。コロンビア映画配給で世界中で大きなインパクトを打ち出す作品となります。１９９２年、同コロンビア映画から『ユニバーサル・ソルジャー』の主演に抜擢。このロケには２千３百万ドルの予算が組まれ、７月１０日に北米で公開。１千万ドルの収益を上げ、その週の売り上げとしては第２位となる。全米では３６２０万ドルという国内としては良い実績をあげるのですが、海外では爆発的な売り上げとなり、全世界興行収入１億１２０万ドルという数字を打ち出します。この映画はハリウッドではスター級の映画と認められています。ジャンはその頃当時の億万長者ロンライスの妻ダーシー・ラピエールに出会います。ヴァン・ダム夫妻とライス夫妻はあるパーティで知り合うのですが、そこ

ヴァン・ダムでこの二人の夫人はまったく同じドレスをきていたのでした。それがうわさになり、ジャンはそれをおさえるために笑顔の二夫人のツーショットをとってフォーカスカメラマンの前でジョークにします。このあたりからジャンのダーシーとの関係がはじまったともいわれていますが、つまりグラディス・ポルトギースとの離婚へと発展してしまうのです。１９９３年、彼は映画の道に進むために格闘技から離れていきました。この頃企画されたのが、『ボディ・ターゲット』前回の映画よりかなり予算が低く１５００万ドルで作成されます。この映画は国際的にはヒットせず、ヴァン・ダムが宣伝に力を入れた割には、５２１８万９０３９ドルのみの収益で終わります。新妻ダーシーとの仲が雑誌をにぎわせている頃、彼はヨーロッパツアーで映画界での彼の立ち位置が変わったことを語ってくれます。「完全なイメージチェンジではなく一種の変換です。私はアクションのジャンルは好きですが、常に闘ってばかりの同じことを繰り返すのはつまらないのです。進化するというのが私のある意味目標で、興味深い映画に出演してみたかったんです。アクション映画をないがしろにするつもりはありませんが、何か違うことには挑戦してみたいです。」こうして彼は努力するのですが、映画は俳優の期待どおりにはいかず、次の作品『ハード・ターゲット』もやはり彼のお得意分野となってしまい。。この作品は香港アクション映画界の師、期待の監督ジョン・ウーのアメリカ初のものであり、２千万ドルの予算で作ったこの映画のおかげで失いかけていた地位もとりもどし、特に彼が常に望んでいたその世界でのポピュラーな存在になり知名度をあげます。「アメリカでひとつのイメージを創り上げ、独自のスタイルを得ることができれば、誰もが認める俳優となれ、ジェームス・キャメロン、ポール・バーホーベン、オリバー・ストーンといった有名な映画監督から撮影のオファーが入り始めるだろう。」この映画で彼は３百万ドルを手にする。映画そのものは１９５０万ドルの予算だったが、収益は７４１８万９６７７ドルもあった。統計的にジャン・クロード・ヴァン・ダムが出演する映画は予算の３倍の利益を生み出すと言われていました。１９９４年、ピーター・ハイアムズ撮影の『タイムコップ』が彼をハリウッドのスーパースターにのしあげることになり、主演の彼のギャラは８００万ドル。３５００万ドルの予算で作られた超大作であった。ヴァン・ダムはこの作品の大成功を確信していました。「やっとストーリーのある感情をもった人間らしい役柄をもらうことができた。この映画で鑑賞者が私がただの筋肉マンじゃなかったと理解してもらえる。私は今日までしてきたこと以上の役をこなせる。いい台詞、いい役、ラッキーチャンスさえあれば。そうおもうとこの『タイムコップ』は理にかなった正しい道だといえる。今までの作品とは違うなにかがあるとおもう。」とジャンは語る。ジャンは波にのっていました。正しい道を進み、この映画で、全世界の映画の興行収入１億ドルのハードルを越える数字を打ち出したのだった。当時のハリウッドの中で映画俳優として最もギャラが高かったのが、俳優のアーノルド・シュワルツネッガー、エディー・マーフィー、マイケル・キートン、ブルース・ウィルスやスティーブン・シーガルで１５００万ドルといわれており、ケビン・コスナーやトム・クルーズがそれらに続き１４００万ドル、シルベスター・スタローンやマイケル・ダグラスが１２００万ドル、ハリソン・フォードが１０００万ドルである中、この『タイムコップ』でのヴァン・ダムは８００万ドルのギャラをもらっています。いうまでもなく、彼はすでに映画界の「大物」になっており、おもしろいことに、彼がはじめてのアメリカ人ではないハリウッドスターになったのでした。変換に時間はかかったものの彼は着々とそれを手に入れていきました。その次の作品『ストリートファイター最後の闘い』は収益的には最高のひとつで、予算の３倍以上の収益（３億５千万ドル）をあげるのですが、シリーズを愛するファンから批判をうけます。結果誰にも好かれず、１９９４年のワーストワン作品になってしまいます。１９９５年、ジャン・クロード・ヴァン・ダムは民衆の心を取り戻すためにピーター・ハイアムズ率いる中、『サドンデス』に新たに取り組む。この作品はアメリカ国内で６億４千万ドルの収益を上げる。ビデオマーケット内では約５千万ドルと言われていました。この映画の結果でヴァン・ダムは映画界の大物として再臨。彼はこのことから最後の３作品をかんがみてもらえるようユニバーサル映画とネゴし、新たに３作品の撮影を依頼したことにより、ジャンはこう語る。「ユニバーサルスタジオより私の契

ヴァン・ダム

決意の物語

ヴァン・ダム約の更新オファーが来て、その３つの映画に私が出演することで１本につきギャラ１２００万ドルのギャラといわれたのですが、私はジム・キャリー（ライアー・ライアーの時のギャラ）同様１本２千万ドルでと答えたのです。とんでもない要求でしたから当然断られました。後で、値段を下げて再度契約をお願いしましたが、もう電話はとってはもらえませんでした。」確かに請求は法外なものだったけれど、交渉の余地はあったのかもしれないとおもいます。紛れもなく、ユニバーサルが彼の俳優人生に対して背をむけたのは、グラディス・ポルトギースとの離婚劇とダーシー・ラピエールとの電撃的な関係そして彼のコカイン常習といううわさも含め立て続けのスキャンダルが大きく左右していたのだといえます。実際製作畑内よりテレビ等などでそういったスキャンダルが大々的にひろまっていきました。アメリカの新聞記者は気まぐれでスキャンダルの渦中の人を高みまでのぼりつめさせてくれたり、奈落へ突き落とすこともできます。残念なことに、ジャン・クロード・バン・ダムの「視点」は貢献しているにもかかわらず、アメリカ人のそれとは違う場所をみつめていたのでしょう。こうしたスキャンダルの１９９６年、落胆している暇もなく彼自ら脚本、監督、主演の『クエスト』がクランクイン。これで彼の落とされた名声を挽回しようとしました。この作品はまた元来の彼が得意とする格闘技分野であったため民衆の心をとりもどす自信はあったのです。『クエスト』は映画ブラッドスポーツのおかげで知るところとなります。格闘技界のエキスパートやその世界の知識がある人々の力を借りてあの初期の映画を凌駕するものを作ろうと努力しました。「２年に近い時間を費やして主演を演じるのみでなく、製作にかかわって台詞を作り監督を務め、キャスティングも行い、アクション場面の演出もしました。『クエスト』は格闘技の叙事詩でパリや中国、アメリカなどを中心にテーマが展開します。３０年代を彷彿とさせる衣装、馬、馬車など。海賊や少林寺の寺なども出てきます。このためにスタッフを全て本物の少林寺へ送りました。本物の少林寺がはじめて撮影に使用されたそうです。マレーシアやタイでは今でも本物の僧がそういった寺で拳法を営んでいます。紫禁城の内部の撮影もしてみたいです。この映画のためにはセットでなく本物のロケをしようとおもいました。怒り、友情、愛

ヴァン・

決意の物

ダム

物語

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決意の物語

情などのストーリーが基本になるでしょう。今回は様々な方法を駆使し原点からみつめた壮大な格闘技の歴史と哲学を語れるような映像を作り、親子がそろって映画館に行き、理解できるようなものを目指しています。古典的な映像を作って、幅広く役者を使って、できればブルース・リーがどれだけ格闘技で映画界に貢献してきたかを称えるものにしたいとおもっています。」当初４千万ドルの制作費を予定していましたが、３千５百万ドルでできあがりました。アメリカの初上映では２１６０万ドルと標準的な数字ではじまったのですが、国外では４千万ドルと想定外の額に及びその価値を認められます。制作費がかさんだことで、撮影中はストレスが増し、彼はロケの期間中ひどい不眠症に陥り、夜眠ることができなかったといいます。幼少期からの躁うつ病がもとで結局薬に頼るようになり、うわさにものぼったとおり、この頃コカインも常用するようになってしまいます。彼の問題はとどまらず、『クエスト』はフランク・ダックスの作品をもとにしているとダックスに訴えられ、台詞やシーンを変更して賠償額を減らしてもらいました。コカイン、不眠症の薬、躁うつ病の治療のための常備薬を常時投与するというのは、命を危険にさらす行いでした。彼はすぐそれに気づき、薬物中毒から逃れるために１ヶ月間のリハビリをすることにしたのですが、１週間でクリニックをやめてしまいます。その当時の彼のコカインの出費は１週間に１千万ドルをうわまわっていたといいます。そしてまた新しい企画に着手。香港のアクション映画界で有名な監督リンゴ・ラムによる映画『マキシマム・リスク』は２千５百万ドルの制作費をかけるのですが、アメリカの上映では１４００万ドルの収益しかあがらず、世界的には５１７０万ドルの

ヴァン・ダム収益をあげてはいたのに、アメリカ国内での週刊誌内での彼の悪評はしっかりと響いていた。１９７７年、『ダブル・チーム』の撮影をやはり香港の大物中の大物ツイ・ハーク監督にまかせ３千万ドルの制作費でつくるのですが、興行収入４８００万ドルと監督のキャリアの低迷が目立った。撮影中、プライベートも含め問題が次々と発生し彼を落ち込ませることになります。同年１１月ダーシー・ラピエールとの離婚を決意。彼曰くコカインは彼女から進められ、結果大きな破滅の道をたどることになります。当然彼女も応戦し、彼のうつ病のひどさを攻め、コカイン中毒患者と呼び、婚姻中に殴られたりモラハラを受けるなど暴力的夫だったと多くのメディアに告白。ただしこの告発は証拠不十分のために棄却されかつ彼女自身もコカイン常習犯と認められる。このお互いの告発が週刊誌沙汰となりヴァン・ダムのイメージダウンに拍車がかかってしまいます。１９９８年、『ノック・オフ』で再び挑戦。ツイ・ハーク監督がこの度はかってしったる香港での撮影とし、３５００万ドルの予算は英国領での映画撮影費としては破格の額だといわれた。この映画には香港では有名なアクション専門家や技術者が採用されたにもかかわらず、興行収入はおもわしくなく、アメリカ国内で１０３万ドル。世界での売り上げをあわせても全部で４４００万ドルという結果に終わる。映画ビジネスではヴァン・ダムはもう投資に値する人物ではなくなっており、とりわけ撮影時にコカインの過剰摂取で命をおとしそうになったことなどが要因となってダメージにつながっていきます。撮影が終わり、ヴァン・ダムは再びクリニックに薬物中毒を治すために入院し、治療に専念します。生活習慣を完全に変えて、生活様式そのものを変えました。以前結婚していたグラディス・ポルトギースとやり直し、彼女のおかげで両親と本当の親友たちの献身的なサポートを受け、「白い粉」からの地獄から脱出することができました。後に彼が告白するには、麻薬中毒から抜け出れたのは、クリニックなどの治療のおかげではなく、すべて自分達の力だったとおもう。リハビリは何の役にもたたなかったという。退院してすぐに彼は『レジョネア戦場の狼たち』の撮影を受けます。この撮影はモロッコといわれたので、「空気」や環境を変えるのにむいているとおもったようです。

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ヴァン・ダム２千万ドルの制作費でアメリカでは１５００万ドル、国外でそれにプラスいくらかという結果であった。この結果は格闘技が下火になっていたところに光をさすものでした。１９９９年この映画の初公開のすぐあと、有名ディスコから出てきて酩酊してTシャツをぬぎすててかれのベンツに乗り込むところをフォーカスされてしまう。そのまま運転して自分の車でビバリーヒルズまでいくのですが、その時のカメラマン達が警察に通報。そして飲酒運転で彼は逮捕されてしまいます。当然それらのシーンは写されていて、世界各国のテレビで流されてしまいます。こうして３年間の執行猶予がつけられることになります。ジャン・クロード・ヴァン・ダムは彼の間違いを修正し、完全に「きれいな」状態で彼の人生を心穏やかにやりなおそうとしていました。そして彼の映画俳優としての道を再びはじめることに集中しました。そしてハリウッドの最も有名なスタジオ、コロンビアトリスターピクチャーズと提携する運びとなり、『ユニバーサル・ソルジャー／ザ・リターン』の１本にしぼります。１作目のユニバーサル・ソルジャーは映画としてもビデオ界マーケットでも良い成績をあげたので、２作目は４５００万ドルの予算でハリウッド製作のエキスパートを使い、これまでの興行収入のことを考えるとリスクが高かったのだが撮影をはじめます。結果アメリカ国内で１千９３７万８９０ドル国際的には全部で２千万ドルという大失敗に終わる。１本目の映画で１億２千万ドルもの収益と比べてしまうと大失敗の１本となってしまいます。こういうことがあり、ハリウッドのスタジオも彼の新作に対しては皆背をむけてしまいました。ビバリーヒルズでの泥酔スキャンダルが尾をひいていたのはあきらかで、ダーシー・ラピエールが離婚訴訟で請求をしていたというのもマイナスとなっていました。そして格闘技専門雑誌までもが、彼のことを掲載しなくなり、ジャンのファン、特にヨーロッパのファン達もが背中をむけはじめました。こうして彼の映像はアメリカでは最初から直接ビデオでのみみるようになり、後にDVDマーケットへと移行します。ヨーロッパの一部の都市またはその他の国では映画館で見ることも可能であったのですが、時代はアメリカと同じように少しずつDVDの世界へと移り変わります。この頃の映像では、『ヴァン・ダム・イン・コヨーテ（１９９９年）』、『レプリカント（２００１年）』、『ファイナル・レジェンド呪われたソロモン（２００１年）』、『ディレイルド暴走超特急（２００２年）』、『ヘル（２００３年）』、『レクイエム（２００４年）』、『ナルコ（２００４年）』、『ザ・コマンダー（２００６年）』、『ザ・ディフェンダー（２００６年）』、『ディテクティブ（２００７年）』、『ザ・プロテクター（２００８年）』があげられます。２００８年に『その男ヴァン・ダム』という彼の人生をパロディーにしたかなり個人的な作品が撮影されます。ここでは仕事で儲けた金銭は代理店やスタジオにもっていかれてしまったという話しで、要するに彼は仕事はするが、お金は他が全部もっていってしまうという現実。その他にも微妙にハリウッドの様々な問題にさわったりもしている。この映画はアメリカや他の国々で公開されていて良い評価を受けています。その後の彼の映画作品として『ユニバーサル・ソルジャー/リジェネレーション（２００９年）』、『フル・ラブ（２０１０年）』、『アサシン・ゲーム（２０１１年）』、『Beur sur la ville（２０１１年）』、『ルチェブスキー対ナポレオン（２０１２年）』、『ドラゴン・アイズ（２０１２年）』２０１２年にはハリウッドのアクション映画界の「有名人」と仕事をすることになる『エクスペンダブルスII』の撮影がはじまります。彼はここでは村人となり、下劣で小さな役柄を演じます。ここではかつての名声などはありません。

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決意の物語

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意の物語

ヴァン・ダムこの役柄についていうと、彼がその役を演じきっており、一般からも玄人からも評価されています。この作品からまた各国の人々の注目を集めるようになりますが、ハリウッドの大手の撮影所からのサポートはありませんでした。もういちど第一線でやりなおすのは本当に難しいことだったのです。２０１３年、彼は急性関節炎で右の腰骨の手術を受けます。現在は完治しており、昔同様身体を動かせています。彼のプライベートはというと、現在は完全に安定しています。確かに若いときは少し荒れたこともありましたし、５度もの結婚を繰り返しもしました。１番目はベネズエラ人のマリア・ロドリゲスと（１９８０年～１９８４年）、２回目はシンシア・ダーデリアン（１９８５年～１９８６年）、３度目はグラディス・ポルトギース（１９８７年～１９９２年）で彼女との間に二人の子供があり、一人がクリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグ（１９８７年生まれ）もうひとりが、ビアンカ・ブリー（１９９０年生まれ）そして４度目の結婚がモデルのダーシー・ラピエール（１９９４年～１９９７年）で彼女との間にニコラスという１９９５年うまれの男子がいて、１９９９年にまたグラディス・ポルトギースと再婚している。最後に、俳優であり格闘家は今も健在で彼の麻薬中毒の悲しい出来事は過去となり、９０年代の格闘家の俳優では最も若々しく、まだもっといろいろなことをやってくれそうです。失われた地位をとりもどすためにはいい台本と監督と当然のことながら、巨大映画会社のサポートが必要です。あのトニー・ジャーとの共演の可能性もあったのです。彼には「映画」が必要なのです。彼に相応しい映画の撮影がもういちど訪れますように。

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末吉明司

日本の武芸

剣術の道は、誰もが学ぶことはできるとはいえ、平易なものではない。日本の剣術は日本のすべての伝統的武道の要約、始まり、そして終わりである。刀を持つこと、維持すること、制すること、自分のものにすること、これらの事には精神性も欠かせない重要な要素である。スピリチュアルなこと、ラテン語のスピリトゥス、すなわち息を吐く、魂を吹き込むこと。つまり物質的なものとは相反する。しかし、それを究めるために、最も厚みがあり、堅固で、明確なもの、、鉄を使うのである。面白いことに東洋の陰陽五行論において鉄（金）が支配する器官は肺であり、呼吸を司る。居合道（抜刀術）は長い間、二つの相反する流派によって支配されてきた。ひとつは、より儀礼的で堅苦しい典礼を基盤としており、もう一方の流派は柔軟さの中で、より純粋に剣術の上達を目指す。もちろん末吉明司師匠は、これまで作成されたビデオでもわかるように、後者に属する。この流派の特徴はその動きや型よりも、感性およびその完成度に反映されている。その時履修者は、完璧かつ無駄のない動きを会得し、神秘的な世界へといざなわれる。これは武道界のあらゆるジャンルにおいて、熟練者がなしとげようとする最高峰のレベルである。このため末吉師匠は、生徒が刀

末吉明司先生

を自分の腕の一部と感じるくらいまで慣れ親しむようなトレーニングメソッドを提案している。西洋諸国にはこの武道の師範が極端に不足しているため、入門者にとってはビデオやＤＶＤの利用が唯一の方法であるといえる。もちろん、一度も武道を学んだことのない者が独学でこれを習うことは不可能であることも事実である。きちんとした師匠の指導なしには学べないことも数多くあるからだ。しかしながら、例えば十分な練習を積んだ経験豊かな空手家、合気道家であれば、これまでの経験を生かしてこのマエストロのビデオで自分で学ぶことができる。

末吉明司

居合道

本質的なものはすでに体得しているので、後は技術的な部分を学び、練習を重ねればよいのである。週に２、３回の練習を自分が慣れ親しんだ武道とともに行えば、じきに素晴らしい結果が得られ、気づいたら自分の武道のひとつとなっているだろう。さらに自分がこれまで慣れ親しんできた武道についても新しいビジョンが生まれ、さらなる発展を遂げるであろう。その理由は居合道の練習法が、武道の初歩的かつ本質的なものに凝縮されているためで、それを学ぶことにより、日常の型にはまった練習法から離れる機会に恵まれるのだ。「合気道や空手、さらに柔道の生徒たちは、居合道の練習を通して、それぞれの武道で新たな境地を開くことができます。」と語る明司師匠。

日本の武芸さらに、「日本ではこの相乗効果が良く知られています。ですから、偉大な武道家たちは皆、常に居合道を重視してきました。」と付け加える。また「ヨーロッパの私の生徒たちは、皆様々な武道の習得者ですが、皆にとって刀はただの武器ではなく、重要な道具なのです。」とも。事実、日本の刀は強さと柔軟性という相反する二つの性質を併せ持つ、非常に特殊な武器である。その鍛造は神聖な儀式であり、マエストロによるお清めが行われた。今日でもこの伝統は受け継がれ、無形文化財とされている。その製作の極意は長い間秘密裡に受け継がれてきた。それは２種類の鋼の秀逸な組み合わせであった。これらが、その中心部を堅固にし、刃先やその周囲をしなやかにした。日本刀はその軽さと、驚くべき頑丈さで西洋の人々を驚かせた。刀はリズムよく何度も鉄槌で鍛えられ、熱したり冷やしたりを繰り返し、破損することなくぎりぎりまで薄くなるよう鍛造された。

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Artes de Japรณn

日本の武芸刀の鍛造は、その微妙な瞬間を探る技であったともいえる。天と地の気が最適の状態であるうえに、刀鍛冶の意気も完璧な状態である必要があった。その後これらの刀は厳しい検査にかけれれ、制作者たちを満足させた製品だけが売られ、選りすぐりの顧客たちが高い金額を支払ったという。日本では高品質の刀は芸術作品として扱われていた。事実、日本のように個性を重んじない傾向のある国で、１５世紀に名工が自分の名前を刻んでいたのは驚きである。単なる道具に対するこのような執着は、ありえない、常軌を逸したものにさえ思える。しかしながら、これらの刀は新参者や腕の良くない者の手に渡ると、その本来の魂を内面に隠して外にださないという。そのため多くの名工は、剣士の意向や性質を考慮にいれて、特徴をつけたというしかしながら、初級の段階ではどのような刀でも問題はない。「初心者は最初は木剣や杖で十分でしょう。」とアケシ師匠。「真剣は本当に切れますから、とても慎重に扱わなければなりません。」

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居合道

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居合道素人が驚きがちなのは、居合道家が剣を鞘に収める前に、当たり前のように血を拭う仕草である。「居合道において、切るということはある種の儀式であり、非常に敬意をもって扱われています。昔は、刃先を血に染めることなしに刀を鞘から抜いてはいけないといわれていました。そのためもし他人の血で濡れることがない場合は、剣士は慣習的に自分の指をわずかに切りました。今日では、自分の指を切るのは失敗したときだけですがね。」と笑いながら末吉師匠は語った。刀を使った練習に必要な条件は非常にシンプルで、特別広いスペースも必要としない。「今日、多くの武道家が居合道を習いたいと思っているようですが、なかなか第一歩が踏み出せずにいます。」と師匠。「私はそれを感じ取り、西洋諸国に行き、身近に師匠がいなくても居合道を学びたい人に門戸を開けるようなメソッドを編み出しました。ビデオでひととおり学んだあとは、いつでも私のセミナーに参加することができます。少なくとも年に１回はヨーロッパ諸国を訪れますから、一人ひとりの成果をチェックすることができます。数年間日本を離れて暮らしていたとき、私自身がこのやり方で師匠と訓練を続けていました。」他の武道と同様、居合道でも一度基本をマスターすれば、次の段階は誤りの矯正やこれまで習わなかった技の習得に集中する。そして最終的には、運動としてよりも精神性を重んじる訓練が中心となる。「肘の角度に注意せよ」が「「打ちは無限を通り抜け、自分の背中に再び戻ってくるのを感ぜよ。」といった指導に変わる。また「肩の力を抜いて丹田で叩け」が「刀を抜くことを考えるな。外で見つけるのだ。」となる。どの武道でも道の最も高みに到達すると、完璧なまでに簡潔な熟練の域に達する。しかし、居合道のように明確な技を学ぶ武道では、生徒の上達度がはっきりと見て取れる。これは弓道の話であるが、弓を引いたドイツの生徒の姿勢を写真で見ただけで、日本の師匠はその教え子の上達度を知ることができる。数千キロの距離があってもだ。居合道もまた、技巧なき技を特徴とする武道である。それゆえ居合道家の視線に凝縮された強さと激しさを見極めるだけで、習熟度を知ることができるのだ。「生徒たちはそういう時の私の顔がヤクザみたいだと言います。」と笑いながら師匠は言う。「我々は真剣に訓練しなければなりません。でなければ居合道は全く意味がありません。もう誰も刀を差して道を歩いたりしません。もうそんな時代は過ぎたのです。」伝統的武道の価値は有益な無用性という逆説的な点にある。これは純粋に禅の修行であり、それがまさに我々を深みへと導いてくれる。これはカップの存在が「空（から）」という言葉の概念を我々に教えてくれるのと同じである。居合道をとりまく美学の世界を超えて、多くの指導者や生徒はこの武道が持つ捉えどころがなく、はかない、そして説明のつかないものに興味を示している。生と死に直面する戦士の道、本質と遭遇する道。武道の本質がいにしえの気品と力強さをもって表現される道である。

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ＣＰは従来のトレーニングプログラムより優れているのでしょうか？確かにその点について解答は様々ですが、『つぼ』だけでは全容はわかりませんし、人体のもとになる解剖学的構造だけをおっているわけでもなく、そういった場所を押さえるという単純で効果的なものとして考えてください。例えば、私たちは痛いことをするために無理にその場所をおしたりしません（基本は痛むためではなく、別の目的がある）要するに神経のある場所を圧迫し、神経学的な反射行動や反応で身体の弱体化を引き起こす方法です。この弱体化により、エージェントがその管轄下で簡単かつ技術的に活用可能になっているわけです。これら効能性の他にエージェントが対象から対象へと自由に動けることで、危害を加えようとする相手に全身のコントロールをうばわれている時ですら身体に損傷を与えることなく使えるのです。また個人的な扱いのみならず、継続的なアグレッシブな攻撃や力に対しても利用できるのです。私たちのシステムを順をおってここで説明するより（もちろん説明を十分にしたいわけですが）世界中のエージェントの彼ら自身の言葉で様々なコメントをのせるほうが理解しやすいとおもいます。それらのコメントの全容は以下のサイトでごらんになれます。 ÜííéWLLïïïKâóìëÜçKÅçãLâíÅéL

文ゲイリー・ジオン中尉ニューヨーク２０年と２０日、私は世界一巨大な警察機関、ニューヨーク市警に所属していました。その間５０００人以上を逮捕し監督してきました。そして確保の際にあばれてこちらに従わない相手に対し急所のアプリを活用した瞬間もいろいろ思い出します。急所は自分自身の防衛と怪我をしないで逃れること。この特殊な知識なしでは反抗を受けた際に大変な事態をまきおこしていたかもしれません。。安全性と実用性こそが、わが国の公務員に最も必要とされることで、急所は一段上の防衛に役立ちます！治安警備、軍隊、刑務所の警備員、監視官、それぞれにこのテクニックはためになります。あなたの命の生死にかかわることなのですから。

探偵調査員 eÉåêáâ=båÖÉäâÉë= ストックホルム地区麻薬課ErKpK^KF 初めて急所を使ったのは、ある容疑者に対してだったのですが、効果てきめんで驚きました。麻薬中毒患者には、この急所のつぼを使っても効果が出ないと聞いていたので半信半疑でした。けれど、つぼの威力は完璧でした。なぜなら麻薬中毒にかかっている患者は痛みをともなわないからいくら急所をおさえても意味がないといいます。けれど、私の経験ではそうではありませんでした。痛みがあるなしは関係ないのです。神経組織というものはおおむね予測どおりに反応します。ポイントは肉体に与える痛みではなく、刺激による身体反射なのです。公務員は新技術を学ぶ必要はなく、人体のメカニズムにたいする理解力を少しだけ深めるだけでいいのです。神経は皮膚すなわち反射の真下にあり、つぼに圧力を与えるとほぼ正確に見解どおりに反応してくれます。人体の機能と特に神経システムを通常の知識を持ちあわせた上でつぼをおさえれば、むつかしいことなどなにもありません。急所の利用を全ての公務員エージェントの人達に推薦します。正式なシステムの知識を得るためには公式のインストラクターにつかれることもおすすめします。 j~êâìë=j~áëäáåÖÉê=Ó=刑務所職員オーストリア、ザルツブルクオーストリアの刑務所職員のお話と同じく私は長年警備に際して活用できるシステムを様々な格闘技の中から探そうとしていました。他の警備員同様、多くのスタイルを学びましたし、基礎知識の中から効果的なものを取り混ぜて利用したりもしていました。そうしているうちにインターネットでエヴァン・パンタズィの

『法執行機関のエージェントのための急所』という本に出会いました。１日でその本を読み、指示されているつぼと技術を覚える練習をしました。急所は全公務員にとって最も効果的で危険度が低い技術への道を開いてくれます。私の場合は、スペースがとても狭いこと、受刑者は長年に渡り攻撃をする術を体得しているため私のような部署にはハンデがあります。急所はその点をクリアにしてくれます。また私が急所ができるということを受刑者が知ることで、おそってこないので知識があるという提示のみで予防ができます。安心して職務に就けます。イタリアパレルモ州警警察 j~êÅÉääç=dá~ååçä~= キュウショ（急所）の知識と活用は警察職員にはとても重要です。なぜなら常に紛争や危険をともなう場面で仕事をすることが多いですし、過激な抵抗をうけねばならないこともあり、職務上少なからず規定の武器を利用しなければならないこともあります。特殊な武器、銃なども強制的に使わざるをえないときもあります。これらの行動は職員にとって以下の点を暗示しています。システムへの知識が目指しているもの NK= まずシステムそのものは危険を伴わないということ。適切な危機管理には、いつ何時、なんのために活用するのか、法令の遵守、一般市民に課せられた刑罰を守らせ、公正な判断力で社会的評価をもてることが大切です。 OK= 男女を問わず、難しい肉体の動力の知識などなくても簡単な技をいくつか覚えて、基本的な身体を使う稽古をするだけでいいというのが利点です。 PK= 過度な力を出しすぎたり、職権乱用、過失で通報されてしまったり、重症をおわすものでなくても目に見える公務員による傷害など法にふれるほどの危害を加えてしまうことを避けること。１３年間の警察官としての私の経験から、キュウショ（急所）のおかげで自他共に凶暴な人間を的確に操作する方法を学びました。保安上本人の氏名写真は提示しません米連邦航空警察は様々な自己防衛の様式を学習させられています。私もそうして、自己のため国のために的確な防御法のノウハウを学んできました。これら自己防衛の様式は形こそ違え、実線においての主要な技術は皆似ています。急所は米連邦航空警察にとって基本形のひとつで、どんな攻撃をうけても防衛できるように、その訓練を的確にさせるために活用しています。

キュウショ（急所）は簡単な技を使用しますが、相手に肉体的襲撃を実行しなければならない状況、例えば、武装解除、制限、逮捕、断念させる、阻止などに大変効果的です。キュウショ（急所）の基本理解と利用で命にかかわるほどの危機的状況下でもキュウショ（急所）の技を活用させるだけでなく、利用可能な自己防衛に必要な他のどんな形の動きでも利用可能にできる能力がもてます。今までにも格闘技や自己防衛の技など、その道の専門家や経験値の高い先生より学んできましたが、通じ合い、指導、提供というエヴァン・パンタズィが実施しているような知識は誰も教えてくれませんでした。私はエヴァン・パンタズィとかなり個人的な部分で訓練することができたので幸せでした。彼のキュウショ（急所）のレッスンは今までのどんなものよりも効果的で利用しやすいものでした。飛行機内での急所の利用価値はエヴァンの技だけだとおもいます。エヴァンは私にどんなシチュエーションにあっても自己防衛ができる新しいやり方を与えてくれました。アメリカ、アイオワ州公務員指導員 `ÜêáëíçéÜÉê=jK=pã~ÄóI= この２４年間治安警備の武器を使わないタクティカルのインストラクターをしてきて、パンタズィとキュウショ（急所）インターナショナルが指導する動きが日常生活において非常に利用価値が高く、効果的であることを発見しました。パンタズィ氏の考案したこの技は本当に実践的で今まで私が教えてきたどんな方法よりもずっと効果的でした。急所はずっと私にとって大切な企画の一部でこれからもそれは変わらないとおもいます。ポルトガル公務員（特殊暴動抗戦隊） gç©ç=o~ã~äÜç= 私は格闘技の経験者ですが、治安警備の専門家として自己防衛に最適方法というのを長年に渡り、研究調査してきました。それら全ての技やセオリー、戦略を駆使して私なりの格闘技を創り上げてきたのですが、ポルトガルの法の制限下ではうまくマッチしなかったのです。職業上この厳格なまでの法の制限下で上手く適応できる視点で心底これだと実感して出会ったのが、バルセローナの治安部隊員のためのセミナーでのエバン・パンタズィです。長年私が重ねてきた研究の疑問点に正確な答えが出ていな

かったのですが、この時にセミナーで学んだ直感的で安易な形のプログラムが全てを解決してくれました。ほんの少しの力をだすだけで犯人からの肉体的ダメージを受ける危険にもさらされないとりおさえが維持できるためのやりかたを学ぶことができました。国際キュウショ（急所）ＫＴＣＰは近い将来必ず世界中の治安関係のスタッフに必須で学ばねばならないツールになると確信しています。アメリカ、テキサス州ＳＷＡＴ司令官 t~óåÉ=jççÇó= 私は１０年以上も前からキュウショ（急所）を使っていました。どんな公務員でもアグレッシブな攻撃をうけたときに相手を上手にコントロールできるようになりたいと思っているでしょう。急所の技を公的機関の人間が知っていれば、そういった目標達成できるはずです。タクティカルの技術はとても簡単で一般生活の中でも試されていますし、すでに体得している接し方やかわし方などをあてはめていくことも可能です。約１５年前に警察や治安関係の安全対策のクラスに出席したときにつぼをおさえるコントロールのことにおよんでいたのです。私は格闘技の経験があったのですが、クラスが終わって釈然としない気分でした。治安警護のためには、つぼはそんなに大切なものではないというにがいおもいを感じていたのですが、私は間違っていました！数年後パンタズィ・コムのベテランインストラクターにであって、キュウショ（急所）セミナーを受け感銘しました。クラスが終わって、とにかく闘いにおけるつぼの重要性に驚きと感動でいっぱいでした。早速私はある使命があったので、普通に急所を使い始めました。それから今日まで技を開拓しています。すばらしい成果もだしています。職務を終え、１日の終わりに家族のもとへ無事帰れています。アメリカ、テネシー州刑務所警備 a~å=háåÖ= 警察が犯人を逮捕する時、刑務所を事務所のゾーンへ連行します。たいていは刑務所職員の手でつれてこられ、捕らえられたことや酔っているか麻薬の中毒症状が出ているかでこの瞬間に突然凶暴になります。逮捕された人間にとっておもしろくな

いゾーンなのです。個人の自由が奪われ、『警察』に個人の持ち物、衣服を取り上げられ、現実というものが見えてくるわけです。刑務所職員の経験上、騒動がおきるほとんどがこういう瞬間です。ですから私は格闘技を学びました。残念なことに多くの格闘技は技を披露することが主でなかなか闘うという場面は教えてくれません。ＰＰＣＴ（自己防衛の際のタクティカルコントロール）ですら限界があります。その点急所は治安警備にあたるものにとって、何も感じない相手により大きな痛みを与えるという方法の上を行くのです。状況を制御するために相手の神経系列を操作するわけです。実際つぼをおさえて犯人が痛がらずともそれはこのシステムが機能していないという意味ではないのです。クラック、メタフェタミンや単にアルコールで完全に酔っ払っている連中ともみあったときも、急所さえ使っていれば、相手を捕らえることができました。覚えるのは簡単ですが、最も重要なのは、その技が機能している！ということなんです。アメリカ、マサチューセッツシェリフ補佐 gçëÉéÜ=i~ãÄ=EoÉíKF= 毎日誰かを逮捕するという職業についていると制御する業や一般的な自己防衛を身につけるのですが、どれも適切ではありません。数年前に急所の技を学びすでに体得している基礎を補充するものとして完璧なものだと気づきました。急所はマジックでもなんでもなく、基本的な人体の仕組みの知識を利用するだけのものなんです。その上利用法はとても簡単です。私は決してキュウショ（急所）のエキスパートではありません。いくつかのつぼとキュウショ（急所）のコンセプトを覚えて、私の職務の中で実践してきたというだけです。キュウショ（急所）の良さは自分が鍛えててきたものを変更しなくていいということで、ただキュウショ（急所）のやり方を少し学んでよりよく作用するようにすればいいだけです。キュウショ（急所）は様々な場面で使用できるという利便性がいくつかあり、こちらに従わないような相手と対戦する場面、受身な人にも利用できるということです。過度な痛みをおわさずにすむことが急所の一番すばらしい点です。キュウショ（急所）を学ぶことで、公務にたずさわるものが、最適な職務をまっとうできるということで、人間的判断が行える急所なら裁判沙汰などにはならないでしょう。オランダ、バントファーストクラス・エージェント g~~é=g~å=ÇÉ=i~åÖÉ=

私は１１年間以上警察をしてきました。現在は捜査の職務についています。しかし６年以上外回りの警察の仕事につき、１年間は拘留の特殊部隊にも在籍して、不安定で難しい状況下にある人々をとりおさえる職務です。キュウショ（急所）を学び始めてから、警察での仕事にそれをとりいれて、本当に私の職務が一変しました。つぼのおさえを利用する効果は絶大で、何にでもつかえるだけでなく、非常に良い反応をみることができます。もうひとつの効果はつぼをおさえこむことで、他の暴力的な技を一切使わずに良い結果をもたらしてくれるということです。例えば、人が網にひっかかってしまったときや車のハンドルにつっかえてしまった時手首のつぼをつかむことで簡単に両手を開かせることができます。もしその技を知らなければ、手を開かせることができず闘わなければならなくなります。そうすれば、不必要に危害を加えることになり、逮捕された人間からの苦情が増えることになります。ＫＴＣＰを治安警備系の者だけでなく、過激な人を制御させねばならないような場面にいる人々全員に推薦します。現実社会でおこりうる傷害をもとに考えられたつぼを教えてくれます。このプログラムでは実習したら、すぐにつぼを見つけられるようになっているし、習った後に即それらを使えるように作られています。オーストリア、ウェルス m~íêáÅâ=eìããÉê= ＫＴＣＰを使い出してから、人を制御したり逮捕したりするのがずっと簡単になりました。ＫＴＣＰはオーストリア警察の職員の基本的な研修要綱に必ずラインアップされてゆくとおもいます。これらが、最近届いた何百もの証人の一部の声です。ご覧の通り、急所は警護にあたる職業の人に非常に貴重なツールだとご理解いただけたとおもいます。もちろん、一般的にも歯止めがきかなくなったような人物を制御するために有効に利用していただけるとおもいます。これらの公務についている方々のコメントは以下のサイトでごらんになれます。ホームページW=ÜííéWLLïïïKâóìëÜçKÅçãLâíÅéL

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インタビュー

阿久澤先生インタビュー

阿久澤先生インタビュー国際武道（以下ＢＩ）：先生は、世界中のクラブや武道家の要請により絶えず各国を旅されていると伺っています。この春には阿吽会を広めるためにヨーロッパ諸国を訪問されるそうですね。さらにフランスとハンガリーは定期的に訪問されていて、最近ニュージーランドから帰国されたばかりとか。阿吽会の価値観が世界に広まっていると理解します。Po'oz の目的は人生で歩むべき道の方向を迷っている若者たちを導くことです。師匠、あらためて、今回のインタビューをお受けいただきありがとうございます。師匠との出会いを我々は大変名誉に思い、お互いを知り、より多くの人に阿吽会を知って頂く良い

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機会であると思います。阿久澤師匠の事をよくご存じの方々は、師匠の自然への愛情の深さを語られます。美しい山々や温泉地としても知られる群馬県のご出身ですね。先生の武術の簡潔さは自然観察から生まれたのでしょうか？阿久澤師匠（以下師匠）：まず初めに言えることは、私が自然をこよなく愛しているという点です。自然は人間が後天的に作り上げたものではありません。その摂理を理解することはとても意義深く大切です。流派やスタイルによって考え方は様々ですが、人間の動作やその根幹について私たちが学ぶとき、自分自身を含む自然の様相とそれらが生み出す多様な現象に目に留めなければならないと私は考えています。自然の摂理を肌で感じ、それを観察するこ

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とが武術の原理を深く理解するためには重要です。ＢＩ：多くの人が散打の成功について語りますが、個人的に散打はなにをもたらしますか？師匠：散打はスポーツ競技です。若い頃に経験を積んで体験を重ねることが自身を理解するために必要だと思います。Ｂｉ：師匠を武術の世界に導き、阿吽会を創設するに至った経緯について教えてください。師匠：私は武術を深く理解していく過程で多くの知識と知恵を身につけました。そしてそれらを自分の身体を通じて実験および検証するために阿吽会を作りました。

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ＢＩ：伝達の追求における方向転換はなぜでしょう？師匠：武術を深く追求するには他者への教示が不可欠です。そうしなければ進化はできません。私の目標は絶え間なく変化し続けることです。私はそのためにも生徒を指導します。生徒もまたそのことを私と同じように学んでいきます。ＢＩ：先生、阿吽会の精神についてお話ください。師匠：阿吽会の定義は、終わりのない追求と無限です。生徒や参加している学生たちは阿吽会から“心と身体の自由”を学びます。

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ＢＩ：阿吽会のコンセプトとは？師匠：阿吽会のコンセプトは、自然の摂理に則していかに身体を使いこなすかを学習することです。このプロセスにより身体の内的構造を表面化させることができるようになります。若い頃は筋力トレーニングが主流になりがちですが、年齢とともに考え方や認識を変えていかなければなりません。ＢＩ：より上達するためには、毎日どのような精神状態を保つべきでしょうか？師匠：武術の上達に欠かせないのは慣習により染みついた癖を取り除くことです。武術における鍛錬とは、望む結果を得るためにただ何かを付け足していくような単純な足

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し算ではありません。無駄を削ぎ落とすことが大切になります。人は日々の習わしを必要以上に深く認識しようとはしません。武術の原理を無意識下で常態化させ、身体に躾けることが求められます。ＢＩ：他の武術を学んだ人や勉強中の人に対して阿吽会はなにをもたらすのでしょうか？師匠：阿吽会の武術は、知恵に基づく効率的な体使いを学ぶという点で他の一般的なスポーツとは違います。最も重要な要素として姿勢があり、それは心と体の状態を顕著に映し出します。事実、身体を動かすということは姿勢の変化であり結果です。だからこそ、私は姿勢について探求し、その意味を教えています。身体を整えて武術仕様に変えていく訓練は、闇雲な頑張りや激しさを良しとする視点とは異なります。武術とは知恵であり、知恵とは机上の知識として覚えられるものではありません。武術における知恵は原理として示され、しなやかで変化に富んだ体使いを司ります。この原理はいついかなる時も働かせているべきものです。ＢＩ：それでは、先生に練習について伺いたいのですが、稽古を見出した時、謙虚さは影をひそめると言う人がいますが、この観点を覆すご意見はありますか？師匠：阿吽会とそのメソッドを固定観念で計ることはできません。私は自然を愛していますが、武術における自然とはすぐ目の前にある花や葉、枝をいうのではなく、目につきにくい幹や、目に見えない根の部分を指すのです。ＢＩ：では、阿吽会における良い稽古とはどのようなものでしょう？そしてその理由は？師匠：一般的にトレーニングとは、腱や皮膜、筋肉など、肉体を強化していくための筋力運動や、反復運動のことをいいます。一方、鍛錬は“工夫と時間”を指します。稽古は“気づき” を意味します。言葉によってそれぞれ捉え方が違います。大切なのはそれらによって心と身体の両面に働きかけることです。

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ＢＩ：上達するために必要なことは何でしょう？師匠：上達するには基盤となる原理をしっかりと理解して地道に歩みを進めていくしかありません。しかし同時に、丁寧に同じことを続け、長期に渡って目的意識を保つのは難しいことでもあります。本当に向上したいのなら、歩き、座り、カップを持つといった日常の動作にこそ気づきを求め、日々の暮らしの中に武術を持ち込んでそこに集約された知恵を得ることです。千変万化の体使いを生み出す知恵は、阿吽会のメソッドを修得する上で常に意識されていなければなりません。ＢＩ：阿吽会によってより強くなる事は可能ですか？師匠：阿吽会によってどれほど強くなれるかは自己鍛錬を習慣にできるかどうかにかかっています。強さはやわらかい精神と姿勢に表れます。阿吽会を学ぶ人は自己の内面にゆとりともいえる空間を設けることで、自由な発想ができるようになります。ＢＩ：自分自身の内面を鍛えるということがよく言われますが、阿吽会は内面をどのように変えるのでしょうか？師匠：阿吽会が人の内面をどのように変えるのか？優しくなります。(笑) 優しくなれれば強くもなれます。心の捉え方次第です。

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ＢＩ：Po'oz協会は、若者が人生で自分の道を見つけることを援助するのが目的です。我々は阿吽会を学ぶこともその助けになると考えていますが、いかがですか？師匠：武術は時として宗教的な経験と似通うことがあります。それは弱さだけでなく思考や感覚などすべてを個人で引き受けなければならないという点においてです。阿吽会の鍛錬の最中には、意識と無意識が向き合うことになります。そして遠からず自分自身の奥底に兆す変化を感じるはずです。これは皆さんにとって非常に重要な体験になるでしょう。このような阿吽会の考え方を広めることができたなら大変うれしく思います。ＢＩ：阿吽会は比較的新しい武術ですが、その起源は古来のものですね。師匠は生徒たちに固くならずに自分で研究しながら成長するようにおっしゃいますね。初期の頃より洗練されたものになったと思いますが、どのように発展しましたか？そしてご自身で考案されたこの武術の将来は？師匠：私は15年前、それまでに学んだ古流武術の知識と知恵を基にして阿吽会を作りました。もちろん私自身の経験や研究も材料として多く注いでいます。古い時代と現代では環境がまったく異なりますが、人が人である以上、かつての作法や所作から現代人にも通ずる原理を見つけることは可能です。私自身の進化は年齢を超えた心と身体の調和にあります。私はけっして完璧であることを望んではいません。自然体でありたいと願っています。モチベーション？まだまだ試したい知恵があるのでそれを楽しんでいるだけです。未知の領域を発見する楽しみは年齢を重ねることで損なわれるものではありません。現段階での阿吽会はまだまだ広く知られているとはいえません。自己を知り、他者を知ることで相互理解を深め、心の繋がりを共有すること、これが阿吽会の教えです。阿吽会はとても面白いと思いますよ。(笑) ＢＩ：師匠、ご協力ありがとうございます。非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。またヨーロッパでお会いしましょう。

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