Vol. 10/ 2010 summer
St.Cousair little press Since you were precious in My sight, You have been honored,And I have loved you - Isaiah 43:4
特集
光は国境をこえてどこまでも NPO 法人ムワンガザ・ファンデーション
文 / 山田なつき 写真 / NPO 法人ムワンガザ・ファンデーション
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誰の中にもたったひとつ、数ページにもおよぶアルバムがあります。ある1ページはたくさんの色で彩られ ているかもしれないし、静かなモノクロのページもあるかもしれない。歌や言葉、喜びや悲しみ、そっと目を 閉じたときに浮かんでくるあなただけのページ。どのページにも光がさしていることをあなたは感じますか?
サンクゼールには小林フィデアという一人の女性がいます。美しい黒い肌で、太陽のように明るく輝やいて いる彼女に魅了されて、何人ものお客さまが会いにやってきます。レストランやショップで、彼女との再会を 喜ぶ声が響きます。お客さま同様、フィデアに魅了されたサンクゼールと彼女の出会いは12年前の1998年に さかのぼります。 かずしげ
アフリカのタンザニアで青年海外協力隊員として赴任していた小林一成さんと彼女が出会い結婚して、日本 の三水村(現:飯綱町)にやって来たのは、1996年のことでした。 言葉や文化の違いを人知れぬ努力で乗り越えてきたフィデアは、日本の豊かさを知るにつれ祖国タンザニア のAIDSなどで親を失った孤児たちの支援を志すようになります。1999年タンザニア在住の母親、アメリカ在 住の姉と“ソンゲア女性と子どもの支援団体(SWACCO)”を立ち上げました。実家は親を亡くした子どもたち の住む孤児院となり、学校にも通わせています。フィデアはサンクゼールで仕事をしながら、講演会や募金活 動を行いタンザニアの子どもたちを支えてきましたが、ひとりの活動には困難と苦悩がつきものでした。 1月、タンザニアでは新学期が始まる季節です。数十人の子どもたちの毎日の食事や生活の費用、病院代も 欠かせない中、全員学校に通わせ続ける資金が用意できるのか、時に涙に暮れるフィデア。そんな彼女の姿を 見て、「ひとりの力に限りがあってもみんなが集まればどこまでも大きな力になる、サンクゼールでもなにか タンザニアでは1人で1台持つことは夢のまた夢の自転車が、日本中にたくさん捨てられています。 フィデアが呼びかけ、集まった自転車約400台をこの春、船便のコンテナいっぱいにして送りました。 子供たちはたった2時間で乗れるようになりました。
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青空とバオバブの木
一路、フィデアの故郷ソンゲアへ
フィデアの故郷ソンゲアに到着すると、熱烈な歓迎が
サポートはできないか…」と考えるスタッフたちが行動を開始し
ンガザ・ファンデーションが設立されたのです。ムワンガザはス
ました。困っている人がいたらみんなで助けるということは、サ
ワヒリ語で光という意味。「子どもたちが希望の光を見失うこと
ンクゼールに自然に根付いている精神です。ショップやレストラ
なく生きていくことができますように」という願いがこめられて
ンにはタンザニアへの募金箱が置かれ、2009年にはフィデアの
います。
プロデュースするチャリティジャムが発売されました。 ムワンガザ・ファンデーション設立後、まず初めに決めたこと クリスチャンの彼女はいつも祈り続けています。そして、この
は現地を見に行くことでした。本当に必要なものはなにか知るた
2010年4月、祈りが12年かけて実を結び、夢の実現に一歩近づ
めです。フィデアとサンクゼール代表の久世良三、他4名の少数
かずしげ
きました。フィデアと一成さんや友人たち、そしてサンクゼール
チームはタンザニアに旅立ちました。フィデアにとっては5年ぶ
のメンバーで、タンザニア孤児の支援を目的としたNPO法人ムワ
りの帰郷です。
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今の孤児院(SWACCO)の看板
台所は今でもかまどです
日本から届いた鍵盤ハーモニカ
タンザニアの中心都市、ダルエスサラームからバスに乗り、約
チームは早急な孤児院建設の必要性を痛いほど肌で感じました。
15時間かけて彼女の故郷ソンゲアへ。赤い土と青い空、雄大に
子どもたちが愛を感じながら育ち、自立していくための場所。兄
生えそびえるバオバブの樹。子どもたちは屈託のない笑顔を見せ
弟姉妹のように暮らし、未亡人らが母親として同居する、本当の
ます。しかし、食事や衛生状況、学習環境は決して良いものでは
家庭のような家々が並ぶ村のような孤児院。子どもたちのなかに
なく、国としても各種交通・道路・電気・水・流通システムは脆
ある「ムワンガザ=光」を絶やすことのないように。
弱です。学校に通うこと自体、義務教育ながら多額の費用が必要 なので難しい。AIDSやマラリヤなどが原因で親を亡くす子ども
フィデアはこの旅の間中、感動に打ちふるえていました。タン
たちや、自らも病魔と闘いながら暮らす子どもたちは年々増加し
ザニアに誰かが一緒に来てくれることも長年祈り続けていたから
ています。
です。彼女は日本でタンザニアのことや、子どもたちのことを話
そんな現状を目の当たりにし、ムワンガザ・ファンデーション
します。ですが、自分が感じてきたことを実際に目で見てほしい
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タンザニアの副大統領らと会談
ソンゲアの商店街
サンクゼールが送ったTシャツ
と願ってきました。
ち受けているでしょう。それでも、彼女や私たちは希望の光を見
フィデアは言います。「目で見たことはその人の中のアルバム
失いません。「生きるうえではどんなにつらく悲しい経験も必要
の1ページになって、ずっとずっと心からなくならない」。その
なこと。助けられたら今度は誰かを助ける人になれるから」。そ
ページは、たくさんの言葉を語らせるでしょう。言葉は力強く、
ういって子どもたちのことを想い、フィデアは笑顔をみせます。
絆や出会いを生むでしょう。
光はますます輝き、広がって、道を照らし続けます。
12年前、彼女とサンクゼールの出会いが第一歩でした。その 時は誰も、いずれ建つ孤児院に子どもたちの笑顔があふれること を想像しませんでした。これまでの道のりは、喜びよりも悲しみ や苦しみが多かったのも事実です。これからもさらなる試練が待
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近所の小学生が鍵盤ハーモニカを寄付してくれました
日本からソンゲアまで、3日間の道のり
ムワンガザ・ファンデーションでは多くの皆さんのご協力ご支援 を呼びかけています。どのようなことでもぜひご連絡ください。
& マンゴー オレンジ
〒389-1201 長野県上水内郡飯綱町芋川1260(株)サンクゼール TEL.026-253-7002 FAX.026-253-6877
チャリティジャムは現在 3 種類。ラベルはカンガと呼ばれるタン ザニアの伝統的な布のデザインをモチーフにしています。腰に巻 きつける、頭に巻く、あかちゃんをおぶったり物を運んだりする カンガには必ずタンザニアのことわざが入っています。ラベルに もフィデアから皆さんに届けたい言葉がデザインされています。 このチャリティジャムの売上の 16%がタンザニアに送られます。
パイナップル& パッションフルーツ
今の孤児院の様子
パパイヤ& ジンジャー
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サラダな 1 日
鬱陶しい梅雨が開け、ほっとしたのもつかの間。太陽はジリジリと射るように肌 を焼き、不快指数の高い日本の夏の始まり。食欲も落ちるし、ついつい食べもの も偏りがちになるのは当然で、けれどこの暑さを乗り切るのはやはり普段の食事
宮永侑佳の
幸せ料理生活
からなのです。
そこで、サラダで綴る夏の 1 日の提案です。おやつには、野菜やフルーツとビネガー の元気が出るドリンクを添えて。栄養バランスを考えつつ、短時間で出来るもの ばかりです。誰だって、ガスの炎で地獄のように熱くなったキッチンに立ちたく はないでしょう?
文・レシピ・料理 / 宮永侑佳 料理演出家 国籍にとらわれず、主婦が家庭のキッ チ ン で 作 る こ と が で き る、 ワ ン ラ ン クアップの料理を提案する。「料理は 楽しく美しい」がモットー。
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そう、ちょっとしたアイデアで、料理は俄然楽しくなります。ヴァカンスに出掛 けるひともそうでないひとも、この夏楽しいストーリーをカレンダーに記せます ように。そして、酷暑の中でも貴女がクールビューティでいられたらと思うのです。
7:00
フルーツサラダ ヨーグルトとメープルシロップのソース ■材料
■作り方
バナナ、マンゴー、パイナップル、 キウイ等、お好みのフルーツ ヨーグルトと★メープルシロップ(5:1) ミント 適量
フルーツは食べやすい 大 き さ に 切 り、 ヨ ー グ ルトとメープルシロッ プのソースを和える。
★印はサンクゼールオリジナル商品
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豚しゃぶサラダうどん
12:00
■材料(2人分) 豚肉しゃぶしゃぶ用 100g 海老 4尾 きゅうり 1本 わかめ 40g みょうが 2本 万能ねぎ 適量 梅干し 2個 讃岐うどん 2人前 ★ごまドレッシング 1本(120ml) 出汁(または水) 大さじ2 A みりん 小さじ2 醤油 小さじ2 ■作り方 ① 豚肉は沸騰寸前の湯でさっと茹 でる。海老は殻つきのまま茹で、 殻をむき背ワタを取る。きゅう りは輪切りにし塩もみする。わ かめは塩を洗い流し、2~3 分水 にさらして戻す。みょうがは輪 切りにして水にさらす。万能ね ぎは小口切りにする。梅干しは 種を取り、実を叩いておく。 ② A を合わせる。 ③ 讃岐うどんを茹でてぬめりを洗 い 流 し、 氷 水 に と っ て 冷 や し、 ざるにあげ水気をよく切る。 ④ ③ を う つ わ に 盛 り、 ① を の せ、 ②のタレをかける。梅干しを混 ぜながらいただく。
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★印はサンクゼールオリジナル商品
ブ ル ー ベ リ ー・オ・レ ■材料(1人分) ★スイートビネガー ブルーベリー 牛乳 氷
50cc 150cc 適量
■作り方 グラスに氷を入れ、ブルーベリー酢、 牛乳を注ぎ混ぜ合わせる。
15:00
りんご&はちみつ酢の ジンジャーソーダ ■材料(1人分) ★スイートビネガー りんご&はちみつ 50cc 炭酸 150cc 生姜汁 小さじ1/2~1 ミント、氷 適量 ■作り方 グラスに氷を入れ、材料全てを注ぎ 混ぜ合わせる。
★印はサンクゼールオリジナル商品
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長野竜眼
この料理にあうワインは 結のロザート
1
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この料理にあうワインは
2
蒸
し
物
1.夏野菜のヴァプール ■材料
■作り方
茄子、かぼちゃ、パプリカ、 モロッコいんげん、 とうもろこし等 お好みの野菜 適量 ★生野菜入り農場ソース 適量
① 茄子はへたを落としピーラーで皮を剥き、縦 4 つ割りにして水 にさらす。かぼちゃは皮をまだらに剥き、厚さ 2 センチに切る。 パプリカは種を取り 1 口大、モロッコいんげんは 3 ~ 4 つに 切る。とうもろこしは 4 センチの筒切りにする。 ② 湯気の上がった蒸し器に、かぼちゃ、とうもろこし等硬いもの から入れ、約 5 分経ってから、茄子、パプリカ、モロッコい んげんを加え、さらに 5 分蒸す。 ③ ②の野菜に竹串がすっと通るようになったら火を消し、皿に盛 り、生野菜入り農場ソースをまわしかける。
18:00
2.鯖のエスカベッシュ カレーの香り ■材料(4人分)
■作り方
鯖 4 切れ 玉ねぎ 1個 人参 1/4 本 セロリ 1/2 本 パセリ 少々 ★イタリア風トマトドレッシング 1 本(120ml) 塩、胡椒、カレー粉、小麦粉 各適量 オリーブ油 適量
① 玉ねぎは薄切り。人参は長さ 4 センチの千切り。セロリ も長さを揃え千切りにする。パセリはみじん切りにする。 ② オリーブ油を熱したフライパンで①をしんなりするまで 炒め、塩、胡椒をふり取り出しておく。 ③ 鯖は塩、胡椒、カレー粉、小麦粉の順にまぶし、②のフ ライパンで皮目をしっかりと焼き、裏返したら中火にし て中まで火を通す。 ④ ③の上に②を乗せ、イタリア風トマトドレッシングをか けて味を馴染ませる。皿に盛り付け、パセリを散らす。
鯖以外に、鯵、鰯でも美味しく出来ます。 冷蔵庫で一晩寝かせ、冷やしてからいただくと味が馴染んでさらに美味しい! ★印はサンクゼールオリジナル商品
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V i n e y a r d s & W i n e ry ヴィンヤード & ワイナリー
夏の恵み
文 / 丸山和子
この頃の気候は温暖化の影響からか、雷雨や突風が予想以上
収穫できなくなり、ワインの味にも影響が出てくることもあり
に激しく混乱を招くことも珍しくなく、ここサンクゼールも例
ます。適度な雨と太陽は最大の夏の恵みになるのですが、心配
ひょう
外ではありません。昨年も今年も雹 が降りましたが、大きな被
をせずにいられないのは私たちだけでは無い事も確かです。毎
害を受けることはなく感謝するばかりです。
年違うさまざまな経験をさせてもらい積み重ね、「ワイン造り
この時期はぶどうの果実が形になるのと、葉も大きくなり枝
の糧にしなさい」と、まるで大きな声が背中を押してくれてい
も成長し、太陽の恵みが大切な栄養を授けてくれます。果実に
るようです。
とって要となる葉は 1 房に 16 枚ほど。この大切な葉っぱに雹
毎年の様子は違いますが、今年はどんな年になるのでしょう。
で穴が開いたり実が傷ついたりすると、当然おいしいぶどうが
実に楽しみです。
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ぶどうの種類によって実の形や味が違うように、同じように見える 葉っぱも比べてみれば結構個性豊かです。 サンクゼールで栽培しているぶどうの代表的な5種類の葉っぱを 比べてみました。
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Life St.Cousair Style
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本店リニューアル ワイナリーの駐車場からアプローチを抜けて左手に見える黄色の建物。 ヨーロッパの洋館を思わせるその建物にワイナリー本店があります。 「あれ?前に来た時と変わった?」 お客さまは口をそろえます。 今まで、「レストラン・ヴィニュロン」として営業していたところを サンクゼールスタッフたちが約 2 週間かけて手作りでリニューアルし、 ゴールデンウィーク前にオープンしました。 店内の壁は重厚な赤から白へと塗り直され、 光が射し込む明るくてやわらかい雰囲気となりました。 テーブルにはジャムやドレッシング、パスタソースなどの商品と、 ここでしか味わえない限定商品やワインがあります。 「テイスティングはいかがですか?」 是非、自分好みの一本を探してみてください。 今までの本店はというと・・・ 新たにデリカテッセンコーナーに変身しました。 丸山シェフの手作りソーセージとワイン片手に、 テラスでゆったりとした時間を過ごしてみては?
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Around
農業を次の世代へ伝える場として インターネットの普及により、知りたいと思った情
ご近所さん紹介
報はすぐに確認できる現代。けれど、ネットには書 かれていない、実際にその場に行って体験してみな ければ分からないこともたくさんあります。「農村 の暮らしを、多くの方に、特に若い方たちに体験し て ほ し い ん で す。 こ れ か ら の 農 業 に は 若 い か た た ちの力が必要ですから。」そう話してくださったの は、「山下フルーツ農園」の山下和子さん。「減農薬 にこだわるとか、有機肥料にこだわるとか、野菜や 果物を育てることの大切さ を、 次 の 世 代 を 担 う 人 た ち に 伝 え て い き た い、 そ の 場 所としてこの民宿を建てま した」。そのお話通り、民宿 の周りは野菜畑と果物畑に
農家民宿
囲まれています。
『土蔵ファームイン へんぺさんち』
体験することの大切さ 「野菜や果物の収穫などを、実際に体験して感じて
今回は飯綱町にある農家民宿をご紹介。 この夏の思い出に家族や友達と、『田舎暮らし』を体験してみ
ほしい。」との思いから、食事は完全に自炊。その時々
てはいかがでしょう。
に収穫できる野菜や果物たち、旬のものを旬のうち に、自然から与えられたものを食べる。これぞ、農
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「へんぺさんち」。その意味とは・・・。
100 年近くも家を支え続けた梁。
お風呂は薪で焚く五右衛門風呂です。
村の暮らし。物があふれている今だからこそ、今目の前にある もので何をするか考える。 「子どもたちには本当に驚かされます。 私たちよりずっと遊びかたを知っているし、どの木の下にカブ トムシやクワガタがいるか知っていますから。」毎年遊びにきて くれるお子さんは、遊びの天才のようだ。夜もネオンに照らさ れている都会とは違い、飯綱町の夜は星が空一面に瞬く。そん な星空の下でする花火はきっと素敵な思い出に。
その時々によって、野菜をおすそ分け。
窓のすぐ外には桃畑が広がります。
体験を財産へ 「小さい頃に体験したことは、一生の財産になります。子どもた ちが大きくなり、やがて自立し生活していく中で、野菜を買お うと手をのばした時、『あっ、そういえば...。』とふとした瞬間 に思い出してほしい、民宿で体験したことを、飯綱町のことを。 そして、好きになってほしい、飯綱町のことを、“ 農業 ” という も の を。」 そ ん な 熱 い 思 い が い っ ぱ い つ ま っ た 農 家 民 宿『 土 蔵 ファームイン へんぺさんち』。一度体験しにいらしてみてはい かがでしょう。楽しい発見が待っているかもしれません。
詳しくお知りになりたい方は下記までお問い合わせ下さい。 〒 389-1204 長野県上水内郡飯綱町大字倉井 4276 フリーダイヤル 0120-533-170 / FAX 026-253-8234 HP:www.yamashita-fruit.com Mail:info@yamashita-fruit.com
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a ce
of
Fac
et
サンクゼール・ワイナリー
なんばパークス店
2003 年 10 月、旧南海ホークスの大阪球場 跡地の商業施設「なんばパークス」に関西初 の店舗としてなんばパークス店は出店しま した。 最 初 は 信 州 メ ー カ ー の ジ ャ ム、 パ ス タ ソ ー ス、ワインが関西で受け入れられるか不安で した。しかしオープンしてみると、もうお客 さまいっぱいで身動きができず、試食の補充 もままならないほどでした。 7 年目の春、アメリカ西部のワイン名醸地ナ パバレーの研修からインスピレーションを 得て、ちょっとおしゃれにゆっくりお買い物 ができるようにリニューアルしました。 白いアーチの向こうに、とびっきりの笑顔で お客さまをお迎えしたい、そんな気持ちいっ ぱいのスタッフが待っています。なんばパー クス店へぜひお越しください。
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比村店長の楽しみなこと
秋の収穫祭 サンクゼール・ワイナリー なんばパークス店 店長 比村恵実
みんなでワイワイにぎやかにジャムやソーセージを作る時 間は本当に楽しく、本当に美味しく、本当にハッピーな気 持ちになれます。
なんばパークス店では毎年 10 月に収穫祭という楽しいイ
できあがったジャムにご自身で描いたラベルを貼って、デ
ベントを行っています。
コレーションをして・・・
このイベントの主役はまさにお客さま!
よそ行きに仕上がったジャムはかわいさのあまり「食べる
ふるさと長野から産直で届いたフレッシュな果物を使っ
のがもったいない!」と思わず叫んでしまうほど。
て、サンクゼール秘伝のレシピで作る絶品ジャム作り教室
また今年もこの時期をむかえます。
や、本場ドイツも顔負けの本格的なソーセージ作り体験な
そんなワクワク楽しいイベントをなんばパークス店スタッ
どを行っています。
フみんなで今か今かと楽しみにしています!
参加されるお客さまはご家族さま、ご友人、カップルなど
今年の収穫祭もみなさまの笑顔とたくさん出会えますよう
様々。
に・・・
サンクゼール・ワイナリー なんばパークス店 open/11:00 close/21:00 address/ 大阪府大阪市浪速区難波中 2-10-70 なんばパークス5F TEL/06-6635-0825 Couleur 21
オリーブとバラ サンフランシスコを出発し、かつて一 攫千金を夢見た多くの人々が行き来し た ゴ ー ル デ ン ゲ ー ト ブ リ ッ ジ を 越 え、 車 を 走 ら せ る こ と 約 1 時 間 半。 車 窓 か ら見える景色が一面のぶどう畑へと変 わり、多くのワイナリーが点在するナパ バレーへ。 さっそくワイナリーめぐりがスタート! そこでまず目にはいるのは、「ワインのおつまみにぴったり!」 のオリーブの木と、バラだ。それはどのワイナリーでもワンセッ トのようで、研修中訪れたワイナリーには必ず植えられていた。 植物はとても正直だ。中でもバラは、とても病気にかかりやす いそうだ。一見元気そうなぶどう。でも、隣に咲いているバラ の元気がなければ、ぶどうも病気にかかってしまうかも...。
ナパバレー研修記 Vol.02 文・写真 / 吉田慶子
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植物の健康状態に目を配り、対話しながら過 ごすヴィニュロンたち。その隣で風にゆられ ながらきれいに咲いている彼ら。「私は元気 だよ♪」そう言っている気がした。
サッツイワイナリー オリーブとバラが出迎えてくれるワイナリーの一つ、「サッツイ
りこっちがいいかも」とその繰り返しでなかなか決められない。
ワイナリー」。ちょうどお昼時で、広い芝生広場ではシートを敷
ようやく決めた惣菜をテーブルに並べ、青空の下、みんなで食
いた上で楽しそうに食事をしている人たちがいた。私たちもこ
べる。本当においしくて、何よりみんなでわいわい言いながら
こで昼食をとることに。「あれ?入り口どこ?」完全に建物と同
食べる食事は楽しくて、楽しくて。
化している扉を押し開けると、ものすごい人。そして、パンやチー
豊富な品揃えは、訪れる人をあきさせず、おいしくて楽しい食
ズ、ソーセージ、ワイン、サラダなどなど。とにかく多種多様
事は、楽しい思い出としていつまでも残る。「またみんなでこよ
な惣菜が並んでいた。どれもこれも本当においしそうで、「これ
うね!」そんな素敵なワイナリーだった。
にしよう」と思いながら手を伸ばす...が!「あ、でもやっぱ
→次回は、「ナパでの出会い」です。
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S anctuary サンクチュアリー
Vol.10 2010.07.14 第 1 版発行 発行人 編集人
久世良三 山川誠一
ための現地調査でした。
発行所
サンクゼール・パブリッシング 〒 389-1201 長野県上水内郡飯綱町芋川 1260 TEL026-253-7002 FAX026-253-8861
ソンゲアでの現地の方々のホスピタリティーに感動、孤児たち
http://www.stcousair.co.jp 印刷製本 株式会社イシワタグラフィックス
5月に2週間小林フィデアさんのふるさとタンザニアに行って まいりました。旅の目的は特集で取り上げました孤児院建設の
と交流で、できるだけ早期に孤児院建設をしなければとの強い 思いで 胸が一杯になりました。 皆様のご協力も宜しくお願い申し上げます。 「ですから、どんなことでも、ほかの人からしてもらいたい と思っていることは、その人にも同じようにしてあげなさい。 これが愛であり旧約聖書の要約です。(マタイ 7:12)」 サンクゼール代表取締役 久世良三
ⓒ 2010 St.Cousair CO.,LTD
■サンクゼール・ワイナリー 本店 営業時間 9:00~17:00 Tel.026-253-8002 ■ワイナリーレストラン・サンクゼール 営業時間 11:30~16:30 Tel.026-253-8070(要予約)
Printed in Japan 本書掲載の記事、写真、イラスト等の無断複 写(コピー)、複製(転載)を禁じます。 R本書からの複写を希望される場合には、株 式 会 社サンクゼール(TEL026-253-7002) にご連絡ください。 ●落丁、乱丁、その他不良品がありましたら、 お取り替えいたします。株式会社サンクゼール (TEL026-253-7002)へご連絡ください。
【表紙】 ガーデン中央にあるゴールデンアカシアの間から アーチを望む。
募金¥100
募金にご協力ください。 (100 円は目安です)
この冊子はサンクゼール・スタッフである小林フィデア が活動しているエイズ孤児を支援するボランティア、タ ンザニアの S.W.A.C.C.O.(ソンゲア女性と子供の支援団 体)へ協力しており、お客さまから頂いた100円は全て S.W.A.C.C.O. へ寄付されます。 詳しくは、下記をご覧ください。 URL http://www.sotesawasawa.jp/ 2009年5月から現在までに591,082円の募金をいただき ました。皆さまのご協力を、心より感謝いたします。
couleur [kulœ:r] Couleur【クルール】は「色」を表すフランス語です。四季の色やサンクゼールのこだわり、スタッフの人柄などをお伝えします。
http://www.stcousair.co.jp
Staff Director/Photo Recipe
山川誠一 宮永侑佳
Text 久世良三・大槻尚樹・神田秀仁・ 比村恵実・丸山和子・山田なつき・ 吉田慶子