2013/11/11 卒業論文発表会 古谷誠章研究室 1X10A097-2 高橋 大樹 研究テーマ:
「放課後子どもプラン」における 学校施設利用の実態と効果に関する研究 目次 : 第1章
第4章
1-1. 研究背景・目的
4-1. 結果分析 / 考察Ⅰ
・「地域の人々と児童の関係の希薄化」
4-1-1. 考察Ⅰ-A
・ 「安全な遊び場・機会の減少」
活動による児童への効果
・ 「学校施設利用の放課後事業の増加」
1. 異学年交流
・ 「都市部における放課後活動の有用性」
2. 独創性 / 自主性
3. 学習性
1-2. 放課後実態調査
4. 社会性
1-2-1. 放課後活動について
5. 地域交流
1-2-2. 事前調査 1-2-3. 調査結果
4-1-2. 考察Ⅰ-B
1-2-4. 分析
活動による参加スタッフへの効果 1. 子どもとの関係
1-3. 仮説
2. 地域 ( スタッフ以外の ) との関係
1-4. 論文構成
3. 小学校との関係
1-5. 資料:学校建築年表
※小学校施設のスタッフの意識 4-1-3. 考察Ⅰ-C
第2章
小学校施設運用と付随効果
2-1. 研究対象
1-1. 動線計画 / 活動場所の配置
・研究対象選定にあたって
1-2. 児童の活動領域
・研究対象地
2. 専用室の性質
2-1-2. 調査対象校紹介
3. 学校の共有部の関係
2-1-3. 現地調査対象校選定
4. 学校との情報共有 / 関係
2-2. 現地調査・研究方法
4-2. 考察Ⅱ(A、B、C の関係性について )
2-2-1. ヒアリング調査
A⇔B:児童とスタッフの関係
2-2-2. アンケート調査
B⇔C:スタッフと小学校の関係
C⇔A:小学校と児童の関係
第3章
3-1 ∼ 3-2. 現地調査結果
4-3. 結論
3-1. 足立区生涯学習振興公社
3-1-1. 中川っ子
4-4. 展望
( 足立区立中川小学校 )
4-5. 参考文献
3-1-2. ふたばキッズぱれっと
4-6. 謝辞
( 足立区立千寿双葉小学校 ) 3-1-3. こうやフレンズ ( 足立区立高野小学校 ) 3-2. 品川区子ども未来事業部 3-2-1. すまいるスクール第二延山 ( 品川区立第二延山小学校 ) 3-2-2. すまいるスクール伊藤学園 ( 品川区立小中一貫校伊藤学園 ) 3-3. 調査結果一覧
「放課後子どもプラン」における学校施設利用の実態と効果に関する研究
1X10A097-2 高橋 大樹
A-4. 社会性
1, 5%
2, 14%
5, 45%
3, 16% %
大きく貢献している 【調査対象・内容】
【研究背景】
2, 12%
活動に携わる行政、現場責任者、スタッフ、
・地域の人々と子どもの関係の希薄化 / 安全な遊び場・機会の減少
行政
1960 ∼ 70 年代において高度経済成長以降の急激な都市化や過疎化による地域コミュニ 小学校関係者、児童に対してヒアリング・アン ティの崩壊から少子化、現代の多忙な放課後子ども事情など様々な要素が複雑に関係した結 ケート調査、それに加えて平面分析等も行う。
参加して
対象者 現場責任者、スタッフ
果、地域の人々と子どもの関係が希薄化していった。また、核家族化の進行や子どもが犠牲 内容
となる犯罪・凶悪事件が相次いで発生し社会問題化したことなど様々な問題があり、放課後
放課後の過ごし方
自身の変化
活動内容
児童の普段の生活
児童の変化
活動における課題
調査概要表
第3章 調査集成
小学校内での実施を原則として、増えてきている小学校の余裕教室等を活用し、加えて地域
運営方法 活動名 活動対象小学校
の多様な方々の参画を得て行おうとしている。そうした取り組みを始め、放課後での学校施
地域主体 ( 区 ( 足立区生涯学習振興公社 ) が支援) ふたばキッズぱれっと こうやフレンズ 千寿双葉小学校 高野小学校
中っ子ひろば 中川小学校
・都市部における放課後活動の有用性
7∼8人
スタッフ数 総児童数 1 日平均参加 児童数 スタッフ 1 人
ニティの衰退等の問題が多く、子どもたちの「居場所」としての役割も必要であり、そうし
PTA 会員
地域ボランティアの方々 ( スポーツ団体、協会、主婦、
地域ボランティアの方々 ( スポーツ団体、協会、主婦、
保護者
(「教室」の講師担当 )
(「教室」の講師担当 )
PTA の方など )
(39 人 ) 元教員 (1 人 )、地域の人 (1 人 )
1 日の平均参加
特に都市部では、少子化や核家族化の進展、働きながら子育てをする女性の増加、地域コミュ
行政主体 ( 品川区子ども未来事業部子育て支援課 ) すまいるスクール伊藤学園 伊藤学園
すまいるスクール第二延山 第二延山小学校
高齢者
活動の参加 スタッフの種類
PTA の方など )
高野小
7∼8人
区の職員 (1 人 ) 非常勤職員 ( 登録:3 人、週5が 1 人、週3が 2 人 )
NPO 職員 ( 登録:9 人、活動時 4 ∼ 5 人 )
NPO 職員 ( 登録:13 人、活動時7∼8人 )
7∼8人
391 人 ( 平成 25 年度 8 月時点 )
211 人 ( 平成 25 年度 8 月時点 )
131 人 ( 平成 25 年度 8 月時点 )
45 人 ( 平成 25 年度 8 月時点 )
41 人 ( 平成 25 年度 8 月時点 )
17.5人
6人
5.5人
K. 参加している児童が地域活動 に参加するようになった
自由遊びのみ
613 人 ( 平成 25 年度 5 月時点 ) 152 人 ( 平成 25 年度 5 月時点 )
【研究目的】
自由遊びのみ ・ブロック遊び、遊具など→活動場所:専用室
自由遊びのみ
「勉強会」……学年ごとに授業の復習→場所:生活科室
・ブロック遊び、遊具など→活動場所:専用室
「地域ボランティアによる教室活動」 →場所:特別教室
・ボール遊び、鬼ごっこなど→活動場所:体育館、校庭
※
※ 「すまいるスタッフによる教室活動」 →場所:特別教室 ・PTA のネットワークを利用して地域で流行っている・みん ( クッキング、工作、手芸、かたり他 10 教室 )
・活動の要望に応えるために保護者、児童にアンケートを
・スタッフからミサンガなどの遊びを教えることがある
( スポーツ、クラフト、親子クッキング、英会話、ハンドベル、剣玉
「フリータイム」 →場所:専用室
「フリータイム」 →場所:専用室
専用室1( 空き教室改修 )
専用室1
専用室1
体育館
専用室2( 放送室と併用 )
専用室2( ランチルーム:学校と併用 )
専用室2( 特別活動室:学校と併用 )
体育館
校庭
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①子どもへの日常的意識向上
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どのような運営主体やスタッフにおいても活動を通して地域にお
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地域主体 行政主体 地域の子どもに意識が向く
6, 25%
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移動領域
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4 階平面図
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2 階平面図
1 階平面図
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影響を受け児童による地域への貢献という相互関係が生まれる。
1, 4%
1, 2% 5, 12%
6, 25%
11, 27%
Ⅱ.B⇔C:スタッフと学校の関係
6, 25%
24, 59%
行政主体
地域主体
①学校授業協力 / 行事参加という学校回帰 ・「子どもと高齢者の交流機会減少から昔の話や遊びを伝えるため
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5 階平面図
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1 階平面図
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3 階平面図
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・地域に開放された双葉館を利用
・低学年と同じ階層に
( 動線配慮有り )
専用室を配置
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・普通教室棟と特別教室
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Scale:1/3000 児童の移動領域:約 469.7188m
2
いった学校回帰が行われる。
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地下 1 階平面図
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棟が分かれている
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3 階平面図
2 児童の移動領域:約 135.8245m
学校の関係をつくり、地域や学校への回帰・貢献になっている。
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・複数の活動場所を時間別に利用
に授業の講師として協力、スタッフも楽しんでいる」( 中川小 ) と
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4 階平面図
例 ) 保護者→学校行事への参加
②学校から地域への貢献
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2
Scale:1/3000 児童の移動領域:約 153.192m2
Scale:1/3000 児童の移動領域:約 861.5332m
Scale:1/3200
3階平面図
児童の移動領域:約 96.512m2
Scale:1/3200
高齢者→昔話・昔遊びの授業
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果から学校への地域貢献が行われる。
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なし
安全な遊び場・機会が減少
同じ施設内に学童が併設
学童が一体化
なし
だけでなく「児童」・「学校」との新たな関係づくりの糸口になる
学童が一体化
■児童へのアンケート調査
■参加スタッフへのアンケート調査
調査対象
回答者
足立区生涯学習振興公社
君島さん
品川区子ども未来事業部
村松さん
調査対象
回答者
総回答者
調査対象
回答者
総回答者
中川小学校
全児童
497 名
中川小学校
参加スタッフ
11 名
中川小学校
清水さん、
・都市化
・科学技術の発達
千寿双葉小学校
大峰さん、八木さん
千寿双葉小学校
全児童
384 名
千寿双葉小学校
参加スタッフ
16 名
・過疎化
・青少年犯罪増加
高野小学校
村上さん、須甲さん、やまぎわさん
高野小学校
全児童
299 名
高野小学校
参加スタッフ
14 名
・核家族化
川さん
第二延山小学校
今井さん、地域ボランティアの方
第二延山小学校
回答者なし
第二延山小学校
参加スタッフ
8名
伊藤学園
根岸さん、永井さん
伊藤学園
回答者なし
伊藤学園
参加スタッフ
17 名
地域住民の側面をもつスタッフの学校への導入から小学校への回帰が図られ、 【考察Ⅰ-C:小学校施設運用とその付随効果】
それによる小学校の地域活動協力という相互関係が生まれる。
C-1. 動線計画 / 場所の配置・児童の移動領域
中川小
計 1175 名
学校の授業に支障が ないような動線の配慮
ないような動線の配慮
Ⅱ.C⇔A:学校と児童の関係
( セキュリティ考慮有り )
動線 / 配置 計画
計 13 名
普通教室棟とは別の棟
児童の
舎に専用室配置
影響
文
舎に専用室配置
普通教室棟とは別の棟
文
に専用室配置
・移動 ( 活動 ) 領域が大きく
・移動 ( 活動 ) 領域が大きく
・移動 ( 活動 ) 領域が大きく
・移動 ( 活動 ) 領域が小さく
なって いる
なって いる
なって いる
なって いる
存在する活動領域に対して複数の活
存在する活動領域に対してスタッフ
存在する活動領域に対してスタッフ
少ない見守りを可能とし、その余っ
動場所と時間別に利用することで少
が足りなく見守りがしづらくなって
が足りなく見守りがしづらくなって
たスタッフにより活動の幅を広げる
ないスタッフでの見守りを可能
いるが、学生をボランティアとして
いる。
ことができる
①学校施設の適正使用の習得と向上 それに対しての
それによる
普通教室棟とは別の校
普通教室棟とは別の校
文
に専用室配置
問題・解決方法
場所の配置を行うことが必要である。
活動領域
第4章 分析 / 考察
第二延山小 / 伊藤学園
学校の授業に支障が
ないような動線の配慮
放課後活動を行うために普段の学校生活と
計 66 名 は別の動線計画・普通教室棟とは分けた活動
解決策として学校施設を利用した放課後事業
高野小
学校の授業に支障が
文
計 13 名
千寿双葉小
現状
・子どものライフスタイルの変化
呼ぶことでカバー
A-3. 学校行事参加・授業協力
スタッフ
「子どもたちが率先して後片付けなどの手伝いをしようとした」( 第
・空間が普段の学校生活
B-2. 地域事情の学習
の延長にない
により推奨されている全国の事例等について文献資料調査を行う。( また文部科学省への 電話によるヒアリングなども ) B-1. 子どもと通した 教育的効果 B-1. 子どもを通した 童心回帰
・地域連帯感の希薄化 / 地域コミュニティの価値低下といった問題が顕著にある地域=東京都 23 区に選
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・千寿双葉小
( 千寿双葉小 / 伊藤学園 )
放課後活動
二延山小 ) といったアンケート結果から活動による学校施設利用
㻝㻢㻠㻜㻜
㻤㻜㻜㻜
・伊藤学園
を通して、学校ないしは地域への愛着にもつながる。
・学校のスケールと同じ
・保護者
活動を通して児童が学校施設のより良い使い方を学ぶことで、学校を大事に使う
・高齢者
定して事例 25 件に絞る。
だ が、日 常 的 学 校 空 間
・地域ボランティア ・区の職員
・東京都の事例をⅰ)運営主体 ⅱ) 活動参加スタッフの種類 ⅲ) 活動内容 ⅳ) 活動場所とその学校内
活動内容
での配置 の項目について分類し、5 件選定する。 ①ヒアリング調査
A-1. 異学年交流 A-2. 独創性 / 自主性
②アンケート調査
・外部の子どもを呼び込む ・創意工夫をこらした遊び
という気持ちが芽生え、愛着が湧くようになるという相互関係が生まれる。
から離れている。
人材
活動空間
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・第二延山小
・中川小
( 中川小 / 第二延山小 )
A-1. 異学年交流
【結論】
・活動場所の数や配置
A-3. 学習性
・専用室内での家具配置
地域住民の側面をもつスタッフを学校に
の伝承
対象 5 件
・多様な特技を生かした 「教室」
①運営側の計画意図、効果、課題等についてヒアリングし、
A-3. 学習性
運営側が感じる活動による児童の変化や効果を明らかにする
A-4. 社会性
②活動による参加している児童と参加していない児童の差異や 参加してる児童やスタッフ自身の変化を明らかにする
分析 / 考察 B ー活動による参加スタッフへの効果とその要因 分析 / 考察 C ー活動のための小学校施設運用 ( ハード / ソフト )
C-1-1. 学校生活への支障をなくす
・学校のスケールと同じ
・普通教室棟とは分けた活動場所の配置
・スタッフの増員
A-5. 地域交流
・学校施設を共有していくため
C-2. 普段の学校生活を豊かにする
の工夫 ・勉強する場の家具配置
C-3. 児童の学習性向上
㻝㻞㻤㻜㻜
に組み込まれている。
に対して具体的にどのようなものがある ・運営方法とそのスタッフの構成比 ・活動内容 ・活動場所
フの種類に注目した )
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えられ、それらを状況に合わせて変えることで更なる
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児童への効果が見込める。たとえば、児童へのアンケー トから参加している児童のほうが交流規模が増加して いることが右のグラフからわかる。
Ⅱ②
Ⅱ①
児童の成長と
学校授業協力 / 行事参加
地域への貢献
という学校回帰
1, 8%
2, 20%
学習性向上
放課後活動 1, 10%
1, 13%
6, 46%
2, 20%
6, 60%
5, 62%
中川小
1, 10%
2, 25%
そのためには放課後の学校利用を日常の
6, 46%
13, 48%
千寿双葉小
高野小
第二延山小
8, 80%
伊藤学園
学校生活の延長として捉え、空間的に共有
活動による児童への効果
り込む。この活動が学校と地域を緩やかに
活動によって比較的小さいスケールである空間や普段勉強している・使い慣れている場とし
つなぐことでこの相互関係が成り立つので
ての意識が子どもの集団の居場所に適していると考えられる。
ある。
小学校施設運用
学校
Ⅱ①
することでスタッフのいる空間に学校が入
このようにして、学校の教室がもつ空間性が児童の交流活動に影響を与えている。放課後
Ⅰ(C)
Ⅰ(A)
児童
学校施設の適正使用の習得と向上
Ⅱ② 学校を使うことでの児童の愛着向上
⑥遊ぶときは自分から友達を誘うことが多いですか? 49, 12%
C-3. 学校の共有部の関係
11, 7%
21, 9%
139, 33%
26, 11%
52, 32%
33, 20%
73, 18%
97, 43%
8, 12% 29, 19% 40, 27%
22, 33%
36, 31%
校施設を学校の外から来たス
この放課後活動によりできた「児童」 「スタッフ」 「学
タッフとともに工夫して使って
校」の3者による相互関係が大きな土台としてある地
いくことでよりよい学校の使い
・学校と共有部のランチルームを
19, 28% 28, 24%
30, 20%
52, 34%
18, 27%
37, 31%
中川小
地域
地域への関わり
66, 41%
交流規模が増加する 17, 14%
【展望】
児童が普段使い慣れている学
85, 37% 154, 37%
類、②運営状態に合わせた活動内容 ( プログラム ) が考
䕿 䕿
䕿 䕿 䕿 䕿
地域→ここで挙げている保護者、卒業生の保護者、現・元 PTA 役員、学校警備以外の方々 主に、高齢者や退職された中年の方(または主婦)
3. 学習性、4. 社会性、5. 地域交流の効果を得ることが でき、その要因として①運営主体や参加スタッフの種
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参加することで 1. 異学年交流、2. 独創性 / 自主性、
×
るのかを調査する。( 特に右の図はスタッ
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【考察Ⅰ-A:活動による児童への効果 】
参加
の 3 点を挙げ、その他に要因は何があ
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参加○
のか、また関係する要素に以下の
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1, 4%
13, 48%
現地調査は、活動による見込める効果
活動によるスタッフへの効果
・高野小
学校
参加している児童が自分から 宿題をするようになった
Ⅰ(B)
の3者による相互関係が生まれるのである。
㻢㻠㻜㻜
・放課後活動による効果の関係図
学校からの地域への貢献
動 外 に お い て「児 童」 「ス タ ッ フ」「学 校」
日常的意識向上
設問5の E.
第2章 研究方法
Ⅱ②
児童に対してのスタッフの
( 高野小 )
C-4. 学校状況に合わせた協力体制
スタッフ
呼び込むことで放課後活動を媒介として活 Ⅱ①
であり日常の学校空間
C-1-2. 児童の活動領域拡大問題の解決
制度整備
児童 分析 / 考察 A ー活動による児童への効果とその要因
・普段の学校生活とは別の動線計画
・複数の活動場所と時間別での使用 ・学習習慣習得のための
分析・考察 / 結論
その手法の一つを提示する
・片付けのルール掲示 ( 第二延山小 )
A-2. 地域との新たな関係づくり
・文部科学省が行っている「放課後子どもプラン」の制度や活動内容、さらに文部科学省
放課後の学校としてのあり方と
や考察 C-3. より活動を通して児童がより良く既存の学校施設を利 ②学校を使うことでの児童の愛着向上
C-2. 専用室の性質
児童と地域の人々をつなぐツール =「放課後の学校」
この 3 点の関係性を明らかにし
「遊具や道具の正しい遊びかたを教える」といったヒアリング結果 用できるように指導していく。
【考察Ⅰ】
→放課後活動の有効性
現地調査結果
・地域の保護者による学校行事参加の様子
「地域行事があるときに学校側からそこに参加している子どもに声
・高齢者の講師による授業の様子
スタッフがこれまでの疎遠になった関係の再生や既存の関係強化を図り、 「地域」 をかけたり見守ったりしている」( 高野小 ) といったヒアリング結
専用室
■ヒアリング調査
対象 5 件
B. 地域の人と挨拶を交わしたり、よく話 したりするようになった
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その他
現地調査対象校
スタッフが児童の姿を目にすることで児童への日常的意識向上が促進され、その
8, 33%
とまたは、活動を通して地域の構成員になり、それによる地
参加していたスタッフのもつ性質により、この活動により地域や
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1 階平面図
□研究の流れ
東京都 23 区
9, 38%
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2 階平面図
1 階平面図
(9
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対象 25 件
17, 42%
22, 54%
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その要素に運営やスタッフだけでなく空間の使い方によっても効果が変わるのではないか。
対象 244 件
フを通して地域への関心が向上し、地域活動に参加するようになる。
1, 4%
1, 2% 1, 2%
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校庭
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全国
ていることが多い」( 高野小 ) といったヒアリング結果からスタッ
A. 地域において色々な子どもに声をかけ たり、交流をもつようになった
B-2. 地域との関係
・氷川神社祭り ( 千寿双葉小の近くにて )
地域のスポーツ大会や PTA のお祭りとかにフレンズの子が参加し
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(9
・地域コミュニティの希薄化 / 居場所の不確定
②児童の成長と地域への貢献
16, 70%
(9
2階平面図
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校庭 2 階平面図
1 階平面図
活動領域→
特に都市部において
20, 50%
B-3. 小学校との関係
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放課後活動への参加は児童の行動や普段の生活における地域との関わりにまで影響を与え、
の意識が向上する。
5, 22%
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【仮説】
1, 4% 1, 4%
2, 5%
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2 階平面図 ⫋ဨ㆟ᐊ
他の活動場所への動線
B-1. 子どもとの関係
地域との関わりが深い
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小 ) といったヒアリング結果から活動を通して日常における児童へ
D. 地域の子どもに関する取組に対して 意識・関心が高くなった
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校庭 昇降口
校庭 / 体育館への動線
【考察Ⅱ】
職員室→近くて連絡がとりやすい )
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階段
階段
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(
⏨Ꮚ
今後の学校における放課後活動に向けた小学校設計の基礎的知見を得ることを目的とする。
行政主体
Ⅱ.A⇔B:児童とスタッフの関係
和室、視聴覚室、その他 (「教室」に応じて )
職員室→近くて連絡がとりやすい )
校庭
文科省による「放課後子どもプラン」の増加
地域主体
な育成に必要な効果をもたらす。
校庭
図書室、生活科室、その他 (「教室」に応じて )
職員室 )
ᖺ ⤌
動線 / 教室配置
ある。
で新たな視点での学校利用が生まれ、学校生活を豊かにする効果をもたらす
ある限られた空間に多種多様な学校外の人による創意工夫によって児童の健全
体育館
校庭
図書室 ( 区の意向により ) (
職員室 )
雨天時使用
の児童が地域の人々とのつながりを生むためのツールとしての学校の価値を見出す。そして
日常的な情報共有は常に
行っていく
11, 46%
体育館
校庭
図書室 ( 区の意向により )
(
学校側とスタッフ側との
日常的な情報共有は密に
にある。
13, 62%
域との新たな関係づくり促進されるようになる。
手芸、書き方、合唱、折り紙 )
なで遊べるもの・インターネットで調べたりなどの工夫
( ピアノなどの「教室」ができない代わりに )
専用室 ( 双葉館 )
職員室 )
学校側とスタッフ側との
日常的な情報共有はたま
にある。
19, 42%
「すまいるスタッフによる教室活動」 →場所:特別教室
体育館 図書室 ( 区の意向により )
この活動は児童の行動や地域の人々との交流に対してどのように影響するのか調査し、現代
「地域ボランティアによる教室活動」 →場所:特別教室
( 野球、キンボール、囲碁、手話、パソコン、お花、お茶、ビーズ、ヨガ お話会、花育他 )
専用室1( 備蓄倉庫と併用・分棟 ) 校庭
7, 33%
「勉強会」……学年ごとに授業の復習→場所:特別活動室
( 囲碁、将棋、百人一首、一輪車、デジカメ )
・ボール遊び、鬼ごっこなど→活動場所:体育館、校庭 ・宿題をしてから遊ぶルールがある
(
学校側とスタッフ側との
日常的な情報共有はたま
11, 25%
もとある地域とのつながりの再構築 / 再強化が図られるこ
14.5人
※
活動場所
学習の場としての学校だけではなく、児童が生活を自由に選択できる「放課後」において、
学校側とスタッフ側との
放課後活動を学校の日常空間の延長として捉え、学校外の人を取り入れること
1, 5%
1, 2%
品川区在住であれば外部の子でも参加可能
15.8人
・宿題をしてから遊ぶルールがある とっている、また教師からの指導面のアドバイスあり
情報共有の
伊藤学園
14, 31%
10 ∼ 11 人
637 人 ( 平成 25 年度 6 月時点 ) 118 人 ( 平成 25 年度 6 月時点 ) 品川区在住であれば外部の子でも参加可能
・ボール遊び、鬼ごっこなど→活動場所:体育館、校庭
けされている。
方法 / 程度
ける子どもへの見守りというネットワークが強化されるようになる。
区の職員 (1 人 ) 非常勤職員 ( 登録:2 人、週5が 1 人、週3が 1 人 )
7∼8人
566 人 ( 平成 25 年度 8 月時点 )
・ブロック遊び、遊具など→活動場所:専用室
活動内容
4, 23%
第二延山小
(15 人 )
元体育指導員 (1 人 )、元学校主事 (1 人 )
あたりの児童数
た放課後による活動が有効であると考えられる。
・都市への人口集中
地域主体のほうがより児童の地域
て運営していく
ためにうまく住み分 るのが当たり前
「地域の子どもが何かいけないことをしていたら注意する」( 高野
PTA 会員
設利用の需要が増加しているのである。
地域の人々と子どもの関係の希薄化
千寿双葉小
【考察Ⅰ-B:活動によるスタッフへの効果 】
文部科学省は 2007 年度により、「放課後子どもプラン」を打ち出した。それは、原則として
研究背景・目的
中川小
効果が高い
遊ぶ種類
そこで、そうした子どもをめぐる社会環境の変化による様々な問題が指摘されている中で、
高齢者主体
よりもすぐに捉える で住み分けされてい て運営していく
運営方針
6, 35%
交流規模 好きな場所
・放課後での学校利用需要の増加
9, 56%
行政 区の職員
学校との
4, 36%
への貢献度がより向上する。
参加頻度
に子どもたちが安全で安心して、健やかに育まれるような場が求められている。
とができるのである。
3, 18% 2, 25%
4, 37%
A-5. 地域交流
活動意図 活動による効果
0, 0%
らわかる。
第二延山小 / 伊藤学園
地域
学校と一体となっ
2, 12%
2, 12%
1, 6% 2, 13%
10, 71%
参加スタッフ
参加児童
ない児童
小学校関係者
1, 13%
5, 62%
アンケート調査 全児童
中川小
高齢者
子どもの変化を教師 小学校と放課後活動 学校と一体となっ
切な協力体制をもって放課後活動を行うこ
1, 9%
2, 18%
4, 29%
地域
スタッフの種類を適応させていくことで適
12, 63%
効果が高い スタッフの年齢別のグラフ
ことが右のグラフか ヒアリング調査
6, 60%
3, 38%
2, 13%
千寿双葉小
地域 保護者 (PTA 会員 )
3, 30%
9, 64%
小は児童の社会性に
左の表より学校の状況に運営主体と参加
4, 50%
6, 55%
高野小 運営主体 参加スタッフ
1, 10%
1, 12%
3, 16%
3, 22%
第1章 研究概要
C-4. 小学校との情報共有
G. 参加している児童が年上の人に対して丁寧な言葉遣いを使うようになった
高齢者主体の中川
千寿双葉小
高野小
方を発見し、学校生活を豊かに していくことにつながると考え られる。
本を借りる
借りたところに下敷き のようなものを置く
本を返す
・本が乱雑にならないような工夫 が普段の図書室利用にも役立つ。 ( 中川小 )
放課後に使うために傷つけないよ
スタッフ
域との関係づくりの核となると考える。今後、この核 がこれまでになかった地域との新たな関係を構築した 放課後活動
うに天板を置いて利用。( 第二延
り、今まであった地域とのつながりを強固なものとし
山小 )
ていくために、必要なシステムや放課後のための詳細 な学校空間設計を進めていきたいと考える。
児童
地域への関わり
学校
地域への関わり