卒業論文「鉄道高架下空間と都市の関係性の研究」(2009年度)

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鉄道高架下空間と都市の関係性の研究 −東京都 23 区を対象として− 1g06d211-6 吉田遼太

目次 第1章 序論

6-1-2 横断密度の違いによる用途の変化

6-1-3 間口による用途の変化

1節 研究の目的および概要

1-1-1 研究背景

2節 事例から見る横断性の価値

1-1-2 研究の目的と意義

1-1-3 研究の概要

6-2-2 用途における横断性の価値

1-1-4 既往論文について

6-2-3 歩行空間における横断方向の連続性

6-2-1 横断性による比較

6-2-4 横断空間のオープンスペースとしての可能性

第2章 基本情報

6-2-4 オープンスペースの横断

1節 高架下における基本情報

3節 横断性からみる高架下空間の特質と可能性

2-1-1 鉄道開設時の歴史と高架       2-1-2 高架下利用に関する法的環境と戦後の歴史 2-1-3 高架化の目的・連続立体交差事業

第7章 補完性に関する分析      1節 周辺用途との関係性 7-1-1 対面用途との統計比較

2-1-4 鉄道施設における高架の位置づけ      2節 鉄道会社におけるヒアリング調査のまとめ

7-1-2 駅からの距離における比較

7-1-3 路線からみる傾向

第3章 調査概要

2節 各用途における分析

1節 調査対象の選定

7-2-1 商業用途に関する分析

3-1-1 調査対象の位置づけ

7-2-2 事務用途に関する分析

3-1-2 調査範囲と規模について

7-2-3 駐車場に関する分析

2節 調査方法

7-2-4 オープンスペースに関する分析

3-2-1 地図の作成       3-2-2 データのリスト化      3節 路線基本情報

第4章 調査データシート      1節 調査データシート

第8章 分析資料

路線別都市形態

路線別用途分布

路線別用途分布詳細

用途別駅からの距離における分布

周辺用途別高架下用途の分布

4-2-1 データシートの見方       4-2-2 各データシート

第9章 まとめ・考察      1節 各分析のまとめと考察 9-1-1 連続性について

第5章 連続性に関する分析

9-1-2 横断性について

1節 高架と道の関係の傾向と分析       5-1-1 高架と道の関係の分類と傾向       5-1-2 歩道の連続性の傾向と分析      2節 高架内通路の連続性における可能性      3節 歩道形態に関する傾向と分析

第6章 横断性に関する分析     1節 横断性と密度の関係性       6-1-1 高架下空間の密度と周辺の密度の相関性

9-1-3 補完性について

2節 高架下空間の都市の影響性に関する考察

第10章 結論

1節 結論

2節 展望

謝辞

参考文献


1.研究背景と目的

3.既往研究について

都市は交通インフラの拡大に伴って発展してきた。中でも東京では

鉄道高架下の社会的機能性に関する既往論文は以下の 4 つで

いたるところに張り巡らされ、都市のアイデンティティーとなっている。 そ

ある。既往論文は以下のようである。

の交通インフラによって発生した鉄道高架下は意図されてできた空間

『使 用の単 位とその集 合 形 式 からみた駅 前 都 市 空 間の構 成  東

ではないのにも関わらず、駅前の商業空間や駐車場や倉庫、工場などさ

急 東 横 線の鉄 道 高 架 下を事 例として』大 熊 克 和・塚 本 由晴・吉

まざまな用途に利用されている。 さらに、高架下空間は連続的に集合し

村英孝・藤村龍至 / 2006

ていることで都市の広範囲に存在している。それは東京の極めて特殊

事例をもとにその使用形態の単位とその集合形式を導き出し、

な現象であり、都市に大きな影響を与えているのではないかと考える。 本研究は高架下の利用の実態を明らかにするとともに、高架下空間を 土木構築物に発生した余剰空間の集積と捉えたとき、都市空間におい てどういったポテンシャルがあるかを見出すものである。

駅前の空間の構成を明らかにする。 『高 架 下 空 間 の 土 地 利 用 形 態 に関 する研 究』 木 下 雅 文 中 村 攻 木下勇 椎野亜紀夫 / 1999 『高 架 下 空 間 の 活 用 に 関 する 研 究』  中 村 真 之 村 木 美 貴 / 2006 『高 架 下 空 間のイメージアップに関する研 究 : 都 市インフラ高 架 下空間利用環境デザイン』 都市計画系論文斎藤裕美 /1991  東京都を中心とした高架下を対象として、統計結果から高架下 の利用の傾向を明らかにする。

fig.1 店舗利用

fig.2 駐車場利用

fig.3 工場利用

本研究は既往論文と比較すると、駅前にだけに絞らず、高架下 空間を全体として、網羅的に扱うとともに、具体的な事例を見なが ら都市との関係性を見出す点で研究意義があると考える。

2.研究概要

4.東京の発展に貢献した鉄道高架

本 研 究 は 具 体 的 な 都 市 に目を 向 け、高 架 下 空 間 を 網 羅 的 に

鉄 道 開 設 当 時、建 物 が 密 集していて都 心 に入ることができな

扱った上で、現地調査を主として進めていく。そして高架下空間と

かった方々の鉄道が高架化によって東京駅でつながり、東京の鉄

その周辺の空間を機能面、空間面、経済面など複数の観点で分析

道網が今日のように発展した。鉄道開設時から都心に鉄道が通る

を行い、都市形成のポテンシャルを見出していく。

のは世界でも稀なことである。

考察を行う際に、調査前に予測された高架下の性質として以下

鉄道開設時

の 3 つの視点で分析を行う。

東京駅開設時 万世橋駅

万世橋駅

(Ⅰ) 駅間における連続性  都心部

通常であれば、駅前が発展しているだけであって中間地は人が 通ることはない。しかし高 架 下 が 連 続 性に存 在することによって、 ひとが通り、駅間をつなぐことを可能とする。本章では連続性を保 つ高架下空間と隣道の性質について分析を行う。 (Ⅱ) 分断された都市の横断性

東京駅 烏森(新橋)駅

烏森(新橋)駅

上野駅

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fig.7 高架化による東京駅接続

5.調査概要

本 来 分 断された都 市を移 動 の 面でスムーズ につ な げる目 的で

東京都 23 区の高架下空間を網羅的に調査を行った。

連続立体交差事業のような高架化が行われた。 しかし単に通過空

20路線路線を扱い、調査区間総距離は 58.9km になった。

間というだけの価値以上のものを高架下空間は持っていると考え

高架下箇所数は計 4351 箇所である。

る。それはより広 い 意 味での分 断された都 市をつなぐ役 割をはた しているのではないかということである。本章では横断空間を中心

都営三田線

JR埼京線

メトロ千代田線 JR常磐線

に分析を行う。 京成本線

(Ⅲ) 用途における都市機能の補完性   対面する建物などの周辺状況の違いが高架下の使われ方に大 きく作用して、それが周辺との一種の相互補完的な役割を果たし

東武伊勢崎線 東武大師線

JR総武線

JR中央線

ていると考える。(Ⅰ) と (Ⅱ) で得られた結果を踏まえて高架下空

都営新宿線 JR山手線

メトロ東西線

間の使われ方について分析を行う。 東急東横線

JR京葉線

東急大井町線 東海道新幹線 京浜急行

fig.4 (Ⅰ)連続性

fig.5 (Ⅱ)横断性

fig.6 (Ⅲ)補完性

fig.8 研究対象区間地図


路線名 JR山手線 JR中央線 JR中央線 JR総武線 JR総武線 JR埼京線 JR京葉線 JR常磐線 営団千代田線 営団東西線 都営新宿線 都営三田線 東急東横線 東急大井町線 JR東海道新幹線 京成青砥付近 京成本線 東武大師線 東武伊勢崎線 京浜急行線

駅区間 駅数 距離 新橋∼上野 6 5.3 神田∼御茶ノ水 2 1 西荻窪∼中野 4 5.7 御茶ノ水∼錦糸町 3 4.5 新小岩∼市川 3 3.5 浮間舟渡∼赤羽 3 5 潮見∼新木場 1 3.7 綾瀬∼金町 2 4.2 綾瀬∼北綾瀬 1 3.7 南砂∼葛西 3 3 東大島 1 0.6 志村4丁目∼西高島平 5 5 都立大学∼中目黒 3 4 大井町∼戸越公園 2 2.3 西大井 2 0.9 お花茶屋∼青砥∼京成立石 2 2.4 日暮里∼千住大橋 3 2.9 大師前∼西新井 3 1 西新井∼小菅 3 2.7 品川∼平和島 7 6.4

8.駅間における道の連続性  高架下と道の関係の統計をとると駅から離れるほど、道がふさ がる場合が傾向がある。地形的には駅から離れた区間では駅から の連続性は維持しづらい。 しかし実際には、連続性の維持するた めの高架下の利用がなされている。第1に線路沿いに道が作れな い場合に高架下内部を通路として確保する。(fig.13,14) 第 2 に 事務利用などで裏となってしまった道を緑化にする。(fig.15) そこ が住民にとって重要な移動空間になっていることが多い。 両面道

片面閉鎖

両面閉鎖

fig.12 隣道の性格別駅からの距離における分布

fig.9 研究対象区間リスト

6.ヒアリング調査で得られたこと  実 地 調 査とともに鉄 道 会 社 にヒアリング 調 査を行った。回 答 が

fig.13 駅間をつなぐ内部通路 JR中央線 阿佐ヶ谷∼高円寺駅間

得られたのは、JR 東日本、東京メトロ、東京都交通局、東急電鉄、 京急電鉄である。 ヒアリング調査で明らかになったのは、fig.10 の ような仕組みである。 土地所有

鉄道会社 貸付・業務委託

鉄道子会社

開発・管理

不動産としての運営

白い箱としての建物を貸付

利用者 fig.10 高架下所有の基本構造

内装のみデザイン可 契約期間が切れるともとの 白い箱に戻して返還

fig.14 内部通路

fig.15 中間地における緑道

9.分断された都市の横断性  高架下の横断路はほぼ周辺の街区に沿って作られており、移動 面での障 害はほとんどないと考えられる。横断数の量は周辺の都 市の密度をあらわすものであり、横断数の密度によって使われ方

7.調査項目の分析への反映

の変化が見られ 、高架下空間の間口にも相関性がみられる。  そして高架下空間に単に通過空間以上のポテンシャルとして

調査項目

分析項目

能にしていること、2 つ目に横断空間が半屋外的性質により人をと

接道方向の分類

どめることを可能としていることである。(fig.16,17)

歩道幅/ 道幅全長

車線数/歩道数

1つに遊歩道や公園、学校などの物理的な周辺空間の横断を可

(Ⅰ)駅間における道の連続性

歩道形状の分類 隣道と高架の関係の分類

立面形態の分類

高架下空間

断面形態の分類 間口 用途

(Ⅱ)分断された都市の横断性

階数 高さ

fig.16 横断空間の構成図

fig.17 横断空間の半屋外性

空間の表裏

8.用途における都市機能の補完性

周辺状況

対面する建物の用途

周辺の利用のされ方によって高架下の利用の違いが見られる。

対面する建物の高さ 対面する建物の表と裏 駅からの距離 人通り

fig.11 調査項目と分析項目の関係図

(Ⅲ)用途における都市機能の補完性

商業地には商業用途、事務用地には事務用途と駐車場、住宅地に は駐車場や公園が多い傾向にある。同時に駅からの距離と用途分 布に相関関係がある。(fig.18,19)


fig.23 住宅密集地にある高架下公園の構図

低層 用途混在 住宅地 住宅地

中層 住宅地

商業地

住宅利用

大規模 商業地

オフィス ビル街

商業利用

fig.24 高架下公園内観

工業用地

事務利用

fig.18 各対面用途における高架下空間箇所数用途の割合

高架下空間箇所数

商業利用

fig.25 駅前の複合施設 外観

fig.26 駅前の複合施設 内観

公共利用 住宅・病院 事務利用 事務所・倉庫・工場など

9.都市の影響性に関するまとめ

駐車場・駐輪場・公園など

以上の分析から都市への影響性を4つにまとめると、連続性、

その他 資材置き場

横断性から「都市の循環機能のコントロール」、補完性から「周辺 を含めた機 能 の 集 中 化」、「土 木 構 築 物 にデザイン 可 能 な 余 地 の

駅からの距離

付加」、「住民の憩いの空間化」となる。

fig.19 駅からの距離別高架下空間の箇所数用途分布

対面する建物が商業用途であると、両側で商店街を形成したり と、周 辺と一 体となって都 市 空 間を作っている事 例が 多くみられ る。さらに高架下の両側で明確に利用のされ方が異なり、それぞれ

fig.27 都市の循環機能のコントロール

fig.28 周辺を含めた昨日の集中化

fig.29 デザイン可能な余地の付加

fig.30 住民の憩いの空間化

異なった質の都市空間を形成している。(fig.22) しかしその一方 で駅前の複合施設は外に開いておらず、補完性は持っていない。  公園のようなオープンスペースは収益が得られないため利用の 優先度は最も低いので駅から離れた住宅密集地に集中している。 しかし住民の利用する公園としては立地は適していて、半屋外的 性質をもつことで通常の公園以上のアメニティがある。(fig.23)

10.結論 ・鉄 道 高 架 下 は 土 木 構 築 物 の 不自由さと余 剰 空 間 の自由さが 共 存し、集合することで、不均質な都市を生成している。これが高架 下空間の本質ではないかと考える。 ・周辺と相互補完が可能な高架下であるが、駅前の現状として複 fig.20 高架下店舗側

fig.21 高架下住居側

合 施 設を中 心とした商 業 施 設 のほとんどが 都 市 に開 か な い自己 完結型のインモール型であり、都市を衰退させる危険性があると 考えられる。

団地 商業ビル

鉄道高架 店舗 店

商業空間

・高架下の運用は不動産形態をとっているため、用途は収益が得 られるかどうかで決まる。それ が 結 果 的にパブリックスペースとし て利用への消極的な構造を作っている。

住居

住居空間

・分析により、駅周辺よりも、今まで注目されなかった駅の中間地、 とりわ け住 宅 密 集 地 にお ける駐 車 場 や 公 園といったオープンス ペースとしての利用に高架下のポテンシャルがあると考えられる。

fig.22 高架下と周辺の関係図  例

このことは新たな価値観として提示できることである。


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調査シート例 隅田 川

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事務所

事務所

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浅草橋駅

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