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少人数で形成 される「集合 (グ ル ー プ)」 の特性 に関する研究 ―Characteristics of Sma‖
Groups of Peop:e ― 平成 10年 度修 士論文 指導 :渡 辺仁史 教授 早稲 田大学大学院理工学研究科 建設工学専攻建築学専門分野 渡辺仁史研究室
697E037‐ 7
rl、 西
繭
■
は じめに 「人」と「それ位外のすべて」 都市の空間的な構成要素を仮に、 三 と 分 して考えるとき、後者、比較的静的な構築物 としての都市 の中で、人 々が営む都市活動の多様 さには 目を見張るものがあ る。都市の多様性 。多義性は都市に住む様 々な人 々が容器 として の都市の中で相互に引き起こす干渉作用であると見ることもでき るが、 そこでは人 に行動をお こさせる内面か らの決定的な役割を 「都 果たす。これを都市に住む人 々「意識」と呼ぶことにすれば、 市空間の多義性は人 々の意識 によって生 じる」ということができ るであろう。 そ して情報文化 とブレー ン交通がますます精密で親密な関係に なるとともに、くり返 し置き去 りにされるのが「身体性Jで あろ う。次第 に情報的快楽で満足する人 々が増えれ ば、 コンピュー ターの情報だ けで十分にな り、わざわ ざ多忙な時間を割いて「あ る場所」 に出か ける人は少なくなるかもしれな い。そ うした中 で、人 々が実際 に足をはこぼ うとするのは、どのよ うな空間なの か。 今後の建築空間に期待されるのは、いかにナチュラルで ヒュー マンなスペース感覚において作 られた、 快適性の高い場所である かないか、ではないだろうか。
本論では空間の構成の中で 「非物質的な要素の持つ重要性」 つまり「人間か らの視点」で研究を進めようと思 う。
Hitoshi
WATANABE
Laboratory, l{aster,s
Thesis 1"998 mayu konishi
■
目次
00# 序章 0-1 ■ 0-2 ■ 0-3
■
■
研 究 目的 研 究 背景 本 論 の構成
0-4 「グループ」の定義と要素
01#1章 ■ ■ ■ ■ ■
-6グル ー プ にお ける コミニ ュケ ー シ ョン概 念 1-1 コ ミニ ュケ ーシ ョン概念の歴史 1-2 辞書・辞典における現在の コミニュケー シ ョン概念 1-3 学問分野 における コミニ ュケー シ ョン概念の捉え方 1‐ 4 コミニ ュケ ー シ ョンメデ ィアの発展 1-5 既存の コミニュケーシ ョンモデル
02#2章 ■
「 グ ル ー プ」にお ける質 的特 性
-16-
■
2-1 要素の抽出 2-1-1 社会学的アプローチ 2-1-2 予備調査 によるアプローチ 2-1-3 結果
■ ■ ■
2-2 本 論 における コミニ ュケ ー シ ョン要素の 選定 2-3 調 査 方法 2-3-1 ア ンケ ー ト調査 2-3-2 ビデオ調査 2 2-4 結果 2-5 考察 と提案
03#3章
■
38「 グ ル ー プ」 にお ける物 理 的 ・ 規 模 的特 性 … ■ 3-1 人の集合・規模の一般的な捉え方 3-1-1 パーソナルスペースと群集の概念 3-1-2 場所とグループの種類の関係 3-2 調 査 方法 ビデオ調査 2 ■
3-3 結 果 3-3-1「 歩行」状態のグループの特性 3-3-1-1「 歩行」状態の二者の距離 3-3… 1-2
調査場所の基礎データ 3-3-1… 3 移動速度と断面交通量 3-3-1-4 グループ内の人対人の距離 3-3-2『 座」状態のグループの特性 3-3-2-1 グループ内の人対人の距離 3¨ 4 考察
04#4章 ■ ■
おわ りに 参考文献
付録
■ ■ ■
05#
まとめ
■
アンケー ト調査・データ ビデオ調査・データ 2章・ 提案の参考資料 資料 :単 位空間について
00#膚F]義 ■ ■ ■ ■
0-1 0-2 0…
3
研究 目的 研究背景 本論の構成
0-4「 グループ」の定義と要素
■ 0… 1 研究 目的
人の集合で最小と思われる家族や友人・カップル等の 2∼ 6人 程度の小集団 (グ ループ)に ついて、コミニュケーションという 質的側面 と、距離などの物理的・規模的側面の 2つ から、特性を 明らかにし、空間・規模と人間の最適な関係を考慮する際の評価 基準を作成することを目的とする。
Hitoshi mTAmBE く
1>
Laboratory′
Master′ 8
TheS■ 8
1998
mayu konishi
■
0-2
研 究 背景
コミニ ュケー シ ョンと、その
「コミニ ュケ ー シ ョン」とは、あ らゆる方法 で 人 間が行 う意志
方法 の多様化 による生活環境
伝達・情 報伝達の ことであ る。研究 対象 と して取 り上 げ られ る分
の変化
野 は、心 理 学や社 会学が ほ とん どで あ る。住 ん で いる国、場 所 、 環境 によ りその方法 は様 々 であ り、 個 人 によ って 異な るもので あ る。 建 築学で コミニ ュケー シ ョンを論 じる ことは ほ とん ど無 いに 等 しい。それ は、論 じる意 味がな い、とい う解釈 に基 づ いた もの だ つたの か も しれな い。 しか し、ここ近 年、イ ンターネ ッ トや携 帯電 話 の普及 によ り、
SOHOと 呼 ばれ る在宅勤務 な仕 事形 態が生 まれ た ことな どか ら も、コミニ ュケ ー シ ョンツ ールの変化 に基づいて生 活環境 に変化 がみ られ て きた ことがわ か る。パ ソ コ ンの普及 によ り、机の寸法 (奥 行 き)が 変化 した ことも また ひ とつの例 で あ る。
この よ うに、生活形態が変わ る とい うことは、人 間の生活空 間 の容器 とな る建築 も、 それ に対応 して いくことが 必要 とな つて く る。今 は まさ に コ ミニ ュケー シ ョンの形態が大 き く変化 して いる 時期 であ り、この ことに関 してふれ てお くべ き時期 なので はな い か とい う思 いか ら、 本論 では概論程 度で はあるが取 り扱 うことと した。
人間の寸法 、集合 の作る規模
人 間の寸法 や規模 に関す る研究 には、主 と してパ ー ソナル ス ペー スや群 集 の研究が あるが、 小 規模集 団を主 と して着 目した も の は少な い。 本研 究 とバ ー ソナルス ペー ス との違 いは 、一人 (単 数 )で はな く二 人以 上 (複 数 )の 人 間を基準 の対 象 と して いる点で あ る。 また、少人数 の人の集合の場 合 は、群 集 とは違 い、同伴 形態 、年 齢層 、場 所 、行動 目的な どの細 か い要 素 にも影 響 を受 けるので は な いか とい う視点の もと、研究 を進め る。
Hitoshi <2>
WATANABB
Laboratory, Uaster's Thesis 1998 mayu konishi
■
0-3
本論の構成
本論は次のような章立てで構成されている。
序章
本論の研究 目的、研究背景、「グループ」の定義を記軌
1章
「 グ ル ー プ に お け る コ ミ ニ ュ ケ ー シ ョ ン概 念 』 コミニュケ ーシ ョン概念の歴史を文献調査 によ りまとめたも の。辞書・辞典における コミニ ュケーシ ョンという言葉の捉え方 や、メデ ィアの発展、既存の コミニュケ ー ションモデルの紹介な どで、 現在の コミニュケ ーシ ョンとい う言葉の使われ方やその意 味を探る。
2章
「 「グループ」における質的特性」 空 間にお いて、その配置な どを決定す る要因の一つ と して、コ ミュニケ ー シ ョンの度合 を利用す ることが可能なので は、とい う
「グループJ内 で行われる直接的 コミニュケ ーシ ョン 見地から、 が どのようなものであるのか、どのような コミニュケ ーシ ョン行 動 にどれだけ価値を感 じているのかな どを知る、というのが 1章 の 目的である。 は じめに、どのような コミニュケ ーシ ョンが行われているのか 調査 し、 またそれ らの分類を行 い、本論で取 り上げる項 目を決 定、それに従いアンケー トの作成、実施、分析、ビデオ調査、分 析、提案、という流れて進める。 コミニュケ ーシ ョンに関 しては、 基本的には直接行 うものを取 り上げていく。 社会学のよ うに全体 に取 り上げるようなことはじ ない。 コミニ ュケーシ ョンといつた抽象的にな りがちな題材では、 今 まではSD法 によって魅力度を出すといった研究が多かつたの に 対 して、本研究は、よ り客観的で数値化ができるような研究方法 をとることとした
Hitoshi <3>
WATANABE
taboratory,
llaster's
Thesis 1998 mayu konishi
3章
「「 グ ル ー プ Jに お け る物 理 的・ 規 模 的 特 性 」 「グル ープ」の特性・ 規模を明らかにし、空間を評価する上で の基準のひとつを提案することを目的とする。 歩行状態と座状態の2つ の場合のグループ内の人対人の距離間 について ビデオ調査を行い特性を明らかにし、 現存の資料と比較 ことによって する 適切な空間規模の提案を行う。 「グル ープ」という概念は、群集研究とバーソナルスペース研 究の間のスケールに着目しており、群集研究には、それにさらに 細かい要素を加えたかたちとなっている。 一 人の人 その ものを対象 に し また ノ`一 ソナルス ペー ス研究 は、 て いるの に対 し、本研 究で は、その「場 J、 つ ま り環境 要 素 も取 り入れ る ことと、最少人数が 2人 か ら、と して い る点で 、さ らに 空間 に対 し現実的な 関係 を明 らか に しよ うと して いる。
4章
「まとめ」
5章
「付録」
Eitoshi <4>
I{ATAI{ABB
Laboratory, llaster's Thesis 1998 nayu konishi
■
0-4
「グループ」の定義と要素
■ 「グル ー プ」の定義
「グル ー プ」
家族、友人、夫婦、などの二人以上 (複 数)で形成される人の 共同体を『グルーブJと 定義する。 一つの「グループ」の最小単位は 子J『 知人」 「友人」などで、 '親 最小構 成 人数 2人 で形成 され る。
■ 「グループ」に関する特性 本論は以下の 2つ について研究するものとする。
1)人 と人の間の「会話Jな どの質的特性 2)人 と人の間の「距離Jな どの数値的・ 規模的特性
要素
本論において、以下の事柄に関 してを要素として取り上げる。 1)「 グループJの 属性
「家族」 「友人・知人」 『カップルJ「 仕事仲間」 「親族」など
2) t月 1
3)年 齢 4)歩 行速度 5)人 間同士の距離 6)配 置 7)コ ミニ ュケーシ ョンの種類
Eitoshi <5>
TNATANABD
Laboratory, l{a8ter'B Thesie 1998 mal r konishi
01#1章 ■ ■ ■ ■ ■
グル ー プにおける コミニ ュケ ー シ ョン概念
1-1
1-2 1-3 1-4 1-5
コミニュケーション概念の歴史 辞書・辞典における現在の コミニュケーション概念 学問分野におけるコミニュケーション概念の捉え方 コミニ ュケーションメデ ィアの発展 既存の コミニュケーションモデル
│1
1-1
コミニ ュケ ー シ ョン概 念 の歴史
最 初の 日本の英和辞 書 は、 1808年 (文 化 11年 )の フエ ー ト
日本最初の英和辞典
ン事件 をき っか けに長崎通詞 た ちが作 成 した「暗厄利 亜語林大成 (ア ンゲ リア語 林 大成 )」
(1814年 完 成 )で あ るが 、訳 され た
6000語 の中 に Communicattonと い う言葉 は入 って いな い。ち なみ に、
bble=法 教書 handkerchief=洟 巾(ハ ナ フキ )
kss=相 呂
(ク
チス ウ)
sweetheart=恋 思女
(コ
イ メ)
とい うよ うに、それ までの 日本 人の生活 習慣 にな い言葉 の翻訳の 苦 心 が 、 これ らの訳語 に感 じられ る。
「Communication」 の 日本語訳
CommunicaJonと い う言葉 の 日本 語訳 は、1862年
(文 久 2
年 )発 刊の「英和 対訳 袖珍辞書」に初 め て登場す る。日本 語訳 は、 「配分」 「相談」 「通達」 「消息」 「口達 (口 で伝 える こと)」 で あ る。 これ らの訳語 と現在 一般 的 に使 われ る「 コミュニ ケー シ ョン」とい う言葉 にある種 の違和 感 を感 じるのはその訳語が使 われ る場面 に身分 の上下関係 を感 じるか らであるよ うに思 われ る。 そ の後 、日本 で 発 刊 された英和辞 書 、仏 和辞書、独和辞書 にに は、以 下のよ うに訳 され て いる。 ■ 「附音挿 図英和 字彙」
1873年 (明 治 6年 )日 就社 刊 、柴 田昌 吉・ 子安 唆同著 =「 伝達」 ■ 「仏和辞林」
1887年 (明 治 20年 )同 盟 出版書津 刊、中江兆民校
閲伊 藤大
八 他 纂訳
=「 報知」 ■ 『雙解英和辞 典」
1892年
(明 治
25年 )共 益社 、珍 田捨 己校 閲・ 島 田豊 纂
訳
=「 通信J「 通知」
Hitoshi <6>
WATANABE
Laboratory, llaster's
Thesis 1998 mayu konishi
■
1-1
コミニ ュケーシ ョン概念の歴史
「 Communication」 の 日本 語 訳
■ 嘔開瑛湘辞典」 1892年 (明 治 25年 )共 益社、珍田捨己校 闘・島田豊纂 訳
=『 通働 「通知』 ■『井上和英大辞典」 1918年 (大 正 7年 )至 誠堂刊、井上十吉 =『通告J
著
■「明解英詢辞典」
193:年
(昭 和
6年 )自 山房刊、市川三喜校 閲飯島広二郎
編
=『 交話」 ■ 「大独 日辞典」1933年 (昭 和 8年 )、 登張竹風邪編 =「 連絡」
『コミュニケ ーシ ョンJと い う言葉が、戦後登場 したのは、昭 和 22年 、毎 日新聞紙上であるといわれている。当初は「交渉」 とか『通信」とい う意味で訳 され ,そ の後、 「マス・ コミュニケ ー ション (マ ス コミ)Jと いう言葉 として使用されながら、やがて 「 コミュニケ ーシ ョン」とい う言葉が様々な意味を持ちなが らそ のまま使われるよ うになる。
Eitoshi <7>
wATlneBE
Laboratory, ltaater's fhesis
1998
mayu koniebi
■
1-2
辞書・ 辞典における現在の コミニ ュケーシ ョン概念
1)社
会生 活 を 営む人間の 間 に行われ る知覚・ 感情・ 思考の伝 達。言 語 。文字その他 、視覚・ 聴覚 に訴え る各種 の ものを
広辞苑 (岩 波書店 。 第 4版 ・第 1刷 )1991年
媒介 とす る。
2)イ
、動物 個 体 間での身振 りや音 声 、匂 いな ど によ る情報伝 達。
日、細胞 間の物 質の伝達、また は移 動。細胞 間 コ ミュニケ ー シ ョン。 もともとは 「あ る所 (の 生物 や無生物 )か ら別の所 (の 生物 や無 生物 )ヘ エ ネル ギ ー 、物 体、生物 、情 報な どが移動 し、そ の移動 を通
大百科辞典
)1984年
(平 几社
じて移 動 の 両端 に、あ る種 の共通性 、等質性 を生 じる こと」 を い う。 ただ し、普通 には 「人 (送 り手 )か ら人 (受 け手 )へ の情 報の移動 」 も しくは、その 移 動の果の生 じた 「心 のふれ あ い」 「共通理解」 「共 同理解」 な どを指す ことが 多 い。
新社会学辞典
)1993年
(有 斐 閣
哲学辞典
)1980年
(平 凡社
記 号、情 報 、メデ ィアを媒介 に して、広義 の環境 の構 成物 と相 互作用 で意 味 を発 現 させ る行動 、 も しくは働 きの こ とを い う。
最 も広 い意 味で は、コミュニ ケ ー シ ョンとは生物体 と外界 とが 結 びつ いて いる とい う基本 的な事 実を さす。しか し、学術 用語 と して は、もっとも狭 い意味で用 い られ て いる。つ ま り送 り手が記 号 を媒 介 に して 、知 覚、感情 、思考な ど各種 の心 的経 験 を表 出 し、 その 内容 を受 け手 に伝える過程 を い う。コミュニ ケ ー シ ョンは、 ラテ ン語の commonls、 つ ま りcommonか らきて い る。人 間は、 コ ミ ュニ ケ ー シ ョンす る と き 、 だ れ か と 「共 有 な もの 」
commonisを うちた てよ うと してお り、情 報、思想 な い し態 度を 共有 しよ うと して いる といえ る。
社 会科 学総合 辞典 (新 日本出版社)1992年
人 間が社会 生 活 を いとなむ うえで、その感情 や意 思 、思想な ど を さまざまな 手法 によ って伝え あ う作 用 をい う。 人 間 と労働 と社 会の形成 。 発展 は、言語 的 コミュニ ケ ー シ ョン を抜 き に して はあ りえなか った。言 語 (記 号 )な しに労働 対象 を 選別 し、それ に働 きか ける方法 の獲得 はな く、また 、労働 を契機 とす ることな しには 言語的 コミュニケ ー シ ョンの生成 。 発展 もな い。言語 活動 によ って人 間は 自然や社 会 を、よ りふ か くひ ろ く認 識 し、それ を相 互 に伝達・共有 す る ことで 人 間 と して の共 同性 を 高め る。コミュニ ケ ー シ ョンには、一面 で は現場 を直 接知 らな く
llitoshi <8>
WATANAAa
&aboratory, Haster's ?hesis 1998 mayu konishi
■
1-2
辞書 ・辞典 における現在の コミニ ュケーシ ョン概念
て も、言語活動 によ って人 間は 自然 や社 会 を、よ りふ か くひろ く 認 識 し、それ を相互 に伝達・共有す る こ とで人 間 と しての共 同性 を高 め る。 コミュニ ケ ー シ ョンには、―面 で は現場 を直接知 らな くて も、 言語活動 によって人 間の共同性 をかぎ りな く高める ことが可能 に な るが 、その反面 、階級社 会で は、支 配 階級が コミュニ ケ ー シ ョ ンの 手段 を独 占 し、人 々 の相互の伝 達 へ の介入・操作 を とお して 虚偽 を生み 出す可能性 も大 きい。 こ う した ことか ら、コ ミュニ ケ ー シ ョンについて現 実を無視 し た礼賛論や否定 的悲観 的な論戦が生 まれ て いる。人 間の共 同の発 展 と社会の進歩 にとって豊かで高 度 に発 展 した手段を媒介 に した コミュニ ケ ーシ ョンの役割 はます ます重 要 にな ってきて いるが、 そ の ため には、 発速 した 資本主義の も とでの コミュニ ケ ー シ ョン 手 段の独 占に反対 し、その民主的運用 をすすめ ることが 不可欠な 課 題 にな って いる。
現代 ビジネス用語 1996年 版 (朝 日出版 社 )
人 間 と環境、あ るいは複 数の人 間 同士 や社会集 団が 、記 号、情 報 、メデ ィアを媒介 と して相互 に意 味のや りと りを行 う活動や作 用 を い う。コミュニ ケ ー シ ョンは、労働・生産 ととも に人 間生存 に とって、また、社 会の存統のため に不可 欠な基本 的な社 会過程 で あ る。 コ ミュニケ ー シ ョンは、 基本 的 には三つの 要因 によ って成 立す る。第 一 に伝達すべ き メ ッセー ジを もち、コミュニ ケ ー シ ョンを 開始 す る発信者、第 二 に記 号のかた ち に変換 されて発信 され る メ ッセ ー ジと、これ を運搬 す る乗物 と しての メデ ィア、第 二 に記 号の解 読 を行 い、その意 味 を受 け取 る受信者の三者 であ る。 人 と人が行 う会話 や身振 り手振 りだ けでな く、 漁 師が雲 行 きや 風 の状態 か ら天候 を予 測す ることや、人 が 画家の描 いた絵 を眺め て感動す る行為 まです べ て コミュニケ ー シ ョンである と考え られ る。 社 会 における コミュニ ケ ー シ ョンには、 個 人 と個 人 とが パー ソ ナル に対面す る形で お こなわれ るもの か ら、教育機 関や マ ス・コ ミュニ ケ ー シ ョンを介 して行われ るマ ク ロな レベル まで 、さまざ まな形態 が存在 して いる。ある世代 か ら次の世代 へ の文化 伝承 、 あ る社 会 か ら異な つた社 会 へ の文化 伝播 、ある政治・思想 的な価 値 の 共有な ども コ ミュニ ケ ー シ ョンによ る ものてあ る。 社 会 には、儀礼 、規範 、法律 、宗教 、神 話 、遊戯、芸術 、科学 、 思想 等 々の 多様な象徴 体系が存在 す る。これ らは人 間の行動 にあ る形 式 を与え る。いろいろな約 束 ご と (コ ー ド)が 、文化 や生活、 習慣 の 中か ら作 られ 、それ によ って社 会的 な コミュニ ケ ー シ ョン が成 り立つ。つま り複 数の人 間、あ る いは組 織化 され た集 団が、 日に見 え る形で行 う活動 ばか りでな く、 一 つの様 式 と して高 度 に 碓 立 された象徴体系 を仲 立 ちと して 目に見 えないもの までが 、コ
ミュニケーションであると考えられる。社会の存続は、もっぱら この活動や作用によるものである。 市場のニーズに基づいてマス・プロダグションの商品を生産・
Hitoshi <9>
WATANABE
Laboratory, titaster's Thesis 1998 mayu konishi
■
1-2
辞書 ・辞典 における現在の コミニ ュケーシ ョン概念
分配す る マ ーケ テ ィング活 動 の普及 にあた って、 マーケ テ ィ ン グ・ リサ ー チ 、あ るいは広 告 コミュニ ケ ー シ ョンやセール ス・ プ ロモ ー シ ョンな どの形で企 業 と市場 との コ ミュニ ケ ー シ ョンは、 きわめて活発な もの にな つてきた.現 在のよ うに高度消費社 会 て は、モ ノの 贈 与 を介 した象 徴 的な意味の や りと りが企 業 と消 費 者、消費者 同士 の 間で きわ めて意識 的な かた ちで行われ て い る。 一方で今 後の企業 には、市場以外のチ ヤネル を通 した社 会 との 多様 な コニ ケ ー シ ョンが い つそ う求め られ て い くであろ う。
コミュニ ケ ー シ ョンとは、ラテ ン語の COmunicare(共 同す る、 共 にあず か る、共有す る)に 由来 し、人 間同志が互 い に何 か を共 有 しよ うとす る行為 一般 を意 味す る。したが って通信・伝 達 とい
現代哲学事典 (講 談社 現代新書 )1978年
う情 報の移動のみな らず、人 間の空 間的移動 と しての 交通 の 意 味 も、本来含 まれ て いる。 「人 間 と人間 との 間で、意 味を伝 え る過 程 」 数 多 い定義 の うち、 とい うのが最 も一般 的で あ るが、機械 (コ ン ピュー タ ー )を 含 む 通信網 、個 体 内での通信網 を認 め ざるを得 な い今 日で は、 む し ろ、あ る意 味体 系 (準拠 体 系 )と 、他 の体 系 とか 、情 報 を介 して 互 いに関連 し、一つの 上位 の体 系を形成す る過程 ととる現 象 学 的 捉 え方の方が有 効であ ろ う。 ダニエ ル ・ベルその 他が指摘す る工業化以後 の 社 会 POsundustnalsOcletyす なわ ち理論 的知識が経験 に先立 ち、 知 的技術が成長 し、研 究開発が盛ん にな り、工 業企業 か ら研 究 機 関 へ とイ ノベ ー シ ョンの 中心 が移 ってきた現 代及 び将来 にお いて は、 生産の時代 か ら消費の 時代 への転換 と結 びあ って起 こる社 会 の 諸変化 は革命 的で あ る。 今や 、社 会 の 中心 は知 的・科学的機構で あ って (知 識 とそ の根 源 と しての人 的資本が 、物 的資本 に裏 づ け られ て、よ り価 値 を増 して いる現 代 にお いて、コミュニ ケ ー シ ョン論 が、知識 の電 送 、 処理、 蓄積 に関わ る一大研 究 分野 と して登場 したの は当然の こ と といえる。 (坂 本 明子 )
新 コ ンサ イス 英 和 辞典第 (講 談社現代新書)1978年
2版
Hitoshi く
10 >
wATANABE
Laboratory,
Master's
Thesis 1998 mayu konishi
■
1-3
学問分野における コミニ ュケー シ ョン概念の捉え方
「 コミュニケーションJと いう言葉は、我々の 日常生活でごく ふつうの言葉として使われている。日本語化 した言葉といってい し ヽだれも、あえて日本瀬に翻訳することはない。 『 コミュニケー ションJで お互い通じるからである。 ・ 交流活動 ・ 広告宣伝 1日 議
・
自
・ 対話 ・ 情報伝達 ・ 心のふれあい 。相互理解 ・ 人間同志が互いに何かを共有 しよ うとする行為 ・ 通信 ・ 二者間 (個 人間・集日間 。国家間・ 異文化 間な ど)で の伝達 作用・ 相互作用 ・ マス コミュニケ ー ションは大量の情報伝達
学問領域 での捉え方 経済 学領域
社会現象 としての象徴性、相互作用、協同体性 に求め、 多様
社会学領域
な表現形態をとりながら、情報 の送 り手と受け手が、時には相互 に交錯 しなが ら、メディアとしての媒 体を通 じてメ ッセージを受 容 し、解読 し、応答する課程。
情報の意味内容の送受信
通信技術領域 広告産業領域
マスコミュニケ ー ション
語学教育学領域 言語習得 =言 語使用・ 対話 =コ ミュニケー ション、 使 用例、 コミュニケ ー ション能力
建築分野
・ 人と人 ・ 空間と人 ・ モノと人 ・ 情報 と人 ・ 人間以外の生物 と人
Hitoshi mT― く 1■
>
E
Laboratory′
Haster′ s
Thesis ■998 mayu konishi
■
1-4
コミニュケーションメディアの発展
近年 における コミニ ュケー シ ョン 機能の以前 との変化項 目
1)情 報の種類の拡大 2)時 間の 自由度の増大 3)即 時性 と時差の許容 4)携 帯性の付加
近年におけるコミニ ュケーシ ョン ツールの発展
1850∼ 1900年
,
1900∼ 1950
1950∼ 2000
<電 話 系 > 1890∼
1985∼
1995∼
<マ スメディア系> 1924∼
インターネット
出版メディア
<郵 便系 >
1987∼
1871∼
Hitoshi WATANABE く ■2>
Ln― ratory′
lilaBter's Thesis 1998 mayu konishi
■
1-4
コミニュケーシ ョンメディアの発展
コミュニケー シ ョンメディアの 普及率
99.2%カ ラーテ レビ 2■ 93.3%電 話 1・ 46.0%携 帯電話 1士 28.8%パ ソ コン 1★ (25.2%2士 )
26.4%FAX
l★ (22.2%2■ ) 17.4%ポ ケ ベル 1★ 15.3%PHS l★ 7.0%カ ー ナ ビ 1★ 6.4% イ ンターネ ッ ト 3+ 5.7%パ ソ コン通信 3★ 3.3%PDA l★
1' :郵 政省「通信利用動向調査J平 成 9年度 2■ :経 済企画庁「消費動向調査」平成 10年 3月 末 3+ :郵 政省統計資料、平成 10年
Hitoshi く
13 >
wATAmBE
Laboratory′
Master's
Thesis ■998 mayu konishi
■
1-5
既存の コミニ ュケーションモデル
■ 1-5-1 このモデノ Иま情報理論の基礎 となって記念碑的業績といってよ いが 、電気通信で情報を迅速かつ正確 に送るためには、どうすれ ばよいかという問題意識 に基づいて構築されて いる。 従って本来 は機械的 コミュニケ ーシ ョンの システムにも広 く応用できる点 で、もっとも影響力のあつた コ ミュニケ ーシ ョンモデル といえ
シ ャノン・ ウ ィーバ ーの コミュニ ケ ー シ ョンモデル
る。 このモ デルはおよそ コミュニ ケ ー ションを考察する場合の、 もっとも基礎的な諸要素をほとん ど網羅 している。情報源は、ま ず伝えた いと望むメ ッセージを選択する。送信体は、このメ ッ セージを信号に変え (記 号化 )、 信号は コミュニケーションチャ ンネルを通 して受信体 に送 られる。受信体 は、その記号を再び メ ッセ ージに変換 して (記 号解読)、 目標 に送 り込む。信号の伝 達過程でメッセー ジの正確さや有効性を低減させる要素をノイズ (雑 音 )と よぶ。
このよ うに、このモデルには、 「情報源・送信体」 「 目標・受信 「メ ッセ ー ジ」 「チャンネル」 「ノイズ」曙己号化」曙己号解読」 体」 といったコミュニケーション過程 に関わる基本的要素な いし要素 がほとん ど服 まれている。 (日 本大百科全書
■
9 P537 1986 4ヽ 学館 :抜 粋)
モデル 図
コミュニケ ー ション (メ
ッセ ー ジ
(記 号化 )
チャンネル
(記 号解読 )
の選択 )
Hitoshi く
14 >
wATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis 1998 mayu konishi
■ 1-5-2 R.パ ー クの同心 円理論 Robert EzraPark 「都市社会学の父」R.E.パ ーク(1864-1944)は 、シカ ゴ学派都市社会学の創始者と して知られるが、人間生態学の発想 と方法を都市研究の中心 に据えていた。 20世 紀 初頭の都市化 と工業化の大きな社会変動課程 にあって、地域的にも拡大、発展をつづ けたシカゴ市を「都市研究の社 会的実験室」 として位置づけた。方法的には、都市化 と工業化にともな う様 々の社会問題群 (特 に人種 とスラム問題、社会的解 体と病理問 題 )と 地域的分布 との相即を、科学的に調査研究 した。パークのキー・ コンセプ トと しては、やは り動物・ 植物生態学に依拠 した競争、闘争、応化、同化などがある。そ して、都市把握の二つの レベルとして、「コミュニテ ィ」 と「ソサエテ ィ」を提出 し ている。 コミュニテ ィは都市の下部構造で、非合意の生物的結合関係 によって支え ら れているの に対 して、ソサエテ ィは都市の上部構造で、合意の社会的結合関係 によっ て支えられていることになる。 パークのキー・ コ ンセプ トに基づき、都市発展の生態学的地域構造をシェーマ化 し たものに、パークの良き協力者であった E.W.パ ー ジェスの 「同心円地帯理論」があ る。パージェスはシカ ゴ市の拡大過程を同心円的にとらえ、都市 ビジネス地区、遷移 地区、労働者住宅地区、中産階級住宅地区、郊外高級住宅地区の五つの地帯を示 した。 各地帯の社会特徴の中で、 特に都心 ビジネス地区と労働者住宅地区に挟まれた遷移地区 zone in transijonが 土地利用の不鮮明なエ ア・ ポケ ッ トで、同地区が海外移民な どの マイノリテ ィ・グル ー プの居留地 と同時にスラム地区を形成する。スラム地区が、さま ざまの社会解体 と病理、人種 と貧困問題の凝集点を形成する。 (抜 粋 ;日 本大百科全書
Hitoshi く
15 >
wATANABE
LabOratory,
Master′ s
1986小 学館)
Thesis 1998 mayu konishi
02#2章 ■
「 グル ー プ」 にお ける質 的特性
2-1
要素の抽出 社会学的アプローチ 2-1… 2 予備調査 によるアプローチ
2-1-1
2-1-3 ■ ■
■ ■
2-2 2-3
結果 本論 におけるコミニ ュケ ー シ ョン要素の選定
調査方法 2-3-1 アンケー ト調査 2-3-2 ビデオ調査 2
2-4 2-5
結果 考察 と提案
■ ■
2-1
2-1-1
要素の抽 出
社 会 学 的 ア プ ロー チ G.H.ミ ー
コ
ニ
ー
ドは、 ミュ ケ シ ョン概 念 をその理論の 中核 的 コミュ ニ ケ ー シ ョン社 会学の展 開 位置 に設 定 し、 独 自の コミュニ ケ ー シ ョン論 を展 開 した数 少な い ― G.H.ミ ー ドを中心 と して ― 人であ る。その コミュニケ ー シ ョン論 はクー リー の コミュニ ケ ー シ ョン社 会 学を発展 させた とい う意味を もつ ばか りでな く、その 後の コミュニ ケ ー シ ョン論 (少 な <と もアメ リカのそれ )に 基礎 的な枠 組 をあたえた もので ある。
<概 要 >
G.H.ミ ー ドの コミュニ ケ ー シ ョン論
「社会心理学においてわれわれは社会的過程を内部か ら、また しようとする。 それは観察 し得 る行動から出発する (G.H.Mead,Mind,Self and Society― From 外部か ら把握 という意味で行動主義的である。しか し、個人の内的経験 (内 面 Standpoints of Social Behaviorist― 的なその過程や活動の局面 )を 無視するという意味では行動主義 C.W.Morns(ed.),1934) 的ではない。反対にそ うい う経験が全体 としての過程の中に生起 することに特 に関心を持 つので ある。」 このよ うな G.H.ミ ー ドの社会心理学では内外の行動の結接点 としての環が探究される。それが 「身振 り (gesture)」 をテ コ 『精 神 、 自我、社会』
,
として展開される彼の コミュニケ ー ション概念 に他な らない。 G.H.ミ ー ドいわ く 「言語 を表現 されるべ き内的意味 として扱 う立場ではな くて、 これを信号や身振 りによって起 こされる集団内の協働 という、よ り大きな文脈のもとで扱 う。意味はこの過程のなかで現われる」 彼は「身振 り」を手がか りとしなが ら基本的枠組みを設定 し、 人間固有の コミュニケ ー ションの問題に進んでいく。 ここで身振 りというのは社会的行為 において他の個体 にとって 刺激 となる行動側面であ り、つ まり、他の個体 に影響をあたえる ことを引き受ける行動部分である。それは他の個体 に影響を与え る限 りにお いては、ある意味で行動を代位するものとされる。 動物の場合でも、この身振 りが確かに社会的刺激 として投げ出 され、2つ の動物間 に身振 りの会話が成立する。しか し、動物 に おける身振 りの会話では、会話を交 している 2匹 の間に、その身 振 りの意味について一致がない。 これ に反 して、人間の場合には、身振 りをする人は、その身振 りが他人 にどのように影響を与えるかを知 ってお り、 他人の立場 に立って見ることができる。身振 りをする人は、彼 自身その身振 りの意味を知っているのである。これにたい して他の人は外的に 反応するが、 身振 りをする人は自分の身振 りにたいして内的に反 応するのである。このよ うに身振 りが、身振 りをする人 自身 に対 してもその意味を悟 らせる場合、その身振 りは「意味あるシンボ ル」 (signncant symbOl)と 嘔Fば れる。
Hitoshi < 16 >
wATANABE
Laboratory,
Master's
Thesis
1998
mayu
kon■ shi
ミ ー ドにおける直接 的 コミニ ュケ ー シ ョン行
『意味あるシンポノ "(Signricant symbol) してもその意味を悟らせる 自身に対 振 りが、身振 りをする人 場合
動の分類
『●声身振 り」(VOCal gesture) 音声身振 りは他の個体だけでなく自らにも反応を 起こ =:き すという点で他の身振 りにはない 重要性をあたえられる。咲 う」「泣く」など: 『ことば身振 り」Oanguage gesture) 人間はさらに、会話を変す人達の間に意味の一致がある 「ことIJ」 を持つ。
ま とめ
G.H.ミ
ー ドは、まず協働の一契機としての コミュニケー ショ ン (身 振 り)を 提えた.し かも、動物の単なる身振 り〓シンポル と人間の意味ある身振 り =シ ンボルとを区別することによって、 また、人間のそれが、内的伝達の奥機ともなることを見抜 くこと によって、人間固有の協働 =コ ミュニケーション様式を『役割交 換」の機能のうちに見い出した。
ヨitoshi く
17>
wAT― E Laboratory″
Master′ s
Thesi3 1998 mayu konishi
■ 2-1-2 予備調査 による ア プ ロー チ ■以下 を念 頭 に置 いた上で 、「 目で見 てわ か る行 動」を観
調査の要点
察す る。 。 「身 振 り」 =感 情 の表面化 ・ コミュニケ ー シ ョン行動 の表面化 ・ 記 述で きるもの 。目視で判断可 能
調査概 要
調査場所
渋 谷、新宿 、学 内
調査 方法
ビデオ撮影
結果
<観 察できた主な人間の行動> 1)移 動時
。(相 手と)話 す・ 目線をあわせる・道を聞く 。手をつな ぐ
(歩 行)
・ 腕をくむ 。子供を抱 く 。目的地を探す 。案内図を見る 。ぶ らぶ らする 。まわ りを見る・笑 う 。泣く 。怒る 。時計を見る 。携帯電話を利用する
。(相 手 と)話 す 。目線 をあわせ る 。手 をつな ぐ 。腕 を くむ ・ 子供 を抱 く・ 目的地 を探 す 。案 内図 を見 る 。まわ りを見 る
2)休 憩 、つなぎ行動 時
・ 笑 う・ 泣 く 。怒る・ 時計 を見 る 。携 帯電話 を利 用
・ベ ンチに座る 。歩く 。立ち止まる・煙草を吸 う 。飲食をす 。トイ レに行 く
。(相 手 と)話 す 。目線 をあわせ る 。まわ りを見 る 。笑 う 。泣 く・ 怒 る 。時計を見 る 。携帯電話 を利用・ 煙草 を吸 う ・ 飲食 をす る 。トイ レに行 く 。並ぶ (待 ち行列 )・ 歩 く
3)飲 食 時
。立ち止 まる 。座 る 。注文 す る (店 員 と話す ) ・ 次の予定 を決め る
4)ア
。(相 手 と)話 す ・ 目線 をあわせ る 。まわ りを見 る 。笑 う 。泣 く 。怒 る 。時計を見 る 。携 帯電話 を利用 '並 ぶ (待 ち行 列 ・ 歩 く・ 立 ち止 まる 。ア トラクシ ョンを利用す る
トラク シ ョン等 施 設禾1用 時
。(相 手 と)話 す 。目線 をあわせ る・ まわ りを見 る ・ 笑 う 。泣 く・ 怒 る 。時計 を見 る 。買 い物 をす る 。歩 く・ 立 ち止 ま ・ 何 を買 うか探 す 。店員 と話 す 。並 ぶ (待 ち行 列 )
5)買 い物 時
Hitoshi
wATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis mayu
く
18 >
1998
kon■ shi
分類 。目的地 を探 す 。案 内図を見 る 。ぶ らぶ らす る 。まわ りを見 る 。時計 を見 る・ 携 帯電話 を利用 す る・ 歩 くベ ンチ に座 る 。立ち止 まる ・ 煙草 を吸 う 。飲 食 をす る 。トイ レに行 く
1)「 行動そのもの」 というもの
・ 並ぶ (待 ち行列 )・ 座 る・ ア トラク シ ョンを利用す る ・ 買 い物 をす る 。何 を買 うか探 す
2)「 感情表現」十「聴 覚」
・笑う 。泣く 。怒る
〓「音声伝達身振 り」
°(相 手と)話 す 。道を聞く・注文する 。次の予定を決める 。店員と話す
3)「 感情 表現」 +「 聴覚」 =「 言葉伝達身振 り」
4)「 感情表現」 十「触 覚」
(店 員と話す)
・ 手をつなく・腕をくむ 。子供を抱く 。
=「 接触伝達身振 り」
5)「 感情表現」 +「 視 覚」
。目線をあわせる
=「 視線伝達身振 り」
ミー ドの論をふ まえて以上の 5項 目に分類できた。本論文では、2)∼ 5)に そっ た調査項 目を抽出することとす る。 3)の 中か らは、得 に「笑 い」を抽出する。
<ま とめ> 以下の項 目をアンケー トの際 に採用することとする。
1)「 行動その もの」というもの 2)「 感情表現」 十『聴覚」 =「 音声伝達身振 り」 3)「 感情表現」 +「 聴覚」 =「 言葉伝達身振 り」 4)「 感情表現」 +「 触覚」 =「 接触伝達身振 り」 5)「 感情表現」 +「 視覚」 =「 視線伝達身振 り」
Hitoshi <19>
V|ATANABE
→ 削除 ― →「,こ い」 → 「会話 」 → 「接触 」 → 「視覚」
Laboratory, Master's Thesis 1998 mayu konishi
■ 2-1… 3 予備調査結果
要素の抽出をもとに分新 した結果を以下に記す. 今回は「カップル」/「 会話」『接触」 X『 場所」に着 目。
30
結果
接触 カ ップ ル数 (人 )
目査場所 :渋 谷各地 目査対象 :カ ップル 目査項目 :「 会話」「接触J
渋 谷 セ ンタ ー 街 入 ロ
I tt6/ lilu
r iian*Ho
渋 谷 ス ベ イ ン坂 (下 り 階 段 )
―一――
― ― 一 ― ―ラ
■
: ■渋谷スペイン坂
(下
り坂)
ω/ 蠍・ 遺
シネタワー入ロ
■遺玄坂 (下 ) ミュージアム入口 口渋谷駅東口通路 │
0
新大久保駅出口
lo
100 捜触カップル率
(%)
´ 一
一 ・ 一 ´
一
一 ´ ■ ^ 一
Ш
場所 によって差がでることがわか る。同 じ渋谷でもレジ ャー性の高 い地域とそうでない所 に別れてい る感 じがある。また、街 としては 『渋谷」 「新大久保」の違 いが分か
一 リ
一 類 讚 一 ‘ ‘ ∼
分析
る。
■渋俗駅東口EE
60
80
会議カップル率 (%)
Hitoshi く
20 >
wATNABB
Laboratory, llaEter'a
Thesis 1998 nayu konisbi
■
2-2
本論 におけるコミニ ュケーシ ョン概念の定義
本論で取 り扱 うコミニ ュケーシ ョン 概念
。人 と人の コミュニケ ー ション (複 数人数) ・ 実際に直接会 つて行 うコミュニケ ー ション 十異空間で時差を伴 う場合は除 く
(リ
アル)
・ 不特定の人が共に利用できる空間での コミュニケ ー ション (一般空間) ・ ・ 個人としての コミュニケ ー ション (r― ソ ル)は 除く ナ ナ携帯電話な ど ・ ・ マス コミュニケ ー ションは除く
コミュニケ ーシ ョン行動の分類
予備調査 に基づいて以下の 4項 目とする。 ●会話の コミュニケ ー ション度 会話な し <会 話あ り≦会話あ リ
*性 格、緊張感、厳粛、集 中などが影響 ●対人接触の コミュニケ ー ション度 手・ 腕 <肩 <体
*モ ノを介する場合も含む、性格、邪魔、迷惑、 厳粛などが影響 ● 目線の コミュニケ ー シ ョン度 目線が合わない <目 線が合 う ●笑 いのコミュニケ ー ション 笑い 。 笑みがあつた場合にはプラス効果
<対 象者> ● コミュニケ ー ションの相手 スタッフ ≦ 他の利用者 ≦ 同伴者 *出 会 いの可能性
Hit03hi く
21>
WATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesi8
mayu
■998
konishi
■
2-3
調査方法
予備目査をふまえ、アンケー トを作成 し目査を実施する。ア ンケー トでは、抽出された項目の組み合わせによって、どのく らい価値観が違うのかということを目査する。また、それが実 際どのようになっているかをビデオロ査により目べる。
調査概 要
:1998年 9月 よ り断続的に行 った 被験者 :大 学生∼ 60代 サンプル数 :85 日査方法 :1)各 自に配付 2)授 業時に配付 3)被 験者の家族 にもアンケー ト配付 調査 日時
■ 2-3-1 ア ンケ ー ト調査
→年齢層を広げる キアンケ ー ト用紙 は次ベー ジに掲載
Eito3hi WATNABE く
22 >
LabOratoギ ソ′ Master's Thesi3 1998
mayu konishi
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1998
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<24>
Thesis 1998 mayu konishi
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WATANABE
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25 >
く
Thesis 1998 mayu konishi
Master's
Laboratory′
wATANABE
Hitoshi
■ 2-3-2 ビデオ調査
調査 日時
1
:1998年 10月 、 平 日
天候 :晴 れ 調査 時刻
AMll:00∼ PM5:00
調査場所
東京デ ィズニー ラン ド
調査器 具
DVビ デオカメラ 3台 、三脚
調査 方法
時間帯別、場所の機能別に撮影
Hitoshi
<26>
WATANABE
Laboratory, ltaster's
Thesis 1998 mayu konishi
2-4 結果
■
■
2-4-1
アンケー ト ア ンケ ー ト調査 にお ける コミニ ュケ ー シ ョン行動評価 の平均値 は以下の よ うにな つた。
<コ ミュニケー シ ョン行動評価 の平均値 > カ ップ ル 親 しさ
友 人・ 知 人
親 子
楽 しさ
楽 しさ
親 しさ
親 しさ
姜力 虫・`キ ヨ 舌・ 日瀬員・ 夕そし 妾角虫・ 会
8舌
・ 目線
妾触 ・ 会 話 ・
スタ ンフ
他の客
楽 しさ
親 しさ
楽 しさ
親 しさ
2 7
2 5
3 1
・笑 し
2 7
3 1
2 6
会 話 ・ 目線 ・ 笑 し
3 1
楽 しさ
2 7
3 1
妻触 ・ 会 話
贅触 ・
2 1
・ 目線 会
8舌
・ 目線
会
8舌
・
27
22
2 3
2 1
・笑 し
妻触 ・
2.1
27
・ 会 話・
20
2.5 2 1 2 1
1 9
2 1
目線 ・
1 9
1 7
1 8 1 7
1.6
1 7
以上のよ うに、 コミニュケ ーシ ョンの対象者の違 い や、コミュニケ ー ション行動の種類、組み合わせ によつ て、価値観 に違いがみ られた。コミニュケ ーシ ョン行動 「楽 しさ」 「親 しさ」の の種類が複数 になればなるほど、 価値感は高まる。
Hitoshi
WATANABE
Laboratory,
Magter's
Thesis mayu
く
27 >
1998
kon■ shi
■ ■
2-4
結果
親 しさ・ 楽 しさ
結果をグラフにしてみると以下のようになる。
□親 しさ
・● 〓 ・口● ・
・● ● ・ ・書い
崚船・ ・●● ・
崚 ”・● ● ・ ・
・● ■ ・口● ・実い
崚僣・● ■ ・ ・姜い
崚綸・● “ ・口” ・
=螢”.●●・●●・姜い 痙︵ T 4 □
しさ
●
●
"“
篠 悽 常
崚燿 ・ ・●● ・
"“ ロ 0" ●
崚 触・● ● ・ ・
議 ●
・● ● ・●● ・
●
筆 船・● ● ・口● ・
言
悽
「親 しさ」『楽 しさ」ともに価値感 全体的に、コミニュケーション行動の種類が少な 〈なるにつれて、 は減少 していく. 属性別では
とい う順 に価値観が高くなってきる。
Hit03hi WAT― BE Laboratory′
Master′ 8
Th● Si3
mayu く
28 >
1998
kon■ 8hi
■
2-4
結果
■ 重要度
結果 をグ ラフに してみ る と以下の よ うにな る。
カ ップル
友 人・知 人
穀子
ス ク ッフ
他 の客
目 親しさ□ 楽しさ
カ ップル 親 しさ 楽 しさ 観子
親 しさ 楽 しさ
友人知人 親 しさ 楽 しさ 他の客
親 しき 楽 しさ
スタ ノフ 親 しさ 楽 しさ
0
10
20
30
40
50
60
70
80
構 成比 %
□ やや重要 に かなり重要
□輌
‐′
・
1
,■
■
`
│■
│■
││111
く ■> :く
〓キ一
■│●■讐革
¨ 一 ・ 一 ¨ 一 一 一 ︶ ・ 一 ﹂ ﹂ ・
11'
〓 <
‐:│‐
ゼ臀 一
「親 しさ」「楽 しさ」の重要度は属性別では
「親子」 にとつては、「楽 しさ」 に比 べて 「親 しさ」のほ うが重要度はかな り高く、「友人・ 知人」 に とっては、その逆である。その他 の属性では 「楽 しさJ「 親 しさJの 重要度に差はみ られなかつた。 Hitoshi く
29 >
WATANABE
Laboratory, llaster's
Thesis 1998 mayu konishi
■ 属性別 ×年代別
◆ 1◆
結果
カップル
<カ ップル >
<カ ップル >
□親 しさ
□親 しさ
接 触 ,会 議 ・ 目線 ・ 笑 い 接 触 .会 話 .目 線 ・ ・笑い 接 触 .会 話 ・
.目 線 ・ 会 話 .目 線 ・ 笑 い 接 触 .会 話 . . 接触
.
接触・
・
・
・笑 い 会 話・ 。会 話 ,日 線
.日
線・
.会 話・
・
・
40
50
60
70
80
90
100
構成比 % 田 普亜
□ や や 楽 しげ
Mか
な り楽 しげ □
,卜
常 に 楽 しげ
llaster's
捜 融 倉 話
Thesis mayu
く
30 >
・ ・ 目 棘
話 ・ ・
・ 会 話 ・ 日線
,
Laboratory′
捜 触 ・ 日”
櫂触 ・
話 ・ 笑 い
・ 会 話 ・目 練 築 い
,
話 o 日 線 ・実 い
WATANABE
根触 ・
,
接 触 ・ 会話 ・目 線
接触 o
Hitoshi
・ 目 線
30
会話
20
一 ¨ 一 一 ¨ 一 一 ¨ 一
10
業
一 ヽ ¨ 一 一 一 一 一 一 一
0
機触 ・
線・
実い
・
.目
・
会話
・ 会 話・
会話 ・目 線
・ 会 話 ・ 目線 ・ . 。 ・
報 敵 ・ 目線
接触
・ 線・
話・ ・
接 触 ・ 会 話・ 接 触 。 ,日
線摯 ・
接 触 ・ 会 話・ 目線 ・
,
□
実
・ 倉話 ・目 線
・ 会 話・ 目線 ・ 笑 い 。会 話 . .笑 い
笑ぃ 楽 、 ド ー ︲ 叶 ︱ ︱ 1 ︲ 2
接 触 。会 話・ 日線 ・ 笑 い ・笑 い 接 触 .会 話 。
話
□楽 しさ
,
構摯比% ト 常に親しげ □ やや親しげ 闊 かなり親しげロ フ
口獅
接触 ・
20
接触 ・ 会 話 ・ 目 線
10
捜触 ・ 会 議 目 線
0
1998
konishi
属 性 別 ×年代 別
■
◆
2◆
結果
親子
<親 子 >
<親 子 >
□親 しさ
□親 しさ
接 触 .会 括 。 日線 .笑 い 接触 。会 話 ・ 目線 ・ 接触 ・会 話・
I:繋 叫
・笑ぃ
・ 会 語 。日線 ・ 笑 い ・ 接触 .会 話 ・
.
接触
・ 日線
・会 話・
・笑い
.会 話 ・ 目線
.
・
・会 話
・
接 触・
・
・ 目線
日線 ・
. ・
,会 話・ ・
.
・ 日線 ・
. ・
20
30
40
50
60
70
80
90
10o
□輸
ト れ 楽しげ □ やや楽しげ 財 かなり楽しげロ フ
く
31 >
WATANABE
Laboratory′
Master's
目線
Hitoshi
会話
構成 比 %
機触 ・ ・
10
・ 倉話 目 線 実 い
0
線敵 ・ 会 話 ・ 笑 い
・ 目線 ・
、一 ヽ
接触 ・ 接触 。
・ 笑ぃ 日線 ・
一 一
・会 話 核触 ,会 話
・ 回線
‘ ︲ ︲ ︲ ︲, ︲ ‘ ︲ ︲ , , , , , , 可︲︲, 甘t 一 ﹁︲
接触 ・ 会 話 .目 線 ・ 笑 い 。会 話 ・ 目線 .笑 い ・ 笑ぃ 接触 .会 話 . .会 話 ・
会話
I1 l I L ︼ ︲ LI ,
□楽 しさ
接触 ・ 会 話
機触 ・ ・
実 い ・会話 。
ト 常に親しげ □ やや親しげ 鱚かなり親しげロ フ
倉 話 ・ 目線 菜 い
田蜘
・ 会 話 菜い
1oo
・会話 ・目 線
90
o会話 o 日線
80
接競 ・ ・ 目 緯
70
様触 ・ ・ 目線
60
根触 ・ 会 話 ・
50 構 成 比 96
線 散 ・会 話 ・
40
接触 全 話 , 日 線
30
職触 ・ 奮 話 ・ 目 線
20
接腋 ・ 会 議 ・ 日 線 ・裏 い
10
接散 o 会話 ・ 目 線 ・実い
0
Thesis 1998 mayu konishi
■ 属性別 ×年代別 結果
◆ 3◆
友人・知人
<友 人 ・知人 > □親 しさ 接 触 ・ 会 話 ・ 日線
笑い
接 触 ・ 会 話 ・ 日線 ・ 接 触 ・会 話 ・
・ 笑ぃ
・ 会 話・ 日線 笑 い ・ 接 触 。会 話 . ・ 日線 ・ 接触 ・ .会 話 ・ ・笑ぃ .会 話 ・ 日線 ・ 核触・
・
・
会 話・
・
.
日線
.
0
10
20
30
40
fJ0
60
70
80
90
1oo
・ ・ 日 線
会話 ・
捜 触 ・ ・
実 い ・会 話 ,
o2話 ・目 線
接 触 , ・ 目 線
相 徹 ・ 会 話 ・ ・
・ 会 話・ 日線 ・ 笑 い ・ 笑ぃ 接 触 。会 話 ・
話 ・ ・笑 い
話 ・目 線 ・笑 い
接 触 ・ 会 話 ・ 日線 ・ 笑 い
,
,
□楽 しさ
・ 会 話 ・目 綿 ・実 い
ト 常に製しげ Mか なり親しげロ フ
捜触 ・
□ やや組しげ
捜 触 ・含 鬱 ・目 線
回蜘
根触 ・
構 成 比%
・ 会 話・ ・笑い 接 触 。会 話 ・ 日線 ・ 接 触 .会 話・ .
・会 話 。日線 ・ ・ 日線 ・
・ 会 話・ 接触 ・ ・
︲ ︲ ︲ ︲ ︲ ヽ , , , , , , 一 , , ,
接触 ・
.
・
・
・ 目線 ・
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
構 成 比%
■ 普通
ト 常に楽しげ □ ゃゃ楽しげ 趙 かなり楽しげロ フ
‘ ︲ ・ ︲ ‘ ︲ 一 , , , , , ・ , 話 目 ”I
Master's
捜 触 ・ ・
・会 話 ・
目縛
Laboratory,
会話 ・ 目=
捜 触 ・会 話
話 ・ 目綿
・ 会議 ・ 目線 笑 い
,
WATANABE
織触 ・会議 ・ 笑い
捜触 ・
根触 ・会 話 ・ 日 線 ・笑い
Hitoshi
Thesis mayu
く
32 >
1998
kon■ shi
属性別 ×年代別 結果
■
◆
4◆
他 の客
<他 の 客 >
<他 の客 >
□親 しさ
□親 しさ
接触・会話 .日 線・笑い 接 触 ・会 話
。日線
.
・ 会 話 ・ 目線 ・ 笑 い
31ヽ
・笑 い 接 触 .会 話 ・ ・ 目線 ・ 接触 。 接 触・会 話 . .会 話 。
. .笑
接 触・ . .会 話 。日線
t― │
1 1 1
1 1
い
.
・ 会 話・
.
・ 目線 ・ 猥 融 会 議 日線
会話 ・目 棘
話 ・ 目練 翼 い
, 会話 笑 い
・ ,
話・ 実 い
.笑 い 接 触 .会 籠 ・ 日線
話 ・目緯 ・
話 , 日線 笑 い
□楽 しさ
,
,
普 通
,
ゃゃ親しけ 邊 かなり親しげ□ 非常に親しザ
接 触 日線
100
接触 ・ 目 線
90
捜触 ・会話 ・
80
様触 ・会 話 ・
70
捜徹
60
構 成 比%
捜触
50
報触 ・
40
・ 会 話 ・ 日線 ・ 笑 い 接 触 .会 話 ・
・笑 い
・ 会 話・
・笑 い
接 触 ・ 会 話 ・ 目線
□楽 しさ
`
・
接 触 ・会 話 ・ ・ 会 話 ・ 目線 接触
.
接触 。
.目
・ 会 話・ ・
線
.
・
・
.
・ 目線 o
普輛
10
20
q.?is t-1y
30
40
50
構成 比%
60
70
80
90
100
Nlr'iJ, * Lr/E rFdil:* Lr/
捜融
Thesis mayu
く
33 >
・ ・ 目 線 ・
Master's
・食 諸 ・
話 ・日 線 笑 い
話 ・ ・ 菜 い
実 い ・ 会話 ・
,
,
Laboratory′
・ 会話 ・ 日線 ・
・
権触 。
WATANABE
按 融 ・会 議 ・ 日線
捜 触 o 会 話 ・ 日 線 ・実 い
Hitoshi
1998
kon■ shi
■ 属性別 ×年代別 ◆ 5◆
結果
スタ ッフ
・笑 い
・ 目線 ・
・ 会 話 ・ 日線 ・ 笑 い
.
・
・ 会 話・
.笑
接触 ・会 話 接触 ・
.
.会 話 ・ 目線 ・会 話 ・
い
・
〓 ヽ 日
接触 ・ 会 話 ・ 接触 ・
一 ´ 一 T,,︲︲,,,,t,一︲︲︲︲し, 一 一 一
接 触 ・ 会 話 ・ 目線 ・
一 > 一
﹁︱︱︱載可︱︱1︲ 2
接 触 ・ 会 話 ・ 目線 .笑 い
ヽ﹁ 一 フ ヽ 一 さ 一 ︲ ︲ ︲ ︲ ︲ , ツ
< □
□親 しさ
ス 親
<ス タ ッフ>
.
・ ・ 日線
.
60
70
80
90
100
含話 ・
倉 話 ・ 笑 い
話 目線
・ ・ 目 線
o ,
話 笑い
話 ・目線 笑い
倉 話 ・目 線 笑 い
,
,
1常 に 親しげ □ やや親しげ 貶 かなり親しげロ ヲ
田鰤
捜触 ・
50 構成 比%
捜敵 ・ 日線 ヽ
40
相散 ・会話 ・
30
様腋 。
20
捜敵 ・ 倉 話 。 日 線
10
捜触
0
□
□楽 しさ 接触・会話・目線・笑い 接 触 ・ 会 話・ ・会 話 ・
・笑ぃ
.笑
い 。会 話 ・ 目線 ・ 笑 い
接 触 ・ 会 話 .日 線 ・ ・ 接 触・ 会 話 ・ .会 話・ 目線 ・
,
.目
接触 ・
・
接触
線・
.
・会 話 ・
・
90
1oo
Hit08hi
WATANABE
Laboratory′
Master's
Thesis mayu
く
34 >
・ 目綿
□ やや楽しげ Mか なり楽しげロ ツ ト 常に蓼しげ
会話 ・
80
織融 ・
70
・会 話 実い
60
・会話 ・ 日線 ・
50
捜 触 ・日 縛
40
捜触 会話 ・
30
・会 壼 ・ 日 線 笑い
20
話 ・笑 い
■ 彎通
10
,
0
程触 ・
・ 日線・
根 敵 ・会 話 ‘ 日綿 ・
相触 ・会話 ・ 日線 笑 い
・
1998
kon■ shi
■ 属性別 X年 代別
結果
全体 的 に、 「会話 Jや 『接触Jな ど、 コミニ ュケーシ ョン行動 の種類が 多いほ うが、価値観が高 いとい う箱果 とな った。また、 年代別 に見 る と、年齢層が高 いほうが、グラフの変化率が少な く、年齢層が低 いは うが価値観の表れ方の変化率が高かった。折 れ線グラフの傾 きの変化率を見れば明 らかである. 以上のことか ら、年代別、属性別 に、コミニ ュケーシ ョン行動 の価値基準は違 う、 ということが明 らかにな った。
Hitoshi く
35 >
WAT― BE Laboratory′
Magterrs
The3■ 8
1nap
1998
kon■ shi
■
■
2-4
結果
2-4-2
ビデオ撮影
◆ コミニュケーション率 東 京デ ィズ ニ ー ラン ド内の様 々な場所 にお いて、ビデオ撮影 で 目視可能な コ ミニ ュケーシ ョンを行 って いる人数の 割合は以下の よ うにな つた。
平均 コ ミ ュニ ケ ー シ ョン率
属性
(%)
カップル
94
親子
91
左人 ・ 知 ス
88
コ ミ ュニ ケ ー シ ョン率
(% カ ッフリレ
場所
言人 ・ 知 メ
親子
92
出口
90 97
歩 行 者 2:15∼
91
94
歩 行 者 2:40∼
95
98
96 96
歩 行 者 2:55∼
94
97
91
歩 行 者 3:20∼
100 100 100 100 100
98
94
99 97
93 100 83 100 86 100 67
入ロ
ベ ンチ 2:30∼ ベ ンチ 3:40∼
ベ ンチ 4:20∼ 地 面 に座 る人 ス ペ ー ス マ ウ ンテ ン入 ロ
77
ス ペー ス マ ウンテ ン出 口
100 71
お化 け屋 敷入 口 お化 け屋敷 出 ロ ウエ ス タ ン リバ ー 入 ロ
ウエ ス タ ン リバ ー 出 ロ ビッグサ ンダース ロ ビ・ ・7ゲ サ ング ー 出 □
95
83 100 78 100
79 75
84
87 100 85 90 75 90 75 94 77
89
66
100 82
100
100
いすれも高率で、何らかの コミニュケーション行動をとってい る人が多いことがわかる。
Hitoshi wATANABE
Laboratory,
Master′ s
Thesis mayu
く
36 >
1998
kon■ shi
■
2-5
考察 と提案
今回の調査の結果から、コミニュケ ー ション行動の価値観 に違 いがあること、また何 らかの コミニ ュケーシ ョンをとっている人 が大勢いることがわかった。これ らの「グループ」の質的特性 も ある、ということを考慮 に入れていきたい。 しか し、これだけでは不十分である。それは、「人間の直接的 (目 に見える範囲の)コ ミニ ュケーシ ョン行動 Jだ けで評価を し ているか らである。 「場所」や 「空間」の評価 に使 うためには、さらに、その空間 の機能が人間に与える影響も考慮するべ きであろう。その空間が どれだけ人間の コミニ ュケーシ ョンを誘発するか、といった要素 に関 してである。その 2つ 、 「人間側の条件」と「空間側の条件」 を考慮 した上でシミュレーシ ョンモデルを作成するのが良いので はないだろ うか。今回はそ こまでできなか ったが、提案 として、 以下の 2つ をあげておく。
1)「 空間の機能がどれだけ人間の コミニ ュケーシ ョンに 影響を与えるか」を判断する点数表。 (レ ジャー施設にお いて)
2)シ ミュ レーションモデルを作成する際 に考慮すべ き 要素
十巻末付録資料に、上記の 2項 目の例を掲載。
Hitoshi く
37 >
wATANABE
Laboratory′
Master's Thesis 1998 mayu konishi
03#3章
「グル ー プ」における物理的・ 規模的特性
3-1 人の集合・規模の一般的な提え方
1
パーソナルスペースと群集の概念 3-1‐ 2 場所とグル ープの種類の関係 3-2 調査方法 ビデオ調査 2 3-3 結果 3-3-1「 歩行」状態のグループの特性 3‐ 3-1-1「 歩行」状態の二者の距離 3‐ 3-1‐ 2 調査場所の基礎データ 3‐ 3-1-3 移動速度と断面交通量 3-3‐ 1‐ 4 グループ内の人対人の距離 3‐ 3‐ 2「 座」状態のグループの特性 3‐ 3‐ 2-1 グループ内の人対人の距離 3‐ 4 輩 3-1…
■ ■
■
3-1
■ 3-1…
人の集合 ・規模の一般的な捉え方
1
パー ソナルスペースと群 集の 概念 と 「グル ー プ」 パーソナリ レスペース
パー ソナルスペース とい う概念は、人間には基本的に、「快」 「不快」を感 じる個人の領域 を持 っている、というよ うなことか ら、一人の人間の回 りに、いくつもの意味を持つ範囲を割 り出 し ていく研究である。指標 と しては、人体寸法、アンケ ー ト調査な どによる心理的要因、な どがあげられる。くだけた言い方をする パーソナルスペース とは人間の体のまわ りに設定される な らば、 縄張 りの事であ り、その範 囲は人によってまちまちではあるが、 一般的に生活 していて 普通の育ち方を していれば、約前後 1 メー トル左右 50セ ンチ程度の構円であると言われて いる。
集 群
F含 昆 め 鷲 写 ら £ 薪 宴 1:7器 墓 冨 電 聾 こ 基 :森 劣 百 慧 どであ り、シミュレー ションモデルもいくつも研究されてお り、 それ らは大規模な施設な どの建築 。設計に役 に立っている。 「群集」という概念は、一人お人間を粒 として捉え、主に、密 度、流速、流率の 3つ の指標 か ら流動状態を導き出す というもの である。
「グループ」
家族、友人、夫婦、などの 二人以上 (複 数 )で 形成される人の 共同体を 「グループ」と定義する。 「知人」 一つの「グル ー プ」の最小単位は「親子」 「友人」な どで、 最小構成人数 2人 で形成され る。
Hitoshi
< 38 >
wATANABE
Laboratory′
Uaster's Thesis 1998 mayu konishi
■
3-1-1
パ ー ソナルス ペース と群集の概念 と 「グル ー プ」
■ イメージモデル
■ パー ソナルスペース
)
■
群集
C
D● ●● ●
( 一
●静 ●・
●
■ 「グループスペース」
′
'
ヽ
‐
‐ ‐ ‐
D
ー ニメ
11111111111111日
ヽ
′‐ 1
│、
‐
Hitoshi wATANABE く
39 >
Laboratory′
Master′ s
Thesis 1998 mayu konishi
■
3-1-2 場所とクループの種類の関係
■
空間の 規模 と人数の関係
空間の広さと、そ こに収容される人数の関係図
機 Ю0 空て
⑬
(イ
メー ジ)
選■地
〇 襲
︼ Φ そ こにいる人数 (人 )
収容人数が多いほど空間の規模が 多 いのは当然である。 レジャー性の高 い施設ほど人数に対 して広い空間、ゆとりが用 意されて いることが多い。 非 日常的な場所の場合、同 じ機能 (例 えば『ホテルの ロピー』) でも、広さはまちまちで、そ こでゆとりが変わる. 機能的で、目的がはっき りして いる駅などの場所は収容人数 と 空間の規模が比例することが 多 い。
Hitoshi く
40 >
wAT― BE
Laboratory, ltaster's Thesig 1998 malzu konishi
■
■
3-1-2
場所 とクル ープの種類の関係
利用頻度別に色分けして記軋 空間規模 と、その場所の機能、 行動目的がどのくらい日常的であるかの関係性を示したチャー ト (イ メージ).
空間の規模 と行動 目的 (日 常性 ⇔ 非 日常性 )の 関係
非 日常的<レ ジャー性 >
I x-t<
nunt
l*zrorc-
日常的
<生 活>
ヨitoghi く
41>
WAT― BE L3 ratOry′
llastar'B
Tbesia 1998 nayu konighi
■
3-1-2 場所とクループの種類の関係 例えば外国でホームパーテ ィに出席する場合、出席者の大 多数は 「夫婦」単位で参加 している。 日本の田舎 での 昔なが らの正月な どは、本 家 に『親戚」が集 まるのが普通である。 このよ うに、人間が集まる場合において、 「場所」 「目的」に じて、その 「 ー 応 参加する グル プ」の形態は異なるのが常で ある。 また、同 じ目的であっても、2者 の距離が異なる場合もあ る。例えば 目的が「待つ」ことであっても、病院の待ち合い室 とホテルの ロビーでは違 う。 これは目的をさらに細か く見た 場合、 レジャー性が入るか入 らな いか 、 ということで も分類 できる。ホテルの ロビーで は、 リラックスすること、優雅 に 時間を過 ごす こと、なども、 目的として含まれてお り、そ こ にいること 自体が 「目的Jと もなる場合 もあるが、病院では それはあ りえな い。あくまで、目的 (医 者 にみてもらう、友人 をお見舞いに訪ねる、な ど)を 達成するため に待つ場所なの である。 このよ うに、 「空間」と『行動 目的」 「グル ープ」はそれぞれ に関係性がある。本論における「グループ」とは、「同 じ行動 目的を持 った人 間集合の最少単位」と言 うこともできるであ ろう。
例)
■ 「家 J→ 「家族」 2∼
5、
6人
■ 「海 外 の ホ ームパ ー テ ィ」 → 「夫婦」 2人 ■ 「会議 」 → 「仕事仲 間」
5-20人 ■「スキー」→「友人」「カップル」「家族」
2∼
5、
6人
■ 「結 婚 式」 → 「親族 」「友人」「同僚」 全
70∼ 100人
(各 グル ー プ 4∼
10人 )
■ 「海 外 パ ック旅行」 → 「夫婦」「友人」「カ ップル」「親 子」 全 10∼ 20人 (各 グル ー プ 2∼ 4人 )
Hitoshi く
42 >
wATANABE
Laboratory′
ltaster's
Thesis 1998 mayu konishi
■
3-1-2 場所とクループの種類の関係
■ 空間モデルの例
い0一◎一一颯
MODEL01
会社
へ︾
友人
O
0◎
家族 ・ 親族
Xh
スタ ッ フ
MODEL03
遊園地
r鰊 ◎
ヽ鞣
MODEL02パ ーテ ィ
0
O
夫婦
0
◎
同僚
Φ ◎
カップル
◎ ゝ
‐′ Hitoshi く
43 >
wATANABE
Laboratory,
Master's Thesis 1998 mayu honishi
■ 空間モデルの例 ■
密集感 と空間の関係
空 間 は 同 じ で密 度 が 増 大
バーティは密度が 高くなければ盛 り上が らない
レス トランでは規模が大き すぎては落ち着かない。
密度 は同 じて規模が増大
Hit08hi く
44>
WMA― E LaboratoFy′
llaltsr'a
Thagig 1998 ilayu lonigh"i
■
3-2
■
調査概要
■
新宿
調査方法
ビデオ調査 2
1998年 12月
調査 日時 天候
晴れ
:
調査 時刻 調査場所
調査器具
PMl:00-PM5100 01 歩行状態 に関 して 1)高 田馬場 駅 ロータ リー横 断歩 道 2)新 宿駅 西 日改札前 3)新 宿駅南 口前道路 (線 路 の 上の 陸橋 )の 歩道部分 4)新 宿サ ザ ンシアター前の 野外 通路 02 座行状態 に関 して 1)新 宿高 島屋 タイムズス クエ ア付近 DVビ デオカ メ ラ 2台 、三脚
調査 方法
時 間帯別、場 所別 にそれぞれ 、歩行状態 および 座 行為状態 を撮影
★調査場所は、歩行可 能な幅、行動 目的、流動の種類、な どが異なるように選定 した。
■ 東京ディズニーランド 調査 日時
1998年 10月 、平 日
:
天候 :晴 れ 調査 時刻 調査場所 調査器具
AMll:00-PM5:00
:
東京デ ィズ ニ ー ラン ド
:
DVビ デオ カ メラ 3台 、三脚
:
調査 方法
:
調査方法
:
時間帯別 、場 所 の機能別 に撮影
時間帯別、場所別にそれぞれ、歩行状態および 座行為状態を撮影
Hitoshi
wATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis mayu
く
45 >
1998
kon■ shi
■ 調査概要
■
調査項 目概 要
◇現地 での実測 による もの
1)通 路幅 2)テ ープル、ベンチ等のサイズ、間隔
◇ビデオ画像からの実測によるもの
1)歩 行速度 2)断 面交通量 3)人 と人の間の距離 4)人 の位置関係 (向 き
)
◇ビデオ画像からの目視判断によるもの
1)性 別 2)年 齢層 3)「 グループ」の見分け 4)「 グループ」の属性 ¨家族、友人、カップル、などの判断 ― 5)グ ループの人数 6)そ の他の要因
Hitoshi く
46 >
WATANABE
Laboratory′
Master's
Thesis 1998 mayu konishi
■
3-2
調査方法
ビデオ調査 2
■ モデル図の定義・基準 平面図で表記する。 前後の向きを持つ。
■ 調 査項 目詳細
属性
年齢層
1=友 人 2=カ ップル 3=親 子 4=仕 事仲 間 5=夫 婦
0=0∼ 10才 1=10∼ 15才 2=高 校 生 3=大 学生 4=20代 5=30代 6=40代 7‐ 50代 8‐ 60代 9=70ft―
6=雛
接触
1=手 を繋ぐ
ヨito● hi く
47>
3=く っついている
WAT― BE Laboratory″
Master′ s
Thesis 1998 mavu konishi
■
3-2
調査方法
ビデオ調査 2
■ 調査項 目詳細
位置
1=前 後 にずれ て いる
・ 平行の場合 は無 記入
晰
機
隧
は
る
▲ ▼ 却 三 百
〓
> C ﹄ F 一 A ▼
向き 2‐ 0°
-45°
鼈抒
3‐ 45°
-90°
4=」 L]刑 (90・
鶴 参
■「2者 の距離」の測定基準
「2者 日の距離J
菫ito● hi
く
48 >
WATANABE
=
両者の身体の中心 と中心の 距離 を測定 した値 とする。
Laboratory, llaster's Tbesig 1998 nryu toniahi
■
3-2
■
定義
ビデオ調査 2
調査方法
■ 少人数 グリ レープにおける 物理的距離間 に関 して
本論では 「歩行」「座」の 2つ の行動について調査する。
◇ 「歩行速度 」 について 参考 資料 ■人間の行 動 パ タ ー ン分類 流れの内容
行動
平均歩行 速度
(m/分 ) 2点 間の位置の移動が行動 目的な もの ・ 流動の方向 ・経路が一定 してお り、最短経路を選択する傾向が強い
他の行動目的のために位置を移動するもの ★単一の目的を持たず、目的に応 じて次々に移動 していく流れ
避難 、 通勤 ・ 通 学 買物 、遊 園、 観覧
移動プロセスを行動 目的とする もの 散策、 ★観光旅行な どに見 られる流れで、 目的地に至る経路はあ らか じめ ハ イキ ング 設定され ているが、その過程での体験を重視するもの
80∼ 150
40∼ 80
50-70
待ち合わせ
流れが停滞 した もの '流 動が滞 って しまった状態で り、流動を調節する役割を持つもの ネ ック、休憩
(出 典
0
:建 築・都市計画のためのモデル分析の手法、日本建築学会 =編 )
◇ 「人間の寸法」について 参考資料 ■
■
肩幅
衣 服 着 用 によ る 、横 幅増加 寸法 男子
夏服 時 冬服 時
女子
夏服 時 「 冬1月 風暉
10(47) 54(120) 4(43) 43 (81)
★ 数値は衣服の厚み による増加寸法。( )内 の数 値は衣服の形による増加寸法を示す。
400(成 人男子 ) 370(成 人女子 ) (出 典
・ 以 上 よ り衣 服 着 用 時 は 、 「374∼ 520」 と判 断 され る。
:建 築計画資料集成、 日本建築学会 =編 ) Hitoshi
wATANABE
Laboratory「
Master′ s
Thesis
mayu く
49 >
1998
konishi
■
3-3
結果
■ 3-3-1『 歩行」状態のグループの特性 ■
3-3-1-1「 歩行」状態の 二者の距離 ■ 人間の距離パターン分類 (同 じ属性間での距離) 実測によ り2者 間の距離を測定 してみた結果は以下の通 りである。
◆ 2者 の状態
◆ 2者 の状態 / 腕組み している
/
腕 1本 分程離れている
◆ 2者 の状態 / 離れた感じではあるが、友人だ とか、同じグループであると判 断可能
Eito● hi く
50>
WATNABE
Laboratow″
Magter・ s Thes■
mayu
8
1‐ 998
■onユ shi
■ 3-3-1-2 調査場所別の基礎データ ◆ 1◆
高 田馬場 ロータ リー 横断歩道
平均歩行速度
調査 日
1998年
天候
12月
断面交通量 (1分 間 )
晴れ
調査 時間 調査機 材
PM l:00∼ PM l:15 DVビ デォ 2台 、三脚
9.09
(人 /m)
混雑度
場 所の特性
流動形態
80∼ 110
(m/s)
双方向
低―
l―
高
・ 横断歩道なので信号の変化 によ り 混雑度 にむ らがある。
歩行 目的
移動、横断、 ゆと りあ リ
機能的
・ 駅 か ら少 し離れているので 少 ーし目的にゆと りがある。
歩行可能 な幅
歩行場所 の境界
Hitoshi
wATANABE
狭 ―
l―
広
壁な し
Laboratory′
Master's
Thesis mayu
く
51>
1998
kon■ shi
■ 3-3-1-2 調査場所別の基礎 デ ー タ ◆ 2◆
新宿西 日改札前
ニ ・ ノ=・
天候 調査時間 調査機材
平均歩行速度
1998年 12月
調査 日
晴れ
断面交通量 (1分 間)
PM 2:00∼ PM 2:15 DVビ デオ 2台 、 三 脚
10.22
(〃 m)
混雑度
流動形態
85∼ 100
(m/s)
交錯
高
低
場所の特性
・ 改札 口出てす ぐ。 ・ 人の流れ が交錯 する.
歩行 目的
移動、 ゆとりあ リ
機能的
・ 改札口出てすぐなので、移動、 ーり換え、と目的は機能的. 乗
歩行可能 な幅
歩行場所 の境界
Hitoshi く
52 >
WATANABE
狭
広
壁はあるが、歩行可能幅があま りに広いの で、それの影響は、な し.
Laboratory′
Master's Thesis 1998 mayu konishi
■ 3-3-1-2 調査場所別の基礎データ ◆ 3◆
新宿駅 南 口前道路 (線 路上の陸橋 )の 歩道部分
:
:" =。 ●
膚P用
“
目 “
ハ′ l r l l l
・ 燎
平均歩行速度
70∼ 85
(m/s) 断面交通 量 (1分 間 )
20.83
(人 /m)
混雑度
流動形態
双方向
低
高
・ 通路幅が狭 いため、非常に 混雑度が高い.
歩行 目的
移動 、
←
場所 の特性
︱ ︱ ︱
ゆ と りあ リ ー
機能 的
ー
ー ・ 道路沿 い にな にもな い陸橋なので 目的は 「移動のみ Jが 大 半 .
歩行可能 な幅
│
歩行場所 の境界
Hitoshi く
53>
wATANABE
狭
広 ―
―
手す りとガー ドレール
Laboratory′
llaster's
Thesis L998 mayu konishi
■ 3-3-1-2 調査場所別の基礎データ ◆ 4◆
新宿サザ ンシアタ ー 前の野外道路 Ll‖
平均 歩行速度
1998年 12月
調査 日
晴れ
天候 調査 時間
PM 3:00-PM
調査機材
DVビ デオ 2台 、
断面交通量 (1分 間)
双方向
高
低 ・ ゆと りを持 つて歩ける幅。 ・ 多少 レジャー性がある。
歩行 目的
移動 、ぶ らぶ らす る
ll 十
11 サ
ーー サ
場 所の特性
ゆ と りあ リ
│││ ―
7.18
(人 /m)
混雑度
流動形態
80∼ 90
(m/s)
機能 的 ー
ー
・ 周 りに、サザンシアター とタイムズ スクエ アな どの施設あ り。
― J
歩行 可能 な幅
歩行場所 の境界
Hitoshi
WATANABE
広
狭
低 い壁 あ り。でも歩行可能幅が十分ある為 影響な し。
Laboratory′
Master's
Thesis mayu
く
54 >
1998
kon■ shi
■
3-3-1-3 移動速度と断面交通量
■ 移動速度 新宿サザ ンシアター前 野外通路
新宿南 日前道路
新宿西口改札前
馬場 駅 前横 断歩道
(線 路の上の陸橋)
の歩道部分 平均速度
80∼ 90
(m/s)
70∼ 85
85-100
80∼ 110
平均歩行速度
◆
分析
限 限 上 下
■ 平均速度 (m/s) ■ 平均速度 (m/s)
◆
新宿南 日前の線路上陸橋は、歩行可能な通路の幅が狭いため混雑度が高いため、歩 行速度は 遅 くな つている。 高田馬場の横断歩道 に関 しては、信号の変化があるために、速度の変化摩 が大きい.新 宿サ ザ ンシアター前の道路は、歩行 目的が 「移動」たけではなく、「ぶ らぶ らする」等ゆとりがある ことと道幅が広いことか ら、ゆっくりである。 新宿西日改札前に関 しては、改札 口に近 いこ とか ら、歩行 目的が 『移動」「乗 り換えJな どで ある。混雑度は高いが、歩 行可能な道幅が広いことと、また、人の流れが錯綜 している。
IIitoshi く
55 >
wATAMBE
Laboratory′
Master's
Thesis 1998 mayu konishi
■
3-3-1-3 移動速度と断面交通量 断面交通量
新宿サザンシアター前
新宿南 日前道路
野外通路
新宿西 日改札前
馬場 駅前横 断歩 道
(線 路の上の陸橋 )
の歩道部分 断面交通量
20.83
7.18
(1分 間)
10.22
9.09
(人 /m)
断面交通量 (1分 間)(人 /m) 25
20 ︵ E む 喜 Eヽく
15
10 5
場所
◆
°
分析
◆
新宿南 口前の線路上陸橋は、歩行可能な通路の幅が狭 く、駅前ということで交通量も 多 いため、断面交通料は非常に高い。それ以外の 3箇 所は、 ほとんど変わ らな い。
Hit03hi く
56>
WATAMBE
Laboratory, llaEter's
fhesis 1998 mayu konighi
■ 3-3… 1-3 移動速度と断面交通量
■
断面交通量 と平均速度の関係 平均速度
(Max)と 断面交通量の関係
120 115
110
苓 105
= E
100
95 90
選
1: ト
85 80 75 70
平均速度 (Min)と 断面交通量の関係 ∞ 5 9 。 9 5 8 。 8 5 7 。 7 5 6
いヽE ︵ E一 〓︶ 爆聾雪件
。 6 5 5 。 5
断面交通量が高いほど平均歩行速度は仁 くな っていることがわかる。 相関計数は、平均速度 (Max)と 断面交通量の関係では、 『0.3232」 と 低 い値であるが、平均速度 (Min)と 断面交通量の関係では「0。 7182」 と、かな り高い値が出てお り、相関があると言 つていいだろ う。
Hitoshi
wAT―
E
Laborato=y′
Master's
maw く
57 >
1998 konishi
Thesi日
■ 3-3-1-4 ◆ 1◆
場所別
グループ内の人対人の距離 距離の全体平均
2者 間の平均距離 (cm) 新宿サザンシアタ ー前の野外道路 新宿南 日前線路の上の橋 新宿 西 日改札前 馬場駅 前横断歩道 全体
サ ンプル数 (人 数 )
78.72 52.18 71.81 76.01
63 35 62 59
69.68
219
二 者 間の平均距離 0 0 9 8
70
■ 新宿サザ ンシアター前の野 外道路
60
■ 新宿南 日前線路の 上の橋
CE 0
50 ■ 新宿 西 口改札 前
40 30
■ 馬場駅前横 断歩道
20
■ 全体
10 0
◆
分析
◆
新宿南 口前線路上の陸橋の通路はゝ歩行可能な通路幅が他の 3箇 所 と比 べ極端 に狭 いので 2者 の距離間は、狭くな らぎるをえないといつた感 じであった。それ以外の 3箇 所は、ほぼ 本人の 自由意志によって距離をとることが可能であつた。
Hitoshi く
58 >
wAT― BE Laboratory′
Master's
Thesis 1998 mayu konishi
3-3-1-4
■
◆ 2◆
グル ー プ内の人対人の距離
属性別
距離の全体平均
2者 間の平均距離 (cm) 全体
69.68
1=友 人
71.44
2=カ ップル
60.53
3=親 子
53.1
4=仕 事 仲 間
81.98
5=夫婦
79.85
6=孫 、親 戚
属性別
82.02
二者 間の平均距離
90 80 70 60 ⊆﹂ 0
50
40 30 20 10 0
◆
分析
◆
「親子」の距離間が一番狭かった。これは、小さな子供を連れている場合、親 属性別では、 が子供を抱いていたり、手を引いた りしている場合が多かったためである。 「カ ップル」の距 離間が狭いのは当然の結果であろう。「仕事仲間」は 「友人」より距離を多くとっている。
Hitoshi
wATANABE
Laboratory′
Master's
Thesis mayu
く
59 >
1998
kon■ shi
グループ内の人対人の距離
■ 3-3-1-4 ◆ 3◆
場所別 ×属性別
距離の全体平均値
新宿サザンシアター
新宿南 口前線路 新宿西日改札前
前の野外道路
の上の陸橋
平均
平均
平均
馬場駅前横断歩道
属性月1平 均
平均
全体
78.72
52.18
71.81
76.01
69.68
1=友 人
82.47
52.91
72.09
78.2〔
71.44
2=カ ップル
66.55
50.88
61.55
63.1
60.53
3=親 子
61.18
46.7
50.83
53.67
4=仕 事仲間
97.52
51.37
85.88
93.1
81.98
5=夫 婦
95.54
66.7
74.45
82.71
79.85
6〓 孫 、親戚
76.23
87.81
82.02
53.1
属性別・二者間の平均距離
120 100 ■新宿サザンシアター前の 野外道路 平均
80 0 6
EE0
口局爆駅前横断歩違 平均
口新宿西口改札前 平均
40 ■新宿南日前線路の上の構 平均
ぽ
゛ ず tら ダ √ 蔦 卑 Hitoshi
llATANABE
Laboratory,
Master′ s
Thesis mayu
く
60 >
1998
kon■ shi
■
3-3-1-4
◆ 1◆ ◆
グループ内の人対人の距離
場所別 /属 性別
分析
距離の全体平均
◆
分析
新宿サザ ンシアター前の野外道路 = 新宿南 口前線路の上の橋 = 南 口 新宿西 口改札前 = 西日
★それぞれ右記のように省略する。
=
馬場駅前横断歩道
<カ
親子
60.53
53.1
◆また、年齢が高 いほど二者 のとる距離間は広がる傾向 にある。
<<
南口 52.18
南口
<
ップル
<
西口 71.81
<<
52.9
西口
馬場
<
友人 71.44
<
馬場
72.1
仕事仲間 81.98
サザン
76.01
<
サザ ン
78。
72
サザン ≒ 馬場 78.3
78.9
→ 場所 の混雑度が高くなるにつれて、二者間の距離は狭 くなる。 南 回は混雑度が高いため距離が狭い。
南□
<
50.8 →
西日 ≒ サザン 61.6
馬場
63.2
75.0
場所 によらず全体的に距離間は狭めである。 南 回は混雑度が高いため距離が狭 い。
<
南口 ≒ 西日 ≒ 馬場 46.7 →
<
50.8
47.8
サザン 66.3
場所によらず全体的に距離間は狭 い。 親が子の手を引いている場合が多い。 歩行速度は遅い。 サザ ンシアター前のように、歩行 目的と、歩行可能幅、 混雑度にゆとりがあると若干距離はひろがる。
南口 51.4 →
<<
西口 85。 9
<
馬場 ≒ サザン 90.5
93.1
南 回は混雑度が高 いため距離が狭い。 それ以外は、場所 によらず全体的に距離間は広 い。
Hitoshi
wATANABE
LabOratory′
Master's
Thesis mayu
く
61 >
1998
kon■ shi
◆ 1◆
高 田馬場 ロー タ リー 横断歩道
■属性別
二者 間の距離
平均値
距離 (cm)
サンプル数
全体
76.01
剖卜59
1=友 人 2=カ ップル 3=親 子 4=仕 事仲 間 5=夫 婦
78.28 63.13 53.67 93.13 82.71 87.81
34 12 3 6
6=子系、 著議咸
1
3
2者 間の平均距離
100
90 80 70 60 C〓 0
50
40 30 20 10 0
Hitoshi く
62 >
t■ATA― E
Laboratory,
Master'8
TheSis 1998 mayu ■onishi
◆ 1◆
■
高 田馬場 ロー タ リー横断歩道
年齢層別 /属 性別
二者間の距離
平均値
年齢層 と属性 による三者間の距離の分析
120 100 80 60
40 20 0
ポ ◆
分析
rttξ∬〆〆/〆 〆 が ◆
サ ンプル数 場所の機能 。目的 年齢層別による分析 属性別 による分析
高田馬場は学生街なので学生が多い。 「移動」、少しゆとりあ り。混雑度はふつう。 あまり変化はない。 親子<カ ップル<友 人<仕 事仲間 Hitoshi
wATANABE
Laboratory′
Master's
Thesis mayu
く
63 >
1998
kon■ shi
◆ 1◆
高 田馬場 ロータ リー横断歩道
■
その他の要因
■
混雑度 に関 して
■
横断歩道 という機能のため、混雑度は時間帯 によって変化する。 青にな つてす ぐは混みあい、 しばらくすると空いてくる。
:こ
平均距離 (cm)
サ ンプ ル費
76.01 計 59
全体
75.45 76.19
混雑度、高 混 雑 度 、普 通
:
結果
■ 位置 に関 して
14
45
あまり差はでない。 目的が「移動」とはつき り し ているからだと思われる。
二者の位置が、 並列な場合と前後 にずれて いる場合とで比較 して みる。
位置
・ 平 行 の 場 合 は無 記 入
わ
1 1=前
後 にず れ て い る
010◇
85.5344
結果
■
:
前後にずれている場合のほうが、二者 間の距離は 広い。
接触 に関 して サンプル数 全体で 59の サンプル中、接触のあるサンプル数は「4」 し かなかった。この場所では、接触が少ない傾向がある。
Hitoshi く
64 >
wATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis 1998 mayu konishi
◆ 2◆
新宿西 日改札前
二者 間の距離
■属性別
平均値
距離 (cm)
71.81
全体
1=友 人 2=カ ップル 3=親 子 4=仕 事仲間 5=夫 婦
サンプル数 目卜62
72.09 61.55 50.83 85.88 74.45
25 16 2 13 6 0
6=子 系、著議蔵
二者 間の平均距離
100 90 80
■全体
CE ●
70 60 50 40 30
■ 1=友 人 ■2=カ ップリ ■3=親 子 ■ 4=仕 事仲 間 ■ 5=:力 婦 ■ 6=孫 、
20 10
0
Hitoshi く
65 >
wAT― BE Laboratory′
llaster's
Thesis 1998 mayu koniehi
◆ 2◆
新宿西 回改札前
年齢層別 /属 性別
■
二 者 間の距離
平均値
年齢層 と属 性 による二 者 間の距 離
分析
120 100
80
5 60
IL l二
■人 ア
│:i二
程 蕎 峯 イ
│り 〒 旺
40
│
_J
20 一 ド .
分析
rゞ
◆
ダ
ダず √ 0
◆
サ ンプル数
親子が少ないが、その他はまんべんな く採れた。 「移動」 。混雑度は若干高め。流動は交錯流。 年齢が高いほど、距離を多くとる傾向がある。 友人、カ ップルにその傾向が顕著 に現れている。 親子<カ ップル<友 人<仕 事仲間
場所の機能 。目的 年齢層別による分析 属性別による分析
Hitoshi
wATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis mayu
く
66 >
1998
kOn■ shi
◆ 2◆
新宿西 口改札前
■
そ の他 の 要 因
■
位置 に関 して
■
位置
サンプル数 71.81 計 62
平均 ・ 平 行 の 場 合 は無 配 入
1 1‐ 前 後 にず れ て い る
66 l6o
全体
111.1884545 63.31056863
前後 にずれ 並列
結果
:
51
前後にずれている場合のほうが極端 に距離感は広 い。急いて いるため、また混んでいるため、道幅 が広 く流動の向きがいろいろあるので、他人を抜 いた り混 ざつた りして、前後にずれが生 じるケー スが多い。
■
接触 に関 して :
サンプル数 1= 2= 3=
サンプルの特徴 4 若 い女 の 子 同士 4 2 親 が小 さい子供の手 を引 く、抱 く
Cm
サ ン
71.81 計 62
全体
接触 あ り 接触 な し
結果
Hitoshi <67>
40.871 77.75
10 52
:『 接触あ り」は合計 62サ ンプル中「10」
サンプリ L 意外だったのは、若い女の子同士の友人には接触 がみられることである。
WATANABE
Laboratory, ltaster,s
Thesis
1998
mayu konishi
◆ 3◆
新宿駅南 日前道路 (線 路上の陸橋 )の 歩道部分
二者間の距離
■属性別
平均値
距離 (cm)
サンプル数
全体
52.18
副卜35
1=友 人 2=ヵ ップル 3=親 子 4=仕 事仲間 5=夫 婦 6=子系、お議威
52.91 50.88 46.7 51.37 66.7
15 1
7 1
0
2者 間の平均距離
80 70 60 50
40 30 20 10 0
Eitoshi く
68 >
WATANABE
taboratory,
llaster'E
TbeEis 1998 mayu konishi
◆ 3◆
新宿駅 南 日前道路 (線 路上の陸橋 )の 歩道部分
年齢層別 /属 性別
■
二者 間の距離
平均値
年齢層 と属性 による二 者 間の距離
分析
120 100
80
E 60
│:::[』 LD 3=親 ■
40 20 0
― ド〆〆∬〆 ゞ ∫ √ +,お J計
◆
分析
◆
サ ンプル数
親子 が少な いが 、その他 は まん べんな く採れた。 「移動」。混雑 度 は高 い。 歩 行可能な幅 は狭 い。
場所の機能 。目的 年齢層別による分析 属性別 による分析
年齢 によ る変化 はあ ま りな い。全体 的 に距 離が近 い。 属性 によ る変化 はあ ま りな い。全体 的 に距離が近 い。
Hitoshi く
69 >
wATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis 1998 mayu kOnishi
ィ 蕎
◆ 3◆
新宿駅南 日前道路 (線 路上の陸橋 )の 歩道部分
■
その他 の要因
■
位置 に関 して
■
結果
■
:
前後 にずれている場合のほ うが距離感は狭い。 これは、密度が高い場所であることの影響だと思 われる。
接触 に関 して
ンプ
52.18 42.23 56.74
し
属性 別
全 体平均距 離 (cm)
全体
52.18
1=左 人 2=カ ップル
52.91
3=親 子 4=仕 事 仲 間
「接 触 あ り」 平 均 距 離 (cm)
計 35
24
『
42.23 39.45 38.53
56.74
46.7
46.7
57.8 55.51 53.8
51.37
48.13
66.7
50.88
結果
:『 接触あ り」は合計 35サ ンプル中 11サ ンプルで 約 1/3を 占める。この場所は接触がな い場合でも、 平均距離が 『56.47cm」 と狭 いことがわかる。
Hitoshi
< 70 >
wATANABE
Laboratory′
llaster's
Thesis L998 mayu konishi
◆ 4◆
新宿サザンシアター前の野外道路
■属性別
二者 間の距離
平均値
(cm)
距離 全体
1=友 人 2=カ ップル 3=親 子 4=仕 事仲間 5=夫 婦 6=子 系、お讀成
サンプル数
78.72
計 63
82.47 66.55 61.18 97.52 95.54 76.23
25 17 7 10 3
2者 間の平均距離
120 100
80
5 60 40 20 0
Hitoshi く
71 >
wAT― BE
Laboratory, l{aEter's Thesis L998 mayu kouighi
◆ 4◆ ■
新宿 サザ ンシアタ ー前の野外道路
年齢層別 /属 性別
二 者 間の距離
平均値
<新 宿サザ ンシアター前 0=0∼ 10歳 1=10∼ 15歳
1=10∼ 15歳
10816
年齢層 と属性 による二 者 間 の距 離
分析
120 100 80 ⊂⊆ 0
IL l=友 天
60 1:::i菫
40 20 0
√ キξざ =`
◆
J討 *,ils C*.-Fs."-" "f""
分析 ◆ サンプル 数 場所の機能・ 目的 年齢層別 による分析
まん べ んな く採れ た。 「移動」;「 ぶ らぶ ら」。混雑度 は低 い。歩行可能な幅 は広 い。
:
「カ ップル (夫 婦 含 む )」 年齢が 上が るほ ど距 離 が離れ る傾 向が あ る。 にその 傾 向は顕著 にあ らわれ て いる。
属性別 による分析
親 子 <カ ップル <友 人 <仕 事仲 間
Hitoshi く
72 >
WATANABE
Laboratory′
Master's Thesis 1998 mayu konishi
1
イ 蕎 │
◆ 4◆
新宿サザ ンシアタ ー前の野外道路
■
その他の要因
■
位置 に関 して
■ 十位置は全て平行 '向 きは全て並列、
位置
・ 平行の場合 は無記入
1 1‐ 前後にずれている
前後にずれのあるサ ンプルは、な し。 場所の特性が、歩行にも歩行 目的にも自由 度が高いため、ゆった りと隣に並んでいる サンプルが多数であった:
00100
■ 接触 に関 して サン 1〓 友 人
1
2=カ ップル
5
3=親 子 4=仕 事仲間
2 1
6=孫 、親戚 関係
カップル以外は少数なので、ここでは「カ ップル」 について分析することとする。
1
■ 「カップル」に関して
結果
Hitoshi く
73 >
■ r接 触おりJは 合計 63サ ンプル中 10サ ンプル. この場所は接触がない場合は、平均距離が │ 『71.01cmJと 、二者目●菫離にわ.こ IJの あること がわかる。 │
wATANABE
Laboratory, llaster,s
Tbesig
1998
malru konishi
■
三者、四者間の距離
街中では、二人で歩いている場合を目にすることがある。ここ では二人で形成されるグループについて、どのような位置関係 に あるのか、またどのような距離間をとっているのかを目べてるこ ととする。
■ 三人で形成 される グループ
まず、距離の測定基準と、グループわけ
■モデル図の定義
0種 )に ついて記す。
平面図で表記する。 前後の向きを持つ。
■「 三者 の距離」の測定基準
「三者間の距離」 = △x、 △y、 よ り、両者の身体の 中心 と中心の距離 とする。
Hit08hi
‖宣TANRBE
Laboratory,
Magter′ s
Thes■ 8
mayu く
74 >
1998 konishi
■
三 者、 四者 間 の距離
■ 二人グループに見 られる配置パターンモデル
行方 向 回
1進 全 7パ ター ン 全て位置は 「平行 」 「斜 め 」 の組み合わせ
1進
l進
行方 向
行方向
l進行方向
Hitoshi <75>
WATANABE
1進
行方向
1進
行方向
l進
行方向
Laboratory, Master's Thesis 1998 mayu konishi
■
三 者 、 四者 間 の距離
◆
二人で形成 され るグル ー プの特徴
◆
配置 につ いて
配置は「並列」と「前後にずれる」の組み合わせパターンで表 記でき、前 ペー ジのように 7種 類に分類できる。 その うち、以下のよ うにまとめて取 り扱 うこととする。
パ タ ー ン1
‐
‐
it・ ヵ
パターン2
1進 行
‐
回 ‐
1
in■
‐
万 ]Ⅲ け
]コ
目
「並 列 」
:
「前後にずれている」
回
l
パ ターン3
日
:
回
:
「並列」 +「 前後にずれている」
回 回
回
ビデオ調査より、3人 でグループを作っている場合のサンプル をビックアップして、みると以下のよ うな結果となつた。
届 性
配置 パ タ ー ン 「」 L,uJ
サ ンプ ル識
友人 家族
6
仕事仲 間
4
合計25サ ンプル
配置パターン
サンプル数 8
「前後 にずれ」
サンプル数
001
002
8 8
00R 「並列」+「 前後 にずれ」
6
004 005 006 007
計 25
合計
Hitoshi <76>
WATANABE
0 2 1
25
Laboratory, uaster.s
Thesis 1998 mayu konishi
■ 三者、四者間の距離 三 人で形成 されるグル ー プの特徴
◆
◆
配置 について
◆
分析
◆
前後 にずれる 「002」 のノヽタ ー ンと、並 列の 「001」 のパ タ ー ンが一番 多か った。 「002」
「001」
1進
■
行方向
パ ター ン 3に ついて
は じの 1人 が後ろにいるノ`ター ンである「004」 は存在 しなか つた。また同様 に、は じの一人 が後ろである「007」 も 1サ ンプルであ つた。それ に比べ、一人が前で残 り二人が後 ろである 「005」 「006」 は合計 5サ ンプルであった。 「005」
1進
行方 向
1進
行方向
パターン3に おいては、はじの一人が前に出るパターンがよくとられる、という傾向がある。
Hitoshi く
77 >
wAT― BE
Laboratory, Iilaster,s Thesis 1998 mayu konishi
■
三 者 、 四者 間の距離 三 人で形成 されるグル ー プの特徴
◆
パターン 1、 2に 属するグループにおいて、3人 の形成のされ方 「前後にずれ」部分の距離を抽出し、 「並列」部分の距離と、 から、 平均をとる。
◆ パ ター ン 1、 2の 距離について パ タ ー ン1
:
パターン2
口
1
「並 列 」
「前後にずれている」
回
「前後 にずれ」
パターン 3に 属すグループにおいて、「並列」部分の距離と、 「前後にずれ」部分の距離を抽出し、平均をとる。
距離 について
パタ ー ン3
回 ◆
:
「並 列」 +『 前後 にずれている」
2者 間の距離 の平均 (cm) 「並 列」
65.17
「前後にずれ」
回 回 回
分析
63.32 58.18
「並 列」
パ ター ン 3の
◆
2者 間の距 離の 平均 (cm)
65.5
◆
以上の結果を、二人で形成されるグループのときの二者の距離と比較 してみる。 ◆二者のグループでの主な距離データ (前 出) 2者 間 の 平 均 距 麟 (cm)
6968 7144 6053
今仏
1=友 人 2=力 プリ レ
3=親 子 4=什 閣 =伸 5=夫 婦 6=孫 、 親 戚
◆
81 98
2者 間 の 平 均 距 離 (cm) 新宿 サ ザ ンシ アク ー 前 の 野休 道路
7872
新宿南 口前線路 の上の橋 新宿西 口改オL前
52.18
分析結果
r人
当
63
71_81 76_01
馬場駅 前横断歩道
7985 8202
十 ツプ リ じ当
69_68
全体
◆
<パ ターン 1、 2の 場合 > 「63.32」 であ り、二者で形成されるグループ 二人が並列の場合、平均距離間は、 の場合での平均距離と上ヒ 較すると、ち じまっていることがわかる。 前後 にずれて いる場合はまたさらに距離は近づくという結果 となつた。
<パ ター ン 3の 場合> 「並列」の場合は、平均距離「65.17」 と、パ タ ー ン 1の ときよ りも広が っている。 二者で形成 されるグループの場合でんの平均距離 と比較すると、ち じまつているこ とがわかる。 Hitoshi
wATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis mayu
く
78 >
1998
kon■ shi
■ 三者、四者間の距離 ◆
四人以上で形成 され るグル ー プの特徴
ビデオ調査の結果、そんなにサンプル数はなかったが、2人 、 3人 のグループの組み合わせでできていることが多い。以下に例
を示す。
◇
1
4人 グル ープの場合
2
4人 グループの場合 例
例 向
◇
進 行
◇ ◇
4人 グループの場合
5人 グループの場合
例3
形成されるグループの組み合わせ
(例 )
4人 グループ = 2人 グループ + 2人 グループ 5人 グループ = 3人 グループ + 2人 グループ 6人 グループ = 4人 +2人 =((2人 +2人 )+2人 )
= 2A+2A+2A = 3A+3A
7人 グループ = 4人 +3人 =((2人 +2人 )+3人 )
= 2A+2A+3A
……など ◆ 分析 ◆ 以上の図で示 したように、グループの中にさらに小さなグループが形成されるので、4人 以上の人数の グループに関しては、2重 、3重 のグループ領域ができる。よって、4人 以上のグループに関しては、 「二人か ら形成されるグループの特性」と「3人 から形成されるグループの特性」を応用することによっ て、規模をわ りだすことが可能である。 Hitoshi
WATANABE
Laboratory′
Master′
s
Thesis mayu
く
79>
1998
kon■ shi
■
3-3-2
「座 」状態 の グル ー プの特 性
■
3-3-2-1
グル ー プ内の人 対人の距離
■概要 歩行状態の調査 と同様 に ビデオ調査を行 った。 「座」状態 というのは、ベ ンチや椅子、テープルのサイズや配置 に、大きく影響 され規制 されて しまうので、自由に距離間をとる ことは難 しい場合も多 い。そ こで、今回の調査では、次の項 目に あてはまる場所のみ調査を行 うこととした。
1)椅 子、テ ープルが固定 されておらず、 自由に距離を とれ る タイプ。
2)ベ ンチは、長さにゆと りがあ り、ひとりずつの場所が区切 ら れていないタイプ。 調査場所
: 1)新 宿高島屋 レス トラン街 フ リー休憩スペース 2)東 京デ ィズニー ラン ド内
以上のニケ所で、日常的な場所 とレジャー性の高い場所 との比較 を行 う。
■
調査項 目
「歩行」時の調査のときと調査項 目は同じであるが、今 ほとんど、 回は、2者 の向き (角 度)を もう少し細かく見るなど、若干変え てある。
属性
年齢 層
1=友 人 2=カ ップル
0=0∼ 10歳 1=10∼ 15歳
3=親 子 4=仕 事 仲 間
2=高 校 生 3=★ 単 準
5=夫 婦
4=20代 5=30ft
6=孫 、親 戚
6=40代 7=50代 8=60代 9=70代
接触
向き
位置
=手 をつな ぐ
2=腕 組み
1=向 き あ って いる
は
1=前 後 にず れ て い
3=45°
3=く っつ いて いる
4=並 列
Hitoshi
wATANABE
(0°
2=0° <タ ヨ I壼 <45°
<角 度 <90° (90°
Laboratory′
)
Master's
Thesis mayu
く
80 >
1998
kon■ shi
■ 3… 3-2… 1 グループ内の人対人の距離 ◆ 1◆
新宿 高 島屋タイムズス クエ ア
・ 自由に椅子の配置が返られる丸テープ ルタイプの場合
二者 間の平均距 離 (cm)
120 100
80
50 40 20
0
◆
分析
◆
距離間の属性別の違 いは、
カップル
<
72.83
友人
<
79.55
義咸 く1凛 手
83.5
16125
<
夫婦
101
・ 親子の場合の小 さい子供同伴の場合、またカップルは近 くい傾向あ り。 ・ 年齢が高 いほ うが、距離は遠 くなる。
テー7Jbを 擦まないサンブル ‐ 77194
Hitoshi
wATANABE
<
Laboratory′
全体平均
79.74
uaster's Thesis
1998
mayu konishi く
81 >
■ 3-3-2-1 グループ内の人対人の距離 ◆ 2◆ 東京ディズニーラン ド内テープル・ベンチ
平均 距 菫 (cm)
鷹性 全体
62.49
1=友 人 ,=力・ ・rt力 じ
71.88 59.88 57.84
3〓 覇1=子
4=仕
=仲
サ ン プ ル螢
0
間
5=メこ J騒
55
52.66
3
レジャー施設なため、「親子」が多く見 られた。また ここでは「仕事仲間」は取 り扱 かわないこととする.自 由に距離間を選べ るという点か ら、混雑度の低 い所のみを デ ータとして採用 した。 二者 間の平均距離 (cm)
80 70 60 50
E40 0 30
20 10 0
◆
分析 ◆
距離間の属性別の違 いは、
・ 親子の場合の小 さい子供同伴の場合がほとんどで、距離間が近 い傾向あ り。
Hitoshi く
82 >
WATANABE
Laboratory′
ltaEter's Thesis 1998 mayu konighi
■ 3-3-2-1 グループ内の人対人の距離 ◆ 2◆ 東京ディズニーランド内テープル ロベンチ 向きに関 しては 4つ に分類 して調べることとする。 平 均距 離
向き 全体
1=向 き合 って い る ,=0° く ご甕ヨ由Fく ζ4ヽ °
3=45° <食 ユ I菫 <9C
4=並 列
向きと平均距離
(90°
)
(cm)
サ ンプ ル激
62.49
55
77.6
10
63.75 58.48 55.67
21
12 12
(cm)の 関係
4=並 列 く 90° )
3=45° く角度く90°
2=0・
<角 1菫 <45・
■ 4=並 列
(90°
)
■ 3=45° く角度く 90° ■ 2=0° <角 度く45° ■ 1=向 き合 っている
18向 き合っている
■ 全体
20
40
60
80
100
◆ 分析 ◆ Cm 二者の向きが、向き合えば向き合 うほど、二者の距離は離れている傾向にある。 (下 図参照 ) これはレジャー施設特有の結果だと思われる.原 因は、 二者の間に荷物やお弁当を置いている場合、 な ども考え られ る。
向きが正面になるにつれ、距離は離れる。
Hitoshi く
83 >
wATANABE
Laboratory, ltester'E
Thesie L998 mayu konighi
■ 3-3-2-1 グループ内の人対人の距離 ◆ 2◆
東京ディズニー ラン ド内テープル・ベ ンチ
■その他の要因に関 して
■ パ レー ド待ちの人 々
距離間
■
・地面 に座っている。ほとん どのサ ンプルは、くっついて座 っ ている。 ・ レジャーシー トで場所取 りを していて、それが 1グ ループ (属 性 )を 分けて いる。 ・ お花見のときと同 じような状態。
同 じグループ内の人対人の距離 他のグル ー プとのグル ープ同士の距離
丸テ ー プル を囲む場 合
.ほ
平均 平均
35∼ 45cm 54∼ 62cm
ぼ家族 連れで満席状態。テ ー プルの幅 で距離 間が決 ま つて いるので 、測定の意 味な しで 削除。
・ カ ップルは並んで座 っているグループが 多 い。 ・年齢層の高い夫婦は若いカ ップルよ り距離を離れぎみ にと る。
■
混雑 度 の高 い所 、 二 人が け ベ ンチ
・ 距 離 間の選択の余地な し、で、測定 の意 味な しで削 除。
家族
多 中でも 翼二 翼iそ 「手繋ぎ」 「子供を抱いている」親子多数。 → これらのサンプル も距離間が決まっているので、 測定 の意味なしで削除。
■ 「 歩 行 」 に 関 して
・カップルは「接触J大 多数。 混んでいない所でも接触は多い。 (レ ジャー施設の特性であるとも考えられる。 )
Hitoshi
wATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis mayu
く
84>
1998
kon■ shi
■ 3-3-2… 1 グループ内の人対人の距離 ■
東京デ ィズ ニー ラン ドと新宿 高島屋タイムズス クエ アでの 座 って いる二者 の距離間の比較 TDL平 均距離
サンプル数
全体
62.49
1=友 人
新宿平均距離 (cm)
サンプル数
79.74
33
71.88
79.55
12
2=カ ップ川
59.88
72.83
6
3=家 族
56.41
96.25
8
5=夫 婦
59.6
101
2
83.5
1
5[
0
6=孫 、親戚
C
TDLと 新宿の座 って いる二 者の平均距離 間
120
100 80 CE 0
TDL平 均距離
60
■ 新宿平均距離 (cm)
40 20 0
◆ 分析 ◆ 全体的に、新宿のほうが東京デ ィズニ ーランドよりも距離が広い。また『家族」「夫婦」に関して は、ディズニーラン ドのほうが、極端に距離がちじまつていることがわかる。 丁DL
家族
く
56.41 新宿 高 島屋 タイムズス クエ ア
カ ップル
72183
≒ カ ップル
夫婦
59.6
59.88
<
<
友人
79.55
<
家族
友人
79.55
<
96.25
夫燿
101
◇ また、 このニ ケ所 の違 いを
「日常的な場所」×「レジャー性の強い場所」 「テープル」 ×「ベ ンチ」 の違 い と して見 る こ ともで きる。
Hitoshi く
85>
wATANABE
Laboratory′
Master's
Thesis 1998 mayu konishi
■ ■
3-4
考察
3-4-1
通 路 幅 につ いて (グ ループにおける二者にとつて 必要な領域の △X について)
ここでは、本綸の「歩行J状 態の研究から得られたデータ と既存のデータの比較から、通路幅について考えてみたいと 思う。
■ 既存関連データとの比較
既存のデ ータは文献目査 によ り収集 した。詳 しくは巻末の付 録 に添付する。本章ではそ こか ら得 られたデー タで話 を進め る。
◆ 1◆ 通路幅 (領 域の△X) の既存データとの比較
歩行 に関 して必要 とされる範囲は以下のよ うに記 されてい る. (出 典 [建 築設計資料集成 日本建築学会 編 )
■ 既存データ
手を引 いて 歩 く
並んで歩 く
1こ ま 30X30
120cm
進行方向
進行方向 ―― 引ト
―
Hitoshi く
86 >
WATNABE
Laboratory′
llasts!'s
Thsgic L998 !r!ru honigbi
■ 本研究データより通路幅を分析
Lr
ここで本研究で明らかになった対人距離をもとに通路幅を算出 する。 本研究の結果では対人距離は以下のよ うな結果 とな った。 二者 の 平 均 距 離 (cm)
帯 行 0
全体
69.68
1=友 人
71.44
2=カ ッラみレ
60.53
3=劇巳=子
(出 典
53.1
4=仕 事仲 間
81.98
5=夫 婦
79.85
6=孫 、親 戚
82.02
:建 築設計資料集成 ここで個人の歩行帯を、左記 に示 した前出の設計資料集成の 値を採用すると、通路幅は以下のようにな る。
日本建築学会 編 )
歩行 帯
70
∼ 82.02
123.1へ ′ 152.02cm
歩行 帯
70
■
本論をもとに作成された通路幅のほうが上 限が広くな つた。 「グル ープ」として見た場合では、既存の値では狭いのではな いだろ うか。 グル ープの属性によって二者の距離間に違 いがあるので、ど
通路幅の比較
設計資料集成
のような属性の人がどのような 目的で利用する傾向が強い場所 なのか、ということを考慮することによって、適正幅を算出す ることが有効であろう。また年齢層が上がると二者の距離間は 広がる傾 向にあるため、これか ら高齢者が増加することを考え
120∼ 130cm
ると、既存の基準値では狭いかもしれな い。 駅な どの歩行 目的が「移動」と明確な場所では機能重視で最
本論の提案
123.1-152.lcm
小限の通路幅でかまわないと思 うが (細 小幅はほぼ同じである し)、 レジャー性のある場所や、ゆとりを作 ることが可能な空 間の場合は今までよりも少し広く通路幅をとることが好 ましい であろ う。 Hitoshi
wATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis mayu
く
87 >
1998
kon■ shi
パー ソナルスペース
◆ 2◆
パ ー ソナルス ペー スの定義 は 円である もの、だ 円で あ る もの
との比較
とい <つ かあ るが 、ここで は建 築設計資料集成 でパ ー ソナル ス ペー ス とされ て いる範 囲 との 比較 を行 うことす る。それ らにつ いて は以 下のよ うに記 され て いる。 (出 典
:建 築設計 資料集成
日本建築学会
編)
■ 既存デ ータ ◇
人体 だ 円
\ 通 り抜 け 領域
/ 快適領域 (出 典
◇
:建 築 設 計 資料集成
日本建築 学会
編)
パー ソナルスペースの概念図
1 2
他人の侵入を許さな い領域 近付きた くな い領域
ノ`一ソナルス ペースとは必ず しも球 形ではなく、また各方向に等 しく広 が っているものでもない、との指摘 もされている。
Hitoshi
WATANABE
Laboratory′
Master's
Thesis mayu
く
88 >
1998
kon■ shi
■
本研究デ ー タよ り 通路幅 (領 域 の Δ X)
ここで 本研 究で 明 らか にな った対人距 離 を もとに通 路 幅 を算 出 す る。 本研究 の結果 で は対人距離 は以下の よ うな結果 とな った。
を分析
二 者 の平均距離 (cm) 全体
69.68
1=友 人
71.44
2=カ ッラみレ
60.53
3=ヨ記 =子
531
4=什 事 伸 闇
81.98
5=り ξ 婦
79.85
6=孫 、親戚
82.02
ここでパ ー ソナルス ペースの設計資料集成 の値 を採用 す ると、 通路 幅 は以下の よ うにな る。
173.1-202.02cm
通 り抜 け 領域
158.1へ ′187.02cm
快適領域
触 ____型 堅上三ビニ望生里____J 輩壊 卜 接触領域
通 り抜 け/// 領域 非接触 領域
113.1∼ 142.20cm
/ 快適 領域
Hitoshi く
89 >
wATANABE
Laboratory, l{aster's
Thesis 1998 mayu konishi
◇本論の提案 各領域 における△ x方 向の距離 =幅
本論をもとに左記のように各領域が作成された。 この 値 と設計資料集成の値を比較 してみる。
113.1-142.02 cm 148.1-177.02 cm
接触領域 非接触領 域 快適領域
通 り抜け領域
158.1-187.02 cm 173.1-202.02 cm
1)接 触領域 この領域は基本的に日常生活で利用するどの場所 に関 し ても、間合いを取るべ き必要な領域だと思われる。 この場合、既存の幅の基準が、本論の提案の範囲内にお さまつている。提案 した範囲のほ うが上限と下限の範囲 が広い。 駅などの 目的が 「移動のみ」のよ うな機能重視の場所で は、この範囲で問題ないであろ う。
◇設計資料集成のおける通路幅
120∼ 130cm
2)非 接触領域・快適領域
すれ違う 車 いす
これ らの領域は、駅などの「移動」という機能重視の場所 における通路 にとっては必然性のないものである。 しか
1こ ま 30X30
し行動 目的にゆとりや レジャー性のある場所における通 路では、ぜひ考慮 して欲 しい領域である。提案 では既存の 幅の基準よ り約 30∼ 50cmほ ど広い範囲とな つた。
や
ン ヽ
―
そ して快適領域 として算出された値は、建築資料集成 「 の 車椅子がすれちが うときに適する幅」とほぼ同 じ値 と なった。(左 記参照)。 この幅は、車椅子利用者のためだけ でなく、健常者にとって「快適領域」である、という結果
E 180cm
91 3m
が出たということである。 さらに日本はこれから高齢化社会を迎えるわけでもあ 「ゆとりのある」と今まで思 ってきた幅がむ しろ、 「必 り、 然の」幅にな ってくるのではないだろうか。
対人間の距離 必要通路幅
(出 典
90cm 180cm
:建 築設計資料集成 日本建築学会
編)
Hitoshi
WATANABE
Laboratory′
Master′ s
Thesis mayu
く
90 >
1998
kon■ shi
◆ 3◆
その他の基準との比較
ここでは歩行時の二者間の距離 について、 その他の資料 とも比較す る。アメ リカと ドイツの資料だが、国によって差があることもわか る。
通路幅 二 者 間の 適 切 領 域 の 幅 (Δ x)(cm)
出典
本 論錯具
1)歩 行 帯 か らの提 案 2)PSか らの提案 (接 触領域 )
123.1∼ 152.02 113.1へ ′ 142.02
参考 資料
3)資 料集 成 4) HE
80 111.8
5) Bau
115
6) HE
1372 三 者 間の適切領域 の幅 (Δ x)(cm)
出典
参考 資料
出典
: 3)資
4) HE 5〕 Bau
152.4
6) HE
182.9
料集 成
4)、 6)、
5) Bau
170
建築 設計 資料集 成、 日本 建築 学会
HE
編
Human Engineering Guide to Equipment Design. (米 Bauentwurts:ehre.(1餞
Hitoshi く
91 >
wATANABE
)
)
Laboratory′
ltaster's
Thesis L998 mayu konishi
◆ 4◆
パーソナルスペースと グループスペースとの比較
ここでは歩 行時の二者 間のス ペース について、′ヽ一 ソナルスペース とグ ル ープス ペースを比較する。なお、「接触領域」に関 しての比較 とする。 また 2者 間の距離は、調査結果の全体平均 「69.68cm」 を採用する。
113.1∼ 142.20cm
領域
53.1∼
82.02cm
上の図を簡略化 して次のように表記 して、4m 何人入るか試 してみる。
Hitoshi く
92 >
wATANABE
Laboratory′
X4m=16市 のスペース に
Master′ s
Thesis ■998 mayu konishi
◆ 4-1◆
パ ー ソナルス ペ ース の場合
4m× 4m
収容人数
Hitoshi
WATANABE
8人 × 14人 =112人
Laboratory,
Master′
s
Thesis mayu
<93>
1998
kon■ shi
◆ 4-1◆
グループスペース
(全 体平均)の 場合
4m× 4m
収容人数
Hitoshi <94>
$IATANABE
taboratory,
7人 × 13人 =91人
llaster's
Thesis 1998 mayu konishi
◆比較◆
4m X 4m=16面 のス ペー ス に何 人入 るか パー ソナリ レスペースの場合
グループスペース
(全 体平均)の 場合
収容人数
8人 X14人 =112人
収容人数
7人 X13人 =91人
このように、21人 の差がでた。 むろんこの結果は当然であるが、 単純に並べた場合であるので 実際はもっと差がでるのもと思われる。 また、このときのグループスペースの 2者 間の距離は全体平均 値を利用 しており、 それよりももっと広 いスペースを必要とする 属性があることも加味すると、さらに人数は減であろう。 空間規模を決定する際に、このよ うにグループスペースのこと も考慮 していくことが望 ましい。
Hitoshi wATANABE く
95 >
Laborato=y′
Master's
Thesis 1998 mayu konishi
■
3章 では、グループ内にお ける人対人の距離間や、グループ内
3章 ま とめ
での人間の配置な どについて、という、「グル ープ」 における物 理的・ 規模的特性 についていくらかのことがわかった。 場所の機能や人の行動 目的、グル ープの属性 によって歩行速度 や二者間の距離が変わ ってくることが明らかにな つた。 また 2章 での「グループ」における質的特性を考慮 しつつ 3章 のデ ータを使 うことで、よ り「グループ」のスペースがわか りや すくなるのではないだろうか。 また、グル ー プの領域を決定するには、グル ープにおける二 者、 三者、、 、を、場所、状況、目的、「家族」「友人」等のグル ープの 属性別 に3章 で調査 した対人距離を用 いて配置 し、そこに個人の 持つパーソナルス ペースを記入 し、合計された範囲が「グループ スペース」の規模 として提案できるであろう。 ■ 駅などの 1人 客が多 い場所はパーソナルスペースを考慮する だけで良いが、少人数グループの多くな りそ うなス ペース、利用 目的にゆとりのある場所、どの属性の人が利用するのかという傾 向がはっき りしている場所は、その属性 にあった二者間の距 離か らグルー プスペースを算出 し適 したスペースをサイズを決定する べ きではなかろうか。
■ 2つ の場所での調査でわか ったこと (レ ジャー性の強い場所 に関 して) ・ベ ンチは、2人 でもいろいろな使い方が ある。 (テ ープルを兼ねる) → 区切るのはよくな いのではないか。意図的に向かいあわせ
ようとしても、適正な角度にな らないこともある。よ り 「適 正な角度」を意識 して、配置、設計するべ きであろう。 ■ 駅な ど行動 目的がはっき りしている所の 「座る」ためのス ペー ス は、身体 寸法か ら作 る機能重視で もちろん 良いが 、 レ ジャー性のある所のテ ープル 、椅子の配置、向き、ベ ンチ形状、 長さ、な どは、パ リエ ーシ ョンがあってもよいのではないか。
しか し、人間の距離間をこれで全て決めつけるわけにはいか な い。本論は数力所の調査で しかな く、実際に定義するにはもっと 多くの調査が必要だと思われる。今回は東京での調査 しか行えな かつたが、違 う都市や田舎の街、また、海外などで調査すること によって、その場所 。人・機能・ 目的な どにあった、グループス ペースが明らかにな り、それぞれに合った空間規模作 りに約 に立 つのではないだろうか。 また、「まとめ」の章で、今回の結果 と、設計 資料集成な どの既 存のデータとの比較を行 うこととする。
Hitoshi
wATANABE
Laboratory′
Master's
Thesis mayu
く
96 >
■998
kon■ shi
04#4章
まとめ
■
4
まとめ
本論の流れ にそって、全体を振 り返る。
2章 では、 「グル ープ」における質的特性を明らかにした。そ こでは、「会話」「接触J「 目線」「笑い」の 4つ の コミニ ュケー ション行動の表れ方に対する指標、つ ま り価値には差があるこ とがアンケ ー ト調査か らわか った。 4つ の コミニ ュケーシ ョン行動の数が増えるほど『楽 しさ」 「親 しさ」の価値が高 まつて い く。高まる、差がある、違 いが あ る、ということは、これ らの要素に関 して意識 していく必要性 があるのではないか ということが言えるであろ う。 のちの ビデオ撮影 による調査では、実際に、それ ら 4つ の行 動の表れ を見てとることができた。 (本 調査では東京デ ィズ ニー ラン ドとい うレジャー性の強い場所を調査地 と して選ん だ。) 必ず しも全ての場所で、とい うわけではないが、このよ うな ことを加味 しないといけな い場所 (レ ジャー性の強 い場所な ど)も あることは頭念頭に置いておきたい。
では、空間の規模 としては、どのくらいの空間を提供すれば 良 いものか、というのが 3章 である。 ここでは、「歩行」状態 と「座」状態 についての調査を行った。 結果 としては、接触や会話な どの コミュニケ ー ション行動を 行 うことが可能な距離間には、属性や年代 によって差がみ られ た。既存の二者間の距離の基準 と本調査結果を比較すると、既 存の基準では狭いのではないか、と思われた。 会話、接触な どが表れ るス ペースを加味 して 「グル ー プス ペース」の提案を行 った。今後 これ らを空間計画に活か してい くことが望ましいであろう。
Hitoshi く
97 >
wATANABE
Laboratory′
ltaster's
Thesis 1998 mayu konishi
■ ■
おわ りに 参考文献
■
おわ りに コミュニケ ー ション度という概念を作れ な いものか、ということか ら始 まった この研 究は、去年の春、山口さん と神 山君 と3人 で進めていくこと にな りま した。あれから 1年 。それを研究することに意味があるのか 、と いつた根本的なところから悩み3人 で頭を痛め考えて考えて考えて、、、、 、 。 いろいろかた ちは変わ り、秋 には神 山君が卒論を完成させ、その時の良 かつた点・反省点を踏まえて、その後思考錯誤を続 け発展 させて、私の こ の修士論文は完成 しました。のちの山口さんの博士論文で完結編を迎える であろ うこの研究テーマ。偶然 にも今この本 論の「おまけ」である「おわ りに」を読んでいるあなた、ぜひ神 山君の卒論 と私の修論、そ してこれか ら完成す る山口さんの博士論文を順番 に読んでみて下さい。悩んでる様子 と、どう発展 していつたかが楽 しめると思います<笑 >。
この論文を完成させるにあた り、山 口さん には本 当にお世話にな りまし た。山口さんがいなかった ら、、 、、と思 うとぞ っとします<笑 >。 感謝の いっ 一 気持ちで ぱいです。 家の大黒柱であるにもかかわ らず、休 日まで私 の論文の面倒を見て くださった り、と、山 口さんの面倒見の良さは書 いて いくとき りがないほどです。それなのに私は、いつも、はらはらどきどき、 たくさん心配をかけたことと思います。 最後の最後まで面倒をみてくれて 本当に本 当にあ りがとうございました。 また助手の木村さんには忙 しい中シュミレーシ ョンのプログラミングの 指導を していただきました。 今回の論文ではシュミレー ションモデルの完 成にまで はいたらなかったことが悔や まれます。 そ して渡辺研究室の諸先輩方と渡辺先生 には、いつ も適切な助言をいた だきま した。 アンケ ー トには、たくさんの方 々 に協力 していただきま した。 みな さんの協力な しに、この論文は完成 しなかつたと思います。 あ りが とうございました。心から感謝 します。
データの入力を手伝 ってくれた、横ちゃん、あ っこちゃん。す ごく助か つたよ あ りがとね。来年はがんばってね !<笑 >。 9Fの ノヽソコン関係 とエクセルの使 い方を教えて くれた、馬場君。うんざ りする ほど初歩的な内容の私の質問に、いつも嫌な顔を しないで対応 してくれてす ごく嬢 しかった よ―。さすがはかせ !<笑 >。 ほんとにあ りが とね。 ぺこ り。 !
1月 はほ とん ど毎 日一緒 に8階 で徹夜を した、ひろちゃん。1人 だ った らきっと、
あんな にがんばれなかった と思 うよ。私がダメダメな時、ひろち ゃんの「がんばれ まゆちゃん !」 の一言 に、何度助 けられたことか (><)。 ―緒 に徹夜 してたのが ひろちゃんで良かったとす ごく思 う。ほんとにあ りが と !! みんなみんな、ほんと― にあ りがとで した 0
最後 に、このような環境 に私を置 いて くれた両親 である、とのちゃん &お くちゃ ん。感謝 しても しきれないくらいです。二人の子供 と して産まれてきたことを誇 り に思います。
平成
Ilitoshi
WATANABE
11年 2月 3日 深 夜 、 自宅 にて Laboratory, ltaster's
Thesis 1998 mayu konishi
■ 参考文献 1)G.H.ミ ー ドの コミュニケー ション論『精神、 自我、社会』 (G.H.Mead,Mind,Self and Society― Fronl Standpoints of Social Behaviorist―
,
C.W.Morns(ed.),1934)
2)現 代社会学講座 !Vコ
ミュニケ ーシ ョンの社会学、福武直
日高六郎
監修、山田宗睦編、有斐閣、
3)建 築・ 都市計画のためのモデル分析の手法、 日本建築学会 =編 、井上書院、 4)コ ミュニケ ー シ ョン学への招待、橋元良明編著、大修館、 1997、 5)コ ミュニケ ー ション :行 動と様式、東京大学新聞研究所編、東京大学出版会、 1974
6)現 代の コミュニケ ーシ ョン、名古屋大公開講座編集、 1984 7)コ ミュニケ ーシ ョン行動の理論
:イ ンターデ ィシプナ リー、慶応大学新聞研究所、 1982
8)コ ミュニケ ー ション辞典、鶴見俊輔・ 粉川哲夫編集、平凡社、 1988
9)現 代 コミュニケーシ ョンと共生・ 共同、尾関周二著、青木出版、 1995 10)建 築設計資料集成 3
単位空間
1、
日本建築学会 編、丸善、 1980
11)建 築 と都市の人間工学、岡田光正 他、鹿島出版会、 1973 12)Human Engineering Guide to Equipment Design. (米 13)Bauentwurts:ehre.(独
)
)
14)計 測値のデザイ ン資料 。人体を測る、小原 二郎、講談社、 1982 15)』 Sハ ン ドブック・ 建築、日本規格協会 編、 日本規格協会、
16)イ ンテ リア大辞典、壁装材料協会 編、彰国社、 1988 17)日 本大百科全集 9、 小学館、 1986
18)新 建築学体系 13、
岡田光正 。高橋鷹志、建築規模論、彰国社
その他辞 書、辞典など
Hitoshi
WATANABE
Laboratory, l.laster,s Thesis 1998 mayu konishj.
05# ■ ■ ■ ■
アンケー ト調査・データ ビデオ調査・データ 2章 ・提案の参考資料 資料 :単 位空間について
■ アンケー ト調査・データ
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平均値 標 準偏差
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65.9
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1.05
差 値偏 2 均準 2 1 平標 m
平均値 標準偏差
2.08
■
ビデオ調査・データ
■
ビデオ調査データ
■
高 田馬場駅 前 日― タ リー横断歩道
番号
年 齢層
属性
人数
(1/2)
歩行者デ ー タ
(J日 )
人数 (女
合 計 人数
3
0 2 0
3 2
距 離 1(cm)
99.8
65.17
83.1
1
2
1
4
0
1
4
3
0
3 2
4
2 2
0
2
4
1
1
5
1
1
2
1
1
1
1
2 2 2 2
0
3
3
65.17
1
2
1
2
82.712 65.366 97.804 76.048
4
1
6 7
2 2
1
8
2
9
4
6(舅 )、 4(女
10
1
12
5 3
8(男 )、 5(女
13
6
9、
14 15 16 17
6
7
1
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1
3
1
0 2
2
2
2 2
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72.422
2
1
2
0 0
3 2
105.938 115.738 89.572
0 0
2 2
4 5(男 )、 5(女
18
1
7
19
1
4
20
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6
21
1
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22
1
3
2
23
1
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2
14.072
24
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1
1
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57.918 122.206 115.836 104.958
25
1
26
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27 28 29
5 6、
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0 2 2 2
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2 2 2
108.584 68.796
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2
2
115.836 55.174 57.918 108.584
3
83.3
55_4
2 2
104.958 54.292 68.796
つ0
36 37 38
1
4
5、
6
9(女 )
3
6、
1
1
2
1
1
4 4
C
2
1
1
C
1
3 3
1
2
2
2 0 0
1
3
0
2
41
1
50
1
2
2
48 49
4.
2
C
40
47
4(女 )
C
1
45 46
4、
5 5
39
42 43 44
2 7
1
1
2 1
2 3 1
2
5、
2
4
1
1
2
3
0 2
O、
1
0
2 2 2 2 2
2 2 2 2
2 2 2
2 1
1
33 34
混雑度
位置
1
1
3
接触
72.422 76.048 81.438 54_292 73.304 73.696
0 0 0
2
距離2
86_926 97.608
1
1
75.264
54.292 97.804
1
65_17
86.926 70.952 65.072 86.926 83.3
65_17
70.854 41.356 57.918 43.414
1
■ 高田馬場駅前 日―タ リー横断歩道 番号
年齢 層
属性
51
人数
3 3
1
52
1
53
2
54
2
3 3
1
(2/2)
歩行者デ ータ
〕 人数 (女 合 計 人 数 距 饉 `異
1(cm) 61.544
2
0
2
0
2
61.544
1
1
2
57.918
1
2
2
55 5C 57
4
2
C
2
1
4
2
2
4
39.788 61.544 36.162
2
3
1
1
2
88.2
58
6
0
2
2
0
2
2
60.662 65.17
59
8、
0.
4
合計 平均速度
59 76.01478
距麟 2
椿腱
混雑 度
位置
1
129
■
新宿駅 西 日改札前
番号
年 齢層
属性
(1/2)
人 数 (男 ) 人 数 (女 ) 合計人数
距離 1(cm)
0
3
3
3
2
0
2
69.258
4
0
2
2
46.754
4
0
2
2
40.643
3
0
2
2
124.742
3
0
2
2
126.1
4
2
0
2
34.92
7
0
2
2
87.3
1
5
0
2
2
52.962
1
1
2
1
3
1
4
1
5
1
6
1
7
1
8
1
9 10
歩行者デ ー タ
5
43.65
距離2 接 触
位置
40
1
1
3
1
3
0
2
2
33.95
1
7
0
2
2
109.125
1
12
1
5
2
0
2
119.019
1
13
1
4
0
2
2
63.05
14
1
2
0
2
2
72.75
15
1
2
0
2
2
16
1
3
0
2
98.261
17 18
1
6
144.045
Z
0 0
2
1
2
0
2 2
54.611 69.161 61.11
3
2 2 2 2 0 0 2
η
2
0
1
G
1
2
0 0
4
1
19 20 21
1 1
瞑
1
2
22
23 24 25 26
27 28
2 2
4
29 30 31
70.519
82.547
3
1
1
2
3
1
1
55.387 27.742
5 5
36
37
2
38 39
2
4 2 3
4 3 2 0、
5、
0
4
6、
5
44 45
46 47 48 49
50
4
4 4 4
7、
62.371
2
2 2
5、
2
2
2
3
2
1 1
34 35
3
2
1
1
2
42 43
2
62.953 71.683 44.62 124_742
1
33
2
78.182
2
1 1
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1 1
1
1
C
0
3
2 0
5
0 2 2
2 6 6
2
2 2 2
1
1
5
2 2
2 2
0 0 Cl
2 2 2
2 3
2 2 2 2
2
0
4
1
1
4
2
0
1
40.061
1
4 4
41
2 2 2
0 2 2
3
32
40
2
59.1
53.35
4
2 2
2
2
1
1
1
38.8 48.5 72.75 61.11
60.043 53.35 43_65 45.59 40.74 97 60.043 41.613
1
2 1
10
1
1
129.301
99.522 60.043 73.914 38.8
81_092 2
150.641
1
■ 新宿駅西日改札前 歩行者データ 番号
51
52 53 54
55 56 57 58
年齢 層
属性
4 4 4 4 4
人 数 (男 〕 人 数 (女 〕合 計 人 数
0
6
2 2
0
2
5
1
1
2
5
5
2
2
0
2
6
2
2
4
5
2
0 0
5 5
8
1
7、
7 8 7
59 60
(2/2)
61
5 5
62
5
9、
1
1
1 1
5
1
2
2
1
8
2
2
2 2
2
距 離 1(cm)
72.071 65.475 79.54
90.404 104.76 70.907 68.579 87.785 87.785 97 69.161 36.375
EE離 2 接 触
位置
55.4 1
1
■ 新宿駅南 回前
番号 1
属性
線路上の陸橋の歩道部分歩行者デ ータ
年齢層
人 数 (舅 )
4
2
0
2
4
2 0
2
2
1
1
2
60
2 2 2 2 2 2 2 3 2 2
57.8 66.7 44.5 60 66.7 57.8 66.7 6C 44.4 40 53.3 77.8
4 5
1
6
2
5 3 4
1 1
1
2
0
2
2
0
9
4 2
2
1
1
10
4
6
2
0
1
3
2
0
12 13 14
2
4
1
3
2
0
1
6
C
3
15
4
0
1
5 2
2
16
0
17
1
2
0
2 2
18
2
1
1
19
2
4 3
20
1
5
0
2
21
4
2
0
4
0
2 2
22 23
7、
5
6
1
3
6、
距離 2
1
2 4
8、
2 2
4
5 6男 ヽ 5
3
7 8
距 離 1(cm)
合計人数
57.5 66,7 44.5 48.9 55.6
2
7ヽ
人 数 (女 )
2 2
1
0
1
2
2 2
40
2
66.7 40 37.8 46.7
2
24 25 26 27 28
2
4
1
1
2
40
1
2
2
0
2
60 55.6 26.7
29
4
0
2
6
2
0
3 4
0
2
2
1
2 2 2 2
1
2
2 2
0 0
2 2
1
1
2
2
C
2
1
2
2
2
5、
4 1
30 31
4
32
2
33
1
34
2
35
1
8、
6 3 2 4 2
0
全体 平均
40
42 53.3
44 35.6 53.4 60 55.6
52.18
接触
位置
2
35.6 3
3 1
3 3
1
3
1
2 1
■ 新宿サザ ンシアタ ー前の野外道路
番号
年齢層
属 性 1
歩行者デ ータ
人 数 (男 )
2 2 2 2
4
1
4
1
4
1
4
1
4
1
2
5
1
2
3
2
5
2
人 数 (女 )
2
7
14
2C 21
22 23 24 25 2C 27 28 29
3C
2 2
49.088 73.32
64.48 122.2
2
3
6、
2
0
2
0
2
2
1
2
3
54,08
2 0 0
2
0
2
2
2 2 2 2 2
54.288 90。 168 86.32 99.008 123.136 107.328 93.184 71.24 96.824 108.16 99.84 85.904 98.488 102.232 76.232
0
2
1
2
1、
3 6、 2 3 6父 、 5、 3 9、 7
1
0
4
5
4
5
4
5
4
5
4 4 4 4 4 4
5
0
0
7
2 2 2
6
2
C
6 6
6 7 7
5 5
6
0 2 2
6
5
8、
0、
1
2 2 2 2 2
1
2
1 1
34
1
37 38
2 2
39 4C 41 42
2 2 2
43
2 2
44
2
45
1
4G
1
47 1
1
2 2 2
2 2 2 2
1
0 0 0 1
1 1
2
0
2
0
2
2 2
2 2 2 2
2 2
2
0
0
2
2 2
0
2
2
0
2
2
0
2
2
1
1
2
1
1
1
1
1
2
1
3
1 1
4 4 4
0 0
4 4 4
0
0 0
0
2 2 2 2
2 2 2 2 2
距離2
接触
61.36
0
6
3 5父 &母 、 2
33
4g 5(
60.32
6.2
1
32
48
2 2 2 2
3
1
1
31
35 36
合 計 人 数 距離 1(cm)
2 2 2 2 3 2 2
3
12
(1/2)
1
85.8
64.168 89,96 48.36 65.52
56
69.368 74.88 61.776
1
63
2
42 2
85.8
66.56
49.608 84.24 104.208 87.88 65 54.6
1
68.64
1
54.392 45.344 46.28 52_104
1
74.36
57.616
2 2 2 2
62.4
2
2
84.24
3
2
65
3 2
3
2
68.12 82.68
74.5
■ 新宿サザ ンシアター前の野外道路
番 号
51
52 53 5Z 5[ 5( 57
年齢層
属性
人数
(女 )
合 計 人 数 距離 1(cm)
1
4
0
2
4
0
2
4
0
2
4 4
0
2
0
2 3
1 1
5 6
0
1 1
6
0
1
7
0
2 2 2 2 2 2 2 2
1
8
0
3
1
0
1
1
59
1
盆υ
62 63
(男 )
(2/2)
1
5ε
61
人数
歩行者デ ータ
5 5
0 0 0
2 2 2 2 2
2 2 2 2 2 2
81.64 73.112 99.424 85.904 97.864 142.064 72.176 82.68 87.984 107.12 84.656 93.08 55.64
平均 EE離 78.7213968 ★ 位 置 は全 て平行 ★ き は全 向 て並列
距離2
61.2
接触
■ 東京ディズニーラン ド 「座」状態 データ
E性
番 号
年齢層
2
2 2
4
5
5
2
1
6
人 数 (男 )
人 数 (女 )
4
距離 1(cm)
合 計 人数
1
1
1
1
0
2
1
1
2
0.5
0
2
1
1
3 0.5
0
向き
65
4
46 85
1
2
78
2
82 68
1
4 3
12
1
59 99
1
0
1
3 1.6 1
3
4 45
1
4
3 0.5
16 17
2 3 0_5 3 0_5
1
2 2
0
2
1
19
2
1
20 21
3
22
2
7
29
2
0
5
1
0.5 0,6
26 27
1
2 2
1
2
2 2
1
3
2
1
1
1
5
1
3 1
1
1
(
37
2
1
2
1
C
1
40 41
45 46
1
1
1
1
C
2
2
0 2
2
79
2
49
5
58
2 2
61
1
3 1.6 1 1
2
I「
Lス ′
4
2
2
2
2
2
3
3
2
2
2 2
4
2
4
2
4
2 2
1
3
64
2
2
2 2 2
45
2
48 73 81
2
1
2 2
6Я
94
4 荷物
1 1
49 45
2 0_5
52
2
1
47 48
ご
1
67 62 81 73
2
3 0.5
2 荷物
42
0 1
2
42 68
2
1
0_5
3
4 45
1
1
1
79
2
1
44
2 3
2
2
1
42 43
63 54
3 3 3 2 2 2
73
1
2
33
39
3
2
1
0.5
32
3
66 42
78
1
23 24
25
1
3
3
82
5
3
2
2
2
3 0.6
3
3
1
3 0.5
濃雑 庸
50
1
3 0.5
接触
64 66
1
79
1
45
1
68 69
1
2 2
1
2
1
2 2
0 1
全体平均
63
62.49
3
■
新宿 高島屋 タイムズス ク エ ア付近 「座 」状態
6t*a9'(J
lEtcm
番号 1
2
9C
2
1
2
3
1、
0、
12
62
1
2
3
1
〔
5
C
2
2 5
4
●0
うこ う乙
2S 3C
1
1 1
1
1
1
6
9
2
1
2
1
2
2 2
2 2
2
2 2
1
2
1
4
3
0、
5
1
4 2
2 2
2
3
2
2
2
4 4
1
99.5
101.5 62 58
1
1
2
3
27
2
1
71
2〔
1
2
2
85 82
8
1
1
88.1
61
1
2
100.8 64
2Z
7 3ヽ
1
1
2
19
23
3
1
1
2C 21 22
5 6
4、
2
1
1
2
0、
83.5
67.75
6
3
5〔
102
17
1
3
57.5 15
5
2
144 6(
場所 1
2
0コ
92 1
家具
1
ao
8Z
8
3 0. 5
9C 173.9
6
年齢層
属 性
3
94.6 84.7
4
デ ータ
1
` 1
1
3 2
0、
5
2
1
2
1
3 2
1
2
■
2章 ・提案の参考資料
■ 例)
「空 間の機能が、 どれだけ人間の行動・感覚に影響を与えるか」を判断 するための点数表 (レ ジャー施設 において)
<こ の表は、現地調査 と ビデオ撮影 によ り場所を点数化するため に利用するもの として作成 した > ■評価判断項 目詳細 NO. 01
1、
ア トラクシ ョン (及 びその まわ り)
ビデオ評価項目
実際の判断内容
施設 の規模
・ 広 さ (面 積 )
50耐 以上 ・ 向き/並 列 型
(そ こでの
点数
開放 的な
1
使 いやす さ
1 2 2 1 1 1 1
02 配 置
LC度 関連項 目
親 しさ 親密度
人 間の )
使 いやす さ 賑 や か、活気 のあ る リラ ックスで きる 安 心 で きる ・ 向き/向 か い合 い型
使 いやす さ
1
賑 や か、 活気 のあ る
1
リラ ックスで きる 安 心 で きる ・ 向き/90°
1 1
親 しさ 親密度 使 いやす さ 賑 や か、活気 のあ る リラ ックスで きる 安 心 で きる
・ 距離感 パ ー ソナル ス ペー ス 内
親 しさ 親密度 使 いや す さ 賑 やか 、活気 のあ る リラ ックスで きる 安心 で きる
03 完成 年数
・ 1年 以 内
新 しさ
1
優越感、 自慢できる
1
・ それ以前
04 ア トラ ク シ ョ ン 施設的/見 た ことがない 内容
内容的/体 験 した ことがな い
0 新 しさ 優越感、 自慢できる 珍 しさ、独特さ 驚 き、意外性
1 1 1 1
NO.
ビデオ評価項目
05 スピー ド感
実際の判断内容 ・ ス ピー ド体感 型の ア トラク
LC度 関連項 目 シ ョ ス リル
1
ンで あ る
達成感
1
・ 時速 50km/s以 上
優越感、 自慢できる 珍 しさ、独特さ 驚き、意外性がある
06
高さ
07 「待 ち行 列」
・ 落下体感型ア トラク ション
1 1 1
で ス リル
1
ある
達成感
1
・ 落下距離 30m以 上
優越 感、 自慢 で き る
1
珍 しさ、独特 さ
1
驚 き、意外性が あ る
1
・ 混雑度
賑やか、活気が あ る
並んでる人が 20人 以上
08 メ ンテ ナ ンス
点数
(室 内の場合
)冷 暖房完備
×使 いやす さ 使 いやす さ リラ ックスで きる
・ 清 掃が きちん とされ て いる
1 -1
1 1
美 しさ 使 いや す さ リラ ックスで きる 安心で きる
09 ス タ ッ フ の サ ー ・ 案 内が いきとどいて いる ビス
。親 切 な対応が され て いる
使 いやす さ リラ ックスで きる 安心で きる 分か りやす さ
10 デザイン性
・装飾あり ・デザイン性あり
新 しさ 珍 しさ、独特さ 驚き、意外性がある 豪華さ、高級さ、美 しさ
光の演 出
・ 光 の演 出がな され て いる
・ 雰 囲気 を作 り出 して いる 場合 。設 置数が多 い場 合
わ くわ くす る
1
使 いやす さ
1
分か りやす さ
1
安心で きる
1
新 しさ 珍 しさ、独特さ
1 1
驚き、意外性がある
1
豪華さ、高級さ、美 しさ
1
NO.
ビデオ評 価 項 目
12 音の演 出
実際の判断内容
LC度 の関連項 目
点数
・ 案内の放送がある
使 いやす さ
1
分 か りやす さ
1
安 心でき る
1
・ BGM等 の演 出がある
新 しさ 珍 しさ、独 特 さ 驚 き、意外 性 が あ る 豪華 さ、高級 さ、
13 オブジェ
・オブジェがある
わくわくする
・ 雰囲気を作 り出 している
新 しさ、
場合
14 サイ ン
珍 しさ、独特 さ
・ 設置数が多 い場合
驚 き、意外 性 が ある
・ サインがある
使 いやすさ 分か りやすさ
・ 設置数が多 い場合
安 心で きる リラ ックス で き る
15 その他の付属物
・ベ ンチがある
使 いやす さ リラ ックスで き る
。時計がある
使 いやす さ 安 心で きる リラ ックス で き る
16 人が作る雰囲気
・灰皿がある
リラ ックス で き る
1
・ 自動販売機がある
リラ ックスで き る
1
・ 客が いる ことによって、その場 賑やかさ、活気のある の雰囲気を、さらに盛 り上げて い 陽気な、明るい る場合
17 まわ りの雰囲気 (物 理的に)
。視界が開 けて いる 。壁 に日まれ て いな い
(良 い景色が み え る等 )
1
親 しみがある
1
わ くわくする
1
開放 的な
1
リラ ックス で き る
1
安 心で きる
1
分 か りやす さ
1
18 まわりに見えるもの ・ コ ミュニ ケ ー シ ョン を誘発す る 賑やかさ、活気のある しか けがあ る場 合
1
陽気な、明る い わ くわくする
■評価 判断項 目詳細
NO. 01
2、
通路
ビデオ評価項目
実際の判断内容
幅
・ 6m以 上
02 混雑度 03 メンテ ナ ンス
。人の密度が高い
・ 清 掃が きちん とされ て いる
LC度 関連項 目
点数
開放 的な
1
使 いや す さ
1
賑やか、活気がある X使 いやすさ 美 しさ
1
使 いやす さ
1
リラ ックスで きる 安 心で きる
04 デザイン性
05 光の演 出
・ 装飾あ り 。デザイン性あ り
・ 光 の演 出がな され て いる
新 しさ 珍 しさ、独特さ
わ くわ くする
新 しさ 珍 しさ、独特さ 驚き、意外性がある
使 いやす さ 分 か りやす さ 安心で きる
・ BGM等 の演 出が あ る
新 しさ 珍 しさ、独特さ 驚 き、意外性がある 豪華さ、高級さ、
07 音の演 出
・ 案 内の放送が あ る
使 いやす さ 分 か りやす さ 安 心で きる
・ BGM等 の演 出が あ る
1
1
豪華さ、高級さ、美 しさ 。案 内の放送が あ る
1
豪華さ、高級さ、美 しさ
安心できる
06 音の演 出
1
1
分か りやすさ
場合 ・ 設 置数が 多 い場 合
1
驚 き、意外性がある
使 いやすさ
・ 雰 囲気 を作 り出 して いる
1 -1
新 しさ 珍 しさ、独特 さ 驚 き、意外性が あ る 豪華 さ、高級 さ、
NO.
ビデオ評価項 目
08 オ ブジェ
実際の判 断内容
LC度 関連項 目
・オブジェがある
わ くわ くす る
・ 雰囲気を作 り出 している
新 しさ、
1
珍 しさ、独特 さ
1
・ 設置数が多い場合
驚 き、意外性が あ る
1
・ サインがある
使 いやす さ
1
分 か りやす さ
1
安心で き る
1
場合
09 サイン
。設置数が多い場合
リラ ックスで きる
10 その他 の付属物
・ベ ンチがある
使 いやす さ リラ ックス で きる
・ 時計 が あ る
。自動 販売機がある
人が作る雰囲気
1
1
1 1
使 いや す さ
1
安心で きる
1
リラ ックスで きる ・ 灰 皿が ある
点数
1
リラ ックスで きる
1
リラ ックスで きる
1
・ 客 が いる ことによ っ て、その 場 賑やかさ、活気のある の雰 囲気 を 、 さ らに盛 り上 げて い 陽気な、明るい る場合
親 しみがある わくわくする
12 ま わ り の 雰 囲 気 ・ 視界 が 開 けている (物 理 的 に)
。壁 に日 まれて いな い
開放 的な リラ ックスで きる 安心で きる 分 か りやす さ
13 ま わ り に見 え る ・ コ ミュニ ケ ー シ ョン を誘 発す る 賑やかさ、活気のある もの
しか けが あ る場合
1
陽気な、明るい
1
わくわ くする
1
■評価判断項 目詳細 NO.
ビデオ評価項目
01 施設の規模
3、 休憩所 実際の判断内容 ・ 広 さ (面 積)
?nf以 上
(そ こ で の 人 間
開放的な 使 いやすさ 親 しさ
2
。向き/並 列型
点数
2
02 配置
LC度 関連項 目
の)
1
親密度 使 いやすさ
1 1
賑やか、活気のある リラックスできる
1
安心できる ・ 向き/向 かい合 い型
使 いやすさ 賑やか、活気のある リラックスできる 安心できる
・ 向 き /90°
親 しさ 親密度 使 いやすさ 賑やか、活気のある リラックスできる 安心できる
・ 距離感 ′ヽ一ソナルスペース内
親 しさ 親密度 使 いやすさ 賑やか、活気のある リラックスできる 安心できる
03 混雑度 04 メンテナンス
。人の密度が高い (い くつ以上 ?)
賑やか、活気がある X使 いやすさ
(室 内の場合)冷 曖房完備
使 いやすさ リラックスできる
・ 清掃がきちんとされている
美 しさ 使 いやすさ リラックスできる 安心できる
1 -1
NO.
ビデオ評価 項 目
05 デザイン性
実際 の 判 断内容
LC度 関連項 目
・ 装飾 あ り 。デザイ ン性あり
新 しさ
点数
珍 しさ、独特さ 驚き、意外性がある 豪華さ、高級さ、美 しさ
06 光の演 出
・ 光の 演 出がな され て いる
わ くわ くする 使 いやすさ 分か りやすさ 安心できる
・雰囲気 を作 り出して いる
新 しさ
場合 ・設置数が多い場合
驚き、意外性がある
珍 しさ、独特さ 豪華さ、高級さ、美 しさ
07 音の演 出
。案 内の放 送がある
・ BGM等 の演 出が あ る
08 オブジェ
・オブジェがある 。雰 囲気 を作 り出 して いる
09 サイ ン
使 いやす さ
1
分か りやす さ
1
安心で きる
1
新 しさ
1
珍 しさ、独特 さ
1
驚 き、意外性が あ る
1
豪華 さ、高級 さ、
1
わくわくする 新 しさ、
1
場合 ・ 設置 数 が 多 い場合
珍 しさ、独特 さ
1
驚 き、意外 性が あ る
1
・サインがある
使 いやす さ
1
分か りやす さ
1
・ 設置数が多い場合
安心で きる リラ ックスで きる
10 その他の付属物
1
・ベ ンチがある
使 いやす さ
1
1
1
(数 も考慮 ?)
リラ ックスで きる
。時計 が あ る
使 いやす さ
1
安心で きる
1
リラ ックスで きる
1
1
・灰皿がある
リラ ックスで きる
1
・ 自動販売機がある
リラ ックスで きる
1
NO.
ビデオ評価項 目
実際の判断内容
人が作る雰囲気
。人が いる ことによ って、その 場 賑やかさ、活気のある の雰囲気を、さらに盛 り上げて い 陽気な、明るい る場合
12 まわ りの雰 囲 気 理 的 に)
(物 ・ 視界 が 開 けて いる
・ 壁 に日 まれて いな い
LC度 の関連項 目
親 しみがある わくわくする 開放的な リラックスできる 安心できる 分か りやすさ
13 まわ りに見えるもの ・ コミュニ ケ ー シ ョンを誘発す る 賑やかさ、活気のある しかけが ある場合 (良 い景色がみえる等 )
陽気な、明る い わ くわ くする
点数 1 1 1 1
■評価判断項 目詳細 NO.
ビデオ評価項目
01 施設の規模
4、 飲食店、店舗
(及 びそのまわ り)
実際の判断内容
LC度 関連項 目
・ 広さ (面 積 )
開放 的な
?耐 以上
親 しさ
1
親密度
の)
2
・ 向き/並 列型
(そ こ で の 人 間
使 いやす さ 2
02 配置
点数
使 いやす さ 1 1
リラ ックスで きる
1
賑 やか、活気 のある 安心で きる
・ 向き/向 かい合い型
使 いやすさ
1
賑やか、活気のある
1
リラックスできる 安心できる ・ 向き/90°
1
1
親 しさ 親密度 使いやすさ 賑やか、活気のある リラックスできる 安心できる
・距離感 パーソナルスペース内
親 しさ 親密度 使いやすさ 賑やか、活気のある リラックスできる 安心できる
03 混雑度 04 メンテナンス
。人の密度が高い (い くつ以上 ?)
賑やか、活気がある X使 いやすさ
(室 内の場合)冷 曖房完備
使いやすさ リラックスできる
・ 清掃がきちんとされている
美 しさ 使いやすさ リラックスできる 安心できる
1 -1
NO.
ビデオ評価 項 目
05 デザイン性
06 光の演出
実際の判断内容
LC度 関連項 目
・ 装飾あ り 。デザイ ン性あ り
新 しさ 珍 しさ、独特さ
・光の演出がなされている
(周 囲 、 お よ び
点数 1 1
驚き、意外性がある
1
豪華 さ、高級さ、美 しさ
1
わ くわ くする 使いやすさ
内部 )
分か りやすさ 安心できる ・雰囲気を作 り出 している
新 しさ
場合 ・設置数が多 い場合
珍 しさ、独特さ 驚き、意外性がある 豪華さ、高級さ、美 しさ
07
・ 案 内の放送があ る (周 囲 、 お よ び
内部 ) ・ BGM等 の演 出が あ る
08 オブジェ (周 囲 、 お よ び
内部 )
09 サ イ ン
。オブジェがある
1
分か りやす さ
1
安心で きる
1
新 しさ 珍 しさ、独特さ
1 1
驚き、意外性がある
1
豪華さ、高級さ、
1
わくわくする
1
・ 雰 囲気 を作 り出 して いる
新 しさ、
1
場合 ・ 設置数 が 多 い場合
珍 しさ、独特 さ
1
驚 き、意外性が あ る
1
・サインがある
使 いやす さ
(周 囲 、 お よ び
内部 )
使 いや す さ
分か りやす さ
・ 設置数が多い場合
安心で き る リラ ックスで きる
10 そ の他 の付 属 物 ・ベンチがある (周 囲) (数 も考慮 ?) ・ 時計が あ る
使いやすさ リラックスできる 使 いや す さ 安心で きる リラ ックスで きる
・ 灰 皿が あ る
リラ ックスで きる
1
・ 自動販売機がある
リラ ックスで きる
1
NO.
ビデオ評価項 目
実際の判断内容
人が作る雰囲気
0人 がいる ことによ って、その 場 賑やかさ、活気のある の雰囲気を、さらに盛 り上げて い 陽気な、明るい
(周 囲)
る場合
LC度 の関連項 目
点数
親 しみがある わ くわくする
12 まわ りの雰 囲 気 (物 ・ 視界が開けている 理 的 に)
・ 壁 に日まれていない
(周 囲 )
開放的な
1
リラックスできる
1
安心できる
1
分か りやすさ
1
13 まわ りに見えるもの ・ コミュニ ケ ーションを誘発す る 賑やかさ、活気のある しかけがある場合 (良 い景色がみえる等 )
陽気な、明るい わ くわくする
■ レジ ャー行動 シ ミュ レーシ ョンモデル を作 る際 に考慮 す べ き要素 リス ト (例 ) ■ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョン行 動指 標 を用 いた レジ ャ ー行 動 モ デル ■
1)空 間パーツの配置と規模の設定 出入 口、ア トラクション、飲食施設、物販施設、休憩場所、 トイ レ、通路 それぞれの空間の定員、滞在時間の設定
2)時 間スケールの設定 時間の縮尺の 自由な設定 開場 。閉場時間の設定
3)コ ミュニケ ー ション度の設定 ●対人 コミュニケ ー ション度 (接 触 ・会話・ 目線 ・ 笑い、ボデ ィー ランゲー ジを含む ) コミュニケ ー ション行動の親 しさ 。楽 しさの メジャーから読み とった標準値 十付加価値比率 (付 加価値比率 とは行動の質 と時間を向上 させる度合)
'会 話の質と時間も加味するノ`ラメータもカロえておく ●対空間・ 対機械 コミュニケ ー シ ョン度 (仕 掛 けの コミュニケ ーシ ョン度) ・接触を促す仕掛 け 。会話を充実させる仕掛け 。目線を合わせる仕掛け ・ 笑 いを誘引する仕掛け ●個人内 コミュニケ ー ション度 (潜 在意識の コミュニケー ション度) SD法 によって コミュニケーションを誘発す る仕掛けを評価
*属 性等の個人差を加味 してコミュニケー シ ョン度の分布を採用
4)入 場者の属性・ 条件の設定 同伴形態
(カ
ップル・家族・友人、 自由に上ヒ率 を変更、それぞれを色で識別、ゆくゆくは更 に詳細に)
制限時間 (退 場予定時刻) 志向性 (好 み、 目的の有無、同伴形態と関連 ) *行 動デ ータを保存蓄積する枠 を設定 してお く
5)入 場者の発生・ 利用選択 ・複合利用を加味 した利用選択、滞在時間 ・ 時間と費用の範囲内で、利用時間の波に合わせて入場者を発生させる 。帰 りは滞在時間の限界 まで、エ ン ドは柔軟 に ・ 志向性 に見合 った施設を利用する 。一度利用すると飽きる、新 しさのパ ラメータ化 ・ 一つ先の行動を決めて行動、二つ 先の、大まかな進行方向を決定 ・ LC格 差の大きい場合はそこに向か う、 LCの 大きい方向へ 回遊する 。混雑の加味、混んでいるためスムーズにコミュニ ケ ー ションを高めることができる別ルー 選択する 。偶発的な利用がある 。生理的な欲求 (昼 と夜の空腹時には食事、 トイ レ
*そ れぞれ分布を採用
6)閉 場
。デ ータ集計 断面交通量、平均 コミュニケ ー ション度、利用率な ど
トを
■
資料 :単 位 空間 につ いて
一人の集合 ― 対人距離
■ 単位 空間 についての既存参考資料
耐 ‖ ‖
34
5
フ2
10
14
20
29
大声
│
会 話 の限 界
鮨
会
│
人
知
31
鼻の
顔
手
一耐
身
部 体 体
預
,
矢o人
人
く ・ 臣て 密
動作 〈 l■ 捌限 界
│ 人 に対 す る知 覚
フ80 11201620
けか 助わ
動作・ 存在
をわ
岡 中
1ヽ
│
)変 化
田 跡 J 排 ﹁ 驚 ︲ 両 一 コ 剛 ︲ ︲ ︲ ︲ 綱 一 川 磁 日 ﹁ 囃
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1■
表t由
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︲ ︲ ゎ = 雌 ↓ 劃 ﹁ が ヽ
き ゅ う覚
16
︺ 一機
との間にとる距離は 1 密接「E離 :他 人の身体 と密接 に関係 して いるという感覚 となる距離 2 f国 体腫離 :′ さな防御領域で ,自 分と他 人 との間に保つ 泡のような もの 3 社会距離 :支 配 の限界であ り,相 手の顔 の細かい デ イテールは 見えな くな り,相 手 に触れることが剣tし い距離 4 公衆距雄 :相 手とかかわ りあ いにならず にすみ,逃 げた り,防 いだ りできるFE離 の 4種 の人Ff'関 係や行動に関連 する腫離帯か らなると考え,そ れらの距離帯は ,文 化の連 いに よ り異な って い るとい うことを指 摘 し た ゛1田 はその説 をは じめ として ,人 lli間 の距 離 に対 して可能な コ ミュニケー シ ョン・感 じ 方 ・見え方な どを示 した ものであ る このようなFE離 に関する法則:性 は,個 体 を とした前後左右などの方向や相手の体の しヽ 中′ 向きの取 り方に も関連 し,人 をとりまく領域 のような形で示 される。口 に示す人体だ円 円は,接 触 とか,迪 り抜け とか い った物理的 な要因を基に して作 られた領域 モデルであ り 群集流動などを考え るうえでの指標 となる 理的要因 を含めた領域で,人 の まわ □ は,し 、 りの 8方 向について,“ 知 って いる 目標者に不 愉快 と感 じ始めるところまで近 づいた点"を 結んでできる,身 体緩衝圏 とよばれる領域で あ る 被験者が正面向きで相手の 8方 向のそ れぞれに近 づ く場合 と,正 面向きの相手に対 して被験者が 8方 向のそれぞれ を向けながら
覚
︱鯛 ︲ ︲︲ 一一 遷︲
lは 集合 して様 々な行 建築空間において人Π 為を行 うが,集 合 した人間相互の間の位置関 係 (距 離 と向き)は ,親 密さな どの対人関係 や行為の内容 によ って規定 される 人間同士の間のPF_離 によって,そ こで可能 な行 為は限定 される ET.Hallは 人が相手
感
鳳 ¨︲
)B 1 2
距 離 (祠
熱
人 と
竿在 が わ か る
一
││
あることがわかを 手足を動か可と わ
│ │
_1斗
那 i界 │
人の 存 在 の ほ 易11屁 1 1°
'
Ⅲ2□
男 1生 が女 性 に 近 づ く場 合
,
.
男性 が男性 に 近 づ く鳩 合
近づ く場合の 2通 りである 実際 の集団においては,人 の位 置を規定 し て しまうような外的要因がなけれtr,行 為に .
よって人rl同 士の位 置関係はあ る程度決 まっ た傾向をもつ 日 は比較的空間的制約のない 広場や5Rの ホールな どで立ち話 をしている 2 人連れのグルー プの位置関係 (距 離 と双方の 体の向きのとり方)で ,回 は キ ャスター付で 自由に位置 を動 かせるいすを用 いた 3∼ 6人 の き座位で会話 をするグルー プの構成員の位 置関係である このような会話などをする人間 口士では,PE離 にあ る一定の傾向があるほか に,体 の向きの取 り方が,互 いに同 じ角度の方 向に相手を置 くようにする傾向が 見られる 他人同士 (コ ミュニケー シ ョンがな い)の 場 合では,他 人 を避け るような位置関係 をとろ うとする傾向があ る.固 は通勤電車の ドア部 分の空rOに 立つ 人間について:そ れぞれの個 人間の位置関係 を示 した もので,位 置の頻度 (円 の大きさ),体 の 向きの頻度 (棒 グラフ) を示 してい る.知 人同士が□・ 固 と似た位置 関係 をとるのに対 し,他 人同士では逆 に,背
正 面 向 きで相 手 の
人体 だ円
Ⅲ3回
8方 向 へ 近 づ く
正面 向 きの 相 手 に 対 し 8方 向 で近 づ く
・ 4□
近接距離
相 手 の 位 置 す る方 向・ 距 離 と相 手 の 体 の 向 き
相手の い る方向 と平均距離,頻 度
2人 連 れ (知 人同士 )の 位 置関係
Ⅲ5日
中 を向け合 うように位置し,FEmも 遠 くなる 傾向がある。
ET.H● ll著 ,日 高敏彦 ,Iユ か訳
:か くれた次元
,
pp 160-18:(1960,み すず宙房 鈴木威文 .守 屋秀夫 ,太 El利 彦 ,ほ か著 :建 築計画 p.313(1975),実 教出版 J.J.Fruin著 ,長 島正充訳 :夕 行者の空間 ,pp 71 -72(1974),鷹 島出根会
,
.
.
MJH。
D.F.Dur.L O Stratton著 ,広 ・理学 3,p92 田君 央訳 ll:個 人空‖1の 究明 ,環 境・こ W12・
`。
(1974).誡 f8■ 房 高慣E志 ,ほ か :空 lnl二 ぉける人間 集 合の型 その 2小 集国 の 型 ,日 本建築学会大会学術‖槙榎概集・ .
p.649(1978."
お け る人 11集 合 の 型 ′ 卜集 高 輌 鷹 志 ,ほ か :空 団 に よる対 話 の 実 験 "1に ,日 本魅 棗 学 会 関 東 支 椰 研究 報 告 集 ,p223(19797). 東 京 大 学 高 精 研 究 室 資料 に よ る .
距 躍 (cm)
き座位 にお ける会 話集 団の位置関係
+C151
・ 7固 車両 (国 電 )内 での立 ち客 の位 置 関係
―動作空 間 ― 歩 行 と運搬
歩
く 松 葉づ え
回転する 車いす
曲 が る 車い す
‐ ≡ llヨ
機構
すれ遺う 車いす
歩 く029□ 固固 34口 ,60ロ
歩
.
く 松 葉づ え
すれ遺う松葉づえ 歩行・運搬●29,30,31 歩行動作のための空Ⅳlで 最 も大事な寸法は 左右の幅で,次 いで高 さであ る 身体障害 名 の場合には ,松 葉づえ を操作するスペースや 1ら の可 車いすの スペース を基礎 に して,そ オ 法 を決めればよい つ え使用の歩行 (1)つ えのために必要な幅は,一 般に車い すのために必要な幅 よ り大きい (2)松 葉づえの場合は ,つ えを床についた ときの幅 より振 り幅のほ うが大 きい .
車 いす使J]の 歩行 (1)ll幅 以外にゆ と りが必要であるが,ゆ とりはひ じ幅でな く,手 の振り幅を考慮 に入れて決める。 (2)電 動車 いすの場 合の幅は,80-90cm が必要である (3)回 転のための幅は ,電 JJllllい すの場合 200 cm,自 走式 F,い すの場合 180 cmが 必要であ る .
すれ遺う‐62ロ 歩行・ 運搬
並 ん で歩 く052固
手を引 い て歩 く
月 をか り て歩 く
―動 作空 間 ― 歩 行 と運搬
羽﹁
コ ヨ
机 と机の 間 を歩 く
背 負 って 歩 く
手 をつないで歩 く 成 人 と幼児
│
可
︲ ︱︱ ゴー ︲︲ ﹁ ﹁川 ・ ﹁ 一寵 ・劇 ¨ ・ ・
1
F Il ll三
一 │
│― 1
― ― 「 ‐
い す とい すの 間 を歩 く
机 と■の 間 を歩 く
子供
机 と腱 の 間 を歩 く 子供
机 と机 の 間 を歩 く 子供
ヌ 行・ 運搬 歩行 および迦搬動作のための空‖1に 影響す 5要 素 には ,次 のような ものがあ る .
(1)迎 ぶ ものの大きさ (2)迅 ぶ ものの形状 (3)迎 ぶ ものの■最 :重 い場合と軽 い場合
│
では ,同 じ形状の もので も持ち方が違 っ て くる (4)持 ち方 :片 手で重 い もの を持 ったとき は ,左 右に体が揺れるので,歩 行幅 が大
1■
.
き くなる。
(5)歩 く速曖 :速 い ときは ど歩行幅は広 く な る ここに示 した ものは ,普 通の歩行 速度 の ときであ る。 1を 歩 く :も のの「ηを歩くとき (6)も のの口 必要 とする歩行幅は, もののlVIさ によ っ て大き く違 う.低 くて指先が届かないと きは ,か な り狭 くて も差 し支えないが ,
高 くなると圧迫感 を受け るので,余 裕 を 見込 む必要があ る 瞭 具 と家 具 の 間 を歩 く
片手にかばんを持って歩く
034□
両手にかばんを持 って歩 く ‐ 34EIl
ラン ドセ ル を背 彙 って 歩 く 子供
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Akiko'AKKO― CHAN'Iida′ Mariko'YOKO― CHAN′ Yokogi′ Eriko'SuMI― CHAN'Sumi′ Masuyoshi'ma― kun'Saito′ Hideto′ hyde'Takarai′ Ikuko'mayu― mama′ Konishi′
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