Tabi Tabi TOYO Septiembre 2024 No. 230

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02 インディヘナの村々

in チアパス

Tabi Tabi TOYO

Mexico City, Mexico

"Tabi Tabi TOYO". Es la guía gratuita de la agencia de viajes "Viajes Toyo Mexicano S.A. de C.V."

La guía de México, sus estados, pueblos, lugares interesantes, su gente, sus tradiciones y costumbres.

Dirigida principalmente a la población japonesa y asiática en México, a los mexicanos amantes de la cultura oriental, sobretodo la japonesa y a su vez al turista japonés y mexicano que quiere viajar por Asia.

TABI significa viaje, TABITABI sería viajar con frecuencia y por último TOYO significa Oriental en japonés.

メキシコや周辺諸国の魅力を紹介するとともに、メキシコでの楽しい ライフスタイルを提案する無料の月刊メキシコ情報&旅行誌です。

10 8.8.8. CAFE DE OAXACA

オアハカ産オーガニックコーヒーで社会をつなぐ

12 イベントレポート「黒澤明監督特集」@シネテカ

22 イベント情報

23 編集後記

24 インスタグラム×「今月の一枚」

14 第23回 踊る尼、メキシコを生きる!

16 第43回 セルフケアから始めよう!

18 第9回 メキシコ折々 発酵和菜食生活

20 第186回 BOXING 熱病的観戦法

23 第45回 アモールとあや

25 第54回 Japón es Chido

26 新連載!Japón y la Cultura Gastronómica

28 最終回 Tatoki Space

Viajes Toyo Mexicano, S.A. de C.V. Campeche 217, Col. Hipódromo Condesa, Del. Cuauhtémoc, C. P. 06100, Ciudad de México Tel. (55) 5564-3180 / 5584-5410

Tabi Tabi TOYO は在墨日系旅行代理店・ビアヘス東洋メヒカーノの出 版部門・東洋マーケティングが、在墨・旅行中の皆様にむけてメキシコ の魅力を紹介する月刊無料旅行情報誌です。日本国大使館や日墨会館、 企業やレストランなど日系各店、ホテルを中心に無料配布しています。

発行人/ 松枝勝利 企画編集・ディレクション/ 行田巻生 編集協力/ 長谷川律佳 2024年9月2日発行 第230号

- 本誌に掲載されている料金、その他の情報については2024年8月25日 現在のもので、予告無く変更される場合があります。

- 本誌掲載の記事、写真、地図の無断掲載を禁じます。

- Tabi Tabi TOYO を送付希望する方は編集部までお問い合わせ下さい。

- Tabi Tabi TOYO は広告内容(サービス、商品、品質、合法性等)を保証 するものではありません。弊誌の広告、記事等により生じた損害、苦情に ついて、弊社は一切の責任を負いません。ただし不 利益を被った旨をご 連絡頂いた場合、事実関係を調査、確認致します。

Continuando con la serie de “viaje al mágico estado de Chiapas” del mes pasado, exploramos los encantos de dicho estado, ¡con San Cristóbal de las Casas como base! La segunda entrega de este mes se centra en los pueblos indígenas de las montañas que rodean San Cristóbal. Echamos un vistazo a Zinacantán y San Juan Chamula, donde los indígenas mayas tzotziles viven conservando sus tradiciones, cultura y costumbres, lo que nos permite experimentar la esencia de las culturas indígenas, algo infaltable en un viaje por Chiapas.

取材・文・撮影/ 行田巻生(編集部)

texto y fotos: Mai Koda

© 2009 Francesco Desideri, Flickr

1.サン・セバスチャン教会(Iglesia de San Sebastián Martir)では、赤紫のポクル (pok’u’ul=男性用の伝統サラぺ)を纏った男性陣が何やら儀式の支度中。教会内は基 本的に撮影NGである 2.いくつか存在するカトリック教会以外は西洋の影響がほとん ど見受けられない独特の風情と色合いは、まるで別の時空に迷い込んだかのよう

サンクリから西へわずか10kmほどの丘陵地帯にあ るシナカンタンの村。人口の99%がツォツィル族で構 成され、15世紀にはツォツィル族の首都と考えられる ほど重要な商業的中心地であった。現在、観賞用植物の 栽培と伝統織物の生産が村の経済を支えている。

この村の伝統的な性質には、興味深い歴史がある。ス ペインによる侵略が始まったとき、シナカンタン人は スペインの味方をしたのだ。当時、彼らが貿易の主力と していた琥珀や塩などの地域産物の所有を巡り、近隣 のチアパス民族と長い間対立関係にあったシナカンタ ン。そこに到着したスペイン人に現在のサンクリ都市 の建設を許可する代わりに、彼らから支援を受け、シナ カンテコ(シナカンタン人の)独自の伝統文化を守り抜 くことができたというわけ。つまり、スペインの味方を したというよりは、スペインを自分たちの味方につけ て利用したというほうが正しい。

シナカンタン観光の見どころは、そんな歴史的背景 から保護されてきたシナカンテコの伝統や文化的アイ デンティティ、昔ながらの素朴な暮らしに触れること。

村全体でエコツーリズムを大事にしており、織物工房 のある古民家でバックストラップ織機を用いた伝統織 物の生産工程を見学したり、マヤ儀式用のトウモロコ シ蒸留酒・ポッシュ(pox)の試飲、お手製トルティーヤ といただく彼らの日常的な食事を体験したりできる。

サンクリからはコレクティーボ(乗合バン)やタク シーでも行けるが、ガイド付きツアーが断然お勧め。先 住民の生活に部外者が立ち入る上での配慮やリスペク トが不可欠である分、彼らと交流関係を持つガイドが いたほうがコミュニケーションがスムーズであり、写 真撮影のタイミングや可不可なども教えてくれる。

3.マヤの伝統織物は女性 たちがバックストラップ織機 ( 後帯機 )でせっせと手織 りしている。糸を巻きつけ る木の棒の片側を自分の 腰に括って織っているのだ 4.完成した美しい織物の工 芸品。一本一本を手で織っ ていく緻密な作業は、2mの ショールを仕上げるのに約 15日要する

En la zona montañosa a tan solo 10 kilómetros al oeste de San Cristóbal está el pueblo de Zinacantán. 99% de la población son tzotziles y la economía del pueblo se sostiene de la floricultura y la producción textil tradicional. El atractivo del turismo en el pueblo es experimentar las tradiciones únicas de los zinacantecos, así como un estilo de vida simple y de antaño. Realicen una visita guiada de ecoturismo a una antigua casa con taller textil para ver cómo se elaboran los tejidos tradicionales en telares de cintura y prueben sus comidas cotidianas acompañadas con tortillas hechas a mano. 5.お邪魔した伝統古 民家の台所。床の高さ にある原始的な石のス トーブに火を焚き、その 上でトルティーヤを焼く

© 2018 Biggs, Flickr

チアパスで最も名の知れたインディヘナの村 といえば、サン・ファン・チャムラ(通称: チャム ラ)。シナカンタンから北に約7km、サンクリから は同じく約10kmの距離にあり、こちらも人口の ほとんどがツォツィル族だ。伝統を強く重んじる 先住民独自の自治体を持ち、国の警察や軍隊も介 入が禁止されているほど、今なお閉鎖的なチャム ラ。よそ者の観光客を受け入れるようになったの もここ30年ほどの話である。

そんなチャムラは、マヤ信仰とカトリックが融 合した独自の宗教を持つ「呪術の村」として有名。

その秘密は、中央広場のサン・ファン・バウティス タ教会(Templo de San Juan Bautista)内部に隠さ れている。外から見る教会はというと、真っ白な 外壁に鮮やかな色合いの青緑があしらわれ、正面 扉口には花モチーフの反復装飾が見られるキッ チュでかわいらしい印象。横のブースで入場料30 ペソを払い、いざ教会内へ 。コパルのお香が 立ちこめる薄暗い内部。床一面には松の葉が敷き 詰められ、無数のロウソクが火を灯す。長椅子や柱 などの普通の教会にあるオブジェは見当たらない。 マヤ文化では太陽を神とみなすので、もちろんキリ スト像もマリア像もない。村人は地べたに座って思 い思いの方向に輪を作り、供物とともに呪文のよう なお祈りを捧げている。想像を上回る異様な光景を 目の前に固唾を呑みながら、あまり凝視するのも気 が引けるので、ロウソクの火が重なり合う空間と不 思議な祈りのリズムにボーッと陶酔した。  教会内部で村人が行なっていたのは病気平癒祈 願だ。通常のカトリック教会では神への「懺悔」がな されるが、チャムラの人びとは病気や怪我、身体的 不調を治すために教会を訪れる。そのため、教会で は司祭ではなくシャーマンが指揮を執るのだ。筆者 は目撃していないが、今でも教会内で生きた雄鶏を 生贄として捧げる(その場で屠る)そうだ……。

当然ながら教会内部での撮影は一切厳禁。チアパ ス旅に欠かせない神秘的スポットで、ぜひご自身で 目の当たりにしていただきたい。

1.村入り口の高台にあるパンテオン(墓地)。中央には外壁だけが残ったサン・セバ スチャン寺院が建つ。お墓の上の十字架には、冥界との接触を示す松の枝が必ず添 えられている 2.教会の正面扉に施された花の装飾 3.民族衣装である白黒の羊 毛ロングコートを着用するチャムラの男性陣。「灰の水曜日(イースター46日前の水 曜日)」の直前5日間で盛大に祝われる村のカーニバルにて

San Juan Chamula es famoso como un “pueblo místico” con una mezcla propia de la fe maya y el catolicismo. Al interior del Templo de San Juan Bautista, el suelo está cubierto de agujas de pino e innumerables velas encendidas. Sin bancas ni pilares, como en las iglesias comunes, los habitantes se sientan en el suelo en la dirección que deseen, ofreciendo plegarias parecidas a conjuros con sus ofrendas. La gente de Chamula visita la iglesia para orar por el alivio de enfermedades y no para “confesarse” ante Dios. Dentro de la iglesia está estrictamente prohibido tomar fotografías. Este místico sitio es parte esencial de un viaje a Chiapas y quisiera que lo presencien por sí mismos.

© 2018 Biggs, Flickr
© 2020 Bruno Rijsman, Flickr

村のシンボルであるサン・ファン・バウティスタ教会と中央広場。日曜にはティアンギスが開かれ、大勢の村人たちと音楽で一段と賑やかに

サンクリからチャムラまではガイド付きツ アーが催行しており、シナカンタンと併せて訪 れる(駆け足気味の)半日ツアーが主流。もちろ ん自力でも行けるが、一番のおススメは乗馬ト レッキングだ。その魅力はなんといっても、道 中の 美しい大自然! 山道やトウモロコシ畑が 広がるのどかな田園風景や、途中で出くわす羊 の群れに癒されながら、乗馬を満喫できる。

サンクリ中心部から少し離れたトレッキン グコースの始点までは車で移動するので、実

際の乗馬コースは5kmほどと、長すぎないのも ◎。専属ガイドが付き添うので乗馬経験は不要 だ。とはいえ、メキシコのリスク管理は緩めな ので(苦笑)、多少経験がある方が安心して楽し めるだろう。

Una recomendación es tomar un paseo a caballo desde San Cris hasta Chamula. Disfruten del paseo tranquilizador con la hermosa naturaleza, el paisaje rural por senderos de montaña, los campos de maíz y los rebaños de ovejas que se cruzan por el camino.

1. 正面から拝む 立派な石灰岩アーチ。左側の 階段より洞窟内部へと上がっていく 2.多彩な 鍾乳石が自然の神秘を語る洞内。狭いところを くぐり抜けながら進む箇所は多少のスリル感が あり、子どもたちはかくれんぼしたりと楽しそう

3.洞窟にはところどころに展望ポイントも 4.緑 が気持ちよいピクニック&バーベキューエリア 5.敷地内を流れる川ではボートライドも提供

サンクリ中心部から東に約6km地点にあ る人気のエコパーク、エル・アルコテテ。みず みずしく茂った松の木と、地域特有の動植物 が生息する広大な園内では、数多くのアウト ドアアクティビティが楽しめる。

最大の見どころは、高さ 最大40mにもな る石灰岩の洞窟アーチ。地域を流れるフォゴ ティコ川の侵食により、長い年月をかけて 独特の地層形成がなされたものだ。迷路のよ うな洞内は探検することができ、尖塔状の 鍾乳石や石筍が重なり合ったユニークな岩 層はかなりの見応えだ。岩壁では経験者向け に、ロッククライミングやラペリングも提供 している。他にも、吊り橋のあるハイキング ルート、全長350m×高さ186mのジップラ イン、乗馬などのアクティビティが充実し、 キャンプやバーベキューエリアには家族連 れで賑わう。

飲食店や売店もあるので、手ぶらで行って も良し。サンクリから簡単にアクセスできる 上、入園料はなんと10ペソと大変お手ごろ。 詰め込みがちな旅程で一息つきたいとき、近 場でもエキゾチックな自然環境でリラック スしたいときにもってこいのスポットだ!

A unos 6 km al este del centro de San Cristóbal, se encuentra el Parque Ecoturístico El Arcotete. Rodeado de frondosos pinos, con una rica flora y fauna, el vasto parque ofrece diversas actividades como senderismo, tirolesa, escalada en roca, campamentos y parrilladas. La principal atracción es un gran arco cavernoso de 40 m de altura. El interior de la gruta es como un laberinto y se pueden admirar formaciones geológicas únicas de innumerables estalactitas y estalagmitas puntiagudas.

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*料金単位はUSドルです。

*料金は2024年 8月現在のものです。

*料金には税金、燃料サーチャージが含まれています。

Precios en dólares americanos, vigentes a la fecha de edición de esta revista (Agosto 2024), sujetas a cambio por disponibilidad de clase aérea.

ANA利用成田直行便 $2,117~ AEROMEXICO利用成田直行便

$2,230~

*料金は航空会社の諸事情等により変更になることがあります。 モンテレイ出発

UA+ANA

*羽田・成田空港発着

$2,182~

$2,272~ メキシコシティ出発

お問い合わせは メキシコシティ営業課 和久井まで Tel.(55)5584-5410 /5564-3180 swakui @viajestoyomex.com

アメリカン+JAL

*羽田空港発着

$2,288~ レオン出発

アメリカン+JAL

*羽田空港発着

そんな皆様の声にお答えして、

バヒオ地区ーメキシコシティ間の 国内移動むけ ハイヤーサービス をご利用いただけます。

1. 日本人が好む深めの中 煎り、ハイロースト(左)と フルーティーな酸味が残 る浅煎り、ミディアムロー スト(右)を用意。ミディア ムローストはほどよい酸味 と甘み豊かなフレーバー で、ふだんは ハイロースト 派(筆者も然り)の口にも やさしい。どちらも160ペソ /250g 2.おすすめはハイ ローストをエスプレッソ で!(Mari's Pastryにて)

社会をつなぐ絶品オーガニックコーヒー

近頃、メキシコシティの日本食店や 日墨イベントなどでよく目にするコー ヒー豆の銘柄がある。オアハカ産の オーガニックコーヒー販売プロジェク ト「8.8.8.」だ。以前から日本人コミュニ ティと交流のあるウリセス・パラシオ スさんとエリアス・ラミレスさんが本 年度より発足した「フェアトレード」推 進のコーヒープロジェクトである。

彼らが取り扱うのは「職人の手に よって栽培・収穫されるオアハカ産の 最上級オーガニックコーヒー」。その豆 はオアハカ州シエラ・ノルテの標高約 1,400mに位置するタレア・デ・カスト ロ村(Villa Talea de Castro)の農園で有 機栽培されているものだ。村で代々受 け継がれるコーヒー豆栽培は職人たち によって一つひとつ手作業で行われ る。そんな栽培・収穫プロセスは過酷か つ緻密である分、徹底された成熟度と タイミングで収穫される生豆は最高品 質を誇るのだ。8.8.8.のコーヒーはこの オアハカの手しごとを消費者へ

職人たちの目 によって手摘 みで収穫され たコーヒーチェ リーは、赤く完 熟したものば かり

村のティピカ種とムンドノーボ種の オーガニックコーヒー豆を100%使用。

同じくオアハカ出身の焙煎人が手がけ るミディアムローストとハイロースト のこだわり焙煎2種を用意し、特別な味 わいとアロマを提供する。

「8は『無限』や『繁栄』を意味する縁 起のいい数字。『8.8.8.』の名には人(生 産者)と人(消費者)がつながり、みんな で『繁栄』を分かち合う、ともに成長す るという意味が込められているんだ」 と二人は話す。8.8.8.はオアハカの僻地 に暮らすコーヒー職人たちがその労働 と価値に見合った対価を得る手助けを しながら、消費者に最高品質のオーガ ニックコーヒーを届けるWin-Winの関 係構築を目指すソーシャルプロジェク トなのだ。

現在、メキシコシティのMari's Pastry、 Sakanaya JAMES、PANYA SAM、Shoya、 Museo Cencalli、およびケレタロの FUJITAYAにて好評販売中。そのユニー クな味わいは着々とコーヒーファンの 心を掴んでいる。日本マーケットWavia でも近々取扱い開始予定など、今後さ らに販売拠点を増やしていくそうだ。  私たちの暮らしを豊かにするコー ヒー。おいしいオーガニックコーヒー を飲んで、その豊かさを生産者、社会に 還元する8.8.8.の取り組みにぜひあな たもジョインしよう!

取材・文・撮影/ 行田巻生(編集部) texto y fotos: Mai Koda

8.8.8.CAFÉDEOAXACA

(55) 4265-2998

@888cafemx

オアハカ産のおいしいコーヒーを 届ける8.8.8.のウリセスさん(左) とエリアスさん(右)

※上記WhatsApp、インスタDMに て直接購入も可能。お問い合わせ お待ちしております!

8.8.8. es un proyecto de venta de café orgánico de Oaxaca que promueve el comercio justo, lanzado este año por Ulises Palacios y Elías Ramírez, quienes desde tiempo atrás tienen estrechos vínculos con restaurantes y la comunidad japonesa. Utilizan granos de café 100% Típica y Mundo Novo, cultivados y producidos manualmente en Villa Talea de Castro en la Sierra Norte de Oaxaca, con dos tipos de tueste, medio y alto, que le brindan un rico sabor y aroma. Actualmente a la venta en Mari's Pastry, Sakanaya James, PANYA SAM, Shoya, Museo Cencalli, en la CDMX, y Fujitaya, en Querétaro.

去る8月13日から25日にかけて、シネテカ・ナシオナル にて「黒澤明監督特集」を開催。同施設の 創立50周年を記 念して国際交流基金メキシコ日本文化センターとの共催 で実施され、かねてより観客からのリクエストが多かっ た黒澤明監督映画16作品が特集上映された。

上映作品には『羅生門』『生きる』『七人の侍』などのベネ ツィア国際映画祭、アカデミー賞等の国際的映画祭での 受賞作品の他、日ソ合作の『デルス・ウザーラ』のような貴 重な作品も含まれた。バラエティに富んだラインナップ に多くの人びとが来場。16作品のほとんどの回が満席と いう盛況ぶりで、劇場は迫力あるシーンの数々を大きな スクリーンで鑑賞する感動と興奮に包まれた。

9月10日からは、モンテレイにて特集上映が行われる。

今も世界中で愛される黒澤明監督映画をこの機会にぜひ お楽しみあれ!

写真・レポート提供/国際交流基金メキシコ日本文化センター reporte y fotos: Fundación Japón en México

Fundación Japón en México

www.mc.jpf.go.jp

Del 13 al 25 de agosto se realizó el ciclo “Retrospectiva de Akira Kurosawa” en conjunto con la Fundación Japón en México para conmemorar el 50 aniversario de la Cineteca Nacional. Se proyectaron obras clásicas como Rashomon, Vivir y Los siete samuráis, así como la coproducción de la Ex Unión Soviética Dersu Uzala, para un total de 16 filmes. El evento fue un gran éxito con lleno total en casi todas las proyecciones. A partir del 10 de septiembre el ciclo tendrá lugar en Monterrey.

文/ 横尾咲子

texto: Sakiko Yokoo

皆さんにお馴染みの「だるまさん」は、禅宗の開祖 である達 だるまたいし

磨大師に由来します。悟りを得るべく、洞窟 に籠って壁に向かい座禅すること九年。それですっ かり腕と脚が腐り落ちてしまったとのこと。そんな だるまさんに憧れて、たった一人メキシコに渡り、禅 を弘めた臨済僧がいらっしゃいました。その名は、高 田慧 えじょう 穣(1928-1996)です。

若かりし日の高田老師

高田老師は、だる まのように手も足も 出ない、一種の極限 状態に敢えて飛び込 み、自分の禅が本物 かどうかを試した かった、と語ってい ます。老師にとって 達磨大師は「男のロ マン」に生きた人で あり、その追体験をするために、僧籍を離脱してま で、貨物船に乗り込み、はるかメキシコまで渡ったの です。

Ejo Takataこと高田老師は、メキシコの文化人の間 では言わずと知れた存在であり、あちこちでその名 を耳にします。何のツテもなくやってきた氏ですが、 彼の禅が本物であった証拠でしょう、ほどなく、精神 分析の権威であるエリック・フロム博士と出会いま した。こうして知識人らとの交流が始まり、UNAMや

Colegio de México等の教育機関における早朝座禅 会を展開。また、オアハカのインディヘナの村で、大

豆の栽培と加工技術、草鞋の編み方、東洋医学などを 伝え、持続可能で経済性のある福祉事業も行ないま した。

カルト的実験映画の巨匠、アレハンドロ・ホドロフ スキーとの親交も有名です。彼の作品の随所に、高田 老師から学んだ禅の思想が垣間見られます。「高田 老師と出会って人生が変わった。彼は私が知る限り、 最も誠実な5人のうちの1人。金品は何も持っていな かったが、彼は『確信』を持っていた」というホドロフ スキー監督の回想にはグッときます。

禅宗では、修行僧のことを雲水と呼びます。雲や水 のように、抗わずに形を変え、流れを止めず、悠々と 自然体でありながら、自ずと人のためになる。高田慧 穣老師は、正にそのような方であったようです。思え ば、私がメキシコで踊る尼として生きているのも、雲 水的生き方の結果といえましょう……。「自ずと人の ために」なれるかどうかは、これからの修行次第で す。

高田老師にあやかり、精進あるのみ! 合掌。

『般若心経』の出版発表会が 開催決定! 飯田利明先生に よるライブ書道の他、舞踏や 音楽パフォーマンスもあり。

『般若心経』の世界を五感で 感じてください。

日時: 2024年9月29日(日) 12時開演

場所: Casa Miguel Alemán - Complejo Cultural Los Pinos (Residencia Oficial de los Pinos, San Miguel Chapultepec I Secc, Miguel Hidalgo, CDMX) ※入場無料

皆さま、こんにちは! 雨季らしく猛烈な豪雨の日も ありますが、気温の変化で体調崩されていないでしょう か? お出かけの際には荷物にはなりますが、念のため上 着も持っていった方がよいですね。

さて、私たちの生きる現代社会で起こりがちな「睡眠時 間を削る」という行為があります。いいことではないとは 分かっていながら、趣味や仕事などで夜更かししがちで すよね。これまでのコラムでもホルモンや胃腸の状態、自 律神経、薄毛、抜け毛、ストレス、お肌などへの影響につい て書いてきました。それらの状態は互いに関係し合って いるので、どれか一つというよりはいくつか複合して発 症される方が多い印象です。まずは睡眠不足(睡眠の質の 低下)が影響しやすい美容のお悩みや問題について見て いきましょう。

・しわ、たるみ:筋肉が緊張した状態が続くことでしわ、 たるみが起こりやすくなる

・肌荒れ:ホルモンの影響でニキビや肌の乾燥が起こり やすくなる

・むくみ:血行の悪化により、目の周りや顔全体にむくみ が起こることがある

・シミやくすみ:血行不良が肌の新陳代謝の低下につな がり、シミやくすみが目立つようになる

・老化の加速: 睡眠の質は、細胞の修復や再生、ターン オーバーにも影響を及ぼす

ざっと見ただけでも気が参ってしまいますね……。今 回はそんな恐怖や心配を取り払うセルフケアとしてツボ 刺激をご紹介します! 洗顔の前後や美容液を使用され る際に一緒にやっていただければOK。それぞれのお悩み に効果的なツボを以下に記しますので、気になるポイン トを心地よい強さで10秒程度×3〜5回押圧いただけれ ばと思います。

Clínica Acupuntura Japonesa KATSUNO 2016年開業!全スタッフが国家資格を持つ専門家

Revolución院

Av. Revolucion 723 Int.103, Santa María Nonoalco, CDMX Tel:(55)2711-7925

休診日: 金、祝日、第3土曜 Nápoles院

email: c.a.j.katsuno@gmail.com /c.a.j.katsuno

文・写真/勝野馨太 texto y fotos: Yoshitaka Katsuno

① 攅 さんちく 竹: 眉間のしわや眼精疲労

に◎

② 巨 こりょう 髎: ほうれい線や頬のたる

みの改善

③ 迎 げいこう 香: ほうれい線や頬のたる

みの改善

④ 頬 きょうしゃ 車: フェイスラインのたる

み改善、食いしばり改善

⑤ 頷 がんえん 厭、懸 けんろ 顱、懸 けんり 釐(3本の指で同 時に):お顔全体のたるみの改善

これらのツボを刺激することでお顔全体の血流が良く なり、続けることでしわやたるみ以外のお悩み改善も期 待できます。難しく考えずに、大体の場所を押さえてみま しょう。強い方が効果が上がるというわけではないので、 心地よいと感じられる程度の強さで実施することが大 事です。これまでにご紹介した胸鎖乳突筋のストレッチ、 ペットボトルを使用した頚部のセルフマッサージも併せ て実施すると、さらに効果的です。

念を押しますが、良質な睡眠は美容や心身の健康に とって不可欠な要素です! ご紹介のセルフケアももち ろん大切ですが、寝る前のスマホやPCの使用を控えてリ ラックスする時間をとったり、生活習慣を整えたりしな がら、日頃から睡眠の質を上げていくこと一番の鍵にな ります。

お顔(表情筋)への刺激はセロトニンの分泌を促進する という研究もあります。当院では東洋医学と解剖学・生理 学的根拠に基づいた美容鍼や睡眠に関する鍼灸も施術し ております。より効率よく、効果的な方法をお探しの方は ぜひお試しください! 今回も最後まで読んでいただき ありがとうございました。

Maricopa 9-1er piso, Nápoles, Benito Juárez, CDMX Tel:(55)5189-9627

休診日: 月、水、祝日、第3日曜

宮内千奈美

管理栄養士・栄養学修士。元JICA海外協力隊。通算20年臨床 栄養中心に従事。2013年よりメキシコシティ在住。 @jo_armonia_fermentada_chinami @hakko_wa_saishoku

材料はズッキーニの花3つ、マッシュルーム8個、セボジン3本、人 参1本、そしてもちきび50gです。もちきびは「granos de mijo」の 名称でスーパーなどで入手可能です。

<作り方>

① 150mlのお湯を沸騰させます。軽く 洗ったもちきびと塩少々を入れて、時々 かき混ぜながら約10分炊きます。炊き上 がったら蓋をして約10分蒸らします。

② フライパンにオリーブオイル大1を 熱し、みじん切りにしたセボジン3本、人 参1本、マッシュルームの軸を柔らかく なるまで炒め、塩こしょうします。

③ ②に①を加えて炒め合わせます。料 理酒大さじ1と醤油麹大さじ1と1/2で味 付けをし、片栗粉(又はMaizena)大さじ1 を加え、冷まします。

④ 内側に薄く片栗粉をまぶしたズッ キーニの花とマッシュルームに③を詰 めて、全体に片栗粉をまぶし、オリーブ オイル大さじ2を熱したフライパンで焼 いて完成です。

2023年は国際雑穀年でした。家畜を昆虫食へ、主食を雑穀に、という原点回帰にも見える流れは、これ以上 地球環境に負荷をかけないための働きかけのようです。

メキシコに来て間もない頃のオアハカ旅行中、地元 のボターナ(おつまみ)のセットを注文しました。運ば れてきたのは、大小さまざまな虫とチーズが並んだ大 皿……!! これは、インパクトの強い異文化体験でした。

どうしても手が出せなかった虫料理は持ち帰り、ホテ ルのフロントへお渡ししたのでありました。

それから何年か後に、参加していたメキシコ料理教 室ではチャプリネス(chaplines=イナゴ)とグサーノ (gusano=リュウゼツランに寄生する蝶の幼虫)を目 にしました。「私、これ大好物なの! 」と調理前のイナゴ をポリポリかじるメンバーを横目に、幼虫はタコスの 具に、イナゴはウチワサボテンと共にサラダとして調 理しました。そのときも料理は他の方にお譲りし、在墨 10年過ぎても未だ昆虫食を克服することができずにい ます。

そうした中、今年7月に聴講した学会で長年昆虫食 を研究している大学教授が「食糧危機が起こる前でも 健康食として昆虫を食べるべき」と熱弁されていた

り、街の量販店でコオロギの粉末入り煎餅やトトポス (totopos=トルティーヤチップス)を見かけたりする ことで、俄かに昆虫食が身近になったように感じてい ました。

どうやら2013年にFAO(国連食糧農業機関)が 「Insects to Food the World(世界を養う昆虫)」報告書 を公開したことで、その後の約10年間で昆虫を扱う企 業が増え、食材として普及しつつあるようです。現在既 にメキシコ以外でもアフリカ各国などに根付いている 昆虫食が、更に浸透するには課題も多そうですが、25年 後には100億人に達するといわれている全人類へ十分 なたんぱく質源が行きわたるように、様々な分野で畜 産に代わる食品の研究が進んでいるようです。

10月より自家製発酵調味料仕込みクラスを 開始します。詳細はインスタグラムに掲載し ます。皆さまのご参加をお待ちしています!

電話:998-887-33-66(店舗)/ 55-5455-8451(日本語対応)

URL: yamamoto-cancun.com

営業時間:月〜土 13:30〜23:00 日 13:30〜20:00

住所:Ave. Uxmal 31, Centro, 77500 Benito Juárez, Q.R. ※ホテルゾーン&ダウンタウンまでお迎えに上がります。

※本誌持参の方は食後のコーヒーをサービスします。

Michoacán (CDMX)

Av. Michoacán 25, Hipódromo Condesa (55) 5584 9419/3038

Rio Pánuco (CDMX)

Rio Pánuco 170, Cuauhtémoc (55) 5525 6520/5514 8257

Nuevo León (CDMX)

Nuevo León 160, Hipódromo Condesa (55) 5553 1443 y (55) 5553 9653

Coyoacán (CDMX)

Londres 349, Del Carmen (55) 5554 8980 y 5658 7902

Reforma (CDMX)

Paseo de la Reforma 1, Tabacalera (55) 2121 7226 y 552121 7246

Insurgentes (CDMX)

Av. Insurgentes Sur 1261, Extremadura, Insurgentes (55) 1945 8101 / 9081

Komasa Rio (BC)

Blvd. Sanchez Taboada 10132, Zona Rio (664) 684 2363 / (664) 634 6995

Komasa VIP (BC)

Blvd. Salinas 11120-52, Aviación (664) 681-7469 / (664) 681-7061

Cabo San Lucas (BCS)

Boulevard Marina, Centro (624) 143 4038 y (624) 143 4267

去る7月7日、東京都知事選が行われた。2位に甘 んじはしたが元安芸高田市長・石丸伸二氏が165万 票と予想外の大きな票数を得た。SNS戦略が効果的 だったと言われるが、ボクはそうは思わない。石丸 氏は他の候補者の誰よりも圧倒的に街に出て、227 回の演説をしたそうだ。その地道な選挙活動が先の 得票数に結びついたのだと思う。ボクの敬愛する天 才政治家・故田中角栄はかつてこう言った。「選挙に 近道はない。戸別訪問3万軒、辻説法(街頭演説)5万 回をやれ! それが基本、選挙の基本だ! 」と。

ボクシングでも、もちろん基本が大事だ。ボクシ ングの基本とは何か。規則正しい生活をし、体調を しっかり整え、毎朝走り、毎日のジムワークを怠ら ないこと。技術的な基本はというと、しっかりと構 えてジャブ、ワンツー、基本のパンチを打つこと。

これに尽きる。世界最高峰のボクサーで、今はエン ターテイナーになったフロイド・メイウェザーは練 習の虫だ。その彼は常々こう言っている。「お前が寝 ている時、俺は練習している。お前が練習している 時、もちろん俺も練習している」と。

日本人のトレーナーが付いていたこともある3階 級制覇者のメキシカングレートボクサー、マルコ・ アントニオ・バレラは走ることが好きで、試合2日前 でも朝のロードワークをしていたそうだ。あの体の

軸がぶれないボクシングは下半身の強靭さから来 ていたのだ。そして、日本人最多のタイトル防衛13 回の記録を持つ「栄光のカンムリワシ」こと具志堅 用高氏は常に走り込み、基本の練習を繰り返してい た。

その逆もある。1990年代、一大ボクシングブーム を巻き起こした稀代のカリスマボクサー・辰吉丈一 郎は世界タイトル奪取後、ロードワークをサボりが ちになり、それが原因で昔からのトレーナーが離れ たと聞いた。その結果、かつての輝きは失せ、波乱万 丈のボクシング人生に突入していくことになる。

話をスターダムに戻そう。日本男子史上初の4階 級制覇をした井岡一翔のボクシングは派手な動き はなく、基本動作の積み重ねだ。日本歴代最強ボク サーの井上尚弥は言う。「ワンツーがしっかり打て れば世界チャンピオンになれる」と。事実、彼のボク シングはジャブを起点にしっかり相手との距離を 計り、隙を見つけてワンツーを当てていく、という 実に基本に忠実なボクシングだ。

この号が皆様の手元に届く直前であろう9月3日、 東京有明にて行われる4団体統一戦にて古豪のテレ ンス・ジョン・ドヘニーを攻略していることだろう。 ボクサー諸君! 基本をしっかりと身に付けよう。 その先に輝かしい未来が待っている。

¡Celebra

el Grito de Independencia!

独立記念日を祝おう!

2024年9月15日(日)夜

9月はメキシコの愛国月間! 9月16日の独立記念日を祝っ て、全国各地で様々な催し物を開催。前夜の15日に、伝統 行事の「エル・グリート(独立の叫び)」とともに最も盛大 に祝われる。さて今年のソカロ広場では、国民的バンダグ ループ・Banda MSによるコンサートが決定。ラテンアメリ カタワーの各レストラン・バーや、テキーラ&メスカル博物 館などのセントロ周辺施設でも独立記念日スペシャルナイ トを用意。ぜひ、一緒に独立記念日を盛り上げよう!

Festival de Chiles en Nogada

チレスエンノガダ・フェスティバル

2024年8月16日(金)〜9月30日(月) CDMX歴史地区の各参加レストラン

メキシコ独立記念日に食す伝統料理・チレスエンノガダ。 9月の愛国月間イベントとして、メキシコシティ歴史地区で 第4回「チレスエンノガダ・フェスティバル」を開催中! 同 エリアの参加レストラン80軒が、自慢のレシピで勝負。 参加レストラン一覧は、上記QRコードをチェック。

国立交響楽団 ベジャス・アルテス宮殿90周年記念公演 90 aniversario del Palacio de Bellas Artes Orquesta

Sinfónica Nacional

2024年9月27日(金)、29日(日)

Palacio de Bellas Artes, CDMX

ことし創立90周年を迎えるベジャス・アルテス宮殿。祝賀 行事のメインイベントとして、メキシコ国立交響楽団が特 別公演を開催。メキシコの作曲家、カルロス・ビダウーリに よる祝典序曲が初演され、民族バレエ団(Ballet Folklórico de México)も参加するなど、豪華ラインナップを予定。チ ケットお求めは上記QRコードにて。

(メキシコシティ政府公式HPより拝借)

エッセイ漫画「アモールとあや」連載中! Ayanorosa(アヤノロサ) 日本で知り合ったメキシコ人と国際結婚し、メキシコ に移住。現在は国際結婚をテーマにしたエッセイ漫画 を執筆中。レオンでカフェ個展なども開催している。

@amor.and.aya

マジカルチアパス第2弾は、私がチアパス旅で最もグッときた インディヘナの村々。本文でも触れましたが、物理的スポット を周るというよりは文化や情緒を吸収する村観光において、 自力で行くのは勿体無いというか、不毛というか(量産型の商 業ツアーも然り)。やはり現地を愛し、知っているガイドと行 くほうが村人たちも受け入れやすいし、その分学びも多い。彼 らにとっても、観光客の私たちにとっても重要だと思うので す。シナカンタンの教会では写真撮っていいよー、なんてこと もありましたが、それは時と場合、巡り合わせによりけりなの で、私の思い出の中に閉まっておくことにします。 Koda

@sumiko_mexico

オアハカ市から約30km南に、先住民の伝統 手仕事を受け継ぐ村、サン・マルティン・ティ ルカヘテがある。ここで生産されているの は、空想上の生き物にカラフルな絵付けを 施した木彫り工芸のアレブリヘだ。今月の一 枚は、数ある工房の中でもコミュニティの教 育に力を入れた革新的な社会プロジェクト として注目を浴びるTaller Jacobo & María Ángelesのワークショップから。設立30年の 歴史あるギャラリー&工房では、コパルに木 彫りされたサポテカ神話の動物・トナスとナ ワレスの製作に特化しており、職人により木 材に命が吹き込まれる工程を見学できる。

San Martin Tilcajete, Oax.

texto y fotos: Andrés Camacho @solo_andoresu

www.patreon.com/japoneschido

Doctorando en literatura y cultura popular de Japón, investigador de chismes samurái y entrenador de futbol en Osaka. Creo que México y Japón son indescriptibles, tienen algo evocador que las palabras no pueden contener y como tal, a veces sólo queda decir —¡Qué chido!

Hōganbiiki y el sueño de verano

Cada verano, el “ kōkōyakyū ” o beisbol preparatoriano se presenta como un acontecimiento en la televisión japonesa. Si bien, esto no debería ser sorpresivo porque el beisbol es el deporte más popular y practicado en Japón, esta irrupción juvenil no se parece en nada a la del “diamante” profesional que domina las audiencias deportivas. El kōkōyakyū está basado en “la pureza de la juventud”; o bueno, eso dice de forma unánime la fanaticada que, tanto llena el famoso estadio Kōshien entre el vitoreo desbordado juego a juego, como lo mira de principio a fin en la televisión veraniega durante dos semanas. Este convencimiento de que los jóvenes beisbolistas se baten en el diamante con inocencia pueril, sin embargo, viene acompañada de muchos símbolos que sugieren, a mi parecer, la nostalgia de la simpatía que levanta el héroe derrotado, o “ hōganbiiki ", una palabra que, si bien hace referencia a los samuráis, estos días pareciera representar mejor a los beisbolistas preparatorianos. Llegué desde las ocho de la mañana al estadio Kōshien, escenario de los Tigres de Hanshin de Osaka que cumplió cien años de haberse construido. El calor era implacable y la humedad volvía la existencia misma un esfuerzo inconmensurable, pero aun así, el vaivén de los aficionados en las tribunas era multitudinario y sonoro. Era mi primera vez en el famoso estadio Kōshien y no se trataba de cualquier juego, sino de la final del torneo de beisbol de preparatoria. Cada prefectura está representada por un equipo, así que se juntan cuarenta y nueve preparatorias que día a día se van eliminando. La dinámica es sencilla: el que pierde, se va a casa. Durante los días previos al torneo, la televisión muestra entrevistas y reportajes sobre los capitanes de cada preparatoria y la forma en la que están imbuidos por completo en el equipo, como si ellos mismos fueran el cuerpo de la institución entera. Conforme los jugadores van tomando el diamante y los jardines, la voz del estadio va nombrándolos mientras el público le pone rostro y chisme a las figuras que días antes vio en la televisión.

“Que gane Yamaguchi, ¿no? Dijo que lo hacía por su mamá. Lo crio sola y lo sacó adelante”, recuerdo que dijo alguien junto a mí acerca del lanzador más popular de la final. De pronto, por los altavoces sonó una

alarma. Era la misma que antaño sonaba cuando los aviones enemigos se acercaban con sus bombas incendiarias a la ciudad y la gente debía correr a los refugios. El mismo llamado para el despegue de los aviones otrora conocidos como las fuerzas especiales de ataque, o kamikazes. Ahora suena para marcar el inicio el juego.

Cada escuela tiene reservada una zona en la tribuna y sus porras van turnándose los cánticos y bailes con cada turno al bat. La porra del equipo que está en el montículo de lanzamiento debe mirar y aguantar la batucada de los de enfrente. Las porras desdoblan un espectáculo aparte, algunas tienen la capacidad de dramatizar cada ponche o cada batazo de tal forma que van engullendo al público que llegó al juego sin preferencias claras. No obstante, las verdaderas simpatías están puestas con el equipo débil o menos favorito. Esto no es inusual. Los personajes más populares en la historia de Japón son aquellos que no lograron vencer. Pero no solo eso, se volvieron populares porque su derrota estuvo condicionada a la honestidad y pureza de sus actos. El ejemplo clásico es Minamoto no Yoshitsune, quien logró distinguirse en la guerra por su valentía y ganar el favor de los poderosos; sin embargo, su hermano lo derrotó. Otro es Kusunogi Masashige, quien, sabiendo que sería derrotado en un ataque frontal, siguió las órdenes del Emperador y, efectivamente, perdió la guerra y se mató. El beisbol y sus jugadores son similares. No solo el calor veraniego hace de la confrontación deportiva un terreno de condiciones extremas a las que un jugador profesional no se prestaría, la narrativa sugiere que los jugadores no aspiran a la gloria, sino que juegan por el amor a los suyos, al juego mismo. Claro, con la seriedad que Cortázar sugiere que requiere un juego infantil. Los equipos van quedando fuera y solo dos llegan a la final. En esta ocasión, Kioto contra Tokio, la narrativa clásica de las dos capitales es suficiente para abarrotar el estadio en espera de un perdedor que admirar por su arrojo valiente en contra del rival favorito. Y así fue, llegada la décima entrada, después de un empate que parecía perpetuo, el error del lanzador e hijo único, Yamaguchi, le dio el triunfo a Kioto. Entonces, las lágrimas de la onceava tokiota levantando del piso a su joven lanzador se impusieron a las de la celebración. Llorando, los niños recogieron la arcilla del mítico Kōshien para llevársela como prueba de que ahí estuvieron, que ahí jugaron y perdieron. Luego, reverenciaron al público desbordado en aplausos y se marcharon para dejar el campo a los ganadores, de quienes nadie recuerda su celebración.

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