1 minute read

働き方の未来2035 一人ひとりが輝くために

“2035 年にはさらなる技術革新により、時間や空間や情報共有の制約はゼロに なり、産業構造、就業構造の大転換はもちろんのこと、個々人の働き方の選択肢はバラエティに富んだ時代になるに違いない。”

これは、厚生労働省が「働き方の未来2035:一人ひとりが輝くために」懇談会にて有識者との議論をまとめた報告書の一部です。

Advertisement

報告書では、今から十数年後の2035年ごろ、一人ひとりが輝くこんな働き方が当たり前になっているだろうと予測しています。

01. 時間や空間に縛られない働き方に

働く場所に関する制限は一切なくなり、多くの仕事が、いつでもどこでもできるようになるだろう。異なる空間にいても、ネットを通じてコミュニケーションは取れるし、共同作業も可能だ。そこではかつての「働く時間」が評価軸になることはなく、「働いた成果」によって報酬が決定される。

02. より充実感が得られる働き方に

「働く」という活動が、必ずしもお金を得ることを目的としてはいないだろう。社会への貢献や、周りの人との助け合い、地域との共生、自己の充実感など、その目的は多様化する。自立した個人が自律的に多様な目的・スタイルを選択することで、「働くこと」の定義、意義が大きく変わっていく。

03. プロジェクト型の企業体に

企業では極端に言えば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクト終了と同時に、企業の内外を柔軟に移動するようになるだろう。その結果、企業組織の内と外との垣根は曖昧になり、「正社員」の概念も薄れていく。

04. 働く人が働くスタイルを選択する

企業がプロジェクト型の組織になるにつれ、働く側も自らの希望により、プロジェクトを選択できるようになるだろう。そうなると働く時間をすべて一つのプロジェクトに使う必要はなくなる。複数の会社の複数のプロジェクトに従事することも、また他の活動に力を割くことも働く側が選択できる。

This article is from: