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ʴ ဃŴఌ ᛄ LJǓƠƯLJƤǜƔᲹ 築紫 裕子
庭
の大きな鉢に植えてある植物の多くが、元気のない状
態になっていました。その上、水をあげても、沁み込
ところで、この植え替え作業をしていた時
期、雨で庭仕事ができない日には、家の中
んでいきません。 「あっ、また根詰まりしちゃっているに違い
の片付けをしていました。何か家の中がご
を起こして弱ってしまいます。でも大きな鉢だと、植え替え作
どこにしまったか思い出せなくて探し物に
ない!」鉢植え植物は、定期的に植え替えをしないと根詰まり
ちゃごちゃしていて気分が 落ち着かないし、
業は大仕事です。それで、そろそろ植え替えないと、と思いつ
時間がかかるようになっていたからです。
つも、そのままになっていました。
まず、荷物を整理しようと押し入れを開
数日後、やっとまとまった時間が取れたので植え替えを始
けると、中は雑多なものがぎゅうぎゅう詰
た根っこがぐるぐる巻きになって、石のように固くなり、パン
状態でした。物を全部引っ張り出してみる
入っていました。これでは、水分も栄養分もうまく吸収できま
思ってとっていたものや、子どもが小さ
切り、新しい柔らかい土に植え替えて、肥料を足してあげる必
めた箱がでてきました。
めると、それはもうひどい根詰まり状態です。びっしり詰まっ
めで、まるで根詰まりしている鉢のような
パンに張った根っこのせいで、プラスチック製の鉢にはひびが
と、奥からは、いつか使うかもしれないと
せん。本当ならこんなひどい状態になる前に伸び過ぎた根を
かった頃のおもちゃや学習用品を丁寧に詰
要があるのです。
そのまま全部とっておきたいのは山々で
植え替え作業をしていると、 「根詰まり」ではなく、逆に「根
したが、そんな余裕はありません。それに
う鉢からは何匹ものネキリムシが出てきました。漢字で「根切
だったので、整理しないならどうなるか容
分・葉を食害して、植物をダメにしてしまう厄介な虫です。
うぎゅう詰め状態が続くなら、カビや虫が
どなくなって、最後には根元からパタッと倒れてしまうので、
くしまってあるものも台無しになってしまい
がまったくない」状態の鉢もありました。思った通り、そうい
鉢の中に繁殖した気色悪い虫を見たばかり
り虫」ですが、正確には根ではなく地下茎や、根元に近い茎部
易に想像できました。押し入れだって、ぎゅ
この虫が土の中にいると、いつのまにか地下部分がほとん
繁殖しやすくなり、そうなったら、せっか
植え替えの際には、そういう害虫をちゃんと駆除しておかない
ます。
た植物を見つけ、もっと早くに植え替えてあげればよかったと
ません。そこで意を決して不用品を処分し
と大変なことになります。今回もネキリムシにやられてしまっ 後悔しました。
これはもう、何らかの手を打つしかあり
始めると、なんとまぁ、押入れがとても使
を見つめなおす時間を取ることが、心を一新す る第一歩です。
長らく心のケアを放っておくと、どこから手
を付けたらいいのか分からない状態になってい たりするものです。そういう時には焦らないよ
うにしましょう。神様はたいてい、時間をかけ て人の心を変えていかれるのですから。
魂の造り主である神様は、私たちの心のどの
部分が固くなっていて、何のことでネガティブに なっているかも、よくご存じです。さらに、その 対処法も持っておられますから、ゆっくり時間を かけて神様と語りあってみるといいでしょう。
色々なことに手を出している場合、何をストッ
いやすくなり、自分の気持ちまでスッキリしました。 「やっ
プし、何を頑張って継続したらいいかなども教え
感じた瞬間でした。
とを誰よりも望んでおられますから、人生の様々
ぱり人生には、時々『植え替え』が必要なんだ!」そう
きっと心も同じかもしれません。心の中が根詰まりし
てくれます。神様は私たちの魂が健康であるこ な面において、喜んで導いてくださるのです。
さあ、せっかくここまで成長させていただいた
た鉢のように何かでぎゅうぎゅうになっていたら、人生
自分の人生です。 根詰まりなどでダメにしてし
います。 「心に余裕がない」という言葉をよく耳にします
直しをし、栄養いっぱいのみ言葉を取り入れるこ
を豊かにするはずの水や栄養が入ってこなくなってしま が、私たちの心も受けとめられる量に限界があるのです。
しなければならないこと、考えなければならないこと、 気を配らなければならないことがあり過ぎると、心は疲 弊してしまいます。
まわないためにも、定期的に神様と共に心の見 とによって、実り豊かな人生を送りましょう。
「主はわたしの牧者であって、わたしには乏し いことがない。主はわたしを緑の牧場に伏させ、
私自身、様々な活動に参加し、新しい仕事やプロジェ
クトを始めるのが好きだし、色々なことに興味があるの
で、ついつい手を広げ過ぎてしまいがちです。すると、
いこいのみぎわに伴われる。主はわたしの魂を いきかえらせ、み名のためにわたしを正しい道 に導かれる。」
最初は楽しいのですが、次第に心に余裕がなくなって、
-- 聖書 詩篇 23 篇 1- 3 節
イライラすることが増え、楽しかったはずのことさえ負 担に感じるようになってしまいます。
解決策は、伸びすぎた根を短く切り詰めるように、毎
日の生活の中でやり過ぎていることを見直し、不要なこ
「このような人は主のおきて(み言葉)をよろ こび、昼も夜もそのおきてを思う。このような 人は流れのほとりに植えられた木の時が来ると
とをやめるなり休むなりして、もっと本当に必要なもの
実を結び、その葉もしぼまないように、そのな
また、養分も残っていないカチカチの土や、虫が繁殖
すところは皆栄える。 」 -- 聖書 詩篇 1 篇 2 - 3 節
が入ってこられるようスペースを作ることです。
している土では植物が成長できないように、私たちの心
も、頑なになっていたり、批判的な思いやネガティブな 思いという虫や菌が繁殖していたりするなら、そういう 部分を取り除き、心を一新する必要があるのでしょう。
でも、 どうやって心を一新したらいいのでしょうか。
そのためには、植物を鉢から出して状態を確認するよう
に、心の覆いをはずし、ありのままの心を神様に差し出 して、どう対処するのが最善なのかを教えてもらう必要 があります。神様と二人きりになって、静かに自分の心
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