Ruuterubrasil 07 201608 3

Page 1

るうてる伯剌西爾(ぶらじる) No006. 01/07/2016 p.1

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

るうてる伯剌西爾08 IECLB ルーテル日系パロキアだより NEWS LETTER PARÓQUIA NIPO-BRASILEIRA -Rua Pandiá Calógeras, 54 Liberdade , São Paulo CEP:01525-020 Tel 11-2305-7088

なんでもあります TEM DE TODO スペイン、グラナダは二度目でし

「 一番大切なこと」 Bíblia

ルカ 10. 38-42

Memsagem 説教

徳弘浩隆牧師

たが、数日滞在したので乗り降り

留守の間、礼拝に集い、教会を守り支えてくださった皆様と Melo 先生に感謝しま

自由の観光バスに乗りました(そ

す。日本での会議や交渉と、その間を縫って実家でそれぞれの両親とも過ごし、会議

ういえばサンパウロでも始まったそう

も大体結果が出たので日本を出て、乗り換えのヨーロッパで少し休暇をいただいて過

ですね)。途中の Cafeteria で見

ごしました。日本にいるよりも滞在費や生活費も安いし、何よりも昔から好きなスペイ

つけた面白い看板。どうしても写 真を撮を撮りたくて二週回りカメラ に収めました。「なんでもあります」 とありますが、下に括弧入りで(ほ とんど)と書いてあり、笑いました。 教会も、まじめなむつかしい話も

ンで過ごしましたが、その間私の母が心臓病で入院したりして、心配も絶えませんが、 飛んで帰ってもすぐどうなるわけでないので、神様に祈り、父に任せて、瞑想しいろいろ なことを考えながら過ごしました。スペインでは、昔サンパウロ教会にも来てくれた寺下 さんが旅行で来られたので、駅まで迎えに行き、一緒に海で泳ぎ、仮住まいの我が家 で夕食をして楽しい再会を

楽しい話も、一緒に笑ったり一緒

しました。彼女はルーテル

に泣いたり、冠婚葬祭でうれしい

京都教会の役員の方で

時も悲しい時もあります。私たちの

昔からの友人ですが、サン

教会・パロキアは、それに加えてい ろいろな国籍や言語の人が楽しく 互いを尊重し交流しているところで もあります。それを思い出してうれ しくなりました(とく)

パウロ教会の皆さんによろ しくとのことです。 そして、この 3 日ほどは、 アルハンブラ宮殿の有名な グラナダに来ています。キリスト教の国が、一時期イスラム教徒に支配されていました が、その後キリスト教の王様がイスラム教の国を追い出して取り戻した最後の王朝の 首都だった街です。イスラム教の建物は、リフォームして教会に作り替えられています。 キリスト教の王様が、鍛冶屋や陶器職人として遊牧民のような生活をしていた移動 民族の「ジプシー」の人たちを連れてきて、ここグラナダにも定住し、彼らの歌やお祭り が多文化と出会い、フラメンコが生まれてきたともいわれています。毎年ブラジルで日 本祭りがあり、東京でブラジルフェスティバルが開かれていますが、移民やその苦労、

Pastor Hirotaka TOKUHIRO > tokuhiro@jelc.or.jp

摩擦だけではなくて、文化の交流や融合が新しいものを生み出す力にもなるはずだと、

Pastor Luis Carlos MELO > luisctmello@gmail.com

考えさせられています。私たちの、サンパウロの日系教会も、ブラジルで、日本で、

Facebook:https:/ /www.facebook.com/igrejaluterana.jpn

人々のために、役に立ちたいと改めて、思わされています。


るうてる伯剌西爾(ぶらじる) No006. 01/07/2016 p.2 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------今日の聖書

サラは、一生懸命に働き、神の使いをもてなし、よい働きをし

今日の旧約聖書の話は、自分の町を出て、新しい土地に

ても、心の中で神様の言葉を素直に受け入れ、信じることがで

行き、苦労しながら大きな民族のもととなった、アブラハムとサラ

きなかったのです。そしてそれをとがめられたときに、素直に認め、

の生涯の一部分が語られています。そして、イエス様をもてなし

悔い改めができない、そんなかたくなな心を持っていたのなら、

たマルタと、もてなしはしないでイエス様のお話を聞いてばかりい

何もしなくても、神様の言葉を素直に信じてついてくる人のほう

たマリアの、二人の物語も選ばれています。これらの物語が、私

が、尊いのかもしれません。この話と重ねあわせて考えると、今

たちの人生に語り掛けるメッセージを、一緒に聞いていきたいと

日の新約聖書がますますわかりやすいと思うのです。「マリアは

思います。

大切なほうを選んだ。それを取り上げてはならない」とマルタに言

日本での大変な会議の後、休暇をいただいて、いろいろと、 考えさせられました。鏡を見ると、前より白髪が増えたように思

い、マリアを弁護してあげたイエス様のお気持ちは、そのことの大 切さ、尊さを私たちにも、教えているのです。

います。ブラジルから日本に戻って、玉手箱を空けたわけではな いのですが、忙しい日本のほうが年を取るのが早いのかもしれま せん。

振り返り 私たちの人生も、心配事や、やるべきことが目の前にたくさん

私たちの人生で、一生懸命働くことと、静かに考えて神様の

ありますね。社会にも世界にも、困ったことや、悲しいことがたくさ

声を聴くことの、どちらが大切なのでしょうか、そんなことを今日の

んあります。やらねばならないことがたくさんあって、頭が痛くなる

聖書は私たちに考えさせます。

ような日々かもしれません。私も今回の旅行と会議で、たくさん

イエス様が来られたので、もてなすために、一生懸命あれこれ

の頭の痛いことと格闘もしています。やり残したこともあるようで、

していたマルタと、何もせずにイエス様の足元で話を聞いてばか

何かをしなければと焦る気持ちにもあること

りいたマリアの二人が、そのことを考えさせてくてます。 教会の中や、家族の中でもどうでしょうか?似たことを 考えたり、似たことで不満を持ったりす

があります。 しかし今一度、静かに、神様の声を 聴いて、それを受け入れ、信じ、ついて

ることもないでしょう

いくことをやらなければと思わされてい

か?

ます。 そして、信じるだけで何もしな

不満を言ったマルタ

い、ということもないように、でき

と、マリアを弁護したイエ

るだけのことをしたいとも思って

ス様

います。

旧約聖書の話から、考 えてみましょう。サラも、神様

勧め

の使いが 3 人来た時に、アブラ

私たちは三日間、グラナダに来

ハムに言われてあれこれと食事

た「ジプシー」たちが住んでいたという、洞窟の

の準備をしてもてなすばかりでし

家がたくさんある地区に来てみて、似たような洞窟の家

た。しかし、3 人の神様の使いは、サ

の部屋を借りて、住んでみました。とても面白い経験で、興味

ラのことも気にかけてくれています。そし

深く街を歩き、過ごしています。外は 30 度を越しても、洞窟の

て、サラは、長年願いながらもうかなわな

いと諦めてい

家の中は 19 度で過ごしやすく、少し寒いくらいですから、いま外

たこと、子どもを授かるという、恵みをいただくのです。アブラハム

に出てきて仕事をしています。

の信仰に加え、サラの信仰やその働きも、神様は認めてくださっ

この洞窟の家の中はやはり 19 度ほどで、温かく過ごせるそうで、

たのだと思います。しかし、今日の聖書の続きを少し見てみると、

彼らの生き方に教えられています。

面白いことに気づきます。サラは、3 人の神様の使いが、「サラが

冬は外がどれほど寒くても、

生活様式や文化や宗教が違っても、それを互いに尊重し、

子供を授かることになる」ということを伝えると、それを聞いていて、

学ぶならば、たくさんのよいこともあるはずです。 し か し 、 私 た ち

心の中で笑ってしまいました。

人類は、歴史上で、また今でも、宗教が対立し、宗教過激派

それを、3 人の使いにとが

められると、彼女はうそをついて、それを否定します。ここが、奇 跡で子供を授かるというメッセージを聞いて、それを信じて大き な覚悟で受け入れたマリア、イエス様を生んだマリアのほうです ね、このマリアとの違いということなのかもしれません。

が戦争やテロを繰り返してきました。 神様の声を聴き、それを信じ、そして隣人を助け、互いに学 びあい、平和に生きていく生き方を始めましょう。 神様の祝福が皆さんの上にありますように。!


るうてる伯剌西爾(ぶらじる) No006. 01/07/2016 p.3 -----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

パロキア ニュース Noticias da Paróquia Nipo-Brasileira

行ってきました!IECLB の青年大会 Diadema 集会所の Adrielly が初めて参加してきて、礼 拝後とっても良い報告をしてくれましたので、ここにも文章を 書いてもらいました。応援しましょう、青年会。 Meu nome é Adrielly, tenho 14 anos, participei pela primeira vez da XXIII Congrenajem, que foi em Santa Catarina na cidade de Timbó. Foi uma experiência incrível e uma coisa muito nova, pois foi meu primeiro encontro com a juventude de nossa igreja. No começo eu estava muito perdida, confusa e com medo, mas com o tempo fui conhecendo as pessoas e comecei a curtir mais. Foi um passeio com muito aprendizado e ensinamento e também com muita diversão. Até parecia que eu estava em outro mundo, pois havia muito respeito um pelo outro, e eu me sentia segura e podia confiar nas pessoas, um lugar onde Deus estava comigo em cada0020segundo. Gostei muito de conhecer a juventude do sínodo sudeste onde pude conhecê-los melhor, e saber que apesar de sermos de estados/cidades diferentes, jovens é sempre jovens mesmo com os pensamentos diferentes. Por ser a única jovem da minha comunidade pude compartilhar a minha fé com outros jovens da minha idade, durante essa semana percebi que a minha fé tinha crescido muito além da minha confiança em Deus, aprendi que na vida nada é comprado, que somos

todos iguais, que temos o mesmo valor e os mesmos problemas, que a beleza existe na alma e não no corpo, que fomos feito do mesmo pó, e que temos que melhorar o mundo deixar a natureza mais bela além da nossa vida. PELA GRAÇA NÃO TEMOS VALOR? Temos valor sim independente da cor, idade, classe social e etc.


るうてる伯剌西爾(ぶらじる) No006. 01/07/2016 p.4 -----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Calendário Paróquia Nipo-Brasileira- Agosto 日系パロキアカレンダー 8 月


Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
Issuu converts static files into: digital portfolios, online yearbooks, online catalogs, digital photo albums and more. Sign up and create your flipbook.