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■
目次 序 論 .… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 1 1-1 は じめ に .… …………………………………………………………………・ 。2
1-2
研究背景 .… …………………… … ……………… ………… 3
1-3 研究 目的 .… …………………………………………………………………Ⅲ Ⅲ 4
1-4
既存研究 .… …………… ………… ……………………… … 5 1-4-1 ポテンシャルに関する研究 .… …………………………………5
1-4-2 人間行動 0最 適配置に関する研究 .… ……… … ………………5 1-4-3 展示会場・博覧会場に関する研究 .… …………………………5 現 状 .… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 8 2-1 展示会場の詳細 .… ………………………………………… 9 2-1-1 展 示 会 が行 わ れ る ま で の 経 緯 .… … … … … … … … … … … … …9 2-1-2 施 設 利 用 費 ¨¨¨…………… ・ ・ ・ ・…… ・¨¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・…… ・… ・ ・……。1 ・¨ ・ ・ ・ ・¨¨¨¨¨“ ・ .....¨
2-2
ヒア リング 調 査 .… … … … … … … … … … … … … … … … Ⅲll 2-2-1 展示会場の配置について .… ………………………………… 11 2-2-2 情報検索サイ トの適用について .… ………………………… 12 2-2-3「 戦略について。 ・… ・ ……………¨ ・……13 … … …..… ……… … ……… ………
2-3
現 状 の ま とめ と調 査 の 方 向 .… … … … … … … … … … … …14 2-3-1 現状のまとめ .… ………………………………………………・14 2-3-2 調査の方向.… …………………………………………………14
調 査 .… … … … … … … … … … … … … … … … … … …・ 15 3-1 調査方法 .… …………………………………………………16 3-1-1言 調査 概 要
3-1-2 3-1-3 3-1-4
3-2
.¨
¨..… …¨……… ・ ・…¨¨…………… ・ ・ ・ ・……¨ ・ ・… ・ ・…………¨……… ・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・……16
16
調 査 日時
.… ………………………………………………………………………
計測方法
.....・
調 査 1場 所
...¨
調査結果
・ ・……… ・ ・ ・¨¨¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・… ・ ・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨¨¨ ・ ・ ・“ ・ ・…… ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨¨ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・¨ ・ ・17 Ⅲ Ⅲ Ⅲ Ⅲ Ⅲ Ⅲ Ⅲ Ⅲ ・…… ・ ・ ・ ・… ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・……Ⅲ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・Ⅲ …・ ・ ・¨¨ ・。18 ……Ⅲ …Ⅲ …
.・
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3-2-1
展示会
3-2-2 3-2-3
展 示 ≦やB...…
A.....… … ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・… ・ ・……… ・ ・…¨… …… ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・20
Ⅲ ・…………… ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・…………Ⅲ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・ ・ ・………Ⅲ22 … 展 示 会 C.… …....¨ ・ ・ ・…… ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・¨ ・ ・¨¨ ・ ・ ・ ・…………… ・24 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨“ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ...・
.・
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4
………………………………………‥…………………………………… 26 ポテ ンシャルの比較 .… …… ……… … ……… ……… ……… Ⅲ27 流動 の比較 Ⅲ … …………… ………… ……… ……… ……… …32
分 1肝
4-1 4-2
.…
5
分 1肝 2.… ……………‥………………………………………………………… ・ 36 37 5-1 分析の概要 .… ………………… ……… … …… ……… … ………Ⅲ
5-2
分析手順 .… ………………………………………………………………………Ⅲ38 Ⅲ Ⅲ Ⅲ Ⅲ 5-2-1 変 数 の i選 択 。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・Ⅲ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・“ ・ ・“。38 …………Ⅲ ……………………………… … 5-2-2 変 数 の 数 値 化 … ・・・¨…… ・ ・… ・ ・ ・ ・………………… ・ ・……………… ・ ・ ・ ・ ・ ・… ・ ・ ・ ・…… ・… ・ ・ ・ ・ ・ ・。39 ・ ・ ・… ・ 5-2-3 基 本 統 計 量 ..¨ ¨¨¨¨¨ ・… ・ ・ ・ ・ ・……… ・ ・… ・ ・…………………… ・ ・ ・………… ・ ・ ・ ・…………… ・ ・41 ・ ・ ・ ・ ・¨¨ ・… 。 5-2-4 相 関 .....… ・ ・¨42 ・ ・Ⅲ ・ ・ ・ ・…………… ・ ・ ・ ・……… ・ ・“ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・ ・ ・¨¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …………………………………… .…
.…
..・
"・
.¨
5-2-5
ブ ー ス か らの距 離 .… … … …… … … … … … … … … … … … … … … …・44
5-2-6
壁 率 の上ヒ重 .¨ ¨ ・¨ ・… ・ ・¨ ・ ・ ・¨……………………… ・ ・…… ・ ・… ・ ・48 ・ ・ ・¨¨ ・ ・ ・ ・¨¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・……… ・…………
5-2-7
出入 口距 離 と 出 入 口視認 の 関係 .… … … …… … … … … … … …… … 49
5-3
..・
分析結果 .… …… …………… ……… … ……… ……… … …… Ⅲ51
5-3-1
・ ・ ・ ・…¨…¨……… ・ ・…… ・ ・ ・…………… ・ ・ ・ ・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・ ・51 ・ ・ ・………………… … ……… Ⅲ ま とめ …… … … … ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・56 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・… … …・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・… … … … Ⅲ ・ …
結果一覧
5-3-3
6
「ヨ 裏 妻
6-1
.…
..…
.・
……………………………………………………………¨……¨¨……
58
¨¨ 。・ 。 ・“ ・ ・ ・ ・"""¨ “"・・ ・ 59 ・ ・¨¨ ・ ・ ・ ・"¨ ¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・¨ ・・ ・“ ・ ・"・・ ・ ・"・・“ ・“¨“ 6-1-1モ デル の概 形 ...¨ ¨¨ ・ ・ ・ ・¨ ・ ・……………… ・ ・………… ・ ・ ・ ・ ・ ・……… ・ ・ ・ ・59 ・ ・¨ ・ ・¨¨¨¨¨¨ ・ ・… ・ ・ ・ ・………… モデル化
...“
.・
.・
6-1-2 標 準偏 回帰係 数 .… … … … … … … … … … … …… … … … … … … … … 60 6-1-3 説 明変数 の重 要度 .… … … … … … … … … … … … … … … … … … … … 61 6-1-4 縦方向のポテンシャル予測式 .… ………………………………………62 6-1-4 横方向のポテンシャル予測式 .… ……………………………………63 6-2 モ デル式の適用 .… ………… ………… ……………… ……… …64 6-3 今後 の展望 Ⅲ …… …………… …………… ……………… ……… …66 。 お北)り に 。 ¨ ・ ・ ・“ ・ ・ ・“ ・ ・“"・・ ・ ・ ・ ・""・・¨ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・“¨ ・ ・“¨¨ ・67 ・ ・ ・¨ ・ ・““ ・ ・ ・ ・“¨ ・ ・ ・ ・ ・¨¨ ・ ・ ・ ・¨“ ・ ・ 参考文献 0資 料 .… …… ……………… …… … ………… …… ………… 68 資料 0基 礎デ ータ .… ……………… … … … … ………… …… ………… 69 .¨
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1章
¨ ・ ■
序論
1-1 は じめ に まだ晴 海 に見本市会場が現存 していた 頃、 私 はよ く晴海埠頭 を訪れたついで に、 特 に 目的 もな く会 場 に足 を運 んでいた。無論 どういった 催 し物 が行われて いるか分 か らな い た め、 (当 時 はほ とん どの 場合入 場料 を取 られ る ことは 無 か った)中 に入 ってか らそ の 目的 を知 る ことも多か った。 会場 の真ん中 に巨大な クル ー ザ ー が置かれ、周囲にも様 々な舟が展示 されて いる時 もあれ ば、 簡単な仕切 りでル ー トが つ くられて いて、展示 された骨董 品 を見なが ら進 んでい くといつの 間 にか 出 口に着 いていた時や、同 じようなプー ス に区切 られた空間にスー ツを着 た人たちばか りがいて居心地 が悪 くてす ぐに 外 に出て しまった 時な どもあ り、 会場内 のイ メー ジはいつ も異な って いた。行 くたびに別 の顔 を見せて くれ るのが面 白 くて、いつ しか 晴海埠頭 に行 った帰 り は見 本市会場 の 中央通 りを通 るよ うにな ったの を覚 えて いる。 もう 8∼ 10年 前 の ことで あるが、私が論文 の テ ーマ として展示会 場 を選ん だ理 由の一つ と して、そ ういった昔の記憶 が あ る。
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1章
1-2
序論
研 究背景
幕張 メ ッセや 東京 ビ ッグサイ トな どの大規模 展示会場 において、現在 も年 間
1000本 以 上の様 々な展 示会やイ ベ ン トが 行 われて いる。良 く知 られている催 し物 と しては、モ ー ター シ ョーや東京ゲ ー ム シ ョー な どが挙 げ られ るが、実 際 には こ ういったイ ベ ン ト性 の高 い催 し物が常 に行われて いる訳では無 く、 特に 平 日のほ とん どは主な 目的が商談取 り引き とな る「展示会」として の役割 を果 た して いる。 展 示会場 とい う一つ の広 い空間 を、目的 に応 じて作 りか えてい く。それ らは 一 時的な もので あるが ゆえに、変更 が可能 で ある。そ して、それぞれ の空間 に お いて、 訪れ る人間は どのよ うに行 動 して い るのだろ うか。何か特性 がある と そ の原 因を分析 す る ことによ り、よ り適切な空 間構成 のための指針 を すれ ば、 提示す る ことがで きるで あろう。 しか し、 全 く異なるテ ーマ て異な る配置 を している会 場 において 関連性 を見 つ け、 マ ルチ 的な指針 を提示す る ことは難 しい。 展 示会場 にお ける催 し物 は、主 にイ ベ ン ト、博覧会 、展示会 と分 ける ことが で き る。そ こで 本研究 で は、その 中で 「展 示会」に言及 して調査・ 分析す る。 前者 の2つ に比 べ 、利用者 の 目的が 同 じで あ る こと、空 間構成が似 て いる こと か らそ の特徴 を分析 しや す い と考 えたか らで ある。 また、展 示会 は、検 索 の場 と考 え られ 、利用者 は足 で歩 いて知 りた い こと を検 索 して いるとい う ことができる。「知 りた い」と「知 られた い」を効率 良 く満 たす よ うな空間 をつ くる必 要が ある。 他方 、配置計画 に関す る研究 は様 々な空間 においてな されているが、展示会 場 を対 象 とした ものは無 く、さらに方 向性 を加 味す るとい う点 も本研究 の特徴 といえる。
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1章
1-3
序論
研 究 目的
展示会場における来場者の行動特性を把握 し、より良い空間配置 本研究は、 に向けての予測モデルをつ くることを目的とする。
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1章
1-4
序論
既存研究
1-4-1 ポテンシャルに関する研究 。ポテ ンシ ャル モデル を用 いた人間行 動 シミュ レー シ ョン 横 山秀史・ 目黒港郎 。片 山恒 雄 (日 本建築学会大会学術講演梗概集 、1993 年 9月
)
・ ポテ ンシ ャル等高線 図 による歩行 モデル 伊藤英信・ 柳 田武・ 小林研 二 (日 本建築学会大会学術講演梗概集 、1992年
8月 ) ・ 空 隙ポテ ンシ ャル に基づ く空間記述 山久 瀬健 。長沢 夏子・ 木村謙・ 林 田和 人・ 渡辺仁史 (日 本建築学会大会学 術講演梗概集 、 1999年 8月
)
・ 避難ポテ ンシ ャル を用 いた 避難安全評価 手法 に関す る研 究 池 田浩敬・ 橋詰 明子・ 西野悦子 。中村 良三・ 渡辺仁史 (日 本建築学会大会 学術講演梗概集 、昭和 60年 8月
1-4-2
)
人 間行 動 ・ 最 適 配 置 に関 す る研 究
・ 群れ集 い行動を誘発・ 促進す る街路空間構成 に関す る研究 田中秀幸 。松本啓俊 (日 本建築学会大会学術講演梗概集、1993年 9月
)
・空間情報 と認知距離の関連―大規模建築空間内の空間計画のための基 礎研究 柳瀬亮太・ 相馬 一郎 (日 本建築学会計画系論文集、2000年 4月 ) ・ネ ッ トワー ク手法を用 いた平面直交描画法に基づ く室 。 通路 。出入 り回の最 適配置手法 日比生慶・ 加藤直樹 (日 本建築学会大会学術講演梗概集、 1999年 9月
)
・ 分岐 した直線状 に並ぶ建築設備機器 の最適配置計画 の研究 久爺知己・ 葛川 かおる 。青木孝義 。宮村篤典 (日 本建築学会大会学術講演 梗概集、 1999年 9月
1-4-3
展示会場
)
0博 覧 会 場 に 関 す る 研 究
・博覧会 にお ける来場者 の回遊パ ター ン及び歩行距離 について―韓国大 田国際 博覧会 '93に おける人間行動 の研究 ― 福富康人・ 林 田和人・ 木村謙・佐野友紀・渡辺仁史 (日 本建築学会大会学 術講演梗概集、 1995年 8月
)
・ テーマパー クにおける入場者数予測 モデルに関す る研究 岡本匡司・ 林田和人・ 佐野友紀・ 渡辺仁史 。部姫敬 (日 本建築学会大会学 術講演梗概集 、 1995年 8月
)
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5
1章
序論
・ 美術館計画 における入 場者予想 と施設計画 について― CUSTMERの 心理動 向把握 ― 北川英 (日 本建築学会大会学術講演梗概集、 1997年 8月 ) ・展示空間 にお ける照明状態 と観覧行動に関す る考察―東海大学科学博物館 に
おけるケーススタディー 菅野正洋・ 大原一興 (日 本建築学会大会学術講演梗概集、1997年 9月 )
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-6-
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2章
2-1
現状
展示会場の詳細
全 国 にある展示会場 のなかで、 研究対象 となる大規模空 間を有す る主な施設 を下 に挙 げる。 (日 本 コンベ ンシ ョンセ ンター ):千 葉 。東京 ビ ッグサ イ ト :東 京有 明
・ 幕張 メ ッセ
・ イ ンテ ックス大阪 :大 阪 ・ マ リンメ ッセ 福 岡 :福 岡 ・ 東京 国際 フ ォー ラム :東 京 ◆パセ ィフィ コ横浜 :神 奈川 ◆ポ ー トメ ッセ名古屋 :愛 知 ◆ツイ ンメ ッセ 浜松 :静 岡 ・ 神戸 国際展示場 :兵 庫 。西 日本総合展示場 :長 崎 このよ うに全 国に展示会場が存在 してお り、年 間 1000本 以 上の催 し物 が行 われて いる。それぞれ の会 場 のイ ベ ン トスケジュール を見 ると、ほぼ毎 日 (実 際は搬入 。搬 出・撤去 の期 間が必要 な ので毎 日とい うことはないが 、時 にはそ の 日の夜 中 うち に設置す る こともあ る とい う)何 らかの催 し物 が あ り、ネ ッ ト 社会 といって も実際に会場 に足 を運 んで 日で見 て情報 を得 るという、 展示会 の 利用価値 はいまだ高 い といえる。
2-1-1
展 示会 が行 われ る まで の経緯
一つ の展示会が行われ るにあた って、 一般 に下 図 のよ うな形態 を とってい る。研究対 象 とな る、会場 の空間構成 を決定す るのは主 催者 であ り、事 業者や 出展者で はな い。
運営会社 (事 業者 ) *
施 工業者 清掃 警備 スタ ッフ
会場を持 っている人. え 日本 コンベンシ ョンセンタ ーなど。 例えば 例
主催者
会を主催する人 . ターシ ョーであれば 自動車工業振興会。
等
*実 際 に会場 で 出展 す る企 業。 モ ー タ ー シ ョーで あれ ば トヨタ ・ 三 菱 な ど。 図 2-1 展示会が行われるまでの経緯
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9
2章
2-1-2
現
施設利用費
次 に、 展 示会場 を利用す る時 に必 要 な施設利用 費 に関 して で あるが、 下 の表で分 か る通 り、一 日会 場 を借 りるためには数百万かか る。他の展 示会場 にお いて も大方 同額 で あ った。本研究で調査 を行 った展示会のな かで、最 も大 規模 な ものは幕張 メッセ の展示ホ ー ル 1∼ 3ま で をぶち抜 いて行われ てお り、
2194000(一 ホール 当た りの利用 費)× 3(ホ ール 数 )× 3(日 )=19746000 (円 )
とな り、施設利用 費だけで 2000万 近 くかか って いる ことにな る。搬入・ 搬 出・ 撤 去 に要す る期 間 も考 慮す るとさ らにプ ラス α必要 とな る。 表 2-1 幕張メッセにおける施設千1用 費 区分
展示ホ ール 1∼ 8
(6750耐 )
展示 ホ ール 9
(9000雨 )
展示ホ ール 10・
11(4500rf)
野外展示場
料金 (円 )
利 用 区分
1展 示 ホ ー ル
1/2展 示 ホ ー ル 1展 示 ホ ー ル
1/2展 示 ホ ール 1展 示 ホ ー ル
1/2展 示 ホ ール
一 日
半日 一 日
半 日 一 日
半 日 一 日
半 日 一 日 半 日 一 日
半 日
1平 方メー トル当
一 日
たリ
半 日
2194000 1097000 1097000 548500 2926000 1463000 731500 1463000 731500 1463000 731500 365750 45 22
*一 回の利用時間は、一 日の場合午前 0時 か ら午後 12時 までの 24時 間、半 日の場 合は午前 0.時 か ら正午 または正午か ら午後 12時 までの 12時 間 とする。 *照 明や動力等の電気 ・水道 ・ガスの各設備の使用料は実費 とする。
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10
2章
2-2
現状
ヒアリング調査
展示会場 における、空 間構成や プース 配 置 の仕方 、今後 の IT戦 略等 によ る 可能性 な どに ついて、事業者 の方 に ヒア リングを行 った。
2-2-1
展 示 会 場 の 配 置 につ い て
□催 し物 の分類 1、
博覧会 (何 かにつ いて 概念的 に知 って も らう)
2、
イ ベ ン ト (モ ー タ ー シ ョー 等 )
3、
展示会 (主 な 目的が商談取引 )
□展示会 の配 置決 めの現 状 につ いて 。碁器 の 日状 が ほとん どで ある。 そ の理 由と しては、ア ンケー トを行 い碁盤 の 目の方 が 中央 に 中心性 を持たせ て 放 射状 に人 を流す (通 路 が斜めにな る)よ り分か り易い とい うことがわか った か らである。 □他の配置 パ ター ンは どんな もの があるか 1、
中央に 中心性
2、
二つの 中心性
3、
4、
何 か細 か く秩序 を決め る ソーン配置
5、
ル ー ト性
等
□基 本計画 について 1、
防災計画 か ら主 要経 路 を計画。(現 在 の 防災計画で はill鮮 経路 として東両
3m、 南北 勁mtt
Lの 涌 路 を設 けな くてはな らない :幕 張 メ ッセ )
2、
出 口・ 入 り回 。中心等 の配置 を計画 。
3、
プー ス配置。
ロブース配 置 の決め方 について コマ 割 り
(3m×
3m)一 コマー 日 50万 程度。
基本的 に場所 による値段 の差はな いで ・企 業 によって 出展希望 コマ 数 が 異な るので単純 に前か ら順 に、とい うことは 不 可能 だが、おお まかな ものは申 し込み順 で あつた り、抽選 だった りと言 う こ とも多 い。た だ、メイ ンとな る出展企 業 が個 別 に要望 を言 って きた りした場合 は聞 き入れ る ことも あ るが、そ の場合 も料金 が変更 され る訳ではない。 □事 業者、 出展者側 の希望 。 な く人が 全体的 (人 気のあ るプ ース と人気の無いブ ース があ る )に まんベ ス′ 来 ふ士 うに配詈 したぃ。 会場後方 に大 きなプー ス (人 気 の あるプー ス )、 前方 に小 さなプー ス人気 の な いブース )を 配置 して会 場 に方向性 を持 たせ る、な どは どうか。
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2章
現状
・ や は り展 示会場 は公平 にお 客 さん に見 て も らえ る場 でな くてはいけない。 → メイ ンテーマ となる部分 をどこに持 って くるかが重 要。 それ 以外 に もステー ジを設 けるな らばその位置 も重要 とな る。 音 の近 くにブースを持 って きて も良 いか /寧 ろ人が来 るか 。客 が多 いので 通路 だけは確保 した い→ お客 さんが歩 きやす いよ うに 。主 催者 と して は出展 して も らわな い と困 る → 出展者側 に立つ ことが 多 いのが 現 実 。(は や り、テーマ、消防、出展者 の煮 向)>人 間
l 学
とな って しま う
で も実際に成 り立たせ るためには ど うした らよ いか 。 → それぞれ のメ リッ ト、デ メ リッ トを分析す る ことが重 要。 ・ 会場毎 の特 色 を活 かす。 搬入や排 出→ トラック 5000台 が 来 て作 業 をす る (例 えば ビ ッグサィ トでは 一方通行 のた め 1.5倍 の費用 がかか る→ そのデメ リッ トを感 じさせ な いように どうす るか ?と い うことが大切 とな る) 。主 催者 はや る ことの幅 が広 く、内的要 因と外 的要 因 の 力関係が大 きいため、 全 て につ いて 考 慮 して 計画す る ことは難 しい。
2-2-2
情 報 検 索 サ イ トの適 用 につ いて
□来場者のタイプ
(例
:PCシ ョー)
1マ ック につ いて 知 りた い
2全 ての PCに 付 随 して いるある機 器 について知 りた い
3PCに なん とな く興 味が あった □ 出展者 のタ イ プ
1冷 やか しの客 はい らな い 2名 前 を売 りた いので とにか く見 に来て欲 しい
3楽 しい雰 囲気 が あれ ばよい → 展示会で は
1、
2が ほ とん ど
出展者 お のおののニーズに応 じて情報検索サイ トが適用できる のでは 来場者 。 な いだろ うか。 □検索方法 のなかで 「展示会」 とは ・商業取 引をす るために、ポイ ン トを攻めるとい うよ りも幅広 く攻 め るのが展 示会 のポ ジ シ ョニ ング。 したが って展 示会 は客 のニーズ によ って細分化 されて くる → 必然的 に優 劣 がつ く → お客 さんが 限 られて くる ・特 に現在 の 経済 状況か らの傾向 と しては、1つ の テ ーマ ごとにターゲ ッ トを 絞 った展示会 が多 い。
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2章
現状
。展示会 はす で にふ るいにか けて しまった状態 といえる。 → すで に検 索済みであ る。
2-2-3 1T戦 略 に つ い て □展示会場向けモバ イル情報流通 システム 主催者 に対 しては参 参加者 に対 し位置や時間 に基づいた適切なプー ス情報 を、 加者 の行動履歴情報 を、出展者 に対 しては参加者 の滞在時間などの情報 を提供 す ることが可能 →配置計画は関係な くなってきているのではないか。 。5年 前 か らそのようなシステムは導入 されてきている 。12月 に開催 されるセ ミコンでは →来場者 がバ ッチをつ ける ことによ リバ ーコー ドか ら情報 が送 られて くる 。リアル タイムに位置が分かるか らアイウエオ順に並べて も良いのか →実際 に通 らないとダメ ・ 展示会場 の配置は市場 によって変化 して行 くべ き → マ ルチ な配 置は望 めな い
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2章
2-3
現状
現状 のまとめ と調査の方 向
2-3-1
現状 の ま とめ
□展示会 を行 うためには会場利用 費だけでも千万単位 :よ り効果的な配置が求 め られる □会場 に足を運んで情報 を得 るという、展示会 の利用価値は いまだ高 い □展示会 の基本計画 :碁 盤 の 目状が最 もわか りやすい ロプース配置 :コ マ割 り (3m×
3m)場 所 による値段 の差 はない
□展示会場向けモバ イル情報流通 システム :実 際 に通 らないと意 味が無 い □事業者、出展者側 の希望 :全 体的 にまんべ んな く人が来 るように配置 したい
2-3-2
調査 の方向
□調査対象 を「展示会」とす る :基 本計画が碁盤 の 目状であるため、空間 の比 較が しやすい □よ り良い展示会場とは :会 場全体 にまんべ んな く人が来 るような空間構成を したもの←事業者・ 出展者側か らの視点で調査す る
ポテ ンシャル図を作成す る ポテンシャル図か ら、会場内のどういった要因がそ の場所 に人を集めるのか、 ということがわか り、今後 の配置計画 等 の指針 とな りうる
*本 研究 での 「ポテ ンシ ャル」 とは、「そ の場所 に どの くらい の人が 訪れ るか =断 面交通量」 とい うこととす る。
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14
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3章
調査
3-1
調 査 方法 3-1-1調 査 概 要 。ヒア リング調 査の結果をふ まえ、実際の展示会で どのように人が動 き、流れ ているかを知 るために会場内の各交差点における断面交通量を測 る。 。計測 した断面交通量をその地点の「ポテンシ ャル」 とし、 ポテンシャルが高い =多 くの人が来 る となる。例えば出入日付近はポテン シ ャルが高 い、 といえる。
3-1-2
調 査 日時
□展示会 A:
2000/11/15(水 )∼ 2000/11/17(金 調査時間 11:00∼ 17:00(11/17の み 16:00ま で 計測 時 間 13:00-15:00 □ 展 示会 B: 2000/11/29(水 )∼ 2000/12/1(金 調 査 時 間 11:00∼ 17:00 計 測 時 間 13:00-15:00 □展 示会 C: 2000/12/6(水 )∼ 2000/12/8(金 調 査 時 間 11:00∼ 17:00 計■ll時 間 13:00-15:00 )
)
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3章 調査
3-1-3
計 測 方法
。大 きさや 配置形態 の異なる展示会場 3つ において調査す る。 ・ 断面交通量は下図のよ うに、一つの碁盤 (交 差点)に ついて 4ケ 所 2方 向測 定す る。 ブース
ブー ス
ブース
ブース
図 3-1 計測点
・ 調査時 間 :2章 の ヒア リングにお いて 、午 後 1時 ごろか ら 3時 ごろが 最 も滞 在人数が多 とい うことか ら、その時間帯は会 場 内人数が等 しいと考 える ことが で きる。 よつて 調査時 間は、開催 期 間内 の 13:00∼
15:00と す る。
・開催期 間 はいずれ の展 示会 も3日 間であるた め、当 日に計測 しきれな い部分 につ いて は、上 部か らビデ オ撮影 し、後 日ビデ オにて断 面交通量を計測 した。 ・ 計測時 間 :計 測時間は 3分 間 とす る。ただ し、断面交通量 が 少な い地点 につ いては 5分 間計測 し、そ の値 を 3/5倍 して デ ー タ単位 をそ ろえた。 ・ デ ー タ名 の付 け方 :ま ず会場 内 の通路 を 「縦 」方向 と 「横」方向 に分 ける。 ここで 「縦」方 向 とは 「主 要 な出入 り回が あ る方 向
(=主 要な通路が ある方
向)」 と定義す る。 次 に xy座 標軸 をとった時 に +の 向きを順方 向、 ―の 向 きを逆 方向 とす る。 以 上の定義 に従 い、全 て の デ ー タに名 前 をつ けた。 横方向 │
主要 出入 ロ
‐―‐縦 方向
図 3-2 デ ータの方向決め
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 …17
3章 調査
3-1-4
調査場所
。大きさや配置形態 の異な る以下の展示会 3つ において調査 を行 つた。 □展示会 A 会場 :東 京 ビ ッグサイ ト東 1展 示ホール 特色
:
・ 規模 は展示会 Bよ り少 し大 きい。 ・ 出入 り回が一つのみ。 ・ 休憩 ス ペー スが多 い。 ・会場後方 に大 きなプー ス 、前方 に 小 さな プース を配置 して い る。
E□
□展示会 B
い
。
・
・ 画 一 化 され た碁 盤 の 目状 で は無
EE
I
・ 休憩ス ペー ス は 1つ の み。
□ □□ □ 里 □
小 さな プー ス を配置 して い な い。
□
胴=旧田□=
・ 会場後方 に大 きなプー ス、前方 に
□□
。主な 出入 り日は一つ。
口H 日 H 国
・ 規模 は一 番 小 さい。
□□ □ □ □ 日
:
脈 盟 Ш叫 =
図 3-3 展示会 A配 置図
会場 :幕 張 メ ッセ 展示ホ ー ル 9 特色
□□□
▲︱︱
El休 憩スペース ロ
壁
ブース 図 3-4 展示会 B配 置図
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
10
□展示会 C 会場 :幕 張 メ ッセ展示 ホ ー ル 1∼ 3 特色
:
・ 規模が大 きい。 (約 130×
200m)
・ 出入 り回は 2方 向。 ・ 会場後方 に大 きなプー ス、 前方 に小 さな プー ス を配置 して いる。 ・ 会場後方 に休憩ス ペー ス を配置。 ・ 非常 に画 一 化 された碁盤 の 目状。
1円
│ I H
│―
IH I I II I H 印
H E―
I H HI中
―
│1円
… 甲
│
H IH I 圃□ 一
休憩ス ペース プース 壁 図 3-5 展示会 C配 ■図
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 19「
3章
展
109 110
1¬
1
︱IЩIII 巨︱ ︱
A TI
3-2-1
調査結果 △ 〓 一 一 不
3-2
調査
114
1
50
101112
108
69
71
104
106107
99
7 囲 □ 一︲ 2
休憩ス ペース プース
壁 断面交通量を計測 した地点 図 3-6 展示会 A 計測地点図
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
20
3章
表 3-1 展示会 A □縦方向
調査
調査結果
□横方向
‖測封 順方向ポテ 逆方向ポテ 計測 J ンシャル ンシャル 点 点
順方向ポテ 逆方向ポテ ンシャル ンシャル
1
計瀾濁 点
願方向ポテ 逆方向ポテ ンシャフ レ ンシャル
計測増 点
願方向ポテ 逆方向ポテ ンシャフ レ ンシャル
1
2 11
3 4
2
1
4
5
9
6 7
8
8 9 2
6 2
1
2 5
7 5
1
11
1
6
3
1
2 5
4
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21
3章
3-2-2
調査
展 示 釜ざB
3 7″ 吾 Ю 9 8 6 6
4 “ ” 9
7 6
43 44
6:
6,
猥 78
84
8283
88
58
571 5 一
● 6
56
て374
81
囲□
休憩スペース プース 壁
100 100
断面交通■を計瀾 した地点 (縦 方向) 断面交通■を調査 した地点 (横 方向) 図 3-6 展示会 B 計測地点図
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 …22
3章
調査
表 3-1 展示会 B 調査結果 □縦方向
□横方向
順方向ポテ 逆 方 向ポ テ 叶瀾蠅
鳳万 円不 ア
燿万同不テ
占 1
4
‖瀾環 順 方 向ポ テ 逆方向ポテ 計測月 順方向ポテ 童
1
1
4
1
1
1
6
2
1
3
2
4
占 1
3
5 3
4
2
2
6
5
7
9 8
1
5
1
9
3
7
1
3 6 7 2
6
1
8
7
1
7 7 3
9
3
8 5
9
5
1
9
4
9
5
2
8 8
8
7
5 1
7
6
7
6
7 9
8 6
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23
3章
3-2-3
調査
展示会 C
∞O ・ 卜∞ 一 ∞∞ い∞ 一 一 一 一寸∞
0い
―
︱︱ ト ー ト ー ー
い
lo
│い
卜、 ぃぃ ぃ利
隕□
休憩ス ペース プース
_ 1∞ 1∞
壁 断面交通量を計測 した地点 (縦 方向) 断面交通量を調査 した地点 (横 方向) 図 3-6 展示会 C 計測地点図
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
24
3章 調査
表 3-1 展示会 C 調査結果 □縦方向
□横方向 計瀾増 贖 万 同 ホ テ
逆 方 向ポテ 計測月
順方向ポテ
逆 方向ポテ
1
1
5 4
1
11 4 7
5
2 3 4
7
5
6 5
1
11
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 …25
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研 究室
4章
分析
4-1 ポテンシャルの比較 □始めに会 場内 の総 ポテ ンシャル 図を示す。 下図 のよ うに通路 を細 かいプ ロ ックに分 け、通過 した 人数 を全て足 し合わせ た値 をそ のプロ ック の総 ポテ ンシ ャル とす る。 展示会 によって 密度 が 異な るため、中間値か ら上 下5段 階 に分 けて色分 けす る ことによ り相対 的な比較 を行 う。 ︲ ▲T1 2
5 ︱⊥▼ 2
2 2 ︲上▼
8 1 ▲T︲
□
一﹂ ﹁ 一 [
て の 基 和 =コ
「
丁
図 4-1 計算方法
﹂ ﹂
︱□ 目H 国 ︱
□日
口引 ﹁ 引 劃
︲ コ墨 墨
目 ・︰
︲ 。 3 . ∞ [ ]︲ ・ 3 ︲
31-60
61-90
91-120 図
4-2
■ ■ ■ ■ ■ ■
121-150
151-180
181-210 211-240 241-270 271-300
展示会 B/総 ポテンシャル図
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
27
4章
分析
□展 示会 A
。 3 □︲ ・
31-60
61-90
□ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
91-120
121-150
151-180 181-210
211-240 241-270 271-300
図 4-3 展示会 A/総 ポテンシャル図
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 ‐
20-
4章
分析
□展示会 C
。 5 □︲ ・
51-100
101-150
151-200
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 201-250 251-300 301-350 351-400 401-450
451-500
501-
図 4-5 展示会 C/総 ポテ ンシャル図
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29
4章
分析
□ ま とめ
︰ ︰
展示会 A
展示会 B
展示会 C 図 4-6 総ポテンシャル比較 ・ 全 て の 展 示 会 に お い て 出 入 日付 近 が 最 もポ テ ン シ ャ ル が 高 い 。
・ 展 示会 Cが 最 も会場全 体 にまん べ んな く人が来て いる← 画 一化 され た碁盤 の 目状 のプース 配置が関係 して いる と思われ る。 ・ 逆 に展示会 Bに お いて は 図 4-6囲 い 1∼ 3の よ うに主要通路周辺 以外 の ポ テ ンシ ャル は低 い。 ・ 図 4-6囲 い 4、 5か らわか るよ うに大 きいブース の周辺 はポテ ンシ ャルが高 くな って いる。
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
30
4章
分析
・いずれ の 出入 日か らも遠 い図4-6囲 い6の 範囲にお いてはポテンシャルが低 くなっている。 ・ 休憩スペー スのポテ ンシャル に対す る影響はあま り無 いと言える。 。いずれ の展示会 においても、壁 周辺 のポ テ ンシャル は低 い。
□平均密度 との比較 各展示会場におけるポテンシャル平均を、 入退場者数 を会場面積 で割った値 でさらに割 ることによって、 相対的な平均密度がわか り、その値を相対平均密 度 とした。 表 4-1よ り展示会 Bが 最 も相対平 均密度 が低 い。すなわちポテ ンシャルの 片寄 りがある展示会では、 数値的 にも来場者が会場全体 をまわっていないとい うことがわか り、主催者の希望 に沿って いな いといえる。 表 4-1 平均相対密度の算出
ポテンシャル平均
23.2327586
18.1773399
41.5249406
入退場者数/会場面積
0.02150901
0.02949455
0.04819753
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4章 分析
4-2
流動 の比較
□次 に会場内の人 の流れ を見るために、流動の図をを示す。 計測地点 において逆方向と順方向の交通量 の差をとり、 通路上で一方向 に流 動が生 じていると見 なせ る部分 を赤 い野次るしで表す。 一部 のみ方向性 が見 られ る.点 については、 理 由が ,意 的で はないと思われるの で流動 とはみなさない。 また、特 に大きな 流動 が見 られた部分 は野次るしを太 く表 した。
□展示会 B
日 4-8 晨示会 B/流 働
尋
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究壼
3″
4章 分析
□展示会 A
■ ‐
‐ ‐ ‐ ‐
│■ ‐ ‐
‐ ‐
‐
■ ■
‐
‐
││■
尋 日 4-8 晨示会 A/流 動
早稲田大学埋工学研究科渡辺←●研究
33
=
│ │
│
図 4-9 展示会 C/流 動
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34
□ ま とめ 。図 4-7よ り、展示会 Bは 会場 中心部 に流動が見 られ な い。また、周 囲 には 「流 流動 が見 られ るが、図 4-6で もわか るよ うに通過す る人 数が少な いため 、 れ」 には至 らない部 分 もあった。すなわち全 体的 に交錯 が多いといえる。 ← プース配置が 関係 して い ると思われ る。 ・ 図 4-8、 4-9か ら大 きいブー スの周辺 には 出入 口→ ブー ス の向き の 流動が生 じて いる。さ らに大 きいブー スを囲む 横方 向 の通路 には、プー ス→ サィ ド方 向 の 向 きの流動が生 じて い る。 ・ 図 4-10の 囲 い 1と 2を 比較 してみ ると、 どち らも横方 向 の出入 口で あ り。 ポテ ンシャル も縦 方 向 の 出入 口とほぼ 同値 であるが 1か ら流動は生 じて いな い。 それ は 2の 出入 日か ら前 の通路が視認可能 で あったか らだ と思われ る。
□ ] □ 一 一 口14-10
・全 ての展示会 にお いて 、会場 の周 囲 には 図4-11の よ うな流動が生 じて いる。 最適 な空間構成 を考 え る時の要 因 とな りうると思われ る。
1 ¨ ¨
/′ ︲︲︲︲ ︲ ∃
鼎 図コ4-11
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35
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
5章
5-1
分析 2
分 析 の概要
重回帰 分 析 とは、目的変数 (結 果 )と 説 明変数 (原 因)と の 関係 を調 べ 、関 係式 を作成 し、その 関係式 を用 いて 次 の事柄 を明 らか にす る手 法である。 1、
予測 /潜 在能 力/評 価
2、
説明変 数 の 目的変数 に及 ぼす影響
3、
説明変 数 の重 要度 会場内 の どういった要 因が どの程度そ の地点 にお ける 今回 の調 査 結果 か ら、
ポテ ンシャル を決定 して いるか 、 という ことを重 回帰分析 によ り明 らか にす る。 主な 目的が商談取 り引きで あ り、非常 に ビ 展示会 は前章で も述 べ たよ うに、 ジネス ライ クな世界であ る。したがって 出展者側 としてはできるだけ多 くの人 に来て欲 しい と言 うのが要望 とな る。 調査で も感 じたのは、 来場者 は特 に目的 と して いな いブースで もその前 を通 る時にふ と立 ち止 まって興 味 を示す ことや 、声 をか け られて話 を聞 いた り、パ ンフレッ トをも らった りす る ことが多 々 ある という事 実 である。あま り名 の知 られていな いよ うな出展企業は、 その企業 のプースを 目的 に展示会 に来 る人 も 少な いた め に、自社ブースの前 を多 くの人が通 って くれ る ことが 最 も良いとい うことが いえ る。 しか し、 絶対 に多 くの人が通 る出入 日付近 に全てのブースを持 って くる こと は不可能 で あ り、当然会場 の端 になって しま うプー ス もある。 この分析 で得 られた重 回帰式 か ら、 会場全 体 にまんべ んな く人が来 るよ うな 空間構成 のための指針 を打 ち出 したい。
また、ポテ ンシャル に寄 与す る要因は、全て の地点にお いて一定 とは言えな いと考え られ る。 通過 した時の向きや方向 によって影響 の度合 いが変わる こと を想定 し、それぞれのパター ンに分けて分析す る。
展示会 B 展示会 C
通路
縦
向き
順 /向 き
通路
横
向き
順 /向 き
通路
縦
向き
順 /向 き
通路
横
向き
順 /向 き
通路
縦
向き
順 /向 き
通路
横
向き
順 /向 き
逆 逆 逆 逆 逆 逆
展示会 A
上記 の様 に 3つ の会場で合わせ て 12の 重 回帰式 を作成す る。
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 37¨
5章
5-2 5-2-1
分析 2
分析 手順 変数 の選択
まず 目的変 数、説 明変数 を決定す る。 目的変数 Y=ポ テ ンシ ャル (断 面交通 量 ) 説 明変数 X=出 入 日か らの距離 出入 口視認 通路 の幅 壁 の有 無 ブー スか らの距離 通路 の長 さ 休憩 ス ペー ス視認 そ の展示会で のはや りやテ ーマ に関わ り無 く、どの展示会 において も要 因と な りうる 7項 目を説明変数候補 とした。 ここで、プースか らの距離 とは、それぞ れ のプース 自体 もポテ ンシ ャル に影 響 を与 えて いる と考 えた変数である。例 えばそ の展示会 の 目玉 となるプー スの 前 には常 に人が 沢 山通 る。そ してそ の周 囲 にも人が来 るよ うにな る、といった 状態 で ある。また、そ のよ うなプー スは会 場 を 占める面積 も大 きいため、プー スの人気度 =プ ー スの面積 とした。 前章で の ヒア リングで 「会 場後方 に大 きなプー ス (人 気 の あ るプー ス )、 前方 に小 さなプー ス人気 の な いプース )を 配置 して 会場 に方向性 を持 たせ る、な どは どうか。」 とあ ったが 、そ の裏 づ けをす る こともで きると考 えた。
﹂一
*方 向 のパ ター ンにつ いて、以下 のよ うに定義す る。
通過する人の向き ロロ5-1
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38
5章
5-2-2
分析 2
変 数 の数 値 化
選択 した変数を数値化す る。 距離が関わって くるため、 会場 の左 下 を原点 に 座標軸をとり、計測地点 となる通路 の断面 の 中央 をその地点の基準点 として X― Y座 標で表す。出入 回やプース距離は基準点か らの距 離 とす る。
表 5-1 基準点の算 出 計測地点
起点
(X)
(Y)
鯨
42 42 42 42 42 42
1
24
終点
(X)
終点
(Y) 24
49.1 49.〔
30
34.〔
49.〔
34.[
40.〔
49.〔
40.5
49.〔
45
49.〔
42 42
55.〔
49.〔
61.〔
49.〔
66 78 30
49.〔
42
42 22.E
55.5
66
49.〔
30
22.モ
37.こ
□ 出入 日か らの距離 出入 口とな る線 分 と、基準点 か らの距離 を とる。距 離 は 2次 関数 的 に影響 を 与 えることが多 い とい う事実か ら、変数はそ の 2乗 の値 とす る。また複数 の 出 入 回が ある場合 はそれ らの値 を足 した。 さ らに、 値 が大 きい→ 出入 日か ら遠 い=マ イナス の要 因
と考 え られ る こと
か ら、その値 にマ イナス を掛 けた値 を 「出入 日か らの距離 」 とす る。 □ 出入 口視認 量的なデ ー タでは無 く視認可能 か どうか とい う質的な もので あ るため、ダ ミー 変数 を用 いる。 ここでは
1:視 認可能 0:視 認不可能
とす る。
□ 通路 の幅 計測地点 の通路 幅 (m)。 例 えば縦 方 向な らば、終点 lxp_起 点 ω
で 求 める ことができる。
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-39-
5章 分析 2
□壁 の有無 下 図 のよ うに、計測地点 の上 下 (左 右 )の プ ロ ックを考 え、順方 向 の壁率 と 逆方向 の壁 率 に分 ける。一 方 向が壁である と0.25ず つ値 を増や して い く。(あ り得 ない ことだが全てが 壁 の 場合 を 1と す る と、一方向 の壁 当た り0.25と な る ことか ら) ここで、「壁」とは会場 の壁 以外 に、プース にお いて もそ の方 向 には 開 回が 無 く、パーテ ィ シ ョンで完全 に塞がれて いる部分 も壁 とみなす 。 さ らに、 壁率 が高い→ マ イ ナス の要 因
と考 え られ る ことか ら、そ の値 にマ
イナ ス を掛 けた値 を 「壁 率」 とす る。
順方向壁率 計測地点 逆方向壁率
鼎
計 測地 点
順方向壁率 :-0.5 逆方向壁率 :-0.25
順方向壁率 :-0.25 逆方向壁率 :0 図 5-2 壁率の求め方
ロプー スか らの距離 現段階 で は まだ考 えな い ことにす る。 □通路 の長 さ 計測 した 通路 の長 さ
(m)で あるが、展示会 B以 外 の 2つ の展示会 にお いて
は、縦方向 と横方 向に分 けて分析す るため、値 が ほぼ同値 にな って しまう。標 準偏差が 0で あ る変数 は変数 か ら除外 しな くてはいけな いので 、展示会 A、
C
にお いて この変数 は用 いな い。 □休憩ス ペー ス視認 出入 口視認 と同様 に、 ダ ミー 変数 を用 いる。 ここでは
1:視
認可能
0:視 認不 可能
とす る。
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40
5章
5-2-3
分析 2
基本統 計量
数値化 した説明変数 に関する基本統計量 をとる。ここでは表 5-2、 5-3に 展 示会 Aに ついての値 を載せた。表 5-2が 縦方向、表 5-3が 横方向 についてで ある。基本統計量は順方向と逆方向 とで同値であるため、 この 2つ となる。 そのような変数 は無いの 標準偏差が0で ある変数は取 り除 く必要 があるが、 で、そのまま説明変数候補 とする。また、展示会 B、 展示会 Cに ついて も標 準偏差が 0と なる変数は無かった。
表 5-2 基本統計量/展 示会 A/縦 方向 合計
2771.786
5.75
0.099138 0.068966
4
逆方向壁率
:58
2204.453 0.198347
0
0.138864
4.5
2.007096 0.504067 0.420655
0 0
0
該当サンプル数
0.224138
標準偏差
0
出入 口視認
最頻値
392.0625 0
5
8 3 2 1
通路幅 休憩スペース視認
5.241379 0.482759
中央値
2079.563
4
304
289.4589 0.026044 0.018234 0.263545 0.066187 0.055235
0
準方向壁率
標準誤差
平均
160763.6
0
出入 リロか らの距目
全サンプル数 :58 表 5-3 基本統計畳/展 示会 A/横 方向 合計
5
4
0 0
:58
0
該当サンプル数
24 4
2862.686 0.218786 0.213052 2.614137
0
出入口視認
標準偏差
#N/A
0
休憩スペース視認
5.612069 0.413793 0.068966
最頻値
0
325.5
5
-5.25
通路幅
中央値
-2305.69
4
逆方向壁率
375.8891 0.028728 0.027975 0.343253 0.065235 0.033563
0
-5.5
準方向壁率
-3123.48 -0.09483 -0.09052
0
当入 り日か らの距冑
標準誤差
平均
-181162
0.496814 0.255609
全サンプル数 :58
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41
5章
5-2-4
分析 2
相関
それぞれ の 説 明変数相 互、また説 明変数 と目的変数 との個別 の相 関 を見 る。 表 5-4∼ 5-7に 展 示会 Aに 関す る相 関 マ トリックス を示す 。縦 と横 で比較す る と、横 の方 が全 体 的 に変数 との相 関 が低 い と言 える。 ここで 目的変数 (ポ テ ンシ ャル )と の相関が低 い ものや、符号が異 な る変数 に注 目す る。符 号 が 異な る、 とは例 えば表 5-4の ポテ ンシ ャル と休 憩ス ペー ス視認 との相 関が マ イナ ス となってお り、これは休憩 ス ペー スの周辺 には人が 来 な いとい う ことにな リー 般概念的 におか しい とい うことである。 「休憩ス ペー ス視認」につ いて見 てみ ると全 て の表 において 目的変数 との相 関が非常 に低 い 、又は無 い と言 うことがわか る。また、展示会 B、 展 示会 Cに つ いて も同様 の 結果 とな った。(最 も高い値 が表 5-6に お ける 0.08231で あっ た )従 って 「休 憩 ス ペー ス視認 」 は 以後説 明変 数 と考 えない。 次 に説明変 数相 互で 高 い相関が あ るものがな いか を見 る。相 関が 0.9以 上あ る場合は どち らか の変数 を落 とす必要がある。 ここではそ の よ うな変数 同士 は無 い とわか る。同様 に展示会 B、 展 示会 Cに つ いて もそ の よ うな事実 は見 られなか った。
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42
5章 分析 2
表 5-4 相関マ トリックス/展 示会 A/縦 ―順 出入 リロ距離 出入 リロ距離
準方向壁率
逆方向壁率
休憩スペース視認 出入 口視認
通路幅
準方向壁率
0.438405
1
逆方向壁率
-0.17278
0.185322
通路幅
0.172282
0.099725
-0.37985
1
-0.3265
‐ 0.30254
-0.07995
¨ 0.30795
0.346556
0.218425
-0.18124
0.786747
0.321368
0.540944
0.15336
0.609203
休憩スペース視澤 出入 口視認 ンシャル
ポテ ンシャル
1
1
1
-0.1883
表 5-5 相関マ トリックス/展 示会 A/縦 ―逆 出入 リロ距離 出入 リロ距離
準方向壁率
逆方向壁率
1
準方向壁率
0.438405
1
逆方向壁率
-0.17278
0.185322
通路幅
0.172282
0.099725
-0.37985
1
-0.3265
-0.30254
-0.07995
-0.30795
1
出入口視認
0.346556
0.218425
‐ 0。 18124
0.786747
-0.1883
ポテンシャル
0.308424
0.54155
0.029932
0.669437
体懃スペース視澤
ンシャル
休 憩 スペ ー ス楓目
1
1
0.755549
表 5-6 相ロマ トリックス/展 示会 A/横 ―順 出入 リロ距離 出入 リロ距離
準方向壁率
逆方向壁率
1
準方向壁率
0.565337
1
逆方向壁率
0.584061
0.730037
1
通路幅
-0.25194
-0.39903
¨ 0.33584
1
休憩スペース視澤
‐ 0.00042
0.232546
0.180543
-0.08266
1
‐ 0.08154
出入 リロ視認
ポテンシャル
休 憩 スペ ー ス視■
0.282911
ポテンシャル
0.040566
0.036104
0.355808
0.410505
0.420884
0.122437
1 0.304371
表 5-7 相関マ トリックス/展 示会 A/横 ―逆 出入 リロ距離 出入 リロ距離
準方向壁率
逆方向壁率
休憩スペース棚
通路幅
入 リロ視認 ポテンシャル
1
準方向壁率
0.565337
逆方向壁率
0.584061
0.730037
1
通路幅
-0.25194
-0.39903
-0.33584
1
1
体●スペース視日
0.030247
0.218911
0.16679
-0.08865
出入 リロ視認
0.282911
0.040566
0.036104
0.355808
0.369233
0.456114
ンシャル
'出
1 -0.07253
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43
5章
分析 2
5-2-5 ブースか らの距離 説明変数 、プースか らの距離 を数値化す るための手 順 を示す。 会場 内全 て のプース につ いて下 図 のよ うに名前 をつ ける。
A
図 5-3 ブース名/展 示会 A
ある計測地点a(基 準点=Xa,t)に おいて、 基準点 とブー ス Aと の最短距離 を求 め る。 プース Aの 面積 を求 める。 1、
2、 3、
面積 を 2乗 した 値 を最短距離 の 2乗 で割 る。出て きた値 を計測地点 aと プー
ス Aと の 関係値 とす る。 4、
同様 に、プース Bか らブー ス EKま で の 関係値 を求 め る。
5.全 て の 関係値 の和 を とる。そ の値 が 計測地点 aの 変数 :ブ ースか らの距 離 とな る。 展示会 B、 展示会 Cに つ いて も同様な計算 を行 った。
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44
5章
分析 2
ロプースが 与 え る影響範 囲 以 上の方法 によ り算 出 した 値 では、どこまでが プースによって影響 を受 け得 る範 囲な のか 、 とい う ことにつ いては 明 らか にな って い な い。 例 えば図 5-3 よ り、出入 日付近 で計測 した 場合 もプース A、
Cか らの影響 を受 けて いる
B、
と言 って良いのか、 とい うことである。 そ こで、そ の影響範 囲 につ いて考 える。 ブース による影響範 囲を 10m、 33m、 50m、 制 限無 しの 4パ ター ンに分 け て変数 を出 し、 各 々の値 で重 回帰分析 を行 って 最適な値 を選 択 した。 表 5-8 ブース影響範囲 10m 菫相関 R ■決定 R2 補正 R2 標準a差 観測歓
0885865422 0.759434904 7.401032035
58
帰 姜 計 回 残 合
ブースE離 出入 リロ距離 通路幅 準方向E率 逆方向璧率 出入リロ視認
1697504989 30.99035072 2793539034 54.77527518 1297856897
51 57
2
-000016961 0.000103037 -16460599 0.105901088 -000037646 372502E-05 0000690562 0000615877 1 121266061 0267426546 -0.00054586 0001926985
2541220205 0886578326 2866323403 0006020599 0761341316 4321099o93 -335860099
7057873151
-14.7737779
-475865876
1.64496E-05
7399927513 -199647604
-477552706
-194167492
0051233582 -29.6297409
0082184994
1508014357 4208457487 3583294739 0000757472 6631319126 2352896802 表 5-10 ブース影響範囲 33m
菫相関 R ■決定 R2 拍正 R2 標1目 ■u1
0895038863
o777693928 711461886
分散分析表 帰 差 計 回 残 合
F
6 51
57 係欧
切片 出入リロ距離 ブ ー ス距■
通t幅 準方向lE率 逆方向1菫 率 出入リロ視認
1732843515 2581507878 1297856897 標準晨差
6943396896 3707083176
3423387548
310843E-16
債
下限 95%
50.61780152
t
1873008122
006680415 -049887739 「
0.000123763 0,000620848 0.199345985 0.342784777 -0.00112264
000054776 0000205268 2668505834 0010189921 3170358789 0.849635158 3.731435497 -36.1415722
6.819267668 -5.29991987
0000479691 2.50068E-06
上限 95%
1438567119
0.001370166
0.000135667 0000959853 1464646348 -498318128
487607123 -22.4513317
-205208861 6822811452 -30076877 0004080641 -342182411 -682353107 14.68314436 4.05024125 3.625251794 0.000666135 6551952019 228143367
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45
5章
分析 2
表 5-11 ブース影響範囲 50m
菫決定 R2 檜I R2 ●4晨 差
0,778096078
7108180802
離針 一 プース距■ 出入 リロ距離 1田 磨幅 準方向壼率 逆方向璧率 出′ヽリロ1■ 2
1040173102
1733.621836 3431132083
257683795 5052623431 1297856897
0000550878 0.000204927 2688169309 0009680029 0.000139471 0000962286 0.000125618 0000619704 0202706267 0.840171153 -000111849 0001369725 3166903487 0848518063 3.732275865 0000478438 1463433706 4870373268 -361681203
6.813656317 -530818089
242883E-06
-498470956
-22.489145
-20.5205693 6816068102 -301061682 0.004047444 -342043864 1474324503 4.045157839 3644664958 0000627534 6.622258052
-683675209 22.864232
表 5-12 ブース影響範囲無 し 菫相 ■ R
0895084381
菫決 定 R2 相正
R2
標準晨差 籠瀾数
0778784996 7113161456 58
差計 残合 切片 ブース距離 出入 リロ距離 n路 幅 準方向E率 逆方向E率 出入 リロ視目
2580.450361
505970659
1297856897
6914703007 3707877348 1864868321 0067958688 -052916565 0000548559 0,000205225 26729651 0010072175 0.000136553 0000960564 0.000125669 0000620418 020255621 0840287829 -0,00111987 0001371209
3170127713 0849414558 3732132542 0000478651 -361530417 -205133186
6818224178 -530241318 6820967828 -30073912
1464858145 4875397282
247877E-06 -498411874 -22.4648961 0004084015 -342069724 -681966485
1468952817 4.049241269 3627723615 0000661097 6.560343177 2281871297
サ ンプル 数 と変数 との差 が 10以 上で ある ので重 決定 R2(決 定係数 )を 見て 比較す ると、表 5-12の 重決定 R2=0.80117と 最 も高 い ことが わか る。よっ て プ ー スによる影響 を受 ける範 囲 は制 限す る必 要 がな い 。 次 に、 図 5-4を 見 る と、 プー ス Aの 周 囲 の通路幅が 6mと
3mと な ってい
る。 この場合 、基準点 1か らブー ス Aま での距 離 の 2乗 値 は 2.25、 基準値 2 か らブー ス Aま で の距離 の 2乗 値 は 9と な る。つ ま リプ ー ス距 離が 3倍 以上変 わ って しまうことにな る。ブー ス Aの 周 囲を通 る通路上で の計測地点 であるか ら、そ の値 に差 が 出ては い けな い 。この問題 をク リアす るために、プースの周 囲か ら等高線 のよ うに枠 をひき、そ の 内部 の距離 は 同値 とす る ことに した。
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46
5童
区切 る幅 として、通路 の 幅 が 最 も広 い もので
分析
2
12mで ある ことか ら、幅
6m間 隔でエ リア分 けす る。 図54の 右 の 図 のよ うに分 け られたその値 は一 番 ブー スに近 いエ リアの距 離値 を 1、 外側 に行 くにつれ て 6、
12、
28・ ・ 。とす る。
このよ うに して 算 出 した変 数 を用 いて重 回帰式 を求 めた (プ ー ス影響範 囲無 し)。 表 5-13よ り、ここで得 られた決定 係数 は最 も高 く、よ り最適で ある ことがわか った。 これ よ り変数 :ブ ー スか らの距 離 は この算 出方 法 によ り求 め る。
口15-4
表 5-13 ブース距離エ リア修正あ り 重相 関 R
0905818566
重決定 R2
0.02● 507274
補 正 R2
0803248358 6693220917
標準娯差 観濤数
58
帰 差 計 回 残 合 切片 ブ ー ス距 隠 通路 幅 準方 向壁 率 逆方 向壁 率
出入リロ視認
1064901024 2129802048
475410666
324322E-18
2329558725 4479920625 1297856897
9715458082 0000203526 2335062121 -297565823 -173338862 1789038443
43692 0005948754 2918685519 1651223065 526238E-05 3867559152 0000307588 979283E-05 0000309123 0782006753 2985987158 0004302524 0765851832 390427241 ‐ 5177798523 57469564 481787E-07 -401465882 -193665765 5910275768 -293283881 0004985214 -291937141 -547405822 3704150078 4829821701 1 24542E-05 1045746855 2532330032
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47
5童
5-2-6
令新 ,
壁 率 の 上ヒ重
壁 率 に関 して も、最適な数値 を求 め るために検定 を行 った。そ の理 由と して 完全 な ダ ミー 変数ではな い とい うことと、 会場 内 の既存 の壁 の値 と、ブース を 設置す る ときのパー テ ィ ションによる壁 の値 とが等 しい と考 えて良いのか、と 考 えたか らである。
5-2-6の よ うに検定 した結果、既存 の壁 とパ ー テ ィ シ ョンによる壁 との間 に お よそ 2対 1の 関係が見 られ るとい うことがわか った。 よって、 既存 の壁 :0.5 パー テ ィ シ ョンによる壁 :0.25 とす る。 既 存 の壁
:2、
パー テ ィシ ョンによる壁 :1と して も、比が 同 じで あるか ら
得 られ る回帰式 の係数 の重 み づ けが変わ る ことは無 いが、ここでは わか りやす く既 存 の壁 のみ 「始 め に決 めた値 の倍」 ということに した。
表 5-14 変数 :逆 方向壁率の F検 定 展示会 A
F値
帰無仮説
居示 会 B
縦― 逆
縦J頃
0.2971561
1.4753287
豪却
農却
展示会C
縦― 逆
― 縦
順
9.3185302 採択
逆 縦―
縦 J頃
15.570684
1.1548391
2.9996172
棄却
採択
採択
表 5-15 変数 :順 方向壁率の F検 定 展示会 A
横 J順 F値
帰無仮説
1.0351409 棄却
展示会C
展示会 B 横― 逆
1.540774 棄却
横 J頃
0.1974622 棄却
横― 逆
横― 順
2.4317868 採択
3.8355188 採択
横‐ 逆
0.6862001 蜘
この 値 を用 いて重 回帰式 を求 め、偏 回帰係数 を標準誤差 で割 った 値 (T値 ) の 2乗 した値 、F値 か ら F検 定 を行 った。 そ の 結果、表 5-14か ら縦 方向 のポ テ ンシ ャル に関 して は、変数 :逆 方 向壁 率 は有 意でな い とい うことがわか った。表 中で、黄色 くな って いる採択 は、採 択 と棄 却 の基 準値 ぎ りぎ りで ある ことを示 している。また 、同様 に表 5-15か ら横 方 向 のポ テ ンシ ャル に 関 しては、 変 数 :順 方向壁率 は有意でな い とい う こ とがわか った。 これ よ り、縦方 向 のポテ ンシ ャル に対す る変数 :逆 方 向壁率、横方 向 のポ テ ンシ ャル に対す る変数 :順 方 向壁率は、展 示会 一般的 にポ テ ンシ ャル を予 測す るた め の説明変数 とはいえな いので 、 これ らの変数 を落 とす。
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48
5章 分析 2
5-2-7
出 入 口距 離 と 出 入 口視 認 の 関 係
同様 に、変数 :出 入 口視認 に関 して F検 定を行 った ところ、横方向のポテ ンシャル に関 して有意でな い ことがわかった。 ここで、展示会 Cの 順方向の み相関が高 くなっているが、これは会場 の空間構成か ら、 横方向 に出入 口が あ るためと思われ る。したがって 出入 口が順方向 にのみあるような展示会では、 展示会一般的 にポテンシャルを予測するための説明変数 とはいえないので、こ の変数を切 り捨てる。 表 5-16
変数 :出 入口視認の F検 定
0.4314181
42.747873
逆 に縦方 向 に関 しては、変数 :出 入 回視認 はポテ ンシ ャル を予測 す る上で大 変 重要な変 数 とな って いる。 また、変数 :出 入 口距離 も同様 に重 要 な変数 と な っている。一般的 に 出入 日が視認可能な地点 は出入 日か ら近 い場合が多 いた め、この 2つ の変数 はほぼ ベ ク トルが同 じである といえる。しか し、出入 日か ら近 くて も視認で きな い地点 で はポテ ンシ ャルが低 か った りとい うことも多 く、どち らか片 方 の値 のみ を用 いて説 明す る ことは難 しい。偏 回帰係数 と単回 帰係数 の符号 は一致 して いるた め、マ ルチ コは起 こっていな い ものの、よ り相 関が高 い方 が もう一 方 の変数 を有意でな くして しま う場合があ るため、出入 口 視認がダ ミー 変数で ある ことを利用 して、2つ の変数 を融合 させ て 1つ の変数 にす ることを試みた。
X =
出入 口距離
+
出入 口視認 (loro)× α
と し、最適 な αを求 めた。そ の 結果 が表 5-17で あ る。比較す る と展示会 A、 C、
Bの 順 に大 き くな ってお り、α=大 すなわち出入 口視認率が高 い と思われ
2乗 値 が高 く、同 じ指 数関数 で表せ る ことか ら、この式で算 出 した αか ら求 め られ る値Xを 、新
る ことか ら αを決定す る近 似 曲線 を求 めた。2式 ともが 卜 た に変数 :出 入 口距離 +視 認 とす る。 表
5-17
視認可能地点/全 ●h占
展示会 A縦 ― 順 晨示会α卜顧 晨示会 B餞 ― 順
0.115 0.202 0.224 視認可能地点/全 蝸 占
展示会 A縦 ¨ 逆 展示会α卜逆 展示会 B縦 ― 逆
0.115 0.202 0.224
最適乗数
2000( 5500( 18500C 最適乗数
4500( 17500C
25000C
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 …49
5章 分析 2
200000
指 数 (最 適 栞 鼠
180000 160000 40000 120000
′
v=2323.9e17.918x
100000
Rz =
80000
0.8598
/ ノ
60000
ノ
40000
ノ
20000 0
図 5-5 最適乗数を求める近似式/縦 ―順
300000
● 最適 乗数 ‐‐‐― 指数 (最適 彙数 )
250000 200000
y = 7390.3e1s'6s8* 150000
100000
50000
0
図 5-6 最適乗数を求める近似式/縦 ―逆
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
50
5童
5-3
分析 2
分析結 果
5-3-1 結 果 一 覧 □展示会A/縦 ―順 回帰統計
0.8895223 0.7912499 0,7805993 6.5929285
重相田 R 重決定 R2 補正 R2 標準誤差 観]散
104
分散分析表
0
ブ ース 距燿
■LIttjLさ
畷測された分散J
3229.2352 43.466707
有意 F
74.292153
t
標準瞑差
係数
切′ + 出,ヘ リロ贅:● 「向壁率 準チ 通Hll嘔
分散
変動
16146.176 4259.7373 20405.913
9
帰 差計 回 残合
自由度
8.723E‐ 32
下限
朧
95%
上限
95%
4.1168886 2.0609213 1.9975963 0.0485324 0.0270575 8.2067198 0,0003447 0.0007988 0.0005717 0.0001144 4.9976133 2.538[‐ 06 13.07982 24.916026 18.997923 2.9822123 6.3704126 6.143E‐ 09 2.5691584 3.5799312 3.0745448 0.254671 12.072612 4.207E‐ 21 0.0011527 0.0003803 3.0267612 0.0031581 0.0003969 0.0019084 0.0339832 0.0235245 1.4445877 0.1517635 -0.0127 0.0806667
□展示会 B/縦 ―順 回帰統計 菫相 口 R
0.8870201
重決定 R2
0.7868047 0.7781907 6.6290187 104
補 正 R2 標準 瞑差 観 測徴 令 齢今新嘉
4 9 9
帰差計 回残合
自由度
3 0
係数
週u各 幅 ブース距菫 □展 示 会
0.0009804
C/縦
観測された分散ll
分散
4013.8671 43.943889
t
標準誤差
5.9976294 o.oo06357 18.406488 3.1964444
切 'キ ロ距菫+視 認 出入リ 壁洒 4Lラケ向曇 軽
変動
16055.468 4350.4451 20405_913
91.340734
P―
有意 F 2.377E‐ 32
下限 95%
値
上限
95%
1.6063673 3.7336601 0.0003153 2.8102477 9.1850111 0.0001061 5.9937398 3.339E-08 0.0004253 0.0008461 2.9701456 6.1971669 1.325E-08 12.513074 24.299902 0.2416 13.230314 1.288E-23 2.7170575 3.6758314
0.0003637
2.6960016
0.0082478
0.0002588
0.001702
―順
回帰統計 二相関 R 菫決定 R2 補正 R2 標準晨差 饉量数
0.7652459 0.5856013 0.5646191 14.497673
84
合 計合新 嘉
自由度
変動
差計 残合
83 係数
切′ キ 出入リロ距暉+視 認 EE● 4Eラな向曇
週u書 幅 プース距菫
分散
4 23464.284 79 16604.418
回鰤 層
32.408823 0.0001376 29.852782 2.5736442
0.0003689
鳳測された分散J
5866.071 27.909416 210.18251
有意 F
1.865E‐
14
40068_702
t
標準誤差
P‐
饉
下限 95%
上限
95%
6.5617672 4.9390389 4.296E-06 19.347941 45.469705 2.083E‐ 05 6.6032833 4.241E-09 9.61E‐ 05 0.000179 6.6175779 4.5111342 2.215E-05 16.680811 43.024752 1.2522651 2.0551912 0.0431652 0.0810708 5.0662176
0.0001067
3.4576239
0.0008806
0.0001565
0.0005813
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 51…
5章
分析 2
□展示会 A/縦 一逆 0.9033313 0.3160074
重相関 R 重決定 R2 補正 R2 標準誤差 観測数
0.8018541
6.8676003 57
4
帰 差計 回 残合
2 6
切片 出入リロ距■+視 澤 準方向壁率 通路幅 ブース距離
□展示会
10876.949
2452.5246
2719.2373 47.163934
57.655014
1.704E-18
5.9400356 6.02E-05 8.739841 -0.093031 0.0001402
13329.474
12.457241
3.2478109
3.8355806
0.0003404
8.985E-05
1.477E‐ 05
6.0815022
1.431E‐ 07
15.013187 1.3554027
3.1262854 0.7218187
4.8022446 1.8777607
0.0002584
5.892E‐ 05
4.3861135
1.37E-05 0.0660273 5.651E‐ 05
18.974446 0.0001195 21.286534 2.8038368 0.0003767
B/縦 一逆
重決定 R2 補正 R2 標準誤差 観測数
0.9030389 0.8155695 0.8061598 5.8159171
104
分散分析表
自由度
変動
5
差計 残合
回引 層
98
3314.8394
103
17973.385 標準誤差
係数
切,キ 出入リロ距離+視 露 準方向壁率 通路幅 ブース距離 週i』書Iさ
分散
14658.545
2931.709
観測された分散‖
86.673123
有意 F
2.109E‐
34
33.324892
t
P 4H
下限
95%
上限
95%
3.9794334 1.8180308 2.1888701 0.0309811 0.3716104 7.5872563 0.0005477 0.0001009 5.4276533 4.137E‐ 07 0.0003475 0.000748 18.244478 2.6307428 6.9351051 4.374E-10 13.023855 23.465102 2.6806564 0.2246567 11.932233 8.36E-21 2.2348325 3.1264804 0.0013367 0.0003359 3.9791005 0.0001327 0.0006701 0.0020034 0.0474052 0.020752 2.2843667 0.0245071 0.0062235 0.0885868
□展示会 C/縦 一逆 重相関 R 重決定 R2 補正 R2 標準誤差 観測数
0.8018519 0.6429665 0.6295777 12.996628 84
分 散分析 表
0 8 3 8
準方向壁率 7-ス ■ヨ曖
3
帰 差計 回 残合 切,キ 出入リロ腱■+視露
自由度
55.531168 0.0004116 32.358679 0.0003735
変動
分散
24334.965 13512.988
8111.6549 168.91235
観測 された分散員
有意 F
48.022865
7.463E-18
37847.952
1.7335033 5.147E-05 5.9539047 9.162E-05
32.034071 7.9963099 5.4348667 4.0765952
52.081384 58.980953 2.165E‐ 47 0.0003092 0.000514 8.224E‐ 12 5.772E-07 20.510019 44.207338 0.0001071 0.0001912 0.0005559
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
52
5章
分析 2
□展示会 A/横 ―順 0.781042 0.6100266 0.5768374 10.437018
重相関 R 重決定 R2 補正 R2 標準瞑差 観測数
52
帰 差計 回 残合
4
8008.7462
47
5119.773
51
13128.519
-3.572942 0.0017635 39.662236 4.6584572 0,0003624
5.2523546 0.0009286 8.9480498 0.9546013 0.0001225
2002.1866 108.93134
18.380262
3.759E‐ 09
95%
t
切片 出入 り回距離 逆方向壁率 通路 幅 ブース距離
-0.680255 1.8990566
4.4325006 4.8800028 2.9590055
-14.13931
0.004821
6.9934227 -0.000105 0.0036316 21.661099 57.663373 2.7380488 6.5788656 0.000116 0.0006087
74.292153
8.723E-32
0.4996802
0.0637048 5.56E‐ 05 1.261E-05
□展示会 B/横 ―順 0.8895223 0.7912499 0.7805993 6.5929285
重決定 R2 補正 R2 標準誤差 観測数
104
9
帰 差計 回 残合
0
係数 切′ + 出jヘ リロEIE 準方向壁率 通路幅 ブース距離 n』 書jLさ
16]46.176 4259.7373
3229.2352 43.466707
20405.913 標準観差
t
P―
下限 95%
値
上限 95%
4.1168886 2.0609213 1.9975963 0.0485324 0.0270575 8.2067198 O.0005717 0.0001144 4.9976133 2.538E‐ 06 0.0003447 0.0007988 18.997923 2.9822123 6.3704126 6.143E-09 13.07982 24.916026 3.0745448 0.254671 12.072612 4.207E-21 2.5691584 3.5799312 0.0011527 0.0003808 3.0267612 0.0031581 0.0003969 0.0019084 o.o339832 0.0235245 1.4445877 0.1517635 -0.0127 0.0806667
□展 示会 C/横 ―順 回帰統計 重相関 R 重決定 R2 補正 R2 標準誤差 観測数
0,7239536 0.5241088 0.5079769 11.413404 123
分散分析表
帰 差計 回 残合
自由度
変動
4 118 122 係数
切片 出入 り口距離 逆方向壁率 通路幅 ブース距離
23.989111 0.0003776
22.235061 3.150845 0.0007235
分散
16928.798 15371.364
4232.1996 130.2658
観測 された分灘
l
有意 F
32.488955
3E-18
32300.163 標準誤差
4.1299629 5.261E‐ 05 4.0040291 1.1724176 0.0001178
t
P-4H
下限
5.8085536 7.1773312
5.444E‐ 08 6.818E-11
5.5531717 2.6874768 6.1437897
1.758E-07 0.0082397 1.124E-08
95%
15.810669 0.0002734 14.306002 0.8291415 0,0004903
上限
95%
32.167553 0.0004818 30.16412 5.4725485 0.0009566
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
53
5章
分析 2
□展示会 A/横 一逆 回帰競 計
重相関 R 重決定 R2 補]三 R2 コ 撃日 興J壺 鋼電
O.796185 0.633910555
0.60207669 8.440701265
■・ IH費 令 散合析喜
帰 差 計 回 残 合
自由度
変動
分散
4 5674.866722
1418.71668
レ 観測された分 ト “
19.9130881
有意 F
1.42913E-09
46 3277.290141 71.24543784 50 8952_156863
95% 切片 出入 り回距離 逆らな向墨夢撃 月u喜 幅 プース距離
-5998112266 4.240778555 1414389407 o.16398089 -1453434859 2.53812406 0.000731377 0.000744169 1.482809971 0.330842153 -0000766556 0.00222931 32.1113166 7.250494064 4.428845306 5.80292E-05 17.51684297 46.70579024 5.03238724 0.754074329 6.673595754 2.81702E-08 3.514515794 6.550258687
0.000288739 9.8961E‐ 05 2.9177004680.0054387598.95406E‐ 05 0.000487937
□展示会 B/横 ―逆 重48口 R 重決定 R2 補IE R2 標準n差
O.725140283 0.52582843 0.504517348 5.511051829
4 2997.557687 749.3894217 89 2703.080611 30.37169226 93 5700.638298
回帰 残差 合計
係数 t P‐ 値 標準誤差 下限 95% 上限 95% 切′ 寺 10.2110395 1.589737358 6.423098412 6.38629E-09 7.052266941 13.36981205 出入 り回距離 0.000412242 0.000223614 1.843543086 0.06857775 -3.2074E-05 0.000856558 句捏 E題 ■ 8.389107635 2.464420934 3.404088773 0.000997211 3.492358387 13.28585688 遭:ラケロ 7-ス 距4 0.001041694 0.000308375 3.37801527 0.00108476 0.000428961 0.001654427 議 長さ 0.17035349Q.0276255166.1665269572.00453E-080.1154622080.225244773
□展示会 C/横 ―逆 回帰焼 計
重40関 R 重りUに R2 柏I R2 標準n差 ■劇鏡
O.669186553 0.447810642
0.429249655 11.45961109
1,4
全量分析 豪
帰 差 計 回残 合
自由度
係数
切,キ 出入リロ距日 E全 1■ ラ ケ向螢堕 漣窒 週U各 幅 ブース距離
変動
分散
レ 観潤された分静ト
右量 F
4 12673.3987 3168.349675 24.12644579 1.24695E‐ 14 119 15627.39969 131.3226864 123 28300_79839 標準瞑差
唯
下限
95%
上限
95%
23.67293519 4.436544691 5.335894674 4.60643E-07 14.88814505 32.45772533 o.ooo565425 0.000147126 3.84312425 0.000196459 0.000274101 0.00085675 20.73807045 3.96850273 5.225666167 7.49826E-07 12.88004893 28.59609197 3.30416382 1.169334237 3.253273271 0.001485038 1.488768259 6.11955938
0.000690118 0.000117175,8898939673.66779E-08 0.0004581110.000922126
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
-54
5章 分析 2
以 上の結果 は全て、F検 定を行 った結果、有意である ことが確認 できる。分 析 に際 し、有意水準 を 95%と したので、分散分析表 の有意 Fが 0.05よ り小さ い ことか らも分かる。 なお、本研究では変数選択方法 として変数減少法 を用いた。 ここで、サ ンプル数 と変数 との差が 10以 上であるので重決定 R2(決 定係 数 )を 見て、これ らの重回帰式が有意であるかを判定す る。決定係数が0.5以 上あればその重 回帰式は有意、つ ま り予測式 として用 いることができる、とい う ことか ら、分析結果 の決定係数 と比較す ると、展示会 C/横 ―逆以外は基 準 を満た していることがわかる。 また、重回帰分析 は残差 (実 績値 と理論値 の差)が ランダムでなければな ら ない。展示会 A/縦 ―逆 を取 り上げてダー ウィンワ トソン検定 を行 うと、
Dw=1.75、 DL=1・ 44、 Du=1.73と な り、
DL<Dw<4-DL よ り、残差 に相関性 はな く、ランダムであるといえる。 図 5-7は 理論値 と実績 値 を散 布 図として表 した ものだが、ほぼ Y=X上 に のってお り、かつ点 のば らつきもランダムであることがわかる。
10
20
30
40
50
60
‐ ●
ロロ5-7
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究窒 …55
5章 分析 2
5-3-3
ま とめ
□ほとん どの場合 にお いて、 展示会 B、 展示会 A、 展示会 Cの 順 で重回帰式 の精度 が 良 くな って いる (決 定係数 の値が大 きい)と い う ことがわか る。これ は、会場 の面積 と比例 して いる。最 も小規模 な展示会 B、 それ よ り少 し大規模 な展示会 Aに 関 しては、今 回選択 した説 明変数 によってポ テ ンシ ャル をほぼ正 確 に予測 で きる といえ るが 、展示会 Bの 2倍 以 上の規模 で ある展示会 Cに 関 しては、ポテ ンシ ャル を予 測す る ことは可 能 だが、さ らに これ らの説 明変数以 外 の要 因が生 じる確率 が多 い とわか る。それ は、空間構成 か ら説明で きるもの では無 く、そ の 時 のテ ーマ や個 々の プー ス営 業等 、予測不 可能 の要 因である と 思われ る。 これ よ り、あ る程度 の大 きさの展示会であれ ば今回の重 回帰式 を用 いて、ポ テ ンシ ャル を予測す る ことができる ことがわか った。
□ 同様 に、縦方 向 と横方 向 を比較 して み る と、縦方 向 の方 が 有効性 が高い。さ らに、縦 ―逆が最 も精度 が高 い重 回帰式が得 られた。逆 に横方 向 にお いては全 体的 に決定係数 の値 が 低 く、展示会 Cの 逆方 向 (順 方 向 の決定係数は大 きい が、それ は片側 に出入 口が あったため と思われ る。)に 関 しては予 測式 として 用 いる ことがで きない とい う結果 にな った。 出入 口方 向 の方が、ポテ ンシャル を予測 しやす く、特 に 出入 口に向か う方 向 のポ テ ンシ ャルが最 も空間構成 の仕方 によって 変化す る ことがわか った。
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 56…
5章
分析 2
□説 明変数 を決定す るにあた って、縦方向 のポ テ ンシ ャル は順方向 の壁率 との 関係が高 く、横方 向 のポ テ ンシャル は逆方 向 の壁率 との関係が高 い ことがわ か った。
調査を して いて気付 いた ことの一つに、展示会では Uタ ー ンをす る人が多 い、ということがある。例 えば、分岐点でそ のまま進 まず に引き返す という行 動である。 来場者 は展示会 に遊び に来 ている訳では無 く、 忙 しそ うに行動 して いる人が多 いためであろうか。この結果 はこのような展示会 における行動特性 が関わっていると考 え られ る。 パーティシ ョンによる壁 も既存の壁 も、 会場内の周囲 にあることが多 いとい う ことか ら、図 5-9の 様 に、展示会 上部では縦方向 の動 きがあま り無 く、展 示会左側では横方向 の動 きがあま り無 いとい うことが わかる。 左右で行動 が異な るという理 由として、 壁率の平均もほぼ左右で同値である ことな どか ら、図 4-2の 会場内の人の流れ と関係があるのではないかと予想 す る。
A
鼎
尋 図 5-8 壁 に関する分析
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 57…
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
6章
6-1
考察
モデルイ
6-1-1モ デ ル の 概 形 重回帰分析 によ り、以下 のよ うなポテンシ ャル Yを 予測する式が 12通 り得 られた。しか し、この式は各 々の展示会に関す るものであ り、一般 にこれ らの 式 を用いることはできな いため、モデル とはいえない。 そ こで、ポテ ンシャル を予測す る一般解 を求めることを試みる。本研究 の 目 「会場内にまんべ んな く人が来 るような空 間構成」であった。すなわち、 的は、 ポテンシャル の 「値」ではな く 「比」が分かれば、目的 に見合 う要因もわか り、ポテ ンシ ャル図を描 くことが可能 となる。
<ポ テンシャル予測式>
Y=a。 +alxl+alx2+a3X3+aX4+a5X5+a6X6
説明套徴
Xl
要素 出 入 リ ロ距 菫
★
X2
準方 向壁 率
X3 X4
逆方向壁率 通路幅 ブース距離
X5 X6
通路長さ *IE方 向、 説明変数 al
10:―
llR
展示 会 A
00003441
展 示会 B
0000571
C
0.000137
横 J順
横― 逆
a3
16.19624 18_99792
a4
a6
30745441
0_001152
2985278 1501318
2573644
8985E‐ 0〔
1355402
00003681 0000258`
展示会
B
0000547
18244471
2.680656`
0001336
展示会
C
0.000411
32358671
展示会 A
4658457
0.000373 0.000362
8389107(
展示会
B
0001763 0000412
屋示会
C
0.000377
2223506
展示 会 A
0000731
32.1
展示会 B 展示会
C
0000565
39_66223(
0001041 3.15084〔
5.0323871
0.033983
13.2266
0.584607(
0001285
38041631
0.000690
4.1168881
3240882 0047405
55.531161 3.979433`
55531161 ‐ 3.572942
0170353
0.000723 0.000288
207380
定数項a。
2042333
0.0002201
展示会 A
晨示会
縦― 逆
a2
4.686174 23.98911 ‐ 5998112266
02458401
10211039 23.6729351
図 6-1 3会 場におけるポテンシャル予測式
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
59-
6章 考察
6-1-2
標準 偏 回帰係数
式 を統合す るにあた って、会 場 ごとに図 61の 係数 を比較 して もデ ー タの 単位 が異なるた め、傾 向 を探 る ことは できない。また、どの説明変数 が どの程 度 ポテ ンシャル を予測す るため に効 いて いるのか を比較す ることもで きない。 デ ー タ単位が 同 じな らば係数 の 大 きい順 に大切な説明変数である こともわか り、会場 ごとに 比較す る こともで き る。 そ こで、標準偏 回帰係数 を求 め る。 各 々の デ ー タか らその変数 の平均 を引 き、これ を標準偏差で割 った値 を基準値 とい う。基準 値 は平 均 0、 標 準偏差 1 で あ るか ら、デ ー タ単位 がそ ろってお り、 標準偏 回帰係 数 は変数 を基準値化 し て求 めた値であ るか ら、比較す る ことが 百 ∫ 能 とな る。 表 6-2に そ の 結果 を載せ る。
表 6-2 標準偏回帰係数一覧 繊
出 入 リ ロ 距 離 +視 認
―順
展示会 A
0.00034489(
16.19624601
標準偏 回帰係数
0.69285118
032590790` 18.99792292
0.0005717〔
偏回帰係数
展示会B
標準偏 回縣
数
薔回帰係数
展示会 C
標準偏 回帰係数
16ヒ
ー 逆
展示会B 展示会C
展示会 B 展示会 C
出入 り口距 離 +視 認
準方向壁率
8.985E‐ 05
0343138923
0.33376270
0.32523184
儡 回輌優 破
0.000411581
標準偏 回帰 係 数
059006703` 出入 り回距離
順
0.00176349`
儡回輛饉
標準偏 回帰 係 数
0.21895980〔
ブース距離
通路 幅
3.07454481 0.59563992 2.573644178 0.157846857
32.358678〔
39.6622360 0.47390524 8.38910763
0.17981876 0.000368911
通路幅
0.27915971( 0.001336741 0.22220032` 0.000373511 0.28271789`
0.47677275
儡 回帰 係 数
22.23506101
3.15084502`
0.00072345
0.46526714
035758150
017300793
0.394262091
標準偏 回帰係 “ 数
出入 り口距離 ●回縣
畿
標準偏 回帰係数
0.00073137i 0.10941361
儡 回帰 係 数
標準偏 回帰係数 儡 回帰 係 数 標準偏 回帰係 数
0.00056542 0.26369358
0.00104169` 0.27093227
0.27428138〔
逆方 向壁 率
ブース距離
通路幅
0.07799515
通路 長 さ
0.04740516 0.25130554
通 路長 さ
0.00036237 0.33468923
標準偏 回帰係 数
徴
0.033983161
0.00025844
ブース距離
4.65845721
通路長 さ
0271384227 ブ ース 距 離
通路 幅
1.35540272( 0.175194191 2.680656431 0553359〔
0.36742905 逆方向壁率
0_0002204` 0.25217836` 0.0011526(
0.000412241 0.15425426` 0.00037758`
● 回帰
横― 逆
展示会 A
29.85278173
標準偏 回帰係数
展示会B
展示会 A
0.000137575 0.532360043
0.60002108: 0.000547741
標準偏 回帰 係 数
―
031783714
儡 回輌昼 数
展示会 A
横
0.30488342(
15.0131873` 0.31406281 18.24447811
儡回帰係数
展示会C
準 方 向壁 率
●回帰係数
0_1703534≦
0.46790397(
通路長 さ
32.111316(
5.0323872“
0.000288731
0.46228747 13.2266299
064195548〔 0.384607891
0.32131659〔
0.00128501
0.245840201
0.368474731 20.7380704!
0.12907252
0.28498864〔
0.57841126〔
3.8041638: 0.22334174(
0.00069011 0.40257401
036036870,
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
60-
6章 考 察
6-1-3
説 明変数 の重 要度
□展 示会 Bと 、展示会 A、 展示会 Cと で係 数 の 比率が 異 な って いる ことがわ か る。 この ことは 、展示会 Bの み画一化 され た碁盤 の 目状 の配置ではない こ ととプー スの配 置が関わ って いると考 え られ る。展示 会 Bは 通路 の配置 の仕 方 が ランダムで あるか ら、通路 の長 さがば らば らである。説 明変数 として 4つ の式全てに通路長 さが有意 となって い る。特 に、出入 回の方 向ではな い横方 向 にお いては 、ポテ ンシ ャル を予測す るための最 も大切 な変数 とな って い る。
4章 で展示会 Bが 一 番相対平均密度 も低 く、会場 内でポテ ンシ ャル の場所 に よる差 も大 き い ことが わか ってお り、展示会 Bの 空間配 置は適切ではな い と いえ る。 これよ り、目的 とす るよ うな空間構成 は画 一化 された碁盤 の 目状が良いと言 うことが分か り、その判 定法法 として、通路長 さが 説明変数 と して有意か どう か、 という方 法 を用 いる ことがで きる。
□説 明変数 :縦 方 向壁率 、横方 向壁率 は、会場や方 向 に関係 な くほぼ一 定であ る。 よって壁 の影響 力は どの会 場で も等 しい と考 え られ る。 □説 明変数 :ブ ー ス距 離 の標 準偏 回帰係数か ら、予測 した プース による影響 は 大 きいと言 う こ とがわか った。特 に縦方 向よ りも横 方向 のポテ ンシャル を決定 す る ときによ り重要 とな る。 これ よ り、 影 響 力 の あ る、出入 日と大 きいブー ス を逆側 に配置す る ことに よ る効果 は大 き い といえる。 □縦方 向にお いて 出入 口に よ る影響 は最 も大 きい。 □縦方向にお いて通路幅 はあま り重 要な変数 とはな らな い。主要通路 を広 くと る実 際 の利点 は、来場者 がスムーズに歩 くことができ るよ うに と、 避難 のた め、 ということにな る。 □縦方 向にお いて も、 横方 向 において も、順方 向 よ りも逆 方 向 の方が説 明変数 による影響度 が高 くなって いる。 逆方向 の方が行 動が空間配置 に影響 を受 けや す い ことが わ か る。
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
61
6童
6-1-4
考察
縦 方 向 の ポ テ ン シ ャル 予 測 式
縦方向 の標 準偏 回帰係数 を比較す る と、展示会 Aと 展示会 Cと で 同様 な相 関が見 られた。 さ らに、展示会 Bは そ の 2会 場 と異 な る空 間構成 を して いる た め、 影響 を受 ける要 因が変わ って いる とい うことを考 え合わせた。よ り良い 配置 は画一 的 な碁盤 の 目状である ことか ら、 予測 式 を用 い る条件 と して 、基礎 配置が碁盤 の 目状で あ る こととす る。 そ の結果 、以下 の ポテ ンシ ャル予測式 を算 出 した。 ただ し、この式 は基 準値 を用 いた もので あるので、「何人」とい う予測 まで はで きな いが 、会場 内 の ポテ ンシ ャル の濃淡 を表す ことは可能 とな る。 しか し、会場 の入場者数が空間配置の段階でわか って いる ことも少な い とい う こと と、「会場 内 に平均的 に人が来 るよ うに」す る ことが 目的であるので、この予 測 式で の結果 は十 分 に利用価値がある と思われ る。 □縦 ―順方向ポテンシャル予測式
□縦 ―逆 方 向ポテ ンシ ャル予測式
*Y',Xl',X2',X3',X4'は 基準値 であ る。 予測式 を用 い るため には、数値化 した 変数 をその まま代 入 す るのではな く、各 々 の
データからその変数の平均を引き、これを標準偏差で割った値を代入する。 説明変数 (基 準値 )
要素
Xll
出入 り口距離 +視 認
X2
準 方 向壁 率
X3.
通路幅
X4
プ ー ス9FE
また、この予測式 を用 いて求めた値 と実測値 とを比較 した。図 6-2よ り、
およそ y=x上 にのっていることがわかる。
図 6-2 展示会 A/縦
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室 62…
6-1-4
横 方 向 の ポ テ ンシ ャル 予 測 式
横方向に関 しては会場 ごとに標準偏回帰係数 の相関が見 られなかった。 横方 向 のポテンシ ャルは、会場 の構成 によって異な ると考え られる。しか し、順方 向 と逆方向とで は相関が見 られた。したがって、横方向のポテンシャル予測式 を、以下 のよ うに表す。なお、縦方 向と同様に基 礎配置は碁盤の目状であると す る。
□展示会 A:出 入回が 1方 向/小 規模である会場 ■横 ―順
■横 ―逆
□展示会 C:出 入口が 2方 向/大 規模である会場 ■横 ―順
■横 ―逆
St明 変数 (基 準位 )
要素
X,!
出入 リロ距 腱
X2.
逆方 向壁率
X3.
鵬
幅
X4
ブ ー ス顕菫
X5'
通路長 さ
*Y',Xl',X2',X3',X4'は 基準値である。 予測式を用 いるため には、数値化 した変数をそのまま代入するのではな く、各 々のデータからその 変 数の平均を引き、これ を標準偏差で割 った値 を代 入する。
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
6章
考察
6-2 モデル式の適用 求 めた予 測式 を、 実際 に展示会 に適用す る。 配 置企画 図面か ら、5章 のよ うに基準 値 を求め、変数 を数値 化 した もの を基準 値 に変換す る。算 出 した 値 を予測式 の Xに 代入す る ことによ り、そ の地点 の ポテ ンシ ャル濃度がわか る。 ここで、 横方 向で用 いる予測式 は、 ・ プ ー ス配 置が碁盤 の 目状である ・ 出入 口が一 方 向で ある ・ 面積 は 9000」 で展示会 Aと 同規模 で ある ことか ら、展示会 Aか ら求 めた もの と した。 □縦 ―順 方 向ポテ ンシャル予 測式
□縦 ―逆方向ポテンシャル予測式
□横 ―順 方 向ポテ ンシャル予 測式
□横 ―逆方向ポテンシャル予測式
説明変数 (基 準値)
要素
X「
出入 リロ距 腱
X,
順方向壁率
X3.
逆 方 向壁 率
X4
通路幅
X5.
ブ ー スIFE
図 6-3に ポテ ンシ ャル予測 図を示す。 この 図よ り、ポテ ンシ ャル は会 場 の下 半分 に集 中 してお り、特 に右奥 の方 のポ テ ンシ ャル は とて も低 くな るであろ うと予測で きることがわか る。この結果 は 出展者側 と して良い配置計画 とは いえ な い。 また、 このよ うにな った原 因 と して は、 ・ 大 きな プ ー ス (人 気 の あ るプー ス )が 前方 にある ・ 横方 向 の主 要通路 が 前方 にある ・ 壁 の 前 に配置 されたプー スがい くつかある。 等 が考 え られ、改 善 の余地 が ある ことが わか る。
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
64
6章 考察
[三
]
ー ブ ス パーテ ィシ ョンによる壁
図 6-3 ポテンシャル予測図
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
65
6章
6-3
考察
今後 の展 望
展 示会場 とい う ヒア リングを行 った ときに、本研究 の 目的 を話 した ところ、 のは、 何 も無 い空 間か ら生み出 され るものなので配置 パター ンも様 々 であるう えに、そ の 時代 の 人気度合 いで も訪れ る人の行動は変わ るので、一 般解 を求 め るのは難 しいのではな いか、 との意見 をも らった。 今回 は ビジネス ライ クな「展 示会」とい う催 しに限定す る ことによって、配 置 パ ター ンが限定で き、期待 され る空間 とは会場 内 に平均的 に人が 来 るよ う に、とい う目的 も定 め られ 、来場者 の行動 目的 もほぼ同 じ、とい う好条件 を得 る ことがで きたため に一 般解 を求 める ことがで きた。 また、そ の時 の人気度合 いがそ の会場で のプー ス面積 と比例 して いる、と仮 定 できた ことか ら、 もう一つ の 問題 もク リアす る ことができた。
しか し、 横方向 の一般解 を求める ことはできず、さらに多 くの展示会場で調 査 を行い、そ の傾向 ごとに予測 していく必要 がある。 また、 展示会ではな く、イ ベ ン トや博覧会で も一般解 を求 めることは可能で あるのか どうか等、さらに調査す べ きことは多 いと思 う。イベ ン トでは来場者 予測 の属性 も目的も様 々であ り、時間に応 じてステージで ショーを した りと、 今回の研究 に際 し多 くの展示会や モデルをつ くるのは不可能であるようだが、 イベ ン トに参加 して、目的別 の空 間構成 によってある程度予測す ることは可能 であるよ うに感 じる。
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
-66
おわ りに 「展示会場」と い う空間は、私 が渡辺研究室 に入 った 4年 生 の ときか ら興 味 があったテーマで した。当初卒業論 文 の テーマ は展示会 場 に決めて いたのです
が、調査 の方向性 も掴む ことができず、結局テーマ を変え、展示会場で論文を 書 くことはできませんで した。 去年、修 士論文 のテーマ で悩んでいた時に、仁史先生が「興味 のあるテーマ で論文を書 いた方が良 い、 展示会場でもう一度や ってみた ら」と言 って下 さっ た ことか ら、2度 目の挑戦 とな りました。成果 としては 目標 の半分 しか 出す こ とができませんで したが、 結果 までたどり着けた ことをとて も嬉 しく思ってい ます。 身体 が丈夫なのが とりえだった私なのに、1月 半ばか ら体調 を崩 し続けて今 回は今まで以上に苦 しい追 い上 げをすることになって しまいました。身体が資 本 とは良 く言 った ものだ と痛感 しました。
適切な意見で研究 の起動修正 をしていただいた高柳さん、 研究 のことだけで な く私的な ことも相談 にのって下さった長澤 さん、お忙 しい時で も丁寧に指導 していただいた木村 さんにお礼を申 し上げます。また、一緒 に励 まし合いなが ら修論を進めてきた修±2年 の皆様 に感謝致 します。 真理ちゃんの入れて くれ た コー ヒーはとてもおいしかったです。 最後 にな りましたが、修 ± 2年 間 の御指導 をいただいた仁史先生、いつ も適 そ して このテーマ を勧めていただき、 切な助言をいただき、 本 当にあ りが とう ございました。
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
67
参考文献・ 資料 ■空 間 にお ける行動特性 の研究 池原義郎・ 渡辺仁史 。中村 良三 他 (日 本 建築学会大会 /1973年 ) ■駅 の利用 実態 に基 づ く構 内施設 の最適規模 予測 山本 陽 一
(渡 辺仁史研 究室 2000年 度修 士論文 )
ログルー プ集合 にお け る対 人距離 に 関す る研 究 伊藤倫子 (渡 辺仁史研 究室 2000年 度修士論文 ) ■多 方向群集 流動 にお ける交錯点 の解 消モデル 高泉豊・ 古谷誠章・ 中村 良三 (日 本建築 学会大会 /1974年 ) ■新建築学大 系 11 環境 。心理 乾 正雄 。長 田泰公・ 渡辺仁史
(影 国社)
■デ ィス プ レイデザイ ン 魚成祥 一 郎
監修
(SD選 書
)
■多 変量解析 の実践 菅 民郎
著
(現 代数学社 )
■多変量統 計分析 菅民郎
著
(現 代数学社 )
■エ クセル による回帰分 析入門 縄 田和満
著
(朝 倉書店 )
■ RPC (Regression on pinlcipalcomponents) 朝野熙彦
(BASIC数 学 1993年 4月 号 /現 代数学社
)
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
68
早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
□展示会場 内の様子
■展 示 会 A
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
馳 ■展 示会 B
1
:「
早稲 田大学理工学研究科 渡辺仁史研究 室
■展 示 会
C
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
ロデ ータ
■展示会 A/縦 ―順
1
2
基準点
基準点
(X)
(Y)
45.75 45.75 45.75 45_75 45_75 45.75 45.75 45_7■
1
14 1
2(
2イ
45_75 45.75 24.75 24.75 24_75 24_75 24.75 24.75 66.75 66_75 66_75 66.75 66.75 66.75 66_75 66.75
2[
出入 り日か ら 準方向壁率 の距離 +視 認
73770.82 73590_82 34.5 73408.57 40.5 73102.57 45 72825.82 72393.82 55.5 72022_57 61.5 71464.57 66 70998.82 78 69558.82
55_5
61.5
34_5 40_5 45 55_5 61_5 19_5 37.5
2〔
5_25 5_25
2C
4.5
52_5
4.5 4_5
61_5 66
4' 48
4_5
2.25
84
34
84.75
37
85.5 85_5 85_5 85.5 85.5
19_5 24
38 40
8S_■
41
85_5 85_5 91.5
42 4F 44 4F 4〔 4フ
4F
49
30.75 30_7S 59_25 59.25 72.75 72.75 22_5 22_5 39 39
55.5 55_5
58.25 5S_2■
1、 Rq nA -2093.06
-2518.31 ‐ 3148.31
-956_25
1550_25 1670.06 -2066.06 -2452_5 _■ ,A,ヽ
_R7,R,電 -5168.25 -6129.56 -871_313 -1053
1170 37_5 40_5 45 55.5
-1721.25 1919_,■
-2250 ‐ 3179.25
-4329
-5490 84 66 78
66 78
84
102 84
_71 ‐ 2921_06
-4361.06 ― R600民 A
-504506 -3803_06 -5387_06 -5294.25 -8210.25 _民
,,n
-8136 84 -5690.25 102 -8606.25
3089.497 2918.552 4553_082 4620_842 4738_98 4773.378 6706.569 6739_863 4954_605 14907.22 14805.02 1234.158 2712_465 3669.558
0 0
0 0
0 0 0
0 0
0
_Rq,Ont
1,ξ R Rl
1062.336
C 0 0
-1960_31 -2518_31
-644.063 -880.313
C
0 0
-392_063 37.5 -718_313 45 1157.06 48 1364.06
0
0
-0.5 0 -0_5 0 -0.5
-1.25
0 0
0 0
0 0
0 -0.5
0
61
14,ヽ
0
4〔
45
4〔
49 4
22
14
1
234.352
265.3518 585.3928 2583_934 3961_765 1700.927 60705.16 60239.74 5833_099 5639_996 5169.097 6279.236 64743.38
1
1
1
1856_83
7737.672 570.9049 57871.67 1687_428 98.72081
Ю _25
ポテンシャ ル
59635.9 387.108 2509.05
1968_017 3861.227 3838.933 3897.04 4195_474 4640.092 -0.5 454.3365 ‐ 0_5 n4425.66 14522_77 1335_095 0 1194.022 0 2307.326 -0_25 2295.378 ‐ 0.5 1673_199 -1.25 57662_97 C 150.5573 C 314.5846 -0_5 291.4136 C 216_9387
102
74077.38 74077_32 7RqqA 76
ブース距離
29 40 8
60
50.90433 146_2,33
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展 示会 A/縦 ―逆
1
4
7
10 1 1
2C 21 22
23 24 25 26 '7 ,R
29
32
基準点
基準点
(X)
(Y) 45.75 45.75 45.75 45_75 45_75 45_75 45.75 45.75 45.75 45.75 24.75 24.75 24_75 24_75 24_7S 24_75 66.75 66.75 66.75 66.75 66_75 66.75 66_75 66_75
43 44 45
46 47 4Я
49 SC
34_5 40.5 45 55.5 61.5 66 78 30
37_5 45 48 55.5 61.5 24 30 34.5 40_5 45
55.5
61.5 19.5
3
37.5
5.25 5.25 4.5 4.5 4_5 4_5 2_25
42 48
85.5 85.5
41 42
24 30
3
84_75 85_S 85.5
4C
出入 り口か ら 準方向壁率 の距離 +視 認
85.5 85_5 85_5 85_5 91_5 30_75 30.75 59.25 59.25 72.75 72.75 22_5 22_5
52_5 61_5 66
84 19.5 24 27 37_5 40.5
73770_82 73590_8, 73408.57 73102.57 72825.82 72393.82 72022.57 71464_57 70998_82 69558.82
0 0 0 0 0
0 0 0
-392_063 -718_313 1157.06 ‐1364.06 -1960.31 -2518.31
_Rq,OAR -644_063
0 0 0
‐ 880_313
1258.31 -1589_06 -2093_06 -2518.31 -3148.31
-956.25 1550.25 _lA70 0A -2066_06
0 0 0 0 -0_5 f
C
0 0
0 -0.5
_3179_2員
-4329 _S490
-0.5
-7173
1,民
78 66 78 84
-4361.06 -3600_SG -5045_06 -3803_06
-0.5
0
0 0
0
2R70^
-5294_'■
0
102 -8210.25 _ミ
-0.5
,,0
102 84
‐ 5690.25
55.5 33
102
-8606_25
14,民
74077_38 74077_3, 73998_76
4.5
3 3
3 3 3
3
6 4.5 4.5 4.5 4_5 4.5 4.5 6 6 6
1062_336 3089_497 2918_5S' 4553.082 4620.342 4738.98 4773.378 6706.569 6739_863 4954_605 14907_22 14805_0'
1234.158 2712.465 3669.558 59635.9 387.108 2509_05 1968_017 3861_227 3838_933 3897.04 4195.474 4640.092 454.3365 14425.66 14522_77
0 0 _0,ヽ
2307_326 2295.378 1673_199 57662.97 150.5573 314.5846 291.4136 216.9387 234_352 265_3518 585_39,8 2583.934 3961.765 1700,927 60705.16 60239.74 5833.099 5639_996 5169_097 6279_236 64743.38 1856.83
98.72081 12.5
ポテンシャ ル 49
45 43 44 43
41 25 21 1
22 2 25
2C 27 21 22
1335.095 1194_022
7737.672 6 570.9049 6 57871.67 6 1687.428
-8136
39 ■5_S
58.25
0
0 0 0
_ヽ
4_5
-0.5
66
_,q,10A
4.5 4.5
-0.5
1.25
55_5
66 78 66
6
C
-2250
84
4S
-0.25
_10ヽ R
75
4.5 4.5 4.5 4.5 4_5 4_5 4_5
C
'ヽ -3262.5
170 17'1,ξ 101q,民
7.5 7.5 7.5 4.5 4.5 4_5 4_5
-0_5
_'4民
-3728.25 -5168_,S -6129.56 -871.313
7.5 7.5 7_5 7_5 7_5 7_5
4.5 4_5 4_5
45
84
ξ ,電
0 0 0
ブース距離
通路 幅
50_90433
14A,,tt
2 4
29 44 28
32 4'
19 44 1
2〔
62 42 4f
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展示会 A/横 ―順
1
基準点
基準点
(X)
(Y) 18
117
18
225
42
32.25 32_25 42.75 42_75 53_25 53_25 63.75 63.75
491.0625 682.3125 1026.563 1217.813 1782.563 1973.813 2759.063 2950_313
81 81 16.5
4842
0 0 0
5033_25
0
6
0 0
7.5 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 4_5
49.5 42
49.5
42 49.5
42 49.5
15 27 27 22.5
27 22.5
27 22_5
21
27
22 23 24 25 26 27 28 29
64_5
●●
2C
69
64_5 69
64_5 69
64.5
69 64.5
69
32
7.5
33 34 35 36 37 38 39 40 41
7.5
6
104.0625 446_0625 880.3125 981.5625 50.25 1573_313 53.25 1737.563 63.75 2788.313 63.75 2714.063 21.75 284.0625 21.75 358.3125 32_25 725.0625 32.25 799.3125 42_75 1386.563 42_75 1460.813 53.25 2268.563 53_25 2342_813 63.75 3371.063 63.75 3445_313 39_75 1420_313 50.25 2113_313 63.75 3407.063
6
81
5490
82.5
21.75 32.25 42.75 53.25 63.75
61.5 70.5
81
824.0625 1339.313 2000.813 2882.813 3985.313 6275.25 2678.063 4781.25 4761 3254.063 5573.25
81
5769
75 75
63.75
3607.313 5897_2S
52.5 58.5
113.25 109_5
84 84 84 84
84
81
33
63.75
43 44
28_5
81 81
47 4e 49 54
344_25
33 57
S85
0 -0.25 0 0
0 0 0 0
-0_7S
20.25 32.25 39.75 42.75
42
45 4C
ブース距離
通路幅
42
42
31
逆方向壁率
49_5 49_5
7
出入 リロか らの距離
63.75
81
'17ξ
9112.5
248_0625 4943_25
0 0 0 0 0 0 0
0 0 0 0
0 0 0 0 0 -0.25 C
C -0_5
0 0 0 -0_25
12 12 4_5 4_5 4_5 4_5 4_5 4.5 4.5 4.5 6 5
4.5 4_5 4_5 4_5 4_5 4_5 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 4.5 6 4.5 4.5 4.5
4.5
0 0
4.5
0
4.5
0
6
6
0
6
0 0 0 0 0
4_5
1
-0.25 0
6
6
4.5
73.66494 72.50662 744.1069 2216.268 1372.338 3340.068 1439_988 3412.109 3249.448 3576_672 3115_739 3409.379 58.64094 115.1735 1327.246
ポテ ンシャ ル 75
22 23
35 23 2C 28 21
24 29 50 64 19
1473.641
803.1568 2262.56 2210.055 16431.4 16459.59 771.9371 632.32
2529.127 2170_262 3772.734 3835.396 3828.546 4072_824 4508_101 4531_975 1056_209 2598.779 1116.967 865.4323 289.4558 308.4306 251.8099 272.0469 2886.049 3945.843 17560.43 24249.35 23993.67 5784.038 61577.87 62258.76 5215_51
62246_96 9 675_0702 4.5 895_8507 6 AR 6
'907民
21
29 31
2C 22
20 14
18
18
34 6
17 13 12 23 1
22 23
28 53 46 35 65 64 24 38 23 3フ
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展 示 会 A/横 ―順
1
基準 点
基 準点
(X)
(Y) 42
出入 り口か らの距離
49_5 42
81
4842
49.5
81
6
20.25 32_25 39.75 42.75 50.25 53_25 63.75 63.75 21_75 21_75 32.25 32.25 42_75 42.75 53.25 53.25 63_75 63.75 39.75 50_25 63.75
5033_2S 344_25 104.0625 446.0625 880.3125 981.5625 1573_313 1737.563 2788_313 2714.063 284.0625 358_3125 725.0625 799.3125 1386.563 1460.813 2268.563 2342.813 3371_063 3445.313 1420.313 2113.313 3407_063
6
81
5490
-0.5
6
82_5
21.75 32_25 42_75 53.25 63_75
824.0625 1339.313 2000_813 2882.813 3985.313 6275.25 2678.063 4781.25 4761 3254.063 5573.25
C
0
4.5 4_5 4.5 4.5 4_S 6 4.5 6
0
6
0
4_5
0
6 6
49.5 42
49.5
42
16_5 27 27 22.5
27 19
22_5 27
20
22.5
21 22
27
64_5
23
69
2Z 2[ 2( 27 28 2g
64.5 69
64.5
69 64.5 69
64.5
69 7_5 7_5
84 3f
4C 41 42 43 44
84 84 84 84
81
33
63.75
28_5
81 81
17
45
57
63.75
4G 47
61.5 70_5
81 81
5769
48
75
63.75
3607.313 5897_25 9112.5 248.0625 4943_25
49
44 55
491.0625 682.3125 1026_563 1217.813 1782.563 1973.813 2759_063 2950.313
42
3(
73_66494 72.50662 744.1069 2216.268 1372_338 3340.068 1439.988 3412.109 3249_448 3576.672 6 31]5.739 6 3409_379 5 58_64094 7.5 115.1735 4_5 1327.246
32.25 32_25 42.75 42.75 53.25 53_25 63.75 63.75
42
3Z
ポテンシャ ル
225
49.5
3C
ブース距離
通路幅
18 18
49.5
14
逆方向壁率
75
81
52.5 58.5 58.5
113.25 109.5
21_75
C
-0.25 C C C
0 0
0
0 0
0 0 -0.75
0 0
0 0 0
0
0
0 0
0 0
0 0 0 C
-0_25 C C
C C
-0_25 0
0
0
0 0
0
12 4.5 4_5 4_5 4.5 4.5 4_5 4.5 4.5
4.5 4.5 4.5 4_5 4.5 4.5 4_5 4_5 4.5 4.5 4_5 4.5 4.5 4_5 4_5 4.5 4.5 4_5 4.5
4_5 6
9 -0.25
4_5 `
34 η2
22 0
22 17 21 44
46 1
36 9
1473.641
28
803.1568 2262.56 2210_055 16431_4 16459.59
12
29
771.9371
632_32 2529.127 2170.262 3772.734 3835.396 3828.546 4072.824 4508_101 4531.975 1056.209 2598.779 1116_967 865.4323 289.4558 308.4306 251_8099 272.0469 2886.049 3945.843 17560.43 24249.35 23993.67 5784.038 61577.87 62258.76 5215.511
62246_96 675.0702 895.8507 29075_83
27 1
17 14
2(
C
15
25 59
45
24 43 46 22
33
45
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展示会 B/縦 ―順 E準 点
E準 点
(X)
(Y)
準方 向壁ヨ
遺路 幅
ブース距1 通路 長 さ
け ンシャ′
E準 点
(X)
点
=準 (Y)
摯方 向蜃 ヨ
遭路 嘔
ブース巨日 こ路 長 さ
113657
15028`
59465
-59085
11363
‐ 025
77298:
768_07 179981
‐ 34223
-4761
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展 示 会
B/縦 ―逆
基準 点
諄準 点
(X)
(Y)
準方 向壁 ヨ
通路 輛
ブース距ヨ 通 路長 さ
E準 点
L準 点
摯方 向壁 コ
(X)
通路 編
プー ス距 自 通 路長 さ
-8392S
54765
17166`
‐ 63208
2r 3.943 | 6s33.O4 |
8060-2A
I
6376.64 |
3452991 ss.s
I
s5.5 |
258089
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展 示会 基準 点
B/横 ―順 基準 点
(x)
逆方 向壁 ヨ
ブース距南
通路 幅
`Y)
20(
1
1
12759(
25〔
基準 点
通路 長 さ
`X)
7575 725
585 525
E準 点 (Y)
逆 方 向菫 卑
通路 幅
ブース距 自
0
501007 60302E 70406 10716E
4
0
827_12
0
564172 933313
63_【
3
956_199
10〔
3
311.42`
3
32723
5325 5325
1
65136
7575
1
13784(
75_75
22036〔
105
82【
0 11
0
10〔 7
82[
225 1
1
585
885 945
‐ 05
101
675
3
‐ 05
10〔
70_5
3
5325
795702
3
70`
285
3 3
18387〔
675
3
99546(
1
6
38979〔
1
3
74726` 82097`
795
225 22_5
501 507
795 765
275591
795
261 18“
89878ε
10S 635
580807
63:
59125〔
585 225 165
31063(
532(
3
240_995
532〔
16〔
125
3
213541
-05
6
1
28〔
285 435 495
633079
22〔
150089
76_〔
67[ 67[
757〔
187〔 20.2〔
202〔 3 3
285
711731 83403S 148235 151311 65354`
3
65246〔
3
185021
3
13_〔
75_7〔
264231
1
1
2631 74
1
1
31_5
881807 225
135 28:
1
135
425563 182064 182443 154566 162426
67_5
76_5
1
705
‐ 025
2062( 13518` 14166Z -05
1
143593 215207 603621 784385
675 795 885 945
1
5325
4393
675 705 7
1
17
16512
14184〔
21
2〔
817E
225
1
1
525
1
ドテンシャ
635 152622 125606 152873 124524
Z
44602“ 4
遍脳H曼 さ
3
89488
3
25342Z 24609`
3
17
1
1851 5`
72173` 72120( 23S
635 585 585
1942_17
424842 410449
58:
882501 19397( 16425 645473 66512B :8900
7 7 7 4
285
0 0
945
‐ 05
525 525 585
1
532: 5321 532〔
31820〔
217〔
33078〔
217:
1576.1
217【
3
13271 28768`
7575
3
70124〔
58〔 58_[
2025
77767Z
225
726_637
2
1
532:
-075
2
1
16486` ‐ 075
28〔
635 635 635
3
1
1
5956_S 31 5
695292
405
833062 593454
l
l
l
495
l
268791
6351
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展示会 B/横 ―逆 基準点
基準 点
(X)
(Y)
逆方向壁4 プース距ロ
1
1
-05
4
ドテンシャ
基準 点
基準点
(X)
(Y)
遊方 向壁 卑
111 20(
12759( 44_602Z
50100, 60302:
82〔
通路長 さ
86048,
725 105 105
6
525 525
2560( 5287` 2452Z 795702 21651
817〔
10716S 8271 93331 956191 31142C 327231
7
82[
651363 -05
22〔
13784(
635 1
53_2
532 7575 7575
1
1
2
220365 141848
16_〔
22[
705 675 705 675 705 675 675
18206“ 22〔
0 0
40S
501507
1
795
225
2
585
0
898788 580807
S9381 264231
23_E
2631_74
635
94S
635
― OS
31 5
28:
10.636
53_25
240.995
532〔
1875
2025 2025
633079 150089 267191 711731
855
235
85〔
435
2
‐ 025
49_S
14823〔
3
151311
43〔
65354〔 65246〔
28:
185021
675
Z57〔
1 1
1
143593 215207 603621 78438S
:
1
63_5
1351 89
795
14166′
67:
:
894_88(
945 1
1
20628
2
834035
3
1
471476
13S
85[
76〔
757:
1
275599
21 3541
225
2
195
-025
88180フ
225
2
1838_7e
28_E
43S
16_5
2
18244` 15456( 16242(
995466 389798 594599
765
820_979
0
532
425561
1
22[ 225
に テンシャ′
63S
439_`
56417乏
S8:
通路長 さ
15262乏
7
7040〔 327〔
プース距ロ
-05
25342Z 24609C
9
1851 54
1
7217_39
721206 58_[
197878
58S
194217 424842 10449
58〔
585
46S 285
1
63_5
1
645_47
817
665.128
5325
189007 164862 318205 330783
5325
8175 ‐ 075
-075 58_S
157615 13271 287.68〔
585
135
52_5
202〔
58_5
1
817
‐ 05
585 525 585 585
1
193976 164257
46E 28_5
1
635
882501
“
1
635 635
2
53_25
2175 2175 2175 1
2
1
757
701.24〔
l(
7776_7
72663' 5956`
1(
69529乏 40〔
83306〔
2
59345Z
1
711〔
2687_91
63_5
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展 示 会
C/縦
―順
161928 1418_4
192735
107221
733137
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展 示会
C/縦 ―順
基準点
基準点
(X)
(Y)
出入リロから のEE+視 認 準方向壁苺
2
1
14657 14288
3
1
1
ブース距■ ボテンシャ
418256
5
939.929
5
14071
757406
4
14092
104772
5
105831
6
40608 398298
7
15951
8
19567 -21685 ‐ 22466
1
125
44166.8 3
1
1
1
444079 447765
4〔
25358.8 3
0
15〔
254279
0
,5〔
253281
0
242608
0
-31231
0
-33624
0
-34216
0
4
37809( n4261
265692 442633 44252.C
79951(
‐ 44279
1566.8(
1785
1132.92
178_S
1785
14671
0
16619〔
885
1785 1785
160906 583249
17419 19878
252313
205826 302064 295338 383529
-39423
0
15301
1031.3
24862.7
1019( 10644Z
11686
0
3
219708
0
448734
1
1
153
掌方向壁串 ブース距離 Rテ ンシャリ
"+視 24621 5
801563
4380〔
44973_2
出入 リロか ら の距 認
-38151
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1 1
(Y)
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358629
11
基準点
(X)
1
14184 463328
38004.8 4
基準 点
26281
1
-41899
46446
-41530
996.079
-41403
1
‐ 41334 3
1
1072.21
‐ 025
‐ 41433
740264 753355
178.5
-42501
1671 48
1
1785 1785 18075
-43193
733137
1
180.75
5
6
18075
-45586
-05
4116.59
-05
40651 16102 16095
-47365
885 915
51300 -52139
1
2036.44
-95953 -92267
108957
-9099.2
141499 538733 555761 860478 501533
15081
-9030
-91298 -10197
0889 3283 4505
3
4484.71 6331 76
391491 9082
6
1
42
108
1
1
l
23l
24148
42212
2423.97
42580フ
237261
427o81
2678.59
42777.3
262245
426775
1832
416101
494593
13881
2095.37
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8999 8872
2591 58
312234 0
30213( 146074
0
851 582
-20662
288569
‐ 23055
143609
-24278
11562.1
123
-27997
5
‐ 28425
6
40912
9868
4
7
2139,7
41970.9
8803 8902 't231
1
27468.6
-075
1
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展示会 C/横 ―順 蒸準点
基準 点
(X)
(Y)
出入 リロ踵 逆 方 向壼凛 離
-3673
1
22〔
ブース距■ ボテンシャ
通路 ││
ル
基準点
基準点
(x)
(Y)
‐ 025
405
85.5
-74145
5125〔
10797〔
82168
61427:
51805
16060〔
‐ 7861 7
2691_2(
‐ 31083
548864
702872
705
49718 66920〔
507218 -34289
525927
-30473
144671
82〔 7
66067
‐ 9502_2
S2582[
387795 ‐ 10312
125
88_:
103404
12825
1095
-14041
125825 158999
-12356
-2932_8
3
11975
3
8441_61
40〔
52049 519374 -28643
49614( 192245
6
555729
40_〔
‐ 29759 3
85490` 97345`
-28212
-3189.6 ‐ 3301
3
225 3
11749 12896
,
11678
855
-53966 -73709
915
-74181
825
405
6(
-5672 -4678 -5135
42964
1111 11 3
22: 7
40702
13712 13402
1
82_〔
15750 -18046
3
258654 874728 872176
354767
3
1335_32
3
153808 174422 677291
3 11
1095 1095
756115 49628て
-18786
933_434
-20279
5080C
3
849202
44564 40.5
45703
1∝
3
476088 852228
135
19897
608105
73_5
82:
225
19671
13 :
-5069_6
73823(
405
‐ 59456
60622〔
-18546
5394(
‐ 5724
6302_4(
-2∞ 39
58280〔
‐ 67037
38883( 24717(
‐ 18994
14427
-20487
144267 313351 152
-6533
11
7
111
61_5
125
3 3
4394 29046
705 825
‐ 84561
0
‐ 7272_2
0
3
138685
11
117
3
4856E 113955 1589.34
47824.21
3
161925 4887571
7777_6
3
1214.s61
21989
3
-26048
77 3
70891
251164
-22∞ 7
1294_0,
225
40.5
18221
70_:
466087 458063
-7046
2
31980〔 40_5
-80745 22ξ
3
20868〔
22110〔
-9331.3 109〔
5:
18107
104
-84173 5
3
20316` 103
-48957
615
割
339837
3
‐ 41133
0
3
13664
-45272
40[
1
48740: 26037` 136767 401098 120281
12748
94588〔
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340624
13265
05 ‐ 025
5
2
282997 12939 12117
15401
‐ 5215
1095
3
134689 119034 221293
12826 20
66168( 79660` 527717 26367`
73_5
3
,
11076〔
45867
81385“
025
‐ 13504
ま
‐ 39322
1217
05
‐ 12893
2
3
0
4C
‐ 84644
79:
508335
83678
61 5
15669:
141361
1
22〔
レ フ
7891 5
‐ 32914
1935Z
1
プース距ロ ポテンシ│
通路 ││
517342
513657 61 5
出入 リロ■ 菫
a 7 3
1091
‐ 25667
1095
‐ 25441
13S
225
-25484
40_5
25809 26256 -28203
3
265808 288592 107347 134619
3
161431 123017
3
438747 40931
2
1
l
1384181
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室
■展 示 会
C/横 ―逆
基準 点
基準点
(X)
(Y)
出入 り口層 逆 方 向壁 率 離
通路 幅
ブース距 ■
‐ 025
1
225
2 3
‐ 32914 ‐ 3065_2
3
‐ 29945
3
‐ 34337
1
(Y)
15669
74145
107978 160608
25125 61427
‐ 78617
269121
-8847_7
7028_7
615 4971_8
219771
6
735
-3965_9
669_20〔
6
85.5
40776
525.92,
5
1034_OZ
2
4
34289 35406
14467〔
‐ 3159
1258_2[
22_:
‐ 28212
1589_9g
22_〔
‐ 29328
0
‐ 2750_4
0
40〔
-29759
615 735
0
49614( 19224 844161
0
5557.29 3 3 3 3
-4586_7
3
‐ 47277
3
73709
1095
-5215
109_5
-5672
4678
770651 992441
22:
40〔
405
615 615 705 825
:(
9
845_931 1111 11
1095
47534
109[
8492_02
44564
476088
405 ‐ 41133
85222〔
-45703 -44387 -48957
82: 88[
1346_8〔
3
11903Z 22129〔 2153_51
15260(
178537 750048 108497
282997 734082
4 2 4
12748 13712 13402 14550 13664 ‐ 15360
0
260379 136767
2
401093
3
15750 18046 19323 -20816
0
120281
0
227363 3
125
18178 ‐ 19671 ‐ 18107 19600 18221
19714
25865Z 87472[
872176 133532 85471 1538_08 3
174422 677291
3
1471.81
3
2031.6`
3 3
21189乏
1
3
3198.0〔
1
6
64548〔
6
2511 64
-5724
5394(
6302_4(
‐ 20039
5828.0〔
‐ 67037
0
38883_(
0
109_5
-81908
1290_46
109[
‐ 89931
6r.s I 6151 7051 1
3
148568
3
r47
|
72722
3
1139_55
11
‐ 80745
3
11
‐ 7046
3
156309 158934
3
1619.251
3
4887.571
122
1771
1214561 4384181
123
1771
225 ‐ 69752 ‐ 77776
70891
18994 -20487
14427〔
19832 -20642
313351 131152
3
‐ 21989
9151
‐ 34561
2
4874_OS
1854G
1243.94
31 5
3
6062_2〔
‐ 34173
31_5
813_85∠
0
225
138685
6
9173(
3
‐ 59456
‐ 65339
3
13265
18404
405 405
22110〔
-933
225
-025
3
11792 12939 12117
13【
104
6081_0〔
24717( 103577
135
14041 12356 13504 11975 13122 11749 12896
525825 387795 230064
3
2
73823g
4C
3
18786
19347`
‐ 53429
-1031
3
‐ 20279
47941 3
3
11678 12826
5`
-5135
-39994
7
22〔
‐ 42964
933_434
61 5
120
945.883 -025
-40702
405
l
796609 527717
225 -45272 31 5
7
973452 529974 110768 661686
756115 496286
225
1095 1095
1
15401 20358,
66067
-95022 -92225 1220 12825
263679 -7418_1
3
79S 825
854909
‐ 3189.6 -33013 -38205 ‐ 39322
82_5
855
-3464_4
1
8367〔
-3047_3
-28643
ポテンシ ブース距■ レ フ
通路 幅
-7891_5
6
40_1
出入 リロ距 離
141361
40646
61_5
4Z
基準 点
(X)
1028_24
50807 19354
:
4C
基 準点
405 -31083
5
7
ポテンシャ ル
1095 109_5
1771 1771
225
-22007 -24734 ‐ 26048 -25667
288592
‐ 25441
1614_31
2
-25370
123017
2
107347 13461
1
766_506
-25484
1771
40.5
25809 26256
-025
4093_1 1634.0〔
l`
5
早稲田大学理工学研究科渡辺仁史研究室