U0213 早稲田大学理工学部建築学科卒業論文 指導教授 渡辺仁史
曲面壁の誘導性 に関する研究 A Study on the lnducement of Ctlrved Su」 iaces
羽生
大輔
Department of Architecture, School of Science and Engineering, Waseda University
U0213 早稲田大学理工学部建築学科卒業論文 指導教授 渡辺仁史
曲面壁の誘導 性 に関す る研 究 A Studyon the lnducement ofC― ed Suttces
羽生 大輔
Deparhent of Architecture, School of Sciene and Engineering, Waseda University
□ はじめに
今回、 この論文 のテーマ を決 め るにあた つて 自分 は真 つ先に 「曲線 」 に関す る研 究 を しよ う と決 めた。 大学 に入学 してか ら 4年 間、建築に つい て学 んで きて、何が き つか け とい うことも 特に無 く、ある 日ふ と気 がつ くと自分は曲線 が 好 きにな つていた。雑誌 を見 ていて も、町 を歩 いて る時でも自分 の視線 を奪 う建築物 は曲線的 要素 を持 ち合わせ た もの ばか り。 そ して設計 の 課題 に も必ず と言 つていいほ ど曲線 を用 いて き た 自分だが、 いつ しか曲線 が ど う して 自分 を こ こまで魅 了す るのか を知 りた くな つ ていた。 「曲線 」 に関 す る研究は今 まで心理学 の領域 な どで多 くの研 究 がな され てい るが、建 築 にお い てはまだ曲線 に関 して未 開拓 な部分があるた め、「曲面壁 」 に つい て研 究 を してみ る こ とを 決意 した。
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2002年 度卒業綸文
回 は じめ に 回 目次 口
1章
序論 研究目的
1-2
研究背景
1-3
用語の定義
4
1-1
5
2章
口
研究 方 法 研究手順
2-1-1
歩行軌跡図の作成方法
2-1-2
ポテンシャル 図 の作成方法
9 0 6 ︲ ︲
2-1
6
□
3章 調査結果
3-1-1
画塑鰺課暉例
3-1-2
岬
建饗妻副囲
18
28
3-2
歩行軌跡図
38
3-3
ポテンシャル図
58
口
4章
考察
4-1
ポテンシャル図による誘導性の分析
79
4-2
進路方向別 による分析
81
4-3
歩行速度 による分析
83
4-4
性別による分析
85
口 総論
86
口 展望
87
口 おわ りに
91
口 参考文献
92
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2002年 度卒業論文
口 第 1章
序論
1-1 1-2 1-3
研究背景
...4 ...5
用語 の定義
r..6
研 究 目的
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2002年 度卒業綸文
1-1
■ 研究目的
本研 究 で は、曲面壁 周辺 にお け る歩行 軌跡 図、 お よび行動 ポテ ンシ ャル 図 を求 め 、曲面壁 の誘導 性 を明 らかに し、そ の 特性 に関 して分析す ること を 目的 とす る。
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1-2
■ 研究背景
現存す る建 築物 にお いて 曲線的要素が用 い られ てい るケー ス は多 々 あ り、 これ らの使用根拠 には 設計者 の様 々 な意図 が含 まれ てい る。 そ して設 計 者 の経験 か ら得 られた感覚 によ つて 、人間行動や 人間心理 に何 らか の影響 を及 ぼす形態 として、壁 の位 置は決定 され使用 され てい る。既往論文 「曲 面壁 の生成要因 とそ の関係性 ∼配 置構成別 に見 る 曲面壁 の特性 ∼」 では設 計者 が曲面壁 を使用す る にあた つて、人 の流れ・ 光 0用 途 な どの諸要素 と どの よ うな関係性 を持 ってい るのか を明 らかに し てい る。 しか し、 この よ うに現在 に至 るまで感覚 的・ 視覚的 な理 由で用 い られ て きた曲線的要素で あるが 、曲線的要素そ の ものが 実際人間歩行 に ど の よ うな具体的 な影 響 を及 ぼす のか とい うことは 証明 されてい な い。
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2002年 度卒業綸文
1-3
■ 用語の定義 曲線 によ り構成 され 、装飾的効果 の み を使用根拠 とせ ず 、利用者 の 動線 な どの要素 との 関連性 に よ り 快適性 を追及す る際 のツー ル と し て用 い られ た壁 。 (本 研 究で は周 辺 状況に 「階段」 が含 まれ るもの は対 象外 とす る。)
曲面壁 に対 し、 一切 の 曲線的要素 ノ′
を もたず直線 的 に構成 された ご く │
`│
歩行軌跡 図
曲面壁、あ るい は直面壁周辺 にお け る人間 の歩行軌跡 を 1秒 お きに
ヽ、
盟蘇豚賄尊
一 般的な壁。
│
/
プ ロ ッ トし、それ を線 分 でつ なげ た 図。歩行者 の年齢・ 性別 ・ 歩行
J
速度 な どの要素に分解 して分析す
日 1-1
苺
歩行軌跡図例
ることがで きる。 (図
ポテンシャル図
1-1)
曲面壁、あるい は直面壁周辺 にお け る人間 の歩行軌跡 の密度 を表 し た 図。人間 が 最 も歩 きやす いルー トが この図に よつて求まる。 (図
1-2)
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図 1-2
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ポテンシャルロ例
1-3
■ 用語の定義
建築事例詳細
: 壁 の 素材感や壁 周辺 の詳細な情報 を含 む。建築名称 0最 寄 り駅・ 構 成 タイ プ・ 高さ・ 色・ 素材感 に分 類 され る。 (図
1-3)
建築名称 :Tsutaya渋 谷 最寄 り駅 :渋 谷 構成 タイ プ :角 型 壁高 さ
:18000mm
壁色 :自 素材 :ガ ラス
・右 回 り: 歩行方向に対 して壁が左に位置 し 左回り
図 1-3
て いる場合 は 「左回 り」、壁 が右
建築事例詳細
に位置 している場合 は 「右 回 り」 と表現する。
:::::=ゝ、
量 構成タイプ
lふ
: 歩行者 の進行方向 と壁の位置的関 係 を 2種 類 に分類 したもの。
角型壁・ 0・ 壁周辺 の歩行者 の歩 菫進型螢
行方向 が 90° 近 く進路変更す る 場合 の壁。 (図
tt t, tr I
1-4)
││;l il `
`11
直進型壁・
00壁 周辺 の歩行 者 の
歩行方 向が直線 に近 い軌跡 を描 く 場合 の壁。 (図
1-5) 1:路
=サ崚
‐ ・ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
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li:i 図 1-5
直進型璧
□ 第 2章
研究 方法
2-1 研究手順 2-1-1 歩行軌跡図の作成方法 2-1-2 ポテンシャル図の作成方法 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
● ● ● 09 。・ ・ ・ ・・
2002年 度卒業論文
10 16
2-1
■ 研究手順
*1
曲 面 壁 ビデ オ 撮 影
:
曲面壁 を用 いた現存する建 築物を訪問 し、その曲面壁
曲面壁 ビデオ撮影
周辺 にお ける人間行動をビ デオ撮影 し、このデー タを もとにポテンシ ャル図、お よび歩 行 軌 跡 図 を作成 す
ポテ ンシャル 図作成
る。
*2
直面壁調査
:
収集 した 曲面壁 建築 と壁 の色、質感、反射・ 床装飾
直面壁ビデオ撮影
などの周辺状況がほぼ同一 な直面壁建築 の事例を収集 し、これ らの直面壁周辺 に おける人間行動を ビデオ撮
ポテンシャル図作成
影 し、 このデー タをもとに ポテンシャル図、および歩 行軌跡図を作成す る。
*3
調 査結 果 の比 較
:
作成 したポテ ンシ ャル 図、 お よび歩 行 軌跡 図 を比 較 し、曲面壁 の誘導性 に関 し て分析す る。
早稲田大学理工学―
学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ 歩行軌跡図の作成方法 (Madntosh版
2-1-1
)
手順● 画 像 を コ ン ピュ ー タ に 取 り込 み、分析 に必要 とす る画像のみ を取 り出 し、爆存 す る。 F¨
1 2
i―
う
movieを 開 く
分析 に使用する画像を取 り出す。
3
「フ ァイル」→ 「ムー ビー の書 き出 し」
11菫
ゴ l三 二 壼 豊 虫 豊 魁
4.書 き出 し :「 QuickTlme形 式」 形式 :「 CD― ROM用 (中 に設定する。 )」
5。
「書 き出 し」ボタ ンをク リックする。
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■ 歩行軌跡図の作成方法 (Macintosh版
2-1-1
)
手順0 画像 の コマ数 を変更 して保 存す る。 (1秒 1コ マ)
1.Adobe Premiereを 開 く。
2.先 ほど保存 した フ ァイル を開 く。 3.「 ファイル」→「タイムライ ンを書き出 し」 ―o 「 .
‐ 」
●●o4●ぃo9,0■ ●■=,・
4。
「設定」 → 「次 へ」 → 「フレームレー ト」
5.「 フ レー ム レー ト」を「 lJに 設定する。 6.「 OK」 → 「保存」
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■ 歩行軌跡図の作成方法 (Macintosh版 1
N:H:mageを 開 く。
2
先 ほ ど premiereで 保 存 した フ ァイル を 開 く。
2-1-1
)
手順0 撮 影 した 歩 行 者 の 歩 行 軌 跡 と、基準 とす る平面の座標 を 検 出す る。
歩行者 の足をク リックす る 際は、 この枠内で行 う。
ビデオ撮影 に関す る注 意
:
3
撮影 す る対象 とす る歩 行 者
→「mOusedOwn」 「Sp∝ ial」 …
4
クリックする人の番号を入力 して足をク
は、進行方向 に障害物が な く、 基 本 的 に単独歩行 を して い る
リックする。
者。ただ し単独歩行 でない場合 で も、相 手 と横 1線 に並 行 歩 行 していなければ撮影 の対象 と する。 壁周辺における歩行者歩行 をビ デオ撮影する際は、極力斜 め上 の角度か ら、全体 が見渡せ るよ うな角度で撮影する。
5.ク
リック によ り得 た「location」
の
ファイルは別 々 になっているものは一つ に統
こ うす る ことによ って NIH
Imageで 歩 行 者 の 軌 跡 を プ ロッ トする際 に、歩行者 の軌跡
合する。
が見易 く、正確な歩行軌跡図 を 検出す ることができる。 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業沿文
■ 歩行軌跡図の作成方法 (Macintosh版
2-1-1
)
平面プロット
:
6. 「Special」 →「input the Base Points』
左上・ 右 上・ 右 下・ 左下 の
7.基 準 とする平面をプロ ットする。
1贋
に、 基準平面 の 端 の四 点
をプロ ッ トする。
歩行者軌跡の平面変換前の座標
基本平面座標と歩行軌跡座標 を保存
+ 基本平画の 4点 の座標
する。 9.
基本平面座標と歩行軌跡座標 を同 じ ファイル内に保存する。
平面における歩行者軌跡の座標
2002年 度卒業論文
・ ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ●
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● ● ・ ・
● ● ●
十+
2-1-1
■ 歩行軌跡図の作成方法 (Macintosh版 ) 手順0 曼 ① 目・
歩行軌跡座標 を平面化す る。
1.写 像君 Proを 用意する。
2.
「‖OCJと 「f10c」 が 同 じフォルダ 内に入 っている状態で、 「location」 ファイルを写像君 に ドラッグ、そ し て ドロ ップする。
フォルダ内に「resu比 」テキス トが 出現する。
1.「 resu比 」テキス ト MicrOsOftExcel で開く。
手順0 座 標 か ら歩 行 軌 跡 図 を求 め る。
2.各 々の歩行者の歩行軌跡 図 (グ ラフ) を求める。
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2002年 度卒業論文
■ 歩行軌跡図の作成方法 (Macintosh版
3.各 々の歩行者の 歩行 グラフを求め、 これ らを一つのグラフに統合する。
4.グ ラ フを ‖ustratorに 取 り込 み、 壁の寸法・ 歩行者特性 を記入する。
歩行軌麟 目完成例
:
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2002年 度卒業論文
)
2-1-1
■ ポテンシャル図の作成方法 (Macintosh版
2-1-2
)
︰一 一■は一” .一 一﹂” 四・ ´ ﹂ つ ︰一一
L===
メ ッ シ ュ詳 細
:
歩行軌跡 図か らポテンシャ ル 図に変換す る際 に用 いる グリッ ドは、正方形 の無数 の組み合わせにより構成さ れている。歩行軌跡 図 0ポ
歩行軌跡 図完成例
:
テ ンシ ャル 図 は、最 大 約
▼
作成 した歩行軌跡 図の上にグ リッ ドをの
10人 分 の歩行軌跡 を含ん
せ、歩行軌跡の本数によよって色分けを
でいて、ポテンシャル図の
する。
色分けの際には、歩行軌跡
▼
が 1本 →青、 2本 →緑、 3
ヽ
本→黄色、4本 → オ レンジ、
"し
5本 以上→赤、 とい うよう 口991
3.
に個 々のグリッ ドが 中に含 んでいる軌跡線 の本数別で 個 々のグリッ ドを染めてい く。個々のグ リッ ドの寸法 は、その対象 としている壁 の周辺 の人間歩行軌跡線 の
. 一 一 一. 日一 一 一 一 一 一 ・ 一一 一 一 一 一 一 F一 . ︲ ・
量 によ り決定 している。 多 けれ ば 多 い ほ どグ リッ ド の寸法は大きくな り、逆に 少なければそれだけ小 さ く なる。 これは通行人の量 に よってそれぞれの建築事例 のポテンシャル図の色分け に差が出ないようにするた めである。
ボテ ンシャル図完成例
:
早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ 第3章
調査結果
3-1-1 曲面壁建築事例 3-1-2 直面壁建築事例 3-2 歩行軌跡図 3-3 ポテンシャル図 早稲田大学理肛学部建築学科渡辺仁史研究室
・・
018
28 0。 ・ 38 00・ 58 0。 ・
2002年 度卒業綸文
3-1-1
■ 曲面壁建築事例
事例①
建築 名称 :コ スモス青 山 最寄 り駅 :渋 谷
構成 タイ プ :直 線型 壁高 さ
:3000mm
壁色 :黒 素材 :マ ジ ックミラー
・
反射率が高 く、歩行者の姜を嗅 し出す ミラー質の素材と、反射率のきわめて 低い壁が交互に配されてい0.
・
坂になっている た回り→上 り 右ロリ→下 リ
■ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□
□
□ □ □ □ □ □ □
3-1-1
■ 曲面壁建築事例 事例②
建築 名称 :コ スモス青 山 一その 2 最寄 り駅 :渋 谷
構成 タイ プ :角 型 壁高 さ
:1300mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス
・
透 明なガ ラス壁 の 奥方は 吹 き抜 け に
な っていて、中庭を一望できるよ うにな っ て いる.調 査中に歩行者が曲面璧の中央で 立ち止ま り、中塵を覗き込んだケースが何 件 かあ った.
■ ■ □ □ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
□ □ □ □ □ □ □
3-1-1
■ 曲面壁建築事例 事例③
建築名称 :ア イケイ ビルデ ィング 最寄 り駅 :目 黒
構成 タイ プ :直 線型 壁高 さ
:1500mm
壁色 :灰 色 素材 :不 透 明・ 反射無 し
曲面壁写真
:
。 調査 に訪れた 日にアイケイ ビルデ ィング は工事中だ った。
■ ■ ■ □ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室 2002年 度卒業論文
□ □
□ □ □ □ □ □ □
3-1-1
■ 曲面壁建築事例 事例④
建築名称
:lDC大 塚家具
最寄 り駅 :新 宿
構成タイ プ :直 進型 壁高 さ
:2500mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス
。 曲目壁専■でわかるよ うに左の奥 に曖 爆所が敵 け られていて、モの地点 に嗅燿者 が集 まつて くると当然、 曲■蜃 に沿 って歩 いていった際に真にある細 い■間を通 るこ とができない。 このため、嗅燿者が左の奥 の道をふ さいていない場合の歩行者 執騰 を カウン トした.
■ ■ ■ ■ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理匡学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年度卒業綸文
□
□
□ □ □ □ □ □ □
3-1-1
■ 曲面壁建築事例 事例⑤
建築名称 :Tsutaya 最寄 り駅 :渋 谷
構成タイプ :角 型 壁高さ :18000mm 壁色 :灰 色 素材 :ガ ラス
。 日の前 に巨大なスタランブル交差点が あ り非常 に交 通量が 多いためか、T-3 渋谷店の曲面璧の前にしば しば人が立 ち止 まることがあった。人が立ち止ま っていな いときの歩行者執臓 をカウン トした。
■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□
□
□ □ □ □ □ □ □
3-1-1
■ 曲面壁建築事例 事例⑥
建築名称 :alhanceビ ル 最寄 り駅 :表 参道
構成 タイプ :直 線型 壁色 :青 壁高 さ
:2500mm
素材 :ガ ラス (微 細な青 い斑点)
曲画壁写真
:
。 整が覆 いかぶ きるよ うに斜 めにな って いて、その反射率 も高いため上を見ると歩 行者 自身を映 し出 し、下を見ると店内の 商 品を見ることができる。
■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業治文
□
□
□ □ □ □ □ □ □
■ 曲面壁建築事例 事例⑦
建築 名称 :mltsukoshi 最寄 り駅 :池 袋
構成 タイプ :直 線型 壁高 さ
:3000mm
壁色 :黒 素材 :ガ ラス (シ ョー ウイ ン ドウ)
。 日査崎口帯が遅 く、夕方あた りに日査 をした.
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業綸文
□ □
□ □ □ □ □ □ □
3-1-1
■ 曲面壁建築事例 事例③
建築 名称 :ニ ッシ ンビル 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイプ :角 型 壁高 さ
:3000mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス (白 いプ ライ ン ド)
。 内分空口で自いプライ ン ドがかけられ ていた.
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □ □ □ □ □ □
3-1-1
■ 曲面壁建築事例 事例⑨
建築名称 :有 楽町 マ リオ ン 最寄 り駅 :有 楽町
構成 タイ プ :直 線型 壁高 さ
:2500mm
壁色 :水 色 素材 :ガ ラス (シ ョー ウィ ン ドウ)
曲面壁写真
:
・
曲面璧部分が シ ョー ウィン ドウにな っ
ていて,歩 行中立ち止ま りどできこむ ケー スが何件かあった.
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□
□
□ □ □ □ □ □ □
3-1-1
■ 曲面壁建築事例 事例⑩
建築名称 :Msalon 最寄 り駅 :表 参道
構成 タイ プ :直 線型 壁高 さ
:4000mm
壁色 :黒 素材 :ガ ラス (シ ョー ウィン ドウ)
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2∞ 2年度卒業綸文
□ □
□ □ □ □ □ □ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例①
建築 名称 :リ クルー ト東新橋 ビル 最寄 り駅 :新 橋
構成 タイプ :直 線型 壁高 さ
:18000mm
壁色 :黒 素材 :マ ジ ックミラー
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2∞ 2年 度卒業論文
■ □
□ □ □ □ □ □ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例②
建築名称 :野 村不動産西新共 同 ビル 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :角 型 壁高 さ
:1300mm
壁色 :自 素材 :ガ ラス
自画璧写真
:
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
□ □ □ □ □ □ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例③
建築名称 :新 宿 マイ ンズタワー 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :角 型 壁高 さ
:2300mm
壁色 :エ ンジ 素材 :レ ンガ質 (メ ッシ ュ)
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科清初仁史研究室
2∞ 2年 度卒業論文
■ ■
□ □ □ □ □ □ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例④
建築名称
:iDC大 塚家具
最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:5000mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス (室 内 の淡 い黄色 )
直面璧 写真
:
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業治文
■ □ □ □ □ □ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例⑤
建築名称 :pesce doro 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:3000mm
壁色 :水 色 素材 :ガ ラス (兼 喫茶店 の壁 )
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学―
学科渡辺仁史研究室 2CXp2年 度卒業論文
■ ■
■ ■ □ □ □ □ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例⑥
建築名称 :東 京国際 フォー ラム 最寄 り駅 :有 楽町
構成 タイプ :直 進型 壁高 さ
:5000mm
壁色 :薄 い青 素材 :色 ガ ラス
直面豊写真
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学―
学科清初仁史研究室
2∞ 2年 度卒業論文
:
■ ■
■ ■ ■ □ □ □ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例⑦
建築 名称 :テ ア トル新宿 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:3000mm
壁色 :黒 素材 :ガ ラス (シ ョー ウィン ドウ)
直面螢写
=:
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002鋼自卒業論文
■ ■
■ ■ ■ ■ □ □ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例③
建築名称 :本 橋 ビル 最寄 り駅 :新 大久保
構成タイ プ :角 型 壁高さ
:2100mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス (白 プ ライ ン ド)
直面璧写真
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学 …
仁史研究室
2002年 度卒業曲文
:
■ ■
■ ■ ■ ■ ■ □ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例⑨
建築名称 :Unted cO10rs of beneton 最寄 り駅 :新 宿
構成タイ プ :直 進型 壁高さ
:6000mm
壁色 :薄 い青 素材 :ガ ラス (シ ョー ウ ィ ン ドウ)
直面璧写真
:
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■ ■ ■ ■ ■ □
3-1-2
■ 直面壁建築事例 事例⑩
建築名称 :神 宮前太 田ビル 最寄 り駅 :原 宿
構成タイ プ :直 進型 壁高さ
:4000mm
壁色 :黒 素材 :岩 質 とガ ラス (シ ョー ウィ ン ド ウ)の 交 互
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業綸文
■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
3-2
■ 歩行軌跡図 1
左回り
│
■彙 ● 切 ■ 杯
:
コス モス青山
■r‘
「
1
│
構成 タイ プ :直 線型
﹂際ヽ
壁高さ
:3000mm
壁色 :黒
N
/
│
最寄 り駅 :渋 谷
淵
W、
/ ア
建築名称 :コ スモス青 山
一 一 一 一 一
、 ︲
ロ ロ ● ■ ■
ヽ
ν願LΠ
\
素材 :マ ジ ックミラー
曲面壁 :事 例 1
l ヾ h
゛
ヽ ヽ
●
l
′
蝙
「 // Ⅷ
ダ
//
│
■ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
□ □ □ □ □ □ □ 38
3-2
■ 歩行軌跡図 ■彙 事 例 後 杯
:
コスモス青 山
建築名称 :コ スモス青山 最寄 り駅 :渋 谷
構成 タイ プ :角 型 壁高 さ
:1300mm
壁色 :自 素材 :ガ ラス
曲面壁 :事 例 2
Z
″ r
/ /
勝 〃
恣
ノ ● ● ロ
♂
● ● ●
■ ■ □ □ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2∞ 2年 度卒業論文
□ □
□ □ □ □ □ □ □ 39
3-2
■ 歩行軌跡図 ■彙 ● 憫 ■ 薇
:
アイケイビルデ ィング
建築名称 :ア イケイ ビルデ ィ ング 最寄 り駅 :目 黒
構成タイプ :直 線型 壁高さ :1500mm 壁色 :灰 色 素材 :不 透明・ 反射無 し
曲面壁 :事 例 3
■ ■ ■ □ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
□ □ □ □ □ □ □ 40
3-2
■ 歩行軌跡図 ■桑 ● 傷 薔 杯
:
iDC大 塚家具
建築名称
:iDC大 塚家具
最寄 り駅 :新 宿
構成 タイプ :直 進型 壁高さ
:2500mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス
曲面壁 :事 例 4
■ ■
│
│■
□ □ □ □ □ □
早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
□ □ □ □ □ □ □ 41
3-2
■ 歩行軌跡図 ■環 事 例 名 称
:
Tsutwa渋 谷店
建築名称 :Tsutaya 最寄 り駅 :渋 谷
構成 タイプ :角 型 壁高 さ
:18000mm
壁色 :灰 色 素材 :ガ ラス
曲面壁 :事 例 5
■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2∞ 2年 度卒業論文
□ □
□ □ □ □ □ □ □ 42
3-2
■ 歩行軌跡図 ■桑 事 例 名 称
:
al‖
anceビ ル
建築名称
:amanceビ ル
最寄 り駅 :表 参道
構成 タイプ :直 線型 壁色 :青 壁高 さ
:2500mm
素材 :ガ ラス (微 細な青 い 斑点 )
曲面壁 :事 例 6
■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□
□
□ □ □ □ □ □ □ 43
3-2
■ 歩行軌跡図 1
覆 回 り
│
嘔栞 事 例 名 称
:
mitsukosh池 袋
建築名称 :mltsukoshi ‐
最寄 り駅 :池 袋
… `
く
辻 ヽ
構成タイ プ :直 線型
浣
¬
壁高さ
‐
:3000mm
J
壁色 :黒 素材 :ガ ラス (シ ョー ウイ ン ドウ
曲面壁 :事 例 7
いu ヽ
\
馘 ﹁ ︲ ヽl
趾
ヽ
鰤い
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業綸文
□ □
□ □ □ □ □ □ □ 44
3-2
■ 歩行軌跡図 暉彙 事 例 名 称
:
ニ ッシンピル
建築名称 :ニ ッシンビル
\
最寄 り駅 :新 宿
/ /
\
ノ
R贔 ミ
ノ
ヽ
ン
甫
構成タイ プ :角 型
/
K
壁高さ
:3000mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス (白 いプ ライ ン ド
曲面壁 :事 例 8
\
/
\ こ
/
ヽ
ヽ
ヽ
飩 ヽ
一
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ 早稲田大学理工学¨
仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
□ □ □ □ □ □ □ 45
3-2
■ 歩行軌跡図 覆 回 り
│
騒量 事 例 名 琢
:
有楽町マ リオン 1 1 1 ︲
L
P
建築名称 :有 楽町 マ リオ ン
│
最寄 り駅 :有 楽町 1 ン ー
構成 タイ プ :直 線型 壁高 さ
「
ノ ダ /
壁色 :水 色
:
4
:2500mm
素材 :ガ ラス (シ ョー ウィン ドウ
曲面壁 :事 例 9
1 1 1 ︲
′ 1/1 ノ
︶ ′
│
を │
l
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
□ □ □ □ □ □ □ 46
3-2
■ 歩行軌跡図 1
左回 り
I*llfrfiilT
「
:
Msalon ′ J ′
建築名称 :Msalon
サイ 椰
最寄 り駅 :表 参道
柵 Ⅷ
│
│
ヽ/
/
構成 タイプ :直 線型
ヽ /11t
壁高 さ
:4000mm
壁色 :黒
││
ヽ ソ
t、 │
│ │
│
素材 :ガ ラス (シ ョー ウィン ドウ )
h
ら
、
曲面壁 :事 例
10
′ r r
Кゝ
‖γ││ │
口●
ス〃
閂‖ ノ / /
l
│
1 1 1
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業餞文
□ □
□ □ □ □ □ □ □ 47
3-2
■ 歩行軌跡図 ■乗 學 憫 積 孤
:
リクル ー ト東新橋 ビル
建築 名称 :リ クルー ト東新橋 ビノ 最寄 り駅 :新 橋
構成 タイプ :直 線型 壁高 さ
:18000mm
壁色 :黒 素材 :マ ジ ックミラー
直面壁 :事 例 1
′/
ヽAR
F I
`│ /f﹁ゝ
1
′
r
│
ヽ ││
」 Vゝ 「 │ │
l
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ □
□ □ □ □ □ □ □ 48
3-2
■ 歩行軌跡図 ■費 ● 例 積 杯
:
野村不動産西新宿共同 ビル
建築名称 :野村不動産西新共 同 ビル 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :角 型 壁高 さ
:1300mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス
直面壁 :事 例 2
一 一 一 一 ¨ 一 一 一 ¨ ¨
口 ● ● ■ “ 一 ● ● ● ●
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
□ □ □ □ □ □ □ 49
3-2
■ 歩行軌跡図 1
夏 回 り
│
■乗 畢 例 積 椰
:
新宿 マイ ンズ タワー
Q賢
野ノ
6 び ●IG
鬼
最寄 り駅 :新 宿
D
fi
破 g
建築名称 :新宿 マイ ンズタワー
「: D
構成 タイプ :角 型 壁高さ
:2300mm
l
壁色 :エ ンジ 素材 :レ ンガ質 (メ ッシュ)
{ l
直面壁 :事 例 3
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
□ □ □ □ □ □ □ 50
3-2
■ 歩行軌跡図 1
覆 回 り
│
騒乗 ● 例 衝 杯
:
iDC大 塚家具
Ⅷ
│
建築名称
糧ご●■g
/ ″
l 貯 I ●1軸 W= l Ⅲ四=り= = ι
酬=M慟
[
:iDC大 塚家具
最寄 り駅 :新 宿
構成 タイプ :直 進型 壁高 さ
:5000mm
壁色 :自
///′
素材 :ガ ラス (室 内 の淡 い黄色 ) ■■
││
直面壁 :事 例 4
′ロ P﹂﹄ロ
\ ヽ
﹂¨ 輝
脚 脚職
一¨中中
)
= ■
●ロ
│
1
l
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
■ □ □ □ □ □ □ 51
3-2
■ 歩行軌跡図 E*TEGffi:
Pesce doro
建築名称 :pesce doro 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:3000mm
壁色 :水 色 素材 :ガ ラス (兼 喫茶店 の壁 )
直面壁 :事 例 5
│ /7やゝ
」
│ソ
│
/
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
■ ■ □ □ □ □ □ 52
3-2
■ 歩行軌跡図 ■栞 事 例 名称
:
東京国際フォーラム │
一 員
建築名称 :東 京国際 フ ォー ラム 最寄 り駅 :有 楽町
メ
轟 R )
﹁メ
構成タイ プ :直 進型
Nllヽ
/
壁高さ
沐 /ヘ
:5000mm
壁色 :薄 い青 ゝ
素材 :色 ガ ラス
直面壁 :事 例 6
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
■ ■ ■ □ □ □ □ 53
3-2
■ 歩行軌跡図 曝
畢例指杯
:
テア トル新宿
建築名称 :テ ア トル新宿 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:3000mm
壁色 :黒 素材 :ガ ラス (シ ョー ウ ィ ン ドウ )
直面壁 :事 例 7
■
■
■■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
■ ■ ■ ■ □ □ □ 54
3-2
■ 歩行軌跡図 ■凛 事 例 後 椰
:
本橋 ビル
建築名称 :本橋 ビル 最寄 り駅 :新 大久傑
構成 タイ プ :角 型 壁高 さ
:2100mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス (白 プ ライ ン ド)
直面壁 :事 例 8
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
■ ■ ■ ■ ■ □ □ 55
3-2
■ 歩行軌跡図 ■彙 ● 切 積 椰
:
United Colors of Beneton
ben 建築名称 :United colors of beneton 最寄 り駅 :新宿
構成 タイプ :直 進型 壁高さ
:6000mm
壁色 :薄 い青 素材 :ガ ラス (シ ョー ウィン ドウ
直面壁 :事 例 9
ヽ
ヽ
1
│
/ ヽ レ リノ ‘
° 41
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学―
学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
■ ■ ■ ■ ■ ■ □ 56
3-2
■ 歩行軌跡図 1
左回り
│
■彙 事 例 指 杯
:
神宮前太田 ビル r‘
〃魔 ノヽ
ヽ1↑
建築 名称 :United colors of bene ton R貼′︱
│
ハ=
∫ 卜 II
最寄 り駅 :新 宿
”〃7‘
Ⅳ可ノ6 │
構成 タイ プ :直 進型
や、
ll俳
,
メ′
壁高 さ
壁色 :薄 い青
ノ こ
│`
:6000mm
素材 :ガ ラス (シ ョー ウィン ドウ)
∫
直面壁 :事 例
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
10
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 57
3-3
■ ポテンシャル図 ■桑 事 例 名 称
:
コスモス青山
建築名称 :コ スモス 青 山 最寄 り駅 :渋 谷
構成タイ プ :直 線型 壁高さ
:3000mm
壁色 :黒 素材 :マ ジ ックミラー
曲面壁 :事 例
1
¨ │││1
63 96
日
2
‐ 左回 り
1
:
翼
1111
156
83 17
‐ ‐
右回 り
■ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
1 o
:
│□ □ □ □ □ □ □ 58
3-3
■ ポテンシャル図 ■桑 亭 例 名 称
:
コスモス青山
建築名称 :コ スモス青 山 最寄 り駅 :渋 谷
構成 タイプ :角 型 壁高 さ
:1300mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス
曲面壁 :事 例 2 日│IE
255 120
‐
1
56
1111
22
‐ 左回 り
:
■■
1111 _1=1●
‐
1111 右回 り
■ ■ □ □ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁 史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
14
156 67 49
31 21
:
□ □ □ □ □ □ □ 59
3-3
■ ポテンシャル図 ■栞 事 例 獨 称
:
アイケイビルディング
建築名称 :ア イケイ ビルデ ィ ング 最寄 り駅 :目 黒
構成 タイ プ :直 線型 壁高 さ
:1500mm
壁色 :灰 色 素材 :不 透明 0反 射無 し
曲面壁 :事 例 3 囲圏轟饉 226
1111
47 18
日
10
11111 左回 り
3
:
狙
1111
129
99 25
‐
1111 右回 り
■ ■ ■ □ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
6 1
:
│□ □ □ □ □ □ □ 60
3-3
■ ポテンシャル図 巨彙 ● 傷 積 薇
:
:DC大 塚家具
建築 名称
:iDC大 塚家具
最寄 り駅 :新 宿
構 成 タイプ :直 進型 壁高さ
:2500mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス
曲面壁 :事 例 4 251
‐
1111
98 48
16
‐
7
‐ 左回 り
:
197
‐
1111
89
11111
59
1111 ■
右回 り
■ ■ ■ ■ □ □ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
1
25
9
:
│□ □ □ □ □ □ □ 61
3-3
■lポ テンシャル図 目栞 事 例 名 称
:
Tsutaya渋 谷
建築名称 :Tsuttta 最寄 り駅 :渋 谷
構成タイ プ :角 型 壁高 さ
:18000mm
壁色 :灰 色 素材 :ガ ラス
曲面壁 :事 例 5 鶴瞳鬱麗 68
1111
25 20
日││1
15
1111 左回 り
33
:
日││1
1111
66 42 36
‐
1111 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ □ □ 早稲田大学理 工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
8 1
:
│□ □ □ □ □ □ □ 62
3-3
■ ポテンシャル図
t*tfr€tr
:
alliance VIV
建築名称
:abn∝
ビル
最寄 り駅 :表参道
構成 タイ プ :直 線型 壁色 :青 壁高 さ
:2500mm
素材 :ガ ラス (微 細 な青 い斑点 )
曲面壁 :事 例 6 │││1 1111
244 33
1lti[1 ‐
0
o
llll 左回 り
:
│││1 1111 朧 ‐
llll 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2∞ 2年 度卒業論文
□ □
o
384 56
6 o o
:
□ □ □ □ □ □ □ 63
3-3
■ ポテンシャル図 ■栞 事 例 名 称
:
mitsukosh池 袋
建築 名称 :mitsukoshi 最寄 り駅 :池 袋
構成 タイプ :直 線型
:3000mm
壁高 さ
壁色 :黒 素材 :ガ ラス (シ ョー ウイ ン ドウ
曲面壁 :事 例 7 110
圏
1111
64 40
7
‐
5
‐
左回 り
:
201
‐
‐ 1 1
119 ‐
‐ 日 │││1 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
28
11 2
:
│□ □ □ □ □ □ □ 64
3-3
■Iポテンシャル図 ■乗 事 例 名 称
:
ニ ッシンピル
建築名称 :ニ ッシンビル 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :角 型 壁高さ
:3000mm
壁色 :自 素材 :ガ ラス (白 いプ ライ ン ド)
曲面壁 :事 例 8 138
躙
1111
67 17
■ ■
4
1111 左回 り
:
102
囲
50
‐ 1‐
‐
■ ■
lll1 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
2
13
o 0
:
□ □ □ □ □ □ □ 65
3-3
■ ポテンシャル図 ■彙 學 切 積 薇
:
有楽町マ リオン
建築名称 :有 楽 町 マ リオ ン 最寄 り駅 :有 楽町
構成 タイプ :直 線型 壁高 さ
:2500mm
壁色 :水 色 素材 :ガ ラス (シ ョー ウィ ン ドウ )
曲面壁 :事 例 9 趙
1111
131
55 20 12
日
日 │││1 左回 り
2
:
囲
1111
130 34
____ ‐
1111 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ 早稲田大学理 T学 部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
12
6 9
:
│□ □ □ □ □ □ □ 66
3-3
■ ポテンシャル図
l*Ifl€tfi
:
Msalon
建築名称 :Msalon 最寄 り駅 :表参道
構成 タイプ :直 線型 壁高 さ
:4000mm
壁色 :黒 素材 :ガ ラス (シ ョー ウィン ドウ
曲面壁 :事 例 ‐
1111 -・
312
83
‐ ‐■ ―
‐
16
2 o
‐
左回 り
10
:
│││1 253 1111
83 12
基基基三 ■ ■
1111 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ □
4 o
:
□ □ □ □ □ □ □ 67
3-3
■ ポテンシャル図 ■彙 亭 例 後 杯
:
リクル ー ト東新橋 ビル
建築名称 :リ クル ー ト東新橋 ビル 最寄 り駅 :新 橋
構成 タイ プ :直 線型 壁高 さ
:18000mm
壁色 :黒 素材 :マ ジ ックミラー
直面壁 :事 例 1 ‐
1111
165
84 36
1 ■
22
‐
1111 左回 り
20
:
│││1
1111
298
79
5
1'1=■
‐
1111 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ □
8 5
:
│□ □ □ □ □ □ □ 68
3-3
■ ポテンシャル図 ■彙 畢 例 者 椰
:
野村不動産西新宿共同 ビル
建築名称 :野 村不動産西新共 同 ビノ 最寄 り駅 :新 宿
構成タイプ :角 型 壁高さ
:1300mm
壁色 :白 素材 :ガ ラス
直面壁 :事 例 2 ‐
1111
136
74 40 17
‐
日 │││1 左回 り
:
│││1 ‐
早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
111
42
‐
14
右回 り
■ ■
259
■三二
11111
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
8
1
:
│□ □ □ □ □ □ □ 69
3-3
■ ポテンシャル図 E彙 事 例 積 杯
:
新宿 マインズタ ワー
建築名称 :新 宿 マ イ ンズタワー 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :角 型 壁高 さ
:2300mm
壁色 :エ ンジ 素材 :レ ンガ質 (メ ッシ ュ)
直面壁 :事 例 3 │││1
144
‐ Jii■
300
:1
‐
41
3 3
‐
左回 り
:
│││1 1111
19
‐
1
右回 り
早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
103
1鯉
‐
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
455
o
:
│□ □ □ □ □ □ □ 70
3-3
■ ポテンシャル図 ■栞 事例 名 称
:
iDC大 塚家具
建築名称
:lDC大 塚家具
最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:5000mm
壁色 :自 素材 :ガ ラス (室 内 の淡 い黄色 )
直面壁 :事 例 4 蜻 ‐
141
58 56
16
目
9
‐ 左回 り
:
囲 ‐
136 84 46
日││1
‐ 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
24 10
:
│■ □ □ □ □ □ 71
3-3
■ ポテンシャル図 ■彙 0例 猶 杯
:
pesce doro
建築名称 :pesce doro 最寄 り駅 :新 宿
構成タイ プ :直 進型 壁高 さ
:3000mm
壁色 :水 色 素材 :ガ ラス (兼 喫茶店 の壁 )
直面壁 :事 例 5 │││1
383
1111 11‐
80 14
■
1
‐
o
‐ 左回 り
:
291
‐
‐
115
L
27
'轟 重
■ ‐
右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業綸文
■ ■
l
o o
:
│■ ■ □ □ □ □ □ 72
3-3
■ ポテンシャル図 ■栞 事 例 獨 称
:
東京国際 フォーラム
建築名称 :東京 国際 フォー ラム 最寄 り駅 :有 楽町
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:5000mm
壁色 :薄 い青 素材 :色 ガ ラス
直面壁 :事 例 6 │││1 1111 ti」
259 94
111
22
3
‐
o
‐
左回 り
:
│││1 1111
105
:■ ■
23 o
‐ ■
右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業綸文
■ ■
284
l
o
:
■ ■ ■ □ □ □ □ 73
3-3
■ ポテンシャル図 ■乗 事 例 者 杯
:
テア トル新宿
建築名称 :テ ア トル新 宿 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:3000mm
壁色 :黒 素材 :ガ ラス (シ ョー ウィン ドウ)
直面壁 :事 例 7 ‐ 1111
141
89
44
..:I二
‐
7 o
‐
左回 り
:
│││1
1111 ,二
■■1
■ ■
1111 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学―
学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
382
85 14
0 o
:
│■ ■ ■ ■ □ □ □ 74
3-3
■ ポテンシャル図 騒彙 千 例 積 杯
:
本橋 ビル
建築名称 :本 橋 ビル 最寄 り駅 :新 大久保
構成 タイ プ :角 型 壁高 さ
:2100mm
壁色 :自 素材 :ガ ラス (白 プ ライ ン ド)
直面壁 :事 例 8 跛
1111
144
38 17
7
腱
11111
左回 り
14
:
囲
1111
118
66 46
1目 │1
‐ 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2∞2年 度卒業諭文
■ ■
25 lo
:
│■ ■ ■ ■ ■ □ □ 75
3-3
■ ポテンシャル図
I*Ifr€iF
:
United Golors of Beneton
建築名称 :United colors of bene beneton 最寄 り駅 :新 宿
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:6000mm
壁色 :薄 い青 素材 :ガ ラス (シ ョー ウィ ン ドウ)
直面壁 :事 例 9 221
‐
1111
97 11
■
1
3 o
‐
左回 り
:
159
‐
1111 11■
lil11
■ ■ ■
右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
57
l
30
o o
:
■ ■ ■ ■ ■ ■ □ 76
3-3
■ ポテンシャル図 鷹
亭例獨称
:
神宮前太田 ビル
建築名称 :神 宮前太 田 ビル 最寄 り駅 :原 宿
構成 タイ プ :直 進型 壁高 さ
:4000mm
壁色 :黒 ン ド 素材 :岩 質 とガ ラス (シ ョー ウィ〕
ウ)
直面壁 :事 例 ‐ ‐ ■■
419 103
17
1
‐
o
‐ 左回 り
:
│││1
1111
376
76
8
曲 ■ ■
lll1 右回 り
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ ■
10
o 0
:
│■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 77
□ 第4章
考察
4-1 4-2 4-3 4-4
ポテンシャル図による曲面壁の誘導性 の分析 遣路方向別 による分析 壁周辺における歩行速度における分析 壁との距離とtplに おける分析
早稲田大学理工
研究室 2002年 磨事鵜腱文
79 ・ 81 083 085 ・
4-1
■ ポテンシャル図による曲面壁の誘導性の分析 表 4-1
方 法 :曲 面壁 の 誘 導 性 を実 証 ポテ ンシ ャル 図 分析
す る こ とが 本 研 究 の 目的 で あ るが、 この章ではそ の方法 とし て曲面壁事 例 例
10件 と直面壁事
10件 に関 して求 めたポテ ン
シ ャル図を細か く分析す る。 ポテ ンシ ャル図は歩行 軌跡 の 本 数 によ り色分 けされ てお り、 青→ 緑 → 黄色→ オ レンジ→ 赤 の 順 にポテ ンシ ャルが高 くなって い く。左の表では色別 にポテ ン シ ャル の個数 をカ ウン トして し た。
補 足 :個 々 の 事例 の 歩行 者 人 数 が 違 うた め、そ れぞ れ の ポ テ ンシ ャルの個数 を足 して しま うと、直面壁事例 のポテ ンシャ ル と比較する際 に歩行者人数 に よってポテンシャルの個数 に差 が 出て しまう。 これを避けるた め、す べての歩行者人数が 10 人であった と仮定 して、その修 正のために数値 をかけた。
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2002年 度卒業論文
4-1
■ ポテンシャル図からの分析 調 べ た色別 の個 々のポテ ンシ ャルの個 数 を足 しあわせ、それぞれ の色 の個数 の合計全体 を調 べ る。そ して 次 に、全 ポテ ンシ ャル に対す るパー セ ンテー ジ 表 4-1-1
を割 り出 した。
■
ポテンシャル数比較 3693 369
饉 ●住
555。 (
(曲 面壁事例
49
オレンジ 赤 ■
5009(
録
1793.〔
(直 面壁事例
贅色
オレンジ 赤
ポテンシャル図は人間歩行軌跡 の集 ま りやすい箇所 を割 り出すために、歩行 軌跡 の本数 によって 5段 階 に色分け し た ものである。つ まり赤 のポテンシャ ルをよ り多 く有する曲面壁 は誘導性が 高 いとい うことがいえる。 表 4-1-1か ら、収集 した 10件 の曲面壁事 例 のポテンシャルの合計値 はいずれ も直面壁 のポテ ンシャル数 を わずかではあるが上回っていた。 これによ り、曲面壁は直 面壁 に勝る 誘導性を有す ることが実証できた。 図 4-1-1
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ポテンシャル数比較
4-2
■ 進路方向別による分析
方法 :曲 面壁事例
10件 、直 面壁事例 10件 の全
事例 に関 して、作成 したポ テ ンシ ャル 図 を元 にポ テ ンシ ャルの高 い地点 (人 間が歩行す る率の 高 い 地点 )か ら壁 までの間隔の平均値 を調 べ る。 これ を進行方 向別 に分 けて グラフを作成 し、 考察す る。
人間が壁の周辺 を歩行す る場合 には大き く 2種 類 に分類す る ことができる。進行方 向 に対 し左 手 に壁 を見なが らの歩 行 は 「左 回 り」。歩 行 方 向 に 対 し右 手 に壁 を見なが らの歩行 は 「右 回 り」 と表 現す る こととす る。
*三 次元グラフ X軸
:事 例 名称
Y軸
:進 行方 向
(図
4-2-1∼ 図 4-2-
0)
Z軸 :各 事例 の歩 行軌 跡 の壁 か らの 間隔 の平均 値
図 4-2-1 図 4-2-2 図 4-2-3 図 4-2-4 図 4-2-5 図 4-2-6 図 4-2-7 図 4-2-8 図 4-2-9 図 4-2-1
・ コスモス 青 山 :リ クル ー ト東新橋 ビル
・コスモス青山 :野 村不動産西新宿共同ビル ・アイケイビルディング :新 宿マインズタワー 。iDC大 塚家具 :iDC大 塚家具 ・ Tsutaya渋 谷店 :pesce dolo ・ amanceビ ル :東 京 国際 フ ォー ラム ・ mitsukosh池 袋店 :テ ア トル新宿 ・ ニ ッシ ンピル :本 橋 ビル ・ 有 楽町 マ リオ ン :UnitedColorsofBencton o Msalon:神 宮前太 田 ビル
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81
4-2
■ 進路方向別による分析 以上のグラフか ら以下のような傾向 を読み取る ことができた。
1:曲 面壁・ 直面壁、いずれの場合 も右回 りよ りも左回 りの方が、歩行者の壁 との間隔が大きく な って いる。 (図
4-2-1∼
図 4-2-10:
左回 りの歩行者 の壁 との距離 を表す赤 い棒線グラ フが右回 りを表す青い棒線グラフよ りも高いこと か ら)
2:曲 面壁の場合、左回りと右 回 りの壁か らの 距離の値の差が直面壁の場合よ りも大 き い。 (図
4-2-11:赤
の曲線グラフが青の直面壁 グラ
フよ り+の 傾 きが著 しいことか ら)
3:直 面壁の場合、左回り・ 右回 り、いずれの 進行方向の場合 も壁 との間隔が曲面壁の場合よ り も大 き くな って いる。 (図
4-2-11:赤
の曲
面壁グラフが青の直面壁グラフよ り全体的 に高 く 位置 していることか ら)
'■
●●の■との ● 4000 “
3500 │…
3000
L
…
2500 I
2000 1500 1000 500 0
=右 口 4-2-11
=I●
こ 右 ::自
菖 言 8:::諷
歳 ::自
進行方向別 に見る歩行軌跡の壁 との距離のグラフ
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4-3
■ 壁周辺における歩行速度からの分析 曲面壁事例 :コ スモス青 山
方法 :曲 面壁周辺 にお いて 人間が 歩行 をす る場合、影響 を受 ける こ とが確 かな らば、歩行者 の歩行速
/ 「
Z
度 に影響 を及 ぼす ことも考 え られ
グ
る。そ こで、 曲面壁事 例 の うち の
2多
碑 〆
1件
(コ
スモス 青山)の 歩行 軌跡
ジ √
図 をもとに曲面壁 の人間歩行 速度
〆
へ の影響 を分析す る。 ここでは壁 を曲が る行程 を、
1:曲 面壁 に入る前の段階
2:曲 面壁 を曲が って いる最 中 3:曲 面壁 を曲が り終わ った段 階 の 3段 階 に分 けて考 える。そ のそ れぞれの段階 にお ける歩行速度 を 求め、曲面壁 を歩行す る歩行 者 の ‐
速度 に変化 を生 じるのか否か を調
□
べ る。
‐ ■ ‐ ‐
エ リア内における歩行時間
‐ エリアC
‐ □ ‐ ‐ ‐
歩行速度
‐ ‐
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2∞ 2年 度卒業論文
4-3
■ 壁周辺における歩行速度からの分析
右 のグラフはエ リア別の歩行者の歩行速度をそれ ぞれにグラフ化 した もので
X軸 :時 間 Y軸 :歩 行速度 となっている。
右 の グラフか ら読 み取れる傾向 として 以下 の事柄 0
がある。
`
●
●
●
" _
歩行者 C
1:曲 面壁 に入る前の段 階では全体的 に減速 す る 傾向にある。 券行者
D
歩行者
E
基各 者
F
2:曲 面壁 を曲が って いる最中はやや加速する傾 向にある。
3:曲 面壁 を曲が り終わる段階で短時間、穏やか に加速 した後、減速 する傾向にあ る。
歩行者 G
早稲田大学理工学―
学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
■ 壁との距離と性別・年齢における分析
4-4
鑢 ゆ勁輌畑師︺¨抑
覚
方法
:10事 例 ある曲面壁事 例
の 中か らランダムに 4つ 程事 例 を選 出す る。 これ らの事 例 にお ける歩 行者 の壁 との 間隔 と、そ の 歩 行 者 の 年 令・ 性 別 を調 べ
コスモス 青山
これ らに関す るグラフを作成す る。作成 したグラフは左 のよ う にな り、 これ につ いて考察 をお
壁 との 感 覚
こな う。
●
0 0 n
0
0 ︵
0
0
°
グラフは
コスモ ス 青 山 O ●
年昴
X軸 :歩 行者年令 Y軸 :壁 との歩行間隔
壁 との 感 覚
となっている。
作成 した グ ラフを分 析 す る と、 以下 の よ うな傾向 が分か った。
Vsalon 1.若 い 女 性 、特 に 20∼
30
代の女性 は壁か ら近 い距離の地 点 を歩行する傾 向にある。
2.20∼ 30代 の 若 い 男性 は ニ ッシンピル
あま り壁 と近 くな い距離 を歩 く 傾 向にある。
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□ 総論 分析か ら得 られた曲面壁周辺 における歩行 者傾 向
1.若 い女性 、 特 に 20∼
:
30代 の 女 性 は壁 か ら近 い
距離 の地点 を歩行す る傾 向 にある。
2.20∼ 30代 の若 い 男性 はあ ま り壁 と近 くな い距 離 を歩 く傾 向 にある。
3.曲 面壁 に入 る前の 段 階で は全 体 的 に減速す る傾 向 にある。
4.曲 面壁 を曲が って い る最 中はやや 加速す る傾 向 に ある。 5。
曲面壁 を曲が り終 わ る段 階で短 時 間、穏 やか に加
速 した後 、減速す る傾 向 にある。 6。
曲面壁・ 直 面壁、 いず れ の 場合 も右 回 りよ りも左
回 りの方が、歩行者 の壁 との間 隔が大 き くな って い る。
7.曲 面壁 の 場合、左 回 りと右 回 りの 壁 か らの距 離 の 値 の差が直面壁 の場合 よ りも大 き い。
8.直 面壁 の 場合、左 回 り 。右 回 り、 いずれ の進行方 向 の 場合 も壁 との間隔 が 曲面壁 の 場 合 よ りも大 き く なって い る。
早稲田大学理工学―
学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
□ 展望 今回 の実験か ら得 られた曲面壁周辺 における 行動特性 は今後 、 どのよ うな設計 に役立って い くのか を予想 して みた いと思 う。
特性
1:若 い女性 、特 に 20∼ 30代 の女性
は壁か ら近 い距離の地点 を歩行す る傾 向にあ る。 効果 :現 在、お台場ある という 「ヴィー ナス フ ォー ト」。女性 専用 の シ ョッ ピングモ ー ル ということで あるが、例 えばこのよ うな女性 専用 の施設 にお いて大勢 の 人が混在 して いる 状況が あった とす る と、 これ をいか に建築 の 躯体 の設計 によって人 々の行動 を快適 に促す か といった ことを考 えた時、今回求 めたよ う な女性 の行動特性 を起用す ることは有効では ス いか。 :ミ
特性 2:20∼
30代 の若 い男性 はあま り壁
と近 くな い距離を歩 く傾 向にある。 効果 :壁 と近 い距離 を通 らない傾 向 に有 ると い うことか ら、逆 に 20∼
30代 の通 りやす
い地点 に障害物等 を壁か ら遠 い位置 に設置す ることによって、壁 の方 向 に誘導す る こ とが できる可能性が有 る。 このよ うに躯体 による 誘導やイ ンテ リア によ る誘導の際 に有効な の ではな いか 。
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EI展 望
特性
3:曲 面壁 に入る前の段 階で は全体的 に
減速する傾 向にある。 特性 4:曲 面壁 を曲が っている最 中はやや加 速する傾 向 にある。 特性 5:曲 面壁 を曲が り終わる段 階で短時間、 穏やか に加速 した後 、減速する傾 向 にある。 効果 :曲 面壁周辺 にお ける歩行 速度 の変化 の 法貝Jが 求 まったわけだが、例 え ば これは直面 壁 の角 にお ける歩行者 同士 の衝突事 故な どを 防止す る役 目をにな うのが曲面壁 といって も 過言ではな いが、 曲面壁が この よ うな効果 を 持 つ ことの根 本 には以 上の 3つ のよ うな人間 速度 に対す る特性 が 関わって い る のか も知れ な い。
特性 6:曲 面壁・ 直面壁、いずれの場合 も右 回 りよ りも左回 りの方が、歩行者の壁との 間 隔が大きくなっている。 効果 :人 間の左回 りの法員」 。人間は階段 をの ぼる時にしろ、道 を曲がる時 に しろ、 自然 と 左 に曲が りやす く感 じる特性 が 有 る という。 この法則 はた とえば陸上競技の トラックにも 用 いられ、競技は左回 りと規定 されている。 本研究では、壁がある環境 にお いて もこの法 則が成 り立つ ことが明 らかになった。
早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
EI展 望 特性
7:曲 面壁の場合、左回 りと右回 りの壁
か らの距離の値の差が直面壁の場合よ りも大 きい。 効果 :こ れはつ まりある人物 が壁 にそって左 回 りに歩いていた とすると、 これに対 し右回 りで歩行す るもう一人の人物 は壁にそって歩 く人物 と大きな間隔 を保 つて歩 く傾向 にある ということである。 これは大勢の人間で混雑 する領域 の原理 を解 明する際 の情報 となるの ではないか。
8.直 面壁の場 合 、左 回 り・ 右 回 り、 い ずれ の進行方向の場合 も壁 との間隔が曲面壁の場 合 よ りも大 き くな っている。 効 果 :こ れ は、 つ ま り直面壁 にそ つ て歩 く 人間は、山面壁 にそ つて歩 く人間 よ りも壁 と の 間隔 を保 ちなが ら歩行す る傾 向にあ る とい うことであ る。 この 法則 は左 回 り、右回 りい ずれ に も共通す る法則 としと存在 し、つ ま り 曲面壁 の方 が歩行者 を引き付 ける作用 を有 し て い る とい うこ とを示す 一つ の事実 と してあ る。
早稲田大学理工学部建築学科清初仁史研究室
2002年 度卒業論文
El展 望 今後の曲面壁研究展望 :今 回の研 究で は、曲 面壁周辺 の人 間行動 というよ りむ しろ以 上の よ うな、現存する建築物 に対す る人 間 の特性 が もとまった というよ うな結果 となった。圧 倒的な事例不足 によ って、設計の際の指針 と な りうるよ うな曲面壁全般 に共通す る法則 を 導 き出す ことは本研究 では成 し遂 げる ことが できなかったが、 しか し、研究で用 いた ビデ オ撮影 な どの調査 方法 や、行動軌跡図やポテ ンシ ャル 図 をもとに分析 をお こな うアプ ロー チの方法は有効で、今後 にお ける曲面壁研究 をす る際 に生か して いきたい と思 う。 今 回 の 曲面壁 の研究 には様 々 な種類 の
CP
ソフ トを用 い、 ビデオ 撮影 した 透視 のか か っ た人間 の歩行軌跡 を平 面 に変換す るための複 雑 な操作 の繰 り返 しで あったため、必然 的な 現実 の歩行 軌跡図 との多少のズ レはさける こ とはできなか った。 今後 の研究 にお いて は こ のズ レをいか にして 補 正 してい くか を 目標 と し、 さ らにひき続 き この研究 を続 けて い きた いと思 う。
早稲田大学理工学部建築学科渡辺仁史研究室
2002年 度卒業論文
この論文 を作成す るにあたって 、汗 と涙 と 歯磨 き粉 の毎 日を研究室で送 った。 毎 日に 近 い 程 の研究室 での 己 の脳細胞 との 戦 い、 そ して睡 魔 との 死 闘。 また初 め は慣 れ な か った研究室で の作業 も、ある時気 が付 く とこの世 の どんな場所 よ りも居心地 の 良い 場所 とな っていた。また毎 日が発 見 の連続。 人間、眠気 の限界 が くる と、 た とえ どこで あろ うと睡眠を とる ことが可能であ る とい う発見。 カップラー メンにベ ビス タを入れ て食す と絶 品であ る こと。な どな ど。 つ らい時 もあ ったが 、優 しい先輩 方や息 の通 じ合 った仲間 に囲 まれ、励 まされ、乗 り越 える ことが で きた。なにか と問題児な 自分を寛容 に受 け入れ て下さった担 当者 の 齋 藤 さん と藍 さん。 また、ITの 苦 手 な 自 分 に懇切 丁寧 に 教 えて下 さった渋 谷 さん。 研究方法 で悩んでいた時、正 しい道 へ と導 いて下 さった関根 さん。期 限 にお され食事 もとる暇 さえなか った時、暖 かい 肉マ ンを 差 し入れて下さった木 曾さん。 つ らい とき にや さ しく励 ま して下 さ った y。 木村 さん。 また 的確 な指示 を くだ さった博 士 の 方 々。 そ して 、論文をすす め る上で半年 間御指導 いただ きま した渡辺仁史先生。本 当に皆様 に心か らおネL申 し上 げます。
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2∞ 2年 度卒業論文
□ 参考文献
猪 メ輛Jt:
O HOUSES∼ ル・ コル ビュジェの全住宅∼ ホ東京大学工 学部建築学科
安藤忠雄研究室編
川越光夫
TOTO出 版
(東 陶機器株式会社
出版動
○ 建築 :非 線型の出来事∼ smtか らューロヘ∼ ネ伊藤豊雄建築設計事務所編 障国社
参考論文
:
○ 「 曲壁 の生 成要 因 とその関係性 一配置構成別 に 見 る曲面壁 の特性 一」 日本建築 学会大会学術講演弁梗概集 1997年 9月
馬場弘勝 (東 京理科大 )
早稲田大学理工
研究室
2002年度卒業論文