「fMRI を用いた建築空間の知覚評価指標に関する研究」
はじめに デカルトの二元論では、「脳」と「こころ」は異なる存在としてい る。官能評価は従来、「こころ」を研究対象として哲学的・心理学的 手法を用い行われてきた。しかし近年の急速な脳機能計測装置の発展 により、人間の脳の活動を非侵襲に測れるようになり、「脳」の活動 を計測することで「こころ」の一部が物理的に捉えられるようになっ た。現在は様々な分野で、心理学的手法に変わる新たな評価指標とし て「脳」を対象とした研究が行われている。
HITOSHI�WATANABE�LAB.�WASEDA�UNIV.
序論