ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Caused of Touching in Ubiquitous House

Forecasting Model of Human Behavior Based on Information

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

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早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Introduction

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早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 序文

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

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我々は普段からあらゆるモノに囲まれており、またそれ らに触れてる。例えば、音楽を聞く際に「CD を棚から取る −イスに座る−コンポの電源を入れる− CD をケースから取 り出す− CD をコンポに入れる−リモコンで音量を上げる」 という一連の行動の流れが考えられ、その行動の流れの中 で我々は「CD」「イス」「コンポ」「CD のケース」「コンポの リモコン」といった複数のモノに接触してる。つまり、我 々の行動（生活）は「モノに触れる」ことで成立している、 言い換えれば「人間の行動は『モノ』が規定している」と 言っても過言ではない。そう考えた時、自分の家の中には どれだけの数のモノがあって、その中のどのようなモノに どの程度触れて生活をしているんだろうという疑問が湧い た。当初はそんなこと調べても何の役にも立たないし、そ もそも建築の論文にはならないなと考えていたのだが、ゼ ミで情報と建築の関わりを議論していく中でこの研究を行 っていく過程そのものが建築計画の中に位置づけられるこ とを確信した。本論文は、人と建築の関わりを「モノ」に よって関連付けて考察することを試みたものである。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Index

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

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2

序文

4

目次

7

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8

(((,(-./0

9

1213研究背景

10

124：研究目的

11

125：用語の定義

12

126：研究概要

13

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14

((((4213住宅・人間・モノ

15

2-1-1 住空間におけるモノへの視点

16

2-1-2 今和次郎の考現学

18

2-1-3 構造主義

19

2-1-4 情報化社会

21

2-1-5 ユビキタスコンピューティング

22

424：近年におけるユビキタス住宅の取り組み

22

2-2-1 ユビキタス住宅の実例

24

2-2-2 既往研究との位置付け

25

2-2-3 ユビキタス住宅におけるサービスの分類

26

2-2-4 近年の取り組みから見る本研究の意義

27

425：ユビキタス住宅のイメージ図（未来予想図）

28

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29

521：調査対象概要

30

524：調査方法

31

525：調査内容

32

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33

621：調査結果

33 34

4-1-1 DV の映像から抽出したモノ      4-1-2 DV の映像から得られた                モノとの接触場面

35

4-1-3 モノの項目別に見る接触頻度

36

4-1-4 属性別に見る接触頻度の推移

37

624：分析方法

37

4-2-1 確率モデル

38

4-2-2 単純マルコフ連鎖

39

4-2-3 多重マルコフ連鎖

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

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40

((((625：分析結果

40

4-3-1 単純マルコフ連鎖および            n 重マルコフ連鎖による遷移確率表

42

4-3-2 接触情報データベース

43

4-3-3 単純マルコフ連鎖および            n 重マルコフ連鎖による整合率

49

(((J(KLMNOPQRFS>FTU

50

V21：システムの概要

51

V24：状態の定義

55

V25：状態認識の整合率

57

V26：モノの予測・状態の認識から行動予測へ

58

5-4-1 状態モデル図

59

5-4-2 実測データの状態モデル図

61

5-4-3 状態の予測モデル

64

5-4-4 状態予測の整合率

66

(((W(XY

67

W21：考察

67

6-1-1 プロトタイプとしての本研究の在り方

68

6-1-2 本研究の建築計画への応用

70

W24：まとめ

71

W25：展望

72

謝辞

73

参考文献

74

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75

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Main Chapter

Chapter One

第 一 部

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Background

One

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@ A B C

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

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経済産業省が 2005 年度に策定した技術戦略マップの中 に見られるように（p.27 2-3「ユビキタス住宅のイメージ図 （未来予想図）」参照）、情報化の波は住宅内にも押し寄せて おり、住宅のハード面のみならず、ソフト面でのユビキタ ス・コンピューティングの可能性を考えていかなければな らない。特に人間とロボットとの共生を想定した時、ロボッ トが人間に提供するサービスというのは、高度でパーソナ ルかつ、安全・安心が確保されていなければならない。現在、 センサによって人間の行動の履歴を取ることで現在の行動 状況を把握する研究が進められているが（p.24 2-2-2「既往 研究との位置付け」参照）、本論文はよりミクロな視点、つ まり人間が接触したモノの履歴を取ることで現在の行動状 況行動を把握し、さらに次にアクセスするモノ、および行 動を予測出来れば、より高度でパーソナルなサービスの提 供が実現出来ると考える。  序文で述べたように、人間の行動は「モノ」が規定して いるとすれば、人が生活している中でどのようなモノとど のように接触しているのかという履歴（以下「接触情報」） を記録しデータベース化することで、次にアクセスするモ ノの候補をあげたり、行動を予測することは可能なはずで ある。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

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住宅内での人とモノとの接触情報から、次にアクセスす るモノの候補を精度良く予測することが可能であるかど うかを明らかし、さらに状態を認識する手法を提案する ことで、モノの接触情報から行動を予測するシステムの 構築が可能であるかを考察することを目的とする。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

,a<(•ŽF••  ‘’“bP”•：以下の３点を満たす住宅とする。   ・パーソナルな人間の欲求や行動に対応したデザイン   ・安全・安心が保証される   ・情報家電をはじめとする、人を取り巻く様々な機器    がコンピュータ化されるとともに、ネットワークに    接続される  jk：主に生活財。商品生産以外の生活のための用     具のこと。  lm–—：人間が接触したモノの履歴。住宅内において   人間が生活している中で、どのようなモノとどのよう   な順序で接触しているのかという情報。  lm–—`ab˜aP：本研究の過程により導き出され   たモノからモノへの遷移確率表。  ‚ƒ€c™d：次にアクセスするモノのの予測の精度表す   値。検証用の実測データによるモノからモノへの遷移   と接触情報データベースを比較することで、データベ   ースがどの程度次にアクセスするモノを予測出来てい   るのかを示す。   また、人とモノの接触情報から状態を認識、次の状態   を予測する際に、どの程度正確に認識・予測出来てい   るかを示す値としても用いる。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

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本研究の概要を、図 1-4-1 のような研究フローとして 表した。デジタルビデオカメラによる定点撮影により住 宅内において、人とモノが接触する場面から被験者が接 触したモノを時系列で拾い上げる。それらを分析する事 で、被験者毎に接触情報のデータベースを作成し、次に アクセスするモノの候補がどの程度予測することが可能 であるかどうかを検証する。また同時に、接触情報から 状態を定義することで、その時の状態をどの程度認識す ることが可能であるかを検証する。  これまでの「住宅・人間・モノ」の研究をふまえ、ユ ビキタス社会を想定した住宅においての人間とモノの在 り方を考察、展望する。 調査・実験計画

＜実測調査＞

＜本研究の社会的裏付け＞

DVによる定点撮影

基礎調査 ・既往研究

＜集 計＞

・ 被験者が接触したモノを 時系列でプロット

＜分 析＞

接触頻度

遷移確率

状態の定義

データベース化

検 証

＜考 察＞

＜展 望＞

図 1-4-1：研究フロー

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Basic Research

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"#$%&'()'*+  本研究に至るまでの歴史的・社会的な流れを図 2-1-0 に 示す。本章ではこの流れに沿って、本研究の社会的な位置 付けを見出して行く。

＜ 住宅・人間・モノ ＞

＜ 住空間におけるモノへの視点 ＞

博物学における視点の 建築的展開

ロマン主義文学や演劇における モノへの関心の深化

商品学における所有財や 生活財の研究

＜ 考現学 ＞

＜ 情報化社会 ＞

＜ 構造主義 ＞

＜ ユビキタスコンピューティング ＞

RFID・タグ

センサ

ロボット

＜＜ 本研究 ＞＞

図 2-1-0：本研究の歴史的・社会的位置付け

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

2-1-1 住空間におけるモノへの視点           （19 世紀∼ 20 世紀初頭）  19 世紀から 20 世紀にかけて建築空間におけるモノへの 視点の事例には次に上げる三つの特徴的な表現方法とその 展開が見られたと言える。第一に挙げられるのは、博物学 における視点の建築的展開である。欧米各国による帝国主 義的な海外進出に伴い、各地の異文化の理解を目的とした 民俗調査や考古学的・地理学的研究が行われたが、その調 査や研究で得られた多様なモノを展示することで異文化を 鑑賞する博物館的な建築空間、あるいは建築空間内のモノ に対する博物学的視点が発達した。またその物証的な資料 の膨大さと多様さは、モノの分類や科学的調査・分析の方 法の発達を促した。第二に挙げられるのは、ロマン主義文 学や演劇におけるモノへの関心の深化である。近代社会の 発達により市民生活が多様化し、個人の主体性や多様性が 重視されるようになるに伴って盛んになった文学や演劇で は、細かな生活の状況とその心理的な意味の描写が発達し た。バルザックの演劇に見られるようなモノの細部の表現 がその所有者の人生を表象するという考え方や、空間とモ ノ、人間の身体行動の関係に内包される意味への関心が深 まった。第三に挙げられるのは商品学における所有財や生 活財の研究である。それは都市で急激に進む消費行動とそ れが社会組織や都市景観、住宅生活に及ぼす影響の研究が 主に統計学的に行われたが、それはモノの意味を均質化さ れた貨幣価値の基準で測ることで市場を客観的に把握する ことを目ざすものでもあった。  日本においては、明治末期、大正時代から都市部を中心 とした生活近代化運動や農村地帯の生活改善運動が行われ たが、上記のような住宅空間に於けるモノの表現や理解の 視点に対する関心が深まったのは、1910 年代末からの農村 生活調査においてだった。そしてそれは 1920 年代から戦 前にかけて、独自の展開をなしとげ、住宅空間とモノの関 博物学における視点の建築的展開(1)

係に関する考察の視点や具体的調査方法が発達した。特に、 建築家であり民家研究者でもあった今和次郎による都市や 農村の生活に関する現象学的な研究である考現学は、同時

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ロマン主義文学や演劇における モノへの関心の深化(2)

商品学における所有財や 生活財の研究(3)

期に欧米で展開した上記の三つのアプローチを融合して具 体的に実践し、その手法を開拓したという点で重要であり、 日本の生活空間研究に大きな影響を与えた（図 2-1-1）。

図 2-1-1：考現学の位置付け

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2-1-2 今和次郎の考現学  今和次郎が考現学を始めたのは、関東大震災後の東京の 復興を都市発生史として記述するためだった。彼は三つの テーマ（服装、持ち物・行動・住居）を設定し、1925 年の 銀座風俗調べ以来、新家庭品物調べ、歩行者の歩くリズム の図など多くのテーマの調査を行い、人々の経済的階層と 風俗の関係を比較考察した。大きな特徴として、スケッチ や統計図表、写真を用いて「都市の人々の消費パターンと 習慣を研究し記録する」ことを試みると述べている。つま り消費社会における人間と物との多様で密接な関係を空間 的にそして具象的に描き出した。また、考現学を社会学の 補助であり人類学・民族学・民族史と同じ方法を用いて現 代を対象とし、分類・記述・比較、という三つの作業で成 る科学的なものだと説明している。  住居というテーマの「新家庭の品物調査」で今は、家の 中の道具・思い出の品々・家具等をスケッチし、それらの 特徴や由来を所有者から聞き取って正確に記述した。同様 に、家の細部や平面図と立面図、そして物が使われていた 図 2-1-2：I の室

場所と周囲の状況なども細密に描写している（図 2-2-1） 。  1925 年 1 月の「新家庭の品物調査」で今和次郎はその主 旨を第一に品物使用の変移と始末、第二に品物に現れる個 人的特徴や地方性、第三に社会的階層性と物品の占有され ている状況あるいは使用されている状況の関係、そして第 四に品物そのものについてのあるいは処理することについ ての技巧と要約している。  その中で今は、物が人間の「ネガティブな肖像である」 として丁寧に観察する必要を説いて、これらの品物は個人 の空間を作り出し、その持ち主の人格や生活スタイルを反 映していると説明する。さらに、現代の古物商の組織化に よる家庭内の品物の新陳代謝の提案、個性を無視したイデ オロギーとしての文化生活への批判、そして家具の配置、 押入れの取り方、道具の備え方のテクニックの研究の必要 を説いている。すなわち、今和次郎の調査と分析にはモノ と人間の関係についての三つの視点が共存している事がう かがわれる。第一に、フェティッシュな次元での人と物と の関係への関心であり、それは物の意味の歴史的で象徴的 な次元を含んだ多様性や細部に対する興味や、人間の記憶 や心理との関係への関心でもある。第二に、近代日本の急

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

激に変化する生活様式の安定と健全化のために、規範とし ての「標準」生活像を探求しようとする意図である。それ は歴史的な事例の普遍的な特徴の解明と共に、用により抽 象的に規定される住宅空間とモノとの関係を明確に科学的 に記述することへの関心を伴っている。第三に、住宅空間 とは人々がモノの処理を通して主体的に使いこなす空間で あるべきだという考え方に立ったモノと空間の関係の変化 の理解の仕方を探求する姿勢である。第一と第二の視点に は相克する側面があることを自覚しつつ、第三の視点にお いて、その相克そのものが実際の人々の生活における独自 な創造性の源だと考えたのではないだろうか。  以上より、住空間におけるモノへの視点は 19 世紀から提 唱されており、特に考現学は 21 世紀において「モノ」を研 究する際に必ず押さえておかなければならない学問である。 本研究では、考現学における今和次郎のモノと人間の関係 についての三つの視点のうち第三の視点、つまり住宅空間 とは人々がモノの処理を通して主体的に使いこなす空間で あるべきだという考え方に基づいて、21 世紀のユビキタス 社会を想定した際の住空間における人とモノの在り方を考 察していく。

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2-1-3 構造主義（20 世紀初頭）  構造主義とは、ソシュールの言語学をヤーコブソンがレ ヴィ = ストロースに紹介したことに端を発する、様々な事 象を実体的な要素からなるのではなく、関係的な純粋な差 異からなる体系としての「構造」を明らかにすることによ って把握しようとする立場のことであり、一般的には、研 究対象を構成要素に分解して、その要素間の関係を整理統 合することでその対象を理解しようとする点に特徴がある。   構造主義者らは「人間の行動は無意識的な構造によって 支配されている」と考え、すなわちその構造を分析するこ とを以って思想の価値としたのである。つまり、人間の行 動の意味は、自分が思いつくままに行われているのではな く、構造によって規定されており、我々は知らずのうちに その構造上に立ち、その構造により支配されよう規定に即 して生きているのだという考えである。  我々の思考を構造主義の立場から説明すると、人間の現 実把握や思考は、その個人が所属する構造に規定される、 と捉える事が出来る。これは我々の行動にもあてはめるこ とが出来るのではないだろうか。すなわち、人間の生活は その個人が所属する構造、つまり住宅に規定されると考え られる。言い換えれば、住宅で生活する人間は、行動が住 宅に規定されてしまうことで主体性がないと捉える事が出 来る。つまり、住宅内における人間の行動は住宅に規定さ れる、さらに言えば「住宅内にあるモノ」に規定されるの ではないか。  本論の序文、および研究背景で述べた「人間の行動は『モ ノ』が規定している」という仮定は構造主義の思想が根底 にある。

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2-1-4 情報化社会  情報化社会とは多様な情報ネットワークの中で、必要と する情報を時間や場所の制約を超えて、安全にかつ意識せ ずに活用できる社会を指している。つまり、情報の利用や 情報操作のあり方を誤ると、特定の情報に支配されること になったり、誤った情報を正しいものと思ったり、不適切 な情報を無批判に受け入れることが起こってくる。また、 情報を巧みに利用して、自分だけの経済的な利益のみを追 求したり、法を犯さなければどのような使い方をしてもよ いと考え行動することも起こる。その結果、情報とその利 用の正しいあり方が著しく歪められることになる。  これは再び構造主義の概念を色く濃感じさせるものであ ると考える。つまり、情報化社会においては人間が情報を 発するというよりも、情報が人間を支配しているという考 えであり、その点で情報化社会では人間に主体性がないと 捉えることができ、構造主義の概念に通ずると考える。そ れは情報を利用する立場、ユーザにとってそれをどう利用 すればいいかという議論があまりなされていないからであ る。  情報が全部デジタルに置き換わってしまっていることで、 アナログの情報とは比較出来ないほど、膨大で多様な情報 が電子的に入ってきてしまっており、そのような時こそア ナログの情報でデジタルの情報を補完する、あるいはプラ スアルファでアナログの情報を提供するといったことが求 められる。  茶室では建築そのものではなく、「茶事」という行為その ものの中に情報と空間のアナログ的関係が見て取れる。例 えば、主人がお客様を迎えるのに自分の空間に入っていい かどうかは、携帯で電話するわけでもなく、「用意ができま した」と言うわけでもなく、門の扉を 5 ∼ 10cm ほど、少 し開けておくことで、「もう準備ができているから入ってい いんだな」と分かる。待合いで今日招待されるお客さんが そろうと、茶室のにじり口を開けて中に入り、一番最後の 人はにじり口の障子を音を立てて「ピシャッ」と閉める。 主人はその音を聞くことで、「全員お客さんがそろったな」 ということのが分かる。  つまり、茶室はデジタルな情報で行動を誘導しなくても、

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

空間のデザインそのもので行動をコントロールできるとい うアナログ情報の有効利用の好例である。  情報化社会である今日、影になりがちなアナログ情報に、 むしろ光を当てる姿勢を確立することで、情報化社会によ るデジタルの恩恵を最大限に受け入れられるのではないか。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

2-1-5 ユビキタス・コンピューティング  ユビキタス・コンピューティングとは生活や社会の至る 所にコンピュータが存在し、コンピュータ同士が自律的に 連携して動作することにより、人間の生活を強力にバック

（10億円）

100,000

アップする情報環境のことであり、情報化社会の流れの中 にある必然的な方向であると考えられる。20 世紀に発達し た情報通信技術は社会の情報化を加速し、バーコードや二

80,000

次元バーコード、RFID などの各種タグ、センサー、アクチ ュエータ、通信機能を備えたコンピュータをあらゆるモノ

60,000

や場所に埋め込んで活用することで、21 世紀には人間社会 のあらゆる場面においてデジタル化された情報を活用する

40,000

ユビキタス情報社会を迎えようとしている。2010 年には主 要な技術が成熟期を迎え、あらゆるネットワークの「ユビ

20,000

キタスネットワーク」への統合が実現していると想定され、 ユビキタスネットワークにおける関連市場規模は、平成 19

0 2003年

関連市場の合計

2007年

2010年

年（2007 年 ） は 59.3 兆 円、 平 成 22 年（2010 年 ） に は 87.6 兆円もの金額になる見通しであり、平成 15 年と比較

平成15年 （2003年）

19年 （2007年）

28,675

59,316

図 2-1-5： ユビキタスネットワークの市場規模推計

22年 （2010年） 87,644 （10億円）

すると、平成 22 年のユビキタスネットワーク関連市場は 3.1 倍になると予測される。  また、これらのユビキタスネットワーク技術に加え、ロ ボット技術が融合したネットワークロボットの実現に向け た研究開発も進んでいる。ネットワークを介して、ロボッ トのアプリケーションやコンテンツを流通できるようにす ることで、利用空間、連携動作、情報共有、遠隔操作など の充実したサービスが提供でき、また人間−ロボット間の 高度な対話コミュニケーションも実現可能になると考えら れる。これらの技術は、超高齢化社会を迎えるわが国にと って、生活支援、見守りなどの応用分野を中心として必要 不可欠な技術であると考えられる。  本研究では、住宅におけるユビキタス・コンピューティ ング、つまりタグやセンサやロボットといったインターフ ェースが人間に提供するサービスとして想定されるものの 一つとして位置付けられる。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"!$/0123456789%&:;<=> 2-2-1 ユビキタス住宅の実例  近年、センサを居住空間に埋め込んだ部屋を試作し、こ れらのセンサからの情報によって人間の状態や行動を解 析し、その状態や行動に応じたサービスを提供するとい う シ ス テ ム の 研 究 が 注 目 さ れ て い る。 ゆ か り (Universal Knowledgeable Architecture for Real-Life appliance) プロジ ェクトにおいてもネットワークで結合された家電製品や情 報機器が、同じくネットワークによって結合されている各 種センサと共に協調動作することによって、どのような新 しいサービスを実現できるようになるかといった観点から 研究が進められている。  「ゆかりプロジェクト」では、情報通信研究機構けいはん な情報通信融合研究センターのビル内に「ユビキタスホー ム」と名付けられたマンションを模した居住空間が建設さ れている。「ユビキタスホーム」は、「ゆかりプロジェクト」 において研究開発環境としての役割を果たし、実証実験を 行うための環境として使用される。図 2-2-1.1 にその全体 見取り図を示す。図の右半面の部分が主居住エリアであり、 リビングルームと書斎、寝室、ダイニング・キッチン、浴 室、トイレを完備している。通常の 2LDK マンションと同 等の機能および居住性を満たしているので、ここに実際に 一世帯の家族が実際に生活することができる。このレイア ウトの中央には NOC と名付けた部屋があり、ここに計算機 やデータベースサーバ、映像サーバなどが設置されている。 NOC の左にはもう一つの居住エリア（和室とリビング）が あり、この副居住エリアと主居住エリアとの間で遠隔地に 住む家族同士のコミュニケーション等をシュミレーション することができる。「ユビキタスホーム」には、居住空間の あらゆるところに、ユビキタス関連技術を試すためにネッ トワークで相互に接続された家電製品を始めとする各種機 器と、同じくこれらとネットワークで相互に接続されたセ ンサを多数設置している。図 2-2-1.2 にこれら機器とセン サの配置図を示す。センサに関しては、各部屋と玄関、廊 下にカメラやマイク、無線タグシステム、床圧力センサー、 人感 ( 焦電 ) センサーなどが取り付けられている。また家電 製品などに関しては、まず家のどこに居ても映像メディア 情報にアクセスできるよう、さまざまな場所にディスプレ イが設置されている。家族が集まってくつろぐ場所である

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

リビングルームには、50 インチのプラズマ・ディスプレイ が 2 台、寝室、書斎、玄関、廊下には 37 インチの液晶デ ィスプレイが設置されている。これらのディスプレイに表 示するコンテンツについては全て NOC 内から自由に制御す ることができる（もちろん、居住者は自分の意志で自由に テレビ放送などを視聴することができる）。音声メディア情 報についても、全ての部屋の天井にスピーカーが設置され、 それらは NOC 内から自由に制御することができる。

図 2-2-1.1：ユビキタスホーム＿見取り図

図 2-2-1.1：ユビキタスホーム＿機器・センサ配置図

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

2-2-2 既往研究との位置付け  2-2-1 では、ユビキタスホームの実例としてゆかりプロ ジェクトを挙げたが、センサを居住空間に埋め込み、これ らのセンサからの情報によって人間の状態や行動を解析し、 それに応じたサービスを提供するという研究は他にも見受 けられる。その中でも、社団法人 人間生活工学研究センタ ーが 2003 年に発表した「生活行動常時計測システムと行 動異常検知モジュール」は、実験住宅内に設置されたセン サ群、およびウェアラブルセンサを用いて、日常生活にお ける一連の生活行動を常時計測・蓄積し、それによって得 られるセンサ情報から、個別生活者の生活状態を理解する 技術を開発し、またさらに蓄積データからその人の標準的 生活パターンを抽出し、それを基準に異常を検知、評価で きる技術を開発し、長期滞在実験を実施することでそれら の技術の実証を行ったものである。この研究では、約 63.5 ％の整合率で各行為を推定できることが確認された。  既往研究である「生活行動常時計測システムと行動異常 検知モジュール」に対し、本研究はよりミクロな視点、つ まり人間が接触したモノの履歴を取ることで現在の行動 状況行動を把握し、さらに次にアクセスするモノを予測 しようとするものである。それが可能になれば、より高 度でパーソナルなサービスの提供が実現出来ると考える。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

2-2-3 ユビキタス住宅におけるサービスの分類  ユビキタス住宅における様々な既往研究より、居住者に 提供されるサービスを分類、類型化したものを表 2-2-3 に 示す。住宅内におけるサービスは、大項目として「安全・ 安心／福祉／健康」の３つ、さらに中項目として「センサ ／タグ／ロボット」の３つに分類した。利用者属性は、「健 常者／高齢者」。また、健常者は、「大人／子供」に分類す ることで、各属性に提供されるサービスを目的とインター フェース別に分類した。

表 2-2-3：ユビキタス住宅におけるサービスの分類         住宅内におけるサービス 大項目

中項目

利用者属性                 健常者 大人

安全・安心

高齢者 子供

センサによるサービス

・防犯・防災における見守り  （セキュリティ） ・遠隔地における高齢者見守り

・防犯・防災における見守り  （セキュリティ） ・危険予測

・防犯・防災における見守り  （セキュリティ） ・行動異常時における見守り

・外出時における忘れ物チェック ・遠隔地からの家電の操作 ・食品の管理（トレーサビリティ）

・外出時における忘れ物チェック ・外出時における防犯

・外出時における忘れ物チェック

タグによるサービス

・防犯・防災における見守り  （留守番・見回り）

・対話による行動支援

・対話による行動支援

生活支援ロボットによるサービス

・安否緊急通報サービス

センサによるサービス 福祉

生活支援ロボットによるサービス

健康

・危険予測

タグによるサービス ・子育て支援 ・対話による行動支援

センサによるサービス タグによるサービス

・対話 ・遊び相手 ・対話による行動支援

・介護補助 ・対話による行動支援 ・健康管理支援システム ・健康管理支援システム

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 基礎調査

25

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

2-2-4 近年の取り組みから見る本研究の意義 personal

2-2-3 において今現在取り組まれているユビキタスサービ

対話 遊び相手 介護補助 子育て支援

外出時における忘れ物チェック

の定義である以下の３つに分類した。 健康管理支援システム 対話による行動支援

危険予測

safety

スを分類したが、それらを本研究におけるユビキタス住宅

遠隔地における高齢者見守り

行動異常時にける見守り 防犯・防災における見守り 安否緊急通報サービス

・パーソナルな人間の欲求や行動に対応したデザイン   Network

食品の管理（トレーサビリティ）

（Personal）  ・安全・安心が保証される（Safety）  ・情報家電をはじめとする、人を取り巻く様々な機器が

遠隔地からの家電の操作

コンピュータ化されるとともに、ネットワークに接続 図 2-2-4.1：ユビキタスサービス＿本研究の定義による分類

される（Network）  それらを図示したものが図 2-2-4.1 である。図の赤字は 赤字は本研究により可能となりうるサービスを表している。

personal

本研究により提案するモノの予測、および行動認識システ ムをタグやセンサ、生活支援ロボットと連携させることで、

遊び相手 子育て支援

図 2-2-4.2 のように現在提供されているサービスをよりスマ ートに、より価値を付加させて提供できるのではないかと

健康管理支援システム

考える。

本研究により可能になるサービス

safety

防犯・防災における見守り 安否緊急通報サービス

Network

図 2-2-4.2：本研究の意義

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 基礎調査

26

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"?$56789%&:@A"BCDEFGHCI  図 2-3.1、および図 2-3.2 は経 済 産 業 省 が 2005 年 度 に 策定した技術戦略マップの中に見られるユビキタス住宅 のイメージ図である。  環境の構造化の進展と使われる場面の変化の大きなトレ ンドを示している。また生活支援ロボットの利用シーンの 例をイメージ化し、家事支援の一例である片づけロボット を個々の技術との関連がわかるように示すとともに、自立 支援タスクについては、より多くのニーズに対応できてい くことを示している。

GPS

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図 2-3.1：ユビキタス住宅イメージ図＿１

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図 2-3.2：ユビキタス住宅イメージ図＿２

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 基礎調査

27

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Method

Three

%

! " # $

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 研究方法

28

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"#$%&'()*   調 査 対 象 は 一 般 的 な 住 宅 の リ ビ ン グ 空 間 と す る（ 図 3-1-1）。家族構成は４名父・母・子２人の４人家族である。 表 3-1-2 にその概要を示す。

6850

バルコニー テーブル 1500×800

冷蔵庫 550×600 洗濯機 棚 700×400 500×550

畳 1800×1800

5300

キッチン

2650

食器棚 1325×400

犬小屋 400×600

TV 550×900

テーブル 1200×600

2650

サイドボード 400×1300

ソファ 900×1200

ソファ 1600×900

3500

800

1250

1300

図 3-1-1：調査対象（リビング空間）平面図

表 3-1-2：調査対象家族構成

年齢 職業

父

母

子

子

50代男性 会社員

50代女性 主婦

20代男性 学生

20代女性 学生

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 研究方法

29

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"+$%&, 調査方法はデジタルビデオカメラによる定点撮影とす る（図 3-2-1）。   調 査 期 間 は 2006 年 ８ 月 ９ 月 の 計 28 日 間（ 表 3-2-2） とした。これは、過去に保健医療の研究において生活習 慣を研究した論文があり、そこでは 1 週間セルフモニタ リングを行う事によって、その人個人の生活習慣が把握 できるとされている。本研究では、より詳細な生活習慣 のデータを得るために１ヶ月間調査することとした。  調査時間は自宅居間において最も居住者が活動する 19:00 ∼ 22:00 の３時間とした。   被 験 者 は、 調 査 対 象 住 宅 を 構 成 す る ４ 名（ 被 験 者 A： 50 代男性（会社員）、B:50 代女性（主婦）、C：20 代男性（学 生）、D：20 代女性（学生）とする。  被験者には研究内容を教示し、デジタルビデオカメラ による撮影中も普段と変わらない生活を行ってもらうよ う配慮した。

図 3-2-1：DV による撮影映像

表 3-2-2：調査日一覧 <８月> Sun

Mon

Tue

Wed

Thu

Fri

Sat

1

2

3

4

5

<９月> Sun

Mon

Tue

Wed

Thu

Fri

Sat

1

2

6

7

8

9

10

11

12

3

4

5

6

7

8

9

13

14

15

16

17

18

19

10

11

12

13

14

15

16

20

21

22

23

24

25

26

17

18

19

20

21

22

23

27

28

29

30

31

24

25

26

27

28

29

30

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 研究方法

30

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"!$%&./  デジタルビデオカメラの映像より得られる人とモノが接 触する場面から、被験者が接触したモノを時系列で拾い上 げる。図 3-3-1 にその例を示す。（すべての時系列データは 添付の CD-R 内のフォルダ「時系列データ」の中に Excel デ ータとして保存している。）

50代女性 帰宅する

行動

Time

物品を片付ける

50代男性 モノ

玄関扉 スリッパ カーテン 窓 窓 カーテン かばん 買物袋 買物袋 化粧箱 リモコン （TV） キッチン照明のスイッチ エプロン キッチン水道の蛇口 キッチン水道の蛇口 キッチンタオル 買物袋 食材 食材 冷蔵庫 冷蔵庫 買物袋 食材 冷蔵庫 冷蔵庫 買物袋 飲み物 冷蔵庫 冷蔵庫 買物袋 食材 食材 食材

行動 帰宅する

洗濯物を出す

飲み物を飲む

くつろぐ

食事をする

20代男性 モノ

玄関扉 靴 スリッパ 服 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 食器（グラス） 飲み物 食器（グラス） ポット 食器（グラス） 新聞紙 イス 食器（グラス） 食器（グラス） 食器（はし） 調味料 食器（グラス） 食器（はし） 食器（はし） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（はし） 食器（皿） 食器（はし） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（はし） 食器（グラス）

行動 飲み物を飲む

食事をする

飲み物を飲む

20代女性 モノ 食器（グラス） 冷蔵庫 飲み物 冷蔵庫 食器（グラス） イス 食器（はし） 食器（皿） 食器（皿） 調味料 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） 調味料 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） リモコン （TV） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（グラス）

行動 飲み物を飲む

風呂を沸かす

風呂に入る

飲み物を飲む

犬にエサをあげる

飲み物を飲む

モノ 食器（グラス） 食器棚の扉 コーヒー瓶 ミルク瓶 食器棚の扉 食器（グラス） ポット 湯沸かし器 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 服 バスタオル 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 食器（グラス） 冷蔵庫 飲み物 冷蔵庫 食器（グラス） 犬用エサ入れ 食器棚の扉 犬用エサ 食器棚の扉 犬用エサ入れ 食器（グラス） 食器棚の扉 コーヒー瓶 ミルク瓶 食器棚の扉

図 3-3-1：時系列データ例

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 研究方法

31

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Research and Analysis

Four

(

! " # $ % & '

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

32

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"#$%&'( 4-1-1 DV の映像から抽出したモノ  DV の映像分析により、自宅の居間において人が接触して いるモノとして 118 項目が抽出された（表 4-1-1.1）。これ らには、後にデータとして処理しやすいように、それぞれ のモノに対して 16 進法によるコードを振り分け、表記する こととする（図 4-1-1.2）。

表 4-1-1.1：DV の映像から抽出したモノ 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 1A 1B 1C 1D 1E 1F

カーテン 窓 湯沸かし器 照明スイッチ ゴミ箱 ガスコンロ 換気扇 ほうき ちりとり キッチン収納扉 キッチン照明のスイッチ キッチン水道の蛇口 キッチンタオル キッチン収納引き出し キッチンペーパー 調理用具（包丁） 調理用具（まな板） 調理用具（鍋） 調理用具（ボール） 調理用具（おたま） 調理用具（フライ返し） 調理用具（鍋敷き） 調理用具（皮むき） 調理用具（フライパン） 調理用具（おろし） 調理用具（すだれ） やかん 食器水切り サランラップ スポンジ 洗剤 食器棚の扉

犬の散歩に行く

20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 2A 2B 2C 2D 2E 2F 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 3A 3B 3C 3D 3E 3F

食器棚の収納引き出し 食器（皿） 食器（グラス） 食器（はし） 食器（スプーン類） ティッシュペーパー リモコン （空調機） はさみ 輪ゴム ゴミ袋 ポット 冷蔵庫 食材 調味料 飲み物 カウンター カウンター扉 炊飯器 米 計量カップ おかし はし入れ ビニル袋 犬用の飲み物入れ 犬用のくし コーヒー瓶 ミルク瓶 玄関扉 下駄箱 靴 スリッパ 玄関照明スイッチ

40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 4A 4B 4C 4D 4E 4F 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 5A 5B 5C 5D 5E 5F

洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 首輪 ポーチ トイレットペーパー ダイニングテーブル イス 居間照明スイッチ エプロン 買物袋 カバン 郵便物 ゴミ 観葉植物 花瓶 ヘアバンド ヘアゴム 鏡 新聞紙 布巾 リモコン （TV） 電話台引き出し タバコ ライター 服 座椅子 ソファ お盆 犬小屋 電子レンジ 爪楊枝 自転車の鍵

犬の散歩に行く

服 首輪

ポーチ

Time 帰宅する

洗面所ドア 洗面所照明スイッチ

43 42 43

Transform

帰宅する

洗面所照明スイッチ 犬用の飲み物入れ 冷蔵庫 飲み物 冷蔵庫 犬用の飲み物入れ

3D 3E 41 40

洗面所ドア 犬に飲み物をあげる

58 42 44 43 36

ポーチ

靴 スリッパ

6B 6C 6D 6E 6F 70 71 72 73 74 75

靴べら 印鑑 ゴルフクラブ 携帯電話 めがね タオル 衣類 化粧箱 段ボール箱 犬用エサ入れ 犬用エサ 急須 お茶の缶 コンタクトケース コンタクト洗浄液 入れ歯洗浄剤 リビング収納棚 入浴剤 歯磨き粉 バスタオル 玄関マット コンタクトレンズ

43

トイレットペーパー ポーチ ビニル袋 首輪 ポーチ

60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 6A

41 犬に飲み物をあげる

40 37 2B 2E 2B 37

図 4-1-1.2：16 進法への変換例

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

33

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

50代女性 50代男性 20代男性 20代女性 接触場面の数

12235

3111

994

826

4-1-2 DV の映像から得られたモノとの接触場面 5%

6%

DV の映像により得られた分析に用いる時系列データは、 28 日間でのべ 17170 箇所のモノとの接触場面が得られた。

18%

50代女性 50代男性 20代男性 20代女性

図 4-1-2.1 にその属性別の内訳を示す。  得られた接触場面は、およそ 70％が 50 代女性のものと なった。

71%

図 4-1-2.1：モノとの接触場面の内訳

さらに、属性ごとに接触したモノの内訳を図 4-1-2.2 ∼図 11%

4-1-2.5 に示す。図中では、特に接触した回数が多かったも

11%

OB（キッチン水道の蛇口）

11 （調理用具（鍋））

12 （調理用具（ボール））

4% 4% 4%

21 （食器（皿））

22 （食器（グラス））

23 （食器（はし））

6%

2B（冷蔵庫）

4%

2C（食材）

のだけ、その項目を載せている。  調査場所がリビング空間であるという性質上、21（食器 （皿））、22（食器（グラス））、23（食器（はし））といった 「食」に関する「モノ」は各属性共通して高い接触回数とな っている。

15%

図 4-1-2.2：50 代女性の内訳

13%

21 （食器（皿））

7%

22 （食器（グラス）） 14%

6%

23 （食器（はし））

2B（冷蔵庫）

40 （洗面所照明スイッチ）

41 （洗面所ドア） 8% 4%

図 4-1-2.3：50 代男性の内訳 4% 5% 5%

21 （食器（皿）） 39%

5%

22 （食器（グラス））

23 （食器（はし））

2B （冷蔵庫）

2E （飲み物）

40 （洗面所照明スイッチ） 9%

41 （洗面所ドア）

46 （イス） 4% 15%

図 4-1-2.4：20 代男性の内訳 5% 6%

1F（食器棚の扉） 16%

10%

21 （食器（皿））

22 （食器（グラス））

2B（冷蔵庫）

40 （洗面所照明スイッチ）

41 （洗面所ドア）

14%

8%

図 4-1-2.5：20 代女性の内訳

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

34

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

キッチン水道の蛇口 （0B）

4-1-3 モノの項目別に見る接触頻度

0.3000

接触頻度

0.2500 0.2000

得られた時系列データから、各調査日、属性ごとに接触

0.1500

したモノとそれに接触した回数をカウントし、その日の接

0.1000

触回数の合計で除したものを接触頻度として算出した。そ

0.0500

の一例を表 4-1-3.1 に示す（残りは「第二部 資料編 1. 属性

0.0000 0803

0807

0812

0819

0824

0904

0911

0916

0923

0929

日程 50代女性

れのモノごとに接触頻度を算出し、属性ごとにグラフ上に

50代男性

20代男性

20代女性

プロットした。その一部を図 4-1-3.2 に示す（残りは「第二 部 資料編 2. モノの項目別に見る接触頻度」参照）。これら

タバコ （56） 0.3000

を見ると、モノごとに接触頻度の高い属性がほぼ決まって

0.2500

いるということが言える。例えば、0B（キッチン水道の蛇口）

0.2000

接触頻度

別に見るモノの接触頻度」参照）。この表からまず、それぞ

を見ると、他の被験者に対して常に 50 代女性の接触頻度が

0.1500 0.1000

高くなっている。また 56（タバコ）を見ると、他の被験者

0.0500

に対して常に 50 代男性の接触頻度が高くなっている。つま り、時系列データを取得してモノごとに接触頻度を算出し、

0.0000 0803

0807

0812

0819

0824

0904

0911

0916

0923

0929

日程 50代女性

50代男性

20代男性

それを視覚的に表現すると、各属性間でそれぞれの特徴が 見えてくる。つまり、その住宅内でのライフスタイルを定

20代女性

量的なデータで把握することができる。

図 4-1-3.2：モノの項目別に見る接触頻度（一部）

表 4-1-3.1：モノと接触頻度（一部） モノ

16進法

接触頻度

00

カーテン

0803 0.0020

0804 0.0030

0806 0.0000

0807 0.0000

0809 0.0000

0811 0.0000

0812 0.0069

0815 0.0034

0817 0.0000

0819 0.0029

0820 0.0000

0822 0.0000

0824 0.0048

0827 0.0000

0830 0.0024

01

窓

0.0020

0.0030

0.0032

0.0000

0.0000

0.0000

0.0087

0.0034

0.0000

0.0029

0.0027

0.0000

0.0048

0.0000

0.0024

02

湯沸かし器

0.0000

0.0030

0.0016

0.0000

0.0000

0.0000

0.0035

0.0000

0.0029

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0025

0.0000

03

照明スイッチ

0.0020

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0034

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

04

ゴミ箱

0.0143

0.0304

0.0112

0.0056

0.0090

0.0050

0.0017

0.0051

0.0029

0.0058

0.0081

0.0000

0.0024

0.0025

0.0024

05

ガスコンロ

0.0061

0.0091

0.0128

0.0223

0.0429

0.0399

0.0104

0.0084

0.0173

0.0087

0.0135

0.0201

0.0291

0.0272

0.0192

06

換気扇

0.0020

0.0030

0.0016

0.0028

0.0000

0.0033

0.0000

0.0000

0.0000

0.0029

0.0000

0.0029

0.0048

0.0000

0.0000

07

ほうき

0.0020

0.0000

0.0032

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0029

0.0000

0.0027

0.0000

0.0000

0.0000

0.0024

08

ちりとり

0.0041

0.0000

0.0032

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0017

0.0029

0.0000

0.0027

0.0000

0.0000

0.0000

0.0024

09

キッチン収納扉

0.0490

0.0182

0.0256

0.0474

0.0361

0.0216

0.0173

0.0642

0.0347

0.0203

0.0378

0.0345

0.0315

0.0248

0.0264

0A

キッチン照明のスイッチ

0.0041

0.0061

0.0016

0.0000

0.0000

0.0000

0.0052

0.0034

0.0029

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0048

0B

キッチン水道の蛇口

0.0857

0.1277

0.0817

0.1114

0.1061

0.0897

0.1317

0.0963

0.1185

0.1449

0.1486

0.1063

0.1065

0.1287

0.1130

0C

キッチンタオル

0.0102

0.0091

0.0048

0.0195

0.0113

0.0150

0.0139

0.0118

0.0145

0.0145

0.0135

0.0144

0.0145

0.0198

0.0168

0D

キッチン収納引き出し

0.0408

0.0061

0.0144

0.0000

0.0158

0.0183

0.0173

0.0135

0.0347

0.0116

0.0054

0.0287

0.0121

0.0223

0.0168

0E

キッチンペーパー

0.0102

0.0000

0.0337

0.0028

0.0000

0.0000

0.0052

0.0000

0.0087

0.0029

0.0054

0.0029

0.0000

0.0000

0.0000

0F

調理用具（包丁）

0.0204

0.0182

0.0449

0.0418

0.0316

0.0249

0.0329

0.0186

0.0173

0.0348

0.0351

0.0316

0.0363

0.0347

0.0264

10

調理用具（まな板）

0.0102

0.0061

0.0128

0.0139

0.0135

0.0116

0.0139

0.0051

0.0260

0.0058

0.0162

0.0201

0.0121

0.0000

0.0096

11

調理用具（鍋）

0.0265

0.0274

0.0144

0.0306

0.0700

0.1013

0.0225

0.0574

0.0145

0.0348

0.0378

0.0489

0.0557

0.0569

0.0433

12

調理用具（ボール）

0.0469

0.0669

0.0401

0.0529

0.0451

0.0183

0.0711

0.0777

0.0838

0.0667

0.0757

0.0546

0.0339

0.0644

0.0697

13

調理用具（おたま）

0.0245

0.0334

0.0128

0.0223

0.0361

0.0299

0.0156

0.0152

0.0116

0.0377

0.0297

0.0316

0.0484

0.0495

0.0240

14

調理用具（フライ返し）

0.0000

0.0000

0.0048

0.0084

0.0000

0.0000

0.0052

0.0034

0.0000

0.0000

0.0054

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

15

調理用具（鍋敷き）

0.0020

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0017

0.0000

0.0051

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

16

調理用具（皮むき）

0.0020

0.0000

0.0000

0.0000

0.0023

0.0000

0.0017

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0025

0.0024

17

調理用具（フライパン）

0.0286

0.0000

0.0208

0.0306

0.0000

0.0083

0.0312

0.0118

0.0665

0.0145

0.0108

0.0057

0.0242

0.0025

0.0216

18

調理用具（おろし）

0.0000

0.0030

0.0048

0.0056

0.0023

0.0000

0.0087

0.0068

0.0000

0.0029

0.0027

0.0000

0.0024

0.0000

0.0024

19

調理用具（すだれ）

0.0000

0.0000

0.0240

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0321

0.0000

0.0029

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

1A

やかん

0.0000

0.0000

0.0032

0.0223

0.0000

0.0033

0.0035

0.0051

0.0000

0.0000

0.0054

0.0029

0.0000

0.0000

0.0072

1B

食器水切り

0.0000

0.0000

0.0032

0.0000

0.0000

0.0000

0.0035

0.0017

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0025

0.0000

1C

サランラップ

0.0041

0.0000

0.0128

0.0000

0.0000

0.0017

0.0052

0.0068

0.0000

0.0058

0.0027

0.0000

0.0000

0.0074

0.0072

1D

スポンジ

0.0020

0.0091

0.0080

0.0056

0.0068

0.0066

0.0104

0.0118

0.0029

0.0058

0.0054

0.0086

0.0024

0.0099

0.0048

1E

洗剤

0.0020

0.0030

0.0048

0.0000

0.0068

0.0033

0.0069

0.0101

0.0029

0.0058

0.0054

0.0086

0.0024

0.0099

0.0048

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

35

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

4-1-4 属性別に見る接触頻度の推移  表 4-1-3.1 において、調査日ごとの接触頻度を図中にプロ ットしたものを図 4-1-4.1 ∼図 4-1-4.4 に示す。x 軸はコー ド表記されたモノの項目名、y 軸は接触頻度を表す。これら のグラフを見ると、人とモノとの接触頻度には各属性ごと に特有のリズムがあることが見て取れる。特に、毎日規則 正しい生活を送っている 50 代女性、50 代男性の接触頻度 の推移にはその傾向が顕著に現れていると言える。  また、人とモノとの接触頻度が属性ごとに特有のリズム があるということは、長期的なスパンで人とモノとの接触 情報を取得出来れば、属性ごとに次に予測するモノ、及び

1.0000

1.0000

0.8000

0.8000

0.6000

0.6000

接触頻度

接触頻度

行動予測し、生活を支援できる可能性があると考えられる。

0.4000

0.4000

0.2000

0.2000

0.0000

0.0000 00

10

20

30

40

50

60

00

70

10

20

図 4-1-4.1：接触頻度の推移（50 代女性）

40

50

60

70

50

60

70

図 4-1-4.2：接触頻度の推移（50 代男性）

1.0000

1.0000

0.8000

0.8000

0.6000

0.6000

接触頻度

接触頻度

30

モノ （16進法によるコード表記）

モノ （16進法によるコード表記）

0.4000

0.2000

0.4000

0.2000

0.0000

0.0000 00

10

20

30

40

50

60

70

00

モノ （16進法によるコード表記）

図 4-1-4.3：接触頻度の推移（20 代男性）

10

20

30

40

モノ （16進法によるコード表記）

図 4-1-4.4：接触頻度の推移（20 代女性）

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!" )$*+,4-2-1 確率モデル  我々は住宅内におけるライフスタイルや住宅内に存在す るモノにより形成された「確率モデル」を無意識的に持ち、 そのモデルに従い確率の高いモノを選択して行動（生活） を行っているという仮定を立てる。  この仮定において、住宅内で人が次にアクセスするモノ の予測する問題は、次にアクセするもの C の条件付き確率 Pr(C¦F) を最大にする問題として捉えることが出来る。すな わち、確率最大の次にアクセスするモノ  C˜ は次式により定 式化される。

C˜ argmax Pr C | F C

C、F のあらゆる組合せに関して十分な量の統計データが 得られれば  C˜ が推定できるが、現実にはデータ収集が困難 で、仮に可能であっても計算量が膨大になる。そこで、本 研究では、近似モデルとしてマルコフモデルを導入し、そ の妥当性を検証する。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

4-2-2 単純マルコフ連鎖  起こりうる事象は E1，E2，・・・，En の n 通りあって , 第 １番目 , 第２番目 ,・・・と順次の試みによって、どれかの 事象がおこるものとしたとき、第 m 番目の試みの結果は、 それ以前の第 (m-1) 番目の試みの結果に関係して定まるとす る。この一連の試みをマルコフ連鎖という。とくに第 m 番 目の試みの結果が、その直前、すなわち第 (m-1) 番目の試み の結果にだけ関係するとき、これを単純マルコフ連鎖とい う。  つまり、本研究において単純マルコフ連鎖の理論を用い るということは、現在触れているモノから次にアクセスす るモノの候補を挙げる際、次にアクセスするモノは現在 触れているモノにのみ依存しているということである。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

4-2-3 多重マルコフ連鎖  多重マルコフ連鎖とは、4-2-2 の単純マルコフ連鎖の例で いうと、第 m 番目の試みの結果が、その 2 つ以上前、すな わち第 (m-1) 番目の試みの結果にだけでなく、第 (m-2) 番目 以降にも関係することをいう。ここで、現在の状態が n 個 前の試みに依存するような関係を n 重マルコフ連鎖と呼ぶ。  本研究において、4-2-2 における単純マルコフ連鎖は、現 在触れているモノから次にアクセスするモノの候補を挙 げる際、次にアクセスするモノは現在触れているモノに のみ依存しているという仮定のもとに成り立つ話である。  本論文の「序文」で述べた「人間の行動は『モノ』が 規定している」という仮定を、「人間が行動する際にはモ ノとの接触が不可避である」という観点から言い換える と、「人間の行動は『モノの連鎖』で記述される」と捉え ることができる。つまり、現在接触しているモノから次 に接触（アクセス）するモノを予測する際に、予測の精 度の良さを確率モデルに反映する場合、二つ以上前に接 触したモノを考慮する必要があると考えられる。そこで、 本研究では単純マルコフ連鎖だけではなく、多重マルコ フ連鎖の理論も用いることとした。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!".$*+'( 4-3-1 単純マルコフ連鎖および          n 重マルコフ連鎖による遷移確率表  以下、図 4-1-4 のグラフ（属性ごとに接触頻度の推移 を表したグラフ）から、被験者４名のうち接触頻度の推 移が安定していると見て取れる 50 代女性および 50 代男 性について着目していく。  接触情報から次にアクセスするモノを予測する手法の １つとして、本研究ではマルコフ連鎖の理論を用いること とし、現在触れているモノから次にアクセスするモノの 候補を、過去の接触履歴から接触する確率の高いものを 抽出して挙げるという手法を採用した。そこで、調査期 間計 28 日間に接触したモノについて単純マルコフ連鎖、 および n（2 ≦ n ≦ 7）重マルコフ連鎖による遷移確率表を 算出した。スペースの都合上、すべての遷移確率表は載せ られないため、表 4-3-1.1 に 50 代女性の単純マルコフ連鎖 の遷移確率表の一部、表 4-3-1.2 に 2 重マルコフ連鎖の遷 移確率表の一部、表 4-3-1.3 に 7 重マルコフ連鎖の遷移確 率表の一部を示す。（すべての遷移確率表は添付の CD-R 内 のフォルダ「属性ごとの遷移確率表」の中に Excel データと して保存している。）  本研究における遷移確率表は、2 重マルコフ連鎖だと 118 3 通り、3 重マルコフ連鎖だと 118 4 通りという風に、 n 重のマルコフ連鎖では 118 n+1 通りのデータが遷移確率 表内に存在することになる。これらの遷移確率表を算出 http://www.watanabe.arch.waseda.ac.jp/member/2003

する際、データの数があまりにも膨大なため、プログラ

/entasan/markov2/markov2.cgi

ムによる処理を行い遷移確率を導き出した（利用したプ

：多重マルコフサンプルプログラム URL

ログラムの URL は左記に示す）。

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ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

表 4-3-1.1：単純マルコフ連鎖による遷移確率表（一部） 00 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 1A 1B

0 28.6 0 0 4.2 0 0 0 0 0 0 0 0.6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

01 69.6 14.3 0 0 0 0.4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.1 0 0 0 0 0.4 0 0 0 0

02

03

04

0 0 0 0 1.4 0 0 0 0 0 4 0.2 0 0.4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

05 0 0 0 25 1.4 0 0 0 60 0 0 0.1 0.6 0 2.1 0 0 0 0.1 0 0 0 0 0.8 0 0 0 0

06

0 0 0 0 0 2.8 0 0 0 1.5 0 3.6 0.6 1.6 4.2 0.6 0 9.3 0.4 6 0 0 0 15.9 0 0 0 0

07 0 0 0 0 4.2 0.8 0 0 0 0 0 0.1 0.6 0 0 0 0 0 0.1 0 0 0 0 0 0 0 0 0

08 0 0 0 0 0 0.8 8.3 0 0 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

09

0 0 0 0 0 0 0 100 0 0.2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0A 0 0 7.1 0 2.8 6.3 8.3 0 0 9.9 8 1.5 8.1 2.3 0 2.6 2 4.8 4.4 1.7 0 0 0 4.9 0 0 2.9 0

0B

0 10.7 0 0 1.4 0 0 0 6.7 0.2 0 0.3 0 0 0 0 0 0 0.3 0.3 0 0 0 0.4 0 0 0 0

0C

4.3 7.1 14.3 0 13.9 10.6 8.3 0 0 3 20 24.3 2.9 3.9 6.2 20.6 29.6 12.2 28.3 4.3 0 0 28.6 12.2 18.4 0 34.3 7.1

0D

0 0 7.1 0 0 0.8 0 0 0 0 0 11.3 0 0 0 0.6 0 0 1 1 0 0 0 0 2.6 0 0 0

0E

0 0 0 0 1.4 3.5 0 0 0 0.7 4 1 1.7 1.6 2.1 2.9 2.6 2.7 3 7 18.8 0 28.6 1.6 7.9 12.5 0 0

0F 0 0 0 0 1.4 0 0 0 0 0.2 0 0.4 1.2 0 4.2 0 0 0 0.7 0 0 0 0 2 0 0 0 0

10

0 0 0 0 1.4 1.2 0 0 0 0.5 0 3.2 2.9 7.4 4.2 2 31.6 0.2 2.2 2.7 0 0 28.6 0 5.3 0 0 0

11 0 0 0 0 0 0.4 0 0 0 0 0 3.6 0 0.4 0 7.4 0 1.7 2.9 0 0 0 0 0.4 2.6 0 2.9 0

12

0 3.6 7.1 0 6.9 10.2 8.3 0 0 4.2 0 4.3 6.4 3.5 2.1 4.9 4.6 6 4.2 15.3 0 55.6 0 6.9 0 0 5.7 0

0 7.1 0 0 5.6 2 0 0 0 12.7 0 12.2 9.9 7.4 6.2 4.3 7.9 2.7 11.1 1 0 22.2 14.3 6.9 13.2 0 0 0

表 4-3-1.2：２重マルコフ連鎖による遷移確率表（一部） 00 0001 000B 001F 0020 0021 002F 0037 003F 0100 0101 010A 010B 0111 0112 0120 0129 014C 014D 0173 0209 020B 020C 0211 021F 022C 0235 0240 0241 0304 0341

01 6.2 0 0 0 0 0 0 0 0 75 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

02

03

25 0 0 0 0 0 0 0 12.5 0 0 0 0 50 0 0 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

04

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

05

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

06

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

07 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

08

09

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0A 18.8 0 0 0 0 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 100 0 0 0 0 0 0 0 0

0B 12.5 100 0 0 0 0 100 0 12.5 0 33.3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0C

0D 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0E 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0F 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

10

11

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 50 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

12 12.5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 50 0 0 0 0 0 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 50 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

表 4-3-1.3：７重マルコフ連鎖による遷移確率表（一部） 00 000100010A0B0B 00010100202920 00010100370B0B 000101003F3D3B 00010120292007 00010A0B0B0C22 00010A48020912 00010A492E2B2B 00010B2C0B0D0F 00010B2C131F21 00011201002F0A 000112122C0F0B 00014C01000B0B 00014D4A4C0304 00017311090909 0001734C4C0453 000B0B0C111321 001F21210D240D 00202920042A05 00212121212121 002F0A2D09370B 00370B0B373523 003F3D3B3B3F3E 0100010A0B0B0C 01000B0B0C1113 01001F21210D24 0100202920042A 01002121212121

01 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

02 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

03 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

04 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

05 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 100 0

06

07 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

08 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

09 0 0 0 0 0 0 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0A

0B 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 100 0 0 0 0 0

0C 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 100 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0D 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 100 0 0

0E

0F 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

10 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

41

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

4-3-2 接触情報データベース  本研究では、ここまでで得られた単純マルコフ連鎖およ び n 重マルコフ連鎖の理論により算出した遷移確率表をデ ータベースとし、データベースから接触する確率の高い ものを抽出して挙げることで、次にアクセスするものの 候補をあげる。  接触情報データベースによる予測の精度を検証するた めに、新たに検証用の実測データを用意する。この検証用 実測データは 2006 年 12 月 15 日（金）19:00 ∼ 22:00 に調査したものを用いた。図 4-3-2 にデータベースの予 測精度を分析するフロー図を示す。

Database 遷移確率表

単純マルコフ連鎖 および n 重マルコフ連鎖 による予測

・７重マルコフ

予測の精度（整合率） を検証

・２重マルコフ

・・

検証用の実測データ

・単純マルコフ

マッチング 図 4-3-2：分析のフロー図

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

42

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

4-3-3 単純マルコフ連鎖および          n 重マルコフ連鎖による整合率  本研究では、次にアクセスするモノの候補を３つ予測す ることとし、接触情報データベースから予測された候補 と検証用の実測データがどの程度次にアクセスするモノ を予測出来ているのか表す値を整合率と定義し、データ ベースの予測が実測データとマッチした回数を実測デー タの総数で除して算出した。その過程の詳細を図 4-3-3.1 に示す。

□３重マルコフ連鎖 接触情報データベース   （Database）

検証用実測データ

31 24

遷移確率表 ・３重マルコフ連鎖

To

31 2F

From

21 11 13

From から［232121］の連鎖を探す ・・・

46

To から確率の高い上位３つを抽出

23 21 現在接触しているモノ

次に接触するモノ

21 21 21 2D

・・・

22

21

2D

・・・

：

232121

70.5

5.7

4.5

：

21、22、2D が候補としてあがる

検証用実測データと 接触情報データベースによる予測が マッチしている！

21 22 21 21

： 1 ：

1：マッチした場合 0：マッチしなかった場合

検証がすべて終わった際の

1 の個数 が整合率となる データの総数

図 4-3-3.1：３重マルコフ連鎖における接触情報データベース      による整合率の算出過程

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

43

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

また、次にアクセスするモノの候補を 1 つとしたとき の整合率を完全整合率と定義し、整合率と同様に算出し た。３重マルコフ連鎖において整合率、および完全整合 率を算出する際に用いたデータの一部を図 4-3-3.2 に示 す。（すべてのデータは添付の CD-R 内のフォルダ「モノの 予測の整合率の算出」の中に Excel データとして保存してい る。） 候補_1

確率（%）

候補_2

確率（%）

候補_3

確率（%）

3B3E00 3E0001 000101 010100

75 33.3 33.3 33.3

20

25

01004A 004A49 4A4949 494967 496754 67540A 540A48 0A480B 480B0B 0B0B0C 0B0C49 0C492C 492C2C

2C 2C 2C 2C

14 100 80 60

12

12.9

2C2C2B 2C2B2B

2B 2C

37 38.2

49 2B 49 2C 49

20 12 12 19.6 8.8

2B2B49 2B492C

2E 2C 36 03 2B 2B

60 50 50 50 50 37

2C

40

2C

19.6

2C2B2B

１の予測

0 00 20 37 3F

492C2B

予測の可否

0B0B37 0B3704 370446 044622 462222

35

100

22

44.4

222254

22

100

21

09

0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 0 1 1 0 0 0 1 0 0 0 1 0

9.7

0F

8

12 0B 12 17 23

10.9 5.9 5.9 5.9 5.9

・ ・ ・ ・

12

10.9

22.2

4A 58 6B

11.1 11.1 11.1 計 整合率(%) 完全整合率

1

1 1

1

1

0 0 0 0 0 0 0 1

1

)/0

121

0/3)4 /434/

図 4-3-3.2：３重マルコフ連鎖における整合率および       完全整合率の算出データ

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

44

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

図 4-3-3.3 は 50 代 女 性、 図 4-3-3.4 は 50 代 男 性 の 単 純マルコフ連鎖、及び n 重（2 ≦ n ≦ 7）マルコフ連鎖に おける整合率、完全整合率、およびその値を同一の平面 上に図示したものである（棒グラフが整合率、折れ線グ ラフが完全整合率を示す）。このグラフから、単純マルコ フ連鎖の理論を用いて、現在触れているモノから次にア クセスするモノの候補を予測すると、50 代女性はおよそ 60％の精度、50 代男性は 85％の精度で予測出来ている ことが分かる。  一方、２重マルコフ連鎖の理論を用いた場合、50 代女 性はさらに高い 70％近くの精度、50 代男性は 90％を越 える精度で予測できている。  また、完全整合率に着目すると、単純マルコフ連鎖よ り２重マルコフ連鎖、３重マルコフ連鎖の方が予測の精 度が高く、２重マルコフ連鎖では 50 代女性は 45％の精度、 50 代男性は 70％の精度で予測できている。 註：50 代女性、および 50 代男性の両者のマルコフ連鎖 と整合率および完全整合率の関係は統計解析ソフト SPSS に よる２変量の相関分析により、互いに相関があり同じ傾向 であることを確認した（表 4-3-3.5・表 4-3-3.6）。

100

100

90

折れ線グラフ：完全整合率

70

70

60

60

50 40

折れ線グラフ：完全整合率

50 40

30

30

20

20

10

10

0

棒グラフ：整合率

80

整合率（％）

整合率（％）

90

棒グラフ：整合率

80

0

単純マルコフ連鎖 ２重マルコフ連鎖

整合率 完全整合率

3重マルコフ連鎖 ４重マルコフ連鎖

5重マルコフ連鎖

単純マルコフ連鎖 ２重マルコフ連鎖 ３重マルコフ連鎖 ４重マルコフ連鎖 ５重マルコフ連鎖 61.5 67.1 54.2 37.0 23.4 20.0 38.5 44.7 40.0 29.5

6重マルコフ連鎖

６重マルコフ連鎖 14.7 13.1

単純マルコフ連鎖

7重マルコフ連鎖

７重マルコフ連鎖 9.6 8.9

整合率 完全整合率

２重マルコフ連鎖

3重マルコフ連鎖

単純マルコフ連鎖 ２重マルコフ連鎖 85.2 91.2 54.8 68.4

４重マルコフ連鎖

5重マルコフ連鎖

6重マルコフ連鎖

3重マルコフ連鎖 ４重マルコフ連鎖 5重マルコフ連鎖 86.7 80.4 73.9 63.1 63.7 64.3

6重マルコフ連鎖 65.5 56.4

図 4-3-3.3：マルコフ連鎖と整合率

図 4-3-3.4：マルコフ連鎖と整合率

および完全整合率の関係＿ 50 代女性

および完全整合率の関係＿ 50 代男性

7重マルコフ連鎖

7重マルコフ連鎖 55.0 50.5

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

45

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

表 4-3-3.5：２変量の相関分析＿整合率 記述統計量 単純マルコフ連鎖 ２重マルコフ連鎖 ３重マルコフ連鎖 ４重マルコフ連鎖 ５重マルコフ連鎖 ６重マルコフ連鎖 ７重マルコフ連鎖

平均値 73.35 79.15 70.45 58.7 48.65 40.1 32.3

標準偏差 16.75843 17.04127 22.98097 30.68843 35.70889 35.92102 32.10265

N 2 2 2 2 2 2 2

相関係数

単純マルコフ連鎖 1 Pearson の相関係数 有意確率 (両側) . N 2 ２重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) . 有意確率 (両側) N 2 ３重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) . 有意確率 (両側) N 2 ４重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) . 有意確率 (両側) N 2 ５重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ６重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ７重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 相関係数は 1% 水準で有意 (両側) です。 ** 単純マルコフ連鎖

２重マルコフ連鎖 1.000(**) .

.

３重マルコフ連鎖 1.000(**) . 2 1 1.000(**) . 2

1.000(**) .

. 2

1.000(**) .

４重マルコフ連鎖 1.000(**) . 2

1.000(**) .

2 1 1.000(**) . 2 . 2

1.000(**) . 2

1.000(**) .

2

2

2

2

.

2

2

2

2

2

2 1 1.000(**) . 2 . 2

2

2 1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

2 1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

2

2

2 1 1.000(**) . 2

７重マルコフ連鎖 1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

2

2

2

６重マルコフ連鎖 1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

2 1.000(**) .

1.000(**) . 2

５重マルコフ連鎖 1.000(**) .

2

2 1.000(**) .

2 1 1.000(**) . 2

1.000(**) . 2

2 1.000(**) .

2

2 1

. 2

2

表 4-3-3.6：２変量の相関分析＿完全整合率 記述統計量 単純マルコフ連鎖 ２重マルコフ連鎖 ３重マルコフ連鎖 ４重マルコフ連鎖 ５重マルコフ連鎖 ６重マルコフ連鎖 ７重マルコフ連鎖

相関係数

平均値 46.65 56.55 51.85 46.9 41.55 34.75 29.7

標準偏差 11.52584 16.75843 16.75843 24.60732 30.4763 30.61772 29.41564

N 2 2 2 2 2 2 2

単純マルコフ連鎖 1 Pearson の相関係数 有意確率 (両側) . N 2 ２重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) . 有意確率 (両側) N 2 ３重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) . 有意確率 (両側) N 2 ４重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) . 有意確率 (両側) N 2 ５重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ６重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ７重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 相関係数は 1% 水準で有意 (両側) です。 ** 単純マルコフ連鎖

２重マルコフ連鎖 1.000(**) .

.

３重マルコフ連鎖 1.000(**) . 2 1 1.000(**) . 2

1.000(**) .

. 2

1.000(**) .

４重マルコフ連鎖 1.000(**) . 2

1.000(**) .

2 1 1.000(**) . 2 . 2

1.000(**) . 2

1.000(**) .

2

2

2

2

.

2

2

2

2

2

2

2 1 1.000(**) . 2 . 2

2 1.000(**) .

2

2 1.000(**) .

2 1 1.000(**) . 2

1.000(**) . 2

2 1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

2 1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

2

2

2 1 1.000(**) . 2

７重マルコフ連鎖 1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

2

2

2

６重マルコフ連鎖 1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

2 1.000(**) .

1.000(**) . 2

５重マルコフ連鎖 1.000(**) .

2

2 1

. 2

2

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

46

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

４重・５重マルコフ連鎖になると、両者ともに整合率 は減少しているが、整合率と完全整合率の差は縮小して い る（ 図 4-3-3.7 お よ び 図 4-3-3.8）。 こ れ は、 日 常 生 活 の中でほぼ毎回決まった行動があり、その際に接触して いるモノやその順序もほぼ一定であるものが存在してい ると考えられる。 註：50 代女性、および 50 代男性の両者の整合率に対す る完全整合率の割合は統計解析ソフト SPSS による２変量の 相関分析により、互いに相関があり同じ傾向であることを 確認した（表 4-3-3.9）。

100

完全整合率 / 整合率（％）

80

60

40

20

0 単純マルコフ連鎖

２重マルコフ連鎖

３重マルコフ連鎖

４重マルコフ連鎖

５重マルコフ連鎖

６重マルコフ連鎖

７重マルコフ連鎖

マルコフ次数

完全整合率 / 整合率

単純マルコフ連鎖 62.7

２重マルコフ連鎖 66.7

３重マルコフ連鎖 73.9

４重マルコフ連鎖 79.6

５重マルコフ連鎖 85.7

６重マルコフ連鎖 89.4

７重マルコフ連鎖 93.0

図 4-3-3.5：整合率に対する完全整合率の割合＿ 50 代女性

100

完全整合率 / 整合率（％）

80

60

40

20

0 単純マルコフ連鎖

２重マルコフ連鎖

３重マルコフ連鎖

４重マルコフ連鎖

５重マルコフ連鎖

６重マルコフ連鎖

７重マルコフ連鎖

マルコフ次数

完全整合率／整合率

単純マルコフ連鎖 64.3

２重マルコフ連鎖 75.0

３重マルコフ連鎖 73.5

４重マルコフ連鎖 80.0

５重マルコフ連鎖 85.4

６重マルコフ連鎖 86.1

７重マルコフ連鎖 91.7

図 4-3-3.6：整合率に対する完全整合率の割合＿ 50 代男性

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

47

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

表 4-3-3.6：２変量の相関分析＿整合率に対する完全整合率の割合 記述統計量 単純マルコフ連鎖 ２重マルコフ連鎖 ３重マルコフ連鎖 ４重マルコフ連鎖 ５重マルコフ連鎖 ６重マルコフ連鎖 ７重マルコフ連鎖

相関係数

平均値 63.5 70.85 73.7 79.8 85.55 87.75 92.35

標準偏差 1.13137 5.86899 0.28284 0.28284 0.21213 2.33345 0.91924

N 2 2 2 2 2 2 2

単純マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1 . 有意確率 (両側) N 2 ２重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ３重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 -1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ４重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ５重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 -1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ６重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 -1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ７重マルコフ連鎖 Pearson の相関係数 -1.000(**) 有意確率 (両側) . N 2 ** 相関係数は 1% 水準で有意 (両側) です。 単純マルコフ連鎖

２重マルコフ連鎖 1.000(**) .

.

３重マルコフ連鎖 -1.000(**) . 2 1 -1.000(**) . 2

-1.000(**) .

. 2

1.000(**) .

４重マルコフ連鎖 1.000(**) . 2

-1.000(**) .

2 1 -1.000(**) . 2 . 2

1.000(**) . 2

-1.000(**) .

2

2

2

2

.

2

2

2

2

2

2

2 1 1.000(**) . 2 . 2

2 -1.000(**) .

2

2 1.000(**) .

2 1 1.000(**) . 2

1.000(**) . 2

2 1.000(**) .

-1.000(**) .

1.000(**) .

2 -1.000(**) .

1.000(**) .

1.000(**) .

-1.000(**) .

2

2

2 1 -1.000(**) . 2

７重マルコフ連鎖 -1.000(**) .

-1.000(**) .

1.000(**) .

-1.000(**) .

1.000(**) .

2

2

2

６重マルコフ連鎖 -1.000(**) .

-1.000(**) .

-1.000(**) .

1.000(**) .

-1.000(**) .

2 1.000(**) .

-1.000(**) . 2

５重マルコフ連鎖 -1.000(**) .

2

2 1

. 2

2

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 調査・分析結果

48

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

System

Five

.

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早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

49

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"#$!%&'()*+  これまで本研究では、次にアクセスするモノを予測する 手法を考察してきた。仮に、次にアクセスするモノの予測 を実際の住宅で行おうとしたとき、家の中のモノにタグを 貼り、居住者がリーダーを装着することによって、生活の バックグラウンドでカームコンピューティングの概念に近 い形でサービスを提供することが望まれ、そのためにはコ ンピュータシステムとして構築されなければならない。  現段階でシステムを構築することは不可能であるが、そ の手法の一部として提案をすることは可能である。本研究 のこれまでの流れをふまえて、次のアクセスするモノの予 測手法のみならず、人とモノとの接触情報からそのときの 状態を把握する手法を考えていくことで、モノの予測から 状態を把握、予測するシステムを構築する手法を考察する。  また、本研究における接触情報データベースは、被験者 が接触したモノをひたすらプロットして作成したものであ り、モノを接触する際の状態を考慮していないため、いつ くかのノイズが含まれていると考えられる。つまり状態を 考慮し、ノイズを除去できればより精度の良い予測が可能 になると考えられる。そのためにも、モノから状態を把握 することが必要である。  そこで、モノの接触情報から状態、つまりモノを接触し ている時の生活行動を認識する手法を考えていく。

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

50

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"#,!-.)/0 表 5-2-1：基本生活行動 14 種類

5-2-1 基本生活行動

基本生活行動 1

外出

人とモノとの接触情報から状態を定義する前段階として

2

帰宅

具体的な状態、つまり生活の基本となる行動（以下、基本

3

食事準備

4

食事

5

食事片付け

6

飲み物を飲む

7

トイレ

8

入浴準備

9

入浴

10

生活行動）を 14 種類定めた（表 5-2-1）。 定めた基本生活行動は、既往研究である「生活行動常時計 測システムと行動異常検知モジュール 社団法人 人間生活工 学研究センター（「本論文 ２ 基礎調査 2-3 ユビキタス住宅 の近年の取り組み（実例）」で既出）」を参考とした。

くつろぎ

11

掃除

12

犬の世話

13

犬の散歩

14

煙草を吸う

5-2-2 状態の定義  人とモノの接触情報からそのときの状態を表現するため に、得られたデータから主観的に行動を抽出し、5-2-1 で定 めた基本生活行動に当てはまるように、そこで接触したモ ノおよびその接触頻度を算出した図 5-2-2.1 にその一部を示 す。（残りは「第二部 資料編 4. 状態と接触頻度」参照）ま たそれを図中にプロットしたものを図 5-2-2.2 に示す。 表 5-2-2.1：基本生活行為と接触頻度 外出

帰宅

食事準備

食事

トイレ

入浴準備

入浴

くつろぎ

掃除

犬の世話

0.0000

0.0027

0.0010

0.0000

0.0018

0.0000

0.0000

0.0000

0.0120

0.0000

0.0769

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0027 0.0000 0.0027 0.0187

0.0011 0.0009 0.0001 0.0053

0.0000 0.0000 0.0000 0.0008

0.0031 0.0000 0.0006 0.0080

0.0000 0.0000 0.0000 0.0011

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0230 0.1954 0.0000 0.0000

0.0240 0.0359 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.1154 0.0000 0.0000 0.1154

0.0000 0.0000 0.0000 0.0052

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0429

0.0000

0.0027

0.0257

0.0004

0.0080

0.0011

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0192

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0011

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.1353

0.0000

0.0000

0.0003

0.0000

0.0025

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.1346

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0003 0.0398

0.0000 0.0027

0.0031 0.0110

0.0000 0.0022

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.1346 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000

0.0027

0.0009

0.0000

0.0061

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0192

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.1250

0.0023

0.1018

0.0157

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0628

0.0000

0.0693

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0164 0.0265

0.0008 0.0019

0.0092 0.0092

0.0034 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0105 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0050 0.0380

0.0004 0.0004

0.0012 0.0006

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0039

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000

0.0000

0.0172

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000 0.0000

0.0027 0.0000

0.0497 0.0722

0.0047 0.0008

0.0141 0.0423

0.0022 0.0011

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0039 0.0000

0.0385 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0320 0.0016

0.0062 0.0000

0.0025 0.0018

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0385 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0011 0.0008

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0265 0.0042

0.0000 0.0000

0.0061 0.0006

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

19 調理用具（すだれ）

0.0000

0.0000

0.0018

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

1A 1B 1C 1D

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0027 0.0000 0.0000 0.0000

0.0019 0.0003 0.0035 0.0038

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0025 0.0067 0.0086 0.0233

0.0022 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000 0.0000 0.0000 0.0000

0.0000

0.0000

0.0028

0.0000

0.0215

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0349

0.0023

0.0196

0.0425

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.1152

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0018

0.0000

0.0012

0.0067

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0769

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0027

0.0890 0.0161

0.5161 0.1330

0.3693 0.0914

0.0022 0.3792

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.0000

0.0000 0.4488

0.0000 0.0000

0.0157 0.0000

0.0043 0.0000

0.0000 0.0660

0.0000

0.0000

0.0330

0.1373

0.0804

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0173

0.0179

0.0215

0.0067

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0293

0.0010

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0000

0.0052

0.0000

0.0495

16進法 00 カーテン 01 02 03 04

モノ

窓 湯沸かし器 照明スイッチ ゴミ箱

05 ガスコンロ 06 換気扇 07 ほうき

08 ちりとり 09 キッチン収納扉

0A キッチン照明のスイッチ 0B キッチン水道の蛇口

0C キッチンタオル 0D キッチン収納引き出し 0E キッチンペーパー 0F 調理用具（包丁）

10 調理用具（まな板）

11 調理用具（鍋） 12 調理用具（ボール）

13 調理用具（おたま） 14 調理用具（フライ返し） 15 調理用具（鍋敷き） 16 調理用具（皮むき）

17 調理用具（フライパン） 18 調理用具（おろし） やかん 食器水切り サランラップ スポンジ

1E 洗剤

1F 食器棚の扉

20 食器棚の収納引き出し 21 食器（皿） 22 食器（グラス） 23 食器（はし）

24 食器（スプーン類） 25 ティッシュペーパー

食事片付け

飲み物を飲む

犬の散歩 煙草を吸う

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

51

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル 状態：帰宅

1.0000

0.8000

0.8000

0.6000

0.6000

接触頻度

接触頻度

状態：外出 1.0000

0.4000

0.4000 0.2000

0.2000

0.0000

0.0000 00

10

20

30

40

50

60

00

70

10

20

0.8000

0.8000

0.6000

0.6000

接触頻度

接触頻度

1.0000

0.4000

00

10

20

30

40

50

60

00

70

10

20

0.8000

0.8000

0.6000

0.6000

接触頻度

接触頻度

1.0000

0.4000

70

50

60

70

50

60

70

50

60

70

50

60

70

50

60

70

0.4000

10

20

30

40

50

60

00

70

10

20

30

40

モノ （16進法によるコード表記）

モノ （16進法によるコード表記）

状態：入浴準備

状態：トイレ 1.0000

1.0000

0.8000

0.8000

0.6000

0.6000

接触頻度

接触頻度

60

0.0000 00

0.4000

0.4000

0.2000

0.2000

0.0000

0.0000 00

10

20

30

40

50

60

00

70

10

20

30

40

モノ （16進法によるコード表記）

モノ （16進法によるコード表記）

状態：くつろぎ

状態：入浴 1.0000

1.0000

0.8000

0.8000

0.6000

0.6000

接触頻度

接触頻度

50

0.2000

0.0000

0.4000

0.4000

0.2000

0.2000

0.0000

0.0000 00

10

20

30

40

50

60

00

70

10

20

30

40

モノ （16進法によるコード表記）

モノ （16進法によるコード表記）

状態：犬の世話

状態：掃除 1.0000

1.0000

0.8000

0.8000

0.6000

0.6000

接触頻度

接触頻度

40

状態：飲み物を飲む

1.0000

0.2000

0.4000

0.4000

0.2000

0.2000

0.0000

0.0000 00

10

20

30

40

50

60

00

70

10

20

30

40

モノ （16進法によるコード表記）

モノ （16進法によるコード表記）

状態：犬の散歩

状態：煙草を吸う

1.0000

1.0000

0.8000

0.8000

0.6000

0.6000

接触頻度

接触頻度

30

モノ （16進法によるコード表記）

状態：食事片付け

モノと接触頻度

70

0.4000

モノ （16進法によるコード表記）

0.4000

基本生活行為別に見る

60

0.0000

0.0000

0.0000

50

0.2000

0.2000

0.2000

40

状態：食事

状態：食事準備 1.0000

図 5-2-2-.2：

30

モノ （16進法によるコード表記） ）

モノ （16進法によるコード表記）

0.4000

0.2000

0.0000 00

10

20

30

40

50

60

70

モノ （16進法によるコード表記）

00

10

20

30

40

モノ （16進法によるコード表記）

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

52

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

図 5-2-2.2 から接触頻度が極度に高いモノを抽出したもの を表 5-2-2.3 に示す。 表 5-2-2.3： モノによる状態の定義

モノ

16進法 00 01 02

カーテン

帰宅

食事準備

食事

食事片付け

飲み物を飲む

トイレ

状態 入浴準備

入浴

くつろぎ

掃除

犬の世話

犬の散歩

煙草を吸う

窓 湯沸かし器

03 04 05

照明スイッチ ゴミ箱

06

換気扇 ほうき

07

外出

ガスコンロ

08 ちりとり 09 キッチン収納扉 0A キッチン照明のスイッチ 0B キッチン水道の蛇口 0C キッチンタオル 0D キッチン収納引き出し 0E キッチンペーパー 0F 調理用具（包丁） 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19

調理用具（まな板）

調理用具（鍋） 調理用具（ボール） 調理用具（おたま）

調理用具（フライ返し） 調理用具（鍋敷き） 調理用具（皮むき）

調理用具（フライパン） 調理用具（おろし） 調理用具（すだれ）

1A やかん 1B 食器水切り

1C サランラップ 1D スポンジ 1E 洗剤 1F 食器棚の扉 20

食器棚の収納引き出し

21 22 23

食器（皿） 食器（グラス）

24

食器（スプーン類）

食器（はし）

ティッシュペーパー 26 リモコン （空調機） 27 はさみ 28 輪ゴム 29 ゴミ袋 25

2A ポット 2B 冷蔵庫 2C 食材 2D 調味料

2E 飲み物 2F カウンター 30 31 32 33 34

カウンター扉 炊飯器 米

計量カップ おかし

35 36 37

はし入れ ビニル袋

38

犬用のくし コーヒー瓶

39

犬用の飲み物入れ

3A ミルク瓶 3B 玄関扉 3C 下駄箱 3D 靴

3E スリッパ 3F 玄関照明スイッチ 40 洗面所照明スイッチ 41 洗面所ドア 42

首輪

ポーチ 44 トイレットペーパー 45 ダイニングテーブル 46 イス 43

47 48

居間照明スイッチ エプロン

49 買物袋 4A カバン 4B 郵便物

4C ゴミ 4D 観葉植物

4E 花瓶 4F ヘアバンド 50 ヘアゴム 51 鏡 52 新聞紙

53 布巾 54 リモコン （TV） 55 電話台引き出し 56 タバコ 57 ライター 58 服 59 座椅子 5A ソファ 5B お盆 5C 犬小屋

5D 電子レンジ 5E 爪楊枝 5F 自転車の鍵 60 61

靴べら 印鑑

62 63 64

ゴルフクラブ 携帯電話

65 66

タオル 衣類

67 68 69

めがね

化粧箱 段ボール

犬用エサ入れ 6A 犬用エサ 6B 急須

6C お茶の缶 6D コンタクトケース 6E コンタクト洗浄液 6F 入れ歯洗浄剤 70 リビング収納棚 71 入浴剤 72 歯磨き粉 73 バスタオル 74 75

玄関マット コンタクトレンズ

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

53

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

本研究では各生活基本行為をモノで定義する。例えば、 「外 出」という状態は「3B（玄関扉）」および「3D（靴）」の２ つのモノ、「飲み物を飲む」という状態は「22（食器（グラ ス））」、「2B（冷蔵庫）」、「2E（飲み物）」の３つのモノに接 触した時点で、その状態であることを表現する。図 5-2-2.4 において実際のデータで具体的に示す。

16 進法

「帰宅」

「トイレ」

「煙草を吸う」

「食事」「食事片付け」 「飲み物を飲む」「くつろぎ」 が候補に挙がる

「食事」

「食事」

「食事」

「食事」

「食事」

3B 3D 3E 58 41 40 41 40 55 56 57 55 41 40 41 40 22 2E 22 2A 22 46 22 2D 23 21 21 22 21 21 21 21 22 23 21 21 21 22 21 21 22 23 21 21 22 23 22 23 22 22 23 21 22 5E 22

モ ノ 玄関扉 靴 スリッパ 服 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 電話台引き出し タバコ ライター 電話台引き出し 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 食器（グラス） 飲み物 食器（グラス） ポット 食器（グラス） イス 食器（グラス） 調味料 食器（はし） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（はし） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（はし） 食器（皿） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（はし） 食器（グラス） 食器（はし） 食器（グラス） 食器（グラス） 食器（はし） 食器（皿） 食器（グラス） 爪楊枝 食器（グラス）

状態

「煙草を吸う」

「犬の散歩」

「外出」 「帰宅」 「トイレ」

「入浴」 「トイレ」 「飲み物を飲む」

「煙草を吸う」 「外出」 「帰宅」

「飲み物を飲む」

55 56 57 55 06 0B 25 04 06 58 42 43 43 36 43 42 43 3D 3B 3B 3E 41 40 41 40 58 73 41 40 41 40 64 22 2B 2E 2B 22 55 56 57 55 3D 3B 3B 3E 22 0B 20 6F 20 22 04 22 2B 2E 2B 22

電話台引き出し タバコ ライター 電話台引き出し 換気扇 キッチン水道の蛇口 ティッシュペーパー ゴミ箱 換気扇 服 首輪 ポーチ ポーチ ビニル袋 ポーチ 首輪 ポーチ 靴 玄関扉 玄関扉 スリッパ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 服 バスタオル 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ めがね 食器（グラス） 冷蔵庫 飲み物 冷蔵庫 食器（グラス） 電話台引き出し タバコ ライター 電話台引き出し 靴 玄関扉 玄関扉 スリッパ 食器（グラス） キッチン水道の蛇口 食器棚の収納引き出し 入れ歯洗浄剤 食器棚の収納引き出し 食器（グラス） ゴミ箱 食器（グラス） 冷蔵庫 飲み物 冷蔵庫 食器（グラス）

図 5-2-2.4：状態の定義＿説明図

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

54

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"#1!-.23)456  図 5-2-2.4 の手順で検証用実測データから状態を定義して いき、実際の行動をどの程度認識できているのかを算出し た。認識の精度を表す値を状態認識の整合率と定義し、そ れを算出する際のデータの一部を図 5-3.1 に示す。（すべて のデータは添付の CD-R 内のフォルダ「状態認識の整合率の 算出」の中に Excel データとして保存している。）

帰宅する

行動

A

掃除をする

くつろぐ

玄関扉 スリッパ カーテン 窓 窓

モノ

B

食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（はし） 食器（はし） 食器（はし） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） キッチン水道の蛇口 布巾 キッチン水道の蛇口 キッチン水道の蛇口 キッチン照明のスイッチ ほうき ちりとり 犬小屋 犬用の飲み物入れ キッチン水道の蛇口 キッチン水道の蛇口 犬用の飲み物入れ ゴミ箱 イス 食器（グラス） 食器（グラス） リモコン （TV） 食器（グラス）

16進法 3B 3E 00 01 01

21 21 21 21 21 23 23 23 21 21 21 0B 53 0B 0B 0A 07 08 5C 37 0B 0B 37 04 46 22 22 54 22

状態 システムの認識 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0

C D 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 1 1

A : DV の映像から主観的に行動を抽出 B : 状態を決定づける要素をプロット C : 定義した状態を色分けしていく D : 定義した状態と実際の状態 A が一致すれば「１」、   不一致ならば「０」   「１」の個数をデータの総数で除したものが状態認識の整合率

図 5-3.1：状態認識の整合率の算出データ

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

55

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

被験者４名について状態の整合率を算出し、グラフ化し たものを図 5-3.2 に示す。20 代女性を除く３名の被験者で は、いずれも「2-2-2 既往研究との位置付け」で紹介した 「生活行動常時計測システムと行動異常検知モジュール」に おける状態認識（行動推定）の整合率である 63.5％を上回 る結果となった。50 代男性はおよそ 68％、50 代女性、お よび 20 代男性は 70％を越える整合率が得られ、モノの接 触情報をプロットしていくことは、次にアクセスするモノ の候補を挙げるだけでなく、状態の認識、つまり行動の推 定にも寄与できる可能性があることが示された。

状態認識の整合率（%)

50代女性

50代男性

20代男性

20代女性

73.79

68.10

72.34

57.14

100

80

整合率（％）

63.5 60

40

20

0 50代女性

50代男性

20代男性

20代女性

属 性

図 5-3.2：状態認識の整合率

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

56

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

"78!モノの予測・状態の認識から行動予測へ  本研究では、ここまでモノの接触情報から次にアクセス するモノの予測、およびその時の状態を認識するシステム の手法について提案、考察してきたが、ここではそれらの 総まとめとして、モノの予測・状態の認識から行動を予測 する手法について考えていきたい。  本章では、表 5-2-2.3 においてモノにより状態の定義をし た。したがって、次にアクセスするモノの候補を予測した とき、予測したものが現在の状態を次の状態に遷移させる 可能性のあるもの、つまり表 5-2-2.3 において状態を定義 しているモノであった場合、次の状態を予測することは可 能であると考える。例えば、現在の状態が「帰宅」であり、 次に接触するモノを『ポーチ』と予測したとき、次の状態 は「犬の散歩」である、と予測できる。つまり、状態をモ ノで定義したことで、モノの予測から状態の認識を経由し て状態の予測（行動の予測）が可能になる。  以下、この手法がどれほどの精度で行動を予測出来るの かを検証していく。

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

57

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

5-4-1 状態モデル図  DV 映像の分析から得られた時系列データから、主観的に 14 種類の生活基本行動を定義していき、状態の遷移確率を 算出した。遷移確率は 14 × 14 の遷移確率行列とし、それ を用いて状態の遷移図（図 5-4-1.1）、遷移確率行列図（図 5-4-1.2）を作図した。本研究では、これら２つの図をもっ て状態モデル図とする。

犬の散歩

犬の世話

くつろぎ

帰宅

外出

飲み物を飲む

状態遷移図は各矢印が状態を遷移する方向を示しており、 矢印の上に遷移確率を記入することで、状態の遷移のしや

掃除

入浴

入浴準備

トイレ

すさ、しにくさを表現している。

食事片付け

食事

食事準備

煙草を吸う

図 5-4-1.1：状態遷移図

To 外出

帰宅

食事準備

食事

食事片付け 飲み物を飲む トイレ

入浴準備

入浴

くつろぎ

掃除

犬の世話 犬の散歩 煙草を吸う

外出

帰宅

食事準備

食事

食事片付け

飲み物を飲む

From トイレ

入浴準備

入浴

くつろぎ

遷移確率行列図は、遷移確率行列を視覚的に分かりやす

掃除

く表現したものである。

犬の世話

犬の散歩

煙草を吸う

100%

80%

60%

40%

20%

図 5-4-1.2：遷移確率行列図

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

58

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

5-4-2 実測データの状態モデル図 ・50 代女性 To 0.200

犬の散歩

外出

くつろぎ 0.500

0.200

帰宅

食事準備

食事

食事片付け 飲み物を飲む トイレ

入浴準備

入浴

くつろぎ

掃除

犬の世話 犬の散歩 煙草を吸う

外出

0.360

0.121

0.037 1.000

1.000

帰宅

0.074

0.185

0.200

0.111 食事準備

0.300

犬の世話

外出

0.233

飲み物を飲む 食事

0.556

0.200

0.429

帰宅

0.240

0.500

0.067

0.600

食事片付け

0.500

0.067

0.037

食事片付け

食事

食事準備

トイレ

0.212

0.050 0.030

0.033

入浴準備

0.080

0.333

0.667

0.286

0.040

入浴

0.040

0.080

くつろぎ

0.160

掃除

From

0.100

0.286

0.200

飲み物を飲む

0.636

0.533

0.017

煙草を吸う

入浴

入浴準備

トイレ

掃除

犬の世話 9: 9: ] ;< =>?@ => =>ABC DEFGDH IJK LM?@ LM NOPQ RS T)UV T)WX YZG[\

;< ^_```

=>?@

]

=>

=>ABC

DEFGDH

`_a`` ]

`_cdd `_b^b ] `_`f` `_c`` `_aae

IJK

`_b`` `_`ae

`_`ae `_ada

LM?@

LM

NOPQ

`_`g`

`_`f`

`_`g`

] `_ddd

] `_cca `_bfa `_b``

`_`de

T)WX

YZG[\

`_`^e `_`d` `_bg`

`_^a`

犬の散歩

煙草を吸う

^_``` `_c``

]

`_^fc

`_^``

T)UV

`_`c`

] `_c``

`_`de

RS

`_b`` `_bdd `_^b^ `_da` `_c``

`_`dd

]

`_`eg ]

`_d``

`_^^^ `_bfa

`_gbh ] `_b``

`_b``

] ] ]

100%

60%

80%

40%

20%

・50 代男性

To 0.056

犬の散歩

くつろぎ

0.056

0.054

0.027 1.000

0.137

0.083 0.233 0.364

帰宅

食事準備

食事

食事片付け 飲み物を飲む トイレ

入浴準備

入浴

くつろぎ

掃除

犬の世話 犬の散歩 煙草を吸う

外出

0.300

0.179

0.333

1.000 0.167

外出

0.247

0.083

0.083

帰宅

0.083

食事準備

犬の世話

帰宅

外出

飲み物を飲む 食事

0.200

0.027

0.053

0.055

0.036

0.071 0.054

0.027 0.100

0.105

0.389

0.211

0.091

0.105

0.083

0.514

0.250

0.378

1.000

0.053

食事 0.041

食事準備 0.182

0.167

0.110

0.056

0.083

0.056

0.528

0.179

0.263

入浴準備

0.536

入浴

0.182

0.182

0.286

入浴準備

トイレ

トイレ

0.014

0.158

0.030

飲み物を飲む

From

食事片付け

0.082

0.083

0.053

掃除

食事片付け

0.667

煙草を吸う

入浴 0.111

掃除

0.167

0.048

犬の世話

0.083

9: 9: ] ;< =>?@ => =>ABC DEFGDH IJK LM?@ LM NOPQ RS T)UV T)WX YZG[\

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`_`be

DEFGDH

`_`cc ^_```

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IJK

LM?@

`_^^`

LM

`_`g^

`_`fb

NOPQ

RS

T)UV

`_`be

`_^eh

T)WX

YZG[\

`_bdd

`_^de

`_`^g

`_`da

`_^eh

`_cda

`_`cd `_`h^

`_`cd

] `_`cg `_^`c `_^fb

`_c^g

`_`fd

`_bc`

] `_b^^ ]

`_`cd

`_bad `_^fb

] `_aae `_`fd

`_`gf `_`fd

くつろぎ

`_`cg `_^`c `_dag

] `_`fd

`_ddd ]

犬の散歩

煙草を吸う

`_def `_^cf `_^fb `_bfa

`_`fd ]

`_^ae ^_``` `_cbf

`_dfh

`_`ca

`_`ca

`_`fd

`_`fd

`_^ae

`_^ae

`_`ca

]

`_^^^ ]

`_`fd

`_`ca ]

100%

80%

60%

40%

20%

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

59

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

・20 代男性 To 犬の散歩

くつろぎ

外出

帰宅

食事準備

食事

食事片付け 飲み物を飲む トイレ

入浴準備

入浴

くつろぎ

掃除

犬の世話 犬の散歩 煙草を吸う

入浴

くつろぎ

掃除

犬の世話 犬の散歩 煙草を吸う

0.133 外出

0.333

0.333

犬の世話

帰宅

0.500

1.000

帰宅

外出

食事準備

飲み物を飲む

食事

0.375

0.033 0.567

食事片付け

0.167

0.033 0.885

0.500

食事準備

食事 0.100

飲み物を飲む

0.500

From

食事片付け

1.000

トイレ

0.038 入浴準備

0.038 0.038 0.125

掃除

入浴

煙草を吸う

入浴

入浴準備

トイレ

くつろぎ

掃除

犬の世話

9: 9: ] ;< =>?@ => =>ABC DEFGDH IJK LM?@ LM NOPQ RS T)UV T)WX YZG[\

;< ^_```

=>?@

=>

=>ABC

DEFGDH

]

IJK

LM?@

`_c``

`_c``

`_ffc

`_`df

LM

NOPQ

RS

T)UV

T)WX

YZG[\

犬の散歩

] ]

`_`df

`_`df

煙草を吸う

] `_`dd

`_cae `_c``

`_ddd

`_ddd

]

`_^``

`_^ae `_^bc

`_dec ]

`_^dd

] ]

^_```

`_ddd ] ] ] ] ]

100%

80%

60%

40%

20%

・20 代女性 To 犬の散歩

くつろぎ

外出

帰宅

食事準備

食事

食事片付け 飲み物を飲む トイレ

入浴準備

0.059 外出

1.000

0.500

0.667

1.000

0.143

犬の世話

0.071

帰宅

外出

帰宅

食事準備

飲み物を飲む

0.176

食事

0.143 0.143

0.071

0.059

0.167

0.333

0.118

0.364

0.038

0.273

0.500

0.500

食事準備

1.000

飲み物を飲む

0.214

食事

From

食事片付け

0.722

0.294

食事片付け

0.294

トイレ

入浴準備

0.182

0.286

0.182

0.111

0.429

入浴

0.111

1.000

掃除

入浴準備

トイレ

煙草を吸う

入浴

くつろぎ

掃除

犬の世話

9: 9: ] ;< =>?@ => =>ABC DEFGDH IJK LM?@ LM NOPQ RS T)UV T)WX YZG[\

;< ^_```

=>?@

]

=>

=>ABC

DEFGDH

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`_`e^ `_bed ^_```

`_dag ]

IJK

LM?@

LM

`_c`` `_^fb

NOPQ

RS

T)UV

`_b^g `_^fb

T)WX

YZG[\

煙草を吸う

] `_^ea `_bfa

`_`ch

]

`_bhg

`_bhg `_gbh ^_```

`_^gd ] ]

`_^^^

`_ebb `_aae

犬の散歩

`_`e^

`_`ch

`_^^f `_^gd

]

`_^ae

`_ddd

] ]

`_c`` ^_```

`_c``

] ] ]

100%

80%

60%

40%

20%

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

60

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

5-4-3 状態の予測モデル  ここでは「5-4-2 実測データの状態モデル図」を用いて モノから次の行動を予測する手法について提案する。  まず表 5-4-3.1 に状態を定義する 25 要素を示す。これは 「表 5-2-2.3：モノによる状態の定義」を書き換えたもので ある。

表 5-4-3.1：状態を構成する 25 要素 湯沸かし器 ほうき ちりとり キッチン水道の蛇口 調理用具（ボール） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（はし） 冷蔵庫 食材 飲み物 犬用の飲み物入れ 玄関扉 靴 スリッパ 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア ポーチ イス リモコン （TV） タバコ ライター 服 犬用エサ入れ バスタオル

入浴準備

食事準備 食事準備

食事準備

外出 帰宅 外出 帰宅 帰宅

掃除 掃除

食事片付け 食事 食事片付け 食事 食事片付け 食事 食事片付け

飲み物を飲む

くつろぎ

飲み物を飲む 飲み物を飲む

犬の世話

トイレ トイレ

入浴準備 入浴 入浴準備 入浴

犬の散歩

くつろぎ くつろぎ

入浴 入浴

煙草を吸う 煙草を吸う 犬の世話

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

61

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

予測の手順を示す。まず「3B（玄関扉）」、「3E（スリッ パ）」によって定義された「帰宅」という状態を起点とする。 「帰宅」という状態が定義された後に、最初に接触する状態 を定義する 25 要素は「41（洗面所ドア）」である。「41（洗 面所ドア）」によって定義される可能性のある状態は「トイ レ」、「入浴準備」、「入浴」の３つである。そこで、「5-4-2  実測データの状態モデル図」による各状態の評価を行う。 つまり、「トイレ」、「入浴準備」、「入浴」のうち、 「帰宅」 の次に遷移確率しやすいもの、具体的には遷移確率の高い ものを選出する。ここでは、 「トイレ」が 0.110、 「入浴準備」 が 0.041、「入浴」が 0.082 となっており、次の状態は「ト イレ」と予測される。これは、実測データとも一致してお り予測が出来たと捉えることが出来る。この一連の流れを 予測モデルとして一般化することで（図 5-4-3.3）、予測モ デルがどの程度の精度で予測できているのかを検証する。

To 0.056

くつろぎ

犬の散歩

1.000

0.167

0.137

0.083 0.233 0.364

外出

0.056

0.054

0.027

帰宅

食事準備

食事

食事片付け 飲み物を飲む

トイレ

入浴準備

入浴

くつろぎ

掃除

犬の世話 犬の散歩 煙草を吸う

外出

0.300

0.179

0.333

1.000

0.083

0.083

帰宅

0.083

0.247

食事準備

外出

犬の世話

帰宅

0.200

0.027

0.100

0.105

0.389

0.514 0.378

1.000

食事準備 0.110

0.056

食事 0.041

0.082

0.083

0.056

0.263

0.179

トイレ

飲み物を飲む

From

食事片付け

0.083

トイレ

0.014

入浴準備

0.536

0.158

0.030 0.053

掃除

食事片付け

0.667

0.250

0.053

0.182

0.167

食事

0.071 0.054

0.083

0.211

0.091

0.105

飲み物を飲む 0.055

0.036

0.027

0.053

0.528

入浴

0.182

0.182

0.286

入浴準備

入浴

くつろぎ

煙草を吸う

0.111

掃除

湯沸かし器 ほうき ちりとり キッチン水道の蛇口 調理用具（ボール） 食器（皿） 食器（グラス） 食器（はし） 冷蔵庫 食材 飲み物 犬用の飲み物入れ 玄関扉 靴 スリッパ 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア ポーチ イス リモコン （TV） 電話台引き出し タバコ ライター 服 犬用エサ入れ バスタオル

0.167

0.048

犬の世話

0.083

犬の散歩

煙草を吸う

100%

9: 9: ] ;< =>?@ => =>ABC DEFGDH IJK LM?@ LM NOPQ RS T)UV T)WX YZG[\

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IJK

80%

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LM

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20%

NOPQ

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`_^ae

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「トイレ」と予測

`_`fd

`_`ca ]

評価

16 進法

「帰宅」

一致！

トイレ／入浴準備／入浴

「トイレ」

「煙草を吸う」

3B 3D 3E 58 41 40 41 40 55 56 57 55 41 40 41 40

入浴準備

食事準備 食事準備

食事 食事片付け 食事 食事片付け 食事 食事片付け

食事準備

外出 帰宅 外出 帰宅

飲み物を飲む

くつろぎ

飲み物を飲む 飲み物を飲む

犬の世話

トイレ トイレ

帰宅

モ ノ 玄関扉 靴 スリッパ 服 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 電話台引き出し タバコ ライター 電話台引き出し 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ 洗面所ドア 洗面所照明スイッチ

掃除 掃除

食事片付け

入浴準備 入浴 入浴準備 入浴

犬の散歩

くつろぎ くつろぎ

入浴 入浴

煙草を吸う 煙草を吸う 煙草を吸う 犬の世話

状態

図 5-4-3.2：状態の予測手法

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

62

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

この一連の流れで状態を予測する際に、一定のルールを 設ける。これは、予測をするときに絶対にあり得ない遷移 を除去するためである。  ・状態認識において「食事」が定義されるまでは、「食事   片付け」は予測されない。  ・状態認識において「食事」が定義された後は「食事準   備」は予測されない。  ・状態認識において「入浴」が定義された後は、「入浴準   備」は予測されない。

起点となる状態を定義

起点となる状態を定義後、最初に登場する状態を定義する要素を探す

＜見つけた要素によって定義される状態が１つのとき＞

＜見つけた要素によって定義される状態が複数のとき＞

その状態を次の状態として予測

状態モデル図より遷移確率の高い状態を選出

その状態を次の状態として予測

図 5-4-3.3：状態の予測モデル

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

63

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

5-4-4 状態予測の整合率  図 5-4-3.2 の手順で検証用実測データから状態を予測して いき、実際の行動をどの程度予測できているのかを算出し た。予測の精度を表す値を状態予測の整合率と定義し、そ れを算出する際のデータの一部を図 5-4-4.1 に示す。（すべ てのデータは添付の CD-R 内のフォルダ「状態予測の整合率 の算出」の中に Excel データとして保存している。）

行動 帰宅する

トイレ

A

犬の世話をする

タバコを吸う

風呂に入る

飲み物を飲む

タバコを吸う

16進法

モノ

状態予測

予測

3B 3D 3E 58 41

玄関扉 靴 スリッパ 服 洗面所ドア

37 2B 2E 2B 37 55 56 57 55 58 73 41 40 41 40

犬用の飲み物入れ 犬の世話 冷蔵庫 飲み物を飲む 飲み物 飲み物を飲む 冷蔵庫 飲み物を飲む 犬用の飲み物入れ 犬の世話 電話台引き出し 煙草を吸う タバコ 煙草を吸う ライター 煙草を吸う 電話台引き出し 煙草を吸う 服 入浴 バスタオル 入浴 洗面所ドア 入浴 洗面所照明スイッチ トイレ 洗面所ドア トイレ 洗面所照明スイッチ 入浴

1 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1

64 22 2B 2E 2B 22 55 56 57 55 06 0B 25 04 06

めがね 食器（グラス） 冷蔵庫 飲み物 冷蔵庫 食器（グラス） 電話台引き出し タバコ ライター 電話台引き出し 換気扇 キッチン水道の蛇口 ティッシュペーパー ゴミ箱 換気扇

1 1 1 1 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1

B

外出 帰宅 入浴 入浴

0 1 0 0

C D

入浴 飲み物を飲む 飲み物を飲む 飲み物を飲む 飲み物を飲む 食事 煙草を吸う 煙草を吸う 煙草を吸う 煙草を吸う 煙草を吸う 煙草を吸う 煙草を吸う 煙草を吸う 煙草を吸う

A : DV の映像から主観的に行動を抽出 B : 状態を定義する 25 要素をプロット C : 予測モデルの流れで予測される状態を記入 D : 予測した状態と実際の状態 A が一致すれば「１」、   不一致ならば「０」   「１」の個数をデータの総数で除したものが状態予測の整合率

図 5-4-4.1：状態予測の整合率の算出データ

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

64

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

被験者４名について状態予測の整合率を算出し、グラフ 化したものを図 5-4-4.2 に示す。一番低いもので 50 代女性 の約 67%、一番高いもので 20 代女性の約 75％であり、平 均して 70.3％の整合率が得られた。以上より、モノの接触 情報から次にアクセスするモノの予測、状態認識を経由し て状態を予測出来る可能性があることが示された。

状態予測の整合率（%）

50代女性

50代男性

20代男性

20代女性

66.67

71.05

67.39

75.00

100

80

整合率（％）

70.3 60

40

20

0 50代女性

50代男性

20代男性

20代女性

属 性

図 5-4-4.2：状態予測の整合率

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 行動予測システムの手法の提案

65

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Study

Six

#

! "

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 考察

66

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"#$!%& 6-1-1 プロトタイプとしての本研究の在り方  本研究の成果である接触情報データベース、および状態 認識・予測モデルは、調査対象として選出したサンプル住 宅（図 3-1-1）にのみ適用されるものであり、一般性がある ものとは言えない。本研究は、モノから状態を認識・予測 するための手法を一般化するためのものであり、その結果 を一般化するための研究ではないからである。  本研究におけるユビキタス住宅の定義の一つ、「パーソナ ルな人間の欲求や行動に対応したデザイン」とは、誰でも 使いやすいデザインではなく、ひとりひとりに合ったデザ インという意味である。つまり、あらゆる人間に受け入れ られる一般性のある住宅という意味ではない。各住宅には 個々のライフスタイルがあり、そのライフスタイルを一般 化されたモデルとして提示するのは不可能であり、またそ れはユニバーサルデザインやパーソナルデザインの概念に も反するものであると言える。  今後様々な住宅において、個々のライフスタイルに合っ たサービスを提供することを想定した時、人間が生活して いる中で最も自然に行う 触れる という行為から生まれる 接触情報を利用することは、まさにその人のライフスタイ ルを反映しているものだと考える。  今後、ユビキタスネットワーク技術の急速な進展に加え、 超高齢化社会の到来が確実とされている中で、ますますパ ーソナルという概念が重要視されていくと同時に、ユビキ タス住宅という概念も浸透していくと思われる。本研究の 成果が、ユビキタス住宅の研究における人間の接触情報を 用いたパーソナルサービスのプロトタイプに位置付けられ ればと思う。

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 考察

67

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

6-1-2 本研究の建築計画への応用  本研究ではモノの接触情報を利用した行動予測システム を構築する際の手法について提案・考察してきた。本研究 で提案したシステムのサービスとしての利用シーンは「２ 基礎調査」における「2-2-4 近年の取り組みから見る本研 究の意義」に示したが、ここではシステムを構築する際に 利用した接触情報および状態モデルの建築計画への応用に ついて考察したい。  まず、接触情報の応用について考える。本研究において 接触情報の時系列データを多重マルコフ連鎖の理論を用い て分析したが、その結果 50 代女性、50 代男性の両者の被 験者において、次にアクセスするモノの予測の精度は、２ 重マルコフ連鎖による接触情報データベースが最も良かっ たが、３重以上のマルコフ連鎖による接触情報データベー スでは、整合率と完全整合率の差は縮小しており、本論文 の「４ 調査・分析結果」における「4-3-3 単純マルコ フ連鎖および n 重マルコフ連鎖による整合率」では日常生 活の中でほぼ毎回決まった行動があり、その際に接触し ているモノやその順序もほぼ一定であるものが存在して いるという考察をした。本研究ではモノの性質を場所で 定義していない、言い換えればモノが存在している場所 を考慮していない。よって、多重マルコフモデルによっ て得られる接触情報データベースに場所という概念を入 れることによって、モノの配置計画へと応用できると考 える。  例えば、「住宅の住み替え」を想定する。接触している モノやその順序もほぼ一定であるものが存在していると すれば、それこそがライフスタイルそのものである。つ まり、現在の住宅におけるそのモノの配置を住み替え後 の住宅にも反映させようとしたとき、その一連の接触の 流れのあるモノの場所やレイアウトを考慮して、住み替 え後の住宅のモノの配置計画へと発展させることができ る。ライフスタイルをモノの接触情報という定量的なデ ータで提示することで配置計画を提案、プレゼンテーシ ョンできるという点で、クライアントとのコミュニケー ション支援につながると考える。

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 考察

68

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

また、状態モデル図は空間の配置計画、つまり間取り の提案に利用できる。状態の遷移のしやすさ、しにくさ が属性ごとに視覚的に表現できれば、住宅のプランニン グを考える際の手助けとなるだけでなく、接触情報と同 様クライアントとのコニュニケーション材料になり得る と考える。  本研究の目的はモノから行動を認識・予測することで の住宅内サービスを想定したものであったが、その過程 の考え方は建築計画へと応用でき、モノから空間を考え る手法を提案するものであると考える。

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 考察

69

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"#'!()* 本研究の成果を以下にまとめる。 ＜接触頻度＞  人とモノとの接触頻度には各属性ごとに特有のリズムが あり、長期的なスパンで人とモノとの接触情報を取得出来 れば、属性ごとに行動を支援できる可能性がある。 ＜モノの予測＞  マルコフ連鎖の理論を用いて算出した接触情報データベ ースによる、現在接触しているモノから次にアクセスする モノの候補の予測は、単純マルコフ理論によるものよりも、 接触する順序を考慮した多重マルコフ連鎖の理論を用いた 方が精度良く予測できる。( 本研究の対象とした住宅では、 2 重マルコフ連鎖による予測が最も高精度の予測が可能。) ＜状態認識＞  モノの接触情報をプロットしていくことは、次にアクセ スするモノの候補を挙げるだけでなく、状態の認識、つま り行動の推定にも寄与できる可能性があることが示された。 （モノによって状態を定義することによって状態を認識する 手法では、50 代男性はおよそ 68％、50 代女性、および 20 代男性は 70％を越える整合率が得られた。） ＜状態予測＞  モノの接触情報から次にアクセスするモノの予測、状態 認識を経由して状態を予測出来る可能性があることが示さ れた。（状態予測の整合率は一番低いもので 50 代女性の約 67%、一番高いもので 20 代女性の約 75％であり、平均し て 70.3％の整合率が得られた。 ）

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 考察

70

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

!"#+!, 本論文では、ユビキタス環境で人間を支援するサービス を想定した研究であり、人間の行動をモノに細分化するこ とによって人間の行動を予測する手法について検討した。  今後到来すると考えられるユビキタス社会では、家の中 のあらゆるモノにタグがつき、それらの位置情報や接触情 報がすべて記録できるようになると想定される。そうなれ ば、タグはいくつ必要なのか、すべてのモノのタグをつけ る必要はあるのかといった問題が発生し、私たちの日常場 面にモノが果たす役割がますます大きくなると考える。  センサ技術などの発達により我々はモノや建築そのもの に触れる機会が少なくなっていると感じる。例えば、照明 はセンサ化されつつあり、これまでスイッチに触れること でで成立していた行動が、スイッチに触れることなく行動 が成立するようになっている。  我々の生活の中には、モノに触れることで、それが記憶 として蓄積される場面が数多くあると考える。情報化社会 である今日こそ、触れるというアナログ情報にもう一度着 目し、モノに触れるという行為自体をもう一度見直すこと が、デジタルの恩恵を最大限に受け入れる姿勢となるので はないだろうか。

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 考察

71

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

.!/  家の中での家族の生活一ヶ月分をビデオで撮影して、家 族の触ったものをビデオの中からプロットして Excel に記入 していく。この作業が終わったのが 12 月の下旬。撮影した のは 8 月と９月であったから、ビデオ分析にかかった時間 はざっと３ヶ月。この簡単な作業はその単調さ故、かなり 鬱 になる作業でした。部屋に引きこもりひたすら iMovie と Excel との格闘の日々。。。かな∼り辛かった。ビデオ分析 が終わったと思ったら、ただ家の中のモノが無機質に並ん でいるデータをどう加工するかという問題にぶつかり、「ほ んとにこんなんで修論書けるのか？」なんて悩んだりもし ました。そんな時、救いの手を差し伸べくれたのは研究室 の方々でした。まずは３年間、私の研究を全編指導して下 さった渡辺先生。中間発表等で厳しくも的確なアドバイス をくださった林田先生と長澤さん。そしてそして、ゼミの リーダーであり、最高の指導者である 神 遠田さん。遠田 さんがいなかった修論を書き上げるどころか、分析するこ とすら出来ませんでした。毎回のゼミで親身になってアイ デアを考えてくださったその優しさ、ト○ヤの羊羹にして 返します（笑）。また旅行行きましょう。  また、一緒に修論を書き上げた M2 のみんなにも感謝し てます。常に研究室で一緒に作業していたテルポ、角さん、 ジーコ、コサック。一緒に作業できてかなり癒されました。 みんなと修論やりながら飲んだビールは最高にうまかった よ。その中でも特にジーコには資料編の作成を手伝っても らってほんと申し訳なかったです。芋焼酎おごります。そ れに荻内、オガジュン、レーシ、松井さん、横石さんもか な∼り心の支えになりました。みんな本当にお疲れ様。  あとデータの加工を手伝わせてしまったテンコー。テン コーがいなかったら関東大会はかなり危なかったかも。め んどくさい作業手伝わせてごめんね。鬱にならないで！  その他の研究室のみんなにも色々助けられました。みん な本当にありがとう。  あと最後になってしまいましたが、大量のビデオテープ を提供してくれた元渡辺研 S 村君。感謝してますよ！！！

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 考察

72

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

0%1230% 456

参考文献 経済産業省：技術戦略マップ 2005（2005） 社団法人 人間生活工学研究センター：生活行動常時計測システム と行動異常検知モジュール（2003） 新垣紀子，野島久雄，佐藤浩司，北端美紀，小野澤晃：人はどれだ けのモノに囲まれているのか？  ユビキタス環境に s おける人とモノのインタラクション支援に向 けて；ヒューマンインターフェース学会（2005） 黒石いずみ：「住空間の意味構成とモノ（2006） 今和次郎：考現学入門；ちくま文庫（1987） 商品科学研究所，CDI：生活財生態学−家庭における商品構成から みたライフスタイルの研究−           ；商品科学研究所（1980） 美濃導彦，情報通信研究機構分散協調メディアグループ：ゆかりプ ロジェクト（2004） 佐藤淳，奈良先端科学技術大学院大学：ホームネットワークにおけ る対話型ロボットインタフェースのための対話戦略の構築（2005） 尾崎俊治：確率モデル入門；朝倉書店（1996）

参考 URL 佐藤浩司：韓国生活財データベース（http://www.minpaku.ac.jp/ seoul_seikatsu/house.jsp） 構造主義とは - はてなダイアリー：http://d.hatena.ne.jp/keyword/ %B9%BD%C2%A4%BC%E7%B5%C1 情 報 社 会 の 特 性 と 問 題 の 所 在：http://www.juce.jp/LINK/report/ rinri/chap1.htm ユビキタスネットワーク関連市場規模の現状と将来：http://www. johotsusintokei.soumu.go.jp/whitepaper/ja/h16/html/G1303200. html NICT News：http://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/0408/ p02.html マ ル コ フ モ デ ル：http://www.eb.waseda.ac.jp/murata/masako. yoshimura/openhouse/method11.php 多重マルコフサンプルプログラム：      http://www.watanabe.arch.waseda.ac.jp/member/2003/ entasan/markov2/markov2.cgi

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 考察

73

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Materials

Chapter Two

第 二 部

! " #

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編

74

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

%$ & ' ( ) ! *

スペースの都合上、データの一部のみを載せている。 すべてのデータは添付の CD-R 内のフォルダ「時系列データ」の 中に Excel ファイルとして保存している。

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編

75

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

%+ , . / 0 1 2 3 4 5 6 7 8

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編

81

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

%9 2 3 4 : ; . / 0 1 5 6 7 8

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編

86

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

%< = > ? 5 6 7 8

スペースの都合上、データの一部のみを載せている。 すべてのデータは添付の CD-R 内のフォルダ「状態と接触頻度」 の中に Excel ファイルとして保存している。

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編

91

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

Materials

Chapter Two

第 二 部

! " #

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編

74

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

%$ & ' ( ) ! *

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編

75

行動

モノ

09

2D 09

キッチン収納扉

調味料 キッチン収納扉

2C 21 22 21 23 22 34 22 29 04 52 09 2D 2D 09 0A 0B 21

食材 食器（皿） 食器（グラス） 食器（皿） 食器（はし） 食器（グラス） おかし 食器（グラス） ゴミ袋 ゴミ箱 新聞紙 キッチン収納扉 調味料 調味料 キッチン収納扉 キッチン照明のスイッチ キッチン水道の蛇口 食器（皿）

帰宅する

外出する

料理をする

物品を整理する

物品を片付ける

米を炊く

2D

調味料

4C

エプロン ゴミ

2D 09

調味料 キッチン収納扉

1F 21 0D

食器棚の扉 食器（皿） キッチン収納引き出し

21 24 0B 21

食器（皿） 食器（スプーン類） キッチン水道の蛇口 食器（皿）

調理用具（ボール） 12

調理用具（ボール）

23 2C

食器（はし） 食材

33

21

食器（はし）

23

0B 0C 3D 3B 3B 3E

キッチン水道の蛇口 キッチンタオル 靴 玄関扉 玄関扉 スリッパ

0F

調理用具

17 10

調理用具（フライパン） 10 0B

12

調理用具（ボール）

調理用具（まな板）

2C

食材 調理用具（まな板）

23

食器（はし）

0F

キッチン水道の蛇口

53

布巾 2C

食材 調理用具（包丁）

04 0D

キッチン収納引き出し

2C

2B

0B

0B

11

23

17

53

ゴミ箱

食材

冷蔵庫

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

食器（はし）

調理用具（フライパン）

布巾

0B

23 21

食器（はし） 食器（皿） キッチン水道の蛇口

21

食器（皿） 2C 0B

12 0B

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

0B

12

食材

12

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

2C

食材

21

0F 0D

調理用具 キッチン収納引き出し

食器（皿）

17 04 22

調理用具（フライパン） 食器（グラス）

ゴミ箱

0B 0C 0D

0E

04 キッチンペーパー

ゴミ箱 キッチン水道の蛇口

2C

食材

17 0E

調理用具（フライパン） キッチンペーパー

キッチン収納引き出し

0B

キッチン水道の蛇口

17 21

23

調理用具（フライパン） 食器（皿）

食器（はし）

21

食器（皿）

キッチンタオル

0F 2C

食材

10 調理用具（包丁）

2C

食材

調理用具（まな板）

0F

17

調理用具（フライパン） 0F 0B

調理用具（包丁） キッチン水道の蛇口 調理用具（包丁）

2C

17

11

45

食材

調理用具（フライパン）

調理用具（鍋）

ダイニングテーブル

15

調理用具（鍋敷き）

0B

09

キッチン収納扉

17

調理用具（フライパン）

05

キッチン水道の蛇口

10

調理用具（まな板）

ガスコンロ

11

0D

0B

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

23

キッチン収納引き出し

2C

食材

食器（はし）

13

11

0B

キッチン水道の蛇口

調理用具（おたま）

食材

05

2C

食材

05 2C

ガスコンロ

調理用具（鍋）

12

調理用具（ボール）

ガスコンロ

2C

食材

17

36 調理用具（フライパン）

ビニル袋 0F 0D

調理用具（包丁）

2B

冷蔵庫

キッチン収納引き出し

2C

食材 0B 0D

キッチン水道の蛇口 キッチン収納引き出し

11 17

17 調理用具（フライパン）

調理用具（鍋） 2C

調理用具（フライパン） 0B

2C

2C

23

0E

食材

食材

食材

食器（はし）

キッチンペーパー

キッチン水道の蛇口

49

09

キッチン収納扉 買物袋

12

52

調理用具（ボール）

2C

食材 新聞紙紙

12 0B

調理用具（ボール） キッチン水道の蛇口

17

調理用具（フライパン）

31

23

0D

0B

食器（はし）

キッチン収納引き出し

0D

炊飯器

31

炊飯器

キッチン収納引き出し

キッチン水道の蛇口

12

調理用具（ボール）

11

調理用具（鍋）

32 0B

米 キッチン水道の蛇口

23 17

12

調理用具（ボール）

食器（はし） 調理用具（フライパン）

12 0B

調理用具（ボール） キッチン水道の蛇口

0D

計量カップ

キッチン収納引き出し

09

食器（皿）

12 2C

32

食材

米

12

調理用具（ボール） キッチン収納扉

09

キッチン収納扉

09

2C

2B

キッチン収納扉

食材

冷蔵庫

53

2C 0D

食材 キッチン収納引き出し

53 0B

布巾 キッチン水道の蛇口

0C

2B

冷蔵庫

45

0B

0B

キッチン水道の蛇口

53

布巾 ダイニングテーブル

布巾

12

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

24

食器（スプーン類）

53

キッチンタオル

0D

キッチン収納引き出し

22 0B

2D

09

0B

布巾

調味料

キッチン収納扉

キッチン水道の蛇口

2C

キッチン水道の蛇口

食器（グラス）

09

キッチン収納扉

35

はし入れ

食材

2B

23

食器（はし）

冷蔵庫

23 0D

食器（はし）

09

09

12

キッチン収納引き出し

キッチン収納扉

キッチン収納扉

調理用具（ボール）

09

0C

キッチン収納扉

22 0B

食器（グラス）

11

21

13

2D

21

13

13

21

11

13

0D

2D

09

2D

13

21

1F

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

食器（皿）

調理用具（おたま）

調味料

食器（皿）

調理用具（おたま）

調理用具（おたま）

食器（皿）

調理用具（鍋）

調理用具（おたま）

キッチン収納引き出し

調味料

キッチン収納扉

調味料

調理用具（おたま）

食器（皿）

食器棚の扉

キッチンタオル

48

13

2D

物品を片付ける

調理用具（おたま）

調味料

エプロンを着る

03 04

スイッチ

24

09

2D

09

0D

24

0D

2D

09

11

ゴミ箱

食器（スプーン類）

キッチン収納扉

調味料

キッチン収納扉

キッチン収納引き出し

食器（スプーン類）

キッチン収納引き出し

調味料

キッチン収納扉

調理用具（鍋）

0C

0B

電気を付ける

4C

4A

ゴミ

4D

観葉植物 カバン

01

窓

料理をする

キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

ゴミを捨てる

物品を片付ける

物品を整理する

00

カーテン

冷蔵庫 窓を開ける

49 2B

買物袋

物品を整理する

3E

スリッパ

46

イス スリッパを履く

3D

靴

物品を整理する

4A

26

コード

カバン

リモコン （空調機）

物品を片付ける

0803 空調機のスイッチを入れる

食事をする

料理をする

物品を整理する

調味料

食器（皿）

調味料

食器（皿）

食器（皿）

調味料

食材

ヘアバンド

食器（皿）

食器（はし）

食器（皿）

食器（グラス）

食器（皿）

食器（皿）

イス

調味料

キッチン収納扉

イス

調味料

イス

調味料

冷蔵庫

食器（皿）

食器（グラス）

食器棚の扉

食器（皿）

食器棚の扉

炊飯器

食器（スプーン類）

キッチン収納引き出し

冷蔵庫

キッチン収納扉

冷蔵庫

飲み物

食器（グラス）

冷蔵庫

食器（はし）

食器（皿）

食材

調味料

冷蔵庫

調理用具（ボール）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

調理用具（おたま）

食器（皿）

食器棚の扉

調理用具（鍋）

冷蔵庫

食器（スプーン類）

食材

冷蔵庫

調理用具（フライパン）

食器（グラス）

冷蔵庫

布巾

調理用具（鍋）

食器（皿）

食器（はし）

食器（皿）

食器棚の扉

キッチンペーパー

キッチン水道の蛇口

食材

キッチン水道の蛇口

ゴミ箱

食材

調理用具（ボール）

調理用具（鍋）

キッチン収納扉

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

食器棚の扉

調理用具（おたま）

冷蔵庫

食材

調理用具（おたま）

食器（皿）

食器棚の扉

食材

調理用具（おたま）

食材

冷蔵庫

調味料

キッチン収納扉

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

冷蔵庫

食材

ビニル袋

キッチン水道の蛇口

食材

キッチン水道の蛇口

キッチン収納引き出し

食材

キッチン水道の蛇口

食材

キッチン水道の蛇口

食材

キッチン水道の蛇口

食材

調理用具（包丁）

新聞紙紙

食器棚の収納引き出し

食材

輪ゴム

食器棚の収納引き出し

換気扇

ビニル袋

飲み物

冷蔵庫

食材

冷蔵庫

食材

食材

調理用具（まな板）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

食材

調理用具（包丁）

食材

冷蔵庫

食材

調理用具（包丁）

調理用具（皮むき） 16

21

2D

21

21

2D

2C

4F

21

23

21

22

21

21

46

2D

09

46

2D

46

2D

2B

21

22

1F

21

1F

31

24

0D

2B

2D

09

2B

2E

22

2B

23

21

2C

2D

2B

12

21

21

21

13

21

1F

11

2B

24

2C

2B

17

22

2B

53

11

21

23

21

1F

0E

0B

2C

0B

04

2C

12

11

09

12

0B

1F

13

2B

2C

13

21

1F

2C

13

2C

2B

2D

09

12

0B

12

0B

12

2B

2C

36

0B

2C

0B

0D

2C

0B

2C

0B

2C

0B

2C

0F

52

20

2C

28

20

06

36

2E

2B

2C

2B

2C

2C

10

0B

0B

2C

0F

2C

2B

2C

0F

0804

料理をする

食事の片付けをする

くつろぐ

食事の支度をする

くつろぐ

食事の支度をする

食事の片付けをする

食事をする

食事の支度をする

食事の片付けをする

TV）

食器（皿）

22

46

調理用具（包丁）

食材

キッチン水道の蛇口

食材

キッチン水道の蛇口

食材

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

食材

調理用具（包丁）

0F

2C

0B

2C

0B

2C

0B

12

2C

0F

2C

54 食材

46 TV）

リモコン （

2C

49

2C

21

1F

13

2C

イス

食材

買物袋

食材

食器（皿）

食器棚の扉

調理用具（おたま）

食材

0B

01 キッチン水道の蛇口

00 窓

04

2C

13

21

21

21

21

21

21

21

21

21

21

21

21

21

21

21

21

21

1E

1D

0B

0A

2B

37

2E

2B

38

4B

46

04

08

46

4A

51

08

07

4F

53

0D

13

21

0D

21

12

2B

09

2D

54

21

2C

11

2C

2B

2E

カーテン

ゴミ箱

食材

調理用具（おたま）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

洗剤

スポンジ

キッチン水道の蛇口

キッチン照明スイッチ

冷蔵庫

犬用の飲み物入れ

飲み物

冷蔵庫

犬用のくし

郵便物

イス

ゴミ箱

ちりとり

イス

カバン

鏡

ちりとり

ほうき

ヘアバンド

布巾

キッチン収納引き出し

調理用具（おたま）

食器（皿）

キッチン収納引き出し

食器（皿）

01

冷蔵庫

キッチン収納扉

調味料

リモコン （

食器（皿）

食材

調理用具（鍋）

食材

冷蔵庫

飲み物

食器（グラス）

イス

50 51

鏡

36

38

46

21

1C

21

1C

21

2C

0E

21

1F

2C

21

31

24

31

21

22

22

53

21

23

21

1F

21

21

21

23

2C

12

21

53

2D

22

21

21

46

22

21

21

21

23

46

31

46

ヘアゴム

ビニル袋

犬用のくし

イス

食器（皿）

サランラップ

食器（皿）

サランラップ

食器（皿）

食材

キッチンペーパー

食器（皿）

食器棚の扉

食材

食器（皿）

炊飯器

食器（スプーン類）

炊飯器

食器（皿）

食器（グラス）

食器（グラス）

布巾

食器（皿）

食器（はし）

食器（皿）

食器棚の扉

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（はし）

食材

調理用具（ボール）

食器（皿）

布巾

調味料

食器（グラス）

食器（皿）

食器（皿）

イス

食器（グラス）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（はし）

イス

炊飯器

イス

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編 76

食事の支度をする

5C

0B 12 2C 0B

犬小屋

キッチン水道の蛇口 調理用具（ボール） 食材 キッチン水道の蛇口

2D 05 13 05 13 11 21 2B 2C 13 21 24

調味料 ガスコンロ 調理用具（おたま） ガスコンロ 調理用具（おたま） 調理用具（鍋） 食器（皿） 冷蔵庫 食材 調理用具（おたま） 食器（皿） 食器（スプーン類）

21

食器（皿）

4C 04 06 13 11 2D 2B 2C 0F 2C

ゴミ箱 換気扇 調理用具（おたま） 調理用具（鍋） 調味料 冷蔵庫 食材 調理用具（包丁） 食材

47

居間照明スイッチ

21

食器（皿）

2B

冷蔵庫 53 27 53 0B

布巾 はさみ 布巾 キッチン水道の蛇口

洗面所ドア

洗面所照明スイッチ

湯沸かし器

41

02 40

22 2E

キッチン水道の蛇口

食器（グラス） 飲み物

12 0B 0B

調理用具（ボール） キッチン水道の蛇口

風呂を沸かす

23

食器（はし）

21

21 2B

食器（皿）

食器（皿） 冷蔵庫

食事の片付けをする

54 28

TV）

3D

2C

リモコン （

TV）

輪ゴム

くつろぐ

靴

54

54 リモコン （

22 TV）

食器（グラス）

46

22

2C

2B

2E

2B

2C

22

12

リモコン （

イス

食器（グラス）

食材

冷蔵庫

飲み物

冷蔵庫

食材

食器（グラス）

調理用具（ボール）

食材

34

おかし

外出する

5B

お盆

09

2B

冷蔵庫

09

2C

食材

キッチン収納扉

04

ゴミ箱

キッチン収納扉

21

食器（皿）

34

4C

ゴミ

2C

2C

食材

食材

49

買物袋

おかし

04

くつろぐ

24

食器（スプーン類） 4C

ゴミ ゴミ箱

1F 21

食器棚の扉 食器（皿）

食器（皿） 12

23 21

食器（はし）

調理用具（ボール）

食事の片付けをする

23 12

0B

キッチン水道の蛇口

食器（はし）

24 35

0B

調理用具（ボール）

食器（スプーン類） はし入れ

0D

11 キッチン収納引き出し

13

調理用具（おたま）

11

21

5D

31

5D

31

24

1F

調理用具（鍋）

調理用具（鍋）

食器（皿）

電子レンジ

炊飯器

電子レンジ

炊飯器

食器（スプーン類）

食器棚の扉

調理用具（ボール）

12

食材

食事の支度をする

キッチン水道の蛇口

12 2C

調理用具（ボール）

2C

2C

食材

食材

30

カウンター扉

36

0C

キッチンタオル

12

0B

2C

0B キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

2C

食材 キッチン水道の蛇口

食材

31

炊飯器

0B

キッチン水道の蛇口

ビニル袋

21

食器（皿）

0B

キッチン水道の蛇口

54

リモコン （

TV） 12

調理用具（ボール）

46

4B イス

郵便物 09

くつろぐ

0F

61 調理用具（包丁）

22 印鑑 キッチン収納扉

21 食器（グラス） 12

食器（皿）

23

2C

郵便物を受け取る

食器（はし）

21

24

食器（スプーン類） 食器（皿）

2D

調味料

21 23

食器（はし）

4B 食器（皿）

郵便物

46

21

食器（皿） イス

2B

21

24

2C

2B

22

2E

食材

0B

食事をする

13 2B

冷蔵庫

食器（皿）

食器（スプーン類）

食材

冷蔵庫

食器（グラス）

飲み物

冷蔵庫

調理用具（おたま）

11

21

食器（皿） 調理用具（鍋）

5D

2D

2B

35

電子レンジ

調味料

冷蔵庫

はし入れ

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

0B

キッチン水道の蛇口

0B

2C

食材

キッチン水道の蛇口

0F

調理用具（包丁）

12

2C

食材

調理用具（ボール）

12

調理用具（ボール）

21

09

キッチン収納扉

2C

0B

キッチン水道の蛇口

食器（皿）

0B

キッチン水道の蛇口

食材

12

調理用具（ボール）

2C

0B

キッチン水道の蛇口

0B

18

調理用具（おろし）

食材

0B

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

0F 2B

調理用具（包丁）

2C

食材 冷蔵庫

2B

冷蔵庫

27

はさみ

2C 0B

食材

12

キッチン水道の蛇口

23

食器（はし）

0B

調理用具（ボール）

24

0D

キッチン水道の蛇口

食器（スプーン類）

キッチン収納引き出し

36 2C

5D

24

31

2F

21

1F

0A

2C

2C

食材

電子レンジ

食器（スプーン類）

炊飯器

カウンター

食器（皿）

食器棚の扉

キッチン照明のスイッチ

食材

食材

ビニル袋

くつろぐ

1F

食器棚の扉

2C

食材

3F

ゴミ

玄関照明のスイッチ

49

買物袋

09 2C

料理をする

食材

04

12

04

2C

4C

53

ソファ

キッチン収納扉

ゴミ箱

調理用具（ボール）

ゴミ箱

食材

ゴミ

布巾

くつろぐ 5A

0B

53 37 0B

キッチン水道の蛇口

布巾 キッチン水道の蛇口

犬用の飲み物入れ

12

0B

13

調味料

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

調理用具（おたま）

2D

キッチン収納扉

0B

13

09

ゴミ箱

キッチン水道の蛇口

04 53

2D

04

食材

布巾

ゴミ箱

調理用具（おたま）

2C

冷蔵庫

調味料

0C 2B

キッチンタオル

04 4C

4C

ゴミ箱 ゴミ

ゴミ

04

4C

10

キッチン水道の蛇口

ゴミ箱

ゴミ

0B

10

調理用具（まな板）

11

0B

0B

11

05

11

45

0B

53

0B

12

調理用具（ボール）

調理用具（鍋）

27 21

調理用具（まな板）

22

食器（グラス）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

ガスコンロ

調理用具（鍋）

ダイニングテーブル

キッチン水道の蛇口

布巾

食器（皿）

はさみ

キッチン水道の蛇口

11

13 2C

調理用具（おたま） 調理用具（鍋） 食材

料理をする

0C

キッチンタオル 5A

0B

キッチン水道の蛇口 ソファ

0B

キッチン水道の蛇口

くつろぐ

12 2C

2C

食材

食材 調理用具（ボール）

0806

料理をする

食事の片付けをする

くつろぐ

イス

TV）

TV）

TV）

TV）

食器（皿）

キッチン水道の蛇口

食器（皿）

食材

ガスコンロ

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

調理用具（フライパン）

スポンジ

キッチン水道の蛇口

調味料

調理用具（ボール）

キッチン収納扉

調味料

ゴミ （食材のパック）

キッチン水道の蛇口

布巾

キッチン水道の蛇口

換気扇

食器（皿）

調理用具（鍋）

食器（皿）

食器棚の扉

ガスコンロ

調理用具（フライパン）

食器（皿）

ガスコンロ

調理用具（フライパン）

調味料

食器（皿）

食器棚の扉

調理用具（フライパン）

調理用具（フライパン）

調味料

調理用具（フライパン）

ガスコンロ

食器（はし）

調味料

キッチン収納扉

ガスコンロ

キッチン水道の蛇口

食器（皿）

調理用具（まな板）

洗剤

調理用具（まな板）

洗剤

スポンジ

キッチン水道の蛇口

食材

調理用具（包丁）

ゴミ箱

ゴミ （食材のパック）

調理用具（包丁）

食材

調理用具（包丁）

食材

調理用具（包丁）

食材

調理用具（包丁）

食材

調理用具（包丁）

食材

調理用具（包丁）

食材

調理用具（包丁）

食材

調理用具（包丁）

食材

調理用具（包丁）

調理用具（まな板）

食材

調理用具（鍋）

食器（はし）

ティッシュペーパー

調理用具（フライパン）

調理用具（フライ返し）

ティッシュペーパー

食材

食器（皿）

調理用具（フライパン）

ガスコンロ

調理用具（フライパン）

調理用具（フライ返し）

布巾

食器（スプーン類）

食器（皿）

食器棚の扉

炊飯器

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

スポンジ

キッチン水道の蛇口

ゴミ

キッチン水道の蛇口

犬用の飲み物入れ

食器（グラス）

食器（グラス）

スポンジ

キッチン水道の蛇口

犬用の飲み物入れ

食器（グラス）

食器（グラス）

食器棚の扉

食器（グラス）

食器棚の扉

食器（グラス）

食器（グラス）

キッチン水道の蛇口

食器（グラス）

調理用具（ボール）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（グラス）

食器（グラス）

食器（グラス）

洗剤

スポンジ

キッチン照明のスイッチ

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

食器（グラス）

リモコン （

リモコン （

リモコン （

リモコン （

21

0B

21

2C

05

11

0B

11

17

1D

0B

2D

12

09

2D

4C

0B

53

0B

06

21

11

21

1F

05

17

21

05

17

2D

21

1F

17

17

2D

17

05

23

2D

09

05

0B

21

10

1E

10

1E

1D

0B

2C

0F

04

4C

0F

2C

0F

2C

0F

2C

0F

2C

0F

2C

0F

2C

0F

2C

0F

2C

0F

10

2C

11

23

25

17

14

25

2C

21

17

05

17

14

53

24

21

1F

31

12

0B

1D

0B

4C

0B

37

22

22

1D

0B

37

22

22

1F

22

1F

22

22

0B

22

12

21

21

21

21

22

22

22

1E

1D

12 0A

0B

22

54

54

54

54

46

料理をする

キッチン水道の蛇口

調理用具（フライパン）

調理用具（おろし）

スポンジ

キッチン水道の蛇口

調理用具（包丁）

調理用具（包丁）

キッチン収納引き出し

調理用具（おたま）

冷蔵庫

食器（はし）

調理用具（ボール）

カウンター扉

輪ゴム

調理用具（包丁）

調理用具（包丁）

食器棚の収納引き出し

食材

カウンター扉

キッチン収納扉

調味料

キッチン収納扉

調理用具（ボール）

冷蔵庫

食材

冷蔵庫

調理用具（ボール）

食器（はし）

調味料

食器（はし）

調理用具（おろし）

キッチン収納引き出し

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（包丁）

食材

冷蔵庫

食器（はし）

布巾

調理用具（ボール）

キッチンペーパー

調理用具（ボール）

食材

キッチンペーパー

調理用具（ボール）

食材

調理用具（ボール）

調理用具（ボール）

食材

キッチンペーパー

キッチンペーパー

食材

キッチンペーパー

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

キッチン収納扉

調理用具（ボール）

キッチンペーパー

リビング収納棚

調理用具（包丁）

調理用具（ボール）

食材

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（まな板）

食器（皿）

調理用具（おたま）

食材

食材

調理用具（包丁）

食材

食材

調理用具（包丁）

調味料

食器（皿）

調理用具（おたま）

キッチン収納扉

調味料

キッチン収納扉

食器（皿）

調理用具（おたま）

調味料

キッチン収納扉

調味料

キッチン収納扉

キッチン収納扉

キッチン収納引き出し

調味料

キッチン収納扉

キッチン水道の蛇口

食器（グラス）

調理用具（おたま）

調味料

キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

ゴミ箱

ゴミ （食材のパック）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

食材

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

食材

調理用具（包丁）

食材

食材

調理用具（包丁）

調理用具（おたま）

キッチン収納引き出し

調理用具（ボール）

食材

調理用具（ボール）

食材

キッチンタオル

調理用具（包丁）

調理用具（まな板）

食材

冷蔵庫

食材

冷蔵庫

キッチン水道の蛇口 0B

0B

17

18

1D

0B

0F

0F

0D

13

2B

23

12

30

28

0F

0F

20

2C

30

09

2D

09

12

2B

2C

2B

12

23

2D

23

18

0D

0B

0B

0F

2C

2B

23

53

12

0E

12

2C

0E

12

2C

12

12

2C

0E

0E

2C

0E

0B

0B

12

0B

12

0B

12

09

12

0E

70

0F

12

2C

0B

12

0B

0B

10

21

13

2C

2C

0F

2C

2C

0F

2D

21

13

09

2D

09

21

13

2D

09

2D

09

09

0D

2D

09

0B

22

13

2D

0C

0B

0B

04

4C

0B

0B

2C

0B

0B

2C

0F

2C

2C

0F

13

0D

12

2C

12

2C

0C

0F

10

2C

2B

2C

2B

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編 77

0F

調理用具（包丁）

2B 30 2C 2C

冷蔵庫 カウンター扉 食材 食材

2C 2C 2C 2C

食材 食材 食材 食材

53 2F 31 24 0F 21 2C 2C 0E 22 54 2C 0D

布巾 カウンター 炊飯器 食器（スプーン類） 調理用具（包丁） 食器（皿） 食材 食材 キッチンペーパー 食器（グラス） リモコン （ 食材 キッチン収納引き出し

2B 21

冷蔵庫 食器（皿）

2C 2C 19 2C 2C 24 24 2C 2C 2C 2C 2C 2C 2C 2C 2C 2C 2C 0E

調理用具（すだれ） 食材 食材 食器（スプーン類） 食器（スプーン類） 食材 食材 食材 食材 食材 食材 食材 食材 食材 食材 食材 キッチンペーパー

サランラップ

食材

サランラップ

食器（皿）

食材

キッチン水道の蛇口

スポンジ

キッチン水道の蛇口

調理用具（まな板）

調理用具（包丁）

キッチンペーパー

食材

食材

食材

食材

食材

食材

1C

2C

1C

21

2C

0B

1D

0B

10

0F

0E

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

食材

食材

食材

食材

食材

0F 2C

食材

0E

キッチンペーパー

食材

調理用具（包丁）

19

2C

食材

21

21

21

2B

2C

食材

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

2C

2C

食材

1F

10

21

53

1C

19

0E

0C

0B

0B

2B

31

2C

2C

21

21

2C

2C

19

0E

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

24

2C

2C

冷蔵庫

2C

食材

19 2C

食材

2C

食材

食器棚の扉

調理用具（まな板）

食器（皿）

布巾

サランラップ

調理用具（すだれ）

キッチンペーパー

キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

冷蔵庫

炊飯器

食材

食材

食器（皿）

食器（皿）

食材

食材

調理用具（すだれ）

キッチンペーパー

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食器（スプーン類）

食材

食材

食材

調理用具（すだれ）

調理用具（すだれ）

2C

2C

食材

2C

2C

食材 食材

2C

食材

食材

24

0E

キッチンペーパー

19

2C

食材

2C

2C

食材

食器（スプーン類）

2C

食材

食材

2C

食材

調理用具（すだれ）

21

0E

キッチンペーパー

2C

2C

食材 食器（皿）

21

食器（皿）

食材

19

調理用具（すだれ）

19

調理用具（すだれ）

24

46

イス

食器（スプーン類）

0E

キッチンペーパー

19

31

炊飯器

2C

53

布巾

食材

2C

調理用具（すだれ）

53 2C

1C

サランラップ

食材

53

布巾

食材

21

食器（皿）

布巾

21

食器（皿）

0E

キッチンペーパー

0F 2C

2C

食材

食材 調理用具（包丁）

2C

食材

1C

2C

サランラップ

食材

19 0D

調理用具（すだれ）

2C

2C

食材 食材

31

24

2C

2C

19

0E

2C

2C

2C

炊飯器

食器（スプーン類）

食材

食材

調理用具（すだれ）

キッチンペーパー

食材

食材

食材

2C

キッチン収納引き出し

TV）

0B

キッチン水道の蛇口

食材

2C

食材

0B

2C

2C

24

食材

食材

食器（スプーン類）

2C

2C

キッチン水道の蛇口

12

調理用具（ボール）

食材

食材

53

12

調理用具（ボール）

19

布巾

09

キッチン収納扉

調理用具（すだれ）

0E

12

2D

調味料

キッチンペーパー

2C

2C

2C

1B

09

キッチン収納扉

食材

食材

食材

2C

2C

2C

31

21

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

2C

24

食器水切り

17

調理用具（フライパン）

食材

食材

食材

炊飯器

食器（皿）

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食材

食器（スプーン類）

調理用具（ボール）

17 0E

調理用具（フライパン） キッチンペーパー

0B

2B

冷蔵庫

キッチン水道の蛇口

2C

食材

53

36

ビニル袋

布巾

2C

食材

0B

2C

食材

キッチン水道の蛇口

2C

食材

36

2B

冷蔵庫

04

2C

食材

ゴミ箱

19

調理用具（すだれ）

2B

冷蔵庫

ビニル袋

2C

食材

2E

飲み物

2C

19

食材

0E

2C

2C

調理用具（すだれ）

キッチン水道の蛇口

食材

食材 キッチンペーパー

調理用具（まな板）

2C

36

10

調理用具（包丁）

食材

2C

53

0F

キッチン水道の蛇口

食材

2C

2C

2C

2C

2C

24

2C

0B

0B

食器（皿）

食材

食材

食材

食材

食材

食器（スプーン類）

食材

19 2C

布巾

21

食材

調理用具（すだれ） 食材

ビニル袋

0F 2C

調理用具（包丁）

21

0B

キッチン水道の蛇口

2C

2C

食材

食器（皿）

0B

食材

2C

食材 キッチン水道の蛇口

食事の片付けをする

食事の片付けをする

食事の片付けをする

物品を片付ける

物品を片付ける

お湯を沸かす

物品を片付ける

食事の支度をする

食事の片付けをする

食事をする

布巾

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

食器水切り

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

布巾

調理用具（鍋）

ガスコンロ

布巾

53

0B

0B

1B

0B

0B

53

11

05

53

11

01

窓 調理用具（鍋）

39

12

09

12

09

17

0E

2E

0B

53

0B

1E

1D

0B

12

0D

24

0D

24

53

35

23

21

21

21

21

21

1F

18

14

コーヒー瓶

調理用具（ボール）

キッチン収納扉

調理用具（ボール）

キッチン収納扉

調理用具（フライパン）

キッチンペーパー

飲み物

キッチン水道の蛇口

布巾

キッチン水道の蛇口

洗剤

スポンジ

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

キッチン収納引き出し

食器（スプーン類）

キッチン収納引き出し

食器（スプーン類）

布巾

はし入れ

食器（はし）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器棚の扉

調理用具（おろし）

調理用具（フライ返し）

0D

54

TV）

リモコン （

キッチン収納引き出し

29

04

21

21

23

21

41

40

65

22

2A

2A

1A

2F

58

65

2A

2E

11

13

11

21

1F

05

0B

1A

11

0B

0B

2D

4E

53

46

22

21

21

21

23

23

23

21

21

21

21

21

21

21

ゴミ袋

ゴミ箱

食器（皿）

食器（皿）

食器（はし）

食器（皿）

洗面所ドア

洗面所照明スイッチ

タオル

食器（グラス）

ポット

ポット

やかん

布巾

衣類

タオル

ポット

飲み物

調理用具（鍋）

調理用具（おたま）

調理用具（鍋）

食器（皿）

食器棚の扉

ガスコンロ

キッチン水道の蛇口

やかん

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調味料

花瓶

布巾

イス

食器（グラス）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（はし）

食器（はし）

食器（はし）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

21

54 食器（皿）

5E

21

21

21

21

21

2D

21

21

23

13

21

1F

21

21

1C

21

1C

04

21

1C

09

0B

0B

12

23

21

1F

12

53

0B

53

22

22

爪楊枝 TV）

53 2C

リモコン （

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

調味料

食器（皿）

食器（皿）

食器（はし）

調理用具（おたま）

食器（皿）

食器棚の扉

食器（皿）

食器（皿）

サランラップ

食器（皿）

サランラップ

ゴミ箱

食器（皿）

サランラップ

キッチン収納扉

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

食器（はし）

食器（皿）

食器棚の扉

調理用具（ボール）

布巾

キッチン水道の蛇口

布巾

食器（グラス）

食器（グラス）

食材

布巾

0807

料理をする

風呂を沸かす

犬にエサを与える

掃除をする

ゴミ箱

食材

食材

調理用具（包丁）

食器棚の扉

やかん

食材

食器棚の扉

ガスコンロ

調理用具（包丁）

キッチン水道の蛇口

食材

冷蔵庫

調理用具（包丁）

食材

冷蔵庫

調味料

カウンター扉

キッチン収納扉

冷蔵庫

ガスコンロ

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

調理用具（まな板）

調理用具（包丁）

キッチン水道の蛇口

カウンター

炊飯器

やかん

冷蔵庫

食材

キッチン収納扉

調味料

ガスコンロ

調理用具（フライパン）

キッチン水道の蛇口

やかん

調理用具（まな板）

食器（はし）

食器（はし）

調理用具（ボール）

調味料

キッチン収納扉

キッチン収納扉

調味料

キッチン収納扉

冷蔵庫

食材

冷蔵庫

キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調味料

キッチン収納扉

キッチンタオル

食材

食材

調理用具（包丁）

食材

食材

食材

食材

キッチン収納扉

調理用具（ボール）

キッチン収納扉

調理用具（包丁）

調理用具（まな板）

食材

キッチン水道の蛇口

調理用具（フライパン）

食器（はし）

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

食器（はし）

食材

調理用具（ボール）

調味料

キッチン収納扉

食器（皿）

換気扇

食器（はし）

キッチン水道の蛇口

調理用具（フライパン）

やかん

食材

食材

食材

食材

食材

キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

食材

食材

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

調理用具（ボール）

食材

食材

ガスコンロ

キッチン水道の蛇口

調理用具（フライパン）

キッチン収納扉

やかん

冷蔵庫

食材

冷蔵庫

洗面所照明スイッチ

洗面所ドア

湯沸かし器スイッチ

犬用エサ入れ

食器棚の扉

犬用エサ

食器棚の扉

犬用エサ入れ

カバン

布巾

ゴミ袋

窓

ゴミ袋

ゴミ箱

ちりとり

ほうき

靴

キッチン照明のスイッチ

ちりとり

ほうき

ゴミ袋

2C

2C

0F

1F

1A

2C

1F

05

0F

0B

2C

2B

0F

2C

2B

2D

30

09

2B

05

0B

11

0B

10

0F

0B

2F

31

1A

2B

2C

09

2D

05

17

0B

1A

10

23

23

12

2D

09

09

2D

09

2B

2C

2B

0C

0B

0B

2D

09

0C

2C

2C

0F

2C

2C

2C

2C

09

12

09

0F

10

2C

0B

17

23

0B

12

0B

23

2C

12

2D

09

21

06

23

0B

17

1A

2C

2C

2C

2C

2C

0C

0B

2C

2C

0B

12

12

2C

2C

05

0B

17

09

1A

2B

2C

2B

40

41

02

69

1F

6A

1F

69

4A

53

29

01

29

04

08

07

3D

0A

08

07

29

04

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編 78

0809

食事をする

18

14 21 53

調理用具（フライ返し） 食器（皿） 布巾

13 2D 21 11

調理用具（おたま） 調味料 食器（皿） 調理用具（鍋）

0B 2C 0F

キッチン水道の蛇口 食材 調理用具（包丁）

31 24

炊飯器 食器（スプーン類）

0B 0C 2B 2D 2B

キッチン水道の蛇口 キッチンタオル 冷蔵庫 調味料 冷蔵庫

1F 21 24

食器棚の扉 食器（皿） 食器（スプーン類）

2D

12

17 14

調理用具（フライパン） 調理用具（フライ返し）

36

21

食器（皿）

12 11 0B 53

調理用具（ボール） 調理用具（鍋） キッチン水道の蛇口 布巾

2C 0E 2C

食材 キッチンペーパー 食材

2C 0B

食材 キッチン水道の蛇口

53

2D

調味料

0B

23

食器（はし）

布巾

17

調理用具（フライパン）

キッチン水道の蛇口

54

リモコン （

53

TV）

21

食器（皿）

12 布巾

11

食材

調理用具（ボール）

調理用具（ボール）

2C

12

12

09

調理用具（鍋） キッチン収納扉

09

21

21

21

21

キッチン収納扉

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

21

21 調理用具（ボール）

食器（皿）

食器（皿） 11 09

21

21

23

調理用具（鍋）

食器（皿）

食器（皿）

食器（はし）

キッチン収納扉

料理をする

21

食器（皿）

1D

46 スポンジ

イス

21 0B

食器（皿） キッチン水道の蛇口

31

24

31

1F

21

1F

ビニル袋

炊飯器

食器（スプーン類）

炊飯器

食器棚の扉

食器（皿）

食器棚の扉

1F

食材

食器棚の扉

2C

食材

21

36

2C

食材

食器（皿）

2E

2C

輪ゴム

21

13 食器（皿）

調理用具（おたま）

飲み物

28

食材

23

35

23

21

1F

11

53

21

食器（はし）

はし入れ

食器（はし）

食器（皿）

食器棚の扉

調理用具（鍋）

布巾

食器（皿）

14

ビニル袋

2E 2C

飲み物

49

買物袋

13

調理用具（おたま） 2E

2E

飲み物

2B

11

調理用具（鍋）

2B

0B

キッチン水道の蛇口

飲み物

12

調理用具（ボール）

冷蔵庫

21

食器（皿）

冷蔵庫

1F

食器棚の扉

12

調理用具（ボール）

調理用具（フライ返し）

17 10

調理用具（まな板）

31 21

食器（皿）

調理用具（フライパン）

1D

スポンジ

炊飯器

09 0B

キッチン収納扉 キッチン水道の蛇口

12 調味料

調理用具（ボール）

調理用具（ボール） 17 09

調理用具（フライパン）

21

21

キッチン収納扉

食器（皿）

食器（皿）

21

12 23 食器（皿）

1F

21 調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

食器（皿）

1F

2C

食器棚の扉

0B

キッチン水道の蛇口

食器棚の扉

食材

食器（はし）

0F

調理用具（包丁）

4E

52

53

0B

2C

食材

花瓶

2B 2B

2C

2C

食材

新聞紙

布巾

0B

2C

食材

冷蔵庫 冷蔵庫

2C

2C

04

2B

2B

2C

22

22

09

2C

31

36

36

04

4C

1A

31

2B

食材

2C

食材

食材

ゴミ箱

冷蔵庫

冷蔵庫

食材

食器（グラス）

食器（グラス）

キッチン収納扉

食材

炊飯器

ビニル袋

ビニル袋

ゴミ箱

ゴミ

やかん

炊飯器

冷蔵庫

キッチン水道の蛇口

2C 2C

調理用具（包丁）

食材

0F

キッチン水道の蛇口 食材

0B

食材

食材

10 2C

調理用具（まな板）

0B

17

調理用具（フライパン）

キッチン水道の蛇口

11

調理用具（鍋）

0F

23

食器（はし）

2C

21

食器（皿）

食材

0F

調理用具（包丁）

調理用具（包丁）

0B 0B

キッチン水道の蛇口 キッチン水道の蛇口

2C

食材

2B

0F

調理用具（包丁）

冷蔵庫

21 23

食器（はし）

13

2C

食器（皿）

2B 食材

2D

23

冷蔵庫

食器（はし）

調理用具（おたま）

調味料

0B 0C

0B

キッチン水道の蛇口 キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

53

09

キッチン収納扉

布巾

12

09

冷蔵庫

調理用具（ボール）

12

18

0B

2C

12

2D

2B

調味料

調理用具（ボール）

調理用具（おろし）

キッチン水道の蛇口

食材

調理用具（ボール）

11 0B

調味料

2D

冷蔵庫

調理用具（鍋） キッチン水道の蛇口

キッチン収納扉

0C 2B

キッチンタオル

13

調理用具（おろし）

12 0B

0B

キッチン水道の蛇口

調理用具（おたま）

05

ガスコンロ 調理用具（ボール）

13

キッチン水道の蛇口

0B

キッチン水道の蛇口

0F

調理用具（おたま）

05 12

23

調理用具（包丁）

調理用具（ボール）

食器（はし）

ガスコンロ

11 05 2C

17

13

21

05

17

11

23

2C

2C

2C

2B

2C

2B

12

09

1F

21

1F

53

食材

調理用具（フライパン）

調理用具（おたま）

食器（皿）

ガスコンロ

調理用具（フライパン）

調理用具（鍋）

食器（はし）

食材

食材

食材

冷蔵庫

食材

冷蔵庫

調理用具（ボール）

キッチン収納扉

食器棚の扉

食器（皿）

食器棚の扉

布巾

0B 0B

調理用具（鍋）

1A

やかん

キッチン水道の蛇口 キッチン水道の蛇口

ガスコンロ

20 13

食器棚の収納引き出し

28

輪ゴム 調理用具（おたま）

20

28

輪ゴム 20

20

食器棚の収納引き出し

2C

0C

キッチンタオル

食器棚の収納引き出し

0B

キッチン水道の蛇口

食材

0B

キッチン水道の蛇口

食器棚の収納引き出し

0F 2C

2C

食材

2C

2B

冷蔵庫 調理用具（包丁）

1A

やかん

食材

11

調理用具（鍋）

食材

0F 2C

調理用具（包丁） 食材

食材

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

食材

調理用具（包丁）

食材

ガスコンロ

ビニル袋

食材

キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

布巾

調理用具（まな板）

調理用具（包丁）

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

食材

食材

調理用具（おたま）

調理用具（包丁）

食材

キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（包丁）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

食材

イス

キッチン収納扉

調味料

キッチン収納扉

食器（皿）

調理用具（おたま）

ゴミ箱

ゴミ

食材

キッチン収納扉

調味料

キッチン収納扉

食器（皿）

調理用具（おたま）

キッチン収納扉

調味料

調味料

調味料

キッチン収納扉

キッチン収納扉

調味料

キッチン収納扉

キッチン収納扉

布巾

調理用具（おたま）

調理用具（鍋）

調理用具（包丁）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

食材

調理用具（包丁）

食材

ガスコンロ

調理用具（おたま）

キッチン収納扉

布巾

調理用具（鍋）

食器（グラス）

布巾

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

食器（皿）

調理用具（包丁）

調理用具（まな板）

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

ゴミ箱

ゴミ

調理用具（おたま）

食材

調理用具（包丁）

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

食材

キッチン水道の蛇口

調理用具（包丁）

食材

食材

キッチンタオル

調理用具（おたま）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（まな板）

調理用具（包丁）

食材

調理用具（鍋）

調理用具（まな板）

食器（皿）

調理用具（おたま）

調理用具（鍋）

トイレットペーパー

ガスコンロ

調理用具（鍋）

ゴミ

ティッシュペーパー

調理用具（鍋）

ガスコンロ

調理用具（おたま）

キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（包丁）

食材

冷蔵庫

食材

布巾

ガスコンロ

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

食材

調理用具（包丁）

食材

調理用具（鍋）

調理用具（包丁）

キッチン収納引き出し

調理用具（まな板）

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

0B

12

0B

2C

0F

2C

05

36

2C

0C

0B

53

10

0F

12

0B

2C

2C

13

0F

2C

0C

0B

0B

0F

0B

0B

2C

46

09

2D

09

21

13

04

4C

2C

09

2D

09

21

13

09

2D

2D

2D

09

09

2D

09

09

53

13

11

0F

0B

0B

2C

0F

2C

05

13

09

53

11

22

53

12

0B

21

0F

10

12

0B

04

4C

13

2C

0F

0B

12

2C

0B

0F

2C

2C

0C

13

0B

0B

10

0F

2C

11

10

21

13

11

44

05

11

4C

25

11

05

13

0C

0B

0B

0F

2C

28

2C

53

05

0B

0B

11

2C

0F

2C

11

0F

0D

10

11

0B

0B

2C

料理をする

物品を片付ける

ガスコンロ

食器（はし）

食器（はし）

食器（スプーン類）

食器（皿）

食器（皿）

食器棚の扉

食材

冷蔵庫

イス

食器（グラス）

食器（皿）

調理用具（おたま）

食器（皿）

調理用具（おたま）

調理用具（鍋）

イス

食器（皿）

食器棚の扉

調理用具（鍋）

ガスコンロ

調理用具（鍋）

調理用具（鍋）

調理用具（鍋敷き）

食器（皿）

食器（皿）

ガスコンロ

食器（はし）

花瓶

食器棚の扉

食器（皿）

食器棚の扉

ガスコンロ

食器（はし）

キッチン水道の蛇口

布巾

調理用具（ボール）

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

ガスコンロ

調理用具（鍋）

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

冷蔵庫

調理用具（ボール）

冷蔵庫

調理用具（鍋）

キッチン収納扉

食器（はし）

食器（皿）

食器（皿）

食器棚の扉

食器（皿）

調理用具（おたま）

キッチン収納引き出し

食器棚の扉

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器棚の扉

食器（皿）

炊飯器

食器（スプーン類）

キッチン収納扉

調味料

布巾

調味料

キッチン収納扉

調味料

キッチン収納扉

調味料

花瓶

食器棚の扉

食器（皿）

ガスコンロ

食器（はし）

食器（皿）

食器棚の扉

キッチンタオル

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

食材

調理用具（おろし）

キッチン収納引き出し

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

調理用具（皮むき）

キッチン収納引き出し

食材

調理用具（ボール）

冷蔵庫

調理用具（包丁）

食材

冷蔵庫

ガスコンロ

食器（はし）

キッチン収納引き出し

洗剤

洗面所ドア

洗面所ドア

歯磨き粉

ゴミ箱

ゴミ

洗面所ドア

洗面所照明スイッチ

洗面所照明スイッチ

洗面所ドア

入浴剤

歯磨き粉

調理用具（おたま）

調理用具（鍋）

調理用具（ボール）

布巾

食材

布巾

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

食器（グラス）

食器（グラス）

食器（皿）

犬用の飲み物入れ

キッチン水道の蛇口

調理用具（まな板）

キッチン水道の蛇口

ゴミ

ビニル袋

23

23

24

21

21

1F

2C

28

46

22

21

13

21

13

11

46

21

1F

11

05

11

11

25

21

21

05

23

4E

1F

21

1F

05

23

0B

53

12

12

0B

05

11

11

0B

11

0B

28

12

28

11

09

23

21

21

1F

21

13

0D

1F

21

21

21

1F

21

31

24

09

2D

53

2D

09

2D

09

2D

4E

1F

21

05

23

21

1F

0C

0B

0B

2C

18

0D

12

0B

0B

16

0D

2C

12

28

0F

2C

28

05

23

0D

1E

41

41

72

04

4C

41

40

40

41

71

72

13

11

12

53

2C

53

0B

0B

22

22

21

37

0B

10

0B

4C

36

05

ユビキタス住宅における接触情報に基づく行動予測モデル

早稲田大学大学院理工学研究科 渡辺仁史研究室 2006 年度 修士論文 資料編 79

食事の片付けをする

料理をする

料理をする

食事をする

46 11 05 46 13 21 23 22 21 21 24 2C 23 2D 23 21 21

イス 調理用具（鍋） ガスコンロ イス 調理用具（おたま） 食器（皿） 食器（はし） 食器（グラス） 食器（皿） 食器（皿） 食器（スプーン類） 食材 食器（はし） 調味料 食器（はし） 食器（皿） 食器（皿）

2C

24 1D 1E 21 21 21 21

食器（スプーン類） スポンジ 洗剤 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿） 食器（皿）

11

22

食器（グラス）

04

21

食器（皿）

調理用具（鍋）

23

食器（はし）

ゴミ箱

21

食器（皿）

22

21

食器（皿）

4C

21

食器（皿）

食器（グラス）

21

食器（皿）

ゴミ

21

食器（皿）

23

食器（はし）

23

21

食器（皿）

21

21

食器（皿）

食器（皿）

21

食器（皿）

食器（はし）

21

食器（皿）

23 23

食器（はし） 24 0B 食器（はし）

21

食器（皿） 食器（スプーン類）

21

キッチン水道の蛇口

2B

冷蔵庫

21

食器（皿）

調理用具（まな板）

10

食材

買物袋

調味料

換気扇

キッチンタオル

ガスコンロ

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

キッチンタオル

食器（はし）

食材

調理用具（包丁）

2C

49

2D

06

0C

05

0B

11

12

0B

11

0B

0B

0C

23

2C

0F

2C

21

食器（皿） 食材

10

0F

2C

2C

2C

2C

2C

23

11

0B

調理用具（まな板）

調理用具（包丁）

食材

食材

食材

食材

食材

食器（はし）

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

0B

2C

2C

食器（皿）

キッチン水道の蛇口

食材 1E

食材 0B 1D 洗剤

2C

2C

11

2C

2C

11

2C

2C

2C

2C

49

2C

2C

2C

スポンジ

食材

食材

調理用具（鍋）

食材

食材

調理用具（鍋）

食材

食材

食材

食材

買物袋

食材

食材

食材

2C

食材 食材

49

2C

6D

64

46

05

11

11

買物袋

食材

コンタクトケース

メガネ

イス

ガスコンロ

調理用具（鍋）

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

24

24

食器（スプーン類）

24

05

食器（スプーン類） ガスコンロ

食器（スプーン類）

24

キッチン水道の蛇口

食器（スプーン類）

0B

調理用具（鍋）

12

11

食器（スプーン類）

調理用具（ボール）

24

調理用具（おたま）

21

13

調理用具（鍋）

24

11

食器（はし）

食器（皿）

23

キッチン水道の蛇口

食器（スプーン類）

0B

調理用具（ボール）

21

12

食器（はし）

食器（皿）

11 23

調理用具（鍋）

31

21

食器（皿）

炊飯器

4A

カバン

3F

玄関照明スイッチ

31

05

ガスコンロ

24

51

鏡

0B

キッチン水道の蛇口

炊飯器

4A

カバン

12

調理用具（ボール）

食器（スプーン類）

11 0B

0B

調理用具（鍋） キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口 24

09

11

0D

23

0D

2C

2C

2C

0D

23

0D

10

0F

2C

0D

キッチン収納扉

調理用具（鍋）

キッチン収納引き出し

食器（はし）

キッチン収納引き出し

食材

食材

食材

キッチン収納引き出し

食器（はし）

キッチン収納引き出し

調理用具（まな板）

調理用具（包丁）

食材

1D

12

0B

0B

05

05

53

05

24

11

12

0B

53

0B

12

21

0B

12

22

21

21

21

22

22

21

21

21

21

0B

21

53

24

11

11

05

23

11

31

24

31

2F

24

11

0B

0B

21

21

22

0D

物品を片付ける

料理をする

スポンジ

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

ガスコンロ

ガスコンロ

布巾

ガスコンロ

食器（スプーン類）

調理用具（鍋）

調理用具（ボール）

キッチン水道の蛇口

布巾

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

食器（皿）

キッチン水道の蛇口

調理用具（ボール）

食器（グラス）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（グラス）

食器（グラス）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

食器（皿）

キッチン水道の蛇口

食器（皿）

布巾

食器（スプーン類）

調理用具（鍋）

調理用具（鍋）

ガスコンロ

食器（はし）

調理用具（鍋）

炊飯器

食器（スプーン類）

炊飯器

カウンター

食器（スプーン類）

調理用具（鍋）

キッチン水道の蛇口

キッチン水道の蛇口

食器（皿）

食器（皿）

食器（グラス）

22

23

食器（スプーン類）

0811

食器（はし） 食器（グラス）

キッチン収納引き出し

キッチン収納引き出し

21

食器（皿）

11

21

食器（皿）

調理用具（鍋）

21

食器（皿）

24

食器（スプーン類）

21

21

食器（皿）

食器（皿）

21

食器（皿）

21

21

食器（皿）

21

食器（皿） 食器（皿）

23

2D

調味料

食器（はし）

21

食器（皿）

13

2D

調味料

調理用具（おたま）

21

食器（皿）

21

2D

調味料

2C

21

食器（皿）

2D

46

イス

食器（皿）

31

炊飯器

調味料

24

食材

21 31

食器（皿）

1F

食器棚の扉

食器（スプーン類）

21

炊飯器

21

31

炊飯器

食器（皿）

24

食器（スプーン類）

食器（皿）

31

炊飯器

2D

21

食器（皿）

調味料

1F

食器棚の扉

22

11

調理用具（鍋）

46

1F

食器棚の扉

食器（グラス）

21

食器（皿）

イス

21

1F

食器棚の扉 2C

2C

食材

食材

28

冷蔵庫

食器（皿）

2C

食材

料理をする

飲み物を飲む

TV）

食器（皿）

電子レンジ

食材

電子レンジ

食器（皿）

サランラップ

食器（皿）

食器（はし）

調理用具（鍋）

ガスコンロ

食器（皿）

調理用具（おたま）

調理用具（鍋）

食器（皿）

調理用具（おたま）

調味料

食器（皿）

調理用具（おたま）

調理用具（鍋）

食材

冷蔵庫

冷蔵庫

食材

食材

食器（グラス）

食器（はし）

調理用具（鍋）

食器（グラス）

調理用具（鍋）

冷蔵庫

飲み物

飲み物

冷蔵庫

食器（グラス）

キッチン収納扉

調理用具（鍋）

バスタオル

ビニル袋

ビニル袋

ビニル袋

食材

食材

冷蔵庫

食材

食材

食器棚の扉

犬用のエサ

調理用具（鍋）

食器（はし）

調理用具（おたま）

調味料

食器（はし）

食器（皿）

調理用具（鍋）

食器（皿）

食器棚の扉

キッチン収納引き出し

調理用具（おたま）

キッチン収納引き出し

調味料

調理用具（包丁）

食材

ガスコンロ

キッチン水道の蛇口

21

5D

2C

5D