インターバルスペースがスポーツの活動量に及ぼす影響

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U1205 早稲田大学理工学部建築学科卒業論文 指導教授 渡辺仁史

インターバルスペースがスポーツの活動量に及ぼす影響 Effects of Amount of Activity by the Interval Space 座間 祐輔

Department of Architecture,School of Science and Engineering, Waseda University


インターバルスペースがスポーツの活動量に及ぼす影響 Effects of Amount of Activity by the Interval Space

早稲田大学

創造理工学部建築学科

渡辺仁史研究室

座間祐輔 Hitoshi WATANABE Lab. WASEDA Univ. 2012 Yusuke ZAMA


はじめに

日本は今立ち上がろうとしている

でも立ち上がるだけの体力がない・・・

もっと強くならないと

最後に頼れるのは

己の肉体のみ・・・

さぁ、動こう!

もっと動こう!!

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


目次 Index

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


第1部 : 本編 第1章

研究概要 1-1 研究目的

008

1-2 用語の定義

009

1-3 研究の流れ

010

1-4 研究背景 1-4.1 日本人と運動

011

1-4.2 子供の体力・運動能力の低下

012

1-4.3 運動不足が引き起こす問題

013

1-4.4 政府の政策

014

1-4.5 リバウンド効果

015

1-4.6 超回復理論

016

1-4.7 建築におけるインターバススペース

017

1-5 既往研究 1-5.1 インターバルトレーニングに関する研究

018

1-5.2 子供部屋の環境に関する研究

019

1-5.3 休憩空間に関する研究

020

1-5.4 光環境に関する研究

021

1-6 本研究の位置付け

第2章

022

研究方法 2-1 使用機材・調査方法 2-1-1 使用機材

024

2-1-2 取得データについて

025

2-2 実験 1:インターバルスペースの「広い」「狭い」条件下にお ける実験 2-2-1 実験概要

026

2-2-2 実験空間の説明

030

2-3 実験 2:インターバルスペースの「明るい」「暗い」条件下に おける実験 2-3-1 実験概要

033

2-3-2 実験空間の説明

037

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第3章

結果・考察 3-1 実験 1 運動強度計データ 「10分運動」セットにおける運動強度、消費カ

3-1-1

ロリー、歩数の時系列変化

040

3-1-2 「広いインターバルスペース」セットにおける運 動強度、消費カロリー、歩数の時系列変化

046

3-1-3 「狭いインターバルスペース」セットにおける運 動強度、消費カロリー、歩数の時系列変化

052

3-2 実験 2 運動強度計データ 3-2-1 「10分運動」セットにおける運動強度、消費カロ リー、歩数の時系列変化

058

3-2-2 「明るいインターバルスペース」セットにおける運 動強度、消費カロリー、歩数の時系列変化

061

3-2-3 「暗いインターバルスペース」セットにおける運 動強度、消費カロリー、歩数の時系列変化

064

3-3 計測データの検証比較 3-3-1 実験 1 の計測データ検証

067

3-3-2 実験 2 の計測データ検証

070

3-3-3 総合評価

074

3-4 インタビューによる多角的考察

第4章

075

まとめ 4-1 まとめ

077

4-2 今後の展望

078

4-3 おわりに

079

4-4 参考文献

080

第2部 : 資料編 1-1 活動量計データ

083

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第1部

本編

Part 1

Body

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第1章

Chapter 1

研究概要 Outline 1-1 研究目的 1-2 用語の定義 1-3 研究の流れ 1-4 研究拝啓 1.

日本人と運動

2.

子供の体力・運動能力の低下

3.

運動不足が引き起こす問題

4.

政府の政策

5.

リバウンド効果

6.

超回復理論

7.

建築におけるインターバルスペース

1-5 既往研究 1

インターバルトレーニングに関する研究

2

子供部屋の環境に関する研究

3

休憩空間に関する研究

4

光環境に関する研究

1-6 本研究の位置付け

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1-1. 研究目的

運動による総活動量の増加を促すような運動間の短い休息(インターバル) スペースの空間特性を実験により明らかにし、最適なインターバルスペースの 提案を目的とする。

図 1-1-1-1 研究目的の概念図

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1-2. 用語の定義

インターバルスペース(表記:IS)

運動間に挟む短い休息(インターバル)を行う場所。運動上とは別空間であ る。本研究では運動時間 10 分に対し、インターバル時間を 3 分とした。

学生

一般的に学校へ通っている者を指す。本研究ではその中でも大学に通って いる 18 歳~22 歳までの者を指す。

風船バレー

風船バレーボールともいわれ、バレーボール用のボールの代わりに主に膨 らましたゴム風船を使い、複数人がボールを地面に落ちないよう手や腕で打 ち上げるバレーボールに近い球技であり遊技である。

活動量

本研究ではスズケン社の LifeRecorderEX4秒版で計ることができる「消費カ ロリー」「歩数」「運動強度」の3つを総称して指す。

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1-3. 研究の流れ

現状把握

実験方法の調査

実験調査

結果分析

考察 図 1-3-1-1 研究の流れ

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1-4. 研究背景 1-4-1 日本人と運動

WHO(世界保険機関)は毎年「世界保険統計」を発表している。 文 1)世界保険機構 2008 年

2008 年(平成20年)に発表された世界保険統計 2008

文1

によると、15 歳以

度世界保険統計 2008

上の日本人の 65.3%が運動不足となっている。中国の運動不足率は 30.6%、

(World Health Statistics

ドイツは 30.4%、肥満大国と呼ばれているアメリカでも 43.2%と日本より低い数

2008)

字が発表されている。

http://www.who.int/gh

つまり日本人は世界的に見ても運動不足であると言える。

o/publications/world_ health_statistics/en/

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1-4-2 子供の体力・運動能力の低下

文部科学省は昭和 39 年から「体力・運動能力調査報告書」 文 2) 文部科学省平成 21

文2

を発表して

いる。

年度体力・運動能力調査

図1-4-2-1 に 1986 年度(昭和 60 年)から 2009 年度(平成 21 年)の 50m

報告書:年齢と体力・運動

走、立ち幅とび、ボール投げの記録が示されている。近年、能力向上傾向に

能力 テスト項目別に見た

あるが、昭和 60 年度から比べるとまだまだ低い値になっている。 図 1-4-2-2 は体格(身長、体重)の平均値を示しており、身長、体重ともに

一般的傾向

http://www.mext.go.j p/b_menu/toukei/cho

年々向上していることが見てとれる。 つまり、現代のこどもは体格は向上しているにも関わらず、体力・運動能力

usa04/tairyoku/kekka は低下するという矛盾した状態である。 /l_detail/1298118.ht m

50m 走

立ち幅跳び

ボール投げ

男子

女子

図 1-4-2-1 長期的にみた小学生(11 歳) の走跳投変化

図 1-4-2-2 身長、体重の平均値の推移

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1-4-3 運動不足が引き起こす問題

文 3) 厚生労働省平成 22

厚生労働省が毎年発表している国民健康・栄養調査結果の平成 22 年度版 文 3

年度国民健康・栄養調査

の概要によれば、日本人男性の肥満者の割合は年々増えている(図

1-4-3-1)。また生活習慣病予防を心がけている人々の中でも「運動をするよう

結果の概要

http://www.mhlw.go. jp/stf/houdou/2r9852 0000020qbb-att/2r98 520000021c0o.pdf

にしている」と答えた割合は男女平均約37%と4番目の答えとなっている(図 1-4-3-2).。 運動不足が原因で引き起こされる問題は多くある。その中でも肥満をはじめ とした生活習慣病の割合は大きい。世界保健機関(WHO)は、がんや糖尿病 など慢性的な非伝染性疾患による死者に関する国別の統計

文 1)世界保険機構 2008 年 度世界保険統計 2008 (World Health Statistics 2008)

文1

を発表してお

り、日本は 2008 年の死者全体の約8割に当たる計90万8700人が非伝染性 疾患による死者だった。そしてそれが15歳以上の約65%が、「運動不足」と なっていることが要因とみられる。」と挙げられている。 運動不足は病だけでなく、死亡リスクそのものを上げてしまうと考えられる。

http://www.who.int/gh o/publications/world_ health_statistics/en/

図 1-4-3-1 肥満及びやせの者の割合の年次推移(20 歳以上)

図 1-4-3-2 生活習慣病の予防・改善のために普段の生活で心がけている内容(30 歳以上)

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1-4-4 政府の政策

文 4) 世界保険機構 2012 年度世界保険統計 2012 (World Health Statistics 2012)

http://www.who.int/gh

世界的な運動不足を受け、世界保険機構(WHO)は世界保険統計の2012 年度版

文4

において「1 日 30 分以上の運動や身体活動を習慣として行えば、

心臓や血管の健康を維持するのに役立ちます。適正体重を維持するために は 1 日 60 分以上の運動が有用です。」と発表しており、これが世界規模で広 がることの必要性を強調している。

o/publications/world_ health_statistics/en/

また財団法人東京社会保険協会

文5

では度々無料で「生活習慣改善セミナ

ー」を開催しており、運動不足解消のための簡単なトレーニング講習など行っ 文 5) 財団法人東京社会

ている。健康的な生活を送るために運動は不可欠であることを教示している。

保険協会

http://www.tosyakyo. or.jp/kouhou/shinpou/ 0702/p2.html

厚生労働省の HP

文6

では「メタボリックシンドロームを予防しよう」というキャッ

チフレーズのもと、運動の必要性を訴えている広告を出している。そこでは「1 に運動、2 に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ」と書かれており、何よりも運動 が先ず大事だと重ねて訴えている。

文 6) 厚生労働省

http://www.mhlw.go.j p/bunya/kenkou/meta bo02/

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1-4-5 リバウンド効果

心理学者の Wegner が唱えた「皮肉過程理論」というものがある。これは人間 が何らかの思考統制(mental control)を行うとき、そこには実行過程(operating process)と監視過程(monitoring process)という二つの認知プロセスが機能す る。人間は基本的に実行過程で様々な思考活動を行う。しかし、何らかの理 由で思考統制が求められると、監視過程が機能し、実行過程内の統制対象 の有無をチェックし始める。例えば白熊を考えないようにコントロールしなけれ ばならない時、監視過程が実行過程内への白熊に関する思考の侵入をチェ ックし始めるわけである。ところが、監視過程が白熊をチェックするためには、 必ず白熊を実行過程にのせなければならない。その度に監視過程が白熊を 検出し警告を発するという悪循環に陥ってしまう。この悪循環が極めて皮肉な 現象であるため、ウェグナーはこれを皮肉過程と呼んだ。 この理論はリバウンド効果とも呼ばれ、対象を意識しないとしようとすることで 逆に意識してしまい、対象に対する興味が増幅してしてしまうというものであ る。 この理論を利用し対象を運動とすれば、運動の活動量が上がるのではない かと考える。

図 1-4-5-1 リバウンド効果(皮肉過程理論)のイメージダイアグラム

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1-4-6 超回復理論

運動、特に筋力トレーニングには超回復理論というものがある。 筋肉を増加させるには、筋肉の破壊と修復を繰り返さなければならない。筋 力トレーニングを行い、筋肉に過度にストレスをかけ破壊し、それから徐々に 修復される。トレーニング後は筋肉が破壊されてしまうので、トレーニング前よ りも筋肉の総量は減少しますが、適切な時間休息を与えることで修復され、さ らには超回復が起きて、一度減少してしまったはずの筋肉がトレーニング前よ りも大きな筋肉になる。これが超回復である。 適切なストレスに対し身体は反応し、そのストレスに対応しようとするのであ る。これはより良い身体、健康的な身体を得るには適切なストレスが必要だと いうことを示している。

図 1-4-6-1 超回復を利用したトレーニングでの筋量変化

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1-4-7 建築におけるインターバルスペース

現在建築においてインターバルスペースとして活用されている場所はどのよ うな場所か調べてた。

広さに決まりはない(狭いのもあれば、広いのもある)

個々のスペース(オープン)がある

基本明るいスペースが多い

インターバルスペースは競技場の選手控え室のことだけでなく、インターバ ルをとれるような場所であればインターバルスペースに成りうる。特に明確な 共通点はなく、インターバルスペースには現在指標となる研究データがない のが現状だ。しかしインターバルスペースは運動を行う者にとっては集中力を 養う場所であったり、気持ちを切り替える場所であったりととても重要な場所な のである。

図 1-4-7-1 様々なインターバルスペースの例

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1-5. 既往研究 1-5-1 インターバルトレーニングに関する研究

近年では様々なトレーニング方法が作り出され、その中でもインターバルト 文 7)箕迫 剛、柴坂 匡

レーニングは陸上競技の練習において有効であると考えられている。

一、杉山 允宏:生理学的 要因からみた陸上競技イン ターバルトレーニングの特 性

箕迫ら

文7

の行なった研究は陸上競技の中・長距離選手のインターバルトレ

ーニングの効果、及びその生理学的特性を明らかにし、適切な強度設定を求 めたものである。

この研究では運動間のインターバルの必要性は求められているが、インタ ーバルトレーニングによる選手への影響を調べただけのものであり、そのイン タバール時間の選手の過ごし方やインターバルスペースの使用などについて は一切触れていない。

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1-5-2 子供部屋の環境に関する研究

吉井ら

文 8

の研究では現在子供部屋が、子供の家での行動や意識その他

文 8)吉井 貴子、槙 究、

環境にどのように作用しているか、どのように使われているのかを調査した。ま

高橋 正樹、宮田 紀元:

た子供自身の子供部屋に対する意識を含めて調査した。

子供部屋の環境・行動・意 識に関する研究

この研究では部屋が建築的要素がどのように子供の態度や状況に影響を 与えるか調査している。しかし、運動に関する研究は同時には行われておら ず、その子供部屋がどのように子供の活動量に影響を与えるか更なる研究が 必要であると考える。

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1-5-3 休憩空間に関する研究

佐藤ら

文 9

が行なった研究では学習中の休憩でリフレッシュ効果があるとさ

文 9)佐藤 啓明、伊香賀

れる行動が、後の学習効率にどのような影響を与えるか調べたものである。こ

俊治、 村上 周三、内田

の研究では休憩中に指定されたリフレッシュ運動を被験者は行い、学習効率

匠子、多和田 友美、半谷

を計った。その結果学習間の短い休憩でのリフレッシュ行動は学習効率を上

英里子:休憩空間のリフレ

げることが分かった。

ッシュが学習効率に与える 影響

この研究では学習効率に着目し、短い休憩及びリフレッシュ行動の有効性 を計ったものであるが、運動や活動量に関しては一切触れていない。この研 究結果を活かして運動の活動量に影響があるか調べることが求められる。

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1-5-4 光環境に関する研究

文 10)岩田 利枝、久保田 真由、斎藤 嘉仁:膜空間 のリラックス効果に関す

岩田ら

作業効率にはほとんど変化を与えないと出た。

高乗ら

古賀 誉章、平手 小太 郎:LED 照明における光色 の休息効果に関する基礎

の研究では膜空間の照度と光の質(拡散性)を調節することで作

業効率がいかに変化するか調べたものである。研究の結果、照度も拡散性も

る実験研究

文 11)高乗 佑、李 東起、

文 10

文 11

の研究では LED 照明の色の違いによる癒やし効果、リラックス効

果、疲労回復効果などの効果を証明するため行われた。実験により一部の色 の LED 証明は高いリラックス効果や疲労回復効果が認められ、別の一部の 照明では全く効果がないという結果が出た。 光はその色によって人に与える影響が違うことがこれで照明された。

的研究

上記の研究から光の色によっては人に影響を与えることが分かった。しかし 二つの研究では光が人の活動量に与える影響までは至っていない。今後は 運動を連動した研究が求められる。

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1-6. 本研究の位置づけ 以上より我々を取り巻く環境は変わってきており、日本人の運動への意欲、 個人個人の運動量の必要性が求められている。

そこで運動による総活動量の上昇を促すような運動間の短い休息(インタ ーバル)スペースを仕様を実験により明らかにし、最適なインターバルスペー スの提案を目的とする。これまで様々な建築的要素が人に与える影響が調べ られて来たが、運動の活動量への影響まで至っていなかった。本研究により インターバルスペースのどのような建築的要素が運動の活発化を誘発するの か求める。 本研究の成果を用い、活動量を増加させるインターバルスペースを提案す ることで、人々の健康の促進、そしてスポーツの活発化を促すことが可能とな る。

図 1-6-1-1 本研究の位置付け

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第2章

Chapter 2

研究方法 Method 2-1 使用機材・調査方法 1.

使用機材

2.

取得データについて

2-2 実験 1:インターバルスペースの「広い」「狭い」条件下に おける実験 1.

実験概要

2.

実験空間の説明

2-3 実験 2:インターバルスペースの「明るい」「暗い」条件下 における実験 1.

実験概要

2.

実験空間の説明

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2-1. 使用機材・調査方法 2-1-1. 使用機材

図2-1-1-1 運動強度計:スズケン社 LifeRecorder Ex 4 秒版

図2-1-1-3 三脚

図2-1-1-2 デジタルビデオカメラ Canon ivis HFS21

図2-1-1-4 運動強度計装着の様子

運動強度計の装着に際し、付属ベルトが大き過ぎた被験者もいた為、クリップ で調節して装着した。

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2-1-2. 取得データについて

被験者に装着した運動強度計に記録されるデータをライフコーダ EX4 秒 版通信ソフトを用いてパソコンに吸い出す。得られるデータは 4 秒毎の運動 強度、2 分毎の運動強度、1 分毎の歩数、1秒毎の消費カロリー(Kcal) であ る。 それらを Microsoft 社製 Excel を用いて解析した。 以 下 に 得 ら れ た 被 験 者 の4 秒 毎 の 運 動 強 度 デ ー タの 例 を 示 す 。 ( 図 2-1-2-1) 9 8 6 5 4 3 2 1 0

9:28:00 9:28:36 9:29:12 9:29:48 9:30:24 9:31:00 9:31:36 9:32:12 9:32:48 9:33:24 9:34:00 9:34:36 9:35:12 9:35:48 9:36:24 9:37:00 9:37:36 9:38:12 9:38:48 9:39:24 9:40:00 9:40:36

運動強度

7

(秒)

図2-1-2-1 4秒毎の運動強度の推移

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2-2. 実験 1:インターバルスペースの「広い」「狭い」 条件下における実験 2-2-1. 実験概要

運動強度計を装着させた被験者 9 名(3 名×3 グループ)に特定の運動(風 船バレー、図 2-2-1-2)をしてもらう。運動を行う 10 分のうち 5 分経過後にインタ ーバルスペースに移動して 3 分間の休憩をとってもらう。その後、運動を再開 してもらい 5 分経過後に運動を終了する。以上の流れを 1 セットとし、間に 5 分間の休憩をはさみながら、合計 3 セット行った。一連の過程を運動強度計 による計測とビデオによる撮影で記録した。

●実験場所 埼玉県さいたま市見沼区春野3丁目 春野1区自治会館 ●実験日時 2012 年 10 月 22 日(月)

天気:晴れ

第 1 グループ 時間:9:00-10:05

第 2 グループ 時間:10:05-11:10

第 3 グループ 時間:11:10-12:15

●被験者 小学4年生3名(女の子3名) 大学 1~4年生6名(男の子6名) それぞれ同じ学校に通う仲良しグループから選択した

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表2-2-1-1 被験者の属性

第 1 グルー プ

第 2 グルー プ

第 3 グルー プ

身長

体重

氏名

(cm)

(kg)

被験者 1

10

140

29

被験者 2

9

126

28

被験者 3

6

115

20

被験者 4

21

178

72

被験者 5

20

173

85

被験者 6

19

161

80

被験者 7

20

170

58

被験者 8

20

167

61

被験者 9

22

178

72

図 2-2-1-2 風船バレーの様子

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●実験フロー

実験 1 では埼玉県さいたま市見沼区春野の自治会館で実験を行った。被 験者には最寄駅、もしくは家から直接自治会館まで来てもらい、準備が整っ たところで実験1の流れの通り実験を行った。(図 2-2-1-3) 専門家に相談した結果、被験者の疲れや飽きを考慮して1セットの時間を 10 分、インターバルスペースで過ごす時間を3分とした。そして、全てのグル ープが以下の3つのセットを行なった。

「10分連続」セット インターバルなし。10分間連続で風船バレーを行う。計10分。

「狭いインターバルスペース」セット 5分間の風船バレーの後、3分間狭いインターバルスペースに移動し、 更に5分間風船バレーを行う。計13分。

「広いインターバルスペース」セット 5分間の風船バレーの後、3分間広いインターバルスペースに移動し、 更に5分間風船バレーを行う。計13分。

合計30分の運動であるため、被験者の疲れを考慮し、各グループ上記のセ ットを別々の順番で行なった。

風船バレーのルールを口頭にて教示した。

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第 1 グループ

第 2 グループ

第 3 グループ

10min

被験者集合後、教示及び運動強度計装着 ↓

10min

10 分連続

↓ 13min

スペース ↓

狭いインターバル スペース

↓ 10min

10 分連続

↓ 13min

5min

狭いインターバル スペース ↓

休憩 ↓ 広いインターバル スペース ↓

5min

広いインターバル

休憩 ↓

13min

スペース

13min

5min

13min

狭いインターバル

↓ 13min

広いインターバル スペース ↓

↓ 10min

10 分連続 ↓

運動強度計を外す

total 61min 図2-2-1-3 実験1の流れ

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2-2-2 実験空間の説明

本研究でさいたま市見沼区春野の自治会館を実験場として選定した。この 会館には大広間(図 2-2-2-1)と 12 畳の畳部屋(図 2-2-2-2、図 2-2-2-3)があり、 どちらも本研究で扱いやすいことを選定理由とした。

図 2-2-2-1 大広間

図 2-2-2-2 畳部屋(北側)

図 2-2-2-3 畳部屋(南側)

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●実験空間の設置

本実験では二つの部屋をそれぞれ「風船バレーコート」と「インターバルス ペース」に分けた。大広間にはバレーコートを、畳部屋には「広いインターバ ルスペース」と「狭いインターバルスペース」を設けた。

●風船バレーコート(図 2-2-2-4) 面積:片面 5m×4m (全面 10m×4m) 人数:2 対 2 の 4 名

●広いインターバルスペース(図 2-2-2-5) 面積:畳 10 畳 (一人当たり 2.5 畳、1 畳=0.91m×1.82m)

●狭いインターバルスペース(図 2-2-2-6) 面積:畳 2 畳 (一人当たり 0.5 畳、1 畳=0.91m×1.82m)

図 2-2-2-4 風船バレーコート設置

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図 2-2-2-5 広いインターバルスペース(10 畳)

図 2-2-2-6 狭いインターバルスペース(2 畳)

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2-3. 実験 2:インターバルスペースの「明るい」「暗い」 条件下における実験 2-3-1. 実験概要

運動強度計を装着させた被験者 9 名(3 名×3 グループ)に特定の運動(風 船バレー、図 2-2-1-2)をしてもらう。運動を行う 10 分のうち 5 分経過後にインタ ーバルスペースに移動して 3 分間の休憩をとってもらう。その後、運動を再開 してもらい 5 分経過後に運動を終了する。以上の流れを 1 セットとし、間に 5 分間の休憩をはさみながら、合計 3 セット行った。一連の過程を運動強度計 による計測とビデオによる撮影で記録した。 本実験では実験 1 で得た結果をもとに、インターバルスペースの広さを「狭 い」と選定した。狭いインターバルスペースの明るさを調節し実験を行った。

●実験場所 埼玉県さいたま市見沼区春野3丁目 春野1区自治会館 ●実験日時 2012 年 10 月 24 日(水) 

天気:晴れ

第 1 グループ 時間:13:00-14:05

第 2 グループ 時間:14:10-15:15

●被験者 小学 6 年生 6 名(女の子 2 名、男の子 3 名) それぞれ同じ学校に通う仲良しグループから選択した

●使用機材 ・運動強度計:スズケン社 LifeRecorder Ex 4 秒版 ・デジタルビデオカメラ:Canon ivis HFS21 ・三脚 ・スマートフォンアプリ「REPLE」

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表2-3-1-1 被験者の属性 性

身長

体重

氏名

(cm)

(kg)

被験者 1

12

147

33

被験者 2

12

160

44

被験者 3

12

155

40

第 2 グルー

被験者 4

12

142

30

被験者 5

12

142

40

第 1 グルー プ

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●実験フロー

実験 2 でも引き続き埼玉県さいたま市見沼区春野の自治会館で実験を行っ た。被験者には最寄駅、もしくは家から直接自治会館まで来てもらい、準備が 整ったところで実験 2 の流れの通り実験を行った。(図 2-3-1-2) 専門家に相談した結果、被験者の疲れや飽きを考慮して1セットの時間を 10 分、インターバルスペースで過ごす時間を3分とした。そして、全てのグル ープが以下の3つのセットを行なった。

「10分連続」セット インターバルなし。10分間連続で風船バレーを行う。計10分。

「明るいインターバルスペース」セット 5分間の風船バレーの後、3分間明るいインターバルスペースに移動し、 更に5分間風船バレーを行う。計13分。

「暗いインターバルスペース」セット 5分間の風船バレーの後、3分間暗いインターバルスペースに移動し、 更に5分間風船バレーを行う。計13分。

合計30分の運動であるため、被験者の疲れを考慮し、各グループ上記のセ ットを別々の順番で行なった。

風船バレーのルールを口頭にて教示した。運動強度計の装着に際し、付 属ベルトが大き過ぎた被験者もいた為、クリップで調節して装着した。

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10min

第 1 グループ

第 2 グループ

被験者集合後、教示及び運動強度計装着 ↓

13min

暗いインターバル スペース

10min

10 分連続

5min

休憩 ↓

10min

10 分連続

13min

明るいインターバル スペース

5min

休憩 ↓

13min

明るいインターバル スペース

13min

暗いインターバル

↓ 5min

スペース ↓

運動強度計を外す

total 61min

図2-3-1-2 実験2の流れ

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2-3-2 実験空間の説明

●実験空間の設置

本実験では二つの部屋をそれぞれ「風船バレーコート」と「インターバルス ペース」に分けた。大広間にはバレーコートを、畳部屋には「明るいインター バルスペース」と「暗いインターバルスペース」を設けた。 部屋の明るさはスマートフォンアプリ「REPLE」を照度計として使用し計っ た。

●風船バレーコート(図 2-2-2-4) 面積:片面 5m×4m (全面 10m×4m) 人数:2 対 2 の 4 名 照度:420 ルクス

●明るいインターバルスペース(図 2-3-2-1) 面積:畳 2 畳 (一人当たり 0.5 畳、1 畳=0.91m×1.82m) 照度:403 ルクス

●暗いインターバルスペース(図 2-3-2-2) 面積:畳 2 畳 (一人当たり 0.5 畳、1 畳=0.91m×1.82m) 照度:32 ルクス

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図 2-3-2-1 明るいインターバルスペース(403 ルクス)

図 2-3-2-2 暗いインターバルスペース(32 ルクス)

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第3章

Chapter 3

結果・考察 Outcome 3-1 実験 1 運動強度計データ 1.

「10分運動」セットにおける運動強度、消費カロリー、 歩数の時系列変化

2.

「広いインターバルスペース」セットにおける運動強度、 消費カロリー、歩数の時系列変化

3.

「狭いインターバルスペース」セットにおける運動強度、 消費カロリー、歩数の時系列変化

3-2 実験 2 運動強度計データ 1.

「10分運動」セットにおける運動強度、消費カロリー、 歩数の時系列変化

2.

「明るいインターバルスペース」セットにおける運動強 度、消費カロリー、歩数の時系列変化

3.

「暗いインターバルスペース」セットにおける運動強度、 消費カロリー、歩数の時系列変化

3-3 計測データの検証比較 1.

実験 1 の計測データ検証

2.

実験 2 の計測データ検証

3.

総合評価

3-4 インタビューによる多角的考察

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被験者 4

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

被験者 3 00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

運動強度

被験者 2

運動強度

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

運動強度

被験者 1

運動強度

3-1. 実験 1 運動強度計データ

3-1-1. 「10分運動」セットにおける運動強度、消費カロリー、歩数の時系列変

化 以下が実験 1 の「10分連続」セットにおける運動強度の時系列変化である。

10 5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

図 3-1-1-1 10分連続セット運動強度時系列推移(被験者 1~4)

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被験者 9

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

被験者 8 00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

運動強度

被験者 7

運動強度

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

運動強度

被験者 6

運動強度

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

運動強度

被験者 5 10 5

0

時間(秒)

10 5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

図 3-1-1-2 10分連続セット運動強度時系列推移(被験者 5~9)

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被験者 4

0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

被験者 3 0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

消費カロリー(Kcal)

被験者 2

消費カロリー(Kcal)

0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

消費カロリー(Kcal)

被験者 1

消費カロリー(Kcal)

以下が実験 1 の「10分連続」セットにおける消費カロリーの時系列変化であ

る。

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

図 3-1-1-3 10分連続セット消費カロリー時系列推移(被験者 1~4)

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被験者 9

0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

被験者 8 0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

消費カロリー(Kcal)

被験者 7

消費カロリー(Kcal) 0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

消費カロリー(Kcal)

被験者 6

消費カロリー(Kcal)

0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

消費カロリー(Kcal)

被験者 5 4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

図 3-1-1-4 10分連続セット消費カロリー時系列推移(被験者 5~9)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

歩数

被験者 3

被験者 4 0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

歩数

被験者 2 0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

歩数

被験者 1 0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

歩数

以下が実験 1 の「10分連続」セットにおける歩数の時系列変化である。

100 50 0

時間(分)

100

50

0

時間(分)

100

50

0

時間(分)

100

50

0

時間(分)

図 3-1-1-5 10分連続セット歩数時系列推移(被験者 1~4)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


歩数

被験者 5

100 50 0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

0

歩数

時間(分)

被験者 6

100 50 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10

歩数

時間(分)

被験者 7

100 50 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10

歩数

時間(分)

被験者 8

100 50 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10

歩数

時間(分)

被験者 9

100 50 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 時間(分)

図 3-1-1-6 10分連続セット歩数時系列推移(被験者 5~9)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


被験者 3

被験者 4 00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 2 00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 1

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

3-1-2. 「広いインターバルスペース」セットにおける運動強度、消費カロリー、

歩数の時系列変化

以下が実験 1 の「広いインターバルスペース」セットにおける運動強度の時

系列変化である。

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

図 3-1-2-1 広いインターバルスペースセット運動強度時系列推移(被験者 1~4)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


被験者 8

被験者 9 00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 7 00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

被験者 6

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

被験者 5 運動強度 10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

図 3-1-2-2 広いインターバルスペースセット運動強度時系列推移(被験者 5~9)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


以下が実験 1 の「広いインターバルスペース」セットにおける消費カロリーの

被験者 3

被験者 4

消費カロリー(Kcal) 消費カロリー(Kcal)

被験者 2

消費カロリー(Kcal)

被験者 1

消費カロリー(Kcal)

時系列変化である。

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

図 3-1-2-3 広いインターバルスペースセット消費カロリー時系列推移(被験者 1~4)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


被験者 8

被験者 9

消費カロリー(Kcal) 消費カロリー(Kcal) 消費カロリー(Kcal)

被験者 7

消費カロリー(Kcal)

被験者 6

消費カロリー(Kcal)

被験者 5

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

図 3-1-2-4 広いインターバルスペースセット消費カロリー時系列推移(被験者 5~9)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


以下が実験 1 の「広いインターバルスペース」セットにおける歩数の時系列

歩数

変化である。

被験者 1

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 2

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 3

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 4

100 50 0

時間(分)

図 3-1-2-5 広いインターバルスペースセット歩数時系列推移(被験者 1~4)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


歩数

被験者 5

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 6

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 7

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 8

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 9

100 50 0

時間(分)

図 3-1-2-6 広いインターバルスペースセット歩数時系列推移(被験者 5~9)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


被験者 4

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

被験者 3 00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 2

運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 1

運動強度

3-1-3. 「狭いインターバルスペース」セットにおける運動強度、消費カロリー、

歩数の時系列変化

以下が実験 1 の「狭いインターバルスペース」セットにおける運動強度の時

系列変化である。

10 5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

図 3-1-3-1 狭いインターバルスペースセット運動強度時系列推移(被験者 1~4)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


被験者 9 00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

被験者 8 00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 7

運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 6

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

被験者 5 運動強度 10 5

0

時間(秒)

10 5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

10

5

0

時間(秒)

図 3-1-3-2 狭いインターバルスペースセット運動強度時系列推移(被験者 5~9)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


以下が実験 1 の「狭いインターバルスペース」セットにおける消費カロリーの

被験者 1

消費カロリー(Kcal)

時系列変化である。

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12

被験者 4

消費カロリー(Kcal)

被験者 3

消費カロリー(Kcal)

被験者 2

消費カロリー(Kcal)

時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

図 3-1-3-3 狭いインターバルスペースセット消費カロリー時系列推移(被験者 1~4)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


消費カロリー(Kcal)

被験者 5

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12

被験者 8

被験者 9

消費カロリー(Kcal) 消費カロリー(Kcal)

被験者 7

消費カロリー(Kcal)

被験者 6

消費カロリー(Kcal)

時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

4 3 2 1 0 0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 0:12 時間(分)

図 3-1-3-4 狭いインターバルスペースセット消費カロリー時系列推移(被験者 5~9)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


以下が実験 1 の「広いインターバルスペース」セットにおける歩数の時系列

歩数

変化である。

被験者 1

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 2

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 3

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 4

100 50 0

時間(分)

図 3-1-3-5 狭いインターバルスペースセット歩数時系列推移(被験者 1~4)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


歩数

被験者 5

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 6

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 7

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 8

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 9

100 50 0

時間(分)

図 3-1-3-6 狭いインターバルスペースセット歩数時系列推移(被験者 5~9)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

被験者 3

被験者 4

被験者 5 運動強度

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

運動強度

被験者 2

運動強度

00:00 00:56 01:52 02:48 03:44 04:40 05:36 06:32 07:28 08:24 09:20

運動強度

被験者 1

運動強度

3-2. 実験 2 運動強度計データ

3-2-1. 「10分運動」セットにおける運動強度、消費カロリー、歩数の時系列変

化 以下が実験 2 の「10分連続」セットにおける運動強度の時系列変化である。

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

図 3-2-1-1 10 分連続セット運動強度時系列推移

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

被験者 3

被験者 4

被験者 5 運動強度 0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

運動強度

被験者 2

運動強度

0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

運動強度

被験者 1

運動強度

以下が実験 2 の「10 分連続」セットにおける消費カロリーの時系列変化であ

る。

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

4 3 2 1 0

時間(分)

図 3-2-1-2 10 分連続セット消費カロリー時系列推移

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


被験者 1

歩数

以下が実験 2 の「10 分連続」セットにおける歩数の時系列変化である。

100 50 0

被験者 2

歩数

0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 時間(分)

100 50 0

被験者 3

歩数

0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 時間(分)

100 50 0

歩数

0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 時間(分)

被験者 4

100 50 0

歩数

0:00 0:02 0:04 0:06 0:08 0:10 時間(分)

50 0 0:00 0:01 0:02 0:03 0:04 0:05 0:06 0:07 0:08 0:09 0:10

被験者 5

100

時間(分)

図 3-2-1-3 10 分連続セット歩数時系列推移

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

被験者 3

被験者 4

被験者 5 運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 2

運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 1

運動強度

3-2-2. 「明るいインターバルスペース」セットにおける運動強度、消費カロリー、

歩数の時系列変化。 以下が実験 2 の「明るいインターバルスペース」セットにおける運動強度の

時系列変化である。

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

図 3-2-2-1 明るいインターバルスペースセット運動強度時系列推移

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


以下が実験 2 の「明るいインターバルスペース」セットにおける消費カロリー

被験者 1

消費カロリー (Kcal)

の時系列変化である。

4 3 2 1 0

被験者 2

消費カロリー (Kcal)

時間(分) 4 3 2 1 0

被験者 3

消費カロリー (Kcal)

時間(分) 4 3 2 1 0

被験者 4

消費カロリー (Kcal)

時間(分) 4 3 2 1 0

被験者 5

消費カロリー (Kcal)

時間(分) 4 3 2 1 0

時間(分)

図 3-2-2-2 明るいインターバルスペースセット消費カロリー時系列推移

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


以下が実験 2 の「暗いインターバルスペース」セットにおける歩数の時系列

歩数

変化である。

被験者 1

100 50 0

被験者 2

歩数

時間(分)

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 3

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 4

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 5

100 50 0

時間(分)

図 3-2-2-3 明るいインターバルスペースセット歩数時系列推移

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

00:00 01:08 02:16 03:24 04:32 05:40 06:48 07:56 09:04 10:12 11:20

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

被験者 3

被験者 4

被験者 5 運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 2

運動強度

00:00 01:12 02:24 03:36 04:48 06:00 07:12 08:24 09:36 10:48 12:00

運動強度

被験者 1

運動強度

3-2-3. 「暗いインターバルスペース」セットにおける運動強度、消費カロリー、

歩数の時系列変化 以下が実験 2 の「暗いインターバルスペース」セットにおける運動強度の時

系列変化である。

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

10 8 6 4 2 0

時間(秒)

図 3-2-3-1 暗いインターバルスペースセット運動強度時系列推移

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


以下が実験 2 の「暗いインターバルスペース」セットにおける消費カロリーの

被験者 1

消費カロリー (Kcal)

時系列変化である。

4 3 2 1 0

被験者 2

消費カロリー (Kcal)

時間(分) 4 3 2 1 0

被験者 3

消費カロリー (Kcal)

時間(分) 4 3 2 1 0

被験者 4

消費カロリー(Kcal)

時間(分) 4 3 2 1 0

被験者 5

消費カロリー (Kcal)

時間(分) 4 3 2 1 0

時間(分)

図 3-2-3-2 暗いインターバルスペースセット消費カロリー時系列推移

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


以下が実験 2 の「暗いインターバルスペース」セットにおける歩数の時系列

歩数

変化である。

被験者 1

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 2

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 3

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 4

100 50 0

歩数

時間(分)

被験者 5

100 50 0

時間(分)

図 3-2-3-3 暗いインターバルスペースセット歩数時系列推移

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


3-3. 計測データの検証比較 3-3-1 実験 1 の計測データ検証

以下に実験 1 より得た「消費カロリー」に関するデータを記す。 実験 1 で扱った 3 つのセット「10 分連続」「広い IS」「狭い IS」では、狭い IS セットでの平均消費カロリーが高かった。狭い IS セットの結果は、インターバ ルをとらず 10 分連続で運動をした時よりも合計消費カロリーは高く、逆に広い 部屋でインターバルをとった時は消費カロリーがわずかではあるが下がって いる。 被験者個々でデータを見ると、どのセットでも平均的のように見えるが、9 人 中 7 人が 10 分連続セットの時より狭い IS セットの方が消費カロリーが上がっ ているのに対し、広い IS セットだと 4 人も下がっている。狭い IS セットで上昇 した 7 人の 10 分連続セットに対する平均増加率は 38%と高い数値を出した。 これは狭い IS が運動の消費カロリー増加を促していると言える。 12.00 11.50 11.00 10.50 10.00 10分連続

広いIS

狭いIS

図 3-3-1-1 セット別の平均消費カロリー 25.00 20.00 15.00 10分連続

10.00

広いIS 5.00

狭いIS 被験者9

被験者8

被験者7

被験者6

被験者5

被験者4

被験者3

被験者2

0.00 被験者1

ース」を「IS」と表記する。

●消費カロリー

消費カロリー(Kcal)

※以下「インターバルスペ

図 3-3-1-2 被験者別の各セットでの消費カロリー

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


●歩数 以下に実験 1 より得た「歩数」に関するデータを記す。 グラフは消費カロリーのデータと酷似した結果を出している。これは消費カロ リーと歩数の明らかな相関関係を示している。 歩数は消費カロリーよりも顕著に結果が表れていた。狭い IS セット前後の増 加率の平均が 18.1%と高い値を示したのに対し、広い IS セット後の歩数がセ ット前の歩数より低い値を示した被験者は 5 人もおり、その減少率の平均が- 15.4%だった。 消費カロリー(Kcal)

700.00 680.00 660.00 640.00 620.00 600.00 10分連続

広いIS

狭いIS

図 3-3-1-3 セット別の平均歩数 1200 1000 800 600

10分連続

400

広いIS

200

狭いIS

0

図 3-3-1-4 被験者別の各セットでの歩数

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


●運動強度 以下に実験 1 より得た「運動強度」の各セット間での割合を示したグラフを記 す。 3 つのグラフを見ても、大きな差は特には見当たらなかった。しかし、平均運 動強度は 10 分連続セットと比べ、広い IS セット及び狭い IS セットの方が高か った。これは運動中の短いインターバルの有効性を示しているものと言える。 50.0% 割合(%)

40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 0 0.5 1

2

3

4

5

6

7

8

9 10

運動強度

図 3-3-1-5 10 分連続セットにおける運動強度の割合 50.0% 割合(%)

40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 0 0.5 1

2

3

4

5

6

7

8

9 10

運動強度

図 3-3-1-6 広い IS セットにおける運動強度の割合

割合(%)

50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 0 0.5 1

2

3

4

5

6

7

8

9 10

運動強度

図 3-3-1-7 狭い IS セットにおける運動強度の割合

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


3-3-2 実験 2 の計測データ検証

●消費カロリー 以下に実験 2 より得た「消費カロリー」に関するデータを記す。 実験 2 で扱った 3 つのセット「10 分連続」「明るい IS」「暗い IS」では、明るい IS セットでの平均消費カロリーが高かった。これは暗い IS セットが一番消費カ ロリーが高くなるという自身の仮説とは違う結果となってしまった。しかし、被験 者別にインターバル前後の消費カロリーを比較すると、明るい IS セットでのイ ンターバル前後の消費カロリーの増加率の平均は 21.4%に対して、暗い IS セ ットでは 25.5%だった。本実験では総消費カロリーの平均よりも、増加率を重 んじているので、この結果は重要である。 またどちらのセットも 10 分連続で行う時より消費カロリーが高い為、インター バルの有効性を証明するものでもある。 25 23 21 19 17 15 10分連続

明るいIS

暗いIS

図 3-3-2-1 セット別の平均消費カロリー

30 25 20 10分連続

15

明るいIS 10

暗いIS

5 0 被験者1 被験者2 被験者3 被験者4 被験者5

図 3-3-2-2 被験者別の各セットでの消費カロリー

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


●歩数 以下に実験 2 より得た「歩数」に関するデータを記す。 実験 2 の歩数は消費カロリーとは違い、暗い IS セットが一番高い値を示した。 しかしこの平均歩数の差は、暗い IS の有効性を示すには十分な差ではない と考えられる。しかし、インターバルの前後を比較した増加率を見てみると、明 るい IS セットでのインターバル前後の増加率は 21.4%に対し、暗い IS セット では 25.5%であった。

840 820 800 780 760 740 720 700 10分連続

明るいIS

暗いIS

図 3-3-2-3 セット別の平均歩数 1200 1000 800 10分連続

600

明るいIS 400

暗いIS

200 0 被験者1被験者2被験者3被験者4被験者5

図 3-3-2-4 被験者別の各セットでの歩数

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


●運動強度 以下に実験 2 より得た「運動強度」の各セット間での割合を記す。 グラフをみて明らかなのは、10分連続セットよりも広い IS セット、暗い IS セッ トの方が高い運動強度の割合が高い。これはインターバルがあることで、被験 者がより運動強度の高い運動をすることが示された。 50.0%

割合(%)

40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 0 0.5 1

2

3

4

5

6

7

8

9 10

運動強度

図 3-3-2-5 10 分連続セットにおける運動強度の割合 50.0% 割合(%)

40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 0 0.5 1

2

3

4

5

6

7

8

9 10

運動強度

図 3-3-2-6 明るい IS セットにおける運動強度の割合 50.0% 割合(%)

40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 0 0.5 1

2

3

4

5

6

7

8

9 10

運動強度

図 3-3-2-7 暗い IS セットにおける運動強度の割合

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


以下に暗い IS セットにおけるインターバル前後での運動強度の割合を示し たグラフを記す。 グラフでは似たような形を示しているように見えるが、インターバル後の方が 低い運動強度の割合が減り、高い運動強度の割合が高くなっている。これは インターバルがあることで被験者が高い運動強度を行いやすくなることが分か った。 50.0% 45.0% 40.0% 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 0 0.5 1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

図 3-3-2-8 暗い IS セットにおける運動強度の割合(IS 前) 50.0% 45.0% 40.0% 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 0 0.5 1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

図 3-3-2-9 暗い IS セットにおける運動強度の割合(IS 後)

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


3-3-3 総合評価

以下に実験1、および実験 2 で得たデータの総合評価表を記す。 実験 1 と 2 を経て、以下の表のようなデータを得た。先ず始めに 10 分連続 セットよりもほとんどの IS セットの方が活動量の上昇を促しており、インターバ ルスペースの有効性を示している。その中でも狭い IS セットでは総消費カロリ ーや総歩数の増加率が特に高く、また広い IS セットだと減少も起きている。イ ンターバル中の平均歩数が示すのは、被験者の態度であり、広い IS にいる 時の被験者は狭い IS にいる時よりも落ち着きがないと言える。 明るい IS セットと暗い IS セットではほとんどの値で増加を示したが、これは 実験1のデータを反映し「狭い IS」を採用しているためであると考えられる。し かし、その中でも暗い IS セットの方が増加率は極めて高く、評価に値すると考 えられる。 表3-3-3-1 各セットの総合評価表 10 月 22 日

10 月 24 日

10 分連続

広い IS

狭い IS

10 分連続

明るい IS

暗い IS

10.325

10.172

11.26

17.191

20.83

20.13

646

639

687

744

812

816

2.34

2.69

2.53

2.76

3.51

3.54

-

-5.30%

11.28%

-

18.93%

27.17%

-

-6.10%

11.13%

-

9.60%

14.57%

-

0.945

0.444

-

0.053

0.136

-

41

11

-

5.4

7.4

一人あたり平均 総消費カロリー (Kcal) 一人あたり平均 総歩数 平均運動強度の 被験者全員の平 均 IS 前後の消費カ ロリーの増減割 合 IS 前後の歩数の 増減割合 IS 中の平均消費 カロリー IS 中の平均歩数

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


3-4. インタビューによる多角的考察 以下に各実験後に得た被験者のインタビューの結果を記す。

●広いインターバルスペース 

広い方がリラックスできる。(実験 1、被験者 7)

リラックスにより眠くなる。(実験 1、被験者 7)

やる気がなくなってしまう。(実験 1、被験者 8)

休んでしまってテンションが下がる。(実験 1、被験者 9)

●狭いインターバルスペース 

圧迫感がある。(実験 1、被験者 4)

早く出たいと思った。出たらテンションが上がった。(実験 1、被験者 9)

会話が多い。(実験 1、被験者 1)

動けないからストレスになる。(実験 1、被験者 5)

狭い部屋から出ると解放感がある。(実験 1、被験者 4)

●明るいインターバルスペース 

ボーっとする。(実験 2、被験者 4)

普段通り。(実験 2、被験者 2)

●暗いインターバルスペース 

暗いからジッとしちゃう。(実験 2、被験者 3)

出た後解放感がある。(実験 2、被験者 1)

会話が多くなる。(実験 2、被験者 5)

両方の実験後のインタビューで特徴的なのが、「狭い」や「暗い」のネガティ ブな要素のインターバルスペースから出た後「解放感がある」と答えていること だった。これはネガティブな要素をもつ空間に入ったことで得た心的ストレス からの解放を意味していると考えられ、それが後の運動の活動量を上げてい ると考察できる。また共通しているのは、どちらの空間から出た後も運動に対 するモチベーションが高いことだ。「広い」や「明るい」空間では落ち着いてし まい、運動に対するモチベーションが落ちてしまった被験者がいたことがイン タビューで分かった。

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


第4章

Chapter 4

まとめ Conclusion 4-1 まとめ 4-2 今後の展望 4-3 おわりに 4-4 参考文献

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


4-1. まとめ 本研究によって以下のことが明らかになった。 

広いインターバルスペースではなく、狭いインターバルスペースを運動 の途中に挟むと平均消費カロリーと平均歩数が上がる

広いインターバルスペースを運動の途中に挟むと消費カロリーや歩数が 減少する

インターバルスペースが狭くても、運動強度が上がるとは限らない

暗いインターバルスペースを運動途中に挟んだ方が、明るいインターバ ルスペースを挟むより消費カロリーや歩数の増加率は高い

インターバルスペースの明るさに関係なく、インターバルスペースを挟む ことで運動強度の割合が高い値にシフトした

運動強度の割合が最も高い値にシフトしたのは「暗いインターバルスペ ース」を挟んだ時であった

ネガティブな要素(「狭い」「暗い」)から出た後の解放感は、運動に対する モチベーションを上げる

以上より「狭く」「暗い」インターバルスペースが運動の活動量の上昇に影響 を与えることが分かった。

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


4-2. 今後の展望 本研究においてインターバルスペースと活動量の関係は明らかにできたが、 具体的な数値提案には至らなかった。以下に不足点を記す。

被験者に計器を装着してもらう必要があったため実験をしたが、少なか らず被験者に影響が出ていた。

被験者グループ全てで共通運動として風船バレーを行ってもらったが、 遊びが進むにつれて細かい独自のルールが追加されていってしまった。 これは運動の公平性に欠くと思われる。

二つの実験を経て、インターバルスペースの仕様の条件は分かったが、 具体的な数値を出すまでに至らなかった。それは明確な「狭さ」であり 「暗さ」である。

運動強度計が計れる範囲にしては運動時間が短かったように思える

被験者には年齢が低いものもおり、気分によってデータの値が違う可能 性がある

今後はただの運動ではなく、実際のスポーツに反映させ、データをとる 必要があると思われる。

本実験により、運動間のインターバルスペースの有効性とその必要特徴が 分かった。今後は仕様の具体的数値化をしていき、スポーツの裏側である控 え室に忚用されていくことを望む。

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


4-3. おわりに 研究室に入って8ヵ月、あっという間でした。さらに言うと学生生活4年間があっという間 に過ぎてしまいました。時間が経つのは早いものです。

はじめに、こんな筋トレバカを研究室に迎えいれてくださった渡辺仁史教授に感謝の 言葉を述べたいと思います。建築学科に入って自分は何をしたいのか、どんなことを学 びたいのかをずっと考えていました。そしていつの間にか研究室に所属しなければなら ない時期となった 2012 年の 2 月。不思議と入りたい研究室はここしかなく、むしろここで しか自分のやりたいことはできないだろうと考え、渡辺仁史研究室の門を叩きました。運 よく入ることができ、先生のお人柄や、未来に対する先進的な姿勢に常に刺激されてい ました。これからも生きる上での"スマートさ“を忘れず、学んだことを活かしていきたいと 思います。本当にありがとうございます。残りの期間もよろしくお願い致します。 林田先生には最終的な卒論のアドバイスとご協力、浅田さんをご紹介していただき本 当にありがとうございます。他の卒論生と違い、あまり研究室に常駐しない私で、実は話 す機会も今まで多くなかったのですが、親身に相談にのっていただき感謝しています。 林田先生のそのフランクさに助けられました。そして運動の好きでない長澤先生には当 初は多くご相談させていただき、ふらふらしていた私にたくさんのアドバイスと可能性をく ださいました。全く興味のない運動という話題であってもお話きいてくさったことに大変感 謝しています。ありがとうございました。 そしてこれまで常に一番近くで叱咤激励してくださった先輩方には大変お世話になり ました。特に石井さんには本当にたくさんのご迷惑とご心配をおかけしたことと思います。 マイペースに自分のことをやっていた私の担当として本当にご迷惑をおかけしました。 石井さんとの関係を思い出すと「ご迷惑を・・・」しか思い浮かびません。

ここで浅田育男氏、里美氏に感謝の意を示したいと思います。突然の依頼でありなが ら卒論にご協力いただき、さらには被験者の小学生をご紹介して頂き、お子さんまで被 験者としてご協力いただいたこと、大変感謝しております。浅田氏ご夫妻のご助力がな ければ実験をすることはできませんでした。お忙しい中、実験調査におつきあい頂いた 里美さんには感謝してもしきれません。 また、実験調査にご協力頂いた小学生のみんな、急な申し出に関わらず集まってくれ た友人の学生達には大変感謝をしています。ありがとう。

卒論で得た教訓を今後も活かし、自分を成長させていきたいと思います。肉体と共に。 2012 年 11 月

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4-4. 参考文献 文 1)世界保険機構 2008 年度世界保険統計 2008 (World Health Statistics 2008) http://www.who.int/gho/publications/world_health_statistics/en/

文 2) 文部科学省平成 21 年度体力・運動能力調査報告書:年齢と体力・運 動能力 テスト項目別に見た一般的傾向 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa04/tairyoku/kekka/l_detail/12981 18.htm

文 3) 厚生労働省平成 22 年度国民健康・栄養調査結果の概要 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000020qbb-att/2r98520000021c0o. pdf

文 1)世界保険機構 2008 年度世界保険統計 2008 (World Health Statistics 2008) http://www.who.int/gho/publications/world_health_statistics/en/

文 4) 世界保険機構 2012 年度世界保険統計 2012 (World Health Statistics 2012) http://www.who.int/gho/publications/world_health_statistics/en/

文 5) 財団法人東京社会保険協会 http://www.tosyakyo.or.jp/kouhou/shinpou/0702/p2.html

文 6) 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/metabo02/

文 7)箕迫 剛、柴坂 匡一、杉山 允宏:生理学的要因からみた陸上競技イ ンターバルトレーニングの特性

文 8)吉井 貴子、槙 究、高橋 正樹、宮田 紀元:子供部屋の環境・行動・ 意識に関する研究

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文 9)佐藤 啓明、伊香賀 俊治、 村上 周三、内田 匠子、多和田 友美、 半谷 英里子:休憩空間のリフレッシュが学習効率に与える影響

文 10)岩田 利枝、久保田真由、斎藤 嘉仁:膜空間のリラックス効果に関 する実験研究

文 11)高乗 佑、李 東起、古賀 誉章、平手 小太郎:LED 照明における光 色の休息効果に関する基礎的研究

文 12)Benesse 教育研究開発センター:第 1 回子ども生活実態基本調査 (2004) 第 1 章 毎日の生活の様子/第 1 節 日頃の生活

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第2部

資料編

Part 2

Data

1-1 活動量計データ

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1-1 活動量計データ 本実験で得た被験者の活動量計のデータをまとめたものを記す。

10 分連続(22 日) 総消費カロ

平均運動 総歩数

リー

強度

被験者 1

20.62

1014

4.23

被験者 2

12.35

685

2.85

被験者 3

5.82

503

2.08

被験者 4

8.76

619

1.94

被験者 5

7.98

490

1.53

被験者 6

3.61

349

1.06

被験者 7

17.02

883

3.41

被験者 8

12.24

810

2.67

被験者 9

4.54

457

1.31

10 分連続(24 日) 総消費カロ

平均運動 総歩数

リー

強度

被験者 1

19.86

820

2.99

被験者 2

21.8

818

3.00

被験者 3

23.185

963

4.07

被験者 4

11.34

535

1.74

被験者 5

9.77

583

1.98

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狭い IS

IS 前 消費カ ロリー

IS 後 消費カ ロリー

IS 前

IS 後

総消

平均 増減

IS 前

IS 後

総歩

増減

平均

平均

増減

歩数

歩数

運動

運動

強度

強度

費カロ

運動

リー

強度

被験 10.15

10.73

20.88

5.7%

448

479

927

6.9%

4.23

4.56

7.8%

4.395

6.16

6.97

13.132

13.2%

348

426

774

22.4%

2.88

2.62

-9.0%

2.750

3.16

5.08

8.24

60.8%

322

422

744

31.1%

2.60

2.21

-15.0%

2.405

4.50

5.71

10.208

27.1%

315

376

691

19.4%

2.15

1.45

-32.6%

1.800

5.53

4.82

10.35

-13.0%

298

315

613

5.7%

2.74

2.13

-22.3%

2.435

2.96

2.59

5.558

-12.5%

249

260

509

4.4%

1.74

1.74

0.0%

1.740

6.99

6.61

13.601

-5.4%

417

373

790

-10.6%

3.19

2.97

-6.9%

3.080

3.95

5.60

9.548

41.8%

289

395

684

36.7%

2.04

2.42

18.6%

2.230

4.57

5.26

9.826

15.2%

244

210

454

-13.9%

2.07

1.76

-15.0%

1.915

者1 被験 者2 被験 者3 被験 者4 被験 者5 被験 者6 被験 者7 被験 者8 被験 者9

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


広い IS

IS 前 消費カ ロリー

IS 後 消費カ ロリー

IS 前

IS 後

総消

平均 増減

IS 前

IS 後

総歩

増減

平均

平均

増減

歩数

歩数

運動

運動

強度

強度

費カロ

運動

リー

強度

被験 10.73

10.88

21.605

1.4%

509

443

952

-13.0%

4.76

4.66

-2.1%

4.710

5.49

5.54

11.032

1.0%

322

325

647

0.9%

2.59

3.18

22.6%

2.887

4.53

3.40

7.93

-24.9%

314

258

572

-17.8%

3.51

3.15

-10.1%

3.330

5.05

2.84

7.888

-43.7%

331

235

566

-29.0%

2.37

2.70

14.1%

2.533

4.90

4.12

9.016

-16.0%

317

281

598

-11.4%

2.38

2.38

0.0%

2.380

2.98

3.56

6.54

19.5%

264

273

537

3.4%

1.59

1.39

-12.6%

1.493

5.74

6.55

12.296

14.1%

363

408

771

12.4%

2.63

3.15

19.5%

2.890

3.98

4.96

8.932

24.6%

295

328

623

11.2%

2.24

2.63

17.6%

2.437

3.62

2.69

6.308

-25.7%

250

235

485

-6.0%

1.67

1.36

-18.4%

1.513

者1 被験 者2 被験 者3 被験 者4 被験 者5 被験 者6 被験 者7 被験 者8 被験 者9

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


暗い IS IS 前 消費カ ロリー

IS 後 消費カ ロリー

IS 前

IS 後

総消

平均 増減

IS 前

IS 後

総歩

増減

平均

平均

増減

歩数

歩数

運動

運動

強度

強度

費カロ

運動

リー

強度

被験 8.28

10.08

18.36

21.7%

365

392

757

7.4%

2.97

3.32

11.7%

3.147

11.13

9.55

20.68

-14.2%

423

345

768

-18.4%

3.29

2.98

-9.5%

3.137

11.68

13.20

24.882

13.0%

460

526

986

14.3%

4.67

5.06

8.4%

4.863

7.35

11.55

18.898

57.2%

315

445

760

41.3%

2.42

3.65

50.8%

3.035

5.87

11.98

17.853

103.9%

338

470

808

39.1%

2.51

4.67

86.2%

3.587

者1 被験 者2 被験 者3 被験 者4 被験 者5

明るい IS IS 前 消費カ ロリー

IS 後 消費カ ロリー

IS 前

IS 後

総消

平均 増減

IS 前

IS 後

総歩

増減

平均

平均

増減

歩数

歩数

運動

運動

強度

強度

費カロ

運動

リー

強度

被験 9.48

10.52

20

11.0%

379

413

792

9.0%

3.11

3.72

19.7%

3.413

11.48

13.51

24.992

17.6%

408

437

845

7.1%

3.49

3.99

14.1%

3.740

12.47

11.51

23.982

-7.7%

528

458

986

-13.3%

4.87

4.15

-14.7%

4.510

6.51

12.23

18.744

87.8%

260

411

671

58.1%

2.01

3.29

63.8%

2.647

7.62

8.81

16.434

15.6%

362

404

766

11.6%

3.00

3.45

14.9%

3.223

者1 被験 者2 被験 者3 被験 者4 被験 者5

早稲田大学 渡辺仁史研究室 2012 年度卒業論文


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