早稲田大学理工学部建築学科卒業論文 指導教授 渡辺仁史
都 市 ・比 較 研 究 都市の個性 とつなが り 内村 秀 世
岡 田哲 明
pepartnrcnt of Architccture,School of Science and Engineering, Waseda University
昭和
者 ETF ー
68年 度 卒 業 論 文
◆ 上ヒ 重交 甍汗 多モ
都 市 の 個 性 とつ な が リ ー
後 虫 63110=31
指導 教 授
:
渡辺
G5D021 G5D030
仁史
教授
内村 岡田
秀世 哲明
夕 l 1ヱ
都
己
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じ
市
‐
比
較
研
究
■ と電> ここ
早稲田大学理工学部 建築学科
渡辺仁史研究寝
1988
・
時代 の 流 れ ととも に 人 間 の生 活 も大 き く変 わ りつ つ あ る。 働 くこ と、 に精 一 杯 で あ っ た時 代 か ら、働 く、 住 む 、 遊 ぶ 、 と調 和 の とれ た生 活 が望 まれ る時代 へ と移 行 し て い く中 で 、 我 々の 都 市 に 対 す る見 方 も確 実 に変 化 して きて い る。 街 づ くりを 進 め て い く上 で も、 ただ単 に 経 済 の 発 展 だ けで な く、全 て の 都市 機 能 に お い て充 実 した 都 市 づ く りを 目指 す時 期 に さ しか か っ て い る とい え よ う。 そ う した時 代 の 流 れ をふ ま え た う えで 、 『 都 市 の 個 性 とは 何 か』 とい う問 いに対 す る答 え を見 出 す べ く、 『 都 市 の カ ル チ』 な るもの を作成 す る こ とに した。
早 稲 田大学 理 工学 部 建 築学 お: 渡辺仁 史研究 室
1988
者51市 ◆
E
l`::''民
LLI陵 司呼1尭
L 【
早稲 田大学 理 工 学 部 建築学科
渡辺 仁 史研究富
1988
は じめ に 1本 編
第 1章
1-1 1-2 1-3 第
2章
2-1 2-2 2-3
1 1 第
3章
3-1 3-2 3-2-1 3-2-2
1 1 1
第 4章 ‐
1
4-1 4-2 4-3 第
1
5章
序論 研 究 目的 研究背景 研究概要 都 市 を読 む ため に 指 標 の抽 出 欠 損 デ ー タの 穴 埋 め 欠 損 デ ー タ穴 埋 め に 関 す る考 察 都 市 を 見 る視 点 人 間 の生 活 に必 要 な
3要 素
∼
働 く ,住 む ,遊 ぶ ´―
都 市 を見 る視 点 各 要 素の定 義 指 標 の 得 点 化 (グ レー デ ィン グ ) 都市 の カル テ 都 市 の カ ル チ を作 る に あ た っ て 都 市 の カ ル テ (別 冊 ) 都 市 の カル テの利用 法 都 市 を読 む
5-1 都 市 機 能 の バ ラ ン ス か ら見 た 都 市 分 類 5-2 都 市 の個 性 の マ ッピング 5-3 都 市 を読 む 5-3-1 都 市 分 類 に 関 す る考 察 5-3-2 マ ッ ピ ン グ に 関 す る考 察 5-4 今 後 の展 望 あ とが き
参 考文 献
早 稲 田大学理工 学 部 建築学 科
渡辺仁 史 研究 室
1980
者 「
本
市
‐
LL較
研
究
編
早 口 田大学理工学部建築学 科
渡辺仁史研究室
1988
第
1-1
■
草
病 戸 言合
研 究 目的
本 研 究 は 、 人 間 の 生 活 を 基 準 に して都 市 の 分 類 を行 い 、 各 都 市 を 位 置 づ け 、 比 較 す る こ と に よ っ て 、 都 市 の 個 性 や 都 市 同 士 の つ な が りを読 み と る (明 らか に す る )こ │と を 目的 とす る。
11-2
研究背景
我 々が 今 回 行 お う と して い る「 都 市 を 客 観 的 に 診 断 す る」 と い う 試 み 自体 は 、 約 10年 前 に 「 都 市 の 手 鏡 」 (早 大 池 原 研 究 室 、 日本 青 年 会 議 所 共 著 昭 52)で 行 わ れ た手 法 を手 本 に し て い る。 そ の 中 で は 、 首 都 圏 、 中 部 圏 の
138都
市、
88指
標 を用 い 、 客 観 的 な 都 市 の 位 置 づ け が行 わ れ て い る。 しか し この 10年 の 間 に 我 が 国 の 経 済 は 「 高 度 成 長 の 時 代 」 か ら「 安 定 化 の 時代 」 へ と移 り変 わ っ て きて い る。経 済 力 、 産 業 構 造 と も に 当時 と比 べ 大 き く変 化 し、又 我 々の 生 活 に 対 す る考 え 方 も、 「 仕 事 一 辺 倒 」 か ら「 余 暇 の 過 ご し方 」 を 考 え る余 裕 もで で き た 。 この よ う に 、 こ こ 十 数 年 の 間 に 我 々の 生 活 は 大 き く変 わ っ て きて い る。 従 っ て、 今 回 都 市 を診 断 す る に お い て は 、 『 人 間 の 生 活 』 に 着 目す る必 要 が あ り、 ま た 、 都 市 の 推 移 を見 る ため に も t点 と して で は な く、 時 系 列 的 に 線 で と ら え る必 要 が あ る。 さ らに 、 首 都 圏 、 中 部 圏 に と ど ま らず 、 全 国 規 模 で の 比 較 が で きれ ば 、 よ り客 観性 の 高 い 診 断 が で き る は ず で あ る。 以 上 の 三 点 に 留 意 し、 我 々は 、 都 市 を 再 診 断 す る こ とに した。
早 稲 田 大 学 理 工学 部建築学 科
渡 辺 仁史 研究 室
i988
1-3
研究概要
研 究 方 法 は 以 下 の フ ロ ー チ ャ ー トに 従 う
目的 設 定
都 市 を見 る視 点 の 設 定 欠 損 デ ー タ穴 埋 め
指標 の 加工
指 標 の 得点化
ilfifro> )t
カ ル テ に よ る都 市 分 類
tv+tFffi,
都 市分類 地 図の作成
都 市 を 読 む (考 察 )
早 稲 田大 学 理工学 部 建築学科
渡 辺 仁 史 研究室
1988
1第 2章
2-1 1全
都
市
を
読
む
た
め
に
指標の抽出 ∫ ―
国 674都 市 を診断 す るに あ た り、 70の 指 標 を設 けて い る。 、そ して 、 各 々の デ ー タは昭和 50年 ,昭 和 55年 ,昭 和 60年 と時系 列 的 な収集 を行 な っ て い る。 指 標 の 抽 出 に 関 して は 、「 都 市 の 手 鏡 」 で の 分 類 を手 本 と し、 4つ の 系 ,12の 基 盤 を設 定 した。 (表 1参 照 ) .
1早 稲 田大学理 工 学 部建築学科
渡辺 仁 史 研究 窒
1988
2-2
欠 損 デ ー タの 穴 埋 め
表 1に 見 られ る様 に 、 今 回 の 研 究 に 用 い るデ ー タ 70指 標 の う ち 、 昭 和 50年 に 関 して は 25指 標 、 昭 和 55年 に 関 して は 25指 標 、 昭 和 60年 に 関 して は 12指 標 に 欠 損 が あ っ た 。 そ れ らの 欠 損 デ ー タは 、 次 の 方 法 で 穴 埋 め を行 う こ と に した。
欠 損 穴 埋 め フ ロ ー チ ャー ト
欠 損 穴 埋 め START
全 て の 指 標 に 関 して 欠 損 の な い都市 数 を調 べ る
全 て の 指 標 に欠 損 の な い
´ 全 て の指 標 の
都 市 で の重 回帰 分 析
欠 損 率 を調 べ る
指 標 の 欠 損 率 は 30%以 上 か
回 帰 値 に 負 の 値 は あ るか
欠 損値全 で に
正 の 値 は回 帰 値
回帰 値 を用 い る
負 の 値 は デ ー タの 最 小 値
欠 損値全で に 平 均 値 を用 い る
欠 損 穴 埋 め END 重 回 帰 分析 にお け る重 相 関 係数
早 稲 田大学 理 工 学部 建 築 学 おl 渡 辺 仁 史 研究室
1988
表
1
70指 標 。お ょび 欠 損 穴 埋 め 方 法
X07
願 ■度
Xl19 都市 敗 (30km国 人口 15万 人以上 )
X10
第 l次産 業 資事者数
第 2雄 彙 従 事者致 X12策 3-数
X‖
X13 8p売 商店敗
X14 4洗 商店数 X:5 大耕 財温熙取 X16 飲食累F6闘数 X17 ェ葉詮生産 額 (年 間 ) X18 0p売 商 翼販売 猥 (年 目 )
X19 ′ l涜 商黛販売 額 (年 間 ) X211 1E行 金融 竃 関敗 自動車 保 有台数 主曼 遭P8本 政 交通 幽 夜蔵人ロ 夜個人□男 夜日入口女 市衝地人 L」 密 度 世帯数 夜目人口
(0∼ 4オ )
X311 夜目人口 (5∼ 14オ
)
X34 X35
■間人口 夜目人口
X36 X37 X38 X39 X40 X41
年齢不詳 人0増 加率 人口社会 加 数 '曽 ■I住 宅面 積 (年 同 )
夜目人口
(35∼ 44オ ) (45∼ 04オ ) (65オ 以上 )
若工建 赫
面積 (年 目 )
行政概図
敗
=員 X42 E員 平均給 与額
保守系議 員得票率 歳出額
公(1■ 支出 l■
風俗宮集 危取
X62 -人
当た り所 得 (実 数 )
X63 -人 当た り預金 高 X64 -人
当た り都市 公園面積
A:欠 B:正 C:欠
C C 8
X65 -世 帯当た り撒 X66 持 ち家 比奉 X67 下水道百及率 X68 病床敗 X69 医師致
C B 一C B A
X61
B C C A A A C A C
土lb面 積 (市 堰面積 ) 人口集中地区面積 X5tl 市衝化区壕面積 X5: 」 t面 積 X52 犯罪発生俗g賛 X53 交通事62発生件取 X54 火災幌失 ll111 X65 公民館g費 X56 凹3館 蔵薔数 X5マ スポーッ施設致 X58 蔵出目的Яl教 育費 X59 大学進御 X6tl 大学 、短大 、高尋在饉者致
C C C C A A C A C
X48 X49
00000Ⅲ004 9 0 000010誦6 9殴 ︲田あ 圏魏
X46 餞入fh測 じ串 X47 地め 収入
oamoooool 7額劉闘∞︱旧陽取0額畑004︲ 040m9“
夜固人口 (15-24オ ) 夜目人 0(25∼ 34才 )
000 9 04PlO 6 暇000m鋼Ooolol0 ︲矧″“国劉 糊螂0蜘︲ ”箇1 4 3 4闘
X31 X32 X33
X43 X44 X45
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 お 0
X21 X22 X23 X24 X25 X26 X27 X28 X29
0187 観0000000000000
X“ 文化財 指定 件数
X08
4000 5 03鏑00000000100002
Xl14 隕援 する力 、 一撮河川取 Xl15 市政公 布年月 B
7∞00 5 柘00008000お
X舵 山林FJ73せ 面積 X“ 田翅果樹 口散野 面積
損 籠 全 で に 回 帰 腱 を用 い る の 日 は 回 帰 檀 、 負 の 日 は デ ー タの 最 小 目 を用 い る 損 餞 全 で に 平 均 目 を用 い る
早稲 田大 学 理工 学 部建 築 学 科
渡辺仁史 研究 室
19.88
欠 損 率 が 高 い (今 回 に お いて は 30%以 上 )も の に 関 して は 、 重 回帰 分 析 に よ る推 定 は 行 え な い 。 よ っ て 今 回 は フ ロ ー チ ャ ー トで 示 した 通 りそ れ らの 指 標 を 省 き、 そ の 中 で欠 損 の な い 都 市 の み を サ ン プ リン グ 方 式 で 選 び それ らを 用 い て 重 回 帰 分 析 を ・ 行 った 。 上 の 様 な 方 法 で 、 欠 損 デ ー タ穴 埋 め を 行 っ た 結 果 、 昭 和 50年 で は 25指 標 中 1
5指 標 、 昭 和 55年
では
25指 標 中 13指 標 、 昭 和 60年 で は 12指 標 中 6指 標 に
つ い て 欠 損 知 全 で に 平 均 値 を も ち い る結 果 と な っ た 。
2-3
欠 損 デ ー タ穴 埋 め に 関 す る考 察
今 回 の 欠 損 デ ー タ穴 埋 め に は 、 い くつ か の 問 題 点 が あ る。
a.欠 損 デ ー タを 多 数 の 平 均 値 で 埋 め た 指 標 に つ い て は 、 信 頼 性 が乏 しい 。 b.674都 市 中 、 約 100都 市 に よ るサ ン プ リ ン グ で 重 回 帰 分 析 を行 っ た ため 、 サ ンプ リン グ に 「 か た よ り」 が生 じた 可 能 性 も あ り、重 回 帰 分 析 に よ り穴 埋 め した デ ー タも 「 か た よ り」 が 生 じた恐 れ が あ る。
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渡 辺 仁史研究 室
19.88
第
3-1
3章
都
市
を
見
る
視
点
人 間 の 生 活 に 必 要 な 3要 素 ∼ 『 働 く』 、 『 住 む 』 、 『 遊 ぶ 』 ∼
人 間 の 生 活 へ の 関 心 が 高 ま り、 「 仕 事 一 辺 倒 」 か ら「余 暇 の 過 ご し方 」 を考 え る 余 裕 が で て きて い る こ とは 、 研 究 背 景 で 述 べ た通 りで あ る。 そ う した 時 代 の 流 れ を ふ ま え た 上 で 、 人 間 の 生 活 を『 働 く』 、 『 住 む 』 、 『 遊 ぶ 』 の
3つ の 視 点 か ら見 て
い く。
3-2
都 市 を見 る視 点
3-1で
の 分 類 を都 市 機 能 の 構 成 要 素 と して 考 え られ な い だ ろ うか 。 そ の ため に 、 各 要 素 の 明 確 な定 義 づ け を行 う。 さ らに 70指 標 を加 工 して 、 都 市 機 能 の 要 素 を構 成 す る指 標 を作 成 す る。
3-2-1
各要素の定義
木 研 究 で は 、 都 市 機 能 の 各 要 素 を 次 の よ う に 定 義 した 。 『 働 く』 ため の 都 市 機 能 『 住 む 』 ため の 都 市 機 能 『 遊 ぶ 』 ため の 都 市 機 能 さ らに 、 こ れ らの 『 働 く』
第 1次 産 業
2次 産 業 第 3次 産 業
『遊ぶ 』
住環境 住 民 を楽 し ま せ る環 境
3要 素 は そ れぞ れ 3つ の 因 子 か ら構 成 さ れ て い る。
第
『住 む』
各 産 業 の 規 模 、 及 び そ れ らを支 え る環 境
農 林 水 産 業 が 発 達 して い るか 否 か を み る因 子 鉱 工 業 が 発 達 して い るか 否 か をみ る因 子 サ ー ビ ス業 が 発 達 して い るか 否 か を み る因 子
安全
居 住 空 間 及 び 生 活 の しや す さ をみ る因 子 安 全 性 が 高 いか 否 か を み る因 子
福祉
福 祉 施 設 の 充 実 度 をみ る因 子
自然
自然 に 恵 まれ て い るか否 か を み る因 子 風 俗 施 設 の 充 実 度 を み る因 子 ス ポ ー ツ施 設 の 充 実 度 をみ る因 子
居住
風俗 スポ ー ツ
早攣 田大学理工学 部建 築
子科
渡辺仁史 研究 室
198百
13-2-2
指 標 の 得 点 化 (グ レ ー デ ィ ン グ )
1 3-2-1で
定 義 した 3要 素 9因 子 そ れ ぞ れ の 機 能 の 充 実 度 を見 る た め に 、 70 1指 標 の 中 か らい くつ か を重 複 す る ご と の な い よ うに 抽 出 し、 加 工 した 。 (表 2) そ う して 出 来 上 が っ た指 標 の 位 置 づ け を 、 さ らに 明 確 に す る ため に 、 標 準 偏 差 を 用 い て 得 点 化 (グ レー デ ィ ン グ )を 行 な う。 以 下 に 、 そ の 方 法 を示 す 。 │
11.加 工 した各 指 標 に つ い て 、 グ レ ー デ ィン グ を行 な う。 2.各 国 子 内 で 得 られ た グ レー デ ィン グ 結 果 の 平 均 値 を 、 そ の 因 子 の 得 点 と す る。 3.各 要 素 内 で 得 られ た 因 子 得 点 の 平 均 値 を 、 そ の 要 素 の 得 点 とす る 。
′
、
早響 田大学 理 工 学 部 建築学科
渡辺 仁 史 研究室
198百
表
2.指 標 の 加 工 要 素
因子
指標番号
産業
W02
x10+xll.r-xl2
第 1次 産 業 従 事 者 の 割 合
第 2次
w03
X17
工業総 生産額
産業
W04
串3ひ 産業
W05 W06 L01
居住
Xll X10+Xll十 X18+X19 X12 X10+Xll十 X51 X48
商業販売額
X12
第 3次 産 業 従 事者 数 宅地面積 市 域 面積
1世 帯 当 た り畳 み数
L04
X66 X14 X24
L07
L10 1 1
X55 X24 X56 X24 × 68 X24
一 ︺ ︼
1ン
2 42 4 一 ︺ 一 5 ︼ 一 5 ︼ X X X
1人 当 た り都 市 公園面積
L09
L12 L13 P01 P02 P03 風俗
第 2次 産 業 従 事 者数
X65
L08
自然
X12
X64
住む
福 祉
X10
し 03
L06 安全
田畑 果 樹 田牧 野 面積
L02
L05
遊ぶ
加 工 さ れ た指 標
X03
事 1り
働 く
番号
W01
P04
X70 X24 X04 X06 X24 ヽ 15 X2ご 1
X16 24 X61 X24 ヽ
P06
4 一 ︺ 2 X
P05
持 ち家 比 率
1人 当 た り小 売 り商 店数 1人 当 た り犯 罪発 生 件数 1人 当 た り交 通 事 故発生 件 お 1人 当 た り火 災 焼 失 面積 1人 当 た り公 民 館 数 1人 当 た り図 書 館蔵 書数 1人 当 た り病 床 数 1人 当 た り医 師 数 1人 当 た り民 生 費 隣 接 す る海 、一 級 河川数
1人 当 た り文 化 財 指定 件 数 1人 当 た り大 規 模店 舗数 1人 当 た り飲 食店舗 数 1人 当 た り風 俗 営業 店 数
I ASle
I7,fi-)/rElgft
早 攣 田大学理工学 部建 築学 科
渡辺 仁 史 研究 室
4章
第
4-1 全国
者師 市
C)カ
ル
テ
都 市 のカ ル テ を作 成 す る に あ た って
674都
市 に つ い て 、 各 都 市 ご との 都 市 機 能 の バ ラ ン ス 、 及 び 経 年 的 な 変 化
を み る た め に 、 加 工 した 指 標 を も と に して 都 市 の カ ル チ を作 成 した 。 都 市 の カ ル テ の 中 で は 、 『 働 く』 、 『 住 む 』 、 『 遊 ぶ 』 の 3つ の 都 市 機 能 の バ ラ ン ス が ひ と 目 で 読 み 取 れ る よ うに 、 レー ダ ー チ ャ ー トに よ る 表 示 を っ て い 行 る。 そ れ と 同 時 に 、 都 市 の 概 要 も知 る こ と が で き る よ う、 「 都 市 の プ ロ フ ー ル の ィ 」 項目 に お い て 都 市 の 基 本 デ ー タを 、「 参 考 デ ー タ」 の 項 目 に お い て は 、 そ の 都 市 を知 る 上 で 参 考 と な るデ ー タ を い くつ か 掲 載 した。
4-2
tfiffio)1
)v,
(E'lffF)
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1988
4-3
カ ル チ利 用 法
こ の カ ル テ を利 用 す るに あ た っ て の 注 意 す る べ き点 を 以 下 に 述 べ る。
a.レ ー ダ ー チ ャー トの 見 方 a-1 太 線 は 昭 和 60年 、 細 線 は 昭 和 50年 と した 。 a-2 三角形 の 見 方 ・ S50∼ S60で 変 化 な し。 各 都 市 機 能 の 成 長 度 が 全 国 平 均 レベ ル に あ る と い う こ と で 成 長 して い な い と い う こ と で は な い。
OS50∼ S60で
三 角 形 が 拡 大 して い る。 各 都 市 機 能 の 成 長 度 が全 国 平 均 レベ ル を上 回 っ て い る と い う こ とで あ る。
。S50∼
S60で
三 角 形 が 縮 小 して い る。 各 都 市 機 能 の 成 長 度 が 全 国 平 均 レベ ル を下 回 っ て い る と い う こ とで あ る。
b.都 市 の プ ロ フ ィ ー ル の 見 方 デ ー タは 昭 和 60年 の もの を 使 用 して い る。 ま た、 人 口 増 加 率 は 、 S55か ら S 60の 5年 間 の もの で あ る。 な お 、 表 中 の 「 @」 は マ イナ ス を意 味 す る も の で あ る。 c.『 診 断 ノ ー ト』 は 、 各 自気 付 い た こ と を メ モ す る 欄 で あ る。 な お 、 利 用 例 と して 、 札 幌 市 、 北 本 市 、 飯 山 市 の カ ル テ を掲 載 した 。
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渡 辺 仁史 研究 室
1988
都 市 の カル テ
耐 01100
北海道
◎ 都 市 の プ ロ:フ ィ ー ル
・ L
■T
市政公 布年 (年 ) 緯度 (度 ) 経度 (度 ) 市街地 高度 (m) 市域面積 (km2) (人 ) 本国 人 口密度 (人 /km2) 人 口増加率 (%)
189' 141 43 20 1lo8001 1542,79 142。 80 10。 1
◎ 診断 ノー ト ・ 第 3次 産 業 型 労 働 都 市 . 。人 口 の 急 激 な 伸 び に も か か わ らず 、 「 住 む J・ 「 遊 ぶ 」 た め の 都 市 機 能 の グ レ ー デ ィン グ は 上 昇 傾 向 に あ る 。
0金 融 機 関 数 も増 え 続 け て い る こ
と か らも、 サ ー ビ ス 業 の 発 展 の 様 子 が う か が え る。 ・ 居 住 環 境 の 一 層 の 整 備 が 望 ま れ る。 住む
遊ぶ′
バ t,こ
椰 2次 産 凛
第
3次 蔵彙
墨
5o
国
福祉
風俗
+mm^+r!r+rFltf{+H
スポ ー ッ
渡 辺 仁 史研 究 室
1980
都市 の カル テ
O
◎ 都 市 の プ ロ フ ィ _ル
H233
埼玉 県
市 政公布 年 (年 ) 緯庫 (度 ) 経度 (度 ) 市 街 地高度 (m) 市域 面積 (km2) 人口 (人 ) 人 口密 度 (人 /km2) 人 口増 加率 (%)
北本市
働 く
1971 139 36 20 1,3`3 58H4 2'60。 47 14。 1
◎ 診断 ノー ト ・ 大 都 市 周 辺 部 に 見 られ る都 市 の 代 表 例 。 0急 激 な 人 口 増 加 に 、 住 環 境及び 商業施 設 の 増 加 が 追 い つ け ず 、 都 市 機 能 の トー タル グ レ ー デ ィン グ が 下 が っ て し ま っ て い る。 ◆保 守 系 議 員 得 票 の 率 低 下 か ら、 自 らの 市 の 改 革 に 対 す る 関 心 が 見 られ 、 こ れ か らの 行 方 が 興 味 深 い都 市 の一 つ で あ る.
のパ ラン
椰 2次 産 融
国
ヽ 3次 産彙
墨
50 福祉
風 l●
スポ ー ッ
[]::::[:]・
◎参考デ ー タ
S5o 銀 行 金 融 機隕l数 保 守 系 議 員得 票 率 (%). 教 育 費率 (%) 大 学 進学率 (%) 1人 あ た り所 得 (千 円 )
J街 化 率
(%)
44。
S55 5 81
26.08 30.77 496.2 37.95
S60 5
47.66 23.70
8
26.54
74
20。 70 28。 51
772。 2
973。 8
30。
37.95
34。
79
早‖ :Π 大 学 理工 学 部 建築 学 科
渡辺 仁 史研究 寓
1980
都 市 の カル テ
20213
長野県
◎ 都 市 の プ ロ フ ィー ル
(年 ) 1954 (度 ) 138 経度 (度 ) ]` 市 街 地 高度 (m) 320 市域面積 (km2) 211.57 人口 .(人 ) 2'034 人 口 密 度 (人 /km2) 144。 04 人 口 増 加 率 (%) -3.5
.市 政 公 布 年
◎ 飯山市
緯度
働 く
◎ 診断 ノー ト ・ 第 1次 産 業 型 の 地 方 都 市 で 、 過 疎 化 が 進 ん で い る が 、 3つ の 都 市 機 能 は 比 較 的 充 実 して お り、 左 の レー ダ ー チ ャ ー トを 見 て も わ か る よ うに、都 市機 能 の バ ラ ン スが とれ た 都 市 で あ る と 言 え よ う。 し か し、 全 国 の 中 で の 街 の 位 置 づ け に あ ま り変 動 が 見 ら れ ず 、 都 市 の 活 気 が 今 一 つ 足 りな い 様 で あ る 。 住 む
椰
遊ぶ
のパ ラン
2次 産 彙
国
第
3次 産 n
亀
,
50 福祉
スポ ーッ
風俗
[I]:::::]
◎ 参考デ ニ タ
S5o 銀 行金融機関数 保 守 系 :1員 得 票 率 (%) 教育費率 (%) 大学進 学率 (%) 1人 あ た り所 得 (千 円 ) 市街化率 (%)
S55
4 44。 81
19.27 20。
30
247。 0 。00
rp
S60 5
5
47.66 12.10 21.20 430.6
65.60 13。 36 20.70
.00
。00
+ rlt.r{ir
fiR m
^
612。 4
8F
l! t€+
tl
渡辺 仁史 研究 富
1980
第
5-1
5章
者Б市
を 読
む
都 市 機 能 の バ ラ ン ス か ら見 た都 市 分 類
都 市 の カ ル テ に お いて 、 「 働 く」 ,「 住 む 」 ,「 遊 ぶ 」 ,そ れぞ れ の 機 能 の バ ラ ン ス を見 る ため に 、 各 要 素 の 得 点 を 、 0点 を 基 準 に して 、 8通 りの 都 市 分 類 を行 っ た。
a.総
合充実 型 都市
cD
3つ
b.職
住 充 実 型 都 市 げ句
c.職
遊充実 型 都 市
d.職
充実型 都 市
e.住
遊 充 実 型 都 市 頓り
(
( )
0
f。
住 充実型 都 市
g。
遊 充 実 型 都 市 観鋤
h.機 5-2
⊃
の 要 素 の 得 点 全 て が 平 均 値 を上 回 っ て い る都
市 で あ り、 都 市 機 能 は充 実 して る と い え る。 「 働 く」 ,「 住 む 」 の 機 能 は 、 他 の 都 市 に 比 べ 充 実 して い るが 、 「 遊 ぶ 」 機 能 は 乏 しい 。 「 働 く」 ,「 遊 ぶ 」 の 機 能 は 、 他 の 都 市 に 比 べ 充 実 して い るが 、 「 住 む 」 の 機 能 は乏 しい 。 「 働 く」 は 充 実 して い るが 、 「 住 む 」 ,「 遊 ぶ 」 の機 能 は 乏 しい。 「 住 む 」 、 「 遊 ぶ 」 の 機 能 は 、 他 の 都 市 に比 べ充 実 して い るが 、 「 働 く」 の 機 能 は乏 しい 。 「 住 む 」 は 充 実 して い るが 、 「 働 く」 、 「 遊 ぶ 」 の 機 能 は 乏 し い。 「 遊 ぶ 」 は 充 実 して い るが 、 「 住 む 」 、 「 遊 ぶ 」 の 機 能 は 乏 しい。
能 非 充 実 型 都 市 G日)3つ の 要 素 の 得 点 全 て が 平 均 値 を下 回 っ て い`る 都 市 で あ り、 都 市 機 能 が 充 実 して い る と は い え な い。 都 市 の個 性 の マ ッ ピング
これ ま で の 研 究 に お い て は 、全 国
674都
市 の各 都 市 に つ い て 、 各 一 都 市 の個 性 を 見 る た め の 方 法 を 探 っ て き た わ け で あ るが 、 こ こ で は 都 市 同 士 の つ な が りに つ い て見 て ゆ き た い 。 そ こ で今 回 は 、 大 都 市 と そ の 周 辺 都 市 との つ な が りを 明 らか にす
るために首都圏と近畿圏について 5-1の 分類 に従 い、昭和 50年 、昭和 60年 の 計 4枚 の分類地図を作成することに した。 (図 1∼ 4参 照)
早 稲 田大 学理工学 部 建 築学 科
渡 辺 仁 史 研究 室
1988
5-3
都 市 を読 む
5-3-1
都 市分類 に 関 す る考 察
5-1で
行 つ た都 市 分 類 に つ い て 、 各 都 市 に 関 して 具 体 的 に どの よ うな こ とが 言 え る だ ろ う か。 都 市 の カ ル テ と照 ら し合 わ せ て考 え て み た 。 総 合 充実 型 都 市
a。
a-1。
3つ
の 都 市 機 能 が充 実 して い る都 市 は 、 さ らに 次 の の タ イプ に わ け られ る。
大 都 市 0総 合 充 実 型 都 市
千 代 田 、 中 央 、 港 (都 心
3区 )、
2つ
大阪
日本 経 済 の 中 枢 とな る都 市 で 、 全 て の 都 市 機 能 が 充 実 し て い る。 今 後 も総 合 力 の 高 い 都 市 と しての 都 市 づ く りの 推 進 が期 待 さ れ る。
a-2.地
方・ 総 合 充 実 型 都 市 矢 板 、 鴨 川 、 福 知 山、津 、赤 穂 3つ の 都 市 機 能 が充 実 して い るが 、 大 都 市 に 依 存 す る こ との な い 独 立 型 の 都 市 で あ る。 大 都 市 圏 が 拡 大 して い く中 で、 大 都 市 に 呑 み 込 まれ な い だ け の 実 力 を備 えて い る。 こ の 型 に あ て は ま る都 市 は 、 減 少 す る lLE向 に あ り、 今 後 も 独 立 を保 っ て い け るか が課 題 と な ろ う。
b.職 住 充 実 型 者5市 b-1。
この タ イプ も 2つ に わ け られ る 。
板 橋 、 品 川 、府 中 大 都 市 隣 接 ◆職 住 充 実 型 都 市 っ 働 く環 境 の 整 て い る都 心 近 くの 都 市 な ど で よ く見 られ る。 又 、 宅 地 開 発 な ど も比 較 的 早 くに 行 わ れ てい る。 こ れ か らも 安 定 した lLE向 が続 くで あ ろ う。
b-2.地
鹿 角 、 新 発 田 、 飯 田、彦 根 方 ◆職 住 充 実 型 都 市 職 住 が 近 接 して る地 方 の 第 1次 産 業 型 都 市 に よ く見 られ る。 こ の タ イ プ は 過 疎 の 問 題 を か か えて い る場 合 も 多 く今 後 の 活 性 化 が望 まれ る。
c。
職 遊 充 実 型 都市
.
銚 子 、 名 古屋 、 伊 勢 、 神 戸 、 姫 路 、 福 岡 住 環 境 の 整 備 が や や た ち遅 れ て い る都 市 で 、 地 方 の 大 都
市 に多 い 。
早 la田 大 学理工学 部建 築学 科
渡 辺 仁史研究 室
1988
職 充実 型 都市
d。
札 幌 、大 宮 、川 日 、千葉 、川 崎 、横 浜 、東 大 阪 、境 、 西宮 大 都 市 や 大 都 市 周 辺 の 第 2次 産 業 型 都 市 に 多 く見 られ 、 「 住 む 」 の 機 能 が充 実 して い る第 1次 産 業 型 都 市 に は あ ま りみ られ な い 。 ま た 、 急 激 に 人 口 の 増 加 して い る 都 市 も多 い こ とか ら、 住 環 境 の 整 備 に 力 を人 れ る必 要 が あ る と い え る。 札 幌 や 横 浜 な どの 第 二 次 産 業 型 の 大 都 市 で は 、 「 遊 び 」 の 機 能 が比 較 的 充 実 して い る こ とか ら、 総 合 充 実 型 都 市 へ の 移 行 は そ れ ほ ど困 難 で は な い だ ろ う。
e.住 遊 充 実 型 都 市
日光 、 館 山 、 新 宮 、 洲 本 大 都 市 圏 か ら離 れ 、 自然 環 境 に も恵 ま れ て い る ケ ー ス が 多 く、 レジ ャ ー 都 市 と して 成 功 して い る 多 い。 '1も
f.住 充 実 型 都 市 f-1。
f-2.地
下の
2つ の タ イ プ に わ け られ る。
大 都 市 近 郊・ 住 充 実 型 都 市 青 梅 、流 山、伊 勢原 、生駒 、羽 曳 野 大 都 市 の ベ ッ ドタ ウ ン で 、 大 都 市 圏 の 外 郭 部 を 形 成 して い る 都市 が多 い 。 人 口 が 急 激 に 増 加 して い るの も この 地 域 の 特 色で あ る。 方・ 住 充 実 型 都 市 稚 内 、 鎌 倉 、 常 滑 、 十 日町 、 糸 満 地 方 都 市 の 中 で も、 住 環 境 の 充 実 度 が 高 い 都 市 。 これ か らの 動 向 しだ い で レ ジ ャ ー 都 市 、 又 は 遊 住 充 実 型 に 移 行 す る可 能 性 も秘 め て い る。
g。
遊充実型都市
g-1
下の
2つ の タ イ プ に わ け られ る。
大 都 市 ・ 遊 充 実 型 都市
渋谷 、豊 島
区 の 多 くが 繁 華 街 と化 し、急 速 に 商 業 施 設 な ど が 発 展 し た 都 市 。 ハ イ セ ン ス な流 行 都 市 と も言 え る。 今 後 、 商 業 施 設 の 影 響 か ら第 3次 産 業 の グ レー ドが上 昇 し、 職 遊 充 実 型 型 へ 移 行 す る可 能 性 が 高 い 。
g-2
地 方・ 遊 充 実 型 都市
三 浦 、 北 茨 木 、舞 鶴 、 鳥 羽
レジ ャー 都 市 と して 発 展 中 の 都 市 で あ る。 自然 、 気 候 に も恵 まれ て い る。 今 後 、 遊 住 充 実 型 に 移 行 す る可 能 性 も秘 め て い る。
早 ll田 大 学 理工学 部 建築学 ドI 渡辺仁 史研究 室
1988
h。
機能非充実型都市
h-1。
大 都 市 周 辺・ 機 能 非 充 実 型
練馬 、三 鷹 、豊 中 、 吹 田
急 激 な 人 口 増 加 に 都 市 機 能 が つ い て い か ず、 非 充 実 型 都 市 とな っ て し ま っ て い る。 種 々の 施 設 を増 加 さ せ る こ とが 、 最 重 要 で あ る。
g-2.地
方・ 機 能 非 充 実 型 都 市 桐 生 、 安 中 、見 附 、 可 児 全 て の 都 市 機 能 が 平 均 を 下 まわ り、 都 市 づ く りを根 本 的 に 見 直 す 必 要 が あ る。
早 IIn田 大学 理 工学 部 建 築学 科
渡 辺仁 史研究 室
1988
5-3-2
大 都 市 圏 に お け る都 市 の つ な が り (マ ッ ビン グ に 関 す る考 察 )
作 成 した都 市 分 類 地 図 を 見 る こ と に よ っ て 、 大 都 市 とそ の 周 辺 都 市 の 都 市 機 能 の 役 割 分 担 、 お よび そ の 変 化 の 様 子 を は っ き りと読 み 取 る こ と が で き る。 首 都 圏 に つ い て み る と 、 都 心 部 の 都 市 機 能 は総 合 的 に 充 実 して お り、 こ の 10年 の 間 に も 充 実 度 が さ らに 増 して い る。 な か で も 『 遊 ぶ 』 の 機 能 は 、 大 規 模 店 舗 数 、 風 俗 営 業 店 舗 数 な どの 商 業 施 設 が 大 幅 に 増 加 した こ と も あ っ て 、 都 心 3区 の 得 点 平 均 も飛 躍 的 な伸 び を示 して い る。 しか し、 地 図 や 表 3を 見 て 解 る よ うに 、 23区 内 で も都 心 部 の 区 と その 周 辺 部 の 区 と で は 、 機 能 の 充 実 度 の 差 が 顕 著 に あ らわ れ る。 周 辺 部 の 区 に お け るそ れ ぞ れ の 機 能 の 得 点 は 、 『 住 む』 、 『 遊 ぶ 』 が この 10年 間 に 着 実 な 伸 び を 示 して い る もの の 、 首 都 圏 全 体 の 得 点 平 均 と大 き な 差 は見 られ な い 。 23区 以 外 の 周 辺 都 市 で は 、 人 口 の 急 激 な 伸 び に 都 市 機 能 が 追 い つ か ず 、 昭 和 50 年 で は 住 遊 の 機 能 や 住 機 能 が 充 実 して い た 都 市 も 、 湾 岸 の 京 浜 工 業 地 帯 を 除 け ば 、 都 心 へ の 依 存 度 が益 々 高 くな っ て い くlLI向 に あ る。 ま た 、 通 勤 圏 の 拡 大 に と も な い、 地 方 独 立 型 を 保 っ て い た 千 葉 、 茨 城 、 栃 木 県 内 の 都 市 も東 京 圏 に 吸 収 さ れ て し ま っ た 。 こ の 分 類 地 図結 果 か ら も この 10年 間 で 、 東 京 の 一 極 集 中 が さ らに進 ん だ こ と が よ く解 る。 近 畿 圏 に つ い て も同 じ様 な こ と が 言 え る。 大 阪 市 の 都 市 機 能 が総 合 的 に 充 実 して い くの に 対 して 、 周 辺 都 市 で は 、 特 に 『 働 く』 機 能 が大 阪 市 に 吸 収 され て い る ケ ー ス が 多 い 。 ま た 、 奈 良 県 内 の 都 市 も大 阪 へ の 通 勤 圏 とな り、 大 阪 へ の 依 存 度 が 高 く な っ て い る。 (表 4参 照 ) ま た 、 表 3と 表 4を 比 較 し、東 京 23区 の 得 点 平 均 と大 阪 市 の 得 点 平 均 と が 似 て い る こ と か ら 、 大 阪 市 の 中 で も機 能 の 分 化 が 進 ん で い る と も 考 え られ る。 最 後 に 、 首 都 圏 、 近 畿 圏 の 分 類 地 図 を も と に 作 成 した 大 都 市 国 で の 都 市 の つ な が りの モ デ ル を 図 5に 示 す 。
早稲 田大 学 理工学 部建 築 学科
渡 辺 仁史 研究 室
1988
表
3.首 都 圏 に お け る各 都 市 機 能 得点 の 平 均 値 昭和 都心
3区
50年
昭 和 60年 昭 和
20区 23区
50年
昭和
60年
昭和
50年
昭和
60年
32.70
3.70
74.67
-0.40
-1.25
23.00 ‐0.55
32.00
-5.70
‐14.75
‐5.00
3.70
3.17
-4.48
2.52
-8.65
5,39
-0.83
-3.27
‐7.48
-8.02
-0.24
‐3.02
-2.67 -3.06
‐7.69
‐5.73
31.00
他の
遊ぶ
住 む
働 く
2
1
3区 以 外 の 都 3県 1都 3県
-0.02
(都 心 3区 は
千 :ヽ 回
(1都 3県 は
東京
中央 千葉
港
)
埼玉
神 奈川
)
表 4.近 畿 圏 に お け る各 都 市 機 能得 点 の 平 均 値 昭和
大阪市
2府 3県
50年 97.00 0.32
昭和
遊ぶ
住む
働 く
60年 82.00 -0.18
昭 和 50年 ‐10.00
-0.85
昭和
60年
昭和
0.00 -2.24 (2府 3県 は
大阪
早 稲 田大 学理工 学 部建築学 科
50年
昭和
60年
-6.00
5.00
‐5.86
‐5.85
京都
兵庫
奈良
渡 辺 仁史 研究 室
和歌 山 )
19_88
図 5、 図 6に 示 した通 り、東京圏、大阪圏にお ける、各 型 都 市 の 割 の 合 変 化 に関 して 、 次 の様な共通 した事がいえる。すなわち、 職住 、職遊、非充実型の都市 数 は増加 の傾向にあ り、総 合 、 職 、 住 遊 、住 、遊 充 実型の都 市数は減少の傾向に あ る。
S60
S50
10
20
30
40
50
60
70
80
9o
loO(%)
図 5。 各 型 の 比 率 及 び 変 化 (東 京 圏 )
S60
S50
10
20
30
40
50
60
70
80
9o loo(%)
図 6。 各 型 の 比 率 及 び 変 化 (大 阪 圏 )
③OOO
職 住充実型 都 市
碑り 住 遊 充 実 型 都 市 ‐ 住充実 型都市
職 遊 充実 型 都 市
曝り 遊 充 実 型 都 市
職充 実型都 市
‐
総 合充実型 都 市
機能非充 実型都市
早稲 田大 学理工 学 部 建 築学科
渡辺 仁 史 研究 室
1988
次 に、 昭和
50年 の デ ー タに よ っ て 分 類 さ れ た各 都 市 が 、 昭 和 60年 の 分 類 で ど
の よ うに 変 化 したか に つ い て 、 首 都 圏 、 近 畿 圏 そ れ ぞ れ に つ いて 詳 し く見 て い くこ とに す る。
餞・
栃 木 、 茨 城 、千 葉 各県 内 の 都 市 に 見 られ る よ うに 、 地 方・ 総 合充 実 型 都 市 の 、 職 住 、 職遊 型 都 市 へ の移 行例 が多 い。 赤 か ら紫 色 に 変 化 した都市 が千 葉 県 の 東金 市 で 、 独 立 型 か ら大都 市 依 存 型 へ 移 行 した典型 的 な例 .
妙脚 職住
野 田 、 成 田 の よ うに 、 機 能 非 充 実 型 に な っ て し ま つ た都 市 も あ るが 、 大 都 市 圏 か ら離 れ た 地 域 で は 、 職 住 充 実 型 を保 つ て い る .
都市
○禦 職遊
働 く機 能 が低 下 した都 市 が 多 く、三 浦 市 の よ うに、 遊ぶ 機 能 の み充実 度 を保 つ た都 市 も見 られ る。
都市 3333%
新 宿 、 台束 の よ うに、総 合 充 実 型 都市 に 移 行 した 都 市 もあ るが 、 殆 どの都 市 が 働 く機能 を維 持 す るに と どま っ て い る。市 川 や船 橋 な ど非充 実 型 に な っ た 都 市 も多 い。
職充実型 都市
図 7.各 型 の 推 移 (東 京 圏
1) 早稲 田大 学 理 工学 部 建築学科
渡 辺仁 史研究 室
1980
住遊 充実 型 の 都 市 に つ い て は 、 こ れ と い っ た傾 向 はみ られ な い。 : 住遊充実型都 市 272嘉
60%以 上 の 都 市 が、 非充実 型 に 移 行 して い る。特 に 都 心 に 比較 的近 い 都 市 に 多 く、 人 口の急 激 な 増加 が 都市 機能 の 充 実度 を低下 させ て い るとい え る。
遊ぶ ための都市機能 のみが充実 している都市 は、 住環境の整備 とともに、住遊充実型都市 に移行 して い く傾 向 にあ る。 遊充実型都市
翌堅
務 “ 10.7ヽ
1`
142略
銚 子 、 木更 津 な ど、 都市 機能 が 充 実 して い く都市 も あ るが、都 心 周辺 部 の 都市 の 殆 どが非充 実 型 の ま ま で あ る。
5議
図
8.各 型 の 推 移
(東 京 圏
2)
早稲 田大学 理工学 部 建築学科
渡 辺 仁 史 研究室
1988
次 に 大 阪圏 につ いて 見 る こ とに す る。
鸞螂 総 合充
市
e禦 職住
赤 に つ いて は 、 津 、 福知 山の よ うに独 立 を保 っ て い る都 市 と、加 西 、 有 田、守 山 の よ うに 、 都 市機 能 と し て弱 い 部 分 が大 阪 圏 に 吸 い込 まれ て い るもの との 両方 に分 かれ て いる。
60∞ %
尼 崎 、 明 石 の よ う に、 人 白増 加 に よ る住環境 の 立 ち ◆ 後 れが見 られ る地 域 と、その他 は、地 方 職 住 充 実 地 域 と して 、 あ ま り変 動 は見 られ な い。
4000%
都市
○禦 職遊
この 型 の 都 市 は 、 大 阪 圏 に は 少 な い 。
都市
○螂 職充
大阪が総合充実 に移行 し、大阪国 の中心都 市 と して、 着実 に 力 を増 して い る。 また 、 大都市周辺・ 職充実型 都市 に移 行 して い るものも多 く、 これ らは人口増加 に 都市機能 が追 いつ いて いかな いもの と思 われ る。
市
図 9。 各 型 の 推 移 (大 阪 圏
1)
早 稲 田大学理工学 部 建築学 科
渡 辺仁 史 研究室
1988
天 の 橋 立 の あ る宮 津 、 淡 路 島 の洲本 、 南 紀 の御坊 、 新 宮 な ど、 自然 、 気候 な どに恵 まれ 、 レジ ャ ー 都市 の 成功 例 とな って い る。 それ らの 都市 は 、 今 後 とも今 の 傾 向 が続 き、都 市周 辺 部 の橋 本 五条 、泉 大 津 な どは 、ヽ
住 遊 充 実 型 都 市 66凛
都 市 四 拡 大 に伴 い、大 都 市 に 吸 い 込 まれ 、機 能 が低下 す るもの と思 われ る。
大 阪 日 の 場 合 、 奈 良方 面 に 特 に 多 い。 これ は、奈 良 学 園 都 市 構 想 の影響 に よ るもの で あ ろ うか。 また、 こ 3500% の地方 の 口急 増 に 伴 い、紫 色 化 して い くもの と思 わ 人 れ る。
住充実型 都市
◎螂 遊充
市
1熊 舞 鶴 、 鳥 羽 、 野 、 尾 鷲 な ど、 これ も気 候 に 恵 まれ た都 市 に 多 い。 しか し、尾 鷲 は遊住 充 実 型 へ 移 行 して い るな ど、 レジ ャー 都市 と して成功 して い る。桑 名 な どは職 遊 充 実 型都市 へ の 移 行 を成 し遂 げ て い る。
375喘
●禦 機 能非
東 京 圏 同様 、地 方 で は減 少 傾 向 、隣 接 地 区 での職 住 と して は尼 崎 、 遊 と して は まだ見 られ な いが 、 今後 出 現 の可 能 性 あ り。
都市
図 10。 各 型 の 推 移 (大 阪 圏
2)
早 00田 大学理工学部建築学 科
渡辺仁史研究室
1988
こ れ らの 円 グ ラ フ 、 お よび 都 市 分 類 地 図 か らわ か る こ と を以 下 に ま とめ る。 1。
大 都 市 の 中 心 部 で は 、 都 市 機 能 が ます ます 充 実 して い く傾 向 に あ る。 ま た 、 地 方 の 総 合充 実 型 の 都 市 で は 、 大 都 市 圏 の 拡 大 と と も に 都 市 機 能 の 一 部 が 吸 収 さ れ 、 職 住 、 職 遊 充 実 型 都 市 へ 移 行 す る例 が 多 い。
2.湾
岸 部 な どの職 充 実 型 都 市 、 特 に 第 2次 産 業 型 の 都 市 で は 、 働 く機 能 の 充 実 度 は安 定 して い る も の の 、 他 の 機 能 の 充 実 度 が増 した都 市は あ ま り見 られ な い。 住 む 機 能 が 充 実 して い た 都 市 は 、 首 都 圏 、 大 阪 圏 と も に 、 非 充 実 型 に 移 行 す る例 が 多 い 。 こ れ は 、 人 口 の 急 激 な 増 加 に 者6市 機 能 が つ い て ゆ け な か っ た た め と考 え られ る。
遊 ぶ 機 能 が 充 実 して い る都 市 は 、 郊 外 に あ る場 合 が 多 く、 「 住 む 」 の 充 実 度 の 上 昇 と併 せ て 、 住 遊 充 実 型 都 市 へ 移 行 す る例 が 多 く見 られ る。
機能非充実型の都市は、大都市 の周辺部に多 く見 られ、その数は11加 拡大 の 傾向 にある。これ は、都市機能 の一 部が中心都市に吸収され る傾向にあること を示 して いると考え られる。
早稲 田大学 理工学 部 建築学科
渡 辺 仁史 研究 室
1988
5-4
今後 の展 望
「 統 計 書 等 の デ ー タ を用 い て 都 市 を分 析 す る」 と い う研 究 に お い て は 、 都 市 を 見 る た め の 指 標 項 目 の 設 定 、 及 び デ ー タ収 集 の 正 確 さが 非 常 に 重 要 なポ イ ン トとな る。 しか し、デ ー タ収 集 の 結 果 の 良 否 は 、 そ の 指 標 内 容 と大 きな 関 連 が あ り、都 市 を 見 る た め に 必 要 と思 わ れ る指 標 も 、 収 集 の 困 難 さ か ら 、 最 終 的 な指 標 か ら除 外 しな け れ ば な らな い と い う こ と も あ っ た 。 そ の た め 、 70の 指 標 か ら作 り出 した都 市 を 見 る視 点 、 『 働 く』・ 『 住 む 』・ 『 遊 ぶ 』 が 、 都 市 の 姿 を必 ず しも十 分 に 写 し出 して い る と は 限 らな い。 しか し、 本 研 究 で は 、 都 市 を見 る 1つ の 見 方 を提 案 した に 過 ぎず 、 都 市 づ く り ◆街 づ く りを考 え て い くに は 、 様 々な 都 市 の 見 方 が 提 案 さ れ る べ きで あ ろ う。 今 後 、 この よ うな 研 究 が よ り有 効 に 利 用 さ れ るた め に は 、 “都 市 に お け る様 々な 営 み をデ ー タ と して 蓄 積 す る こ とが 、 都 市 づ く りや 街 づ く りに とで も重 要 な こ とで あ る "と い う こ と を認 識 す る必 要 が あ る。
早 00田 大学理工 学 部 建 築学科
渡辺 仁 史 研究室
1988
都
あ
と
が
‐
市
上
ヒ
較
研
究
き
早 ,田 大学理工学 部建築学 科
渡辺 仁 史 研究 童
1988
『 都 市 の 個 性 と は 何 か 』 とい う疑 問 か ら我 々の 研 究 は 開 始 した。 思 考 錯 誤 の あげ く、 都 市 の 構 成 要 因 を探 れ ば 、 都 市 の 個 性 を lElむ 手 掛 か り と な るは ず で あ る と考 え、 既 に 当研 究 室 が 収 集 した 674市 、 70指 標 の 膨 大 な デ ー タ に 挑 ん だ 。 ま た 、 「 都 市 の 手 鏡 」 と い うわ れ わ れ の 道 標 と な る名 著 を手 本 と し、 膨 大 なデ ー タ と格 闘 しな が らカ ル チ を何 と か 作 成 した。 こ う して 苦 労 して 作 成 したカ ル チ で は あ るが 、 我 々は 、 こ の カ ル チ で 都 市 の 個性 の 全 て が わ か る と は 考 え て い な い 。 都 市 の 個 性 は デ ー タに 現 せ な い 要 因 (因 襲 な ど ) が大 き く関 与 して い る と考 え られ る か らで あ る。 しか し、 我 々の 作 成 した カ ル テ は 個 性 の 一 端 を掴 む 手 掛 か りに な る と確 信 して い る。 都 市 開 発 、 再 開 発 が 叫 ば れ る中 、 『 全 国 の 中 で の 都 市 の 位 置 づ け 』 を知 る こ とは 、 自分 た ち の 都市 の 個 性 を客 観 的 に 見 直 し、 自分 た ち の 都 市 の 将 来 像 を考 え る上 で 、 非 常 に 重 要 な こ とで あ る。 「 都 市 の 手 鏡 」 以 来 、 都 市 の 位 置 づ け を行 っ た も の は発 行 され て い な い だ け に 、 今 回 の 研 究 は そ れ な りの 意 義 が あ る も の と思 わ れ る。 最 後 に 、 種 々の ア ドバ イ ス を い た だ い た 渡 辺 仁 史 先 生 を は じめ 、 COREの 森 義 純 先 生 、 当研 究 室 の 大 学 院 生 の 方 々、 そ して 、 カ ル テ 作成 に 協力 して くれ た早 稲 田 大 学 ハ ン ググ ラ イダ ー ク ラ ブ の み ん な に 心 か らの 感 謝 の 意 を 表 した い と思 い ま す。 あ りが と う ご ざ い ま した 。
早稲 田大学 理 工学 部 建築学 科
渡 辺仁 史 研究室
1988
者 「
参
考
文
¬F
‐ 上ヒ 嗜交 面汗 多モ
献
早 口 田大学 理 工 学 88建 築学 科
渡辺 仁 史研究童
1988
(1)都 (2)
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:日 本 青 年 会 議 所 :1977 1 チ ェ ッ ク リス ト 基 礎 編 :森 義 純 渡 辺 仁 史
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早 稲 田大 学理工学 部建築学 科
渡辺仁 史研 究室
1988
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