127th KOGIRE-KAI AUCTION CATALOGⅠ

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入札オークション 下見会<京都市勧業館 みやこめっせ・1F> 2022年11月10日● 木 10:00~17:00 11月11日● 金 10:00~16:00 東京下見会<東京プリンスホテル>11F・ピオニー、マーガレット 2022年11月5日● 土  12:00~19:00 6日● 日  10:00~16:00 完全予約制(受付は10/31まで) 詳細はお問い合わせください。 京都予約下見会<古裂會本社> 2022年10月17日~2022年10月31日まで (日・祝日は除く) 京都市中京区堺町通夷川下る亀屋町176 <入札締切> 2022年11月17日(木)必着 カタログ掲載の全作品に経年損傷、実作品の色目等に多少の差異があり、下見会での実見 確認を原則としております。下見会へのご来場が困難な場合には、コンディションレポートを 受け付けます。お申し込み順での対応となりますので、お早めにお問い合わせください。真贋 については未詳。 TEL:075 254 8851 FAX:075 254 8854 email:office@kogirekai.co.jp 新型コロナウィルス等の感染症の状況により、 下見会や営業時間を変更・中止する場合がござい ます。 お手数ですが、最新情報を弊社ホームページ・ SNS・メール・電話等にてご確認下さい。

□掲載については、出品物の多寡に応じて傾向別の分別を心掛けたが、結果的に は同系統のものでありながら項目を隔てるような不統一も発生している。

□記事については、いずれも概略を示す程度である。錯誤も誤謬も予測されるが、 現段での理解に基づいている。判断のつきかねるものには言及していない。

□時代判別については、日本及び舶載のものは通例の表記法を採用。外国は世紀 で表記するよう努めた。判断のつきかねるものには表記を控えた。

□時代判別等において、特に出品者の意向に従ったものは、(出)をマークした。

□生産地について日本のものは、特に地域の特定されるもの以外はそれらの表記 を除いた。また、日本(国名)の表記は省いた。諸外国については、採取地を もとにした出品者の申告を重視した。

□損傷についての記載は、微妙且つ煩雑なので、一部を除いて割愛した。

□本文中の敬称は、物故・現存にかかわらず全て略した。

□寸法の記載は、ヨコ×タテ×タカサ(ただし、硯はタテ×ヨコ×タカサ)とし た。単位はセンチ。着物類のヨコは、袖口から袖口まで。タテは、肩口から裾 端まで。袖は、その天地の長さ、筒袖は、袖口の寸法をヨコ、タテのあとに追 記した。ものによってはその高、巾、長、だけを記したものもある。また不要

と考えられるものは省いた。 □家紋の呼称は、『紋之泉』伊藤嘉市.洛東書院.大正十五年によった。 □記事に関する参考文献は、特例を除き、巻末に一括して表示した。 □子供着物の表記について  子供の着物の表記については一ツ身のうち、背守り縫いのあるものを「祝い 着」、ないものを「一ツ身」と表記した。一ツ身以上の大きさで、背縫いのあ るものは、全てその大きさの差にかかわらず、これを「子供着物」とのみ表記 した。 □打掛の表記について  小袖、あるいは、振袖と、打掛の形態的変化は殆どない。ここでは、織物と、 婚礼衣裳として着用されたものを打掛と表記した。 □屏風の表記について  一対のものを一双とし、片双を一隻とした。風炉先などの場合、一隻のものに ついては特記していない。 □付属箱の表記について  時代箱:古製のオリジナル箱。桐、杉樅、不明(無表記)/古箱:古製の代用 箱/箱:上記に該当しない古箱/共箱:作者によって識字された箱  識箱:何人かによって識字された箱/新箱:新造箱 □生没年の西暦表記について  歴史大辞典等に記載されるものについてはこれを転載し、没年没年齢のみ判明 している場合には西暦年から没年を単純に引いて表記した。 凡例 目次 井内古文化研究室 古瓦Collection 2~24 公家 25~43 佛家 44~69 書畫家 帝室技藝員 70~135 藝能 香道 136~139 茶道 華道 人形ほか 140~178 堤物 象牙 景道 179~189 陶磁器 人間国宝 190~212 明治工藝 漆藝 木工 金工 213~230 貨幣ほか 貴石・宝石 231~239 南蛮・紅毛 江戸の科学ほか 240~246 西洋骨董 史料ほか 247~265 小特集 秘画 床の間あそび 266~272 中国美術 朝鮮美術 273~296 規約・参加方法 巻末

古瓦Collection

『東播磨古代瓦聚成』掲載品

この一連のCollectionを形成した井内古文化研究室は、古瓦の研究に突出した以下の 文献の刊行で知られる著名な個人の研究所である。

古瓦の蒐集と研究、研究成果の刊行とは、井内功・潔父子の二代にわたる私財の投入 によって実現した。『鬼面紋瓦の研究』(昭和43)、『朝鮮瓦塼図譜』17(昭和5156)、そし て今回の出品作品に係わる『東播磨古代瓦聚成』(平成2)が出版された。『朝鮮瓦塼図譜』 の膨大な古瓦や塼は、伊藤庄兵衛の旧蔵品であり、Collectionの半分は、韓国国立博物館 に寄贈され、半分は韓国の古瓦蒐集家に譲られた。

野口廃寺

2 # #001 複弁八葉鋸歯文縁軒丸瓦 ¥150,000~ 17×16×38 PL17 4 ② #004と対応
加古川市野口町野口 廃寺趾は、現在の五社宮野口神社の境内地に重なると想定される。 井内古文化研究室
3 # #002 複弁八葉軒丸瓦 ¥50,000~ 16×13×35 PL16 2 #005と対応 8世紀第一四半期(白鳳期) #003 複弁八葉軒丸瓦 ¥50,000~ 15×11×3 PL16 3 #005 忍冬唐草文軒平瓦 ¥200000~ 285×4×185 PL19 10 ① #002と対応 『飛鳥白鳳の古瓦』掲載(奈良国立博物館 昭和45 No483) #004 斜格子刻文軒平瓦 ¥100,000~ 29×35×36 PL21 13 #001と対応 野口廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
4 # #007 単弁系十三葉軒丸瓦 ¥100,000~ 16×16×9 PL18 5 #008 単弁系軒丸瓦 ¥50000~ 16×15×12 PL18 6 #009 複弁連珠系軒丸瓦 ¥20000~ 26×18×5 PL20 11 #005と同手 #010 丸瓦 ¥50,000~ 19×365×9 PL23 17 #011 丸瓦 ¥35,000~ 165×38×9 PL23 16 野口廃寺
5 # #012 複弁八葉連珠文軒丸瓦 ¥150,000~ 15×15×13 PL18 7 #013 均正唐草文軒平瓦  ¥100000~ 305×6×17 PL22 15 #014 均正唐草文軒平瓦 ¥70000~ 27×6×21 PL22 14 野口廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁

殿原廃寺

6 # #016 押印平瓦 ¥100,000~ 25×2×305 PL24 18 #017 指痕平瓦 ¥70,000~ 27×2×33 PL25 20 #018 勾玉文(仮称)軒平瓦断片 ¥50,000~ 16×55×19 巴唐草 PL56 4 表題を仮称としたのは、『東播磨古瓦聚成』からの引用でないことに因る。 #019 忍冬唐草文系軒平瓦断片 ¥40000~ 20×45×13 PL67 11 繁昌廃寺 加西市繁昌町 繁昌寺に帰属した天神山・ 尼ヶ池・山の脇の瓦陶窯が知ら れる。
加西市殿原町 廃寺跡は、殿原町の石部神社 に隣接する。 野口廃寺・繁昌廃寺・殿原廃寺
7 #石守廃寺 加古川市神野町石守 加古川下流域の段丘に位置する。発掘調査により法隆寺式伽藍配置の寺院であったことが判明した。 #020 忍冬唐草文系平瓦 ¥100000~ 27×45×33 PL31 14 #021 格子文平瓦 ¥100,000~ 32×3×29 PL30 12 #022 平瓦 ¥50000~  28×2×37 PL33 20 石守廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
8 # 西条廃寺 加古川市神野町西条 神野町西条のあたりは古墳群で知られるが、この区域に西条廃寺は位置する。 法隆寺式瓦が多く、寺地と播磨における法隆寺庄倉との関係が指摘される。 #025 単弁八葉軒丸瓦 ¥150,000~ 15×14×4 PL34 2  各弁間に連珠 #024 単弁八葉軒丸瓦 ¥180,000~ 145×145×41 PL34 1  中房に※形 #026 単弁八葉鋸歯文縁軒丸瓦  ¥100000~ 16×16×6 PL35 5
9 # #028 複弁六葉軒丸瓦 ¥80,000~ 15×14×34 PL35 8 #027 複弁七葉鋸歯文縁軒丸瓦 ¥70,000~ 17×17×16 PL35 7 #029 均正唐草文軒平瓦 ¥100,000~ 28×4×36 PL36 9 #030 扁行唐草文軒平瓦 ¥80000~  275×4×325 PL37 10 西条廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
10 # #034 忍冬唐草文系軒平瓦断片 ¥40000~ 16×55×165 PL60 4 #035 唐草文軒平瓦断片 ¥30000~ 16×5×14 PL61 8 #036 単弁系軒丸瓦 ¥20,000~ 14×9×4 PL87 14 #033 平瓦 ¥25000~ 26×35×6 PL40 20#032 平瓦 ¥25000~ 225×33×7 PL40 19 吸谷廃寺 加西市吸谷町 吸谷廃寺は、専用の瓦窯(吸谷窯趾)を伴っていたことが知られる。 椅鹿廃寺 加東郡東条町椅鹿谷 西条廃寺・吸谷廃寺・椅鹿廃寺
11 # #038 単弁系八葉弁間連点文軒丸瓦 ¥100000~ 15×15×11 PL44 2 ② #039 単弁系八葉弁間連点文軒丸瓦 ¥100,000~ 15×15×35 PL44 2 ① #037 変形複弁八葉連珠文軒丸瓦 ¥70,000~ 15×15×12 PL44 1 他に類のない完全な複弁形をとらないことから、「野条式軒瓦」と呼ばれ、 祖型には平城宮の天平末年頃の6282型が想定される。 野条廃寺 加西市野条町  鶉野台地の西南端に位置する。本格的な発掘調査が待たれるが、伽藍配置は薬師寺式が想定されている。 野条廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
12 # #041 均正唐草文軒平瓦 ¥80,000~ 24×6×115 PL46 10 #042 均正唐草文軒平瓦断片  ¥30000~ 20×6×14 PL46 9 #043 平瓦 ¥50,000~ 23×25×33 PL47 12 野条廃寺
13 # #045 単弁九葉文軒丸瓦 ¥170,000~ 155×135×4 PL70 3 #044 単弁八葉文軒丸瓦 ¥250000~ 155×155×14 PL70 1 『飛鳥白鳳の古瓦』(奈良国立博物館 昭和45 No137)に掲載され、掲載名は、 輻線珠文縁花弁端円形反転亜形式軒丸瓦。「内区花文は花弁端円形反転形式な がら、周縁文様を異にする唯一例であり、亜形式とした」。 #046 単弁六葉文軒丸瓦  ¥150000~ 175×16×35 PL70 2 河合廃寺 河合中町の加古川をのぞむ平地部あり、伽藍の東域を急流に奪われる。全域調査は行われず。 河合廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
14 # #048 三重弧文軒平瓦  ¥80000~ 25×4×17 PL71 4 平頭残欠 9×12×6 PL75 14 不明断片 14×9×7 PL75 16平頭残欠 27×16×145 PL76 17 #049 三重弧文軒平瓦断片 二点組 ¥50000~  165×14×5 PL72 5 8×13×35 PL72 7 河合廃寺 平頭は、塔の相輪部の傘蓋と覆鉢の間にあって傘竿を支承する箱型の部分。 #051 河合廃寺石造断片 三点組 ¥100000~
15 # #055 平瓦 ¥50,000~ 23×2×33 PL75 13#054 平瓦 ¥50,000~ 24×2×37 PL74 12 13×12×8 PL73 10 13×16×55 PL72 8#059 瓦断片 三点組 ¥30000~  16×19×45 PL73 9 #058 丸瓦 ¥30000~ 16×35×8 PL73 11 河合廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
16 # #061 単弁六葉重圏文縁 軒丸瓦 ¥100,000~  15×13×3 PL77 1 ① 本廃寺の創建瓦とみられ る。 #062 複弁八葉鋸歯文縁 軒丸瓦 ¥150,000~  17×175×15 PL77 3  #064と対応 広渡廃寺 小野市広渡町 旧称土橋廃寺。発掘調査により薬師寺式伽藍配置と判明した。
17 # #063 葉文軒平瓦  ¥60000~ 23×55×14 PL79 14 #064 均正唐草文軒平瓦  ¥100000~ 24×55×18 PL78 13 #062と対応 #065 唐草文軒平瓦断片  ¥20,000~  14×8×11 PL78 12 ② 広渡廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
18 # #067 単弁七葉文軒丸瓦 ¥100000~ 17×155×5 PL90 8 ① #068 単弁七葉文軒丸瓦 ¥50000~ 13×12×3 PL91 9 八坂廃寺 西脇市八坂町 #069 幾何学文軒平瓦  ¥100,000~ 31×5×19 PL92 15 ②
19 # #070 単弁八葉文軒丸瓦 ¥45000~ 17×11×34 PL91 8 ② #071 単弁軒丸瓦断片 ¥30,000~ 12×10×15 PL90 6 #072 幾何学文軒平瓦断片 ¥45,000~ 18×55×12 PL92 15 ① 八坂廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
20 # #074 複弁八葉重圏縁軒丸瓦 ¥100000~ 165×16×3 PL89 3 #075 複弁八葉平縁軒丸瓦 ¥60000~ 15×14×5 PL90 7 八坂廃寺
21 # 丸瓦 16×27×95 PL93 17 平瓦断片 295×16×6 PL94 18 平瓦断片 25×235×7 PL94 19 丸瓦断片 15×19×8 PL93 16 平瓦断片 10×22×6 PL92 13 平瓦断片 10×14×35 PL91 10 平瓦断片 12×10×35 PL92 11 軒丸瓦断片 14×14×5 PL92 14 軒平瓦断片 5×45×3 PL92 12 八坂廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁 #076 瓦断片 九点組 ¥100,000
22 # #078 細弁十四葉軒丸瓦 ¥100,000~ 17×17×33 PL98 3 #079 唐草文軒平瓦断片 ¥50,000~ 20×5×8 PL100 16 #080 石製九輪残欠 ¥50000~ 325×23×8 PL101 19 #081 石製九輪残欠 ¥50000~ 24×7×14 PL101 18 多田廃寺 姫路市山田町多田
23 # #082 四重弧文軒平瓦 ¥100,000~ 33×5×42 PL103 4 『飛鳥白鳳の古瓦』所載。(№ 419) 解説を引用する。「瓦当厚 く、重弧文太く、両端を直截する。 深顎面には細かい櫛目波状文を 描いている」。 #083 四重弧文軒平瓦破片  ¥30,000~ 22×5×235 PL104 5 #084 均正唐草文軒平瓦 ¥150,000~ 275×6×65 PL104 8 溝口廃寺 神崎郡香寺町溝口 栃羽山丘陵の東南の台地の突端に位置する。市川を挟んで多田廃寺とは指呼の関係にある。 溝口廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
24 # #087 押文平瓦  ¥65,000~ 32×25×41 PL107 15#086 押文平瓦  ¥100,000~ 27×3×35 PL107 14 #088 丸瓦 ¥30000~ 16×40×85 PL106 13 #089 丸瓦 ¥30000~ 15×35×85 PL106 12 17×12×9 PL105 10#090 瓦片 二点組 ¥50000~ 25×4×23 PL105 9 溝口廃寺 ※PLの表記は『東播磨古代瓦聚成』の掲載頁
A-001 藤原定家 詠草幅 ¥800,000~ 付三重箱(内時代黒塗識桐 中溜塗識桐) 冷泉為綱、為義、古筆了仲折紙 不明極札 紙本  骨軸端 37×23 表具54×116 ヤケ シミ オレ 表具ヤケ 慶長摺箔裂中廻 藤原定家(1162~1241)は俊成の子で詩歌にすぐれ、若くよりすでに名高く、その学問的業績も多彩で、文学、歌論、有職故実など現存する著書も多い。 「明月記」は定家の日記で治承四年(1180)十九歳の時より嘉禎元年(1235)七十四歳に至る五十六年間反古の裏に書いたもので、鎌倉初期の京都側情勢 を知る最も重要な史料の一つである。 公家 25 A
26 A A-003 出雲大社絵図 未装  ¥200,000~ 付合箱(桐) 紙本 91×173 ヤケ シミ スレ オレ 南畝文庫蔵印 A-004 伝土佐光輔 束帯天神画幅 ¥150,000~ 付二重箱(内時代貼札識桐 外黒塗)  古筆了仲折紙 絹本 牙軸端 39×65 表具49×146  ヤケ スレ 狩野探幽内箱識 土佐光輔は室町期、土佐派の画家。文明年間に活躍した とされる。
27 A A-005 後陽成天皇 宣旨幅 ¥80000~ 付識箱(桐) 紙本  朱塗軸端 39×32 表具44×117 ヤケ  天正二十(1592)年八月八日 蔵人 藤原光豊 水無瀬中納言宛 後陽成天皇(元亀二・1571~元和三・1617)は誠仁親王(正親町天皇 の皇子)の第一皇子、名和仁、のち周仁(かたひと)。細川幽斎に和学を 学んだ。天正十四(1586)正親町天皇のあとをうけて即位、慶長十六 (1611)第三皇子政仁親王(御水尾天皇)に譲位した。第百七代天皇(在 位天正十四・1586~慶長十六・1611)。 A-006 尊純法親王 書巻物 ¥80000~ 付時代識箱(桐) 紙本 P軸端 675×35 ヤケ シミ オレ  源弘賢箱識(寛政十年、1798) A-007 近衛信尋  後鳥羽院詠歌幅 ¥120000~ 付時代箱(桐  貼札) 古筆了信極札  紙本 黒塗軸端 31×90  表具40×165 ヤケ シミ  スレ 近衛信尋(慶長四・1599 ~慶安二・1649)は後陽成 天皇の第四皇子、近衛信尹 の養子、従一位関白左大臣。 名信壽、法名大云、法号応 山。書を近衛信尹、茶を古 田織部に師事、また沢庵宗 彭に参禅す。日記『本源自 性院記』がある。 A-008 麓坊 女官画幅 ¥50000~  付木箱(桐) 絹本 唐木軸端 38×116 表具49×187 ヤケ シミ  オレ 表具スレ  文政九年(1826)画中
28 A A-010 冷泉為恭 歌合画幅 ¥200000~ 付二重箱(内識桐) 絹本 牙軸端 51×120 表具67×220 ヤケ シミ  榊原文翠箱識(昭和庚辰、1940) 冷泉為恭(1823~1863)は伊勢守永泰の子。狩野永岳の甥。後に姓を菅 原に改む。正六位下式部大丞。勤皇家。復古大和絵の旗手。文久三年五月 丹波にて浪士により殺害される。 A-011 賀茂真淵 和歌懐紙幅 ¥50000~ 紙本 唐木軸端 51×35 表具63×123 ヤケ シミ オレ 表具オレ、ヤケ、シミ、穴 賀茂真淵(元禄十・1697~明和六・1769)は、江戸中期の国学者、歌人。 姉婿岡部政盛に養育され、従兄岡部政長の婿養子となるが、妻と死別。 梅谷甚三郎の養子となり、古典・古語を研究する。儒教・仏教を払拭し 日本固有の精神に回帰することを主張。国学の発展に寄与した。 A-012 本居宣長 和歌懐紙幅 ¥50,000~ 付木箱(桐)  紙本 黒塗軸端 47×33 表具61×123 シミ オレ 表具シミ 本居宣長(享保十五・1730~享和元・1801)は国学者、語学者。伊勢 松坂の人。号鈴屋、通称彌四郎。賀茂真淵に入門、古道研究を志し、『古 事記伝』を完成。また「物のあはれを知る」の文学論を主張。 A-013 伝土佐光信 小町和歌色紙幅 ¥50,000~  付識箱(モミ 貼札) 紙本 潤塗軸端 18×20 表具42×126  シミ スレ オレ 穴 虫穴 表具オレ、シミ
29 A A-014 金地女房五歌人色紙貼交屏風 小形 六曲 一隻 ¥190000~  紙本 13×14 屏風351×90 ヤケ スレ 窓透 改背紙 屏風の三処に障子を埋めるなど御所好みを窺わせる。貼られた色紙も御所の切花飾 色紙である。女房だけの女房三十六歌仙は鎌倉時代に成立したとされ、なお、掲出は、 右左の書き込みから、女房三十六人歌合画帖から以下の女房五歌人を抜き出したと知 られる。 掲出右から順に 「春はなほ かすむにつけて ふかき夜の あはれをみする 月のかげかな」 (土御門院小宰相、『続古今』77) 「人にのみ つらさはみえて 吹く風の 心にかなふ 山さくらかな」 (後嵯峨院中納言典侍、『女房三十六歌仙』) 「ほととぎす しのぶるものを かしは木の もりても声の 聞こえけるかな」 (馬内侍、『新古今』1046) 「わが庵は をぐらの山の ちかければ うき世をしかと なかぬ日ぞなき」 (八条院高倉、『新勅撰』306) 「雪ふかき 岩のかけ道 あとたゆる 吉野の里も 春はきにけり」 (待賢門院堀河、『千載和歌集』) A-015 山水蒔絵冠卓 ¥180,000~ 付時代識箱(杉) 69×39×45  下段ヒビ補修
30 A A-017 狩野文信 行幸画幅 ¥55000~ 付識箱(桐) 絹本  牙貼軸端 71×45 表具81×146 シミ 「葵祭」箱識 A-022 竹蒔絵三宝 一対 ¥50,000~ 付時代識箱(杉) 31×31×27 内朱 A-018 朱塗帳台式机  ¥50000~ 46×28×31 掲出は四隅を避けるように計八本の柱を並べ成形されるが、貴人が坐 臥した帳台の構造との類似性を見出し、この呼称とした。特殊な用途か、 将又、特別な供物台であろうか。なお、寛永十五年(1638)の年紀を持つ 朱塗机(A-019)と共に伝世したと云う。 A-019 朱塗八足台 ¥50000~ 755×29×15 スレ  寛永十五(1638)戊寅冬吉祥日朱銘 A-020 春日卓 ¥50000~ 付時代識箱(杉) 46×29×20 足ヤケ 塗補修か A-021 牡丹唐草蒔絵三宝 ¥50,000~ 335×335×30 天板スレ ヒビ 塗補修
31 A A-026 蹴鞠 ¥50000~ 付木箱(モミ) 20×19×19  シミ スレ 穴補修 A-025 金銅吊燈籠 一対 ¥80,000~ 31×31×35 宝永七年(1710)銘 正一位 宮大明神廟前 丹波国□□□村 A-024 金工四本紙垂串 ¥50000~ 総高34 総体を金工で形成するもので、鍍金の紙垂を四本の串に巻きつけ蓮華 台に挿す。形状が密教の「三昧耶形」を思わせ、神佛習合の産物を連想す るが、正式を知らない。 A-023 祇園懸守 ¥50000~ 27×7×7 A-027 藤原弘定 歌人画三幅対 ¥50,000~ 付木箱(桐)  紙本 潤塗軸端 34×95 表具42×180 ヤケ シミ オレ  表具シミ、虫穴 住吉家七代当主で幕府御用絵師である住吉弘貫(寛政五・1793~文久 三・1863、本名弘定)を想定する。
32 A A-029 冷泉為恭 源氏物語画帖 ¥1,000,000~ 付時代識箱(桐 貼札) 折紙 紙本 16×18 帖22×24×10 シミ 冷泉為恭(1823 1863)は伊勢守永泰の子。狩野永岳の甥。後に姓を菅原に改む。正六位下式部大丞。勤皇家。復古大和絵の旗手。文久三年五月丹波にて 浪士により殺害される。 源氏 物語
33 A A-030 源氏物語「若菜上」画幅 ¥90000~  付木箱(桐 貼札) 紙本 潤塗軸端 48×42 表具61×130 ヤケ  薄シミ 表具ヤケ、シミ 女三宮と猫 小袖裂表装 A-031 源養恒 源氏絵幅 ¥50000~ 付時代箱(杉) 紙本  骨軸端 76×43 表具87×131 ヤケ シミ スレ オレ キレ  表具大アレ A-032 狩野休圓 花鳥源氏絵貼交屏風 本間 六曲 一双  ¥50000~ 付時代識箱(杉) 紙本 52×126 屏風367×173  ヤケ シミ スレ 穴 背面損傷 オゼキレ 狩野休圓(寛永十八・1641~享保二・1717)は幕府の御用絵師。麻布一本松 狩野家の祖。名は清信。通称は内記。
34 A A-034 源氏物語絵扇面貼交屏風 本間 六曲 一双  ¥800,000~ 紙本 52×21 屏風376×165 ヤケ スレ 穴  右隻:柳桜銀切箔散 左隻:秋草銀切箔散 桐壺
35 A 夕顔
36 A A-038 塩川文麟 曲水宴屏風 本間 六曲 一双 ¥400,000~ 紙本 359×155 屏風375×171 ヤケ 虫穴  塩川文麟(文化五・1808~明治十・1877)は四条派の画家、京都の人。字子温、子文。号文麟、士温、木仏道人ほか。通称図書。岡本豊彦に師事。幕末か ら明治にかけて京都を代表する画家の一人。平安四名家の一人。文人画風を加味した山水画を得意とした。 A-036 月次風俗屏風 本間 六曲 一隻 ¥100,000~ 紙本 344×130 屏風360×170 ヤケ シミ スレ  年中行事 正月(根曳松)三月(曲水宴) 三月(曲水宴)
37 A A-037 絵巻断簡貼交風炉先屏風 ¥70,000~ 紙本 50×27ほか 屏風172×60 四月(拝賀)十月(更科)
38 A A-045 酒井抱一 夏越祓画幅 ¥50,000 付木箱(桐) 絹本 黒塗軸端 42×101 表具56×198 ヤケ シミ  表具スレ 酒井抱一(宝暦十一・1761~文政 十一・1828)は琳派の画家。 A-041 初夢宝舟画幅 ¥50000~  付時代識箱(杉) 紙本 角軸端 47×27  表具55×114 シミ オレ 表具大シミ 弘化二年(1845)箱識 款記不読 A-043 西山芳園 五月飾画幅 ¥55,000 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 50×111 表具65×198 ヤケ シミ  オレ 表具ヤケ、シミ、虫穴 元治甲子(1864)歳初夏画中 西山芳園(享和三・1803~慶応 三・1867)は四条派の画家。 A-042 富田霞亭  立雛画幅 ¥50,000  付時代箱(桐) 絹本 蒔絵軸端 37×116 表具50×203 薄ヤケ A-044 二代歌川広重 端午節句画幅 ¥50,000 付二重箱(内桐 外溜塗) 絹本  朱塗軸端 28×85 表具40×157  ヤケ シミ オレ 虫穴 表具ヤケ、シミ、オレ 小袖裂表装 二代広重(1826~1869) A-040 横山清暉 羽子板婦人画幅 ¥100000~ 付時代識箱(桐 貼札)  絹本 骨軸端 49×40 表具61×132 ヤケ 薄シミ 表具ヤケ、シミ、オレ 横山清暉(寛政四・1792~元治元・1864)は京都生まれの四条派の画家。平安四大 家の一。字成文、通称主馬ほか、号吾岳ほか。呉春、松村景文に師事。青蓮院宮尊超法 親王の寵愛を受けお抱え絵師となる。安政度御所造営では彩管をふるった。 正月 三月 五月六月
39 A A-047 鈴木其一 大内重陽画幅 ¥150000~ 付共箱(桐)  絹本 牙軸端 42×113 表具57×207 ヤケ 戊申(1848)箱識 鈴木其一(寛政八・1796~安政五・1858)は琳派の画家。名は元長、字 は子淵、別号必庵、為三堂、噌々、菁々など。 A-046 妙法院宮尭仁 和歌懐紙幅 ¥70000~ 紙本  潤塗軸端 48×32 表具62×120 シミ スレ 尭仁法親王(正平十八・1363~永享二・1430)は後光厳天皇第七皇子、 祟賢門院の子。九歳より妙法院に入り、天台座主、四天王別当を務める。 七月九月
40 A A-048 京洛風俗屏風 中形 六曲 一双 ¥650,000~ 紙本  264×125 屏風276×137 ヤケ スレ 裏面松鶴絵
41 A

本品と同じくする点を付記しておく。

42 A A-049 四重漆箱 ¥300000~ 53×385×375 二段目鍵留金具欠 スレ カケ ソゲ 引出内を含む総体を黒漆塗、格狭間を透かした床脚をもつ四段引出とする。引出は最上 段を除く各段内側に掛金具を設けて開閉を制限し、最上段のみ施錠する作りである。第37 回正倉院展(昭和60)の目録に掲載された類品は「……この箱は残材をもとに復元したも の」と紹介され、既に本歌は存在しないことを示唆するものの、掲載された本歌の寸法は
A-050 螺鈿唐櫃 ¥100000~   付識箱(桐 貼札) 32×25×21 正倉院の風 A-051 東雲 正倉院文様箱 ¥80,000~ 20×26×16  内錦裂貼 A-052 伝東雲 正倉院文様硯箱 ¥50,000~  付硯石 水滴 18×24×5 内錦裂貼 A-053 立峯 黒塗青貝文庫 ¥30,000~ 付共箱(桐) 235×335×11 (株)山文商事勤続二十記念品 A-054 黒塗青貝小机 ¥30,000~ 53×29×20 スレ

総長5

43 A A-056 彩色長方八稜几 ¥100000~ 65×51×16 スレ ソゲ  剥離 天板を長方八稜形に刳り、格狭間透かしの台脚を備えた献物台。 天板を浅葱一色、側面及び脚部を彩絵で花文を彩る。 献物台は大佛開眼などの会式に奉納の品や献物を収めた箱を安置するため のものと考えられている。極彩色で天平様式のその姿、載せてもよし。載せ ずともよし。 A-055 吉田包春 撥鏤撥 ¥100000~ 付共箱(杉) 6×20 昭和九年(1934)箱識 吉田包春は奈良出身の工藝家。明治期より宝物の模造を手掛け、 昭和期には宮内庁より正倉院宝物の拝観を許可され、その御物の模 造を制作した。 A-059 玳瑁合子 ¥150000~ 付錫懸子 13×13×105  ヒビ 底接合補修  掲出を正倉院遺品ではないかと言うものではない。玳瑁の裏彩色の手法が、 ほぼ同じ技法ではないかと指摘されたことに由来する。ただ、正倉院に伝存す る玳瑁の加飾については現品の確認も叶わず隔靴掻痒の限りではあるが、掲 出は、視認する限り、透明な玳瑁の裏に斑文を施し、その上に金箔を貼りつけ ているように観察される。詳しくは高所からの判断に委ねたい。なお、形状や 時代感などは、憧れの正倉院はともかく、古い。 A-057 吉田文之 象牙撥鏤タイピン ¥50000~ 付共箱(桐)
吉田文之(大正四・1915~平成十六・2004)は漆芸家。奈良県出身。正倉 院宝物の復元修理に携わっていた父・立斎に師事して漆芸を学ぶ。第二次大 戦終戦後に独立、撥鏤の制作、研究に専念。「紅牙撥鏤尺」「紅牙撥鏤撥」の 復元に成功する。昭和六十年(1985)、重要無形文化財「撥鏤」保持者に認定。 A-058 黒水晶魚形 ¥30000~ 5×2×1
44 B 佛家 B-001 五大明王画幅 ¥780000~ 付二重箱(内時代溜塗桐 外黒塗) 絹本 金軸端 40×99 表具60×178 大ヤケ オレ 虫穴 風帯脆弱 不動明王を中央に据え、降三世明王・軍荼利明王・大威徳 明王・金剛夜叉明王を四周に配す。不動明王は大日如来の教 令輪身(大日の身代わりとして衆生救済に努める)とされ、 四周に配される明王は、金剛界四佛の教令輪身であり、降三 世明王は阿閦如来、軍荼利明王は寶生如来、大威徳明王は阿 弥陀如来、金剛夜叉明王は不空成就如来である。五大尊画像 は、宮中の真言院で執行された御七日御修法の本尊として 機能した。
45 B-B 002 十三佛画幅 ¥650000~ 付木箱(桐 貼札) 絹本 金軸端 太巻 55×105 表具70×183 大ヤケ オレ キレ 穴 表具アレ 十三佛は、死者の十三回の追善法要の本尊である。冥界を支配する十王の本地佛に、阿閦如来・ 大日如来・虚空蔵菩薩を加えて成立した。その成立は南北朝時代とされるが、掲出はその成立期の 作調を窺わせる。
46 B B-004 妙澤 不動明王画幅 ¥500,000~  付溜塗箱(桐 貼札) 絹本 金軸端 41×107 表具61×192  大ヤケ オレ キレ 日光山正楽寺巻止識 B-005 弘法大師尊像画幅 ¥400,000~ 付木箱(桐 貼札) 絹本 金軸端 55×93 表具74×174 大ヤケ スレ オレ 表具オレ

掲出の中尊は頭頂に宇賀神を戴いており、宇賀神と辨財天が習合した宇賀辨財天と知れる。 宇賀辨財天は後代の偽経と見做される辨天五部経を典拠に描出され、辨財天の福徳神的性格 を強調する。右に毘沙門天、左に大黒天、足元に美豆良を結った十五童子を配す。表具は中廻 を倭錦とし、天地に鳳凰を彩絵する。

47 B B-006 八臂辨財天眷属画幅 ¥250,000~ 付時代箱(桐)、合箱(桐) 絹本 金軸端 太巻 39×79 表具55×126 ヤケ オレ キレ 表具オレ、ヤケ、シミ、キレ
B-007 星曼荼羅幅 ¥170,000 付木箱(桐) 紙本 P軸端 55×91  表具67×171 スレ オレ キレ B-008 十二天画双幅 ¥50,000~ 紙本  朱塗軸端 36×87 表具51×172 ヤケ シミ  スレ オレ キレ 穴
48 B B-010 鋳銅経筒 ¥650,000~ 付木箱(桐) 12×12×27 カケ 被 蓋 式 円 筒 経 筒 。 蓋 は 穏 や か な 曲 線 を み せ る 盛 蓋 と し 、 有 茎 宝 珠 を 鋳 す る 。 長 め の 茎 が 優 美 を 極 め る 。 筒 は 細 め で 台 底 を も つ 。
49 B-B 011 鋳銅深被蓋経筒 ¥450,000~ 付木箱(桐) 6×6×20 蓋 を 異 常 に 深 い 印 籠 蓋 と す る 。 類 品 と し て 、 奈 良 国 立 博 物 館 に 有 紐 を 含 む 八 点 が 収 蔵 さ れ る が 、 内 一 点 に 承 久 二 年 ( 1 2 2 0 ) の 銘 文 が あ り 、 鎌 倉 時 代 に お け る 九 州 地 方 特 有 の 形 式 に よ る 経 筒 と 報 告 さ れ る 。
50 B B-013 百万塔 ¥500,000~  付木箱(杉 貼札) 105×105×21 カケ 接合補修 底墨書 B-014 毘沙門天図像幅 ¥400,000~ 付合箱(桐) 紙本 黒塗軸端 46×28 表具50×117 シミ  スレ 虫穴
51 B B-016 銅造菩薩立像掛佛 ¥280000~ 247×243×25  両菩薩頸キレ補修 B-017 銅鍍金誕生佛 ¥100,000~ 付朱塗八角厨子  像高125 B-015 銅鍍金善光寺菩薩立像 ¥200,000~ 付黒塗飾台  像高145
52 B B-019 銅布薩水瓶 ¥50000~  23×14×25 B-020 銅高野水瓶 ¥55000~  12×12×245 小エクボ B-022 銅雲板形磬 ¥50,000~  13×95×03 B-021 銅蓮華形燭台 ¥50000~  105×105×45 三部式 B-024 銅半鐘 ¥50,000~ 32×32×53  無銘 B-023 銅風鐸 ¥50,000~ 15×8×24 B-025 不動明王二童子画幅  ¥80,000~ 紙本 金軸端 48×108  表具67×184 スレ オレ 虫穴 B-026 不動明王二童子画幅  ¥50,000~ 紙本 金軸端 30×67  表具45×152 ヤケ シミ スレ オレ キレ  背面キレ補修 成田山不動 B-027 聖徳太子孝養画幅 ¥50,000~  付識箱(桐) 紙本 黒塗軸端 20×42 表具35×127 大ヤケ シミ スレ オレ キレ
53 B B-029 木彫如来立像 ¥50,000~  像高35 B-028 千体地蔵 三 ¥100,000~  像高11ほか B-030 硝子舎利器 ¥50,000~  付合箱(杉) 10×10×18 江戸硝子 B-037 和田五山 岩上白衣観音画幅 ¥50,000~ 付識箱(桐) 紙本  朱塗軸端 38×89 表具51×165  シミ オレ B-032 朱塗厨子 ¥50000~  54×14×90 ヒビ 剥離  内金箔部大破、共色補修 B-034 十一面千手観音 曼荼羅幅 ¥100000~ 付時代識箱(杉) 絹本 金軸端 45×99 表具60×171 ヤケ オレ  表具ウキ 安政六(1859)箱識 B-031 木彫僧形 ¥50000~  付黒漆厨子 像高47 厨子33×30×66 B-033 色漆高杯 ¥50000~  付識箱(杉) 335×33×335 「東大寺」「根来塗高杯」箱識 B-036 木村武山 雲中観音画幅 ¥120000~  付二重箱(内共桐 外黒塗) 絹本  牙軸端 27×125 表具40×208 木村武山(明治九・1876~昭和十 七・1942)は茨城県生まれの日本画 家。本名は信太郎。 B-035 三所三十三番札所 九十九尊画幅 ¥50000~ 絹本 唐木軸端 29×73 表具42×157 西国、坂東、秩父 文政十丁亥年(1827)巻止識 観音信仰
54 B 浄家 B-040 阿弥陀来迎画幅 ¥70000~ 絹本 唐木軸端 34×71 表具46×187 ヤケ シミ 表具アレ、穴 金泥、截金彩色 B-041 和讃箱 ¥500,000~ 付識箱(桐) 和讃四  18×23×12 B-039 阿弥陀来迎画幅 ¥100000~ 絹本 金軸端 38×83  表具55×157 ヤケ スレ オレ キレ 穴
55 B B-043 親鸞 名号幅 ¥300,000~ 付時代黒塗箱(杉) 紙本  金軸端 4×18 表具17×49 B-042 親鸞 名号幅 ¥450,000~  付原田耕作鑑定書(明治34) 絹本 金軸端 55×145 表具18×53  大ヤケ スレ B-044 実如 文書巻物 ¥300000~ 付二重箱(内合桐) 紙本 水晶軸端 267×26 表具301×26 ヤケ シミ スレ オレ 実如(長禄二・1458~大永五・1525)は浄土真宗の僧、本願寺派第九世宗主などを務める。 親鸞(承安三・1173~弘長二・1262)は浄土真宗(一向宗)の開祖、日野有範の子。はじめ比叡山で天台宗を、建仁元(1201)、法然の弟子となり浄土教 を学んだ。承元元(1207)、専修念仏禁止の弾圧によって越後国府へ流罪となり、この間に恵信尼と結婚、のち赦免され関東に移住し、布教活動を展開した。

B-046 空蓮 名号幅

¥300000~ 付時代識箱(桐) 紙本 雑木軸端 61×155

表具75×198 大ヤケ ウキ オレ  キレ 穴 表具アレ

空蓮は近江信楽の人で、『続近世畸 人伝』(伴蒿蹊 寛政2)に登載され、そ の畸人ぶりを知る。続伝は、初伝で挿 絵を担当した三熊花顛がその任にあ たったが、半ばに没し、蒿蹊が完成さ せた。

ここで言う畸人は、いわゆる奇人 変人も含まれるかのようだが、「人と しては畸てあるが、彼の人間として の在り方は天にかなっており、自然 のあり方に合致している人」であり、 すなわち、『荘子』の言う「人トハ、 人ニ畸ニシテ、而シテ天ニ侔フ」を底 にもつ。

空蓮の畸人ぶりは、熱烈な阿弥陀 佛の信仰者として、衆生のために他 力念佛の敷衍に邁進したが、念仏の 本願の不可思議を知らず、その徳を 信じない人達をも信仰に導きたいと 祈誓し、岩窟に入り、七日七夜にわた り断食し、阿弥陀佛との対面を得た。 阿弥陀佛は藕絲を掌中より生み出す 妙力を空蓮に授け、その信仰の敷衍 を助けた。『続近世畸人伝』は末尾に 空蓮の名号幅にも触れる。

56 B
B-047 真盛 名号幅  ¥50000~ 付合識箱(杉)  絹本 金軸端 18×45 表具30×83 大ヤケ シミ  ウキ オレ 表具大アレ B-049 文隆 肖像名号賛額 ¥50000~  絹本 30×73  額44×109 大ヤケ キレ B-048 祐天 名号掛厨子 ¥50000~  15×5×445 スレ 剥離 祐天(寛永十四・1637~享保 三・1718)は陸奥国生まれの浄土 宗の僧。江戸増上寺三十六代。字 は愚心、号は明蓮社顕誉。 B-050 聖誉 名号額  ¥50000~ 紙本 26×121  額50×140 聖誉(生年未詳~延宝九・ 1681)は浄土宗の僧、江戸の生 れ、武蔵蓮馨寺の廊源に師事。

¥50000~

26×111 表具29×190 ヤケ シミ

本願寺第二十三代法主。諱は光演、 法名は釈彰如、俳号は春坡、蕪孫、 句佛。別に愚峯、獅子窟主人と号す。

57 B B-054 狭川普文 文珠菩薩画額 ¥50,000~ 紙本 31×43 額44×55 ヤケ シミ 狭川普文は東大寺別当、華厳宗管長。 B-055 清水公照 円相画賛幅 ¥50000~ 付共箱(桐) 紙本 黒塗軸端 46×34 表具49×124 オレ 清水公照(明治四十四・1911~平 成十一・1999)は東大寺長老。文人 画、書、陶芸を能くした。 B-053 鐘聲堂 五具足 ¥60000~ 付時代識箱(桐) 香炉6×6×8ほか 金銀蓮絵象嵌 底刻銘 B-051 大谷句佛 竹雀歌賛幅
付共箱(桐) 絹本 牙軸端
スレ オレ 表具ヤケ 大谷句佛(明治八・1875~昭和十 八・1943)浄土真宗の僧・俳人。東
B-057 清水公照絵付茶碗 三 ¥50,000~  付共箱(桐)3 11×11×11ほか 磁貫  赤膚:大塩正人造胎 塩笥:神楽窯 B-056 清水公照絵付壺 菓子鉢 ¥50,000~  付共箱(桐) 壺25×25×27ほか 磁貫 B-052 島地黙雷 書幅 ¥50000~  付識箱(杉) 絖本 唐木軸端 87×151 表具99×201 オレ 対山書楼所蔵箱識 島地黙雷(天保九・1838~明治四十四・1911) は初名は謙致、のち黙雷と改める。縮堂、雨田、 無聲などの号あり。東照寺地圓の第四子なり。浄 土真宗本願寺派の名僧。 南都
58 B 律真言 B-060 松坂帰庵 書幅 ¥50,000~ 付共箱(桐 貼札) 43×34 表具49×149 ヤケ シミ オレ 表具オレ、ヤケ、シミ 松坂帰庵(明治二十五・1892~昭和三十四・1959)は真言宗の僧。岡山 市法界院三十三世。岡山県生まれ。字旭信。 B-061 金光明最勝王経 十 ¥50,000~  付時代唐櫃形箱(桐 脚部欠) 7×225 寛政二年(1790)跋識 B-059 横井光弘 立雛画賛幅 ¥250,000~  付時代箱(桐) 絹本 黒塗軸端 31×85 表具39×164  ヤケ シミ スレ オレ キレ 穴 慈雲賛 慈雲(享保三・1718~文化元・1805)真言宗の僧。 飛 流 直 下 三 千 尺

禅家

59 B B-062 良寛 一行書幅 ¥1500000~ 付識箱(杉) 紙本  黒塗軸端 原田勘平折紙 所載コピー 24×119 表具28×175  薄ヤケ オレ 表具スレ 原田勘平、安田靫彦箱識 『良寛墨蹟大観第二巻漢詩篇(二)』(中央公論美術出版・1994)所載 良寛(宝暦八・1758~天保二・1831)は歌人で曹洞宗の禅僧。越後 出雲崎の人。安永四年頃出家、大愚とも号した。諸国を行脚した後に 帰郷、脱俗生活を送る。書、漢詩、和歌は天衣無縫で高く評価された。
60 B B-065 愚極礼才 文書切幅 ¥300,000~  付二重箱(内識桐 外溜塗) 紙本 唐木軸端 24×23  表具35×122 ヤケ シミ スレ 穴 東福寺 B-064 大燈国師 佐保切幅 ¥400,000~ 付二重箱(内識桐 外溜塗)  神田定武極札 紙本 根来塗軸端 12×27  表具35×139 シミ 江守賢治箱識 大燈国師(弘安五・1282~建武四・1337) は播磨生まれの臨済宗の僧。諱は妙超、道号 は宗峰、大燈国師は通称。南浦紹明の法を継 ぐ。後醍醐天皇、花園上皇の帰依を得て大徳 寺を開いた。
61 B B-066 沢庵宗彭 二字書幅 ¥500,000~ 付黒塗識箱(桐)  大倉好斎極札 蓬庵折紙 紙本 牙軸端 27×78 表具29×151 シミ  表具スレ、シミ 沢庵宗彭(天正一・1573~正保二・1646)は臨済宗の僧。但馬国出石 の人。一凍紹滴の法嗣、大徳寺第百五十三世。 B-067 良寛 二行書幅 ¥200,000~ 付識箱(桐) 紙本 P軸端 34×133 表具46×196 ヤケ シミ オレ 原田勘平箱識 良寛(宝暦八・1758~天保二・1831)は歌人で曹洞宗の禅僧。越後出 雲崎の人。安永四年頃出家、大愚とも号した。諸国を行脚した後に帰郷、 脱俗生活を送る。書、漢詩、和歌は天衣無縫で高く評価された。
62 B B-071 仙厓義梵 大黒画賛幅 ¥220,000~ 付識箱(桐) 紙本 骨軸端 53×40 表具60×130 ヤケ シミ オレ 岩永□仙箱識 仙厓義梵(寛延三・1750~天保八・1837)は画僧。臨済宗妙心寺派。美 濃武儀郡の人。僧名は義梵。寛政元年筑前聖福寺第百二十三世住持となる。 飄逸な画風で知られる。 B-070 白隠慧鶴 大黒画賛幅 ¥200,000~ 付識箱(桐) 紙本 潤塗軸端 48×30 表具63×120 シミ オレ 穴  表具オレ、大シミ B-069 白隠慧鶴 二福神画賛幅 ¥400,000~ 付合箱(桐) 紙本 唐木軸端 53×35 表具62×112  ヤケ シミ スレ 表具大シミ、ヨゴレ、ヤケ 白隠慧鶴(貞享二・1685~明和五・1768)は臨済宗の禅僧。駿河の人。多数の著作の他、若くして独特の作風を見せる書画を能く した。宝暦八(1758)年には三島に滝沢寺を開き開祖となった。
63 B B-073 仙厓義梵 裸浄瑠璃画賛幅 ¥130000~  付識箱(桐) 紙本 骨軸端 44×36 表具54×119 ヤケ スレ 穴  三宅酒壷洞箱識 B-074 仙厓義梵 指月布袋画賛幅 ¥280000~  付木箱(桐) 紙本 唐木軸端 31×89 表具45×152  ヤケ シミ 表具ヤケ、シミ B-072 白隠慧鶴 五神三幅 ¥400,000~ 付時代合箱(桐) 紙本  唐木軸端 32×94 表具45×176  ヤケ シミ オレ 白隠慧鶴(貞享二・1685~明和五・ 1768)は臨済宗の禅僧。駿河の人。多数の 著作の他、若くして独特の作風を見せる 書画を能くした。宝暦八(1758)年には三 島に滝沢寺を開き開祖となった。

大愚とも号した。諸国を行脚した 後に帰郷、脱俗生活を送る。書、 漢詩、和歌は天衣無縫で高く評価 された。

64 B B-077 仙厓義梵 花見画賛幅 ¥230000~ 付識箱(杉) 紙本 唐木軸端 28×65 表具36×134 シミ オレ 虫穴  幻住庵韜光箱識 B-078 仙厓義梵 鍾馗画賛幅 ¥150000~ 付識箱(桐) 紙本 牙軸端 44×117 表具57×183 ヤケ シミ オレ  三宅酒壷洞箱識 B-076 良寛 書幅 ¥500,000~ 付識箱(桐) 紙本  唐木軸端 「良寛和尚晩年名蹟展覧会」図録 コピー 26×24 表具37×102 薄ヤケ 薄シミ 表具ヤケ、 シミ 安田靫彦箱識 良寛(宝暦八・1758~天保二・ 1831)は歌人で曹洞宗の禅僧。越 後出雲崎の人。安永四年頃出家、
65 B B-083 清巌宗渭 一行書幅 ¥120,000~ 付時代識箱(桐 貼札) 紙本  牙軸端 28×129 表具31×208 シミ オレ 清巌宗渭(天正十六・1588~寛文元・1661)は 近江生まれの臨済宗の僧。大徳寺百七十世。諱は 宗渭、号は弧陋、自笑。 B-082 無学宗衍 一行書幅 ¥130,000~ 付識箱(杉 貼札) 紙本 黒塗軸端 29×108 表具31×188 シミ 無学宗衍(享保六・1721~寛政三・1791)は大 徳寺三百七十八世。 B-081 天室宗竺 一行書幅 ¥150,000~ 付時代識箱(桐 貼札) 紙本  黒塗軸端 26×104 表具28×178 シミ オレ  表具オレ、シミ 天室(慶長十・1605~寛文七・1667)は大徳寺 百九十世。諱宗竺、号一如子、破笠子、雛道人。 B-080 明堂宗宣 寿老画賛幅  ¥50000~ 付木箱(杉) 紙本  黒塗軸端 53×30 表具56×116  オレ 明堂宗宣(明和五・1768~天保八・ 1837)は丹波生まれの臨済宗の僧。大徳 寺四百二十九世。別号春米子、返照山人。 B-079 沢庵宗彭 和歌幅 ¥100000~ 付二重箱(内識桐 外溜塗) 紙本 牙軸端 40×29 表具44×110 シミ 沢庵宗彭(天正一・1573~正保二・1646)は臨済宗の僧。但馬国出石の人。一凍紹滴の法嗣、大徳寺第百五 十三世。 重 々 煙 樹 一 楼 臺 茶 飯 家 常 無 可 陪

の鑑定に長じ、『江月和尚墨蹟手写』がある。

66 B B-085 江月宗玩 消息幅 ¥70000~ 付木箱(桐) 紙本  黒塗軸端 39×30 表具41×118 ヤケ スレ 江月宗玩(天正二・1574~寛永二十・1643)は禅僧、大徳寺百五十六 世。別号欠伸子ほか。津田宗及の子。笑嶺宗 のち春屋宗園に師事。方丈 再興等、大徳寺の復興に尽力。また龍光院内に茶室孤篷庵を開く。墨蹟
B-086 天室宗竺 消息幅 ¥70000~ 付木箱(桐) 紙本  雑木軸端 42×31 表具48×120 シミ オレ 天室(慶長十・1605~寛文七・1667)は大徳寺百九十世。諱宗竺、号一 如子、破笠子、雛道人。尾張生まれ、大徳寺の玉室宗珀の法を嗣ぎ、承応 三(1654)に同寺の住持となった。 B-088 春叢紹珠 布袋画賛幅 ¥80000~ 付木箱(桐) 紙本 黒塗軸端 27×108 表具31×186 ヤケ シミ スレ キレ 春叢紹珠(宝暦元・1751~天保六・1835)は妙 心寺四百七十世。豊後出身、諱紹珠、号春叢。 B-089 風外本高 虎画幅 ¥80,000~  付木箱(桐) 紙本 雑木軸端 54×121  表具68×189 ヤケ シミ オレ 風外本高(安永八・1779~弘化四・1847)は伊 勢渡会郡押淵で生まれ、名本高、俗姓平氏、天保 四(1833)に五十五歳で香積寺の住職となる。 B-087 大綱宗彦 一行書幅 ¥80000~ 付識箱(桐) 紙本 黒塗軸端 28×121 表具37×198 シミ オレ  堀内宗完箱書 大綱宗彦(安永元・1772~安政七年・1860)は 大徳寺第四百三十五世。同寺塔頭黄梅院第十四 世。昨夢、空華室と号したのち、向春庵と称した。

B-091 不蔵庵龍渓

一行書幅 ¥50000~

付識箱(杉) 紙本 雑木軸端 28×101 表具31×175 シミ オレ

¥50000~

67 B B-093 大綱宗彦 瓢画賛幅 ¥50000~ 付時代識箱(杉) 紙本 黒塗軸端 29×92 表具35×160 シミ オレ 大綱宗彦(安永元・1772~安政七 年・1860)は大徳寺第四百三十五世。 同寺塔頭黄梅院第十四世。昨夢、空 華室と号したのち、向春庵と称した。 B-096 風外本高 山水人物画幅 ¥50000~ 付木箱(杉) 紙本 雑木軸端 22×87 表具32×160 シミ  オレ 表具スレ 風外本高(安永八・1779~弘化 四・1847)は、名本高、俗姓平氏、 天保四年に香積寺の住職となる。 B-095 栄保 岩上白衣観音画賛幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 紙本 潤塗軸端 28×96 表具42×173 大アレ 秀山宗騏賛 秀山宗騏は大徳寺四百十六世、文 化年間歿。 B-094 渡辺玄対 達磨画賛幅 ¥60000~ 付時代箱(桐 貼札) 絹本 朱塗軸端 30×66 表具41×156 ヤケ シミ 誠拙周樗賛 渡辺玄対(寛延二・1749~文政 五・1822)は南画家。名瑛、字廷輝。 中山高陽に学ぶ。 B-090 良寛 三行書幅 ¥50000~ 付識箱(モミ 貼札)  紙本 黒塗軸端 31×80  表具34×165 ヤケ 大シミ  シミ 表具シミ 良寛(宝暦八・1758~天保二・ 1831)は歌人で曹洞宗の禅僧。 B-097 豊麿 十六羅漢画幅 ¥50000~ 付識箱(桐) 絹本 骨軸端 36×111 表具49×180 ヤケ
表具シミ 不蔵庵龍渓(元文五・1740~天保 十三・1842)は曹洞宗の僧、茶人。 B-092 大心義統 達磨画賛幅
付識箱(桐 貼札) 紙本 潤塗軸端 26×116 表具29×176  薄シミ 立花大亀箱識 大心義統(明暦三・1657~享保十 五・1730)は大徳寺二百七十三世。
68 B B-099 寂潭俊龍 釈迦画賛幅 ¥150,000~ 絹本 潤塗軸端 36×96 表具48×176 寂潭俊龍は江戸後期、曹洞宗の僧。風外本高の跡を 受けて三河香積寺に住す。 B-101 橋本独山  一行書幅 ¥50,000~  付共箱(桐) 紙本  黒塗軸端 33×136 表具35×202 薄ヤケ シミ B-102 橋本独山  一行書幅 ¥50,000~  付二重箱(内共桐 外黒塗) 紙本 牙軸端 38×144 表具41×202 ヤケ シミ B-100 橋本独山 山水画賛幅 ¥50,000~ 付二重箱(内識桐) 絹本 牙軸端 15×19 表具28×118 ヤケ  表具シミ 儒教 B-103 新井白石 三字書幅 ¥350000~ 付識箱(桐) 紙本 唐木軸端 53×129 表具66×201 薄ヤケ シミ 表具シミ 岩越雪峰箱識 新井白石(明暦三・1657~享保十・1725) は江戸中期の儒学者、政治家。江戸生まれ。 名君美、字在中、済美、号白石、紫陽ほか、通 称与五郎ほか。木下順庵に師事。六代将軍徳 川家宣の時、幕府儒官。従五位下筑後守。著 作『新井白石日記』『折りたく柴の記』ほか。 橋本独山(明治元・1868~昭和十三・1938)は臨済宗の僧。相国寺派管長。相国寺百二十八世。 新潟県の出身。字天真、別号南苑。天竜寺で修行し、相国寺派管長となり、南苑寺を創建。

諱襄、字子成、別号に三十六峯外史。大阪に生まれ、まもなく広島に移る。 江戸に出て尾藤二洲に経学・国史を学ぶ。博識で詩文をよく好んだ。京都 に書斎「山紫水明処」を構え、文人と交流。

69 B B-110 木彫大黒 ¥50000~  総高82 福神 B-108 頼山陽 五行書幅 ¥50,000~  付二重箱(内識桐) 絹本 牙軸端 53×37 表具67×136 薄ヤケ 武田皆山箱識 B-109 久隅守景 高士画幅 ¥50,000~ 付識箱(桐 貼札) 絹本 黒塗軸端 38×79 表具51×173 ヤケ シミ 表具オレ 久隅守景(生歿年未詳)は通称半兵衛、無礙斎、 無下斎、号一陳翁。京都に生まれ、探幽に画を師 事した。探幽四天王の一人。 B-104 頼山陽 二行書幅  ¥50,000 付識箱(桐 蓋桟一欠) 紙本 牙軸端 29×132 表具42×203 薄シミ オレ 頼潔箱識 B-107 梅田雲濱 二行書幅 ¥50,000~ 付木箱(桐) 紙本 唐木軸端 32×111 表具43×168 ヤケ シミ  スレ オレ 虫穴 表具虫穴 梅田雲濱(文化十二・1815~安政 六・1859)は幕末の若狭小浜藩(福 井県)藩士、尊攘派志士。小浜に生 まれ、通称源次郎、号雲濱(小浜海 岸の異名)、湖南、東塢。 B-106 後藤松陰 二行書幅 ¥50,000~ 付合箱(桐) 紙本 唐木軸端 28×130 表具42×194 ヤケ シミ  スレ B-105 頼山陽 二行書幅  ¥50,000~ 付時代識箱(桐 貼札 身桟一欠) 紙本 牙軸端 31×126 表具48×199 ヤケ シミ  オレ 木崎好尚箱識 頼山陽(安永九・1781~天保三・1832)は儒者。頼春水の息。幼名久太郎、

書畫家

70 D D-001 入唐秋月 山水画幅 ¥550000~ 付時代識箱(桐 貼札) 狩野探美守貴折紙 紙本 黒塗軸端 30×115 表具40×196 ヤケ シミ オレ 秋月等観は室町後期(永正頃:1504~1521)の画僧。薩摩出身。名等観、号秋月居士・ 朴也・東海秋月ほか。俗姓は高城。権頭と称して薩州に仕えた。雪舟の高弟で水墨画を よくした。明応二(1493)入明、弘治九年(1496)には北京の合同館で西湖図を描いてい る。帰国後の詳細は不明。
71 D D-002 山田道安 松上鳩画幅 ¥180000~ 付時代識箱(桐) 古藤養山折紙  紙本 牙軸端 31×81 表具42×165  ヤケ シミ スレ オレ 山田道安(生年未詳~天正元・1573)は、名は 順清、通称は太郎左衛門、剃髪して道安と号す。 初め周文・雪舟に私淑し、武将画家としても有 名で剣禅一致の思想を基盤に豪放な水墨画を残 した。 D-004 海北友雪 寿老画幅 ¥100,000~ 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 57×112 表具68×199 ヤケ シミ オレ  表具ヤケ、スレ、シミ、虫穴 海北友雪(慶長三・1598~延宝五・1677)は江 戸前期の画家。友松の息、京都生まれ。京都で海 北派を再興。内裏障壁画制作にも参加。 D-005 東邨 鍾馗画幅 ¥80,000~  付時代箱(桐) 紙本 牙軸端 36×84  表具48×166 ヤケ シミ オレ 表具アレ 曾我直庵の画風に近しい東邨なる画人が存在 する。伝記未詳。 D-003 曾我蕭白 二賢人画賛幅 ¥150000~ 付木箱(桐) 絹本 骨軸端 50×108 表具63×198 ヤケ 薄シミ  表具ヤケ ウキ 曾我蕭白(享保十五・1730~安永十・1781)は 本姓三浦、名は暉雄。字師龍、別号蛇足軒、鬼神 斎など。初め高田敬輔に画を学んだとされ、後に 独創の力強い筆致の奇想天外な作風を確立した。
72 D D-007 狩野孝信 花鳥画三幅対 ¥200000~ 付時代合箱(桐) 紙本  骨軸端 27×36 表具40×129 ヤケ シミ 穴 ヨゴレ 狩野孝信(元亀二年・1571~元和四年・1618)は狩野派の絵師。狩野永徳の次男で、 息子は探幽、尚信、安信。過渡期にあって狩野派の中心人物として武家のみならず、 朝廷ともつながりを強め禁裏絵師となった。従六位右近将監に叙し絵所預に任じら れた。 D-009 狩野山雪 竹林僧画幅 ¥100,000 付時代箱(桐 貼札) 紙本 牙軸端 47×117 表具62×205  ヤケ シミ オレ キレ 表具アレ 狩野山雪(天正十五・1587~慶安四・1651)は本名は千賀光家。別に 蛇足軒、桃源子と号す。狩野山楽の門人で女婿。法橋に叙せられる。 D-010 架鷹画幅 ¥100,000~ 付合箱(桐) 紙本 牙軸端  41×103 表具52×183 シミ スレ オレ 表具虫穴 香炉印 D-008 狩野探幽 岩上白衣観音画幅 ¥100,000~ 付時代識箱(桐) 絹本 蒔絵軸端 34×84  表具51×194 ヤケ 薄シミ オレ 幸野西湖箱識 狩野探幽(慶長七・1602~延宝二・1674)は永徳を祖父に、 孝信を父にもつ江戸幕府を代表する御用絵師。諱は守信。京都 の人、狩野派中興の祖。
73 D D-011 岡部洞水 雪中人物画幅 ¥200000~ 付木箱(桐) 絹本 唐木軸端 30×82 表具35×155 ヤケ シミ オレ 岡部洞水(安永九・1780以前~嘉永三・1850) は土浦藩御用絵師。岡部家は土浦藩土屋家に五 代にわたり仕えた家、洞水はその三代目。駿河台 狩野家の狩野洞白愛信に学んだとみられる。谷 文晁などと交流しながら活躍したことが確認さ れている。 D-012 狩野探幽 没骨富士画幅 ¥50000~ 付二重箱(内時代識桐 外黒塗)  大倉好斎極札 紙本 牙軸端 54×33  表具69×135 ヤケ オレ 表具ヤケ、シミ D-013 狩野探幽 雪中鷺画幅 ¥50000~ 紙本 雑木軸端 43×36  表具55×120 ヤケ スレ 六十三才画中 D-015 狩野探淵 武蔵野画幅 ¥50000~ 付木箱(桐 貼札) 紙本 唐木軸端 77×53 表具80×154 薄シミ 狩野探淵(文化二・1805~嘉永六・1853)は鍛 橋狩野家八代、探信守道の男。名守真。法眼。 D-014 狩野永真 春景山水画幅 ¥60000~ 付時代識箱(桐 虫喰) 絹本  牙軸端 47×39 表具58×128 シミ オレ  表具シミ 狩野永真安信(慶長十八・1614~貞享二・ 1685)は中橋狩野の祖、徳川幕府の奥絵師。孝信 の三男、京都の人。寛永、承応、寛文、延宝の各 造営の内裏襖絵制作に参加。寛文二年法眼。画論 『画道要訣』がある。 狩野探幽(慶長七・1602~延宝二・1674)は永徳を祖父に、孝信を父にもつ江戸幕府を代表する御 用絵師。諱は守信。京都の人、狩野派中興の祖。

D-017 本阿弥光悦

松兎下絵詠歌幅 ¥1,000,000~

付二重箱(内時代貼札識桐)

古筆了仲極札 紙本 牙軸端 35×91  表具46×173 ヤケ シミ オレ

本阿弥光悦(永禄元・1558~寛永十四・1637)

は芸術家。京都生まれ。号徳友斎、大虚庵ほか。 本阿弥家の分家に生まれる。寛永の三筆のひ とり。角倉素庵と嵯峨本を制作。家康から鷹峰 を賜り、芸術家村を作り上げた。陶芸では「不 ニ山」などが著名。蒔絵では意匠を与えるなど、 指導的役割を果たしたと推測される。

74 D

D-019 酒井抱一

雪中煤竹画幅 ¥80,000~

付時代識箱(桐 蓋桟一欠) 絹本  雑木軸端 20×102

表具23×168 ヤケ 薄シミ  オレ 表具オレ 酒井抱一(宝暦十一・1761~文

図』等を出版した。

D-020

75 D D-018 尾形光琳 寿老画幅 ¥350000~  付二重箱(内時代桐) 更紗帙 紙本 牙軸端 35×89  表具48×177 シミ スレ 穴埋補修 尾形光琳(万治元・1658~正徳六・1716)は画家、工芸 家。琳派の大成者。京の呉服商雁金屋に生まれる。名惟富、 別号積翠、惟亮、伊亮、青々、澗声、方祝、寂明ほか。乾山 は弟。独自の装飾的大和絵画風を確立。
政十一・1828)は琳派の画家。姫 路藩主酒井忠以の弟、江戸生まれ。 三十七歳の時、西本願寺の文如上 人の弟子となる。書、俳諧も能くし た。尾形光琳に私淑し、『光琳百
酒井抱一 役者画賛幅  ¥80,000~ 付木箱(桐) 絹本  牙軸端 26×83  表具31×171  ヤケ

鈴木其一(寛政八・1796~安政五・1858)は琳派の画家。名は元長、字は子淵、別号必庵、為三堂、 噌々、菁々など。通称為三郎。江戸の人。酒井抱一の内弟子として絵を学んだ。同門の鈴木蠣潭の養子 となり鈴木家を継ぎ、酒井家家臣となり抱一の付人を務めた。大胆な装飾的画風が特色。俳諧・諸芸 にも通じた。

豊昌、字伯望、号月渓ほか、通称嘉右衛門。はじめ大西酔月、次いで与謝蕪 村に師事。

76 D D-022 鈴木其一 白椿画幅 ¥50,000~ 付識箱(桐) 絹本 牙軸端 29×91 表具44×190 ヤケ シミ オレ  表具シミ、ウキ 酒井道一箱識(大正元) D-023 鈴木其一 椿旭日画幅 ¥50,000~ 付木箱(桐 破損) 絹本  黒塗軸端 48×125 表具59×210 大ヤケ  シミ オレ D-024 尾形光琳 旭日波画幅 ¥50,000~ 付識箱(桐) 絹本 牙軸端 71×37 表具88×151 ヤケ シミ 表具シミ 尾形光琳(万治元・1658~正徳六・1716)は画 家、工芸家。琳派の大成者。京の呉服商雁金屋に 生まれる。名惟富、別号積翠、惟亮、伊亮、青々、 澗声、方祝、寂明ほか。乾山は弟。 D-025 松村呉春 梅月画賛幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 絹本 朱塗軸端 33×104 表具47×195 ヤケ  シミ 皆川淇園賛 D-026 松村呉春 葛屋山水画幅 ¥50000~ 付識箱(杉 貼札) 紙本 牙軸端 24×120 表具36×197 ヤケ 表具ヤケ、シミ 小林一三箱識 D-027 円山応挙 柳燕画幅 ¥50000~ 付識箱(桐) 湯浅了雅折紙 紙本  唐木軸端 27×100 表具37×182  ヤケ シミ 虫穴 表具虫穴 円山応挙(享保十八・1733~寛政 七・1795)は諱は 、のち応挙。号 は一嘯・夏雲・仙嶺・僊斎。通称主 水、字仲選。 D-028 柴田義董 猿画幅  ¥50,000~ 付識箱(桐) 紙本  牙軸端 44×112 表具57×197  オレ ウキ 虫穴 表具虫穴 柴田義董(安永九・1780~文政 二・1819)は岡山出身の四条派の画 家。字は威仲。琴緒、琴海と号す。 通称喜太郎。呉春に師事。 松村呉春(宝暦ニ・1752~文化八・1811)は四条派の開祖、京都の人。名
77 D D-029 円山応挙 唐美人画幅 ¥300,000~ 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 67×123 表具83×225 ヤケ シミ 天明丙午(1786)仲冬画中 円山応挙(享保十八・1733~寛政七・1795)は諱は 、のち応挙。号は一嘯・夏雲・仙嶺・僊斎。通 称主水、字仲選。京都に出、石田幽汀につき狩野派を学ぶ。 D-030 円山応挙 高士画幅 ¥100,000~ 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 34×93 表具48×181 ヤケ シミ オレ  表具オレ、ヤケ、スレ、シミ
78 D D-032 森狙仙 草花猿画幅 ¥500,000 付二重箱(内桐) 所載コピー  絹本 牙軸端 32×96 表具44×182 薄シミ 「古 総覧円山四条派系5」 所載 森狙仙(延享四・1747~文政 四・1821)は画家。名守象、字 叙牙、号祖仙、六十歳ころより 狙仙、別号霊明庵。初め山本如 春斎につき狩野派を学んだ。の ち写実的傾向を強め、猿猴図の 名手として知られる。
79 D D-033 森狙仙 飛瀑遊猿画幅 ¥350,000~ 付識箱(桐) 絹本 牙軸端 33×86 表具44×175 ヤケ シミ 表具シミ  國井応陽箱識 D-034 森狙仙 柿樹猿画幅 ¥150,000~ 付木箱(桐)  絹本 牙軸端 32×80 表具44×168 ヤケ オレ 森狙仙(延享四・1747~文政四・1821)は画家。名守象、字叙牙、号祖仙、六十歳ころより狙仙、別号霊明庵。初め山本如春斎につき狩野派を学んだ。の ち写実的傾向を強め、猿猴図の名手として知られる。
80 D D-036 村上松堂 倣応挙瀧画幅 ¥300,000 付時代識箱(杉) 絹本 牙軸端 46×128 表具57×194 ヤケ オレ 村上松堂(安永五・1776~天保十二・1841)は京都生まれの日本画家。 名は篤、茂篤。字は元厚、徳合。別号に広大。 岸駒に師事。山水・人物画 を能くした。 D-037 横山清暉 鶴亀画双幅 ¥60,000~ 付識箱(桐)  目録コピー 絹本 牙軸端 36×108 表具48×200 表具ヤケ 『中区田中氏・西区某旧家所蔵品売立』(昭和六)所載 横山清暉(寛政四・1792~元治元・1864)は京都生まれの四条派の画 家。平安四大家の一。字成文、通称主馬ほか、号吾岳ほか。呉春、松村景 文に師事。 D-038 紀広成 鶴亀画双幅 ¥55,000~ 付識箱(桐) 紙本 P軸端 29×89 表具43×177 シミ オレ 表具ヤケ 柏堂箱識 紀広成(安永六・1777~天保十・1839)は四条派の絵師。松村呉春の 門下。兄弟弟子達とは距離を置き、新たな画風を目指す。佛教を篤く信 仰し、羅漢や道釈画を残している。
81 D D-040 長沢芦洲 進上物歌賛幅 ¥70,000~ 付木箱(桐) 絹本 潤塗軸端 36×96 表具47×177 シミ D-039 長沢芦洲 達磨画幅 ¥100,000~ 付木箱(桐) 紙本 唐木軸端 36×96 表具48×177 大シミ  東山御物(伝牧谿筆達磨)の写し D-041 長沢芦洲 月下竹林高士画幅  ¥50,000~ 付木箱(桐) 紙本 唐木軸端 49×123 表具60×195 ヤケ シミ オレ 剥離  表具オレ、ヤケ、シミ、虫穴 D-042 駒井源琦 美人画幅 ¥50,000~ 付木箱(桐) 紙本 骨軸端 205×46 表具31×115 ヤケ オレ D-043 駒井源琦 菊画賛幅 ¥80,000~ 付識箱(桐 破損) 絹本 骨軸端 29×94 表具40×184 ヤケ シミ スレ オレ キレ 表具ヤケ、シミ、虫穴 D-045 岸岱 花鳥画幅 ¥50,000~ 付木箱(桐) 絹本  牙軸端 48×115 表具53×193  表具ヤケ、シミ、穴 岸岱は岸派二代目を継承した日 本画家。元治二年(1865)歿。 長沢芦洲(明和三・1766~弘化四・1847)は名鱗、字呑江、号南曉、長沢芦盧雪の養子となり長澤家を嗣ぎ、画法を義父に師事して人物花鳥画にすぐれ た。 駒井源琦(寛延二・1749~寛政九・ 1797)は画家。姓源、駒井、名琦、字子 D-044 岡本豊彦 観月唐美人画幅 ¥50,000~  絹本 軸端両欠 50×130 表具58×207 ヤケ シミ オレ 表具虫穴 岡本豊彦(安永二・1773~弘化 二・1845)は備中生まれの画家。字韞、通称幸之助。根付彫職人の子として京都に生まれる。円山應挙に師事、は子彦、号に鯉喬など。 應門十哲、應門四天王の一人。
82 D D-047 浅井星洲 猿猴観瀑画幅 ¥80000~ 付木箱(桐) 絹本 唐木軸端 38×92 表具49×154 ヤケ オレ 浅井星洲(天明八・1796~文久二・1862)は名 古屋四条派の絵師。柴田義菫に学び、猿を得意と した。尾張藩主より御留筆とされる。 D-048 前川文嶺 菊蟹屏風 小形 二曲 一隻 ¥50,000~ 絹本 84×36 屏風107×48 ヤケ シミ 前川文嶺(天保八・1837~大正六・1917)は四條派の画家。字は子緝。父前川五嶺に学ぶ。京都府 画学校教員。 D-050 諸画貼交屏風 本間 六曲  一双 ¥200,000~ 応挙27×60ほか  屏風356×172 ヤケ シミ スレ  応挙 玉堂 一蝶ほか D-049 松村呉春 馬人物画幅 ¥50000~ 付木箱(桐 身桟一欠) 紙本  陶磁軸端 52×82 表具66×172 シミ  オレ キレ 松村呉春(宝暦ニ・1752~文化八・1811)は四 条派の開祖、京都の人。名豊昌、字伯望、号月渓 ほか、通称嘉右衛門。

D-051 田能村竹田  菊竹画賛双幅 ¥650,000~ 付識箱(桐) 「田能村竹田先生百年祭展覧 会」出品票 絹本 牙軸端 28×114 表具42×193  表具シミ 田能村竹田(安永六・1777~ 天保六・1835)は文人画家。豊 後竹田の人。名孝憲、通称行蔵、 字君彜、別号田舎児ほか多数。 初め儒学を修めたが、谷文晁の 教育を受けるなど、画や詩も学 ぶ。詩書画三絶の清雅な作風を 確立。頼山陽ほか多くの文人と 交流した。

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84 D D-053 田能村竹田 梅樹画賛幅 ¥300,000~ 付二重箱 (内桐) 紙本 牙軸端 29×109 表具42×189 シミ 田能村竹田(安永六・1777~天保六・1835)は文人画家。豊後竹田の 人。名孝憲、通称行蔵、字君彜、別号田舎児ほか多数。初め儒学を修めた が、谷文晁の教育を受けるなど、画や詩も学ぶ。 D-054 福田大華 孔雀画幅 ¥150,000~ 付識箱(桐)  絹本 唐木軸端 84×133 表具102×202 ヤケ シミ 福田大華(寛政八・1796~嘉永七・1854)は肥後熊本藩士にして馬医、 画家。田能村竹田との交流も知られる。
85 D D-055 与謝蕪村 三寿画幅 ¥380,000~ 付二重箱(内識桐) 紙本 唐木軸端 50×123 表具63×193  薄ヤケ シミ D-056 与謝蕪村 柳桃山水画双幅 ¥300,000~ 付時代識箱(桐) 絹本 雑木軸端 37×115 表具47×183 高森碎巌箱識 与謝蕪村(享保元・1716~天明三・1783)は俳人・画家。摂津国東成郡毛馬村の人。旧姓谷口。名信章、寅、字春星、雅号四明、長庚、謝寅ほか。俳号宰 鳥、夜半翁、蕪村。作風は幅広く、独自の様式を創造。池大雅と並ぶ日本南画の大成者。俳諧では蕉風復興を提唱。
86 D D-058 山本梅逸 竹梅画幅 ¥75,000~ 付木箱(桐 貼札) 絹本 牙軸端 32×115 表具45×191 薄ヤケ 薄シミ オレ  丁丑(1817)画中 D-059 山本梅逸 四君子画幅 ¥70,000~ 付時代識箱(桐 貼札) 絹本 唐木軸端 31×112 表具46×191 ヤケ シミ  オレ ヨゴレ 石河正徳箱識 D-060 山本梅逸 双燕蛍画幅 ¥60,000~ 付二重箱(内桐) 紙本 唐木軸端 30×128 表具44×203 薄シミ オレ  庚子(1840)夏四月画中 D-061 山本梅逸 花鳥画額 ¥50000~ 絹本 21×38 額40×59  薄ヤケ 薄シミ D-063 浦上春琴 山水画賛幅 ¥65000~ 付識箱(桐) 紙本 牙軸端 37×126 表具51×198 シミ キレ  己亥(1839)画中 浦上春琴(安永八・1779~弘化三・1846)は浦 上玉堂の長男。名選、字伯挙、号睡庵。 D-062 立原杏所 僊湖春色画幅 ¥80000~ 付識箱(桐) 紙本 唐木軸端 49×135 表具63×204 ヤケ シミ オレ 立原杏所(天明五・1785~天保十一・1840)は 水戸藩彰考館総裁立原翠軒の子。名は任、字子遠、 遠卿、通称甚太郎、別号東軒など。 山本梅逸(天明三・1783~安政三・1856)は尾張名古屋藩の御用絵師、名古屋の人。名親亮、字明卿、別号玉禅居士ほか。神谷天遊に師事。師没後上京、 その後各地を遍歴。艶麗な花鳥画に特色がある。同門の中林竹洞と親交、名声を競う。安政元年帰郷し藩の御用絵師格となった。

谷文晁(宝暦十三・1763~天保十一・1840)は画家、江戸の人。田安家の家臣で漢詩人の谷麓谷の 子。名正安、初号文朝、師陵、別号に写山楼、画学斎、無二、一恕。法眼に叙された。加藤文麗、渡辺玄 対、鈴木芙蓉に画を学んだ。和漢の古典絵画や文人画、南蘋派、西洋画などを学び写生的な風景画、ま た肖像画にも優れた作品を残した。諸国巡歴し古文化財を調査し『集古十種』編集に参加した。

87 D D-064 谷文晁 花鳥画大幅 ¥80000~  付時代識箱(桐) 絹本 牙軸端 71×157  表具91×213 ヤケ シミ オレ キレ 穴 D-065 谷文晁 秋草歌賛幅 ¥50000~ 付時代識箱(杉) 絖本 牙貼軸端 34×121 表具49×193  ヤケ シミ 本居大平賛 D-066 谷文一 叭々鳥画幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 絹本 骨軸端 46×103 表具57×179 ヤケ シミ オレ  表具大シミ 谷文一(天明六・1786~文化十五・1818)は江 戸生まれの絵師。本名は文一郎、通称は権太郎、 号は痴斎。谷文晁に師事し、婿養子として谷家に 入った。 D-067 金地琴棋書画屏風 本間 六曲 一隻 ¥150,000~ 紙本 365×153 屏風382×170 ヤケ シミ スレ 背面損傷

D-069 藤本鉄石 山水画賛双幅 ¥70,000~  付時代識箱(桐 貼札 身桟一欠) 絖本 唐木軸端 31×153 表具46×193 ヤケ シミ オレ 藤本鉄石(文化十三・1816~文久三・1863)は尊攘派志 士。名眞公、字鋳公、通称津之助。別号鉄寒士、吉備男子、 鉄門ほか。脱藩して上洛、天誅組の首となり、松本奎堂、 吉村寅太郎とともに中山忠光を擁して大和に挙兵、敗死 した。明治二十四(1891)従四位を贈られた。

D-070 皆川淇園 山水画賛幅 ¥50,000~ 付二重箱(内桐) 紙本 牙軸端 53×122 表具68×204 ヤケ シミ 皆川淇園(享保十九・1734~文化四・1807)は 儒学者、文人画家。京都の人。名愿、字伯恭、通 称文蔵、別号有斐斎ほか。文化二年私塾弘道館を 設立、後進を指導。

88 D
D-071 紀楳亭 連歌師歌賛幅  ¥50,000~ 紙本 唐木軸端 27×96  表具33×175 ヤケ シミ スレ  オレ 紀楳亭(享保十九・1734~文化九・ 1812)は、字は子恵、別に九老山人と号す。 D-072 佐竹噲々 富貴画幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 絹本 骨軸端 13×18 表具24×140 ヤケ 佐竹噲々は江戸中期の画家で池 大雅に師事。 D-073 青木夙夜 山水画扇 ¥50000~ 紙本  46×27 ヤケ 薄シミ スレ キレ 穴 虫穴 青木夙夜(生年未詳~享和二・1802)は南画家。名を浚明、字 大初、のち夙夜、号士風、春塘、八岳。池大雅に師事し、京都真 葛原に住して大雅堂二世を継承した。 D-074 天龍道人 葡萄鷹画幅 ¥100000~ 紙本 唐木軸端 26×100 表具37×179 ヤケ シミ スレ 渋川虚庵(享保三・ 1718~文化七・1810) は肥前の人。姓を王、 名は瑾、字公瑜、通 称渋川虚庵、号天龍 道人、草龍子、水湖 観ほか。

D-076 西園方斎 鳥画幅

¥50000~ 紙本 唐木軸端 28×99

表具41×175 ヤケ シミ オレ  表具ヤケ、シミ、オレ 西園方斎 「清人なり、字巨川、西園と号す、安 永三(1774)、房州に漂着す、官、本国に 送還す、海路長崎に至る、富士を寫して 国に歸りしに、人々競ひてその圖を乞ひ、 方西園の富士とて珍重せりといふ、我国 にも間々その作品あり」(『大日本書画名 家大鑑』昭和五十年・第一書房発行)

89 D D-075 諸葛監 松下虎画幅 ¥300000~ 付時代識箱(桐 貼札) 紙本 骨軸端 46×126 表具55×212  薄ヤケ シミ 表具ヤケ、シミ、虫穴 辛丑(1781)仲春画中 清水静斎(享保四・1719~寛政二・1790)は字子文、通称文次郎、 諸葛監、古画堂とも。画風は清人南陽晋を準則した。
D-077 澤如羊 草花双鶏画幅  ¥50000~ 付識箱(杉 貼札) 絹本 骨軸端 33×100 表具44×185 ヤケ シミ オレ 表具オレ、ヤケ、 ウキ 嘉永辛亥(1851)画中 D-078 田中訥言 秋江双鹿画幅 ¥50000~ 付溜塗識箱(桐) 絹本 骨軸端 36×100 表具46×175 ヤケ シミ 田中訥言(明和四・1767~文政六・ 1823)は復古大和絵派の祖。名古屋の人。 名痴、字虎頭、別号に大孝斉、痴翁、痴 斎、得中、過不及子。 D-079 雲上弾琵琶辨財天画幅  ¥100000~ 付二重箱(内桐  外溜塗) 紙本 ガラス軸端 太巻 26×55 表具38×154 大ヤケ スレ  キレ 不読印
90 D D-081 伊藤若冲 鶏画貼交屏風  本間 二曲 一隻 ¥1,500,000~ 紙本 51×1235 屏風176×1735 大アレ 伊藤若冲(享保元・1716~寛政十二・1800)は画 家、京都錦小路の青物問屋枡屋に生れる。名汝鈞、 字景和、別号斗米庵、米斗翁ほか。はじめ狩野派、の ちに宋元明の中国画を学び、琳派の画風も取り入れ、 写実性に装飾性を加えた独自の作風を完成。生涯独 身、晩年は山城深草の石峰寺の傍らに閑居した。
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92 D D-084 金地唐人遊興屏風 本間 六曲 一双 ¥250000~ 紙本 363×157 屏風376×170 シミ スレ キレ 虫穴
93 D D-083 金地唐子遊屏風 小形 六曲 一双 ¥350,000~ 紙本 362×67 屏風388×94 ヤケ シミ スレ オレ 穴
94 D D-087 尼御前屏風 本間 六曲 一隻 ¥300,000~ 紙本 360×156 屏風376×173 ヤケ スレ 屏風ヤケ、スレ D-086 中岳 双虎屏風 本間 六曲 一双 ¥350,000~ 紙本 352×154 屏風370×171 ヤケ シミ 背面損傷  安政己未(1859)年初冬画中
95 D D-088 加藤遠沢 西王母福禄寿屏風 中形 六曲 一双 ¥190000~ 紙本 359×139 屏風376×152 ヤケ キレ 虫穴  屏風虫穴 オゼ脆弱 加藤遠沢(寛永二十・1643~享保十五・1730)は狩野派の画家。探幽門下の四天王に数えられる。会津藩御用絵師。
96 D D-090 狩野信明 御簾花鳥屏風 中形 六曲 一隻 ¥200,000~ 紙本 361×140 屏風376×155 ヤケ スレ キレ 補彩 D-091 長谷川玉□ 洛中洛外画貼交 屏風 本間 六曲 一隻 ¥100000~ 紙本 55×130 屏風376×174 ヤケ  シミ スレ キレ  一部欠損 屏風スレ 背面損傷 D-092 狩野安信 賢人屏風 本間 六曲 一隻 ¥90000~ 紙本 342×154 屏風 358×172 大アレ 狩野安信(慶長十 八・1613~貞享二・ 1685)は狩野家八代、 中橋狩野家初代。徳 川幕府の奥絵師。孝 信の三男、京都の人。 名四郎二郎、号永真、 牧心斎。寛永、承応、 寛文、延宝の各造営 の内裏襖絵制作に参 加。寛文二年法眼。
97 D D-093 中井藍江 虎屏風 本間 二曲 一隻  ¥200000~ 紙本 156×145 屏風186×172 薄ヤケ  薄シミ 虫穴 中井藍江(明和三年・1766~天保元年・1830)大坂の人。別 号に師古、字は伯養・子養・養三、俗称は養清。初め蔀関月に 学び山水人物を能くした。また雪舟・李竜眠・牧谿の画や四 条派の写生を取り入れた。 D-094 諸和歌貼交屏風 本間 六曲 一隻 ¥140,000~ 紙本 49×36ほか 屏風380×170 ヤケ シミ スレ D-095 大岡春涛 鷹屏風 本間 二曲 一隻 ¥150000~ 紙本  166×156 屏風184×173 大ヤケ シミ スレ 虫穴 改襖 大岡春涛なる画人について仔細を得ない。 D-096 竹椿屏風 本間 二曲 一隻 ¥90,000~ 紙本 98×125 屏風134×160 大ヤケ シミ スレ 背面損傷
98 D D-100 書画貼交屏風 本間 六曲 一隻 ¥50,000~ 紙本 56×41ほか 屏風375×166 ヤケ スレ キレ 虫穴 屏風ヤケ、スレ、キレ、虫穴 背面損傷  狩野常信 烏丸光広 江月宗玩ほか D-102 岸駒 龍虎画貼交屏風 本間 二曲 一隻 ¥50000~ 紙本 60×127  屏風180×174 ヤケ シミ 岸駒(寛延二・1749~天保九・1838)は岸派の 祖。越中または加賀生まれと伝える。姓佐伯、岸、 初名矩(はじめ)、名駒、昌明、蘭斎、雅楽助、字 賁然、号に華陽、同功館、可観堂、天開屈ほか。 D-101 横山華山 望琵琶湖屏風 本間 二曲 一隻 ¥50000~ 紙本 178×149 屏風182×153 ヤケ 大シミ スレ 横山華山(天明元・1781~天保八・1837)は、 『平安人物志』の文化十年版から文政十三年版ま で登載された京都画人。 D-098 架鷹画貼交屏風 本間 六曲 一双 ¥50000~ 付木箱(杉) 紙本 43×128 屏風364×167 ヤケ シミ スレ 虫穴 オゼキレ 七十三才画中 款記不読 D-099 林棕林 高士遊楽屏風 本間 六曲 一双  ¥50000~ 紙本 336×159 屏風352×175 林棕林は江戸後期から明治期の画家。伊勢出身。 D-103 書画貼交衝立 ¥50000~ 紙本 31×23ほか 衝立136×48×129 シミ スレ  下部障子欠 岸駒ほか D-104 土佐光起 奈良絵扇面画帖 ¥50000~ 付二重箱(内貼札識桐) 紙本  52×19ほか 帖76×36×45 ヤケ シミ スレ  キレ 二十枚貼 大倉好斎極紙貼 土佐光起(元和三・1617~元禄四・1691)は光 則の子。土佐派中興の祖。堺の人。承応三年宮廷 の絵所預となり、内裏造営に参加。延宝九年剃髪、 法名常昭、法橋に叙せられた。
99 D D-105 宮川長春 美人風俗絵巻断簡貼交屏風 小形 二曲 一隻 ¥480000~ 絹本 81×31 屏風182×109  薄ヤケ 小シミ 宮川長春(天和二・1682~宝暦二・1752)は浮世絵師、宮川派の祖。 尾張宮川村に生まれ、宮川姓を名乗った。通称長左衛門、号春旭堂。初 め土佐派を学び、菱川師宣を慕った。また懐月堂安度に影響をうけ、 遊女・遊里風景などの江戸庶民の風俗を肉筆で描いた。
100 D D-107 葛飾北斎 富士風俗画幅 ¥300000~  付溜塗箱(桐) 絹本 牙軸端 48×116 表具64×205  ヤケ シミ ウキ オレ 表具ヤケ、シミ D-108 葛飾北斎 富士襲雨画幅 ¥250000~ 付溜塗箱(桐) 絹本 牙軸端 48×117 表具64×202  大シミ オレ 表具大シミ 葛飾北斎(宝暦十・1760~嘉永二・1849)は浮世絵師。江戸生まれ。勝川春章に学び、役者絵と相撲絵で頭角を現した。狩野派を勉学。頻繁に画号と住 居を変えつつ、洋風画を含む諸派を摂取。自然と人間の調和や大胆な構成に確かな描写を加えた独自の様式を確立。晩年の作品は花鳥画、測量図、美人画 など。欧州印象派にも影響を及ぼした。代表作「富嶽三十六景」「北斎漫画」ほか。
101 D D-109 葛飾北斎 東海道程ケ谷画幅 ¥120,000~  付二重箱(内時代識桐 外溜塗) 絹本 骨軸端 50×128  表具64×205 ヤケ ウキ オレ 表具シミ、ウキ D-110 葛飾北斎 版画 ¥80000~ 紙本 38×26  ヤケ ヤブレ 冨嶽三十六景五百羅漢寺 D-111 昇亭北寿 版画 ¥80,000~ 紙本 38×26  ヤケ ヤブレ 東都御茶之水風景 昇亭北寿は北斎門人、江戸後期の浮世絵師。
102 D D-115 沼田月斎 観音画幅 ¥50000~ 絹本 黒塗軸端 32×105  表具37×182 ヤケ シミ スレ オレ  表具スレ、穴 沼田月斎(天明七・1787~元治元・1864)は尾 張藩士、浮世絵師。名は正民または政民。字は士 彝。別号に凌雲。はじめ牧墨僊に師事し、二代目 月斎歌政と称した。 D-113 浮世絵美人画幅 ¥60000~  付合箱(桐) 紙本 骨軸端 32×66  表具46×167 ヤケ オレ 表具オレ、ヤケ、 シミ D-114 勝川薪水 耕作襲雨画幅 ¥50000~ 付識箱(桐) 絹本 骨軸端  時代識蓋 42×95 表具55×189 ヤケ シミ  表具スレ、オレ 英一蝶写 勝川薪水は浮世絵師。宮川春水門人で、江戸中 期頃の人。 D-117 版画 二 ¥80,000~ 紙本  国貞38×26ほか ヤブレ シミ 虫穴 広重 D-118 歌川貞秀 剣術稽古版画額 ¥50,000~ 紙本 77×37  額93×42 ヤケ 歌川貞秀は幕末明治期の浮世絵師。 D-116 版画下絵額 ¥50,000~ 紙本  61×29 額85×45 シミ
103 D D-119 横山大観 秋景画幅 ¥350,000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 絹本 牙軸端  57×48 表具74×163 オレ 横山大観(明治元・1868~昭和三十三・1958)、近代日本画の第一人者。水戸藩士の子として水戸市 に生まれ、名秀麿、号大観とし、明治二十二(1889)に東京美術学校(現東京芸術大学)が創立される と第一期生として入学し橋本雅邦、岡倉天心に学び、卒業後は母校で助教授となった。また天心が中 心の日本美術院の設立に参画し、天心没後大正二(1913)は美術院の中心となり日本画壇の大きな位 置を占めた。昭和十二(1937)には第一回文化勲章受章者。 D-120 安田靫彦 菖蒲小禽画幅 ¥200,000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗)  絹本 牙軸端 43×127 表具57×225 シミ 薄ヤケ 安田靫彦(明治十七・1884~昭和五十三・ 1978)は、日本画家。東京生まれ。本名新三郎。 明治三十一年(1898)小堀鞆音に入門。大正七年 (1918)ころから良寛の研究に手を染める。財団 法人日本美術院理事長。文化勲章受章。 帝室技藝員
104 D D-122 富岡鉄斎 親子亀画賛幅 ¥200,000~ 付木箱(桐 貼札) 紙本 牙軸端 29×131 表具34×191 シミ オレ  大田垣蓮月賛 D-123 富岡鉄斎 撥雲尋道画賛幅 ¥200,000~ 付二重箱(内共桐) 紙本 牙軸端 33×133 表具46×204 シミ オレ D-124 川合玉堂 松上猿画幅 ¥150,000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 紙本  牙軸端 30×108 表具44×198 オレ  表具オレ 戊申(1908)元旦画中 川合玉堂(明治五・1873~昭和三十二・1957) は通称芳三郎。初め京都に出て望月玉泉、幸野楳 嶺に学び、後東京に移り橋本雅邦に学ぶ。帝国美 術院会員、帝国技藝員、東京美術学校教授。昭和 十五年文化勲章受章。 富岡鐡斎(天保七・1836~大正十三・1924)は南画家。京都の人。名は百錬、字は無僊、別号に鐡荘、 鐡崖、鐡史がある。帝室技藝員、帝国美術院会員。幼時に国学・漢学を学び、十八歳頃から絵を学ぶ。 幕末、国事に奔走。維新後は石上神社・大鳥神社の宮司となる。明治十五年京都に転居、「万巻の書を 読み、万里の路を往く」という理想を実践した。
105 D D-125 小林古径 叭々鳥画幅 ¥120000~ 付識箱(桐) 絹本 P軸端 35×117 表具48×205 ヤケ シミ オレ 小林古径(明治十六・1883~昭和三十二・ 1957)は新潟県生まれの日本画家。本名茂。梶田 半古に師事。紅児会に参加。日本美術院同人。大 正十二年渡欧。新古典的作風を確立。帝室技藝員、 文化勲章ほか。 D-126 松林桂月 濁江暮雨画賛幅 ¥100000~ 付二重箱(内共桐) 絹本 牙軸端 36×145 表具50×199 ヤケ 松林桂月(明治九・1876~昭和三十八・1963) は萩市生まれ。本名は伊藤篤、字は子敬。別号に 香外、玉江漁人。 D-129 竹内栖鳳 鶏画幅 ¥50,000~  付木箱(桐 貼札) 絹本 牙軸端 40×103  表具53×182 薄ヤケ 薄シミ オレ  表具ヤケ、シミ D-128 竹内栖鳳 葛屋画幅 ¥70000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 絹本  牙軸端 28×128 表具40×216 ヤケ シミ  オレ 表具ヤケ 「裾野」原題 D-127 寺崎広業 夢物語画幅 ¥100000~ 付識箱(桐) 紙本 牙軸端(一部欠) 65×132 表具78×234 ヤケ シミ オレ 表具アレ 鳥谷幡山箱識 寺崎広業(慶応二・1866~大正八・1919)は秋 田県生まれの日本画家。 竹内栖鳳(元治元・1864~昭和十七・1942)は京都生まれの日本画家。本名恒吉。初めは棲鳳と号 した。土田英林、幸野楳嶺に師事。西洋の画法などを意欲的に取入れ、近代日本画の先駆者としての 地位を築いた。画塾竹杖会を主宰、西山翠嶂、上村松園、土田麦僊、小野竹喬など多くの逸材を輩出し た。昭和十二年(1937)文化勲章受章。大正二年(1913)帝室技藝員任命。

国の人。字は 然、号は令哉、枕流亭、対柳居。蒔絵を古満寛哉に、絵は はじめ鈴木南嶺に、のち京都の岡本豊彦に学んだ。明治二十三年帝室技 藝員。

章。

106 D D-131 柴田是真 山路画賛幅 ¥150000~ 付識箱(桐) 紙本 牙軸端 9×12 表具19×96 シミ 綾岡有真箱識 柴田是真(文化四・1807~明治二十四・1891)は画家、漆芸家。江戸両
D-134 竹内栖鳳 雀画幅 ¥50,000~  付木箱(桐) 絹本 牙軸端 23×26  表具52×136 薄ヤケ D-133 竹内栖鳳 山水画幅 ¥80,000~ 付二重箱(内桐 外溜塗) 絹本 牙軸端 太巻 52×36 表具66×137 シミ D-135 竹内栖鳳 雪景画幅 ¥50,000~ 付木箱(桐 貼札) 絖本 骨軸端 34×44 表具37×135 シミ 表具シミ D-132 川合玉堂 初雪歌賛幅 ¥130000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 紙本 骨軸端 41×28 表具55×118  シミ 川合玉堂(明治五・1873~昭和三十二・1957)は通称芳三郎。初め京 都に出て望月玉泉、幸野楳嶺に学び、後東京に移り橋本雅邦に学ぶ。帝 国美術院会員、帝国技藝員、東京美術学校教授。昭和十五年文化勲章受
竹内栖鳳(元治元・1864~昭和十七・1942)は京都生まれの日本画家。本名恒吉。初めは棲鳳と号した。土田英林、幸野楳嶺に師事。西洋の画法などを 意欲的に取入れ、近代日本画の先駆者としての地位を築いた。画塾竹杖会を主宰、西山翠嶂、上村松園、土田麦僊、小野竹喬など多くの逸材を輩出した。 昭和十二年(1937)文化勲章受章。大正二年(1913)帝室技藝員任命。
107 D D-136 富岡鉄斎 瓢棚宴画賛幅 ¥68000~ 付識箱(桐 貼札) 紙本 牙軸端 28×109 表具31×168 薄シミ オレ  柳汀箱識 D-137 富岡鉄斎 寿老画賛扇面幅 ¥70000~ 付木箱(杉) 紙本  牙軸端(蓋一欠) 52×16 表具64×111 ヤケ  表具ヤケ、シミ D-138 富岡鉄斎 酒店画扇面幅 ¥70000~ 付木箱(杉) 紙本 P軸端 57×19  表具67×121 表具シミ D-139 守住貫魚 松旭日画双幅 ¥60000~  付二重箱(内黒塗桐) 絹本 牙軸端 51×115 表具65×198  ヤケ シミ 八十五翁画中 守住貫魚(文化六・1809~明治二十五・1892)は阿波の人。本姓清原、名 は輝義、字は士斉、通称は徳次郎。住吉広定の門下。帝室技藝員を務めた。 D-140 橋本関雪 梅樹鶏画賛幅 ¥50000~  紙本 牙軸端 36×149  表具50×216 大シミ オレ D-141 橋本関雪 梅見画賛幅 ¥50000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 紙本 牙軸端 31×153 表具45×219  シミ オレ 表具オレ 橋本関雪(明治十六・1883~昭和二十・1945)は神戸生まれの日本画家。 片岡公曠、竹内栖鳳に師事、四条派を学ぶ。 富岡鐡斎(天保七・1836~大正十三・1924)は南画家。京都の人。名は百錬、字は無僊、別号に鐡荘、鐡崖、鐡史がある。帝室技藝員、帝国美術院会員。 幼時に国学・漢学を学び、十八歳頃から絵を学ぶ。幕末、国事に奔走。維新後は石上神社・大鳥神社の宮司となる。明治十五年京都に転居、「万巻の書を 読み、万里の路を往く」という理想を実践した。

D-143 下村観山 馬上人物画幅

¥80000~ 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 41×107 表具56×203 ヤケ シミ オレ 下村観山(明治六・1873~昭和五・1930)は名

は睛三郎、和歌山に生れる。狩野芳崖、橋本雅邦 に学ぶ。東京美術学校日本画科卒業後、母校で教 鞭をとる。大正二年横山大観と日本美術院を再 興する。文部省美術展覧会の審査員。帝室技藝員。

D-144 山元春挙 寒牡丹画幅

野村文挙、森寛斎に師事。各展覧会で受賞を重ねる。京都画壇において竹内栖鳳とともに活躍。京都 市立絵画専門学校教諭、帝室技藝員、帝国美術院会員。

108 D
¥75000~ 付二重箱(内共桐) 紙本 牙軸端 31×128 表具43×207 オレ D-145 山元春挙 不老長春画幅 ¥60000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 紙本  牙軸端 30×127 表具44×215 ヤケ シミ  オレ 表具シミ D-146 柴田是真 夜咄画幅 ¥70,000~ 付木箱(桐 貼札) 絹本 牙軸端 20×27 表具31×127 シミ 柴田是真(文化四・1807~明治二十四・1891) は画家、漆芸家。江戸両国の人。字は 然、号は 令哉、枕流亭、対柳居。蒔絵を古満寛哉に、絵は はじめ鈴木南嶺に、のち京都の岡本豊彦に学ん だ。明治二十三年帝室技藝員。 D-147 橋本関雪 舟山水画幅 ¥50,000~ 付共箱(桐) 絹本 牙軸端 37×37 表具48×173 シミ D-148 橋本関雪 国旗画賛額 ¥50,000~ 紙本 45×38 額59×51 薄シミ 橋本関雪(明治十六・1883~昭和二十・1945)は神戸生まれの日本画家。片岡公曠、竹内栖鳳に師 事、四条派を学ぶ。日中の古画研究により、他派の作風も吸収、独自の画風を拓いた。詩文にも長じ訪 中は三十数回に及ぶ。昭和十年帝国美術院会員。昭和十二年帝国芸術院会員。古美術の収集家として も著名。 山元春挙(明治四・1871~昭和八・1933)は滋賀県生まれ。本名金右衛門。別号円融斎、一徹居士。
109 D D-149 松林桂月 菊画賛扇面幅 ¥50,000~ 付共箱(桐) 紙本 骨軸端 27×17 表具38×101 シミ オレ D-151 松林桂月 孤舟漁樵画賛幅 ¥50,000~ 付識箱(桐) 紙本 牙軸端 33×130 表具45×203 シミ オレ  昭和丁丑(1937)画中 D-153 川合玉堂 二行書幅 ¥50000~ 付二重箱(内識桐 外溜塗) 紙本  骨軸端 25×138 表具38×190 シミ オレ 川合修二箱識 D-155 柴田是真 天道花画幅 ¥50000~ 付識箱(杉 貼札 蓋桟両欠) 紙本 牙軸端 21×111 表具24×181 薄ヤケ オレ 柴田是真(文化四・1807~明治二 十四・1891)は画家、漆芸家。号は 令哉、枕流亭、対柳居。明治二十三 年帝室技藝員。 D-150 松林桂月 秋水漁夫画賛幅 ¥50,000~ 付共箱(桐) 絹本 唐木軸端 33×137 表具48×211 薄ヤケ  庚午(1930)画中 D-152 川合玉堂 菜花蝶画幅 ¥80000~ 付共箱(桐) 紙本 牙軸端 31×132 表具33×216 D-154 小室翠雲 紫陽花画賛幅 ¥50000~ 付二重箱(内共桐) 紙本 牙軸端 31×130 表具43×198  シミ オレ 小室翠雲(明治十六・1883~昭和 二十・1945)は群馬県生まれの南画 家。本名貞二郎、別號は長興山人。 松林桂月(明治九・1876~昭和三十八・1963)は萩市生まれ。本名は伊藤篤、字は子敬。別号に香外、玉江漁人。文晁派の野口幽谷に師事、小室翠雲とと もに日本南画界の双璧とされる。帝室技藝員、日展顧問、芸術院会員、南画院長など。弟子には西野新川らがいる。 川合玉堂(明治五・1873~昭和三十二・1957)は通称芳三郎。初め京都に 出て望月玉泉、幸野楳嶺に学び、後東京に移り橋本雅邦に学ぶ。帝国美術院 会員、帝国技藝員、東京美術学校教授。昭和十五年文化勲章受章。

新書畫

110 D D-157 河鍋暁斎 鍾馗睨鬼画幅 ¥600000~ 付木箱(桐) 紙本 P軸端 60×132 表具75×209 ヤケ オレ 河鍋暁斎(天保二・1831~明治二十二・ 1889)は下総国古河生まれ。七歳の時浮世絵を 歌川国芳に、狩野派を前村洞和・狩野洞白に 学ぶ。安政五年(1858)独立して本郷で開業。 狂斎と号したが、明治三年(1870)席画がもと で投獄され、以後暁斎と改めた。明治十四年 (1881)第二回内国勧業博覧会において「枯木 寒鴉」で受賞。画名を高める。また狂画や諷刺 画も能くした。
111 D D-158 河鍋暁斎 大津絵幅 ¥400,000~ 付識箱(桐)  絹本 牙貼軸端 41×103 表具55×193 ヤケ シミ 藤娘 鷹匠 河鍋暁斎(天保二・1831~明治二十二・1889)は下総国古河生まれ。 七歳の時浮世絵を歌川国芳に、狩野派を前村洞和・狩野洞白に学ぶ。安 政五年(1858)独立して本郷で開業。狂斎と号したが、明治三年(1870) 席画がもとで投獄され、以後暁斎と改めた。明治十四年(1881)第二回内 国勧業博覧会において「枯木寒鴉」で受賞。画名を高める。また狂画や諷 刺画も能くした。 D-159 狩野芳崖 山水画幅 ¥200,000~ 付木箱(杉) 紙本 唐木軸端 太巻 37×88 表具51×180 シミ 表具シミ  勝海款記 狩野芳崖(文政十一・1828~明治二十一・1888)は山口の人。長府藩 御用絵師の家に生まれる。長じて江戸の狩野勝川の門に入り勝海雅道と 称し、のち芳崖と改めた。フェノロサ・天心の志向を体し、同門の橋本 雅邦とともに日本画の近代化に尽力した。

D-161 木村立嶽 猿猴捉鳥画幅

富山の人、狩野勝川雅信に学ぶ。幼名専之助、号に立嶽。特に樓閣図に長 じた。

D-162 酒井道一 三友旭日画三幅対

112 D
¥100000~ 付木箱(杉)  紙本 朱塗軸端 34×25 表具38×120 シミ オレ 模常信 木村雅経(文政八・1825~明治二十三・1890)は富山藩の絵師。越中
¥250000~  付時代識箱(桐) 絹本 黒塗軸端 32×102 表具46×193 ヤケ シミ 表具ウキ 酒井道一(弘化元・1844~大正二・1913)は雨華庵顕眞、光阿といい、 山本素堂の次子、幼少の頃より父や鈴木其一の筆意を学び雨華庵第四世 となり酒井氏を称した。 D-163 岡倉秋水 秋冬画双幅 ¥70,000~ 付木箱(桐)  絹本 陶磁軸端 41×122 表具55×198 ヤケ シミ 岡倉秋水(慶応三・1867~歿年未詳)は越前国生まれの日本画家。本 名は覚平。岡倉天心の甥。青年絵画共進会審査員。日月社幹事。学習院教 授。 D-164 菱田春草 美人画幅 ¥100,000  付二重箱(内桐 外溜塗) 菱田春夫折紙 紙本 牙軸端 48×131 表具61×197 シミ  スレ オレ キレ 菱田春草(明治七・1874~明 治四十四・1911)は信州の人。 名は三男治。十五歳で上京し翌 年東京美術学校に入学。校長岡 倉天心や橋本雅邦の薫陶を受け、 二十一歳で同校を首席で卒業。 帝国博物館の古画の模写に携わ る一方、母校の教壇にも立つ。 明治三十一年日本美術院に参加。 横山大観・下村観山らと日本画 近代化の中枢的位置にあって活 躍した。

称量平。狩野派、土佐 派を学び、また有職故

実を研究。『前賢故

実』を上梓。第一回内

国勧業博覧会で名誉

113 D-D 165 菊池容斎 烏天狗宴画幅 ¥100000~ 付木箱(桐) 紙本  骨軸端 40×130  表具53×198 シミ  オレ 表具シミ、穴 菊池容斎(天明八・ 1788~明治十一・ 1878)は江戸生まれの 日本画家。名武保、通
龍紋賞。 D-166 鈴木華邨 二福神画双幅 ¥50,000~ 付木箱(杉 貼札) 紙本 黒塗軸端 27×123 表具39×195 シミ オレ 鈴木華邨(安政七・1860~大正八・1919)は本名惣太郎。華村、忍青と も号す。中島亨斎に師事。菊池容斎の画風を学び、明治十年第一回内国 勧業博覧会で花紋賞碑を受賞。以後博覧会や絵画共進会で受賞を重ねる。 花鳥山水画で一家を成し、図案や挿絵でもその画才を発揮した。 D-167 鈴木華邨 漁樵画双幅 ¥150,000~ 付共箱(桐  蓋ワレ) 絹本 骨軸端 35×109 表具48×197 オレ 表具ヤケ 鈴木華邨(安政七・1860~大正八・1919)は本名惣太郎。華村、忍青と も号す。中島亨斎に師事。 D-168 小原古邨 柿雀版画額 ¥85000~ 紙本 20×33 額41×53 薄シミ 小原古邨(明治十・1877~昭和二十・1945)は日本画家、版画家。
114 D D-170 土田麦僊 花鳥画幅 ¥150,000~ 付共箱(桐) 絹本 唐木軸端 37×123 表具51×217 ヤケ シミ 土田麦僊(明治二十・1887~昭和十一・1936)は日本画家。新潟県佐 渡生まれ。本名金二。十六歳で京都に出て、鈴木松年、竹内栖鳳に師事。 明治四十二年(1909)京都市立絵画専門学校入学。大正七年(1918)村上 華岳らと国画創作協会設立。昭和九年(1934)帝国美術院会員。近代的感 覚による清新な様式をつくりあげた。 D-171 小野竹喬 素描茶園風景画額 ¥100,000~ 紙本 144×58 額169×78 小野竹喬(明治二十二・1889~昭和五十四・1979)は岡山県生まれ。本名英吉。はじめ竹橋 のちに竹喬と号した。竹内栖鳳に師事。京都市立絵画専門学校卒。大正七(1918)に同期生の 村上華岳、土田麦僊らと国画創作協会を結成。西洋美術に傾倒し、特にセザンヌに影響を受け、 同十年麦僊らと渡欧し翌年帰国。帰国後は東洋に回帰し、日本の風景を独自の画境で描いた。 日本芸術院会員。昭和四十三年文化功労賞、同五十一文化勲章受章。 D-172 金島桂華 宝船画幅 ¥50,000~ 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 24×26 表具37×111  ヤケ 表具大シミ D-173 森月城 国旗画幅 ¥50,000~ 付共箱(桐) 紙本  黒塗軸端 44×37 表具59×124 シミ 表具シミ 森月城(明治二十・1887~昭和三十六・1961)は兵庫県生まれ。本名は寛 太郎。竹内栖鳳に師事。文展・帝展で活躍。兵庫県文化賞受賞。
115 D D-174 小早川秋聲 寿老画幅 ¥300000~ 付共箱(桐) 絹本 唐木軸端 36×121 表具50×191 小早川秋聲(明治十八・1885~昭和四十九・1974)は鳥取県生まれの 日本画家。本名は盈麿。谷口香 に師事。中国へ渡り水墨画も学ぶ。文 展・帝展を中心に活躍。満州事変から従軍画家として派遣された。日展 委員。 D-175 小早川秋聲 猿猴三訓画幅 ¥50000~ 付共箱(桐) 紙本 陶磁軸端 33×27 表具42×101 薄シミ 小早川秋聲(明治十八・1885~昭 和四十九・1974)は神戸出身の日本 画家。名は盈麿。日展委員。 D-176 高倉観崖 雪中船人物画幅 ¥55000~  付木箱(桐) 絹本 骨軸端 41×131 表具53×196 薄シミ 高倉観崖(明治十七・1884~昭和 三十七・1962)大分県生。名は孫三 郎、通称は宏明。京美校卒。 D-177 杉本哲郎 如意輪観音画幅 ¥125000~ 付木箱(桐) 絹本 黒塗軸端 35×40 表具46×194  薄ヤケ 小オレ 杉本哲郎(明治三十二・1899~昭和六十・1985)は宗教画家。滋賀県 出身。山元春挙に師事するも独自の画風を追求し破門となる。仏教美術 の研究に入る。昭和十二~十三年のインドのアジャンタ、スリランカの シーギリヤ両壁画模写事業に参加。
116 D D-179 松永天章 花鳥画双幅 ¥120000~ 付共箱(桐) 絹本 骨軸端 36×114 表具49×206 ヤケ シミ オレ 松永天章は岐阜県の日本画家。川端玉章門下 で、特に鯉を得意とした。 D-180 田中頼章 銀地竹屏風 中形 六曲 一隻 ¥70,000~  紙本 254×110 屏風268×125 ヤケ シミ スレ 背面損傷 田中頼章(慶應四・1868~昭和十五・1940)は島根県生まれの日本画家。名は大 治郎。森寛斎に、のち川端玉章に学ぶ。日本画会評議員。帝展審査員。川端画学校 教授。 D-181 松永天章 群鯉画幅 ¥100,000~ 付共箱(桐) 絹本 骨軸端 42×116 表具55×196 シミ 松永天章は岐阜県の日本画家。川端玉章門下で、 特に鯉を得意とした。 D-182 結城素明 緑渓画幅 ¥100,000~ 付共箱(桐) 絹本 牙軸端 42×135 表具56×230 オレ 表具ヨゴレ、虫穴 結城素明(明治八・1875~昭和三十二・1957) は東京生まれ。東京美術学校卒業、師は川端玉章。 早くから日本画に洋画の手法を導入し注目をあ つめた。名は貞松。日本芸術院会員ほか。 D-183 田中頼章 山家画幅 ¥50,000~ 付識箱(桐) 絹本 角軸端 42×123 表具55×189 シミ 田中頼章(慶応四・1868~昭和十五・1940)は 島根県生まれの日本画家。名は大治郎。初号は豊 文。頼璋とも。初め森寛斎、のち川端玉章に師事。 日本画会評議員。帝展審査員。川端画学校教授。
117 D D-184 西山完瑛 厳島画幅 ¥150000~ 付識箱(桐) 絹本  牙軸端 83×54 表具99×153 ヤケ 表具ヤケ、ウキ 武部白鳳箱識 西山完瑛(天保四・1833~明治三十・1897)は大坂生まれ。四条派の画家 西山芳園の子。名は謙、字は子受。儒学を後藤松陰に学んだ。 D-185 西山完瑛 月下秋草虫画幅 ¥50000~  付識箱(桐) 絹本 牙・骨軸端 42×97 表具52×181 ヤケ シミ D-186 西山完瑛 桜井之別画幅 ¥50000~ 付木箱(桐 貼札) 紙本 唐木軸端 29×105 表具31×184 シミ オレ 表具スレ D-187 野村文挙 春秋寺院画双幅 ¥80000~ 付二重箱(内桐) 絹本 骨軸端 27×107 表具39×195 ヤケ シミ  春:南禅寺 秋:栂尾 野村文挙(嘉永七・1854~明治四十四・1911) は京都生まれ。梅川東挙に浮世絵を学び、のち塩 川文麟に師事して四条派を修め、のち森寛斎を 師に仰いだ。 D-188 長谷川玉峰 虎画幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 紙本 P軸端 55×119 表具69×193 シミ オレ キレ  虫穴 表具シミ 長谷川玉峰(文政五・1822~明治十二・1879) は四条派の画家。名師盈、字士進。松村景文に師 事。人物花鳥をよくした。 D-189 木島桜谷 雪中双鹿画幅 ¥60000~ 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 35×122 表具49×210 ヤケ シミ  表具ヤケ、シミ 木島櫻谷(明治十・1877~昭和十三・1938)は 京都生まれ。本名文次郎。十六才で今尾景年門下 に入る。明治四十年(1907)第一回文展で二等賞。 文展、帝展で活躍。帝展委員を務める。
118 D D-191 三浦石斎 芭蕉涅槃画幅 ¥150,000~  付時代箱(杉) 紙本 唐木軸端 48×111 表具61×181  シミ オレ 虫穴 三浦石斎(嘉永二・1849~歿年未詳)は尾張の画人。奥村石 蘭門下。 D-192 大河内夜江 松林画幅 ¥100,000~ 付共箱(桐) 絹本 牙軸端 26×123 表具37×204 シミ 表具シミ 大河内夜江(明治二十六・1893~ 昭和三十二・1957)は山梨県生、本 名政宜、京都市立絵画専門学校卒業、 菊池契月に師事。 D-193 冨田渓仙 宇治川画幅 ¥100,000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 絹本  牙軸端 42×123 表具55×190 冨田渓仙(明治十二・1879~昭和十一・1936) は福岡県生まれ。明治二十九年京都に出て都路 華香に師事。大正元年文展入選し、大正四年日本 美術院同人。大正十一年駐日仏大使の詩人ポー ル・クローデルと詩画集を合作。昭和十年帝国 美術院会員。京都市で没。 D-194 梥本一洋 大原女画幅 ¥75,000~ 付共箱(桐) 絹本 牙軸端 42×122 表具56×208 薄ヤケ シミ 「平安暁色」原題 梥本一洋(明治二十六・1893~昭和二十七・ 1952)は日本画家。京都の染織図案を営む家に生 まれる。山元春挙、川村曼舟に師事。早苗会、春 虹会。帝展入選、特選。京都市立絵画専門学校教 授。歴史風俗画、物語絵等を題材に格調高い世界 を描き出した。
119 D D-195 冨田渓仙 双鷺画扇面幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 絹本 唐木軸端 52×17  表具67×131 薄シミ 表具ヤケ、大シミ D-197 冨田渓仙 水牛画幅 ¥50000~ 付二重箱(内識桐  外溜塗) 紙本 P軸端 29×71 表具43×155 薄シミ 表具オレ  冨田芳子箱識 D-196 冨田渓仙 郭巨画幅 ¥50,000~  付共箱(桐) 紙本 牙軸端 35×31  表具49×126 シミ オレ 二十四孝 D-198 菊池芳文 雨中独釣画幅 ¥50000~ 付共箱(桐) 絹本 唐木軸端(小カケ) 38×110 表具51×193 ヤケ シミ 「彩雨煙」原題 菊池芳文(文久二・1862~大正 七・1918)は大阪生れの画家。名は 常次郎、字は広紀、旧姓は三原、の ち菊池家の養子となった D-199 渡辺公観 遊女骸骨画賛幅 ¥50000~  紙本 竹軸端 30×118 表具43×183 薄ヤケ 薄シミ  キレ 渡辺公観(明治十一・1878~昭和 十三・1938)は滋賀県生まれ。本名 耕平、別号狂魚洞、遊魚洞。 D-200 堀江和聲 牧牛画幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 絹本 骨軸端 43×111 表具55×195 シミ  オレ 表具シミ 堀江和聲(明治二十・1887~昭和 二十九・1954)は日本画家。有聲の子。 D-201 鈴木松年 瀧蛍画幅 ¥50000~ 付時代識箱(桐 貼札 身桟一欠)  絹本 唐木軸端 36×100 表具48×180 薄シミ オレ  表具オレ、ヤケ、シミ 鈴木松年(嘉永元・1848~大正 七・1918)は日本画家、百年の息。 京都生まれ。名賢、字百僊、本名百 太郎。 冨田渓仙(明治十二・1879~昭和十一・1936)は福岡県生まれ。明治二十九年京都に出て都路華香に師事。大正元年文展入選し、大正四年日本美術院同 人。大正十一年駐日仏大使の詩人ポール・クローデルと詩画集を合作。昭和十年帝国美術院会員。京都市で没。

D-203 伊藤小坡 桂鮎売画幅

¥85000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 紙本

牙軸端 太巻 39×30 表具55×129

ヤケ シミ

伊藤小坡(明治十・1877~昭和四十三・1968) は名を佐登、旧姓宇治土公、伊勢の猿田彦神社の 宮司の長女。

D-204 玉舎春輝 二見ヶ浦画幅

¥50000~ 付木箱(桐) 紙本 骨軸端

42×30 表具45×130 ヤケ シミ

玉舎春輝(明治十三・1880~昭和二十二・1947) は岐阜県の画家。原在泉、山元春挙に学ぶ。

D-205 森守明 旭日双鶴画幅

120 D
¥68000~ 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 56×142 表具72×229 薄ヤケ 森守明(明治二十五・1892~昭和二十六・ 1951)は、京都に生まれる。西山翠嶂に師事、画 塾青甲社に入塾する。日本画家森公孝は弟、堂本 印象は義弟にあたる。 D-206 吉村鳳柳 岩上猿画幅 ¥65,000~ 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 27×115 表具39×192 薄ヤケ 薄シミ 吉村鳳柳(明治七・1874~歿年未 詳)は日本画家。大阪生まれ。一鳳 の養子の森二鳳に師事。 D-207 上田耕冲 茶摘画幅 ¥60,000~ 付時代識箱(桐) 絹本 唐木軸端 37×95 表具49×165 シミ  オレ 表具シミ 上田耕冲(文政二・1819~明治四 十四・1911)は円山派の画家。京都 生。上田耕夫の子。幼名を万次郎。 D-208 小西福年 雪中双鴨画幅 ¥50,000~ 付共箱(桐) 絹本 牙軸端 42×125 表具56×208 ヤケ シミ  表具オレ、ヤケ 小西福年(明治二十・1887~昭和 三十四・1959)は円山派の画家。名 重熙、猶之助、別号芝生園。 D-209 跡見花蹊 牡丹画幅 ¥50,000~ 付二重箱(内溜塗桐 外溜塗) 絹本 牙軸端 27×100 表具42×199 跡見花蹊(天保十一・1840~大正 十五・1926)は教育者、画家、書家。 跡見学園創設者。
121 D D-210 田能村直入 鶴画賛幅 ¥120,000~  付識箱(桐) 紙本 牙軸端 60×132 表具74×213 オレ  田近竹邨、長松秀鳳箱識 田能村直入(文化十一・1814~明治四十・1907)は大分県 生まれの南画家。字は顧絶。初め小虎と号し、のち直入と称す る。田能村竹田の門下に入り、養子となった。 D-211 小川千甕 鹿画賛幅 ¥120,000~ 付共箱(桐) 紙本 骨軸端 35×139 表具48×207 オレ 小川千甕(明治十九・1886~昭和 四十六・1971)は京都生まれ。名は 多三郎。はじめ仏画師の弟子となり、 浅井忠に洋画を学ぶ。 D-212 小栗布岳 木蓮画賛幅 ¥100000~ 絹本 唐木軸端 52×137  表具68×199 ヤケ シミ オレ  小栗布岳(天保五・1834~大正四・1915)は豊 後国生まれの僧、画人。別号不学、元園生。妙正 寺の小栗栖了監の次男、東本願寺講師小栗栖香 頂の弟。 D-213 木村武山 白菊画幅 ¥70,000~ 付共箱(桐) 絹本 唐木軸端 35×114 表具48×196 シミ 木村武山(明治九・1876~昭和十七・1942)は 茨城県生まれの日本画家。本名は信太郎。笠間の 南画家桜井華陵に手ほどきを受ける。上京し川 端玉章の画塾天真会で学ぶ。東京美術学校卒。日 本美術院同人。佛像画を得意とした。

D-216 高森碎巌

D-217 白倉二峰

花鳥をよくした。千葉出身。

122 D D-215 内海吉堂 花鳥画賛幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 絹本 骨軸端 43×125 表具58×206 ヤケ シミ  癸亥(1923)画中 内海吉堂(嘉永二・1849~大正十 四・1925)は福井(京とも)の人。 名鹿六。森寛斎、塩川文麟の門に学 び、のち南宗に転じた。
山水画賛幅 ¥50000~ 付共箱(桐 貼札) 紙本 牙軸端 32×130 表具44×194 ヤケ  シミ オレ 高森碎巌(弘化四・1847~歿年未 詳)は通称有造、号自知斎、菊梁、 朶香など。画を山本琴谷に学び山水
海辺画幅 ¥50000~ 付共箱(桐) 絹本 牙軸端 41×116 表具54×202 ヤケ シミ  オレ ヨゴレ 白倉二峰(明治二十九・1896~歿 年未詳)は新潟県柴發田町出身、名 欣郎、太平洋画会研究所出身、田近 竹邨の門、日本南画院同人。 D-218 福田眉仙 六甲山画幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 絹本 牙軸端 43×128 表具56×218 シミ 福田眉仙(明治八・1875~昭和三 十八・1963)は日本画家。兵庫県生 まれ。本名周太郎、字有慶、号麦僊、 菱僊ほか。 D-219 新谷鐵僊 虎画幅  ¥80,000~ 付木箱(桐) 絹本  唐木軸端 49×121 表具63×191  表具スレ、穴 新谷鐵僊(明治十九・1886~昭和 三十七・1962)は日本画家。岡本柳南、 橋本独山に師事。 D-220 近藤樵仙 松林遊鹿画幅 ¥80000~ 付時代識箱(桐) 絹本 牙貼軸端 51×121 表具66×217 シミ 近藤樵仙(慶應二・1866~昭和二 十六・1951)肥後国生。初号静山。 D-221 荒木寛畝 川合玉堂 合作画幅 ¥70,000~ 付識箱(桐) 紙本  牙軸端 48×134 表具64×211  シミ オレ 荒木十畝箱識 荒木寛畝(天保元・1830~大正 四・1915)は増上寺の行者、田中永 周の子。名を告、号を達庵、讀書堂。 D-222 小杉放庵 閑庭画幅 ¥50000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 紙本  牙軸端 30×127 表具44×204  シミ オレ 表具シミ 小杉放庵(明治十四・1881~昭和 三十九・1964)は画家。日光出身。 本名国太郎。初号未醒。
123 D D-223 田能村直入 五福争寿画扇面幅 ¥50,000~  付識箱(桐) 絹本 牙貼軸端 42×14 表具60×152 ヤケ D-225 小川千甕 叭々鳥画幅 ¥60,000~ 付共箱(桐)  紙本 P軸端 50×45 表具65×143 オレ 小川千甕(明治十九・1886~昭和四十六・1971)は京都生まれ。名は 多三郎。はじめ仏画師の弟子となり、浅井忠に洋画を学ぶ。陶磁器の絵 付も行った。上京し『ホトトギス』などに挿絵、漫画を発表し人気を博す。 欧州遊学後は日本画家として活動、のちに南画も描いた。 D-226 小川芋銭 月下舟風呂画幅 ¥50,000~ 付木箱(桐) 紙本 陶磁軸端 23×20 表具33×125 シミ 小川芋銭(慶応四・1868~昭和十三・1938)は日本画家。茨城県牛久 村に生まれる。彰技堂に洋畫を、抱朴齋に南畫を修め、特に俳畫に長じ た。現日本美術院同人。 D-227 白倉二峰 梅林煮茶画幅 ¥50000~ 付共箱(桐 貼札) 絹本 陶磁軸端 50×38 表具64×106 薄シミ 白倉二峰(明治二十九・1896~歿年未詳)は新潟県柴發田町出身、名 欣郎、太平洋画会研究所出身、田近竹邨の門、日本南画院同人。 D-228 橘田永芳 松鶴画幅 ¥50000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 絹本 牙軸端 51×42 表具65×135  太巻欠失 ヤケ 表具ヤケ 橘田永芳(明治三十五・1902~昭和四十九・1974)は東京生まれ、小 室翠雲に師事、南画院同人。 D-224 田能村直入 山水画賛幅 ¥50,000~ 付識箱(桐)  絖本 唐木軸端 太巻 24×31 表具64×148 表具ヤケ  田能村直外箱識 田能村直入(文化十一・1814~明治四十・1907)は大分県生まれの南画家。字は顧絶。初め小虎と号し、のち直入と称する。田能村竹田の門下に入り、 養子となった。明治元年(1867)京都に移り、同十三年(1880)京都府画学校設立を建議、開校にあたり校長となる。富岡鐵斎らと日本南画協会を設立する 等、南画の振興に尽力。

D-229 森月城 幽霊画幅

¥50,000~ 付木箱(杉 貼札)

紙本 雑木軸端 32×124

表具44×184 シミ オレ 表具ヤケ スレ 森月城(明治二十・1887~昭和三 十六・1961)は兵庫県生まれ。本名 は寛太郎。竹内栖鳳に師事。文展・ 帝展で活躍。兵庫県文化賞受賞。

シミ) 絹本 竹軸端 17×125

和三十三・1958)は日本画家。大阪 市生まれ。本名好亮。小山雲泉、姫 島竹外に師事。

124 D D-231 尾竹国観  舟遊画幅 ¥50,000~  付木箱(桐) 紙本 牙軸端 41×115 表具55×205 ヤケ シミ オレ 表具シミ 尾竹国観(明治十三・1880~昭和 二十・1945)は新潟県生まれ。本名 は亀吉。 D-232 西岡蘇仙 龍画幅  ¥50,000~ 付木箱(桐) 絹本 骨軸端 42×114 表具56×196 ヤケ シミ オレ 表具オレ、 シミ、虫穴 D-233 山村耕花 茄子画幅 ¥58,000~ 付共箱(桐 貼札)  絹本 牙軸端 51×42 表具65×137 薄ヤケ 山村耕花(明治十九・1886~昭和十七・1942)は明治から昭和にかけ ての浮世絵師で版画家。 D-234 藤谷紀世史 水仙鶯画幅 ¥50,000~  付二重箱(内共桐 外溜塗) 絹本 P軸端 50×43 表具66×140 D-235 蓉湖 四季草花屏風 小形 八曲 一隻 ¥120,000~ 紙本 356×71 屏風371×84 ヤケ シミ スレ オゼキレ D-230 赤松雲嶺 花画幅  ¥50,000~ 付共箱(桐 貼札
表具24×189 薄シミ 「暁艶」原題 赤松雲嶺(明治二十五・1892~昭
125 D D-236 福田平八郎 小禽画幅 ¥450000~ 付二重箱(内識桐 外溜塗) 東京美術倶楽部鑑定証書  紙本 牙軸端 太巻 41×32 表具41×32 福田宗平箱識 福田平八郎(明治二十五・1892~昭和四十九・1974)は大分生まれ。京都市立美工芸校、同絵画専門校卒。初 め九州、素僊のち平八郎を雅号とした。写実を元に簡潔な構図と清澄な色彩で表現し、近代日本画の新境地を開 いた。帝展審査委員。昭和三十六年(1961)文化勲章授章ほか。 D-237 奥村土牛 桃画幅 ¥450000~ 付共箱(桐) 東京美術倶楽部鑑定証書 紙本 牙軸端  太巻 47×40 表具47×40 シミ 「茂々」原題 奥村土牛(明治二十二・1889~平成二・1990)は東京生まれの日本画家。梶田半古、小林古径に師事。昭和二 年(1927)院展初入選。日本芸術院会員。文化勲章受章。
126 D D-238 草心 幽霊画幅 ¥300,000  付木箱(桐) 絹本 骨軸端 35×108  表具48×174 シミ 表具シミ、オレ D-239 伝岸田劉生 鵠沼秋景画賛下絵幅 ¥80000~  付識箱(杉 貼札) 紙本 陶磁軸端 12×18 表具22×108 シミ オレ D-240 和田三造 麦畑画幅 ¥50,000~  付二重箱(内共桐 外溜塗) 紙本 牙軸端 59×42  表具74×143 シミ 和田三造(明治十六・1883~昭和四十二・1967)は兵庫県 出身、上京して黒田清輝邸に住み込み白馬会洋画研究所に学 んだ。昭和三十三(1958)、文化功労者。 D-241 国井応陽 獅子屏風 小形 二曲 一隻 ¥50000~  紙本 86×49 屏風96×63 ヤケ シミ スレ 雪舟之筆蹟画中 国井応陽(慶応三・1867~大正十二・1923)国井応文の子。号に謙斎、 愍軒等、子静。
127 D D-242 島田雅喬 京洛風景屏風 本間 六曲 一双 ¥150,000  紙本 346×153 屏風364×171 金砂子 島田雅喬(文化五・1808~明治十四・1881)は京都四条派の画家。字子秀、 号桃嶺。父雅容に学ぶ。三井高徳の依頼で描いた「天橋立真景図」(知恩寺蔵) で殊に知られる。 D-243 山本桃谷  群鶴屏風 本間 六曲  一隻 ¥100,000~ 紙本 355×155 屏風376×173  ヤケ シミ  壬戌(1862)画中 山本桃谷(天保八・1834 ~明治二十三・1890)京都 生。名は漁、字は仲鑑、通称 安之丞、別に舜興と号す。南 宗画を河北春谷に、のち円 山派を駒井孝禮に学ぶ。山 水花鳥人物画を能くする。 D-244 日清戦争画貼交 屏風 本間 六曲  一隻 ¥90,000~  紙本 52×138  屏風367×175 シミ  虫穴 背面損傷
128 D D-246 伊勢参詣屏風 中形 六曲 一双 ¥200000~ 付時代箱(杉) 紙本 243×93 屏風258×107 屏風スレ 背面損傷 明治時代 D-247 二人夏衣美人画屏風 本間 二曲 一隻  ¥270000~ 付飾台 紙本 178×161 屏風189×181 シミ 美枝(大阪画壇吉岡美枝 か)とおぼしき款記あり
129 D D-248 棟方志功 肉筆乾坤妃画賛額 ¥700000~ 付棟方巴里爾鑑題シール 紙本 24×27 額42×45 大シミ 棟方志功(明治三十六・1903~昭和五十・1975)は版画家。青森市生まれ。大正十三年上京。柳宗悦ら民芸運動家に評価される。板画と称した木版画は 世界的に知られる。昭和四十五年文化勲章受章。郷里に棟方志功記念館がある。
130 D D-251 粥川伸二 鮎画額 ¥50,000~ 絹本  23×26 額37×40 ヤケ シミ 粥川伸二(明治二十九・1896~昭和二十四・1949)。土田 麦僊に学ぶ。院展で活躍。 D-250 棟方志功 三瓶子画額 ¥220000~ 付共シール 棟方巴里爾鑑題シール 紙本 40×28 額56×43  シミ 棟方志功(明治三十六・1903~昭和五十・1975)は版画家。青森市生まれ。大正十三年上京。柳宗悦ら民芸運動家に評価 される。板画と称した木版画は世界的に知られる。昭和四十五年文化勲章受章。郷里に棟方志功記念館がある。 D-252 西澤対竹 十六羅漢画横額 ¥50,000~ 絹本 126×33 額155×43 ヤケ シミ 西澤対竹なる画人について仔細を得ない。
131 D D-253 麻田鷹司 山景画額 ¥50,000~  紙本 45×33 額65×53 麻田鷹司(昭和三・1928~昭和六十二・1987)。 D-254 下川立夏 富貴画額 ¥50,000~ 付共シール 紙本 51×39 額73×61 D-260 園部晋 静物画額 ¥50000~  紙本 23×27 額42×45 D-259 園部晋 美人画額 ¥50000~  絹本 23×26 額43×45 シミ D-258 吉田多最 素描裸婦画額 ¥50000~ 付共シール 紙本 44×59  額71×86 D-261 園部晋 蔬菜画幅 ¥50,000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 絹本 牙軸端 56×51 表具71×138 シミ D-257 佐藤光園 美人画額 ¥55000~  絹本 49×47 額70×68 薄ヤケ シミ 佐藤光園は女流画家。上村松園、菊池契月に師事。 D-256 三輪晃勢 百合画幅 ¥50,000~  付木箱(桐) 紙本 骨軸端 40×34  表具44×123 シミ 表具ヤケ、シミ 三輪晃勢 (明治三十四・1901~昭和五十八・ 1983)は 新潟生まれ、堂本印象に師事。 D-255 平川敏夫 金彩樹画額  ¥50000~ 紙本 15×22 額35×42 平川敏夫(1924~2006)は日本画家。 園部晋は洋画家、日本画家。矢野橋村の画塾で学ぶ。

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D-263

香月泰男 陶板額

¥350,000~ 20×30  額38×48

香月泰男(明治四十四・ 1911~昭和四十九・1974) は洋画家。山口県生まれ。

川端画学校、東京美術学卒 業後は、藤島武二に学ぶ。

昭和十八年に応召し、満州 へ配属、敗戦後はシベリア に抑留される。この体験を もとにしたシベリア・シ リーズを発表。昭和四十四 年第一回芸術大賞受賞。四 十九年の歿後には勲三等瑞 宝章受章。

132
133 D D-264 椿貞雄 油彩静物画額 ¥350,000~ 付東京美術倶楽部鑑定証書 41×25 額55×40 板 昭和二十九年(1954)画中 椿貞雄(明治二十九・1896~昭和三十二・1957)は山形県米沢に生まれ、岸田劉生に師事した。昭和七(1932)渡欧、昭和二十四(1949) に千葉県美術会を結成した。 D-265 田中繁吉 油彩人物画額 ¥250000~ 44×51 額67×74 カンバス 1976 「飾りの服」原題 田中繁吉(明治三十一・1898~平成六・1994)は福岡県生。東京美術 学校西洋美術科卒。藤島武二に師事。大正十五~昭和三渡仏。帝展で《三 人裸婦》が特選。創元会会員。日展評議員。東京歿。 D-266 小磯良平 エッチング額 ¥100000~  付淀画廊シール 紙本 29×25 額50×49 ヤケ 三婦人 小磯良平(明治三十六・1903~昭和六十三・1988)は神戸市生れ。昭 和二年東京美術学校西洋画科卒。上杜会を結成。東京芸術大学教授、の ち名誉教授。五十四年文化功労者、五十八年文化勲章。
134 D D-274 無地金屏風 中形 六曲 一双  ¥80,000~ 付木箱(杉) 紙本 269×117  屏風273×121 背面損傷 D-275 白無地二枚折屏風 中形 一双  ¥60,000~ 紙本 126×145 屏風130×149 D-273 無地金二枚折屏風 中形 一隻 ¥50,000~ 絹本 132×134 屏風144×148 D-276 無地風炉先屏風 二 ¥50,000~ 174×64 屏風178×68ほか  金(絹本、シミ) 白(紙本) D-270 三岸節子 油彩画額 ¥50,000~ 31×40 額47×55 カンバス  額裏サイン 三岸節子(1905~1999)は洋画家。三岸好太郎 の妻。54年より渡仏。女性洋画家として初の文化 功労者。 D-272 山下純司 油彩風景画額 ¥50,000~ 額163×132 カンバス 「モンマルトル」原題 87'~88' パリ 山下純司(昭和十五・1940~)は長崎県生まれの画 家。独学で絵画を学び、渡仏。 D-268 伊藤継郎 風景画額 ¥70,000~ 紙本 23×25 額45×48 伊藤継郎(明治四十・1907~平成六・1994)は 大阪生まれの洋画家。赤松麟作に師事。 D-269 斎藤与里 湖畔秋景画額 ¥50,000~ 31×23 額56×48 板 斎藤与里(明治十八・1885~昭和三十四・ 1959)は埼玉県生まれ。本名は与里治。 D-271 油彩裸婦画額 ¥50,000~ 41×31 額59×50 カンバス 不明画人
135 D D-277 関根伸夫 「新生」額 ¥2,000,000~ 付鑑定登録証書(JADA) 91×117 額103×129 55号 関根伸夫(1942~2019)は現代美術家。「もの 派」と呼ばれる美術論を牽引。
136 E E 001 白色尉 ¥200,000~ 付面箱(友禅裂貼) 面袋 15×18 翁 E 003 籬菊蒔絵小鼓 ¥250000~  付ケース 鼓革 10×10×25 E 002 水仙蒔絵小鼓 ¥250000~ 付時代 鼓箱(桐) 鼓革 10×10×25 藝能
137 E E 005 四ツ蝶蒔絵小鼓 ¥200000~  付雲鶴漆絵鼓箱(桐) 鼓革 105×105×255 E 004 水草蒔絵小鼓 ¥250000~  付色漆塗鼓箱(桐 蓋ワレ) 唐織袋 鼓革 扇子(要欠) 拍子 105×105×255 E 008 薬玉蒔絵鼓 ¥50,000~  10×10×25 蒔絵剥離 E 006 筑前琵琶 二 ¥70,000~  総長90ほか E 010 金臍三味線 ¥50000~  付ケース 牙撥 鼈甲撥2(プラスチック柄)  総長98 E 009 三線 ¥50000~ 総長78  背面損傷補修 E 011 銅鑼 ¥50000~ 52×52×5 E 007 筑前琵琶 ¥50,000~ 総長91 象牙荘厳
E 015 象牙撥 三 ¥50,000~ 10×195ほかE 014 鼈甲貼象牙撥 ¥50,000~ 付ビロードケース 14×24 E 013 鼈甲貼象牙撥 ¥50,000~ 付ケース 14×24 E 017 刳甲琴 ¥50000~ 総長186 F 003 唐津窯変辰砂香炉 ¥50000~  付木箱(桐) 10×10×7 内野山窯 F 001 香合 二 ¥50000~ 付共箱(桐)2 9×45×4ほか  藤岡研斎(鬼灯) 隆弘峯(茄子) F 002 和田桐山 鶺鴒香合 ¥50000~ 付共箱(桐) 11×35×4 底銘 初代が明治三十四年数寄者窯として創窯、四 十三年尼崎に移窯琴浦窯と称した。現在は四代。 F 004 清風与平 染付櫃形香炉 ¥50000~ 付銅瑞雲透火舎  15×11×10 染付銘 清風与平は、京都の陶工。現在五代目。 E 016 木彫彩色猩々 ¥50,000~ 像高25 右足先カケ E 018 能絵替朱引盃 二十  ¥50,000~ 付識箱(杉) 11×11×25  謡番組之図 香道 F 138 E
F 007 古清水扇形香合 ¥120,000~ 付黒塗識箱(杉) 仕覆 9×6×2 F 005 野々村仁清 雀香合 ¥250000~ 付二重箱(内時代識杉) 仕覆(緋縮緬紐キレ) 55×45×5 磁貫  永楽和全箱識 F 008 影青菊香合 ¥100,000~ 付識箱(桐) 仕覆 7×7×3 規方共色補修 藤岡了一箱識 F 006 野々村仁清 草花窓絵宝珠形香合 ¥190000~  付識箱(桐) 仕覆 5×5×55 規方極小ソゲ 磁貫 底印 野々村仁清(慶長元・1596~万治三・1660)は陶工。丹波国桑田郡野々村出身。通称清兵衛・清右衛門。色絵陶器の創始者。作風は清純優雅で蒔絵風の ものがある。京焼の巨匠である仁清だが、わずかに画作もある。 F 139
140 G G-001 了入 黒平茶碗 ¥600000~ 付二重箱(内共識桐 外識) 替蓋(即中斎書付 銘福禄寿) 15×15×7 磁貫  堀内宗完内箱書(銘三光) 淡々斎外箱書(銘三光) 了入(宝暦六・1756~天保五・1834)は樂家九代。七代長入の二男。明和七年に家督を継いだ。文化八年に近江に隠居。紀州御庭焼に従事するなど樂家 中興と称えられる。 茶道
141 G G-002 宗入 大黒写黒茶碗 ¥600000~ 付識箱(桐 貼札) 12×12×8 ヒビ 好々斎箱書 宗入(寛文四・1664~享保元・1716)は京都の陶工。樂五代。尾形光琳の従兄弟で、四代一入の弟子。初代長次 郎への回帰を目指し作陶。「カセ釉」の技法で知られる。 G-003 旦入 黒富士茶碗 ¥500,000~ 付識箱(桐) 12×115×8 樂直入箱識 旦入(寛政七・1795~嘉永七・1854)は樂家十代。了入の次男、文化八年に十代吉左衛門を襲名。弘化二年に剃 髪隠居して号を旦入とした。
142 G G-005 惺入 嶋台茶碗 ¥500000~ 付共識箱(桐) 大18×18×65ほか スレ 惺斎好 即中斎箱書 惺入(明治三・1887~昭和十九・1944)は樂家十三代。十二代弘入の長男として生まれ、初め惣吉、諱は喜英、号を惺入とし、大正八年に十三代樂吉左 衛門を襲名した。 G-006 宗全 黒茶碗 ¥350000~ 付二重箱(内時代貼札識桐) 仕覆 10×10×8 直斎箱書
143 G G-007 了入 赤平茶碗 ¥350000~ 付時代共識箱(桐) 14×14×6 淡々斎箱書 銘池の汀 了入(宝暦六・1756~天保五・1834)は樂家九代。七代長入の二男。明和七年に家督を継いだ。文化八年に近 江に隠居。紀州御庭焼に従事するなど樂家中興と称えられる。 G-008 旦入 菊絵赤茶碗 ¥300,000~ 付二重箱(内時代識桐) 115×115×9 慶入内箱識  即中斎外箱書 銘薫風 旦入(寛政七・1795~嘉永七・1854)は樂家十代。了入の次男、文化八年に十代吉左衛門を襲名。弘化二年に 剃髪隠居して号を旦入とした。
144 G G-009 左入 両国写黒茶碗 ¥300,000~  付識箱(桐 貼札) 10×10×85 磁貫 旦入箱識 G-010 慶入 黒筒茶碗 ¥300,000~ 付共箱(桐) 10×10×95 磁貫 慶入(文化十四・1817~明治三十五・1902)は京都府丹波出身の陶工。 樂家十一代。旦入の養子となり跡を継ぐ。紀伊和歌山藩、西本願寺の御 庭焼に従事する。 G-011 了入 赤茶碗 ¥150000~ 付時代共箱(桐) 有隣斎書付蓋 10×10×75 磁貫 銘て万り 了入(宝暦六・1756~天保五・1834)は樂家九代。七代長入の二男。明 和七年に家督を継いだ。文化八年に近江に隠居。紀州御庭焼に従事する など樂家中興と称えられる。 G-012 認得斎 手捏若松画赤茶碗 ¥100000~  付共箱 (桐) 115×115×9 磁貫 認得斎宗室(明和七・1770~文政九・1826)は裏千家十世。不見斎の 長男。 幼名与三郎のち粂三郎、号栢叟。加賀前田家、伊予久松家に仕え た。次代の玄々斎の育成に尽力した。
145 G-G 013 伊賀茶碗 ¥290,000~ 付二重箱(内時代識桐) 14×13×8 窯キレ 口縁補修 不識斎内箱書 銘苔衣  至慎斎内箱甲朱書 不仙斎外箱書 G-014 旦入 菊絵赤茶碗 ¥120,000~ 付共箱(桐) 12×12×8 磁貫 口縁共色補修 旦入(寛政七・1795~嘉永七・1854)は樂家十代。了入の次男、文化八 年に十代吉左衛門を襲名。弘化二年に剃髪隠居して号を旦入とした。 G-015 永楽保全 御本八道茶碗 ¥200,000~ 付識箱(桐) 135×125×8 十七代善五郎箱識 永楽保全(寛政七・1795~安政元・1854)は千家十職の一、土風炉師 永樂善五郎家の十一代。文化十四年(1817)襲名。 G-016 野々村仁清 茶碗 ¥150,000~ 付識箱(桐) 115×115×85 磁貫 切高台 即中斎箱書 底印
146 G G-018 唐津皮鯨茶碗 ¥350,000~ 付識箱(桐) 仕覆 125×12×6 磁貫 口縁金補修 黒田陶々庵箱識 G-019 彫三島茶碗 ¥250000~ 付識箱(桐 貼札) 更紗仕覆 15×15×7 即中斎箱書 銘瑞祥
147 G G-020 出雲刷毛目茶碗 ¥250000~ 付二重箱(内時代識桐) 125×12×85 磁貫 鵬雲斎外箱書 銘相生 G-021 初代真清水蔵六 祥瑞写茶碗 ¥200000~  付共箱(桐 蓋ヤケ) 11×11×65 保寿印 初代真清水蔵六(文政五・1822~明治十・1877)は京都の陶工。乙訓 郡久我村出身、初め太三郎、のち保寿、別号に百寿。叔父和気亀亭に入門 し、天保十四(1843)京都五条坂に開窯。青磁を主に、傍ら古染付、高麗、 古器写しの茶器や金襴手を能くし、中でも青磁を得意とした。妙法院宮 より「真清水」の名を受ける。 G-022 砂御本茶碗 ¥120,000~ 付時代箱(桐 貼札) 12×11×85 磁貫 G-023 加藤十右衛門 鼠志野茶碗 ¥100,000  付共識箱(桐) 紫縮緬仕覆 14×13×85 即中斎箱書 銘松風 加藤十右衛門(明治二十七・1894~昭和四十九・1974)は瀬戸の陶芸 家。美濃大平の陶祖、加藤景豊の流れをくむ。昭和十五(1940)に大菅に 八坂窯を開窯し、作陶に従事した。岐阜県無形文化財保持者。
148 G G-025 奥田木白 暦手茶碗 ¥100,000~ 付時代黒塗箱 (桐 破損 貼札) 出品票 12×12×9 ヒビ 底印 「赤膚古陶展」出品 奥田木白(寛政十二・1800~明治四・1871)は江戸末期から明治初期 の陶工。赤膚焼の中興の祖として知られる。 G-026 亀井味楽 高取茶碗 ¥100,000~ 付識箱(桐 貼札) 共箱板(桐) 11×11×75 淡々斎箱書 亀井味楽は高取焼の陶芸家。現在は十五代。 G-027 久世久宝 茶碗 ¥80,000~  付共識箱(桐) 13×13×75  淡々斎箱書 銘窓ノ呉竹 久世久宝は京焼の陶芸家。初代は大田垣連月 らと深く親しみ、作陶を趣味とした。裏千家圓能 斎より技量を認められ、久宝の号を受け、代々襲 名する。当代は五代。 G-028 永楽正全 仁清写花絵茶碗 ¥50000~ 付共識箱(桐) 12×12×7 惺斎箱書 永樂正全(明治十二・1879~昭和七・1932)は 永樂善五郎十五代。京都生。本名山本治三郎。妙 全の甥。伊賀・信楽の写しを得意とした。 G-029 永楽和全 三友扇文茶碗 ¥50000~ 付合箱(桐) 125×125×7 磁貫 底印 永樂和全(文政六・1823~明治二十九・1892) は永樂家十二代。十一代永樂保全の長男。晩年は 京都下河原にて菊渓窯を築窯。 G-030 倉崎権兵衛 出雲茶碗 ¥50,000~ 付共識箱(桐) 145×145×7  長岡空権箱識 鵬雲斎箱書 倉崎権兵衛(生年未詳~元禄七・1694)は出雲 樂山窯の創始者とされ、伊羅保写に優れたと伝 えられる。 G-031 十二代坂倉新兵衛 萩茶碗 ¥50,000~ 付共識箱(桐) 13×13×85 磁貫  淡々斎箱書 十二代坂倉新兵衛(明治十四・1881~昭和三 十五・1960)は萩焼中興の祖。昭和三十二年 (1957)「萩焼」の選択無形文化財に認定。十代 三輪休雪とともに萩焼の復興に貢献した。 G-032 岡田裕 萩茶碗 ¥50,000~  付共箱(桐) 14×14×8 岡田裕は萩焼の晴山雲岡田窯の八代目。
149 G G-036 野々村仁清 立鶴茶碗 ¥50000~ 付二重箱(内杉 外溜塗) 仕覆 105×105×95 磁貫 底印 切高台 G-034 加藤光右衛門 織部茶碗 ¥50,000~ 付共箱(桐) 125×125×75 磁貫 加藤光右衛門(1937~2018)は美濃の陶芸家。 名は光男。父である加藤十右衛門に師事。笠原に 山十窯を開く。 G-035 初代加藤春鼎 志野茶碗 ¥50,000~ 付共箱(杉) 12×11×7 磁貫 G-039 橋本陶正山 薩摩老松扇面絵 茶碗 ¥50,000~ 付共箱(桐) 115×115×65 磁貫 橋本陶正山は、薩摩焼の陶芸家。鹿児島市に陶 正山窯を開く。現二代目。 G-037 二代中村道年 光悦写黒茶碗  ¥50000~ 付共箱(桐) 13×13×9 G-038 不朽斎 手捏黒茶碗  ¥50000~ 付識箱(桐) 125×125×8  銘笑布袋 大徳寺桂堂箱識 G-040 佐久間勝山 萬古唐津写茶碗  ¥50,000~ 付共識箱(桐) 14×14×8 磁貫  即中斎箱書 佐久間勝山(明治三十九・1906~平成十・ 1998)は伊勢松坂萬古松古窯四代。父である芳 から教えを受け、淡々斎より松菱の松古印を賜 わる。 G-033 加藤春丹 黒織部茶碗 ¥50,000~ 付木箱(桐) 仕覆 16×14×6 底印 加藤春丹(生年未詳~文化四・1807)は尾張瀬 戸の陶工加藤孫右衛門春福。号春丹。養父春定の あとを襲い本家二十二世を相続。 G-041 加守田窯茶碗 ¥80,000~  付共箱(桐) 125×125×95
150 G G-043 虫明注連縄絵茶碗 ¥50000~  付識箱(桐) 125×125×75 鵬雲斎箱書  切高台 G-045 黒織部茶碗 ¥50000~ 付識箱 (桐) 12×10×9 即中斎箱書 銘蓬莱 G-044 黒織部茶碗 ¥50000~  付時代箱(桐) 仕覆 13×12×75 G-047 高麗堅手茶碗 ¥50000~  付時代溜塗識箱(杉 和歌色紙貼)  仕覆 18×17×7 磁貫 口縁金補修  歌銘松風 G-048 御本茶碗 ¥50000~  付木箱(杉) 135×135×85 G-046 黄伊羅保茶碗 ¥50000~  付時代識箱(桐 貼札) 仕覆 14×135×7 口縁小ソゲ 川上不白箱書 G-049 三島平茶碗 ¥60,000~  付木箱(桧 小色紙貼) 155×155×4 磁貫  醍醐冬基和歌小色紙(添古筆了音極札) G-050 黄瀬戸平茶碗 ¥50,000~  付時代識箱(桐) 145×145×55 釉剥離  金補修 G-051 刷毛目平茶碗 ¥50,000~  付時代識箱(杉) 18×18×6  ヒビ 銀補修 釉メクレ
151 G G-053 瀬戸茶入 ¥270000~ 付二重箱(内時代貼札識桐)  仕覆3 牙蓋 85×85×65  口辺共色補修 内箱:小堀政尹 (古筆了仲極紙貼) 外箱:鵬雲斎箱書 銘湧泉 G-052 瀬戸肩衝茶入 ¥400,000~  付二重箱(内時代識桐) 仕覆3 牙蓋 65×65×95  口辺共色補修 鵬雲斎外箱書 銘千年翠 箱書にみる「新兵衛」とは、織田信長が永禄六年に制定した 「瀬戸六作」の一と、桃山から江戸初期にかけて作陶した有来 新兵衛が想定される。
152 G G-055 唐物文琳茶入 ¥300,000~ 付識箱(桐)  牙蓋(小ソゲ) 仕覆 7×7×7 G-057 乾漆瀬戸意茶入 ¥80000~ 付木箱(桐) 牙蓋  95×95×35 G-056 高取撫肩茶入 ¥90000~ 付時代合箱(桐) 仕覆  牙蓋 6×6×85
153 G G-060 瀬戸茶入 ¥50000~  付木箱(桐) 仕覆 牙蓋 55×55×7 G-058 鬼丸雪山 高取肩衝茶入 ¥50000~ 付共箱(桐) 牙蓋 45×45×8 G-059 瀬戸茶入 ¥50000~  付識箱(桐) 仕覆 牙蓋 6×6×85 G-062 村田道寛 笹蒔絵棗  ¥50000~ 付共識箱(桐) 7×7×7  内黒 而妙斎箱書、在判 G-063 山中塗唐物写平棗 ¥50000~  付識箱(桐) 9×9×6 内銀溜 即中斎箱書、 在判 G-061 膳所焼茶入 ¥50000~  付識箱(桐) 緞子片身替仕覆 牙蓋 5×5×85 底カケ共色補修 碌々斎箱書 無印 G-066 梅花蒔絵茶入 ¥50,000~  付木箱(桐 蓋欠) 75×75×75 内黒 G-065 菊桐蒔絵中棗 ¥50,000~  付識箱(桐) 65×65×65  内黒 淡々斎箱書、在判 G-064 稲井玉甫 白漆菊桐蒔絵平棗  ¥50,000~ 付共識箱(桐 貼札) 85×85×6  惺斎箱書、在判 稲井玉甫(生歿未詳)は明治の漆工。六趣園の 会員。
154 G G-068 伝初代豊平翠仙 山水蒔絵大棗 ¥300,000~  付二重箱(内識桐) 仕覆 8×8×75 内梨子地 即中斎箱書、在判 G-069 菊桐片身替蒔絵棗 ¥150,000~  付時代識箱(桐 貼札) 片身替仕覆 7×7×75 内黒 G-071 荒井正春 住吉蒔絵棗 ¥80000~  付二重箱(内共桐 外黒塗) 7×7×7 内梨子地 荒井正春(生年未詳~)は漆工。日芸展作家。 G-070 総桐蒔絵中次 ¥90000~ 付黒塗箱(桐 貼札)  時代金襴仕覆 6×6×7
155 G G-072 バカラ 縁金彩四方水指 ¥400,000~ 付木箱(桐) 黒塗蓋 19×19×10 底部商標 1984年 G-073 絵高麗水指 ¥150000~ 付識箱(桐) 黒塗蓋  175×175×20 愈好斎箱書 磁州窯 G-074 薩摩錦手水指 ¥150000~ 付時代識箱(杉) 共蓋  16×16×21 磁貫
156 G G-076 備前水注形水指 ¥500,000~ 付時代識箱(杉)  黒塗蓋 24×17×16 ヒビ G-077 仁阿弥道八 水指 ¥400000~ 付共箱(桐 貼札)  黒塗蓋 145×145×18  岡本豊彦絵付 道八は京都清水焼の陶工、高橋 氏代々の通名。伊勢亀山藩士出身 で初代(元文五・1740~文化元・ 1804)の時、京へ出て粟田口で開 窯。松風亭、空仲、周平と号し、 動物・人物置物、香合・酒器を製 作した。
157 G-G 078 絵唐津水指 ¥500,000~ 付時代箱(杉 貼札 虫喰) 時代黒塗蓋 18×18×13 高台ソゲ 口辺補修 G-079 丹波飾耳水指 ¥350000~  付時代溜塗識箱(桐 虫喰)  黒塗蓋 17×13×24
158 G G-081 丹波水指 ¥150,000~  付識箱(桐) 黒塗蓋(ソゲ) 15×15×17  窯キレ 口辺共色補修 鵬雲斎箱書 G-082 備前飾耳細水指 ¥100,000~  付識箱(桐) 黒塗蓋 掛金具 12×12×175  口縁共色補修 G-084 森香洲 虫明海老耳水指 ¥70000~ 付識箱(桐) 共蓋 黒塗蓋 17×15×14  桂又三郎箱識 森香洲(生年未詳 ~大正十・1921)。 G-086 楠部彌弌 鉄砂彩釉水指 ¥60,000~ 付共箱(桐) 共蓋(窯キレ) 15×15×16 楠部彌弌(明治三十・ 1897~昭和五十九・ 1984)。 G-083 十四代亀井味楽 高取瓢水指 ¥70,000~ 付共識箱(桐) 黒塗蓋(鈴木表朔  共色補修) 15×15×15 鵬雲斎箱書 十四代亀井味楽 (昭和六・1931~平 成二十六・2014)。 G-085 亀井楽山 高取管耳水指 ¥60000~ 付共識箱(桐) 黒塗蓋(橋本萬象、 而妙斎在判) 18×16×15 底銘 而妙斎箱書 銘祥雲 亀井楽山(昭和二十・ 1945~)は、十四代味楽 の弟 。兄に師事。
159 G G-093 呉須赤絵鉢 ¥150,000~ 付時代箱(桐) 21×21×95 磁貫 ヒビ金補修 G-094 古染付台鉢 ¥100,000~ 付木箱(桐) 175×115×55  虫喰 G-087 南京染付花文水指 ¥50000~  付木箱(桐) 黒塗蓋 16×155×12 ソゲ G-088 瀬戸水指 ¥50000~  付合箱(桐) 黒塗蓋 16×16×155  口辺時代金補修 G-090 藤原啓 備前双耳水指 ¥50000~ 付共箱(桐) 共蓋 23×17×17  窯キレ 藤原啓(明治三十二・1899~昭和五十八・ 1983)。 G-089 黒唐津一重口水指 ¥50000~  付木箱(桐) 黒塗蓋 185×185×135 ワレ接合補修 G-091 常滑水指 ¥50000~  付木箱(杉) 黒塗蓋 18×18×18 口辺ソゲ G-092 信楽平水指 ¥50000~  付時代識箱(杉) 黒塗蓋 22×22×11
160 G G-097 了々斎 竹茶杓 ¥300,000~ 付二重箱(内共桐) 共筒 総長185 銘柴舟 好雪軒箱識 了々斎宗左(安永四・1775~文政八・1825)は表千家九 代。久田家からの婿養子。紀州徳川家に仕えた。 G-096 小堀政優 竹茶杓 二 ¥400,000~ 付二重箱(内共桐)  共筒各一 伏見総長165 淀総長17 小堀政優(天明六・1786~慶応三・1867)は遠州流八代。改易となっていた小堀家の 再興を果たす。
161 G G-098 玄々斎 竹茶杓 ¥350,000  付二重箱(内共桐 外識杉) 共筒 総長18  銘寒紅梅 円能斎箱書 G-099 玄々斎 竹茶杓 ¥250,000~  付時代共箱(桐) 共筒 総長195 歌銘住吉 G-100 玄々斎 二本入茶杓 ¥250,000~ 付共箱(桐) 共筒 総長18ほか 櫂先補修 鉄刀木 竹 在判 銘金鳥玉兎 玄々斎(文化七・1810~明治十・1877)は裏千家十一世。号虚白斎、不忘斎、精中など。茶箱点前、立礼式を取り入れた。
162 G G-103 直斎 竹茶杓 ¥200000~ 付識箱(桐) 共筒 総長19 不徹斎箱書 銘駒 直斎(享保十・1725~天明二・1782)は武者小 路(官休庵)七世で堅叟宗守。官休庵における新 しい茶の湯制度(家元制度)を確立。 G-102 文叔 竹茶杓 ¥200000~ 付識箱(桐) 一啜斎書付筒 総長18 櫂先ソゲ  一啜斎箱書 銘恵比寿 文叔宗守(万治元・1658~宝永五・1708)は武 者小路千家五代。一翁の子で茶法を父に学び、父 と同じく讃州高松の松平侯に仕えた。 G-104 吸江斎 竹茶杓 ¥200000~ 付共箱(桐) 共筒 総長182 銘霜柱 吸江斎宗左(文政元・1818~万延元・1860)は 表千家十代。号は安祥軒、祥翁、省々など。了々 斎の弟の久田家七代皓々斎の子。
163 G G-105 惺斎 竹茶杓 ¥130,000~ 付共箱(桐) 共筒 総長185 銘五月雨 惺斎宗左(慶応元・1865~昭和十二・1937)は 表千家十二代。十一代碌々斎の長男。幼名は与太 郎、名は宗員のち宗左。号は惺斎、敬翁。 G-109 一指斎 竹茶杓 ¥80,000~  付共箱(桐) 共筒 総長18 銘籬菊 一指斎宗守(嘉永元・1848~明治三十一・ 1898)は武者小路千家十一世。表千家十代吸江斎 宗左の第二子。茶法は父に学び、十代以心斎の養 子となり、宗主を継いだ。一叟とも称す。 G-107 碌々斎 古梅枝茶杓 ¥80,000~ 付共箱(桐) 共筒 総長18  五本之内 G-108 即中斎 竹茶杓 ¥60,000~  付二重箱(内共桐 外溜塗) 共筒 総長184 銘伊勢の神風 即中斎宗左(明治三十四・1901~昭和五十四・ 1979)は表千家十三代。十二代惺斎の次男。昭和 十二年襲名。幼名は覚二郎、号に無尽・清友軒。 G-106 碌々斎 竹茶杓 ¥90,000~  付共箱(桐) 共筒 総長183 銘華表 箱識:慶応丁卯(1867)冬    神々天降之節用ひ御注連竹を以作 G-110 田能村竹田 象牙茶杓 ¥70,000~ 付二重箱(内識桐) 共筒(付印度更紗袋) 総長18 辛卯九月  銘緑雪 真如堂箱識 田能村竹田(安永六・1777~天保六・1835)は 文人画家。豊後竹田の人。名孝憲、通称行蔵、字 君彜、別号田舎児ほか多数。 碌々斎(天保八・1837~明治十三・1910)は表千家十一代。十代吸江斎の長男。安政二年に吸江斎 が隠居した後、宗左を継いだ。号瑞翁、碧雲軒など。
164 G G-112 大西浄清  繰口撫肩釜 ¥500,000~ 付識箱(桐)  銅蓋 27×27×17 大西浄中箱識 即中斎箱書  網地文 寛文年時代 大西浄清(文禄三・1594 ~天和二・1682) は釜師大 西家二代。名は村長、通称 は五郎左衛門。 古田織部、 小堀遠州らの愛顧を受けた。 G-113 笛耳筒釜  唐銅玉縁風炉 ¥400000~ 釜14×14×18ほか 釜:付西村道也識箱(杉) 銅蓋 織部期 風炉:大西浄林作 付大西浄長識箱(杉) 寛永期
165 G G-116 天猫宝尽地文繰口釜 ¥100,000~  付識箱(桐) 銅蓋(新作) 25×25×17 鋳掛 大西浄心箱識(妻烽玉代筆) G-114 五郎左衛門 尾上釜 ¥300000~ 付時代黒塗箱(杉)   共蓋 大西浄心折紙 18×18×21 享保年時代 G-115 大西浄雪 紫野釜 ¥200,000~ 付共箱(杉) 銅蓋 29×26×20 底補修 大西浄雪(安永五・1776~嘉永五・1852)は釜師、京都大西家十代。著 書に「名物釜由緒聞書伝」「名物釜記」「釜の図録」など。

G-118 大西浄長 宝珠形鉄瓶

宗左より浄長の号を受ける。

新しい京釜の展開を試みた。

G-119 天猫甑口釜

166 G
¥100,000~ 付時代共箱(杉) 銀鈕金流銅蓋(長島八十吉作) 16×14×10 大西浄長(慶応元・1865~昭和十八・1943)は十三代大西清右衛門。 浄典の長男。幼名清三郎、諱孝信。十一代浄寿、玉村徳兵衛に師事。惺斎
山元春挙や橋本関雪の下絵を釜に鋳込み
¥70,000~ 付識箱(杉) 銅蓋  27×27×17 大西浄中箱識 G-120 辻与次郎 雲龍文釜 ¥50000~ 付識箱(桐) 共蓋 15×13×165  大西浄中箱識 天正年時代 辻与次郎は近江国高野庄辻村の出身で、西村 道仁の弟子といわれ、桃山時代に京三条釜座に 住み、天下一を号した。弟子の弥四郎、藤左衛門 とともに利休好みの阿弥陀堂釜、雲龍釜、四方釜 を作ったとされる。 G-121 大黒藤兵衛 唐銅長足朝鮮風炉釜 ¥50000~ 付共箱(杉) 30×30×37 漆羽根付釜 G-122 大西浄林 富士釜 ¥80000~  付識箱(杉) 銅蓋 24×24×23  十三代寒雉箱識 大西浄林(天正十八・1590~寛文三・1663)は、 釜師大西家初代。山城の国・南山城広瀬村の出 身。当時の草庵風の京作とは異なる書院風の独 自の作風を確立した。
167 G G-127 炉縁 三 ¥50,000~ 付共箱(桐1 杉2) 42×42×7 スレ 共色補修  茶平一斎(木地蒔絵) 岩倉史幸(高台寺・ヒビ) 村田宗覚(青海波) G-128 野雁羽箒 一対  ¥50,000~ 総長26ほか 虫喰 G-123 奥田穎川 赤絵蓋置 ¥350,000~ 付合箱(杉) 6×6×4 虫喰 赤絵銘 G-126 菊桐蒔絵炉縁 ¥100,000~ 付時代識箱(杉) 425×425×65 漆ヒビ 塗補修 天明六年(1786)箱識 G-125 樂家 鶴亀蓋置 二 ¥150,000~ 付共識箱(桐) 7×65×5ほか 惺斎箱書、在判  鶴(弘入作、惺斎好) 亀(慶入作 碌々斎直書) G-124 旦入 七種蓋置 ¥200,000~ 時代共箱(桐) 三葉6×6×55ほか 磁貫  三葉 一閑人 五徳 三人形 蟹 火舎 栄螺 旦入(寛政七・1795~嘉永七・1854)は樂家十代。了入の次男、文化八 年に十代吉左衛門を襲名。弘化二年に剃髪隠居して号を旦入とした。

G-131 如心斎

G-132 永楽正全

168 G G-130 了々斎 竹尺八花入 ¥100,000~ 付共箱(杉) 95×95×33 ワレ  在判 銘掛流 了々斎宗左(安永四・1775~文政 八・1825)は表千家九代。久田家か らの婿養子。紀州徳川家に仕えた。 G-129 唐物手付籠花入 ¥200000~ 付識箱(桐) オトシ  19×17×58 鵬雲斎箱書
青交趾寿字花入 ¥100,000~ 付共箱(桐 底板イタミ) 20×16×30 永樂正全(明治十二・1879~昭和七・1932) は永樂善五郎十五代。京都生。本名山本治三 郎。妙全の甥。伊賀・信楽の写しを得意とし た。
竹一重切花入 ¥70,000~ 付共箱(桐) 125×115×27 銘一身 如心斎宗左(宝永二・1705~寛延 四・1751)は不審菴の七代。六代 覚々斎(久田宗全)の長男、別号を 丁々軒、天然、椿斎、松風楼。大徳 寺大龍宗丈に参禅。紀州徳川家の茶 頭。
169 G G-133 永楽保全 交趾写亀香合 ¥150000~ 付共箱(桐) 6×4×45 規方ヒビ 永楽保全(寛政七・1795~安政元・1854)は千家十職の一、土風炉師 永樂善五郎家の十一代。文化十四年(1817)襲名。文政十年(1927)紀州 家十代徳川治宝に招かれ偕楽園焼に携わり、「河濱支流」金印、「永樂」 の銀印を拝領した。 G-138 駒澤利斎 松木地三友ブリブリ香合 ¥60000~  付共識箱(桐) 18×8×8 惺斎箱書、在判 駒澤利斎は千家十職の一、指物師。 G-136 了入 緋鯉香合 ¥50000~  付共箱(桐) 11×4×4 了入(宝暦六・1756~天保五・1834)は樂家九 代。七代長入の二男。明和七年に家督を継いだ。 文化八年に近江に隠居。紀州御庭焼に従事する など樂家中興と称えられる。 G-137 五代中村宗哲 掛羅香合 ¥70000~ 付時代共箱(桐) 8×8×2  江岑好 内外梨子地 五代中村宗哲(明和三・1766~文化八・1811) は通称守一、八兵衛。号豹斎、漆畝。四代婿養子。 天明三年御所御用達となる。俳人でもあり三宅 嘯山に師事した。 G-135 即全 交趾笠牛香合 ¥50000~ 8×5×6 磁貫 永楽即全(大正六・1917~平成十・1998)は永樂善五郎十六代。十五 代正全の息。昭和九年襲名。 G-134 旅持水屋 ¥50,000~ 45×30×54
170 G G-141 永楽和全 金襴手盃 盃台 ¥60,000~ 付共箱(桐) 盃7×7×4 永樂和全(文政六・1823~明治二十九・1892) は永樂家十二代。十一代永樂保全の長男。仁清の 窯跡を再興し「おむろ」名を使用、慶応年間には 加賀山代窯に滞在、また明治六年は愛知県岡崎 で作陶した。晩年は京都下河原にて菊渓窯を築 窯。 G-143 慶入 瓜文青蓋物 ¥50000~  付共箱(杉) 155×155×9 磁貫 G-140 永楽即全 金銀絵替皿 十 ¥150,000~ 付共段箱(桐) 165×165×3 磁貫 永樂即全(大正六・1917~平成十・1998)は永樂善五郎十六代。京都市生まれ。十五代正全の息。昭 和九年襲名。十一年三井高棟の大磯城山荘内に城山窯築窯。京都伝統陶芸協会初代会長。 G-142 慶入 車軸赤火入 ¥100000~ 付識箱(桐) 95×9×9 樂直入箱識 G-145 十代中村宗哲 八角独楽繋食籠 ¥50000~ 付共識箱(杉 蓋シミ) 23×23×10  尋牛斎箱書、在判 十代中村宗哲(文久二・1862~大正十五・ 1926)は八代の四女。名は真。表千家十二代惺斎 の命で多数制作を行った。 G-146 十一代中村宗哲 黒長板 大小 ¥50000~ 付共識箱(杉 シミ)  大85×36×2ほか 小スレ 淡々斎箱書、在判 十一代宗哲(明治三十二・1899~平成五・ 1993)は名忠蔵。号元斎、叩城、九土。九代宗哲 の次男。戦中戦後の多難な時期に多数の名作を 製作。京都府文化功労者。 G-144 六代中村宗哲 糸目椀 腰高  各五 ¥80000~ 付時代共箱(杉) 13×13×10 ヤケ 六代中村宗哲(寛政六・1794年~天保十・ 1839)は五代の長男。号を楪斎、名を八郎兵衛為 一。後に弟に家督を譲り分家して「八郎兵衛宗 哲」を名乗った。 慶入(文化十四・1817~明治三十五・1902)は京都府丹波出身の陶工。樂家十一代。旦入の養子となり跡を継ぐ。紀伊和 歌山藩、西本願寺の御庭焼に従事する。
171 G G-147 松平不昧 一行書幅 ¥600,000~ 付木箱(桐) 紙本 潤塗軸端 29×101 表具31×181 シミ オレ  表具ヨゴレ 松平不昧(宝暦元・1751~文政元・1818)は 出雲松江七代藩主。茶人大名として有名で、自 ら不昧流を創った。また美術品の収集や書道、 和歌、俳句などの諸芸にも力を注いだ。
172 G G-152 小堀遠州 消息幅 ¥80,000~  紙本 雑木軸端 43×33 表具45×113 シミ  スレ オレ ヤブレ 表具大アレ 小堀遠州(天正七・1579~正保四・1647)は茶 人、武将。本名政一。号狐篷庵・宗甫。 G-150 本庄宗慶 置字三幅対 ¥50000~  付識箱(桐) 紙本 唐木軸端 29×122 表具32×202 薄シミ オレ 表具ヤケ  古石州流 宗泉箱書 G-151 即中斎 書幅 ¥90,000~  付共箱(桐) 紙本 潤塗軸端 52×32 表具55×119 即中斎宗左(明治三十四・1901~昭和五十四・ 1979)は表千家十三代。十二代惺斎の次男。昭和 十二年襲名。幼名は覚二郎、号に無尽・清友軒。 G-153 了々斎 消息幅 ¥50,000~  付木箱(杉) 紙本 黒塗軸端 36×15  表具38×102 シミ 七月十七日書中 了々斎宗左(安永四・1775~文政八・1825)は 表千家九代。久田家からの婿養子。紀州徳川家に 仕えた。 G-149 又玄斎 消息幅 ¥200,000~ 付識箱(桐) 紙本  黒塗軸端 45×32 表具57×114 鵬雲斎箱書
173 G G-154 川上不白 宝珠画賛幅 ¥120,000 付木箱(桐) 紙本 潤塗軸端 27×93 表具30×178 シミ スレ オレ 川上不白(享保元・1716~文化 四・1807)は茶人、不白流の開祖。 紀伊生。如心斎宗左に入門。大徳寺 大龍和尚に参禅。初号宗雪、別号に 蓮華庵、黙雷庵、円頓斎、不羨斎、 弧峰ほか。水野侯の茶頭。江戸千家 を称した。 G-155 鵬雲斎 一行書幅 ¥100,000~ 付共箱(桐 貼札) 紙本 潤塗軸端 28×104 表具31×180 鵬雲斎玄室(大正十二・1923~)は裏千家 十五世。先代淡々斎の長男。鵬雲斎玄秀宗興 居士、また妙心寺管長梶原逸外老師より虚 心の斎号を受けた。紫綬褒章、文化勲章ほか 受章多数。平成十四年、十六代・坐忘斎宗之 に家元を譲る。 G-156 納屋宗淡 一行書幅 ¥50,000~ 付共箱(桐) 紙本 潤塗軸端 30×110 表具32×182 シミ G-157 松平不昧 布袋画幅 ¥50,000~ 付識箱(桐) 紙本 牙軸端 28×95 表具30×184 ヤケ シミ オレ 松平不昧(宝暦元・1751~文 政元・1818)は出雲松江七代藩 主。 G-158 十一代中村宗哲 紹鴎棚 ¥50,000~  付共識箱(杉) 74×395×59 共色補修 尋牛斎箱書、在判 十一代宗哲(明治三十二・1899~平成五・1993)は名忠蔵。 号元斎、叩城、九土。九代宗哲の次男。戦中戦後の多難な時期 に多数の名作を製作。京都府文化功労者。 由 来 天 下 傳 白 雲 自 去 来
174 G G-168 高橋道八 赤絵煎茶碗 五  ¥50,000~ 付共箱(桐 破損) 65×65×45  ヒビ1 道八は京都清水焼の陶工、高橋氏代々の通名。 G-167 永楽和全 金襴手走馬急須 煎茶碗五  ¥80,000~ 付共箱(桐)2 仕覆 碗6×6×5ほか 急須蓋ヒビ 永樂和全(文政六・1823~明治二十九・1892)は永樂家十 二代。十一代永樂保全の長男。仁清の窯跡を再興し「おむろ」 名を使用、慶応年間には加賀山代窯に滞在、また明治六年は 愛知県岡崎で作陶した。晩年は京都下河原にて菊渓窯を築窯。 G-161 竹仙 芭蕉葉盆  ¥100,000~ 付共箱(杉) 83×47×5 小ワレ接合 ヒビ G-160 青木木米 青磁二段重 ¥120,000~  付二重箱(内識桐) 縮緬仕覆 17×17×17 下段割付(金補修) 三世三浦竹泉箱識 G-165 唐物朱泥涼炉 ¥50,000~ 付木箱(桐) 15×14×175 人参手 G-166 唐物六角瓶台 ¥50,000~ 付時代箱(桐) 13×145×2 G-163 青木木米 倣南蛮窯急須 ¥100,000~ 付木箱(桐) 12×10×8  取手木米押印 G-169 青貝雲龍文器局 ¥80,000~ 付木箱(杉) 25×215×30 アタリ 塗補修  内黒 七宝摘 G-164 備前宝瓶 ¥50,000~ 付木箱(桐) 10×8×7 高台ソゲ 分銅印 G-162 蓮盆 ¥50,000~  525×36×15 小カケ 煎茶
175 H H-001 門田二篁 竹編双耳花入 ¥200,000~  付木箱(桐) オトシ 19×19×39 底彫銘 H-002 銅桔梗口双耳花入 ¥100000~ 付時代識箱(桐) 仕覆 15×15×21 H-003 竹保斎 手付籠花入 ¥50,000~ 付識箱(杉) 16×16×47 底銘 H-004 南蛮 吊舟花入 ¥70000~ 付黒塗箱(杉) 29×145×15 華道
176 H H-009 生野祥雲斎 手付竹花入 ¥70000~ 付共箱(モミ) 13×6×50 通筒焼印 H-008 生野祥雲斎 手付竹花入 ¥80000~ 付共箱(モミ) 13×65×50 通筒焼印 H-010 池坊専定 龍画幅 ¥50,000~ 付木箱(杉) 絹本 潤塗軸端 36×104 表具49×189  ヤケ シミ オレ 池坊専定(明和六・1769~天保三・ 1832)は京都生まれの僧、華道宗匠。六角 堂住職。池坊四十世。号は瓢庵・智春館。 生花様式を整備。画を岸駒にまなぶ。編著 に『瓶花容導集』『挿花百規』など。 H-007 銅一文字花入 ¥55000~ 33×33×30H-006 砂張寸胴形花入 ¥96000~ 付時代箱(桐 貼札) 13×13×23 生野祥雲斎(明治三十七・1904~昭和四十九・1974)は竹工芸家。大分県生まれ。本名秋平。一時夢雀斎楽 雲、祥雲斎泰山を号す。別府の佐藤竹邑斎に師事し、大正十四(1925)独立。昭和四十二(1967)重要無形文 化財「竹芸」保持者に認定。勲四等旭日小綬章受章。
177 H H-012 釜師正文 銅杵形花入 ¥50,000~ 付共箱(桐) 10×10×30 H-011 銅花入 ¥50,000~ 12×12×20 エクボ i001 平田郷陽 衣裳人形 ¥600,000~ 付共箱(桐) 像高175 「嬉戯」原題 二代平田郷陽(明治三十六・1903~昭和五十六・1981)は東京生まれの衣裳人形師。本名は恒雄。父である初代 に師事し、二代郷陽を襲名。帝展、文展、日展などで活躍。昭和三十年(1955)に衣裳人形師として最初の重要無形 文化財保持者の認定を受けた。日展審査員。日本工芸会理事。 人形 i
i003 浮舟 木彫彩色お福 ¥70000~ 付木箱(桐) 像高23 ヒビ 剥離  シミ 「浮舟」底彫銘 i004 大形三ツ折人形 ¥50000~ 像高74 顔ヒビ  i005 市松人形 ¥50000~  総高62 在銘 K 001 銅六角吊燈籠 ¥80,000~ 42×33×44 K 002 宣徳銅燭台 一対 ¥50,000~  付時代識箱(杉)  宣徳芯切壺一対 芯切鋏 27×27×65 L 001 竹彫矢立 ¥50,000~ 3×17  唐木地勝虫文墨壺 燈火器 文房 178 i K L
M-001 梶川文龍斎 金溜騎馬武者蒔絵四段印籠 ¥650,000~ 付印籠箱(桐) 7×3×105  底銘 内梨子地 琥珀緒締 金工鏡根付 提物 179 M
M-003 金溜小鍛冶五段印籠 ¥500000~ 付印籠箱(桐) 7×25×10  天板小スレ 底銘:公風(蒔絵)  光長(金工、稲荷明神部) 内白檀塗 能の「小鍛冶」に採題したもので、公風が蒔 絵を、光長が金工で稲荷明神を分担した。裏面 は稲荷山とし、稲荷神の使いである狐が三頭駆 ける。 180 M
M-004 金溜富士鶴亀蒔絵 四段印籠 ¥400,000~ 付印籠箱(桐) 5×3×10 底銘:盈斎君建成章(花押)  内梨子地 翡翠緒締  木彫高士根付 181 M
M-006 金溜梅樹鷹蒔絵五段印籠 ¥400,000~  付印籠箱(桐) 55×3×10 内梨子地 金工緒締 象牙地鏡根付 M-007 梶川 金溜松蒔絵五段印籠 ¥350000~  付印籠箱(杉) 5×3×95 底ヒビ 底銘 内梨子地 珊瑚緒締  金溜面打師根付(応哉銘) 182 M
M-008 金溜洛中名所蒔絵四段印籠 ¥350,000~  付印籠箱(桐) 6×2×8 内梨子地 赤銅竹虎緒締  木彫赤子茶臼遊根付 M-009 古鶴斎 金溜桐鳳凰蒔絵五段印籠 ¥300,000~ 付印籠箱(桐) 45×3×95 底銘 内梨子地  金工緒締 木彫茄子根付 183 M
M-011 梨子地田植蒔絵七段印籠 ¥300000~  付印籠箱(桐) 45×3×8 内梨子地 象牙亀甲緒締 象牙獅子根付 M-012 龍松斎 秋草鶉蒔絵 四段印籠 ¥150000~  付印籠箱(桐) 55×2×75 ソゲ 底銘 内梨子地 木彫菱実緒締 木彫獅子鈕印 根付(萬籟印) 184 M
M-013 緒締 一口 ¥480000~ 付段箱(桐) 2×2×2ほか 185 M
M-015 緒締 十三 ¥180,000~ 2×2×2ほか 象牙7 M-018 藤川光斎 桃抱猿根付 ¥80,000~ 付共箱(桐) 45×4×35  第3回現代木彫根付芸術祭図録所載 M-017 藤川光斎 黄楊骸骨抱犬 根付 ¥80000~ 付共箱(桐) 3×5×45  現代木彫根付公募展図録所載 M-019 桑煙草盆 ¥70000~  付木箱(桐) 銀煙管(吸口K18刻印) 19×15×20 アタリ 藤川光斎は、イラストレーターの傍ら、2007年頃以前から興味のあった根付の制作を開始。2009年 第二回現代木彫根付公募展に初出品し、初入選。2010年第の三回も連続入選。日本根付研究会会員。 現代の根付作家を代表する一人である。 M-016 几帳蒔絵四段印籠 ¥50,000  付合箱(桐) 5×2×85 隅漆補修 内梨子地  珊瑚緒締 木彫鼠根付 186 M
M-020 正直 親子亀根付 ¥800000~ 付識箱(桐) 5×4×5 187 M
M-022 全形象牙 ¥200,000~ 付国際希少野生動植物種登録票(2019719) 総長97 7kg 第190 002161号 M-024 象牙寿老 ¥100000~ 像高27 M-023 七福神彫全形象牙 ¥250,000~ 付国際希少野生動植物種登録票(2019731) 総長112 7kg 第190 002509号 象牙 188 M M-025 象牙観音  ¥100000~ 付合箱(桐) 飾台 像高30 M-026 象牙観音 ¥70000~ 付飾台 像高14
M-028 象牙籠面売 ¥50,000~ 像高15 M-029 象牙軸端ほか ¥50,000~ 35×35×35ほか  帯留3 軸端(7対、4片) M-027 友正 象牙獅子香合 ¥300000~ 付木箱(桐) 11×6×4 N-001 薩摩三ツ組植木鉢  ¥50,000~ 付合箱(杉)  大105×85×5ほか 磁貫 「薩摩寿官山」側銘 景道 189 M N
190 O O-001 中世古窯大壺 ¥400,000~ 46×46×51 口辺ソゲ 常滑大壺として出品されたが、なぜか「常滑」に違和感を抱いた。が、『中世のやきもの』に極めて似た大壺を見出した。土色を除けば兄弟のような大壺 である。ともに肩口に沈線を刻し菊印文を押す。掲出は三条の沈線の線間に菊印文を施している。この大壺を見出す以前に、下記の解説を用意していた。 「常滑とするには口造りに違和感があり、総体的には越前系を想起した。が、越前の丸縁とも相違がみられ、肩の押印を含め、加賀古窯も視野に入れたが、 個人的にしっくりしない・・・」。浅学を忘れ、№56とともに、常滑以外に産地をもとめるべきではないかと愚考し、出品者の怒りの声に怯えながら、敢 えて中世古窯とした。 参考文献『中世のやきもの』(MIHO MUSEUM 2010P130No56) 陶磁器
191 O O-002 信楽草葉文壺 ¥450,000~ 付木箱(杉) 33×33×38 口辺共色補修 渋紙手 肩に一条を刻し、上辺二所に線刻をみる
192 O O-004 信楽大壺 ¥150000~ 40×40×43 口辺カケ O-006 備前片口 ¥380000~  付時代識箱(杉) 20×175×175 口補修 O-005 備前猩々徳利 ¥250000~ 付木箱(桐) 12×12×30  左手補修 頭頂部カケ
193 O O-007 備前花入 ¥70000~  付時代識箱(桐 貼札) 緞子仕覆 13×12×23 伊部手 O-008 常滑壺 ¥50000~ 付木箱(杉) 19×19×24 口辺カケ O-009 古窯壺 ¥50000~ 18×18×23 O-010 青手叩唐津小壺 ¥50000~  付木箱(桐) 黒塗蓋 15×15×155 フリモノ  市若屋敷窯 O-011 無地叩唐津小壺 ¥50000~  付合箱(杉) 165×165×16 ソゲ 窯キレ  市若屋敷窯 O-012 唐津刷毛目小壺 ¥50000~  付合箱(杉) 17×17×15 大草野窯 O-013 木原鉄絵茶碗 ¥50,000~  付木箱(モミ) 115×12×8 口辺漆補修  木原地蔵平窯 O-014 黒唐津花入 ¥50,000~  付時代箱(モミ) 13×13×215 武雄系 O-015 叩唐津舟徳利 ¥50,000~  付木箱(桐) 16×16×20 口辺金補修  市若屋敷窯
194 O O-017 柿右衛門手徳利 ¥500,000~ 付時代箱(杉 貼札) 16×16×34 高台小ソゲ
195 O O-018 柿右衛門手人形徳利 ¥400000~ 付木箱(桐) 20×13×25 磁貫 首、茶碗補修 把手接合補修 O-019 色絵向付 五  ¥400,000~ 付時代識箱(杉) 11×11×6 高台ソゲ1  伊万里  延宝年製染付銘
196 O O-021 色絵花鳥文内反鉢 ¥500000~ 付識箱(桐) 24×24×6 磁貫 古九谷手 O-022 柿右衛門手 輪花向付 五  ¥150,000~ 付割付箱(桐) 125×12×65 O-023 色鍋島牡丹文皿 ¥150000~ 付木箱(桐  貼札) 185×185×45 O-024 柿右衛門手香炉  ¥50,000~ 付識箱(桐) 15×15×105 大破補修 磁貫 永竹威箱識 英国デラメア旧蔵箱識
197 O O-027 錦手六寸五分皿 ¥50000~  付識箱(桐) 19×19×35 桃柘榴 O-028 芙蓉手大皿 ¥50000~  39×39×85 伊万里 O-029 藍柿輪花向付 大小  ¥50000~ 大115×115×7ほか O-032 錦手大花瓶 ¥50000~  27×27×57 ヒビ補修 伊万里 O-025 青磁沈香壺 ¥80000~ 付木箱(桐) 28×28×30  口辺カケ 伊万里 蓋欠 O-031 色絵弾琴文鉢 ¥50000~  付木箱(桐) 24×24×105 磁貫 九谷手 O-030 色絵山水文盃 ¥50000~  付合箱(桐) 85×85×2 九谷手 O-026 染付芦雁文中皿 ¥80000~ 付識箱(桐) 20×20×4  磁貫 窯キレ 金補修 初期伊万里
198 O O-034 尾形乾山 山水画賛角皿 ¥120000~  付時代識箱(杉) 20×20×3 尾形乾山(寛文三・1663~寛保三・1743)は江戸中期の陶工、画家。光 琳の弟。軟質の雅味あふれる作風で、阿蘭陀焼の影響が窺える。二代伊 八、三代呉介といった風に代々乾山を名乗ったが、弟子師匠というより、 私淑するような形が多かったようである。六代乾山たる三浦乾也は著名。 O-035 京焼雲錦水指 ¥100000~ 付二重箱(内時代貼札識桐) 仕覆 黒塗蓋(削補修) 18×18×14 磁貫  無印 旦入箱識 O-036 錦光山 花籠文花瓶 ¥100,000~ 付木箱(桐) 12×12×25 磁貫  底印 錦光山家は京都粟田口を代表する陶家。 O-037 尾形乾山 花入 ¥50,000~  付時代箱(桐 貼札) 仕覆 115×115×285  磁貫 O-038 京和蘭陀水注 ¥50,000~  付時代識箱(杉) 19×11×16 磁貫  蓋裏カケ 注口小メクレ
199 O O-041 瀬戸灰釉四耳壺 ¥100,000~  付識箱(杉) 17×17×25 耳接合補修 菊紋 O-040 織部火入 ¥50,000~  付合箱(桐) 115×95×95 O-039 織部火入 ¥130,000~ 付合箱(桐) 75×75×105 O-042 三田青磁泥鰌耳花入 ¥100,000~ 付時代箱(桐 貼札) 仕覆 16×75×18 O-043 白磁魚籃観音立像  ¥150,000~ 付識箱(桐) 像高54  衣裾ソゲ 「白高麗」箱識
200 O O-045 八代象嵌大壺 ¥500000~ 31×31×42  貝目
201 O O-046 三彩鳳凰文西湖図大皿 ¥550000~ 付時代合箱(杉) 43×43×85 ワレ接合補修 『源内焼』(五島美術館 2003)に、本品と同笵とみられる二点の大皿を掲げる。本品には二点にみられる「志度舜民」「舜民」の印はないが、鳳凰を三彩 として黄色の文字帯で画し、その外郭を緑色として杭州西湖の風景を描くなど、総体として鳳凰を際立たせる配色の妙をみせる。
202 O O-050 源内焼筆洗 ¥50000~ 付時代識箱(桐) 21×105×7  ヒビ カケ ワレ補修 O-048 古染付汲出碗 十 ¥150,000~  付時代箱(桐) 95×95×5 ソゲ 虫喰 ヒビ2 O-049 真葛長造 交趾写荒磯蓋物 ¥100,000~  付共箱(桐) 15×15×9 磁貫 蓋ソゲ 底窯キレ 眞葛長造(寛政七・1796~万延元・1860)は陶工、宮川家十一代。名蝶 三郎、号延寿軒、九代茶碗屋長兵衛、楽長造と称した。青木木米に陶技を 学び、のちに東山真葛原に移窯し作陶する。安井門跡より「真葛」の号を、 華頂宮より「香山」の号を賜る。 O-052 須佐鮑形鉢 ¥50000~ 付識箱(桐) 27×23×9  ソゲ 十三代土谷一水箱識

雑感

寺社建築で軒桁を支える斗供の一部ながら、 大きさは立派、味も悪くない。

出品者の要請を聞いて柱を立て中空に据え た。「これは下から眺めていたものだから、せ めて目の高さで見たらどうや。高く据えたら、 きっとこれの造形的な面白さが見えてくるは ずや。上から日陰の鬘をばあっと垂らすのも おもろいで・・・」。騙されてみましょうと相 成り、棟梁を煩わせた。

203 O O-057 緑釉火鉢 一双 ¥50,000~ 付木箱(杉) 26×26×21 火舎一部欠損 O-056 姥ヶ餅高砂画賛皿 ¥50,000  付木箱(桐) 17×17×25 底印 O-054 軟陶四段重 ¥50000~  付黒塗箱(桐 虫喰 カケ) 18×13×23  カケ 一部部品欠 蓋ワレ補修 O-055 青磁人形 ¥50000~  付時代識箱(杉) 像高45 背面ヒビ 「天保十四(1843)箱新調」箱識 O-053 助八 萩砧形花入 ¥50000~  付二重箱(内識桐 外溜塗) 11×11×21  口辺蒔絵補修 淡々斎箱書  十一世高麗左衛門箱識
P 053

新陶磁

O-058 北大路魯山人 栗彫文平鉢

255×255×35

四・1959)は陶芸家。本名房次郎。京都生まれ、 北鎌倉で没。書画、篆刻、漆芸にもすぐれる。大 正十四年超高級料亭星岡茶寮顧問として料理・ 食器など指導。北鎌倉に星岡窯を築き、独特の 雅陶を製作。陶技は志野・織部・備前・信楽か ら染付・赤絵と多岐にわたった。

204 O
¥450,000~ 付共箱(桐)
共色補修 北大路魯山人(明治十六・1883~昭和三十
O-059 北大路魯山人 織部鍋形深鉢 ¥300000~  付共箱(桐) 27×24×13
205 O O-060 北大路魯山人 鼠志野皿 ¥250000~  付識箱(桐) 17×17×35  黒田陶々庵箱識 O-061 北大路魯山人 黄瀬戸風菊形皿 ¥220000~  付識箱(桐) 175×175×1 黒田陶々庵箱識
206 O O-063 板谷波山 葆光白磁香炉 ¥400,000~ 付二重箱(内共桐 外溜塗) 唐木火舎 75×75×65 大正六年(1917)箱識 板谷波山(明治五・1872~昭和三十八・1963)は陶 芸家。茨城県出身。本名嘉七。東京美術学校彫刻科卒。 帝国芸術院会員。昭和二十八年(1953)陶芸家として 初の文化勲章授章。 O-065 十二代酒井田柿右衛門 台皿 十 ¥120,000~  付共箱(桐) 15×15×4 O-064 十二代酒井田柿右衛門 白磁麒麟 ¥200,000~  付共箱(桐 蓋ワレ) 総高35 耳一接合補修 十二代柿右衛門(明治十一・1878~昭和三十八・1963)は佐賀有田生まれ。本名は正次。父に学び、大正六(1917)十二代を襲名。途絶えていた濁手素 地の復刻に成功。昭和十五(1940)工芸技術保存作家に指定。
207 OO-074 真清水蔵六  寿老置物 ¥50,000~  付共箱(桐) 像高30 O-067 小山冨士夫 鉄釉壺 ¥60,000~ 18×18×21 底銘 小山冨士夫(明治三十三・1900~昭和五十・ 1975)。 O-066 黄瀬戸向付 五 ¥80,000  付識箱(桐) 9×9×65 ヒビ 磁貫 O-070 奥村土牛絵付宮島焼鉢 ¥50000~ 付奥村土牛葉書 30×30×75 磁貫 O-069 色絵孔雀牡丹文大皿  ¥50000~ 41×41×7 磁貫 大日本九谷銘 O-071 坂田慶造 猿文大平鉢 ¥50000~ 付共箱(桐) 44×44×8 底銘  清水公照絵付 坂田慶造(昭和二十四・1949~平成十六・ 2004)は山口県萩焼作家。 O-072 楠部彌弌  白釉花入 ¥55,000~  付共箱(桐) 8×8×21 磁貫 楠部彌弌(明治三十・1897~昭 和五十九・1984)は京都生。 O-073 十三代酒井田 柿右衛門 錦花鳥文瓢壺  ¥50000~ 付共箱(桐) 14×14×21 十三代酒井田柿右衛門(明治三 十九・1906~昭和五十七・1982)。 O-075 春光 陶製乙女御前 ¥50000~ 付共箱(桐) 像高14 窯キレ O-068 初代有山長太郎 瑠璃釉香炉 ¥50,000~  付共箱(桐) 13×8×156 口辺カケ

人間国宝

208 O O-077 十四代酒井田柿右衛門 濁手牡丹葉文花瓶 ¥950000~ 付共箱(桐) 30×30×27 十四代酒井田柿右衛門(昭和九・1934~平成二十五・2013)は佐賀県 生まれ。多摩美術大学卒。父である十三代に師事。昭和五十七(1982)年 に十四代を襲名。平成十三(2001)年に重要無形文化財「色絵磁器」保持 者認定。有田陶芸協会名誉会長、日本工芸会副理事長ほか。
209 O O-078 金重陶陽 三角累坐花入 ¥1,300,000~ 付共箱(桐) 135×125×23 金重陶陽(明治二十九・1896~昭和四十二・1967)は備前焼初の重要無形文化財保持者。備前市伊部に生まれ、 父楳陽に陶技を学び、陶土、窯詰め、焼成法などの研究につとめ、現代に桃山風備前を甦らせた。
210 O O-081 金重陶陽 備前火襷楓形皿 五  ¥300000~ 付識箱(杉) 16×16×5 窯キレ  接合補修1枚2カ所  金重晃介箱識 O-080 金重陶陽 備前徳利 ¥300,000~ 付共箱(桐) 9×9×14 金重陶陽(明治二十九・1896~昭和四十 二・1967)は備前焼初の重要無形文化財保持 者。備前市伊部に生まれ、父楳陽に陶技を学 び、陶土、窯詰め、焼成法などの研究につと め、現代に桃山風備前を甦らせた。

京美術学校卒業後、文部省技術講習所に入所。加藤土師萌に師事。富本 憲吉の助手を務めながら、九谷焼色絵磁器の技法を習得。日本工芸会正 会員。日本陶磁協会理事。東京芸術大学学長。昭和六十一(1986)年に重 要無形文化財「色絵磁器」保持者認定。

211 O O-082 藤本能道 木蓮文瓢形花瓶 ¥270,000~  付共箱(桐) 15×16×28 藤本能道(大正八・1919~平成四・1992)は東京生まれの陶芸家。東
O-083 十三代今泉今右衛門 色絵薄墨菊花更紗文香炉  ¥180,000~ 付共箱(桐) 75×75×12 O-084 富本憲吉 染付菓子皿 ¥150000~ 付共箱(杉) 205×205×4 富本憲吉(明治十九・1886~昭和三十八・1963)は陶芸家。昭和元年、 東京祖師谷に窯を移し、国画会に入会。同十九年東京美術学校教授。戦 後は官職を辞し、京都に移り制作に専念。三十年重要無形文化財「色絵 磁器」保持者認定。三十六年文化勲章受賞。色絵に金銀彩を加えた華麗 な作風で知られる。 O-085 清水卯一 油滴天目釉茶碗 ¥120000~  付共箱(桐) 12×12×9 清水卯一(大正十五・1926~平成十六・2004)は京都五条坂生まれ。 石黒宗麿に学ぶ。京都市立工業試験場窯業部の助手を経て、宇野三吾を 中心とした前衛陶芸団体の四耕会結成に参加、また木村盛和らと緑陶会 を結成した。昭和四十五年(1970)滋賀県比良に蓬莱窯を築く。昭和六十 (1985)には重要無形文化財「鉄釉陶器」保持者認定。

O-087 十四代酒井田柿右衛門 濁手牡丹文五寸皿 ¥110000~ 付共箱(桐) 155×155×25

十四代酒井田柿右衛門(昭和九・1934~平成二十五・2013)は佐賀県 生まれ。多摩美術大学卒。父である十三代に師事。昭和五十七(1982)年 に十四代を襲名。平成十三(2001)年に重要無形文化財「色絵磁器」保持 者認定。有田陶芸協会名誉会長、日本工芸会副理事長ほか。

O-088 徳田正彦 花入

212 O
¥80,000~ 付共箱(桐 シミ) 10×10×12 磁貫 三代徳田八十吉(昭和八・1933~平成二十一・2009)は石川県生まれ。 本名正彦。初代・二代に師事。昭和六十三年に襲名。平成五年紫緩褒章 受賞。平成九年に重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者に認定。当代の四 代八十吉は長女順子。 O-089 井上萬二 青白磁瓜形壺 ¥60,000~ 付共箱(モミ) 28×28×19 井上萬二(昭和四・1929~)は佐賀県生まれ。 十二代柿右衛門に学び、のち奥川忠右衛門に師 事。佐賀県立窯業試験場に入る。磁器轆轤では日 本の第一人者で、昭和四十四年ペンシルバニア 州立大の招きで渡米、作陶を指導。五十四年には 「現代の名工」に選ばれる。平成七年には重要無 形文化財「白磁」保持者に認定。日本工芸会参与。 有田陶芸協会長。 O-090 金城次郎 角瓶 ¥50000~  付共箱(桐) 145×6×11 釉剥離 磁貫  底彫銘 金城次郎(大正元・1912~平成十六・2004)は 沖縄県生まれの陶芸家。壺屋に築窯。濱田庄司・ 柳宗悦らの支持を得て、戦後数々の陶芸展に出 展。昭和六十年重要無形文化財「琉球陶器」保持 者に認定。勲六等瑞宝章。 O-091 荒川豊蔵 鮃画賛額 ¥50,000~ 紙本 44×36 額69×61 シミ  昭和己未(1979)画中 荒川豊蔵(明治二十七・1894~昭和六十・ 1985)は岐阜県多治見生まれ、雅号は斗出庵。京 都に移り宮永東山(1868~1941)に作陶を学んだ。 昭和五(1930)に美濃大萱の古窯跡で桃山時代の 志野の陶片を発見、これまで志野・瀬戸黒・黄 瀬戸が愛知県瀬戸市で焼かれていたという通説 を覆した。またその陶片を手がかりに桃山陶器 の再現に尽力し、昭和三十(1955)に志野・黄瀬 戸で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定さ れた。昭和四十六(1971)文化勲章受章。
213 O O-092 白薩摩唐御殿絵大花瓶 ¥290,000~ 付木箱(桐) 25×25×60 磁貫 底窯キレ、ヒビ O-093 鉄豌豆貼文花入 ¥180,000~ 付木箱(桐) 12×12×31 O-094 七宝花鳥文花瓶 一対 ¥150,000~ 7×7×18 明治工藝
214 O O-100 銅龍飾香炉 ¥50000~  付木箱(桐) 19×15×265 三部式 O-099 銅玉乗獅子香炉 ¥75000~  21×21×31 O-096 牙首唐子花車 ¥150,000~  付木箱(桐 貼札)  唐子像高85 O-097 象嵌桜花文小箱 ¥60000~ 105×75×25 O-098 銅柿虫香炉 ¥50000~ 付合箱(杉) 15×15×14  蓋蜂鈕 O-101 薩摩花瓶 ¥50000~  16×15×39 磁貫 鶴飾耳
215 O O-108 織部鉄絵芦文徳利 ¥400,000~ 付識箱(桐) 9×9×195 磁貫 口縁、頸金補修 ヒビ補修 原羊遊斎(明和 六・1769~弘化 二・1845)は江戸 後期の蒔絵師。江 戸神田に住み、通 称は久米次郎、更 山と号する。酒井 抱一の下絵による 江戸琳派の印籠・ 櫛類を工房で多く 制作した。谷文晁、 大田南畝など当時 一流の文化人との 交流が知られる。 O-105 猪飼嘯谷 猩々画幅 ¥50,000  付二重箱(内共桐 外溜塗) 紙本 牙軸端 27×113 表具39×197 猪飼嘯谷(明治十四・1881~昭和十四・1939)は京都生の日 本画家。 O-107 古清水猩々徳利 ¥50000~  14×11×13 右足先ソゲ O-106 原羊遊斎 双鶴蒔絵朱盃 ¥50,000~ 付木箱(桐) 10×10×35 小アタリ 抱一下絵 酒器を愉しむ O-109 古清水十分盃 ¥50,000~ 95×95×45 口縁金補修 O-110 唐木四方盆 ¥30000~ 33×235×2 シミ
216 O O-116 青彩絵ガラス盃 ¥30,000~ 6×6×4 O-117 白金彩ガラス盃 ¥30,000~ 6×6×4 O-112 満 河豚画大幅 ¥50000~ 紙本 P軸端 59×135 表具73×207  ヤケ シミ オレ O-113 牡丹唐草蒔絵燗鍋 ¥50,000  付時代識箱(桐 貼札) 23×18×17 見込漆ウキ 木胎蓋 O-114 鯉江良二 ぐい呑 ¥30,000~  付共箱(桐) 6×6×35 磁貫 鯉江良二(昭和十三・1938~令和二・2020)は愛知県常滑 市出身の陶芸家。前衛作家。無所属。 O-115 粉引盃 ¥30,000~ 付木箱(桐) 5×5×5 磁貫 O-118 朱塗大丸盆 ¥30,000~ 54×54×3 スレ  ソゲ
217 O O-121 唐木長方盆 ¥30,000~ 34×23×2 O-123 釜屋忠八  尻張燗鍋 ¥40,000~  付共箱(杉) 15×12×12 潤地三友蒔絵蓋  銅把手 渥国長寿鋳銘 O-122 桐鳳凰蒔絵 銚子 ¥55,000~ 付合箱(桐) 20×145×19 蓋ヒビ、ユガミ  内梨子地 O-125 六角手樋野 弁当 ¥30000~ 20×205×36  スレ ヒビ O-124 色漆塗 四方酒樽 ¥30000~ 24×24×18 O-119 弥次喜多道中徳利 付擬宝珠 ¥50,000~  徳利7×7×175 擬宝珠貼札:高瀬川木屋町小橋欄干 ※P259にも掲載あり O-120 染付薺文盃 ¥30,000~  55×55×4 見込研磨痕 磁貫 窯キレ  初期伊万里
218 P P 001 光琳式蒔絵料紙箱 硯箱 ¥1500000~ 付黒塗識箱(杉) 銅水滴 硯石 筆2 刀子 硯箱23×27×9ほか 内同塗 漆藝
219 P
220 P P 003 玉津島蒔絵硯箱 ¥700,000~ 付時代溜塗箱(杉 貼札)  銀七宝貝藻水滴 硯石 23×29×55  内梨子地 和歌之浦
221 P P 004 松鶴蒔絵硯箱 ¥300000~ 付溜塗識箱(桐)  鍍金水滴 硯石 刀子 筆 22×255×5 隅キレ 内梨子地  蓋裏波千鳥 P 006 月波蒔絵手付二重盆 ¥105000~ 付黒塗箱(杉) 大315×21×15ほか P 005 平福百穂下絵松林蒔絵硯箱  ¥108,000~ 175×23×3 蓋小アタリ  底スレ 蓋裏寿字
222 P P 008 萩小禽蒔絵香合 ¥180000~ 付黒塗識箱(桐) 65×9×3 内同塗 錫縁 P 011 蔦鉄線蒔絵野弁当 ¥100,000~  付時代溜塗箱(桐 大破・虫喰)  錫徳利一対 35×205×33 隅キレ 小アタリ  内朱 P 010 芒蟷螂蒔絵野弁当 ¥120,000~  付木箱(杉) 錫徳利一対 29×18×30 溜塗 地 内朱 P 012 桐鳳凰蒔絵大名火鉢 ¥150,000~ 付時代溜塗箱(杉 蓋ワレ) 55×54×25 ヒビ 後蒔絵 P 009 菊花鳥蒔絵香合 ¥250000~ 付識箱(桐 貼札) 65×85×6 錫縁
223 P P 013 菊唐草蒔絵六角五段提重 ¥70,000~ 付時代識箱(杉) 195×225×34  内梨子地 P 024 蒔絵脚付膳 五 ¥50,000~  付木箱(杉) 36×36×13 ヤケ P 017 龍田川冬景蒔絵高杯 ¥50000~ 付時代識箱(杉) 275×275×28 ヒビ P 018 沈金鯉蓋物 ¥50000~ 69×40×23  ワレ 隅キレ、ソゲ、塗補修 内朱 P 019 流水扇蒔絵食籠 ¥50000~  26×26×13 縁アタリ補修 内黒 P 020 青貝五段箱 ¥50000~  32×22×19 小アタリ 剥離 内黒 P 014 菊花沈金五段重 ¥50,000~  付黒塗箱(杉) 替蓋 重箱24×23×39  台30×30×95 スレ P 015 梨子地草花青貝蒔絵野弁当 ¥60,000~ 付黒塗箱(桐) 26×14×255 内朱 P 021 菊花沈金錫縁文庫 ¥50000~  付木箱(桐) 235×335×135 小アタリ P 022 向鶴紋蒔絵煙草盆 ¥50,000~  付黒塗箱(桐 大破) 28×16×185 剥離 アタリ 内黒 P 023 山水蒔絵冠卓 ¥50,000~  55×32×32 P 016 桜蒔絵二段菓子重 ¥68000~ 12×14×13 隅キレ 内黒
224 P P 033 三友蒔絵衣桁 ¥80,000~  187×40×159 P 028 銅胎山水蒔絵隅切小箱 ¥70000~ 付識箱(桐) 蝶番 8×11×3  開閉不具合 内梨子地 P 027 桜蒔絵耳盥 ¥50000~ 35×25×15 時代補修 P 026 絵替九重盃 盃台 ¥50000~  大盃28×28×10 盃台32×32×32 P 030 草花蒔絵火鉢 ¥80,000~  32×32×25 小アタリ P 029 蔦紋蒔絵行器 一対 ¥50,000~  付時代黒塗箱(杉) 32×32×42 内黒 P 031 丸紋散蒔絵八角火鉢  ¥50000~  付時代識箱(杉 貼札 大破・虫喰) 35×35×20 畳摺部塗補修 P 032 牡丹唐草蒔絵大行器 一対  ¥50,000~ 付溜塗箱(杉) 46×46×33  ウキ スレ P 034 蔦紋唐草蒔絵衣桁 ¥50,000~ 181×40×151 スレ 損傷
225 P P 035 武田家伝来色漆角高杯 ¥300,000~ 付識箱(モミ)  黒塗蓋 33×33×30 隅キレ補修 『武田家秘宝特別展』 (西村博物館)所載 P 036 葡萄漆絵四ツ椀 五組 ¥300000~ 付時代合箱(杉) 13×13×8ほか
226 P P 043 黒塗丸行燈 ¥50,000~ 付鉄鋏 31×31×86 P 040 色漆塗菊花彫食籠 ¥50,000~  付時代溜塗合箱(杉) 30×30×19  ヒビ 剥離 スレ アタリ 漆補修 内黒 P 039 鎌倉彫鹿文香合 ¥80000~  付識箱(桐) 85×85×25 P 042 磁胎漆塗吸物碗 五 ¥50,000~  付時代識箱(桐) 9×9×7 蓋カケ 身部ヒビ、剥離 P 041 小林宮子 螺鈿蒔絵飾箱 ¥60,000~  付共箱(桐) 26×14×16 内黒 「花垣」原題 P 038 堆朱楊成 蓮実香合 ¥170,000~ 付共箱(桐) 白縮緬仕覆 6×6×25 内黒 堆朱楊成は南北朝から代々続く堆朱工。足利義詮に仕えた長充を祖とし、十代目以降は幕府御用 となる。明治維新の際に廃業するが、二十代目が芸術院会員となるなど内外で活躍。
227 P P 046 欅舟金庫  ¥50,000~ 41×49×46 前扉後補 P 050 朱塗籐張箪笥 ¥50,000~ 30×45×87 P 045 知工舟箪笥 ¥120,000~ 54×34×28 内板一部墨染P 044 知工舟箪笥 ¥180,000~ 付鍵 隠抽斗 55×39×29 P 049 木彫龍欄間 ¥50,000~ 56×60  ヒビ 玉眼一欠 P 048 小物箪笥  ¥50,000~ 42×24×32 P 047 溜塗箪笥  ¥50,000~ 付鍵2 79×52×100  総桐 P 051 ビューロウ ¥50,000 73×43×91 松本民芸家具 P 052 折畳テーブル ¥50,000~  112×79×67 木工 P 053 大形桝 ¥60,000~ 付木台  桝385×39×26 総高175 ※P201にも掲載あり
228 P P 055 籔内佐斗司 木彫坐子人 ¥500,000~ 付共箱(桐)  総高815
229 P P 056 光雲 木彫鷹 ¥148000~ 総高36 在銘 P 057 小坂礼立 手長足長燭台 一対 ¥120000~  付共箱(桐) 総高41 P 058 森大造 木彫十二支 ¥120,000~ 付共箱(桐)各一 19×145×15ほか 森大造(明治三十三・1900~昭和六十三・1988)は滋賀県生まれの彫刻家。帝展に木彫 「うらら」で初入選し、出品を重ね新文展発足時に無鑑査。戦後は同志とともに創型会を創 立。仏教美術協会を組織した。 P 059 㐂秋 竹蓋物 ¥50,000~  付木箱(桐) 75×6×6 吉嗣拝山刻
230 Q 金工 Q-001 銅金太郎 ¥90,000~ 付溜塗箱(杉 貼札 破損) 浜田晋作シール(浜田庄司旧蔵) 23×13×20 常信銘 Q-002 銅狸 ¥115,000~ 付識箱(桐) 27×18×11 Q-004 銅金銀象嵌大香炉 ¥100000~ 23×23×20 Q-005 銅波千鳥文火舎香炉 ¥50000~ 59×59×26 足部接合補修 Q-003 黄銅花鳥文伊勢火鉢 ¥150000~  55×45×36 Q-008 銅自在百足 ¥70000~ 付識箱(桐)  総長15 聖神社伝来奉納蜈蚣 Q-009 金工前金具ほか 二十五 ¥70000~  45×25ほか 含七宝2 Q-007 桂光斎 銅東方朔  ¥50,000~ 付識箱(桐)  像高35 光斎(花押)底銘 Q-006 銅瓶掛 ¥50,000~  付時代識箱(杉) 38×36×22
231 Q貨幣ほか Q-010 享保小判 ¥600,000~ 付木箱(桐) 日本貨幣商協同組合鑑定書 4×7
232 Q Q-013 万延小判 ¥80,000~  付木箱(桐) 2×35 Q-012 天保小判 二 ¥240,000~ 付ケース 32×6 各10g Q-015 甲州一分金 ¥60,000~ 15×15  無背 太鼓判 ※保存シートに収納した状態で撮影しています Q-014 丁銀 二 ¥70,000~  文政(大):33×9 170g 文久(小):28×75 110g
233 Q Q-016 旧十円金貨 ¥580,000~  29×29 有輪 明治4年(1871) ※保存シートに収納した状態で撮影しています Q-017 新十円金貨 四 ¥320,000~  21×21 明治34年(1901) 明治41年(1908)  明治42年(1909)2点 ※保存シートに収納した状態で撮影しています
234 Q Q-019 旧一円金貨 六 ¥300000~ 14×14 明治4年(1871) ※保存シートに収納した状態で撮影しています Q-020 旧二円金貨 二 ¥250000~ 18×18 明治3年(1870) ※保存シートに収納した状態で撮影しています Q-021 新二十円金貨 ¥180,000~ 28×28 大正8年(1919) ※保存シートに収納した 状態で撮影しています Q-022 旧五円金貨 ¥150,000~ 付クリアケース 24×24 明治3年(1870)
235 Q Q-023 新十円金貨 ¥100,000~ 付クリアケース  21×21 明治42年(1909) Q-024 旧一円金貨 ¥70,000~ 付クリアケース  日本貨幣商協同組合鑑定書 14×14 明治4年(1871)後期 Q-027 銀貨 七十三  ¥150,000~ 16×23ほか  ①一分銀33 ②一朱銀17  ③二朱銀2 ④但馬南鐐  ⑤豆板銀20 ※保存シートに収納した 状態で撮影しています Q-025 金銀貨幣セット ¥58,000~  付クリアケース 鑑定証3 ケース145×105×05  アベノスタンプ・コイン鑑定品 Q-026 新五円金貨 ¥50000~ 16×16  明治30年(1897) ※保存シートに収納した状態で撮影しています Q-029 銀四季草花文酒次 一対  ¥50000~ 付木箱(桐 貼札) 10×75×16 274g Q-030 小形銀瓶 ¥50,000~  付木箱(桐) 14×115×16 刻印 350g Q-028 一円銀貨 ¥50,000~  37×37 明治八年(1875)
貴石・宝石 R-001 翡翠リング ¥290,000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL)  中石153×124×84mm 11号 有色樹脂含浸 1454ct 脇石129ct K18 R-002 翡翠リング ¥210,000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL)  中石118×97×58mm 15号 有色樹脂含浸 572ct 脇石038ct Pt900 R-003 ルビーリング ¥190000~ 付ケース  宝石鑑別書(CGL) 中石203×155×72mm 11号 加熱  鉛ガラス含浸 ガタツキ R2045刻印 脇石095ct Pt900 R-004 スターサファイアリング ¥135000~  付ケース 宝石鑑別書(CGL) 中石118×106×76mm 11号 1083ct 脇石048ct Pt900 R 236
R-005 エメラルドリング ¥115,000~ 付ケース  宝石鑑別書(CGL) 中石68×61×51mm 17号 透明剤含浸 143ct 脇石103ct Pt900 R-006 ブラックオパールリング ¥100000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL) 中石119×91×37mm 11 12号 243ct 脇石060ct Pt850 R-008 キャッツアイリング ¥65000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL)  中石92×測定不可×48mm 15号 360ct 脇石030ct Pt900 R-007 エメラルドリング ¥85000~  付ケース 宝石鑑別書(CGL)  中石58×57×44mm 13号 透明剤含浸 094ct 脇石056ct Pt900 R-009 珊瑚リング ¥75000~  付ケース 宝石鑑別書(CGL)  中石138×87×47mm 11 12号 412ct 脇石026ct Pt900 R-010 南洋真珠リング ¥75,000~  付ケース 真珠鑑別書(CGL) 直径117 118mm 12号 脇石053ct K18 R-011 南洋真珠リング ¥50,000~  付ケース 真珠鑑別書(CGL) 直径135 136mm 11号 K18WG R-012 マベ真珠リング ¥60,000~  付ケース 真珠鑑別書(CGL) 直径約15mm 13号 K18 R 237
R-014 アクアマリン ペンダント ¥100000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL) 中石107×85×57mm 総長40 308ct 脇石043ct トップPt900 他Pt850 R-018 オパール ペンダント ¥85,000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL) 35×18 総長44 746ct 脇石027ct  トップPt900  他Pt850 R-015 翡翠 ペンダント ¥80000~ 付ケー ス 宝石鑑別書、 分析報告書(CGL) 22×15 総長40 129ct 脇石050ct  トップPt900  他K18WG R-016 ダイヤモンド ペンダント ¥70000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL) 13×22 総長44 018、019ct K18WG R-017 ダイヤモンド ペンダント ¥50000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL) 07×18 総長39 050ct K14WG R-020 ピンク サファイア ペンダント ¥50,000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL) 03×30 総長44 加熱 040ct K18WG R-019 マルチ ペンダント ¥50,000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL、 対薄青石) 06×27  総長39 照射  脇石005ct K18WG R-021 南洋真珠 ペンダントトップ ¥50000~ 付ケース 真珠鑑別書(CGL) 直径120 137mm  総長48 K18 R-022 南洋真珠 ペンダント ¥50000~ 付ケース 真珠鑑別書(CGL)  直径130 132mm  総長39 K18 R-024 南洋真珠 ペンダント ¥50000~ 付ケース 真珠鑑別書(CGL)  直径約115 総長39 K18 R-023 南洋真珠 ペンダント ¥50000~ 付ケース 真珠鑑別書(CGL)  直径129 132mm  総長39 K18 R-025 真珠ピアス ¥50,000~ 付ケース 真珠鑑別書(CGL) 直径100 101mm  総長45 K18 238 R
R-028 珊瑚ネックレス ¥50000~  付ケース 宝石鑑別書(CGL) 総長53 SILVER R-027 真珠ネックレス ¥50000~  付ケース 真珠鑑別書(CGL) 総長44 SILVERTOP R-026 花珠真珠ネックレス ¥85000~ 付ケース 真珠鑑別書(CGL、GGC)  直径85 90mm 総長42 SV925 R-034 ダイヤモンドピアス  ¥50,000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL) 5×5mm 各040ct Pt900 R-033 ダイヤモンドピアス ¥50,000~ 付ケース 宝石鑑別書(CGL) 4×4mm 各024ct K18 R-029 真珠ブレスレット ¥50000~  付ケース 真珠鑑別書(CGL) 直径120mm  総長165 K18 R-030 真珠ブレスレット ¥50000~  付ケース 真珠鑑別書(CGL) 直径75 80mm  総長16 18 K18 R-031 アコヤ真珠ブレスレット ¥50,000~ 付ケース 真珠鑑別書(CGL)  直径75 80mm 総長16 18 K18 R-032 ダイヤモンド ブレスレット ¥60000~ 付ケース  宝石鑑別書(CGL)  総長177 100ct K18WG 239 R

強壮剤の効能も知られる。

S 001 阿露西亜兵隊画幅 ¥350,000~  付二重箱(内桐 外溜塗) 紙本 黒塗軸端  太巻 45×118 表具59×194  ヤケ シミ スレ オレ S 002 サルサパリラ瓶 ¥50000~ 付時代識箱(杉) 8×8×23 慶應三(1867)年箱識 「SARSAPARILLA/ALBANY N.Y/DRTOWN&END'S」 薄緑を呈す四方瓶に、アルファベットでサルサパリラの字句が型で浮字される。 サルサパリラは、サルトリイバラの根や根茎から抽出したもので、多岐にわたる効 能で知られる。ヨーロッパでは性病の治療薬として重宝され、どのような経緯から か幕末の日本にもたらされた。云わば、オランダから長崎まで波濤を超えて運ばれ て来ながら、無傷で残った奇跡に、和製の洋酒などを詰めて乾杯したい。なにせ、
S 003 京和蘭陀 紅毛人文 火入 ¥64000~  付木箱(桐) 12×12×10 シミ 磁貫 S 004 南蛮船屏風 小形 四曲 一隻 ¥65,000~ 紙本 168×81 屏風178×92 南蛮・紅毛 240 S
S 007 鶴亀十分盃 ¥50,000~ 67×67×28 カケ  盃高台、縁金補修 S 008 眼鏡 二 ¥50,000~  付革ケース 桐箱(安政年) 総長10ほか 黄銅 鼈甲(虫喰) S 005 尺時計 ¥300,000~ 付時代識箱(杉) 総高40 S 006 一丁天符掛時計 ¥250,000~ 16×16×42  黒漆剥離、鍾欠 江戸の科学 241 S
T 001 銅造梵天立像 ¥120000~ 総高35 ヴィシュヌ T 002 アステカ石面 ¥100000~ 18×19 ワレ接合補修 T 004 貝葉経 一束 ¥60,000~  総長50 虫穴 T 003 鋳銅合掌像 ¥50,000~ 像高28 T 005 クリス剣 ¥50000~ 総長49 鞘ヒビ T 006 青銅鼓 ¥50,000~ 51×51×29 亞細亞ほか 242 T
T 008 海揚須恵提瓶 片口 ¥50,000~ 提瓶15×9×18  片口24×22×8 T 010 円塗弥生壺 二 ¥50000~ 14×14×15ほかT 009 勾玉 二 ¥70000~ 総長4ほか 瑪瑙 出雲 T 007 須恵器ほか 六 ¥100,000~ 須恵小壺95×95×65 須恵有蓋杯(杉合箱 135×13×8) 須恵有蓋高杯(桐合箱 14×14×15 鳥府権現谷樗谷墨書) 須恵高杯(桐箱 15×14×14 ヒビ、ソゲ 神戸字砂見墨書) 須恵小形短頸壺(75×75×65 上神古墳墨書 村岡朱銘) 弥生小壺(9×9×6 瀧山墨書 孔) U-001 縁金ガラスコップ 十二 ¥200000~ 付木箱(杉) 6×6×9 考古 硝子 243 T U
U-003 ガラス絵幻灯機スライド 二十四 ¥120000~ 付時代識箱(杉 貼札)2 85×85  カケ1 ワレ欠損1 植物病害、虫害ほか U-006 ガラスランプ ¥70000~  23×23×53 U-005 縁金ガラス鉢 ¥85,000  付木箱(桐) 225×225×12 金彩スレ ソゲ V-001 緑地唐獅子牡丹文筒描布団地  ¥70000~ 151×183  袷仕立 幕改 四巾 縁唐草 U-004 ガラス絵幻灯機スライド  一口 ¥50000~ 4×4 染織 244 U V
V-002 印度金モール敷物 ¥150,000~ 122×182 V-003 更紗敷物 ¥50,000~ 80×120 V-005 更紗敷物 ¥50,000~ 122×180V-004 更紗敷物 ¥50,000~ 108×106 V-006 宝尽 長緞通 ¥50000~ 96×189  シミ  ヨゴレ 245 V
V-008 二塚長生 加賀友禅着物 ¥250,000~ 126×168×55  梅蝶文 仮仕立 二塚長生は富山県出身の染織家。 昭和二十一年(1946)生。加賀友禅 の工房で研鑽し、独立後は白上げ の技法などを駆使し受賞を重ねる。 2022年、友禅の重要無形文化財保 持者に認定。 V-011 被衣改襦袢 ¥50,000~ 126×130×47 シミ V-012 玉簪 二 ¥50,000~ 総長225ほかV-010 龍村織物 蜀江錦 ¥80000~ 182×92 V-009 龍村織物 花文錦 ¥80000~ 185×95 246 V

西洋骨董

バカラ社が1832年よりパリでセールスを開 始した際、ロニー・オータン社が販売を担当し、 カタログ制作も担った。その1837年版はバカ ラ社作品のカタログとして最古であり、初期バ カラ作品を鑑定するうえでの決定的な資料に 位置づけられる。本項W-001~003の作品は、初 期バカラに該当する一群である。元バカラ美術 館学芸員ダニー・ソト氏の見解に追従して制作 期は1830年代とし、作品名はロニー・オータン 社カタログに準拠して紹介する。通称「オール ド・バカラ」と呼称される作品群は凡そ1880~ 1930年代に制作されたものを指すので、本3作 品「初期バカラ」はそこから更に50~100年ほ ど遡ることになる。初期バカラならではの重厚 さ、型抜き技術の冴えに注目したい。

247 W W-001 初期バカラ 円錐曲線文蓋物 ¥250000~ 付台  全体205×205×22 1837年ロニー・オータン社カタログ所載 1830年頃  Compotierfeconique  三部式 W-002 初期バカラ ダイヤモンド アーケード文ゴブレット ¥60000~  付台 9×9×10 1837年ロニー・オータン社カタログ所載 1830年頃 “ m aArcadesdediamants” W-003 初期バカラ 装飾アラベスク文皿 ¥50000~  22×22×2 1837年ロニー・オータン社カタログ所載 1830年頃 “ m sableeaarabesquesbordafeston” W-004 アールヌーヴォー 蓮花形ガラス花瓶 ¥60000~ 14×14×21  グラヴュール
248 W W-006 エミール・ガレ  葉文花瓶 ¥650000~  19×19×52 器腹サイン
249 W W-008 エマイユ彩マザーグース文鉢 ¥50,000~ 17×17×35 W-007 エマイユ彩騎馬文 デカンタ ¥70,000~ 11×11×34 W-009 銀飾ガラス鉢ほか 六 ¥50,000~  鉢16×10×4ほか 鉢:バーミンガム刻印、19世紀中頃  コースター五点 W-011 ローゼンタール 銀彩桔梗文鉢 小皿六 ¥50,000~  鉢14×14×5ほか 窯印 1943~1948年 W-014 KPM 金彩カップ&ソーサー 二種 ¥50000~  カップ115×9×6ほか 窯印 1928~1943年 W-013 フッチェンロイター カップ&ソーサー 一対 ¥50000~  カップ10×8×4 窯印 1928~1943年 W-012 マイセン 伊万里写 カップ&ソーサー ¥50000~ カップ85×85×5 カップ縁、高台小ソゲ  マルコリーニ期窯印 1774~1815年 W-010 マイセン 瑠璃金彩皿 六 ¥100,000~ 20×20×25 窯印 W-015 デルフト 染付飾皿 二種 ¥50,000 20×20×3ほか 磁貫 風景(1964年)、花(1984年) W-016 オールドノリタケ 古城風景文鉢 大小七  ¥50,000~ 大225×11×4ほか M-NIPPONグリーン窯印 1911~1921年
250 W W-020 ドレスデン 狩猟文蓋付飾壺 一対 ¥70000~  10×10×24 口辺、蓋接合補修 窯印 19世紀末~20世紀初頭 W-021 ミントン 風景文皿 二 ¥50,000~ 24×24×3  窯印 1873~1891年 ミントンは1793年創業のイギリス陶磁器メーカー。ボーンチャイナの 素地に豪華な金彩を施した食器を制作。戦後には作風が一変し、「ハド ンホール」など定番品を発表した。 W-022 ロイヤルドルトン 金彩鞠花文皿 大小  ¥50000~ 26×26×3ほか 磁貫 窯印 1891~1902年 ロイヤルドルトンは1815年創業のイギリス陶磁器メーカー。1901年ロ イヤルの称号を与えられたのち、ミントンやロイヤルクランダービーな どを傘下に収め世界最大の陶磁器メーカーに成長した。現在はフィンラ ンド企業傘下。 W-025 オールドノリタケ 風景文皿 ¥50,000~ 255×255×4 M-NIPPONグリーン窯印 1911 1921年 W-024 オールドノリタケ  南国風景文花瓶 ¥50,000~  18×16×265 胴磁貫 M-NIPPONグリーン窯印 1911 1921年 W-023 オールドノリタケ 古城風景文物入 ¥50,000~ 18×15×10 M-NIPPONグリーン窯印 1911~1921年 W-019 シッツェンドルフ 陶製人形「アン・ブーリン」 ¥50000~  付本 像高20 窯印 1918~1920年 W-018 ローゼンタール 陶製人形「白雪姫」 ¥80000~ 像高25  窯印 1975年 「Rosenthalexcellenceforalltimes」所載
251 W W-026 アンソニア 丸掛時計 ¥100,000 65×17×65 琺瑯文字盤 アンソニア・クロックカンパニーは1851年コネチカッ ト州で創業した時計メーカー。1878年ブルックリンに移 転。アールヌーヴォー様式の置時計で人気を得て、第一次 大戦直前まで隆盛を極めた。 W-027 置時計 ¥70,000  付巻鍵 31×15×58  外装イタリア 機械部ドイツ W-028 銀張懐中時計 ¥70,000  付鍵 8×55×2 W-029 鉄造聖母子像 ¥95,000~  像高17 W-030 大理石美人胸像  ¥50,000~ 像高34 サイン“Tozzi” G.Tozzi(19世紀イタリア)か W-033 ヘンリー・ダンティ 油彩ピエロ画額 ¥50,000~ 11×38 額31×58 カンバス W-031 フランス人形 ¥50000~  総高50 W-032 アンリ・ベルジェ 草花画額 ¥50,000~ 紙本 32×49  額49×66 シミ ヘメロカリス
252 W W-035 グレゴリオ聖歌譜額 ¥50,000~ 25×33 額42×50 シミ スレ  羊皮紙 W-039 ヘレケ絨毯 ¥150,000~ 51×82 シミ スレ  シルク 草木染 サインあり W-037 リスコフ 油彩冬景画額 ¥50,000~ 59×47 額76×65 額損傷 カンバス W-036 NicoleParisini 油彩花画額 ¥55,000~ 59×70 額81×94  カンバス W-038 ヘレケ絨毯 ¥350,000~ 62×121 シルク
253 W W-040 ペルシャ絨毯 ¥1,000,000~ 140×202 シルク クム産 ヌーリ工房
254 W W-042 ペルシャ絨毯 ¥700,000~ 198×298 シルク クム産 シラズィ工房
255 W W-043 ペルシャ絨毯 ¥700000~ 242×242 シルク クム産 ヌーリ工房
256 W W-045 ペルシャ絨毯 ¥400,000~ 204×204  ウール/シルク ナイン産 W-046 ペルシャ絨毯 ¥350,000~ 102×151  シルク クム産 W-048 ペルシャ絨毯 ¥150,000~ 140×140  ウール/シルク ナイン産 W-047 ペルシャ絨毯 ¥250,000~ 195×195  ウール/シルク ナイン産
257 W W-049 ペルシャ絨毯 ¥150000~  77×121 シルク マラゲ産 サインあり 改タペストリー W-050 ペルシャ絨毯 ¥90000~  59×92 シルク カシャン産 SARSHADサイン W-053 ペルシャ絨毯 ¥70,000~  60×90 シルク クム産 ヴァファイ工房 W-052 ペルシャ絨毯 ¥70,000~  59×90 シルク クム産 W-054 ペルシャ 絨毯 二  ¥50,000~  薔薇58×81 メダリオン 55×75 シルク 改タペスト リー W-051 ペルシャ絨毯 ¥80000~  202×304 シルク マラゲ産 サインあり

櫓の先に風にはためく旗を掲げた水夫が立漕する。波上に対向する二艘の船を大きく描いて主文とし、上部には四隻の漁船を 配し、下辺には水鳥二羽を描き、松枝と思しき図形を上下に置く。縁は八面に画して松・竹・蘭・梅図と幾何文を交互に配置す る。縁端は八稜に刻み、錆(縁紅)を施す。裏面は縁に添って小花唐草文を廻らし、高台脇には鉋削りの痕跡を如実に、高台内には 二重の輪線を廻し、「大明嘉靖年製」の年銘と“渦福の印”を染付ける。

嘉靖(15221532)は明代の年号であり、“渦福印”は肥前の柿右衛門窯系の印として知られるが、前掲は、同手の銘について、「こ の銘をもつ祥瑞手の皿片が加賀藩前田家江戸屋敷跡から出土している。この独特の銘の書き方は、色絵祥瑞の大皿などにも散見 されることから、同一工房での製作の可能性を窺わせる」と解説して具体的に嘉靖銘の作期には言及しない。また、斎藤菊太郎は 自著『古染付 祥瑞』(平凡社.1972 P89)の中で、「嘉靖年製など、はしり書きしたものがある。これらの古い年号銘は、もともと 偽作のための年号ではないことはあきらかで、(中略)むしろ天啓の陶工は、宣徳・成化または嘉靖の染付を最上と心得てつね日

Z 001 染付皿 大小四 ¥100000~ 大20×20×3 小14×14×25 大:ソゲ 底窯キズ 小:カケ、ヒビ2 縁小カケ1 ①水上立漕船舶図小皿 三 古染付と祥瑞の中間的な調子をみせる小皿だが、前掲は、「大明嘉靖年製」銘と“渦福印”をもつ作品を「祥瑞の項」で扱う。
ごろ理想化された古きよい時代を憧れる表記と見なされるものがある。年号銘というより、この四字の文字は、皿の裏に通例描く きまりの小文様と等しく、一種の装飾文字でしかない」としている。 なお、前掲(『古染付と祥瑞』)が挙げた参考例は、色絵祥瑞(色絵祥瑞桃樹図手鉢(図115)、色絵祥瑞菊皿(図116)であり、これらに 比して掲出は染付皿であって、掲出を観察すると、肌の調子などいわゆる祥瑞手とは趣を異にしている。また、いわゆる実年代の 可能性は皆無なのかと自問すると、①が天啓期に遡ることは考えられず、天啓期の常器とみられ、渡東し、伊万里がこれを写した とみるべきであろう。“渦福”も唐国の意匠であり、柿右衛門系窯場が寸借した可能性もありなのかもしれない。 ②伊万里片身替小七寸皿  伊万里の江戸中期頃の染付皿に比定される小七寸皿だが、先の①との相関関係を意識させる。先の「渦福」に対して、こちらは 「二重渦巻」など、構図にも明らかな違いが認められるが、①と②の前後関係は、①の図形を②が一部を改変して模索したと推理 させる。裏面の小花唐草の類似と①の葉が②では鳥に描かれるなどに微笑まされる。いずれにせよ新出資料として注目される。 ■新史料紹介 『古染付と祥瑞 その受容の様相』(善田のぶ代.淡交社.2022年4月)が刊行され、この分野における新たな知見に触れること になった。これを参考に下記の作品を検証したい。 Z 258 ①②

碗形が遠州の好みを感じさせる。紅唐桟系の仕覆が添い、 蓋甲に「染付茶碗」、貼札に「祥瑞茶碗」。

磁胎の茶碗で、表は薄茶の釉薬で三段に割付け、中段に絵 銭を意識したらしい孔銭文様を染付ける。高台は八字に開き、 根締めを回す。見込みは露胎とし、見込みの腰には、露胎と釉 薬による輪線を施す。高台内には「尭舜製」の染付銘を付す。 この銘について、斎藤は「尭舜年製などと野放図きわまりな い銘をあえて書いてはばからなかった」と扱き下ろす一方、 善田は前掲(『古染付と祥瑞』)において雲堂手を前後二期に分 かれるとし、前期を15世紀、後期を天啓期の古染付盛行期あ たりに設定しているように窺わせる。二説をもとに勘案する と、二期のうち、後期の古染付盛行期の作と想定させる。

碗形と銘文から③と同じ窯の同時期の作品と考えられる。 見込みの露胎が、後期雲堂手を思わせる。

茶碗の胴に三筋の露胎の縞をなし、松竹梅・輪違い・兎・ 樹下賢人を染付ける。見込みは露胎とし、高台内に「尭舜年 製」銘を染付ける。緞子と紅縞裂の片身替の仕覆が添い、古製 の杉箱に「染付祥瑞茶碗」の貼紙をみる。箱底に正保貳年 (1645)、 遠州没年の二年前の墨書が残る。

Z 002 祥瑞茶碗 ¥50000~ 付識箱(桐) 紅唐仕覆  13×13×8 見込窯キズ 尭舜製銘
Z 003 祥瑞茶碗 ¥50000~ 付時代箱(杉 貼札) 片身替仕覆 125×125×85 磁貫 尭舜年製銘
Z 259 雑感 小形の擬宝珠に「昭和十参歳 高瀬川木屋町小橋擬宝珠」の貼札を見る 高瀬川は鴨川の横を静かに流れ、京都の夏の風物詩である納涼の床の下を流れる小川として知られる が、今回は十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』に紐づけてみたい。 前掲の作中に登場する二人の主人公「弥次さん喜多さん」は、江戸からの旅すがら、京都観光の終着と して、三条大橋を渡った先の高瀬川沿いに位置する旅籠屋に宿する。その旅籠屋は「小橋屋」。今回、弥次 喜多徳利と擬宝珠を一括りに掲出した由である。 現在、三条大橋西のたもとには青銅製の二人が設置されており、観光客や旅人を迎える。その設置は平 成六年(1994)。享和二年(1802)に前掲が出版されて以来、今もなおこの二人は「旅行者」として愛されて いる。 「一杯一杯、また一杯」 旅好きの貴方にO-119
Z 005 吉益北洲 河豚画賛幅 ¥150000~ 付木箱(桐) 絹本 骨軸端 40×102 表具52×179 ヤケ 大シミ オレ 吉益北洲(元禄十五・1702~安永二・1773)は 安藝出身の漢方医。万病一毒説を唱え、日本近代 医学中興の祖と評される。京都東洞院に門を構え、 華岡青洲など多くの弟子を指導した。 Z 007 貫名海屋 二行書幅 ¥50,000~  付木箱(杉  貼札) 紙本 雑木軸端 29×131 表具43×180  ヤケ シミ  オレ キレ  表具オレ、 ヤケ 貫名海屋 (安永七・ 1778~文久 三・1863)は 儒者、書家、 文人画家。幕 末三筆の一人。 別号菘翁。 Z 006 尾形乾山 一行書幅 Z 008 貫名海屋 二行書幅 ¥50000~ 付木箱(桐 貼札)  紙本 唐木軸端 30×130 表具42×198 ヤケ シミ スレ  表具シミ 史料ほか ¥190,000~ 付識箱(杉) 平木清光折紙 紙本  潤塗軸端 27×108 表具29×193  シミ オレ 表具シミ、虫穴 尾形乾山(寛文三・1663~寛保三・1743)は江 戸中期の陶工、画家。光琳の弟。 260 Z

Z 009 貫名海屋

梅画賛幅 ¥50000~

付二重箱(内識桐) 紙本 蒔絵軸端 19×123 表具28×189  ヤケ オレ 村田香谷箱識 貫名海屋(安永七・1778~文久 三・1863)は儒者、書家、文人画家。 幕末三筆の一人。別号菘翁。

Z 010 亀田鵬斎

三行書幅 ¥50000~

付木箱(桐) 紙本 唐木軸端 25×105 表具39×175 ヤケ シミ  オレ 表具ヤケ、虫穴 亀田鵬斎(宝暦二・1752~文政 九・1826)は江戸時代後期を代表す る儒学者。

Z 011 橋本関雪

三行書幅 ¥50000~

付木箱(桐) 紙本 唐木軸端 34×137 表具45×194 シミ オレ

を学ぶ。

橋本関雪(明治十六・1883~昭和 二十・1945)は神戸生れの日本画家。 片岡公曠、竹内栖鳳に師事、四条派
Z 013 中林梧竹 三行書幅 ¥60,000~ 紙本  唐木軸端 66×133 表具81×203  シミ 中林梧竹(文政九・1826~大正 二・1913)は肥前の人。名は隆経、 字子達、別号剣書閣主人。 Z 014 与謝野晶子 和歌幅 ¥50,000~ 付木箱(桐) 絹本 黒塗軸端 20×116 表具34×160 ヤケ シミ  表具オレ 与謝野晶子(明治十一・1878~昭 和十七・1942)は歌人・詩人。 Z 016 月照 和歌短冊幅 ¥50,000~ 付二重箱(内識モミ)  紙本 潤塗軸端 6×36  表具30×162 表具オレ、シミ 月照(文化十・1813~安政五・ 1858)は、幕末期の尊皇攘夷派の僧 侶。名は宗久、忍介、忍鎧、久丸。 Z 012 中村不折 君が代幅 ¥50000~ 付共箱(桐) 紙本 黒塗軸端 31×125 表具41×188 シミ オレ 中村不折(慶応二・1866~昭和十 八・1943)は洋画家、書家。 Z 015 竹田益州 一行書幅 ¥50,000~ 付共箱(桐) 紙本 潤塗軸端 25×95 表具28×174 ヤケ オレ 表具ヤケ 竹田益州(明治二十九・1896~平 成元・1989)臨済宗の僧。建仁寺四 百四十五世、建仁寺派第八代管長。 261 Z
Z 020 上島鬼貫 書幅 ¥50000~ 付識箱(杉)  前田香雪極札 紙本 朱塗軸端 16×18 表具38×130  オレ 表具アレ 川上不白箱書 上島鬼貫(万治四・1661~元文三・1738)は伊丹市出身の俳諧師。名 は惣右衛門、利左衛門。武士時代は藤原宗邇。晩年は平泉と名乗る。別号 点也、仏兄、即翁、槿花翁、自休庵、馬楽堂。 Z 018 小林一茶 句稿断簡幅 ¥90,000~ 付木箱(桐 貼札) 紙本 黒塗軸端 36×13 表具45×120 薄ヤケ  オレ 穴 表具オレ、ヤケ、シミ、ウキ  子供遊 「飴ん棒横にくはへて初袷」ほか 小林一茶(宝暦十三・1763~文政十一・1827)は俳人。信濃国柏原生 まれ。本名信之、通称弥太郎、庵号俳諧寺、号一茶、亜道ほか。十五歳で 江戸に出る。俳諧を二六庵竹阿に学ぶ。俗語を使いこなし、主観的・個 性的な作風で知られる。 Z 024 上田桑鳩 書横額 ¥50,000~ 紙本 109×34 額140×47 ヤケ シミ ヨゴレ 上田桑鳩(明治三十二・1899~昭和四十三・1968)は書家。兵庫県生。 本名順。比田井天来に入門。 Z 021 松永耳庵 書簡幅 ¥50,000~ 付識箱(桐 貼札) 紙本 牙軸端 61×19 表具69×116 オレ  昭和四十年(1965)書中 田山方南箱識 松永耳庵・松永安左ェ門(明治八・1875~昭和四十六・1971)は電力 事業家、数寄者。壱岐島生まれ。東邦電力社長。政財界に活躍。還暦以後 茶の湯に傾倒、号を耳庵とし、益田鈍翁、原三渓らと交流。昭和三四年、 小田原市に松永記念館を開設。 Z 023 松井如流 二字書幅  ¥50000~ 付共箱(桐) 紙本  骨軸端 34×87 表具43×160  シミ オレ 歌人、書家 春月 Z 019 木村長門守 書状巻物 ¥50000~ 付黒塗箱(桐) 紙本 唐木軸端 151×15 シミ オレ 虫穴 猪飼左馬之助宛 Z 022 柳沢保恵 消息額 ¥50,000~ 紙本 68×18 額93×32 大ヤケ シミ 262 Z
Z 025 四十六人衆画幅 ¥50000~  付合箱(桐) 絹本 白塗軸端 52×128  表具63×197 ヤケ 大シミ ウキ オレ  表具ヤケ、オレ 是持印(不詳) Z 027 泰山経拓本幅 ¥50000~ 付木箱(桐) 紙本 陶磁軸端 49×175  表具55×202 ヤケ シミ オレ キレ 剥離  表具ヤケ、シミ、キレ、ウキ、オレ、虫穴 Z 026 西田春耕 ヒポクラテス画幅  ¥50000~ 紙本 錦包軸端 55×128 表具66×182 シミ オレ 表具アレ Z 028 宮小路浩潮 三幅対 ¥50,000  付木箱(桐) 紙本 竹軸端 中:27×129 表具41×193ほか ヤケ シミ スレ オレ キレ 明治庚寅(1890)秋日 Z 031 石斧 ¥50,000~ 付木箱(杉)  総長30  カケ Z 030 板垣退助 中教院来岐経費一覧幅 ¥50000~ 紙本 P軸端 34×12 表具68×113  薄ヤケ シミ 表具ヤケ、シミ Z 029 アイヌとんこつ ¥100,000~  付木箱(桐) 8×5×8  七宝緒締 木彫煙管筒 銀煙管 人 寿 百 歳 263 Z
Z 034 『棟方志功板画集』 ¥150000~ 箱22×30  昭和22年(1947)細川書店 Z 035 放屁合戦断簡画幅 ¥100000~ 付木箱(桐) 紙本  潤塗軸端 54×32 表具68×119 シミ スレ 穴 Z 033 『南総里見八犬伝』揃 ¥450,000~ 付時代識箪笥(杉) 16×23 天保六年(乙未・1835) 264 Z

Z 036 山下摩起 十二神将画幅

¥80,000~ 付共箱(桐) 紙本 牙軸端 49×71  表具63×169 シミ 山下摩起(明治二十三・1890~昭和四十八・ 1973)は兵庫県有馬出身。本名正直。初め馬山、麻耶 と号す。

Z 037 谷文晁 兎画幅 ¥50000~  付時代識箱(桐 貼札) 紙本 唐木軸端 59×110 表具72×204 薄シミ オレ 表具虫穴  文政己卯(1819)画中 谷文晁(宝暦十三・1763~天保十一・1840)。名正 安、初号文朝、師陵、別号に写山楼、画学斎、無二、 一恕。法眼に叙された。

Z 038 竹内栖鳳 黒兎画色紙 ¥50,000~ 紙本 24×27 薄ヤケ 薄シミ 竹内栖鳳(元治元・1864~昭和十 七・1942)は京都生の日本画家。本 名恒吉。初めは棲鳳と号した。大正 二年(1913)帝室技藝員任命。 Z 041 北上聖牛 兎画幅 ¥50,000~ 付共箱(桐 虫喰) 絹本 牙軸端 36×129 表具49×196  薄ヤケ シミ 北上聖牛(明治二十四・1891 ~昭和四十五・1970)は北海道 生まれの日本画家。 Z 042 梶原緋佐子 雪兎美人画額 ¥50,000~ 紙本  共シール 24×26 額45×48 シミ 梶原緋佐子(明治二十九・1896~ 昭和六 十三・1988)は京都生れの日本画家。本名は 久。 Z 043 木彫兎 ¥30,000~  55×8×105 雪洞銘 Z 044 木彫兎 ¥30,000~  付木箱(杉) 9×185×115 Z 040 加藤君鳳 月下萩兎画幅 ¥50,000~  付共箱(桐 桟破損) 絹本  骨軸端 35×117 表具47×191 シミ  表具シミ、ウキ Z 039 中村左洲 春草双兎画幅 ¥50000~  付共箱(桐) 紙本 牙軸端 47×41 表具50×127 シミ オレ 中村左洲(明治六・1873~昭和二 十八・1953)は伊勢生まれの画家。 本名は作十。 干支 265 Z

みである。掲出はその中でも長文系統に分類されるもので、斎宮斉子女王と平致光が後に再会する場面まで展開する。

掲出を納める時代箱には「田沼子爵」の名前が確認でき、曰く飛鳥井雅章の詞書であるとする。

Z 046 小柴垣草子巻物 ¥450000~ 付時代識箱(桐) 紙本 骨軸端 1218×30 表具1292×33 ヤケ シミ 穴 ヤブレ  飛鳥井雅章詞書 田沼子爵家旧蔵 「小柴垣草子」は日本の春画における傑作の一と見做され、その発祥は平安末期に遡るとされる。原本は現存しておらず、後代の摸本が幾許か伝わるの
Z 047 秘画版下絵巻物 ¥180,000~ 付合箱(桐 蓋欠) 紙本 骨軸端 594×28 表具648×28 不読印 蔵印二 小特集 秘画 266 Z
Z 048 肉筆秘画巻物 ¥150,000~ 紙本 唐木軸端 493×28 表具575×30 ヤケ シミ スレ 虫穴 十二図 「土佐光信画」巻末貼札識 Z 049 肉筆秘画巻物 ¥120000~ 付木箱(桐) 紙本 唐木軸端 440×28 表具531×30 シミ 十図 赤眼 Z 050 肉筆秘画巻物 ¥120,000~ 付木箱(桐 貼札) 紙本 牙軸端 479×35 表具518×35 ヤケ シミ 十図 267 Z
Z 052 田中訥言  肉筆秘画帖 ¥100,000~ 絹本 21×15 帖25×19 ヤケ シミ 題箋ヤブレ 十二図 Z 055 肉筆秘画帖 ¥30,000~  絹本 15×105 帖18×12  ヤケ シミ 表具シミ 十二図 Z 056 泥絵紅毛人秘画 未装 ¥50,000~  紙本 39×28 ヤケ シミ スレ Z 054 肉筆秘画帖 ¥60,000~ 絹本  18×15 帖25×18 二十一図 Z 053 肉筆秘画 未装 六 ¥100000~ 付帖 絹本 31×22 シミ 268 Z
Z 058 肉筆秘画 未装 十二 ¥60,000~ 絹本 28×22 ヤケ Z 059 肉筆秘画巻物 ¥60,000~ 紙本 785×13  表具797×13 ヤケ シミ オレ 表具オレ、ヤケ、シミ、ヤブレ  饅頭新開之図・上品開之図・陰乱開之図ほか十二図 Z 057 肉筆秘画 未装 五 ¥100,000~ 紙本 43×28 ヤケ シミ スレ 虫穴 Z 061 鳥羽絵粉本巻物 ¥50000~ 紙本 錦包軸端  911×52 昭和七年(1932)写 Z 060 老鉄 鳥羽絵巻物 ¥60000~ 紙本 錦包軸端  390×30 表具442×30 ヤケ シミ オレ 虫穴 蝦夷錦表装 269 Z
Z 063 版本秘画巻物 ¥50,000~ 付木箱(杉) 紙本 11×11  表具261×15 オレ 改春画本 十四図ほか Z 066 入浴美人画幅 ¥50,000~ 付時代識箱(杉) 絹本  黒塗軸端 34×100 表具47×187  薄ヤケ オレ Z 067 木彫高砂 首飾笑物箱 ¥30,000~ 17×12×8 Z 068 銅鍍金交合佛 ¥50,000~ 像高22 Z 064 秘画版木 ¥50,000~ 14×10 Z 065 北尾重政 秘画春景幅 ¥50,000~ 付木箱(桐) 絹本 潤塗軸端 28×45 表具36×134 270 Z
271 Z Z 071 銅花入 ¥50,000~ 15×15×235 Z 070 極楽寺阿弥陀三尊拓本幅 ¥30000~  付時代合箱(桐) 紙本 金軸端 67×122 表具86×198 ヤケ シミ オレ Z 073 編籠 ¥35000~  26×15×31 Z 074 鉈籠 ¥35,000~ 14×7×24 Z 075 葦二曲衝立 ¥30000~ 150×180 Z 072 竹筒掛花入 ¥30000~ 9×8×25 床の間遊び
272 Z Z 079 渡辺南岳 鴨川納涼美人画幅  ¥30,000~ 絹本 唐木軸端 22×37  表具32×127 ヤケ シミ  表具オレ、ヤケ、シミ、ウキ 渡辺南岳(明和四・1766~文化十・1813)は名 巌、字維石、円山應挙に学び、十哲の一人に列し た。人物、花鳥、魚蟲が得意。京都の人。 Z 080 銅鶴首花入 ¥30000~  付識箱(杉) 8×8×305 Z 081 銅巾着形花入 ¥30,000~  28×28×15 ヒビ補修 H-010 池坊専定 龍画幅 ¥50000~  付木箱(杉) 絹本 潤塗軸端 36×104  表具49×189 ヤケ シミ オレ Z 078 木彫彩色亀蓋物 ¥30000~  21×38×135 首接合補修 両耳欠 Z 077 武藤山治 鶴画賛幅 ¥30000~ 絹本 唐木軸端 34×134 表具48×200  薄ヤケ 薄シミ オレ 武藤山治(慶応三・1867~昭和九・1934)は、大正・昭和期の実業家・政治家。慶応義塾大学卒業 後渡米。帰国後ジャパン-ガゼット新聞社に勤務する傍ら、博聞雑誌社、全国広告取扱所を設立。明 治二十六年に三井銀行に入社。27年鐘ヶ淵紡績(カネボウ)に入社し、本社支配人、専務取締役を経 て、大正十年社長に就任。十二年実業同志会を創立、会長となり、13年以降衆院議員当選三回。
273 CN CN-001 伝范安仁 草魚画幅 ¥700000~ 付時代合箱(杉) 絹本 唐木軸端 50×43 表具62×144  大ヤケ スレ オレ 表具アレ、ヤケ 無款 絵絹は羽二重組織で密に織る 中国美術

として中華民国臨時政府、汪兆銘政権に参加。号 揖唐、筆名逸唐。

274 CN CN-008 周之冕 花鳥画幅 ¥50000~ 紙本 唐木軸端 37×37 表具48×103 ヤケ シミ スレ オレ キレ  穴 表具大アレ 周之冕は明の萬暦年間(十六世紀~十七世紀 初)の人。号を服卿、少谷とし、江蘇蘇州の出身。 花鳥画をよくした。 CN-003 王揖唐 一行書幅 ¥100000~ 付木箱(杉 貼札) 紙本  唐木軸端 37×136 表具51×208 薄シミ 王揖唐(1877~1948)は政治家、軍人。安徽派
CN-005 大成照漢 墨竹画幅 ¥70000~ 付識箱(桐) 青苔庵折紙 紙本  骨軸端 26×117 表具34×197 ヤケ 薄シミ  オレ 表具オレ、ヤケ 梅崕箱識 CN-004 雨山 猫牡丹霊岩蝶画賛幅 ¥80000~ 付識箱(杉 破損) 絹本 骨軸端 54×132 表具69×203 ヤケ  シミ オレ 表具オレ CN-007 操行 高士遊宴画賛幅 ¥50000~ 紙本 陶磁軸端 45×33  表具58×126 ヤケ シミ オレ ヨゴレ  表具キレ 風帯キレ CN-006 小年 禽鳥画 二  ¥50000~ 絹本 27×99ほか ヤケ シミ オレ 表装部大破欠損
275 CN CN-009 華蘭徴 蘭画賛双幅 ¥200000~ 付合箱(桐) 紙本 牙貼軸端 18×104 表具26×166 シミ スレ オレ 来舶清人 CN-010 江稼圃 山水画賛幅 ¥100000~  付時代識箱(桐 貼札) 古筆了伴極札 紙本 唐木軸端 63×137 表具78×213 シミ 表具シミ 丙子(1816)画中 江稼圃(生歿年未詳)は清中後期の画人。臨安(浙江省)の人、名泰交、 字大来、文化元(1804)に来日、伊孚九(いふきゅう)、張秋谷(ちょう しゅうこく)、費晴湖(ひせいこ)とともに来舶四大家とされ、日本の南 画の発展に影響を与えた。菅井梅関、日高鉄翁、木下逸雲らを教えた。

CN-012 西園方斎 叭々鳥画幅

¥50000~ 絹本 雑木軸端 42×92

表具48×162 ヤケ シミ スレ オレ  表具ヤケ、スレ、シミ 「清人なり、字巨川、西園と号す、安永三 (1774)、房州に漂着す、官、本国に送還す、海路 長崎に至る、富士を寫して国に歸りしに、人々競 ひてその圖を乞ひ、方西園の富士とて珍重せり といふ、我国にも間々その作品あり」(『大日本 書画名家大鑑』昭和五十年・第一書房発行)。

CN-015 即非如一 白衣観音画賛幅

276 CN
¥150000~  付時代識箱(桐 破損) 紙本 角軸端 57×28 表具69×115  ヤケ スレ オレ 穴 表具ヤケ 即非如一(明・万暦四十四・1616~寛文十一・1671)は清から渡来し た黄檗宗の禅僧。即非は字、俗称林氏。福建省出身。黄檗三筆の一人。明 暦三(1657)年来日、長崎崇福寺の住職となる。 CN-014 大鵬正鯤 墨竹画賛幅 ¥70000~ 付識箱(桐) 紙本 唐木軸端 50×112 表具55×175 ヤケ シミ スレ オレ 表具大アレ 天龍寺南堂賛 大鵬正鯤(清・康煕三十・1691~安永三・ 1774)は黄檗宗の渡来僧。万福寺十五・十八世。 号咲翁。1722年来日。 CN-013 鄭嘉訓 三行書幅 ¥50000~ 付識箱(桐) 紙本 唐木軸端 30×122 表具41×193 薄シミ 鄭嘉訓(明和四・1767~天保三・1832)は近世 琉球を代表する書家。呼名は古波蔵親方。号泰 橋・松崎山人。清国に遊学す。 CN-016 西蔵曼荼羅幅 ¥100,000~ 付木箱(桐 貼札)  絹本 黒塗軸端 33×44 表具47×121 シミ スレ
277 CN CN-017 銅鍍金如来坐像 ¥250000~ 付黒塗飾台 像高10 CN-018 銅造抱合像 ¥180000~ 像高21 CN-019 漢白玉涅槃 ¥70,000~ 33×9×15 CN-020 唐物拂子 ¥70,000~  付時代箱(桐) 柄20 総長67 CN-021 加彩婦人立俑 ¥100,000  付飾台 像高38 頸接合補修 カケ 剥離 「盛唐時代」出川直樹箱識
278 CN CN-023 青磁双魚文鉢 ¥950000~ 付時代識箱(杉) 33×33×9 高台、胴共色補修
279 CN CN-024 青磁香炉 一対 ¥700000~ 付段箱(桐) 銀火舎2 緞子仕覆 唐木蓋(蒔絵銘「水月」) 75×75×6 底ヒビ1
280 CN CN-026 七官青磁鳳凰耳花入 ¥450,000~ 付時代識箱(桐 貼札 破損) 105×105×31  磁貫 口辺共色補修 CN-027 五彩花鳥文梅瓶 ¥250,000~ 20×20×33
281 CN CN-028 辰砂緑彩水盂 ¥500,000~ 11×11×8 大清康煕年製染付銘
282 CN CN-031 飛青磁双耳瓶 ¥150,000~ 付時代黒塗識箱(杉) 18×18×31 CN-030 青磁牡丹彫文瓶 ¥180,000~ 付時代黒塗箱(杉) 20×20×40 磁貫 CN-033 青磁端反鉢 ¥150,000~ 付木箱(桐) 175×175×85 磁貫 窯キレ 龍泉窯 CN-032 耀州窯魚刻文鉢 ¥200,000~ 12×12×45
283 CN CN-034 唐三彩小壺 ¥150,000~ 付識箱(桐) 8×8×55  口縁共色補修 CN-035 染付象水盂 ¥120,000~ 14×12×7 大明弘治年製銘 CN-037 海鼠釉 双耳香炉 ¥60000~  付木箱(杉  シミ) 10×10×8  瑪瑙鈕 唐木蓋 CN-038 黒定窯 瑞花唐草 平鉢 ¥50000~  付時代箱 (桐 貼札) 21×21×4 CN-036 青磁五彩花鳥文蓋碗 二十 ¥100,000~  付時代識箱(桐 虫喰) 95×95×8 ソゲ1 接合補修1 金補修1
284 CN CN-040 定窯白磁長頸瓶 ¥50,000~  付木箱(桐) 155×155×275 CN-042 染付甕 ¥50,000~  付合箱(桐) 155×155×115 ソゲ CN-044 三足青銅器 ¥400,000~  付合箱(桐) 155×16×20 CN-043 唐物天青青磁煎茶碗 七  ¥50,000~ 7×7×45 ヒビ2 ホツ CN-041 釉裏紅龍文壺 ¥70,000~  32×32×46 磁貫 ヒビ 大破接合補修

CN-045

中川浄益 霰銀瓶

¥500,000~ 付共箱(桐) 21×16×26

中川浄益は千家十職の金物師。 代々武具を鋳造する家であったが、 初代紹益(永禄二・1559~元和八・ 1622)が京都に出て利休の茶道具を 作り始めた。以後は浄益を名乗り皆 具、水指、建水、水次薬鑵などを製 作。

285 CN CN-046 銅壺形香炉 ¥100000~ 付時代合箱(桐) 珊瑚鈕唐木火舎 8×8×95 CN-047 銅自在海老 ¥50000~  胴長15 CN-048 名越弥五郎 古銅写茶托 五 ¥50000~ 付共箱(桐) 10×10×2 名越弥五郎は京都の釜師。名越家十一代善正 の二男弥五郎家昌が幕府に召され江戸へ行き、 小堀遠州、片桐石州などの好みものを作った。家 昌に始まる家系を江戸名越家といい、代々弥五 郎を通称とする。 CN-049 金屋五郎三郎 鳳凰彫文 手焙 一対 ¥70000~ 付共箱(杉) 32×28×23 磁貫 ヒビ 大明宣徳年□□鋳銘 金谷家は鋳金家。屋号金屋、通称五郎三郎。
286 CN CN-053 端渓挿手硯 ¥100,000~ 付唐木ケース  205×12×75 ソゲ CN-052 端渓蘭亭硯 ¥150,000~ 付唐木ケース 24×15×7 CN-051 端渓竹林賢人硯 ¥400000~  付唐木ケース 25×18×7
287 CN CN-060 唐物黒塗平卓 ¥50000~ 付時代箱(桐 貼札) 47×31×14 CN-062 銅鑼 ¥50,000~  付識箱(桐) 架 23×23×3  架30×14×40 CN-059 乾隆硝子肉池 ¥50000~ 付木箱(桐 貼札) 7×7×3 乾隆年製底銘 CN-063 唐物花台 ¥50,000~  付識箱(杉) 25×25×425  スレ 小アタリ CN-055 端渓板硯 ¥50,000~ 285×18×5 CN-054 端渓硯 ¥50,000~  付唐木ケース 315×215×4 CN-057 緑端渓硯 ¥50,000~ 25×155×4 CN-056 端渓板硯 ¥50,000~ 付唐木ケース 235×15×35 CN-058 端渓板硯 二 ¥70000~ 付唐木ケース2 20×13×25ほか CN-064 木彫 松下仙人 ¥100,000~  付唐木台  総高18 黄楊か CN-061 唐物堆朱蓮池鷺香合 ¥80000~ 付木箱(桐) 55×55×25 内黒
288 CN CN-068 唐物青貝香盆 ¥150,000~ 付識箱(桐) 30×22×15 撚線 CN-069 唐物青貝香盆 ¥150,000~ 付時代識箱(杉) 35×24×35 CN-067 唐物青貝衝立 ¥150,000~  63×17×51 ヒビワレ補修 CN-066 唐物青貝花鳥文平卓 ¥290,000~ 付木箱(杉 貼札) 58×34×11 剥離 アタリ塗補修
289 CN CN-071 黄道 書貼交屏風 本間 六曲 一隻 ¥100,000~ 紙本 51×133 屏風382×171 ヤケ シミ スレ 穴 背面損傷 CN-070 堆朱四方盆 ¥400,000~ 付識箱(桐) 25×25×45 隅キレ ヒビ
KR-001 彫三島牡丹文扁壺 ¥1,400,000~ 付木箱(桐 貼札) 18×15×22 高台カケ 磁貫 朝鮮美術 290 KR
KR-002 高麗青磁白黒象嵌花入 ¥750,000~ 付木箱(桐 貼札) 16×16×32 ヒビ 窯ヒビ 291 KR
KR-004 李朝染付菊文花入 ¥350,000~ 付木箱(桐) 16×16×24  アタリ 小ヒビ 口縁金補修 分院手 KR-005 刷毛目徳利 ¥250,000~  付識箱(桐) 15×15×27 磁貫 KR-006 李朝白磁小壺 ¥150000~  付識箱(杉) 9×9×7 口縁ソゲ共色補修 KR-007 李朝掻落皿 ¥150000~  付木箱(桐 貼札) 225×225×4 磁貫 292 KR
KR-009 李朝染付牡丹文壺 ¥50000~ 付木箱(桐) 16×16×125  スレ 口辺補修 KR-011 李朝バンダヂ ¥120000~ 112×46×40 KR-008 李朝白磁蓋物 ¥50000~  付合箱(桐) 7×7×85 磁貫 KR-012 李朝バンダヂ ¥100000~ 89×42×75 KR-010 四神八掛十二支高麗鏡 ¥200,000~ 付仕覆 18×18 293 KR
KR-017 李朝十二角膳 二 ¥50,000~ 40×39×27 41×40×27 脚接合補修  グラツキ カケ KR-015 李朝バンダヂ ¥50,000~  81×43×67 二部式 KR-014 李朝棚 ¥70,000~  126×43×101 KR-018 李朝十二角膳 ¥50,000~ 42×41×25 KR-019 朝鮮通信使断簡 仮巻 ¥130000~ 紙本 125×54 仮巻172×60 ヤケ シミ オレ キレ 剥離 表具オレ、ヤケ KR-016 李朝バンダヂ ¥50,000~  78×40×36 294 KR
KR-020 檀園 牧童吹笛画幅 ¥220,000~ 付時代識箱(桐)  絹本 唐木軸端 33×110 表具48×181 ヤケ シミ オレ  表具オレ、ヤケ、スレ、シミ 君田箱識 KR-021 民画蓮池小禽画額 ¥80,000~ 紙本 38×63 額52×94 ヤケ スレ KR-022 李麟 淡水魚画 未装 ¥50,000~ 紙本 26×38 ヤケ スレ オレ 穴 八十四翁画中 295 KR
KR-025 権東鎮 二行書 未装 仮巻 ¥60000~ 付時代箱(桐) 紙本 42×148 ヤケ シミ オレ 権東鎮(1861~1947)は朝 鮮の政治家。三・一独立運動 を主導した。 KR-024 李方子 未装画 五 ¥120,000~ 紙本 52×43ほか シミ オレ 李方子(明治三十四・1901~平成元・1989)は、旧大韓帝国の元皇太子・李王垠の妃。皇族梨本宮 守正王の第一王女。晩年は韓国に帰化し、援護活動に取り組んだ。また特技の七宝焼を生かしソウル 七宝研究所を設立。歿後に、韓国国民勲章槿賞勲一等を追贈された。 296 KR

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締切後の遅着入札は、すでに該当作品が落札されている場合は無効、不落札作品の場合は、再販扱いといたします。
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『国書総目録』岩波書店 昭和42

『国書人名辞典』岩波書店 1996

『世界大百科事典』平凡社 1992

『重要文化財』毎日新聞社 昭和48

『原色日本の美術』小学館 昭和48

『現代日本の美術』小学館 昭和55

『集古十種』(復刻 名著普及会・1980)

『有職故実大辞典』鈴木敬三 吉川弘文館 平成8

仏家 『望月仏教大辞典』世界聖典刊行協会 昭和47 『日本仏家人名辞典』東京美術 平成4(復刻)

『仏具大事典』岡崎嬢 鎌倉新書 昭和57

『仏像図典』佐和隆研 吉川弘文館 昭和37

『仏教絵画』富山美術館 昭和61

『古写経綜鑒』田中塊堂 昭和17

『虚空蔵菩薩』(日美380) 泉武夫 1998

『浄土教画』(日美43) 岡崎譲治 昭和44

『日本佛塔』石田茂作 講談社 昭和44

『ブッダ釈尊』奈良国立博物館 1984

『日本仏教人名辞典』法蔵館 1992

『密教法具』奈良国立博物館 平成5

『経物遺宝』奈良国立博物館 昭和52

武家 『日本の甲冑武具事典』笹間良彦 柏書房 1994

『日本の合戦武具事典』笹間良彦 柏書房 1999

『日本甲冑図鑑』上中下 笹間良義彦 雄山閣 昭和39 『日本の名兜』上中下 笹間良義彦 雄山閣 昭和47 『刀装金工事典』若山猛 雄山閣 平成8

『金工事典』若山泡沫 刀剣春秋出版社 平成11(改)

諸器

『円山応挙』京都国立博物館 平成7

『近世の大坂画壇』大阪市立美術館 昭和56

『京都と近代美術』橋本喜三 京都書院 昭和57

『洋画のあけぼの』京都文化博物館 平成11

『京都画壇100年の名作展』京都市美術館 1979

『中国絵画史事典』王伯敏 雄山閣出版 平成八年

染織

『現代煎茶道辞典』主婦の友社 昭和56 『茶碗窯別銘款』黒田和哉 グラフィック社 平成10

『茶湯便利帳』宮帯出版〔改訂版〕 平成24

『平凡社・陶器全集』全32 昭和41

『中世・近世の鏡』(日美394) 久保智康 1999

『和鏡』(日美42) 中野政樹 昭和44

『和鏡』 保坂三郎 昭和48

『柄鏡大鑑』小林達雄監修 平成6

『現代名工・職人人名辞典』日外アソシエーツ 1990

『日本美術家事典』O&M 1998

『遊戯具』(日美32) 関忠夫 昭和43

『古鏡』樋口隆康 新潮社 昭和54

『原色陶器大辞典』加藤唐九郎編 淡交社 昭和17

『陶器大辞典』小野賢一郎 合資会社冨山房 昭和11

『原色染織大辞典』淡交社 昭和52

『染』(日美7) 山辺知行 昭和41

『近代日本美術事典』講談社 1989 『関東水墨画の200年』栃木県立博物館、神奈川県立歴史博物館                               1998
中国 朝鮮『中国美術家人名辞典』兪剣華編 1987
『中国書道史』赤井清美 東京堂出版 昭和54 『中国書道辞典』中西慶爾 木耳社 昭和56 『支那絵画史』内藤湖南 弘文堂 昭和15 『中国歴代書画篆刻家字号索引』中国書画研究資料社 民国69 『韓国絵画史』安輝濬 吉川弘文館 昭和62 『朝鮮古書画総覧』李英介 昭和46 『朝鮮書画人物辞典』呉世昌 国書刊行会 平成4 『韓国絵画大観』劉復烈 文教院 1979 『韓国人名字号辞典』李斗煕ほか 啓明文化社 1988 『韓国書画家人名辞典』韓文影 汎友社 2000 書家 『くずし字解読字典』 東陽出版 昭和63 『日本書流全史』上下 小松茂美 講談社 昭和45 『古筆大辞典』 淡交社 昭和54 『俳諧大辞典』伊地知鐵男ほか 明治書院 昭和32 茶道 『原色茶道大辞典』井口海仙ほか 淡交社 昭和51
『原色日本服飾史』井筒雅風 平成10 『祇園祭の染織美術』京都書院アーツコレクション167                         吉田孝次郎 1998 芸道 『能狂言事典』西野春雄・羽田昶 平凡社 1987 「『能楽蘊奥集』の資料性」伊藤正義 平成8 「世襲面打家の概要-出目家の周辺-」 見市泰男 平成13 「能面考」 見市泰男 (『観世』連載/平成12年1、2、3、4、5、6、7、                         9、10、11、12月号) 『能狂言面』(日美108) 金子良運 昭和50 漆芸 『棗』池田巌 淡交社 昭和62 『香合』池田巌 淡交社 平成6 『大和古物散策』 岡本彰夫 ぺりかん社 2000 『大和古物漫遊』 ぺりかん社 2003 『日本の漆芸』全六巻 中央公論社 1991 『朱漆』堺市博物館 1986 諸家 『事物起源辞典』 朝倉治彦ほか 東京堂出版 昭和48 『唐船輸出入品数量一覧』 永積洋子 創文社 昭和62 『日本の意匠事典』 岩崎治子 岩崎美術社 1991 『西洋人名辞典』 岩波書店 昭和31 『守貞言謾稿図版集成』 高橋雅夫 雄山閣 2002 『工芸にみる古典文学意匠』 京都国立博物館 昭和55 新刊紹介(一割引きでお取り次ぎいたします) 閨秀書画家辞典  本体 2,300円 参考文献一覧 至文堂版「日本の美術」の表記は(日美)とした。 辞典 基本文献 『国史大辞典』吉川弘文館 平成2 『廣文庫』昭和4(6版)
『大百科事典』平凡社 昭和8
『国宝』毎日新聞社 昭和43
『京都大事典』佐和隆研ほか 淡交社 昭和59 『読史備要』東京帝大史料編纂所 昭和10 公家
『公卿辞典』坂本武雄 七丈書院 昭和19 『皇室辞典』井原頼明 富山房 昭和57 『皇位継承儀式宝典』 新人物往来社 1990 『天皇家系譜総覧』 新人物往来社 1990 『日本風俗史事典』日本風俗史学会 弘文館 昭和54 『源氏絵』(日美119)秋山光和 昭和51 『伊勢物語絵』(日美301)千野香織 1991 『垂迩画』(日美274)関口正之 1989 『参詣曼荼羅』(日美331)下坂守 1993
『刀工総覧』川口陟 刀剣春秋出版社 平成11 『新甲冑師銘鑑』笹間良彦 里文出版 平成12 書画 『古画総覧』佐々木丞平 正子 国書刊行会 2000 『古画備考』(復刻 吉川弘文館・明治45) 『前賢故実』菊地容斎 天保七 『東洋画題総覧』金井紫雲 平成9(復刻版) 『大日本書画名家大鑑』荒木矩編 第一書房 平成3(復刻) 『日本書画骨董大事典』池田常太郎 聚芳閣 大正15 『書画落款印譜大全』狩野亨吉 岩上方外 1996 『中国書画家印鑑款識』上下 上海博物館 1982 『落款花押大辞典』淡交社 昭和57 『日本南画史』梅沢精一 洛東書院 昭和8 『日本南画史』山内長三 瑠璃書房 昭和56 『近代日本絵画史』河北倫明 南階秀爾 中公 昭和53 『浮世絵事典』吉田暎二 画文堂 昭和46 『版画事典』室伏哲郎 東京書籍 1985 『江戸の狩野派』(日美262) 細野正信 昭和63 『狩野派と福岡展』福岡市美術館 1998 『師宣と初期浮世絵』(日美363) 小林忠 1996 『宋紫石と南蘋派』(日美326) 鶴田武良 1993 『谷文晁』(日美257) 河野元昭 1987 『京の絵師は百花繚乱』 京都文化博物館 1998 『桃山絵画』(日美208) 武田恒夫 昭和58 『初期洋風画』(日美80) 坂本満 至文堂 昭和48 『南蛮美術』(日美19) 岡本良知 平凡社 昭和42 『絵馬』(日美92)河田貞 昭和49 『支那人名辞典』上・中・下 大正15 『書画鑑定法』平渡緒川 大正7 『中国歴代書画篆刻家字号索引』中国書画研究資料社                             中華民国69

骨董品・美術品の「売却」や「整理」をお考えでしたら、まずは弊社に資料をご請求ください。

1)出品査定

出品の受付は随時おこなっておりますので、まずは電話・FAX・Email等でお気軽にご相談ください。

出品査定は無料でおこないます。査定方法は以下のいずれかとなります。会員登録がお済みでない場合は身分証 (運転免許証・健康保険証・パスポートなど)の提示をお願い致します。

現品査定…作品をご持参いただくか宅送でお送りいただき、弊社スタッフが現品を確認いたします。 簡易査定…作品の詳細情報(画像・品名・寸法など)を郵送やEmailでお送りください。

2)作品預り

作品の移動開始と共に出品契約が始動いたします。出張集荷時には、お預かりの証として手書きの預書を作成しお渡 しいたします。集荷は弊社スタッフか運送業者を派遣いたします。集荷費用(運送費・人件費)は依頼主負担。 査定時に現品をお送り頂いている場合は、正式に作品受付した後に預書を発行いたします。

3)最低価格の決定

最低価格は5万円以上とします。特集については5万円未満の出品も可能ですが、経費の負担率が大きいためお勧めで きません。出品者に希望価格がある場合には、それをもとに合議します。弊社一任の場合は、最低価格を提示いたしま す。

4)カタログ作製

カメラマンによる撮影、作品を分類して編集、その後印刷へと工程を進めます。

最低価格や作品により掲載のカット数や大きさが異なりますが、編集に関しましては弊社一任となります。作品を手 放されたあとでも掲載されたカタログがお手元に残ります。

5)オークション、再販

カタログ発行・下見会・入札受付・入札締切 入札締切日から14日間を再販期間とし、オークションで落札されなかった作品は先着順にカタログ記載の最低価格で 販売されます。 出品する    オークションご利用ガイド 出品査定 作品預り 最低価格の決定 出品受付書発行 カタログ作製 オークション お支払い

オークション終了後、所定の出品支払日(入札締切日より約一ヶ月後)に、売上から出品手数料・諸費用を差し引き、 事前に希望された受取方法(現金・銀行振込)でお支払いをいたします。振込を選択された場合は所定日に、現金を 選択された場合は、所定日以降ご来社前にご連絡ください。落札者からの入金が遅延した場合には入金を確認して後 の決済となります。

・不落札作品について

オークションで落札されなかった作品及び辞退品は再出品(一定の期間をおいて再度出品)の場合を除き、出品支払日 より30日以内に引き取りを完了してください。ご来社による引き取りを原則といたしますが、宅配便等の手配も承り ます。梱包料・運送保険料は出品者負担。引き取りが所定の期間を過ぎる場合は必ず事前にご相談ください。

■保険料

地震などの自然災害による破損・消滅を除く損害(火災・盗難・破損)を補填します。落札・不落札に関わらず、 出品者の負担となり、料率は最低価格の05%。※作品の移動及び最低価格が未定の作品は対象外。 例)最低価格100万円の場合…5,000円

■掲載写真カット料

1カットにつき1,000円。落札・不落札に関わらず出品者の負担となります。(再出品の場合も同様)

例)①作品

■保管資材料

保管期間中の事故を回避するために、養生箱(紙箱)を個別に作ります。木箱付の場合は不要。

落札・不落札に関わらず出品者の負担となります。 例)30cm×30cm×30cmの場合…約1,200円/箱  出品作品が、標準的な男性が一人で搬入不可能な作品については、1万円~をご負担いただきます。

6)お支払い
不落札の場合落札の場合 猿撮影料 猿保険料 猿撮影料      猿保険料      猿出品手数料    猿出品手数料消費税 猿カタログ掲載料  必要経費 猿作品宅送料  猿保管資材料(大型・重量品)別途 猿梱包資材料  猿修理代   その他 必要に応じて 携敬 恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵携 敬 恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵携恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵恵敬 出品諸経費 ■出品に伴う基本的な経費について
+ ②箱書 = 2,000円(2カット使用)

掲載料サイズ 30,000円1ページ 15,000円1/2ページ 10,000円1/3ページ

7,500円1/4ページ

5,000円1/6ページ

3,500円1/9ページ 3,000円1/10ページ

2,500円1/12ページ 1,500円1/20ページ 一律 500円写真なし

※不落札の場合は免除(無料)。

出品手数料

■鑑定費用

専門機関または専門家による鑑定を行います。

30,000~50,000円/点

3,000~5,000円/点

3,000円/点

一作品につき、落札価格10万円未満は15%、10万円以上は10%(別途消費税)

例)最低価格10万円/落札価格20万円

手数料 20,000円

消費税 2,000円

掲載料(1/6サイズ) 5000円

カット料(1カット) 1,000円

保険料 500円

保管資材料 1100円

出品者受取金額 170,400円

※不落札(仮定)の場合の経費負担   カット料(1カット) 1,000円

保険料 500円   保管資材料 1100円

■不落札品の管理

出品精算日より無償保管期間30日を過ぎますと倉庫業者に管理を委託し、一作品300円/日の有償となります。保管中 のコンディションの変化や破損に伴う損害は補償外。保管料が発生した時点から二ヶ月が経過した場合は、保管作品 の処分が弊社に一任されます。

※再出品のための滞留は無償。

著名物故作家
宝石・貴金属類
刀剣類
■経費の負担例
■カタログ掲載費用

TheBiddingProcess

Ifyouwishtoputinabid:

Makingabidinvolvesthefollowingprocedure

Pleasefillinallnecessaryitemsonthebidform(enclosedattheendofthiscataloguewithanentry example)andsubmittoKogirekaibypost,email,fax,orinpersonAllentryformsmustreachusno laterthantheclosingdatefortenders.Pleasespecifyamethodofdeliveryontheform.Ifno specificationsaremade,auctionedarticleswillbeshippedroughly10daysafterpaymenthasbeen confirmed

*Alterationsadditionsandcancelationsofbidsandbiddingpricescanbemadeuntiltheclosingdate

*Thedatainthiscatalogueisforreferentialpurposesonly,andcancelationsofbidsduetomisinformationorinsufficient informationwillnotbeaccepted

*Thespecifiedreturnenvelopestake3to4dayslongerthanordinarypostKeepingthisinmindpleasemailyourbidformin assoonaspossible

*IfyouareforeigntoJapanandthisisyourfirsttimetoparticipateinaKogirekaiauction,youarerequiredtomakeadeposit of30%ofyourbiddingpriceinadvanceWithoutthisdeposityourbidwillremaininvalidIfyouareunsuccessfulinyourbid youwillbefullyrefunded

*Pleasebesuretoreadthetermsofagreementattheendofthiscatalogue

Pleasenotethatwewillbeunabletoissuenotesofconfirmationregardingbidformsthatarrivelessthanthreedayspriortothe closingdate

Uponreceivingyourform,wewillsendyouanoteofconfirmation

Pleasereadyournoteofconfirmationcarefully

Alterations,additions,andcancelationsofbidsandbiddingpricescanbemadeuntiltheclosingdate

*Ifyoudonotreceiveanoteofconfirmation,pleasecontactKogirekai,asitispossiblethatyourbidformhasnotreachedus

PreliminaryinspectioninKyoto

*Wewillbeacceptingbidsoutsidethepreliminaryinspectionperiodaswell

Allarticlesinthiscataloguewillbeexhibitedatthepreliminaryinspection,anopportunitytoexaminetheconditionand

○Preliminaryinspection
Businesshours:10:00~17:00Closed:Sundaysandholidays(However,wewillbeopenonthesedaysduringthepreliminary inspection)Weacceptfaxmessagesatallhours
colorofarticlesinperson (Allarticlesshowvaryingdegreesofdamageandwearduetoaging) ○ConditionReport Forthosewhoareunabletoparticipateinthepreliminaryinspectionweprovidereportsontheconditionofeacharticlewith imagesofaspecifiedareaofthearticleWewillrespondtorequestsforconditionreportsintheorderoftheirarrival Dependingonthenumberofrequestswereceive,wemaynotbeabletoprovideallthereportsbeforetheclosingdate (1)Makeabid (2)Confirmation (1)Makeabid (2)Confirmation (3)BidOpening (4)Results (5)Payment (6)Delivery ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

Determinationofsuccessfulbidsandbidders

BidswillbeopenedaftertheclosingdateThehighestbidforeacharticlewillbethesuccessfulbidIfmultiplebidderstieforthe highestbid,thearticlewillbesoldtothebidderwhosebidformarrivedatKogirekaiearliestProcessingthebidswilltakeseveral days

ThemostrecentbidformsentinbytheclosingdatewillbethebiddersfinalsubmissionOncethehighestbidshavebeen determinedbidderswillnotbepermittedtochangetheirbiddingprices

*Bidsreceivedaftertheclosingdatewillbeconsideredinvalid,regardlessofbiddingprice,ifabidforthearticlehasalready beenacceptedIfnobidshavebeensubmittedtothearticle,however,thearticlewillbeputupforaresale(Pleaserefertothe descriptionbelow.)

Theresultsoftheauctionwillbesentbyemailorfaxtoallbiddersregardlessoftheirsuccess

<Commission>

Inadditiontothehammerprice,thebuyerwillberequiredtopayacommissionatarateof16.5%of eachlotwhenthehammerpriceislessthan1,000,000yen,and165%upto1,000,000yenand11% thereafterofeachlotwhenthenhammerpriceis1,000,000yenormore Forexample,whenthehammerpriceis1,200,000yen,thecalculationisasbelow. 1,000,000×165%+200,000×11%=187,000

Theabovecalculationsdonotincludeshippingfees

■Resale

Articlesforwhichnobidshavebeenacceptedwillberesoldatreservepricestothefirstpaymentofferwereceive

MethodsofpaymentincludethefollowingPleasebesuretomakeyourpaymentbythedeadline

a.Cash

*Pleasenotifyusinadvancebeforevisitingusinperson

b.PostalTransfer

*ApostaltransferformwillbeenclosedintheresultsAlltransferfeeswillbebornebyus(Confirmingpaymentstakesabout4 daysIfyouwishtoreceiveyourarticlesooner,pleasefaxusareceiptconfirmingyourpayment)

cBankTransfer

*AnyensuingtransferfeeswillbebornebythecustomerPleasedepositnecessaryamountintotheaccountspecifiedinthe results

Articlesmaybeacquiredafterpaymenthasbeenconfirmed

Ifnomethodofdeliveryhasbeenspecifiedonthebidform,wewillarrangeforauctionedarticlestobepackagedandsent(using methodabelow)about10daysafterwehaveconfirmedyourpayment

aPackagingandshippingbycourierservice

*Shippingfeesmustbebornebysuccessfulbidders(Pleaserefertotheshippingfeechartattheendofthiscatalogue)Your shippingbillwillbeenclosedwiththeauctionedarticle Regardingarticleswhicharedifficulttoship,pleasecontactustoreceiveaquotationoftheshippingcosts

*ShipmentsoutsideJapanwillbemadeafterbiddershaveconfirmedandagreedtothewrittenquotationofshippingfeeswe sendthem.

bRetrieval *Pleasenotifyusinadvancebeforevisitingusinperson

Onthespotexchangesofcashandauctionedarticlesarealsopermitted

Ifyouhavemadeyourpaymentinadvancehoweverpleasebringthereceipt

Thetermofarticledeliveryislimitedto30daysafterthebiddeadline.

Afterthisterm,storageofarticleswillcost¥300perdayperarticle

Forfurtherdetailsontheauction,pleasecontactouroffice: Tel:075 254 8851 E mail:office@kogirekaicojp (3)BidOpening (4)Results (5)Payment (6)Delivery

KogirekaiAuctionTermsofAgreement

Pleasenotethatallsuccessfulbiddersareresponsibleforpaying thehammerpriceandwillbecharged30% oftheirhammer priceinthecaseofcancelation

GeneralClause

1AllKogirekaiauctionsandresaleshallbecarriedoutaccording totheJapanesetermsofagreementpublishedinthemostrecent Kogirekaicatalogue

2Uponregisteringarticlesorenteringabid,sellersandbidderswill beviewedashavingacknowledgedthetermsofagreement

3AnydisputeswhichmayarisefromaKogirekaiauctionshallbe subjecttothejurisdictionoftheKyotoDistrictCourt

4AllrightsarereservedbyKogirekaiCo,Ltd

DetailedClause

A.Cataloguesandpreliminaryinspections

1Kogirekaiauctioncataloguescontainingphotos,descriptions andthereservepriceofarticlesputupforauctioncanbeacquired forafeeincludingconsumptiontaxandshipping

2Descriptionsinthecatalogueincludesuchinformationasthe registrationnumbertitlequantityandmeasurementsofarticlesput upforauction

3Alldescriptionsofarticles,aswellasassessmentsregardingthe timeoftheircreationareinterpretationsmadebyKogirekaiatthe timeofregistrationandareforreferentialpurposesonlyTheyare notguaranteedandareinsufficientasadefinitebasisfor judgmentKogirekaiwillnotcompensateorbearresponsibilityfor anyissueswhichmayariseduetoerroneousdescriptionsinthe auctioncatalogueWewillhowevercorrectanynoticeableerrors upondiscoveryIfthereisacleardiscrepancyinopinionbetween usandasellerregardinganarticleandthelatteropinionisapplied inthecataloguedescription,wewillindicatethatitreflectsthe seller’sstanceattheendofthedescription

4Thedatainthiscatalogueisforreferentialpurposesonly,and cancelationsofbidsduetomisinformationorinsufficient informationandcomplaintsaboutdamagedarticleswillnotbe acceptedoncethesuccessfulbiddershavebeendeterminedAlso pleasenotethatKogirekaidoesnotconfirmorguaranteethe mechanicalperformanceofmachinerysuchaswatches

5Itisuponbidderstoconfirmscratches,stainsandotherdamage ofarticlesinpersonatthepreliminaryinspectionAsanauxiliary means,however,werespondtorequestsforconditionreportsby phone

6Weprovideconditionreportsonlyduringthespecifiedperiod

7Publicpreliminaryinspectionswillbeheldduringthespecified period

B.Enteringbids

1Beforeenteringabid,biddersarerequiredtoregistertheirname andaddressandsubmittheirbankcertificatealongwithcopiesof officialidentificationdocuments(suchastheirdriver’slicense, healthinsurancecardorpassport)Pleasebesuretoreadthe biddingrequirementscarefullyKogirekaireservestherightto refuseorcanceltheregistrationofabidderwhoseapplication Kogirekaibelievesmayobstructtheoperationoftheauction

2Inordertoenterabid,entertheregistrationnumberofthearticle youwishtopurchaseandyourdesiredbiddingpriceonthe specifiedbidform.Bidsmaybesubmittedbypost(Pleaseusethe specifiedenvelope),faxorinpersonIfthetitleandnumberofan itementeredonabidformdonotcorrespondKogirekaiwilldecide whichtoputthroughwithoutconsultingthebidder

3Bidslowerthanthereservepricewillbeineffective

4IfyouareforeigntoJapanandthisisyourfirsttimeto participateinaKogirekaiauction,youarerequiredtomakea depositof30%ofyourbiddingpricebytheclosingdateWithout thisdeposit,yourbidwillremaininvalidAftertheopeningofthe bids,youwillreceiveafull,promptrefundUponrequest,however, thedepositmayberetainedleavingsuccessfulbidderstobe chargedtheremaining70%oftheirbiddingprice

5Kogirekaidoesnotacceptnegotiationstosellunsoldarticles belowthereservepriceNeitherwillwerespondtorequeststo mediatebetweensellersandsuccessfulbidders

6Biddershavetheoptionoflimitingtheirtotalbiddingpriceby

TheKogirekaiauctiontermsofmanagementconsistofageneral clauseanddetailedclausesA,BandC. ClausesA,BandCeachconcerncataloguesandpreliminary inspectionsenteringbidsandlistingarticlesrespectively

enteringtheirbudgetintherelevantcolumnonthebidform.Ifno prioritysequenceisclarified(Pleasenumberthearticlesoutsideof theframetoclarifytheprioritysequence)andthetotalpriceof successfulbidsexceedstheenteredlimitKogirekaiwillarbitrarily decidewhichsuccessfulbidstoputthrough

7Lotbiddingamethodofbiddingforsimilaritemscollectively requiresconsultationinadvanceInordertomakealotbid,enter thetotalbiddingpriceontheform.Ifthetotalbiddingpriceofalot bidderisthesameasthetotalofallhighestindividualbidsforthe collectionofitems,thelotbiddershalloverruletheindividual bidders

8Bidswillbeacceptedfromthedatethecatalogueisissueduntil thespecifiedtimeoftheclosingdateBidformssubmittedbypost orfaxwillbeeffectiveonlyiftheyreachKogirekaibythespecified timeoftheclosingdate

9Alterations,additions,andcancelationsofbidsandbidding pricescanbemadeuntiltheclosingdateThemostrecentbidform sentinbeforetheclosingdatewillbethebidder’sfinalsubmission

10Thebidswillbeopenedimmediatelyaftertheclosingdate,and eacharticlewillbesoldtothehighestbidderAfterthesuccessful biddershavebeendeterminedtheresultsoftheauctionwillbe senttoallbiddersInthecaseofdelayedcontactwiththe successfulbidder,wewillrespondappropriatelyThebidopening processwillnotbeopentothepublic

11Foreachauctionedarticle,successfulbidderswillberequired topayacommissionfeewhichpercentagedependsonthetotalbid price,andconsumptiontaxonthecommissioninadditiontotheir hammerprice

12Hammerpriceswillbesenttoallbiddersandpublishedinthe nextKogirekaiauctioncatalogue

13Ifmultiplebidderstieforthehighestbidthearticlewillbesold tothebidderwhoseformarrivedatKogirekaiearliest

14Nosuccessfulbidmaybecanceledaftertheclosingdate Delayedpaymentsandothersuchproblems,however,willbe resolvedwithinaspecifiedperiodbychargingthebiddera cancelationfeeof30%oftheirhammerprice(50%ofthe cancellationfeewillinturnbepaidtotheseller)Ifagreement cannotbereachedthroughnegotiationthematterwillbesubject tothelegalproceedingsoftheKyotoDistrictCourtAlllegal expensesmustbebornebythebidderKogirekaiwillnotdo businesswithsuchbiddersthereafter

1550%ofthecancellationfeewillbepaidtotheseller,unless Kogirekaiisunabletocollectthefeefromthebidder

16Paymentsmustbemadewithinthedeadlinethroughcashor depositsintoaspecifiedbankaccountUnlessthenecessary cancelationprocedurehasbeencompletedbidderswillberequired topayaninterestrateof01%oftheirtotalpaymentforeveryday theyarelateinmakingtheirpayment

17Weareopentorequestsfrompublicinstitutionssuchasart museumsthatwishtoextendtheirpaymentdeadlinebeforehand 18Ifasuccessfulbiddercancelstheirbid,thearticlewillbesoldto thesecondhighestbidderatthebiddingpricetheysubmitted 19Assoonaspaymentforauctionedarticleshasbeenconfirmed successfulbiddersmaycollecttheirarticlesUponrequestwewill alsotakeontheprocedureofpackagingandshippingauctioned articlesatKogirekaiInthiscase,bidderswillbechargeda packagingfeeandmustbearallshippingfeesandpremiumsthat ensueSimilarly,bidderswhocommissionthepackagingofan article(includingbreakablesandnonstandardsizeobjects)toa shippingcompanywillberequiredtobearallcostsOnemonth afterthepaymentdeadlinestorageofarticleswillcost¥300per dayperarticle

20AsarulebiddersoutsideofJapanwillberequiredtomake theirpaymentsincashtotheKogirekaioffice,andsection19 abovewillbeappliedtotheshippingofarticlesoutsideJapanas well

21Kogirekaiwillnotrespondtoanycomplaintsoncepayments havebeenmadetotheseller

22Bidsreceivedaftertheclosingdatewillbeconsideredinvalid

regardlessofthebiddingprice,ifabidforthearticlehasalready beenacceptedIfnobidhasbeenacceptedforthearticle,however, thearticlewillberesoldatthereservepricetothefirstpayment offerwereceiveUnsoldarticleswillbeputupforresaleuntila specifieddateaftertheauction

23Paymentsforresoldarticlesmustbemadewithin10daysafter purchasehasbeendeterminedBidderswhocanceltheirpurchase afteraresaletothemhasbeendeterminedwillbechargeda cancelationfeeof30%ofthereserveprice

24Wewillnotrespondtoinquiriesregardingtheauctionresults forthreedaysaftertheclosingdate

25Articleswithpartsmadeofanimalsprotectedbythe WashingtonConvention(suchasivorycoralcrocodileand alligatorskin)cannotbeshippedoutsideofJapan

26Asarule,werequestthatbiddersarrangefortheshippingof articlesdifficulttoshipthemselves(Forexample,oversizedor heavyarticles)UponrequestofbidderswhowishKogirekaito packageandshiptheirarticles,Kogirekaiwillprovideawritten quotationofallensuingcosts

C.ListingArticles

1AllitemsthatfollowKogirekaistandardsshallbelistedandput upforauctionWeprovidefreeconsultationThecriteriaassessing thesuitabilityofitemsfortheKogirekaiauctionreflectthecurrent stanceofKogirekaiandareliabletochangebasedonour judgmentfrompastexperiencesandothercircumstancesEven articlesthatweresoldinpreviousKogirekaiauctionsmaynolonger qualify

2Inordertoputanitemupforauctionsellersarerequiredto presentofficialidentificationdocuments(suchasadriverslicense healthinsurancecardorpassport)Kogirekaireservestherightto refuseorcanceltheregistrationofasellerwhoseapplication Kogirekaibelievesmayobstructtheoperationoftheauction

3Thereservepriceofeacharticlemustbenolowerthan¥50,000, andthelistingofcertainarticlesmaybedeniedWeareopento consultationregardingthereserveprice

4Kogirekaimaycancelthelistingofanarticleafterthepublication ofthecatalogueInthiscasethesellermustbearallexpenses exceptforlistingfeeswhichwillbebornebyKogirekai

5Reserveprices(minimumdesiredsellingprices)mustbedecided byKogirekaiandsellersthroughdiscussionandprintedinthe auctioncatalogue

6EvenarticlesthatweresoldinpreviousKogirekaiauctionsmay nolongerqualifyforauctiondependingonthecurrentregulations

7Forfurtherinformationonlistingpricespleaserefertoour separatedocumentonthesubject

8Kogirekaireservesthecopyrightandusagerightsregardingall photostakenbyKogirekaievenaftertheauction

9Ifasellersmakesanyrequestsregardingthephotosoftheir articles(size,thenumberofshotstaken,etc)andKogirekai obliges,theywillbechargedthefulllistingfee,regardlessof whethertheyaresuccessfulinsellingtheirarticleornot

10Thesellerwillberequiredtopayacommissionatarateof 165%ofeachlotwhenthesellingpriceislessthan100000yen and11%ofeachlotwhenthesellingpriceis100000yenormore

11Sellerswillbeinformedoftheauctionresultsbyaninterim report,tobefollowedbyanofficialreportoncebidders’payments havebeenconfirmed

12Sellerswillbepaidwithin30daysafterthesuccessfulbidder hasbeendeterminedIfthebidderislateinmakingtheirpayment, sellerswillreceivepaymentonlyafterthebidder’spaymenthas beenconfirmed

13Ifarticlesaredamagedorlostinaccidentssuchasfireortheft whileunderourcare,thesellerwillcoverthedamagebypayingan insurancepremiumof05%thereservepriceWhileotherdamage willbecoveredbystandardinsurance,Kogirekaiwillbeexempt frompaymentsof¥50,000orless,andnomorethan80%ofthe reservepricewillbeinsuredDamagecausedbyearthquakes, thunderstormsandothernaturaldisasterswillnotbeinsuredAny

issueswillbesettledaccordingtothetermsoftheinsurancepolicy employedKogirekaiwillnotcompensatearticlesdamagedby conditionsforwhichwebearnoresponsibility(changesinweather indoorenvironmenttemperaturehumidityandsoon)unlessthe articleiscompletelydestroyedinwhichcasethesellerwillreceive upto5%ofthereservepriceIfanarticleisdestroyedbeforea reservepricehasbeenagreedupon,thesellerwillreceiveupto ¥50,000incompensation

14Theinsuranceandcompensationinaboveclause13doesnot coverdamageinflictedonunlistedarticlesduringshipping

15Allpackagingmaterials(paper,woodenboxes)andevaluations ofarticlesbyanappraisermustbepaidforbythesellerForfurther informationpleaserefertoourseparatedocumentonpackaging materialsandexpenses

16Unsoldarticleswillbereturnedtosellersafteracertainamount oftimeThesellermustbearallshippingfeestohaveunsold articlesreturned

17Thecontractcomesintoforceafter5daysoflisting confirmationformispublishedAnycancelationsbysellersafter listingconfirmationformispublishedwillbechargedapenalty Sellerswhocancelthelistingofanarticlepriortothepublicationof thecataloguewillbechargedapenaltyof30%thereservepriceIf thelistingofanarticleiscanceledafterpublication,thesellerwill bechargedvariousexpensesincludingthelistingfee,photography fee,insurance,packingmaterialsandpenaltyof30%thereserve price

18ArticlesbeingtransportedinKogirekaivehiclesareuninsured Sellerswhofeeltheneedtoinsuretheirarticlesshouldmake arrangementspersonally

19ArticlesstoredbyKogirekaiareuninsuredwhilebeing transportedbetweenourfacilitiesusingpublicroads

禁、無断転載 複製 発行日 2022年10月14日 issued; 14th Oct. 2022 http://www.kogire-kai.co.jp e-mail office@kogire-kai.co.jp 〒604-0811 京都市中京区堺町通二条上る亀屋町176 TEL.075-254-8851 FAX.075-254-8854 176, Kameya-cho, Nakagyo-ku, Kyoto, 604-0811 JAPAN.

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