AP撮影
寒さを楽しむ人々
かさみ、 液 体ワイパー だ け メ ンス 社 の 資 料 に よ れ ば、
ドイツのボッシュ社やシー
脈﹂となった。
加湿器メーカーにとって﹁金
かかる。 熱 技 術を用いれば、
%ほ
ど暖 房 費 を 節 約できるとい 都 市 化 と と も に 伝 統 は ところ﹁集中暖房﹂が唯一可
う。 にもかかわ ら ず、 今の
過 去のものとなりつつある。 能なモデルであるようだ。
雪 は 道 端 に 寄 せ ら れて、 暖房 まれ、 200 ある融雪施設
・ できた 雪の山 が ダンプに積
日ほど雪が降
管 理 システムで行 わ れてい で家庭に直接運ばれる。
度! が、 愛 用のソ連 時 代の木 製
た若 者たちを楽 々と追いぬ
かなかった。 結 果 を 受 け て メ ド ベー ジェフ大統領は、﹁我々は連 く、 不 本 意 な 結 果に終 わっ 立と超党派連合に向け、 合
らし、 ようやく過 半 数に届
議 席が配 分される5 %に届
現体制に﹁ノー!﹂
各地で抗議の波
ス チック 製 のス キ ー を 履い ることも珍しくない。
暖 房による空 気の乾 燥は、スキ ーを 履いて、 強 化 プラ く︱。こんな 光 景 を 目にす
で、 室温を調整する。
サハ共和国で マイナス
ロシアと聞くと、多くの日本人は寒さを想像し、思わず縮こまる。もっとも、この 国は、一月の平均気温がプラス 度の黒海沿岸の亜熱帯から北極圏まで気候に幅が
分おきに除 雪 車
ある。だが、寒いところは途方もなく寒い。サハ共和国のオイミャコン市では、昨年
大 変で、
マイナス 度の最低気温を記録した。 寒さと除雪
度 ほ ど。 最 低 記 録 は
キ
モスクワでは 冬 は お よ そ の横 隊 が 道 路 を 進 んでいく。でも一日 5 リット ル 分 ほ ど ロシアで現 代 的 な 暖 房 と 断 4 カ 月 続 き、 1 月 と 2 月 一台で一時 間 にお よ そ ス
の 平 均 最 低 気 温 は マイ ナ ロの区間を除雪する。
2 度 だ。
1 9 4 0 年のマイ ナス
とができる。 除 雪 装 置の維
る。 日 本の豪 雪 地 帯に比べ の一つへ運ばれる。 そうした 現 代のロシアでは も う 暖 炉 パイ プラインが 凍 ら ない 月4日に、国家会議︵下 れば 積 雪 量 は ずっと 少 ない 施 設では、一日に3 0 0 ト ︵ペチカ︶の上で脇腹を暖め ように、 温 水はまず発 電 所 院︶選挙が行われ、 与党﹁統 が、一夜で セ ンチ 積 もる ンほ どの雪 を 水に変 えるこ ることはなく、 暖 房は集 中 で温 め られてか ら、 パイ プ 一ロシア﹂は、議席を も減 こともある。 人 々 は、 酷 寒の戸 外へ向
る。
︵﹁ロシアNOW﹂・アレク セイ・クネリツ、モリッツ・ ガッツマン︶
日のモスクワ大 集 会の 参 加 者は、 独 立 系マスコミ た。サンクトペテルブルクの
の推計では3、4万人に上っ 7千人集会など、抗議行動 は全国各地に広がった。 何 が 起 き て い る の か? こ れからどうなるか?
ジャ ー ナ リ ス ト の ド ミ ト
日
実 験 は 火 星への有 人 飛 行
実験﹁火星500﹂終了
月
じゃない。 政 権は、 作 戦を
変えて﹃ガス抜き﹄させただ
けで、 何 も 変 わりはしない
だろう﹂と冷めた意見だ。
ジャーナリスト、レオニー
ド・ ラジホフスキ ー 氏 は 対
﹁ 問 題 は、 今 回 の投 票 だ
照的な見方をとる。
けでな く、 現 在の政 治シス
テム 全 体 が﹃ニセモノ﹄ だ
民 のプー チンへの愛 は 冷 め
ということ だ。 明 らかに国
や 人 気 回 復の手 だてはない。
てし まった が、 彼 には も は
彼 が 作ったシステム は、 お
そらく今 後6 年 間で崩れて
の任期になるだろう﹂︵コメ
いく。これが プー チン最 後
今 後のシナリオは、 来 年
ルサント紙︶。
指 すプーチン氏を頂 点とす
3 月に大 統 領 返り咲きを目
る政権・与党が、 民意を取
日
われ、与党﹁統一ロシア﹂の得
国家会議︵下院︶選挙が行
下院選挙と抗議運動
月
雄 介︶
り 戻 せる か ど う かにか かっ 党がオール与 党 化して以 来、 独立系の経済専門テレビ リー・ グルホフスキー氏は、 ている。 局 R B Cによれば、 作 家、 ﹁あれは 野 党の勝 利 な んか ︵﹁ロシア N O W ﹂・ 佐 藤 数万人規模の反政権集会は
初めてのことだ。
ロシア十大ニュース
プーチン大統領時代に政
『デモの惑星』 12月24日に選挙結果に抗 議すべく再び飛来か。
度 を 下 回った 昨 冬で
する兆しも見せている。
たにもかかわらず、インター チェン分 離 独 立 派 武 装 勢 力 弊紙﹃ロシアNOW﹄ ネットには、 予 め 投 票 箱に のド ク・ ウマロフが 犯 行 声 日本語版創刊! 目 的 は、 隣 国ロシアで今 明を出した。 同 空 港の到 着
票の束 が 入っていた り、 与
64
億
イリア・ワルラーモフ 撮影
3
信 仰を目の当たりにで
聖 母マリアが 身につ のなかに保 たれていた
49
都市で公開
ソ連 時 代の無 神 論に
月の 日間、モス きた﹂と喜んだ。
キリル総主教は﹁民衆
﹃ 奇 跡 ﹄ を 待つし か な
︵ニュース・ルー︶
は 教 会 関 係 者 も 驚 き、 ている。
前代未聞の大行列に いのでしょう﹂と分析し
るという。
安産などのご利益があ 安な状況では、 人々は
保管されており、 子宝、られずしかも先行き不
シャ北 部 ︶の修 道 院で 批判的です。 何も信じ
の聖 地アトス山︵ギリ らず、 教会にも極めて
とされる ギ リシャ正 教 国家も役人も信じてお
帯は、 聖母が訪れた 究所︶は﹁人々はもはや
なった。
デ ミ ー・ヨーロッパ研
時間待ちの大行列と ルンキン氏︵科 学アカ
の長さに達し、 最 高で だが、宗教学者ロマン・
者の列は一時4・5キロ のが教会関係者の見方
拝 観 し た。 拝 観 希 望 たれていた 証、 という
され、約100万人が もかかわらず信仰が保
クワなど
∼
けたとされる帯が、
「聖母の帯」拝観に約 100 万人
ナス
さえ大 きな事 故は起こらな
月 日
用は約500億円。
10
起 きていることを 日 本の読
フ監督の﹃ファウスト﹄ に 金獅子賞 第 回 ベネツィア国 際 映 画祭で、﹁観た者すべてを永 久に変える映画﹂との評価に
響 が 戻った ほ か、 ステ ー ジ
人と乗 員8 人を乗
ヤロスラブリ市の空 港で、 欧 州 最 大となった。 改 修 費 選手
15 40
者にもっと知ってもらうこと。 アレクサンドル・ソクーロ 月 日
遊覧船﹁ブルガリア﹂号 沈没事故 惨 事 はタタルスタン共 和 450のうち23 8 ︵前回
ボリショイ劇場復活! 6 年に及 ぶ改 修工 事の後、 オペラとバレエの殿堂の本館 アイスホッケーチーム ﹁ロコモ
も m × m に拡 大されて
が 復 活。 かつての抜 群の音 チフ﹂ のチャーター機が墜落
月 日
理が指摘された。
するなど、 ずさんな安 全 管
9 人を次 々に殺 傷した事 件。 ンジンが故 障 したまま 出 航
タ イ ム 制 が 廃 止。 この 日、 ロシア人 は、 時 計の針 を 1
月 日
蒸し風呂は、 高温︵ 特徴。
れば、 それは逆 効 果となり
1 0 0 度︶で高 湿 度なのが
内 務 省 職 員による一般 市
68
雪 が降 り始 めると、 市の 持 費として市は年 間 約
モスクワ郊外に住む小学生女子マリアナ・ナウモワさん (12)は、11月にラトビア共和国で行われたWPC世界ベン チプレス選手権大会で、67.5、70、72.5 、75キロを立て続けに 挙げて優勝した。 これらはいずれも13−15歳クラスの世界記 録。 末恐ろしい。 (ロシア通信)
79
11
10
28
凍った 湖では、 日 頃の慌
た だ しさを 逃 れてきたロシ % ︵同 ・6%︶で 議 アの男たちの姿が見られる。 席、 今回、 反政権の立場を
5 千∼7 千人が都心で抗議 集会を開き、 不正選挙を糾
1 9 1 7 年 以 来のサマー
彼 ら は、 防 寒 着 に 身 を 包 打 ち 出 し た ﹁ 公 正 ロ シ ア ﹂ は か えって有 権 者の信 頼 を 失 事態を受け、 内務省を改革 み、 砕 氷 具で氷に穴を開 け ・ %︵同7・7%︶で うと 政 権・ 与 党 は 思い知っ する警察法が採択。 ると、 魚が冬 眠から目 覚め 議 席 、 極 右 、 自 由 民 主 党 は た でしょう﹂とイリーナ・ハ て 餌 に食いつくのを 待 ち な ・ %︵同8・1%︶で カマダ元下院副議長は言う。 月 日 センチの穴の 議席と、それぞれ大幅増だっ 選 挙 翌 日 の 日 に は、 サマータイムよ、さらば た。 西欧型民主主義を目指
9
11
す﹁ヤブロコ﹂は3 ・ %で、 弾。
21
2
10
21
が ら、 直 径
前に何時間も座っている。 森 や野 原ではスキーを 楽 しむ人が多い。 年 金 生 活 者
7 37
7
円を支出している。
モスクワを季節ごとにライトアップ
氷点下 度で水浴 た。 追い討 ちをかけるよ う 意 していかな ければな らな ロシ ア 正 教 徒 が イエス・ に、 不 正 選 挙に抗 議 する集 いだ ろ う﹂ と 語った が、 問
ペトロパブロフスク聖堂の尖塔から謎の スカイダイビング 9
24
1
27
インタビュー けて窓 を 開 け 閉 めすること
4
ニュースブリーフ
しっかり擦って暖かく着こむ % 与 党 ﹁ 統 一 ロ シ ア ﹂ が ・ B B C の 報 道 に よ る と 、 月 日 か、 もっといいのは、 蒸 し ︵ 前 回 ・ 3 %︶ と % を ﹁ 地 方 事 務 所 は 我 々に、 大 風 呂へ行 くこと。ロシアの 割り込み、 獲得議席は定数 規模な違反・不正行為を証 ﹁警察﹂法の採択 49
かった。 万一に 備 えて 救 護 ﹁統一ロシア﹂ 5割取れず 党の運動員が複数回投票し ロビーには、 金 属 探 知 機 を 班が常に待機しているのだ。 全 国の投 票 率は ・2% た り と いった 映 像 が 流 れ、 通 過せずに出 入 りできるな 三 度 浸 かった ら、 身 体 を ︵前回 ・8%︶ 。 得票率は、 市民の抗議の波が広がった。 どの欠陥があった。 60
1
3
2011(平成23年)12月20日(火曜日) Distributed with The Yomiuri Shimbun ド ライバーも冬は出 費 が
を 想 定 した もの。ロシア人
12
摘。
拠 立てる何 千 件にもおよぶ
10
5
3 15︶と、 辛くも過半数 電話をかけてきた﹂と、イワ 民に対する犯罪が相次いだ。 国のボルガ川で起 きた。 定 より、 満場一致で選ばれた。 を確保するにとどまった。 ン・メー リニコフ共 産 党 副 最大の衝撃は、 2009 年 員1 40 人を大幅に上回る 映 画は文 豪 ゲーテの悲 劇の 4月モスクワで、デニス・エ 2 0 1 人 が 乗ってお り、 救 ﹁自由な解釈﹂。 野 党 は、 共 産 党 が ・ 議長は語った。 ﹁ 選 挙 結 果 を か さ 上 げ す フシュコフ少佐がピストルで 助 されたのは 人。 左 側エ
度∼
7
2
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64
13
公益事業局除雪車が出動す る。 長いこと 降 りし きると
ロシア通信撮影
4
中に「弱肉強食」の世界に飛び込む愚を指
題 はこれだ けでは 終 わ らな
11 月 20 日、正体不明の2人組が、サンクトペテルブルク の名所、ペトロパブロフスク聖堂のてっぺんの天使像によじ 登り、122mの高さからパラシュートで見事なダイビング を演じて見せた。 尖塔は、普段は立ち入り禁止で、厳重に鍵がかかっている。 聖堂の届け出を受けた市警察は「実被害は出ていないし、 スカイダイビングは犯罪ではない」 と静観の構え。 (国営テレビ 「第1チャンネル」 ・ミハイル・アキンチェンコ)
44 42
を促すと言う。反対論者は、 不景気の最 かった。
21
決まったが、議論はやまない。賛成論者は、
キリストの洗 礼を祝 う1 月 会が選挙直後から全国各地 日は、﹁セイウチ﹂にとっ で開かれ、 月 日の土 曜
WWW.ROSHIANOW.JP
右)が優勝、前年の優勝者ダリ ア・コノバロワさん(同左)の祝 福を受けた。ナタリアさんは国 立財政金融大学の大学院生で、 昨年度 「ミス・モスクワ」 。
11 月 30 日、モスクワのホテ ルで、 「クラサー・ロシイ(ロシ ア美人) 2011」 コンテストの ファイナルが行われ、ナタリア・ ペレベルゼワさん(23) (写真
怪力少女!
今年の「ロシア美人」
マツダはロシアのソラーズ(Sollers)社と、ウラジオストク市 における合弁生産拠点の設立に向けた協議を開始することで 合意した。 マツダのロシア国内市場向けとなる一部車種の生産を検 討する。(マツダ・ホームページ)
6
ロシアの「世界貿易機関」加盟が事実上 10
マツダ、露ソラーズ社と合弁生産会社設立の 協議開始へ 37
20
ウシャーンカ:下にさがる耳蓋い(名前の由 来は、耳 〔ウーシ〕)のついたこの帽子は、ま さにロシア人のシンボル。人造毛皮製から クロテンの毛 皮を使った豪華なものまで 色々。
4面
3 名 の ほ か、 仏、 伊、 中 票 率は ・ %︵ 前 回 ・ ていちばん 大 切 な日 だ。 彼 日にモスクワで開 かれた 集 月 日 時 間 進 めて夏 時 間にし、 冬 せた旅 客 機ヤク が、 離 陸 の各 1 名 から成るクルーは、3%︶と大幅減、議席数は辛 らは、 氷に開 けた穴で定 期 会は 万 千人︵警察発表︶ ﹁不正選挙﹂ ネットで暴露 直 後に墜 落し、 人が死 亡。 約 5 5 0 ㎥の 宇 宙 船 を 模 くも過半数を維持。 的に水 浴 することで、 身 体 規 模にふ くれ 上 がった。 デ ウ ラ ジー ミ ル・ チュロフ 中 ドモジェドボ空港爆破事件 が来てももう戻さない。 自 爆 テロで 人 が 死 亡、 選挙の不正に対する市民の ロコモ チフは 北 米 リ ー グと し た 空 間 で、 5 2 0 日 間 を鍛 え健 康を増 進させられ モ主 催 者はさらなる集 会を 央選挙管理委員長が﹁投票 月 日 並 ぶコンチ ネ ンタル・ ホッ を 過 ご し た。 食 事 も 宇 宙 抗議行動が広がった。 ると信じている。 予 告しており、 政 権の足 元 に不正はなかった﹂と請合っ 2 0 0 人 以 上 が負 傷。 チェ ︵ ﹁ロシアN OW﹂・アレク ケー・リーグ︵KHL︶に属 食のみ。 幸い、 首 都の気 温 がマイ を 揺 さ ぶ る 大 衆 運 動 に 発 展 サンドラ・バズデンコワ︶ し、3度優勝している。
12
11
ワーレンキ:羊毛のフェルト製の長靴。マイ ナス 30 度以下の寒さをものともしないが 水気を通してしまうので、オーバーシューズ が併用される。ロシアでは年間 450 万足製 造されている。
対論
ロシアの WTO 加盟 その可否を問う
大きな世界を発見できる
英語版
3面
ロシア中流家庭の現実 ある若夫婦を密着取材 20
Russia Beyond the Headlines 制作
iPAD のための新しい無料アプリ
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オピ ニ オン ( 2 面 ) 2
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北極への旅
モスクワ中心部のイルミネーションを季節ごとに変えること が決まった。2012年末までに約420億円かけて、L ED照明を数十万個、都心の通りと建物に設置する。 『モスクワ銀座』 のトベルスカヤ通りでは、冬は青、水色、白、 春は黄と緑、夏は赤、秋は薄紫という具合で、場所によって は、建物に動画を投影したり、絶えず色合いを変化させたり する。(イズベスチア紙)
3
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ワーレシキ:このミトンの手袋はワリャーグ 人 (スウェーデン・バイキング)によってロシ アへ伝来したもので、名前もそこから来て いる。保温にすぐれ、おばあちゃんたちは 孫たちにせっせとそれを編んでいる。
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いでたち:厳寒への備え
3面
新しい隙間ビジネス 酒類の夜間宅配 20
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3
92 19
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ドミトリー・コワレー ニンさん は 村 上 春 樹 の 長 編 小 説 5 作を露 訳し て おり、 原 作 者 の 信 頼 も厚 い。 村 上との 出 会 い、 ロシアで の 人 気 の 秘密などを聞いた。
ヤマル号はロシアの 誇る巨大原子力砕氷船。 1992年竣工。2基の 原子炉を備え、5年ま で稼動できる。最高で 厚さ9mの氷を砕いた こともある。
原子力砕氷船ヤマル号
2011年
80
80
50
4
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保護主義では産業は救えず、加盟が改革 77
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下院選
12
ロシアの冬 10