イワン・シャポワーロフ撮影
写真プロジェクト 「Best of Russia」:
プロセス全 体 を 凍 結 し
ロシアは日 本 が 象 徴
最 低 限のことを 行った
そ れで も、ロシアを
以上に日本を不安がら 抑制する米国の路線を
て お り、 こ れ はロシア
中 国の存 在 感は増し 点に注意を向けた。
れてくる。
ば、 柔軟性の根拠は現 的な制 裁に留めて必 要
域 的 文 脈で捉えるなら
し か し、 問 題 を 地 た。
おさらである。
に疑 問を付 すだけにな 本 にとっての必 要 性 は
日本の彫刻家、高田悟氏がペンザ郊外で石 庭造りに取り組んでいる。これは彫刻公園「レゲ ンダ(伝説) 」の一部になる。バイオ噴水のオブ ジェはすでに造られた。現在の作業現場は 1 年 後、瞑想の館と橋があり、滝の音が響き、リン ゴの木と桜の木に囲まれる日本文化の中心に変 わる。石の選定を行ったのは、もう一人の日本 の有名な庭師である下村英雄氏。
ロシア情報をお届け します
Denis Tarasov 撮影
「Best of Russia」とは、鮮やかで独創 的な写真を通じてこの一年の真のロシ アの生活をとらえることを目的とする最 大級の写真プロジェクトだ。 上の写真は 「道化師」 、サンクトペテルブルク。
対露制裁での日本の
ウクライナ危 機、 な
きず、 かねてから協 議 な チャンスを 忍 耐 強 く で行 動 する 利 益 集 団へ
ロシアと日 本 は 客 観
て語られている。
﹁可能性の小窓﹂は現
スクが存在している。
統領訪日問題も宙に浮 チン大 統 領 訪 日につい 断 片 になってし ま う リ
されていた プー チン大 待っており、再び、プー の グロー バル 世 界 での
現在、日露関係にとっ
いた。
で、 そ こ に 地 方 行 政
振り返る。 懇談会で現
参 加 者 の 一 人、 東 地の菓 子 卸 業 者との接
極 東での研 修は来 年
ソーセージ工場では、 府が運営する﹁地域人 京 在 住の食 品コンサル 点ができたという。
当てられる仕組みだ。
展と民間文化交流の促進
が主な課題だ。 我々は2
国間のビジネス・プロジェ
クトへの参 加に関 心 を も
また、ロシア産 業 企 業
ようなもの﹂と述べた。
家 同 盟の強みとして、 次
﹁RSPPはロシアのG
た す。エネルギ ー 分 野の DPの % 以上を生産し
報 窓口としての機 能 も果
流、 商 談 を 仲 介 し、 情 の点を挙げた。
両 国の企 業の進 出、 交
京都港区に設立した。
トナーズ︵J RSP︶を東
窓口、日露サポート・パー シア企業をつなぐ﹃鎖﹄の
本に本 格 進 出 するための 業 企 業 家 同 盟に属 するロ
業家同盟︵RSPP︶が日 つ日 本 企 業 と、ロシア産
営 者 団 体、ロシア産 業 企
を 占 めるロシア最 大の経
総生産︵GDP︶ の約6割
構 成 企 業でロシア国 内
露の経済団体
備 を 使っていると 説 明 はモスクワと ウラ ジオ の企 業 を 訪 問できて非 とだ。 ︻吉村慎司︼
との答えが返ってきた。
ビジネスマッチングの
人。 大手 時 間も設けられた。 地
社が
ア人2人が同行した。
気 がついた のは、 英
この研 修の実 施 主 体
午後は現場視察。 行 感じられた。
ている。 時 代の変 化 が
関 連の諸 制 度について 命 単 語 を 並べよ うとし
や学 識 者からビジネス だ。 年 配 者でも一生 懸
き、沿海地方政府職員 ア人 が 少 な くないこと
て 極 東 連 邦 大 学 に 行 語で話 そ う と するロシ
連日、 朝ホテルを出
だ。 日 本 語 通 訳のロシ せば面 談の時 間 が割 り
ング会 社などさまざま エント リー。 希 望 を 出
メーカー、コンサルティ 運輸、 港湾など
商 社やゼネコン、 機 械 元からは自動車、食品、
ビジネスに特化
者を含めて
参加者は現地在住
ログラムに参加した。
1 週間の日本人向けプ 検討対象になりにくい﹂
スト クで実 施された約 な いので 情 報 が な く、
筆 者は9 月、 ウラジオ シアの展 示 会に出 品 し
用 はロシア 政 府 持 ち。 との質問には﹁日本はロ
担 すれば、 期 間 中の費 導入は検討しないのか﹂
往復交通費を自己負 し た。﹁ 日 本 製 の 設 備
実施している。
視 察 プログラムを毎 年 が 主にドイツの生 産 設 日本への窓口になったの ︵ ︶は﹁短期間で多く 以 降 も開 く方 向とのこ
スパーソンを招へいする 案 内の男 性マネ ジャー 材センター﹂が関わる。 タント、 鈴 木 裕 之さん
うため国 外からビジネ
策の現 状 を 知っても ら たった。
にロシア企 業 や経 済 政 温 熱 業 者など多 岐にわ 関﹁連邦人材センター﹂ だった。
ロシア政 府 が外 国 人 サイクル業、 上 水 道や は経済発展省の付属機 スト クの日 本 センター 常に有 意 義でした﹂ と
日本人向けに露政府
ウラジオ視察ツアー
間 接 的に同 大 戦の結 果 の規 律に従 うという日 小窓﹂が開かれた。プー いる。 そ の一方 で ア ジ でありえる。
であり、 新 たな 画 定 が らびにG7や日米同盟 て、 新たな﹁可 能 性の 的に互いを 必 要 として 代において非 常に短 命
第二次世界大戦の所産
係 争の領 土の多 くが 緩さをロシアは認識
の先例を創りだす。
象 は 他 の係 争 にとって
において、 その種の事 況を創りだしている。
りつつある 今 日の状 況 ても、 馴 染 みのない状 とはできても 無 視 はで チン氏も安 倍 氏も新た ア圏 が、 自 分のルール
せている。ロシアにとっ ト ーンダウンさせるこ
写真を見る: jp.rbth.com/52217
2面
ロシアのラグビー ソチでF1レース 人気のスポーツ観光
東京で味わうロシア モスクワにおける日本 ロシア恨み節を歌う
3面
ロシア発の現代美術 モスクワビエンナーレ
6面
可能性の小窓 開く
4面
NY 首脳会談後の日露関係 岸田文雄外相のモスクワ訪問に続いたウラジーミル・プーチン大統 領と安倍晋三首相のニューヨークでの会談は一年半前に両国関係にお いて始まった﹁小休止﹂に一線を画すものである。当時勃発したウクラ イナ危機は状況を錯綜︵さくそう︶させ、それまでの日露関係温暖化 のプロセスを停滞させた。 今月8日には日露外務次官級協議が開催 される。日露関係は今後どういう動きをみせるのだろうか。 ︻﹁世界政治の中のロシア﹂誌編集長、フョードル・ルキヤノフ︼
プー チン氏 もこのテー
文化
レクチャーを受けた。
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1年半の小休止に区切り 2012年、日露間 アプロー チも 落 ち 着い た 分 割のパラメー タを 再 び話 し合 うこともで
つま り、 自 国の外 交 きるとのシグナルを 発
にはさわやかな海 陸 風 たものとなった。 が 吹いた。ロシアにお けるプーチン大 統 領の 面の強 硬さを誇 示 する した。 し か し、 日 本 はロシ
おける自民党の政権復 ド ベー ジェフ 氏 と は 異 アと妥 協 する必 要はな
3 度 目の就 任、 日 本に 対 象に日 本を選んだメ 帰は一時 忘 れられた 安 なり、 プー チン氏 は 対 く、 より多くを期 待 す 姿勢を示した。
定性と堅実性の感覚を 日穏健路線を堅持する べき で あ る と 考 え た。 そ れ ま でロシアでは
日本人彫刻家がペンザ郊外で石庭 造り
先で現 地の製 造 業、 リ
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両国関係に付与した。 ド ミ ト リー・メドベー ジェフ氏 が 大 統 領 を 務
年 代 の マに対 する 関 心 を 失っ
ロシア側の見方 年代と
双 方 がアプロー チす
ロシア人の職業
東京に窓口 日本進出へ
め、 日 本では民 主 党が 内 閣 を 形 成 して お り、
年 初め
両 国 関 係にとって試 練 年末から
となった。
達せられた。 領土問題 手の込んだ言 葉の軽 業
までに明 らかな進 展が ﹁ 島 を め ぐ る﹂ 外 交 は てしまった。 をめぐる歩み寄りは見 と いった 観 を 呈 し た。 るためには何 が生 じる 年 代 前 半 べきなのか。日本にとっ
にロシアは 何 度 か グッ てもロシアにとっても、
られな かった が、 雰 囲 もっとも、 気は和らいだ。
日 本の路 線は民 主 党 ドウィル︵善意︶があれ 島々は主権と威信の問 時代に見られた多方面 ば 妥 協 す る 余 地 は あ 題である。 それに、 国 境の見 直
7 月中旬に復活を発表した、ロシアの総合格 闘家エメリヤエンコ・ヒョードル(38) 。復活初 戦の報酬は 250 万㌦(約 3 億円)が保証されて いる。米国人ジャーナリストのデーブ・メルツァー 氏が伝えた。エメリヤエンコは日本で 12 月 31 日の大みそかに行われる試合に参加することで、 旧格闘技団体「プライド」の元所有者と合意した。 対戦相手は今後明らかになる。 ナタリア・ミハイレンコ
ロシア・ノボシビ ルスク出身のジェー ニャは N H K ロ シ ア 語 講 座 に 出 演し て い る 一 方 で、 日 本語での声優として 日 本 人 と 同じ 土 俵 で競い合っている。
もっと読む jp.rbth.com/tag/シリア問題
スポーツ
エメリヤエンコが12月31日に日本 での試合に登場
「露日関係は単調で 白黒のプロセスとい うわけではなく、さ まざまな色合いに溢 れていました。残念 ながら、両国家およ び 両 国 民 の 間で 恒 常的で信頼に基づく 関 係 は、 文 化 交 流 が盛んに行われてい るにもか か わらず、 生じませんでした」
私は声優 ジェーニャ
放 された。ロシア側の が 歩 み 寄 る 用 意のあっ しが全般的な現象とな
(元駐日ロシア大使)
Product of Russia Beyond the Headlines
への急 激 な 突 進 か ら 解 り、 1 9 5 6 年にソ連
アレクサンドル・ パノフ
2015年 (平成27年) 10月8日 (木曜日)
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読者の皆様、「ロシアNOW」 へようこそ。 「ロシアNOW」はロシアを紹介する日本 語版で、毎日新聞の折り込みです 。原則と して1月を除く毎月第2木曜日に発行され ます。 ロシアは現在、政治から文化に至るまで 変化の過程にあります。 「ロシアNOW」 チー ムの目標はロシア発の興味ある記事を読者 の皆様にお届けし、現在のロシアを理解す る一助になることにあります。 2007 年以来、ロシアで影響力を持つ有 力な日刊紙「ロシースカヤ・ガゼータ(ロシ ア新聞) 」は世界の主要新聞に折り込まれる 月刊付録を制作してきました。 日本語版ウェブサイト jp.rbth.com は追加 の記事や多様なコンテンツが毎日更新され ます。ご意見・ご感想をお待ちしております。
対し﹁日 露 ビジネスの発
経 団 連 と 違って、ロシア
政府、 国家機関と常に協
働しているため、我々も、
築くのは初めてとなる。
代表取締役はタス通信に 本に本格的な進出拠点を
せたいとしている。 ることになる﹂ J R S Pの濱 崎 正 信・ ロシアの経 済 団 体 が日
貿易額を3 年間で倍増さ ロシア側のよ り 近 くにあ
3 兆6000億円の露日
携 を 拡 大 し、 現 在、 約
分 野 で 日 本 との 経 済 連
ほ か、 農 業、 医 療 等 の ているし、 ま た、 日 本の
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「ロシアNOW」 電子版でお勧め
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日本政府はシリア問題につい て、ロシアとさまざまなレベルで 対話を行っていく意向である。1 日の記者会見で、菅義偉官房長 官 がシリアに流 入しているイス ラム過激派組織「イスラム国(I S) 」に対してロシアが空爆を行っ た件について記者団に聞かれて 答えたもの。菅長官は 「シリア 情勢の改善のために、米国を中 心とする国際社会と緊密に連携し ていきたい。またロシア側とさま ざまなレベルでこの問題について 意見を交換したい」 と語った。
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シリア問題で協議も
研究者がカムチャツカから北海道に連なる地 域の地震活動を観察し、2016 ∼ 17 年に破壊 的な地震が発生する可能性があるという結論を 出した。ロシア科学アカデミー極東支部海洋地 質・地球物理学研究所地震研究室のイワン・ チーホノフ室長によると、マグニチュード 8 以 上の地震は 16 年 1月から17 年 2月までにウルッ プ島周辺で起こる可能性があるという。
一言
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2015年(平成27年)10月8日(木)
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オピ ニ オン ( 5 面 ) フィギュアスケート ロシア勢の皮算用
フィギ ュア 強 国 ロ シ ア は
2015 ∼ 16 年のシーズンで どん な 活 躍 ぶりを 見 せるの
か。 専 門 記 者 が 主 なロシア を大胆に予想した。女子シン
選 手のメダル 獲 得の可 能 性
グルではやはりトゥクタミシェ ワは断トツに強そうだ。
短信 科学
カムチャツカから北海道に至る地 域で地震の可能性