月
日、エジプト東部のシナイ半島で墜
ロシア﹁コガリムアビア航空﹂のエアバスA321型旅客機 ︵9268 便︶が 落し、 乗客・乗員224人全員が死亡した。 調査機関は今 な人を失った遺族をどのように支えることができるのか 。ロ
のところ原因を特定できていない。一方で、心理学者は大切 シア非常事態省の緊急心理的支援センター課長で心理学修 ︻﹁プラブミル・ルー﹂、タマーラ・アメリナ︼
士のラリーサ・プィジヤノワさんに聞いた。
=AP
女 性であり、 他 方では
は強 くて自 制 心のある
でし た。 彼 女 は一方で
彼 女 は 泣いていません
言 葉 を 交 わ し ま し た。
彼 女と私は何 時 間 も
ちはだかりました。
ました。 男 性たちは立
﹁私も行きたい﹂と言い
かったのですが、彼女は
女 性は行かなくてもよ
兄 弟 が 行 くので、 その
視での確 認には 故 人の
そ の 事 例 で は、 目
サンクトペテルブルク の宮殿広場 ( 月4日︶
ロシア旅客機墜落 ﹁あなたはどのように 人 々 を 慰 めているので すか﹂ とよくきかれま す。 私は玩具を失くし た子 供を慰 めることは できても、 子 供を亡 く した母 親を慰 めること はできません、 と答 え とは、 喪 失とそれが取
ていま す。 な し うるこ り 返 せないものである ることです。
ことに気 づかせてあ げ 航 空 機 事 故 が 起こ り、 若い女 性が遺 体 確 認 に やって き ま し た。 墜 落 機には彼 女の夫 君 性は三人目の子供を身
ロシア通信
6面
ちらを見て﹁ とても大
KHLが日本チームの参入を提案
ネルギー・システム﹂の
力供給会社﹁RAO東エ
会社でこの地域最大の電
手﹁ルスギドロ﹂の極東子
とロシアの水力発電最大
力大手﹁インテルRAO﹂
ジェクトにはロシアの電
日 本への電 力 輸 出 プロ
通信に述べた。
レル第1 次 官は、ロシア
省のアレクセイ・テクス
ロシア連 邦エネルギー
とができる。
に向けた協議を始めるこ
行の電力輸入禁止の緩和
設案を支持し、日本の現
出 する電 力 ブリッジの建
ロシアは電 力を日 本へ輸
関 係 者 が合 意できれば、
係者と日本のエネルギー
ロシアのエネルギ ー 関
私たちはこの道のプロ
です。 人 々に同 情 し た
例 え ば、 その人 がこ り 共 感 したり するにし
インテルR A Oのプロ
テクスレル第1次官。
的協議も可能になる﹂と
億㌦︵約8400億
ロシアでは飛 行 機 恐 怖 症 がまん 延
墜 落 事 故から1 週 間も経たないう ち
なりません。 そ うでな
ても、一線 を 越 えては
の悲 し む 者 と なってし
いと、 自 分 が も う一人
まいます。
隣 りにいな くては な
ら ないのは、 泣 いてい
れか ら 生 きていく 力 と
る 専 門 家ではな く、こ
可 能 性 を一緒に見つけ
られる強い人なのです。
切 なのは、 とてつも な
始 ま りのある ものに くつらい時 期 も、 いつ
えはじめ られるよ うに みにも終 わりがありま とを知っていることなの
みを 自 覚 してそれに堪 は終 わりがあり、 悲 し かは終わりを告 げるこ
は、 本 人が自 分の悲し
私 た ちの仕 事の特 徴 けることにあります。
ニコライ・トルストイ撮影
その人の感 情に働 きか す。 そ の 人 に とって 大 です。
プロジェクトは海 底 ケー
ブルの敷 設、 サハリンで
成 さ れ る。 総 電 力 輸 出
量は年 間 2 0 0 億 ㌔ ㍗
になる可能性もある。
R A O 東エネルギー・
システムは、日本向けの
海底ケーブルを建設する
可能性を検討している。
結局はそれでも乗る
の輸入を禁止しているた
しているものの、 墜 落 事 故 な ど が 起
べる﹂。
社がどんな機 種を保 有しているか調
回ほどね。 定期便を選び、 航空会
ねばならない。﹁フライト数は年平均
わってお り、 定 期 的に飛 行 機に乗 ら
マリアさん︵ ︶ はイベント企画に携
からね﹂
頃 価 格で日 焼 けできる所 なんてない
したところで、エジプト 以 外にお 手
してくれないし、仮に返してくれると
2週間たてば回復 め、 政 府 間レベルでの問
ら速やかに回復するという。
きた 後でさえ、ロシア社 会は恐 怖 か ﹁日 本の法 律で電 力 輸 ロジェクトの実現には︶法
もりだ。 彼 女は飛 行 機 恐 怖 症はない
にジプトに休暇を過ごしに出かけるつ
ジャーナリストのアンナさん︵ ︶は 的基礎の変更が必要とな
経質になったという。
が、今回はフライトの前にいささか神
る が、 ま ずは プロジェク
入が禁止されている。 ︵プ
力 発 電 所 の建 設 か ら 構
円︶になる可能性がある。 の 出 力 最 大 3 G W の 火
大
ジェクトへの投 資 額 は 最
ロシアが前向き
日露電力ブリッジ
ても、実 は、 胸 が 張 り
はたからは平 静に見 え ります。
性 だ か ら で す。 彼 は、 カ ーのよ う な ものが あ 同 情 もする生 身の人 間
必 要なのはそうした男 たこと を 知 らせるマー です が、 共 感 も す れば
す。 な ぜな ら、 支 えが その人 が 少 し 楽 に なっ
を自 分の対 象に選 びま け で は あ り ま せ ん が、 目を向けたのです。
がいるとした ら、 後 者 すべてが う ま くいく わ て、 その人 は、 隣 人 に
心理学者に聞く
私 た ちは、できるか 変なお仕 事ですね﹂ と た﹂ 心 理 学の専 門 家は泣 ぎ り すべてのものを 追 言 うよ うな 時に。つま く 女 性 と 黙 す る 男 性 跡しようとしています。 り、 注 意の焦 点 がずれ
これで すっき り し ま し 裂けそうなのです。
スポーツ
題解決が必要となる。
し か し、 日 本 は 電 力
2社が加わっている。
自然の力を借りて彩色
飛 行 機 恐 怖 症と正 式に診 断されて
JP.RBTH.COM
4面
皇帝暗殺の事件簿 食料めぐる国との争い
2面
対露債務返済問題 ウクライナ便ストップ サハリンと北海道
ロシア産へのこだわり 伝説のテトリス ベンチャー技術育てる 3面
オピ ニ オン ( 5 面 )
プーチン大統領が米国に突 きつけたメッセージの意味
からは相互理解・協力が見え
現在のロシアと米国の関係
てこない。シリア問題などで の最近のプーチン大統領発
ではないので、お好きなよう
言を読み解くと、 「両国は敵
にやりなさい。我々も好きに しますから」 となる。
短信 日露関係
悲しみ、その先を
カムチャツカが自由港に名乗り
トの経 済レベルでの合 意
もっと読む jp.rbth.com/536227
もっと読む jp.rbth.com/536467
極東
が 必 要。 関 係 者 の 関 心
ロシア情報をお届けします
欧米は記録的な原油備蓄量
カムチャツカ地方行政府は、自由港制度をこ の地域にも広げるよう、連邦極東発展省に要請 した。ユーリ・ズバリ副知事代行によると、自 由港制度は新工場開設や事業発展の特別な条 件を定めている。自由港制度は参入企業の利潤 税を 5 年間5% にとどめ、土地・資産税を免 除し、輸入関税を免税にすることを定めている。 また、漁船を含む船舶の寄港手続きを簡略化し、 荷役を迅速化する。
﹁でもツアーを買ったお金は誰も返
ロシア人ジャーナリストのニコライ・ トルストイ氏は新たなインスタグラム・ プロジェクトを立ち上げた。紙を使って 動物のシルエットを切り抜き、自然の力 を借りて「彩色」するというもの。自然の 質感、パターンや色彩を利用している。 彼の作品にはキリン、クマ、リス、鳥、 キツネ、蝶の他にも多数ある。
読者の皆様、 「ロシアNOW」 へようこそ。 「ロシアNOW」はロシアを紹介する日 本語版で、毎日新聞の折り込みです 。1 月,4月,7月,10 月を除く毎月第2木 曜日に発行されます。 「ロシアNOW」 チー ムの目標はロシア発の興味ある記事をお 届けし、ロシア理解の一助になることにあ ります。 2007 年以来、ロシアで影響力を持つ有 力な日刊紙「ロシースカヤ・ガゼータ(ロ シア新聞) 」は世界の主要新聞に折り込ま れる月刊付録を制作してきました。ロシ アは現在、政治から文化に至るまで変化 の過程にあります。日本語版ウェブサイト roshianow.jp は追加の記事や多様なコン テンツが毎日更新されます。ご意見・ご 感想をお待ちしております。
FS」のアナリスト、ピョー トル・ダシケビッチ氏による と、備蓄が増えるのは、中 東からの供給が止まる恐れ からだという。とはいえ、相 場は反応し、 北海ブレント 原油は 1 バレル 48.3㌦(約 5796 円) まで下がった。
指摘する。︻マリーナ・オブラズコワ︼
は、ロシアでは典型的なパターンだと
う。 とはいえ、 2 週 間で回 復 するの
予約数が減っているのが明らかだと言
キャンセルは事実上ないものの、 既に
OR︶のマイヤ・ロミゼ会長は旅行の
一方、ロシア旅行代理店連盟︵AT
ない﹂。
結局、人々はチケットをキャンセルし
感情の動きは事故の独特の後遺症だ。
人はそれを 追 体 験 するが、こういう
な らない。 大 惨 事 があると、 多 くの
事で、 安 定 剤を飲んで飛 ばなければ
う。﹁恐怖症にも関わらず、人々は用
るミハイル・ビノグラードフさんは言
精 神 科 医で緊 急 医 療の専 門 家であ
ンナさんは自信ありげだ。
る可能性があることを知ること﹂。 ア
のは飛 行 機 会 社にちゃんと整 備でき
いるマリアさんはこう言 う。﹁重 要な
原油安によってヨーロッ パと米国の貯蔵タンクの充填 (じゅうてん)率が記録的な 高さになっている。今後は 原油需要が急減する可能性 もあると米投資銀行「ゴール ドマン・サックス」のアナリス トは伝えている。これはロシ ア経済への脅威となる。 一方で、露投資会社「U
が 乗っていま し た。 女 夫の死 を 認 めることが
遺族を支えるケア 体 だ け 残っていま し た で き ないので す。 私 は
彼女と私は法医学鑑 が、 三 体は焼 け焦 げて 彼 女 と一緒に確 認に行
籠っていました。
彼 女は夫 君に近 づ
定用死体安置室の扉の 目 視では識 別 不 能であ こうと判断しました。 前にたた ずんでいまし り、一体 は、 顔 だ け 損 た。 彼女は遺体の確認 傷 を 被っている ほ か は き、 別 れの言 葉、 愛の 遺 族には写 真や遺 留 べてを告 げるのでした。
に 行 く べき か ど う か、 すべてそのままでした。 言 葉、 言いた かった す 難しい局面でした。
航 空 機 事 故の遺 体の 品で故 人を確 認した場 その後で、 彼 女は、 泣 状 態 は さ ま ざ ま で す。 合には、 確 認に行 かな きはじめ、 私にこう 言
224
モスクワのセルゲイ・ソビャニン市長と東 京都の舛添要一知事は東京都庁で 10 月 22 日、 2016 ∼ 18 年行政間相互理解・協力に関する 覚書に調印した。タス通信が伝えた。覚書に基 づき両首都は都市開発・計画、スポーツイン フラ整備、家庭ごみリサイクルなどの分野で協 力していく。また、パートナーシップの発展を 継続することでも合意した。モスクワと東京は 1991 年に姉妹友好都市提携を結んだ。
が 確 認 さ れ 次 第、 政 治
30
に閉 ざされていたのが、
10 月 31 日 の ロ シア 機墜落で死亡した乗 員・乗客の人数。
「ロシアNOW」 電子版でお勧め
30
日舞とバレ エのコラボ
数字あれこれ
もっと読む jp.rbth.com/tag/航空機墜落
墜落事故の影響
2015年 (平成27年) 11月12日 (木曜日)
見つけ出すこと
「近しい人を亡くして深い悲しみに 沈んでいる時には『そんなに悲しまな いで、誰でも亡くなるのだから』といっ た言葉は決して口にしません。まるで、 故人への愛を裏切り、本人の悲しみ を無にすることを、その人に強いるよ うなものです」
アイスホッケーのコンチネンタル・リーグ(K HL)の幹部は、日本に対して2チームの参入 を提案した。同リーグのビャチェスラフ・フェチー ソフ理事が明らかにした。同氏は「KHLには 太平洋ディビジョン創設構想がある。将来的に は、それが「アドミラル」 「アムール」 (どちらもロ シアのクラブチーム) と中国、日本、韓国のそれ ぞれ 2 チームずつで構成される可能性がある」 と語った。
34
Product of Russia Beyond the Headlines
31
生きる力を共に
この家 族 が やって き た い権 利 が 認 め られてい い ま し た。﹁ 今 ま で 霧
ロシア非常事態省緊急心理的支援センター課長
70
10
時、 未確認の遺体が数 ます。
ラリーサ・プィジヤノワ
プロジェクトは複数 段階にわける予定。 第 1 段階は、サハリ ンから宗谷海峡経由で 北海道まで海底ケーブ ルを敷設し、サハリン の余剰電力(0.5GW)を 輸出する。第 2 段階は、 日本への輸出用として、 最大 1GW の発電設備 をサハリンに建設する。 第 3 段階は、東部統合 エネルギー・システム と主要な孤立網を海底 ケーブルでつなぎ、統 一構造を創設する。
ロシアバレエと日 本 舞 踊 の 担 い 手と なるファルフ・ルジ マトフ、 岩 田 守 弘、 藤間蘭黄の3氏が 世界初演となる「信 長 ―NOBUNAGA」 を踊った。
11
シナイ上空 一言
DISTRIBUTED WITH THE MAINICHI SHIMBUN THIS PULL-OUT IS PRODUCED AND PUBLISHED BY ROSSIYSKAYA GAZETA, RUSSIA
2015年(平成27年)11月12日(木)jp.rbth.com
1
東京とモスクワが協力覚書に調印
月、 ウ ク
両 国 間の航 空 運 輸が停 止
ていたのにもかかわ らず、
分の1 を対 露 貿 易が占 め
ライナの貿 易 高 全 体の3
を 背 景 に、これ までウ ク
経済関係悪化の一途 2015年 ライナとロシアの経 済 的 相 互 関 係 はに わ かに 悪 化 し た。主な争点となったのは、 ウクライナの対ロシア債 務 ︻アレクセイ・ロッサン︼
された。
月
えていると評価しています
関 する決 定は、これら
経 済 をロシアに創 り 出 し、
を﹁平らげる﹂エネルギー
77% の読者様がオンライン版RBTHをロシアの専門家以外でも共有できると評価しています
の航 空 会 社によるクリ
ミ アへのフライ ト に 対
するウクライナ当 局の
結 局、 ク リ ミ ア に
不満に起因している﹂
運 航 していないU Tエ
アー を 含 め、 すべての
して制 裁 が 有 効 となっ
ロシアの航 空 会 社に対
た。 こ れ に 対 抗 し て、
﹁ウクライナの各 地へ ロシア当 局 は ウ クライ
完 全に停 止された。 航 はこう語る。 日 か ら、 空産業分野の分析機関
相互に航空路閉鎖 年
の直 行 航 空 便の運 航が グ・ パンテ レエフ 代 表 よ るフライ トの禁 止 に アの領空を閉鎖した。
欧 州 にお け る 地 政 学 的 空
術PR資料などを用意しており、
情報源だと評価しています
アメリカン・エンター ム・ レッリ ク氏 は、 優
億 ㌦ 遇的な利率︵市場の利
まい。
れた経済、軍産複合体への
、 半分閉じら システム が 機 能 している。 Uの政 策が影 響し始める。 ン︵不景気︶
間を安定させる。
今 後 は、 原 料 頼 みで は
料の会 員 制とする予 定 だが、 日
本 庭 園 とロー ラースケー ト 場 は
ビルの1階には﹁北海道ショー
無料で市民に開放する。
を 設 けた。 北 海 道 産 品のサンプ
ルーム﹂と銘打った展示コーナー
ガーリン公 園に隣 接 する。 土 地
サハリン︱北海道交流の一拠点と
ルや観光パンフレット、 企業の技
の確 保 にあ たっては 州 政 府 や 市
政府が全面的に協力したという。 する狙いもある。 ︻吉村慎司︼
81% の読者様がrbth.comの情報と分析を他のロシアの報道を超
% を超 える場 合には
しているようだ。
その結果、 西側への輸出の
集中。つまり、 ラテンアメ
オだけが、 すべてのリスク
減 少 が 始 まる か も し れな
つ。一つ目はスタグネーショ
食 料 生 産 は 制 裁 やル ー ブ
い。 東 方 について 言 え ば、 リカのケース。
アのシェア削減を目指すE
ル切り下げのため増加して
済 や イ デ オロ ギ ーへの 志
ロシアでは社会の主要な
いる。 多 くの 外 貨 準 備 が
インフラを完成させて中国
二つ目 は 閉 鎖 さ れ た 経 蓄えられたのでデフォルト
向。これはマルクス主義者
先進国型の市場経済を 巨額の出費が必要である。
へ原 料 を 供 給 す る た め に
ない先進国グループに見ら
年のロシアの
れる よ う な 開 か れ た 社 会
しかし、
の恐れはない。
ら が アジア 型 生 産 法 と 呼
的 な 市 場 経 済の建 設 とい
ぶものに似ている。
う 1 9 9 0 年 代 に着 手 さ
ロシアでは西欧と同様に
三つ目は中流層のエネル
税 負 担 が 重 く、 投 資 収 益
ギ ー を 引 き 出 す た めに 最
国民一人当たり国内総生産
率 は G D Pの
れた 事 業 を 完 遂 すること
︵GDP︶は1万2900
なっている。 ちなみに、 中
が切に必要である。
% 以 下と ㌦で、
大限のことをなす、という
年 には 中 国 並 み の8 2 0 0 ㌦ まで落 ち 込
試みである。 第三のシナリ 考えられるシナリオは三
海 道 庁の現 地 事 務 所 も 旧 オフィ スから引っ越してくる予定だ。
敷 地 内の屋 内 テニスコー トは 有
国のそれは %である。 原 料 市 場 に 占 め るロシ
ユジノサハリンスクに
日、 日 露 合
敷 地の広さは約1 万7 2 0 0 平 方 ㍍。 ビルは6 階 建てで、 延
交流の拠点に だ。 特 徴は日 本 基 準の耐 震 構 造
べ床 面 積 は 約 4 5 0 0 平 方 ㍍ を採用したこと。サハリンは日本 同 様に地 震 が 起こり、 古い建 造 物が多いこともあって時折倒壊被 震度6の地震に耐えられる。 ま た 防 寒・ 断 熱 構 造 に 北 海 道の技 術 を 使い、 ト イレな どの 内 装 資 材 に も 日 本 か らの 輸 入
新ビルはロシア正教会のすぐ裏
83% の読者様がrbth.comをロシアの専門家の意見を聞ける信頼できる
期限前に返済する義務 プライズ研 究 所のアダ ロシア政 府 は
だった。 %に対し5%︶を
し、 その後、 ウ クライ 保証し、公的債務を民
の第 1 回 分のみを送 金 率
権交代をもたらす政治 シアに融 資 条 件を見 直
ナでは大 統 領 失 脚と政 間 債 務へ切 り 替 えてロ して も ら うことによっ
ウクライナは ど うや て 問 題 が 解 決 で き る、
危機が始まった。 ら、 債 務の公 的 性 格に と考えている。 し か し、ロシアは お
ソ連崩壊後も、ロシアはウクラ イナの主要な貿易パートナーで あり続けた。ウクライナ国家統計 局によれば、2012 年の貿易総額 1737 億㌦のうち 514 億㌦はロシ アとの商品・サービスの貿易高 だった。ロシア経済発展省によ ると、国家間紛争の影響により、 両国間の貿易高は 2014 年に前 年 396 億㌦から 279 億㌦になり、 2015 年の最初の8カ月間でさら に前年比 56% 減少した。
なり 難 しいことを 理 解 そらくそれを受け入れ ロシア・ ウ ク ライ ナ 間 ﹁アビアポルト﹂のオレ のロシアの航 空 会 社 に ナ航 空 機に対 してロシ
異 議を唱 えることがか
今は昔、主要貿易相手国
﹁北海道センター﹂ 月
サハリン州のユジノサハリンス ク市 中心 部で
スビル﹁北海道センター﹂が開業 し た。 敷 地 内にはテニスコー ト や日 本 庭 園など市 民 向け施 設が 併 設 され、 街の新 しい名 所にな りそうだ。 ビルを 開 発 したのは、 北 海 道 の建設業9社とロシア、カナダ企 業が共 同 出 資 する合 弁 会 社 ﹁北 海道デベロッパーズグループ﹂ ︵略 称 H O D E G、 本 社・ユジノサ 合 弁の筆 頭 株 主である岩 倉 建 設
ハリンスク市 ︶ 。 完 工 式 典には、 害 が 出るが、 新 ビルは 最 低でも
リン州のオレグ・コジェミャコ知
︵札幌市︶の宮崎英樹社長、サハ 事、 式 典に合わせ渡 航した北 海
億6000万円︶ 。
費 は 約 5 億 3 0 0 0 万 ㍔︵ 約
道の高橋はるみ知事らが出席し、 品 を 数 多 く 取 り 入 れ た。 総 工 月 上 旬にテナント 第 1 号と
テープカットを行った。 して北 海 道 銀 行 サハリン駐 在 員
で、 市 民の憩いの場でも ある ガ
皆様のためのロシア発の信頼 できるニュースと解説の情報源
返 済 されない場 合、 ウ は債 務 不 履 行を宣 言で クライナの債 務 不 履 行 き、 その場 合には 国 際
I M Fの融 資 がウクラ
を 意 味 し、ロシアはロ 通貨基金︵IMF︶はウ ンドンの仲 裁 裁 判 所 を クライナに必 要 な 資 金 通して債 務 返 済を求め を供与できる。しかし、 る。 イナの対 露 債 務の返 済
ウ クライ ナは﹁ 債 務
IMF融資の難点 に 充 て ら れ るこ と に な 格 付 け 機 関 ス タ ン り、 西 側 はこの案 を あ ダード& プアー ズの見 まり歓迎していない。 方では、 ウクライナ当 局 にはロシア 政 府へ債 は 前 政 権 が 負った もの 務を返済する方法が二 だ﹂と主張して異議を唱 つある。 えよ う と している。 第一に、 ウ ク ライ ナ 年 末、ロシアは ウ ク ラ 13
は 約 1 2 0 億 ㌦の金・ イ ナ 経 済 支 援 を 決 め、 外 貨 準 備の一部 を 用い 1 5 0 億 ㌦の融 資に関
融資条件の一つは、ウ
て債 務 を 返 済 すること してヤヌコビッチ大統領 も 可 能 だ が、 事 実 上、︵当時︶ と合意した。 そうした措 置に踏み切 れない。 クライナの負 債 総 額 が 第 二に、 ウ クライナ 国内総生産︵GDP︶の
10
億 ㌦ の 返 済 を め ぐ るロ シア側の要 求である。これ
渋るウクライナ
し か し、ロシア 当 局
億 ㌦の債 務 に提案している。
億 ㌦を帳 消しにし への利 率 設 定 をロシア
た うえで
部
ロシアは猶予与えず 3分の1が対露貿易 ウクライナ当 局は 月半ば、 民間の債権者 返 済 を 繰 り 延べること
14
むことが予想される。
20
らと債 務 再 編に合 意し を 決 めた。 ウクライナ はウクライナの債 務 再
15
12
15
ロシアを丸ごと特集する世界的なネットワークRBTH.COMにぜひご参加ください
2 0 1 5 年 3月1 5日づけオンライン・アンケート集 計 結 果
25
46
ペスコフ露 大 統 領 報
直行便が禁止されるまでの 両国間の月平均旅客輸送量。
ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所 国際資本市場課長 ヤコフ・ミルキン氏
もっと読む jp.rbth.com/ronichi_business
% 道 官によれば、 債 務が
10万人
30
事 務 所 が入るほか、 下 旬には北
10
75
60
弁 会 社 が 設 計・ 施 工 した オフィ
23
20
2015 年 初 め より、 ウクラ イナはすでに 97 億㌦の融資 を国際機関から受けている。 2015 年 10 月半ば、民間の債 権者らは債務の一部すなわち 30 億㌦を帳消することを決め た。
完遂を目指せ 10
サハリン州のオレグ・コジェ ミャコ知事はサハリンを訪問した 北海道の高橋はるみ知事に両地 域間のビザなし制度を検討する よう提案した。 高橋知事は北海道の行政関係 者および経済代表団を率いて 10 月末に訪問。双方は漁業および 農業の分野での協力について話 し合った。コジェミャコ知事によ ると、日本の水産物の卸売市場 の実績は参考になるという。 サ ハリンの 生 産 者 が 関 心を 持っているのは厳しい気候条件 でも高い収穫を確保できる農業 栽培。また、道路建設や観光イ ンフラの整備での協力に大きな 展望がある。さらに、電力ブリッ ジのプロジェクトも重要であると、 州行政府は指摘している。
直行便を全面禁止 EPA
jp.rbth.com/ ukuraina_kiki
対露債務返済 85
た。 同 国 の ヤ ツェニュ 当 局は債 務の % 帳 消 編を拒否した。
数字あれこれ
90 年代に着手の事業 11
地域間ビザなし制度を提案
30
ク首 相によれば、 民 間 し、 融 資の返 済 繰り延
億㌦
97
jp.rbth.com/535029 ロシア国民経済国家公務アカ デミー副学長
10
10
の債 権 者 らは 債 務の一 べ、 5 % から7・
「おそらく、IMF は対露 債務返済を目的にウクラ イナへ融資を行うことは ない。これは経済的とい うよりも政治的な色合い が 強 い 問 題である。ウ クライナの 対 露 債 務 は 公的債務にあたり、IMF のルールに従うと、ウク ライナ財政支援プログラ ムは国家債務の問題が 解決されるまで停止され る」
30
ロシア−ウクライナ間の直 行便の飛行は 10 月 25 日から 禁止されている。 ロシアとウクライナの航空会 社が年間 70 億∼ 80 億㍔(約 140 億∼ 160 億円)の売上高 を計上した市場に外国の航空 会社は参入できる。 ロシアからウクライナまで飛 行機で行くには、乗り換えが 必要となる。ベラルーシ、ラ トビア、モルドバの国営航空 会社の利用が増えそうだ。ロ シア連邦航空運輸局によると、 2015 年第3四半期にウクライ ナへ飛行した人は 80 万人。 ロシアの航空券販売会社ア ビアセールスによると、モス クワ−キエフ間の航空便はオ ンライン航空券サービスの人 気が高く、月間 10 万人が利用 している。ウクライナにはヨー ロッパの大手航空会社も乗り 入れている。【アンナ・クチマ】
キエフにはどの便で
一言
総合 2 2015年(平成27年)11月12日(木)
jp.rbth.com CONTENT PROVIDED BY ROSSIYSKAYA GAZETA, RUSSIA. DISTRIBUTED WITH THE MAINICHI SHIMBUN
アンドレイ・マルゴリン
起業家たちの意気込み
テリアデザインの仕 事をし 現 在、 二 人 は 自 ら が 所
れたのは大量生産だった。
を実現した。次に必要とさ
Made in Russia
生産高は創業年以来
1 0 0 %ロシア産と 度の業 績はとても好 調 したのは、 新 たな 家 具 の従 業 員を抱えた大 規
品の8 割 はロシア 産の 毎 年 倍 増してきた。 材 い う 目 標 が、 事 業 拡 だったので、 建 築 家 の シリー ズを 発 売 するに 模な生産体制が必要に を 可 能にするた めのス
外 国からあらゆる品
だった。 ラ グー チン氏 の車 列。 そ れ がいつか
ペースを 確 保 するた め を 運 んでくる ト ラック はロシア製家具をいっぱ
﹁ 市 場 に 影 響 力 を も い載 せて 出ていく よ う
はこう述べた。
ソ連で生まれて 年
堂 がコンソール型 ライセ ンスを取得した。 ソ連崩壊後、米国に渡っ て﹁ザ・テトリス・カンパ ニー﹂を設立したパジトノ 年、 テト リスの 当局との完全な契約締結
クレームの放 棄に関 する
れたエロルクと 将 来 的 な
した。 その後、 民 営 化さ
なっている。
初の携 帯 電 話 ゲームにも
えるのは不 可 能 だ。 史 上
そのコピーの拡 散 数 を 数
だろう。
イ﹂のゲームになったから
型ゲーム機 ﹁ゲームボー
著作権を自身に登録し直
フ氏は
前に、 複 数の外 国 企 業が
契約を結んだ。
用 も あって、 数 千 億 円
バー ジョンが ある。 無 料
ソールのほ ぼ 全 種 向 けの
えるのは、 任 天 堂の携 帯
トリスが貢 献できたと言
ゲーム業 界の歴 史にテ
ンドー3 D S もテトリス
トップに立てた。 ニンテ
競 合 他 社 を 打 ち 負 かし、
規 模のコンソール市 場で 結局、米国の﹁アタリ﹂
で 出 回った こ と も あ り、
ター、 携 帯、 家 庭 用コン がアーケード 型 ライセン
うになった。
スを取 得し、 日 本の任 天
家 畜の状 態を電 子 監
ゴミから化 学 的にきれ 視 することで、 搾 乳 量
スラグ廃 棄 物 処 理﹂ は
素 および酸 化 アルミニ できる技 術 を 開 発 して
いな 物 質の二 酸 化 ケイ を 数 倍に増 やすことが
ウムを抽 出 する販 売 品 いるのはカザンのの企業
に な る。 も う一つの 開 ﹁ 電 子 畜 群 ﹂。 牛 に 識
発 は プラズマと 水 素で 別番号の入ったマイクロ
動くミニ発 電 所。 あら プロセッサを 皮 下 注 入
を インター ネット・ リ
ゆる有機材料を熱と電 し、 牛の状 態のデータ
気に加工できる。
ソースに送信する。︻オ
リガ・ブドニック、ロシ
3 D プ リ ン タ ー 分 アン・レポーター誌︼
➎3Dプリンター
ツアー • 見逃せない首都観光ル ートTOP5 冬を満喫でき アの • ロシ るパック旅行 • ウィークエンド・イン… :ロシア各地で週末を 過ごす
る。 ヌーニス氏の在 庫
欧州へ輸出が目標
製品だが、 彼女は外国 料のほとん ど すべては 大の戦 略を模 索 中のモ 二 人は田 舎の古い農 場 あ た り、 急 成 長 路 線 なる﹂ ブランド 品 もあえて在 ヨーロッパのメーカーか ら 余 剰 品 を 買い取って
2009 年以来、 ウ 調 達したものだ。 純 正
庫にそろえている。 ラジー ミル・ グリゴリ のロシア 製 と 言 える 製
都 市 からそこに製 造 た らし た かった ら、 何 にする。 長 期 的 目 標が
エフ氏 は 靴 会 社 アフォ 品 を 作るという 最 大の ス クワのアル ヒ ポ レの を買収した。
点を生産している。
ている。 直 近の会 計 年 拠 点 を 移 転 することに 十 人ではなく何 千 人も 描く将来像である。
ウルを サ ンクト ペテル 目 標はま だ達 成されて 創 業 者たちを駆り立て
る。 質の高い生 活 環 境 高 め、 西 側 諸 国とロシ 事 業は、 自 分のため 製 品 数 点 を きっかけに
客 層 を 対 象としている くすことを 目 標に掲 げ に 作った オ リ ジナ ルの が、この層こそが 現 在 た。 グリ ゴリエフ氏 は 靴
﹁ メ ー ド・ イ ン・ ロ 成長していった。
モ ス ク ワ の デ ザ イ シ ア と う たって も、 ロ
成長中なのだ。
テトリスの海 賊 版を生 産
互換性のある改訂版は
し 始 め、 所 有 していない
I B Mコンピュー ターと 年夏、 友人やソ連科学ア
世 界 的 文 化 現 象となっ
カ デ ミ ー 電 算 セ ンタ ー、
パジトノフ氏が開発
年 前に
たコンピュー ター ゲ ー ム
ト 店 デ プ ス ト ア の 共 を 持っていたこ と は 明 場で友 人 た ちのた めに ﹁テ ト リス﹂ は
次にソーシャルネット
同 設 立 者、 クセニア・ らか。 低 品 質ではない 靴を作った。
ソフトウエアの輸出を行っ
任 天 堂はテト リスの採
ヌーニス氏 らが二 人を かという懸念があった﹂
ソ連でコンピューターや
さらに世界へと広がった。
︵
ていたのは外 国 貿 易 協 会
任天堂がライセンス
旧 ソ 連 で 生 ま れ た。 ア
デザインを 作 成できる
6日に最初の試作品を組
︶ は1 9 8 4 年 6 月
オンラインスト アを 開
み 立 て、 開 発 を 続 け た。 ﹁エロル ク﹂。 だ が、 ソ連
を採用している。
パジトノフ氏 はテ ト リ
幾何学パズルにつながる
ムを 開 発 している。 ゲー
スの後 も数 十 種 類のゲー
ムの一発 屋のよ うに評 す
る人もいるが、本人は﹁テ
ト リスが 新 ジャンルの生
みの親になった﹂と話して
いる。
﹁ ビ ジュエ ル ド ﹂ か ら
﹁ キャ ン ディー・ ク ラッ
何 学 的パズルの成 功。 そ
シュ・サガ﹂まで現代の幾
開発が今につながっている
れは、ソ連 時 代のゲーム
ンチン・ゴボルン︼
ことを物語る。︻コンスタ
生 産コストは安 く、 ま ロット 部 品 型。 サマラ
きるセットを製作した。 で きる。この開 発 品の 野で最 も有 望なのが小 子 どもに科 学に興 味 遊びながら学べる。
た迅速検査も安く行え の企業﹁3Dプリンテッ
る。 治 療 が 必 要 だった ド・モールズ﹂は普通の
術によって、エンジン部
造 型 をつく る。この技
ざまな部 品や素 材の鋳
ロシアでは 重 大 疾 患 場 合に、 患 者の状 況 も 砂 を プリント してさま
そこで 開 発 さ れている の早 期 診 断の文 化があ モニタリングできる。 同 じ くペル ミのサ プ のが、 子 どもが 科 学の ま り 発 達 し てい な い。
レーションを与えた。
若 き 実 業 家にインスピ させなければならない。
アランチム 君の成 功 は 何 よりも学 ぶ 癖 をつけ ➌がんの早期発見
のロボット・ヘルパー、 を 持って も ら う に は、
の優 勝 者であるペル ミ
語 が 存 在 す る。 昨 年 ➋児童を科学好きに
ゲーム界に一大貢献
設した。
テトリスにはコンピュー
レクセイ・ パジトノフ氏
品質不安を打破
﹁小 売 店の圧 力に 耐 えて 自 らの 生 産 ニ ー ズを 管 理で き るビジネス以外はこ の市 場で 生 き 残 れ ま せ ん。 こ れ は 健 全 な 傾 向 で す。 独 自 ブ ラ ンド を 立 ち 上 げ る のに 今 は 理 想的な時期です﹂ クセニア・ヌーニス ︵デプストアの共同 設立者︶
ベンチャー育成狙う
技術特区で競り合い
権 利を互いに転 売 するよ
を 行い、 顧 客 が独 自の
支 援した。 ヌーニス氏 とヌーニス氏は説 明 す ワークを活 用して販 促
ナーグッズのアウトレッ シア製 品に人 々 が 疑い 職 人 を 雇って週 1 回工
伝説のテトリス
ブルクで経営してきた。 いない。 現 在、 同 市 郊 外にある 業 を 起こし、ロシア 人 屋で、デザイナーシュー
はオンラインショップ事 旧ソ連の靴工 場の3 部
を求める中 流 階 級の顧 ア製 品の間の障 壁 をな
)
㌦ な どを 製 造 してい デザイナーの注 目 度 を ズや ブーツな どの製 品
㌦ やテーブル、ソファ ) 最 高 価 格 は1 3 0 0 (
純国産にこだわる ロシアの廃れた工場や作業場を利用して何十もの小企 業が立ち上げられ、家具などの自作デザインを製品化し させ、 高品質製品の輸出国としてロシアの声価を高める
て利益を創出している。失われた熟練の製造技術を復活
そこで自 分でドリルやハ
目標を掲げている。 ︻ミハイル・ボローティン︼
建築家のコンスタンチン・ ンマーなどの工 具を手に取
デザ イ ン 力 で 勝 負 ラグーチン氏とアンナ・サ
ていた。 自 分た ちのアイデ 有 す る 家 具 工 場 アル ヒ ポ
ジノワ氏はモスクワでイン り、 自らの斬新なアイデア
持 ちか け た が、﹁ デ ザイン 人 を 雇っている。 モ
アを数々の家具メーカーに レで 80
もっと読む jp.rbth.com/53529
今 年、 廃 棄 物 処 理 品 を 安 く、 速 くつくる
ニー ズを 覚 え、 スマー 活 用 するのを手 助 けす 研究者が開発した腫瘍
ロシアは 自 国の技 術 ベンチャー 団 体 が その ネ レーションS ﹂ は 今 指して競い合っている。 フィル 君 は 家 族 全 員の 法 則を発 見し、 実 際に ニ ジニ・ ノ ブ ゴロド の ➍ゴミが電気と熱に 革 新の潜 在 性を育てて 中で活 動 している。 開 年、 250 0 件の申し
99
これは薄いベニヤ板の模型。クレムリ ン、聖ワシリー大聖堂、ボリショイ劇場 などをコンパクトに楽しめる。子供のひ らめき社。1500㍔(約 3000 円) 。
首都 • 路面電 車で 都を見る モスクワ散策: 視点を変 • サンク えて首 トペテル ブ ルクの休 首都で冬 日:ロシ • 地下鉄 を満喫 ア文化の の見もの :安くて 驚きのミ ュージア ム
別指標が設定される。基準 書には医療機器、医薬品、 エレクトロニクス、マイクロ エレクトロニクス、 工作機 械、自動車、特殊工学、フォ トニクスと照明器具、電気。 電力の分野が記された。
ロシアで近い将来、「国 産品」の定義が定められる。 これはメーカーに対して現 地生産化の要求を説明する もの。「ロシア製」の基準に 合わせて生産を行う外国企 業は国家発注や税優遇措置 を受けることも可能になる。 国 が 作 成した 国 産メー カー基準では分野ごとに個
ト・ ガ ジェット 団 を 率 る ゲ ー ム。 ベンチャー 疾 患 早 期 診 断 装 置 ﹁ロ が人気のテーマの一つと ことができる。
「アルヒテクトゥス・モスクワ」
が 複 雑 す ぎ る。 注 文 数 が を拠点に、いす
96
チームは家 庭で体 験で かの種 類のがんを 診 断 チャー企業﹁発電所灰・ ➏ロボット農民
普段の生活で放射能から温度、湿度、 電磁波等にいたるまで計れる。デザイ ンもすごく綺麗で現代的だ。9980㍔(約 1万 9960 円) 。
少なすぎる﹂という理由で スクワにある旧 ランプ工 場 いつも採用を拒否された。 1 脚約 (
30
ロシアにはすでに﹁ロ いな が ら、 そ れに応 え 企業﹁エクスペリオ﹂の ザ﹂は精度 %でいくつ なった。モスクワのベン
「ラプカ社のセンサー」
ロシアの至宝 • コストロマ:ロシアの 雪娘「スネグーロ チカ」の家 • サハ共和国の凍れる心 臓:マンモス、 冷蔵ウォッカ • パリ、ベルリン、 ライプチヒ:実はロシ アの村
30
プロ用の亜鈴。サイズが同じなのに重 さが異なるのがポンと。6㌔から 40㌔ま である。2000㍔(約 4000 円) 。
j p . rbt h .co m /t rave l
テーマソングは 「行商人」
59
特区が新たに カ所設 う と 努 力 しているハイ チ ー ム が 決 勝 に 進 出
「ウラル亜鈴」
ス を見る 日 夕 す ば 沈む 足を延 カル湖に 砂とタ イ 漠:熱 • バ トTOP5 砂 の ポッ アの北部 リ ート ベ • シ と蚊 ーリゾ キ ス ガ イ 絶景 シアの ロ •
あなたの想像を超える旅
85
20
いる。ここ8 年で技 術 発 品を市 場に投 入しよ 込みを受けた。 141 ➊各家庭にロボット
これロシア製
30
ロシア基準要求
宙飛行士、ユーリー・ガガー リンが登場し、ロシア民謡「行 商人」が流れた。世界ではこの 「行商人」がテトリスのテーマ ソングとして知られている。
1980 年代後半には任天堂 や米国のスペクトラム・ホロ バイトなどの外国企業がテトリ スにソ連色を加えていた。テ トリスの背景には人類初の宇
品= PressPhoto。 (写真下)テトリス のイメージ=エレーナ・ポチェトワ撮影 (写真上)アルフポーレのワーク ショップ (写真中央)フーガの製
一言
けられ、 7 7 5 以上の テク企業のための﹁ジェ し、 上位3 位入賞を目 ボビジネス﹂の成 功 物 てくれる。
12
美しい製品を作れるロシアの メーカーは少なくない。燃料、エ ネルギーは外国で買うことにして、 たまには大量生産したグッズをア ジアで売りたいもの。「ロシア製」 の例をいくつか挙げてみよう。
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2015年(平成27年)11月12日(木)
3 ビジネス
2015年(平成27年)11月12日(木)
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19 17 年の2 月 革 命の後、 帝 政ロシア最 後の皇 帝ニコライ2 世
ジュエリ 14カラット・ゴールドと0.05カラット・ダ イヤモンドの指輪の価格 *出典:ロシア連邦統計局、ジョーンズ・ラング・ラサール、2GIS 価格は2015年10月7日の為替レートで計算
当 時、 ソコロフは 遺
Almost half as much than in all mus musical s icc al theaters of the world.
は、 皇 帝一家 が 銃 殺 さ
価格
ており、 革命後も旧体
The Bolshoi Theater 毛皮のコートの平均価格
れたことを 彼 が 証 明で 体は焼かれたと推 測し
毛皮および毛皮製品
史実解明に一役
プレミアム・ブランドのボトル
制に忠実だった。
ウオッカ/0.5㍑あたり
れる。 うまく焼 却でき
ロシアは世界最大のキャビア輸出国
きた点にある﹂とソロビ た が、 後にこれは 覆 さ
スタンダ ード・ル ームの 平均
キャビア/100 ㌘あたり
ヨフ氏は言う。
40% オフ
の間でとても人気がある
﹁ソコロフは病を口実
ロシアのチョコレートは旅行客
に休 暇 をとり、 シベリ
日 に 行 所で硫 酸をかけて埋 め
チョコレート・バー
いずれの証言・証拠も な かったので、 別 の 場
2015年、モスクワの一流シェフの料理を味わうの
ソコロフは、 革 命 後 ルクには事 件の8 カ月 が私を呼 び出し⋮⋮ 捜
邦 捜 査 委 員 会・ 刑 法 の内戦に際し白軍が樹 後に軍と共に現 地を訪 査を私に委ねた﹂﹁それ ﹁ 殺 害 は 7 月
白 軍は敗 北し、 東 方
レストラン/平均利用価格
アに去った﹂。ロシア連
後にソコロフは書く。
は 歴 史 的 事 実 で あ り、 われた﹂ことを示したと たことが判明した。
最高級 .............. ...... 2万 上級...... 9000円 .............. ......1万9 中級...... 000円 .............. .............7 780円
17
に、財布の中身を気にしなくて済むようになった。
ホテル モスクワ の歴史 的中心 の宿泊 部のホ 費は、 テ ここ1年 た。 で大きく ル クレムリ 下 ン の赤い 落し の岸辺 星、モス 、ボ クワ川 とのでき リショイ劇場を 眺め る部屋 は、 手頃な これまで るこ 価格に よりも なってい る。
ソコロフは 後 年、 自 特別な性格を帯びた﹂
ロシアの通貨ルーブルはここ12カ月で、対米ドルで40%安くなった。ルーブル安により、ロ シアを訪れる外国人旅行者にとって、多くの商品やサービスが割安になった。
T R AV E L 2 M O S C O W. C O M
立 したシベリア政 府の れている。
年3 月
皇帝一家の死の詳細が 注目されたのはソ連崩壊 後の 1993 年のこと。ソコ ロフが集めた書類は散逸し 世界中で探し回らねばなら なかった。リヒテンシュタ イン公はサザビーズの競売 でアーカイブを競り落とし、 ロシアに渡した。また捜査 資料のかなりの部分が米国 ニューヨーク州ジョーダン ビル、ブリュッセル、外国 のロシア正教会にあった。
ソ連の秘 密 警 察 K G に 退 却。 ソコロフも 捜
ソコロフは
リに逃れた。 晩 年、 皇
20
散逸資料を探せ
クに 迫 る な か、 皇 帝一 集 め、 二つに分 けてフ
を 現 場 のイ パチェフ 館
ヤマに運んだ。
から廃鉱のあるガニナ・ にロシアを 出 国 し、 パ
﹁ 予 審 判 事 は 切 り 刻 太 后マリ ア・ フョー ド
まれ焼かれた遺 体、 遺 ロブナ、 ニコ ライ 2 世
品などを発 見した。 そ の母のた めに報 告 書 を
歳でフラ
れらは皇 帝一家 を 身 近 完成した。ソコロフはロ
年、
42
に 知っていた 者 た ちに シアに戻り捜 査 継 続を
史 家 リュド ミ ラ・ ドゥ が、
24
よ り 確 認 さ れ た ﹂。 歴 望 ん だとの証 言 もある
ンスで客死した。
もっと読む jp.rbth.com/425955
jp.rbth.com/ tag/ロマノフ家
7
密漁されたタラバガニ4万㌕が 押収され、2010年12月、 カムチャ ツカ半島で破砕、乾燥、焼却され た。 処分工場で働くアレクセイさんは語った。 「没収物を販売せず、廃棄を決めた党と政 府に感謝する。 数日間、 カニばかり食べてい る。 人生で2∼3回試食しただけだった」
その結果、ロシア連邦調査委員 会の上級刑事捜査官のウラジーミ ル・ソロビヨフ氏は遺体がニコライ 2 世の子であるマリア皇女とアレク セイ皇太子のものであることを確認 した。 今日、皇帝の子供の遺体はロシ ア連邦の国立アーカイブに保管さ れている。だが、ペトロパブロフ スキー大聖堂にもマリア・ニコラエ ブナの名前が記された敷石がある。 それは彼女の姉妹と両親の埋葬場 所の横にある。
イコワ氏はこう語る。
6
フルシチョフ政権の未開地開拓 キャンペーンの一環として、1962 年に3700万㌶の豊かな土地にト ウモロコシが植えられた。 翌年、 ソ連では穀 物危機が発生し、 パンの配給券が導入され た。 1964年、 フルシチョフは失脚した。
ロマーノフ皇帝と皇后、5人の子= Getty Images
ソコロフの証言がなけ
ロシア通信
もっと読む
1991 年、ニコライ 2 世、アレク サンドラ皇后とその子息たちの遺体 が発見された。だが、それは子息 全員の遺体ではなかった。皇帝に は 4 人の皇女とアレクセイ皇太子 の 4 人の子供がいた。アレクセイ 皇太子とマリア皇女の遺体は 2007 年夏に見つかった。 2 人の子供の遺体が異なる場所 で発見されたのはなぜだろうか? これについては様々な説がある。 調 査 過 程では 三 つ の遺 伝 学 者グ ループ ( ロシア、米国、 オーストリア ) が 1991 年に発見された遺体の調 査結果を検証するとともに、別の遺 体発見現場からの物質を分析した。 2 カ所目の遺体発見現場からの 子供たちの身元を確立するため、 英国のエリザベス 2 世女王と夫で あるエディンバラ公フィリップ王配 から血液サンプルが採取された。こ の 2 人はニコライ 2 世の妻である アレクサンドラ・フョードロブナの 親戚に当たる。
代表者に、 ウラル以東
英女王夫妻も協力
提督︵白軍のシベリア政 件 を 解 明 することは難 白 軍 がエカ テ リンブル る。 彼は貴 重な資 料を
血液を鑑定
学 局 首 席 捜 査 官・ 刑
ニコライ・ソコロフ捜査館=ビタリー・シトフ撮影
法 学 者、 ウ ラ ジ ー ミ
アレクセイ皇太子= Press photo
後にオムスクの検 事 局 う記した。﹁2 月5日、 れば、 現 代 人 がこの事 B の前 身 チェー カ ー は 査 中 断を余 儀なくされ
5
1932∼33年、富農階級撲滅・集 団化政策、 またソ連政府による外 国からの人道支援受け入れ拒否 の結果、 ウクライナ共和国、 ベラルーシ共和 国、北カフカスなどで約800万人が餓死す るという悲劇が起きた。
皇 帝一家 銃 殺の悲 劇 府 最 高 執 政 官アレクサ しかったろう。
「ソコロフの主な貢献は皇 帝一家が銃殺されたこと を彼が証明できた点にあ る。 当時は、ロマノフ家 の運命に関してはさまざ まな説が飛び交っており、 そのなかには偽皇太子を 生み出すに至るものまで あった」
世界が注視
(ロシア連邦捜査委員会・刑法学 局首席捜査官・刑法学者)
は退位し、皇帝と皇后、5人の子の生命は1年半後に断ち切られた。
最期を記す
ウラジーミル・ソロビヨフ氏
この時、歴史の舞台に登場したのが予審判事のニコライ・ソコロフだっ
皇帝一家の
一言
にペンザ県に生まれた。 2 0 1 1 年に皇 帝一家 に採用された。
4
1914年のワイン販売禁止によ り、17年までに国庫から25億㍔が 消え、 アルコール飲料がたまった。 ワインセラーとワインの略奪、海外への販 売不可により、軍事革命委員会はペトログ ラード (サンクトペテルブルク) のワインやア ルコールの備蓄処分を決定し、排水路にワ イン1万5000ベドロー (1ベドローは12.3㍑ ) を捨てた。 作家ゴーリキーは当時、 「群衆は もう2週間、毎晩ワイン貯蔵庫を略奪し、酔 っ払い、血だらけになって豚のように転がっ ている」 と書いた。
捜査担当の予審判事
22 AP
ニコ ラ イ・ ソコロフ 法律を学び、1917 殺害事件の再捜査を指
は1882年5月 日 年には 予 審 判 事になっ 揮し、終了まで導いた。 が起 きたエカテリンブ ンドル・コルチャーク︶ ﹁ソコロフの主な貢 献 家の殺 害を急 ぎ、 遺 体 ランスに送った。
3
ル・ ソロビヨフ氏 は 語 で会い、イルクーツク、 著﹁皇帝一家殺害﹂にこ
2
ジャガイモの強制栽培に関す るニコライ1世 (在位1825∼55 年) の皇帝令によって、暴動が発生 し、50万人が参加した。 聖典を読んだ農民 が「ジャガイモを食べることは罪」 とのうわさ を村に流した。
た。ニコライ皇帝一家の運命を我々が知っているのは、 彼の活動によ
1
塩税導入が1648年の 「塩一揆」 に発展。 この暴動で、 モスクワ市民は 街の中心部を焼き、4人の大貴族を 殺害した。 暴徒と交渉するため、 アレクセイ 帝は諮問機関「ゼムスキー・ソボル」 を招集 し、初の印刷されたロシア国家法典である 「 会議法典」 を制定した。
る。 同氏は1993 ∼
過去 400 年、国家と食料は争い の種だった。原因は何だったのか。 ロシア史を振り返る。 【ウリヤナ・ ボロホワ、コメルサント紙】
歴史 4 るところが大きい。 そして、ロシアの政権はソコロフの関連資料書類
相克の 400 年
を世界中で収集してきた。 その記録は、 闇に包まれていた史実を決
定的に解明するものだった。 ︻アラ・アスタニナ︼
国家と食べ物
1905年第1次革命で最も有名 な出来事の一つが戦艦「ポチョム キン」 の水兵の反乱である。 船員た ちは腐った肉の入ったボルシチを食べるこ とを拒否し、武器を手にした。
ソコロフの事件簿
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東 方 転 換を行っており、
太 平 洋・ 南 ア ジアへの
経 済・ 政 治 的 進 出の拡
大を必要としている。
上海協力機構を活性化
ぐ ず ぐ ず している 時
く と も、 ソ 連 崩 壊 後、
間 な ど ない。 そ れで な な 東 方 転 換と関 係 して との建 設 的 協 力 がうま
米 国は太 平 洋に冷 戦の
波に乗 ら ずに
中 国の経 済 成 長の第 1
によって、 アジア、 特に
の 構 築、 その 内 部 での
大 ユ ー ラシア 共 同 体
有 利 な 地 位 確 保 には
ジアのためのアジア﹂モ
ア﹂ モデルではなく、 ﹁ア
ヨーロッパ、 中央アジ アとの物 流 構 築 な どを
投資拡大を発表した。
ち 中・ 東 欧
カ 国への
での﹁世界のためのアジ 中国は﹁ +1﹂すなわ
力 作 業 部 会 を 創 設 すべ
が 率いるユー ラシア 協
し、 首 相、 大 統 領 府 長
専 門 家、 経 済 界が参 加
の 指 揮 を 要 し、 省 庁、
ア) 、GulfNews、Al Khaleej(UAE)、El Observador(ウルグアイ) 、El Peruano、
2035 年過ぎから年金制度がピンチに
常に限定的性格を帯び ロシアの存 在 感 が 増 し えで、 それを自 国の国 ている。 それは、 偵 察 てほし くないという 思 益を守るための行 動の 妨 げとはみなしていな
さらに、 米 国は、 包 い。 ど う や ら、ロシアは
採択された。
よ う な 封 じ 込 めシステ
駄にしている。 中 国 政 府 は イ ラ ン、
中 途 半 端 な 活 動ではな
デ ル に 沿ってい る。 ア
きだ。 近 隣 諸 国の参 加
このよ う な 委 員 会 は
も必要だ。
形 態の整 備が大 切 だ。 そうす
老 齢 者の就 業 を 妨 げる 別の
年 代、 出 る。そのため、民間の育児サー
生 数 が 著 し く 低 下 し、この世
年 金 生 活 者 と 退 職 前のベテ
ビス市場の整備が重要である。
ラン世 代には新 たな 専 門 知 識
業 先 さえあれば、 その用 意 も
を 習 得 する能 力 があるし、 就
年代
雇用主への調査によると、企
ある。
り、スキルアップしたりするこ
雇 用 主 は、 上の世 代の従 業
とが少ない。
人口高 齢 化による悪 影 響 を
歳 以 上の就 業 率 が 直面する。
かせない。ロシアでは労働者の
がある。 国 民 全 員を対 象とす
高めるべきだ。
エレーナ・グリシナ氏
ロシア経済・国家行政アカデミー社会分析・ 予測研究所年金制度研究
引 き 起こすので、 柔 軟 な 就 業
労 働 市 場からの完 全な退 出を と 利 用 しや す くし、 その質 を
健康状態の悪化はしばしば、 る継続的教育のサービスをもっ
れる。
や全 般 的な身 体 疲 労が挙 げら 生 涯 教 育に常に取り組む必 要
要 因として、 健 康 状 態の悪 化
高 齢 者が労 働 市 場から去る 抑 えるた めには 国の政 策 も 欠
何よりも貢献している。
これには
6・7%増、女性は6・1%増。 用 主 か らの早 期 退 職の圧 力に
大 幅に増 加 している。 男 性 は 定 年 を 迎 える 多 くの人 が、 雇
と、 就 業 率が2 0 0 0 年から と 考 え る 傾 向 に あ る。 ま た、
ロシアの 公 式 デ ー タに よ る 員の効 率 を 高 める 必 要 はない
年代生まれ世代の活用
るようになる。
年 金 制 度に大 きな 負 担 がかか 世 代の従 業 員は研 修を受 けた
は年金生活者より少なくなり、 業の全 従 業 員 に比べて、 上の
主が特別年金拠出金を納める︶
ぎたころから、労働者数︵雇用
出生数低下した
そのため、 2 0 3 5 年 を 過
代は年金生活に入っている。
年 代 生 ま れの人 口の多い世
代の人口はとても少ない。一方、
経 済 的に混 乱した
年代生まれだ。ソ連が崩壊し、 要 因 としては、 孫の世 話 があ
参 入 する若 者たちは1 9 9 0
現 在、ロシアの労 働 市 場 に 孫の世話も就業妨げる
シアも例外ではない。
経済的発展への試練となる。ロ をもっと効果的に活用できる。
興 国のいずれにとっても社 会・ れば、 高 齢 者の専 門 性 や経 験
人口の高 齢 化は先 進 国、 新
RUSSIA-DIRECT.ORG/SUBSCRIBE
情 報の交 換を想 定して いがある。 お らず、 米 国 がシリア にお けるロシアの政 策 括 的 地 域 戦 略 策 定 の 意 し た が、これは どの ろ混とんと無 秩 序が支 を 支 持 していることを 面で問 題に直 面してお ジョージ・ブッシュ・ジュ
相互協力欠けるのも想定内 みで構成される。 案した関 係のあり方を
り、これが 二の足 を 踏 ニアが プー チン氏に提 プー チン氏の最 近の 初めて受け入れたよう
米 国 がシリア問 題に ませている。
米国と欧州連合︵E よ う に も 解 釈 で き る。 配 している リ ビ ア、 シ 意味していない。 U︶が期待をかけている 重 要 なのは、 両 国の軍 リア、 イ ラクで国 家 体 シリアの野 党 勢 力 とは 事関連省庁が協働の詳 制を回 復させる必 要 性 お けるロシアとの全 面 的な協 力を拒んでいる 発 言のトーンから判 断 だ。﹁ 私 た ち は 敵 で は
ロシアは、 中 東 か ら 背 景 には、 ペルシャ湾 すると、ロシアは米国、 ない。 お 好 きなよ うに
異 な り、ロシアと 同 盟 細を話し合うよう委任 に関するものだ。 今 の と こ ろ、 相 互 の難 民 問 題の抜 本 的 解 岸の同 盟 諸 国の不 満を 北大西洋条約機構︵N やりなさい。 私 た ちも
関 係 にあるシリ ア、 イ を受けたことだ。 ラ ク、 イ ラン、 クル ド 人の民 兵は実 際にI S 理 解は確 立 されていな 決を真っ先に提案した。 招 くのでは ないかとい ATO︶との克服し難 好きにしますから﹂ と 4 年にわたり外 部から アが 縛 られることはな 機に苦しむ欧 州 諸 国で
と中国の﹁一帯一路︵新
エリ ー トの怠 惰 や 無 教
中国が西シフト
﹁大ユーラシア﹂の可能性
と 戦っている。 彼 ら は い が、 そ のこ と でロシ これは、 難 民 流 入の危 う懸 念、 地 域における い溝の存 在を認 めたう いうふうに。 の支 援 な しにこの戦い い。ロシアは 極 めて 上 反 響 を 呼 ぶにちがいな を 続 けており、 勝 利の 首 尾 にI S と 戦ってい い。 もっと も、 処 方 箋 チャンスはロシアの支援 る人 々の協 力を支 えと は 簡 単 と は 思 わ れ ず、 と共に高まりつつある。 している。 米 国 は 効 率 国家体制が破壊された 9 月 末に国 連で行わ 的に協 力 しうるパー ト 地 域において国 家 体 制
月 半ばに露 米 協 力
ではなかろう。
れた プー チン氏 と オバ ナーを 地 域において見 を回 復 することは容 易 プー チン氏の最 近の
マ氏の会 談では、 ま さ いだせていない。 にシリア問 題 が何 より
をめぐる相 互 理 解に関
EEUと中国が連携
くいか ないこと を 理 解
ム を 構 築 していること
した。貿易は別として、 育、ヨーロッパ中心主義 ロシア極東に﹁先行発
が明らかになっている。
極東に先行領域
ロシアの 専 門 家 は 少 いる。
IS︶首脳会議とユーラ との連 結 や、 E E U と しほっとした。EEUの
独 立 国 家 共 同 体︵C シル クロー ド 経 済 圏 ︶ ﹂
間の迅 速な連 絡 体 制の
乱 や能 力 欠 如に振 り回
シア経済連合︵EEU︶ 中 央 アジアの軍 事・ 政 一部 加 盟 国の官 僚の混 治 分 野を含 めた協 力 拡
確立、 及び危機的状況 月
最 高 評 議 会 会 議が
展領域︵TOR︶ ﹂が創
年を無 設 され、 活 動 を 始 めて
パキスタン、インド、ペ
増大していたからだ。
の両 日、 カ ザフ 大の一端が明らかになっ され、 疲 弊 する 不 安 が
スタンの首都アスタナで た。 E E U・一帯一路
、
が生じた際の相 互 援 助
は、 両 国の軍 事 機 関の
際問題における西側諸 諸 国の意 見に左 右され 外交防衛政策会議議長
する覚 書である。 それ
える。 ど う や ら、ロシ 創 出 し、 しかも それは
が影を潜めたように見 実際に国際的な連合を
アンドレイ・ スシェンツォフ氏
国の専 横に対 する憤 慨 ないで 済 む。ロシアは
大 統 領の発 言では、 国 の戦い方に関 して西 側 双方は﹁協働継続﹂で合 テー ゼは、 目 下のとこ リア上 空での飛 行 安 全
このところ、ロシアの 置 く。ロシアは I S と も 詳 細 に 協 議 さ れ た。 発 言の二つ目に枢 要 な の一里塚となったのはシ
プーチン大統領は過激派組織「イスラム国」 (I S)に対抗する広範な連合とリビア、イラク、シリ アの国家体制回復を呼びかけた。この提案を拒 否する米国は既にイニシアチブを失っている。
アの観 点から重 要な地 勝 利を求める参 加 者の 域の原状回復に精力的 しかし、 そ うした 協
を内容としている。
自 由 港 圏 はロシア東 海 岸の港の多くに広がる。 天然ガス・パイプライン
経済圏に広がり ﹁シベリ アの力 ﹂、 宇 宙
基地﹁ボストチヌイ﹂と 関 連 インフラが 建 設 さ 市 場 をめざす 物 流 関 係
ルシャ湾 の 方 向 で 欧 州
く、 体 系 的 作 業が必 要
ジア域 内 市 場と近 隣 市
通じた中 国の西 方 転 換
別 の大 き な 期 待 が も
拡 大 に 重 き を 置 い た。 だ。 政 治の最 高 レベル
の発 展 を 通 じた 経 済 的
れている。
換。 中 国 経 済 はこれま
てるのは 中 国の西 方 転
場 は 中 国 に とって、 よ
的 に 極 めて プラスで あ る。ロシアは 経 済 的 な
官、 または特 別 副 首 相
り 可 能 性のある 市 場に は、ロシアにとって客観 加 えて、 中 国 は 米 国
映っている。
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建 設 中の大ユー ラシア
90
50
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編集スタッフ
の主 要 組 織になり 得る
ロシアのシリアへの軍事介入は長期 の中東の戦略地政学的展望を変える可 能性を秘めている。これをふまえなが ら、新しいRDリポートはロシアがシリ アに深入りした理由を分析。ロシアの 積極的な中東外交政策の特徴を詳しく 説明し、ロシアのシリアへの関与の潜 在的なリスクと恩恵を推察する。
本紙は6面ともロシア政府発行紙「ロシア新聞」により制作、発行されたもの で、文責は「ロシア新聞」が負っています。 本紙の記事は個人的に使用する場合を除き、その転載、転売、譲渡はすべて 「ロシア新聞」の文書による許可なくしては禁じられています。記事や写真の利 用を希望される方は、下記の連絡先までお申し込みください。 この号は、11月6日付で印刷されるように添付されました。
のに半 休 眠 状 態にある
Phuket Gazette
可能性を見てみよう。 いる。 ウ ラ ジオス ト ク
シリア情勢
90
編集兼発行 ユージン・アボフ Eugene Abov 編集デスク アレクサンドラ・バズデンコワ Aleksandra Bazdenkova 電子版編集 ナタリア・ススリナ Natalia Suslina 編集アシスタント セラフィーマ・クリカロワ Serafima Krikalova デザイナー アンドレイ・シマルスキー Andrey Shimarskiy 編成担当 ミラ・ドモガツカヤ Milla Domogatskaya レイアウト イリーナ・パブロワ Irina Pavlova サブ編集者 三瓶良一 ゲスト編集者 町田幸彦 写真 アンドレイ・ザイツェフ Andrey Zaitsev、 スラワ・ペトラキナ Slava Petrakina 広告 ユーリア・ゴリコワ Julia Golikova
上 海 協 力 機 構を活 性 化
55
アレクサンドル・ゴルベンコ Aleksander Gorbenko パーベル・ネゴイツァ Pavel Negoitsa ウラジスラフ・フローニン Vladislav Fronin
編集委員会長 社長 編集長
高齢化社会の試練、ロシアでも
もっと読む jp.rbth.com/485081
新リポート 「ロシアの新たな中東戦略」
「ロシア新聞」 の Russia Beyond the Headlines 部局はロシアを紹介する特殊折 り込みやセクションを編集し、下記の新聞で配布しています: 毎日新聞(日本) 、Global Times(中国) 、中央日報(韓国) 、エコノミック・タイ ムス(インド) 、ネーション(タイ) 、ジ・エイジ、シドニー・モーニング・ヘラルド (オーストラリア) 、ザ・ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ・インターナショ ナル(米国) 、NYT(米国) 、ウォールストリート・ジャーナル(米国) 、デイリー・テ レグラフ(英国) 、Handelsblatt (ドイツ) 、Tagesblatt (ドイツ) 、LeJeudi (フランス) 、 ラナシオン(アルゼンチン) 、フォリャ・ジ・サンパウロ(ブラジル) 、フィガロ(フ ランス) 、エル・パイス(スペイン) 、ラ・レプブリカ(イタリア) 、ルソワール(ベ ルギー) 、ジオポリティカ(セルビア) 、Nedeljnik、ノワ・マケドニア(マケドニ
連 携でのE E U 加 盟 国
サラトフ地区裁判所で農婦バザルノワに関する 公判が開かれた。女は皇帝陛下の息女、オリガ 大公女に成りすまし、戦地調達品の寄付を募った。 郡警察署長が勇気をふるって「妃殿下」に身分証 明書提示を求めたところ、女はあたふたし始め、 一巻の終わりとなった。裁判所は市民権を剝奪し、 矯正院に 2 年間収容するとの判決を下した。
に着手したらしい。
「ロシアの言葉」紙 (1915 年 11 月 27 日)
セルゲイ・ カラガノフ氏
お手紙をお寄せください
10
これによって、EEU の協 調に関 する 文 書 も そ れ はロシアの 経 済 的
製菓工場が閉鎖されるとのうわさがかまびすし くなり、モスクワの製造業者らは心穏やかでない。 ウオッカの製造禁止後、菓子の需要が増えた。モ スクワの製菓工場の職員はかつては 1 万 6000 人以下だったのに、今では 2 万 2000 人に達して いる。製菓工場閉鎖は市民からお茶菓子を奪うの みならず、大量の労働者を路頭に迷わせることに なる。しかも、その大半が女性と未成年者だ。
20
す。必ずしも「ロシア NOW」 または「ロシア新聞」の見解と同一ではありません。
16
開催された。
妃殿下成りすまし事件
調は完全な協力を意味
「夜の至急報」紙 (1915 年 11 月 3 日)
ロシア国立研究大学「高等 経済学院」世界経済・世界 政治学部長
ロシアは東向き
本紙に掲載された「オピニオン」面の意見や読者からの投書、ゲスト・コラム、
させる。
風刺漫画などはさまざまな意見、主張を幅広くご紹介するために選ばれたもので
16
情報提供:全ロシア世論調査センター
10
するものではな く、 非
お茶菓子が奪われそう
17
米国へのロシアのメッセージ
プーチン発言の真意
首都ペトログラードの通商部が新たな財源を得 ることになった。民間の技師が路面電車の中で新 聞を売る独占的権利を自分に与えるよう市に求め たため。というのも、その利権の見返りとして、こ の企業家は従業員数 2000 人を抱えつつ、市に 年間 2 万㍔支払うことを義務付けられたからだ。 従業員が 50 人増えるごとに、支払額も 2000㍔ 増しとなる。利権付与の期間は 10 年だ。
シリ アを め ぐ るロシ
「市報知」紙 (1915 年 11 月 1 日)
アの﹁積極的な措置﹂は
市電内で新聞販売
「ロシア・ダイレクト」 (Russia Direct)は 専門家、ロシアおよび各 国の各分野の当局者たちが地政学 的問題についてハイレベルで話し合 い、理解するためのフォーラム。 メールのあて先は jp@rbth.com です。 お気軽に日本語でメールしてください。
ドミートリー・ヂヴィン
シリア情勢への関心は高い。その行 方をそれなりに見守っている人はロシア 人の3分の 2 以上(68%) 。うち 22% が 定期的にニュースを確認している。
ロシアを 有 利 な 立 場に
ロシア通信
16
お好きなように、 我々もやります 100年前のロシア
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2015年(平成27年)11月12日(木)
5 オピニオン
信長をルジマトフ主演
今 回 は 3 回 の 公 演 回 はや らないと 自 分の
り達 人。 尊 敬 していま だったが、藤間氏は﹁余 ものにならない﹂と同じ
と 興 奮 を 隠 さない。こ さんのエネル ギ ーは 無 ついて、岩田氏は﹁やは の劇 場で初 めて踊った 限 大﹂ とたたえる。
)
岩田守弘 ( 横 ) 浜市出身。 ボリショイ劇場では初の外 国人ソリスト。現在はロシ ア・ブリャート共和国立歌 劇場バレエ団の芸術監督。
意欲を示している。
藤間蘭黄 ( 東 ) 京都出身。 日本舞踊の江戸時代から続 く 代 地・ 藤 間 家 の 後 継 者。 伝統を守る一方、バレエと の競演など挑戦を続ける。
分 もある。 最 低でも
岩田氏は﹁場内の﹃気﹄ 歳に達しながらも激し す﹂と古くからの友人に 計な部 分や足りない部 メンバーによ る 再 演 に
ファルフ・ルジマトフ ( 旧ソ連ウズベキスタン共和 国出身。キーロフ ︵現マリ インスキー︶ 劇場プリンシ パルを経て今も現役続行。
が す ば ら し い。 生 き く踊ったルジマトフ氏に 脱帽してみせた。
ルジマトフ氏も﹁藤間
ボリショイの衣装 創意工夫の芸術品 ボ リショイ 劇 場 のオ リア・ アルドシナ部 長 装の根幹だ。かつてチュ 時、 チュチュは 丈 が 長 チュはモス リ ンと 薄 紗 くなり、 垂れ下がった。 ペラ と バ レエの 衣 装、 がこう説明する。 服飾用品、小道具は真 ﹁ 衣 装 の 細 部 が ライ ︵はくさ︶で織られ、の チュチュが動かず、安定 の芸 術 品 だ。 その工 房 ト を 浴 びて も 輝 か ず、 り 付 け し た。 マイ ヤ・ するよ うにと、 新 技 術
来年の3∼4カ月間はこちらとあ
は創意工夫の宝庫だ。 最後列からは見分けら プ リ セ ツ カ ヤ の 回 想 が用いられ、 チュチュの 女 性 衣 装工 房のナタ れないこと が ある。 そ に よ る と、 最 初 のチュ デザインは建 築 設 計に
﹁ボリショイ劇場﹂のウラジーミ バレエ団 の新 芸 術 監 督 を 発 表 し
リン氏にボリショイ劇 場に残るよ
ウリン総 支 配 人はまた、フィー
ル・ ウリン総 支 配 人 はこのほ ど、 ちらで仕事をすることになる﹂。 た。劇場との契約が満了するセル
日本公開始まる
日から東 京・
テアトル梅 田を皮 切
新宿武蔵野館、大阪・
月
善 人のみ﹂の上 映が
による﹁裁 かれるは
論議呼んだ話題作 今 年の米 ゴールデ ングロー ブ賞 外 国 語 映 画 賞に輝いたロシ アの鬼才アンドレイ・ ズビャギンツェフ監督
りに始まった。順次、
ロシア語原題は﹁レ
全国で上映される。
ビアファン﹂︵英語で
はリバイアサン︶ 。
権 力と個 人の救わ
れ な い 関 係 に 教 会、
家 族 も 絡 む。ロシア
社 会の断 面 を 切 り
取ったよ うな 展 開 だ
けにロシアでは 公 開
の是 非にも及 ぶ大 き
日 本 公 開に合わせ
な論議を呼んだ。
た 東 京でのト ー クイ
ベント ではロシア 文
学者の沼野充義氏が
いうよりも、 権 力 腐
﹁ 単 なる 政 権 批 判 と
敗の普 遍 性 をテーマ
にしている﹂と解説し
た。 ︻三瓶良一︼
﹁ホッブズの﹃リ
バイアサン﹄は国
家 を 理 想 化 し た。
人間は誰にでも短
所がありますか
ら、あらゆる理想
が簡単に覆されて
しまいます﹂
アンドレイ・ズビャ ギンツェフ監督
プレビチの考 案 だ。 さ 歌 手、 細 身の人 形にふ
ま ざ ま な 布 地 に 金 糸、 んわりした衣 装が着せ
銀糸を植え付けた。 ボ てあるのは バレリ ー ナ
とうには宝 石5 0 0 0
ソリスト は 自 分の体
裁 縫 室には所 狭しと トラーナ・ザハロワのマ
12月
ている 劇 場にほれまし た﹂と絶賛。﹁観客の目 きた﹂とルジマトフ氏も
を 見つめ 返 すこと がで 語る。 出演者同士も褒め 藤 間 氏 は 2 人のダン
︵意図を︶ 藤 間 氏は﹁面 白いで サーについて﹁
したりした。
フと岩 田 両 氏が本 編の 意外。ありがたいです﹂
拍 手に応 えたルジマト でにウワーッというのは てもらえた﹂と話す。
を見せた。 鳴りやまぬ ていた が、 これ ほ ど ま 懐で好 き勝 手にやらせ
場が異 例の盛り上がり んでも ら えるとは 思っ れたので、 私は大 きな
能の殿 堂である国 立 劇 すね。 予定調和的に喜 ちゃんと 受 け 止 めてく
公 演 直 後には古 典 芸
表す。
く踊れた﹂ と満 足 感を 躍や回 転の技を繰り出 合った。 演 出 も 担った
れいな 音で、 違 和 感 な 一部 を 再 現 したり、 跳
岩田秀吉 蘭黄光秀
日舞とバレエ競演 ロシアバレエと日本舞踊の担い手3 人がそろい踏み した公演﹁出会い﹂ ︵ロシアン・アーツ主催︶が 月 、 日、国立劇場小劇場︵東京都千代田区︶ で催された。 バレエと日本舞踊が競演した世界初演となる演目﹁信 長︱︱NOBUNAGA﹂では3人が熱のこもった舞 を披 露。 感 動した観 客からのカーテンコールがやま ない興奮を呼び起こした。 ︻大前仁︼
3氏が絶妙の舞 出 演 者 はロシアバレ り 付 けのロシア 語 訳 だ ルジマトフ、 日 本 舞 踊 が、 彼と接 した 後は筋
エを代表するファルフ・ け を 頼 むつも り だった の名家を継ぐ藤間蘭黄 書 きを 変 えて、 出 演 を
︵ ふ じ ま・ ら んこ う ︶ 、 依頼した。 演 目 で は ル ジマト フ 日の豊臣秀吉︵岩田氏︶
レエで長 年 活 躍 した 岩 氏が信 長を主 演。 若き
ロシアのボリショイ・バ 田守弘の各氏。 ﹁ 規 模 が 大 き く ない や明智光秀︵藤間氏︶ら 劇場の方が観客を身近 との出 会いや 衝 突 を 通
世界初演 称賛の渦 に感じられる﹂というル しな が ら、 激 しい生 涯 ジマトフ氏 がこの劇 場 を 描いている。 演 出 は 舞 台では琴 が演 奏 さ
で 踊 ること を 望 む一方 藤間氏。 で、 2 0 1 0 年に氏の 舞台を鑑賞した藤間氏 れ、 鼓や太 鼓、 笛など が﹁即 座に織 田 信 長が のおはやしも入った。
う提案したことを明らかにした。 歳。ソ連・ロシ
ゲイ・フィーリン芸 術 監 督の後 任
ワジエフ氏は
アのバレエダンサ ー、 バレエマス
にミラノのスカラ座バレエ団監督、 マハル・ワジエフ氏が就 く。 就 任
ター、 振付師。サンクトペテルブ
年間、 同劇場バレエ 団を指揮し、7年間ミラノのスカ
た。その後
インスキー劇場でソリストを務め
ルクのワガノワ振付学校卒。マリ
日。 契 約 期
は2 0 1 6 年 3 月 間は5年。
ワジエフ氏は露コメルサント 紙
ラ座 バレエ団 監 督 を 務 めている。
に﹁スカラ座でのプロジェクトがま だいくつも残っているので、完了さ
︻オレグ・クラスノフ︼
進化したチュチュ
せなければならない。 その間に自 分で後 任 を 見つけることが可 能。
の場 合、 微 細な飾りを 見直し、 特殊な塗料で
31
︵ 約 1 億 3 2 0 0 万 リス役の4 着の毛 皮 外 のマネキンである。 円︶ に達する。
り、 中 央 部 分で細い鋼 舞 台 といえば、 オペラ ネクラーソフ﹂とある。
Tel. +7(495)7753114
10 日
/roshianow
次号の発行日 (予定)
/roshianow
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古 典 バレエと は リ ズ
ワ撮影
リハーサル中の白鳥 たち =ダリアン・ボルコ
ひ だ や 陰 影 をつけ る。
この映画の 三つの特徴
©2014Pyramide/LM
53
これが﹃着こなす﹄とい チュの重さは数㌔に達し 類するものとなった。 ﹁ ご わ ご わ して、 灯 油
3
第 21 回「日本国大使杯囲碁大会」 が 10 月末、モスクワで開催された。 ロシアでは近年、囲碁の人気が高 まっている。 1965 年、レニングラード(現サン クトペテルブルク)で初の囲碁大会 が行われた。84 年に、スポーツ種 目と認められ、現在のロシア囲碁連 盟の前身が創設された。80 年代末 から 90 年代初めにかけて、国際大 会でソ連の棋士が初めて優勝した。 スポーツ省は今年 4 月、2020 年 までの囲碁発展プログラムを承認し た。ロシアが第 60 回「ヨーロッパ碁 コングレス」の開催国に選ばれたこ との影響である。この大会は 2016 年 7 ∼ 8 月、サンクトペテルブルク で行われる。
ご意見、ご感想を お聞かせください! 編集長にお便りを
3
2
1
10
一言
政治的という より、文化的な 映画。聖書や プーシキン、 ドストエフ スキーなどの作品と有 機的につながっている。 【アントン・ドリン】
観客の期待に 応え、かつ欺く 映画。シーン からは隠喩や象徴が 読み取れる。魅了され る人もいれば、刺激さ れる人もいる。
近年で最も成 功したロシア映 画。セルゲイ・ ボンダルチュク監督の 「戦争と平和」以来の ゴールデングローブ 賞外国語映画賞。
45
軽量化の実現 劇 場では、 初 演 まで のにおいがした﹂。 大 貴 族の外とうの名 個ずつが使われている。 形 を 再 現 したマネ キン ボリショイで最 も多 札に﹁ボリス・ゴドゥノ を もっている。 裁 縫 室 衣装の写真撮影が禁じ その後、チュチュはナ 壁 際 には プリマ、 スべ られている。 著 作 権 保 イロンで 作 る よ うにな くの職 人が動 員された フ﹂﹁歌手、ドミトリー・ ぴったりのマネキン
う作業工程です﹂
「裁かれるは善人のみ」 高まる囲碁人気
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思い浮かんだ﹂ことが、
東京公演
11
10 54
11月26日(木)千葉県東総文化会館小ホ ール 11月28日(土)兵庫県・稲美町立文化会館 コスモホール 11月29日(日)大阪・ザ・シンフォニーホール 12月 1日(火)東京カテドラル関口教会 聖マリア大聖堂
創 作 と 公 演のきっか け ム が 異 なる 邦 楽 だった
ワレリー・ゲルギエフ指揮 ミュンヘンフィル 日本公演 2015
10
52
52
﹁ボリス・ゴドゥノフ﹂。 重 量 は7 ∼ 8 ㌔ 以 下。 マネ キ ンが 置 か れてい ネキンが立っている。 チュチュ。 何 層 に も 鉄の枠で支 えた。 なっている 女 性 のミ ニ 2 0 0 7 年に﹁チュ 9 0 0 着 を 超 え る 衣 軽 量 化はデザイナー兼 る。 バス トのライニ ン ︻スべトラーナ・サモ ス カ ー ト は バレエの衣 チュ革命﹂が起きた。当 装は総額約110 万㌦ 演 出 家、 パーベル・ カ グが ある ものは オペラ デロワ︼
ロシア国立モスクワ アカデミー合唱団 コンサート
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30
18
12月2日(水)19:00開演 サントリーホール プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲 より 「モンタギュー家とキャピュレット家」 (第 2組曲第1曲) 「少女ジュリエット」 (第2組曲第2曲) 「修道士ローレンス」(第2組曲第3曲) 「仮面」 (第1組曲第5曲) 「ジュリエットの墓の前のロメオ」(第2組 曲第7曲) R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 Op.20 ブルックナー:交響曲 第4番 変ホ長調 WAB.104 「ロマンティック」
もっと読む jp.rbth.com/481215
強烈な印象を残 し早世した作家の 邦訳がついに出 た。収められた七 つの短編はいず れも、どこで誰が 何をしているのか、 明確な時間や舞 台設定、人物形象 がつかみ切れぬままで読者を片時も 甘やかすことがない。にもかかわら ず、そのしなやかな文体と言葉の世 界に身を任せる心地よさは格別で少 しも難解さを感じさせない。 身体や精神の不具により描写され る登場人物たちはしばしば、机や壁 との輪郭を失い、彼らの肉体感覚や 感情は無機質のモノへと転移してい く。極端な逆遠近法で描かれた絵画 のようでありながらも、幻想性より はむしろ強いリアリティを感じさせる。 我々の生(死も含めて)を圧縮する と、こうなるのではないかと思わせ るのである。訳者の労に敬意を表す。 (高柳聡子 日本学術振興会特別研究員)
ボリショイ劇場
12月1日(火)19:00開演 サントリーホール ベートーベン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」 チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 Op.74 「悲愴」
が、ルジマトフ氏は﹁エ
刊行:2015 年5月 ドミトリイ・バーキン 著 秋草俊一郎 訳 群像社
建築事務所「アシンプ にオープンする予定で、 トト」のハニ・ラシッド氏 ジル自動車工場跡地に はモスクワで、現代美術 建設される。 に焦点をあてた、エルミ ハニ・ラシッド氏とア タージュ美術館のモスク シンプトトにはすでに「エ ワ分館の設計案を発表し ルミタージュ・グッゲン た。「エルミタージュ・モ ハイム」プロジェクトの実 スクワ」は 2022 年まで 績がある。 「出身国」
もっと読む jp.rbth.com/51769
もっと読む: jp.rbth.com/534651
首都にエルミタージュ 話題の本
新芸術監督にワジエフ氏
11月29日(日)14:00開演 サントリーホール ベートーベン:「エグモント」序曲 Op.84 ショスタコービッチ:交響曲 第9番 変ホ長調 Op.70 ベートーベン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」
となった。
カルチャー カレンダー
12
藤 間 氏は岩 田 氏に振 ネル ギ ーに満 ちて、 き
もっと読む jp.rbth.com/arts/books
文化 6 2015年(平成27年)11月12日(木) jp.rbth.com CONTENT PROVIDED BY ROSSIYSKAYA GAZETA, RUSSIA. DISTRIBUTED WITH THE MAINICHI SHIMBUN