6面
ロシア政府は、 自国のビジネス環境のイメージ向上のため世界経済フォーラム めると明らかにした。 また、 世界の主要投資銀行の支援も仰ぐ計画で、 最初の
﹁ダボス会議﹂で、ロシア直接投資基金が﹁ロシアに投資しよう﹂キャンペーンを始 コンサルタントとしてゴールドマン・サックスを選んだ。この投 資 銀 行が向こう 経済特区の創設を加速していくことだ。ロシアでの経済特区設置は遅きに失した
3年間、ロシアのイメージアップに手を貸す。コンサルタントの優先課題の一つは、
億㌦投資
たのはエリツィン元大統領の 健康問題もありロシアの権力
た。ここに同氏に絡む一つの
カ
輪組織関係者に対する
資する予定だ。
月 2%だからだ。 % な ので、 分の1ですむ
通 常は
さ ら に、 3 0 0 万
のだ。
価 値 税 も ゼロ。ここに
﹁選択の決め手になっ 持 ち 込 ん だ 機 械、 設 たのは優 遇 措 置 だけで 備にも関 税がかからな そのお か げで、 デン
ス クワでは 1 メ ガワッ とはいえ、 税 制の優 トにつき1 0 0 万 ㌦か 2005年以来、 米 遇 措 置 だけでも、 アラ かる。 ア ラ ブガのほ か ﹁ O E Z ﹂ と 国 家 の管
億 ㌦に上っ 手 に なったに ち がいな の経済特区が運営会社 い。
批判が出るわ出るわ
億 円 ︶ アフメ ド・ ビ ラロフ下
1961年4月 基 地からガガーリンが
日、 バイコヌール宇 宙 搭 乗 する 宇 宙 船 ボス トーク1 号が打ち上げ られ、 地 球を1 周して 帰還し、 世界初の有人 宇宙飛行が成功した。 この記 念 日にガ ガー リン、 初の女 性 宇 宙 飛 行 士 テレシコワな どに ふんした仮 装 行 列か ら、 モスクワ・ プラネ タリウム︵写真︶での子 供のお祭りまで、 多 彩 な催し物が行われる。 国 際 宇 宙 飛 行 デー
︵4月
S︶の新クルーはバイコ
らわずか6 時 間で到 着
ヌールでの打 ち 上 げか
夜の旅程だった。
した。これまでは2 昼
宇宙産業強化
ロシア政 府 は 宇 宙 開
発分野の改革計画を承
認した。 宇 宙 関 連の生
産は2011 年から
年 間で倍 増となる。 世
界でのシェアは ・7%
から %に増える。
新世代のアンガラ
年以降、運搬ロケッ
ト﹁プロトン﹂は新世代
アンガラの発 射 実 験は
の﹁アンガラ﹂に代わる。
日 ︶ に ち な 年 内 に 行 わ れる 予 定。
み、ロシアの宇 宙 関 連 モ ジュー ルの汎 用 性 が
できる。
ざ ま なロケット を 製 造
ニュースを拾い集めた。 高 く、これを 基にさま
極東に新宇宙基地
現 在 極 東のアムール
ロシアは 様 々 な 国の
州に新 宇 宙 基 地 ﹁ボス 打ち上げビジネス
トーチヌイ﹂ が建 設 中
打 ち 上 げは
年から行 る。 米 国の衛 星 通 信 事
年 か ら、 通 信 衛 星 を 打 ち 上 げ
ら 稼 動 する。ロケット いる。 4 月 は カ ナ ダの
で、 その一部 は 今 年 か 商業衛星を打ち上げて
有人飛行は
業 者 インテルサット も
ロシア製ロケットでの打
ち上げを継続する。
3 月 日、 国 際 宇 ︻イワン・ニコラエフ、 宙 ステ ー ション︵ I S ロシア通信の資料から︼
ISSへの最短飛行
われる。
10
20 0 4 年アテネ夏 C ︶ が 開 催 の4 年 前、
残った。 ︻ 4 面 に 続 く、 イ リ
準の大 会として記 憶に
ズな 運 営 な どで高い水
の使いや す さやスム ー
結 局 は、 競 技 施 設
OCを批判していた。
だのはけしからんとI
い中 国を開 催 国に選ん
会団体が人権侵害著し
五 輪では、 政 治 家や社
20 0 8 年 北 京 夏 季
及ぼさなかった。
し、 開 催に何の影 響 も
催日の2 カ月 前に完工
われたスタジアムは 開
開会式と閉会式が行
員会まで創設された。
シャでは 新 しい組 織 委
ンピック委 員 会︵ I O に遅いと 警 告 し、 ギ リ
問 題を解 決して競 技は 季 五 輪では、 国 際オリ 施 設の建 設工 事が非 常 それでも、 どの組 織 実施された。
ルナヤ・カルセリ﹂につ らんでいる事 実 を 大 統 しい非難を受けた。 輪組織委員会副委員長
プーチン大 統 領は2 いては、 特に不 満 をあ 領に伝 えた。ロシア五
で1 年 を 切ったが、 五 判すら聞こえてくる。
億 ㍔︵ 約
コザク副 首 相は、 当 を務 め、 後に辞 任した
批判がどんどん厳しく 月上旬、五輪関連施設 らわにした。 なっている。 五 輪 関 連 の現 場 視 察 を 行い、 組
施 設 の工 事 の 遅 延 や、 織関係者に苦言を呈し 初
る 報 告 書 を 提 出 し た。
支 払 わ れていないと す
して期 日 までに給 与 が
いる外 国 人 労 働 者に対
施 設の建 設 に携 わって
ライツ・ウォッチは五輪
人 権 団 体 ヒューマン・
たと 考 えている。 国 際
不 可 能なまでに破 壊し
したことで自 然を再 生
郊外に競技施設を建設
生 態 学 者はソチ市と
億 ㍔︵ 約 とされる。
建 設 費 用の著しい増 大 た。 工 事が大 幅に遅れ と 見 積 も ら れ て い た 院 議 員 が原 因 を 作った
空 港のよ うに国 際 線と
語っている。
が最 低 限 必 要になる﹂ と
な システ ム をつく ること
以 外にも、 開 催 場 所の ているスキー・ジャンプ 費 用 が、
けではないという。
協 会の業 務 最 高 責 任 者
システム整備が先
のメシチェリャコワ氏は﹁ロ 国 内 線 をわけ、一旦 税 関 管 理 するのか、 また 免 税 うに するな どの管 理 シス
シア鉄 道が中 間 駅をどう を 通 過 した ら戻 れないよ とフィンランドのヘルシン 貴金属装飾品など航空機 は 億㌦︵約950億円︶ 鉄 道 会 社にそれなりの収 店で商品を購入した人が、 テムが必 要になってくる。 キを結ぶ列車﹁レフ・トル の機 内で販 売 されている に達し、 う ち機 内 販 売 額 入をもたらす可 能 性はあ ロシア国 境の手 前で下 車 ︻ユー リア・ ガッリャモ %を占めた。 西 るが、ロシアではまだこの しないかを どう 監 視 する ワ、RBCデイリー紙︼ ∼
免税取引・輸送機関取 側 諸 国では機 内 販 売 額が よ う な サ ー ビスのインフ のかが 重 要になる。 乗 客
は
治療協力
ソチ冬 季 五 輪 開 催ま 選 定 を 誤ったという 批 台などの複 合 施 設 ﹁ゴ 240 億 円︶にまで膨 備段階で各方面から厳 委 員 会 も開 催 までには
準備遅れほか
ソチ五輪大丈夫?
る。 なぜなら、 3 M 社が 轄 下にあるが、 成 長の ﹁ 現 地 生 産 をロシア 昨 年 は サ マ ラ 州 の で行 うか、 東 欧のどこ 利 潤 を 得 る よ うになっ 度合いはさまざまだ。
現 地 生 産を拡 大してい ている。
年に進 出し、 計 画 的に 総 額は約
横 浜 ゴ ム は 2 0 0 9 国の経 済 特 区への投 資 ブガを選ぶ十 分な決め
のブランドで知 られる
いる。﹁ヨコハマタイヤ﹂ れぞれ投資した。
常に積 極 的に進 出して 社は7540 万㌦をそ 解しています﹂
この中でも日 本 は 非 ン﹁アームストロング﹂ ネスのやり 方 もよ く 理 の接 続 料も無 料 だ。モ
特区に参加している。
国から の外国企業が
年のことで、 既に
置されたのは20 0 5
日米企業も積極的
メーカー ﹁3 M﹂ 社は 官僚の新しいタイプで、 社は、 既に1 260 万
㌦、 化 学・ 電 気 素 材 てい ま し た。 ロシアの マー クのロック ウ ー ル
ズ は 1 億 8 0 0 0 万 から得 た 印 象 も手 伝っ
ゼ ネ ラル・モーター なく、 経 済 特 区の幹 部 い。
特区に加わった。
年は大企業6社が経済
劣 ら ず 積 極 的 だ。 昨 レフ法務部長だ。
米 国も日 本に負けず 社のアレクセ イ・ ザ バ ユーロ投 資 すれば付 加
こ う 語 るのは、 3 M
億 5 0 0 0 万 ㍔ 投 ブガに参加しました﹂
し た。 ハイ レックス は 共 和 国の経 済 特 区アラ わ ずか
ク ス が 相 次 い で 進 出 か ら、 タター ルスタン
ク、三桜工業、ハイレッ した。 結局、 昨年
豊 田 通 商、 アツミテッ にとって 難 しい 選 択 で 間 は 法 人 税 はたったの
経 済 特 区 ト リヤッチに かで行 うかは、 わが社 て か ら、 向 こ う 5 年
英 国で突 然、 死 去した。 同
ロシアに現 在のよ う 3000 億㌦、 ゼネコ 英 語は堪 能 だし、 ビジ ㌦を節 約できた。 電 気 な形態の経済特区が設
米国は
米GSが協力
モスクワ・キエフ間で
国際列車内に免税店
感があるとはいえ、経済効果は証明済みだ。︻3面に続く、 エフゲニー・バスマノフ︼
ロシアの鉄 道 会 社 は 航
夏から試験的に実施 空 会 社の実 績を参 考に追 加的な収入を得ようとし ている。国有会社﹁ロシア 鉄道﹂の子会社が列車内 に免 税 店 をつくる計 画 を
オピ ニ オン ( 5 面 )
税優遇で誘致
経済特区をフル活用
ロ シ ア で 今、 自 転車の人気度が高 まっている。車には さまれながらのチャ リン コ 通 勤 奮 闘 記 や広大な自然の中 の お 勧 め コ ース な ど紹介する。
夏、 モス クワー キエフ間 ストイ﹂に同様のサービス ような商品になる。
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交流
ほとん どの五 輪 が準
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社会を映す公共広告 問題点は世界共通
ラがない状 態で、 法 整 備 の旅程を把握するために、
ロシア最大の日刊紙ロシースカヤ・ガゼタ(ロシア新聞)は、世界の主要新聞に
4面
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ロシア理解の一助になることにあります。
ベスト・オブ・ロシアは毎年 1 回実 施される定評あるロシアの写真コンテス ト。今年で 5 周年を迎えるこのコンテス トはロシア人の間で大変な人気を集め ており、入賞作品は常に注目の的となっ ている。上の写真は「建築」部門で入賞 した「降雪」 、サンクトペテルブルク市。
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山下氏インタビュー 柔道とサンボ 日露の柔道観
世 界 の実 績 を 見 れ ば、 も 完 全に行 わ れているわ 乗 車 券を走 査できるよう
10
10 20
2012 年ベスト・オブ・ロシア
16
20
12
ロシアと サイクリング
取 り 扱 い 商 品 は ア ル 引 組 織 協 会によると、 昨
= AFP/East News 撮影
「ロシア NOW」はロシアを紹介する日本語版の毎日新聞への折り込みです。
ロシアの今を伝える
トヨタ学習センター開設 ソチから 60㌔離れたルジャナヤ・ポリャーナ のボブスレー予定会場で練習する英国チーム
モスクワ・プラネタリウム=タス通信撮影
ロシアの航空会社「トランスアエロ」は 5 月、 モスクワ−東京−モスクワの定期便を就航させ る。これにより、「アエロフロート」 「JAL」を 含め 3 社が日露の首都の間の直行便を運航す ることになる。就航日は 5 月 25 日。ボーイング 777 が往復する。最初は試験的飛行として、9 月末までの期限つきとなるが、利用者数が多け ればそのまま運航が続けられる。発着はドモジェ ドボ空港と成田空港。【タス通信】
36
1815
「トランスアエロ」が東京に定期便 80
12
短信 12
29
サイード君が治療で来日へ 12
氏が大きな権勢をふるってい 13
クラスノヤルスク市にあるシベリア連邦大学 (SFU)で 3 月 29 日、自動車メーカーである トヨタの学習センターがオープンした。日本の 製造管理の基礎について学ぶことができるとい う。SFUとトヨタがこのセンターの開設につ いて合意したのは昨年末。2 月に開所する計画 だったが、延期されていた。このセンターには 練習用コンベヤーが設置された教室もある。 【ロ シア通信】
4月 12 日ガガーリンが飛んだ(1961 年 )
中枢が弱体化している時だっ 10
まだ幼いサイード・バリエフ君はよく笑う。 日に 40 ∼ 50 回笑うこともある。これは病気の 発作で、病名は視床下部過誤腫という。体の機 能をコントロールする脳の一部の先天性腫瘍の ことだ。日本での治療費は 82 万 5000 ルーブル (約 260 万円)かかるが、ロシアでの募金で集 められ、ようやく日本に行けることになった。来 日するのは 6 月初め。サイード君のような子供 はロシアに約 20 人いる。【コメルサント紙】
宇宙飛行デー
ロシアのかつての大富豪が 21
Distributed with The Mainichi Shimbun
を走る高 速 列 車 ﹁ストリ を導入する予定だ。 チヌイ・エクスプレス﹂で
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ベレゾフスキー氏の死は何 を物語っているのか 10
2013年(平成25年) 4月11日 (木曜日)
始 まる。 その後モスクワ コ ー ル、 香 水、 化 粧 品、 年のロシアの免 税 売 上 高
40
Photoxpress 撮影
57
JAM 提供
7面
もっと読む www.roshianow.jp/42145
WWW.ROSHIANOW.JP
2面
優れものの「ヨタ」 ロシア初のスマホ 表裏両画面で表示 10
10
30
「ロシアに投資しよう」キャンペーン ロシア政府がアジア・太平洋へのゲー トウエーと位置付ける極東のウラジオス トク港。西側企業の誘致にも熱が入る=
DISTRIBUTED WITH THE MAINICHI SHIMBUN www.roshianow.jp SECTION SPONSORED BY ROSSIYSKAYA GAZETA, RUSSIA
ロシア NOW 2013年(平成25年)4月11日(木)
1
アルセニイ・セミョーノフ