ロシアNOW11月号

﹁あらゆる壁に反対﹂

え る か も し れ ず、 私 は そ こ に 大

れを生んだ前提がなくなれば消

遠 な も の は 何 一 つ な い。 壁 は そ

との質問に、あなたは﹁月下に永

も東でも証明してきた。

らが信用できるということを西で

が過 去 から教 訓 を 導 き出 し、 彼

な く、 戦 後 数 十 年の間に、 彼 ら

大 衆 的 行 動 を 組 織 したばかりで

です。ドイツ人は統一を支持する

﹁私たち︵ロシア、 ウクライナ両 民 族︶ はすべての関係にお く、 私 た ち の 間 に

いて あ ま り に も 近 克 服 で き ない 問 題 や 相 違 は あ り ませ ん。 多 く は イ ン テ リ層やメディアにか かってきます。 もし も 彼 らが 反 目 を あ おって火に油を注ぐ な ら ば、 悲 惨 なこ とになりましょう﹂

望を 与えた東 西 にまたがる ことなく、 逆に、ロシアに対

する新たな壁が築かれようと

している。ロシアの識者はこ れをどうみているのか。

日本とモスクワの時差は6時間に

文化

況から脱するのは何倍も困難だっ

起こらぬよ う、 互いの利 益 を 考

月

日 から

ジー ミル・ ウリン総 支 配

人はこう話した。

﹁日本の人はとても伝統

的で、 ボリショイ・バレエ

愛し、 鑑 賞を望む。 日 本

の中でもクラシックのみを

の観 客の関 心 と 希 望 をふ

まえ、当劇場のクラシック

を お 届 け する。これまで

ン総支配人。

日の初 日の公 演 が 行

主 演 はマリ ヤ・ アレクサ

ンドロワ、 ウラジスラフ・

日 には 大 津

ラントラートフ、デニス・

われるのは 宇 都 宮 市。 栃 ロジキ ン。

る。主演はアンナ・ニクー

ントラートフ。

テを上演する。

日と

日にＢｕ ｎ ｋ

日 に富 山 市の

日 に 大 阪 市 北 区 のフェス

オ ー バー ド・ ホ ー ル、

ホ ール、

ツォフ、 ウラジスラフ・ラ ａ ｍ ｕ ｒ ａ オー チャー ド

プリマ・ザハロワも

東 京 会 場 は Ｂ ｕ ｎ ｋ ティバル ホ ー ルで 白 鳥 の

一部で、 大 部 分 が 地 方 公 ａ ｍ ｕ ｒ ａ オー チャー ド 湖、 日にフェスティバル 演になる。初めてボリショ ホ ー ル と 東 京 文 化 会 館。 ホールでドン・ キホーテ、

り、 そ れに道 を 開いたのは 我 が

な関 係を築 き、 対 話を進 め、 軍

でした。つまり、必要なのは新た

その内 容 を 具 体 化 し、 活 動 する

の基 礎 と な り、 その後、 さ らに

体化もそれを促した、と言うべき

帯び、１９９０年代のロシアの弱

欧州の発展は一方に偏った性格を

り出すことができ、ここ何年かで

年 代 初 めにどのよ うな 欧 州 を 創

者らに助言したいと思います。

日の白 鳥の湖に出 演 す

︵そして世界︶の政治の危機が存

今 回は２ 週 間 以 上の長

所もある﹂

期 公 演。 演 目は日 本 側が

﹁対露制裁が協力関係を

の安 全 保 障の合 法 的 利 益を考 慮

の姿 勢 で す。 言 葉 では 特 にエリ

阻むことはなく、公演の計

決めた。

ツィン時 代にロシアを称 賛してい

画にも変更はない。日本で

なたに関係ないこと、というわけ

の例として挙げられる。これはあ

イナ︶における西側の行動を、そ

ビア、イラク、グルジア、ウクラ

とって重要な地域︵旧ユーゴスラ

衛システム配備の計画、ロシアに

まず第一に、北大西洋条約機構

︵ＮＡＴＯ︶の拡大、 ミサイル防

していませんでした。

ましたが、実際にはロシアを尊重

しようとしない西側のパートナー

唯一ではありませんが、その原

因の一つは、ロシアの視点やロシア

イ・ バレエが 訪 問 す る 場

とは異 なり、 東 京 公 演は

リナ、ルスラン・スクボル

バレエ長期公演

ボ リ ショイ 劇 場 の ウ ラ

バヤデール。

岡。 プログラム は 白 鳥の 木 県 総 合 文 化 センターで 市のびわ 湖 ホ ール大 ホ ー 湖、ドン・キホーテ、ラ・ ﹁ 白 鳥 の 湖 ﹂ が 披 露 さ れ ルで同 じ く ド ン・ キホ ー

滋 賀、 富 山、 大 阪、 静

問先は東京、栃木、愛知、

イ・ バレエ日 本 公 演 の訪

恒 例 と なった ボ リ ショ 待ち望まれている﹂とウリ

踊りを披露する。

せて、 ダンサ ー が 華 麗 な

場 管 弦 楽 団の音 楽に合わ

指 揮 を 執 る ボ リショイ 劇

パーべル・ クリニチェフが

パ ー べル・ ソロ キ ン と

月７日まで行われる。

本 公 演が

ボリショイ・バレエの日

日宇都宮皮切りに

ボリショイ来日

カラー写真のパイオニア

在する、ということです。

RÜDY WAKS /CORBIS OUTLINE/ALL OVER PRESS

の安 全 保 障 理 事 会の創 設 が提 案

国の民主化とペレストロイカであ

拡競争を終わらせる道を模索し、 機 構 や 予 防・ 協 力のメカニズム

ド イツ統一は 孤 立 し た 現 象で

なく冷戦終結プロセスの一部であ

り、それらなくして欧州はさらに

それをどのようなものに変えてし

すべての民 族 に選 択の自 由 を 認

み防ぐことのできる核紛争の脅威

決する能力がどれくらいありま たにちがいないと私は思います。 慮 し、 協 力 を 打 ち立て、 関 係 を されました。 で す が、 その結 果、 言 わ ばは れ 新 思 考 とは 何でしょう。 そ れ 軌道に乗せることなのです。 私 は、 当 時の指 導 者の世 代 と ものができ、 そ れが 破 裂 してし す か。 地 政 学 的 挑 戦 に 対 す る ア

こうした原則は欧州のすべての それに続 く指 導 者の世 代 を 対 比 まったのです。 プローチはこの 年間でどれく はグローバルな脅威が存在するの

を 認 識 することです。 当 時、 そ 国、 米 国、 カナダが調 印 した 極 するつもりはありませんが、事実 らい変わりましたか。 私は、 すべてをロシアのせいに

れはまず第一に、 協 力によっての めて重 要な政 治 的 文 書、 新 欧 州 は 事 実 として申 し ま すと、 そ れ するのではなく、 すべてこれを詳 のためのパリ憲章︵１９９０ 年︶ はなされませんでした。 そして、 細に分 析 することを 西 側の指 導

ちには現代の問題を平和的に解

ゴルバチョフ氏語る ベルリンの壁 崩 壊 か ら９ 日で四 半 世 紀 を 迎 えた。 そして今、 年前の壁の崩壊とその後の冷戦終結に大きな役割を果たした、

当時の壁よりもずっと東方に、新たな壁が築かれようとしている。 ソ連最初で最後の大統領、ミハイル・ゴルバチョフ氏︵ ︶がロシ アＮＯＷと﹁ロシースカヤ・ガゼータ︵ロシア新聞︶ ﹂の特別インタ ビューに応じた。 ︻２面に続く、マクシム・コルシュノフ︼

年

定的役割を演じたのでしょうか。

可 能 に し、 誰 が 平 和 的 統 一 に 決

﹁壁﹂崩壊から ︱︱１９８９年は﹁ベルリンの

壁﹂崩壊の年です。同年夏のボン でコール西ドイツ首相との会談 ドイツの統一において決定的な

後、記者会見で ﹁壁はどうなるか﹂ 役 割 を 演 じたのはドイツ人 自 身

した問題をみていない﹂と答えま

ことを知っていました。

連のすべての民族が理解している

うドイツ人の思いをロシア人やソ

民 主 的 な 国 家で暮 らしたいとい

した。私たちソ連指導部は単一の

は、ソ連 が決 定 的 役 割 を 演 じま

を招かなかったという点において

統一が平和的なものであり統一

のプロセスが 危 険 な 国 際 的 危 機

し た。 当 時、 ど う い う 事 態 の 推 移を予測していましたか。 私もヘルムート・コール氏も

年の夏にはもちろん、 すべてがあ 月の壁の崩壊を

のよ うに速 や かに進 行 するとは 思ってもみず、 予想していませんでした。ちなみ に、二人とも後にこれを認めまし た。私は予言者になるつもりはあ りません。

ての側 面 が 調 整 されると、 彼 ら

わけですが、このプロセスのすべ

り 戦 争 が 深い傷 痕 を 残 していた

強い警 戒 感 が あ り ま した。 やは

の両氏には統一のテンポに対する

ランとマー ガレット・ サッチャー

りませんが、フランソワ・ ミッテ

ンスでした。今はもう秘密ではあ

ラー 連 合 国の米 国、 英 国、 フラ

私 は 指 摘 したい。 そ れは 反 ヒト

ちも配 慮と責 任を発 揮した点を

歴 史には、 歴 史 自 ら進 行を加 ソ連のほかドイツ問題の最終的

速するということがあり、歴史は 解決のプロセスの、 別の参加者た 後 れる者 を 罰 しま すが、 歴 史 が 阻もうとする者たちです。﹁鉄の

さらに強く罰するのは歴史の道を カーテン﹂にしがみついていること は大きな過ちだったでしょう。で すか ら、 私 た ちの側 か らは 東 ド イツ政 府への圧 力は一切ありませ んでした。

事 態 が誰 も予 期せぬほ どの速

さで推 移 し 始 めた 時、 ソ連の指 導 部 は、 私 はこの点 を 強 調 した

は 冷 戦に完 全に終 止 符 を 打った 文書に調印したのでした。 ︱︱ ド イ ツ 問 題 の 国 際 的 解 決

は政治家たちの高い﹁質﹂と責任 の 見 本 を 示 し、 あ な た は 自 ら 提 唱した﹁新思考﹂を指針とすれば、

モスクワ市北部のオトラドノエ地区に市内で は初めての仏教寺が建設される。着工は来年 春。3 階建ての寺院複合施設には礼堂以外に 瞑想（めいそう）室、図書館、映画館が入り、さ らに 5㍍の仏像が設置される予定。建設資金は スポンサーの資金および寄付金でまかなわれる。 総費用は 2 億 5000 万㍔（約 6 億 2500 万円）に なる見込み。医療センターとクロークは地下階。 屋上には小さな寺が設置される。

まったかを思い起こすことを。

日に静 岡 県 浜 松 市のア

る のは ボ リ ショイの プ リ クトシティ浜松大ホールで

ワとデニス・ロジキン、ア

月６

ン・キホーテを上演する。 する。 ︻ロシア通信︼

県 芸 術 劇 場 大ホールでド でド ン・ キホ ー テを 上 演

日と７ 日は東 京 文 化 会 館

ラ・ バヤ デール、

４ 日は東 京 文 化 会 館で

マ、スベトラーナ・ザハロ 白鳥の湖を上演する。

日は名 古 屋 市の愛 知

ルテミー・ベリャコフ。

12

>> jp.rbth.com/arts/cuisine

年。 当 時、 世 界の人々に希

何十年も分断され﹁凍結﹂された

でしょう。

写真を見る jp.rbth.com/50801

ください！

社会 を創出しなくてはなりませんでし

26

27

モスクワに初の仏教寺院建設へ

今日、確認すべきなのは、欧州

29

２０１４年 （平成２６年） １１月１３日 （木曜日）

それが可能であることを示しま

24

30

ロシアのキッチン

ロシアで10月26日午前３時に時計の針が1時 間戻された。 かつての冬時間になったわけで、 今 後はこの時間で固定される。 日本とモスクワは時 差６時間になった。 ウラジオストク、ユジノサハ リンスクとは時差１時間 （日本が１時間遅れる） 。 今夏施行された法律に基づくもので、ロシア全 土の時間帯はこれまでの９から11に拡大された。 欧州の飛び地カリーニングラードが朝８時の時、 カムチャツカは夕方６時となる。

コーナーを新設します。

短信 た。 例 えば、 当 時、 欧 州のた め

アレクサンドル・ロトチェンコ

独自のロシア料理

ベ ルリンの 壁 崩 壊 から 25 め、 同 時に欧 州で紛 争 や戦 争 が

ロシア NOW は、

ウラルに新観光ルート

「宝石の輪」を巡る ７面 欧亜の境界地帯 状態にあったかもしれず、その状

20

22

８面

ロシアンルーレット 発祥はどこだ

４面

宇宙事業が目白押し 野心的計画発表 月や火星探査も

ミハイル・ ゴルバチョフ 元ソ連大統領

12

Product of Russia Beyond the Headlines

し た。 現 代 の 大 国 の リ ー ダ ー た

19

JP.RBTH.COM

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23

映画館で鑑賞

19

もっと読む jp.rbth.com/50761

カラー写真がロシアで普及した 1860 年代は白黒写真に絵の具で色付けして 作った。1902 年にセルゲイ・プロクジ ン＝ゴルスキーはカラー写真を撮る方 法を発表。青・緑・赤のフィルターを通 して 3 枚の写真を連続撮影し、これらの 3 枚のネガを使って現像した。＝（ 「 競争」 ディナモ・スタジアム、1935 年）

して、レシピをお試し

いのですが、 全会一致で東ドイツ 干渉せずにソ連の軍隊はいかなる

で進 行していた国 内のプロセスに 場合でも駐屯地から出動しない、 という 決 定 を 行いま した。 私 は 今でもそれは正しい判断であった

︱︱ 何 が ド イ ツ 分 裂 の 克 服 を

と確信しています。

ロシアを軽視

11

ロシア作品が東京映画祭で受賞

西側の欧州像

Anzenberger/Fotodom

６面

一言

「欧州共通の家」は築かれる

ゴルバチョフ氏は 1985 年３月 11 日、ソ連共産党 中央委員会書記長に選出さ れ、ソ連の指導者になった。 90 年 3 月 15 日の 人 民 代議員大会で初代ソ連大統 領に選任された。 91 年 8 月 24 日、 ソ 連 共産党書記長を辞任。12 月８日独立国家共同体の 創設でソ連が崩壊に向かい 12 月 25 日、 ソ 連 大 統 領 を辞任した。 92 年 1 月から現在まで 国際社会経済・政治研究 基金（通称ゴルバチョフ基 金）の理事を務める。 93 年 3 月 から 96 年 ま で国際緑十字理事、96 年 から会長。 96 年ロシア大統領選に 出馬し386,069 票（0.51%） の得票で落選した。 2000 年 に ロ シ ア 統 一 社会民主党の党首に就任。 01 年にロシア社会民主党 に合併し、01 年から 04 年 まで党首を務めた。 11 年 3 月 2 日 の 80 歳 の誕生日にメドベージェフ 大統領令により、聖使徒ア ンドレイ・ペルボバボズバ ンヌイ勲 章を授 与される。 14 年 3 月 17 日、 ロ シ ア編入の是非を問うクリミ ア住民投票を歓迎。住民の 意思表示を歴史的な過ちの 修正だと評価した。

バス、トイレ、電 話 などは 共 用 な ので不自由するが、 日本 の 長 屋を思わ せる 共 同 住 宅 コ ム ナルカには 古き良 き家 族 的 雰 囲 気 が 漂っている。

83

ロシアからみた 「ロシア抜き 欧州共通の家」の結末

ソ連崩壊で 大統領辞任

共同住宅 コムナルカ

25

「ロシアＮＯＷ」 電子版でお勧め

読者の皆様、「ロシアＮＯＷ」 へようこそ。

「ロシアＮＯＷ」はロシアを紹介する日本語版で、毎日新聞の折り込みです 。１月，４月，７月， 10 月を除く毎月第２木曜日に発行されます。「ロシアＮＯＷ」 チームの目標はロシア発の興味ある記 事をお届けし、ロシア理解の一助になることにあります。 2007 年以来、ロシアで影響力を持つ有力な日刊紙「ロシースカヤ・ガゼータ（ロシア新聞） 」は世 界の主要新聞に折り込まれる月刊付録を制作してきました。ロシアは現在、政治から文化に至るま で変化の過程にあります。日本語版ウェブサイト roshianow.jp は追加の記事や多様なコンテンツが 毎日更新されます。ご意見・ご感想をお待ちしております。

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アレクサンドル・コット監督の映画「草原の実 験」が第 27 回東京国際映画祭で WOWOW 賞と 最優秀芸術貢献賞を受賞した。舞台はカザフス タンの広大な草原。主人公は父と娘。彼女は 二人の青年に恋されて三角関係に巻き込まれ、 事態は予想外な方向に進んでいく。1949 年に カザフスタンで起きた実話にインスパイアされ たというコット監督はこの作品で盲目的な情熱 の行き着く先を示してくれる。

90

25

19

ロシア情報をお届けします

11

バレエファンが 10 月末に ボリショイ劇場のバレエ「愛の 伝説」の初演を映画館で鑑賞 した。舞台中継に人気が出た のは、2006 年にニューヨーク のメトロポリタン歌劇場が中 継開始を発表して以来のこと。 劇場に行けなかったファンや、 好きなアーティストを遠距離か らではなく間近からアップで眺 めたい人が映画館に足を運ん だ。【イズベスチア紙】

今すぐ電子版をチェック

オピ ニ オン （ ５ 面 ） 25

DISTRIBUTED WITH THE MAINICHI SHIMBUN

THIS PULL-OUT IS PRODUCED AND PUBLISHED BY ROSSIYSKAYA GAZETA, RUSSIA

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２０１４年（平成２６年）１１月１３日（木）

1

関係はこの先どのように推移す

停 戦 違 反 が 繰 り 返 されていま す らず、ここにプーチンとポロシェ

反 を 招 く 事 態 は 避 けな くてはな

ところ、 状 況は非 常に流 動 的で、 とは 確 かですが、 民 族 相 互の離

り知れない損失がもたらされたこ

対 話のしようがありませんから。

影響を及ぼす人々を﹁罰﹂しては

でしょう。 決 定 権 を も ち 政 治に

るパーソナルな制裁を放棄すべき

すが、彼らはまず第一に、いわゆ

しょう。これは容易ではありませ

通の理解に達することができるで

の挑 戦 を 前に、 私 た ちは 再 び 共

た 問 題 が深 刻 化 しており、 共 通

環境、貧困、移民、伝染病といっ

完 全 に履 行 することで す。 今の

が、ここ数日 ﹁プロセスが始まっ ンコの両 大 統 領の大 きな 責 任 が

んが、他に道はありません。

必要であり、これは、まったくもっ

相 手 と 会 話 を するということが

た﹂との印象が生じています。 軍 隊 を 引 き離 す ゾーンが設 け あります。

られ、大型の兵器が撤収され、ロ 両 氏は見 本を示 すべきであり、

激 情を抑えなくてはなりません。 シア人を含むＯＳＣＥ︵全欧安保

ど ち らが 正 し くてど ち らが 悪い

かつては同じ国家の一員であっ

れ ま で い つ も 仲 良 く し て お り、

ていたずらに忘れられてしまった ︱︱ ウ ク ラ イ ナ は ロ シ ア と の

国 境 に 壁 を 築 く つ も り で す。 こ

協力機構︶の監視員がやってきて 自明の理です。

おり、 すべてこれを定着させるこ

かは、 後で判 断 することであり、 対 話 が再 開 されれば接 点 が生

じる、 と 私 は 思いま す。 周 知の り、 協力によってしか解決できな

壁によって隔てられようとして

今や政治の壁のみならず本物の

た 両 民 族 が 突 然 争 い を 始 め て、

スなどの問題は後回しにして、最

い数 々の問 題 や 共 通の挑 戦に直

今 大 事 なのは具 体 的 な 問 題に関

とができれば、 大 きな 成 果 とな する対話を軌道に乗せ、ステータ も被 害が深 刻な地 区の生 活を正

いるのはなぜなのでしょう。

通 り、 世 界 は 非 常に緊 張 してお

りましょう。と言っても、 第一歩 にすぎませんが。 ロシアとウクライナの関係に計 面しています。

それはグローバルな競争が激化し

よく考えるべきでしょう。 両民族

﹁建設﹂ を計画している人たちは

ん。われわれの安全保障の共通の

り保証された市民と感じるために 気 を 抜いてはな ら ず、 新 た な

冷 戦へ巻 き 込 ま れては な り ま せ

そんな例はいくらでもあります。

ば、 悲 惨 なことになりましょう。

いや争いに火をつけ油を注ぐなら

中国の銀行

中国の銀行がロシア市場への参

中 国の銀 行の活 動は中 露２ 国

入を強化している。

間 貿 易の支 援に限 定 されている

億 ㍔ ︵約

億 円︶ 。

手銀行﹁中国農業銀行﹂がロシア

ものの、 ４ 行 目となる中 国の大

資本金は

に法人を開設した。

中国農業銀行は１９５１ 年に創

業し、 中 国 本 土のほか香 港、シ

ンガポールなどを拠 点に活 動し

ている。

中 国 側には 融 資 枠 をロシアの

銀行やプロジェクトに開設する用

意があり、 完 全な投 資 家として

銀行の活動拡大はロシア市場へ

進出する。

みられている。

の中 国 元の展 開 政 策の一環 とも

すでにロシアで活動している銀

行には﹁中国銀行﹂ ﹁中国工商銀

どの銀 行 もロシアにお ける 中

行﹂﹁中国建設銀行﹂がある。

国 企 業の事 業 支 援に力を入れて

中 国工 商 銀 行の特 徴はロシア

いる。

企 業の香 港 証 券 取 引 所への参 入

を 支 援 していることである。 来

年 からはロシア国 民 向 けに金 融

サー ビスを 行 う 用 意 もあるとい

う。 ︻アントン・スベシニコフ︼

の演 説で、 現 在、 大 国のか

間 接 的に関 与 する︱︱ 新た

かわる ︱︱ 直 接でな くとも

まっていると警告した。

な 地 域 紛 争の可 能 性 が 高

﹁その際、 リスク要因にな

るのは、 伝 統 的 な 国 家 間の

た 性 格 を もつ 紛 争 地 帯 に

ビチ氏 は プー チン大 統 領の

jp.rbth.com/50737

ウクライナ問題の打開へ

書 き で、 今 こ の 国 で 起 き て い る るでしょうか。

日のミンスク議 定

受 け 止 め て い る、 と 述 べ て い ま ほどなく、すべてが多少とも明

らかになるでしょう。必要なのは、 す。 ウ ク ラ イ ナ 危 機 打 開 の 道 と

すべてのことを深い痛みと共に

制裁論理 捨てよ ︻１面から続く︼

％ ロシ

︱︱ 今 日、 す べ て の ロ シ ア 人

にとって対ウクライナ関係は痛 みを伴うテーマです。 してどのようなものが考えられ、 ９ 月 ５ 日 と

常に戻すことです。

て他の国際政治の﹁引力の中心﹂

はけんか別れをしないと私は思い

その答 えは 簡 単です。 私 はあ この面ではウクライナもロシア ロシアと欧州連合︵ＥＵ︶ の間の

も西側も、 個別にあるいは一緒に 断 絶はすべての者に害を及 ぼし、 ら ゆる 壁に反 対です。 そ うした 協力することができるでしょう。

が力 を 増 すときに欧 州 を 弱 体 化

ます。私たちはすべての関係にお

りません。

に克 服できない問 題 や 相 違 は あ

いてあまりにも近く、私たちの間

させるでしょう。

ウクライナ国 民 は 国 内の和 解

を達成するために、そして、一人 一人が自らを権利と利益がしっか

対話すれば接点が

け れ ど も、 多 くはインテリ 層

やメディアにかかってきます。 も

ません。 問 題 なのは、 憲 法 や 法

脅威は消えませんでした。 最近、

ですから、私は特にインテリ層に

しも彼らが反目をあおっていさか

律に基づく保証というよりも現実

例えば﹁イスラム国﹂といった新し

とても多くのことをなさねばなり

の日々の生活なのです。

はしっかりしてほしいのです。

日、 黒 海 沿 岸の保

対 立 だけではなく、 個 々の

国の内 部にお ける不 安 定 さ

でも ある。 と くに、 大 国の

地政学的利害が交錯する国

が問題だ﹂

た わ けでもない。 そ ういう

演説で語気を強めた。

なった。 プー チン大 統 領 は

ウ クライ ナは 正 にこ う し

ルールを 構 築せねばな らな

﹁ ど う や ら、 際 限 な く カ

は、 自 分のことを 天 才 的 芸

ラー革 命を作り出 す者たち

カーネギー国際平和財団

術 家 とで も 思っている よ う

と がで き ず、 結 果 を まった

で、 ど うにも 立 ち 止 まるこ

米と対決の姿勢

モス クワ・ セ ンターのド ミ

も知らない﹂と強調した。

界 秩 序が決 められるのか誰

いのに、 ど う やった ら 新 世

一極主義を批判

プーチン大統領

い 極 めて 過 激 な 運 動 が 出 現 し、

ですから、私は選挙とは別にす

べての地 域やすべての市 民 層の代 表 があ ら ゆる 問 題 を 取 り 上 げて 話し合うことのできる﹁円卓会議﹂ の活動をできるだけ速やかに開始 するよう提言したいです。 ロシアと西欧及び米国との関係

について申しますと、 最初になす べきことは相互の非難と制裁の論 理 を 脱 することで す。 私 が 思 う に、ロシアは最 近の西 側の制 裁へ

月

養 地ソチで、 世 界 数 十 カ国 か らロシア研 究 者 が 集 うバ ルダイ国際会議が開かれた。

﹁ プー チン大 統 領の演 説 か ら 反 米的な部分を除 くと、ルール見直 しの議論が始まっ たという点が見え てくる。我々はい ま だに１ ９ ４ ５ 年の戦勝国によっ て定 め られた 規 則 に 従ってい る。 現代の世界システ それ自 体が見 直

ムの発 展 論 理 は

ト リー・ トレーニン所 長は

こう述べた。

演 説について、﹁バルダイ国

政治学者ドミトリー・バー

く考慮していない﹂

米 国の政 策に抗 議しただけ

際 会 議は参 加 者の８ 割がア

ず、ロシアは 外 交 的に孤 立

料理

jp.rbth.com/50651

抽象主義の創始者ワシリー・カン ディンスキー（1866-1944） 。コンポ ジションが真っ先に思い出される。

朝食にも昼食にも夕食にもなる ソバの実の粥はロシア人ならおな じみだが、材料は必ずしも簡単に 入手できるわけではなかった。

カンディンスキー

ソバの実の粥

文化

の対抗措置をとらず、すでにそう

Ullstein bild/

質 的に一極 世 界は、 他 者と

されるかどうかと いうところに行き つく﹂

﹁ミュンヘン演説︵２００７

だった。ところが今やロシア

年 ︶で、 プーチン大 統 領は

は、ウクライナとシリアでの

表者﹂ だが、中国、インド、

メリ カ ナイ ズされた 国の代

するつもりはな く、 対 話 と

国際大会「クレムリン・カップ」は 1990 年 代、ロシア・テニス隆盛のシンボルだった。

jp.rbth.com

した行動に踏み切りました。ボー

﹁ベルリンの壁﹂＝ Vostock Photo

同 会 議でロシアのプー チン 大 統 領は、一極 世 界の理 念 を放 棄し他 国との政 治 対 話 を始めるよう西 側 諸 国に呼 びかけた。

新秩序構築を提唱 プーチン大 統 領は、 国 際

社 会に紛 争 防 止のため新た な 世 界 秩 序 構 築 を 提 唱 し、 今日の諸 問 題の責 任が主に 現 在は状 況が悪 化して

他 国に対 する独 裁 主 義を容

米国にあると指摘した。﹁本 いる。﹁ロシア社 会では

認するものだ﹂と批判した。

で政変が相次いだという。

し、 中 東 諸 国とウクライナ

の安 全 保 障システムは崩 壊

女 性が自 分たちの権 利

社会全体の問題

男性優位の固定観念

米 国の政 策に積 極 的に対 決

諸 国との対 立にもかかわ ら

ア レ クサ ンド ル・ コノ バ している。一極世界はロシア

ブラ ジル、 南 アフリ カ な ど

があると述べた。 経 済 関 係の正 常 化に向 けて

では 傾 聴 される だ ろ う とい

ニコライ・スルコフ︼

う。︻ニコライ・リトフキン、

ロフ戦略評価研究所所長は、 の国益を考慮していない。ロ

プー チン大 統 領 はソチで

条約が結ばれたわけでなく、 の立場を守る﹂ 相 互 関 係の原 則で合 意をみ

jp.rbth.com/science

35

﹁ 冷 戦 は 終 わった が、 平 和 シアは枢 要 な 問 題では自 分 またロシアは核軍縮で突っ 込んだ話し合いを行 う用 意

クレムリン・カップ

14

開かれた立場をとっていると

アレクセイ・フェ ネンコ科学アカデ ミー国際安全問題 研究所上級研究員 ︵ロシア通信掲載︶

jp.rbth.com/politics

もっと読む jp.rbth.com/50809

ロシアでの活動拡大 強調した。

大統領は対露制裁や西側

一言

％ ウクライナ人のあな 書に盛り込まれたすべてのことを

％ 女性は一般職員であり、 は 教 育、 医 療、 社 会、 られていない。 平 均 的

24

ア人で

％ から るために管 理 職の

人のう ち 管理者になる能力が十 には女性が多い﹂

ロ シ ア 科 学 ア カ デ は男 性 より低い立 場に き で は な いと 考 え る。 性よりも男 性に投 票 す ２人、オリガ・ゴロジェ 分にあるものの、 女 性 ツ 副 首 相 と ベロニ カ・ は 管 理 職に向いていな ミー社会学研究所の上 立 ち、 他の方 法で男 性 これは社 会 全 体の問 題 る傾 向が実 績からも示 ス クボ ルツォワ 保 健 相 いという 誤った 固 定 観 級 研 究 員であるレオン に影 響を与 える伝 統が であるためだ。 されているという。

％の間で推 僚 レベルで

10

米 国の政 策のせいで、 世 界

もっと読む jp.rbth.com/47445

ブイゾフ氏 は、 女 性 を 訴 えるということ が

ラジオ局「エコー・モ スクワ」 、 アガ ニョーク 誌、インタファクス通信が 「ロシアで最も影響力の ある女性 100 人」を選出。 2014 年の 1 位は３年連 続でワレンチナ・マトビ エンコ上院議長だった。

科学・技術

電子版のお勧め記事

ルはパートナーの側にあるわけで

最も影響力のあ る女性

ロシアとウクライナや欧米との

行政下級機関では女性 が男性より多くなる。

。これらの 場 合が多い。 具 体 的に 深 刻な問 題とはとらえ 年でロシア 政 界の 教授は、 社会が機能す る︵約 ％︶

月 初 め、 女 性の割 合は

大 学で学 長を務める女

男 性 で あ る。ロシアの

と なると、一般 的 には

となると、 女 性は著し れらの分 野でも管 理 職 ﹁ 政 界 で 女 性 が 最 も く少なくなる﹂ ％を占 の４ ５ ０ 人の議 員のう 女性に管理能力ある

女 性の一人 と 考 えられ には 割 り 当てが あった 多いのは立 法 府。 下 院 ている。ロシアで 最 も ため、 女性は

∼

45

33

は例外的だと考える。 大 統 領 府 付 属 経 済・ が女性︵６％︶ チイ・ ブイ ゾフ 氏 はこ ある。 女 性の上 司 はい 。行政機 念もあるという。 １９９０年代は女性 ︻アナスタシヤ・マリ モスクワ大 学 経 済 学 行 政 アカデミーのナタ 関でレベルが下がると、 ﹁ 女 性 は 給 与 の 低 い う 話 す。﹁ロ シ ア に 存 ま だに社 会で大 げさに の 管 理 職 が 多 かった。 ツェワ︼

会 的に成 功 するケース 女性閣僚は２人

は、 女性が政治的、 社

10

jp.rbth.com/travel

％枠消え ％台に

約 72％

部の調 査のよると、こ リヤ・コロストイリョワ 女性は男性より多くな 分 野で仕 事 をしている 在 す る 男 女 不 均 等 は とらえられる﹂

ロシア国会の下院の 450 人の議員のうち女性は 45 人。

コロス ト イ リョワ 教 性はごく少 数 だが、 小 影 響 力のある女 性のラ めていた。ソ連 崩 壊 後 ち女 性は 人。つまり

ンキングで３ 年 連 続で にこれがな くな り、 現 ％。 行政機関では閣 授によると、 女 性には 中学校や幼稚園の校長 て、 家 庭では女 性が強 のみが公に女 性の権 利 一般的ではない﹂ く、 男 性が弱い。 女 性 保 護 活 動に取り組むべ 選 挙では女 性が、 女 在は

30

しかしながら専 門 家 移している﹂と語る。

10

ロシアの自然

ゴルバチョフ氏 45 人

たも自著﹁クレムリン以後﹂の後

19

を 女 性にすべき だと主 それぞれの課の責 任 者 青 年 活 動など。 だがこ なロシア人の心 理 とし

30

上院議長は女性だが

政界の女性の割合急減

10

イリー ナ・ カ ラビヒ 張する。

％台に急減した。

30

ワレンチ ナ・マト ビ こ エンコ 氏 は

20

の政 界で最も成 功した ナ助 教 授は﹁ソ連 時 代

された。 彼 女 はロシア

ロシア上 院 議 長に再 選

10

数字あれこれ

50

10

72

50

30

首位に立っている。

13

総合 2 ２０１４年（平成２６年）１１月１３日（木） jp.rbth.com CONTENT PROVIDED BY ROSSIYSKAYA GAZETA, RUSSIA. DISTRIBUTED WITH THE MAINICHI SHIMBUN

モスクワ投資会議 東京で開催

モスクワの中心部＝アレクサンドル・スハレフ撮影

モスクワ向 け 投 資 会

魅力ある市場アピール

ロシア経 済の不 安 定さにもかかわらず、モスクワ市は、 サンクトペテルブルク市やサハリン州と同様に、 最も魅力 ある投資先の一つとなり続けている。 優先的な分野として は地上輸送、地下鉄などがあげられる。モスクワの経済で

転 車 お よ び ヘ リ コ プ モスクワの有 望 分 野に

また、 地 下 鉄と鉄 道 ターのインフラも 積 極 高い関 心 を 示 している

年 版 ランキングの公 共 なっている。

交 通システムの指 標で

クワの交 通 状 況を改 善 換えハブ創設プロジェク 年

月には地下鉄車両 経済制裁も理由のよう

モス クワは ９ 位。 モス が交 差 する場 所の乗り 的に整 備 している。 昨 のは、 西 側による対 露

する余 地はかなりある トに外国人投資家を招 購 入 入 札 が 行 わ れ た。 である。

年 上 半 期 の日 本

・３％

を予 算 だけでまかなう とロシアの貿 易 額 は 昨

ものの、 講 じ ら れてい く プログラムが 来 年 か １６０ ㌔の地下鉄路線

﹁ 旅 客 流 動 の効 率 的 のは 厳 しいた め、 外 国 年 同 期 よ り

る措 置 がそれなりの効 ら始まる。

果を示している﹂と、Ｐ

﹁スラーバ﹂、 テクノポ や、 新しい環 状 道 路や ニー・ドリゼ課 長が東

ノパーク﹁ストロギノ﹂、 り の 北 側 道 路 の 建 設 国 際 関 係 課 のエ フ ゲ 日露貿易伸びる

クツゾフスキ ー 大 通 モス クワ 市 対 外 経 済・

ジネスのし や す さ、 健 と並んで８位だった。

現在検討中だ。

Ｔ Ｏ Ｒ に進 出 する 新 た な

企 業には 法 人 税、 有 用 鉱 物

採掘税︵石油とガスを除く︶ 、

土地・資産税の５ 年間免除、

保険料の特恵が定められる。

付 加 価 値 の高い製 品 を 生

産する工場が限られているの

日 本からの輸 入 総 額は

３億５２００万円︶強、

昨年同期より ・１％

年、アジア諸国が目立っ ３ 億１９００ 万円︶で

生 産に向 け、 モスクワに近

別会社を設立。

年春から

いリペツク州の経 済 特 区に

新 設した工 場でタイヤ製 造

品 というイメー ジの良 さが

が、 性 能が高い上、 日 本 製

手 伝って、 富 裕 層 を 中 心に

売り上げを伸ばした。

テレビコマーシャルの展開

のほ か、 今 年 はモスクワ中

駅に電 飾 看 板を設 置 するな

心 部のオ クチャブリス カ ヤ

ど、ヨコハマブランドはすっ

リペツク工 場では 交 換 用

かり定着したといえる。

販 売 網は首 都 圏 だけでは

続 きに悩 まされたが、 同 社

許 認 可などさまざまな手

ロシア国内に出荷している。

ス パイ ク タイ ヤ を 生 産 し、

全土に約８００ 店の契約店

もあり、 州 政 府が協 力して

は 特 区のシンボル的 存 在で

社を合計すると約７００ 人

くれた。 生産会社、 販売会

ネットワークを持ち、全店が

を 看 板 に掲 げる。ロシアで

が働く。 ほとんどが現 地 採

直 近の業 績 はロシア経 済

用のロシア人だ。

た。 西 側からの高 級 車 輸 入

自 動 車工 場を持つ日 欧の企

どで成 長 が 踊 り 場に来てい

業に向 けて新 車 用 タイヤも

る 様 子 だ。 今 後 はロシアに

販 売 する見 通し。 今 秋の工

用の２ 種 類のタイヤが 売 れ

していることなど、ロシア市

る、 スパイ クタイヤが 普 及

場 拡 充で生 産 能 力 は 年 間

％ アップ

径スパイクタイヤをロシア用

は万端だ。 ︻吉村慎司︼

した。 次 なる 成 長への準 備

１ ６ ０ 万 本と約

に独自開発。ロシアメーカー

同 社は高 級 車 向けの大 内

場の特性が見えてきた。

が急 増 している、 冬 用と夏

場 を 研 究 した 結 果 からだっ の減 速、 競 合 他 社の増 加な

し たのは、 世 界のタイヤ 市

横 浜 ゴム がロシアに着 目

本を超えている。

の販売実績は年間２００ 万

﹁ＹＯＫＯＨＡＭＡ﹂のロゴ

ない。シベリア、極東に至る

を始めている。

品と比べて３ 割 前 後 高 価 だ

モスクワは ま た、 自 ている。 中 国 と 香 港 が あった。

ロシアに根づくヨコハマ

﹁ Ｐｗ Ｃ の２ ０ １ ４ 人投資家は参加可能と

直 接 投 資 市 場では近 多 い ２ ９ ０ 万 ㌦︵ 約

康・安全・治安の３ 領

海 外からの直 接 投 資 投 資によって実 施 され

幹 線 道 路の建 設に外 国 京訪問中に述べた。

リス ﹁モスクワ﹂など︶ 。 イギリス系 監 査 法 人

域でモスクワは 安 定 的 意欲的な事業計画

交 通・ インフラ、 ビ 標ではム ンバイ、 上 海 に創設されている︵テク

５００ 企業の本社数指 び革 新 集 積などがすで フラプン氏は説明する。 えハブが造られる﹂と、 要となった。

日、 東京 比 較﹂では上 位に入り クされた。 世 界 トップ れるテ クノパー クお よ ｗ Ｃ ロシ アのワ ジム・ な 管 理のために乗 り換 を含む民 間の参 加が必 多 い ３ ２ ０ 万 ㌦︵ 約

議﹁モスクワで事業を営

査法人﹁プライスウォー

ると、ここ５ 年で直 接

クトを用 意しようとし カ ゴ、ロサ ンゼ ルスと リミテッド﹂の分析によ

おり、魅力的なプロジェ 能 性と自 然 環 境ではシ ヤ ン グ・ グロ ー バル・

資 家を積 極 的に招いて ２０１４ 年版の持続可 ﹁アーンスト・ アンド・

モスクワは外 国 人 投 な 成 長 を 示 し て お り、

ランキングで上位維持

国際関係課。

モスクワ市 対 外 経 済・

で行われた。 主 催 者は 続けている。

む﹂ が 月

11

冬に強いタイヤ

今年の１ 月下旬。 氷点下

の気 温 が 続 くモスクワの赤

の広場で﹁自動車のアイスダ

ンス﹂が人々を驚かせた。

特 設 野 外スケー ト リンク

に日 本 製スポーツカー２ 台

が乗り入れ、 音 楽に合わせ

て走り出した。 ２ 台が円を

描 き、 同 じタイミングで止

まり、またそろって進む。

見 事 なショー だ が、 主 役

は運転手ではなくタイヤだ。

横 浜 ゴムによる冬 用 タイヤ

のＰ Ｒ イベントである。 氷

上 性 能の高さに招 待 客は惜

しみない拍手を送った。

日 本 車に続いて、 日 本の

２年前から現地生産

根 を 下 ろし 始 めている。 そ

タイ ヤメ ー カ ー もロシアに

の代表格が横浜ゴムだ。

２０ ０ ５ 年に業 界に先 駆

年には現 地

けてモスクワに販 売 会 社 を 設 立した後、

ス共和国を含む東シベリア全

この制度が導入されるのは 見通しでは国の歳入が以前と

クラスノヤルスク地 方、ハカ

比べて減少を続け、 予算の状

況が厳しくなる。

国の発 展 に効 果 的 な 投 資 域だ。

これ以外に、輸出向けなど をするという点で、 今はかつ

を 含 む 非 原 材 料 生 産 開 始の

てないほどの好機です。

ロシアは自 国への制 裁の対 ための特別条件が付いた﹁率

﹂を極東 抗 措 置として米 国、 カナダ、 先発展領域︵ＴＯＲ︶

諸 国 か らの輸 入 を 制 限 し た

ノルウェー、欧州連合︵ＥＵ︶ と東シベリアに創設する案を

加工などの重要な分野の発展

が、これによって農 業や食 品

可能性を手に入れた。

と思いますか。

な潜在性がある。

は残念だ。この分野には大き

もっと読む

jp.rbth.com/50637

12

ている。 イ ギ リス系 監 並び７位に位置した。

年の国内総生産︵Ｇ 年の０・５ ％に対

万本

タ ーハウス クー パース 指 標では 東 京 とニュー たモスクワのプロジェク

燃料・原料資源輸出への極端 者需要の幅広い製品の輸入依

な 偏 り、 生 産 者 需 要、 消 費 存だ。

︱︱ロシア経済は危機を乗

り越えられるでしょうか。

ある。

資 本 流 出 は２ ０ １ ７ 年 ま

でに著しく低減する可能性が Ｄ Ｐ ︶は

し１・２ ％に急 伸 することが 予想される。

年に

Ｇ Ｄ Ｐ の急 伸 は ま ず 投 資

︱︱ロシアのどの地方が外 と関係しており、投資は 年

国人投資家にとって魅力的だ ２％増となる。

の２・４ ％ 減に対し、

決定した。

に、 法 人 税 特 恵 制 度 導 入 が

シベリアと極東の大きな発

︱︱構造的問題はどのよう 展は国家の最優先事項だ。こ

に解決可能なのでしょうか。 の地 域の新 た な 投 資 家 向 け ロシアは新たな経済条件の

時 代 に突 入 し た。 長 期 的 な

人

200

服部隆一氏

︵ Ｐｗ Ｃ ︶ ﹂ の 分 析 レ ヨ ー クを 上 回って、 パ トは２３１ 件。 進出企

ロシア連邦経済発展相

特別な役割を果たしつつあるのが、日本を中心としたアジ

22

15

700

横浜ゴムの生産 会社、 販売会社を 合計したロシア国内 で働く人数。

「YOKOHAMA」ブ ランドのロシアにお ける年間の販売実 績。

ポート﹁世界の都市力 リと 並 んで７ 位にラン 業に優 遇 措 置が適 用さ

ロシア連邦経済発展省のア

14

ロシア NOW の特設欄 「露日ビジネス新潮流」

レクセイ・ ウリュカエフ大 臣 にロシア経 済の現 状などにつ ︻ビクトル・クジミン︼

いて聞いた。

︱︱ロシアに対する欧米な

どの経済制裁の影響を含め、 ロシア経済にどのような変化

アレクセイ・ウリュカエフ氏

25

注目すべき旬の話題をお届けします >> jp.rbth.com/ronichi_business

があったのでしょうか。 ロシア経済は成長の速度が

低下することは避けられない ブルが 乱 高 下 し、 流 動 性 が

し、インフレが強まり、ルー 低くなっている。 だが、 長 年 た構 造 的な不 均 衡が是 正 可

ロシア経 済の特 徴となってき 能となっている。不均衡とは、

14

15

数字あれこれ

27

イ ン タ ビ ュ ー

15

08

ジェトロ・モスクワ事務所長

10

外国人投資家はモス クワの投資価値の高さ を認めている。 ロシア国家統計局の データに基づき国家格 付け機関（NRA）が分析 したところ、 モスクワ は 2012 年、 外国から の対露直接投資（オフ ショアを除く）の約 23% を占めた。 昨年末時点でモスク ワ経 済 へ の 累 積 投 資 額で 上 位 に なった 国 はルクセンブルク、中 国、オランダ、キプロス、 英国がトップ５となっ た。これらの国の投資 額は約 1280 億㌦（約 14 兆円）だった。

度である。当地で活躍されている日本 人駐在員の方々も、日本の本社のモス クワでのビジネスに対する見方との温 度差の解消に、日夜苦労されている。 モスクワでは、日本の優れた技術、 デザインが高く評価されている。 現在当地で計画されている都市開 発、交通網、医療施設等のインフラ 整備での日本側の積極的な協力が期 待されている。

「 モ スクワ に 来 てよ か っ た」。日本から初めてモスク ワを訪問されたお客様のほぼ全員から いただく感想である。日本国内で持っ ていたイメージと、現地で得られた印 象がこれほど異なる外国の都市は、他 にはないと言われている。特にビジネ ス環境について、ロシアは「怖い」 「リ スクが高い」との先入観を持っている 日本人が殆どである。 ドイツ の 企 業 は 中 小 企 業も含 め 6000 社がロシアに進出しているが、 モスクワの日本企業はまだ 200 社程 14

ア諸国である。 ︻アントン・スベシニコフ︼

ビジネスの街 モスクワ

投資国トップ５

百聞は一見に、印象が激変する都市

資源依存 是正の好機

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２０１４年（平成２６年）１１月１３日（木）

3 ビジネス

宇宙事業が目白押し ロシア連邦宇宙局︵ロスコスモス︶ はこのほど、新しい野心的プロ ジェクトを発表した。もちろん、将来これらのプロジェクトすべて が全面的に実現されるとは限らない。だが、実現の可能性が浮上 すれば、これらは宇宙探査にかつてない進歩をもたらすことにな るかもしれない。 ︻ワレンチン・ヒトリン︼

代 衛 星によって構 成 さ

１１０７億円︶ 。

年 から

❹ 月面基地

か、 核 融 合の燃 料とな 年までに完 了

天然資源を探索する るヘリウム３も豊富だ。

動 型 遠 隔 操 縦 ク レ ー ❺ 月面探査車 ン、 月 面 探 査ロボット などに２ 億８０００ 万 新たな探査車を開発中 開 発は ランな どの希 土 類のほ 間が続く見込みだ。

年にかけ ㌦︵約３０８ 億円︶を だ。 月には チタンや ウ し、 ４ 年 間のテスト 期

て、 月 面 基 地のほか移 費やす予定だ。

❻ 火星ロケット 年９ 月に１２０ ∼ １５０ ㌧規模の超大型 チン大 統 領により仮 承

ロケットの計 画 が プー 認された。 目 標は火 星 到達だ。米航空宇宙局

年 ぶり

センターへ移った。

２００４ 年に飛行管制

ネ ル ギ ヤ ﹂ に 就 職 し、

ロケット 宇 宙 会 社 ﹁エ

部 で 学 ん だ。 卒 業 後、

航空大学航空宇宙学

まれた 彼 女 はモスクワ

方 ウス リ ー 地 区 に 生

こがれていた。 沿 海 地

４人目の女性飛行士

ロケットを構築中だ。

︵ Ｎ Ａ Ｓ Ａ ︶ は 類 似の

母親セローワさん 年 ぶり４ 人 目の女 性 宇 宙 飛 行

ロシアと ド イツ共 同 士、エレー ナ・ セロー

ロシアで

❼ ブラックホール

︶が９ 月 理 学 観 測 衛 星スペクト 日、 国 際 宇 宙 ス テ ー

の高エネルギー 天 体 物 ワさん︵

ション ︵ＩＳＳ︶ へ旅立っ 年 までに目 指 す。ｅ Ｒ た。 同 行 したのは、 ア

ルＲ Ｇの打 ち上 げを

Ｏ Ｓ Ｉ Ｔ Ａレント ゲン レクサンド ル・ サモ ク

ガガーリン名 称 宇 宙

年６

飛 行 士 養 成センターで

訓 練 を 受 け、

月、テスト宇宙飛行士 両飛行士。 宇宙滞在は の資格を得た。 年

１７０日間の予定だ。

月、﹁ソユー ズＴ Ｍ Ａ﹂

宇 宙には差 別 がない

セ ロ ー ワ さ ん は のフライトエンジニアに ２ ０ １ １ 年、ロシア連 任命された。

邦宇宙局の宇宙飛行士

グ ル ー プの一員 に なっ と 彼 女 は 考 え る。﹁ 女 た。 雷 雨の条 件 下でガ 性 は 仕 事のプロである

ンマ線 バースト な どを と同時に良き主婦・妻・ 調べる﹁稲妻ガンマ﹂な 母 親でもあるべき。 相

ど、 Ｉ Ｓ Ｓでの科 学 実 当な負 担 だが、 それが 験に取り組む。 夫の元 仕 事に障るよ うではい テスト 宇 宙 飛 行 士マー け ない﹂。 未 知 な る 宇 ル ク・ セローフ氏 と

宙の旅について、﹁私の

歳の娘がいる。 仕事です﹂と語った。 ︻ビ 幼い頃 から宇 宙にあ クトリヤ・ザビヤロワ︼

作している超電導ケーブルは

に協 力している。ロシアが製 日 本 企 業が作っているステン レス鋼 製 チュー ブでパックさ れている。 さらに、現時点では日本と ロシアの２ カ国 だけがジャイ ズマ加熱装置で、実験炉に全

ロトロンのプロトタイプ︵プラ 部で 基ある︱編集部注︶開 発 に関 する 作 業 を 成 功 裏 に

る。 現 時 点で一番 遅れている

ばばん回は可 能 だと言ってい

中 国 も 参 加 国 の総 意 が あ れ

を 守るべき だという 意 見 だ。

ア、日本、韓国は従来の期日

来 年 ６ 月 に 決 め る が、 ロシ

あわてて戻ってきた﹂

が加わったと見るや、 米国も

にインド、中国、韓国の新顔

けが開発を進めてきた。そこ

ＥＵ、ロシア、日本の３ 者だ

存 続 している。ここ数 年 間、

ら離脱しつつあるが、 計画は

ノフ︼

︻アレクサンドル・エメリヤ

のはＥＵと米国だ。

クラシリニコフ氏は言う。

﹁米 国は確かにＩ Ｔ Ｅ Ｒか

ご意見、ご感想を お聞かせください！ 編集長にお便りを

11 日 （木）

/roshianow

野 心 的 、ど こ ま で 実 現 投 入 する。 プレセツク 通り︵カッコ内は推定コ

。 今 年 ８ 月、 静 止 軌 宇 宙 基 地の拡 張、 ボス スト︶

れる 気 象 学 的 お よ び

のバリー・ウィルモアの

望 遠 鏡で銀 河 星 団やブ チャーエフと Ｎ Ａ Ｓ Ａ ラックホールを探す。

ボストチヌイ基地 ７００平方㌔の面 積に広がるボストチヌ イ宇宙基地の建設は 極東のアムール州ウグ レゴルスク市の近くで ２ ０ １ ２ 年 半 ばに始 まった。 基 地の活 動 は 来 年 開 始 さ れ る 予 定。 有人宇宙船打ち上げは 年に計画されている。 バイコヌール基地が カザフスタンにあるた め、ロシア領内での独 自の宇宙基地の必要性 からボストチヌイ基地 の建設が開始された。

国の一つである。 ％ だ﹂。 Ｉ

﹁日 本の分 担 分は他の参 加 国と同じく９・

遂行した。

参加に消極的だった米国 カ月も遅れて

仏 カ ダラッシュでの主 要 施 設の建設は約

込み通りには進まないからだ

いる。 その理 由はすべてが見

Ｉ Ｔ Ｅ Ｒ の新 た な 日 程 は

と説明されている。

Tel. ＋７（495）7753114

❶ 宇宙掃除船

計 画 を 発 表 し た。 リ 基地支援に使われる。

・メテオール ＳＳＯ 道上から使用済みの衛 トーチヌイ宇 宙 基 地の

太陽同期軌道上を 星 や 打 ち 上 げ 用ロケッ 建 設、 カ ザフスタンに

トを除去する宇宙船の あるバイコヌール 宇 宙 周 回 す る ４ 機 の 新 世 ク イ デ ー タ ー︵﹁一掃 太 陽 系 物 理 学 的 シス

地 球の遠 隔 測 定はロ テム︵６６０億㍔

約 /

するもの﹂の意 ︶と呼 ❸ 地球の遠隔測定 ば れ る この プロ ジェク １６５０億円︶ 。

・メテオールＧｌ

ｏ ｂ 可視帯および

赤 外 線 帯 を 用いた グ テム︵８６９億㍔

約 /

ローバル 気 象 測 定 シス ２１７２億円︶ 。

・レスール 地球

上の画 像 を 超 高 解 像 度で撮 影 するために設

機の

インド は Ｉ Ｔ Ｅ Ｒ 用 冷 却

Ｔ Ｅ Ｒロシアのプロジェクト 室を統括するアナトーリ・ク ラシリニコフ氏の指 摘による 分担するＥＵからの発注の一

と、日本はこの計画の ％を 部を受けており、しかも、今 のところ期日通りに義務を遂

1976年、沿海地方生まれ

14

また、日本はロシアと緊密

行しているという。

エレーナ・セローワ

次号の発行日 （予定）

sales@rbth.com

/roshianow

計された３ 機の衛 星に

/

約

よ り 構 成 される プログ ラム︵５５０億㍔ １３７５億円︶ 。

・Ｓ Ｓ 局地 - ＳＯ

的 非 常 事 態に対 応 す る、 司 令 監 督 宇 宙シス 上 を 周 回 する

テ ム。 太 陽 同 期 軌 道

ＳＰ︶は 年から 年 ・ Ｅ Ｓ Ｇ - ＳＯ

に ３ ５ ８ ６ 億 ㍔︵ 約 同 じ 司 令 監 督 宇 宙

トは約１０８ 億㍔︵約 シアの宇 宙 産 業 が遅 れ 衛 星によって構 成 され ２７０ 億円相当︶かけ ている分野の一つだ。連 る︵１０６３億㍔ 約 / 。 年に開 邦 宇 宙 プログラム︵ Ｆ ２６５７億円︶

て２０ １８ ∼ 発される。

❷ 宇宙基地拡充

８９６５ 億円︶の費用 シ ス テ ム。 静 止 軌 道 機のハイテ 上 で 光 学 帯 域 お よ び

宇宙船基地の基盤整 を 投 じ、 備に９０００ 億㍔︵約 ク衛 星を追 加 する。 Ｆ レ ー ダ ー 帯 域 で 機 能 ２兆５０００ 億円︶を Ｓ Ｐの主な内 容は次の する︵４４３億㍔ 約 /

核融合実験炉ＩＴＥＲ

建設また遅れる

装置クリオスタットを開発し

している。 素の核融合反応でプラズマを

る Ｉ Ｔ Ｅ Ｒ。 最 終 目 標 は 水

ダラッシュに建設が決まってい ＡＥＡ︶の核融合エネルギー

ている。 日 本はロシア、 Ｅ Ｕ

回国際原子力機関︵Ｉ 会 議 は 名 称こそ 無 味 乾 燥 だ

得ることだ。ＩＴＥＲは水素

第

が、 人類のエネルギーの将来

らヘリウムを 取 り出 す 装 置、 総 重 量 ７ ０ ０ ㌧︶ を 開 発 中

と共にダイバータ︵プラズマか

だ。ロシアは

素 の核 融 合 を 発 電 用 に 使 用 する初の大 規 模 実 験であり、

の同 位 体・ 重 水 素 と 三 重 水

太 陽で起こっていることを 地

が か か わっている。 し か し、 国際熱核融合実験炉︵ＩＴＥ

自開発している。

参加し、うち７システムを独

のシステムに

Ｒ︶計画は工期がまたも延ば

球上で再現するものだ。 この開 発にはロシア、 欧 州

された。

かつて自国での実験炉建設

ロシアも日 本も参 加している

国際会議に 39 カ国 を 提 案 した日 本 は 主 要 参 加

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5

17

12月

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26 AFP/East News

を最初に提案した。彼はＳ Ｆ小説「地球の外で」の中 で、人工重力のための回転 構造物プロジェクトを提案 し、宇宙移住のアイデアの根 拠を示した。

宇宙服 人間によ る宇宙開発を支持 した彼の未来観は 人類向上の理論と密接に結 びついている。宇宙服の原 型となる特殊作業服の着用

4

12

17

ワ宇宙飛行士。カザフスタン のバイコヌール基地で 2014 年 ９月 13 日＝ロシア通信 宇宙飛行を控えて事前に宇 宙船 「ソユーズＴＭＡ」の内部を 点検しているエレーナ・セロー

17

09

11

ロケット列車 多段式 ロケットの原型、つまり 地上を滑走した後、空 中を飛行し、宇宙空間に飛び出 す組み立て式ロケットのことだ。 ロケットの各段は燃料使用後に 宇宙リフト ロケッ 切り離し、地上に落下させる。各 トは地球圏外に出 ロケットは長さ30㍍、直径3㍍を る唯一の手段では 想定した。 「ロケット列車」の製作 なかった。宇宙空間に貨物 は人間の宇宙滞在の夢を近づ を運ぶのに、宇宙機器から け、惑星間通信の時代を開くと 惑星表面に向けてワイヤ利 彼は考えた。

3

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「ロシアの今週のトップニュース」

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国際熱核融合実験炉（ITER）計 画総責任者、本島修氏は核融合 エネルギー会議で「ロシアは ITER の主要参加国として、経済制裁 にもかかわらず順調に任務を遂 行している」 と述べた。 また、ロシアの国営原子力企 業「ロスアトム」のペルシュコフ副 社長は「ITER は現在最大の国際 プロジェクトであり、将来の核融 合の技術的プラットフォームが構 築されるからだ」と強調した。ロ シア政府とロスアトムによる全面 的な支援のもとで、作業に対す る要求水準と期日は守られるとペ ルシュコフ氏は述べた。

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連合︵ＥＵ︶諸国、米国、日本、

奮ってご購読を！

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用を考案した。 もし、 そんな 手段の実現に成功すれば、 資金節約になる上、 ロケット 打ち上げに伴うエコロジー 損害の問題を解決すること ができる。

エレーナは宇宙から家族に定期的に連 絡するつもりだ。ロシア通信に「ＩＳＳに はＩＰからＥメールまで装備されているの で何の問題もありません」 と語った。

ジェット飛行 1883年 の著作「自由空間」 でツ ィオルコフスキーは初 めて、宇宙空間でのジェット推進 についての結論を導き出した。 その後の著作「ジェット機器によ る世界空間の探査」はロケット の宇宙飛行能力を証明した。

ロシアは主体的に積極参加

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エボラ蔓延 可能性は？ 30

火 星 到 達を目指 す新し い超大型ロケットの容量。 予備計画は９月にクレム リンに承認された。

個以上

38

1

鳥状飛行機 初期の創案 の一つで、飛行船の独自 設計だ。実現しなかった が、 これにより注目された。計算 と実験によって、金属製の飛行 機は安全性に応え、経済的にも 有利になるとの結論に達し、飛 行機の出現を数十年先取りする 設計を考案した。 金属製単葉機を 「鳥状飛行機」 と命名した。 24

数字あれこれ

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コンスタンチン・ツィオルコフ スキー（1857 ∼ 1935）は「宇宙開 発の父」と呼ばれる。彼の独創的 思考は宇宙時代到来を先取りす るものだった。最も興味深い五 つのアイデアを紹介しよう。

日露が主導的に協力

地 球を周 回している浮 遊物体（米国の宇宙監視 ネットワークによる） 。宇 宙船を破壊する恐れも。 16

18

5 45

150 ㌧ 25

16200 26

ツィオルコフ スキー発想の 五つの先取り

第 25 回国際原子力機 関（IAEA）の核融合エネ ル ギ ー 会 議 が 10 月 13 ∼ 18 日、サンクトペテル ブルクで開催された。参 加者は 39 カ国総勢 840 人 に 上った。日本 は 約 100 人の研究者を派遣し た。 焦 点 は、 国 際 熱 核 融合実験炉（ITER) 計画を めぐる協議だった。

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インド、 中 国、 韓 国 が 参 加

主なテーマはフランスのカ

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09

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人工太陽再現に挑戦

PressPhoto

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科学・宇宙 4 ２０１４年（平成２６年）１１月１３日（木） jp.rbth.com CONTENT PROVIDED BY ROSSIYSKAYA GAZETA, RUSSIA. DISTRIBUTED WITH THE MAINICHI SHIMBUN

ロシア抜き﹁共通の家﹂の限界

同 創 設 者として認める ていた 場 所 から東にず パの新 たな 軍 事 化 や欧 州の安 全 保 障の脅 威の

﹁ビロード革命﹂が起き、ワ

領内にＮＡＴＯの軍事施設を

の義務を負うことを急がなく

況 が 生 ま れ、 西 側 は 何 ら か

儀なくされたことで新たな状

ルシャワ条 約 機 構の解 散を余

置かない義 務を負い、 それは

とのソ連の立 場が明 確に示さ

安全保障のための組織に変え

け止め、ＮＡＴＯを世界的な

うした事態を完全な勝利と受

一方、 Ｎ ＡＴＯ 指導部はこ

なった。

拡大を保証する協定は締結さ

ロシアは対 等 なパー ト ナー

る計画を打ち出した。

欧州の一国になり下がった。

とは扱われなくなり、 単なる

年 代 初 めに、ロ

シアとＮ ＡＴＯの関係を正常

場の作品は一時の自由の息吹を

クワの劇場の中で、タガンカ劇

演活動を続けた。

に戻り、 再びタガンカ劇場で上

年、 リュビーモフ氏はソ連

ソ連演劇に新風

その一人には

帰国後に劇団分裂

たが、 それでもリュビーモフ氏

年 代のソ連

年代に入ると、ソ連時代の

ような熱狂は消え、 ビソツキー

の よ う な 人 気 俳 優 も 死 去 し、

年には劇団が分裂。一部俳優

は活動を継続けた。

はタガンカ俳優友好劇場に移っ

手のウラジー ミル・ ビソツキー

わった。上演目録、美学。そし

２ ０ １ １ 年 に監 督 と 劇 団 員 と

になった。順調に見えたものの、

て演劇はより見応えのあるもの

年、 リュビーモフ氏は国 外

フ氏は同劇場を去った。 その後

の間で対 立が生じ、 リュビーモ

年代

初 めに一連の騒 動 が起 きた。い

は な か な か 語 ら れ ない もの だ

存 命 中にその偉 大さについて

フ劇場で活動を続けた。

英紙タイムズとのインタビューで

が、死去した直後から、リュビー

動し、スカラ座、 グランド・オ

イツ、スウェーデン、スイスで活

まったのか。 今になってよ うや

大きな穴がぽっかりと開いてし

とってどれほど重く、 どれほど

彼の喪 失はロシアの演 劇 界に

増えた。

などでオペラを上演し続けた。

ろう。

く実感したしている人もいるだ

数々の演劇賞を受賞した。

ロンドンでの演劇﹁罪と罰﹂は

ペラ、ロイヤル・オペラ・ハウス

英 国、フランス、 イタリア、 ド

その 後 は イス ラエル、 米 国、 モフ氏に関する報道が爆発的に

剥奪された。

ソ連政府を批判し、ソ連国籍を

ロンドンにいたリュビーモフ氏は

くつもの演劇が上演禁止となり、 はボリショイ劇 場、 ワフタンゴ

に反対していたからだ。

に追放された。 長年ソ連の検閲

ソ連批判し国籍剥奪

タガンカ劇 場ではすべてが変

で絶 大な人 気を誇った俳 優で歌

モフ氏が 月５日、

日 を 迎 えた 直 後に亡 くなった。

モスクワのタガンカ劇場を創設

し、ソ連時代の演劇界に新風を

吹き込んだ伝説の人だった。

スタニスラフスキーやメイエ

タガンカ劇場監督

ルホリドのような劇場の改革者

ではな かった が、 リュビーモフ

氏は１９６４年にタガンカ劇場

を率いてから、 年代のロシア・

アバンギャルド演 劇を復 活させ

タ ガ ン カ 劇 場 を 拠 点 に リュ

た。

ビーモフ氏は辛口の政 治 演 劇、

扇 動 的 な 演 劇、 実 験 的 な 演 劇

当 時、 入 場 券 が 数 カ 月 先の

などを次々と公開した。

分まで売り切れるほど人気だっ

がいる。

歳の誕生

∼

劇 場では映 画スターが出 演。

感じさせた。

をコントロールできな くなっ 化するチャンスは失われた。

央・ 東 部ヨーロッパの出 来 事

こうして

側と合意したことが守られる

年からは、ソ連はもう中

との希望があったからだ。

たな現状維持の規定に関し西

れなかった。 欧 州における新

れたにもかかわ らず、この不

ＮＡＴＯ拡大を容認しない

今でも履行されている。

ＮＡＴＯ加盟国は東ドイツ

我々は考えている﹂

全欧安保協力機構︵ＯＳＣ ＮＡＴＯの東方拡大を引き起 Ｅ︶の枠内で協調することで、 こさないことが保 証 されると

大国の利害が均衡を保ち、安

全保障はそれに依拠するもの

年 代 末に東西ドイツの扱

と考えられていた。

いをめぐる交渉の当事国は以

下の合意をみた。ソ連が東西

ドイツ再 統 合に同 意し、ソ連

軍を東ドイツ領内から引き上

げることでＮ ＡＴＯの不拡大

年、ベーカー米国務長官

が保証される。

はソ連のゴルバチョフ大 統 領

との会談でこう説明した。

﹁２＋４︵東西ドイツと米ソ

英 仏 ︶の枠 内で協 議を行って

いくことで、 ドイツ再 統 合が

た。

あの合意どこへ

ていくということであり、 そ

が交錯する地域の将来を決め

こで一番 問 題になるのが欧 州

違っていた冷戦終結の解釈 北大西洋条約機構︵ＮＡＴ

年 後に生じ

以 前より深い。 明 白な ない。 このよ う な 別 の

そ の 溝 は あ る 意 味、 問 題など

ことができなかったし、 れている。 受け入れなかった。

ロシアは従 属 的 役 割 を 側の対立の根源は冷戦終結に

Ｏ ︶ 拡 大をめぐるロシアと西

ソ 連 側 の ア プロー チで は、

年 代 初めの混 乱 機 は 訪 れない、 バル ト による産 業の空 洞 化な

の安全保障だった。

イデオロギ ーではな く 構 造 が 集 約の実 となっ ロシアの考 えでは、 冷 戦 は

関する解釈の違いにある。 １９８０年代末にソ連と米国

共 通の家の建 設 が決

文化、 歴史、 気質の違 ていただろう。 ソ連が共産主義帝国 まった 時 点で、 既に時 の２超大国が対立から協力に 移行する過程で、 両国の共同

ではなく、 相 互 利 益に 遅 し だったのか も し れ

その結 果、 共 通の家 いに基づいている。

思 考﹂の時 代に夢 見た はずだったものが、﹁ソ ロシア包囲 の素早い分配 分け隔てのないヨーロッ 連の遺産﹂ の建 設の代 わりに包 囲

西 側 モ デルに基 づい が始まった。

パを 失い、 それを 取 り に変わってしまった。 戻せないのだろうか。 ソ連は回 帰 不 能 点を

西欧が米国の積極的 基 づいた賢 明な国とし ない。

の努力により終結した。西側

イデオロギ ー 対 立の た共 通の家の創 設 方 法 ばかげたシンボル﹁ベル はソ連に続いてロシアも 協力を得ながら冷戦で て 維 持 さ れ てい た ら、 も

ところが、 年１月にジョー

はそう考えていた。

年にソ連が崩壊するまで

リンの壁﹂は崩壊し、互 含 ん だ 場 合にのみ、 結 築いてきた建 物の増 築 ヨ ーロッパは 真 の同 権 越え、 西側は勝利を感 興 味 を 持っていな かっ

は、 その後 周 辺への補 の原 則に基 づき統 合し じながら、 合 意 な どに

ロシ ア と そ の一部 が 助 的な構 造 物の建 築に ていたのだろうか。

いを 隔てる理 由 もなく 果を出せたはずだ。 なった。ゴルバチョフ氏

ジ・ブッシュ米大統領が﹁神の

時代の幕開けを告げるものと

去の合意が効力を持たない新

た﹂と述べた。この発言は、過

慈 悲で米 国 は 冷 戦に勝 利 し

映 像 を 忘 れることはで

年 晩 秋の感 動 的な

想でしかなかった。

はヨ ーロッパ共 通 の家 崩 壊 していた ら、 時 間 変 わった。この作 業 は

きだと提案した。 きっと、 偉 大 なる 同 ﹁もう壁は現れない﹂

合意のもとで対立に終止符を

西側では受け取られた。

フ氏 の論 理 に 従ったの

幸 せ そ う な ベル リン

きない。

だろう。 資本主義と社

打った後、 双 方は互いの利 益

志 アンド レイ・ サハロ

ドイツ統一同意なら

追悼リュビーモフ氏

エネルギ ー 供 給に危 信じていた瞬間だった。

住 民たちが心からそう

以前より深い溝が出現

ニア﹂の共同作業にすべ の形でヨーロッパの統合 壁へ広 がってい く は ず を置いていただろう。

の設計を東西の﹁エンジ の経 過 とともに何 らか 隣の領 域、 他の建 物の モスクワに２ 本の支 柱 が失ったヨーロッパは夢

統合はブリュッセルと た。そうであれば、我々

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会 主 義の集 約 をサハロ アは

ノボ﹂のアラームがなっ フ氏は呼 びかけた。 現 プロジェクトにのみ込ま だった。 し か し、 ロシ

ら ず、ロシアは 西 側 の 興再建に取り組んだ。

し か し、 これは 起こ から徐 々に回 復し、 復 三 国のような民 主 主 義

この施設は﹁ユーラシ た。 ラ ジオのニュー ス 実には集 約の代 わりに れていったに違いない。

月に入った 朝、 私 の会場だ。 は飛 び起 きた。 ベルリ 周 年 記 ア共 通の家﹂ と改 称さ は﹁ド ネツクで再 び 銃 吸収が起きてしまった。

念 会 議での挨 拶︵ あい れているが、 ミハイル・ 撃 戦 があり、一般 市 民

ンの 壁 崩 壊 プロジェク ト 勝 利 の 道

ヨーロッパはロシアを

年 前に大 陸を隔て ならない、中央ヨーロッ

ソ連 とソ連 モ デルの で障 害 となった。 自 分 び溝が出 現した。 それ の安 く違 法な労 働 力に 崩 壊 は 西 側の精 神 的、 たちの法 的・ 規 範 的 領 は 歴史的、経済的な正当 域 を 隣 国に一方 的に拡

周 年 記 念 がヨ ーロッパ 性の証 明と欧 米に受け 大 する以 外の道 をヨー

ベルリンの壁 崩 壊

私の夢の中に残った。

そしてヨーロッパに再 どない、 東の住 民 が西

さつ︶ 文を深 夜 まで準 ゴルバチョフ元 大 統 領 が死亡﹂と伝えていた。 ソ連遺産の分配

空 路 より列 車 が好 き

かしているようだ。

備 していたのが 良 くな のアイ デアを 名 称に生 ヨ ーロッパ共 通 の 家 は ベル リ ンのポツダム

かった。 広場に開設された施設 な 私 はモス クワ ベル ̶

な分 裂を強 調してもお バランスの取れた接近、

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80

90

舞台監督のユーリー・リュビー

80

88

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家﹂という名前がついて と駅へ急ぐ。

平 洋 地 域 の統 合 プロセス

演劇評論家 ドミトリー・ロメンジク氏

には﹁ヨーロッパ共通の リンの特 急に遅 れまい の統一では な く、 新 た 止められた。 段階的な ロッパは知らなかった。 ここで、中国製の﹁レ かしくはない。なぜ、﹁新 新 しい質の創 生となる 新ヨーロッパの同権の共

もっと読む jp.rbth.com/50983

を適合させる志向である。

合 プロジェクト を一つに束

ユ ー ラシア と 太 平 洋 の 統 ねる 可 能 性 を 示 し たいと トナー国の希望である。

いうロシアおよびそのパー そ れ だ けに Ａ Ｐ Ｅ Ｃ 内 に お け るロシアの 役 割 は 洋地域﹂というつながりに

﹁ユーラシア・ アジア太 平

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いる。ここが 記 念 会 議

関税同盟とＡＰＥＣ インドネシアで開かれた

連合︵ＥＥＵ︶とアジア太

昨 年のＡ Ｐ Ｅ Ｃ サ ミット

的に参加している。

る チャンスを 手にし する。

を地域統合の周縁へ追いや これはロシアにとっても不

年 のウ ラ ジオス ト ク・ サ

Ｕであれ、別のものであれ、

そ れが Ａ Ｐ Ｅ Ｃ ＋ Ｅ Ｅ

ミットと同様に︶オバマ米

られなかった。原因は︵

では 米 中 の正 面 衝 突 は 見

ず、﹁ＡＳＥＡＮ＋１︵中

の面 で 米 国 に 引 け を 取 ら

大 統 領 の 欠 席 に あ るのか

今 日、 中 国 は 地 域 統 合

利益となる。

国︶ ﹂や﹁ＡＳＥＡＮ＋６ もしれない。

ン ド、 オ ー ス ト ラ リ ア、 ＡＰＥＣにおけるロシア

ユーラシアと太平洋地域

︵ 中 国、 日 本、 韓 国、 イ ニュージーランド︶ ﹂に積極

関税同盟︵ロシア、カザフ

の立場の特徴はユーラシア

10

た。イデオロギー統制下、モス

80

米主導ＴＰＰの思惑 中 国 は す でに ア ジ ア 太 平 洋 経 済 協 力 会 議︵ Ａ Ｐ ＥＣ︶のホストを務めたこ と が ある。 ２ ０ ０ １ 年の 上 海 Ａ Ｐ Ｅ Ｃ だ。 当 時、 中 国 は 勢 いを 増 しつつあ り、 米 国 主 導の環 太 平 洋 もまだなかった。

パートナーシップ︵ＴＰＰ︶ Ｔ Ｐ Ｐ がＡ Ｐ Ｅ Ｃ と中 国 の地 域 的 国 益 という一 度 に 二 隻 を 撃 沈 させ よ う と し ているこ と は 明 ら か

ロシア科学アカデミー 極東研究所副所長、歴 史学博士

おいて枢要なものとなりつ

E-mail： jp@rbth.com ホームページ: jp.rbth.com 電話: +7 (495) 775 3114 ファクス：+7 (495) 988 9213 住所: 24 Pravdy st., bldg 4, floor 12 Moscow 125 993, Russia Copyright 2014, FGBU «Rossiyskaya Gazeta». All rights reserved.

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（ガゼータ・ル紙）

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つある。

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び そ れ を 発 展 させ た 経 済

編集スタッフ

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スタン、ベラルーシ︶およ

外交日程への上院の影響力軽視できず

アンドレイ・スシェンツォフ氏

す。必ずしも「ロシア NOW」 または「ロシア新聞」の見解と同一ではありません。

だ。米国はＡＰＥＣという

本紙に掲載された「オピニオン」面の意見や読者からの投書、ゲスト・コラム、

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バルダイ・クラブ研究員

風刺漫画などはさまざまな意見、主張を幅広くご紹介するために選ばれたもので

外交防衛政策会議議長

セルゲイ・ ルジャーニン氏

（ブズグリャド紙）

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アレクサンドル・ゴルベンコ Aleksander Gorbenko パーベル・ネゴイツァ Pavel Negoitsa ウラジスラフ・フローニン Vladislav Fronin

編集委員会長 社長

編集長

も賛成でない。 「上院は政府ではなく立法 府だから、外交があまり変わ ることはないだろうが、今や 上院が外交の議事日程を決 め得ることは重要だ。過半数 を握る共和党はホワイトハウ スと対決し、さまざまなイニ シアチブをつぶすことができ る。この状況はエリート間の 取引材料になるだろう。オバ マ大統領はこれを考慮せざる を得ない」 米国の議会は以前より保守 的になったが、それが米外 交に強く影響することはない だろう。 「外交はかなりの部分、大 統領が決める」 。米国の選挙 に詳しいアラン・アブラモビッ ツ氏はこう指摘する。 「もちろん、対露批判が強 まるだろうが、今でも散々聞 かされている」 米国研究家アレグ・ガルス チャン氏はこの意見に必ずし

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「上院で過半数を占める党 「憲法では、 外交の責任を は各委員会の委員長ポストを 負うのは、外交方針を発案し 獲得するため、政府は予算 国務長官を任命する大統領 編成などの主要問題で厳しい だ」 政局運営を強いられる」 共和党は上下両院で過半 モスクワ国立大学フランク 数を占めるに至ったが、これ リン・ルーズベルト米研究基 は露米関係には影響しない 金のユーリ・ログリョフ理事 だろうと言う。 はこう述べる。「オバマ大統 「露米関係は既に十分悪い。 領は自分の優先課題の実行 それをさらに悪化させようと が難しくなるだろう」 する米国の政治家がいるとは しかし外交については、ホ 思えない。しかも世界情勢は ワイトハウスの方針に根本的 米国が厳しい決定を次々に打 影響を与えるわけではない。 ち出すような状況にない」

ナタリア・ミハイレンコ

メールのあて先は jp@rbth.com です。 お気軽に日本語でメールしてください。

フョードル・ルキヤノフ氏 優先課題実行が難しくなった大統領

ＮＡＴＯ拡大しない お手紙をお寄せください

東西両陣営の対決構造は冷戦終結によって幕を 閉じた。壁崩壊のドラマは、新たな欧州の構築を ロシアにも予感させた。四半世紀たって、それは 夢想にすぎなかったという虚脱感に変質している。

リンクさせたいロシア 米国のオバマ大統領の主な「敵」は 11 月 4 日 の中間選挙で上院の過半数を制した共和党となっ た。これは共和党が米上下両院のすべての委員 会を押さえ、 立法で主導権を握ることを意味する。

﹁船﹂ を沈めることで中国

情報提供：レバダ・センター

壁崩壊から 25 年後の風景

米共和党勝利の意味

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今年始めには露米関係を否定的にと らえるロシア人は 20％だったが、９月に は 92％と劇的に悪化した。この傾向は ロシア・ＥＵ関係でも同じだった。ウク ライナ問題の深刻さが表れている。

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対米欧関係が劇的に悪化

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我々が失った ヨーロッパ 11

ロシアの 論調

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２０１４年（平成２６年）１１月１３日（木）

5 オピニオン

古き良き共同住宅 共同住宅﹁コムナルカ﹂では赤の他人が一つの大家族のように共同

コムナルカ

﹁ 僕 のお 隣 さ ん た ち

合った。 は、 昨日 誰が僕のとこ

立ったスー プに洗 剤 を の世 話 をしたり、 金 を ナさんは

現 在 のモス クワでコ

年 代の往 時 うさま味わっていた﹂

﹁祖父母はスレテンカ ム ナ ル カ が 住 宅・ ア

入 れる手口に発 展 する 貸 したりもした。コム を思い出す。

ナルカは社 会 的 責 任 感

普 通、 住 民たちは何 を 育てる以 外に、 助 け のコム ナル カに長い間 パ ー ト に 占 め る 割 合

こともあった。

と か 折 れ 合って、 お 互 合い、 相 互 扶 助の習 慣 住み、 同居人は

ロシア人 は 壁の上 を ろう。

歩 くのだろうか。 そう

は台 所の床に座 り込み ９ 万１ ０ ０ ０のコムナ

モスクワっ子のマリー 壁にもたれ、 静 寂を思 ルカがあるという。

モス クワのアパー ト

家賃は日本円相当で最

低１ カ月７ 万円はする

ので、 誰 もが借 りられ

１ 部屋だけなら４ 万

ない。

円 からあるので、 移 住

した 人でもコム ナルカ

なら手が届く。

コム ナルカは 新 たに

出 現 し てい る。 特 に、

離婚した夫婦が財産を

分ける場合だ。

さ らに、 モス クワと

サ ンクト ペテル ブル ク

の住 民の多 くが部 屋を

賃 貸 して、 その収 入で

暮 ら しているので、 コ

ムナルカの新 世 代を生

んでいる。

１ ９ ６ ０ 年 代に広まっ 壁 は 冷 た い だ け で な か否かが社 会 的 地 位の

た。 大規模な都市化で く 、 薄 かった 。 誰 か 高 さを 示 す 指 標になっ

ソ連では 絨 毯 が日

何百万人もの人々が地 が 台 所 で テ レ ビ を 見 た。

絨 毯 は ロ シ ア の ア 方 から、 安 価のコンク て い た り す る と 寝 つ

いかにもロシア的

40

ど も が 泣 き 叫 ん で い 起こすため、 絨 毯はく

けない﹂という迷信すら

を目 撃した人と口論に

﹁塩をこぼすと、それ

そのため、 絨 毯は防 生まれた。

たした。

なる﹂という迷信に類似

している。塩もカーペッ

さらに忘 れてな らな ト も、 高 価 なので、 だ

そ れではロシア 人 は

壁 に掛 けていたのかと

自 体 が 美 しいというこ 通 常 どのよ うに絨 毯を

言 うまでもなく、 中 いう と、 縫い合 わせた

として絨 毯を紹 介した

度で、 下に向 かっ の国々であった。

現 在では、 若い世 代

ア ー ティス ト た ち が、

壁 に 掛 け る カ ー ペッ 絨 毯を壁に掛ける伝 統

くよ りも 絨 毯 を 使った である。

︻ゲオルギー・マナエ

かもしれない。

寝ている 間に風 邪 をひ 緻 を 極 めたものだから 悪いアイデアではないの

に 燃 え る く ら い な ら、 れは製作工程が精巧精 を 掛 けるのはそれほ ど

たマッチの炎 が 下 向 き み な さ れていた が、 そ か ら、 アパー トに絨 毯

居 間の壁の近 くでつけ トは真の意 味で宝 物と を 復 活 させている。 だ

て流 れる 冷 気のた めに

下

﹁ 戸 外 の気 温 が 氷 点 のはイスラム 圏の中 東 のロシア人 デザイナー、

セルゲイは言う。

ベリ ア 出 身 ブロガ ーの 世のヨーロッパに装飾品 細いひもが用いられた。

でもよかったんだ﹂とシ

﹁ 見 た 目 な ん か ど う とである。

で顕著だった。

れは北 部の地 方や極 東 生 産された絨 毯はそれ

断熱防音の効用も

絨毯を使い始めた。 そ 旧ソ連 南 部の共 和 国で になるからだ。

材の代わりに毛 織りの トルクメニスタンな ど が きっか け と な り口 論

である ︶ 。 人 々 は 断 熱 いのは、タジキスタン、 めにしてしま うとそれ

ろ壁がコンクリート 製

は極めて寒かった︵何し それ自体が美しい

冬のアパー トは 冬に

名だ。

シチョフにちな ん だ 異 音 材としての機 能も果

当 時のソ連 指 導 者フル

シチョフカと呼ばれた。 だった 。

これらの建物 はフル た り す れ ば な お さ ら ぎで壁に固 定 してはい

した。

た 新 築の団 地に引っ越 論 を し て い た り、 子 ﹁ 家 庭 内 で口 論 を 引 き

たん︶が掛けてあるのだ パ ー ト で ソ 連 時 代 の リートパネルに覆われ き に く く 、 隣 人 が 口 常 必 需 品の一つになり、

るところに絨毯︵じゅう

でないのな ら、 な ぜ 至

人も は 面 積 比 で 約 ２ ％。

をもらえたとき、 祖 父 ば、 ２ ０ １ １ 年 で

いた。 アパー トの部 屋 市 住 宅 政 策 局 に よ れ

ろに来 た かを 知ってい る。 彼 らが知りたいの 住 人の子 供 を 預 かった の面 倒 をみたり、 就 職

り、 住 人みんなで老 人 今に続くコムナルカ

いに 助 け 合った。 他 の をつけさせたのだ。

いう曲でこう歌った。

コフは、﹁共同住宅﹂と

フョー ド ル・ チスチャ

かつてロック 歌 手 の

は一昨 日 誰 が 来 たかっ

コムナルカでありがちな

てこと﹂

6

絨毯は壁にかける

六つの場面

生活を送り、そこから何世代もの特異なソ連人︱︱連邦崩壊後はロ シア人︱︱を生み出してきた。 人目を気にせず大っぴらに生活する

タバサラン絨毯

習慣、権利と義務を平均化したがる志向、密告、無私の助け合いの 盗み聞き、中傷、ね 分のせっけ ん を 使 う よ 食 器 洗いの際に顔 を 合 たみなどはいつも共 同

Anzenberger/FOTODOM.RU (3)

精神などがコムナルカで養われた。 ︻ゲオルギー・マナエフ︼

時には、 他 人のせっ

うに目を光らせていた。 わ せ たので、 ここで 言 生活につきものだった。 文 化 学 者 イ リ ヤ・ わば集 会がもたれ、 愚 ウ チェヒンさ んの著 書 痴 をこぼしたり、 共 通 けんに電線を忍ばせた

な﹂と書いた紙が貼って

アパー トのド アには あった。

様式だった。

伝統の手織り技

に よ れ ば、 ト イ レ に の問 題の解 決 策を話し り、 自分の﹁敵﹂の煮 に流 入した。 彼 らは工 同じ浴室を使う。 階級 は﹁使ったらきれいに﹂

愚痴も人助けも家族的に ソ連時代の生活様式 共 同 住 宅はユニー ク 場や企 業、 役 所などに 格 差を認 めない公 式イ ﹁ 便 器 に 紙 を 捨 て ない

平 廊 下、 バス、 ト イレ

大人１人当たりの コムナルカの面積。

4

1

なロシア的 現 象 だ。 出 職 を 得るとコム ナルカ デオロギーに合 う 生 活 こ と ﹂﹁ 人 の 物 を 盗 む 大人１ 人当たり

現したのは１９ １７ 年 の部屋をもらえた。 の社 会 主 義 革 命 以 後。 あらゆる住宅が共有資 方㍍、子供は５平方㍍。 住 人の名 前を書いた呼 メーターがず らり。 靴 を 作って順 番で清 掃 し

﹁革 命 前の高 官が 住んでいるアパート め 込 ん だ の。 労 働

に 新 しい 住 民 を 詰 者もインテリも一緒 を 傾 聴 し、 振 る 舞

に。 イ ン テ リ の 話

子 供 た ち もこ うい

いをよく観 察した。 う 大 人 た ちの 暮 ら し を 見 て 育った か ら、文化というもの について何がしかの ことを学んだのじゃ ないかしら﹂

3

世紀のヨーロッパで

最新に知ろう !

産になり、 政 府が裕 福 割り当て面 積は時 代と び 鈴、 玄 関 に は 電 力 は、 住人全員が時間割

年間になくなってく るコムナルカアパー トの平均数。

50

物置部屋と中二階 コムナルカに不可欠 なスペース。夏にス キー、冬にローラースケート の収納場所になる。

フ ル シ チ ョ フ カ の は絨 毯 を 所 有 している フ︼

>> jp.rbth.com/read_russia

住 人 た ち は し ょっ

10 平方㍍

な 市 民のアパー トに同 共に変わった。

約 3000

5 6 2

方がましだ﹂

ロシア NOW の特集企画

ロシアをリサーチ

次のロシア文学の 新星は誰か？

jp.rbth.com/50641

jp.rbth.com/50021

昨 日 の 農 民 が 革 命 と衣 類を自 分の部 屋に た。

モスクワ市住宅政 策局によれば、2011 年現在のコムナルカ の数。

物干しロープ コムナルカは手狭な た め、 洗 濯 物 を 干 す場合は物干しさおではなく ロープを使う。あらゆる部屋 の天井の下に張ってある。よ く干されているのは台所また はバルコニーだ。この法則は 現在も健在である。

16

10

年代の破壊と荒廃 前のインテリと同居し、 持ち込んだ。

9 万 1000

台所のクッキング クッキングヒーターが 台所にたくさんある。 住人それぞれに自分専用のも のがあるためだ。また、台所 当番表も共同生活では欠かせ ないものだ。 玄関ベル 部屋の玄関の扉にい くつものベルが付いて いることは家の主がそこに何 人もいることを証明している。 住人は誰のところに客人が来 たかこれでわかる。 Getty Images/Fotobank

浴 室で住 人たちが自 ちゅう 台 所で、 料 理 や

約４万円

居人を押し込んだ。

数字あれこれ

高い天井 古いコムナルカだが、 これは長所の一つだ。

廊下の共同電話 住人が自分の電話を 持っていることは極め てまれだ。廊下に共同電話が ある。長電話は禁物だ。 40

絨毯はどんなダゲスタン人の家でも必需品と なっている。貧しい家庭には糸くずの出ない「う るし」絨毯が床に敷かれた。裕福な家庭はずっ しりと重い絨毯を重ねて敷いた。販売目的で なくても彼らは自家用に絨毯を作っている。 絨毯織りの職人技は代々と受け継がれてい る。女の子たちが、母親が仕事をする様子を 眺めるところから始まる。タバサラン人の家庭 では女性たちの方が男性よりも多くお金を稼い でいた。 ロシアで最上のウール素材の絨毯（じゅうた ん） と言えばタバサラン（ダゲスタン共和国南部 の地方）で織られたもの＝写真下。何世紀も引 き継がれてきたデザインを用いた房状の絨毯 が手織りされている。タバサラン人は絨毯織り という伝統工芸を引き継いでいる民族である。 東方の国々に住む遊牧民がこれらの絨毯を 実用的な品物として初めて製作したのは保温 効果があり、持ち運びが簡単で、損傷するこ となく長持ちしたからだった。

一言 イリーナ・カグネル、 モスクワ市のコムナ ルカの住人

写真上＝コムナルカの特徴の一つである物干 ロープ。写真中央＝ラリーサ・ワシリエブナ、 第二次世界大戦のレニングラード包囲生存者で 引退した建設技術者。彼女は当時からずっとコ ムナルカで過ごしている。彼女の夢は自分用の バスルームで入浴することだが、これがかなう とは信じていない。写真右下＝コムナルカのイ ンテリアの一部。＝ Max Sher from the book «East»/

20

の時代、 人々は大都市 ﹁ 飯 炊 き 女 ﹂ が 教 授 と

モスクワの一部屋 の最低家賃。

社会・くらし 6

２０１４年（平成２６年）１１月１３日（木） jp.rbth.com CONTENT PROVIDED BY ROSSIYSKAYA GAZETA, RUSSIA. DISTRIBUTED WITH THE MAINICHI SHIMBUN

観 光ルートがあるが、 新たにウラル地 方で工 はこう話す。

エレー ナ・ キスロワ 氏 金鉱観光も人気

だ。通訳協会の創設者、

宣 伝ツアーに申し込ん スを受け入れている﹂ 夫頭の半身像と肖像画

は、 砂 金を発 見した坑

た。 当 地の金 博 物 館で

ロシアには﹁黄金の輪﹂や﹁白銀の輪﹂といった 業・鉱物学的ルート﹁宝石の環﹂ができた。全 ㌔離 地 元のガイドは 夏に

川にはま だ砂 金があ り、 ３ ０ ０ ０ 杯 ほ ど ∼

㌘の金を得

ベレ ゾフス キ ー には の水 を すくい選 別 すれ

張中に合間を見て、 鉱 ている金鉱がある。

れた ビ ジネスマン。 出 世 界で最も長く稼 働し

エカテリンブル クを 訪 ス キ ー は 金 の 産 地 だ。 を勧める。

外 国 人の大 半は商 用で れた 小 さな 町 ベレゾフ プィシュマ川に行くこと

﹁ ウ ラ ル 地 方 に 来 る リンブルクから

ウラル 地 方・エカテ が展示されている。

長 ６ ３ ０ ㌔の一帯 にはスベル ドロフス ク州の

﹁宝石の輪﹂巡り

１ ５ ０ カ所 以 上の観 光スポットと拠 点となる ９カ所の市町村が並ぶ。 ︻ダリヤ・ケジナ︼

ウラルに新名所 物学・工業観光を選ん だりする。 外国人旅行 １９ ４５ 年に建 設され ば、 のコースを た どる。 夏 ︵ あ ら か じ め 製 造 さ れ 決 して少 な くない。 １

者 は 主にシベリア鉄 道 た欧州初のプレキャスト ら れるという。これは 季はドイツ人、デンマー たコンクリー ト を 用い ㌘の金から３ ㌔ ㍍ まで

﹁宝石の環﹂は独特の

ウ ラ ル と は チュル ク 記念物保存の拠点が続

ク人、 メ キシコ人、 ス る工法︶建築物がある。 金 線を延 ばすことが可

貴金属の街ずらり 語 で 帯 を 意 味 す る。 き、 ウ ラ ルの 貴 金 属、 ペイン人などの乗ったバ 旅 行 者 は 深 さ ５ １ ２ 能だからだ。

∼

大 祖 国 戦 争の際、

ここで は 世 界 初 の

に疎開した。

-

ジェット機ＢＩ ２がテ ストされた。

エカ テ リ ンブル クを

スクワ街 道の

市 内には

㌔地点

以 上の博 の皇 帝ニコライ２ 世 が 物 館がある。 最も有 名

として創 建され、 最 後

︵ よ う さい︶ 兼 工 場 町 へ足を運ぶ。

て イ セ チ 河 畔 の 要 塞 という 二つの名 所 旧 跡

ピョー ト ル １ 世 によっ 非 業の死を遂 げた場 所

年にロシアの初 代 皇 帝 室ロマノフ家の人 々 が

、皇 この町は、 １ ７ ２ ３ に設置されている︶

リア鉄道の要衝だ。

業の一大 中 心 地、 シベ 界を示すオベリスク︵モ

ルクはウラル地 方の工 ヨーロッパとアジアの境

現 在、エカテリンブ 訪 れる 旅 行 者 た ち は、

ニコライ２世最期の地

と隣り合う。

世 紀・ソ連 時 代の建 物

超現代的ビルが

わっている。ここでは、 モスクワ芸 術 座 が同 市

今 日 で は 大 都 会 に 変 蔵 品 や チェーホフ名 称

た り 閉 鎖 都 市 に な り、 ミ ター ジュ美 術 館の収

に成 長し、 数 十 年にわ 以 上の企 業、 国 立エル

か らロシア第 ４の都 市

片 田 舎の坑 夫の村 落 独ソ戦時に文化財疎開

を秘めた大都市だ。

リンブルクは 多 くの謎 となった。

ウ ラルの都・エカ テ 非 業の死を遂 げた場 所

欧亜の境界の地

要衝エカテリンブルク

ウ ラ ル 地 方 の 山 々 は 鉱 物、 宝 石の貯 蔵 庫の ㍍の鉱 坑に案 内 しても らえる。ツアーの料 金 ３万７５００円︶ ほど。

は１万５０００ ㍔︵約 ベレ ゾフス キ ーで は 今 年 ９ 月、 砂 金 発 見 ２００ 周年記念の民俗 フェスティバルが行われ

ユニークな世界の楽器博物館が

➎アラパエフスク

キーの幼年期の自宅だった。

ある。 同館は作曲家チャイコフス

民 族工 芸の﹁イルビト見 本 市﹂

➏イルビト は１６３８ 年から続いている。バ ぞろい。ロシア唯一の特 別な版 画

イク博 物 館のコレクションは珍 品

ウラルの仏教徒も茶飲み話

年 ご ろのロシア・

住 民のマヨネ ー ズ消 費

時 折、 巨 大 ペリメニ

㌔のペリ

︵ 水 ぎょう ざ ︶ 作 り 大

エカ テ リ ンブル クに

がたくさんある。 例 え

薄 気 味 悪 い 謎 の一つ

はこの場 所に暮 らして

いた古 儀 式 派 教 徒の商

人 ラスタル グーエフ家

た走 行 距 離の合 計が赤 されていないという。

アや 国 外の国 々 を 巡っ 下 室の見 取り図は保 存

ンブル ク 市 民 は、ロシ に関 連 した もので、 地

最 も 有 名 なエカテリ が 造った 秘 密の地 下 室

マヨネーズとペリメニ

行うことができる。

や団 体が記 録の申 請を

︵昇天の丘︶ 。 の都 市。 すべての個 人 ルカ

行しているロシアで唯一 ズネセンスカヤ・ ゴー

独自の記録本を毎年刊 が殺 害された場 所、 ボ

エカ テ リ ンブル グは ば、 最 後のロシア皇 帝

れている。

家たちの傑 作が展 示さ だに解 き 明 かせない謎

アバンギャル ド の 美 術 は、 地 元の人 さえいま

∼

形美術館では１９１０ ラルのペリメニだ。

エカ テ リ ンブル ク 造 ニューは何といってもウ

大の文学博物館の一つ。 多 くの軽 食 堂の定 番メ

分 く らいあるロシア 最 のなべでゆでたという。

館 は 広 さが 市 街 区一つ メニを９ ０ ０ ㍑の熱 湯

ウラル作 家 統 合 博 物 会 も。 重 さ

展示がある。

在 していた 人 工 産 物の

テリンブルク周 辺に存 された。

前８ ０ ０ ０ 年からエカ ギ ネス・ ブックに登 録

歴 史 博 物 館には紀 元 量 が 世 界一の町 として

ギール像だ。

古の木 彫 像である大シ テリンブルク市 自 体 が

たことを物 語る世 界 最 ん。 数 年 前には、エカ

活 して 彫 像 を 作ってい リ・ ヤマング ーロフさ

前にウラルの人 々 が生 自 転 車 旅 行 家のイーゴ

な文化財は９５００ 年 道の距 離 を 超 えている

写真を見る： jp.rbth.com/48401

15

２ ０ ０ ０ ㌔ 以 上 に 及 歴史を伝えている。 ギネス世 界 記 録に記

山脈﹂と呼ばれ、その後 録 さ れ ている ニ ジニ・

ぶ。 昔 は﹁ リフェアン

在は﹁ロシアの貯蔵庫﹂ 珍 しいバイ クのコレク

﹁ 石 帯 ﹂ に 変 わ り、 現 タ ギ ルの 戦 車 博 物 館、 ション、 有 名 な ネ ビ ヤ

ピョー ト ル１ 世の時 ンスクの斜 塔︵ ウラル

になっている。 、 チェル 代、 ここでロシア 初 の 版ピサの斜塔︶ 世 紀からは、 世 界の 場、孔雀石のコレクショ

工 場 や 鉱 坑 がで き た。 ノフスキー大 理 石 採 石

地質学愛好家がウラル の鉱 山、 金 やプラチナ

さま ざまな 国の科 学・ ンや 石 細 工、 ザ クロ石 の鉱 坑 な ど がここにあ

ここには 地 球 上に存 る。

山脈を目指した。

館 以 上 あ る。 約

㍍、 南西側に２・２

➐アルチョモフスキー

やイラストの造形美術館がある。 アルチョモフスキー・シャンパン 工 場では昔の瓶 詰 法でシャンパン ㍍ の鉱 坑 に

50

在する４０００ 種の鉱 ウラル地 方の鉱 物 学

物のうち１０００ 種以 外国人訪問増える 上がある。 鉄、 銅、 菱 苦 土 鉱︵りょうくどこ や 工 業 観 光 に 興 味 を う︶ 、 ニッケル鉱、 金、 持つ外 国 人は増 えてお プラチナな ど数 多 くの り、 特 に 中 国 と チェコ

ドイツの旅 行 業 者 も

ている。

鉱 山 がここを 有 名にし からの観 光 客が増 加し 今 年 初め、 ウラル中

た。 央 部のマリインスキ ー ス ベル ドロフス ク 州 の 鉱 山でエメラルドと 緑 柱石が発見され、 宝飾 品 業 界のセ ンセ ーショ ンに なった。 ダイ ヤモ カイトという新たな宝

ンド に 近いマリインス 石が発見された。 明緑 色で、光屈折率が高く、 質ではエメラルドと 競 うことができる。

博物館は

❶エカテリンブルク

られた世界最古の木像、大シギー

９ ５ ０ ０ 年 前の中 石 器 時 代に造

❷ネビヤンスク

ル像を見ることができる。 最 大の古 儀 式 派の拠 点がある。 場所。 高さ

ルーシのイコン画 法の一派 発 祥の ㍍傾いている有名なネビヤンスク の斜 塔には 地 下 室、 聴 覚 室、 試 金実験所に続く入口などがある。

保存されている。

が 製 造 され、 深 さ

レシュ鉱物学・自然保護区では

➑レシュ 歩道沿いにトルマリン、オパール、 どのかけらを見つけられる。

メノウ、 アメジスト、 トパーズな

ロシアの金の故郷。 現在活動中

❾ベレゾフスキー

50

ブカシキンじいさん、または エフゲニー・マラヒン（1938 ∼

❸ニジニ・タギル 世 界 最 古の鉱 山 学・ 冶 金 学 セ ンター。ロシアで初めて蒸気機関 車を建造した場所。独ソ戦で﹁戦 車の街﹂になった。ギネスブックに 記録された戦車博物館がある。 ウ ラルの宝 石 の中 心 都 市。 ブ

❹ムルジンカ

有 名。 アレクサンドル・フェルス

ル ー ト パー ズ、 水 晶、 緑 柱 石で

19

スベルドロフスク州のウラル山脈にあるカチカ ナル山の標高はわずか 887㍍だ。同名の小都市 がこの山のふもとにある。ロシア唯一の山の仏教 僧院がこの地にできてから何年もたつ。僧侶たち はいつでも来訪者を快く迎え入れている。彼らは すぐに「お茶を飲む」ように勧めてくる。この言い 回しは実際にお茶を飲むことを指しているわけで はなく、ウラル山脈の東部の現地語では人々が集 まって雑談をすることを表している。

エカテリンブルク近郊で最も美 しい場所といえば、シャブロフス コエ町にあるタルク（滑石）の採取 シロコレチェンスコエ墓地とイワノ 場「スターラヤ・リンザ（古いレン フスコエ墓地 ズ） 」だろう。採取場は 1974 年閉 シロコレチェンスコエ墓地はエ 鎖されたが、幻想的な美をもつ廃 カテリンブルク南西の街外れにあ 虚で、「止まった時間」に触れるこ り、英雄、反体制派、芸術家、学者、 とができる。

17

50

ブカシキンじいさんの小道

採取場 「 「古いレンズ」

18

エカテリンブルク郊外に古代の いけにえの祭壇、新石器時代の 大集落跡がある。「シャルタシの 巨石群」と呼ばれ、かつての祭壇 や円形劇場を眺めると、古代の 祭事が浮かんでくるようだ。

20

15

軍人などの著名人が葬られてい る。1990 年 代 の 犯 罪 組 織 間 の 抗争で死んだ大物たちの墓がずら りと並ぶ並木道がある。当時エカ テリンブルクは、ロシアの犯罪拠 点の一つだった。 エカテリンブルク最初の墓地の 一つ、イワノフスコエ墓地は市 の中心部に位置している。ここに は、ソ連時代閉鎖されなかった唯 一の教会（現在は主教座教会）が シャルタシの巨石群

ある。この墓地には砂金の発見者 レフ・ブルスニツィンの墓がある。 彼の功績でロシア帝国は世界有 数の金産出国に躍り出た。

2005）はエカテリンブルクの有名 な画家。彼のキャンバスは文字通 り街全体で、レーニン通りにある 通称「ブカシキンじいさんの小道」 には壁、塀、ガレージに描かれ た彼の絵のユニークなギャラリー にもなっている（自作の詩も書き 込まれている）。

10

エカテリンブルク ここがお勧め

写真上＝南部ウラルで最長石膏 洞窟であるブルトリョートナヤ洞 窟 =LoriLegion Media。 写真右下＝ウラル山脈のクングー ル洞窟を検査する遠征メンバー＝ Getty Images/Fotobank

の金鉱あり。

新石器時代の集落跡も

18

マン鉱物学博物館がある。

70

50

57

jp.rbth.com/travel

多彩な見どころ 観光拠点

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２０１４年（平成２６年）１１月１３日（木）

7 地方・ウラル

レーニンのモニュメント、エ カテリンブルグ市＝ Alamy/ Legion Media （写真左） 。イー セチ川岸にあるセボスチアノ フの家＝ LoriLegion Media

ロシアンルーレットは拳 銃を使った死のゲームだ。 リボル

「ソナチネ」 （日本、北野 武監督＝1993年）

バー式の拳銃に１個または複数の実弾を込め、シリンダーを

ロシアンルーレット

ウォローニン絵画展

回 転させて、 自 分に向かって撃つ。 誰もがロシアのゲームと 信じて疑わないが、果して本当にそうなのか。すべてが始まっ

銃﹁ナガン﹂。６発の拳

カ 月 後、 若 き 米 国 人

心の中の日本

たのは、ある雑誌記事からだった。 ︻ミハイル・ブトフ︼

発祥はどこだ 用 していたのは装 弾 数

銃はスミス＆ ウェッソン

﹁ ロ シ ア ン ル ー レッ ７ 発のリボルバー式 拳

ロシア人軍曹の話 ト ﹂ とい う 言 葉 が 初 で、当時は廃れていた。

めて登 場 したのは １９３７年。 米 国 の コ リ ア ズ・ アンルーレット が 存 在

拳 銃 を 愛 好 するア

はなかった。 だがサー

会 話 について 書いた ド ト ーマス・マー クリー

jp.rbth.com/50795

軍、 ル ーマニ ア、 ま

ランス系スイス人の作 したことを証 明 する書

ウィー クリ ー 誌 に、 フ た は 他のどこかでロシ 家、 ジョー ジ・ サ ー デ ト﹂ という記 事が掲 載

スの﹁ロシアンルーレッ 類も回顧録もない。 された。 北 アフリカの メリカにさえ、この時 兵 士 がやっていた 遊 戯

フランス外 国 人 部 隊の までこのよ うな ゲーム に関するものだった。 デスの記 事は人 気とな

年 にル ーマニ アに り、 ダイ ジェス ト 版 も

イツ人 雇い兵の手 紙 を が自 分の誕 生 日にこの

いたロシア 人 軍 曹 との 再 版された。 そして８

サーデスは引 用。 軍 曹

ルーレットは第 ２ 位 だ

主 人 公 はロシア辺 境

戯﹁ルル﹂ に興じる。

て話 す。 そこで死 亡 遊

と 実 存 主 義 な どについ

という。 第 １ 位 はロシ の村で地 元 住 民、 警 官 ア・マフィアだ。

ロシア文学ではまれ アレクサ ンド ル・ グ

現代の英雄の素顔

レールモントフ

生誕２００周年を迎えたロシアの詩人、作

家ミハイル・レールモントフ︵１８１４∼ ︶

ロシアンルーレットは 作 家 にとって 格 好のモ リーンには 少 し 異 なる

の素顔を紹介する。︻ゲオルギー・マナエフ︼

革 命 前の作 品でロシア ドイルの﹁緋色の研究﹂

満を感じ、家系に﹁偉大さ﹂を探した。祖先

レールモントフは家 名が低かったことに不

❶由緒ある家柄への執着心

チーフになる。しかし、 作 品 が あ る。 コ ナ ン・ ンルー レット を ほ う ふ に描かれていた﹁アメリ

がスコットランド系レアモンス家の一員である

つさせる 記 述 はレール カの決 闘﹂ と呼 ばれる 錠剤が２ 錠あり１ 錠は

あることを想像して喜んだ。その後、ハイラ

と知り、 詩人トーマス・レアモンスと血縁で

モントフの﹁ 現 代の英 ゲ ー ム に 関 す る も の。 舞 台 は リ ボ ル バ ー 毒 入り。 決 闘 者はどち

雄﹂ のみのようだ。

ロシアンルーレットと

ンドのイメージが彼の詩に影響を与えた。

世 紀 前 半。 火

式 拳 銃が存 在していな らかを選ぶ。 かった

❷ 旺盛だった虚栄心

祖 母により一人っ子として育てられた彼は

薬 を 手で入 れるフリン いう 名 称 はロシアでは トロック式 銃 を 登 場 人 知 られていない。 亡 命

え、 口論となり退 学につながった。 その後、

の試 験で教 授 よ り も 多 くを 知っていると 答

甘やかされて育った。モスクワ大学の文献学

それか ら 時 代 は一気 た。 絶望した白系将校

サンクトペテルブルクのニコライ騎 兵 学 校で

ロシア 人 も 知 ら な かっ

に１ ９ ８ ０ 年 代へと飛 が銃で自 殺 しても、 そ

物は扱っている。

ぶ。 亡 命 作 家ユー ズ・ こには 運 命の遊 びはな

子供の頃は虚弱で、リンパ節炎にかかった。

➍さえない外見を博識で補う

発表し始めると、彼らはこれをひやかした。

覚えていたため、後に﹁まじめで深刻な詩﹂を

住民はレールモントフの﹁学生くさい詩作﹂を

そかに作り、エロティックな作品も発表した。

ニコライ騎兵学校では、手書きの雑誌をひ

➌ 若気の至りの詩作も

の虚栄心のためだった。

しよ うとして落 馬し、 足を骨 折した。 過 度

は乗 馬 能 力を誇 示 するために若い馬を調 教 と無関係だった。

アレシコフスキ ーの中 く、ロシアンルーレット 編小説﹁ルル﹂だ。

日本刀をつくる 嶋田氏が実演

それでも見 事 な 博 識と雄 弁により女 性の心

落 馬 事 故の後 遺 症で足を引きずって歩いた。

成 人 しても 背 は 高 くな く、 鼻 は 上 を 向 き、 さを求める部 分が日 本

を勝ちとるすべを学んだ。

２０１４年 ﹁日露武 刀の特徴とも言える。

武道交流年の一環 道 交 流 年﹂ の一環とし

ために軍隊からの退役を試みたが、祖母はカ

日 本 刀 を 見ると、 その

jp.rbth.com/50663

歳だった。 モスクワからカフカースへの 短い人生行路

そこで決闘をして死亡した。

ための移 動 途 中にピャチゴルスクに滞 在 し、

彼は１ ８ ４ １ 年 冬、 文 学に身をささげる

➎決闘であっさり早世 ︱︱その伝統とは て、 モ ス ク ワで フェス

日 本 刀には 三つの機

刀古式鍛錬実演﹂︵ 月 能がある。 武 器の部 分

フカスの連隊に戻るべきだと主張した。 その

ティバル﹁侍の魂・日本

日︶が開催され は第二次世界大戦後に ∼

日 本 刀 づくりが披 露さ 低下した。今日までしっ れた。 実演企画責任者 かりと残っているのは二 で刀工の嶋 田 伸 夫さん つの部分だ。

レーニン︼

ま ず、 こ れ は 芸 術 に、 日 本 刀 について 聞

いた。 ︻アレクサンドル・ 作 品。 博 物 館に行って

T R AV E L 2 M O S C O W. C O M

赤の広場で夢の新年

モスクワのおすすめ年越しスポット

米誌記事が引き金

方法で死んだ。

ロシア説には疑問 ﹁ 周 囲 が 全 員 倒 れた

はこう言ったという。 これは 米 国で 初 めて

時、ロシア 人 将 校 の一 のロシアンルーレット死 部はリボルバー式 拳 銃 亡 事 故 と さ れ てい る。 を手に取り、 弾 丸１ 個 米 国の統 計では現 在 ま 件の死 亡 事 故 が

ロ シ ア に はロ シ ア ン

それを 回 して、 銃口を 記録されている。

をシリンダーから外し、 で、 自 分のこめかみに当て 引 き 金 を 引 い た。 銃 ル ー レット 死 亡 事 故の カ ナ ダの研 究 者 イワ

弾 発 射の確 率は６ 分の 統計はない。

もっと読む： jp.rbth.com/50883

５。 発射する時も不発

美しさに感 嘆 する。 ま

が、ロシアでは 最 近 ま

ロシア最後の皇帝ニコライ 2 世と バレリーナのマチルダ・クシェシン スカヤの愛を物語る映画が撮影中 だ。監督はアレクセイ・ウチチェリ。 未来の皇帝との出会いは時の皇帝 アレクサンドル 3 世とマリヤ・フョー ドロブナ皇后の指令だった。ニコラ イ皇太子は内気だったため、エネ ルギッシュな相手が求められクシェ シンスカヤはぴったりだった。

ン・ カ チャノフス キ ー

た、これは 独 自のお 守 研 磨 師、 柄 巻 師は他の 意味だ。

ニコライ 2 世とバレリーナの愛

の時もあった﹂

︱︱日本刀の特徴は

美しさを求めること

日本刀の製作は砂鉄 りだ。日本の土地、国、 工 程に携 わ らない。 鉧

から始まる。 炉に砂 鉄 宗 教を守るもの。 日 本 から鍛 刀 する鍛 冶 師も ︱︱ロシアでの人気

と木 炭を入れて３ 日 間 刀 は 代 々 受 け 継 が れ、 同 じ だ。一工 程 覚 えた について 火をたき続けると、 ︵粗 鋼の一種である︶鉧︵け ら︶ ができる。 素 材 を 見て、いかに

して刀 身の自 然の美 し

ない。

電子版でもっと見る

Getty Images/Fotobank

41

さを表に引き出 すかを 子 孫を不 幸や侵 略から からといって、その道の ロシアや 日 本 でつく

職 人になったとは 言 え ら れ た 偽 物 の 日 本 刀 理解する。 研磨師の作 守る。

業は極めて重要だ。

お問い合わせはこちらで： jp.rbth.com/culture_calendar

疑 問 が あ る。﹁ ６ 発 氏によると、 旧ソ連 諸

10

12月12日(金) 開場10:00 開映10:30 「ヨーロッパの解放」 (全5部作一挙上映) 第一部 「クルスク大戦車戦」10:30∼12:00 第二部 「ドニエプル渡河大作戦」12:10∼13:35 第三部 「大包囲撃滅作戦」14:25∼16:35 第四部 「ベルリンの戦い」16:45∼18：05 第五部 「最後の突撃」18:15∼19:28 お申し込み：ロシア文化フェスティバル日 本組織委員会

の時 間がかかる。 美し いう人は日 本にいない。 を 極 めていないという 傾向を変えたい。

2014年12月11日(木) 開場14:00 開映14:30 「モスクワわが愛」14:30∼16:03

「クリスマスの旅」フェスティバルの見本 大みそかの昼間から赤の広場に行くの 市にある。また、クリスマスの主役ジェド・ もいい。グム百貨店内の装飾を見ながら、 マロース（サンタクロース）とスネグーラチ （雪の女王）にも会える。 新年のお土産を買う。照明に浮かぶ聖ワ カ シリー大聖堂、花火、そして数千人の「ウ ラー（万歳）！」が年越しを盛り上げる。赤 公園の冬の息吹 の広場で大時計を背景に自分の動画を撮 モスクワの公園では「カーニバルの夜」 影し友人や家族に送ると良い記念になる。 などのソ連の新年ミュージカルをモチーフ にした演出など新しいプログラムが用意さ 歴史的中心部の歩行者天国 れる。コロメンスコエ公園を馬車が走り、 アルバート通り、カメルゲルスキー小路、 ソコリニキ公園で雪だるま大会が行われ、 ニコリスカヤ通り、ストレシニコフ小路の ジェド・マロースとスネグーラチカはどこ 歩行者天国は新年のおとぎ話に変わって の公園でも訪問者を出迎える。 いる。コンサート、グルメ見本市、グリュー ワイン（ホット・ワイン） 、ホカホカの料理 モスクワの屋外スケート場 などがあり、昼も夜も楽しむことができる。 活動的な年越しなら、スケート場がぴっ たり。赤の広場のスケート場では年越しに 見本市でショッピングと娯楽 滑るだけでなく、家族を連れて訪れる有 モスクワ中心部にある見本市で新年を 名人を見ることもできる。ゴーリキー公園 祝うことができる。トゥーラのプリャニク （は のスケート場（ヨーロッパ最大）には快適な ちみつパン）などが並んでいるイズバ（ロ 氷上のカフェがある。モスクワの池も冬は グハウス） 、メドブーハ（蜜酒） 、クレープ、 スケート場になるため、パトリアルシェ池 新年のお土産のあるシャレー（スイスの木 やチストィエ・プルドィ（きれいな池）で滑 造家屋） 、クリスマスの天使の世界などが ることもできる。

新年の鐘の音がなる赤の広場から、 イルミネーションのある歩行者天国まで、 モスクワのにぎやかで楽しい年越しス ポットをロシア NOW が特集する。

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ロシアンルーレッ トの場面が登場 する五つの映画

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[開催期間］

「ジム ルキ」 （ロシア、 アレクセイ・バラバノフ 監督＝2005年）

2014年12月2日（火） [会場］日本映画大学ホール 全ロシア映画大学学長記念講演会（学内関 係者のみ）

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モスフィルム創立90周年記念 映画祭

「ＤＭＢ」 （ロシア、 ロ マン・カチャノフ監督 ＝2000年）

特別出品:ニキータ・ミハルコフ、河崎保 学生卒業制作作品：I・ホムスキー、O・トメンコ、 I・カザンコフ、E・オガネシャン、A・アッバソフ

研 磨によって日 本 刀 ︱︱刀工の仕事とは 日本刀で柄巻も研磨 で大人気だった。コピー

は 芸 術 品のレベルまで 日 本 刀を最 初から最 も 自 分でやるというこ では な く、 本 物 を 知っ

高まる。 研 磨には多く 後 まで 自 分でつくると とは、 それぞれの工 程 ても ら える よ う、この

12月4日（木）14:00 開映 浜離宮朝日ホール

「アリゾナ・ドリーム」 （ 米仏、エミール・クストリ ッツァ監督＝1994年）

全ロシア国立映画大学卒業制 作映画祭＜ヤングジェネレーシ ョンイベント＞

中５発﹂という箇所だ。 国に関 する固 定 観 念の

刊行：2014 年 10 月 池田正弘 著 東洋書店 刊

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年にロシア軍 が 使 ランキングで、ロシアン

「ロシア縦横無尽 ―未踏の大国 四輪の旅」

「ディア・ハンター」 （米 国、マイケル・チミノ監 督＝1978年）

もっと読む jp.rbth.com/arts/books

アレクサンドル・ウォローニン

ロシアの観光案 内書はいろいろあ るが、自らのドラ イブ 体 験 に 基 づ く紀行本は珍しい。 ロシアＮＩＳ貿易 会の事務所長など としてモスクワに 通算 17 年駐在し、 昨年９月に一時帰国中の沖縄で急逝 した著者の遺稿集はロシアの知られ ざる魅力にあふれている。 母なる大河、ボルガ川の水源にた どり着き、ロシア人の知人にその話 をすると、ほとんどが「それはどこだ」 と驚いたという。ウクライナ編ではロ シアとの国境通過に苦労し、道路の 整備状況から「ウクライナがいかにロ シアを向いていないか」 を実感するな ど、今のウクライナ危機に通じるエピ ソードもちりばめられている。 頼りがいのあるロシア通のガイド が運転する車の助手席に座り、未知 の大地を冒険するような気持ちにさ せてくれるのは請け合いだ。

【田中洋之・毎日新聞モスクワ支局】

モスクワで 10 月、アレクサン ドル・ウォローニン氏の絵画展「私 の日本」が開催された。 黒い厚紙と白色の水彩絵の具 を用いた独自の手法を使った十 数点。花々や社寺、月夜を描い た日本の風景画の作者はなんと 一度も日本に訪れていない。 「見た風景を現場で写すのでは なく、日本風景のイラストを見た り、俳句を読んだりした時に心に 湧いた感情やイメージを表しまし た。心の中で国境を越えられるの が芸術の力です」 と作者は語る。 個展は芸術家の支援と環境保 護を考える 「アート・エコ」 プロジェ クトの一環として開かれた。 そのキュレーターであるエカテ リーナ・ゴロベロワ氏は「芸術は 作る人も見る人も現代病から癒や すことができるアートセラピーな のです」 と話す。訪れた人々は「墨 絵を思わせる奥深い作品です」と 感想を寄せていた。 【アナスタシーヤ・プシコーワ】

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話題の本

文化 8 ２０１４年（平成２６年）１１月１３日（木） jp.rbth.com CONTENT PROVIDED BY ROSSIYSKAYA GAZETA, RUSSIA. DISTRIBUTED WITH THE MAINICHI SHIMBUN