N°
855
1er juillet 2018
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
Au pays des merveilles
04
五輪めざし?ボルダリングに挑戦。 Cinéma
05
戦う女の映画 "Woman at war" Cuisine
ヒヨコ豆を子牛と煮込むトルコ風。 Petites Annonces
暮らしに便利・掲示板。
06
毎月 1 日・15 日発行
09-11
Gratuit / 無料
ブルターニュの
海藻について。
日
本やアジアの国々の食卓では馴染 みの深い海藻。いっぽうフランス で食用として海藻が注目されるよ うになって、ようやく30年ほどだ。 特にブルターニュはそのメッカ。今では健 康食品店やBioの店でなくとも地元スーパー マーケットでwakame、アオサの一種である laitue de mer(海のレタス)などを見かける。 食用ではないが、ブルターニュの海藻を語
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る時に欠かせないのが「goëmonゴエモン」 。 まるで日本語のような響きだが、れっきとした ブルターニュ・ゲール語だ。褐藻(かっそう)全 般をさす言葉で、主に肥料として使われている。 一昔前までは、海辺でゴエモンを採取する ゴエモニエと呼ばれる人たちがいた。あるい は子どもはお小遣い稼ぎに、採取した海藻を 肥料加工工場に売りに行ったとか。80年代 以降はブルターニュ全体でゴエモニエは60人
以下となり、現在は機械を搭載した船で採取 されている。また痩せた土地であるブルター ニュでは、昔マットレスに使う干し草さえも乏 しく、海辺に住む人々はゴエモンで代用して いたという。 食品、肥料、美容、様々な方法で海から の贈り物を活用する人々。海と大地、その循 環の中にわたしたちが生きていると言えるのか もしれない。 (麻)