N°
863
15 novembre 2018
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
Balade
03
タピスリー見にオービュッソンへ。 A table!
06
甘い香りのカボチャのスープ。 Actualités
08
独立問うニューカレドニア、住民投票。 Petites Annonces
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毎月 1 日・15 日発行
09-11
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戦いは終わっても⋮。
José de Andrada, L’adieu, estampe [ca. 1916-1918]©HGG (7 FI149) Y.Medmoun
ソ
ンム県のペロヌ戦争記念館で開かれ ている「l'Amour en guerre 戦争の 中の愛」展で、第一次世界大戦によっ て離れ離れになった夫婦が200万組いたことを 知った。恋人同士なども合わせると、引き裂か れたカップルの数はもっと多いという。愛する人 を戦地へと送り出した恋人たち、戦線へと赴い た兵士たちは、日々手紙を書いた。前出の記 念館では、そんな書簡やそこに同封された毛髪
や押し花、性的な欲望を表現した手作りのオ ブジェなどが展示されている。大戦で社会の 様々な階層の人々、それまで日常的に文章を書 く習慣がなかった人たちもペンをとり、限られ た言葉で、綴りを間違えながらも募る思いを伝 えた。エルヴェ・フランソワ館長は「家族、妻、 子どもと離れ、前線では戦友が日々死んでいく なか、兵士たちは絶望や狂気に陥らないために も手紙を書きました…今日では想像できないほ
どの手紙が交わされました。孤独にさいなまれ ないようセラピーの役目もあったのでしょう」。 大戦中は、日々 400万通が交わされたという。 第一次大戦が終わり、60万人の未亡人と80 万人の孤児が残された。無事に帰還しても、4 年間の空白と壮絶な体験は夫婦生活にも影を 落とし、1920年は戦前と比べて離婚の数が倍 以上になった。1918年11月11日、休戦条約で 戦いは終わっても、人々の闘いは続いた。 (六)