オヴニー・パ リの 新聞
Gratuit / 無料
オービュッソン、 宮崎駿を織る。
毎月 1 日・15 日発行
春時間。
毎
年、街で水仙売りに出会うと、春が
切ったものの、石油危機で省エネ意識が高まり
えになるはずだった。しかし、隣国で時間が違
来たな、と思う。曇り空の下、黄色い
76年から再び実施。しかし健康や睡眠への悪
えばそれも厄介だ。フランスでは6割の人が夏
花が鮮やかに、まぶしく感じられる。 影響や期待された省エネ効果もさほど得られず、 時間を希望。ベルギーは冬時間派が夏派を上
3月20日は春分だ。28日には冬時間から夏時間
欧州他国とともに廃止の方向へ向かった。
回っている。オランダ、フィンランド、デンマー
に変わる。28日午前2時に、時計の針を1時間
欧州議会は2019年3月、時間切り替え制度の
クなどの国も冬派だそうで、今後の加盟国間の
進めて、3時に…。はて、この時間の切り替え、 廃止を決定、2021年には廃止に踏み切るとして
調整が欠かせない。そして最終的には欧州理事
もう終わるのではなかったか…。
いた。加盟各国が制度廃止後の標準時を夏時
会の承認が必要だが、コロナという優先案件の
フランスは、独、英などと同じく、1916年に
間にするか冬時間とするのかを決め、夏時間を
せいで協議の日程にも入っていない。これもまた、
サマータイム制度を導入した。45年に一度打ち
採用する国は、この3月が最後の時間の切り替
コロナ後に持ち越しとなるのだろうか。 (六)