N°
914
15 avril 2021
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
A table !
02
Baladeば
03
ヤギ乳チーズのキッシュをつくろう。
パリ・コミューヌ、さくらんぼの季節。 Actualité
ルワンダ虐殺、フランスにも責任。 暮らしに便利・掲示板。
毎月 1 日・15 日発行
06-07
Gratuit / 無料
新月とナツメヤシ。
ベ
オービュッソン、 宮崎駿を織る。
Petites Annonces
04
ルヴィル大通りのマグレブ菓子屋さん
パリ・グラン・モスケ(モスク)は、今年のラマ
へ行ったり、夜食やお菓子を食べたりそぞろ歩
や食料品店に、せり出すようにナツメ
ダン開始を4月13日と発表した。イスラム暦によ
く姿がみられ、清々しくも心踊る気分に満ちて
ヤシの実(デーツ)が並ぶと、ラマダン
る1年の、9 ヵ月目の新月(三日月)が観測された
いる。店にとっても書き入れ時だ。ラマダン月
がきたな、と感じる。即席の陳列台も登場し、生
翌日から始まる。毎年10日間ほどずれ、33年か
の夜食は大切で、家庭の食費が3割増えるほど
産地も粒の大きさも様々な、茶色い実の品定めに
けて一周するため、春の年も冬の年もあるそうだ。 なのだ。今年は昨年に続いて外出規制がある
通行人が次々と足をとめる。イスラム教徒が日の
例年ならこの時期のベルヴィル地区のティーサ
から、パティスリーもティーサロンも外では楽し
出から日没まで断食をする神聖な月、ラマダン。
ロンやレストラン、パティスリーは深夜まで営業
めない。ナツメヤシの大箱を買って帰宅し、ま
夜になって人々がまず口にするのがこのデーツだ。 している。日中の断食を終えた人たちがモスク
だ明るい空をにらみながら味わった。 (集)