N°
917
1er juin 2021
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
Balade
03
A table!ば
04
ブルス・ド・コメルス美術館、開館! パルミジャーナを作ってみよう! Petites Annonces
暮らしに便利・掲示板。
毎月 1 日・15 日発行
08
音楽、展覧会、水族館、パン祭 ...!
Gratuit / 無料
魚の道 をゆく !
雨
オービュッソン、 宮崎駿を織る。
Culture etc.
06-07
の朝、馬の蹄(ひずめ)の音が響く。フ
を「駅 relais de Poste」でほぼ2時間ごとに馬
絶滅が危ぶまれるという。そんな状況から輓馬
ランス北端ブローニュ・シュル・メー
を交替させながら、18時間から24時間で新鮮な
を救い、町なかにも輓馬を導入しようと立ち上
ルの漁港からパリのレストランに魚を
魚を届けたという。ポワソニエール(魚屋)大通
がった有志たちが、この秋に400頭の輓馬が参
〈パリの胃袋〉レアールまで、冬はもち 配達する一行だ。脚のがっしりと太い5頭の馬が、 りから、
加する「魚の道 Route du poisson」24時間レー
馬車を曳いてパリの町を走ってゆく。
ろん、夏も魚をリレーした。
スを計画中。この配達はそのプレイベントだ。
かつて、北の漁港からパリへと魚が運ばれた
人間の労働を支えてくれた力持ちの輓馬(ばん
道を急ぐバイクや自動車に戸惑いながら、馬た
「魚の道」があった。13世紀頃から、鉄道が使
ば)だが、鉄道や自動車に仕事をとられると飼育
ちは魚と人を乗せて走る。ちょっとスローな魚
われるようになる1847年頃まで、300kmの道のり
する農家も頭数も減るばかり。品種によっては
の配達についていった(→つづきはP5に)。 (六)