N°
921
1er août 2021
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
Spécial
01-03,08
この夏、サン = サーンスを聴く。
04
Actualités
大論争の衛生パス、適用拡大決定。 A table !
ホウレンソウに卵の黄身とろ〜り。
06, 07
毎月 1 日・15 日発行
Gratuit / 無料
サン サーンスと = 過ごす 夏。
暮らしに便利・掲示板。
オービュッソン 、 宮崎駿を 織る 。
Petites Annonces
05
サ
ン=サーンスは19世
紀のマイケル・ジャ クソン」と、サン=
サーンス展を準備した学芸員さ
ん。初めての作曲は3歳。10歳 でサル・プレイエルでピアノを演 奏し、モーツァルトの再来と評さ
れたカミーユ・サン=サーンス
(1835-1921)。リストが「世界一
のオルガニスト」と讃えた演奏 家でもあり、若い頃から次々と
ヒット曲を世に送り出し、生前か ら国内で演奏される回数が最も
多いフランス人作曲家でもあっ た。パリの住まいを畳んで姿をく
らました時は「サン=サーンスを 探せ」と雑誌が書き立て、カナ
リア諸島に偽名で滞在していると ころをスクープされた…などとい
うエピソードもある。1935年に は生誕100年を記念するモニュ
メントを作ろうと募金運動がおこ り、オペラ・ガルニエの大広間
(フォワイエ)の一角には今もブ ロンズ像が置かれている。
大作曲家の没後100年にあた る今年は、コンサートや展覧会 などが多数予定されている。あ らためて聴いてみると、あ、こ の曲もサン=サーンスだったのか、 あのグループのヒット曲もサン= サーンスのアレンジ版だった、な どと気づく。小学校の音楽の時 間に感動した『動物の謝肉祭』 の他にも、たくさんすてきな発見 がありそうな〈19世紀のスーパー スター〉の音楽と、人となりに触 れてみることにしよう。 (集)