N°
930
15 janvier 2022
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
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01 - 03
〈国民的作家〉モリエール生誕 400 周年。 04
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「ワクチンパス」紛糾のすえ可決。 A table !
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モリエール 生誕四〇〇年。
オービュッソン、 宮崎駿を織る。
Petites Annonces
400
年 前の1月15日、 ジャン=バティス
ト・ポクランはパ
リのサントゥスタッシュ教会で洗
礼を受けた。後にモリエールと
名乗り、俳優・劇作家・演出家・ 劇団長としてフランス古典喜劇 を確立した奇才の誕生である。
18世紀以降、フランス語が「モ リエールの言語」と呼ばれるよ
うになるほど、この喜劇作家が この国に与えた影響は大きい。
1658年、12年間の地方巡 業 を終えたモリエールの劇団は、
ルイ14世の弟フィリップ1世(オ
ルレアン公)の庇護をとりつけ、 パリに居を構える。新作を次々 と発表して注目され、1665年か
らは王立の劇団となったが、痛 烈な諷刺は時には論争を引き起 こし、 『タルチュフ』はルイ14世
に上演を禁止された。1673年、
『病は気から』の舞台直後に51 歳で亡くなるまで95の戯曲を創
作し、上演数は2421回におよん
だモリエールの一生は、まさに 演劇に捧げられていた。彼の死 後、パリのもう一つの王立劇団 と合 体したコメディー・フラン セーズが 1680年、国王の命に より創立される。 生誕400年に際し、 「モリエー ルの家」と呼ばれるコメディー・ フランセーズや、作曲家リュリら と共 作したコメディ ・バレエ(音 楽とバレエのスペクタクル)が 演じられたヴェルサイユ宮殿で は多くの作品が上演され、 「国 Le Bourgeois gentilhomme ©︎Pascal Victor
民的作家」が讃えられる。 (飛)