N°
931
1er février 2022
オヴニー・パ リの 新聞
LE JOURNAL FRANCO-JAPONAIS BI-MENSUEL GRATUIT w w w. o v n i n a v i . c o m m o n o v n i @ o v n i n a v i . c o m tél:+33(0)1 4700 1133 OVNINAVI OVNI_NAVI
Culture
03
A table !
04
Prisunic、Monoprix デザイン展。
冬おいしいタラで簡単美味の一皿! 05
Découvrir
08
ソムリエール、細川聖香さん。
ノートル・ダム大聖堂、迫真のVR!
毎月 1 日・15 日発行
Gratuit / 無料
「人間 100%」
オービュッソン︑ 宮崎駿を織る︒
A table!
マ
ジック、 バイクの 綱
渡り、空中ブランコ...。 ヴァンセンヌの森に
あるテントで、次から次へとサー カスの定番演目が繰り広げられ
る。子どもも大人も大興奮。だが、 動物は出てこない。
フランスでは動物愛護意識の 高まりを反映し、昨年11月に動 物虐 待 撲 滅 法が公布された。 2024年にはペットショップでの 犬 猫 販 売が、26年にはイルカ
ショーが違法となり、サーカス での野生動物を使う芸も28年に は禁止となる。
この法律にいち早く準じようと、 サーカス団シルク・モンディアル
は昨 年の夏から「100%人間の
サーカス」と謳って興行を始めた。 同サーカスに出演するカルロス さんはこの道30年。国立サーカ
ス学校の後アクロバット、曲芸 を経てラクダや馬を使った芸を
売りにするように。だが「馬は 他の芸人に売りました。動物の いるサーカスは、市など行政が 興行を許可しなくなったので」。 この日はピエロ役や、一瞬でパー トナーの衣装を替えるマジック などで大活躍。「サーカスは常 に新しい芸を開発しないとやっ ていけない」そうだ。 客席は芸人たちのパフォーマ ンスに圧倒され、動物がいない ことすら忘れているようだった。 ある若いお母さんは、動物なし のサーカスに「賛同します。動 物をいたわることを子どもたちに
教えたい」。時代は変わる。 (集)